JPH1065610A - 移動無線通信装置 - Google Patents
移動無線通信装置Info
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- JPH1065610A JPH1065610A JP8220859A JP22085996A JPH1065610A JP H1065610 A JPH1065610 A JP H1065610A JP 8220859 A JP8220859 A JP 8220859A JP 22085996 A JP22085996 A JP 22085996A JP H1065610 A JPH1065610 A JP H1065610A
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- JP
- Japan
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- transmission power
- signal
- channel signal
- control channel
- power control
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 送信電力制御用のチャネルを通話チャネルに
重畳する際に発生する干渉を移動局の移動速度に応じて
必要最低限に抑制する。 【解決手段】 受信側高周波部２で取り出された拡散帯
域の信号を逆拡散してベースバンド信号を取り出し、最
も大きいパスの逆拡散出力からパワースペクトルを算出
し、その最大パワーを持つ周波数を最大ドップラー周波
数推定部４で最大ドップラー周波数と推定する。各ドッ
プラー周波数と通信品質を保つのに必要な最小の送信電
力制御チャンネル信号の送信電力レベルとの対応テーブ
ルにより、重畳レベル決定部５で最大ドップラー周波数
に対する送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
を決定する。決定したレベルに増幅制御された送信電力
制御チャンネル信号を通話チャンネル信号に重畳し、搬
送波成分に乗せてアンテナに出力する。
重畳する際に発生する干渉を移動局の移動速度に応じて
必要最低限に抑制する。 【解決手段】 受信側高周波部２で取り出された拡散帯
域の信号を逆拡散してベースバンド信号を取り出し、最
も大きいパスの逆拡散出力からパワースペクトルを算出
し、その最大パワーを持つ周波数を最大ドップラー周波
数推定部４で最大ドップラー周波数と推定する。各ドッ
プラー周波数と通信品質を保つのに必要な最小の送信電
力制御チャンネル信号の送信電力レベルとの対応テーブ
ルにより、重畳レベル決定部５で最大ドップラー周波数
に対する送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
を決定する。決定したレベルに増幅制御された送信電力
制御チャンネル信号を通話チャンネル信号に重畳し、搬
送波成分に乗せてアンテナに出力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は移動無線通信装置、
特に符号分割多重通信システム（ＣＤＭＡ）における送
信電力制御に関するものである。
特に符号分割多重通信システム（ＣＤＭＡ）における送
信電力制御に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の移動無線通信装置の送信電力制御
に関する技術としては、たとえば、次のような文献に記
載されるものがあった。 文献：社団法人 電子情報通信学会発行の信学技報 TE
CHNICAL REPORT OFIEICE.A ・P94-75、RCS94-99（199
4年発行）、土肥智宏、佐和橋衛 「ＤＳ／ＣＤＭＡにおける干渉電力を用いる送信電力制
御」、P63-68 ＣＤＭＡでは各移動局は同じ周波数帯域を共有して使用
し、その代わりに各移動局からの送信信号は、各移動局
に固有に割り当てられた拡散符号により識別される。こ
の場合、各移動局の通話品質が同一、公平であるには、
移動局からの基地局での受信電力が同一である必要があ
る。しかし、各移動局からの受信信号の電力は移動にと
もなう変動（フェージング）を伴う。
に関する技術としては、たとえば、次のような文献に記
載されるものがあった。 文献：社団法人 電子情報通信学会発行の信学技報 TE
CHNICAL REPORT OFIEICE.A ・P94-75、RCS94-99（199
4年発行）、土肥智宏、佐和橋衛 「ＤＳ／ＣＤＭＡにおける干渉電力を用いる送信電力制
御」、P63-68 ＣＤＭＡでは各移動局は同じ周波数帯域を共有して使用
し、その代わりに各移動局からの送信信号は、各移動局
に固有に割り当てられた拡散符号により識別される。こ
の場合、各移動局の通話品質が同一、公平であるには、
移動局からの基地局での受信電力が同一である必要があ
る。しかし、各移動局からの受信信号の電力は移動にと
もなう変動（フェージング）を伴う。
【０００３】そこで、基地局は移動局の受信電力が所望
の値になるように、受信電力の過不足の通知情報を下り
回線（基地局から移動局への通信）の通話チャネルに挿
入し、移動局はこの通知に応じて送信電力を制御してい
る。しかし、移動局の移動速度が速い場合ドップラー周
波数が高くなって受信電力の変動が速くなるので、これ
に追従して受信電力を一定に保つには、基地局からの送
信電力に関する通知速度も高くする必要があり、そうす
ると通話チャネルの通話信号に占める割合が小さくな
