JPH1061456A - 自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法 - Google Patents
自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法Info
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- JPH1061456A JPH1061456A JP22156596A JP22156596A JPH1061456A JP H1061456 A JPH1061456 A JP H1061456A JP 22156596 A JP22156596 A JP 22156596A JP 22156596 A JP22156596 A JP 22156596A JP H1061456 A JPH1061456 A JP H1061456A
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- Japan
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- cleaning
- intake system
- engine
- throttle chamber
- cleaning agent
- Prior art date
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの分解、組み立て等の手間を要する
ことなく操作が簡単で、しかも良好な洗浄効果を有する
自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 電子制御式燃料噴射エンジンのエアダク
ト4の接続パイプ6に接続されたブローバイホースを外
し、代わりに、洗浄剤容器9につながるチューブ16と
接続されたシリコンゴム等からなる栓15を介して専用
ノズルA13をセットし、洗浄剤を噴射口14からスロ
ットルチャンバー2内へ注入・噴射する。注入された洗
浄剤はエンジン内部で燃焼される。
ことなく操作が簡単で、しかも良好な洗浄効果を有する
自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 電子制御式燃料噴射エンジンのエアダク
ト4の接続パイプ6に接続されたブローバイホースを外
し、代わりに、洗浄剤容器9につながるチューブ16と
接続されたシリコンゴム等からなる栓15を介して専用
ノズルA13をセットし、洗浄剤を噴射口14からスロ
ットルチャンバー2内へ注入・噴射する。注入された洗
浄剤はエンジン内部で燃焼される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御燃料噴射
装置付き自動車エンジンの吸気系統内部を洗浄する洗浄
方法に関する。
装置付き自動車エンジンの吸気系統内部を洗浄する洗浄
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子制御燃料噴射装置付き自動車エンジ
ンの吸気系統は、図3に示すように、スロットルバルブ
1を内蔵したスロットルチャンバー2が、一端(図で右
端)はエアクリーナー3とそれにつながるエアダクト4
に接続され、他端(図で左端)は図示しない燃料噴射弁
を備えた燃料供給系統(インテークマニホールド)に接
続されている。
ンの吸気系統は、図3に示すように、スロットルバルブ
1を内蔵したスロットルチャンバー2が、一端(図で右
端)はエアクリーナー3とそれにつながるエアダクト4
に接続され、他端(図で左端)は図示しない燃料噴射弁
を備えた燃料供給系統(インテークマニホールド)に接
続されている。
【0003】また、上記エアダクト4には、エアクリー
ナー3の近傍においてエアフローメータ5が取り付けら
れており、また中間部には、クランクケース内に生じた
ブローバイガスを、スロットルバルブを経由して再び燃
料室へ送り込むためのブローバイホース7が接続パイプ
6を介して接続されている。
ナー3の近傍においてエアフローメータ5が取り付けら
れており、また中間部には、クランクケース内に生じた
ブローバイガスを、スロットルバルブを経由して再び燃
料室へ送り込むためのブローバイホース7が接続パイプ
6を介して接続されている。
【0004】上記のように構成された電子制御燃料噴射
装置付き自動車エンジンの吸気系統内部は長期の使用に
より、油汚れ、カーボン、ごみ等が付着し、本来設定さ
れたスロットルバルブ1の動きを損わせたり、その他の
精密な部品の性能を低下させる恐れがある。従って、こ
れらを障害なく機能させるためには洗浄を行なう必要が
生じる。
装置付き自動車エンジンの吸気系統内部は長期の使用に
より、油汚れ、カーボン、ごみ等が付着し、本来設定さ
