JPH1065138A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH1065138A
JPH1065138A JP8217558A JP21755896A JPH1065138A JP H1065138 A JPH1065138 A JP H1065138A JP 8217558 A JP8217558 A JP 8217558A JP 21755896 A JP21755896 A JP 21755896A JP H1065138 A JPH1065138 A JP H1065138A
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solid
pixel
electrode
light receiving
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JP8217558A
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Kazuya Yonemoto
和也 米本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅型固体撮像素子における信号電荷が少な
いときの感度のリニアリティーの劣化とそのばらつきに
よる固定パターンノイズの抑圧を可能にする。 【解決手段】 入射光により光電変換を行い、光電変換
により得られた信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷の
電荷量に応じて信号電圧を出力する機能を合わせ持つ受
光素子21が同一基板上に複数配列された固体撮像素子
であって、隣り合う受光素子21を電気的に分離するた
めの素子分離電極26を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子、特
に入射光により光電変換を行い、光電変換により得られ
た信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷の電荷量に応じ
て信号電圧を出力する機能を合わせ持つ画素(受光素
子)で構成された増幅型固体撮像素子に関する。より詳
しくは、その増幅型固体撮像素子において、低照度時
(小信号時)における画素出力の感度リニアリティー
と、その感度リニアリティーのばらつきによる固定パタ
ーンノイズの改善に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】入射光
により光電変換を行い、光電変換により得られた信号電
荷を蓄積し、蓄積した信号電荷の電荷量に応じて信号電
圧を出力する機能を合わせ持つ画素構造を備えた増幅型
固体撮像素子が知られている。
【0003】従来の増幅型固体撮像素子として、例えば
画素がリング形状のゲートを有するMOS型トランジス
タで構成された増幅型固体撮像素子では、リングゲート
の表面ポテンシャルがその界面準位や不純物濃度の不均
一性により部分的、局所的に変化していると、ソース−
ドレイン電流(いわゆるチャネル電流)の流れる表面チ
ャネルが部分的に導通し、また、さらに導通しているチ
ャネルと違う部分に信号電荷が蓄積され易いため、界面
準位や不純物濃度が不均一である画素と、そうでない画
素とでは、特に信号電荷量の少ない時(即ち、低照度
時)に感度特性が違ってくる。
【0004】例えば、界面準位や不純物濃度が均一であ
る画素の入射光量対信号出力特性は、信号電荷の少ない
時でも出力の傾きが信号電荷の多い時と同じように大き
いが、界面準位や不純物濃度が不均一である画素では、
信号電荷が少ない場合、蓄積される信号電荷が部分的に
集まっているため、一部チャネルの導通している所に対
して変調を与える度合が少なく、信号電荷が少ない低照
度の出力の傾きが小さくなってしまう。
【0005】この結果、低照度の入射光量対信号出力特
性のリニアリティーが悪化したり、低照度で個々の画素
のリニアリティーが不均一であることによる感度むら、
いわゆる固定パターンノイズの発生を引き起こす。
【0006】更に、図面を参照して詳述する。先ず、前
述した光電変換、信号電荷蓄積及び電荷−電圧変換の機
能を合わせ持つ画素構造の増幅型固体撮像素子につい
て、その画素がどのような原理で信号を出力するかの基
本動作を、リング状ゲートのMOS型画素を例に図14
(画素の中心を切断した図)を用いて説明する。
【0007】図14の画素1は、MOS型トランジスタ
で構成されており、画素中心にソース領域2が形成さ
れ、このソース領域2を取り囲むようにゲート絶縁膜を
介してゲート電極3がリング状に形成され、さらに、そ
の外周に画素間の素子分離を兼用するドレイン領域4が
形成されてなる。この画素1の例では、nチャネルMO