り、通信効率の劣化を招いていた。上記文献に記載の方
法は、この問題に対して、通話チャネルとは別に送信電
力用の専用チャネルを通話チャネルに重畳することで対
処している。
の値になるように、受信電力の過不足の通知情報を下り
回線（基地局から移動局への通信）の通話チャネルに挿
入し、移動局はこの通知に応じて送信電力を制御してい
る。しかし、移動局の移動速度が速い場合ドップラー周
波数が高くなって受信電力の変動が速くなるので、これ
に追従して受信電力を一定に保つには、基地局からの送
信電力に関する通知速度も高くする必要があり、そうす
ると通話チャネルの通話信号に占める割合が小さくな
り、通信効率の劣化を招いていた。上記文献に記載の方
法は、この問題に対して、通話チャネルとは別に送信電
力用の専用チャネルを通話チャネルに重畳することで対
処している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記文献に記
載の方法では通話チャネルにそれ以外の送信電力用の専
用チャネルを重畳して送信するので、通話チャンネルの
信号に送信電力用の専用チャネルの信号の一部が混じり
込み、通話チャネルに対する干渉が発生するものであっ
た。そして、通話チャネルに対する干渉は送信電力用の
専用チャネルの信号の送信電力レベルが小さい方が少な
くて済むが、上記文献に記載の方法での送信電力用の専
用チャネルの信号の送信電力レベルは現実の基地局で移
動局からの受信信号が受ける最大ドップラー周波数より
大きい想定される最大ドップラー周波数において送信電
力制御効果が果たせるように一義的な大きな値に設計さ
れているため、通話チャネルに対する干渉が必要以上に
大きくなるという問題点があった。本発明はかかる問題
点を解決するためになされたもので、送信電力制御用の
チャネルを通話チャネルに重畳する際に発生する干渉を
移動局の移動速度に応じて必要最低限に抑制することが
できる移動無線通信装置を得ることを目的とする。
載の方法では通話チャネルにそれ以外の送信電力用の専
用チャネルを重畳して送信するので、通話チャンネルの
信号に送信電力用の専用チャネルの信号の一部が混じり
込み、通話チャネルに対する干渉が発生するものであっ
た。そして、通話チャネルに対する干渉は送信電力用の
専用チャネルの信号の送信電力レベルが小さい方が少な
くて済むが、上記文献に記載の方法での送信電力用の専
用チャネルの信号の送信電力レベルは現実の基地局で移
動局からの受信信号が受ける最大ドップラー周波数より
大きい想定される最大ドップラー周波数において送信電
力制御効果が果たせるように一義的な大きな値に設計さ
れているため、通話チャネルに対する干渉が必要以上に
大きくなるという問題点があった。本発明はかかる問題
点を解決するためになされたもので、送信電力制御用の
チャネルを通話チャネルに重畳する際に発生する干渉を
移動局の移動速度に応じて必要最低限に抑制することが
できる移動無線通信装置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動無線通
信装置は、下り回線において、通話チャネル信号と共に
送信電力制御チャネル信号を重畳する符号分割多重通信
システムを採用した移動無線通信装置において、移動局
に送信信号を出力すると共に移動局からの受信信号を受
信するアンテナと、アンテナで受信された受信信号から
搬送波成分を除去して拡散帯域の信号を取り出す受信側
高周波部と、受信側高周波部が取り出した拡散帯域の信
号を逆拡散してベースバンド信号を取り出すレイク受信
部と、レイク受信部から各パスの逆拡散信号を取り出
し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、最も
大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換してパワースペ
クトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数を最大ド
ップラー周波数と推定する最大ドップラー周波数推定部
と、送信電力制御チャンネル信号の通知速度を想定ドッ
プラー周波数に追従可能な速度とした場合の複数の各ド
ップラー周波数に対してそれぞれ算出して予め作成され
た通信品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャン
ネル信号の送信電力レベルの対応テーブルから最大ドッ
プラー周波数推定部が推定した最大ドップラー周波数に
対応した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
を選択して決定する重畳レベル決定部と、拡散されてい
る送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを重畳
レベル決定部が決定した送信電力レベルに増幅制御する
可変アンプと、可変アンプで増幅制御された送信電力制
御チャンネル信号と拡散されている通話チャンネル信号
とを加算して重畳する加算器と、加算器で重畳された送
信電力制御チャンネル信号と通話チャンネル信号とを搬
送波成分に乗せて無線帯域の送信信号を作成しアンテナ
に出力する送信側高周波部とを備えて構成したものであ
る。
信装置は、下り回線において、通話チャネル信号と共に
送信電力制御チャネル信号を重畳する符号分割多重通信
システムを採用した移動無線通信装置において、移動局
に送信信号を出力すると共に移動局からの受信信号を受
信するアンテナと、アンテナで受信された受信信号から
搬送波成分を除去して拡散帯域の信号を取り出す受信側
