JPH106221A - サンドブラスト - Google Patents

サンドブラスト

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JPH106221A
JPH106221A JP15665896A JP15665896A JPH106221A JP H106221 A JPH106221 A JP H106221A JP 15665896 A JP15665896 A JP 15665896A JP 15665896 A JP15665896 A JP 15665896A JP H106221 A JPH106221 A JP H106221A
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JP
Japan
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blast
engraving
head
blast head
nozzle
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JP15665896A
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English (en)
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Hiroshi Fujisawa
弘 藤澤
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TADA KIKAI KK
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TADA KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のサンドブラストでは、ブラストヘッド
が姿勢変更不能状態で取付けられているので、このよう
なサンドブラストで、円柱形の彫刻材のような円弧状表
面に彫刻することができなかった。 【解決手段】 噴射ノズル41を有するブラストヘッド
4と、ブラストヘッド4を彫刻材8に対して上下・左右
方向に移動操作するためのノズル操作装置2とを備えて
なるサンドブラストにおいて、ブラストヘッド4とノズ
ル操作装置2の間に、ノズル操作装置2の上下又は左右
の操作量に応じて噴射ノズル41が彫刻材表面8aに対
して垂直に対向し得る如くブラストヘッド4を上下又は
左右に揺動せしめるヘッド揺動装置7を設けることによ
り、円弧状表面8aであっても機械による自動彫刻を行
えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば石材のよ
うな彫刻材の表面に小粒子状の研磨材を吹き付けて彫刻
材表面に図柄や文字等を彫刻し得るようにしたサンドブ
ラストに関し、特に彫刻すべき表面が円弧面である彫刻
材でも上記彫刻を行い得るようにしたサンドブラストに
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明の背景】石材のような彫刻材の表
面に図柄や文字等を彫刻する場合には、サンドブラスト
と称される装置が使用される。このサンドブラストは、
噴射ノズルから小粒子状の研磨材を高速噴射させること
で、彫刻材表面に所望の彫刻を加工するものである。
【0003】図7〜図9には、従来のサンドブラストが
示されている。この従来のサンドブラストは、小粒子状
の研磨材S1(図8)を収納する加圧タンク1と、該加
圧タンク1内の研磨材S1を高速噴射させるブラストヘ
ッド4と、該ブラストヘッド4を上下・左右に移動操作
するためのノズル操作装置2と、ブラストヘッド4の噴
射ノズル41から噴射された研磨材S1を含む砂塵S
2(図8)を回収するための砂塵回収装置3と、該砂塵
回収装置3内に回収された砂塵S2から分離される軽量
の粉塵を収容する集塵タンク14とを備えている。
【0004】加圧タンク1内の研磨材S1は、その底部
に設けた研磨材調整器10内に流入した後、図示しない
圧送装置からの高圧エアーAによって供給管11を通し
て噴射ノズル41から高速噴射されるようになってい
る。
【0005】ノズル操作装置2は、サーボモータを含む
上下動装置21と同じくサーボモータを含む左右動装置
22によって、彫刻材108に対してブラストヘッド4
を上下・左右の2次元方向に移動せしめ得るようになっ
ている。
【0006】砂塵回収装置3は、上記砂塵S2を吸引に
