JPH1063859A - 画質評価方法および装置 - Google Patents

画質評価方法および装置

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JPH1063859A
JPH1063859A JP8239838A JP23983896A JPH1063859A JP H1063859 A JPH1063859 A JP H1063859A JP 8239838 A JP8239838 A JP 8239838A JP 23983896 A JP23983896 A JP 23983896A JP H1063859 A JPH1063859 A JP H1063859A
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evaluation
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Application number
JP8239838A
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English (en)
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Hidekiyo Tachibana
英清 立花
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 評価工数が少なく、より人間が感覚的に感じ
る画質の良さに対応した画質評価値を算出できるように
する。 【解決手段】 被験者が総合画質スコアを決定する際に
注目する画像上の位置を検出し、検出された位置の部分
画像情報を取り込む。取り込んだ部分画像の特徴を抽出
すると共に、その抽出した特徴に応じた画質評価値を算
出する。被験者が決定した総合画質スコアと、抽出され
た画像の特徴および算出された画質評価値との関係を学
習しておく。この学習結果に基づき、被評価画像につい
て、総合画質スコアを決定するのに必要となる画質評価
項目に関する評価を行うべき部分画像の位置を特定す
る。特定された位置の部分画像を取り込み、取り込んだ
部分画像情報に対して総合画質スコアを決定するのに必
要となる画質評価項目についての画質評価値を算出す
る。算出された画質評価値と、学習結果とに基づいて被
評価画像についての総合画質スコアを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば紙などの
画像形成媒体上に形成された画像の画質を評価する方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙などの画像形成媒体上に形成された画
像の画質の評価には、画質心理評価と、物理評価とがあ
る。画質心理評価は、人間が画像を目視して、心理的に
感じる「美しさ」や「好ましさ」の程度を数量化するこ
とによって行われるもので、いわゆる官能評価である。
【0003】また、物理評価は、画質を左右する複数の
画質要因(画質評価項目)、例えば粒状性、階調性、鮮
鋭度、色再現域等のそれぞれに着目して、画像構造の性
質を客観的に測定した値で評価するものである。
【0004】この場合、画質心理評価のための画像と、
物理評価のための画像は一般に異なり、画質心理評価で
は、例えば女性の顔の画像などの具体的な画像が評価用
に用いられ、物理評価では、テストチャートと呼ばれる
評価用画像が用いられる。
【0005】そして、上記の物理評価結果と画質心理結
果とを結び付けて画質モデルとし、複写機やプリンタ等
の機器の物理的なパラメータを変化させたときに、その
変化後の画像が評価者にどれほどの心理的な反応、影響
を与えるかを予測し、複写機やプリンタ等の機器の設計
や改善効果の確認に用いていた。
【0006】また、例えば特開平4−165372号公
報には、入力画像や複写機等の機器の物理的なパラメー
タを変化させたときの出力画像の状態を人手等により評
価した結果を教師値として学習しておき、その学習結果
を用いて、前記の物理的なパラメータを入力したとき、
その最終出力画像の品質を推定する機能を備えた画質評
価装置が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た物理評価結果と画質心理評価結果とを結び付けた画質
モデルでは、評価する画像が、画質心理評価と物理評価
とで前述したように異なっているため、画質心理評価と
物理評価との対応関係が必ずしも良くなかった。また、
画質心理評価用の画像と、物理評価用の画像の2種の画
像を作成しておく必要があり、その上、両評価をそれぞ
れ行って結び付ける作業を行う必要があるため、評価に
時間がかかるという問題もあった。
【0008】また、前記の公報に記載されている画質評
価装置は、複写機の物理的なパラメータと画質の関係が
得られるのみで、人間が画質を評価する画質心理評価の
要素が含まれていないという欠点があった。
【0009】この発明は、以上の点にかんがみ、画質心
理評価と物理評価とを結び付けた画質評価を行う場合に
おいて、両評価結果の相関関係を良好なものとし、ま
た、評価用の画像が1種類の画像であっても両評価を結
び付けた評価をできるようにした画質評価方法および装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による画質評価方法(請求項1)は、画像
形成媒体上に形成された被評価画像の画質を評価する方
法であって、前記被験者が、総合画質スコアを決定する
際に注目する前記被評価画像上の位置を検出する検出工
程と、前記検出工程で検出された位置の部分画像情報を
取り込む画像情報取り込み工程と、前記画像情報取り込
み工程において取り込んだ部分画像情報に対して、当該
部分画像の特徴を抽出すると共に、その抽出した特徴に
応じた画質評価値を算出する特徴抽出および評価値算出
工程と、前記被験者が決定した総合画質スコアと、前記
特徴抽出および評価値算出工程において抽出された画像
の特徴および算出された画質評価値との関係を学習する
学習工程と、評価対象の被評価画像について、前記学習
工程での学習結果に基づき、総合画質スコアを決定する
のに必要となる画質評価項目に関する評価を行うべき部
分画像の位置を特定する位置特定工程と、前記被評価画
像中の前記位置特定工程で特定された位置の部分画像を
取り込む評価画像情報取り込み工程と、前記評価画像情
報取り込み工程で取り込んだ部分画像情報に対して、前
記総合画質スコアを決定するのに必要となる前記画質評
価項目についての画質評価値を算出する評価値算出工程
と、前記評価値算出工程で算出された前記画質評価値