高周波部と、受信側高周波部が取り出した拡散帯域の信
号を逆拡散してベースバンド信号を取り出すレイク受信
部と、レイク受信部から各パスの逆拡散信号を取り出
し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、最も
大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換してパワースペ
クトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数を最大ド
ップラー周波数と推定する最大ドップラー周波数推定部
と、送信電力制御チャンネル信号の通知速度を想定ドッ
プラー周波数に追従可能な速度とした場合の複数の各ド
ップラー周波数に対してそれぞれ算出して予め作成され
た通信品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャン
ネル信号の送信電力レベルの対応テーブルから最大ドッ
プラー周波数推定部が推定した最大ドップラー周波数に
対応した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
を選択して決定する重畳レベル決定部と、拡散されてい
る送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを重畳
レベル決定部が決定した送信電力レベルに増幅制御する
可変アンプと、可変アンプで増幅制御された送信電力制
御チャンネル信号と拡散されている通話チャンネル信号
とを加算して重畳する加算器と、加算器で重畳された送
信電力制御チャンネル信号と通話チャンネル信号とを搬
送波成分に乗せて無線帯域の送信信号を作成しアンテナ
に出力する送信側高周波部とを備えて構成したものであ
る。
【０００６】［作用］本発明においては、最大ドップラ
ー周波数推定部がレイク受信部から各パスの逆拡散信号
を取り出し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力のう
ち、最も大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換してパ
ワースペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数
を最大ドップラー周波数と推定し、重畳レベル決定部が
複数の各ドップラー周波数に対してそれぞれ算出して予
め作成された通信品質を保つのに必要な最小の送信電力
制御チャンネル信号の送信電力レベルの対応テーブルか
ら最大ドップラー周波数推定部が推定した最大ドップラ
ー周波数に対応した送信電力制御チャンネル信号の送信
電力レベルを選択して決定し、可変アンプが拡散されて
いる送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを重
畳レベル決定部が決定した送信電力レベルに増幅制御す
るから、基地局の送信電力用制御チャネル信号の送信電
力レベルは想定された最大ドップラー周波数に対応する
一義的な送信電力用制御チャネル信号の送信電力レベル
ではなく、それよりも低く移動局のそれぞれの移動状態
に応じた最大ドップラー周波数に対応した送信電力用制
御チャネル信号の送信電力レベルに可変されるため、干
渉を必要以上に増大させずに移動局からのフェージング
に追従可能な送信電力制御が可能となる。
ー周波数推定部がレイク受信部から各パスの逆拡散信号
を取り出し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力のう
ち、最も大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換してパ
ワースペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数
を最大ドップラー周波数と推定し、重畳レベル決定部が
複数の各ドップラー周波数に対してそれぞれ算出して予
め作成された通信品質を保つのに必要な最小の送信電力
制御チャンネル信号の送信電力レベルの対応テーブルか
ら最大ドップラー周波数推定部が推定した最大ドップラ
ー周波数に対応した送信電力制御チャンネル信号の送信
電力レベルを選択して決定し、可変アンプが拡散されて
いる送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを重
畳レベル決定部が決定した送信電力レベルに増幅制御す
るから、基地局の送信電力用制御チャネル信号の送信電
力レベルは想定された最大ドップラー周波数に対応する
一義的な送信電力用制御チャネル信号の送信電力レベル
ではなく、それよりも低く移動局のそれぞれの移動状態
に応じた最大ドップラー周波数に対応した送信電力用制
御チャネル信号の送信電力レベルに可変されるため、干
渉を必要以上に増大させずに移動局からのフェージング
に追従可能な送信電力制御が可能となる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１に本発明の実施の形態を示す
移動無線通信装置の基地局の機能を示すブロック図であ
る。本発明の実施の形態の移動無線通信装置の基地局
は、下り回線において、通話用のチャネルとともに送信
電力制御用のチャネルを重畳する符号分割多重通信シス
テムを採用したものである。１は移動局に送信信号を出
力すると共に移動局からの受信信号を受信する基地局の
アンテナ、２はアンテナ１で受信された受信信号から搬
送波成分を除去して拡散帯域の信号を取り出す受信側高
