JPH1064382A - 真空バルブおよびその製造方法 - Google Patents

真空バルブおよびその製造方法

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JPH1064382A
JPH1064382A JP22146096A JP22146096A JPH1064382A JP H1064382 A JPH1064382 A JP H1064382A JP 22146096 A JP22146096 A JP 22146096A JP 22146096 A JP22146096 A JP 22146096A JP H1064382 A JPH1064382 A JP H1064382A
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solvent
epoxy resin
amine
vacuum valve
pigment
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JP22146096A
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Rika Takigawa
りか 滝川
Fumio Furuya
文雄 降矢
Takashi Kobayashi
小林  隆
Akira Maniwa
明 馬庭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁・防錆処理後の乾燥が容易な真空バルブ
およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 セラミックスの絶縁筒および金属外装部
からなる真空容器を有する真空バルブのセラミックス絶
縁筒外面に、ポリアルキルフェニルシロキサン、アミン
系化合物および脂肪族モノカルボン酸塩から構成される
シリコンワニスにより被膜を形成するとともに、金属外
装部に、エポキシ樹脂、防錆顔料、体質顔料、添加剤、
溶剤を含む主剤と、アミンアダクト樹脂と溶剤とを含む
硬化剤と、3級アミンと溶剤含む硬化促進剤により生成
されるエポキシ樹脂により被膜を形成したり、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、接着顔料、体質顔料、添加剤、溶
剤を含む主剤と、アミンアダクト樹脂と溶剤を含む硬化
剤と、3級アミンと溶剤を含む硬化剤促進剤により生成
されるエポキシ樹脂により被膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス部の
電気的特性保持のための処理と外装金属部の防錆のため
の処理を施した真空バルブおよびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に真空バルブは図1に示すように構
成されている。同図において、1はセラミックスの絶縁
材質からなる同筒形の絶縁筒であり、その両端開口部
が、固定側金属端板2及び可動金属板3でそれぞれ閉塞
されて真空容器4が形成されている。固定側金属板2に
は固定接点通電軸7が貫通固着されこれと対向するよう
に可動側金属端板3には軸受11を介して可動接点通電軸
8が、移動可能に貫通されている。そして、対向部にお
ける固定接点通電軸7に固定接点(固定電極)5が取付
けられ、可同接点軸8に可動接点(可動電極)6が取付
けられている。
【0003】また、可動側金属端板3と可動接点通電軸
8の軸方向の移動を許容し得るように金属製のベローズ
9が設けられている。10はシールドであり、固定接点5
及び可動接点6を包囲するように設けられている。
【0004】上記のような各部剤の取付け構造において
各通電軸7,8とそれに対応した固定接点5及び可動接
点6、固定側金属端板2と固定接点、通電軸7、可動接
点通電軸8とベローズ9の一端、可動側金属端板3とベ
ローズ9の他端、及び各金属端板2,3と絶縁筒1の各
接合部分は、ろう付けあるいは、溶接等により接合され
ている。
【0005】そして可動接点通電軸8を図示しない操作
機構で軸方向に駆動することにより、固定接点5に対し
て可動接点6が接離されるようになっている。このよう
な真空バルブの使用環境は、温湿度の影響はもとより汚
染大気中や腐食性雰囲気等厳しい環境で使用されること
もある。
【0006】このため、高湿度や汚損環境においても必
要な電気特性を得るために、セラミックスの絶縁筒1に
シリコーンワニス処理を実施している(A処理とす
る)。また、外部に露出する金属外装部分である固定側
金属端板2及び可動側金属板3等の外表面は防食性を得
るために、耐食性有機材料のエポキシ樹脂塗料による処
理を実施している(B処理とする)。これらA処理とB
処理は、従来別々の場所で実施しており、A処理は乾燥
