JPH1065701A - セル廃棄制御方式 - Google Patents

セル廃棄制御方式

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JPH1065701A
JPH1065701A JP22297696A JP22297696A JPH1065701A JP H1065701 A JPH1065701 A JP H1065701A JP 22297696 A JP22297696 A JP 22297696A JP 22297696 A JP22297696 A JP 22297696A JP H1065701 A JPH1065701 A JP H1065701A
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cell
atm
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congestion
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JP22297696A
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English (en)
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Toshibumi Fujimoto
俊文 藤本
Ryuichi Kondo
竜一 近藤
Keiichi Sugano
啓一 菅野
Shinji Ota
眞治 太田
Hiroshi Ota
宏 太田
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM交換網におけるセル廃棄制御方式に関
し、ATM交換網内に輻輳状態が発生した場合にも、所
定種別のセルが廃棄されること無く転送されることを目
的とする。 【解決手段】 入力端子(200)から入力されるセル
を、内蔵するバッファ(101)を経由して出力端子
(300)に出力するATMスイッチ(100)を具備
するATM交換網において、ATMスイッチ(100)
に、入力端子(200)から入力される各セルから、所
定種別のセルを検出するセル種別検出手段(102)
と、セル種別検出手段(102)が検出した所定種別の
セルを、バッファ(101)に輻輳が発生した場合にも
廃棄される可能性を軽減させるセル廃棄保護手段(10
3)とを設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM交換網におけ
るセル廃棄制御方式に関し、特に入力端子から入力され
るセルを、内蔵するバッファを経由して出力端子に出力
するATMスイッチを具備するATM交換網におけるセ
ル廃棄制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は本発明の対象となるATM交換機
を例示する図であり、図10は従来あるATMスイッチ
を例示する図であり、図11はATMセル形式を例示す
る図であり、図12は図11におけるペイロードタイプ
識別子を例示する図であり、図13は従来あるAISセ
ルおよびRDIセルの転送状況を例示する図であり、図
14は従来ある導通試験用OAMセルの転送状況を例示
する図であり、図15は従来あるRMセルの転送状況を
例示する図であり、図16は従来あるSPVセルの転送
状況を例示する図である。
【0003】ATM交換機(1)の構成を説明するに先
立ち、本発明の対象とするATMセル(C)の形式を、
図11を用いて説明する。ATMスイッチ(10)によ
り交換されるATMセル(C)は、図11に示される如
き形式を有し、5オクテットから成るヘッダ(H)と、
48オクテットから成るペイロード(P)とから構成さ
れている。
【0004】ヘッダ(H)は、仮想パス識別子(VP
I)、仮想チャネル識別子(VCI)、ペイロードタイ
プ識別子(PTI)、セル損失優先表示(CLP)およ
び品質クラス識別子(QOS)から構成されている。
【0005】仮想パス識別子(VPI)および仮想チャ
ネル識別子(VCI)は、入力通信路(2)の出力側装
置で指定された入力通信路(2)内の、当該ATMセル
の伝送に使用される仮想パスおよび仮想チャネルを指定
するものである。
【0006】ペイロードタイプ識別子(PTI)は、A
TMセル(C)にペイロード(P)として伝送される情
報の種別が、図12に示される三種類、即ちユーザ情報
(USR)、保守運用管理情報(OAM)および資源管
理情報(RM)の何れに属するかを示すものである。
〔以後、ペイロード(P)にユーザ情報(USR)を有
するATMセル(C)をユーザ情報セル(CUSR )と称
し、またペイロード(P)に保守運用管理情報(OA
M)を有するATMセル(C)をOAMセル(COAM
と称し、更にペイロード(P)に資源管理情報(RM)
を有するATMセル(C)をRMセル(CRM)と称す
る〕 なおユーザ情報(USR)には、ATM交換機(1)内
におけるATMセル(C)の転送経路に輻輳発生の前兆
が見受けられるとを示す前方輻輳通知(EFCI)が組
合せ表示される。〔ここで、前方輻輳通知(EFCI)
が組合せられない場合を非輻輳(NML)と称する〕 次に、品質クラス識別子(QOS)を説明するに当た
り、ペイロード(P)で転送される情報の品質クラスに
就いて触れる。
【0007】ATM交換機(1)は、収容端末から送出
される情報を、高品質クラスとして優先的に処理する
か、低品質クラスとして非優先的に処理するかを、端末
に割当てた仮想パス(VP)および仮想チャネル(V
C)単位に予め決定しており、ヘッダ変換部(20)
が、入力通信路(2)から到着するATMセル(C)を
受信すると、ヘッダ(H)内の仮想パス識別子(VP
I)および仮想チャネル識別子(VCI)を分析し、ペ
イロード(P)で伝送される情報を高品質クラスとして
処理するか、低品質クラスとして処理するかを判定し、
判定結果を示す品質クラス識別子(QOS)〔高品質ク
ラスと判定した場合には(QOS)=論理“1”、低品
質クラスと判定した場合には(QOS)=論理“0”〕
を、ヘッダ部(H)に付加する。
【0008】なお入力通信路(2)から到着するATM
セル(C)を構成するヘッダ部(H)の、第5オクテッ
トには、公知の如くヘッダ誤り制御(HEC)が付加さ
れているが、ヘッダ誤り制御(HEC)は、ATMセル
(C)がATM交換機(1)間の通信路、或いは端末と
ATM交換機(1)間の通信路を転送される場合に、誤
りの発生を監視する為に付加されており、ATMスイッ
チ(10)内では特に使用されぬ為、ATMスイッチ
(10)内では、品質クラス識別子(QOS)が、ヘッ
ダ誤り制御(HEC)の代わりに、第5オクテットに付
加される。
【0009】以後品質クラス識別子(QOS)が論理
“0”に設定されたATMセル(C)を高品質セルと称
し、品質クラス識別子(QOS)が論理“1”に設定さ
れたATMセル(C)を低品質セルと称する。
【0010】なおセル損失優先表示(CLP)は本発明
には無関係故、説明を省略する。またペイロード(P)
の先頭オクテットには、ペイロードタイプ識別子(PT
I)により区別されたOAMセル(COAM )およびRM
セル(CRM)のペイロード(P)の、更に詳細な情報種
別を示すOAM種別/RM種別(O/RT)が設けられ
ている。
【0011】次に、図9に示されるATM交換機(1)
は、複数の入力通信路(2)と、複数の出力通信路
(3)とを収容し、各入力通信路(2)に対応するヘッ
ダ変換部(20)と、総ての入力通信路(2)および出
力通信路(3)に共通の、図10に示される構成を有す
るATMスイッチ(10)と、ATM交換機(1)を中
心とする網の保守運用管理を司る保守運用管理部(3
0)とから構成されている。
【0012】ヘッダ変換部(20)は、対応する入力通
信路(2)から到着したATMセル(C)に対し、前述
の品質クラス識別子(QOS)の付加処理を実行する
他、到着したATMセル(C)に付加されているヘッダ
(H)内の、入力通信路(2)上の仮想パス識別子(V
PI)および仮想チャネル識別子(VCI)を、転送先
とする出力通信路(3)上の仮想パス(VP)および仮
想チャネル(VC)を示す仮想パス識別子(VPI)お
よび仮想チャネル識別子(VCI)に変換すると共に、
ATMスイッチ(10)内の転送経路を指定する出力方
路情報(TAG)を付加し、ATMスイッチ(10)の
入力端子(40)に入力する。
【0013】図10に示されるATMスイッチ(10)
は、出力バッファ形式を採用しており、各入力端子(4
0)から入力されたATMセル(C)は、多重部(1
1)により多重化された後、各出力端子(50)に対応
して設けられている各出方路フィルタ(12)に伝達さ
れる。
【0014】各出方路フィルタ(12)は、入力される
各ATMセル(C)に付加されている出力方路情報(T
AG)を解析し、対応する出力端子(50)に対応する
出力方路情報(TAG)を付加されたATMセル(C)
を選出し、セル廃棄部(13)を介して対応する出力端
子(50)に対応して設けられている出力バッファ(1
4)に格納する。
【0015】バッファ容量監視・優先制御部(15)
は、各出力バッファ(14)に指示を与え、格納されて
いるATMセル(C)をそれぞれ対応する出力端子(5
0)から出力通信路(3)に送出させると共に、出力バ
ッファ(14)に格納済のATMセル(C)の個数を監
視し、ATMセル(C)の格納数が、輻輳判定の為に定
められている閾値に達した場合には輻輳発生と判定し、
以後当該出力バッファ(14)に伝達されるATMセル
(C)を廃棄することを、セル廃棄部(13)に指示す
る。
【0016】なお、セル廃棄部(13)は、各ATMセ
ル(C)のヘッダ(H)に設けられている品質クラス識
別子(QOS)を参照し、低品質ATMセル(C)〔品
質クラス識別子(QOS)=論理“1”〕を優先的に廃
棄し、高品質ATMセル(C)〔品質クラス識別子(Q
OS)=論理“0”〕を優先的に出力バッファ(14)
に格納する。
【0017】またバッファ容量監視・優先制御部(1
5)は、出力バッファ(14)に格納済のATMセル
(C)の各品質クラス識別子(QOS)を参照し、高品
質ATMセル(C)〔品質クラス識別子(QOS)=論
理“0”〕を、低品質ATMセル(C)〔品質クラス識
別子(QOS)=論理“1”〕より優先的に抽出し、出
力端子(50)から出力通信路(3)に送出する。
【0018】ATM交換機(1)を経由して転送される
ATMセル(C)には、 図11および図12に示され
る如く、ユーザ情報セル(CUSR )の他に、OAMセル
(C OAM )およびRMセル(CRM)が存在し、ATM交
換機(1)内に輻輳が発生すると、ユーザ情報セル(C
USR )のみならず、すOAMセル(COAM )およびRM
セル(CRM)も廃棄の対象となる。
【0019】次に、各種OAMセル(COAM )およびR
Mセル(CRM)が廃棄された場合の影響を、図13乃至
図16を用いて説明する。なお対象とするOAMセル
(COAM )としては、故障通知情報(AIS)をペイロ
ード(P)として転送するAISセル(CAIS )と、故
障通知認識情報(RDI)をペイロード(P)として転
送するRDIセル(CRDI )と、網内導通試験情報(C
C)をペイロード(P)として転送する導通試験用OA
Mセル(COA M )と、装置内監視情報(SPV)をペイ
ロード(P)として転送するSPVセル(CSPV )とを
取り上げ、RMセル(CRM)としては資源管理情報(R
M)をペイロード(P)として転送するRMセル
(CRM)のみを取り上げる。
【0020】最初に、従来あるAISセルおよびRDI
セルの転送状況を、図13を用いて説明する。図13に
おいて、送信側端末(4)から受信側端末(5)に至る
通信路(rS)と、受信側端末(5)から送信側端末
(4)に至る通信路(rR )とが、ATM交換機
(11 )および(12 )を経由して設定され、送信側端