周波部、３は受信側高周波部２が取り出した拡散帯域の
信号を逆拡散してベースバンド信号を取り出すレイク受
信部、４はレイク受信部３から各パスの逆拡散信号を取
り出し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、
最も大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換してパワー
スペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数を最
大ドップラー周波数と推定する最大ドップラー周波数推
定部である。
移動無線通信装置の基地局の機能を示すブロック図であ
る。本発明の実施の形態の移動無線通信装置の基地局
は、下り回線において、通話用のチャネルとともに送信
電力制御用のチャネルを重畳する符号分割多重通信シス
テムを採用したものである。１は移動局に送信信号を出
力すると共に移動局からの受信信号を受信する基地局の
アンテナ、２はアンテナ１で受信された受信信号から搬
送波成分を除去して拡散帯域の信号を取り出す受信側高
周波部、３は受信側高周波部２が取り出した拡散帯域の
信号を逆拡散してベースバンド信号を取り出すレイク受
信部、４はレイク受信部３から各パスの逆拡散信号を取
り出し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、
最も大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換してパワー
スペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周波数を最
大ドップラー周波数と推定する最大ドップラー周波数推
定部である。
【０００８】５は送信電力制御チャンネル信号の送信電
力レベルを決定する重畳レベル決定部で、送信電力制御
チャンネル信号の通知速度を想定ドップラー周波数に追
従可能な速度とした場合の複数の各ドップラー周波数に
対してそれぞれ通信品質を保つのに必要な最小の送信電
力制御チャンネル信号の送信電力レベルを算出し、各ド
ップラー周波数に対する所定の送信電力制御チャンネル
信号の送信電力レベルについて対応テーブルを予め作成
しておき、その対応テーブルから最大ドップラー周波数
推定部が推定した最大ドップラー周波数に対応した送信
電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを選択して決
定するものである。６は拡散されている送信電力制御チ
ャンネル信号の送信電力レベルを重畳レベル決定部５が
決定した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
に増幅制御して出力する可変アンプ、７は可変アンプ６
で増幅制御された送信電力制御チャンネル信号と拡散さ
れている通話チャンネル信号とを加算して重畳する加算
器、８は加算器７で重畳された送信電力制御チャンネル
信号と通話チャンネル信号とを搬送波成分に乗せて無線
帯域の送信信号を作成し、アンテナ１に出力する送信側
高周波部である。
力レベルを決定する重畳レベル決定部で、送信電力制御
チャンネル信号の通知速度を想定ドップラー周波数に追
従可能な速度とした場合の複数の各ドップラー周波数に
対してそれぞれ通信品質を保つのに必要な最小の送信電
力制御チャンネル信号の送信電力レベルを算出し、各ド
ップラー周波数に対する所定の送信電力制御チャンネル
信号の送信電力レベルについて対応テーブルを予め作成
しておき、その対応テーブルから最大ドップラー周波数
推定部が推定した最大ドップラー周波数に対応した送信
電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを選択して決
定するものである。６は拡散されている送信電力制御チ
ャンネル信号の送信電力レベルを重畳レベル決定部５が
決定した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
に増幅制御して出力する可変アンプ、７は可変アンプ６
で増幅制御された送信電力制御チャンネル信号と拡散さ
れている通話チャンネル信号とを加算して重畳する加算
器、８は加算器７で重畳された送信電力制御チャンネル
信号と通話チャンネル信号とを搬送波成分に乗せて無線
帯域の送信信号を作成し、アンテナ１に出力する送信側
高周波部である。
【０００９】次に、本発明の実施の形態を示す移動無線
通信装置の基地局の動作を説明する。基地局のアンテナ
１で受信された各パスの受信信号は、受信側高周波部２
で搬送波成分を除去して拡散帯域の信号として取り出さ
れ、レイク受信部３に入力される。レイク受信部３で
は、各パスの拡散帯域の信号を合成してベースバンド信
号に復号して出力する。ドップラー周波数推定部４はレ
イク受信部３から各パスの逆拡散信号を取り出し、各パ
スの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、最も大きいも
のをフーリエ変換してパワースペクトルを算出し、その
最大パワーを持つ周波数を最大ドップラー周波数と推定
し、その推定値を重畳レベル決定部５に入力する。
通信装置の基地局の動作を説明する。基地局のアンテナ
１で受信された各パスの受信信号は、受信側高周波部２
で搬送波成分を除去して拡散帯域の信号として取り出さ
れ、レイク受信部３に入力される。レイク受信部３で
は、各パスの拡散帯域の信号を合成してベースバンド信
号に復号して出力する。ドップラー周波数推定部４はレ