れたスロットルバルブ1の動きを損わせたり、その他の
精密な部品の性能を低下させる恐れがある。従って、こ
れらを障害なく機能させるためには洗浄を行なう必要が
生じる。
【0005】従来、電子制御燃料噴射式エンジンの吸気
系統内部を洗浄する方法として、次のような方法が採ら
れていた。
系統内部を洗浄する方法として、次のような方法が採ら
れていた。
【0006】1.スロットルチャンバーからエアダクト
を外し、スロットルバルブやその周辺の汚れに向かっ
て、洗浄剤を直接噴射する方法。
を外し、スロットルバルブやその周辺の汚れに向かっ
て、洗浄剤を直接噴射する方法。
【0007】2.図4に示すように、スロットルチャン
バー2に接続されているエアダクト4のバンド8を少し
緩め、その隙間から、洗浄剤容器9に接続した長いチュ
ーブ10を介してスロットルチャンバー2側へ洗浄剤を
注入・噴射する方法。
バー2に接続されているエアダクト4のバンド8を少し
緩め、その隙間から、洗浄剤容器9に接続した長いチュ
ーブ10を介してスロットルチャンバー2側へ洗浄剤を
注入・噴射する方法。
【0008】なお、上記した何れの方法も、噴射、注入
された洗浄剤はエンジン内で燃焼される。
された洗浄剤はエンジン内で燃焼される。
【0009】図5は、スロットルチャンバー2内に、ス
ロットルバルブ1とエアフローメータ5とが互いに近接
して内蔵されており、エアクリーナー3とスロットルチ
ャンバー2との間のエアダクト(図3の4)が省略され
た型式の吸気系統である。このものでは、洗浄剤による
影響を避けるため、エアフローメータ5には洗浄剤が付
着しないようにする必要があるが、該エアフローメータ
5の上部に取付けられた金網11が障害となって、これ
まで分解洗浄以外は、簡単で有効な洗浄方法は見出せて
いなかった。なお、図中、12はエアクリーナー3の上
蓋、12aは止め具である。
ロットルバルブ1とエアフローメータ5とが互いに近接
して内蔵されており、エアクリーナー3とスロットルチ
ャンバー2との間のエアダクト(図3の4)が省略され
た型式の吸気系統である。このものでは、洗浄剤による
影響を避けるため、エアフローメータ5には洗浄剤が付
着しないようにする必要があるが、該エアフローメータ
5の上部に取付けられた金網11が障害となって、これ
まで分解洗浄以外は、簡単で有効な洗浄方法は見出せて
いなかった。なお、図中、12はエアクリーナー3の上
蓋、12aは止め具である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来のエン
ジンにおいて、上記1の方法を実施する場合、直接汚れ
に向けて洗浄剤を噴射するため洗浄効果はあるが、その
ためにはエアダクト4を固定するバンド8を緩め、エア
ダクト4をスロットルチャンバー2から引き抜くことに
なる。ところがこの作業は、実際にはエアクリーナー3
やレゾネータ、各種ホース類やコネクタ等を外さなけれ
ばならない場合が多く、さらにこれを再び組み付けるた
めには相当な手間や時間がかかる作業となるという問題
点があった。
ジンにおいて、上記1の方法を実施する場合、直接汚れ
に向けて洗浄剤を噴射するため洗浄効果はあるが、その
ためにはエアダクト4を固定するバンド8を緩め、エア
ダクト4をスロットルチャンバー2から引き抜くことに
なる。ところがこの作業は、実際にはエアクリーナー3
やレゾネータ、各種ホース類やコネクタ等を外さなけれ
ばならない場合が多く、さらにこれを再び組み付けるた
めには相当な手間や時間がかかる作業となるという問題
点があった。
【0011】また上記2の方法も(図4)、チューブ1
0が差し込めるほどにエアダクト4のバンド8を緩める
には、上記1の方法と殆ど同じ要領で前作業をする必要
が生じることが多く、やはり手間や時間がかかる。さら
に、差し込んだチューブ10はそのままではスロットル
バルブ1の方へは向いていないので、チューブ10の先
端をスロットルバルブ1側へ向けるために、U字形をし
た金属パイプ10aにチューブ10を通し、チューブ1
0のガイドとして挿入するなどの工夫を要するが、先端
がスロットルバルブ1の中心を向いていないと大きく片
寄った洗浄性を示すことになり、常に注意を払っておく
必要があるという問題点があった。
0が差し込めるほどにエアダクト4のバンド8を緩める
には、上記1の方法と殆ど同じ要領で前作業をする必要
が生じることが多く、やはり手間や時間がかかる。さら
に、差し込んだチューブ10はそのままではスロットル
バルブ1の方へは向いていないので、チューブ10の先
端をスロットルバルブ1側へ向けるために、U字形をし
た金属パイプ10aにチューブ10を通し、チューブ1
0のガイドとして挿入するなどの工夫を要するが、先端
がスロットルバルブ1の中心を向いていないと大きく片
