JPH1061881A - 回転体支持部への潤滑剤供給装置 - Google Patents

回転体支持部への潤滑剤供給装置

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JPH1061881A
JPH1061881A JP8237214A JP23721496A JPH1061881A JP H1061881 A JPH1061881 A JP H1061881A JP 8237214 A JP8237214 A JP 8237214A JP 23721496 A JP23721496 A JP 23721496A JP H1061881 A JPH1061881 A JP H1061881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギヤ等の回転体を支持軸で回転自在に支持し
た回転体支持部へ潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置にお
いて、潤滑剤を何度も付ける手間を要し、作業中に潤滑
剤が滴り落ちて近くの部品や手を汚したり、誤った種類
の潤滑剤を供給したりする。 【解決手段】 ギヤ15〜17やプーリ18を回転自在
に支持する支持軸11〜14に軸穴11a〜14aを設
ける一方、組み付け時にそれら軸穴11a〜13a・1
4aに潤滑剤保持部25d・30dを挿入して用いる潤
滑剤カートリッジ25・30を備える。そして、それら
潤滑剤保持部25d・30dの嵌め合い形状を異ならし
めてなる。しかして、潤滑剤保持部25d・30dを嵌
め合い形状の一致する軸穴11a〜13a・14aに挿
入して潤滑剤を支持軸11〜13とギヤ15〜17間お
よび支持軸14とプーリ18間へと送り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
・プリンタ・ファクシミリ・それらの複合機・印刷機の
ようなOA機器などに適用し得る。詳しくは、そのよう
なOA機器などにおいて、ギヤ・プーリ等の回転体を支
持軸で回転自在に支持した回転体支持部へ潤滑剤を供給
する潤滑剤供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば図8に示すようなファク
シミリの中に、符号1で示す駆動モータの駆動を伝達す
る複数のギヤg…を、本体フレーム2の側板部2aに外
向きに設ける複数の支持軸3…でそれぞれ回転自在に支
持したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そのような
ファクシミリ等では、ギヤgの回転を円滑にすべく、ま
た、そのギヤgと支持軸3の摩擦でそれらが摩耗したり
異音を発生したりすることを防止すべく、ギヤgと支持
軸3間にオイル等の潤滑剤を適宜に供給している。とこ
ろが、従来では、スポイト等を用いて潤滑剤を塗布した
りする供給方法をとるため、何度も潤滑剤を付ける必要
があり手間がかかるという課題があり、また、潤滑剤が
滴り落ちて近くの部品や手を汚したり、さらに、誤った
種類の潤滑剤が供給されたりするという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の回転体支持部への潤滑剤供給装置は、たとえば図1〜
図5に示す実施の形態のように、軸穴11a〜14aを
有する複数の支持軸11〜14と、その支持軸11〜1
4でそれぞれを中心として回転自在に支持するギヤ15
〜17やプーリ18のような回転体と、前記支持軸11
〜14の前記軸穴11a〜14aに挿入してその支持軸
11〜14と前記回転体との間に潤滑剤を導く潤滑剤カ
ートリッジ25・30とを備えてなり、その潤滑剤カー
トリッジ25・35と前記軸穴11a〜14aとの嵌め
合い形状を、潤滑剤の種類に応じて異ならしめてなる、
ことを特徴とする。
【0005】そして、組み付け時、潤滑剤カートリッジ
25・30を、嵌め合い形状の一致する軸穴11a〜1
4aに挿入する。
【0006】請求項2に記載の発明は、たとえば図1〜
図5に示す実施の形態のように、請求項1に記載の回転
体支持部への潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤カー
トリッジ25・30を、前記軸穴11a〜14aを塞ぐ
キャップ部25b・30bと前記軸穴11a〜14aに
挿入する潤滑剤保持部25d・30dとで構成し、その
潤滑剤保持部25d・30dの嵌め合い形状を異ならし
