JPH1064193A - 2値化回路 - Google Patents

2値化回路

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JPH1064193A
JPH1064193A JP21984896A JP21984896A JPH1064193A JP H1064193 A JPH1064193 A JP H1064193A JP 21984896 A JP21984896 A JP 21984896A JP 21984896 A JP21984896 A JP 21984896A JP H1064193 A JPH1064193 A JP H1064193A
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JP
Japan
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signal
binarization
positive peak
level
circuit
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JP21984896A
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Takehiko Konuma
武彦 戸沼
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振幅が変化した信号を2値化スライスレベル
のオフセット調整なしに2値化する2値化回路を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 負エンベロープ検出回路2で検出した負
エンベロープ信号を差動アンプ4にて再生元信号から引
き算することにより再生元信号から低周波変動成分を取
り除くとともに2値化しようとする再生元信号の基準を
負側に揃える。ここで、正ピーク検出回路5が再生元信
号から4T信号を取り込んでそのピークを検出し、正ピ
ークホールド回路6にてそのピークレベルを保持しつつ
その半分レベルを2値化スライスレベルとして2値化コ
ンパレータ7に与える。2値化コンパレータ7は差動ア
ンプ4からの再生元信号を2値化スライスレベルと電圧
比較して2値化信号を出力する。これにより、2値化ス
ライスレベル信号は常に4T信号のピークの半分に調整
され、正しいマーク長の信号を再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2値化回路に関し、
特に光ディスクの品質評価を行う装置において、光ディ
スクに記録した信号を広範囲な信号振幅変動に対しても
正確に2値化することができる2値化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクなどの光ディスク媒体に
は、その規格として、ディスクの機械的特性、保護層・
記録層の光学的特性、記録・再生特性、測定条件などが
定められている。測定項目の一つに光ディスクに記録さ
れた特定信号を再生したときの時間的な揺らぎ、すなわ
ち、ジッタの測定がある。
【0003】ジッタの測定には、トラックに沿って所定
の間隔を置いて所定の長さで記録されたマークを読み取
り、その再生信号を2値化することによって得られた信
号が使用される。
【0004】図5は従来の振幅検出型2値化回路の構成
例を示す図である。この振幅検出型2値化回路は、バッ
ファアンプ51と、コンデンサ52および抵抗53から
なるハイパスフィルタと、2値化コンパレータ54と、
抵抗55およびコンデンサ56からなるローパスフィル
タと、差動アンプ57と、基準電圧源58とから構成さ
れる。
【0005】レーザービームで走査されるトラックを複
数のセクタに分割して管理される構成の光磁気ディスク
において、ディスクからの光ピックアップ信号(RF差
信号)はバッファアンプ51に入力され、直流成分がカ
ットされて2値化コンパレータ54に入力される。一
方、2値化コンパレータ54の2値化信号はローパスフ
ィルタにて積分され、差動アンプ57にて、基準電圧源
58の基準電圧との差が求められ、スライスレベルとし
て2値化コンパレータ54に入力される。このため、ス
ライスレベルは2値化信号の平均レベルによって変化さ
れる。したがって、ディスクに記録された特定信号成分
(4T)の時間的な揺らぎ(ジッタ)を正確に出力(測
定)するためには、記録される信号が4Tの連続信号
(単一信号)であるか、単一信号でなくても所定期間に
おける組み合わせ信号のマーク/スペースの合計比が同
じであって平均化すれば直流成分が0となるような符号
列であることが必要である。