寄った洗浄性を示すことになり、常に注意を払っておく
必要があるという問題点があった。
【0012】次に、図5に示すエンジンにおいては、エ
アフローメータ5上部の金網11が障害となって、洗浄
剤を噴射できる位置が制約され、金網11の手前で噴射
すればエアフローメータ5に付着してしまう。そこでエ
アフローメータ5に付着させないためには、金網11を
外してエアフローメータ5を通り過ぎた位置から噴射す
るのが良いが、構造上、金網11の取外しには相当の手
間がかかる。従って、これまでは他に有効な洗浄方法が
なかったため、エンジンを分解して洗浄せざるを得ない
のが現状であり、分解・組み立ての技術を要する点や手
間がかかったりする等の問題を残していた。
アフローメータ5上部の金網11が障害となって、洗浄
剤を噴射できる位置が制約され、金網11の手前で噴射
すればエアフローメータ5に付着してしまう。そこでエ
アフローメータ5に付着させないためには、金網11を
外してエアフローメータ5を通り過ぎた位置から噴射す
るのが良いが、構造上、金網11の取外しには相当の手
間がかかる。従って、これまでは他に有効な洗浄方法が
なかったため、エンジンを分解して洗浄せざるを得ない
のが現状であり、分解・組み立ての技術を要する点や手
間がかかったりする等の問題を残していた。
【0013】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決し、分解、組み立て等の手間を要することなく操作が
簡単で、しかも良好な洗浄効果を有する、自動車エンジ
ンの吸気系統の洗浄方法を提供することを課題としてい
る。
決し、分解、組み立て等の手間を要することなく操作が
簡単で、しかも良好な洗浄効果を有する、自動車エンジ
ンの吸気系統の洗浄方法を提供することを課題としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、電子制御燃料噴射装置付き自動車エンジンのスロ
ットルチャンバー内部に、専用ノズルを用いて洗浄剤を
注入・噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方法において、
本発明の採った一つの手段は、スロットルチャンバーと
エアクリーナーとの間に設けられたエアダクトに、ブロ
ーバイガスを吸気系統へ戻すためのブローバイホースが
接続された部分から、専用のノズルを用いて洗浄剤をス
ロットルチャンバー内部へ向けて注入・噴射し、吸気系
統を洗浄することを特徴としている。
めに、電子制御燃料噴射装置付き自動車エンジンのスロ
ットルチャンバー内部に、専用ノズルを用いて洗浄剤を
注入・噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方法において、
本発明の採った一つの手段は、スロットルチャンバーと
エアクリーナーとの間に設けられたエアダクトに、ブロ
ーバイガスを吸気系統へ戻すためのブローバイホースが
接続された部分から、専用のノズルを用いて洗浄剤をス
ロットルチャンバー内部へ向けて注入・噴射し、吸気系
統を洗浄することを特徴としている。
【0015】また、他の手段は、エアクリーナーの直ぐ
下に、エアフローメータが組み込まれたスロットルチャ
ンバーを備えたエンジンのエアクリーナーの上蓋を外
し、専用のノズルを用いてエアフローメータ上部の金網
を通してエアフローメータを通り過ぎた位置からスロッ
トルチャンバー内部へ洗浄剤を注入・噴射して吸気系統
を洗浄することを特徴としている。
下に、エアフローメータが組み込まれたスロットルチャ
ンバーを備えたエンジンのエアクリーナーの上蓋を外
し、専用のノズルを用いてエアフローメータ上部の金網
を通してエアフローメータを通り過ぎた位置からスロッ
トルチャンバー内部へ洗浄剤を注入・噴射して吸気系統
を洗浄することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の方法の一実施形態
を、図面に記載した実施装置によって説明する。図1
は、請求項1に係る本発明の方法を実施する一つの実施
装置の要部断面図であり、図中、図3に記載した符号と
同一の符号は同一ないし同類部分を示すものとする。
を、図面に記載した実施装置によって説明する。図1
は、請求項1に係る本発明の方法を実施する一つの実施
装置の要部断面図であり、図中、図3に記載した符号と
同一の符号は同一ないし同類部分を示すものとする。
【0017】図において、スロットルバルブ1を内蔵し
たスロットルチャンバー2と図示しないエアクリーナー
(図3の3)とを接続するエアダクト4に、クランクケ
ース内に生じたブローバイガスをブローバイホース(図
3の7)を介して引き込みスロットルバルブ1を経由し
て再び燃焼室へ送り込むための接続パイプ6が設けられ
ていることは、従来例(図3)と変りはない。