Sトランジスタを基本としており、ソース領域2及びド
レイン領域4がn+ 拡散領域で形成され、ゲート電極3
下に信号電荷(即ちホール)8が蓄積できるようにp型
半導体領域5が形成されて、画素全体としてp型シリコ
ン半導体基板7に形成したオーバーフローバリア領域、
即ち、信号電荷量を決め且つ余剰の電荷をオーバーフロ
ーするためのオーバーフローバリア領域となるn型半導
体ウエル領域6上に形成されている。
【0008】リング状のゲート電極3は光が透過し得る
例えば薄い多結晶シリコン層で形成される。光がゲート
電極3を透過しゲート電極3下のp型半導体領域5に入
射することで、光電変換による信号電荷(この例ではホ
ール)8が発生し、そのp型半導体領域5に蓄積され
る。
【0009】信号電荷(ホール)8は、その量に応じて
画素の表面チャネル9のポテンシャルを変化(変調)す
るため、ドレイン領域4が電源に接続され、ソース領域
2が定電圧源に接続されると、ソース−ドレイン電流が
変化し、或は、ソース領域2が定電流源に接続されると
ソース電圧が変化し、いずれの場合もソース領域2から
電流または電圧の信号出力が得られる。10はソース領
域2に接続された信号線である。これが、光電変換、信
号電荷蓄積及び電荷−電圧変換の機能を合わせ持つ画素
構造の基本動作である。
【0010】従来例では、光電変換、信号電荷蓄積及び
電荷−電圧変換の機能を合わせ持つ画素構造の増幅型固
体撮像素子について、その画素の信号電荷を蓄積し、信
号電圧に変換する部分であるゲート電極の幅が広いか、
或はそのゲート電極がリング状に形成されているMOS
型の画素構造の場合(図14の例)でも、ゲート電極下
のポテンシャルが円周に沿って均一であるなら、図15
Aのように入射光による信号電荷8がリング状ゲート電
極3下の円周に沿って均一に分布(蓄積)し、ソース領
域2から信号出力としてのチャネル電流11も円周に均
一に分布する。
【0011】この結果、信号電荷8は、画素の表面チャ
ネルを均一に変調し、信号出力が画素に蓄積された信号
電荷8の量に応じて出力される。
【0012】しかし、図15Bのように、チャネル表面
の界面準位や、ゲート絶縁膜(例えば酸化膜)中の固定
電荷及び半導体中の不純物濃度が局所的に均一でないと
きには、ゲート電極3下のポテンシャルが円周に沿って
均一でなく、例えばポイントBの部分だけポテンシャル
が高く、残りの部分(ポイントA)のポテンシャルが低
いと、信号電荷が少ないうちは信号電荷(ホール)8が
ポイントB以外の部分に蓄積され、チャネル電流11が
ポイントBの部分だけに流れてしまう。
【0013】すると、少ない信号電荷8は、ポイントB
に集中的に流れるチャネル電流を変調する効果が小さ
く、信号電荷が少ないと信号出力が小さい、即ち感度が
低いことになる。
【0014】この現象を説明するために、この図15B
のポイントAとポイントBのゲート電極3下の垂直方向
の1次元ポテンシャル分布を図15に示す。ゲート絶縁
膜と半導体間の界面準位や、ゲート絶縁膜中の固定電荷
及び半導体中の不純物濃度などの不均一性により、ポイ
ントAとポイントBについて、それぞれの表面チャネル
ポテンシャル(ψA CH,ψB CH)及び信号電荷8の蓄積
される部分のポテンシャル(ψA SN,ψB SN)が図16
のように、 ψA CH<ψB CH ψA SN<ψB SN のような関係になっていると、少ない信号電荷8はポイ
ントB以外の部分に蓄積され、チャネル電流11はポイ
ントBのところに集中的に流れる。
【0015】すなわち、少ない信号電荷8の蓄積されて
いるところと、チャネル電流11の流れるところが平面
的に離れていることを意味し、信号電荷がチャネル電流
11を変調する度合が小さくなる。
【0016】このような理由から、図15Aのように、
リング状ゲート電極3の円周方向にポテンシャルが均一
である場合と、図15Bのようにそのポテンシャルが不
均一である場合について、蓄積した信号電荷量と信号出
力の特性は、図17のように示される。
【0017】図17において、図15Aのポテンシャル
が均一な画素の場合は、蓄積電荷量が少ないところから
信号出力が直線的に立ち上がるのに対して(グラフI参
照)、図15Bのポテンシャルが不均一な画素の場合
は、蓄積電荷量が少ないところ13で信号出力の立ち上
がりが鈍くリニアリティーが悪い(グラフII参照)。
【0018】この結果、画素が1次元または2次元に配
列されている撮像素子では、図15Aや図15Bのよう
な画素が、その不均一性に程度の違いを持ちながらラン
ダムに配列されていると、蓄積電荷量が少ない状態、即
ち低照度の状態では固定パターンノイズが強く現れる。
【0019】本発明は、上述の点に鑑み、入射光により
光電変換を行い、光電変換により得られた信号電荷を蓄
積し、蓄積した信号電荷の電荷量に応じて信号電圧を出
力する機能を合わせ持つ画素で構成された増幅型撮像素