末(4)と受信側端末(5)とが通信状態にあるとす
る。
【0021】なお設定済の通信路(rS )および通信路
(rR )は、それぞれ仮想パス識別子(VPI)および
仮想チャネル識別子(VCI)により指定されている。
かかる状態で、設定済の通信路(rS )の、送信側端末
(4)とATM交換機(11 )との間の区間に障害が発
生したとする。〔以後通信路(rS )の各区間を
(rS1)、(rS2)、(rS3)と称し、通信路(rR
の各区間を(rR1)、(rR2)、(rR3)と称する〕。
【0022】ATM交換機(11 )内の保守運用管理部
(301 )は、通信路区間(rS1)に障害が発生したこ
とを検出すると、以下の手順でAISセル(CAIS )を
組立て、通信路区間(rS2)、ATM交換機(12 )お
よび通信路区間(rS3)を経由して受信側端末(5)に
転送する。
【0023】保守運用管理部(30)は、AISセル
(CAIS )を示すOAM種別/RM種別(O/RT)
と、検出した故障の状況を示す故障通知情報(AIS)
とでペイロード(P)を構成し、また通信路区間
(rS2)により定まる仮想パス識別子(VPI)および
仮想チャネル識別子(VCI)と、保守運用管理情報
(OAM)を示すペイロードタイプ識別子(PTI)
と、通信路(rS )により定まる品質クラス識別子(Q
OS)とでヘッダ(H)を構成し、AISセル
(CAIS )を組立てる。
【0024】なお図13(a) においては、ATM交換機
(11 )および(12 )は何れも非輻輳状態にあるとす
ると、転送されたAISセル(CAIS )はATM交換機
(1 1 )および(12 )において廃棄されること無く、
通信路区間(rS2)、ATM交換機(12 )および通信
路区間(rS3)を経由して受信側端末(5)に到着す
る。
【0025】受信側端末(5)は、AISセル
(CAIS )を受信すると、通信路区間(rS1)に発生し
た故障を認識し、ATM交換機(11 )における保守運
用管理部(30)と同様に、以下の手順でRDIセル
(CRDI )を組立て、通信路区間(rR3)、ATM交換
機(12 )、通信路区間(rR2)、ATM交換機
(11 )および通信路区間(rR1)を経由して送信側端
末(4)に転送する。
【0026】受信側端末(5)は、RDIセル
(CRDI )を示すOAM種別/RM種別(O/RT)
と、故障通知情報(AIS)により認識した故障の状況
を示す故障通知認識情報(RDI)とでペイロード
(P)を構成し、また通信路区間(rR3)により定まる
仮想パス識別子(VPI)および仮想チャネル識別子
(VCI)と、故障通知認識情報(RDI)を示すペイ
ロードタイプ識別子(PTI)と、通信路(rR )によ
り定まる品質クラス識別子(QOS)とでヘッダ(H)
を構成し、RDIセル(CRDI )を組立てる。
【0027】なおRDIセル(CRDI )も、ATM交換
機(12 )および(11 )が非輻輳状態にあるとする
と、ATM交換機(12 )および(11 )において廃棄
されること無く、送信側端末(4)に転送される。
【0028】送信側端末(4)は、RDIセル
(CRDI )を受信すると、通信路区間(rS1)に発生し
た故障を認識する。一方図13(b) において、ATM交
換機(12 )が輻輳状態にあるとすると、前述と同様の
過程で、ATM交換機(11 )から受信側端末(5)宛
に送出されたAISセル(CAIS )は、罹障通信路(r
S )により定まる品質クラス識別子(QOS)が高品質
であれば、ATM交換機(12 )において廃棄されるこ
と無く、受信側端末(5)に転送されるが、罹障通信路
(rS )により定まる品質クラス識別子(QOS)が低
品質であれば、ATM交換機(12 )において廃棄され
る可能性があり、受信側端末(5)に到着しなくなる恐
れがある。
【0029】AISセル(CAIS )を受信出来なかった
受信側端末(5)は、通信路区間(rS1)の故障発生を
認識出来ず、またRDIセル(CRDI )を組立て、送信
側端末(4)へ返送することも行わぬ為、送信側端末
(4)も、通信路区間(rS1)の故障発生を認識出来な
くなる。
【0030】また図13(c) において、ATM交換機
(11 )が輻輳状態にあるとすると、前述と同様の過程
で、ATM交換機(11 )から通信路区間(rS2)、A
TM交換機(12 )および通信路区間(rS3)を経由し
て受信側端末(5)宛に転送されたAISセル
(CAIS )は受信側端末(5)へ到着し、通信路区間
(rS1)の故障発生を認識した受信側端末(5)が、前
述と同様にRDIセル(CRDI )を組立て、通信路区間
(rR3)、ATM交換機(12 )、通信路区間
(rR2)、ATM交換機(11 )および通信路区間(r
R1)を経由して送信側端末(4)宛に転送するが、AT
M交換機(11 )が輻輳状態にある為、通信路(rR
により定まる品質クラス識別子(QOS)が高品質であ
れば、ATM交換機(11 )において廃棄されること無
く、送信側端末(4)に転送されるが、通信路(rR
により定まる品質クラス識別子(QOS)が低品質であ
れば、ATM交換機(1 1 )において廃棄される可能性
があり、送信側端末(4)に到着しなくなる恐れがあ
る。
【0031】故障通知認識情報(RDI)を受信出来な
かった送信側端末(4)は、通信路の故障発生を認識出
来なくなる。次に、従来ある導通試験用OAMセルの転
送状況を、図14を用いて説明する。
【0032】図14において、送信側端末(4)から受
信側端末(5)に至る通信路(rS)が、ATM交換機
(11 )および(12 )を経由して設定されたとする。
かかる状態で、ATM交換機(11 )からATM交換機
(12 )に至る通信路区間(rS2)の導通状態を試験す
る場合に、ATM交換機(11 )において、保守運用管
理部(301 )が、以下の手順で導通試験用OAMセル
(COAM )を組立て、通信路区間(rS2)を経由してA
TM交換機(12 )内の保守運用管理部(302 )宛に
に転送する。
【0033】保守運用管理部(301 )は、OAMセル
(COAM )を示すOAM種別/RM種別(O/RT)
と、導通試験用保守運用管理情報(OAM)とでペイロ
ード(P)を構成し、また通信路区間(rS2)により定
まる仮想パス識別子(VPI)および仮想チャネル識別
子(VCI)と、保守運用管理情報(OAM)を示すペ
イロードタイプ識別子(PTI)と、通信路(rS )に
より定まる品質クラス識別子(QOS)とでヘッダ
(H)を構成し、OAMセル(COAM )を組立てる。
【0034】なお図14(a) においては、ATM交換機
(11 )および(12 )は何れも非輻輳状態あるとする
と、ATM交換機(11 )の保守運用管理部(30)か
ら送出されたOAMセル(COAM )は、輻輳の為に廃棄
されること無く、通信路区間(rS2)を経由してATM
交換機(12 )の保守運用管理部(302 )に到着す
る。
【0035】従って、ATM交換機(11 )内の保守運
用管理部(301 )が導通試験用OAMセル(COAM
を送信した後、所定時間以内にATM交換機(12 )内
の保守運用管理部(302 )がOAMセル(COAM )を
受信し、且つ送信したOAMセル(COAM )と受信した
OAMセル(COAM )とが一致すれば、試験対象通信路
区間(rS2)の導通状態は正常と判定される。
【0036】一方図14(b) において、ATM交換機
(12 )が輻輳状態にあるとすると、前述と同様の過程
で、ATM交換機(11 )の保守運用管理部(301
からATM交換機(12 )内の保守運用管理部(30)
宛に転送されたOAMセル(C OAM )は、試験対象通信
路区間(rS2)により定まる品質クラス識別子(QO
S)が高品質であれば、ATM交換機(12 )において
廃棄されること無く、保守運用管理部(302 )に転送
されるが、試験対象通信路区間(rS2)により定まる品
質クラス識別子(QOS)が低品質であれば、ATM交
換機(12 )において廃棄される可能性があり、保守運
用管理部(302 )に到着しなくなる恐れがある。
【0037】導通試験用OAMセル(COAM )を受信出
来なかった保守運用管理部(302)は、試験対象通信
路区間(rS2)の導通状態が正常であるにも拘らず、異
常と判定することとなる。
【0038】次に、従来あるRMセルの転送状況を、図
15を用いて説明する。図15において、送信側端末
(4)から受信側端末(5)に至る通信路(rS)と、
受信側端末(5)から送信側端末(4)に至る通信路
(rR )とが、ATM交換機(11 )および(12 )を
経由して設定され、送信側端末(4)と受信側端末
(5)とが通信状態にあるとする。
【0039】かかる状態で、ATM交換機(11 )が非
輻輳状態にあれば、送信側端末(4)から通信路区間
(rS1)、ATM交換機(11 )および通信路区間(r
S2)を経由してATM交換機(12 )に転送されるユー
ザ情報セル(CUSR )の、ヘッダ(H)に設けられてい
るペイロードタイプ識別子(PTI)〔=ユーザ情報
(USR)〕は、非輻輳(NML)が組合せられている
〔図11および図12参照〕。
【0040】ここで、ATM交換機(12 )内において
通信路(rS )に輻輳発生の前兆が見受けられるとする
と、ATM交換機(12 )内の保守運用管理部(3
2 )は、ATM交換機(12 )から通信路区間
(rS3)を経由して受信側端末(5)へ転送されるユー
ザ情報セル(CUSR )の、ヘッダ(H)に設けられてい
るペイロードタイプ識別子(PTI)〔=ユーザ情報
(USR)〕に、前方輻輳通知(EFCI)を組合せる
〔図11および図12参照〕。
【0041】受信側端末(5)は、ATM交換機
(12 )から通信路区間(rS3)を経由して転送される
ユーザ情報セル(CUSR )を受信・解析し、ヘッダ
(H)に設けられているペイロードタイプ識別子(PT
I)〔=ユーザ情報(USR)〕に前方輻輳通知(EF
CI)が付加されていることを検出すると、送信側端末
(4)から受信側端末(5)に至る通信路(rS )に、
輻輳発生の前兆が身受けられることを認識し、以下の手
順でRMセル(CRM)を組立て、受信通信路を経由し
て、送信側端末(4)に転送する。
【0042】受信側端末(5)は、RMセル(CRM)を
示すOAM種別/RM種別(O/RT)と、前方輻輳通
知(EFCI)により認識した輻輳発生の前兆状況を示
す資源管理情報(RM)とでペイロード(P)を構成
し、また通信路区間(rR3)により定まる仮想パス識別
子(VPI)および仮想チャネル識別子(VCI)と、
資源管理情報(RM)を示すペイロードタイプ識別子
(PTI)と、通信路(r R )により定まる品質クラス
識別子(QOS)とでヘッダ(H)を構成し、RMセル
(CRM)を組立てる。
【0043】なおRMセル(CRM)も、ATM交換機
(12 )および(11 )が非輻輳状態にあるとすると、
ATM交換機(12 )および(11 )において廃棄され
ること無く、送信側端末(4)に転送される。
【0044】送信側端末(4)は、RMセル(CRM)を
受信すると、送信側端末(4)から受信側端末(5)に
至る通信路(rS )に輻輳発生の前兆を認識し、輻輳発
生を回避する対策として、例えば受信側端末(5)への
ユーザ情報セル(CUSR )の送信レートを低下させる。
【0045】一方図15(b) においては、ATM交換機
(11 )が輻輳状態にあるとすると、前述と同様の過程
で、ATM交換機(12 )から通信路区間(rS3)を経
由して受信側端末(5)宛に転送された、前方輻輳通知
(EFCI)をペイロードタイプ識別子(PTI)に組
合せたユーザ情報セル(CUSR )は受信側端末(5)へ
到着し、通信路(rS )の輻輳発生の前兆を認識した受
信側端末(5)が、前述と同様にRMセル(CRM)を組
立て、通信路区間(rR3)、ATM交換機(1 2 )、通
信路区間(rR2)、ATM交換機(11 )および通信路
区間(rR1)を経由して送信側端末(4)宛に転送する
が、ATM交換機(11 )が輻輳状態にある為、通信路