より回収して、それを重量物(研磨材S1)と軽量物
(研磨材S1が細かくなったもの及び彫刻材から削取さ
れた石粉)に分離する分離機13と有している。
【0007】ブラストヘッド4は、左右動装置22の先
端部に姿勢変更不能状態で固着されており、上下動装置
21及び左右動装置22によって上下・左右の2次元方
向に移動せしめられるようになっている。尚、ノズル操
作装置2は、予めコントロールボックス23で設定され
たプログラムでブラストヘッド4の動作を制御するよう
になっている。
【0008】このブラストヘッド4には、図8に示すよ
うに、噴射ノズル41の噴口42を囲繞するようにして
砂塵吸引口33が設けられており、該砂塵吸引口33と
分離機13とを回収管12で接続している。尚、図8に
おいて符号40は、ノズルカバーである。
【0009】そして、この図7及び図8に示す従来のサ
ンドブラストでは、彫刻面が平坦状の彫刻材(例えば墓
石)108に文字や図柄等を彫刻するのに使用される
が、その際には、まず彫刻材108の表面108aに加
工穴109aつきの防護カバー109を貼り付けてお
く。尚、ブラストヘッド4の動作は、ノズル操作装置2
のコントロールボックス23によって予め設定された軌
跡上を移動するようになっている。次に、ブラストヘッ
ド4のノズル噴口42を加工部分の始点に位置合わせし
た状態で運転を開始すると、該ノズル噴口42から研磨
材S1が加工穴109aを介して彫刻材表面108aに
高速噴射され、順次研磨材S1によって防護カバー10
9の加工穴109a部分の彫刻材表面108aが掘削
(掘削溝108b)されていく。
【0010】ところで、この従来のサンドブラストは、
ブラストヘッド4がノズル操作装置2の左右動装置22
に固着されているので、図9に示す如く、例えば表面が
円弧面(例えば円柱形)の彫刻材8に彫刻する場合には
不向きである。即ち、円柱形の彫刻材8の表面に彫刻を
施す場合には、該彫刻材8を横倒し状態(あるいは立設
状態)で行われるが、その場合、ノズル操作装置2の上
下動装置21によりブラストヘッド4を符号4′で示す
ように上下方向に移動操作すると、ブラストヘッド4の
噴射ノズル41からの研磨材S1を、円柱形の彫刻材8
の表面8aに対して垂直に噴射できなくなる。このよう
に、従来のサンドブラストでは、ブラストヘッド4が彫
刻材8の円弧面8aに追従できず、円柱形の彫刻材8に
彫刻をすることができない。
【0011】このように彫刻材の円弧面に彫刻をする場
合には、従来のサンドブラストを使用することができ
ず、従来では作業者が手動でブラストヘッドを移動操作
して彫刻作業を行っているのが現状である。ところで、
このように、円弧面に手動で彫刻作業を行う場合には、
その作業に熟練を要し且つ噴射ノズル41を円弧面に対
して正確に垂直方向に指向させるのが難しいという問題
があるとともに、ブラストヘッド4を常に手で支持して
おかなければならないためにその作業が重労働となると
いう問題がある。
【0012】本願発明は、彫刻材の円弧面に彫刻をする
場合の上記問題点に鑑み、そのような円弧面に自動で彫
刻を施すことができるようにしたサンドブラストを提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。
【0014】即ち、本願発明は、従来の技術の項で説明
したサンドブラストにおいて、ブラストヘッドとノズル
操作装置の間に、該ノズル操作装置の上下又は左右の操
作量に応じて噴射ノズルが彫刻材表面に対して垂直に対
向する如くブラストヘッドを上下又は左右に揺動せしめ
るヘッド揺動装置を設けて構成している。
【0015】このヘッド揺動装置は、ブラストヘッドを
彫刻材の円弧状表面に摺接させた状態で、該ブラストヘ
ッドをノズル操作装置により左右又は上下に移動させる
と、ブラストヘッドの噴射ノズルが彫刻すべき円弧状表
面に対して垂直に対向する如く、該ブラストヘッドを自
動的に左右又は上下に揺動せしめ得るようになってい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本願
発明の実施形態を説明すると、図1〜図4には本願の第
1実施形態が示され、又、図5及び図6には同第2実施
形態のサンドブラストが示されている。この各実施形態
のサンドブラストは、平坦状の彫刻面ばかりでなく、円
弧状表面にも彫刻し得るように構成したものである。
【0017】図1及び図2に示す第1実施形態のサンド
ブラストの基本構成及び機能は、図8に示す従来例のも
のとほぼ同様である。即ち、図1及び図2のサンドブラ
ストは、小粒子状の研磨材S1を収納する加圧タンク1