子において、低照度時、即ち小信号時における画素出力
の感度リニアリティー劣化とその感度リニアリティーの
ばらつきによる固定パターンノイズを改善できるように
した固体撮像素子を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像素
子は、光電変換、信号電荷蓄積及び信号電荷量に応じて
信号電圧を出力する機能を合わせ持つ受光素子を備え、
この受光素子は、平面的にみて同じ個所で信号電荷が蓄
積され易く且つ表面チャネル電流が流れ易くなるよう
な、ポテンシャル分布を有した構成とする。
【0021】この構成によれば、受光素子、即ち画素が
上述のようなポテンシャル分布を有することによって、
画素内で信号電荷が蓄積する部分と、表面チャネル電流
が流れる部分とが平面的にみて同じところとなる。従っ
て、界面準位等の影響で画素内のポテンシャル分布に少
しのうねりが生じ、そのうねりが各画素でばらつきをも
っていても、信号電荷が少ない時(即ち、低照度時、小
信号時)の入射光量対信号出力、特性のリニアリティー
(線形性)が良くなり、且つ画素間におけるリニアリテ
ィーのばらつきによる固定パターンノイズの発生を抑制
できる。
【0022】本発明に係る固体撮像素子は、光電変換、
信号電荷蓄積及び信号電荷量に応じて信号電圧を出力す
る機能を合わせ持つ受光素子を備え、隣り合う受光素子
を電気的に分離するための素子分離電極を有した構成と
する。
【0023】この構成によれば、隣り合う受光素子、即
ち画素間を電気的に分離するための素子分離電極を有す
ることによって、この素子分離電極下のポテンシャルの
2次元効果により、平面的にみて信号電荷が蓄積され易
くなる部分と表面チャネル電流が流れ易くなる部分とが
同じところとなる。従って、信号電荷が少ない時でも入
射光量対信号出力特性のリニアリティーが良くなり、か
つ画素間におけるリニアリティーのばらつきによる固定
パターンノイズの発生を抑制できる。
【0024】
【発明の実施の形態】第1の本発明に係る固体撮像素子
は、入射光により光電変換を行い、この光電変換により
得られた信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷の電荷量
に応じて信号電圧を出力する機能を合わせ持つ受光素子
が同一基板上に複数配列された固体撮像素子であって、
受光素子は、平面的にみて同じ個所で信号電荷が蓄積さ
れ易く且つ表面チャネル電流が流れ易くなるような、ポ
テンシャル分布を有した構成とする。
【0025】第2の本発明に係る固体撮像素子は、入射
光により光電変換を行い、光電変換により得られた信号
電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷の電荷量に応じて信号
電圧を出力する機能を合わせ持つ受光素子が、同一基板
上に複数配列された固体撮像素子であって、隣り合う受
光素子を電気的に分離するための素子分離電極を有した
構成とする。
【0026】第3の本発明は、上記第2の固体撮像素子
において、受光素子として2つの主電極と1つの制御電
極および素子分離電極からなるMOS型の受光素子を有
する構成とする。
【0027】第4の本発明は、上記第3の発明の固体撮
像素子において、素子分離電極が単一又は複数の受光素
子を取り囲んで形成された構成とする。
【0028】第5の本発明は、上記第3の発明の固体撮
像素子において、素子分離電極が複数の受光素子を取り
囲んで形成され、受光素子の一方の主電極が複数の受光
素子について共通とされた構成とする。
【0029】第6の本発明は、上記第3の発明の固体撮
像素子において、素子分離領域が受光素子の各列を挟む
ように形成され、素子分離電極と交叉するように受光素
子の制御電極が形成され、各列内で各受光素子の主電極
が隣り合う受光素子の主電極と共通とされた構成とす
る。
【0030】第7の本発明は、第2の発明の固体撮像素
子において、素子分離電極下の深さ方向のポテンシャル
分布が受光素子のオーバーフローバリアのポテンシャル
より高く、表面チャネルのポテンシャルより低く、オー
バーフローバリアから表面に向かって直線的に高くなる
ように設定されてなる構成とする。
【0031】第8の本発明は、上記第2の発明の固体撮
像素子において、素子分離電極下の半導体領域が真性半
導体又は之に近い半導体で形成された構成とする。
【0032】以下、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0033】本実例に係る固体撮像素子、即ち増幅型固
体撮像素子は、画素として前述したような画素内のポテ
ンシャルの不均一性に対して、信号電荷が蓄積する部分
と、表面チャネル電流の流れる部分が別れないようにし
て、リニアリティー劣化と固定パターンノイズを抑圧す
