JPH1062024A - ヴィルミエヒートポンプ - Google Patents
ヴィルミエヒートポンプInfo
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- JPH1062024A JPH1062024A JP22132096A JP22132096A JPH1062024A JP H1062024 A JPH1062024 A JP H1062024A JP 22132096 A JP22132096 A JP 22132096A JP 22132096 A JP22132096 A JP 22132096A JP H1062024 A JPH1062024 A JP H1062024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature side
- low
- displacer
- heat pump
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2253/00—Seals
- F02G2253/03—Stem seals
Landscapes
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のヴィルミエヒートポンプは、ディスプ
レーサロッドシールをディスプレーサロッドに密着させ
て設置しているので、シールとロッドとの大きな摺動抵
抗により、性能が低下するなどの問題点があった。 【解決手段】 高温側ディスプレーサロッド17及び低
温側ディスプレーサロッド20とシール部材24との間
に隙間を形成したものである。
レーサロッドシールをディスプレーサロッドに密着させ
て設置しているので、シールとロッドとの大きな摺動抵
抗により、性能が低下するなどの問題点があった。 【解決手段】 高温側ディスプレーサロッド17及び低
温側ディスプレーサロッド20とシール部材24との間
に隙間を形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍あるいは冷暖
房の空気調和などに用いられるヴィルミエヒートポンプ
に関するものである。
房の空気調和などに用いられるヴィルミエヒートポンプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開平7−260276
号公報に示される従来の一般的なヴィルミエヒートポン
プの断面構成図である。図において、1aは高温側シリ
ンダ、1bは低温側シリンダであり、それぞれに作動ガ
ス(例えばヘリウムガス)が封入され動作空間を形成す
る。2は高温側シリンダ1aと低温側シリンダ1bを固
定するケース、3は高温側シリンダ1aの内部を往復運
動する高温側ディスプレーサ、4は低温側シリンダ1b
の内部を往復運動する低温側ディスプレーサ、5は高温
側シリンダ1aと高温側ディスプレーサ3の上面で形成
される高温空間、6は高温側シリンダ1aと高温側ディ
スプレーサ3の下面で形成される高温側中温空間、7は
低温側シリンダ1bと低温側ディスプレーサ4の上面で
形成される低温空間、8は低温側シリンダ1bと低温側
ディスプレーサ4の下面で形成される低温側中温空間、
9は高温空間5に連結され都市ガスなどの燃焼熱で加熱
されるヒータ、10はヒータ9に連結された高温側再生
器、11は高温側再生器10と高温側中温空間6を連通
する高温側中温熱交換器、12は高温側中温空間6と低
温側中温空間8を連通する連結管、13は低温空間7に
連結された低温熱交換器、14は低温熱交換器13に連
結された低温側再生器、15は低温側中温空間8と低温
側再生器14を連結する低温側中温熱交換器である。1
6はケース2内に形成され、上記動作空間と連通しない
バッファ室、17はバッファ室16からケース2を貫通
して高温側ディスプレーサ3に連結される高温側ディス
プレーサロッド、18はバッファ室16で高温側ディス
プレーサロッド17に連結されるコンロッドであり、ク
ランク軸19に連結される。20はバッファ室16から
ケース2を貫通して低温側ディスプレーサ4に連結され
る低温側ディスプレーサロッド、21はバッファ室16
で低温側ディスプレーサロッド20に連結されるコンロ
ッドであり、クランク軸19に連結される。
号公報に示される従来の一般的なヴィルミエヒートポン
プの断面構成図である。図において、1aは高温側シリ
ンダ、1bは低温側シリンダであり、それぞれに作動ガ
ス(例えばヘリウムガス)が封入され動作空間を形成す
る。2は高温側シリンダ1aと低温側シリンダ1bを固
定するケース、3は高温側シリンダ1aの内部を往復運
動する高温側ディスプレーサ、4は低温側シリンダ1b
の内部を往復運動する低温側ディスプレーサ、5は高温
側シリンダ1aと高温側ディスプレーサ3の上面で形成
される高温空間、6は高温側シリンダ1aと高温側ディ
スプレーサ3の下面で形成される高温側中温空間、7は
低温側シリンダ1bと低温側ディスプレーサ4の上面で
形成される低温空間、8は低温側シリンダ1bと低温側
ディスプレーサ4の下面で形成される低温側中温空間、
9は高温空間5に連結され都市ガスなどの燃焼熱で加熱
されるヒータ、10はヒータ9に連結された高温側再生
器、11は高温側再生器10と高温側中温空間6を連通
する高温側中温熱交換器、12は高温側中温空間6と低
温側中温空間8を連通する連結管、13は低温空間7に
連結された低温熱交換器、14は低温熱交換器13に連
結された低温側再生器、15は低温側中温空間8と低温