たスロットルチャンバー2と図示しないエアクリーナー
(図3の3)とを接続するエアダクト4に、クランクケ
ース内に生じたブローバイガスをブローバイホース(図
3の7)を介して引き込みスロットルバルブ1を経由し
て再び燃焼室へ送り込むための接続パイプ6が設けられ
ていることは、従来例(図3)と変りはない。
【0018】本発明では、電子制御燃料噴射装置付き自
動車エンジンのスロットルチャンバー2及びその他の吸
気系統内部の洗浄に際し、上記の接続パイプ6から、ク
ランクケースにつながるブローバイホース(図3の7)
を外し、代わりに専用ノズルA13を、その噴射口14
がスロットルバルブ1の中心を向くようにして挿入し、
図1に示すように、シリコンゴム等からなる栓15で固
定する。この際、噴射口14の数は1個または、噴射の
広がりをより広くとるために2個以上設けても良い。ま
た、専用ノズルA13はシリコンゴム等からなる栓15
を介して洗浄剤容器9と、作業のし易い長さにしたチュ
ーブ16で接続される。
動車エンジンのスロットルチャンバー2及びその他の吸
気系統内部の洗浄に際し、上記の接続パイプ6から、ク
ランクケースにつながるブローバイホース(図3の7)
を外し、代わりに専用ノズルA13を、その噴射口14
がスロットルバルブ1の中心を向くようにして挿入し、
図1に示すように、シリコンゴム等からなる栓15で固
定する。この際、噴射口14の数は1個または、噴射の
広がりをより広くとるために2個以上設けても良い。ま
た、専用ノズルA13はシリコンゴム等からなる栓15
を介して洗浄剤容器9と、作業のし易い長さにしたチュ
ーブ16で接続される。
【0019】次に、エンジンをかけながら洗浄剤をエア
ダクト4内に注入・噴射し、噴射後は、排煙がなくなる
まで断続的に空ふかしを行ない、エンジン内部に残った
洗浄剤を燃焼させて終了する。
ダクト4内に注入・噴射し、噴射後は、排煙がなくなる
まで断続的に空ふかしを行ない、エンジン内部に残った
洗浄剤を燃焼させて終了する。
【0020】次に、この実施形態(図1)における作用
について説明する。スロットルチャンバー2及びその他
の吸気系統内部を洗浄するに際し、エアダクト4の接続
パイプ6からブローバイホース7を外し、代わりに、図
1に示すように専用ノズルA13を栓15を介してエア
ダクト4内に挿入し、専用ノズルA13の一端にチュー
ブ16を介して連通された洗浄剤容器9から、洗浄剤を
エンジンをかけながらスロットルバルブ1へ向けて注入
・噴射する。その際、専用ノズルA13には図1に示す
ように、ノズルの挿入方向から直角方向に噴射するよう
に噴射口14が設けられており、この噴射口14をスロ
ットルバルブ1へ向けてシリコンゴム等の栓15で固定
させる。このようにセットして、噴射された洗浄剤は直
接スロットルバルブ1及びその周辺を洗浄し、さらにス
ロットルバルブ1よりも下流域のインテークマニホール
ドに対しても洗浄効果を示す。なお洗浄液は、最後には
燃焼室で燃焼させる。
について説明する。スロットルチャンバー2及びその他
の吸気系統内部を洗浄するに際し、エアダクト4の接続
パイプ6からブローバイホース7を外し、代わりに、図
1に示すように専用ノズルA13を栓15を介してエア
ダクト4内に挿入し、専用ノズルA13の一端にチュー
ブ16を介して連通された洗浄剤容器9から、洗浄剤を
エンジンをかけながらスロットルバルブ1へ向けて注入
・噴射する。その際、専用ノズルA13には図1に示す
ように、ノズルの挿入方向から直角方向に噴射するよう
に噴射口14が設けられており、この噴射口14をスロ
ットルバルブ1へ向けてシリコンゴム等の栓15で固定
させる。このようにセットして、噴射された洗浄剤は直
接スロットルバルブ1及びその周辺を洗浄し、さらにス
ロットルバルブ1よりも下流域のインテークマニホール
ドに対しても洗浄効果を示す。なお洗浄液は、最後には
燃焼室で燃焼させる。
【0021】図2は、請求項2に係る本発明の方法を実
施する他の実施装置の要部断面図であり、図中、図5に
記載した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示す
ものとする。
施する他の実施装置の要部断面図であり、図中、図5に
記載した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示す
ものとする。
【0022】この実施装置では、スロットルチャンバー
2内にスロットルバルブ1とエアフローメータ5とが互
いに接近して内蔵されており、該スロットルチャンバー
2の上部にエアクリーナー3が直結されている。またス
ロットルチャンバー2の上端部に金網(網目約1mm)
が取付けられており、エアクリーナー3のフィルタを通
して入ってきた空気は、金網11とエアフローメータ5