る新しい画素構造を有するものであり、特に、隣り合う
画素との素子分離にMOS構造のゲートを応用した素子
分離ゲートを用いて構成される。
【0034】図1〜図3は、本発明に係る増幅型固体撮
像素子、特にその画素構造の一実施例を示す。但し、図
1は平面図、図2は図1のA−A線上の断面図、図3は
図1のB−B線上の断面図である。
【0035】本例においては、第1導電型例えばp型の
シリコン半導体基板22上に、オーバーフローバリア領
域となる第2導電型、即ちn型の半導体ウエル領域23
が形成され、このn型半導体ウエル領域23上にi型又
は之に近い半導体ウエル領域(例えばp--領域)、本例
ではi型半導体(いわゆる真性半導体)ウエル領域24
が形成され、このi型半導体ウエル領域24に、光電変
換、信号電荷蓄積及び電荷−電圧変換の機能を合わせ持
つ画素(受光素子)21としてのMOSトランジスタが
形成され、この画素21を取り囲むようにi型半導体ウ
エル領域上にゲート絶縁膜25を介して素子分離のため
の素子分離電極、即ち素子分離ゲート電極26を形成し
て成るMOS構造の素子分離領域27が1周して形成さ
れて成る。
【0036】画素21は、i型半導体ウエル領域24に
形成されたp型半導体領域28上にゲート絶縁膜29を
介して直線状のゲート電極30が形成され、このゲート
電極を挟む例えば垂直方向の両側に夫々n型のソース領
域31及びドレイン領域32が形成されて、nチャネル
型のMOSトランジスタとして構成される。
【0037】素子分離ゲート電極26は第1層目の電極
(例えば第1層多結晶シリコン)で形成され、画素21
のゲート電極30は第2層目の電極(例えば第2層多結
晶シリコン)で形成される。
【0038】ゲート電極30は、入射光を透過し得るよ
うに薄く形成される。そして、光が透過しゲート電極3
0下のp型半導体領域28に入射することで、光電変換
による信号電荷(本例ではホール)が発生し、そのp型
半導体領域28に蓄積されるようになされる。ソース領
域31には、メタル配線(例えばAl)による垂直信号
線33が接続され、ドレイン領域32には、同様のメタ
ル配線(例えばAl)による電源線34が接続される。
36はドレインコンタクト部、37はソースコンタクト
部を示す。
【0039】そして、かかる画素21がp型半導体基板
22、オーバーフローバリア領域となるn型半導体ウエ
ル領域23及びi型半導体ウエル領域24からなる共通
基板上に、複数個、1次元又は2次元配列され、本例で
は図4に示すように、マトリクス状に配列形成されて、
増幅型固体撮像素子38が構成される。各画素21のゲ
ート電極30は行毎に共通に形成され、各画素21のソ
ース領域31にソースコンタクト部37を介して列毎に
共通の垂直信号線33が接続され、且つドレイン領域3
2もドレインコンタクト部36を介して列毎に共通の電
源線34が接続される。
【0040】次に、本例に係る増幅型固体撮像素子38
の画素21について、動作説明をする前に、比較例とし
て半導体中の不純物濃度の制御だけでは、隣り合う画素
との素子分離にならない理由を説明する。
【0041】今、仮りに図11及び図12に示すよう
に、nチャネル型MOSトランジスタの画素41に対し
てその周りにp+ 層による素子分離領域42を形成した
画素構造について考える。尚、図11及び図12の画素
41において、図1〜図3の画素21と対応する部分に
は同一符号を付して重複説明を省略する。この構成によ
れば、図12(図11のC−C線上に沿った断面図)に
示すように、隣接画素間の境界UDについてみると、p
+ 層の素子分離領域42はチャネル電流を阻止する能力
を有するも、ゲート電極30が延長する直下の隣接画素
間の境界LRについてみると、p+ 層の素子分離領域4
2はゲート部に蓄積された信号電荷(ホール)を隣接す
る画素から分離する能力が全く無い。
【0042】この現象を図12に示したソース部S、ゲ
ート部G及び素子分離部CSの各個所について、夫々の
ポテンシャル分布を示した図13を用いて説明する。図
13に示すように、ソース部Sと素子分離部CSの深さ
方向のポテンシャルを比較すると、チャネル電流(ここ
では電子)11に対して素子分離部CSのポテンシャル
φCSが全体的に低く形成されているため素子分離の役割
を果たしている。しかしながら一方でゲート部Gと素子
分離部CSの深さ方向のポテンシャルを比較すると、蓄
積された電荷(ここではホール)8に対して素子分離部
CSのポテンシャルが低いために、信号電荷8は自由に
+ 層の素子分離領域42に流れてしまい、素子分離の
役割を果たしていない。
【0043】言い換えると、増幅型画素のように2種類
のキャリア(電子とホール)を扱う素子についていえ
ば、素子分離をp+ 層やn+ 層のような拡散領域で形成
することが難しいことを意味している。即ち、従来は、
リング形状をしたゲート電極により、一方のキャリア
