JPH1061433A - セラミック触媒コンバータ - Google Patents
セラミック触媒コンバータInfo
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- JPH1061433A JPH1061433A JP23360596A JP23360596A JPH1061433A JP H1061433 A JPH1061433 A JP H1061433A JP 23360596 A JP23360596 A JP 23360596A JP 23360596 A JP23360596 A JP 23360596A JP H1061433 A JPH1061433 A JP H1061433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- catalyst carrier
- catalytic converter
- ceramic catalyst
- outer peripheral
- Prior art date
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- Pending
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外筒内にてセラミック製触媒担体を安定かつ
確実に保持することができるセラミック触媒コンバータ
を提供すること。 【解決手段】 エンジンの排気経路中に配置され,セル
表面に触媒層を形成したセラミック製触媒担体12と,
該セラミック製触媒担体12を収納する外筒13と,上
記外筒13と上記セラミック製触媒担体12の外周面1
20との間の空隙において上記セラミック製触媒担体の
外周面に配置された保持材11とからなる。上記保持材
11は,上記セラミック製触媒担体12の外周面120
に対し二次元的に平行な方向において二次元的に絡み合
った各繊維層が多数積層された状態にある。
確実に保持することができるセラミック触媒コンバータ
を提供すること。 【解決手段】 エンジンの排気経路中に配置され,セル
表面に触媒層を形成したセラミック製触媒担体12と,
該セラミック製触媒担体12を収納する外筒13と,上
記外筒13と上記セラミック製触媒担体12の外周面1
20との間の空隙において上記セラミック製触媒担体の
外周面に配置された保持材11とからなる。上記保持材
11は,上記セラミック製触媒担体12の外周面120
に対し二次元的に平行な方向において二次元的に絡み合
った各繊維層が多数積層された状態にある。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,自動車等の車両用エンジンの排
気経路中に配置されるセラミック触媒コンバータに関す
る。
気経路中に配置されるセラミック触媒コンバータに関す
る。
【0002】
【従来技術】自動車用エンジンの排気経路中には,排気
ガス浄化用のセラミック触媒コンバータが設けてある。
上記セラミック触媒コンバータは,後述の図1に示すご
とく,セル表面に触媒層を形成したセラミック製触媒担
体と,該セラミック製触媒担体を収納する金属製の外筒
と,上記外筒と上記セラミック製触媒担体の外周面との
間の空隙において上記セラミック製触媒担体の外周面に
配置された保持材とからなる。
ガス浄化用のセラミック触媒コンバータが設けてある。
上記セラミック触媒コンバータは,後述の図1に示すご
とく,セル表面に触媒層を形成したセラミック製触媒担
体と,該セラミック製触媒担体を収納する金属製の外筒
と,上記外筒と上記セラミック製触媒担体の外周面との
間の空隙において上記セラミック製触媒担体の外周面に
配置された保持材とからなる。
【0003】上記セラミック製触媒担体としては低熱膨
張係数のコージェライト系セラミック(2MgO・2A
l2 O3 ・5SiO2 )が使用されており,これには十
数年の使用実績がある。また,上記セラミック製触媒担
体のセル表面には,自動車エンジンの排気ガス中に含ま
れるCO,HC及びNOx等の有害成分を無害な気体あ
るいは水に変換するためのPt,Rh,Pd等の貴金属
よりなる触媒層が担持してある。そして,上記保持材は
強度的に脆いセラミック製触媒担体の損傷を防止するた
めに設けてある。
張係数のコージェライト系セラミック(2MgO・2A
l2 O3 ・5SiO2 )が使用されており,これには十
数年の使用実績がある。また,上記セラミック製触媒担
体のセル表面には,自動車エンジンの排気ガス中に含ま
れるCO,HC及びNOx等の有害成分を無害な気体あ
るいは水に変換するためのPt,Rh,Pd等の貴金属
よりなる触媒層が担持してある。そして,上記保持材は
強度的に脆いセラミック製触媒担体の損傷を防止するた
めに設けてある。
【0004】ところで,上記保持材としては,一般に各
種セラミック繊維よりなる弾性体が使用されており,例
えば,図15(a)に示すごとく,長さ30mm以上の
セラミック繊維を一方向に配向して積層したマット状の
保持材9がある(特開平7−102961号)。そし
て,図15(b)に示すごとく,上記保持材9を構成す
る上記セラミック繊維の配向方向が上記セラミック製触
媒担体12の長さ方向と平行となるよう,上記保持材9
は上記セラミック製触媒担体12に対し,配置されてい
る。
種セラミック繊維よりなる弾性体が使用されており,例
えば,図15(a)に示すごとく,長さ30mm以上の
セラミック繊維を一方向に配向して積層したマット状の
