JPH1064465A - 電子ビーム装置 - Google Patents

電子ビーム装置

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JPH1064465A
JPH1064465A JP8219832A JP21983296A JPH1064465A JP H1064465 A JPH1064465 A JP H1064465A JP 8219832 A JP8219832 A JP 8219832A JP 21983296 A JP21983296 A JP 21983296A JP H1064465 A JPH1064465 A JP H1064465A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子銃と集束レンズ系との間の距離を短くす
ることができる電子ビーム装置を実現する。 【解決手段】 隔壁23に設けられた棒状の磁極28,
29とコイル30,31よりなる棒磁石により、電子ビ
ームはまずX方向に1段目の偏向を受け、隔壁26に設
けられた棒状の磁極33,34とコイル35,36より
なる棒磁石により、電子ビームはX方向に2段目の偏向
を受けてX方向の軸合わせが行われる。Y方向の電子ビ
ームの軸合わせも同様に、隔壁23のY方向に設けられ
た棒状の磁極とコイルよりなる棒磁石により、電子ビー
ムはまずY方向に1段目の偏向を受け、隔壁26のY方
向に設けられた棒状の磁極とコイルよりなる棒磁石によ
り、電子ビームはY方向に2段目の偏向を受けてY方向
の軸合わせが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子銃を収納した
超高真空室と電子ビームを集束する比較的低い真空室と
を備えた走査電子顕微鏡等の電子ビーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走査電子顕微鏡では、電子銃から
の一次電子ビームをコンデンサレンズと対物レンズによ
り試料上に細く集束し、更に、一次電子ビームを走査コ
イルにより試料上で2次元的に走査している。そして試
料への電子ビームの照射によって発生した2次電子等を
検出し、検出信号を電子ビームの走査と同期した陰極線
管に供給して陰極線管上に2次電子像などを表示するよ
うにしている。
【0003】このような走査電子顕微鏡において、光源
を小さくでき、また、比較的大電流が得られる電界放射
型電子銃が使用されてきている。図1はこのような走査
電子顕微鏡を示しており、1は電界放射エミッタ2、引
出電極3、加速電極4より成る電界放射型電子銃であ
る。エミッタ2と引出電極3との間には、図示していな
い引出電源から例えば2〜3kV程度の引出電圧が印加
される。
【0004】この引出電圧の印加によりエミッタ2の先
端部には強電界が形成され、エミッタ2先端から電子が
電界放射される。電界放射された電子は、エミッタ2と
加速電極4との間に接続された加速電源からの加速電圧
により加速され、電子ビームEBとして取り出される。
【0005】電界放射型電子銃1から発生し加速された
電子ビームEBは、コンデンサレンズ5と対物レンズ6
とによって試料7上に細く集束される。また、電子ビー
ムEBは走査コイル8に供給される走査信号により、試
料4上で2次元的に走査される。
【0006】試料7への電子ビームEBの照射によって
発生した2次電子は、図示していない検出器によって検
出される。検出器の検出信号は、適宜増幅された後、走
査コイル8による電子ビームの2次元走査と同期した陰
極線管に供給され、陰極線管の表示画面上には試料の走
査2次電子像が表示される。
【0007】さて、上記した電界放射型電子銃1が収納
された電子銃室9は、良く知られているように超高真空
に維持しなければならない。この電子銃室9の真空度
は、通常10-10 Torr程度に維持される。一方、コンデ
ンサレンズ5や対物レンズ6が収納される鏡筒部10の
真空度は、10-6Torr程度で十分である。
【0008】そのため、電子銃室9と鏡筒部10との間
に、直径が100μm〜500μm程度の開口を有した
アパーチャ板11,12を配置し、アパーチャ板11,
12で仕切られた領域を中間室13としている。そし
て、電子銃室9、中間室13、鏡筒部10とをそれぞれ
別個の排気系で排気し、差動排気によって電子銃室9内
を所定の超高真空としている。なお、電界放射型電子銃
1の迅速な交換作業のために、電子銃室9の下部の適当
な部分に仕切弁が設けられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した走査電子顕微
鏡では、アパーチャ板11,12を電子銃室9と鏡筒部
10との間に挿入し、中間室13を設けるようにしてい
るので、電界放射型電子銃1とコンデンサレンズ5等と
の間の距離が長くなり、電子ビームの軸合わせ機構が必