イク受信部３から各パスの逆拡散信号を取り出し、各パ
スの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、最も大きいも
のをフーリエ変換してパワースペクトルを算出し、その
最大パワーを持つ周波数を最大ドップラー周波数と推定
し、その推定値を重畳レベル決定部５に入力する。
【００１０】重畳レベル決定部５では、複数の各ドップ
ラー周波数に対してそれぞれ算出して予め作成された通
信品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャンネル
信号の送信電力レベルの対応テーブルから最大ドップラ
ー周波数推定部４が推定した最大ドップラー周波数に対
応した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを
選択して決定し可変アンプ６に入力する。可変アンプ６
では拡散されている送信電力制御チャンネル信号の送信
電力レベルを重畳レベル決定部５が決定した送信電力レ
ベルに増幅制御する。加算器７は可変アンプ６で増幅制
御された送信電力制御チャンネル信号と拡散されている
通話チャンネル信号とを加算して重畳して送信側高周波
部８に出力する。送信側高周波部８では加算器７で重畳
された送信電力制御チャンネル信号と通話チャンネル信
号とを搬送波成分に乗せて無線帯域の送信信号を作成
し、アンテナ１に出力し、アンテナ１からは無線帯域の
送信信号が移動局に発射される。
ラー周波数に対してそれぞれ算出して予め作成された通
信品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャンネル
信号の送信電力レベルの対応テーブルから最大ドップラ
ー周波数推定部４が推定した最大ドップラー周波数に対
応した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを
選択して決定し可変アンプ６に入力する。可変アンプ６
では拡散されている送信電力制御チャンネル信号の送信
電力レベルを重畳レベル決定部５が決定した送信電力レ
ベルに増幅制御する。加算器７は可変アンプ６で増幅制
御された送信電力制御チャンネル信号と拡散されている
通話チャンネル信号とを加算して重畳して送信側高周波
部８に出力する。送信側高周波部８では加算器７で重畳
された送信電力制御チャンネル信号と通話チャンネル信
号とを搬送波成分に乗せて無線帯域の送信信号を作成
し、アンテナ１に出力し、アンテナ１からは無線帯域の
送信信号が移動局に発射される。
【００１１】以下の本実施の形態の詳細を説明する。ア
ンテナ１で受信された各パスの受信信号は、受信側高周
波部２で搬送波成分を除去して拡散帯域の信号として取
り出され、レイク受信部３に入力される。レイク受信部
３では、各パスの拡散帯域の信号を合成してベースバン
ド信号に復号して出力する。また、レイク受信部３で
は、移動局から受信した受信電力を所望の受信電力と比
較し、大きければ移動局に送信電力を下げるコマンド
を、小さければ移動局に送信電力を上げるコマンド１ビ
ットを送信電力制御チャネルにより送信する。このコマ
ンドの通知速度は、最大ドップラー周波数Ｆdmaxの約１
００倍程度以上あれば、移動局からの受信信号はほぼ一
定の電力として基地局で受信可能となる。レイク受信部
３では伝搬路で生じるマルチパスの遅延に応じた遅延位
置での拡散符号を用いた逆拡散処理とそれらの合成が一
般に行われる。
ンテナ１で受信された各パスの受信信号は、受信側高周
波部２で搬送波成分を除去して拡散帯域の信号として取
り出され、レイク受信部３に入力される。レイク受信部
３では、各パスの拡散帯域の信号を合成してベースバン
ド信号に復号して出力する。また、レイク受信部３で
は、移動局から受信した受信電力を所望の受信電力と比
較し、大きければ移動局に送信電力を下げるコマンド
を、小さければ移動局に送信電力を上げるコマンド１ビ
ットを送信電力制御チャネルにより送信する。このコマ
ンドの通知速度は、最大ドップラー周波数Ｆdmaxの約１
００倍程度以上あれば、移動局からの受信信号はほぼ一
定の電力として基地局で受信可能となる。レイク受信部
３では伝搬路で生じるマルチパスの遅延に応じた遅延位
置での拡散符号を用いた逆拡散処理とそれらの合成が一
般に行われる。
【００１２】ドップラー周波数推定部４でドップラー周
波数を推定するには、この合成結果を用いず、各パスで
の逆拡散出力を用いる。これは、合成出力のパワースペ
クトルは合成効果により低周波数が強調されるため、伝
搬路がもつ最大ドップラー周波数が観測しにくくなるた
めである。そこで、最大ドップラー周波数を推定するた
めに、各パスの逆拡散出力の平均パワーが最も大きいパ
スを選び、そのパスの逆拡散出力ｓ(n) （nhは時系列番
号を表わす）をドップラー周波数推定部２４がレイク受
信部３から取り出す。ドップラー周波数推定部４では、
このｓ(n) からフーリエ変換してパワースペクトルＰ
(f) を算出し、その最大パワーを持つ周波数をその分析
時点でのフェージングの最も支配的周波数として考え、
これを最大ドップラー周波数の推定値ｆestimateとする
（一般に素波が全周から一様に到来する場合のフェージ
ングは最大ドップラー周波数が最も大きな電力をも
つ）。Ｐ(f) の算出は、次の式で算出される。
波数を推定するには、この合成結果を用いず、各パスで
の逆拡散出力を用いる。これは、合成出力のパワースペ
クトルは合成効果により低周波数が強調されるため、伝
搬路がもつ最大ドップラー周波数が観測しにくくなるた