(rR )により定まる品質クラス識別子(QOS)が高
品質であれば、ATM交換機(11 )において廃棄され
ること無く、送信側端末(4)に転送されるが、通信路
(rR )により定まる品質クラス識別子(QOS)が低
品質であれば、ATM交換機(11 )において廃棄され
る可能性があり、送信側端末(4)に到着しなくなる恐
れがある。
【0046】RMセル(CRM)を受信出来なかった送信
側端末(4)は、通信路(rS )の輻輳発生の前兆も認
識出来ず、従って輻輳発生を回避する対策として、例え
ば受信側端末(5)へのユーザ情報セル(CUSR )の送
信レートを低下させることも行わぬ為、輻輳を回避する
ことも出来なくなる。
【0047】次に、従来あるSPVセルの転送状況を、
図16を用いて説明する。図16において、ATMスイ
ッチ(10)の特定の入力端子(40)と特定の出力端
子(50)との間のセル転送経路(r)を監視すること
とし、保守運用管理部(30)が、以下の手順でSPV
セル(CSPV )を組立て、ATMスイッチ(10)の入
力端子(40)から入力する。
【0048】保守運用管理部(30)は、SPVセル
(CSPV )を示すOAM種別/RM種別(O/RT)
と、装置内監視情報(SPV)とでペイロード(P)を
構成し、また試験対象セル転送経路(r)により定まる
仮想パス識別子(VPI)および仮想チャネル識別子
(VCI)と、保守運用管理情報(OAM)を示すペイ
ロードタイプ識別子(PTI)と、セル転送経路(r)
により定まる品質クラス識別子(QOS)とでヘッダ
(H)を構成し、更に監視の対象とするATMスイッチ
(10)内のセル転送経路(r)を指定する出力方路情
報(TAG)を付加し、SPVセル(CSPV )を組立て
る。
【0049】かかる状態で、ATMスイッチ(10)内
の監視対象とする通信路が、図16(a) に示される如
く、非輻輳状態にあれば、SPVセル(CSPV )はAT
Mスイッチ(10)内で廃棄されること無く、出力端子
(50)から出力される筈である。
【0050】保守運用管理部(30)は、組立てたSP
Vセル(CSPV )を入力端子(40)から入力した後、
出力端子(50)から出力されるATMセル(C)を監
視し、所定時間内に、出力端子(50)から装置内監視
情報(SPV)が出力され、且つ入力端子(40)から
入力した装置内監視情報(SPV)と一致することを確
認すると、監視対象とするATMスイッチ(10)内の
セル転送経路(r)が正常であると判定する。
【0051】一方図16(b) においては、ATMスイッ
チ(10)内の監視対象とするセル転送経路(r)が輻
輳状態にあるとすると、保守運用管理部(30)が、前
述と同様の過程で、ATMスイッチ(10)の特定の入
力端子(40)から入力したSPVセル(CSPV )は、
監視対象とするセル転送経路(r)により定まる品質ク
ラス識別子(QOS)が高品質であれば、ATMスイッ
チ(10)内の監視対象セル転送経路(r)において廃
棄されること無く、出力端子(50)から出力される
が、監視対象とするセル転送経路(r)により定まる品
質クラス識別子(QOS)が低品質であれば、ATMス
イッチ(10)内の監視対象セル転送経路(r)におい
て廃棄される可能性があり、出力端子(50)から出力
されなくなる恐れがある。
【0052】その結果、保守運用管理部(30)は、監
視対象とするATMスイッチ(10)内の通信路が、本
来正常であるにも拘らず、異常であると判定する可能性
がある。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来あるATM交換網においては、ATM交換
網の保守運用管理等の為に、ATM交換網内を転送する
AISセル(CAIS )、RDIセル(CRDI )、導通試
験用OAMセル(COAM )、RMセル(CRM)、或いは
SPVセル(CSPV )等〔以後所定種別のセル(CSP
と総称する〕は、ATM交換網内に輻輳状態が発生する
と、低品質が指定されている場合には廃棄される可能性
があり、ATM交換網の保守運用管理に支障を来す恐れ
があった。
【0054】本発明は、ATM交換網内に輻輳状態が発
生した場合にも、所定種別のセルが廃棄されること無く
転送されることを目的とする。
【0055】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、100は本発明の対象となるAT
Mスイッチ、101はATMスイッチ(100)内に設
けられたバッファ、200は入力端子、300は出力端
子である。
【0056】102は、本発明によりATMスイッチ
(100)内に設けられたセル種別検出手段である。1
03は、本発明によりATMスイッチ(100)内に設
けられたセル廃棄保護手段である。
【0057】セル種別検出手段(102)は、入力端子
(200)から入力される各セル(C)から、所定種別
のセルを検出する。セル廃棄保護手段(103)は、セ
ル種別検出手段(102)が検出した所定種別のセル
を、バッファ(101)に輻輳が発生した場合にも廃棄
される可能性を軽減させる。
【0058】なおセル種別検出手段(102)は、入力
端子(200)に対するセルの入力通信路に発生した故
障を検出し、出力側の装置に通知する「故障通知セル」
を、所定種別のセルとして検出することが考慮される。
【0059】またセル種別検出手段(102)は、「故
障通知セル」を受信した出力側の装置が、入力側の装置
に対して「故障通知セル」を受信したことを通知する
「故障通知認識セル」を、所定種別のセルとして検出す
ることが考慮される。
【0060】またセル種別検出手段(102)は、AT
M交換網内の指定された通信路の導通状態を試験する
「導通試験用保守運用管理セル」を、所定種別のセルと
して検出することが考慮される。
【0061】またセル種別検出手段(102)は、AT
Mスイッチ(100)内のセル転送経路に輻輳発生の前
兆が見受けられることを、出力側の装置に通知する「前
方輻輳通知」を設定済の「ユーザ情報セル」を受信した
出力側の装置が、「前方輻輳通知」を受信したことを入
力側の装置に対して通知する「資源管理用セル」を、所
定種別のセルとして検出することが考慮される。
【0062】またセル種別検出手段(102)は、自A
TMスイッチ(100)内の指定されたセル転送経路を
監視・試験する「装置内監視セル」を、所定種別のセル
として検出することが考慮される。
【0063】またセル廃棄保護手段(103)は、セル
種別検出手段(102)が検出した所定種別のセルを、
ATMスイッチ(100)内に輻輳が発生した場合に
も、廃棄される確率の低い高品質クラスのセルとして処
理することが考慮される。
【0064】またセル廃棄保護手段(103)は、セル
種別検出手段(102)が検出した複数種類の所定種別
のセルに対し、ATMスイッチ(100)内に輻輳が発
生した場合にも、廃棄される確率の低い高品質クラスの
セルとして処理するか否かを、種類毎に個別に決定する
ことが考慮される。
【0065】またセル廃棄保護手段(103)は、セル
種別検出手段(102)が検出した所定種別のセルに対
し、ATMスイッチ(100)内のバッファ(101)
に輻輳発生を判定する滞留セル数の閾値を、他のセルよ
り高い値に設定することが考慮される。
【0066】更にセル廃棄保護手段(103)は、セル
種別検出手段(102)が検出した複数種類の所定種別
のセルに対し、ATMスイッチ(100)内のバッファ
(101)に輻輳発生を判定する滞留セル数の閾値を、
種類毎に個別に決定することが考慮される。
【0067】従って、ATM交換網内に輻輳が発生した
場合にも、所定種別のセルは廃棄される確率が低減さ
れ、ATM交換網の保守運用管理が支障無く実行可能と
なり、当該ATM交換網の信頼性が大幅に向上する。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態によるATMス
イッチを示す図であり、図3は本発明(請求項1、2、
3)の実施形態によるAISセルおよびRDIセルの転
送状況を示す図であり、図4は本発明(請求項1、4)
の実施形態による導通試験用OAMセルの転送状況を示
す図であり、図5は本発明(請求項1、5)の実施形態
によるRMセルの転送状況を示す図であり、図6は本発
明(請求項1、6)の実施形態によるSPVセルの転送
状況を示す図である。なお、全図を通じて同一符号は同
一対象物を示す。また対象とするATM交換機は、図9
に示す通りとし、更に対象とするATMセル形式は、図
11および図12に示す通りとする。
【0069】図2においては、図1におけるATMスイ
ッチ(100)としてATMスイッチ(10)が示さ
れ、また図1におけるバッファ(101)として出力バ
ッファ(14)が示され、また図1におけるセル種別検
出手段(102)として、AISセル検出部(1
A )、RDIセル検出部(16B )、OAMセル検出
部(16C )、RMセル検出部(16D )およびSPV
セル検出部(16E )〔以後所定種別セル検出部(1
6)と総称する場合がある。〕が設けられ、また図1に
おけるセル廃棄保護手段(103)として、擬似高品質
クラス設定部(151)および輻輳判定用閾値制御部
(152)がバッファ容量監視・優先制御部(15)内
に設けられている。
【0070】AISセル検出部(16A )は、多重部
(11)から出力され、各出方路フィルタ(12)に伝
達されるATMセル(C)を並行して受信し、受信した
ATMセル(C)のヘッダ(H)内のペイロードタイプ
識別子(PTI)と、ペイロード(P)内のOAM種別
/RM種別(O/RT)とを解析することにより、AI
Sセル(CAIS )であるか否かを検査し、AISセル
(CAIS )であることを検出した場合には、検出信号
(dA )をバッファ容量監視・優先制御部(15)に伝
達するが、AISセル(CAIS )であることを検出しな
かった場合には、検出信号(dA )をバッファ容量監視
・優先制御部(15)に伝達しない。
【0071】またRDIセル検出部(16B )は、AI
Sセル検出部(16A )と同様に、各出方路フィルタ
(12)に伝達されるATMセル(C)を並行して受信
・解析することにより、RDIセル(CRDI )であるか
否かを検査し、RDIセル(C RDI )であることを検出
した場合に限り、検出信号(dB )をバッファ容量監視
・優先制御部(15)に伝達する。
【0072】またOAMセル検出部(16C )は、AI
Sセル検出部(16A )と同様に、各出方路フィルタ
(12)に伝達されるATMセル(C)を並行して受信
・解析することにより、導通試験用のOAMセル(C
OAM )であるか否かを検査し、導通試験用のOAMセル
(COAM )であることを検出した場合に限り、検出信号
(dC )をバッファ容量監視・優先制御部(15)に伝
達する。
【0073】またRMセル検出部(16D )は、AIS
セル検出部(16A )と同様に、各出方路フィルタ(1
2)に伝達されるATMセル(C)を並行して受信・解
析することにより、RMセル(CRM)であるか否かを検
査し、RMセル(CRM)であることを検出した場合に限
り、検出信号(dD )をバッファ容量監視・優先制御部
(15)に伝達する。
【0074】更にSPVセル検出部(16E )は、AI
Sセル検出部(16A )と同様に、各出方路フィルタ
(12)に伝達されるATMセル(C)を並行して受信
・解析することにより、SPVセル(CSPV )であるか
否かを検査し、SPVセル(C SPV )であることを検出
した場合に限り、検出信号(dE )をバッファ容量監視
・優先制御部(15)に伝達する。〔以後検出信号(d
A )、(dB )、(dC )、(dD )および(dE )を
検出信号(d)と総称する場合がある。〕 バッファ容量監視・優先制御部(15)は、所定種別セ
ル検出部(16)から検出信号(d)を受信した場合に
は、擬似高品質クラス設定部(151)および輻輳判定
用閾値制御部(152)の何れかを起動するが、検出信