要となる。そのため、中間室13内に2段の偏向コイル
14,15が設けられている。この偏向コイル14,1
5により電子ビームは2段偏向され、所定の軸合わせが
実行される。
【0010】しかしながら、超高真空の中に電磁偏向コ
イル14,15を挿入するためには、それらのコイルを
超高真空的に封じ切るか、モールドしなければならな
い。その結果、大きな空間を超高真空内に形成しなけれ
ばならない。電磁偏向コイルに変えて、静電偏向板を用
いることも考えられるが、静電偏向では、電子ビームの
加速電圧が数kV程度では対応できるものの、加速電圧
が数10kV以上となると、偏向電圧が数kV以上とな
り、絶縁対策のために大きな空間が必要となる。
【0011】上記の理由により、電界放射型電子銃1と
コンデンサレンズ5との距離を短くすることができず、
せっかく電界放射型電子銃1から大電流が得られても、
その極一部しかコンデンサレンズ5内に入り込まないた
め、明るいビームを試料7に照射することができない。
【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、電子銃と集束レンズ系との間の距
離を短くすることができると同時に、電子銃から放出さ
れた電子線を小さな差動排気アパーチャをうまく通過さ
せて後段のコンデンサレンズのレンズ中心に入射させる
ことができる電子ビーム装置を実現するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に基づく
電子ビーム装置は、電子銃を収納した電子銃室と、電子
銃から発生した電子ビームを集束する鏡筒部と、電子銃
室と鏡筒部との間の中間室とを備えており、電子銃室と
中間室と鏡筒部とを差動排気するように構成した電子ビ
ーム装置において、中間室の上下部分において真空外か
ら棒磁石を挿入する間隙を設け、この間隙に挿入された
棒磁石により電子ビームの軸合わせを行うようにしたこ
とを特徴としている。
【0014】請求項1の発明では、電子銃室と中間室と
鏡筒部とを差動排気するように構成すると共に、真空外
から棒磁石を挿入する間隙を設け、この間隙に挿入され
た棒磁石により電子ビームの軸合わせを行う。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、電子銃は電界放射型電子銃であることを特徴とし
ている。請求項3の発明では、請求項1の発明におい
て、対向する棒磁石をヨークによって磁気的に接続した
ことを特徴としている。
【0016】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、棒磁石は間隙から着脱可能に配置され、間隙内に
棒磁石に代えて加熱ヒーターを挿入するようにしたこと
を特徴としている。
【0017】請求項5の発明に基づく電子ビーム装置
は、電子ビーム通路を真空的に隔てる壁部分に真空外か
ら棒磁石を挿入する間隙を設け、この間隙に設けられた
棒磁石により電子ビームの非点補正や電子ビームの集束
を行うようにしたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図2は本発明に基づく走査
電子顕微鏡の一例の要部を示しており、図1の従来装置
と同一ないしは類似の構成要素には、同一番号を付しそ
の詳細な説明は省略する。
【0019】電子銃室9はステンレス等の非磁性体で形
成された電子銃室壁20によって囲まれており、図示し
ていないが、超高真空ポンプによって内部は排気されて
いる。この電子銃室20内には電界放射型電子銃1が収
納されている。
【0020】電子銃室9の下部には中間室13が設けら
れているが、この中間室壁21もステンレス等の非磁性
体で形成されている。中間室13内部はスパッタイオン
ポンプ22と繋がっており、中間室13は独立に排気さ
れるように構成されている。この電子銃室9と中間室1
3との間には円盤状の隔壁23が配置されており、この
隔壁23上に第1のアパーチャ板24が配置されてい
る。
【0021】中間室13の下部には鏡筒部10が設けら
れているが、この鏡筒壁25もステンレス等の非磁性体
で形成されている。鏡筒部10は図示していない真空ポ
ンプと繋がっており、鏡筒部10内部は独立に排気され
るように構成されている。この中間室13と鏡筒部10
との間には円盤状の隔壁26が配置されており、この隔
壁26上に第2のアパーチャ板27が配置されている。
この鏡筒部10内にはコンデンサレンズや対物レンズが
配置される。
【0022】電子銃室9と中間室13との間の円盤状の
隔壁23には、X方向において、対向して2か所に真空
外から細長い間隙が穿たれており、この間隙には、それ
ぞれ磁極28,29が挿入されている。各磁極28,2
9にはそれぞれコイル30,31が巻かれているが、コ
イル30,31は共通に接続され、単一の励磁電源32
から電流が供給される。この結果、隔壁23に設けられ
た間隙には、棒磁石が挿入されたことになり、この2つ