めである。そこで、最大ドップラー周波数を推定するた
めに、各パスの逆拡散出力の平均パワーが最も大きいパ
スを選び、そのパスの逆拡散出力ｓ(n) （nhは時系列番
号を表わす）をドップラー周波数推定部２４がレイク受
信部３から取り出す。ドップラー周波数推定部４では、
このｓ(n) からフーリエ変換してパワースペクトルＰ
(f) を算出し、その最大パワーを持つ周波数をその分析
時点でのフェージングの最も支配的周波数として考え、
これを最大ドップラー周波数の推定値ｆestimateとする
（一般に素波が全周から一様に到来する場合のフェージ
ングは最大ドップラー周波数が最も大きな電力をも
つ）。Ｐ(f) の算出は、次の式で算出される。
【００１３】
【数１】
【００１４】ここで、Ｎは分析フレーム数、ｆs はコマ
ンドの通知速度でもあるベースバンドの伝送速度に対応
する周波数であり、算出するｆは想定される最大ドップ
ラー周波数を上限とするものである。Ｎの長さは、おも
に移動局の移動状態の継続時間を考慮して決定し、移動
局は少なく十約数秒から数十秒は同一の移動状態にある
と考えてよいので、この程度の時間幅であれば、数１０
Ｈｚから数１００Ｈｚ程度の最大ドップラーを有するフ
ェージングの周波数分析が精度よく行うことができる。
ンドの通知速度でもあるベースバンドの伝送速度に対応
する周波数であり、算出するｆは想定される最大ドップ
ラー周波数を上限とするものである。Ｎの長さは、おも
に移動局の移動状態の継続時間を考慮して決定し、移動
局は少なく十約数秒から数十秒は同一の移動状態にある
と考えてよいので、この程度の時間幅であれば、数１０
Ｈｚから数１００Ｈｚ程度の最大ドップラーを有するフ
ェージングの周波数分析が精度よく行うことができる。
【００１５】重畳レベル決定部５では、送信電力制御チ
ャンネル信号の通知速度を想定ドップラー周波数に追従
可能な速度とした場合の各ドプラー周波数において通信
品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャンネルレ
ベルを算出し、各ドプラー周波数に対する所用の送信電
力制御チャンネル信号のレベルの対応テーブルを予め作
成しておき、この対応テーブルから最大ドップラー推定
値ｆestimateに対応する送信電力制御チャネル信号の送
信電力レベルを選択して決定し、可変アンプ６に入力す
る。可変アンプ６では拡散されている送信電力制御チャ
ンネル信号の送信電力レベルを重畳レベル決定部５が決
定した送信電力レベルに増幅制御する。
ャンネル信号の通知速度を想定ドップラー周波数に追従
可能な速度とした場合の各ドプラー周波数において通信
品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャンネルレ
ベルを算出し、各ドプラー周波数に対する所用の送信電
力制御チャンネル信号のレベルの対応テーブルを予め作
成しておき、この対応テーブルから最大ドップラー推定
値ｆestimateに対応する送信電力制御チャネル信号の送
信電力レベルを選択して決定し、可変アンプ６に入力す
る。可変アンプ６では拡散されている送信電力制御チャ
ンネル信号の送信電力レベルを重畳レベル決定部５が決
定した送信電力レベルに増幅制御する。
【００１６】上記文献に示す従来の方法では、送信電力
制御用のチャネルの送信レベルは想定される最大ドップ
ラー周波数において送信電力制御効果が果たせるように
設計した一義的なものであるが、実際に移動局からの受
信信号が受ける最大ドップラー周波数は各移動局におい
ても、又１移動局の移動状態の変化によっても異なる。
そこで、送信電力用制御チャネルの通知速度が想定され
る最大ドップラー周波数に追従可能な設定なっておれ
ば、想定される最大ドップラー周波数よりも低い最大ド
ップラー周波数に対しては送信電力用制御チャネルの送
信電力を低くすることが通話チャンネルに対する干渉の
点から望ましい。また、それによって送信電力制御チャ
ネルの通知情報が誤っても、通話チャンネルの通話品質
に大きな影響を与えない。これは、通知情報の速度が早
いために送信電力情報のあやまりによる送信電力の誤り
をすぐに修正可能であるからである。
制御用のチャネルの送信レベルは想定される最大ドップ
ラー周波数において送信電力制御効果が果たせるように
設計した一義的なものであるが、実際に移動局からの受
信信号が受ける最大ドップラー周波数は各移動局におい
ても、又１移動局の移動状態の変化によっても異なる。
そこで、送信電力用制御チャネルの通知速度が想定され
る最大ドップラー周波数に追従可能な設定なっておれ
ば、想定される最大ドップラー周波数よりも低い最大ド
ップラー周波数に対しては送信電力用制御チャネルの送
信電力を低くすることが通話チャンネルに対する干渉の
点から望ましい。また、それによって送信電力制御チャ
ネルの通知情報が誤っても、通話チャンネルの通話品質
に大きな影響を与えない。これは、通知情報の速度が早
いために送信電力情報のあやまりによる送信電力の誤り
をすぐに修正可能であるからである。
【００１７】そこで、本発明の実施の形態は、移動局の
受信信号の受ける最大ドップラー周波数を推定し、その
周波数に応じて送信電力用制御チャネルの送信電力を制
御することにより、常に想定される最大ドップラー周波
数を想定した送信電力用制御チャネルの送信電力よりも
少ない送信電力で送信電力制御が行えるようにし、送信
電力が少ない分だけ通話チャンネルに対する干渉を減少
させ、移動局からのフェージングに追従可能な送信電力
制御を可能としたものである。
受信信号の受ける最大ドップラー周波数を推定し、その