めてなる、ことを特徴とする。
【0007】そして、組み付け時、潤滑剤保持部25d
・30dを嵌め合い形状の一致する軸穴11a〜14a
に挿入し、それら軸穴11a〜14aをキャップ部25
b・30bで塞ぐ。
【0008】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すとおり、請求項1に記載の回転体支持
部への潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤カートリッ
ジ25・30を、前記軸穴11a〜14aに挿入する潤
滑剤保持部25d・30dと前記軸穴11a〜14aを
塞ぐキャップ部25b・30bとで構成し、そのキャッ
プ部25b・30bの嵌め合い形状を異ならしめてな
る、ことを特徴とする。
【0009】そして、組み付け時、キャップ部25b・
30bを嵌め合い形状の一致する支持軸11〜14に被
せて軸穴11a〜14aを塞ぎ、潤滑剤保持部25d・
30dを対応する軸穴11a〜14aに挿入する。
【0010】請求項4に記載の発明は、たとえば図6に
示す実施の形態のように、請求項1に記載の回転体支持
部への潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤カートリッ
ジ40に複数の潤滑剤保持部40d・40eを設け、そ
れら潤滑剤保持部40d・40eを同時に複数の前記支
持軸11・12の前記軸穴11a・12aに挿入してな
る、ことを特徴とする。
【0011】そして、組み付け時、複数の潤滑剤保持部
40d・40eを、同時に複数の軸穴11a・12aに
挿入する。
【0012】請求項5に記載の発明は、たとえば図7に
示す実施の形態のように、請求項4に記載の回転体支持
部への潤滑剤供給装置において、前記複数の潤滑剤保持
部40d・40eを前記軸穴11a・12aに挿入する
ときの前記潤滑剤カートリッジ40全体の向きを一様に
規制する、規制凸部40fのような規制部を備えてな
る、ことを特徴とする。
【0013】そして、複数の潤滑剤保持部40d・40
eを同時に軸穴11a・12aに挿入するとき、潤滑剤
カートリッジ40全体の向きを規制部で一様に規制す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1は、請求項1に
記載した発明の一実施の形態である複写機に備える潤滑
剤供給装置を、回転伝達経路に沿って断面にして示す断
面図である。図2は、その斜視図である。図中符号10
は、板状の樹脂製フレームである。
【0015】図示潤滑剤供給装置は、このフレーム10
の片面に、複数のギヤ支持軸11〜13やファン支持軸
14を成形により一体に設ける。それら支持軸11〜1
4には、それぞれ先端面の中心から軸方向に軸穴11a
〜14aを設けてなる。
【0016】また、ギヤ支持軸11〜13には、各々の
軸穴11a〜13aから軸外周に向け開口する横穴11
b〜13bおよび横穴11c〜13cを径方向に設け
る。さらに、ギヤ支持軸11〜13の基端外周には、横
穴11c〜13cの開口位置に掛止め円周溝11e〜1
3eを設ける。一方、各々の先端外周に、嵌込み円周溝
11d〜13dを設けてなる。
【0017】また、ファン支持軸14にも、軸穴14a
から軸外周に向けて開口する横穴14bを径方向に設
け、さらに、先端外周に、嵌込み円周溝14dを設けて
なる。
【0018】そして、ギヤ支持軸11〜13には、それ
らを各々中心穴に通してギヤ15〜17を回転自在に取
り付ける。一方、ファン支持軸14には、これを中心穴
に通してプーリ18を回転自在に取り付け、そのプーリ
18を介してファン20を取り付けてなる。
【0019】ギヤ15〜17には、それらをギヤ支持軸
11〜13に取り付けるとき、掛止め円周溝11e〜1
3eに先端爪部を掛けて抜け止めする弾性フック部15
a〜17aを設ける。そして、ギヤ15を、一側でその
小径ギヤ部15bをギヤ19と噛み合わせ、他側でモー
タMの駆動ギヤ21を介してギヤ16と噛み合わせる。
さらに、ギヤ16をギヤ17と噛み合わせ、そのギヤ1
7のプーリ部17bと上記プーリ18間にワイヤ22を
掛け渡してなる。なお、モータMは、たとえば図示しな
いブラケットを用いてフレーム10に固定してなる。
【0020】プーリ18には、その円筒ボス部18aに
沿って伸びるフック部18bを設ける。そして、円筒ボ
ス部18aをファン20の中心丸穴20aに嵌め込み、
フック部18bの先端爪部をファン20の掛止め穴20