と、前記学習結果とに基づいて前記被評価画像について
の総合画質スコアを算出する総合画質スコア算出工程
と、を有することを特徴とする。
【0011】また、この発明による画質評価装置(請求
項3)は、画像形成媒体上に形成された被評価画像の画
質を評価する装置であって、被験者が、総合画質スコア
を決定する際に注目する前記被評価画像上の位置を検出
する位置検出手段と、前記位置検出手段で検出された位
置の部分画像情報を取り込む画像情報取り込み手段と、
前記画像情報取り込み手段において取り込んだ部分画像
情報に対して、当該部分画像の特徴を抽出すると共に、
その抽出した特徴に応じた画質評価値を算出する特徴抽
出および評価値算出手段と、前記被験者が決定した総合
画質スコアと、前記特徴抽出および評価値算出工程にお
いて抽出された画像の特徴および算出された画質評価値
との関係を学習する学習手段と、評価対象の被評価画像
について、前記学習工程での学習結果に基づき、総合画
質スコアを決定するのに必要となる画質評価項目に関す
る評価を行うべき部分画像の位置を特定する位置特定手
段と、前記被評価画像中の前記位置特定手段で特定され
た位置の部分画像を取り込む評価画像情報取り込み手段
と、前記評価画像情報取り込み手段で取り込んだ部分画
像情報に対して、前記総合画質スコアを決定するのに必
要となる前記画質評価項目についての画質評価値を算出
する評価値算出手段と、前記評価値算出手段で算出され
た画質評価値と、前記学習結果とに基づいて前記被評価
画像についての総合画質スコアを算出する総合画質スコ
ア算出手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】上述の構成のこの発明の画質評価方法において
は、まず、画像形成媒体に形成された、総合画質スコア
を決定するための被評価画像が被験者に提示される。被
験者は、評価対象となる画像中において、総合画質スコ
アを決定するべき画像部分を注目するので、検出工程に
おいて、その被験者が注目した画像部分が検出される。
【0013】次に、画像情報取り込み工程において、前
記検出工程において検出された被験者が注目した画像部
分の画像情報が取り込まれ、特徴抽出および評価値算出
工程において、前記取り込まれた部分画像情報に対し
て、特徴を抽出するための画像処理が行われ、その部分
の特徴が抽出されると共に、前記取り込まれた部分の画
像情報に対して、その特徴に応じた画像処理が行われ、
その部分の画像評価値が算出される。
【0014】以上の工程が複数の被験者に対して行わ
れ、学習工程において、被験者が総合画質スコアを決定
するために注目した画像部分の特徴および画像評価値と
総合画質スコアとの関係が学習される。学習が十分に行
われた後に、次のようにして、複写機やプリンタからの
出力画像である評価対象の画像、つまり被評価画像の評
価が行われる。
【0015】すなわち、位置特定工程において、前記の
学習工程での学習結果を用いて、被評価画像中から総合
画質スコアを決定するために注目すべき画像特徴を有す
る部分画像の位置が特定される。例えば被評価画像を小
画像単位に分けて、各小画像単位の画像の特徴が抽出さ
れ、前記の学習した画像の特徴の結果が適用されて、そ
の特徴抽出された多数個の小画像の中から、総合画質ス
コアを評価するのに適した小画像の位置が特定される。
【0016】次に、評価画像情報取り込み工程におい
て、特定された位置の部分画像が取り込まれ、次の評価
値算出工程において、取り込まれた部分画像情報に対し
て前記画像の特徴に応じた画像処理が行われ、前記被評
価画像の総合画質スコアを決定するべき画質評価値が算
出される。
【0017】さらに、前記評価値算出工程において、算
出された前記画質評価値に対して、前記学習工程で学習
された、前記画質評価値と総合画質スコアとの関係を用
いて絵柄の総合画質スコアが算出される。
【0018】以上のようにして、1種類の被評価画像を
評価するだけで、人間の画質心理評価に基づいた総合画
質スコアを得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明による画質評価方
法および装置の一実施の形態について、図を参照しなが
ら説明する。
【0020】[第1の実施の形態]図1は、この発明に
よる画質評価装置の一実施の形態の概略構成を示すブロ
ック図である。この実施の形態の画質評価装置は、画質
評価開始指示手段1と、視線位置検出手段2と、撮像装
置3と、画像処理部4と、撮像装置移動手段5と、撮像
装置移動制御手段6と、ホストコンピュータ7とを備え
る。ホストコンピュータ7には、そのオペレータ用とし
てモニタ装置7Dと、マウス等の指示入力手段7Mとが
接続される。
【0021】画質評価開始指示手段1は、この実施の形
態の画質評価装置が備える前述の一連の手段による画質
評価準備ができたことをホストコンピュータ7が被験者
10に伝え、評価を開始させるためのものである。
【0022】画質評価開始指示手段1は、図示しない
が、被験者用のディスプレイや、スピーカを備え、画質
評価の開始指示は、例えば前記ディスプレイの画面に表
示される指示メッセージにより、あるいは前記スピーカ
からの音声の指示メッセージにより、または、その両者
を併用して行われる。この指示メッセージは、例えば、
「被評価画像をよく見て、総合画質スコアを決定して下
さい」という内容である。
【0023】視線位置検出手段2は、前記開始指示によ
って被験者10が被評価画像8上で、注目している位置
を検出する。この視線位置検出手段2としては、この実
施の形態では、視線追跡装置を用いる。この視線追跡装
置は、被験者10の眼部に装着されて、被験者10の眼
の瞳孔の動きを検出する検出部2sからの検出データを
受けて、被験者10の眼の瞳孔の動きを解析し、被評価
画像8に対応した座標データを出力するものである。
【0024】この実施の形態の場合、被評価画像8は、
所定の大きさの小画像領域である複数個のセグメントに
分割され、前記座標データは、そのセグメントの被評価
画像8中の位置を示すものとされる。この実施の形態に
おいては、被評価画像8は、例えばA4サイズの画像の
場合で、図2に示すように、縦方向に512分割、ま
た、横方向に512分割されて、約26万個のセグメン
トsgに分割される。
【0025】そして、この実施の形態の場合、視線位置
検出手段2は、被験者10の視線位置を示す前記座標デ
ータを一定時間間隔で、ホストコンピュータ7に出力す
る。
【0026】撮像装置3は、例えば2次元CCD撮像素
子と、適当な倍率を有する光学レンズとを備え、被評価
画像8のうちの、一つのセグメントsgを中心としたそ
の近傍の部分画像を撮像して、その撮像出力信号を画像