を室内放置で行ない、B処理は乾燥を乾燥炉を使用して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したA処理に使用
するシリコーンワニスは、メチル基主体のものであり、
他樹脂塗料と親和性が劣るため、他樹脂塗膜欠陥である
“はじき”現象を生じさせる。このはじき現象は塗料の
接触角が大きいと塗膜が拡がらないで縮まるために生ず
るものである。A処理に用いた材料が微量でもB処理を
施こそうとする個所に付着していた場合、B処理を実施
すると“はじき”現象を生じ塗膜欠陥となる。この塗膜
欠陥を生じた場合、再塗装処理を実施するため下地処理
として研磨等を実施しても、確実に再塗装が実施でき
ず、再び“はじき”現象を生ずる可能性がある。
【0008】このため、A処理とB処理とは、同一場所
では実施できず、B処理の乾燥のように乾燥炉を使用せ
ず、室内放置を実施しており、A処理後の乾燥には多大
な時間を有していた。また、A処理後に乾燥炉を使用
し、強制乾燥を実施するためには、専用炉としなければ
ならないという問題がある。
【0009】以上のことから、A処理とB処理は、同一
場所での塗布作業が実施できず、また強制乾燥炉を共有
して使用できずA処理後の乾燥に室温で1日放置してい
た。そこで、本発明においては、A処理とB処理を同一
場所で処理順序の制約なく実施した場合にも、正常な被
覆を形成させ、同一乾燥炉(強制乾燥用)を使用可能な
被膜を形成した真空バルブおよびその製造方法を提供す
るとすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、セラミックスの絶縁筒および金属外装部からなる真
空容器を備えた真空バルブのセラミックス絶縁筒外面に
は、ポリアルキルフェニルシロキサン、アミン系化合物
および樹脂族モノカルボン酸塩から構成されるシリコン
ワニスを用いて被膜を形成し、金属外装部には、エポキ
シ樹脂、防錆顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤
と、アミンアダクト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級ア
ミンと溶剤を含む硬化促進剤とから生成されるエポキシ
樹脂を用いて被膜を形成したことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、セラミックスの
絶縁筒および金属外装部からなる真空容器を備えた真空
バルブのセラミックス絶縁筒外面には、ポリアルキルフ
ェニルシロキサン、アミン系化合物および脂肪族モノカ
ルボン酸塩から構成されるシリコンワニスにより被膜を
形成し、金属外装部には、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、接着顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、
アミンアダクト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミン
と溶剤を含む硬化促進剤から生成されるエポキシ樹脂を
用いて被膜を形成したことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、セラミッ
クスの絶縁筒および金属外装部からなる真空容器を備え
た真空バルブのセラミックス絶縁筒外面には、ポリアル
キルフェニルシロキサン、アミン系化合物および脂肪族
モノカルボン酸塩から構成されるシリコンワニスを用い
て被膜を形成し、金属外装部には、エポキシ樹脂、防錆
顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、アミンア
ダクト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤含
む硬化促進剤から生成されるエポキシ樹脂を用いて第1
の被膜を形成し、さらに、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、接着顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、
アミンアダクト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミン
と溶剤を含む硬化促進剤から生成されるエポキシ樹脂を
用いて第2の被膜を形成したことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、セラミックスの
絶縁筒および金属外装部からなる真空容器を有する真空
バルブのセラミックス外面に、ポリアルキルフェニルシ
ロキサン、アミン系化合物および脂肪族モノカルボン酸
塩から構成されるシリコンワニスにより被膜を形成する
第1の工程と、金属外装部にエポキシ樹脂、防錆顔料、