を経由してスロットルバルブ1、次いで、図示しない燃
焼室へと向かうようになっている点では従来例(図5)
と変りはない。
2内にスロットルバルブ1とエアフローメータ5とが互
いに接近して内蔵されており、該スロットルチャンバー
2の上部にエアクリーナー3が直結されている。またス
ロットルチャンバー2の上端部に金網(網目約1mm)
が取付けられており、エアクリーナー3のフィルタを通
して入ってきた空気は、金網11とエアフローメータ5
を経由してスロットルバルブ1、次いで、図示しない燃
焼室へと向かうようになっている点では従来例(図5)
と変りはない。
【0023】この実施装置(本発明)では、電子制御燃
料噴射装置付き自動車エンジンのスロットルチャンバー
2及びその他の吸気系統内部の洗浄に際し、エアクリー
ナー3の上蓋12を外し、エアクリーナー3側から、金
網11の網目を通過できる外径(約1mm)を有する専
用ノズルB17をこの金網11に通し、エアフローメー
タ5を通り過ぎた位置からスロットルバルブ1及びその
周辺に向けて洗浄剤を注入・噴射できるようにしたもの
である。本方法では、作業性の向上を図るため専用ノズ
ルB17の長さを約20〜30cmとしたが、良好な作
業性が確保できて、かつ噴射量を多くすることで作業時
間を短縮させることができるのであれば、専用ノズルB
の長さはこの範囲とは限らない。次に、エンジンをかけ
ながら洗浄剤を注入・噴射し、噴射後は、排煙がなくな
るまで断続的に空ふかしを行ない、エンジン内部に残っ
た洗浄剤を燃焼させて終了する。
料噴射装置付き自動車エンジンのスロットルチャンバー
2及びその他の吸気系統内部の洗浄に際し、エアクリー
ナー3の上蓋12を外し、エアクリーナー3側から、金
網11の網目を通過できる外径(約1mm)を有する専
用ノズルB17をこの金網11に通し、エアフローメー
タ5を通り過ぎた位置からスロットルバルブ1及びその
周辺に向けて洗浄剤を注入・噴射できるようにしたもの
である。本方法では、作業性の向上を図るため専用ノズ
ルB17の長さを約20〜30cmとしたが、良好な作
業性が確保できて、かつ噴射量を多くすることで作業時
間を短縮させることができるのであれば、専用ノズルB
の長さはこの範囲とは限らない。次に、エンジンをかけ
ながら洗浄剤を注入・噴射し、噴射後は、排煙がなくな
るまで断続的に空ふかしを行ない、エンジン内部に残っ
た洗浄剤を燃焼させて終了する。
【0024】このような構成により、専用ノズルB17
からスロットルチャンバー2内へ噴射された洗浄剤は、
直接スロットルバルブ1及びその周辺を洗浄し、更にス
ロットルバルブ1よりも下流域にあるインテークマニホ
ールドに対しても、洗浄作用を示す。
からスロットルチャンバー2内へ噴射された洗浄剤は、
直接スロットルバルブ1及びその周辺を洗浄し、更にス
ロットルバルブ1よりも下流域にあるインテークマニホ
ールドに対しても、洗浄作用を示す。
【0025】なお、上記した両実施装置において、エン
ジンが冷えているときには、洗浄剤を噴射する前にアイ
ドリングでエンジンを暖機しておくとなお良い。
ジンが冷えているときには、洗浄剤を噴射する前にアイ
ドリングでエンジンを暖機しておくとなお良い。
【0026】また、最初にエンジンを停止した状態で1
〜2秒洗浄剤を噴射し、2分程度そのままにしておいて
からエンジンをかけ、残りを続けて噴射する方法や、噴
射中にエンジンの回転数を何度か変えるのも洗浄性に効
果がある。
〜2秒洗浄剤を噴射し、2分程度そのままにしておいて
からエンジンをかけ、残りを続けて噴射する方法や、噴
射中にエンジンの回転数を何度か変えるのも洗浄性に効
果がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子制御燃料噴射装置付き自動車エンジンのスロットル
チャンバー内部に、専用ノズルを用いて洗浄剤を注入・
噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方法において、スロッ
トルチャンバーとエアクリーナーとの間に設けられたエ
アダクトに、ブローバイガスを吸気系統へ戻すためのブ
ローバイホースが接続された部分から、専用のノズルを
用いて洗浄剤をスロットルチャンバー内部へ向けて注入
・噴射し、吸気系統を洗浄するようにしたことにより、
次のような効果を奏することができる。
電子制御燃料噴射装置付き自動車エンジンのスロットル
チャンバー内部に、専用ノズルを用いて洗浄剤を注入・
噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方法において、スロッ
トルチャンバーとエアクリーナーとの間に設けられたエ
アダクトに、ブローバイガスを吸気系統へ戻すためのブ
ローバイホースが接続された部分から、専用のノズルを
用いて洗浄剤をスロットルチャンバー内部へ向けて注入