側再生器14を連結する低温側中温熱交換器である。1
6はケース2内に形成され、上記動作空間と連通しない
バッファ室、17はバッファ室16からケース2を貫通
して高温側ディスプレーサ3に連結される高温側ディス
プレーサロッド、18はバッファ室16で高温側ディス
プレーサロッド17に連結されるコンロッドであり、ク
ランク軸19に連結される。20はバッファ室16から
ケース2を貫通して低温側ディスプレーサ4に連結され
る低温側ディスプレーサロッド、21はバッファ室16
で低温側ディスプレーサロッド20に連結されるコンロ
ッドであり、クランク軸19に連結される。
【0003】次に動作について説明する。ヒータ9が加
熱され、高温側ディスプレーサ3と低温側ディスプレー
サ4が往復運動して冷暖房空調に利用できる冷温熱を生
成する。高温側ディスプレーサ3が高温側シリンダ1a
内を往復運動すると、作動ガスは、ヒータ9、高温側再
生器10、高温側中温熱交換器11を通って、高温空間
5と高温側中温空間6との間を交播する。この時、高温
空間5と高温側中温空間6の容積割合が変化するため、
作動ガスに圧力変動が生じる、上記高温側ディスプレー
サ3と約90度の位相差を持って低温側ディスプレーサ
4を低温側シリンダ1b内で往復運動させると、低温空
間7では吸熱仕事、低温側中温空間8では発熱仕事が生
じる。上記低温空間における吸熱仕事は、低温熱交換器
13から冷房用の冷熱として取り出され、低温側中温空
間8における発熱仕事は、低温側熱交換器15から暖房
用の温熱として取り出され、高温側中温熱交換器11か
らの温熱と合わせて暖房用の温熱として利用できる。
熱され、高温側ディスプレーサ3と低温側ディスプレー
サ4が往復運動して冷暖房空調に利用できる冷温熱を生
成する。高温側ディスプレーサ3が高温側シリンダ1a
内を往復運動すると、作動ガスは、ヒータ9、高温側再
生器10、高温側中温熱交換器11を通って、高温空間
5と高温側中温空間6との間を交播する。この時、高温
空間5と高温側中温空間6の容積割合が変化するため、
作動ガスに圧力変動が生じる、上記高温側ディスプレー
サ3と約90度の位相差を持って低温側ディスプレーサ
4を低温側シリンダ1b内で往復運動させると、低温空
間7では吸熱仕事、低温側中温空間8では発熱仕事が生
じる。上記低温空間における吸熱仕事は、低温熱交換器
13から冷房用の冷熱として取り出され、低温側中温空
間8における発熱仕事は、低温側熱交換器15から暖房
用の温熱として取り出され、高温側中温熱交換器11か
らの温熱と合わせて暖房用の温熱として利用できる。
【0004】また、図8は特開平5−231735号公
報に示されるディスプレーサの駆動機構に振動を利用し
たフリーピストン機構を採用したフリーピストン型ヴィ
ルミエヒートポンプの断面構成図である。図において、
27は高温側ディスプレーサロッド17に結合された高
温側ばね、28は高温側中温空間6に隣接した高温側バ
ッファ室、29は高温側バッファケース、30は高温側
ディスプレーサロッド17に連結されたコイル、31は
高温側バッファケース29に固定されたヨーク、32は
ヨーク31に固定された磁石であり、ヨーク31と磁石
32は磁気回路を構成し、コイル30とともに高温側デ
ィスプレーサロッド17を介して高温側ディスプレーサ
3を駆動するリニアモータを構成する。33は低温側デ
ィスプレーサロッド20に結合された低温側ばね、34
は低温側中温空間8に隣接した低温側バッファ室、35
は低温側バッファケースである。
報に示されるディスプレーサの駆動機構に振動を利用し
たフリーピストン機構を採用したフリーピストン型ヴィ
ルミエヒートポンプの断面構成図である。図において、
27は高温側ディスプレーサロッド17に結合された高
温側ばね、28は高温側中温空間6に隣接した高温側バ
ッファ室、29は高温側バッファケース、30は高温側
ディスプレーサロッド17に連結されたコイル、31は
高温側バッファケース29に固定されたヨーク、32は
ヨーク31に固定された磁石であり、ヨーク31と磁石
32は磁気回路を構成し、コイル30とともに高温側デ
ィスプレーサロッド17を介して高温側ディスプレーサ
3を駆動するリニアモータを構成する。33は低温側デ
ィスプレーサロッド20に結合された低温側ばね、34
は低温側中温空間8に隣接した低温側バッファ室、35
は低温側バッファケースである。
【0005】次に動作について説明する。ヴィルミエヒ
ートポンプとして、冷温熱を生成する動作は図7に示す
上記従来技術と同じである。リニアモータにより高温側
ディスプレーサ3を往復駆動すると、従来のヴィルミエ
ヒートポンプと同様に作動ガスに圧力変動が生じる。低
温側バッファ室34には、動作空間の平均ガス圧力にほ
ぼ等しい圧力のガスが封入されている。低温側ディスプ
レーサは、動作空間の圧力変動と低温側バッファ室34
のガス圧力の差圧が低温側ディスプレーサロッド20に
作用し、低温側ディスプレーサ4は加振駆動される。低
温側ディスプレーサ4は低温側ばね33により振動系を
構成して運転される。低温側ディスプレーサ4の振動系
の固有振動数を調整することで、低温側ディスプレーサ
4は、従来のヴィルミエヒートポンプと同様に高温側デ
ィスプレーサ3に対して位相が約90度遅れて往復動す
る。なお、リニアモータによる駆動は、無くてもよく、
自励による運転が可能である。
ートポンプとして、冷温熱を生成する動作は図7に示す
上記従来技術と同じである。リニアモータにより高温側
ディスプレーサ3を往復駆動すると、従来のヴィルミエ
ヒートポンプと同様に作動ガスに圧力変動が生じる。低