処理部4に出力する。その撮像領域としての前記部分画
像の領域の大きさは、例えば5mm×5mm〜20mm
×20mm程度が望ましい。
【0027】この撮像装置3の撮像素子としては、被評
価画像8に応じて、例えばCCDを用いた白黒撮像素子
またはカラー撮像素子が使用される。そして、撮像して
取り込んだ画像の画像信号は、A/D変換した後に画像
処理部4に供給する。
【0028】また、撮像装置3は、撮像装置移動手段5
に取り付けられており、被評価画像8上で、撮像する部
分画像位置を変更することができる。撮像装置移動手段
5は、撮像装置3を、被評価画像8上において、被評価
画像8の縦方向(Y方向)および横方向(X方向)に移
動可能とする、いわゆるX−Yステージで構成される。
なお、撮像装置3を被評価画像8に対して移動可能とす
る代わりに、撮像装置3を固定とし、被評価画像8を移
動するようにしてもよい。
【0029】画像処理部4は、画像情報記憶部(図示せ
ず)を備え、撮像装置3から取り込んだ画像および演算
処理された結果を格納する。この画像情報記憶部は、独
立の記憶部の構成としてもよいし、あるいは他の記憶部
の一部、例えばホストコンピュータ7の記憶部の一部で
構成してもよい。また、ディスクや半導体メモリを用い
た外部記憶装置であってもよい。
【0030】画像処理部4は、撮像装置3の画素毎の感
度のばらつきや撮像時の照明ムラを除去するために、予
め、撮像装置3の画素毎の感度ばらつきや撮像時の照明
ムラを入力したときのデータにより、シェーディング補
正を行なう。
【0031】また、画像処理部4は、入力画像信号が、
赤、緑、青の3原色信号R,G,Bによるカラー画像信
号である場合、後段の処理である画像特徴の抽出処理が
しやすいように、3原色信号R,G,Bから、CIEL
*a*b*信号(L,a,bと記載すべきである
が、便宜上、この明細書では、L*,a*,b*と記載
する。以下、同じ)への色度座標変換を行う。この色度
座標変換には、例えば図3に示すようなマトリックスを
用いる。
【0032】画像処理部4は、さらに、取り込んだ画像
の特徴を数値化して特徴量を得る演算処理も行なう。画
像の特徴としては、例えばエッジ強度や濃度の変化を表
す濃度RMSなどが求められる。
【0033】エッジ強度に関して、単色画像に対しては
微分オペレータが知られており、エッジ強度eは、次の
演算式、 e={Δfx(i,j)2 +Δfy(i,j)2 1/2 …(1) により算出される。ここで、 Δfx(i,j)2 =f(i,j)−f(i-1,j) …(2) Δfy(i,j)2 =f(i,j)−f(i,j-1) …(3) であり、f(i,j)はi(i=1,2,…,I)行、j
(j=1,2,…,J)列の画素値である。
【0034】カラー画像の場合には、エッジ強度は、例
えば前記画素値として、CIEL*a*b*の明度を表
すL*を使用する方法や、色差ΔEの算出式、 ΔE={ΔL*(i,j)2 +Δa*(i,j)2 +Δb*(i,j)2 1/2 …(4) を用いる。
【0035】また、濃度の変化を表す濃度RMSは、次
の算出式、 濃度RMS={Σ(f(i,j)−fave )2 /(I×J) …(5) により求められる。ここで、fave はI×J個の画素値
の平均である。
【0036】このようにして、画像処理部4では、画像
の特徴を数値化した特徴量として、複数個のパラメータ
が算出される。こうして特徴量が算出されると、画像処
理部4は、その特徴量から被験者が当該部分画像におい
て重視した画質評価項目が何であるか、例えば、粒状
性、階調性、先鋭度、色再現性等のうちの何であるか
を、予め与えられている判断基準にしたがって判断し、
特定する。この場合、判断結果として抽出する画質評価
項目は、一つに限られず、複数個であってもよく、通常
は、複数個となる。
【0037】判断基準は、この実施の形態では、算出さ
れた特徴量を参照したときに、エッジ強度が大きい場合
は先鋭度、濃度RMSが小さい時は粒状性、CIEL*
a*b*の値が特定の値の場合は色再現性、といった判
断基準情報を、予め定めて与えておく。
【0038】画像処理部4は、部分画像の画質評価項目
を特定すると、前記算出した特徴量と、この画質評価項
目とをホストコンピュータ7に送る。画像処理部4は、
また、部分画像情報に対してシェーディング補正等を施
した後、画質評価のための演算が施して、画質評価値を
算出するために、ホストコンピュータ7に送る。
【0039】撮像装置移動制御手段6は、ホストコンピ
ュータ7からの制御信号を受けて、撮像装置移動手段5
にX方向およびY方向への移動駆動制御信号を供給す
る。撮像装置移動手段5は、撮像装置3を、前記被評価
画像8上の、この移動駆動制御信号により指定される部
分画像位置に移動させるようにする。
【0040】ホストコンピュータ7は、上述のように、
この実施の形態の画質評価装置の全体を制御すると共
に、記憶しているプログラムにしたがって、画像処理部
4からの算出されたその特徴量と、特定された画質評価
項目とに基づいて、部分画像についての画質評価値を算
出する。
【0041】ここで、画質評価値の算出方法の例を挙げ
る。例えば、画質評価項目の粒状性に関しては、文献
「“Noize Perception in Electrophotography”Journa
l of Applied Photographic Engineering V0l.5:P190-
196(1979) Roger P.Dooley andRodney Shaw」に記載さ
れている心理的粒状性(graininess)をウイナー・スペ
クトルと平均濃度の測定値より予測する「ショーとドー
リー(Shaw&Dooley)のアルゴリズム」が用いられる。
【0042】ウイナー・スペクトルWS(f)は、画像
をミクロ濃度計で走査して得られる平均濃度からの濃度
変動ΔD(x)をフーリエ変換して得られるフーリエス
ペクトルの二乗値の集合平均であり、「ショーとドーリ
ー(Shaw&Dooley)のアルゴリズム」では、次の数1に
示す算出式が用いられる。
【0043】
【数1】 また、このショーとドーリーのアルゴリズムでは、ウイ
ナー・スペクトルWS(f)、平均濃度Dave を使用し
た次の数2に示す式により心理的粒状性(graininess)
が予測される。
【0044】
【数2】 また、画質評価項目の鮮鋭度に関しては、この実施の形
態では、エッジ幅Ewを画質評価値として算出する。図
4は、エッジ幅Ewを算出するアルゴリズムを模式化し
たものである。すなわち、エッジ画像に直交する濃度断
面において、画像部(画素値=Dmax )と下地部(画素
値=Dmin )の濃度差を濃度域とするとき、その濃度域