体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、アミンアダクト
樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤を含む硬
化促進剤とにより生成されるエポキシ樹脂により被膜を
構成する第2の工程と、を備えた方法を特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、セラミッ
クスの絶縁筒および金属外装部からなる真空容器を有す
る真空バルブのセラミックス外面に、ポリアルキルフェ
ニルシロキサン、アミン系化合物および脂肪族モノカル
ボン酸塩から構成されるシリコンワニスにより被膜を形
成する第1の工程と、セラミックス絶縁筒部にエポキシ
樹脂、メラミン樹脂、接着顔料、体質顔料、添加剤、溶
剤を含む主剤と、アミンアダクト樹脂と溶剤を含む硬化
剤と、3級アミンと溶剤を含む硬化促進剤により生成さ
れるエポキシ樹脂により被膜を構成する第2の工程と、
を備えた方法を特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明によれば、セラミッ
クスの絶縁筒および金属外装部からなる真空容器を有す
る真空バルブのセラミックス外面に、ポリアルキルフェ
ニルシロキサン、アミン系化合物および脂肪族モノカル
ボン酸塩から構成されるシリコンワニスにより被膜を形
成する第1の工程と、金属外装部にエポキシ樹脂、防錆
顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、アミンア
ダクト樹脂と溶剤とを含む硬化剤と、3級アミンと溶剤
を含む硬化促進剤により生成されるエポキシ樹脂により
被膜を構成する第2の工程と、セラミックス絶縁筒部に
エポキシ樹脂、メラミン樹脂、接着顔料、体質顔料、添
加剤、溶剤を含む主剤と、アミンアダクト樹脂と溶剤を
含む硬化剤と、3級アミンと溶剤を含む硬化促進剤によ
り生成されるエポキシ樹脂により被膜を構成する第3の
工程と、を備えた方法を特徴とする。
【0016】請求項7に記載の発明によれば、各工程後
に摂氏40乃至80度で、10乃至60分の強制乾燥を行なうこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の発明によ
れば、絶縁処理の被膜形成に用いた材料が防錆処理に影
響を与えず、また絶縁・防錆処理の乾燥が容易にでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】A処理に使用するシリコーンワニ
スは、ポリアルキル(C1〜C18)フェニルシロキサン
50、キシレン50(組成%)に対し、硬化促進剤であるア
ミン系化合物及び脂肪族モノカルボン酸塩(アミン系化
合物85〜95%、残り脂肪族モノカルボン酸塩)を1.0 〜
1.5 (重量比)添加し、さらに塗布しやすいようにキシ
レン系又はトルエン系希釈剤を85〜95%(重量比)(0
〜75%でも可)を加える。
【0018】塗布は、刷毛や筆を用い、1〜2回塗りを
実施し、乾燥被膜厚5〜10μm(最小3μm)とする。
塗布後、乾燥の促進を図るため乾燥炉を使用し強制乾燥
を行なう。
【0019】乾燥条件としては、例えば、炉温80℃で25
〜30分実施し、その後約30分冷却する。炉温は40〜80℃
程度で、乾燥時間は10〜60分程度で適宜選択して実施す
る。それから引き続きB処理を行なうが、この場合には
A処理を実施する場所で行なうことが可能である。B処
理は2種類あるのでB−1、B−2とする。
【0020】B−1処理に使用するエポキシ樹脂は、主
剤エポキシ樹脂23、防錆顔料27、着色顔料5、体質顔料
19、添加剤1、ケトン系溶剤5、エステル系溶剤8、ア
ルコール系溶剤2、トルエン10(重量%)、硬化剤は、
アミンアダクト樹脂37、ケトン系溶剤14、エステル系溶
剤20、トルエン29(重量%)、硬化促進剤は、3級アミ
ン10、キシレン90(重量%)とする。そして上記主剤、
硬化剤、硬化促進剤の比率は、10:1.0 :0.5 (重量
比)の割合で調合し、さらに塗布しやすいようにキシレ
ン系又はトルエン系希釈剤を適当に加える。
【0021】B−2処理に使用するエポキシ樹脂は、主
剤として、エポキシ樹脂35、メラミン樹脂6、着色顔料
24、体質顔料6、ケトン系溶剤6、エステル系溶剤8、
アルコール系溶剤12、トルエン12、キシレン1(重量
%)、硬化剤として、アミンアダクト樹脂22、ケトン系
溶剤15、エステル系溶剤24、アルコール系溶剤4、トル
エン35(重量%)、硬化促進剤として、3級アミン10、
キシレン90(重量%)とする。そして、主剤、硬化剤、
硬化促進剤の比率を8:2:1(重量比)の割合で調整
し、さらに塗布しやすいようにキシレン系又はトルエン
系希釈剤を適当に加える。
【0022】ここで、塗布は刷毛や筆を用い、乾燥膜厚
はB−1、B−2とも30〜40bmとする。塗布後、乾燥の