【0006】一方、直径130mm2.6ギガバイト
(GB)光磁気ディスク(または80mm径640メガ
バイト光磁気ディスク)のように記録密度の高い媒体で
は、ISO規格によって4T信号の測定に使用される信
号として2T(マーク)/6T(スペース)/4T(マ
ーク)/6T(スペース)の繰り返しからなるテストパ
ターンが規定されている。このパターンによれば、マー
ク/スペースの長さの比が1ではないので、直流成分が
0とはならない。したがって、2値化信号の平均値をフ
ィードバックする構成の上述の振幅検出型2値化回路で
は、スライスレベルが負側にずれるため、4T信号のマ
ーク長が本来のマーク長よりも長く検出されてしまう。
しかも、高密度媒体ではディスクに記録されるマークの
長さそのものがデータとして扱われるので、マークのエ
ッジを正しく検出することが必要となる。また、再生信
号中、ディスク1周内に含まれる複屈折や反射率変動な
どによる低周波変動成分も実際には無視できない。この
ため、ISOの130mm径2.6GB光磁気ディスク
規格においては、振幅中心追従型の2値化回路を推奨し
ている。
【0007】図6は従来の振幅中心追従型2値化回路の
構成例を示す図である。この振幅中心追従型2値化回路
は、バッファアンプ61と、正エンベロープ検出回路6
2および負エンベロープ検出回路63と、ポテンショメ
ータ64と、抵抗65、コンデンサ66およびバッファ
アンプ67からなるローパスフィルタと、2値化コンパ
レータ68とから構成される。
【0008】入力されたディスクからの光ピックアップ
信号はバッファアンプ61を介して、まず、正エンベロ
ープ検出回路62および負エンベロープ検出回路63に
入力され、ここで、正負のエンベロープが検出される。
ポテンショメータ64は検出された正負のエンベロープ
信号を合成することにより振幅中心のレベル信号を出力
し、この信号はローパスフィルタを介して2値化コンパ
レータ68にスライス用の基準信号として入力される。
ここで、ローパスフィルタを介して得られる信号は、光
ピックアップ信号中に含まれるディスクの複屈折、トラ
ックピッチむら、ディスク反射変動、ビームフォーカス
ずれ、ビームトラック中心ずれなどで生じる低周波変動
成分に対応したレベルを有する。これにより、低周波変
動成分を含む光ピックアップ信号はその振幅の中心を自
動追尾したスライスレベルによって2値化され、低周波
変動成分のキャンセルされた2値化信号が出力されるこ
とになる。したがって、ポテンショメータ64により2
値化スライスレベルをあらかじめ調整しておくことによ
り、光ピックアップ信号は4T信号振幅の中心レベルで
2値化され、その2値化信号をもとに4T信号のマーク
長およびジッタの測定が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振幅中心追従
型の2値化回路では、レーザーの記録パワーが一定の場
合に有効である。パワーを変更すれば、正負の信号振幅
検出時点でピークトレース誤差に差が生じ、正負の振幅
のバランスが崩れるので、2値化のスライスレベルにオ
フセットが生じ、4T信号振幅の中心レベルにずれが出
て、2値化された信号のパルス幅が変化してしまう。し
たがって、パワーを変更する度に2値化スライスレベル
を調整し直す必要がある。このため、パワーをスイープ
させて広範囲にわたり4T信号のジッタを測定しようと
する場合には、信号振幅が大きく変わるために、その信
号振幅に合わせてオフセット調整を頻繁に行う必要があ
り、測定を自動化することができないという問題点があ
った。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、パワースイープ時のように信号振幅が大幅に
変化するような場合にも、信号振幅に合わせた2値化ス
ライスレベルのオフセット調整を不要とし、この結果、
無調整でかつ4T信号の自動測定化が可能な2値化回路
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力信
号をスライスレベル信号により2値化する2値化回路に
おいて、入力信号の負側を半波整流する負エンベロープ
検出手段と、前記入力信号と前記負エンベロープ検出手
段の出力信号との差を演算する差動演算手段と、前記差
動演算手段の出力信号を所定期間サンプリングしてその
最大レベル信号を検出する正ピーク検出手段と、前記正
ピーク検出手段で検出された前記最大レベル信号を保持
してその半分のレベルの信号を出力する正ピークホール
ド手段と、前記正ピークホールド手段の出力信号をスラ
イスレベル信号として受けて前記差動演算手段の出力信
号を2値化する2値化コンパレータ手段とを備えている