の20%のところから80%のところまでの濃度勾配直
線20を画像部濃度および下地濃度間で延長した幅Ew
として算出する。
【0045】その他の画質評価項目としての、階調再現
性、解像度、色再現性、光沢感、文字判読性、質感、立
体感、色彩感、材料構成感、欠陥/ディフェクトについ
ての画質評価値の算出は、例えば次のようにすることが
できる。
【0046】[階調再現性]には、[1] 入力カバレッジ
Cin=0〜20%以上におけるハイライト再現開始カバ
レッジのパーセンテージCwashout 、[2] 入力カバレツ
ジCin=0〜20%以上に対する色度データL*、a
*、b*の傾き γL*=ΔL*/Cin γa*=Δa*/Cin γb*=Δb*/Cin のピーク値γ、もしくは平均値γAv、もしくは最大値
と最小値の和の1/2 の値γ1/2 [3] 入力カバレッジCin=80%〜100%におけるシ
ャドウ再現性のつぶれ発生開始カバレッジのパーセンテ
ージCsaturation、[4] 背景部の色度データLBKG *、
BKG *、bBKG *、[5] 入力カバレッジCin=0〜1
00%における色度データL*、a*、b*の傾き γL*=ΔL*/Cin γa*=Δa*/Cin γb*=Δb*/Cin のピーク値γ´、もしくは平均値γAv´、もしくは最
大値と最小値の和の1/2の値γ1/2 ´、[6] 入力階調総
数(階調としての入力量子化数)Tstep、[7] p階調目
の再現の色データL*p、a*p、b*pを、この階調
再現の再現ゆらぎ量σL*p、σa*p、σb*pの自
乗和の平方根の2倍で加減算した値と、隣り合うp±1
階調目のL*p±1、a*p±1、b*p±1、をこの
階調再現の再現ゆらぎ量σL*p±1、σa*p±1
σb*p±1、の自乗和の平方根で加減算した値の2倍
で加減算した値とが交差しない場合を、「階調再現容
量」とカウントして得られるトータルの階調数Tcapaci
ty、[8] 隣り合う階調間のCIELAB色差ΔEabの
標準偏差を、隣り合う階調間の平均CIELΑΒ色差Δ
Eab(ave)で除した値SDCD、[9] 前記[1] 〜
[8] で定義した物理量、およびその他の階調再現性を表
す物理量X2で構成されるm次元多項式、もしくは非線
形多項式、を使用する。
【0047】[解像度]には、[1] 記録装置もしくは表
示装置における単位長さ当たりの画素密度Dpi、[2] 分
解可能な限界の空間周波数の値Ccycle 、を使用する。
【0048】[色再現性]には、[1] Y(黄)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)の色材の入力カバレッジ100
%における単色Y、M、Cと、2次色R、G、Βの色再
現a*、b*のa*,b*面上の面積SGamut 、[2]
Y、M、Cの色材の入力カバレッジ0から100%にお
ける単色Y、M、Cと2次色R、G、Βと背景部の白と
K(黒)、もしくはY、M、C、3色による黒を結ぶ最
大色再現範囲(いわゆる色域)を表すL*、a*、b*
空間の3次元体積VGamut 、[3] 理想色再現からの平均
のずれ量CIELAB色差ΔEab(av)RMS 、[4] 肌色、
空の色、草の色、もしくは注目する色の理想再現からの
平均のずれ量CIELAB色差ΔEab(av)memory、[5]
背景部白色度WBKG 、[6] 上記[1] 〜[5] で定義した物
理量、およびその他の色再現性を表す物理量X4で構成
されるm次元多項式、もしくは非線形多項式、を使用す
る。
【0049】[光沢(感)]には、[1] 20゜、60
゜、75゜、85゜または任意の角度の鏡面光沢度Gの
値、[2] 任意の角度のDistinctness of
Image gloss(鮮明度光沢感;D/I)の
値GD/I 、[3] R2゜光沢度の値GR2゜、[4] 積分球
を用いて得られる波長350nm〜800nmの三剌激
値Yの値で鏡面光沢成分を含む場合(SPIN)と含ま
ない場合(SPEX)の差YI-E 、[5] 偏光フイルタの
ある場合と無い場合とにおける、任意の角度の微小鏡面
光沢度の差GpもしくはムラσGP、[6] 任意の角度のコ
ントラストグロスの値Gc、[7] 任意の角度のΑbse
nce of bloom glossの値Ga、[8]
任意の角度のSurface Uniformity
glossの値Gsu、[9] 前記[1] 〜[8] に記載の光沢
度の画像縦横方向のムラσGLS 、[10] 前記[1] 〜[9]
で定義した物理量、およびその他の光沢感を表す物理量
X5で構成されるm次元多項式、もしくは非線形多項式
を使用する。
【0050】[文字判読性]には、[1] 文字部の明度L
*および色再現a*、b*と文字周辺部の明度L*およ
び色再現a*、b*との差ΔL*、ムa*、Δb*、も
しくは色差ΔEab、[2] 文字の明度L*および色再現
a*、b*と文字周辺部の明度L*および色再現a*、
b*との差ΔL*、Δa*、Δb*、もしくは色差ΔE
abを、濃度プロファイルから決定される前記文字部中
心と前記文字周辺部位置との距離で除した値Ss、[3]
文字のエッジの明度L*変動もしくは色再現a*、b*
変動の実効値L*RMS 、a*RMS 、b*RMS 、[4] 文字
の明度L*および色再現a*、b*のピークとボトムと
の間の位置の距離で定義されるエッジ部の幅Chw、
[5] 文字のエツジ部に平行に走査して得られる明度L*
および色再現a*、b*の微分をフーリエ変換した値C
hs、[6] 文字の明度L*および色再現a*、b*の
値、[7] [1] 〜[6] で定義した物理量、およびその他の
文字判読性を表す物理量X6で構成されるm次元多項
式、もしくは非線形多項式を使用する。
【0051】[質感と、立体感]には、[1] 20゜、6
0゜、75゜、85゜もしくは任意の角度の鏡面光沢度
G、もしくは、Distinctness of Im
age gloss(D/I)の値GD/I 、もしくは、
R2゜光沢度GR2゜、もしくは、積分球を用いて得ら
れる波長350nm〜800nmの三刺激値Yの値で鏡
面光沢成分を含む場合と含まない場合の差YI-E 、もし
くは、偏光フイルタのある場合と無い場合の任意の角度
の微小鏡面光沢度の差GpもしくはムラσGP、もしく
は、コントラストグロスGc、もしくは、Absenc
e 0f bloom gloss Ga、もしくは、
Surface Uniformity gloss
Gsの各値の出力カバレッジCout によるピーク値Gpp
とボトム値GB との差Gpp−GB 、[2] この差Gpp−G
B の平均値GAv、[3] 前記差Gpp−GB の標準偏差G
σ、[4] 前記差Gpp−GB の標準偏差Gσを平均値GAv