と、該加圧タンク1内の研磨材S1を高速噴射させるブ
ラストヘッド4と、該ブラストヘッド4を上下・左右に
移動操作するためのノズル操作装置2と、ブラストヘッ
ド4の噴射ノズル41から噴射された研磨材S1を含む
砂塵S2を回収するための砂塵回収装置3と、該砂塵S2
から分離される軽量の粉塵を収容する集塵タンク14と
を備えている。
【0018】そして、このサンドブラストを使用するに
は、まず図3に示すように、彫刻材8の表面8aに加工
穴9aつきの防護カバー9を貼り付けておく。次に、ブ
ラストヘッド4のノズル噴口42を防護カバー9の加工
穴9aの始端部に位置合わせし、且つブラストヘッド4
の先端部を彫刻材表面8aに接触させた状態で運転を開
始する。すると、研磨材調整器10からの研磨材S1
噴射ノズル41側に供給され、該研磨材S1がノズル噴
口42から彫刻材表面8aに高速噴射される。尚、ノズ
ル噴口42から噴射された研磨材S1は、防護カバー9
の加工穴9aに対応する部分の彫刻材表面8aを掘削す
るようになり、順次研磨材S1によって彫刻材表面8a
に所定形状の掘削溝8bが形成されていく。このとき、
ノズル噴口42から噴射された研磨材S1及び彫刻材表
面8aから削取された石粉等からなる混合砂塵S2は、
砂塵吸引口33から吸引され、回収管12を通って分離
機13内に収容される。そして、分離機13のサイクロ
ン機能によって、重量物(研磨材S1)と軽量物(石粉
等)とを分離し、該重量物のみが分離機13の底部に落
下・堆積されるとともに、軽量物は集塵タンク14側に
吸引されて収容されるようになる。尚、分離機13の底
部に堆積された重量物(研磨材S1)は、高圧エアーA
(図1)の供給を停止すると、自動的に加圧タンク1内
に落下し、続いて研磨材調整器10内に流入して順次循
環するようになる。
【0019】ブラストヘッド4の先端部には、この第1
実施形態では、上記砂塵S2が周囲に飛散するのを防止
するための内外2重のカバー体5,6が取付けられてい
る。この各カバー体5,6は、スポンジ等の弾性材で形
成されており、防護カバー9に摺動しても該防護カバー
9を傷つけないようにしている。又、この各筒状カバー
体5,6は、図3及び図4に示すように彫刻面が円弧状
表面8aであるときには、カバー体先端面が該円弧状表
面8aの形状に合うような凹面形状のものを使用すると
よい。
【0020】このサンドブラストでは、例えば図3又は
図4に示すように、円柱形の彫刻材8を横倒し姿勢に設
置した状態で、その円弧状表面8aに彫刻を施し得るよ
うに構成されている。図示の実施形態では、ノズル操作
装置2の左右動装置22の先端面22aに、ブラストヘ
ッド4を上下に揺動せしめ得るヘッド揺動装置7を設け
ている。
【0021】このヘッド揺動装置7は、図2及び図3に
示す如く、ブラストヘッド4を垂直面内で回動させるた
めの回動装置15と、ブラストヘッド4を前方(彫刻材
8側)に付勢するための付勢装置16とを備えている。
【0022】回動装置15は、左右動装置22の先端面
22aに取付けられた軸受51と、該軸受51に嵌入さ
れた軸52と、該軸52を取付けた台板54と、該台板
54を軸受51に対して揺動させる伸縮シリンダ55と
を有している。軸受51は、左右動装置22の作動方向
に向けて横向きに設置されており、該軸受51に嵌入さ
れた軸52が左右動装置22の作動方向と直交する鉛直
面内で回動し得るようになっている。尚、軸受51と軸
52間にはベアリング53が介設されている。又、左右
動装置22の先端面22aには、伸縮シリンダ55を支
持するための取付板56が固定されている。そして、伸
縮シリンダ55は、その基端側(シリンダチューブ)を
取付板56側にピン57で連結するとともに、その先端
側(シリンダロッド)を台板54側にピン58で連結し
て取付けられている。この伸縮シリンダ55の伸長力
は、比較的弱いものであり、且つ圧縮方向に抵抗が加わ
ると、その抵抗力で縮小するようになっている。
【0023】付勢装置16は、台板54の側面に前後方
向に向けて取付けたガイド棒62,62に沿って、ブラ
ストヘッド4を前方に付勢させる付勢シリンダ61を使
用している。この付勢シリンダ61には、ブラストヘッ
ド4の取付台63が連結されている。そして、この付勢
装置16は、付勢シリンダ61により、常時適度の付勢
力でブラストヘッド4を前方側に付勢しているが、後退
方向に抵抗が加わると、その抵抗力で後退するようにな
っている。尚、ヘッド揺動装置7によるブラストヘッド
4の姿勢変更角度は、例えば図4に示すように上下各4