(ここでは信号電荷のホール)を円周上に閉じ込めるこ
とで2種類のキャリアに対する素子分離を実現してい
た。
【0044】次に、上述した本例に係る増幅型固体撮像
素子38の画素動作について説明する。ここでは、素子
分離の原理と特に信号電荷の少ない時の特性の不均一性
を抑圧する効果について、図5の平面構造概略図、図6
A,Bの垂直方向の1次元ポテンシャル図及び図7A,
Bの水平方向の表面チャネルポテンシャルψCHとセンサ
ポテンシャルψSNを用いて説明する。
【0045】図5は、本例の画素構造の説明で示した前
述の図1と同じであり、碁盤の目状に形成された素子分
離ゲート電極26により、MOSトランジスタによる増
幅型画素21が囲まれている平面構造を示した図であ
る。この図5の各ポイントPQ,P1 ,P2 ,Q1 ,Q
2 ,Q3 について、夫々垂直方向の1次元ポテンシャル
を図6A,Bに示し、一点鎖線P−P′に沿ったセンサ
ポテンシャルψSNと、Q−Q′に沿った表面ポテンシャ
ルψCHを図7A,Bに示した。Vg は画素21のゲート
電極30に印加される電圧、Vi は素子分離ゲート電極
26に印加される電圧、Vsub は基板22に印加される
基板電圧を示す。
【0046】図5のような素子分離ゲート電極26を有
した素子分離領域27が画素21の素子分離として正し
く機能を果たすのは、次の理由による。即ち、図6の各
ポイントにおける1次元ポテンシャルから明らかなよう
に、素子分離ゲート部P2 ,Q2 の表面付近(表面から
オーバーフローバリアまで)のポテンシャル分布が、オ
ーバーフローバリアより浅い部分について例えばポイン
トPQの表面チャネルポテンシャルψCHや、ポイントQ
1 ,Q3 表面付近のポテンシャルよりも低いためにチャ
ネル電流が漏れることがない。また、素子分離ゲート部
2 ,Q2 の表面付近(表面からオーバーフローバリ
ア)のポテンシャル分布がポイントPQ,P1 の信号電
荷の蓄積されるセンサポテンシャルψSNよりも高く、さ
らに、過剰な信号電荷8が蓄積される場合でも、ポイン
トP2 のポテンシャルは信号電荷が蓄積される深さ近辺
で、オーバーフローバリアのポテンシャルψOFよりも高
いため、信号電荷8も隣接画素に漏れることがない。
【0047】信号電荷の素子分離について言い換えれ
ば、ポイントP2 ,Q2 のポテンシャルがオーバーフロ
ーバリアのポテンシャルψOFから表面に向かって直線的
に高くなっていくため、過剰な信号電荷8は必ず基板の
深い方に流れ(いわゆる基板22側にオーバーフロー
し)、隣接する画素には漏れることがない。
【0048】本例の素子分離ゲート電極26下では、そ
の基板深さ方向のポテンシャル分布が、オーバーフロー
バリアのポテンシャルψOFより高く、表面チャネルポテ
ンシャルψCHより低く、且つオーバーフローバリアψOF
より表面に向かって直線的に高くなるように設定され
る。このようなポテンシャル分布は、素子分離ゲート電
極30下の半導体領域24として、i型半導体領域ある
いは之に近い半導体領域で形成することにより達成され
る。
【0049】次に、信号電荷8の少ない時の特性の不均
一性を抑圧する効果について説明する。ポイントPQと
1 を比較すると、図6Aで示したポテンシャル分布か
ら明らかなように、素子分離ゲート(ポイントP2 )の
ポテンシャルのポイントP1 のポテンシャルに対する2
次元効果、即ち近接効果(狭チャネル効果)により、ポ
イントPQの表面チャネルポテンシャルψCHは、ポイン
トP1 のそれに比べて高く、ポイントPQのセンサポテ
ンシャルψSNはポイントP1 のそれに比べて低くなって
いる。このため、ポイントPQの方にチャネル電流11
が流れ易く、しかも信号電荷8が溜まり易いので、信号
電荷量が少ない時に信号電荷がポイントPQに集まり、
チャネル電流をポイントPQに流れ易くなる。従って、
界面準位やゲート絶縁膜の固定電荷などの影響によるポ
テンシャルの変化に対しても、従来のリング状ゲート電
極で発生し易かった信号電荷が蓄積しているところと、
チャネル電流が流れるところが別れるような現象を引き
起こしにくい。即ち、界面準位や、ゲート絶縁膜中の固
定電荷及び半導体中の不純物濃度などの不均一性が原因
で、表面チャネルポテンシャルψCHとセンサポテンシャ
ルψSNの不均一性があっても、素子分離ゲートによる2
次元効果がチャネル電流と信号電荷蓄積部の位置を、常
に画素のゲート電極中心部に寄せる効果を有し、小信号
電荷量時の入出力特性のばらつきを抑圧することができ
る。
【0050】ポイントPQのポテンシャルがポイントP
1 よりもチャネル電流が流れ易く、しかも信号電荷が溜
まり易い条件に分布するのは、ポイントP2 (即ち素子
分離ゲート電極30下)の深さ方向にほとんど一定なポ
テンシャル分布の影響(2次元効果、いわゆる狭チャネ