温側バッファ室34には、動作空間の平均ガス圧力にほ
ぼ等しい圧力のガスが封入されている。低温側ディスプ
レーサは、動作空間の圧力変動と低温側バッファ室34
のガス圧力の差圧が低温側ディスプレーサロッド20に
作用し、低温側ディスプレーサ4は加振駆動される。低
温側ディスプレーサ4は低温側ばね33により振動系を
構成して運転される。低温側ディスプレーサ4の振動系
の固有振動数を調整することで、低温側ディスプレーサ
4は、従来のヴィルミエヒートポンプと同様に高温側デ
ィスプレーサ3に対して位相が約90度遅れて往復動す
る。なお、リニアモータによる駆動は、無くてもよく、
自励による運転が可能である。
【0006】図9は、特開平5−248719号公報に
示される従来のヴィルミエヒートポンプのディスプレー
サとディスプレーサロッドのシール部を示す断面構成図
である。図において、23は高温側ディスプレーサ3に
取り付けられシリンダ1の内周側を往復摺動するディス
プレーサシール、24はケース2に取り付けられ高温側
ディスプレーサロッド3がその内周側を往復摺動するデ
ィスプレーサロッドシールである。図に示すように、デ
ィスプレーサロッドシール24はディスプレーサロッド
17に密着させて設置されており、シリンダ1内の作動
ガスがバッファ室16に漏れないように作用する。
示される従来のヴィルミエヒートポンプのディスプレー
サとディスプレーサロッドのシール部を示す断面構成図
である。図において、23は高温側ディスプレーサ3に
取り付けられシリンダ1の内周側を往復摺動するディス
プレーサシール、24はケース2に取り付けられ高温側
ディスプレーサロッド3がその内周側を往復摺動するデ
ィスプレーサロッドシールである。図に示すように、デ
ィスプレーサロッドシール24はディスプレーサロッド
17に密着させて設置されており、シリンダ1内の作動
ガスがバッファ室16に漏れないように作用する。
【0007】図10は、実公昭63−14043号公報
に示される、ヴィルミエヒートポンプと同様な構造を持
つ従来のスターリングサイクル機関で利用されるディス
プレーサロッドシール機構の一例を示す図である。図に
おいて、90はケース91の内部を往復運動するピスト
ン92に連結されるロッド、93は動作空間、94はバ
ッファ室、95は前段軸シール、96は背圧室、97は
逆止弁であり、背圧室96は逆止弁97を介して動作空
間93につながれる。98は後段軸シール、99はケー
ス91に固定したシールホルダである。
に示される、ヴィルミエヒートポンプと同様な構造を持
つ従来のスターリングサイクル機関で利用されるディス
プレーサロッドシール機構の一例を示す図である。図に
おいて、90はケース91の内部を往復運動するピスト
ン92に連結されるロッド、93は動作空間、94はバ
ッファ室、95は前段軸シール、96は背圧室、97は
逆止弁であり、背圧室96は逆止弁97を介して動作空
間93につながれる。98は後段軸シール、99はケー
ス91に固定したシールホルダである。
【0008】次に動作について説明する。この場合、動
作空間93のガス圧力は、常にバッファ室94のガス圧
力より高く保持されている。前段軸シール95と逆止弁
97により背圧室96のガス圧力は、動作空間93の変
動ガス圧力のほぼ最低圧力に保持される。上記背圧室9
6のガス圧力はバッファ室94のガス圧力より高い。後
段軸シール98は、背圧室96とバッファ室94のガス
圧力の差圧によりシールホルダ99に押し付けられると
ともに、テーパ状になっているため、ロッド90を締め
付けるようにして密着させられる。このため、背圧室9
6のガスはバッファ室94へは漏れない。
作空間93のガス圧力は、常にバッファ室94のガス圧
力より高く保持されている。前段軸シール95と逆止弁
97により背圧室96のガス圧力は、動作空間93の変
動ガス圧力のほぼ最低圧力に保持される。上記背圧室9
6のガス圧力はバッファ室94のガス圧力より高い。後
段軸シール98は、背圧室96とバッファ室94のガス
圧力の差圧によりシールホルダ99に押し付けられると
ともに、テーパ状になっているため、ロッド90を締め
付けるようにして密着させられる。このため、背圧室9
6のガスはバッファ室94へは漏れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のヴ
ィルミエヒートポンプは、ディスプレーサロッドシール
をディスプレーサロッドに密着させて設置することで、
シール部からガスが漏れないように構成されているた
め、密着したシールとロッドとの大きな摺動抵抗によ
り、駆動機構にクランク機構などを用いたヴィルミエヒ
ートポンプでは運転周波数が低下し、フリーピストン型
ヴィルミエヒートポンプではディスプレーサのストロー
クが低下することにより、冷暖房能力や効率が低下し
て、さらには運転が停止するなどの問題点があった。ま
た、シールの磨耗による大きなガス漏れが発生するた
め、ヴィルミエヒートポンプの性能が低下し、寿命が短
くなるという問題点もあった。特に、フリーピストン型
ヴィルミエヒートポンプでは、動作空間とバッファ室の
平均ガス圧力が不安定で、ガス漏れによって差圧が生じ
ると、ディスプレーサ運動の中立点がずれてディスプレ
ーサがシリンダ壁などに衝突して運転不能となる場合が
あった。さらにまた、シール部にオイルを用いたため、
動作空間へオイルが進入し、ヴィルミエヒートポンプの
性能を著しく低下させ、寿命が短くなるという問題点も
あった。
ィルミエヒートポンプは、ディスプレーサロッドシール