5°づつの合計90°程度まで可能である。
【0024】この第1実施形態のサンドブラストの使用
方法を説明すると、彫刻材8の彫刻面が平坦面である場
合には、ヘッド揺動装置7の伸縮シリンダ55及び付勢
シリンダ61をOFF状態にして通常の使用形態で作業
をする。この場合、噴射ノズル41の噴口42は、彫刻
面に対して垂直に向く姿勢のままで、該彫刻面と平行な
鉛直面内で移動するようになる。尚、このように平坦な
彫刻面を彫刻する場合には、各カバー体5,5の先端面
を彫刻面から僅か(1〜2mm程度)だけ離間させた状態
で行うとよい。
【0025】次に、例えば円柱形の彫刻材8の円弧状表
面8aに彫刻する場合について説明すると、この場合
は、図3及び図4に示すように、ブラストヘッド4を彫
刻すべき円弧状表面8aの初期位置に近接させた状態
で、ヘッド揺動装置7の伸縮シリンダ55及び付勢シリ
ンダ61を機能させる。すると、ブラストヘッド4は、
付勢シリンダ61によってブラストヘッド4の先端面
(カバー体5,6の先端面)が彫刻材表面(防護カバー
9の表面)に軽く接触するまで前進せしめられ、且つ伸
縮シリンダ55によって各カバー体5,6の先端面が円
弧状表面8aに対して安定した姿勢で接触する(全面接
触する)ようにブラストヘッド4の姿勢を自動で補正す
るようになる。この状態では、噴射ノズル41の噴口4
2が彫刻すべき円弧状表面8aに対して垂直に指向して
いる。そして、この状態から運転を開始すると、ノズル
操作装置2(上下動装置21と左右動装置22)がコン
トロールボックス23で設定した通りに作動せしめられ
て、ブラストヘッド4が順次上下左右に移動するように
なる。
【0026】ところで、左右動装置22の先端面22a
が、図4において実線図示位置(上下中間位置)から上
方(符号22a′)又は下方(符号22a″)に移動す
ると、そのままではブラストヘッドの先端面(カバー体
5,6の先端面)が円弧状表面8aから離間するように
なるが、ブラストヘッド4が付勢シリンダ61で前方に
付勢されているので、該ブラストヘッド先端面が円弧状
表面8aに対して接触状態を維持し、且つ伸縮シリンダ
55の伸長機能によって該ブラストヘッド先端面が円弧
状表面8aに沿って全面接触するようにブラストヘッド
4の姿勢を補正するようになる。即ち、取付台63(図
3)が前進するとともに、台板54(図3)が軸52を
中心にして上方又は下方に揺動する。尚、このとき、上
下に変位したブラストヘッド4′,4″の各ノズル噴口
42′,42″は、それぞれ彫刻材表面8aに対して垂
直に対向(彫刻材8の中心点Pに対向)するようになっ
ている。又、左右動装置22の先端面22aが、22
a′で示す上位置、又は22a″で示す下位置から彫刻
材8の中心Pの高さ位置に戻ろうとする場合には、ブラ
ストヘッド4の先端面と彫刻材表面8aとの突っ張り作
用によって、該ブラストヘッド4が付勢シリンダ61に
抗して順次自動で後退するとともに、伸縮シリンダ55
が順次自動で縮小せしめられて、ノズル噴口42が常に
彫刻材中心Pに指向した状態でブラストヘッド4を図4
に実線図示する位置及び姿勢まで戻すようになる。
【0027】このように、本願のサンドブラストでは、
円弧状表面8aをもつ彫刻材8に彫刻する場合に、ヘッ
ド揺動装置7が、ノズル噴口42を彫刻材表面8aに対
して常に垂直に向くようにブラストヘッド4の姿勢を自
動で補正するようになっているので、円弧状表面8aに
対してでも、自動で彫刻し得るようになる。
【0028】図5及び図6には、本願の第2実施形態の
サンドブラストが示されているが、この第2実施形態で
は、上記ヘッド揺動装置7によるブラストヘッド4の揺
動動作がスムーズに行われるようにするための機構を備
えている。即ち、この第2実施形態では、ブラストヘッ
ド4の外側に金属板からなる箱状のカバー体17を取付
け、このカバー体17の左右両側面71,71に、彫刻
材8の円弧面8a上で転動する複数個づつ(図示例では
左右5個づつ)のフリーベアリング72,72・・を取
付けている。この左右各側のフリーベアリング72,7
2・・は、図6に示すように、それぞれ彫刻材円弧面8
aに同時に接触するように配置されている。
【0029】そして、この第2実施形態のものでは、彫
刻材8の円弧面8aに彫刻を施す際に、上下動装置21
(図1)によって左右動装置22が上下動せしめられる
と、各フリーベアリング72,72・・の球体が彫刻材
円弧面8aに沿って転動し、ブラストヘッド4が確実に
かつスムーズに姿勢変更されるようになる。尚、左右動
装置22が上下動したときには、第1実施形態の場合と