周波数に応じて送信電力用制御チャネルの送信電力を制
御することにより、常に想定される最大ドップラー周波
数を想定した送信電力用制御チャネルの送信電力よりも
少ない送信電力で送信電力制御が行えるようにし、送信
電力が少ない分だけ通話チャンネルに対する干渉を減少
させ、移動局からのフェージングに追従可能な送信電力
制御を可能としたものである。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、最大ドッ
プラー周波数推定部がレイク受信部から各パスの逆拡散
信号を取り出し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力
のうち、最も大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換し
てパワースペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周
波数を最大ドップラー周波数と推定し、重畳レベル決定
部が複数の各ドップラー周波数に対してそれぞれ算出し
て予め作成された通信品質を保つのに必要な最小の送信
電力制御チャンネル信号の送信電力レベルの対応テーブ
ルから最大ドップラー周波数推定部が推定した最大ドッ
プラー周波数に対応した送信電力制御チャンネル信号の
送信電力レベルを選択して決定し、可変アンプが拡散さ
れている送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
を重畳レベル決定部が決定した送信電力レベルに増幅制
御するから、基地局の送信電力用制御チャネル信号の送
信電力レベルは想定された最大ドップラー周波数に対応
する一義的な送信電力用制御チャネル信号の送信電力レ
ベルではなく、それよりも低く移動局のそれぞれの移動
状態に応じた最大ドップラー周波数に対応した送信電力
用制御チャネル信号の送信電力レベルに可変されるた
め、干渉を必要以上に増大させずに移動局からのフェー
ジングに追従可能な送信電力制御が可能となるという効
果を有する。
プラー周波数推定部がレイク受信部から各パスの逆拡散
信号を取り出し、各パスの逆拡散出力の平均パワー出力
のうち、最も大きいパスの逆拡散出力をフーリエ変換し
てパワースペクトルを算出し、その最大パワーを持つ周
波数を最大ドップラー周波数と推定し、重畳レベル決定
部が複数の各ドップラー周波数に対してそれぞれ算出し
て予め作成された通信品質を保つのに必要な最小の送信
電力制御チャンネル信号の送信電力レベルの対応テーブ
ルから最大ドップラー周波数推定部が推定した最大ドッ
プラー周波数に対応した送信電力制御チャンネル信号の
送信電力レベルを選択して決定し、可変アンプが拡散さ
れている送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベル
を重畳レベル決定部が決定した送信電力レベルに増幅制
御するから、基地局の送信電力用制御チャネル信号の送
信電力レベルは想定された最大ドップラー周波数に対応
する一義的な送信電力用制御チャネル信号の送信電力レ
ベルではなく、それよりも低く移動局のそれぞれの移動
状態に応じた最大ドップラー周波数に対応した送信電力
用制御チャネル信号の送信電力レベルに可変されるた
め、干渉を必要以上に増大させずに移動局からのフェー
ジングに追従可能な送信電力制御が可能となるという効
果を有する。
【図１】本発明の実施の形態を示す基地局の機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
１ アンテナ ２ 受信側高周波部 ３ レイク受信部 ４ ドップラー周波数推定部 ５ 重畳レベル決定部 ６ 可変アンプ ７ 加算器 ８ 送信側高周波部
Claims (1)
- 【請求項１】 下り回線において、通話チャネル信号と
共に送信電力制御チャネル信号を重畳する符号分割多重
通信システムを採用した移動無線通信装置において、 移動局に送信信号を出力すると共に移動局からの受信信
号を受信するアンテナと、 アンテナで受信された受信信号から搬送波成分を除去し
て拡散帯域の信号を取り出す受信側高周波部と、 受信側高周波部が取り出した拡散帯域の信号を逆拡散し
てベースバンド信号を取り出すレイク受信部と、 レイク受信部から各パスの逆拡散信号を取り出し、各パ
スの逆拡散出力の平均パワー出力のうち、最も大きいパ
スの逆拡散出力をフーリエ変換してパワースペクトルを
算出し、その最大パワーを持つ周波数を最大ドップラー
周波数と推定する最大ドップラー周波数推定部と、 送信電力制御チャンネル信号の通知速度を想定ドップラ
ー周波数に追従可能な速度とした場合の複数の各ドップ
ラー周波数に対してそれぞれ算出して予め作成された通
信品質を保つのに必要な最小の送信電力制御チャンネル
信号の送信電力レベルの対応テーブルから最大ドップラ
ー周波数推定部が推定した最大ドップラー周波数に対応
した送信電力制御チャンネル信号の送信電力レベルを選
択して決定する重畳レベル決定部と、 拡散されている送信電力制御チャンネル信号の送信電力
レベルを重畳レベル決定部が決定した送信電力レベルに
増幅制御する可変アンプと、 可変アンプで増幅制御された送信電力制御チャンネル信
号と拡散されている通話チャンネル信号とを加算して重
畳する加算器と、 加算器で重畳された送信電力制御チャンネル信号と通話
チャンネル信号とを搬送波成分に乗せて無線帯域の送信
信号を作成しアンテナに出力する送信側高周波部とを備