で除した値Gn、[5] 総合カラー画質スコア予測対象画
像が構成する個々の画像の空間周波数と頻度の関係から
得られる頻度のピークを与える空間周波数Mp、[6] 前
記空間周波数Mpの平均空間周波数MAv、[7] 前記空間
周波数Mpの空間周波数分布の標準偏差σ、[8] 前記
空間周波数Mpの最大空間周波数差Mmax −Mmin 、
[9] 上記[1] 〜[8] で定義した物理量、およびその他の
質感、立体感を表す物理量X7で構成されるm次元多項
式、もしくは非線形多項式、を使用する。
【0052】[色彩感]には、[1] 総合カラー画質スコ
ア予測対象画像が構成する個々の画像の彩度と頻度の関
係から得られるピークを与える彩度C*p(彩度C*
は、Cと記載すべきであるが、便宜上、C*と記載す
る。以下同じ)、[2] 前記彩度Cpの平均彩度C*Av
[3] 前記彩度Cpの標準偏差σ*,[4] 前記彩度Cp
の最大彩度差C*max 一C*min 、[5] 上記[1] 〜[4]
で定義した物理量、およびその他の色彩感を表す物理量
X8で構成されるm次元多項式、もしくは非線形多項
式、を使用する。
【0053】[材料構成感]には、[1] 画像形成基板材
料の平均表面粗さRa、もしくは画像形成基板材料上に
形成される色材の平均表面粗さRac、[2] 画像形成基板
材料の表面粗さの最大値Rmax 、もしくは画像形成基板
材料上に形成される色材の表面粗さの最大値Rmaxc、
[3] 画像形成基板材料の2次高調波成分の平均表面粗さ
2a、もしくは画像形成基板材料上に形成される色材の
2次高調波成分の平均表面粗さR2ac 、[4] 画像形成基
板材料上に形成される色材の単色もしくは2次色もしく
は3次色の厚さT、もしくは厚さのばらつきσ、もし
くは厚さの最大値Tmax 、[5] 画像形成基板材料の上と
画像形成基板材料の中に形成される色材の単色もしくは
2次色もしくは3次色の画像形成基板材料上の高さH、
もしくは高さのばらつきσ、もしくは高さの最大値Η
max 、もしくは画像形成基板材料中の色材の浸透深さD
、もしくは深さのばらつきσD1、もしくは深さの最大
値D1max、[6] 画像形成基板材料の中に形成される色材
の単色もしくは2次色もしくは3次色の画像形成基板材
料中の浸透深さD、もしくは深さのばらつきσD2、も
しくは深さの最大値D2max、[7] 画像形成基板材料の厚
さTp、もしくは厚さのばらつきσTP、もしくは厚さの
最大値Tpmax、[8] 画像形成基板材料の白色度Wp、
[9] 画像形成基板材料もしくは色材の前記(6)の光沢
度G、[10] 画像形成後の画像形成基板材料のカール量
K、[11] 前記[1] 〜 [10] で定義した物理量、および
その他の材料構成感を表す物理量X9で構成されるm次
元多項式、もしくは非線形多項式、を使用する。
【0054】[欠陥/ディフェクト]には、[1] 前記画
像パターンの黄色,マゼンタ,シアン,黒、もしくは
その他の単色からなる線画像の黄色,マゼンタ,シア
ン,黒、もしくはその他の単色に対するレジストレーシ
ョンずれ量Re、[2] 前記画像パターンの均一色パタ
ーン中、もしくは背景部に存在する色抜け部、色しみ、
色筋、色点、色帯の大きさDD とその頻度PD 、[3] 前
記画像パターンの均一色パターン中に存在する色ムラ
の大きさΔEabと大きさDΔEabとその頻度PΔEab
[4] 彩度の高い画像部の色濁りC*ideal −C*real
[5] 背景部の汚れL*BKG 、a*BKG 、b*BKG 、[6]
前記画像パターンに記載の線画像の歪み量D、[7]
前記画像パターンに記載の線画像のジャギー量J、
[8] 上記[1] 〜[7] で定義した物理量、およびその他の
欠陥/ディフェクトを表す物理量X10で構成されるm次
元多項式、もしくは非線形多項式、を使用する。
【0055】実際の画質評価値の算出にあたっては、上
述した各画質評価項目のそれぞれの画質心理物理量(最
大[1] 〜[11])のすべてを求める必要はなく、そのうち
の一つ以上を画質評価値の算出のために使用するように
してもよい。
【0056】ホストコンピュータ7は、上述のようにし
て、画質評価値を算出すると、被験者が決定した総合画
質スコアと、算出した画質評価値とを対応して記憶し、
総合画質スコアと画質評価値との対応を学習する。
【0057】この実施の形態では、総合画質スコアは画
質評価値を変数とした多変量の関数として表現してお
り、ホストコンピュータ7での学習は、算出した画質評
価値を変数とした多変量関数からなる総合画質スコアの
値と、被験者の決定した総合画質スコアの値との誤差が
一定値以下になるように、前記多変量関数を決定するこ
とにより行う。すなわち、被評価画像について被験者の
画質心理評価を反映した総合画質スコアの多変量関数と
して、適切なものが得られるように学習する。
【0058】この場合、複数の画質評価項目についての
画質評価値がすべて同じ重みを持って、総合画質スコア
に関与するのではなく、被評価画像8の絵柄に応じてそ
れぞれ異なる重みを持っている。
【0059】なお、この場合、総合画質スコアは、被評
価画像に関して、複数の画質評価項目についての画質評
価値を変数とする多変量関数であるので、その変数であ
る複数の画質評価項目についても、ホストコンピュータ
7は、学習内容の一部として記憶している。さらに、前
記被評価画像に関して、各画質評価項目についての特徴
量のデータも保存される。そして、この保存される特徴
量としては、例えば、複数の被験者について求めた特徴
量の平均値とされる。
【0060】図5は、学習処理手順を示すフローチャー
トである。すなわち、ホストコンピュータ7は、まず、
ステップ101で、画質評価開始指示手段1により、被
験者10に画質評価開始を指示する。
【0061】被験者10は、この指示メッセージを受け
て、被評価画像8上で、総合画質スコアを決定するする
ために注目する画像部分を、例えば図6に示すように、
視線位置を移動させながら注視することになる。そし
て、このとき、視線位置検出手段2は、前述したよう
に、一定時間毎に、ホストコンピュータ7に、被験者1
0の視線位置の座標データを出力している。
【0062】ホストコンピュータ7は、ステップ102
において、この視線位置検出手段2からの座標データを
元にして、被験者10が注目している画像位置を検出す
る。なお、図6および図7において、m(m=0〜51
1)およびn(n=0〜511)は、図の左上を原点と
するX方向およびY方向のセグメント位置の座標値であ
る。
【0063】この被験者10が注目している画像位置の
検出は、次のようにして行なう。すなわち、この実施の
形態の場合には、セグメントsg単位の座標データか
ら、図7に示すように、セグメントsg単位の視線位置