保持材9がある(特開平7−102961号)。そし
て,図15(b)に示すごとく,上記保持材9を構成す
る上記セラミック繊維の配向方向が上記セラミック製触
媒担体12の長さ方向と平行となるよう,上記保持材9
は上記セラミック製触媒担体12に対し,配置されてい
る。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の保
持材9には以下に示す問題点がある。即ち,図15
(a)に示すごとく,上記保持材9は,これを構成する
セラミック繊維の方向が一方向に配向し,これら繊維の
間の絡み合いが殆どない状態である。従って,上記保持
材9が上記配向方向に対する垂直方向の引っ張り力を受
けた場合,これを構成するセラミック繊維が容易に剥離
するおそれがある。また,配向方向と平行方向の剪断力
を受けた場合にも,同様に剥離するおそれがある。この
ようなセラミック繊維の剥離が発生した場合には,保持
材9がほぐれ,上記セラミック製触媒担体12を外筒内
に保持する力が減少し,該担体12に損傷が生じるおそ
れがある。
持材9には以下に示す問題点がある。即ち,図15
(a)に示すごとく,上記保持材9は,これを構成する
セラミック繊維の方向が一方向に配向し,これら繊維の
間の絡み合いが殆どない状態である。従って,上記保持
材9が上記配向方向に対する垂直方向の引っ張り力を受
けた場合,これを構成するセラミック繊維が容易に剥離
するおそれがある。また,配向方向と平行方向の剪断力
を受けた場合にも,同様に剥離するおそれがある。この
ようなセラミック繊維の剥離が発生した場合には,保持
材9がほぐれ,上記セラミック製触媒担体12を外筒内
に保持する力が減少し,該担体12に損傷が生じるおそ
れがある。
【0006】そして,上記問題は高温環境下において,
より発生しやすくなる。これは高温環境下においては,
金属製の外筒とセラミック製触媒担体12との熱膨張係
数が異なることから両者の間に形成される空隙が広が
り,上記セラミック製触媒担体12が外筒内でがたつき
やすくなるためである。また,上記保持材9を製造する
に場合,上記セラミック繊維を一方向に配向させながら
噴出,積層することは技術的に難しい。従って,上記保
持材9は製造が困難である。
より発生しやすくなる。これは高温環境下においては,
金属製の外筒とセラミック製触媒担体12との熱膨張係
数が異なることから両者の間に形成される空隙が広が
り,上記セラミック製触媒担体12が外筒内でがたつき
やすくなるためである。また,上記保持材9を製造する
に場合,上記セラミック繊維を一方向に配向させながら
噴出,積層することは技術的に難しい。従って,上記保
持材9は製造が困難である。
【0007】本発明は,かかる問題点に鑑み,外筒内に
てセラミック製触媒担体を安定かつ確実に保持すること
ができるセラミック触媒コンバータを提供しようとする
ものである。
てセラミック製触媒担体を安定かつ確実に保持すること
ができるセラミック触媒コンバータを提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,エンジンの排気
経路中に配置され,セル表面に触媒層を形成したセラミ
ック製触媒担体と,該セラミック製触媒担体を収納する
外筒と,上記外筒と上記セラミック製触媒担体の外周面
との間の空隙において上記セラミック製触媒担体の外周
面に配置された保持材とからなるセラミック触媒コンバ
ータにおいて,上記保持材は,上記セラミック製触媒担
体の外周面に対し二次元的に平行な方向において二次元
的に絡み合った各繊維層が多数積層された状態にあるこ
とを特徴とするセラミック触媒コンバータにある。
経路中に配置され,セル表面に触媒層を形成したセラミ
ック製触媒担体と,該セラミック製触媒担体を収納する
外筒と,上記外筒と上記セラミック製触媒担体の外周面
との間の空隙において上記セラミック製触媒担体の外周
面に配置された保持材とからなるセラミック触媒コンバ
ータにおいて,上記保持材は,上記セラミック製触媒担
体の外周面に対し二次元的に平行な方向において二次元
的に絡み合った各繊維層が多数積層された状態にあるこ
とを特徴とするセラミック触媒コンバータにある。
【0009】本発明の作用につき,以下に説明する。本
発明にかかるセラミック触媒コンバータにおいては,外
筒とセラミック製触媒担体との間に保持材が配置されて
なり,この保持材は上記セラミック製触媒担体の外周面
に対し,二次元的に平行な方向において二次元的に絡み
合った各繊維層が多数積層された状態にある(図1,図
2参照)。
発明にかかるセラミック触媒コンバータにおいては,外
筒とセラミック製触媒担体との間に保持材が配置されて
なり,この保持材は上記セラミック製触媒担体の外周面
に対し,二次元的に平行な方向において二次元的に絡み
合った各繊維層が多数積層された状態にある(図1,図
2参照)。
【0010】即ち,上記保持材は上記外周面と平行な方
向においては,これを構成する繊維の間に絡みが存在す
る。従って,上記セラミック製触媒担体の周方向に引っ
張り力を受けた場合には,上記保持材を構成する繊維の
間の剥離を防止することができる。また,上記外周面と
平行な方向に剪断力を受けた場合においても,繊維が二
次元的に絡み合った状態にあるため,同様に,保持材の
剥離を防止することができる。
向においては,これを構成する繊維の間に絡みが存在す
る。従って,上記セラミック製触媒担体の周方向に引っ
張り力を受けた場合には,上記保持材を構成する繊維の
間の剥離を防止することができる。また,上記外周面と
平行な方向に剪断力を受けた場合においても,繊維が二