ル効果)を受けてポイントP1 の表面ポテンシャルψ CH
が低く、かつまたセンサポテンシャルψSNが高くなるか
らである。
【0051】このように、素子分離ゲート電極26(ポ
イントP2 ,Q2 )により、センサポテンシャルψSN
図5のP−P′線上に沿ってどのように分布しているか
を、図7Aに示した。図6AのポイントPQ,P1 ,P
2 における1次元ポテンシャルで示したように、素子分
離ゲート電極26下のポテンシャルからの2次元効果に
より、画素21のゲート電極30下のセンサポテンシャ
ルψSNがその中心(即ちポイントPQ付近)で低くなっ
て信号電荷が蓄積するような分布になる。
【0052】図7Bは、図5のQ−Q′線上に平行でポ
イントPQとポイントP1 を通過する線に沿った表面チ
ャネルポテンシャルψCHで、ポイントPQを通過する表
面チャネルポテンシャルψCHは、ポイントP1 のそれよ
り電位が高くなっているために、表面チャネル電流が流
れ易くなっている。
【0053】以上のように、本例においては、光電変
換、信号電荷蓄積及び電荷−電圧変換の機能を合わせ持
つ画素21について、画素21の周りを素子分離ゲート
電極26で取り囲み、その素子分離ゲート電極26下の
ポテンシャルを表面からオーバーフローバリアの深さま
で緩やかに電位が低くなるようにして信号電荷8が隣接
する画素に漏れないようにし、しかもその表面電位を画
素動作におけるチャネルポテンシャルよりも低く形成し
チャネル電流11が隣接する画素に流れないようにし、
素子分離ゲート部分のポテンシャルの2次元効果により
画素21のゲート中央部分に信号電荷が蓄積され易く、
かつチャネル電流が流れ易い構造を採ることで、界面準
位等の影響で画素内のポテンシャル分布に少しのうねり
が生じ、そのうねりが各画素でばらつきを持っていて
も、信号電荷が少ない時(いわゆる低照度時)に、感度
の線形性の劣化を引き起こすことなく、同時に画素間の
ばらつきによる固定パターンノイズを抑制することがで
きる。
【0054】図8及び図9は、夫々本発明に係る増幅型
固体撮像素子の他の実施例を示す。上例では素子分離ゲ
ート電極が各単一の画素を取り囲むようにしたが、図8
及び図9の例は、素子分離ゲート電極が複数の画素を取
り囲むように形成し、且つ取り囲まれた複数の画素につ
いて一方の主電極、即ちドレイン電極が共通とされた構
成である。
【0055】即ち、図8の例では、垂直方向に隣り合う
2つの画素21A,21Bを取り囲むように素子分離ゲ
ート電極26が形成されて成る。2つの画素21A,2
1Bにおいては、ドレイン領域32を共通として、この
ドレイン領域32を挟む垂直方向の上下両側に夫々異な
る画素となるソース領域31A,31Bが形成され、ド
レイン領域32と一方のソース領域31A間、及びドレ
イン領域32と他方のソース領域31B間に夫々ゲート
電極30が形成される。ドレイン領域32は、電源線
(ドレイン電極に相当)に接続され、垂直方向の上下の
ソース領域31A,31Bは、共通の垂直信号線(ソー
ス電極に相当)に接続される。
【0056】図9の例では、垂直、水平方向に隣り合う
4つの画素21A,21B,21C及び21Dを取り囲
むように素子分離ゲート電極26が形成される。4つの
画素21A〜21Dにおいては、中央に共通となるドレ
イン領域32を形成し、このドレイン領域32を挟んで
上下2づつ並列するように4つのソース領域31A,3
1B,31C,31Dが形成され、ドレイン領域32と
各4つのソース領域31A〜31D間に、夫々ゲート電
極30が形成される。なお、水平方向に隣り合うソース
領域31C及び31A間、ソース領域31D及び31B
間には中央のドレイン領域32にまで延びるように素子
分離ゲート電極26が一部延長形成される。そして、こ
の場合も、共通となるドレイン領域32に電源線が接続
され、列毎のソース領域31A,31B及びソース領域
31C,31Dに夫々垂直信号線が接続される。
【0057】図8の実施例では、2つの画素でドレイン
領域を共通にするため、画素をより小さく形成すること
が可能になる。図9の実施例では、ドレイン領域が共通
のみならずドレインコンタクトの数が4つの画素に対し
1つだけで良いため、画素を小さく形成でき、またドレ
イン、ソース配線の自由度が高くなる。
【0058】図10は、さらに本発明に係る増幅型固体
撮像素子の他の実施例を示す。この例では、素子分離ゲ
ート電極26が画素の各列を挟むように、即ち1列に並
ぶ複数の画素の両側を挟むように形成され、且つ各列内
の複数の画素について2つの主電極、即ちドレイン電極
とソース電極を共通にして構成される。つまり、素子分
離ゲート電極26は、垂直方向に隣り合う画素21A,
21B,21Cの両側に垂直方向に伸びて形成される。
画素21Aと画素21Bについてはドレイン領域32を
共通とし、画素21Bと画素21Cについてはソース領