号(d)を受信しなかった場合には、擬似高品質クラス
設定部(151)および輻輳判定用閾値制御部(15
2)の何れも起動せず、従来あるATMスイッチ(1
0)〔図10参照〕におけるバッファ容量監視・優先制
御部(15)と同様に機能する。
【0075】擬似高品質クラス設定部(151)を起動
する場合のバッファ容量監視・優先制御部(15)は、
出力バッファ(14)が容量一杯のATMセル(C)を
格納している場合を、出力バッファ(14)が輻輳状態
にあると判定し、また容量未満のATMセル(C)を格
納している場合を、出力バッファ(14)が非輻輳状態
にあると判定する。
【0076】擬似高品質クラス設定部(151)が起動
された場合には、多重部(11)から出方路フィルタ
(12)を経由してセル廃棄部(13)に伝達されたA
TMセル(C)〔即ち所定種別セル検出部(16)によ
り所定種別のセル(CSP)と検出されたATMセル
(C)〕の品質クラス識別子(QOS)が、高品質〔Q
OS=論理“0”〕および低品質〔QOS=論理
“1”〕の何れに設定されている場合にも、常に高品質
〔QOS=論理“0”〕に設定されているものと見做
し、セル廃棄部(13)には廃棄しない様に指示を与
え、また出力バッファ(14)には、優先的に出力端子
(50)から出力させる様に指示する〔本発明(請求項
7)の実施形態〕。
【0077】従って、出力バッファ(14)が輻輳状態
にある場合に所定種別のセル(CSP)と検出されたAT
Mセル(C)が到着した場合には、所定種別のセル(C
SP)より先に到着し、出力バッファ(14)に格納済の
低品質のATMセル(C)が廃棄され、代わりに新たに
到着した所定種別のセル(CSP)が出力バッファ(1
4)に格納されることとなる。
【0078】なお、バッファ容量監視・優先制御部(1
5)は、個々のAISセル検出部(16A )乃至SPV
セル検出部(16E )から伝達される検出信号(dA
乃至(dE )に対し、擬似高品質クラス設定部(15
1)を起動するか否かを任意に指定することも可能であ
る〔本発明(請求項8)の実施形態〕。
【0079】一方、輻輳判定用閾値制御部(152)を
起動する場合のバッファ容量監視・優先制御部(15)
は、出力バッファ(14)の輻輳状態を判定する輻輳判
定用閾値(THCG)を、出力バッファ(14)の格納容
量より下回った値に設定しており、出力バッファ(1
4)に格納されているATMセル(C)が輻輳判定用閾
値(THCG)以上の場合を、出力バッファ(14)が輻
輳状態にあると判定し、また出力バッファ(14)に格
納されているATMセル(C)が輻輳判定用閾値(TH
CG)未満の場合を、出力バッファ(14)が非輻輳状態
にあると判定する。
【0080】輻輳判定用閾値制御部(152)が起動さ
れた場合には、多重部(11)から出方路フィルタ(1
2)を経由してセル廃棄部(13)に伝達されたATM
セル(C)〔即ち即ち所定種別セル検出部(16)によ
り所定種別のセル(CSP)と検出されたATMセル
(C)〕の品質クラス識別子(QOS)が、高品質〔Q
OS=論理“0”〕および低品質〔QOS=論理
“1”〕の何れに設定されている場合にも、常に高品質
〔QOS=論理“0”〕に設定されているものと見做
し、出力バッファ(14)が輻輳判定用閾値(THCG
以上のATMセル(C)を格納済の場合にも、セル廃棄
部(13)には廃棄しない様に指示を与え、また出力バ
ッファ(14)には、優先的に出力端子(50)から出
力させる様に指示する〔本発明(請求項9)の実施形
態〕。
【0081】従って、出力バッファ(14)に格納済の
ATMセル(C)が容量に達している状態で所定種別の
セル(CSP)と検出されたATMセル(C)が到着した
場合には、所定種別のセル(CSP)より先に到着し、出
力バッファ(14)に格納済の低品質のATMセル
(C)が廃棄され、代わりに新たに到着した所定種別の
セル(CSP)が出力バッファ(14)に格納されること
となる。
【0082】なお、バッファ容量監視・優先制御部(1
5)は、個々のAISセル検出部(16A )乃至SPV
セル検出部(16E )から伝達される検出信号(dA
乃至(dE )に対し、輻輳判定用閾値制御部(152)
を起動するか否かを任意に指定すると共に、輻輳判定用
閾値(THCG)を、検出信号(dA )乃至(dE )に対
応して個々に設定することも可能である〔本発明(請求
項10)の実施形態〕。
【0083】以下に、ATM網内に輻輳が発生した場合
の、各所定種別のセルの転送状況を、図3乃至図6を用
いて説明する。図3乃至図6においても、対象とする所
定種別のセル(CSP)は、図13乃至図16におけると
同様に、AISセル(CAIS )、RDIセル
(CRDI )、導通試験用OAMセル(COAM )、RMセ
ル(CRM)およびSPVセル(CSPV )とする。
【0084】またATM網が非輻輳状態にある場合の、
各所定種別のセル(CSP)の転送状況は、図13乃至図
16により説明済であるから、図3乃至図6において
は、輻輳発生状態のみを説明する。
【0085】最初に、本発明(請求項1、2、3)の実
施形態によるAISセルおよびRDIセルの転送状況
を、図2および図3を用いて説明する。図2および図3
において、送信側端末(4)から受信側端末(5)に至
る通信路(rS )と、受信側端末(5)から送信側端末
(4)に至る通信路(rR )とが、ATM交換機
(11 )および(12 )を経由して設定され、送信側端
末(4)と受信側端末(5)とが通信状態にあるとす
る。
【0086】かかる状態で、設定済の通信路(rS
の、送信側端末(4)とATM交換機(11 )との間の
通信路区間(rS1)に障害が発生したとする。ATM交
換機(11 )内の保守運用管理部(301 )は、通信路
区間(rS1)に障害が発生したことを検出すると、前述
と同様の手順でAISセル(CAIS )を組立て、通信路
区間(rS2)を経由してATM交換機(12 )に転送す
る。
【0087】ATM交換機(12 )においては、ヘッダ
変換部(202 )が、通信路区間(rS2)を経由して到
着するAISセル(CAIS )を受信すると、所定の品質
クラス識別子(QOS)の付加処理と、仮想パス識別子
(VPI)および仮想チャネル識別子(VCI)の変換
処理と、出力方路情報(TAG)の付加処理とを実行し
た後、ATMスイッチ(102 )の所定入力端子(4
0)に入力する。
【0088】ATMスイッチ(102 )においては、多
重部(112 )が、所定入力端子(40)から入力され
たAISセル(CAIS )を、各出方路フィルタ(1
2 )および各所定種別セル検出部(162 )に伝達す
る。
【0089】各出方路フィルタ(122 )は、それぞれ
伝達されたAISセル(CAIS )に付加されている出力
方路情報(TAG)を解析し、自出力端子(50)に接
続されている出力通信路(3)、即ち通信路区間
(rS3)に対応する出方路フィルタ(122 )のみがA
ISセル(CAIS )を選出し、セル廃棄部(132 )に
伝達する。
【0090】また各所定種別セル検出部(162 )は、
伝達されたAISセル(CAIS )を受信し、ヘッダ
(H)内のペイロードタイプ識別子(PTI)、並びに
ペイロード(P)内のOAM種別/RM種別(O/R
T)を解析することにより、それぞれ固有の所定種別の
セル(CSP)であるか否かを分析し、AISセル検出部
(16A2)のみが、入力されたAISセル(CAIS )を
検出して検出信号(dA )を出力し、バッファ容量監視
・優先制御部(152 )に伝達する。
【0091】バッファ容量監視・優先制御部(152
は、AISセル検出部(16A2)から検出信号(dA
を受信すると、擬似高品質クラス設定部(1512 )お
よび輻輳判定用閾値制御部(1522 )の何れかを起動
する。
【0092】最初に、擬似高品質クラス設定部(151
2 )を起動した場合を説明する。起動された擬似高品質
クラス設定部(1512 )は、前述の如く、セル廃棄部
(132 )に対して、何れかの出方路フィルタ(1
2 )から伝達されたAISセル(CAIS )を、品質ク
ラス識別子(QOS)が高品質〔QOS=論理“0”〕
および低品質〔QOS=論理“1”〕の何れに設定され
ている場合にも、常に高品質〔QOS=論理“0”〕に
設定されているものと見做し、通信路区間(r S3)に対
応する出力バッファ(142 )が輻輳状態にある場合に
も、AISセル(CAIS )を廃棄すること無く、出力バ
ッファ(142 )に格納することを指示する。
【0093】また擬似高品質クラス設定部(1512
は、セル廃棄部(132 )がAISセル(CAIS )を格
納する出力バッファ(142 )、即ち通信路区間
(rS3)に対応する出力バッファ(142 )を検出し、
検出した出力バッファ(142 )に対し、セル廃棄部
(132 )から格納されるAISセル(CAIS )を、高
品質セル〔QOS=論理“0”〕として処理し、格納済
の低品質セル〔QOS=論理“1”〕より優先的に抽出
し、対応する出力端子(50)から通信路区間(rS3
に対応する出力通信路(3)に送出することを指示す
る。
【0094】かかる状態で、図3(a) に示される如く、
ATM交換機(12 )に設定済の通信路(rS )、即ち
ATMスイッチ(102 )内の通信路区間(rS3)に対
応する出力バッファ(142 )が輻輳状態にあったとす
ると、該当する出力バッファ(142 )は容量分のAT
Mセル(C)を格納済であり、新たにATMセル(C)
を格納する余地は無い筈である。
【0095】セル廃棄部(132 )は、何れかの出方路
フィルタ(122 )から伝達されたAISセル
(CAIS )を、擬似高品質クラス設定部(1512 )か
らの指示に基づき、高品質〔QOS=論理“0”〕とし
て処理する為に、該当する出力バッファ(142 )に格
納済のATMセル(C)の中から、低品質セル〔QOS
=論理“1”〕を抽出して廃棄し、代わりにAISセル
(CAIS )を格納する。
【0096】また、AISセル(CAIS )を格納された
出力バッファ(142 )は、格納されたAISセル(C
AIS )を、出力バッファ(142 )に格納済のATMセ
ル(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕より
も優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から出力
通信路(3)、即ち通信路区間(rS3)に送出する。
【0097】以上により、通信路区間(rS2)からAT
M交換機(12 )に到着したAISセル(CAIS )は、
ATM交換機(12 )において該当する通信路
(rS )、即ちATMスイッチ(102 )の通信路区間
(rS3)に対応する出力バッファ(142 )に輻輳が発
生している場合にも、廃棄されること無く、通信路区間
(rS3)を経由して受信側端末(5)に転送される。
【0098】次に、輻輳判定用閾値制御部(1522
を起動した場合を説明する。起動された輻輳判定用閾値
制御部(1522 )は、前述の如く、セル廃棄部(13
2 )に対して、何れかの出方路フィルタ(122 )から
伝達されたAISセル(CAIS )を、対応する出力バッ
ファ(142 )に格納済のATMセル(C)が、予め定
められている輻輳判定用閾値(THCG)に達していると
否とに拘らず、AISセル(CAIS )を廃棄すること無
く、出力バッファ(142 )に格納することを指示す
る。
【0099】また輻輳判定用閾値制御部(1522
は、セル廃棄部(132 )がAISセル(CAIS )を格
納する出力バッファ(142 )、即ち通信路区間
(rS3)に対応する出力バッファ(142 )を検出し、
検出した出力バッファ(142 )に対し、セル廃棄部
(132 )から格納されるAISセル(CAIS )を、高
品質セル〔QOS=論理“0”〕として処理し、格納済
の低品質セル〔QOS=論理“1”〕より優先的に抽出
し、対応する出力端子(50)から通信路区間(rS3
に対応する出力通信路(3)に送出することを指示す