次元的に絡み合った状態にあるため,同様に,保持材の
剥離を防止することができる。
【0011】従って,本発明にかかる保持材がほぐれ,
上記セラミック製触媒担体を外筒内に保持する力が減少
することを防止することができ,よって,セラミック製
触媒担体を安定かつ確実に外筒内に保持することができ
る。
上記セラミック製触媒担体を外筒内に保持する力が減少
することを防止することができ,よって,セラミック製
触媒担体を安定かつ確実に外筒内に保持することができ
る。
【0012】また,本発明にかかる保持材は,上記繊維
が二次元的に絡み合って構成された繊維層が多数積層さ
れた状態にあり,この繊維層は上記セラミック製触媒担
体の外周面に対し平行である。そのため,上記保持材を
構成する繊維は,ほぼ上記外周面に対し平行な状態にあ
る。よって,上記外周面に対し垂直な方向,即ちセラミ
ック製触媒担体の径方向に圧縮または開放の力が加わっ
た場合(図6,図7参照)においても,上記保持材を構
成する繊維に挫屈が発生し難く,よって該繊維は損傷し
難い。
が二次元的に絡み合って構成された繊維層が多数積層さ
れた状態にあり,この繊維層は上記セラミック製触媒担
体の外周面に対し平行である。そのため,上記保持材を
構成する繊維は,ほぼ上記外周面に対し平行な状態にあ
る。よって,上記外周面に対し垂直な方向,即ちセラミ
ック製触媒担体の径方向に圧縮または開放の力が加わっ
た場合(図6,図7参照)においても,上記保持材を構
成する繊維に挫屈が発生し難く,よって該繊維は損傷し
難い。
【0013】従って,本発明にかかる保持材は損傷し難
く,上記セラミック製触媒担体を外筒内に保持する力が
減少すること防止することができ,よって,セラミック
製触媒担体を安定かつ確実に外筒内に保持することがで
きる。
く,上記セラミック製触媒担体を外筒内に保持する力が
減少すること防止することができ,よって,セラミック
製触媒担体を安定かつ確実に外筒内に保持することがで
きる。
【0014】以上のように,本発明によれば,外筒内に
てセラミック製触媒担体を安定かつ確実に保持すること
ができるセラミック触媒コンバータを提供することがで
きる。
てセラミック製触媒担体を安定かつ確実に保持すること
ができるセラミック触媒コンバータを提供することがで
きる。
【0015】なお,上記保持材に加わると考えられる力
は,いわゆる上記セラミック触媒コンバータを組付けた
車両等のエンジン振動,走行時の振動等の他,エンジン
の停止,始動,燃焼に伴いセラミック触媒コンバータが
加熱及び冷却されるといったいわゆる冷熱サイクルに伴
う力がある。
は,いわゆる上記セラミック触媒コンバータを組付けた
車両等のエンジン振動,走行時の振動等の他,エンジン
の停止,始動,燃焼に伴いセラミック触媒コンバータが
加熱及び冷却されるといったいわゆる冷熱サイクルに伴
う力がある。
【0016】即ち,上記冷熱サイクルによって,熱膨張
係数の異なる外筒とセラミック触媒コンバータとの間の
空隙の大きさが変化する。これにより,上記保持材に圧
縮,開放の力が作用することがある。本発明にかかる保
持材はこのような場合においても,セラミック製触媒担
体を安定かつ確実に外筒内に保持することができる。
係数の異なる外筒とセラミック触媒コンバータとの間の
空隙の大きさが変化する。これにより,上記保持材に圧
縮,開放の力が作用することがある。本発明にかかる保
持材はこのような場合においても,セラミック製触媒担
体を安定かつ確実に外筒内に保持することができる。
【0017】次に,請求項2の発明のように,上記保持
材は加熱膨張物質を含まず,かつ排気浄化時におけるセ
ラミック製触媒担体の外周面の外周温度において相変態
しないことが好ましい。
材は加熱膨張物質を含まず,かつ排気浄化時におけるセ
ラミック製触媒担体の外周面の外周温度において相変態
しないことが好ましい。
【0018】これにより,上記保持材からセラミック製
触媒担体に作用する保持面圧,即ち保持材の単位面積あ
たりの復元力,を常に一定とすることができる。従っ
て,上記保持材は,低温から高温まで安定かつ確実にセ
ラミック製触媒担体を保持することができる。また,そ
のため,上記セラミック触媒コンバータをエンジンの排
気経路のより上流部に配置することができ,エンジン始
動後,担体中に担持された触媒をエンジン始動後早期に
昇温活性させることができる。よってエンジン始動直後
の排気ガスの浄化率を大きく高めることができる。
触媒担体に作用する保持面圧,即ち保持材の単位面積あ
たりの復元力,を常に一定とすることができる。従っ
て,上記保持材は,低温から高温まで安定かつ確実にセ
ラミック製触媒担体を保持することができる。また,そ
のため,上記セラミック触媒コンバータをエンジンの排
気経路のより上流部に配置することができ,エンジン始
動後,担体中に担持された触媒をエンジン始動後早期に
昇温活性させることができる。よってエンジン始動直後
の排気ガスの浄化率を大きく高めることができる。
【0019】なお,上記効果を有する保持材の具体例と
しては,請求項4の発明のように,Al2 O3 ・SiO
2 組成のアルミナ繊維からなり,該アルミナ繊維に対す
るAl2 O3 の含有率が70〜95重量%であるものを
挙げることができる。
しては,請求項4の発明のように,Al2 O3 ・SiO
2 組成のアルミナ繊維からなり,該アルミナ繊維に対す
るAl2 O3 の含有率が70〜95重量%であるものを
挙げることができる。
【0020】上記アルミナ繊維は,1000℃という高