をディスプレーサロッドに密着させて設置することで、
シール部からガスが漏れないように構成されているた
め、密着したシールとロッドとの大きな摺動抵抗によ
り、駆動機構にクランク機構などを用いたヴィルミエヒ
ートポンプでは運転周波数が低下し、フリーピストン型
ヴィルミエヒートポンプではディスプレーサのストロー
クが低下することにより、冷暖房能力や効率が低下し
て、さらには運転が停止するなどの問題点があった。ま
た、シールの磨耗による大きなガス漏れが発生するた
め、ヴィルミエヒートポンプの性能が低下し、寿命が短
くなるという問題点もあった。特に、フリーピストン型
ヴィルミエヒートポンプでは、動作空間とバッファ室の
平均ガス圧力が不安定で、ガス漏れによって差圧が生じ
ると、ディスプレーサ運動の中立点がずれてディスプレ
ーサがシリンダ壁などに衝突して運転不能となる場合が
あった。さらにまた、シール部にオイルを用いたため、
動作空間へオイルが進入し、ヴィルミエヒートポンプの
性能を著しく低下させ、寿命が短くなるという問題点も
あった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ディスプレーサロッドとディス
プレーサロッドシールとの摺動抵抗を減らし、シールの
磨耗を防いで、冷暖房能力や効率が低下することのな
い、高性能を長期間維持できるヴィルミエヒートポンプ
を得ることを目的とする。
ためになされたもので、ディスプレーサロッドとディス
プレーサロッドシールとの摺動抵抗を減らし、シールの
磨耗を防いで、冷暖房能力や効率が低下することのな
い、高性能を長期間維持できるヴィルミエヒートポンプ
を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るヴィルミ
エヒートポンプは、作動ガスが充填された高温側シリン
ダ及び低温側シリンダ、前記高温側及び低温側シリンダ
内に内装されピストン運動する高温側ディスプレーサ及
び低温側ディスプレーサ、前記高温側及び低温側シリン
ダを連結するケース、前記ケース内に形成され前記高温
側及び低温側シリンダと連通しないバッファ室、前記バ
ッファ室から前記ケースを貫通して前記高温側及び低温
側ディスプレーサに連結される高温側ディスプレーサロ
ッド及び低温側ディスプレーサロッド、前記高温側及び
低温側ディスプレーサロッドと前記ケースとの間に設け
られたシール部材を備えたヴィルミエヒートポンプにお
いて、前記高温側及び低温側ディスプレーサロッドと前
記シール部材との間に隙間を形成したものである。
エヒートポンプは、作動ガスが充填された高温側シリン
ダ及び低温側シリンダ、前記高温側及び低温側シリンダ
内に内装されピストン運動する高温側ディスプレーサ及
び低温側ディスプレーサ、前記高温側及び低温側シリン
ダを連結するケース、前記ケース内に形成され前記高温
側及び低温側シリンダと連通しないバッファ室、前記バ
ッファ室から前記ケースを貫通して前記高温側及び低温
側ディスプレーサに連結される高温側ディスプレーサロ
ッド及び低温側ディスプレーサロッド、前記高温側及び
低温側ディスプレーサロッドと前記ケースとの間に設け
られたシール部材を備えたヴィルミエヒートポンプにお
いて、前記高温側及び低温側ディスプレーサロッドと前
記シール部材との間に隙間を形成したものである。
【0012】また、高温側及び低温側ディスプレーサロ
ッドとシール部材との隙間からバッファ室へ漏れる作動
ガスのヒートポンプ1サイクル当たりの漏れ量は、作動
ガス全質量の1%以下となるように前記隙間を形成した
ものである。
ッドとシール部材との隙間からバッファ室へ漏れる作動
ガスのヒートポンプ1サイクル当たりの漏れ量は、作動
ガス全質量の1%以下となるように前記隙間を形成した
ものである。
【0013】また、バッファ室の平均容積に対するバッ
ファ室の容積変化の割合が10%以下となるように前記
バッファ室を構成したものである。
ファ室の容積変化の割合が10%以下となるように前記
バッファ室を構成したものである。
【0014】
実施の形態1.以下、この発明の実施の一形態を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるヴ
ィルミエヒートポンプのディスプレーサロッドのシール
部を示す構成図であり、図1(a)は高温側、(b)は
低温側をそれぞれ示している。なお、従来例と同一符号
を付したものは同一または相当部分であり、その詳細な
説明を省略する。図において、1aは高温側シリンダ、
1bは低温側シリンダであり、両者で動作空間を形成す
る。2はケース、3は高温側ディスプレーサ、4は低温
側ディスプレーサ、5は高温空間、6は高温側中温空
間、7は低温空間、8は低温側中温空間、16はケース
2内に形成され動作空間と連通しないバッファ室、17
は高温側ディスプレーサロッド、20は低温側ディスプ
レーサロッドである。
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるヴ
ィルミエヒートポンプのディスプレーサロッドのシール
部を示す構成図であり、図1(a)は高温側、(b)は
低温側をそれぞれ示している。なお、従来例と同一符号
を付したものは同一または相当部分であり、その詳細な
説明を省略する。図において、1aは高温側シリンダ、
1bは低温側シリンダであり、両者で動作空間を形成す
る。2はケース、3は高温側ディスプレーサ、4は低温
側ディスプレーサ、5は高温空間、6は高温側中温空
間、7は低温空間、8は低温側中温空間、16はケース