る。
【0100】かかる状態で、図3(a) に示される如く、
ATM交換機(12 )において、設定済の通信路
(rS )、即ちATMスイッチ(102 )内の通信路区
間(rS3)に対応する出力バッファ(142 )が輻輳状
態にあったとすると、該当する出力バッファ(142
は輻輳判定用閾値(THCG)分のATMセル(C)を格
納済であり、所定種別のセル(CSP)以外のATMセル
(C)が出方路フィルタ(122 )から伝達された場合
には、該当する出力バッファ(142 )に格納されるこ
と無く、廃棄されることとなる。
【0101】セル廃棄部(132 )は、何れかの出方路
フィルタ(122 )から伝達されたAISセル
(CAIS )を、輻輳判定用閾値制御部(1522 )から
の指示に基づき、輻輳判定用閾値(THCG)分のATM
セル(C)を格納済の該当する出力バッファ(142
に格納する。
【0102】また、AISセル(CAIS )を格納された
出力バッファ(142 )は、格納されたAISセル(C
AIS )を、出力バッファ(142 )に格納済のATMセ
ル(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕より
も優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から出力
通信路(3)、即ち通信路区間(rS3)に送出する。
【0103】以上により、通信路区間(rS2)からAT
M交換機(12 )に到着したAISセル(CAIS )は、
ATM交換機(12 )において該当する通信路
(rS )、即ちATMスイッチ(102 )の通信路区間
(rS3)に対応する出力バッファ(142 )に輻輳が発
生している場合にも、廃棄されること無く、通信路区間
(rS3)を経由して受信側端末(5)に転送される。
【0104】受信側端末(5)は、AISセル
(CAIS )を受信し、通信路区間(rS1)に発生した故
障を認識すると、前述と同様の手順で、RDIセル(C
RDI )を組立て、通信路区間(rR3)を経由してATM
交換機(12 )に転送する。
【0105】ここで、ATM交換機(12 )が、図3
(b) に示される如く、非輻輳状態にあったとすると、通
信路区間(rR3)から到着したRDIセル(CRDI
は、廃棄されること無く、通信路区間(rR2)を経由し
てATM交換機(11 )に転送される。
【0106】ATM交換機(11 )においては、ヘッダ
変換部(201 )が、通信路区間(rR2)を経由して到
着するRDIセル(CRDI )を受信すると、所定の品質
クラス識別子(QOS)の付加処理と、仮想パス識別子
(VPI)および仮想チャネル識別子(VCI)の変換
処理と、出力方路情報(TAG)の付加処理とを実行し
た後、ATMスイッチ(101 )の所定入力端子(4
0)に入力する。
【0107】ATMスイッチ(101 )においては、多
重部(111 )が、所定入力端子(40)から入力され
たRDIセル(CRDI )を、各出方路フィルタ(1
1 )および各所定種別セル検出部(161 )に伝達す
る。
【0108】各出方路フィルタ(121 )は、それぞれ
伝達されたRDIセル(CRDI )に付加されている出力
方路情報(TAG)を解析し、自出力端子(50)に接
続されている出力通信路(3)、即ち通信路区間
(rR1)に対応する出方路フィルタ(121 )のみがR
DIセル(CRDI )を選出し、セル廃棄部(131 )に
伝達する。
【0109】また各所定種別セル検出部(161 )は、
伝達されたRDIセル(CRDI )を受信し、ヘッダ
(H)内のペイロードタイプ識別子(PTI)、並びに
ペイロード(P)内のOAM種別/RM種別(O/R
T)を解析することにより、それぞれ固有の所定種別の
セル(CSP)であるか否かを分析し、RDIセル検出部
(16B1)のみが、入力されたRDIセル(CRDI )を
検出して検出信号(dB )を出力し、バッファ容量監視
・優先制御部(151 )に伝達する。
【0110】バッファ容量監視・優先制御部(151
は、RDIセル検出部(16B1)から検出信号(dB
を受信すると、擬似高品質クラス設定部(1511 )お
よび輻輳判定用閾値制御部(1521 )の何れかを起動
する。
【0111】最初に、擬似高品質クラス設定部(151
1 )を起動した場合を説明する。起動された擬似高品質
クラス設定部(1511 )は、前述と同様に、セル廃棄
部(131 )に対して、何れかの出方路フィルタ(12
1 )から伝達されたRDIセル(CRDI )を、品質クラ
ス識別子(QOS)が高品質〔QOS=論理“0”〕お
よび低品質〔QOS=論理“1”〕の何れに設定されて
いる場合にも、常に高品質〔QOS=論理“0”〕に設
定されているものと見做し、通信路区間(rR1)に対応
する出力バッファ(141 )が輻輳状態にある場合に
も、RDIセル(CRDI )を廃棄すること無く、出力バ
ッファ(141 )に格納することを指示する。
【0112】また擬似高品質クラス設定部(1511
は、セル廃棄部(131 )がRDIセル(CRDI )を格
納する出力バッファ(141 )、即ち通信路区間
(rR1)に対応する出力バッファ(141 )を検出し、
検出した出力バッファ(141 )に対し、セル廃棄部
(131 )から格納されるRDIセル(CRDI )を、高
品質セル〔QOS=論理“0”〕として処理し、格納済
の低品質セル〔QOS=論理“1”〕より優先的に抽出
し、対応する出力端子(50)から通信路区間(rR1
に対応する出力通信路(3)に送出することを指示す
る。
【0113】かかる状態で、図3(b) に示される如く、
ATM交換機(11 )において、設定済の通信路
(rR )、即ちATMスイッチ(101 )内の通信路区
間(rR1)に対応する出力バッファ(141 )が輻輳状
態にあったとすると、該当する出力バッファ(141
は容量分のATMセル(C)を格納済であり、新たにA
TMセル(C)を格納する余地は無い筈である。
【0114】セル廃棄部(131 )は、何れかの出方路
フィルタ(121 )から伝達されたRDIセル
(CRDI )を、擬似高品質クラス設定部(1511 )か
らの指示に基づき、高品質〔QOS=論理“0”〕とし
て処理する為に、該当する出力バッファ(141 )に格
納済のATMセル(C)の中から、低品質セル〔QOS
=論理“1”〕を抽出して廃棄し、代わりにRDIセル
(CRDI )を格納する。
【0115】また、RDIセル(CRDI )を格納された
出力バッファ(141 )は、格納されたRDIセル(C
RDI )を、出力バッファ(141 )に格納済のATMセ
ル(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕より
も優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から出力
通信路(3)、即ち通信路区間(rR1)に送出する。
【0116】以上により、通信路区間(rR2)からAT
M交換機(11 )に到着したRDIセル(CRDI )は、
ATM交換機(11 )において該当する通信路
(rR )、即ちATMスイッチ(101 )の通信路区間
(rR1)に対応する出力バッファ(141 )に輻輳が発
生している場合にも、廃棄されること無く、通信路区間
(rR1)を経由して送信側端末(4)に転送される。
【0117】次に、輻輳判定用閾値制御部(1521
を起動した場合を説明する。起動された輻輳判定用閾値
制御部(1521 )は、前述と同様に、セル廃棄部(1
1 )に対して、何れかの出方路フィルタ(121 )か
ら伝達されたRDIセル(CRDI )を、対応する出力バ
ッファ(141 )に格納済のATMセル(C)が、予め
定められている輻輳判定用閾値(THCG)に達している
と否とに拘らず、RDIセル(CRDI )を廃棄すること
無く、出力バッファ(141 )に格納することを指示す
る。
【0118】また輻輳判定用閾値制御部(1521
は、セル廃棄部(131 )がRDIセル(CRDI )を格
納する出力バッファ(141 )、即ち通信路区間
(rR1)に対応する出力バッファ(141 )を検出し、
検出した出力バッファ(141 )に対し、セル廃棄部
(131 )から格納されるRDIセル(CRDI )を、高
品質セル〔QOS=論理“0”〕として処理し、格納済
の低品質セル〔QOS=論理“1”〕より優先的に抽出
し、対応する出力端子(50)から通信路区間(rR1
に対応する出力通信路(3)に送出することを指示す
る。
【0119】かかる状態で、図3(b) に示される如く、
ATM交換機(11 )において、設定済の通信路
(rR )、即ちATMスイッチ(101 )内の通信路区
間(rR1)に対応する出力バッファ(141 )が輻輳状
態にあったとすると、該当する出力バッファ(141
は輻輳判定用閾値(THCG)分のATMセル(C)を格
納済であり、所定種別のセル(CSP)以外のATMセル
(C)が出方路フィルタ(121 )から伝達された場合
には、該当する出力バッファ(141 )に格納されるこ
と無く、廃棄されることとなる。
【0120】セル廃棄部(131 )は、何れかの出方路
フィルタ(121 )から伝達されたRDIセル
(CRDI )を、輻輳判定用閾値制御部(1521 )から
の指示に基づき、輻輳判定用閾値(THCG)分のATM
セル(C)を格納済の該当する出力バッファ(141
に格納する。
【0121】また、RDIセル(CRDI )を格納された
出力バッファ(141 )は、格納されたRDIセル(C
RDI )を、出力バッファ(141 )に格納済のATMセ
ル(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕より
も優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から出力
通信路(3)、即ち通信路区間(rR1)に送出する。
【0122】以上により、通信路区間(rR2)からAT
M交換機(11 )に到着したRDIセル(CRDI )は、
ATM交換機(11 )において該当する通信路
(rR )、即ちATMスイッチ(101 )の通信路区間
(rR1)に対応する出力バッファ(141 )に輻輳が発
生している場合にも、廃棄されること無く、通信路区間
(rR1)を経由して送信側端末(4)に転送される。
【0123】送信側端末(4)は、RDIセル
(CRDI )を受信すると、通信路区間(rS1)に発生し
た故障を認識する。次に、本発明(請求項1、4)の実
施形態による導通試験用OAMセルの転送状況を、図2
および図4を用いて説明する。
【0124】図4において、送信側端末(4)から受信
側端末(5)に至る通信路(rS )が、ATM交換機
(11 )および(12 )を経由して設定されたとする。
かかる状態で、ATM交換機(11 )からATM交換機
(12 )に至る通信路区間(rS2)の導通状態を試験す
る場合に、ATM交換機(11 )において、保守運用管
理部(301 )が、前述と同様の手順で導通試験用OA
Mセル(COAM)を組立て、通信路区間(rS2)を経由
してATM交換機(12 )内の保守運用管理部(3
2 )宛にに転送する。
【0125】なお図4においては、ATM交換機
(11 )は非輻輳状態あるとすると、ATM交換機(1
1 )の保守運用管理部(30)から送出された導通試験
用OAMセル(COAM )は、輻輳の為に廃棄されること
無く、通信路区間(rS2)を経由してATM交換機(1
2 )に到着する。
【0126】ATM交換機(12 )においては、ヘッダ
変換部(202 )が、通信路区間(rS2)を経由して到
着する導通試験用OAMセル(COAM )を受信すると、
所定の品質クラス識別子(QOS)の付加処理と、仮想
パス識別子(VPI)および仮想チャネル識別子(VC
I)の変換処理と、出力方路情報(TAG)の付加処理
とを実行した後、ATMスイッチ(102 )の所定入力
端子(40)に入力する。