bに掛け止めて、ファン20をプーリ18に取り付け
る。なお、ファン20には、ケース24を被せてなる。
【0021】そうして、上述した複写機の稼動時、モー
タMの駆動力を、ギヤ15〜17の噛み合いとワイヤ2
2を介してプーリ18へ伝達してファン20を回転し、
ケース24の円形吸い込み口24aから空気を吸い込ん
で管状の送風口24bから排出し、不図示の定着装置へ
向けて送風する。
【0022】ところで、図示潤滑剤供給装置では、ファ
ン支持軸14とプーリ18間へ潤滑剤を供給するために
用いる、図3に示すような潤滑剤カートリッジ25を備
える。また、ギヤ支持軸11〜13とギヤ15〜17間
にそれぞれ潤滑剤を供給するために用いる、図4に示す
ような潤滑剤カートリッジ30を備える。
【0023】潤滑剤カートリッジ25は、図3に示すよ
うに、断面真円状の芯棒25aと、その基端側で筒状に
形成するキャップ部25bと、そのキャップ部25bか
ら外向きに設ける摘み部25cとを樹脂で一体に成形
し、芯棒25aにフェルト製の潤滑剤含浸部材26を接
着してなる。そして、潤滑剤含浸部材26に、比較的粘
性の低い高速回転用潤滑剤をしみ込ませ、その潤滑剤含
浸部材26と芯棒25aとで、断面真円状の潤滑剤保持
部25dを形成してなる。
【0024】これに対し、潤滑剤カートリッジ30は、
図4に示すように、芯棒30aを断面長方形状に形成
し、その芯棒30aに潤滑剤含浸部材31を接着する。
そして、潤滑剤含浸部材31に比較的粘性の高い潤滑剤
をしみ込ませ、その潤滑剤含浸部材31と芯棒30aと
で、潤滑剤保持部27と異なる断面長方形状の潤滑剤保
持部30dを形成してなる。
【0025】また、図示潤滑剤供給装置では、潤滑剤カ
ートリッジ25の潤滑剤保持部25dの形状に合わせ
て、上述したファン支持軸14の軸穴14aを、図5
(a)に示すように断面真円状に形成する。これに対
し、潤滑剤カートリッジ30の潤滑剤保持部30dの形
状に合わせて、上述したギヤ支持軸11〜13の軸穴1
1a〜13aを、図5(b)に示すように断面長方形状
に形成してなる。
【0026】そこで、この潤滑剤供給装置では、組み付
け時、たとえば潤滑剤カートリッジ25を、その摘み部
25cを持って潤滑剤保持部25dを嵌め合い形状の一
致するファン支持軸14の軸穴14aに、図1に示すよ
うに挿入し、その頭部にキャップ部25bを被せ、その
キャップ部25bの内周凸部25eを嵌込み円周溝14
dに嵌め込む。そうすると、軸穴14a内で潤滑剤含浸
部材26から高速回転用の潤滑剤がにじみ出し、さらに
横穴14bを通ってファン支持軸14とプーリ18間へ
と導かれる。
【0027】一方、潤滑剤カートリッジ30は、その摘
み部30cを持って潤滑剤保持部30dを、嵌め合い形
状の一致するギヤ支持軸11〜13の軸穴11a〜13
aにそれぞれ挿入し、その頭部にキャップ部30bを被
せる。そうすると、軸穴11a〜13a内で、それぞれ
潤滑剤含浸部材31から潤滑剤がしみ出し、さらに横穴
11b〜13bを通ってギヤ支持軸11〜13とギヤ1
5〜17間へとぞれぞれ導かれる。
【0028】また、この潤滑剤は、横穴11c〜13c
を通って掛止め円周溝11e〜13eに至り、その溝面
と弾性フック部15a〜17aの先端爪部間へも導かれ
る。なお、ギヤ支持軸11の軸穴11a内に出た潤滑剤
は、ギヤ15の小径ギヤ部15bに有する穴15cを通
り、小径ギヤ部15bとギヤ19との噛み合い部へも導
かれる。
【0029】ところで、図示潤滑剤供給装置では、この
組み付け時、仮に潤滑剤カートリッジ25・30の選択
を誤り、潤滑剤カートリッジ25をギヤ支持軸15〜1
7の軸穴15a〜17aに挿入し、または、潤滑剤カー
トリッジ30をファン支持軸14の軸穴14aに挿入し
ようとしても、潤滑剤保持部25d・30dの嵌め合い
形状が異なるので、それらを挿入することができず、こ
れにより、誤った種類の潤滑剤が供給されることを阻止
することができる。
【0030】なお、上述した図示実施の形態では、潤滑
剤の種類に応じ、潤滑剤保持部25d・30dの断面形
状に差異を設けてその嵌め合い形状を異ならしめたが、
たとえば潤滑剤保持部25d・30dの長さに差異を設
けて、同様に潤滑剤保持部の嵌め合い形状を異ならしめ
る構成とすることもできる。
【0031】また、誤った種類の潤滑剤の供給を防止す
るためには、そのように潤滑剤保持部の嵌め合い形状を
異ならしめる場合に限られない。
【0032】請求項3に記載の発明では、潤滑剤カート
リッジを、支持軸の軸穴に挿入する潤滑剤保持部とその