2内に形成され動作空間と連通しないバッファ室、17
は高温側ディスプレーサロッド、20は低温側ディスプ
レーサロッドである。
【0015】24は高温側ディスプレーサロッドシール
であり、高温側ディスプレーサロッド17との間には隙
間が形成されている。また、26は低温側ディスプレー
サロッドシールであり、高温側と同様に、低温側ディス
プレーサロッド20との間には隙間が形成されている。
36は高温側ディスプレーサ3に装着され高温側シリン
ダ1aに高温側ディスプレーサ3が接触しないようにす
るガイドリング、37はケース2に固定され高温側ディ
スプレーサロッド17に接触したガイドリング、38、
39は低温側ディスプレーサ4に装着され低温側シリン
ダ1bに低温側ディスプレーサが接触しないようにする
ガイドリングである。
であり、高温側ディスプレーサロッド17との間には隙
間が形成されている。また、26は低温側ディスプレー
サロッドシールであり、高温側と同様に、低温側ディス
プレーサロッド20との間には隙間が形成されている。
36は高温側ディスプレーサ3に装着され高温側シリン
ダ1aに高温側ディスプレーサ3が接触しないようにす
るガイドリング、37はケース2に固定され高温側ディ
スプレーサロッド17に接触したガイドリング、38、
39は低温側ディスプレーサ4に装着され低温側シリン
ダ1bに低温側ディスプレーサが接触しないようにする
ガイドリングである。
【0016】ヒートポンプの基本的な動作は従来例と同
一である。従来例と本実施の形態との相違点は、従来例
では、ディスプレーサロッドとディスプレーサロッドシ
ールとが密着しているのに対して、本実施の形態では、
ディスプレーサロッドとディスプレーサロッドシールと
の間に隙間を形成した点である。
一である。従来例と本実施の形態との相違点は、従来例
では、ディスプレーサロッドとディスプレーサロッドシ
ールとが密着しているのに対して、本実施の形態では、
ディスプレーサロッドとディスプレーサロッドシールと
の間に隙間を形成した点である。
【0017】次に、高温側及び低温側ディスプレーサロ
ッドシールにおけるガス漏れが、ヒートポンプの性能に
及ぼす影響について説明する。図2は、高温側及び低温
側のディスプレーサロッドシールにおけるガス漏れ量が
低温空間ガス仕事に及ぼす影響を示す図である。図にお
いて、△mLEAKは、ディスプレーサロッドシールにおけ
るヒートポンプ1サイクル当たりのガス漏れ量、mTは
動作空間の全ガス質量、WCは低温空間ガス仕事、WC0
はガス漏れが無い場合の低温空間ガス仕事である。図に
示すように、ガス漏れ量△mLEAKが全ガス質量mTの1
%を越えると、低温空間ガス仕事Wcが90%以下に低
下することが分かる。
ッドシールにおけるガス漏れが、ヒートポンプの性能に
及ぼす影響について説明する。図2は、高温側及び低温
側のディスプレーサロッドシールにおけるガス漏れ量が
低温空間ガス仕事に及ぼす影響を示す図である。図にお
いて、△mLEAKは、ディスプレーサロッドシールにおけ
るヒートポンプ1サイクル当たりのガス漏れ量、mTは
動作空間の全ガス質量、WCは低温空間ガス仕事、WC0
はガス漏れが無い場合の低温空間ガス仕事である。図に
示すように、ガス漏れ量△mLEAKが全ガス質量mTの1
%を越えると、低温空間ガス仕事Wcが90%以下に低
下することが分かる。
【0018】また図3は、ヴィルミエヒートポンプ性能
の高温側ディスプレーサロッドシール等価漏れ面積AOH
依存性を示す図、図4はヴィルミエヒートポンプ性能の
低温側ディスプレーサロッドシール等価漏れ面積AOC依
存性を示す図であり、△mLE AK/mTが1%を越える
と、図2に示したガス仕事の他に、冷暖房能力、冷暖房
成績係数、駆動仕事といったヒートポンプの性能値も下
がることを示すデータである。なお、図3においては、
低温側ディスプレーサロッドシールの等価漏れ面積AOC
は0m2であり、図4においては、高温側ディスプレー
サロッドシールの等価漏れ面積AOHは0m2である。
の高温側ディスプレーサロッドシール等価漏れ面積AOH
依存性を示す図、図4はヴィルミエヒートポンプ性能の
低温側ディスプレーサロッドシール等価漏れ面積AOC依
存性を示す図であり、△mLE AK/mTが1%を越える
と、図2に示したガス仕事の他に、冷暖房能力、冷暖房
成績係数、駆動仕事といったヒートポンプの性能値も下
がることを示すデータである。なお、図3においては、
低温側ディスプレーサロッドシールの等価漏れ面積AOC
は0m2であり、図4においては、高温側ディスプレー
サロッドシールの等価漏れ面積AOHは0m2である。
【0019】ここで、シール隙間の等価漏れ面積は、デ
ィスプレーサロッドシール部におけるガス漏れの流れを
断熱流れと仮定し、そのガス漏れ量mLEAKから次式で表
される。(参考文献:小茂鳥著「非接触シール論」コロ
ナ社、1973年、P50)
ィスプレーサロッドシール部におけるガス漏れの流れを
断熱流れと仮定し、そのガス漏れ量mLEAKから次式で表
される。(参考文献:小茂鳥著「非接触シール論」コロ
ナ社、1973年、P50)
【0020】
【数1】
【0021】ここで、PHは高圧側のガス圧力、Rはガ
ス定数、TPHは高圧側のガス温度、φは膨張関数であ
り、φは次式で与えられる。
ス定数、TPHは高圧側のガス温度、φは膨張関数であ
り、φは次式で与えられる。
【0022】
【数2】
【0023】ここで、PLは低圧側のガス圧力、κはガ
スの比熱比であり、λCは臨界圧力比と呼ばれる。
スの比熱比であり、λCは臨界圧力比と呼ばれる。