えたことを特徴とする移動無線通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8220859A JPH1065610A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 移動無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8220859A JPH1065610A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 移動無線通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1065610A true JPH1065610A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16757673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8220859A Pending JPH1065610A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 移動無線通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1065610A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6801785B2 (en) | 2000-06-27 | 2004-10-05 | Nec Corporation | Transmission power control method in CDMA system |
| US7233811B2 (en) | 2000-12-25 | 2007-06-19 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Radio device with transmission directivity, and control method and control program for the radio device |
| CN100345453C (zh) * | 2003-09-16 | 2007-10-24 | 三星电子株式会社 | 移动通信系统中用于估算移动终端的速度的装置和方法 |
| US7349483B2 (en) | 2003-02-21 | 2008-03-25 | Fujitsu Limited | Communications device with doppler frequency estimation functions |
| US7627047B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-12-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) receiver |
| US7724694B2 (en) | 2005-07-15 | 2010-05-25 | Sony Corporation | Doppler frequency calculating apparatus and method and OFDM demodulating apparatus |
-
1996
- 1996-08-22 JP JP8220859A patent/JPH1065610A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6801785B2 (en) | 2000-06-27 | 2004-10-05 | Nec Corporation | Transmission power control method in CDMA system |
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| US7349483B2 (en) | 2003-02-21 | 2008-03-25 | Fujitsu Limited | Communications device with doppler frequency estimation functions |
| CN100345453C (zh) * | 2003-09-16 | 2007-10-24 | 三星电子株式会社 | 移动通信系统中用于估算移动终端的速度的装置和方法 |
| US7302267B2 (en) | 2003-09-16 | 2007-11-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for estimating a velocity of a mobile terminal in a mobile communication system |
| US7627047B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-12-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) receiver |
| US7724694B2 (en) | 2005-07-15 | 2010-05-25 | Sony Corporation | Doppler frequency calculating apparatus and method and OFDM demodulating apparatus |
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