促進を図るため乾燥炉を使用し、強制乾燥を行なう。こ
の際A処理後の乾燥を実施する炉と共有することが可能
である。
【0023】乾燥条件は、例えば炉温80℃で25〜30分実
施する。この他、炉温は40〜80℃程度で、10〜60分程度
実施する。ここで、最高炉温を80℃に設定したのは、B
処理での変色や光沢度に差異が生ずるためである。
【0024】B処理は、B−1又はB−2処理のどちら
かを実施する場合と、B−1処理後にB−2処理を実施
し、2層の塗膜を形成する場合がある。この様な方法に
よれば、A処理とB処理を同一場所で処理しても、A処
理に使用する材料がフェニル基含有の他樹脂塗料と親和
性があるポリアルキルフェニルシロキサンであるため、
B処理を施こそうとする個所に付着しても、B処理が実
施でき、“はじき”現象のない正常な被膜が得られる。
このため、A処理及びB処理実施後、同一乾燥炉で強制
乾燥を実施することができる。また、A処理に使用する
硬化促進剤の添加、B処理に使用する硬化促進剤を先に
示したように調合すれば同一条件の強制乾燥を実施し、
冷却後、各々の処理の目的の機能を有することができ
る。
【0025】本発明における目的の機能は、A処理にお
いては、汚損、湿潤雰囲気(10〜50℃、70〜90%RH、等
価塩分0.03mgNaCl/cm2 )中で、もれ電流によるせん絡
防止の機能を有することでありB処理においては、過酷
な腐食環境でも金属部を保護し防錆機能を有することで
ある。本発明によれば、A処理とB処理を同一場所で処
理した場合に、A処理に使用する材料がB処理で処理使
用としている箇所に付着したとしても、正常な被膜性能
を得ることができる。
【0026】またA処理及びB処理に使用する材料中に
は硬化促進剤が添加されており、さらに、共有で使用す
る同一条件の乾燥炉により強制乾燥を実施すると、冷却
後直ちにA処理及びB処理が必要とする機能を備えるこ
とができる。A処理による機能を示すと下記のようにな
る。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】本発明によれば、以上のようにA処理及び
B処理を同一の場所で処理することができ、また乾燥炉
が共通に使用できることから、処理場スペースが削減で
き、リードタイムの短縮が図られる。乾燥炉の設定条件
も同じ条件であるため、切り替えによるロス時間がな
く、生産性向上が図れる。
【0032】また、従来放置乾燥することにより、硬化
(乾燥)状態に差異(夏期・冬期高湿度)が生じ品質の
安定化が困難であったのに対し、本発明では、品質の安
定化が図れる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、絶縁
・防錆処理後の乾燥が容易で、処理−乾燥−冷却後直ち
に各々の必要な機能を備えた高品質の製品を提供するこ
とができる。また、シリコーンワニス処理と2液型エポ
キシ趣旨塗装を同一場所で実施し、同一の乾燥炉を用い
た強制乾燥を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空バルブの断面図。
【符号の説明】
1…絶縁筒 2…固定側金属端板 3…可動側金属端板 4…真空容器 5…固定接点 6…可動接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬庭 明 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックスの絶縁筒および金属外装部
    からなる真空容器を備えた真空バルブにおいて、 前記真空バルブのセラミックス絶縁筒外面には、ポリア
    ルキルフェニルシロキサン、アミン系化合物および脂肪
    族モノカルボン酸塩から構成されるシリコンワニスを用
    いて被膜を形成し、 前記金属外装部には、エポキシ樹脂、防錆顔料、体質顔
    料、添加剤、溶剤含をむ主剤と、アミンアダクト樹脂と
    溶剤を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤を含む硬化促進
    剤とから生成されるエポキシ樹脂を用いて被膜を形成し
    たことを特徴とする真空バルブ。
  2. 【請求項2】 セラミックスの絶縁筒および金属外装部
    からなる真空容器を備えた真空バルブにおいて、 前記真空バルブのセラミックス絶縁筒外面には、ポリア
    ルキルフェニルシロキサン、アミン系化合物および脂肪
    族モノカルボン酸塩から構成されるシリコンワニスによ
    り被膜を形成し、 前記金属外装部には、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、接
    着顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、アミン