ことを特徴とする2値化回路が提供される。
【0012】上記構成によれば、負エンベロープ検出手
段および差動演算手段にて、入力信号から低周波変動成
分を取り除くとともに2値化しようとする入力信号の基
準を負側に揃える。ここで、正ピーク検出手段が所定期
間、差動演算手段の出力信号を取り込んでその最大レベ
ル信号を検出し、正ピークホールド手段にてその最大レ
ベル信号を保持するとともに、2値化のためのスライス
レベル信号として最大レベルの半分のレベルの信号を出
力する。そして、2値化コンパレータ手段では、差動演
算手段の出力信号とスライスレベル信号とを電圧比較し
て2値化信号を出力する。これにより、スライスレベル
信号は所定期間に取り込んだ信号の最大値の半分のレベ
ルとなるので、2値化しようとする信号の振幅の最大値
が変化しても、スライスレベル信号は常にその最大振幅
の中心レベルに移動し、正しいマーク長の信号を再生す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、M
O(光磁気ディスク)ジッタ測定装置に適用した場合を
例にして説明する。
【0014】図1はMOジッタ測定装置の2値化回路を
示す図である。本発明による2値化回路によれば、入力
部にMO媒体から読み出したRF差信号を再生元信号と
して入力するバッファアンプ1が設けられ、このバッフ
ァアンプ1の出力は負エンベロープ検出回路2に接続さ
れている。この負エンベロープ検出回路2の出力はバッ
ファアンプ3に接続される。バッファアンプ1の出力は
差動アンプ4の非反転入力に接続されており、バッファ
アンプ3の出力は差動アンプ4の反転入力に接続され
る。差動アンプ4の出力は正ピーク検出回路5に接続さ
れ、この正ピーク検出回路5の出力は正ピークホールド
回路6に接続されている。差動アンプ4の出力はまた2
値化コンパレータ7の非反転入力に接続され、その2値
化コンパレータ7の反転入力には正ピークホールド回路
6の出力が接続されている。さらに、パルス発生器8を
備え、その出力は正ピーク検出回路5および正ピークホ
ールド回路6の制御入力に接続されている。
【0015】バッファアンプ1は、入力された再生元信
号を低周波変動成分を含んだ状態でそのまま負エンベロ
ープ検出回路2に供給するとともに、差動アンプ4の非
反転入力にも供給する。負エンベロープ検出回路2は再
生元信号の負側を半波整流することにより負側のエンベ
ロープ成分を検出して負側に現れる低周波変動成分を出
力する。バッファアンプ3はその負側に現れた低周波変
動成分を差動アンプ4の反転入力に供給する。差動アン
プ4は、バッファアンプ1より供給された再生元信号を
バッファアンプ3より供給された信号で引き算して、再
生元信号から低周波変動成分を取り除いた信号を出力す
る。
【0016】パルス発生器8はMOジッタ測定装置の基
準クロック信号を入力とし、その基準クロック信号から
4Tゲートパルスおよびピークホールドパルスを発生す
る。パルス発生器8は、図示はしないが、これらの4T
ゲートパルスおよびピークホールドパルスに対してそれ
ぞれ遅延を与える回路を有し、基準クロック信号から得
られる4Tゲートパルスおよびピークホールドパルス
を、再生元信号から得られる4T信号に同期させるよう
にしている。一度、同期が取れれば、MO媒体を交換す
るまで遅延時間の変更は必要ない。このようにして発生
された4Tゲートパルスは正ピーク検出回路5にゲート
信号として供給され、ピークホールドパルスは正ピーク
ホールド回路6に供給される。
【0017】正ピーク検出回路5は、パルス発生器8か
らの4Tゲートパルスが与えられた期間のみ、差動アン
プ4が出力する信号を通過させ、かつ、その期間に入力
された信号のピーク値を検出する。正ピークホールド回
路6は、ピークホールドパルスを受けたとき、正ピーク
検出回路5にて検出されたピーク値の電圧をサンプリン
グして保持するとともに、その保持されたピーク値の1
/2の電圧信号を出力する。正ピークホールド回路6か
ら出力された電圧信号は、2値化コンパレータ7の反転
入力に2値化スライス電圧として入力される。2値化コ
ンパレータ7は、低周波変動成分が除かれた再生元信号
と正ピークホールド回路6からの2値化スライス電圧と
を電圧比較して、2値化信号を出力する。
【0018】ここで、負エンベロープ検出回路2の具体
的な回路構成例について、以下に示す。図2は負エンベ
ロープ検出回路の一例を示す図である。負エンベロープ
検出回路2の入力端子21には、ダイオード22のカソ
ードが接続されている。ダイオード22のアノードは差
動アンプ23の非反転入力に接続されるとともに、抵抗
24およびコンデンサ25に接続されている。抵抗24
の他端は電源ラインに接続され、コンデンサ25の他端