の頻度のヒストグラムを作成し、最も多く視線が配られ
たセグメントsgの位置を、被験者10の注目位置と判
断する。
【0064】このとき、被験者10の視線が1カ所に集
中せず、被験者10の注目位置を検出できないときに
は、ホストコンピュータ7は、警告手段9により、被験
者10に画像を注視してもらうように促す警告を発す
る。警告手段9は、音声により警告メッセージを被験者
10に対して放音する、あるいはその音声警告メッセー
ジに代えて、または加えて被験者用のディスプレイ(図
示せず)に警告メッセージを表示することにより、警告
を発する。
【0065】以上のようにして被験者10の注目位置が
特定されると、ステップ103に進み、ホストコンピュ
ータ7は、撮像装置移動制御手段6に命令を出し、移動
手段5により撮像装置3を、その注目セグメント位置を
中心とした部分画像の取り込み位置に移動させる。
【0066】次に、ステップ104に進んで、撮像装置
3からの当該注目位置の部分画像情報を画像処理部4に
取り込ませる。そして、ステップ105において、画像
処理部4において、前述したようなシェーディング補正
や色度座標変換処理等、必要な処理を行った後、前述し
たようにして、当該部分画像の特徴量の算出処理が行な
われる。そして、算出した特徴量から、注目位置の部分
画像の特徴に対応する画質評価項目を求める。
【0067】この実施の形態の場合は、例えば、注目位
置の部分画像が、エッジ強度の大きい部分画像であり、
また、濃度RMSが小さい部分画像であるときには、被
験者10は、被評価画像8に対して、画質評価項目とし
て、鮮鋭度と粒状性とを重視したと判断する。
【0068】次に、ステップ106に進んで、ステップ
105で抽出した特徴に対応した画質評価演算を行う。
すなわち、ステップ105で判定した画質評価項目に対
応させて画質評価値を算出する。例えば、前述したよう
に、被評価画像8の総合画質スコアの評価に当たって、
鮮鋭度と粒状性とを重視したと判断したときには、鮮鋭
度に対するエッジ幅、および、粒状性に対するグレイニ
ネスを画質評価値として算出する。
【0069】次に、ステップ107に進んで、被験者1
0が総合画質スコアを決定する際に注目する位置の画像
の特徴、および当該画像特徴に対する画質評価値と、被
験者10が決定する総合画質スコアとの学習を行う。
【0070】前述したように、この実施の形態では、総
合画質スコアは画質評価値を変数とした多変量の関数と
して表現しており、この学習は、算出した画質評価値を
変数とした多変量関数からなる総合画質スコアの値が、
被験者10の決定した総合画質スコアの値に比べて、所
定の誤差範囲内に収まるように、前記多変量関数を求め
るものである。
【0071】次に、ステップ108に進んで、被験者1
0が総合画質スコアを決定する際に注目する位置の画像
の特徴、および当該画像特徴に対する画質評価値と総合
画質スコアとの関係の学習が十分に行われた否かを判断
する。このステップ107の判断は、例えば、一定数以
上の複数人の被験者について学習を行なったかどうかに
加えて、被評価画像について、被験者の画質心理評価を
反映した総合画質スコアを画質評価値の多変量関数と表
したときの誤差が、一定値以下になったかどうかにより
行なう。
【0072】このステップ108において、学習が十分
に行われていないと判断されると、ステップ101に戻
り、以上の処理を、多数の被験者について繰り返し行な
う。この学習は、適宜実施し、多くの被験者についての
情報を蓄積したほうがよいことは言うまでもない。
【0073】そして、ステップ108で学習が十分に行
なわれたと判断されると、ステップ109において、学
習結果を、学習データベースとして記憶手段に記憶した
後、この学習の処理ルーチンは終了する。
【0074】次に、以上のようにして作成された学習結
果にしたがって、ホストコンピュータ7は、複写装置や
印刷装置などの画像出力装置により画像形成媒体、例え
ば用紙に出力された画像の画質評価を実行する。
【0075】図8は、この画質評価処理のフローチャー
トである。なお、この画質評価に先立ち、まず、画像形
成媒体上に形成された評価したい画像が被評価画像8と
して撮像装置3の撮像対象として設置される。この実施
の形態においては、被評価画像としては、学習時に使用
された絵柄のものと等しいものが使用される。
【0076】画質評価の処理ルーチンが開始されると、
ステップ201で、学習が十分に行なわれているか否か
判断される。この判断は、前述のステップ108での判
断と同様にして行なわれる。学習が不十分であると判断
されると、ステップ202に進み、学習を行なうように
促すメッセージがモニタ装置7Dに表示され、この画質
評価の処理ルーチンが終了する。
【0077】ステップ201で、学習が十分に行なわれ
ていると判断されたときには、ステップ203に進み、
学習データベースから総合画質スコアを決定するのに必
要となるすべての画質評価項目についての特徴量を取り
出す。この特徴量は、前述したように、複数の被験者に
ついて求められた特徴量の平均値とされている。
【0078】次に、ステップ204に進み、撮像装置3
による被評価画像8の取り込みを行い、学習による部分
画像の特徴に最も近い特徴を有するセグメントsgをサ
ーチする。すなわち、移動制御手段6を介して移動手段
5を制御し、撮像装置3を被評価画像8のセグメントs
gごとに移動させ、セグメントsgごとに画像データを
取り込み、その特徴量の算出を行う。そして、算出した
特徴量と、学習データベースから取り出した特徴量とを
比較して、最も近いセグメントsgを見つけ、そのセグ
メントsgを、前記総合画質スコアを決定するのに必要
となる画質評価項目についての評価対象セグメントと決
定する。
【0079】次に、ステップ205に進み、決定した評
価対象のセグメントsgの画像情報に対して、画像処理
部4において、シェーディング補正などが施された後、
ホストコンピュータ7において、画質評価のための演算
が施されて、画質評価値が算出される。そして、ステッ
プ206において、前記学習により得られた前記総合画
質スコアと画質評価値の多変量関数をもとに総合画質ス
コアが算出される。そして、次のステップ207におい
て、その算出された総合画質スコアが、モニタ装置7D
の画面に表示されるなどして出力される。そして、この
画質評価処理ルーチンを終了する。
【0080】以上のようにして、この実施の形態によれ
ば、総合画質スコアを被験者が評価するときに注目する
部分画像の特徴を抽出し、その特徴量に基づいた画質評
価値を求め、その画質評価値と総合画質スコアとの関係
を学習しておき、その学習結果に基づき、実際に評価し