【0024】図3及び図4において、QCは冷房能力、
QHは暖房能力、COPiCはヒータ9からの熱入力Qin
に対する冷房能力QCの比で表される冷房成績係数、C
OPiHはQinに対する暖房能力QHの比で表される暖房
成績係数、WTは作動ガスが高温側ディスプレーサ3と
低温側ディスプレーサ4を駆動する駆動仕事、△mLE
AK(H)はヒートポンプ1サイクル当たりの高温側ディス
プレーサロッドシール部からのガス漏れ量、△m
LEAK(C)は同じく低温側ディスプレーサロッドシール部
からのガス漏れ量である。ここで、QC、QH、COPi
C、COPiH、WTは、AOHあるいはAOCが0m2の時の
値を基準に無次元化して表している。△mLEAK (H)/mT
及び△mLEAK(C)/mTが1%以上となると(即ちAOH及
びAOCが約2×10-6m2以上)、ヒートポンプの性能
を表す、冷房能力QC、暖房能力QH、冷房成績係数CO
PiC、暖房成績係数COPiH、駆動仕事WTはそれぞ
れ低下、つまり、ヴィルミエヒートポンプの性能は低下
することが分かる。
QHは暖房能力、COPiCはヒータ9からの熱入力Qin
に対する冷房能力QCの比で表される冷房成績係数、C
OPiHはQinに対する暖房能力QHの比で表される暖房
成績係数、WTは作動ガスが高温側ディスプレーサ3と
低温側ディスプレーサ4を駆動する駆動仕事、△mLE
AK(H)はヒートポンプ1サイクル当たりの高温側ディス
プレーサロッドシール部からのガス漏れ量、△m
LEAK(C)は同じく低温側ディスプレーサロッドシール部
からのガス漏れ量である。ここで、QC、QH、COPi
C、COPiH、WTは、AOHあるいはAOCが0m2の時の
値を基準に無次元化して表している。△mLEAK (H)/mT
及び△mLEAK(C)/mTが1%以上となると(即ちAOH及
びAOCが約2×10-6m2以上)、ヒートポンプの性能
を表す、冷房能力QC、暖房能力QH、冷房成績係数CO
PiC、暖房成績係数COPiH、駆動仕事WTはそれぞ
れ低下、つまり、ヴィルミエヒートポンプの性能は低下
することが分かる。
【0025】従って、本実施の形態のように、ディスプ
レーサロッドとディスプレーサロッドシールとの間に隙
間を形成し、且つ隙間からのヒートポンプ1サイクル当
たりのガス漏れ量を、動作空間全ガス質量の1%以下と
なるように隙間を形成すれば、シールとディスプレーサ
ロッドとの摺動抵抗を減らしてシールの磨耗を防ぐこと
ができると共に、ヴィルミエヒートポンプの性能低下を
防ぐこともできる。
レーサロッドとディスプレーサロッドシールとの間に隙
間を形成し、且つ隙間からのヒートポンプ1サイクル当
たりのガス漏れ量を、動作空間全ガス質量の1%以下と
なるように隙間を形成すれば、シールとディスプレーサ
ロッドとの摺動抵抗を減らしてシールの磨耗を防ぐこと
ができると共に、ヴィルミエヒートポンプの性能低下を
防ぐこともできる。
【0026】実施の形態2.図5は、実施の形態2によ
るヴィルミエヒートポンプを示す断面構成図である。図
において、上記従来例及び実施の形態1と対応する部分
には同一符号を付して説明を省略する。ヒートポンプの
基本的な動作は、上記従来例に示す図8のフリーピスト
ン型と同一である。従来例と本実施の形態との相違点
は、本実施の形態では、高温側バッファ室28の容積
を、高温側ディスプレーサ3の往復運動により生じる高
温側バッファ室28の空間容積変化(△VBH)の高温側
バッファ室28の平均容積(VBH)に対する割合(△V
BH/VBH)が10%以下となるように形成すると共に、
低温側バッファ室34の容積を、低温側ディスプレーサ
4の往復運動により生じる低温側バッファ室34の空間
容積変化(△VBC)の低温側バッファ室34の平均容積
(VBC)に対する割合(△VBC/VBC)が10%以下と
なるように形成する点である。
るヴィルミエヒートポンプを示す断面構成図である。図
において、上記従来例及び実施の形態1と対応する部分
には同一符号を付して説明を省略する。ヒートポンプの
基本的な動作は、上記従来例に示す図8のフリーピスト
ン型と同一である。従来例と本実施の形態との相違点
は、本実施の形態では、高温側バッファ室28の容積
を、高温側ディスプレーサ3の往復運動により生じる高
温側バッファ室28の空間容積変化(△VBH)の高温側
バッファ室28の平均容積(VBH)に対する割合(△V
BH/VBH)が10%以下となるように形成すると共に、
低温側バッファ室34の容積を、低温側ディスプレーサ
4の往復運動により生じる低温側バッファ室34の空間
容積変化(△VBC)の低温側バッファ室34の平均容積
(VBC)に対する割合(△VBC/VBC)が10%以下と
なるように形成する点である。
【0027】図6は、バッファ室における損失仕事の△
VBC/VBCへの依存性を示す図である。△VBC/VBCが
10%より小さい場合には、バッファ室における損失仕
事WBCの変化率は小さいが、△VBC/VBCが10%より
大きくなると、WBCの変化率は大きく増加する。なおこ
こでは、AOHは0m2で、AOCは1×10-6m2の場合の
例を示したが、AOCを変えた場合にも、△VBC/VBCが
10%より大きくなるとWBCの変化率が大きく増加する
という同様の傾向が認められた。このWBCは、低温側デ
ィスプレーサ4の運動の抵抗となる。WBCが大きくなる
と、高温側ディスプレーサ3と低温側ディスプレーサ4
が例えばクランク機構などによって駆動されるヴィルミ
エヒートポンプでは、運転周波数が低下し、停止したり