は接地されている。差動アンプ23の反転入力は抵抗2
6を介して電源ラインに接続されるとともに、別の抵抗
27に接続されている。この抵抗27の他端はダイオー
ド28のアノードに接続されており、ダイオード28の
カソードは差動アンプ23の出力に接続されている。差
動アンプ23の出力は抵抗29に接続され、その抵抗2
9の他端は負エンベロープ検出回路2の出力を構成して
いる。
【0019】この負エンベロープ検出回路2によれば、
その入力端子21に低周波変動成分を含んだ再生元信号
が入力されると、再生元信号はダイオード22によって
正側の信号成分が阻止され、負側の信号成分のみが通過
される。この負側の信号成分はコンデンサ25によって
積分され、差動アンプ23の非反転入力に入力される。
差動アンプ23はその入力された信号を増幅して出力す
るが、その出力信号のレベルに近いレベルの負の信号が
ダイオード28および抵抗27を介して差動アンプ23
の反転入力に入力されているので、差動アンプ23は負
電圧用の電圧フォロワとして動作する。したがって、差
動アンプ23の出力には、再生元信号の負側のエンベロ
ープに追従した信号、すなわち、低周波変動成分からな
る信号を出力することになる。
【0020】なお、正ピーク検出回路5はたとえばゲー
ト回路と正方向のみの電圧レベルに追従してその電圧レ
ベルを保持する回路とで構成することができる。ゲート
回路がパルス発生器8からの4Tゲートパルスを受ける
と、そのパルスのたとえば「H」レベルの期間だけ、差
動アンプ4の出力信号を受けるようにして、その最大電
圧レベルを保持するようにし、4Tゲートパルスが
「L」レベルの期間は、保持された最大電圧レベルの信
号をリセットするようにしている。
【0021】また、正ピークホールド回路6は一般的な
サンプル・ホールド回路と分圧器とで構成することがで
きる。サンプル・ホールド回路がパルス発生器8からピ
ークホールドパルスを受けると、正ピーク検出回路5で
検出された最大電圧レベルの信号をサンプリングしてそ
れを電荷ホールドコンデンサに保持し、次のピークホー
ルドパルスによるサンプリングのときまでそのサンプリ
ングした値を保持する。この保持された値は次のピーク
ホールドパルスによるサンプリングのときに更新され
る。最後に、その保持された値の信号は分圧器により電
圧レベルが1/2にされて出力される。
【0022】次に、2値化回路の要部における信号波形
を基にして、2値化回路の動作をさらに詳細に説明す
る。図3および図4は2値化回路の要部に現れる信号波
形の例を示す図である。図3の(A)は2値化回路のバ
ッファアンプ1に入力された、たとえばディスク1周分
の再生元信号を示しており、図3の(B)は負エンベロ
ープ検出回路2より出力された再生元信号の負エンベロ
ープ信号を示している。図3の(C)は差動アンプ4が
再生元信号を負エンベロープ信号で引き算した結果の信
号を示し、図3の(D)はその信号の一部を拡大して示
している。差動アンプ4の出力信号によれば、再生元信
号から低周波変動成分が取り除かれ、さらに、スペース
のレベルが揃った信号になっている。
【0023】図4の(E)は低周波変動成分が取り除か
れた再生元信号をさらに時間軸で拡大して示しており、
図4の(F)はパルス発生器8によって出力された4T
ゲートパルスを示し、図4の(G)は正ピーク検出回路
5および正ピークホールド回路9における信号波形を示
し、図4の(H)はパルス発生器8によって出力された
ピークホールドパルスを示し、図4の(I)は2値化コ
ンパレータ7から出力される2値化信号を示し、図4の
(J)はパルス発生器8に入力される基準クロック信号
を示している。4Tゲートパルスは、基準クロック信号
を分周し、さらにその「H」レベルの期間の中心が再生
元信号の4T信号のピーク値に一致するように位相が調
整された18Tの繰り返し周期を有するパルスである。
また、ピークホールドパルスは、4Tゲートパルスの
「H」レベルの期間の間の基準クロック信号の立ち上が
りエッジにて立ち上がり、4Tゲートパルスの立ち下が
りエッジにて立ち下がるようなタイミングを有してい
る。
【0024】正ピーク検出回路5は、4Tゲートパルス
が「H」レベルのときに差動アンプ4から出力された再
生元信号を入力して4T信号を取り込み、図4の(G)
に太線で示したように、4T信号の波高値を順次追尾し
てそのピークレベルを検出し、4Tゲートパルスが
「L」レベルのときは差動アンプ4からの再生元信号の
取り込みを止め、検出したピークレベルを保持する。正
ピークホールド回路6は、ピークホールドパルスが
「H」レベルの期間、正ピーク検出回路5が保持してい
た4T信号のピーク値を検出し、ピークホールドパルス