・噴射し、吸気系統を洗浄するようにしたことにより、
次のような効果を奏することができる。
【0028】(i)エアダクトとブローバイホースを止
めているホースバンドを緩め、ブローバイホースを引き
抜き、そこへ専用ノズルAを差し込むだけの操作で済む
ため、作業が極めて簡単になる。
めているホースバンドを緩め、ブローバイホースを引き
抜き、そこへ専用ノズルAを差し込むだけの操作で済む
ため、作業が極めて簡単になる。
【0029】(ii)専用ノズルAの噴射口が、スロット
ルバルブの方向へ向いているため効果的にスロットルバ
ルブやその周辺の汚れを除去できる。
ルバルブの方向へ向いているため効果的にスロットルバ
ルブやその周辺の汚れを除去できる。
【0030】また、電子制御燃料噴射装置付き自動車エ
ンジンのスロットルチャンバー内部に、専用ノズルを用
いて洗浄剤を注入・噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方
法において、エアクリーナーの直ぐ下に、エアフローメ
ータが組み込まれたスロットルチャンバーを備えたエン
ジンのエアクリーナーの上蓋を外し、専用のノズルを用
いてエアフローメータ上部の金網を通してエアフローメ
ータを通り過ぎた位置からスロットルチャンバー内部へ
洗浄剤を注入・噴射して吸気系統を洗浄するようにした
ことにより、次のような効果を奏することができる。
ンジンのスロットルチャンバー内部に、専用ノズルを用
いて洗浄剤を注入・噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方
法において、エアクリーナーの直ぐ下に、エアフローメ
ータが組み込まれたスロットルチャンバーを備えたエン
ジンのエアクリーナーの上蓋を外し、専用のノズルを用
いてエアフローメータ上部の金網を通してエアフローメ
ータを通り過ぎた位置からスロットルチャンバー内部へ
洗浄剤を注入・噴射して吸気系統を洗浄するようにした
ことにより、次のような効果を奏することができる。
【0031】(i)エアクリーナーの上蓋を外し、専用
ノズルBを金網からエアフローメータを通り過ぎた位置
まで通すだけの操作で済むため、作業が極めて簡単にで
きる。
ノズルBを金網からエアフローメータを通り過ぎた位置
まで通すだけの操作で済むため、作業が極めて簡単にで
きる。
【0032】(ii)専用ノズルBの先端がエアフローメ
ータを通り過ぎた位置から、直接スロットルバルブ等に
汚れを狙いながら噴射するため、効果的に汚れが除去で
きる。
ータを通り過ぎた位置から、直接スロットルバルブ等に
汚れを狙いながら噴射するため、効果的に汚れが除去で
きる。
【0033】(iii) ノズルBの先端がエアフローメータ
を通り過ぎた位置から、直接スロットルバルブ等に向け
て噴射するため、洗浄剤がエアフローメータに影響を与
える心配がない。
を通り過ぎた位置から、直接スロットルバルブ等に向け
て噴射するため、洗浄剤がエアフローメータに影響を与
える心配がない。
【図1】請求項1に係る本発明の洗浄方法を実施する一
実施装置の要部断面説明図である。
実施装置の要部断面説明図である。
【図2】請求項2に係る本発明の洗浄方法を実施する他
の実施装置の要部断面説明図である。
の実施装置の要部断面説明図である。
【図3】従来の自動車エンジンの吸気系統の要部断面図
である。
である。
【図4】従来の洗浄方法の説明図である。
【図5】スロットルチャンバーにエアフローメータが内
蔵された吸気系統の要部断面図である。
蔵された吸気系統の要部断面図である。
1 スロットルバルブ 2 スロットルチャンバー 3 エアクリーナー 4 エアダクト 5 エアフローメータ 6 接続パイプ 7 ブローバイホース 8 バンド 9 洗浄剤容器 11 金網 12 エアクリーナー上蓋 12a 止め具 13 専用ノズルA 14 噴射口 15 シリコンゴム栓 16 チューブ 17 専用ノズルB
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また、上記エアダクト4には、エアクリー
ナー3の近傍においてエアフローメータ5が取り付けら
れており、また中間部には、クランクケース内に生じた
ブローバイガスを、スロットルバルブを経由して再び燃
焼室へ送り込むためのブローバイホース7が接続パイプ
6を介して接続されている。
ナー3の近傍においてエアフローメータ5が取り付けら
れており、また中間部には、クランクケース内に生じた
ブローバイガスを、スロットルバルブを経由して再び燃
焼室へ送り込むためのブローバイホース7が接続パイプ
6を介して接続されている。
Claims (2)
- 【請求項1】 電子制御燃料噴射装置付き自動車エンジ
ンのスロットルチャンバー内部に、専用ノズルを用いて