する。また、2つのディスプレーサが振動を利用して駆
動されるフリーピストン型ヴィルミエヒートポンプで
は、ディスプレーサの運動振幅が小さくなり、停止した
りする。
VBC/VBCへの依存性を示す図である。△VBC/VBCが
10%より小さい場合には、バッファ室における損失仕
事WBCの変化率は小さいが、△VBC/VBCが10%より
大きくなると、WBCの変化率は大きく増加する。なおこ
こでは、AOHは0m2で、AOCは1×10-6m2の場合の
例を示したが、AOCを変えた場合にも、△VBC/VBCが
10%より大きくなるとWBCの変化率が大きく増加する
という同様の傾向が認められた。このWBCは、低温側デ
ィスプレーサ4の運動の抵抗となる。WBCが大きくなる
と、高温側ディスプレーサ3と低温側ディスプレーサ4
が例えばクランク機構などによって駆動されるヴィルミ
エヒートポンプでは、運転周波数が低下し、停止したり
する。また、2つのディスプレーサが振動を利用して駆
動されるフリーピストン型ヴィルミエヒートポンプで
は、ディスプレーサの運動振幅が小さくなり、停止した
りする。
【0028】従って、本実施の形態のように、△VBC/
VBCを10%以下にすることにより、高温側バッファ室
と低温側バッファ室の損失仕事は小さくなり、高性能の
ヴィルミエヒートポンプが得られる。
VBCを10%以下にすることにより、高温側バッファ室
と低温側バッファ室の損失仕事は小さくなり、高性能の
ヴィルミエヒートポンプが得られる。
【0029】なお、上記実施の形態2では、フリーピス
トン型の場合について説明したが、上記従来例の図7に
示すクランク型に適用しても同様の効果が得られること
は言うまでもない。
トン型の場合について説明したが、上記従来例の図7に
示すクランク型に適用しても同様の効果が得られること
は言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、高温側及び低温側ディスプレーサロッドとシール
部材との間に隙間を形成したので、大きな摺動抵抗が生
じることがなく、冷暖房能力や効率が低下しない、高性
能を長期間維持できるヴィルミエヒートポンプを得る効
果がある。
れば、高温側及び低温側ディスプレーサロッドとシール
部材との間に隙間を形成したので、大きな摺動抵抗が生
じることがなく、冷暖房能力や効率が低下しない、高性
能を長期間維持できるヴィルミエヒートポンプを得る効
果がある。
【0031】また、請求項2記載の発明によれば、高温
側及び低温側ディスプレーサロッドとシール部材との隙
間からバッファ室へ漏れる作動ガスのヒートポンプ1サ
イクル当たりの漏れ量は、作動ガス全質量の1%以下と
なるように隙間を形成したので、冷暖房能力や効率が低
下しない、高性能を長期間維持できるヴィルミエヒート
ポンプを得る効果がある。
側及び低温側ディスプレーサロッドとシール部材との隙
間からバッファ室へ漏れる作動ガスのヒートポンプ1サ
イクル当たりの漏れ量は、作動ガス全質量の1%以下と
なるように隙間を形成したので、冷暖房能力や効率が低
下しない、高性能を長期間維持できるヴィルミエヒート
ポンプを得る効果がある。
【0032】また、請求項3記載の発明によれば、バッ
ファ室の平均容積に対するバッファ室の容積変化の割合
が10%以下となるようにバッファ室を構成したので、
冷暖房能力や効率が低下しない、高性能を長期間維持で
きるヴィルミエヒートポンプを得る効果がある。
ファ室の平均容積に対するバッファ室の容積変化の割合
が10%以下となるようにバッファ室を構成したので、
冷暖房能力や効率が低下しない、高性能を長期間維持で
きるヴィルミエヒートポンプを得る効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1によるヴィルミエヒ
ートポンプのディスプレーサロッドシール部を示す構成
図である。
ートポンプのディスプレーサロッドシール部を示す構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるヴィルミエヒ
ートポンプのディスプレーサロッドシールを説明する図
である。
ートポンプのディスプレーサロッドシールを説明する図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるヴィルミエヒ
ートポンプのディスプレーサロッドシールを説明する図
である。
ートポンプのディスプレーサロッドシールを説明する図
である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるヴィルミエヒ
ートポンプのディスプレーサロッドシールを説明する図
である。
ートポンプのディスプレーサロッドシールを説明する図
である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるヴィルミエヒ
ートポンプを示す構成図である。
ートポンプを示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2によるヴィルミエヒ
ートポンプを説明する図である。
ートポンプを説明する図である。
【図7】 従来のヴィルミエヒートポンプを示す断面構
成図である。
成図である。
【図8】 従来のヴィルミエヒートポンプを示す断面構
成図である。
成図である。
【図9】 従来のヴィルミエヒートポンプを示す断面構
成図である。
成図である。
【図10】 従来のヴィルミエヒートポンプを示す断面
構成図である。
構成図である。