が「L」レベルの期間は、検出した4T信号のピーク値
を保持する。そして、正ピークホールド回路6は保持さ
れたピーク値の電圧の1/2(4T信号振幅の半分)を
2値化スライスレベルとして出力する。2値化コンパレ
ータ7は、図4の(E)に示した再生元信号と正ピーク
ホールド回路6からの2値化スライスレベルの信号とを
入力し、電圧比較することにより、図4の(I)に示し
たような2値化信号を出力する。
【0025】これにより、たとえばレーザーパワーを変
更した場合のように、正負の振幅に差が生じても、2値
化のスライスレベルが常に4T信号のピーク値の半分に
設定されるために、スライスレベルにオフセットが生じ
ることはなく、4T信号が正しく2値化されて再生され
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、2値化
の前段階として負エンベロープ検出回手段および入力信
号と負エンベロープ検出手段の出力信号との差を演算す
る差動演算手段とを備えるように構成にした。これによ
り、2値化の基準は常にディスクイレーズレベル(無記
録)となり、ディスク複屈折やトラックピッチむら、再
生パワー変動などにより、再生元信号に低周波成分変動
が生じても、2値化の過程でその影響を受けないように
なる。
【0027】また、2値化のスライスレベルは正ピーク
検出手段および正ピークホールド手段により記録マーク
のピーク値を常に検出しながら刻々変化させ、自動追尾
するので、記録パワーをスイープさせ、マーク長(スペ
ース長)の変化を観察する場合には有効となる。さら
に、本発明による2値化回路はMOジッタ測定装置のみ
ならず、汎用のディスクドライブ装置にも容易に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MOジッタ測定装置の2値化回路を示す図であ
る。
【図2】負エンベロープ検出回路の一例を示す図であ
る。
【図3】2値化回路の要部に現れる信号波形の例を示す
図(その1)である。
【図4】2値化回路の要部に現れる信号波形の例を示す
図(その2)である。
【図5】従来の振幅検出型2値化回路の構成例を示す図
である。
【図6】従来の振幅中心追従型2値化回路の構成例を示
す図である。
【符号の説明】
1……バッファアンプ、2……負エンベロープ検出回
路、3……バッファアンプ、4……差動アンプ、5……
正ピーク検出回路、6……正ピークホールド回路、7…
…2値化コンパレータ、8……パルス発生器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をスライスレベル信号により2
    値化する2値化回路において、 入力信号の負側を半波整流する負エンベロープ検出手段
    と、 前記入力信号と前記負エンベロープ検出手段の出力信号
    との差を演算する差動演算手段と、 前記差動演算手段の出力信号を所定期間サンプリングし
    てその最大レベル信号を検出する正ピーク検出手段と、 前記正ピーク検出手段で検出された前記最大レベル信号
    を保持してその半分のレベルの信号を出力する正ピーク
    ホールド手段と、 前記正ピークホールド手段の出力信号をスライスレベル
    信号として受けて前記差動演算手段の出力信号を2値化
    する2値化コンパレータ手段と、 を備えていることを特徴とする2値化回路。
  2. 【請求項2】 前記入力信号は、光ディスクからの光ピ
    ックアップ信号であることを特徴とする請求項1記載の
    2値化回路。
  3. 【請求項3】 前記正ピーク検出手段が検出可能な期間
    である前記所定期間を定めるゲート信号および前記正ピ
    ークホールド手段が前記最大レベル信号をサンプリング
    する期間を定めるピークホールド信号を発生する信号発
    生手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記
    載の2値化回路。
  4. 【請求項4】 前記信号発生手段は、4T信号に同期し
    て前記ゲート信号を発生するように構成したことを特徴
    とする請求項3記載の2値化回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2270782A3 (en) * 2009-06-18 2011-11-30 Sony Corporation Optical information reproducing apparatus and optical information reproducing method

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