洗浄剤を注入・噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方法に
おいて、スロットルチャンバーとエアクリーナーとの間
に設けられたエアダクトに、ブローバイガスを吸気系統
へ戻すためのブローバイホースが接続された部分から、
専用のノズルを用いて洗浄剤をスロットルチャンバー内
部へ向けて注入・噴射し、吸気系統を洗浄することを特
徴とする自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法。 - 【請求項2】 電子制御燃料噴射装置付き自動車エンジ
ンのスロットルチャンバー内部に、専用ノズルを用いて
洗浄剤を注入・噴射して吸気系統を洗浄する洗浄方法に
おいて、エアクリーナーの直ぐ下に、エアフローメータ
が組み込まれたスロットルチャンバーを備えたエンジン
のエアクリーナーの上蓋を外し、専用のノズルを用いて
エアフローメータ上部の金網を通してエアフローメータ
を通り過ぎた位置からスロットルチャンバー内部へ洗浄
剤を注入・噴射して吸気系統を洗浄することを特徴とす
る自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22156596A JPH1061456A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22156596A JPH1061456A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061456A true JPH1061456A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16768730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22156596A Pending JPH1061456A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 自動車エンジンの吸気系統の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1061456A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6357674B1 (en) | 1999-08-18 | 2002-03-19 | Hiromasa Nakashima | Cleaning device for intake pipe passage of engine |
JP2004515684A (ja) * | 2000-12-07 | 2004-05-27 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | エンジンクリーナ組成物を用いた内燃機関の洗浄方法および同方法において用いるための流体分散装置 |
JP2010084624A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Toyota Motor Corp | エンジンのデポジット抑制装置 |
KR101002912B1 (ko) * | 2002-01-23 | 2010-12-22 | 셰브런 오로나이트 컴퍼니 엘엘씨 | 왕복 내연 엔진에서 내부 엔진 증착물을 제거하는 전달 장치 |
KR101200940B1 (ko) | 2010-12-27 | 2012-11-20 | 조선대학교산학협력단 | 커먼레일 디젤 엔진용 흡기매니폴드의 클리닝 장치 |
KR101381963B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2014-04-15 | 유재용 | 카본 제거를 위한 스로틀밸브 고정 클램프 |
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KR102036042B1 (ko) * | 2018-10-19 | 2019-10-24 | 양정길 | 차량 엔진용 클리닝장치 |
JP2019537681A (ja) * | 2016-09-12 | 2019-12-26 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 自動車両における吸気回路の洗浄液を噴射する装置 |
-
1996
- 1996-08-22 JP JP22156596A patent/JPH1061456A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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