    アダクト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤
    を含む硬化促進剤とから生成されるエポキシ樹脂を用い
    て被膜を形成したことを特徴とする真空バルブ。
  3. 【請求項3】 セラミックスの絶縁筒および金属外装部
    からなる真空容器を備えた真空バルブにおいて、 前記真空バルブのセラミックス絶縁筒外面には、ポリア
    ルキルフェニルシロキサン、アミン系化合物および脂肪
    族モノカルボン酸塩から構成されるシリコンワニスによ
    り被膜を形成し、 前記金属外装部には、エポキシ樹脂、防錆顔料、体質顔
    料、添加剤、溶剤を含む主剤と、アミンアダクト樹脂と
    溶剤を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤を含む硬化促進
    剤から生成されるエポキシ樹脂を用いて第1の被膜を形
    成し、さらに、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、接着顔
    料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、アミンアダ
    クト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤を含
    む硬化促進剤から生成されるエポキシ樹脂を用いて第2
    の被膜を形成したことを特徴とする真空バルブ。
  4. 【請求項4】 セラミックスの絶縁筒および金属外装部
    からなる真空容器を有する真空バルブのセラミックス外
    面に、ポリアルキルフェニルシロキサン、アミン系化合
    物および脂肪族モノカルボン酸塩から構成されるシリコ
    ンワニスにより被膜を形成する第1の工程と、 前記金属外装部にエポキシ樹脂、防錆顔料、体質顔料、
    添加剤、溶剤を含む主剤と、アミンアダクト樹脂と溶剤
    を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤を含む硬化促進剤と
    から生成されるエポキシ樹脂により被膜を構成する第2
    の工程と、 を備えたことを特徴とする真空バルブの製造方法。
  5. 【請求項5】 セラミックスの絶縁筒および金属外装部
    からなる真空容器を有する真空バルブのセラミックス外
    面に、ポリアルキルフェニルシロキサン、アミン系化合
    物および脂肪族モノカルボン酸塩から構成されるシリコ
    ンワニスにより被膜を形成する第1の工程と、 前記セラミックス絶縁筒部にエポキシ樹脂、メラミン樹
    脂、接着顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、
    アミンアダクト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミン
    と溶剤を含む硬化促進剤により生成されるエポキシ樹脂
    により被膜を構成する第2の工程と、 を備えたことを特徴とする真空バルブの製造方法。
  6. 【請求項6】 セラミックスの絶縁筒および金属外装部
    からなる真空容器を有する真空バルブのセラミックス外
    面に、ポリアルキルフェニルシロキサン、アミン系化合
    物および脂肪族モノカルボン酸塩から構成されるシリコ
    ンワニスにより被膜を形成する第1の工程と、 前記金属外装部にエポキシ樹脂、防錆顔料、体質顔料、
    添加剤、溶剤を含む主剤と、アミンアダクト樹脂と溶剤
    を含む硬化剤と、3級アミンと溶剤を含む硬化促進剤と
    により生成されるエポキシ樹脂により被膜を構成する第
    2の工程と、 前記セラミックス絶縁筒部にエポキシ樹脂、メラミン樹
    脂、接着顔料、体質顔料、添加剤、溶剤を含む主剤と、
    アミンアダクト樹脂と溶剤を含む硬化剤と、3級アミン
    と溶剤を含む硬化促進剤により生成されるエポキシ樹脂
    により被膜を構成する第3の工程と、 を備えたことを特徴とする真空バルブの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記各工程後に摂氏40乃至80度で、10乃
    至60分の強制乾燥を行なうことを特徴とする請求項4乃
    至請求項6に記載の真空バルブの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106122501A (zh) * 2016-08-04 2016-11-16 铜陵天海流体控制股份有限公司 复合蝶板及其制作方法
CN109887690A (zh) * 2019-04-01 2019-06-14 西北工业大学 一种嵌套式绝缘套筒及其制备方法

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