【0127】ATMスイッチ(102 )においては、多
重部(112 )が、所定入力端子(40)から入力され
た導通試験用OAMセル(COAM )を、各出方路フィル
タ(122 )および各所定種別セル検出部(162 )に
伝達する。
【0128】各出方路フィルタ(122 )は、それぞれ
伝達された導通試験用OAMセル(COAM )に付加され
ている出力方路情報(TAG)を解析し、自出力端子
(50)に接続されている出力通信路(3)、即ち保守
運用管理部(302 )に対応する出方路フィルタ(12
2 )のみが導通試験用OAMセル(COAM )を選出し、
セル廃棄部(132 )に伝達する。
【0129】また各所定種別セル検出部(162 )は、
伝達された導通試験用OAMセル(COAM )を受信し、
ヘッダ(H)内のペイロードタイプ識別子(PTI)、
並びにペイロード(P)内のOAM種別/RM種別(O
/RT)を解析することにより、それぞれ固有の所定種
別のセル(CSP)であるか否かを分析し、OAMセル検
出部(16C2)のみが、入力された導通試験用OAMセ
ル(COAM )を検出して検出信号(dC )を出力し、バ
ッファ容量監視・優先制御部(152 )に伝達する。
【0130】バッファ容量監視・優先制御部(152
は、OAMセル検出部(16C2)から検出信号(dC
を受信すると、擬似高品質クラス設定部(1512 )お
よび輻輳判定用閾値制御部(1522 )の何れかを起動
する。
【0131】最初に、擬似高品質クラス設定部(151
2 )を起動した場合を説明する。起動された擬似高品質
クラス設定部(1512 )は、前述と同様に、セル廃棄
部(132 )に対して、何れかの出方路フィルタ(12
2 )から伝達された導通試験用OAMセル(COAM
を、品質クラス識別子(QOS)が高品質〔QOS=論
理“0”〕および低品質〔QOS=論理“1”〕の何れ
に設定されている場合にも、常に高品質〔QOS=論理
“0”〕に設定されているものと見做し、保守運用管理
部(302 )に対応する出力バッファ(142 )が輻輳
状態にある場合にも、導通試験用OAMセル(COAM
を廃棄すること無く、出力バッファ(142 )に格納す
ることを指示する。
【0132】また擬似高品質クラス設定部(1512
は、セル廃棄部(132 )が導通試験用OAMセル(C
OAM )を格納する出力バッファ(142 )、即ち保守運
用管理部(302 )に対応する出力バッファ(142
を検出し、検出した出力バッファ(142 )に対し、セ
ル廃棄部(132 )から格納される導通試験用OAMセ
ル(COAM )を、高品質セル〔QOS=論理“0”〕と
して処理し、格納済の低品質セル〔QOS=論理
“1”〕より優先的に抽出し、対応する出力端子(5
0)から保守運用管理部(302 )に送出することを指
示する。
【0133】かかる状態で、図4に示される如く、AT
M交換機(12 )において、ATMスイッチ(102
内の保守運用管理部(30)に対応する出力バッファ
(14 2 )が輻輳状態にあったとすると、該当する出力
バッファ(142 )は容量分のATMセル(C)を格納
済であり、新たにATMセル(C)を格納する余地は無
い筈である。
【0134】セル廃棄部(132 )は、何れかの出方路
フィルタ(122 )から伝達された導通試験用OAMセ
ル(COAM )を、擬似高品質クラス設定部(1512
からの指示に基づき、高品質〔QOS=論理“0”〕と
して処理する為に、該当する出力バッファ(142 )に
格納済のATMセル(C)の中から、低品質セル〔QO
S=論理“1”〕を抽出して廃棄し、代わりに導通試験
用OAMセル(COAM)を格納する。
【0135】また、導通試験用OAMセル(COAM )を
格納された出力バッファ(142 )は、格納された導通
試験用OAMセル(COAM )を、出力バッファ(1
2 )に格納済のATMセル(C)の内、低品質セル
〔QOS=論理“1”〕よりも優先的に抽出し、対応す
る出力端子(50)から保守運用管理部(302 )に送
出する。
【0136】以上により、通信路区間(rS2)からAT
M交換機(12 )に到着した導通試験用OAMセル(C
OAM )は、ATM交換機(12 )において、ATMスイ
ッチ(102 )の保守運用管理部(302 )に対応する
出力バッファ(142 )に輻輳が発生している場合に
も、廃棄されること無く、保守運用管理部(302 )に
転送される。
【0137】次に、輻輳判定用閾値制御部(1522
を起動した場合を説明する。起動された輻輳判定用閾値
制御部(1522 )は、前述と同様に、セル廃棄部(1
2 )に対して、何れかの出方路フィルタ(122 )か
ら伝達された導通試験用OAMセル(COAM )を、対応
する出力バッファ(142 )に格納済のATMセル
(C)が、予め定められている輻輳判定用閾値(T
CG)に達していると否とに拘らず、導通試験用OAM
セル(COAM )を廃棄すること無く、出力バッファ(1
2 )に格納することを指示する。
【0138】また輻輳判定用閾値制御部(1522
は、セル廃棄部(132 )が導通試験用OAMセル(C
OAM )を格納する出力バッファ(142 )、即ち保守運
用管理部(302 )に対応する出力バッファ(142
を検出し、検出した出力バッファ(142 )に対し、セ
ル廃棄部(132 )から格納される導通試験用OAMセ
ル(COAM )を、高品質セル〔QOS=論理“0”〕と
して処理し、格納済の低品質セル〔QOS=論理
“1”〕より優先的に抽出し、対応する出力端子(5
0)から保守運用管理部(302 )に送出することを指
示する。
【0139】かかる状態で、図4に示される如く、AT
M交換機(12 )において、ATMスイッチ(102
内の保守運用管理部(302 )に対応する出力バッファ
(142 )が輻輳状態にあったとすると、該当する出力
バッファ(142 )は輻輳判定用閾値(THCG)分のA
TMセル(C)を格納済であり、所定種別のセル
(C SP)以外のATMセル(C)が出方路フィルタ(1
2 )から伝達された場合には、該当する出力バッファ
(142 )に格納されること無く、廃棄されることとな
る。
【0140】セル廃棄部(132 )は、何れかの出方路
フィルタ(122 )から伝達された導通試験用OAMセ
ル(COAM )を、輻輳判定用閾値制御部(1522 )か
らの指示に基づき、輻輳判定用閾値(THCG)分のAT
Mセル(C)を格納済の該当する出力バッファ(1
2 )に格納する。
【0141】また、導通試験用OAMセル(COAM )を
格納された出力バッファ(142 )は、格納された導通
試験用OAMセル(COAM )を、出力バッファ(1
2 )に格納済のATMセル(C)の内、低品質セル
〔QOS=論理“1”〕よりも優先的に抽出し、対応す
る出力端子(50)から保守運用管理部(302 )に送
出する。
【0142】以上により、通信路区間(rS2)からAT
M交換機(12 )に到着した導通試験用OAMセル(C
OAM )は、ATM交換機(12 )において、ATMスイ
ッチ(102 )の保守運用管理部(302 )に対応する
出力バッファ(142 )に輻輳が発生している場合に
も、廃棄されること無く、保守運用管理部(302 )に
転送される。
【0143】従って、ATM交換機(11 )内の保守運
用管理部(301 )が導通試験用OAMセル(COAM
を送信した後、所定時間以内にATM交換機(12 )内
の保守運用管理部(302 )が導通試験用OAMセル
(COAM )を受信し、且つ送信した導通試験用OAMセ
ル(COAM )と受信した導通試験用OAMセル
(COAM)とが一致すれば、試験対象通信路区間
(rS2)の導通状態は正常と判定され、常に通信対象通
信路(rS )の導通試験が実行可能となる。
【0144】次に、本発明(請求項1、5)の実施形態
によるRMセルの転送状況を、図5を用いて説明する。
図5において、送信側端末(4)から受信側端末(5)
に至る通信路(rS )と、受信側端末(5)から送信側
端末(4)に至る通信路(rR )とが、ATM交換機
(11 )および(12 )を経由して設定され、送信側端
末(4)と受信側端末(5)とが通信状態にあるとす
る。
【0145】かかる状態で、ATM交換機(11 )が非
輻輳状態にあれば、送信側端末(4)から通信路区間
(rS1)、ATM交換機(11 )および通信路区間(r
S2)を経由してATM交換機(12 )に転送されるユー
ザ情報セル(CUSR )の、ヘッダ(H)に設けられてい
るペイロードタイプ識別子(PTI)〔=ユーザ情報
(USR)〕は、非輻輳(NML)が組合せられている
〔図11および図12参照〕。
【0146】かかる状態で、図5に示される如く、AT
M交換機(12 )内において通信路(rS )に輻輳発生
の前兆が見受けられるとすると、ATM交換機(12
内の保守運用管理部(302 )は、ATM交換機
(12 )から通信路区間(rS3)を経由して受信側端末
(5)へ転送されるユーザ情報セル(CUSR )の、ヘッ
ダ(H)に設けられているペイロードタイプ識別子(P
TI)〔=ユーザ情報(USR)〕に、前方輻輳通知
(EFCI)を組合せる〔図11および図12参照〕。
【0147】受信側端末(5)は、ATM交換機
(12 )から通信路区間(rS3)を経由して転送される
ユーザ情報セル(CUSR )を受信・解析し、ヘッダ
(H)に設けられているペイロードタイプ識別子(PT
I)〔=ユーザ情報(USR)〕に前方輻輳通知(EF
CI)が組合されていることを検出すると、送信側端末
(4)から受信側端末(5)に至る通信路(rS )に、
輻輳発生の前兆が見受けられることを認識し、前述と同
様の手順で、RMセル(CRM)を組立て、通信路区間
(r R3)を経由してATM交換機(12 )に転送する。
【0148】ここで、ATM交換機(12 )が、図5に
示される如く、非輻輳状態にあったとすると、通信路区
間(rR3)から到着したRMセル(CRM)は、廃棄され
ること無く、通信路区間(rR2)を経由してATM交換
機(11 )に転送される。
【0149】ATM交換機(11 )においては、ヘッダ
変換部(201 )が、通信路区間(rR2)を経由して到
着するRMセル(CRM)を受信すると、所定の品質クラ
ス識別子(QOS)の付加処理と、仮想パス識別子(V
PI)および仮想チャネル識別子(VCI)の変換処理
と、出力方路情報(TAG)の付加処理とを実行した
後、ATMスイッチ(101 )の所定入力端子(40)
に入力する。
【0150】ATMスイッチ(101 )においては、多
重部(111 )が、所定入力端子(40)から入力され
たRMセル(CRM)を、各出方路フィルタ(121 )お
よび各所定種別セル検出部(161 )に伝達する。
【0151】各出方路フィルタ(121 )は、それぞれ
伝達されたRMセル(CRM)に付加されている出力方路
情報(TAG)を解析し、自出力端子(50)に接続さ
れている出力通信路(3)、即ち通信路区間(rR1)に
対応する出方路フィルタ(121 )のみがRMセル(C
RM)を選出し、セル廃棄部(131 )に伝達する。
【0152】また各所定種別セル検出部(161 )は、
伝達されたRMセル(CRM)を受信し、ヘッダ(H)内
のペイロードタイプ識別子(PTI)、並びにペイロー
ド(P)内のOAM種別/RM種別(O/RT)を解析
することにより、それぞれ固有の所定種別のセル
(CSP)であるか否かを分析し、RMセル検出部(16
D1)のみが、入力されたRMセル(CRM)を検出して検
出信号(dD )を出力し、バッファ容量監視・優先制御
部(151 )に伝達する。
【0153】バッファ容量監視・優先制御部(151
は、RMセル検出部(16D1)から検出信号(dD )を
受信すると、擬似高品質クラス設定部(1511 )およ
び輻輳判定用閾値制御部(1521 )の何れかを起動す
る。
【0154】最初に、擬似高品質クラス設定部(151
1 )を起動した場合を説明する。起動された擬似高品質
クラス設定部(1511 )は、前述と同様に、セル廃棄
部(131 )に対して、何れかの出方路フィルタ(12