【符号の説明】 1a 高温側シリンダ、1b 低温側シリンダ、2 ケ
ース、3 高温側ディスプレーサ、4 低温側ディスプ
レーサ、16 バッファ室、17 高温側ディスプレー
サロッド、20 低温側ディスプレーサロッド、24
ディスプレーサロッドシール、36、37、38、39
ガイドリング
ース、3 高温側ディスプレーサ、4 低温側ディスプ
レーサ、16 バッファ室、17 高温側ディスプレー
サロッド、20 低温側ディスプレーサロッド、24
ディスプレーサロッドシール、36、37、38、39
ガイドリング
Claims (3)
- 【請求項1】 作動ガスが充填された高温側シリンダ及
び低温側シリンダ、前記高温側及び低温側シリンダ内に
内装されピストン運動する高温側ディスプレーサ及び低
温側ディスプレーサ、前記高温側及び低温側シリンダを
連結するケース、前記ケース内に形成され前記高温側及
び低温側シリンダと連通しないバッファ室、前記バッフ
ァ室から前記ケースを貫通して前記高温側及び低温側デ
ィスプレーサに連結される高温側ディスプレーサロッド
及び低温側ディスプレーサロッド、前記高温側及び低温
側ディスプレーサロッドと前記ケースとの間に設けられ
たシール部材を備えたヴィルミエヒートポンプにおい
て、前記高温側及び低温側ディスプレーサロッドと前記
シール部材との間に隙間を形成したことを特徴とするヴ
ィルミエヒートポンプ。 - 【請求項2】 高温側及び低温側ディスプレーサロッド
とシール部材との隙間からバッファ室へ漏れる作動ガス
のヒートポンプ1サイクル当たりの漏れ量は、作動ガス
全質量の1%以下となるように前記隙間を形成したこと
を特徴とする請求項1記載のヴィルミエヒートポンプ。 - 【請求項3】 バッファ室の平均容積に対するバッファ
室の容積変化の割合が10%以下となるように前記バッ
ファ室を構成したことを特徴とする請求項1または2記
載のヴィルミエヒートポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22132096A JPH1062024A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | ヴィルミエヒートポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22132096A JPH1062024A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | ヴィルミエヒートポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1062024A true JPH1062024A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16764961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22132096A Pending JPH1062024A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | ヴィルミエヒートポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1062024A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007205608A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 蓄冷器式冷凍機 |
CN105492751A (zh) * | 2013-06-18 | 2016-04-13 | 布斯特赫特公司 | 气态流体的热压缩装置 |
-
1996
- 1996-08-22 JP JP22132096A patent/JPH1062024A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007205608A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 蓄冷器式冷凍機 |
CN105492751A (zh) * | 2013-06-18 | 2016-04-13 | 布斯特赫特公司 | 气态流体的热压缩装置 |
JP2016528418A (ja) * | 2013-06-18 | 2016-09-15 | ブーストヒート | ガス状流体の熱圧縮のためのデバイス |
US10054078B2 (en) | 2013-06-18 | 2018-08-21 | Boostheat | Device for thermal compression of a gaseous fluid |
JP2018141623A (ja) * | 2013-06-18 | 2018-09-13 | ブーストヒート | ガス状流体の熱圧縮のためのデバイス |
US10704493B2 (en) | 2013-06-18 | 2020-07-07 | Boostheat | Device for thermal compression of a gaseous fluid |
EP3011161B1 (fr) * | 2013-06-18 | 2020-07-22 | Boostheat | Dispositif de compression thermique de fluide gazeux |
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