域31を共通としている。そして、この素子分離ゲート
電極26に直交するように、各画素を構成するゲート電
極30が形成される。各ゲート電極30は垂直方向のピ
ッチを等間隔となるように各共通とされたソース領域3
1とドレイン領域32との間に形成される。
【0059】この図10の構成によれば、ドレイン領域
32とソース領域31を垂直方向に隣接する画素で共通
としているため、画素を小さく形成することができ、ま
た、光電変換に寄与するゲート電極30の垂直方向のピ
ッチを等間隔にすることができるという効果がある。
【0060】尚、上例ではp型半導体基板を用いてnチ
ャネル型MOSトランジスタを基本とした画素を形成し
た場合について説明したが、p型とn型を反転した画
素、即ち、p型チャネル型MOSトランジスタを基本と
する画素についても適用することができ、この場合も同
様に効果を奏する。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、光電変換、信号電荷蓄
積及び電荷−電圧変換の機能を合わせ持つ画素につい
て、界面準位等の影響で画素内のポテンシャル分布に少
しのうねりが生じ、そのうねりが各画素でばらつきを持
っていても、蓄積している信号電荷が少ない時(低照度
時、小信号時)に発生し易い感度の線形性の劣化や各画
素における線形性のばらつきによる固定パターンノイズ
の発生を抑制することができる。
【0062】画素、即ち受光素子として、平面的にみて
同じ個所で信号電荷が蓄積され易く且つ表面チャネル電
流が流れ易くなるような、ポテンシャル分布を有せしめ
ることにより、上記の効果を奏し得る。
【0063】また、隣り合う画素、即ち受光素子を電気
的に分離するため素子分離電極を有することにより、こ
の素子分離電極下のポテンシャルの2次元効果によっ
て、受光素子に上記のポテンシャル分布を持たせること
ができ、少ない信号電荷においても、信号電荷の蓄積す
るところと、チャネル電流の流れるところが平面的に離
れることなく、上記の効果を奏し得る。
【0064】本発明では、MOS型トランジスタにより
上記の受光素子を構成することができる。このときに
は、受光素子のゲート中央部分で信号電荷を蓄積し易く
すると共に、チャネル電流を流し易くすることができ
る。
【0065】単一又は複数の受光素子を取り囲んで素子
分離電極を形成するときは、受光素子において、信号電
荷の蓄積するところと、チャネル電流の流れるところが
離れることがなく、且つ受光素子間の分離を十分に行う
ことができる。
【0066】素子分離電極が複数の受光素子を取り囲ん
で形成され、受光素子の一方の主電極が複数の受光素子
について共通とされるときは、画素をより小さく形成す
ることができる。
【0067】素子分離電極が受光素子の各列を挟むよう
に形成され、素子分離電極と交叉するように受光素子の
制御電極が形成され、各列内で各受光素子の主電極が隣
り合う受光素子の主電極と共通とされるときは、画素を
小さく形成することができ、また光電変換に寄与する制
御電極の列方向のピッチを等間隔にすることができる。
【0068】素子分離電極下の深さ方向のポテンシャル
分布を、受光素子のオーバーフローバリアのポテンシャ
ルより高く、表面チャネルのポテンシャルより低く、か
つオーバーフローバリアから表面に向かって直線的に高
くなるように設定するときは、素子分離電極において、
チャネル電流の素子分離能力及び信号電荷の素子分離能
力を共に持たせることができる。
【0069】素子分離電極下の半導体領域が真性半導体
又は之に近い半導体で形成するときは、素子分離電極下
のポテンシャル分布を上記のようなポテンシャル分布に
設定することができ、チャネル電流の素子分離の機能と
信号電荷の素子分離の機能を共に持たせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像素子の画素構造の一例を
示す平面図である。
【図2】図1のA−A線上の断面図である。
【図3】図1のB−B線上の断面図である。
【図4】本発明に係る固体撮像素子の構成図である。
【図5】本発明の動作説明に供する画素の平面図であ
る。
【図6】A 図5のP−P′線上の1次元ポテンシャル
分布図である。 B 図5のQ−Q′線上の1次元ポテンシャル分布図で
ある。
【図7】A 図5のP−P′線上のポテンシャル分布図
である。 B 図5のQ−Q′線上のポテンシャル分布図である。
【図8】本発明に係る固体撮像素子の画素構造の他の実
施例を示す構成図である。
【図9】本発明に係る固体撮像素子の画素構造のさらに
他の実施例を示す構成図である。
【図10】本発明に係る固体撮像素子の画素構造のさら
に他の実施例を示す構成図である。
【図11】比較例に係る固体撮像素子の画素構造の平面
図である。
【図12】図11のC−C線上の断面図である。