たい被評価画像中から、同様の特徴を備える評価画像部
分を抽出し、その抽出した画像部分について画質評価値
を算出し、学習により求めた関係をもとに、その算出し
た画質評価値から総合画質スコアを算出するようにした
ので、人間が感覚的に感じる画質の良さに対応した総合
画質スコアを算出することができる。
【0081】そして、従来のように画質心理評価用の画
像に加えて画質物理量測定のための画像を用意する必要
がないので、評価工数の大幅な短縮が図れる。さらに、
学習結果を用いるものであるので、画質評価に際して、
被験者が必要ではなく、画質評価の効率が大幅に改善さ
れる。
【0082】[第2の実施の形態]以上の実施の形態に
おいては、被験者の注目部分画像の特徴量が算出された
後に、その特徴量から被験者が当該部分画像において評
価しようとした画質評価項目が何であるかを判断する判
断基準は、その判断基準の情報を、予めユーザ等が設定
して与えるようにしたが、判断基準は、これに限られな
い。
【0083】この第2の実施の形態においては、予め、
各画質評価項目ごとに、それがどのような特徴を呈する
かを、上述と同様の手順で学習しておき、その学習結果
の画質評価項目特徴の学習データベースを参照して、画
質評価項目が何であるかを判断するようにする。
【0084】すなわち、図9は、画質評価項目について
の画像の特徴の学習のフローチャートである。
【0085】まず、ステップ301で、評価開示指示の
ときに、例えば、「被評価画像において、指示された画
質評価項目についての特徴が最も良く現れている画像部
分を注視して下さい。」というようなメッセージを被験
者10に与え、評価する画質評価項目を指示する。
【0086】その後のステップ302〜304までは、
前述の図5のステップ102〜104までと同様の処理
である。そして、ステップ305で、被験者10の注目
画像部分について、画像処理部4において、前述したよ
うなシェーディング補正や色度座標変換処理等、必要な
処理を行った後、当該部分画像の、指示された画質評価
項目についての特徴量を求める。
【0087】次に、ステップ306に進んで、画質評価
項目に対応させて画像特徴の学習を行なう。すなわち、
前述した特徴、エッジ強度や濃度RMSの前記算出式
(1)、(4)による算出値についての、複数の被験者
についての平均値、分散、標準偏差等を求め、それをテ
ーブル化してゆく。
【0088】次に、ステップ307に進んで、画質評価
項目と画像の特徴量との学習が十分に行なわれた否かを
判断する。このステップ307の判断においては、例え
ば、一定数以上の複数人の被験者について学習を行なっ
たかどうかに加えて、複数個の画質評価項目のすべてに
ついて、学習が十分に行なわれたかを判断する。
【0089】そして、それぞれの画質評価項目について
の学習が十分か否かは、例えば、各画質評価項目と特徴
量との対応に関する標準偏差が一定の範囲内に入ったか
どうかにより行なう。
【0090】ステップ307において、学習が十分に行
われていないと判断されると、ステップ301に戻り、
以上の処理を、多数の被験者について繰り返し行なう。
そして、ステップ307で学習が十分に行なわれたと判
断されると、ステップ308に進み、学習結果である画
質評価項目と特徴量との対応関係の情報テーブルを、デ
ータベースとして記憶手段に記憶する。以上で、この学
習処理ルーチンは終了する。
【0091】この学習の結果、記憶手段にデータベース
として記憶される画質評価項目と特徴量との対応関係の
情報テーブルの例を、図10に示す。この図10の例
は、50人の被験者について、学習を行ない、粒状性、
尖鋭度、階調性、…の各画質評価項目毎の特徴量のテー
ブルを作成したものである。
【0092】この例の場合には、このような画質評価項
目ごとの特徴の学習を終了後、前述の図5に示したよう
な総合画質スコアを算出するための学習を行なう。そし
て、その際に、ステップ105において、画質評価項目
と特徴量との対応の学習結果のデータベースが用いられ
て、被験者が注目する部分画像から得られた特徴量か
ら、被評価画像について総合画質スコアを求めるときに
重視した画質評価項目を特定する。その他は、前述の実
施の形態の場合と同様に処理を行なう。
【0093】この例の場合には、総合画質スコアを算出
するための多変量関数を決定する元となる画質評価項目
の決定についても、人間の画質心理評価を反映させるこ
とができ、より、人間が行なう画質評価に近くなるもの
である。
【0094】[第3の実施の形態]上述の実施の形態で
は、被評価画像は、学習時と、評価時とで同じ絵柄のも
のとした。しかし、評価時に学習時と異なる絵柄の画像
の評価を行なえるようにすれば、便利である。
【0095】前述したように、絵柄が変わると、複数個
の画質評価項目の総合画質スコアに対する重みが変わっ
てくる。例えば、文字画像であれば、画質評価項目の文
字判読性が重要となり、その重みが重くなる。一方、写
真などの画像の絵柄の場合には、解像度や、粒状性が重
要な画質評価項目となる。
【0096】そこで、この第3の実施の形態では、絵柄
ごとに、各画質評価項目の特徴量についての重みの量を
定めた絵柄テーブルを用意しておくと共に、ユーザが画
質評価に先立ち、評価対象の絵柄を選択できるようにす
る。
【0097】そして、この第3の実施の形態では、学習
結果に基づいて、評価対象の画像について、総合画質ス
コアを求めるとき、図8のフローチャートのステップ2
05において、多変量関数としての総合画質スコアの演
算に当たって、選択された絵柄に応じて、前記絵柄テー
ブルに基づいて、多変量関数の各画質評価値の重みの量
を決定するようにする。
【0098】このようにすれば、絵柄が異なる被評価画
像に対しても、上述と同様の手法により、総合画質スコ
アを、算出することができる。
【0099】[その他の変形例]また、上述した実施の
形態においては、被験者10の注目位置の検出手法とし
ては、視線が最も多く配られた位置を、そのヒストグラ
ムから求めるようにしたが、すべての視点の重心位置を
注目位置として検出するようにしてもよい。すなわち、
k個の各視点の座標をXm,Ynとしたとき、 注目位置P(x,y)=(ΣXm/k,ΣYn/k) として求めてもよい。
【0100】また、被験者10自身が、注目位置を、マ
ウス等のポインティングデバイスまたはキーボード等に
よって、その位置を入力するようにして注目位置を決定
するようにしても、もちろんよい。
【0101】また、以上の説明では、学習時の注目位置
の検索を、画質評価時の撮像装置の移動単位であるセグ
メント単位で行なうようにしたが、学習時の注目位置の
検索と、画質評価時の撮像装置の移動単位とは無関係で
あるので、それぞれ独立の大きさの単位部分画像につい