の棒磁石の対向する面はそれぞれNとSとなるように構
成されている。
【0023】また、図示はされていないが、円盤状の隔
壁23のX方向と90°回転したY方向にも、同様に2
か所間隙が穿たれており、これらの間隙にも磁極とコイ
ルよりなる棒磁石が挿入され、それらの棒磁石の対向す
る面はNとSとなるように構成されており、同一平面上
でX,Yの電子線の偏向が可能となる。
【0024】中間室13と鏡筒部10との間の円盤状の
隔壁26にも同様に、X方向において、対向して2か所
に真空外から細長い間隙が穿たれており、この間隙に
は、それぞれ磁極33,34が挿入されている。各磁極
33,34にはそれぞれコイル35,36が巻かれてい
るが、コイル35,36は共通に接続され、単一の励磁
電源37から電流が供給される。
【0025】この結果、隔壁26に設けられた間隙に
は、棒磁石が挿入されたことになり、この2つの棒磁石
の対向する面はそれぞれNとSとなるように構成されて
いる。なお、2段偏向による電子ビームの軸合わせのた
め、隔壁26における磁極33と34先端の磁性は、隔
壁23における磁極28と29先端の磁性と反転されて
おり、磁極28,29による電子ビームの偏向の向きと
磁極33,34による電子ビームの偏向の向きとは逆に
されており、いわゆる2段偏向による電子線のふりもど
しが実現される。
【0026】また、図示はされていないが、円盤状の隔
壁26のX方向と90°回転したY方向にも、同様に2
か所間隙が穿たれており、これらの間隙にも磁極とコイ
ルよりなる棒磁石が挿入され、それらの棒磁石の対向す
る面はNとSとなるように構成されている。
【0027】図3は電子銃室9と中間室13との間の隔
壁23部分の部分断面図であり、電子銃室壁と隔壁23
との間には、メタルOリング38が設けられ、真空シー
ルがされている。なお、隔壁23に設けられた点線部分
は、Y方向の棒磁石を挿入する細長い間隙39を示して
いる。このような構成の動作を次に説明する。
【0028】電子銃室9と中間室13との間には、直径
が100μm〜500μm程度の開口を有したアパーチ
ャ板24が配置され、また、中間室13と鏡筒部10と
の間には、同じく直径が100μm〜500μm程度の
開口を有したアパーチャ板27が配置されている。そし
て、電子銃室9、中間室13、鏡筒部10とをそれぞれ
別個の排気系で排気し、差動排気によって電子銃室9内
を所定の高真空としている。なお、電界放射型電子銃1
の迅速な交換作業のために、隔壁26には仕切弁40が
設けられている。
【0029】さて、電界放射型電子銃1から発生した電
子ビームの軸合わせを行う必要があるが、この実施の形
態では隔壁23に設けられた棒状の磁極28,29とコ
イル30,31よりなる棒磁石により、電子ビームはま
ずX方向に1段目の偏向を受け、隔壁26に設けられた
棒状の磁極33,34とコイル35,36よりなる棒磁
石により、電子ビームはX方向に2段目の偏向を受けて
X方向の軸合わせが行われる。
【0030】この電子ビームの各偏向の大きさは、励磁
電源32,37からの励磁電流の大きさを調整すること
によって行うことができる。また、Y方向の電子ビーム
の軸合わせも同様に、隔壁23のY方向に設けられた棒
状の磁極とコイルよりなる棒磁石により、電子ビームは
まずY方向に1段目の偏向を受け、隔壁26のY方向に
設けられた棒状の磁極とコイルよりなる棒磁石により、
電子ビームはY方向に2段目の偏向を受けてY方向の軸
合わせが行われる。
【0031】図4は本発明の他の実施形態を示す平面図
であり、図2の構成と同一部分には同一番号が付されて
いる。この実施の形態では、対向する磁極(図ではX方
向の磁極のみ示す)28,29は、ヨーク41によって
磁気的に接続されている。このように構成すると、磁気
抵抗を減少させ、少ない励磁電流で所望の電子ビームの
軸合わせを行うことができる。
【0032】なお、図2の構成で、隔壁23の上部に電
子銃室9と中間室13とを真空的に分離するアパーチャ
板24を配置したが、アパーチャ板を隔壁23の下部に
配置しても良い。
【0033】ところで、電子銃室等を超高真空状態とす
るためには、電子銃室を排気する際に、電子銃室の加熱
を行い、各部材からの吸着ガスの焼きだし処理を行わね
ばならない。図2に示した本発明の構成では、各間隙に
挿入された磁極とコイルより成る組み合わせ(棒磁石)
を間隙から引き出し、この棒磁石に代えて加熱ヒーター
を各間隙に挿入し、加熱ヒーターにより電子銃室内や中
間室内の焼きだし処理を効率良く行うことができる。
【0034】上記した構成では、対向する棒磁石を関連
させて励磁し、電子ビームの軸合わせのために用いた
が、その他の構成を用いることもできる。図5は4極レ
ンズの構成を示している。N極とN極及びS極とS極が
対向して配置されている。この配置では、磁力線は図に
示す向きに形成される。この結果、図6に示すように円
状のビームをこの4極レンズに入射させると、ビームは