【図13】図11の画素構造の1次元ポテンシャル分布
図である。
【図14】従来の増幅型画素の構成図である。
【図15】A 従来の画素のゲート下のポテンシャルが
均一な場合の説明図である。 B 従来の画素のゲート下のポテンシャルが不均一な場
合の説明図である。
【図16】図15BのポイントAとポイントBの1次元
ポテンシャル図である。
【図17】図15BのポイントAとポイントBの信号電
荷量−信号出力特性図である。
【符号の説明】
21 画素(MOS型トランジスタ)、22 p型シリ
コン半導体基板、23オーバーフローバリア領域、24
i型半導体ウエル領域、26 素子分離ゲート電極、
27 素子分離領域、28 p型半導体領域、30 ゲ
ート電極、31 ソース領域、32 ドレイン領域、3
8 増幅型固体撮像素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光により光電変換を行い、該光電変
    換により得られた信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷
    の電荷量に応じて信号電圧を出力する機能を合わせ持つ
    受光素子が、同一基板上に複数配列された固体撮像素子
    であって、 前記受光素子は、平面的にみて同じ個所で前記信号電荷
    が蓄積され易く且つ表面チャネル電流が流れ易くなるよ
    うな、ポテンシャル分布を有して成ることを特徴とする
    固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 入射光により光電変換を行い、該光電変
    換により得られた信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷
    の電荷量に応じて信号電圧を出力する機能を合わせ持つ
    受光素子が、同一基板上に複数配列された固体撮像素子
    であって、 隣り合う前記受光素子を電気的に分離するための素子分
    離電極を有して成ることを特徴とする固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 2つの主電極と1つの制御電極および素
    子分離電極からなるMOS型の受光素子を有することを
    特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記素子分離電極が単一又は複数の受光
    素子を取り囲んで形成されて成ることを特徴とする請求
    項3に記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 前記素子分離電極が複数の受光素子を取
    り囲んで形成され、該受光素子の一方の主電極が前記複
    数の受光素子について共通とされて成ることを特徴とす
    る請求項3に記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 前記素子分離電極が前記受光素子の各列
    を挟むように形成され、 該素子分離電極と交叉するように受光素子の前記制御電
    極が形成され、 前記各列内で各受光素子の前記主電極が隣り合う受光素
    子の主電極と共通とされて成ることを特徴とする請求項
    3に記載の固体撮像素子。
  7. 【請求項7】 前記素子分離電極下の深さ方向のポテン
    シャル分布が、前記受光素子のオーバーフローバリアの
    ポテンシャルより高く、表面チャネルのポテンシャルよ
    り低く、オーバーフローバリアから表面に向かって直線
    的に高くなるように設定されて成ることを特徴とする請
    求項2に記載の固体撮像素子。
  8. 【請求項8】 前記素子分離電極下の半導体領域が、真
    性半導体又は之に近い半導体で形成されて成ることを特
    徴とする請求項2に記載の固体撮像素子。
JP8217558A 1996-08-19 1996-08-19 固体撮像素子 Pending JPH1065138A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7132706B2 (en) 2003-11-26 2006-11-07 Seiko Epson Corporation Solid-state imaging device
EP2073270A2 (en) 2007-12-18 2009-06-24 Sony Corporation Solid-state imaging device and camera
KR20120099569A (ko) 2009-06-22 2012-09-11 소니 주식회사 고체 촬상 장치 및 카메라

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