温雰囲気においても,相変態しない,また結晶構造も変
化しない,安定した物質である(後述の図12,図13
参照)。従って,高温雰囲気において,上記アルミナ繊
維は面圧が大きく減少することもない(後述の図14参
照)。よって,上記アルミナ繊維よりなる保持材は,広
い温度範囲にわたり,安定かつ確実に,セラミック製触
媒担体を外筒の内部に保持することができる。
温雰囲気においても,相変態しない,また結晶構造も変
化しない,安定した物質である(後述の図12,図13
参照)。従って,高温雰囲気において,上記アルミナ繊
維は面圧が大きく減少することもない(後述の図14参
照)。よって,上記アルミナ繊維よりなる保持材は,広
い温度範囲にわたり,安定かつ確実に,セラミック製触
媒担体を外筒の内部に保持することができる。
【0021】上記Al2 O3 の含有量が70重量%未満
である場合には,高温雰囲気において上記アルミナ繊維
が相変態し,保持材の単位面積あたりの復元力,即ち面
圧が低下してしまうおそれがある。この場合には,上記
保持材がセラミック製触媒担体を外筒内に確実に保持で
きなくなるおそれがある。一方,上記Al2 O3 の含有
量が95重量%を越えた場合には,アルミナ繊維の製造
に際して,純度を高めるための精練工程が複雑となり,
製造コストが増大するおそれがある。
である場合には,高温雰囲気において上記アルミナ繊維
が相変態し,保持材の単位面積あたりの復元力,即ち面
圧が低下してしまうおそれがある。この場合には,上記
保持材がセラミック製触媒担体を外筒内に確実に保持で
きなくなるおそれがある。一方,上記Al2 O3 の含有
量が95重量%を越えた場合には,アルミナ繊維の製造
に際して,純度を高めるための精練工程が複雑となり,
製造コストが増大するおそれがある。
【0022】次に,請求項3の発明のように,上記保持
材は,上記セラミック製触媒担体の排気ガス流れ方向の
下流側端面から突出した突出部を有し,該突出部は,ス
トッパに当接して上記セラミック製触媒担体の下流側端
面に接触するように断面略L字形状に変形していること
が好ましい。
材は,上記セラミック製触媒担体の排気ガス流れ方向の
下流側端面から突出した突出部を有し,該突出部は,ス
トッパに当接して上記セラミック製触媒担体の下流側端
面に接触するように断面略L字形状に変形していること
が好ましい。
【0023】これにより,セラミック製触媒担体に対す
る排気ガス流れ方向の保持力を,セラミック製触媒担体
の外周面と保持材との間の摩擦力(図3にかかるF1)
のみならず,セラミック製触媒担体の下流側端面に作用
する保持材の復元力(図3にかかるF2)からも得るこ
とができる。よって,外筒内に対しセラミック製触媒担
体を確実に固定することができる。なお,上記突出部
は,後述の図5に示すごとく,予め断面略L字状となる
よう形成した保持材の端部にて構成することもできる。
また,上記保持材に,組付けの際に突出部の位置がはっ
きりとわかるように,マーキングを施すこともできる
(図9参照)。
る排気ガス流れ方向の保持力を,セラミック製触媒担体
の外周面と保持材との間の摩擦力(図3にかかるF1)
のみならず,セラミック製触媒担体の下流側端面に作用
する保持材の復元力(図3にかかるF2)からも得るこ
とができる。よって,外筒内に対しセラミック製触媒担
体を確実に固定することができる。なお,上記突出部
は,後述の図5に示すごとく,予め断面略L字状となる
よう形成した保持材の端部にて構成することもできる。
また,上記保持材に,組付けの際に突出部の位置がはっ
きりとわかるように,マーキングを施すこともできる
(図9参照)。
【0024】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるセラミック触媒コンバータ
につき,図1〜図9を用いて説明する。図1〜図8に示
すごとく,本例のセラミック触媒コンバータ1は,エン
ジン85の排気経路中に配置され,セル表面121に触
媒層を形成したセラミック製触媒担体12と,該セラミ
ック製触媒担体12を収納する外筒13と,上記外筒1
3と上記セラミック製触媒担体12の外周面120との
間の空隙において上記セラミック製触媒担体12の外周
面120に配置された保持材11とからなる。
につき,図1〜図9を用いて説明する。図1〜図8に示
すごとく,本例のセラミック触媒コンバータ1は,エン
ジン85の排気経路中に配置され,セル表面121に触
媒層を形成したセラミック製触媒担体12と,該セラミ
ック製触媒担体12を収納する外筒13と,上記外筒1
3と上記セラミック製触媒担体12の外周面120との
間の空隙において上記セラミック製触媒担体12の外周
面120に配置された保持材11とからなる。
【0025】図5,図7,図8に示すごとく,上記保持
材11は,上記セラミック製触媒担体12の外周面12
0に対し二次元的に平行な方向において二次元的に絡み
合った各繊維層が多数積層された状態にある。また,上
記保持材11は,上記セラミック製触媒担体12の排気
ガス流れ方向の下流側端面129から突出した突出部1
11を有し,該突出部111は,ストッパに当接して上
記セラミック製触媒担体12の下流側端面129に接触
するように断面略L字形状に変形している。なお,本例
において上記ストッパは,後述するフランジ152が兼
ねている。
材11は,上記セラミック製触媒担体12の外周面12
0に対し二次元的に平行な方向において二次元的に絡み
合った各繊維層が多数積層された状態にある。また,上
記保持材11は,上記セラミック製触媒担体12の排気