軸穴を塞ぐキャップ部とで構成し、そのキャップ部の嵌
め合い形状を異ならしめてなる、ことを特徴とする。
【0033】たとえば上述した潤滑剤供給装置におい
て、潤滑剤カートリッジ25・30の互いのキャップ部
25b・30bの大きさに差異を設け、それに対応して
ファン支持軸14とギヤ支持軸15〜17の互いの軸径
に差異を設けるようにする。
【0034】そして、組み付け時、一方の潤滑剤カート
リッジの潤滑剤保持部を、誤って他方の軸穴に挿入して
も、キャップ部が取り付かず、これにより、潤滑剤カー
トリッジを間違ったことに気付く。
【0035】ところで、潤滑剤カートリッジとしては、
上述した形状のものに限られない。そこで、請求項4に
記載の発明では、潤滑剤カートリッジに複数の潤滑剤保
持部を設け、それら潤滑剤保持部を同時に複数の支持軸
の軸穴に挿入してなる、ことを特徴とする。
【0036】たとえば図6に示すように、潤滑剤カート
リッジ40を、プレート40c上に平行な一対の芯棒4
0a・40bを設け、それら芯棒40a・40bに潤滑
剤含浸部材41・42を接着して2つの潤滑剤保持部4
0d・40eを備える構成とする。それら潤滑剤保持部
40d・40eは、その軸間距離を、たとえば図1に示
したギヤ支持軸11・12の軸間距離に一致させる。
【0037】そうして、組み付け時に、潤滑剤保持部4
0d・40eを、同時に2つのギヤ支持軸11・12の
軸穴11a・12aに挿入し、ギヤ支持軸11とギヤ1
5間と、ギヤ支持軸12とギヤ16間へ潤滑剤が導れる
ようにする。
【0038】なお、この場合、潤滑剤保持部は、そのよ
うに2つに限らず、それ以上設けて3箇所以上一度に潤
滑剤を供給できるようにすることもできる。
【0039】また、そのような潤滑剤カートリッジ40
を用いる場合でも、潤滑剤含浸部材41・42に種類の
異なる潤滑剤をしみ込ませ、ギヤ支持軸11とギヤ15
間と、ギヤ支持軸12とギヤ16間に、異なる種類の潤
滑剤を供給できるようにすることもできる。しかし、そ
の場合、潤滑剤保持部40d・40eをそれぞれ挿入す
る軸穴11a・12aを間違うと、誤った種類の潤滑剤
が供給されてしまう。
【0040】そこで、請求項5に記載の発明では、複数
の潤滑剤保持部を軸穴に挿入するときの潤滑剤カートリ
ッジ全体の向きを一様に規制する規制部を備えてなる、
ことを特徴とする。
【0041】たとえば図7に示すように、潤滑剤カート
リッジ40の板状キャップ部40cに、潤滑剤保持部4
0d・40eと平行に伸びる規制凸部40fを設ける構
成とする。
【0042】そして、組み付け時、プレート40cを持
ち、仮に規制凸部40fを誤った向きにして潤滑剤保持
部40d・40eを軸穴11a・12aに挿入しようと
すると、規制凸部40fが、たとえば上記フレーム10
の一部に突き当たり、潤滑剤保持部40d・40eの挿
入を阻止するようにする。これにより、潤滑剤カートリ
ッジ40の向きの誤りに早く気付き、適切な向きで潤滑
剤保持部40d・40eを軸穴11a・12aに挿入す
る。その結果、ギヤ支持軸11とギヤ15間と、ギヤ支
持軸12とギヤ16間へ互いに間違った種類の潤滑剤が
供給されることを防止する。
【0043】なお、以上の実施の形態において、回転体
は、駆動伝達用のギヤ15〜17やプーリ18であった
が、支持軸を中心として回転するものであれば、そのよ
うな駆動伝達用のものに限られない。また、上述した支
持軸は、樹脂製フレーム10に成形で一体に形成したも
のであった。しかし、支持軸は、フレームに一体でなく
てもよく、金属製であってもよい。
【0044】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、従来の如くスポイト等を用いて潤滑剤を塗布した
りするのではなく、潤滑剤カートリッジを用い、これを
支持軸の軸穴に挿入しさえすれば、順次支持軸と回転体
間へ潤滑剤が供給されるようにするから、従来のように
潤滑剤を何度も付ける必要がなく供給作業に手間がかか
らず、また、潤滑剤が滴り落ちて近くの部品や手を汚し
たりする不具合の発生も防止することができる。
【0045】さらに、請求項1〜3に記載の発明によれ
ば、潤滑剤カートリッジを特定の嵌め合い形状の支持軸
の軸穴でなければ挿入できないようにし、これにより、
誤った種類の潤滑剤が潤滑剤カートリッジから支持軸と
回転体間へ供給されることを防止することができる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、潤滑剤カ