1 )から伝達されたRMセル(CRM)を、品質クラス識
別子(QOS)が高品質〔QOS=論理“0”〕および
低品質〔QOS=論理“1”〕の何れに設定されている
場合にも、常に高品質〔QOS=論理“0”〕に設定さ
れているものと見做し、通信路区間(rR1)に対応する
出力バッファ(141 )が輻輳状態にある場合にも、R
Mセル(C RM)を廃棄すること無く、出力バッファ(1
1 )に格納することを指示する。
【0155】また擬似高品質クラス設定部(1511
は、セル廃棄部(131 )がRMセル(CRM)を格納す
る出力バッファ(141 )、即ち通信路区間(rR1)に
対応する出力バッファ(141 )を検出し、検出した出
力バッファ(141 )に対し、セル廃棄部(131 )か
ら格納されるRMセル(CRM)を、高品質セル〔QOS
=論理“0”〕として処理し、格納済の低品質セル〔Q
OS=論理“1”〕より優先的に抽出し、対応する出力
端子(50)から通信路区間(rR1)に対応する出力通
信路(3)に送出することを指示する。
【0156】かかる状態で、図5に示される如く、AT
M交換機(11 )において、設定済の通信路(rR )、
即ちATMスイッチ(101 )内の通信路区間(rR1
に対応する出力バッファ(141 )が輻輳状態にあった
とすると、該当する出力バッファ(141 )は容量分の
ATMセル(C)を格納済であり、新たにATMセル
(C)を格納する余地は無い筈である。
【0157】セル廃棄部(131 )は、何れかの出方路
フィルタ(121 )から伝達されたRMセル(CRM
を、擬似高品質クラス設定部(1511 )からの指示に
基づき、高品質〔QOS=論理“0”〕として処理する
為に、該当する出力バッファ(141 )に格納済のAT
Mセル(C)の中から、低品質セル〔QOS=論理
“1”〕を抽出して廃棄し、代わりにRMセル(CRM
を格納する。
【0158】また、RMセル(CRM)を格納された出力
バッファ(141 )は、格納されたRMセル(CRM
を、出力バッファ(141 )に格納済のATMセル
(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕よりも
優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から出力通
信路(3)、即ち通信路区間(rR1)に送出する。
【0159】以上により、通信路区間(rR2)からAT
M交換機(11 )に到着したRMセル(CRM)は、AT
M交換機(11 )において該当する通信路(rR )、即
ちATMスイッチ(101 )の通信路区間(rR1)に対
応する出力バッファ(141)に輻輳が発生している場
合にも、廃棄されること無く、通信路区間(rR1)を経
由して送信側端末(4)に転送される。
【0160】次に、輻輳判定用閾値制御部(1521
を起動した場合を説明する。起動された輻輳判定用閾値
制御部(1521 )は、前述と同様に、セル廃棄部(1
1 )に対して、何れかの出方路フィルタ(121 )か
ら伝達されたRMセル(CRM)を、対応する出力バッフ
ァ(141 )に格納済のATMセル(C)が、予め定め
られている輻輳判定用閾値(THCG)に達していると否
とに拘らず、RMセル(CRM)を廃棄すること無く、出
力バッファ(141 )に格納することを指示する。
【0161】また輻輳判定用閾値制御部(1521
は、セル廃棄部(131 )がRMセル(CRM)を格納す
る出力バッファ(141 )、即ち通信路区間(rR1)に
対応する出力バッファ(141 )を検出し、検出した出
力バッファ(141 )に対し、セル廃棄部(131 )か
ら格納されるRMセル(CRM)を、高品質セル〔QOS
=論理“0”〕として処理し、格納済の低品質セル〔Q
OS=論理“1”〕より優先的に抽出し、対応する出力
端子(50)から通信路区間(rR1)に対応する出力通
信路(3)に送出することを指示する。
【0162】かかる状態で、図5に示される如く、AT
M交換機(11 )において、設定済の通信路(rR )、
即ちATMスイッチ(101 )内の通信路区間(rR1
に対応する出力バッファ(141 )が輻輳状態にあった
とすると、該当する出力バッファ(141 )は輻輳判定
用閾値(THCG)分のATMセル(C)を格納済であ
り、所定種別のセル(CSP)以外のATMセル(C)が
出方路フィルタ(121)から伝達された場合には、該
当する出力バッファ(141 )に格納されること無く、
廃棄されることとなる。
【0163】セル廃棄部(131 )は、何れかの出方路
フィルタ(121 )から伝達されたRMセル(CRM
を、輻輳判定用閾値制御部(1521 )からの指示に基
づき、輻輳判定用閾値(THCG)分のATMセル(C)
を格納済の該当する出力バッファ(141 )に格納す
る。
【0164】また、RMセル(CRM)を格納された出力
バッファ(141 )は、格納されたRMセル(CRM
を、出力バッファ(141 )に格納済のATMセル
(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕よりも
優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から出力通
信路(3)、即ち通信路区間(rR1)に送出する。
【0165】以上により、通信路区間(rR2)からAT
M交換機(11 )に到着したRMセル(CRM)は、AT
M交換機(11 )において該当する通信路(rR )、即
ちATMスイッチ(101 )の通信路区間(rR1)に対
応する出力バッファ(141)に輻輳が発生している場
合にも、廃棄されること無く、通信路区間(rR1)を経
由して送信側端末(4)に転送される。
【0166】送信側端末(4)は、RMセル(CRM)を
受信すると、送信側端末(4)から受信側端末(5)に
至る通信路(rS )に輻輳発生の前兆を認識し、輻輳発
生を回避する対策として、例えば受信側端末(5)への
ユーザ情報セル(CUSR )の送信レートを低下させる。
【0167】次に、本発明(請求項1、6)の実施形態
によるSPVセルの転送状況を、図6を用いて説明す
る。図6において、ATMスイッチ(10)の特定の入
力端子(40)と特定の出力端子(50)との間のセル
転送経路(r)を監視することとし、保守運用管理部
(30)が、前述と同様の手順で、SPVセル
(CSPV )を組立て、ATMスイッチ(10)の特定の
入力端子(40)から入力する。
【0168】ATMスイッチ(10)においては、多重
部(11)が、特定入力端子(40)から入力されたS
PVセル(CSPV )を、各出方路フィルタ(12)およ
び各所定種別セル検出部(16)に伝達する。
【0169】各出方路フィルタ(12)は、それぞれ伝
達されたSPVセル(CSPV )に付加されている出力方
路情報(TAG)を解析し、自出力端子(50)に接続
されている出力通信路(3)、即ち保守運用管理部(3
0)に対応する出方路フィルタ(12)のみがSPVセ
ル(CSPV )を選出し、セル廃棄部(13)に伝達す
る。
【0170】また各所定種別セル検出部(16)は、伝
達されたSPVセル(CSPV )を受信し、ヘッダ(H)
内のペイロードタイプ識別子(PTI)、並びにペイロ
ード(P)内のOAM種別/RM種別(O/RT)を解
析することにより、それぞれ固有の所定種別のセル(C
SP)であるか否かを分析し、SPVセル検出部(1
E )のみが、入力されたSPVセル(CSPV )を検出
して検出信号(dE )を出力し、バッファ容量監視・優
先制御部(15)に伝達する。
【0171】バッファ容量監視・優先制御部(15)
は、SPVセル検出部(16E )から検出信号(dE
を受信すると、擬似高品質クラス設定部(151)およ
び輻輳判定用閾値制御部(152)の何れかを起動す
る。
【0172】最初に、擬似高品質クラス設定部(15
1)を起動した場合を説明する。起動された擬似高品質
クラス設定部(151)は、前述と同様に、セル廃棄部
(13)に対して、何れかの出方路フィルタ(12)か
ら伝達されたSPVセル(CSPV )を、品質クラス識別
子(QOS)が高品質〔QOS=論理“0”〕および低
品質〔QOS=論理“1”〕の何れに設定されている場
合にも、常に高品質〔QOS=論理“0”〕に設定され
ているものと見做し、保守運用管理部(30)に対応す
る出力バッファ(14)が輻輳状態にある場合にも、S
PVセル(CSPV )を廃棄すること無く、出力バッファ
(14)に格納することを指示する。
【0173】また擬似高品質クラス設定部(151)
は、セル廃棄部(13)がSPVセル(CSPV )を格納
する出力バッファ(14)、即ち保守運用管理部(3
0)に対応する出力バッファ(14)を検出し、検出し
た出力バッファ(14)に対し、セル廃棄部(13)か
ら格納されるSPVセル(CSPV )を、高品質セル〔Q
OS=論理“0”〕として処理し、格納済の低品質セル
〔QOS=論理“1”〕より優先的に抽出し、対応する
出力端子(50)から保守運用管理部(30)に送出す
ることを指示する。
【0174】かかる状態で、図6に示される如く、AT
Mスイッチ(10)内の保守運用管理部(30)に対応
する出力バッファ(14)が輻輳状態にあったとする
と、該当する出力バッファ(14)は容量分のATMセ
ル(C)を格納済であり、新たにATMセル(C)を格
納する余地は無い筈である。
【0175】セル廃棄部(13)は、何れかの出方路フ
ィルタ(12)から伝達されたSPVセル(CSPV
を、擬似高品質クラス設定部(1512 )からの指示に
基づき、高品質〔QOS=論理“0”〕として処理する
為に、該当する出力バッファ(14)に格納済のATM
セル(C)の中から、低品質セル〔QOS=論理
“1”〕を抽出して廃棄し、代わりにSPVセル(C
SPV )を格納する。
【0176】また、SPVセル(CSPV )を格納された
出力バッファ(14)は、格納されたSPVセル(C
SPV )を、出力バッファ(14)に格納済のATMセル
(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕よりも
優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から保守運
用管理部(30)に送出する。
【0177】以上により、保守運用管理部(30)から
ATMスイッチ(10)の特定入力端子(40)に入力
されたSPVセル(CSPV )は、ATMスイッチ(1
0)の保守運用管理部(30)に対応する出力バッファ
(14)に輻輳が発生している場合にも、廃棄されるこ
と無く、保守運用管理部(30)に転送される。
【0178】次に、輻輳判定用閾値制御部(152)を
起動した場合を説明する。起動された輻輳判定用閾値制
御部(152)は、前述と同様に、セル廃棄部(13)
に対して、何れかの出方路フィルタ(12)から伝達さ
れたSPVセル(CSPV )を、対応する出力バッファ
(14)に格納済のATMセル(C)が、予め定められ
ている輻輳判定用閾値(THCG)に達していると否とに
拘らず、SPVセル(CSPV )を廃棄すること無く、出
力バッファ(14)に格納することを指示する。
【0179】また輻輳判定用閾値制御部(152)は、
セル廃棄部(13)がSPVセル(CSPV )を格納する
出力バッファ(14)、即ち保守運用管理部(30)に
対応する出力バッファ(14)を検出し、検出した出力
バッファ(14)に対し、セル廃棄部(13)から格納
されるSPVセル(CSPV )を、高品質セル〔QOS=
論理“0”〕として処理し、格納済の低品質セル〔QO
S=論理“1”〕より優先的に抽出し、対応する出力端
子(50)から保守運用管理部(30)に送出すること
を指示する。
【0180】かかる状態で、図6に示される如く、AT
Mスイッチ(10)内の保守運用管理部(30)に対応
する出力バッファ(14)が輻輳状態にあったとする
と、該当する出力バッファ(14)は輻輳判定用閾値