ガス流れ方向の下流側端面129から突出した突出部1
11を有し,該突出部111は,ストッパに当接して上
記セラミック製触媒担体12の下流側端面129に接触
するように断面略L字形状に変形している。なお,本例
において上記ストッパは,後述するフランジ152が兼
ねている。
【0026】次に,上記セラミック触媒コンバータ1に
つき詳細に説明する。上記セラミック製触媒担体12
は,直径71mm,長さ60mmの円柱形状であり,内
部にはハニカム状の多数の通気セル121が形成され,
またその壁厚は0.08〜0.13mmである。また,
上記セラミック製触媒担体12は,低熱膨張係数のコー
ジェライト系セラミック(2MgO・2Al2 O3 ・5
SiO2 )よりなる薄肉セラミックにより構成されてい
る。
つき詳細に説明する。上記セラミック製触媒担体12
は,直径71mm,長さ60mmの円柱形状であり,内
部にはハニカム状の多数の通気セル121が形成され,
またその壁厚は0.08〜0.13mmである。また,
上記セラミック製触媒担体12は,低熱膨張係数のコー
ジェライト系セラミック(2MgO・2Al2 O3 ・5
SiO2 )よりなる薄肉セラミックにより構成されてい
る。
【0027】また,上記セラミック製触媒担体12の通
気セル121には,排気ガス中の有害成分を浄化させる
ための白金触媒が担持されている。なお,上記触媒の担
持は以下に示すごとく行う。上記セラミック製触媒担体
12をγ−Al2 O3 含有スラリー中に含浸,その後こ
れを焼成,焼成体となす。その後,Ptを溶解した水溶
液中に上記焼成体を含浸,その後これを再度焼成する。
気セル121には,排気ガス中の有害成分を浄化させる
ための白金触媒が担持されている。なお,上記触媒の担
持は以下に示すごとく行う。上記セラミック製触媒担体
12をγ−Al2 O3 含有スラリー中に含浸,その後こ
れを焼成,焼成体となす。その後,Ptを溶解した水溶
液中に上記焼成体を含浸,その後これを再度焼成する。
【0028】上記保持材11について説明する。図2に
示すごとく,上記保持材11は,Al2 O3 が72重量
%,SiO2 が28重量%よりなるアルミナ繊維よりな
り,保持材11の耐熱性を低下させる原因となる加熱膨
張物質は含まれていない。そして,図2(a),(b)
に示すごとく,上記保持材11は,上記アルミナ繊維1
18が二次元的に絡み合うことにより一枚の繊維層11
9を形成し,該繊維層119が多数積層された状態にあ
る。そして,図8に示すごとく,上記繊維層119が上
記セラミック触媒担体12の外周面120に対し平行と
なるよう,上記保持材11は配置されてある。
示すごとく,上記保持材11は,Al2 O3 が72重量
%,SiO2 が28重量%よりなるアルミナ繊維よりな
り,保持材11の耐熱性を低下させる原因となる加熱膨
張物質は含まれていない。そして,図2(a),(b)
に示すごとく,上記保持材11は,上記アルミナ繊維1
18が二次元的に絡み合うことにより一枚の繊維層11
9を形成し,該繊維層119が多数積層された状態にあ
る。そして,図8に示すごとく,上記繊維層119が上
記セラミック触媒担体12の外周面120に対し平行と
なるよう,上記保持材11は配置されてある。
【0029】また,上記保持材11の耐熱温度は180
0℃である(実施形態例3参照)。従って,排気浄化時
におけるセラミック製触媒担体12の外周部120の外
周温度(略900℃)において相変態しない。また,上
記保持材11を構成する各繊維1本の繊維径は2〜4μ
mである。また,上記保持材11の組付け前の厚さは1
5mm,かさ密度は0.08g/cm3 である。
0℃である(実施形態例3参照)。従って,排気浄化時
におけるセラミック製触媒担体12の外周部120の外
周温度(略900℃)において相変態しない。また,上
記保持材11を構成する各繊維1本の繊維径は2〜4μ
mである。また,上記保持材11の組付け前の厚さは1
5mm,かさ密度は0.08g/cm3 である。
【0030】次に,図1,図6に示すごとく,上記外筒
13はフェライト系耐熱ステンレス鋼よりなり,内径8
0mm,幅75mm,板厚1.5mmである。そして,
プレス加工により成形した断面半円形の2つの半割片1
31,132よりなる。また,上記フランジ151はフ
ェライト系耐熱ステンレス鋼よりなり,内径67mm,
外径94mm,板厚8mmである。一方,フランジ15
2はフェライト系耐熱ステンレス鋼よりなり,内径67
mm,外径94mm,板厚が6mmである。なお,上記
フェライト系耐熱ステンレス鋼はすべてSUS430で
ある。
13はフェライト系耐熱ステンレス鋼よりなり,内径8
0mm,幅75mm,板厚1.5mmである。そして,
プレス加工により成形した断面半円形の2つの半割片1
31,132よりなる。また,上記フランジ151はフ
ェライト系耐熱ステンレス鋼よりなり,内径67mm,
外径94mm,板厚8mmである。一方,フランジ15
2はフェライト系耐熱ステンレス鋼よりなり,内径67
mm,外径94mm,板厚が6mmである。なお,上記
フェライト系耐熱ステンレス鋼はすべてSUS430で
ある。
【0031】次に,図4に示すごとく,本例のセラミッ
ク触媒コンバータ1は,自動車用エンジン85の排気経
路中に設置された排気ガス浄化用の触媒コンバータとし
て使用するものである。上記セラミック触媒コンバータ
1は,エキゾストマニホルド861,862の取付フラ
ンジ841とスタートキャタリスト81の取付フランジ
842との間に,図示されていないガスケットを介しボ