図6に示すようにX方向に引き伸ばされた形状となり
(1次元の集束作用)、Y方向の集束作用(レンズ)と
なる。
【0035】そこで、更にもう1組の4極レンズを45
゜ずらせて設置すると、同様にX方向に集束させること
ができ、X,Y2次元方向の集束が可能となる。そこ
で、図7に示すように同一平面に前記X方向及びY方向
の集束レンズを配置すると、8極のレンズとなり、前述
したようにビームの形状を変化させることができるよう
になり、非点補正を行うことができる。
【0036】以上本発明の実施の形態を詳述したが、本
発明はこの形態に限定されない。例えば、走査電子顕微
鏡を例に説明したが、透過型電子顕微鏡等他の電子ビー
ム装置にも本発明を適用することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明では、電子銃室と中間室
と鏡筒部とを差動排気するように構成すると共に、真空
外から棒磁石を挿入する間隙を設け、この間隙に挿入さ
れた棒磁石により電子ビームの軸合わせを行うように構
成したので、中間室部分の構造をコンパクトにすること
ができ、電子銃とコンデンサレンズとの間の距離を従来
に比べて1/3以下とすることができるため、電子ビー
ムの強度を9倍以上とすることができる。
【0038】また、超高真空室内に偏向系を入れる必要
がないため、電子銃室の真空度を改善することができ
る。請求項2の発明では、請求項1の発明において、電
子銃は電界放射型電子銃であることを特徴としており、
簡単な構成で、電界放射型電子銃が収納された電子銃室
内部の真空度を極めて高くすることができる。
【0039】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、対向する棒磁石をヨークによって磁気的に接続し
たので、磁気抵抗を減少させることができ、軸合わせの
ための励磁電流を少なくすることができる。
【0040】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、棒磁石は間隙から着脱可能に配置され、間隙内に
棒磁石に代えて加熱ヒーターを挿入するようにしたの
で、簡単に高真空室の加熱焼きだし処理を行うことがで
きる。
【0041】請求項5の発明に基づく電子ビーム装置
は、電子ビーム通路を真空的に隔てる壁部分に真空外か
ら棒磁石を挿入する間隙を設け、この間隙に設けられた
棒磁石により電子ビームの非点補正又は集束を行うよう
にしたので、簡単な構成により、高い真空度を維持した
状態で電子ビームの非点補正又は集束を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電界放射型電子銃を用いた走査電子顕微
鏡を示す図である。
【図2】本発明に基づく走査電子顕微鏡の一例の要部を
示す図である。
【図3】図2の走査電子顕微鏡の一部断面斜視図であ
る。
【図4】磁極をヨークによって接続した実施の形態を示
す図である。
【図5】4極レンズの説明図である。
【図6】ビームの集束作用の説明図である。
【図7】8極レンズの説明図である。
【符号の説明】
1 電界放射型電子銃 9 電子銃室 10 鏡筒部 22 スパッタイオンポンプ 23,26 隔壁 24,27 アパーチャ板 28,29,33,34 磁極 30,31,35,36 コイル 32,37 励磁電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 37/256 H01J 37/256

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子銃を収納した電子銃室と、電子銃か
    ら発生した電子ビームを集束する鏡筒部と、電子銃室と
    鏡筒部との間の中間室とを備えており、電子銃室と中間
    室と鏡筒部とを差動排気するように構成した電子ビーム
    装置において、中間室の上下部分において真空外から棒
    磁石を挿入する間隙を設け、この間隙に挿入された棒磁
    石により電子ビームの軸合わせを行うようにした電子ビ
    ーム装置。
  2. 【請求項2】 電子銃は電界放射型電子銃である請求項
    1記載の電子ビーム装置。
  3. 【請求項3】 対向する棒磁石をヨークによって磁気的
    に接続した請求項1記載の電子ビーム装置。
  4. 【請求項4】 棒磁石は間隙から着脱可能に配置され、
    間隙内に棒磁石に代えて加熱ヒーターを挿入するように
    した請求項1記載の電子ビーム装置。
  5. 【請求項5】 電子ビーム通路を真空的に隔てる壁部分
    に真空外から棒磁石を挿入する間隙を設け、この間隙に
    設けられた棒磁石により電子ビームの非点補正又は集束
    を行うようにした電子ビーム装置。
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