ートリッジに複数の潤滑剤保持部を設け、それら潤滑剤
保持部を同時に複数の支持軸の軸穴に挿入できるように
し、その結果、潤滑剤カートリッジを支持軸ごとに個々
に取り付ける手間がなくなり、供給作業の効率化を図る
ことができる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、そのよう
に複数の潤滑剤保持部を同時に軸穴に挿入するときで
も、潤滑剤カートリッジ全体の向きを規制部で一様に規
制し、潤滑剤保持部を間違った軸穴に挿入するを阻止す
る構成とするから、異なる種類の潤滑剤が誤って支持軸
と回転体間へ供給されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の一実施の形態である
回転体支持部への潤滑剤供給装置を説明するため回転伝
達経路に沿って示す断面図である。
【図2】その潤滑剤供給装置の斜視図である。
【図3】その潤滑剤供給装置に用いる潤滑剤を保持した
潤滑剤カートリッジの斜視図である。
【図4】その潤滑剤と異なる種類の潤滑剤を保持した他
の潤滑剤カートリッジの斜視図である。
【図5】(a)は図3に示す潤滑剤カートリッジの潤滑
剤保持部の断面図であり、(b)は図4に示す潤滑剤カ
ートリッジの潤滑剤保持部の断面図である。
【図6】請求項4に記載した発明の一実施の形態である
回転体支持部への潤滑剤供給装置に用いる潤滑剤カート
リッジの斜視図である。
【図7】請求項5に記載の発明の一実施の形態である回
転体支持部への潤滑剤供給装置に用いる潤滑剤カートリ
ッジの斜視図である。
【図8】従来のファクシミリ内部の説明斜視図である。
【符号の説明】
11〜13 ギヤ支持軸(支持軸) 14 ファン支持軸(支持軸) 11a〜14a 軸穴 15〜17 ギヤ(回転体) 18 プーリ(回転体) 25・30・40 潤滑剤カートリッジ 25b・30b キャップ部 25d・30d 潤滑剤保持部 40d・40e 潤滑剤保持部 40f 規制凸部(規制部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸穴を有する複数の支持軸と、その支持
    軸でそれぞれを中心として回転自在に支持する回転体
    と、前記支持軸の前記軸穴に挿入してその支持軸と前記
    回転体との間に潤滑剤を導く潤滑剤カートリッジとを備
    えてなり、その潤滑剤カートリッジと前記軸穴との嵌め
    合い形状を、潤滑剤の種類に応じて異ならしめてなる、
    回転体支持部への潤滑剤供給装置。
  2. 【請求項2】 前記潤滑剤カートリッジを、前記軸穴を
    塞ぐキャップ部と前記軸穴に挿入する潤滑剤保持部とで
    構成し、その潤滑剤保持部の嵌め合い形状を異ならしめ
    てなる、請求項1に記載の回転体支持部への潤滑剤供給
    装置。
  3. 【請求項3】 前記潤滑剤カートリッジを、前記軸穴に
    挿入する潤滑剤保持部と前記軸穴を塞ぐキャップ部とで
    構成し、そのキャップ部の嵌め合い形状を異ならしめて
    なる、請求項1に記載の回転体支持部への潤滑剤供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記潤滑剤カートリッジに複数の潤滑剤
    保持部を設け、それら潤滑剤保持部を同時に複数の前記
    支持軸の前記軸穴に挿入してなる、請求項1に記載の回
    転体支持部への潤滑剤供給装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の潤滑剤保持部を前記軸穴に挿
    入するときの前記潤滑剤カートリッジ全体の向きを一様
    に規制する規制部を備えてなる、請求項4に記載の回転
    体支持部への潤滑剤供給装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007292124A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Ricoh Co Ltd 駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007292124A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Ricoh Co Ltd 駆動装置

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