ルトにより連結固定される。上記エンジン85は排気量
4000ccであり,該エンジン85より導出される8
本のマニホルド86は,4本ずつ集合し,2本のエキゾ
ストマニホルド861,862となる。
ク触媒コンバータ1は,自動車用エンジン85の排気経
路中に設置された排気ガス浄化用の触媒コンバータとし
て使用するものである。上記セラミック触媒コンバータ
1は,エキゾストマニホルド861,862の取付フラ
ンジ841とスタートキャタリスト81の取付フランジ
842との間に,図示されていないガスケットを介しボ
ルトにより連結固定される。上記エンジン85は排気量
4000ccであり,該エンジン85より導出される8
本のマニホルド86は,4本ずつ集合し,2本のエキゾ
ストマニホルド861,862となる。
【0032】そして,上記エキゾストマニホルド86
1,862において,それぞれセラミック触媒コンバー
タ1が,さらにその下流に1300ccの容量を有する
スタートキャタリスト81がそれぞれ配置されている。
なお,上記セラミック触媒コンバータ1は,エキゾスト
マニホルド861,862の直下に配置されている。
1,862において,それぞれセラミック触媒コンバー
タ1が,さらにその下流に1300ccの容量を有する
スタートキャタリスト81がそれぞれ配置されている。
なお,上記セラミック触媒コンバータ1は,エキゾスト
マニホルド861,862の直下に配置されている。
【0033】上記スタートキャタリスト81は,該スタ
ートキャタリスト81用の外筒811内にワイヤネット
あるいはセラミックファイバマットを介して保持固定さ
れてある。上記外筒811の下流側フランジ843は,
排気管821,822に設けたフランジ844に対し,
連結固定されてある。また,上記排気管821,822
は,上記スタートキャタリスト81よりも更に下流側に
おいて合流し,図示しない1000ccのキャタリスト
に接続されている。
ートキャタリスト81用の外筒811内にワイヤネット
あるいはセラミックファイバマットを介して保持固定さ
れてある。上記外筒811の下流側フランジ843は,
排気管821,822に設けたフランジ844に対し,
連結固定されてある。また,上記排気管821,822
は,上記スタートキャタリスト81よりも更に下流側に
おいて合流し,図示しない1000ccのキャタリスト
に接続されている。
【0034】上記の構成にて,本例のセラミック触媒コ
ンバータ1は,エンジン85の始動より約10〜15秒
後(エンジン85はアイドリング状態)には,エンジン
85より排出される排気ガスの熱により400℃〜50
0℃に昇温される。これにより,エンジン始動後まもな
くセラミック製触媒担体12に担持された触媒層が活性
化され,排気ガスの浄化を行うことができる。
ンバータ1は,エンジン85の始動より約10〜15秒
後(エンジン85はアイドリング状態)には,エンジン
85より排出される排気ガスの熱により400℃〜50
0℃に昇温される。これにより,エンジン始動後まもな
くセラミック製触媒担体12に担持された触媒層が活性
化され,排気ガスの浄化を行うことができる。
【0035】更に,上記の構成にて,エンジン85を,
100℃←→900℃(5分),1サイクル18分の冷
熱サイクルを1000回繰り運した。しかし,本例のセ
ラミック触媒コンバータ1におけるセラミック製触媒担
体12には全く破損が見られなかった。なお,上記セラ
ミック触媒コンバータ1は,排気浄化時において,最高
約900℃の排気ガスが通気セル121を通過する。こ
の時の外周面120の温度は約900℃,また保持材1
1のかさ密度は0.26g/cm3となる。
100℃←→900℃(5分),1サイクル18分の冷
熱サイクルを1000回繰り運した。しかし,本例のセ
ラミック触媒コンバータ1におけるセラミック製触媒担
体12には全く破損が見られなかった。なお,上記セラ
ミック触媒コンバータ1は,排気浄化時において,最高
約900℃の排気ガスが通気セル121を通過する。こ
の時の外周面120の温度は約900℃,また保持材1
1のかさ密度は0.26g/cm3となる。
【0036】上記セラミック触媒コンバータ1の組み立
てについて説明する。まず,図2に示すごとく,上記ア
ルミナ繊維118を集積することにより,各繊維118
がランダムに2次元的に絡み合った繊維層119とな
る。繊維118の集積を継続することで繊維層119が
多数集積した状態となって保持材11となる。次いで,
図5に示すごとく,上記保持材11にバインダ(例えば
フェノール樹脂あるいはエボキシ樹脂等)を含浸し,セ
ラミック製触媒担体12の外周面120の形状に合わせ
た凹部110及び突出部111を設けて成形する。ま
た,上記凹部110に接着物質112(例えば市販の両
面テープ等)を設ける。
てについて説明する。まず,図2に示すごとく,上記ア
ルミナ繊維118を集積することにより,各繊維118
がランダムに2次元的に絡み合った繊維層119とな
る。繊維118の集積を継続することで繊維層119が
多数集積した状態となって保持材11となる。次いで,
図5に示すごとく,上記保持材11にバインダ(例えば
フェノール樹脂あるいはエボキシ樹脂等)を含浸し,セ
ラミック製触媒担体12の外周面120の形状に合わせ
た凹部110及び突出部111を設けて成形する。ま
た,上記凹部110に接着物質112(例えば市販の両
面テープ等)を設ける。
【0037】そして,上記セラミック製触媒担体12
に,保持材11を1周巻回し,上記接着物質112とセ
ラミック製触媒担体12の外周部120とを接着,保持