(THCG)分のATMセル(C)を格納済であり、所定
種別のセル(CSP)以外のATMセル(C)が出方路フ
ィルタ(12)から伝達された場合には、該当する出力
バッファ(14)に格納されること無く、廃棄されるこ
ととなる。
【0181】セル廃棄部(13)は、何れかの出方路フ
ィルタ(12)から伝達されたSPVセル(CSPV
を、輻輳判定用閾値制御部(152)からの指示に基づ
き、輻輳判定用閾値(THCG)分のATMセル(C)を
格納済の該当する出力バッファ(14)に格納する。
【0182】また、SPVセル(CSPV )を格納された
出力バッファ(14)は、格納されたSPVセル(C
SPV )を、出力バッファ(14)に格納済のATMセル
(C)の内、低品質セル〔QOS=論理“1”〕よりも
優先的に抽出し、対応する出力端子(50)から保守運
用管理部(30)に送出する。
【0183】以上により、保守運用管理部(30)から
ATMスイッチ(10)の特定入力端子(40)に入力
されたSPVセル(CSPV )は、ATMスイッチ(1
0)の保守運用管理部(30)に対応する出力バッファ
(14)に輻輳が発生している場合にも、廃棄されるこ
と無く、保守運用管理部(30)に転送される。
【0184】従って、ATM交換機(1)内の保守運用
管理部(30)がSPVセル(CSP V )を送信した後、
所定時間以内に保守運用管理部(30)がSPVセル
(CSP V )を受信し、且つ送信したSPVセル
(CSPV )と受信したSPVセル(CSP V )とが一致す
れば、監視対象セル転送経路(r)は正常と判定され、
常に監視対象セル転送経路(r)が監視可能となる。
【0185】なお、図2乃至図6はあく迄本発明の一実
施形態に過ぎず、例えばバッファ容量監視・優先制御部
(15)は、所定種別セル検出部(16)により検出さ
れる各所定種別のセル(CSP)に対して輻輳判定用閾値
(THCG)を一律に決定するものに限定されることは無
く、個々の所定種別のセル(CSP)に対応してそれぞれ
異なる輻輳判定用閾値(THCG)を決定する等、他に幾
多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果
は変わらない。またATMスイッチ(10)は、図示さ
れる総てのAISセル検出部(16A )、RDIセル検
出部(16B )、OAMセル検出部(16C )、RMセ
ル検出部(16D )およびSPVセル検出部(16E
を具備するものに限定されることは無く、任意の一乃至
複数の所定種別セル検出部(16)を具備し、対応する
所定種別のセル(CSP)のみを廃棄から救済する等、他
に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の
効果は変わらない。また本発明の対象となるATMスイ
ッチ(100)は、図9に例示される出力バッファ形式
のATMスイッチ(10)のみに限定されることは無
く、入力バッファ形式、クロスポイントバッファ形式、
共通バッファ形式の各種ATMスイッチ、更には図8に
示される如きセル分離部(60)等、他に幾多の変形が
考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらな
い。
【0186】図7は本発明の対象となるATM分離装置
を例示する図であり、図8は図7におけるセル分離部を
例示する図である。図7に示されるATM分離装置
(6)は、一本の入力通信路(2)と、複数の出力通信
路(3)とを収容し、入力通信路(2)から到着するA
TMセル(C)を、複数の出力通信路(3)宛に分配す
る機能を有し、入力通信路(2)に対応するヘッダ変換
部(20)およびセル分離部(60)と、保守運用管理
部(30)とから構成されている。
【0187】ヘッダ変換部(20)および保守運用管理
部(30)は、ATM交換機(1)〔図9参照〕におけ
ると同等の機能を具備ており、セル分離部(60)は、
図8に示される如く、ATMスイッチ(10)〔図2参
照〕から多重部(11)を除去したと同様の構成を有し
ている。
【0188】即ち、セル分離部(60)を構成する各出
方路フィルタ(12)、セル廃棄部(13)、各出力バ
ッファ(14)、バッファ容量監視・優先制御部(1
5)および各種所定種別セル検出部(16)〔AISセ
ル検出部(16A )、RDIセル検出部(16B )、O
AMセル検出部(16C )、RMセル検出部(16D
およびSPVセル検出部(16E )〕、並びにバッファ
容量監視・優先制御部(15)内に設けられている擬似
高品質クラス設定部(151)および輻輳判定用閾値制
御部(152)は、それぞれATMスイッチ(10)に
おけると同等の機能を具備している為、ATM分離装置
(6)およびセル分離部(60)における本発明の実施
形態は、ATM交換機(1)およびATMスイッチ(1
0)におけると殆ど変わりは無い為、詳細な説明は省略
する。
【0189】更に本発明の対象とするATMセルは、図
11に示されるものに限定されることは無く、ヘッダ誤
り制御(HEC)以外に品質クラス識別子(QOS)を
追加する等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場
合にも本発明の効果は変わらない。
【0190】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記ATM交換
網において、ATM交換網内に輻輳が発生した場合に
も、所定種別のセルは廃棄される確率が低減され、AT
M交換網の保守運用管理が支障無く実行可能となり、当
該ATM交換網の信頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態によるATMスイッチ
【図3】 本発明(請求項1、2、3)の実施形態によ
るAISセルおよびRDIセルの転送状況
【図4】 本発明(請求項1、4)の実施形態による導
通試験用OAMセルの転送状況
【図5】 本発明(請求項1、5)の実施形態によるR
Mセルの転送状況
【図6】 本発明(請求項1、6)の実施形態によるS
PVセルの転送状況
【図7】 本発明の対象となるATM分離装置
【図8】 図7におけるセル分離部
【図9】 本発明の対象となるATM交換機
【図10】 従来あるATMスイッチ
【図11】 ATMセル形式
【図12】 図11におけるペイロードタイプ識別子
【図13】 従来あるAISセルおよびRDIセルの転
送状況
【図14】 従来ある導通試験用OAMセルの転送状況
【図15】 従来あるRMセルの転送状況
【図16】 従来あるSPVセルの転送状況
【符号の説明】
1 ATM交換機 2 入力通信路 3 出力通信路 4 送信側端末 5 受信側端末 6 ATM分離装置 10、100 ATMスイッチ 11 多重部 12 出方路フィルタ 13 セル廃棄部 14 出力バッファ 15 バッファ容量監視・優先制御部 16A AISセル検出部 16B RDIセル検出部 16C OAMセル検出部 16D RMセル検出部 16E SPVセル検出部 20 ヘッダ変換部 30 保守運用管理部 40、200 入力端子 50、300 出力端子 60 セル分離部 101 バッファ 102 セル種別検出手段 103 セル廃棄保護手段 151 擬似高品質クラス設定部 152 輻輳判定用閾値制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 竜一 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 (72)発明者 菅野 啓一 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 (72)発明者 太田 眞治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 太田 宏 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子から入力されるセルを、内蔵す
    るバッファを経由して出力端子に出力するATMスイッ
    チを具備するATM交換網において、 前記ATMスイッチに、前記入力端子から入力される前
    記各セルから、所定種別のセルを検出するセル種別検出
    手段と、 前記セル種別検出手段が検出した前記所定種別のセル
    を、前記バッファに輻輳が発生した場合にも廃棄される
    可能性を軽減させるセル廃棄保護手段とを設けることを
    特徴とするセル廃棄制御方式。
  2. 【請求項2】 前記セル種別検出手段は、前記入力端子
    に対する前記セルの入力通信路に発生した故障を検出
    し、出力側の装置に通知する故障通知セルを、前記所定
    種別のセルとして検出することを特徴とする請求項1記
    載のセル廃棄制御方式。
  3. 【請求項3】 前記セル種別検出手段は、前記故障通知
    セルを受信した前記出力側の装置が、入力側の装置に対
    して前記故障通知セルを受信したことを通知する故障通
    知認識セルを、前記所定種別のセルとして検出すること
    を特徴とする請求項1記載のセル廃棄制御方式。
  4. 【請求項4】 前記セル種別検出手段は、前記ATM交
    換網内の指定された通信路の導通状態を試験する導通試
    験用保守運用管理セルを、前記所定種別のセルとして検
    出することを特徴とする請求項1記載のセル廃棄制御方
    式。
  5. 【請求項5】 前記セル種別検出手段は、前記ATMス
    イッチ内のセル転送経路に輻輳発生の前兆が見受けられ
    ることを、出力側の装置に通知する前方輻輳通知を設定
    済のユーザ情報セルを受信した前記出力側の装置が、前
    記前方輻輳通知を受信したことを入力側の装置に対して
    通知する資源管理用セルを、前記所定種別のセルとして
    検出することを特徴とする請求項1記載のセル廃棄制御
    方式。
  6. 【請求項6】 前記セル種別検出手段は、自ATMスイ
    ッチ内の指定されたセル転送経路を監視・試験する装置
    内監視セルを、前記所定種別のセルとして検出すること
    を特徴とする請求項1記載のセル廃棄制御方式。
  7. 【請求項7】 前記セル廃棄保護手段は、前記セル種別
    検出手段が検出した前記所定種別のセルを、前記ATM
    スイッチ内に輻輳が発生した場合にも、廃棄される確率
    の低い高品質クラスのセルとして処理することを特徴と
    する請求項1記載のセル廃棄制御方式。
  8. 【請求項8】 前記セル廃棄保護手段は、前記セル種別
    検出手段が検出した複数種類の前記所定種別のセルに対
    し、前記ATMスイッチ内に輻輳が発生した場合にも、
    廃棄される確率の低い高品質クラスのセルとして処理す
    るか否かを、種類毎に個別に決定することを特徴とする
    請求項7記載のセル廃棄制御方式。
  9. 【請求項9】 前記セル廃棄保護手段は、前記セル種別
    検出手段が検出した前記所定種別のセルに対し、前記A
    TMスイッチ内のバッファに輻輳発生を判定する滞留セ
    ル数の閾値を、他のセルより高い値に設定することを特
    徴とする請求項1記載のセル廃棄制御方式。
  10. 【請求項10】 前記セル廃棄保護手段は、前記セル種
    別検出手段が検出した複数種類の前記所定種別のセルに
    対し、前記ATMスイッチ内のバッファに輻輳発生を判
    定する滞留セル数の閾値を、種類毎に個別に決定するこ
    とを特徴とする請求項9記載のセル廃棄制御方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012009974A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Nec Corp データ処理ユニット、送信装置、受信装置及び伝送システム

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