て、処理を行なうようにすることもできる。
【0102】また、以上の実施の形態は、紙に形成され
た画像の評価について説明したが、紙ではなく、スクリ
ーンに表示された画像を評価する場合にも適用できる。
【0103】また、さらには、CRTや液晶ディスプレ
イに表示された画像についても同様にして、適用可能で
ある。その場合には、撮像装置は必要はなく、画面に表
示される画像に対応する画像データが記憶されるビデオ
RAMなどのメモリから、注目位置の画像を読み出し
て、それについて学習処理を行ない、また、セグメント
単位の小領域の画像データを順次に読み出し、それにつ
いて、上述と同様の処理を行なうことにより、画質評価
を行なうことができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来必要であった画質心理評価用の画像と画質物理
量測定のための画像との両方を用意する必要はなく、ま
た、その両評価用の画像についての評価結果から画質評
価をする必要がないので、評価工数の大幅な短縮が図れ
る。また、画質評価に際して、被験者が必要ではないの
で、画質評価の効率が大幅に改善される。
【0105】そして、より人間が感覚的に感じる画質の
良さに対応した総合画質スコアが算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画質評価装置の一実施形態のブ
ロック図である。
【図2】この発明による画質評価装置の一実施形態の説
明のために用いる図である。
【図3】この発明の一実施形態の一部の処理手段の処理
内容の例を説明するために用いる図である。
【図4】この発明の一実施形態における画質評価値の算
出方法の例を説明するための図である。
【図5】この発明の一実施形態の学習処理手順の例を示
すフローチャートである。
【図6】この発明の一実施形態における被験者の注目位
置検出方法を説明するために用いる図である。
【図7】この発明の一実施形態における被験者の注目位
置検出方法を説明するために用いる図である。
【図8】この発明の一実施形態の画質評価処理手順の例
を示すフローチャートである。
【図9】この発明の他の実施形態に用いる画像の特徴抽
出のために使用するデータを取得する学習のフローチャ
ートを示す図である。
【図10】この発明の他の実施形態に用いる学習データ
の例を示す図である。
【符号の説明】
1 画質評価項目指示手段 2 視線位置検出手段 3 撮像装置 4 画像処理部 5 撮像装置移動手段 6 撮像装置移動制御手段 7 ホストコンピュータ 8 被評価画像 9 警告手段 10 被験者

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成媒体上に形成された被評価画像の
    画質を評価する方法であって、 前記被験者が、総合画質スコアを決定する際に注目する
    前記被評価画像上の位置を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出された位置の部分画像情報を取り込
    む画像情報取り込み工程と、 前記画像情報取り込み工程において取り込んだ部分画像
    情報に対して、当該部分画像の特徴を抽出すると共に、
    その抽出した特徴に応じた画質評価値を算出する特徴抽
    出および評価値算出工程と、 前記被験者が決定した総合画質スコアと、前記特徴抽出
    および評価値算出工程において抽出された画像の特徴お
    よび算出された画質評価値との関係を学習する学習工程
    と、 評価対象の被評価画像について、前記学習工程での学習
    結果に基づき、総合画質スコアを決定するのに必要とな
    る画質評価項目に関する評価を行うべき部分画像の位置
    を特定する位置特定工程と、 前記被評価画像中の前記位置特定工程で特定された位置
    の部分画像を取り込む評価画像情報取り込み工程と、 前記評価画像情報取り込み工程で取り込んだ部分画像情
    報に対して、前記総合画質スコアを決定するのに必要と
    なる前記画質評価項目についての画質評価値を算出する
    評価値算出工程と、 前記評価値算出工程で算出された前記画質評価値と、前
    記学習結果とに基づいて前記被評価画像についての総合
    画質スコアを算出する総合画質スコア算出工程と、 を有することを特徴とする画質評価方法。
  2. 【請求項2】前記学習時の被評価画像と、前記総合画質
    スコア算出工程で総合画質スコアを算出する被評価画像
    とが異なる絵柄であるときには、前記総合画質スコア算
    出工程では、絵柄に応じて前記評価値算出工程で算出さ
    れた画質評価値に重み付けを行って、前記総合画質スコ
    アを算出するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の画質評価方法。
  3. 【請求項3】画像形成媒体上に形成された被評価画像の
    画質を評価する装置であって、 被験者が、総合画質スコアを決定する際に注目する前記
    被評価画像上の位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段で検出された位置の部分画像情報を取
    り込む画像情報取り込み手段と、 前記画像情報取り込み手段において取り込んだ部分画像
    情報に対して、当該部分画像の特徴を抽出すると共に、
    その抽出した特徴に応じた画質評価値を算出する特徴抽
    出および評価値算出手段と、 前記被験者が決定した総合画質スコアと、前記特徴抽出
    および評価値算出工程において抽出された画像の特徴お
    よび算出された画質評価値との関係を学習する学習手段
    と、 評価対象の被評価画像について、前記学習工程での学習
    結果に基づき、総合画質スコアを決定するのに必要とな
    る画質評価項目に関する評価を行うべき部分画像の位置
    を特定する位置特定手段と、 前記被評価画像中の前記位置特定手段で特定された位置
    の部分画像を取り込む評価画像情報取り込み手段と、 前記評価画像情報取り込み手段で取り込んだ部分画像情
    報に対して、前記総合画質スコアを決定するのに必要と
    なる前記画質評価項目についての画質評価値を算出する
    評価値算出手段と、前記評価値算出手段で算出された画
    質評価値と、前記学習結果とに基づいて前記被評価画像
    についての総合画質スコアを算出する総合画質スコア算
    出手段と、 を有することを特徴とする画質評価装置。
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