材11にて被覆,被覆体となす。なお,上記被覆に当た
っては,上記保持材11における上記繊維層119が,
上記外周面120と平行となるように被覆する。
に,保持材11を1周巻回し,上記接着物質112とセ
ラミック製触媒担体12の外周部120とを接着,保持
材11にて被覆,被覆体となす。なお,上記被覆に当た
っては,上記保持材11における上記繊維層119が,
上記外周面120と平行となるように被覆する。
【0038】次に,図6に示すごとく,保持材11によ
り覆われた上記セラミック製触媒担体12に,半割片1
31,132を被せ,端部を溶接する。次に,図6に示
すごとく,フランジ151,152を半割片131,1
32の両端にはめ込み溶接する。なお,上記フランジ1
51,152は,フランジ151,152と半割片13
1,132との間の排気ガス洩れを防ぐために,全周接
合する。以上により,本例にかかるセラミック触媒コン
バータ1を得る。
り覆われた上記セラミック製触媒担体12に,半割片1
31,132を被せ,端部を溶接する。次に,図6に示
すごとく,フランジ151,152を半割片131,1
32の両端にはめ込み溶接する。なお,上記フランジ1
51,152は,フランジ151,152と半割片13
1,132との間の排気ガス洩れを防ぐために,全周接
合する。以上により,本例にかかるセラミック触媒コン
バータ1を得る。
【0039】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例のセラミック触媒コンバータ1においては,図
1,図2,図8に示すごとく,外筒13とセラミック製
触媒担体12との間に保持材11が配置されてなり,こ
の保持材11は上記セラミック製触媒担体12の外周面
120に対し,二次元的に平行な方向において二次元的
に絡み合った各繊維層119が多数積層された状態にあ
る。
る。本例のセラミック触媒コンバータ1においては,図
1,図2,図8に示すごとく,外筒13とセラミック製
触媒担体12との間に保持材11が配置されてなり,こ
の保持材11は上記セラミック製触媒担体12の外周面
120に対し,二次元的に平行な方向において二次元的
に絡み合った各繊維層119が多数積層された状態にあ
る。
【0040】即ち,図6に示すごとく,セラミック触媒
コンバータ1が同図に示す矢線の方向に振動を受けた場
合には,同図におけるA部においては,図7(a)に示
す方向に引っ張りの力が,B部においては,図7(b)
に示す方向に圧縮と解放の力が作用することとなる。
コンバータ1が同図に示す矢線の方向に振動を受けた場
合には,同図におけるA部においては,図7(a)に示
す方向に引っ張りの力が,B部においては,図7(b)
に示す方向に圧縮と解放の力が作用することとなる。
【0041】そして,上記保持材11は上記外周面12
0と平行な方向においては,これを構成する繊維118
の間に絡みが存在する。従って,図7(a)に示すごと
く,上記セラミック製触媒担体12の外周面120に沿
った周方向の引っ張り力を受けた場合においても,上記
保持材11を構成する繊維118の間に剥離が発生する
ことはない。また,図7(b)に示すごとく,セラミッ
ク製触媒担体12の径方向の圧縮,開放力を受けた場合
においても,上記繊維118の挫屈が生じ難く,該繊維
118の損傷が生じることはない。
0と平行な方向においては,これを構成する繊維118
の間に絡みが存在する。従って,図7(a)に示すごと
く,上記セラミック製触媒担体12の外周面120に沿
った周方向の引っ張り力を受けた場合においても,上記
保持材11を構成する繊維118の間に剥離が発生する
ことはない。また,図7(b)に示すごとく,セラミッ
ク製触媒担体12の径方向の圧縮,開放力を受けた場合
においても,上記繊維118の挫屈が生じ難く,該繊維
118の損傷が生じることはない。
【0042】従って,本例によれば,外筒内にてセラミ
ック製触媒担体を安定かつ確実に保持することができる
セラミック触媒コンバータを提供することができる。
ック製触媒担体を安定かつ確実に保持することができる
セラミック触媒コンバータを提供することができる。
【0043】また,上記保持材11は上述したアルミナ
繊維より構成されている。上記アルミナ繊維は,温度1
800℃以下においては相変態しない,安定した物質で
ある(実施形態例3参照)。しかも,上記保持材11に
は,上記アルミナ繊維より耐熱性の劣る加熱膨張物質が
一切含まれていない。これにより,エンジン85からの
排気ガスにより加熱された程度では上記アルミナ繊維の
体積の減少,面圧の低下は発生しない。従って,常にセ
ラミック製触媒担体12を外筒13内にて確実に保持す
ることができる。
繊維より構成されている。上記アルミナ繊維は,温度1
800℃以下においては相変態しない,安定した物質で
ある(実施形態例3参照)。しかも,上記保持材11に
は,上記アルミナ繊維より耐熱性の劣る加熱膨張物質が
一切含まれていない。これにより,エンジン85からの
排気ガスにより加熱された程度では上記アルミナ繊維の
体積の減少,面圧の低下は発生しない。従って,常にセ
ラミック製触媒担体12を外筒13内にて確実に保持す
ることができる。
【0044】また,上記セラミック触媒コンバータ1
は,エキゾストマニホルド861,862の直下に配置
されており,特に,従来の床下に配置される触媒コンバ
ータと比較し,排気ガスの持つエネルギーを多く受け取
ることができる。そして,上記セラミック触媒コンバー
タ1におけるセラミック製触媒担体12は,薄肉セラミ