同様に、付勢装置16によってブラストヘッド4が前後
動するとともに回動装置によってブラストヘッド4(噴
射ノズル41)が彫刻材円弧面8aに対して常に垂直に
指向する状態で角度変化するようになっている。
【0030】又、この第2実施形態では、箱状のカバー
体17が第1実施形態の外側カバー体6としての機能を
有するようになっている。尚、箱状カバー体17の先端
面は、彫刻作業時において彫刻材表面8aから若干幅
(2〜3mm程度)だけ離間しており、彫刻作業時の粉塵
が僅かではあるがカバー体先端面と彫刻材表面との隙間
から外部に飛散するようになる。ところで、各フリーベ
アリング72,72・・は箱状カバー体17の外側に配
置されているが、そのままでは箱状カバー体17の外側
に飛散した粉塵が該フリーベアリング72内に侵入する
ことがある。このように粉塵がフリーベアリング72内
に侵入すると、内部の球体がスムーズに回転しなくな
り、彫刻材表面8aの防護カバー9(図3参照)を傷つ
けるおそれがある。本願第2実施形態では、このような
問題を改善するために、各フリーベアリング72,72
・・に、高圧空気を供給するホース73を接続してい
る。そして、彫刻作業中において、各ホース73から高
圧空気を各フリーベアリング72の内方から外方に向け
て吹き出させるようにすることにより、彫刻作業中に発
生する粉塵が該フリーベアリング72内に侵入しないよ
うにしている。
【0031】尚、上記の各実施形態では、左右動装置2
2の先端面22a部分でブラストヘッド4が上下に揺動
するように構成しているが、他の実施形態では、ノズル
操作装置2に対してブラストヘッド4を左右に揺動させ
るようにしてもよい。この場合は、ヘッド揺動装置7を
左右動装置先端部の上面又は下面に取付ければよい。
尚、このようにブラストヘッド4を左右に揺動させるも
のでは、円柱形の彫刻材8を縦向きに設置して彫刻作業
をする。
【0032】
【発明の効果】本願発明のサンドブラストによれば、ブ
ラストヘッド4とノズル操作装置2との間にヘッド揺動
装置7を設けて、ブラストヘッド4の上下又は左右に変
位したときでも、噴射ノズル41を彫刻材8の表面8a
に対して常時垂直に指向するようにしているので、彫刻
面が円弧状であっても、このサンドブラストによって自
動で彫刻作業が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係るサンドブラスト
の概略図である。
【図2】図1のA矢視拡大図である。
【図3】図2のIII−III断面相当図である。
【図4】図1のサンドブラストの作動状態図である。
【図5】本願発明の第2実施形態に係るサンドブラスト
の図3相当図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】従来のサンドブラストの概略図である。
【図8】図7のブラストヘッドのブラストヘッド部分の
断面図である。
【図9】図7のサンドブラストの作動状態図である。
【符号の説明】
2はノズル操作装置、4はブラストヘッド、7はヘッド
揺動装置、8は彫刻材、8aは表面、21は上下動装
置、22は左右動装置、41は噴射ノズル、42は噴口
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 彫刻材(8)の表面(8a)に研磨材を
    吹き付けて、該彫刻材表面(8a)を彫刻し得る噴射ノ
    ズル(41)を有するブラストヘッド(4)と、該ブラ
    ストヘッド(4)を彫刻材(8)に対して上下・左右方
    向に移動操作するためのノズル操作装置(2)とを備え
    てなるサンドブラストにおいて、前記ブラストヘッド
    (4)と前記ノズル操作装置(2)の間に、該ノズル操
    作装置(2)の上下又は左右の操作量に応じて前記噴射
    ノズル(41)が前記彫刻材表面(8a)に対して常時
    垂直に対向する如く前記ブラストヘッド(4)を上下又
    は左右に揺動せしめるヘッド揺動装置(7)を設けたこ
    とを特徴とするサンドブラスト。
JP15665896A 1996-06-18 1996-06-18 サンドブラスト Pending JPH106221A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017081730A1 (ja) * 2015-11-09 2017-05-18 日産自動車株式会社 表面処理装置および表面処理方法
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