ックより構成されているため,比較的熱容量が小さい。
以上の理由により,本例のセラミック触媒コンバータ1
は,エンジン85の始動後,短時間で昇温され,担持し
た触媒を活性化状態とすることができる。つまり,エン
ジン85の始動直後における高い排気浄化率を有する。
は,エキゾストマニホルド861,862の直下に配置
されており,特に,従来の床下に配置される触媒コンバ
ータと比較し,排気ガスの持つエネルギーを多く受け取
ることができる。そして,上記セラミック触媒コンバー
タ1におけるセラミック製触媒担体12は,薄肉セラミ
ックより構成されているため,比較的熱容量が小さい。
以上の理由により,本例のセラミック触媒コンバータ1
は,エンジン85の始動後,短時間で昇温され,担持し
た触媒を活性化状態とすることができる。つまり,エン
ジン85の始動直後における高い排気浄化率を有する。
【0045】また,図1,図3に示すごとく,本例のセ
ラミック触媒コンバータ1において,上記保持材11
は,上記下流側端面129から突出した突出部111を
有する。そして,突出部111は,フランジ152に当
接して上記セラミック製触媒担体12の下流側端面12
9に接触するように断面略L字形状に変形している。
ラミック触媒コンバータ1において,上記保持材11
は,上記下流側端面129から突出した突出部111を
有する。そして,突出部111は,フランジ152に当
接して上記セラミック製触媒担体12の下流側端面12
9に接触するように断面略L字形状に変形している。
【0046】これにより,図3に示す排気ガス流れ方向
に対するセラミック製触媒担体12の保持力を,外周面
120と保持材11との間に作用する摩擦力F1のみな
らず,上記下流側端面129のエッジ部に作用する保持
材11の復元力F2からも得ることができる。これによ
り,セラミック製触媒担体12を確実に外筒13の中に
保持することができる。
に対するセラミック製触媒担体12の保持力を,外周面
120と保持材11との間に作用する摩擦力F1のみな
らず,上記下流側端面129のエッジ部に作用する保持
材11の復元力F2からも得ることができる。これによ
り,セラミック製触媒担体12を確実に外筒13の中に
保持することができる。
【0047】また,図5に示すごとく,本例のセラミッ
ク触媒コンバータ1において,上記保持材11には上記
セラミック製触媒担体12と接合されるための接着物質
112を設けてある。従って,セラミック触媒コンバー
タ1の組み付け時において,保持材11がセラミック製
触媒担体12から剥がれることがなく,容易な組み付け
を実現することができる。
ク触媒コンバータ1において,上記保持材11には上記
セラミック製触媒担体12と接合されるための接着物質
112を設けてある。従って,セラミック触媒コンバー
タ1の組み付け時において,保持材11がセラミック製
触媒担体12から剥がれることがなく,容易な組み付け
を実現することができる。
【0048】また,図5に示すごとく,本例のセラミッ
ク触媒コンバータ1において,上記保持材11は凹部1
10,突出部111が予め成形してある。これにより,
セラミック触媒コンバータ1の組み付け時において,上
記保持材11とセラミック製触媒担体12の位置決めを
容易に行うことができる。
ク触媒コンバータ1において,上記保持材11は凹部1
10,突出部111が予め成形してある。これにより,
セラミック触媒コンバータ1の組み付け時において,上
記保持材11とセラミック製触媒担体12の位置決めを
容易に行うことができる。
【0049】また,図1に示すごとく,本例のセラミッ
ク触媒コンバータ1において,フランジ151,152
は保持材11の側面を覆うように配置されてある。よっ
て,保持材を排気ガス流れから保護し,これの飛散を防
止することができる。また,別部材として保持材11の
保護部材等を設ける必要がないため,セラミック触媒コ
ンバータ1の容易な組み付けを実現することができる。
ク触媒コンバータ1において,フランジ151,152
は保持材11の側面を覆うように配置されてある。よっ
て,保持材を排気ガス流れから保護し,これの飛散を防
止することができる。また,別部材として保持材11の
保護部材等を設ける必要がないため,セラミック触媒コ
ンバータ1の容易な組み付けを実現することができる。
【0050】なお,上記保持材11において,組付けの
際に突出部111の位置がはっきりとわかるように,マ
ーキング115を施すこともできる。図9(a)に示す
ごとく,上記マーキング115として保持材11に対し
凸部を,また図9(b)に示すごとく凹部を設けること
ができる。更に,図9(c)に示すごとく,上記マーキ
ング115を塗料を用いたペインティングにより設ける
こともできる。いずれのマーキング115を施しても,
セラミック触媒コンバータ1の組み付け時において,保
持材11とセラミック製触媒担体12の位置決めを容易
に行うことができる。
際に突出部111の位置がはっきりとわかるように,マ
ーキング115を施すこともできる。図9(a)に示す
ごとく,上記マーキング115として保持材11に対し
凸部を,また図9(b)に示すごとく凹部を設けること
ができる。更に,図9(c)に示すごとく,上記マーキ
ング115を塗料を用いたペインティングにより設ける
こともできる。いずれのマーキング115を施しても,
セラミック触媒コンバータ1の組み付け時において,保
持材11とセラミック製触媒担体12の位置決めを容易
に行うことができる。
【0051】実施形態例2 本例は,保持材におけるアルミナ繊維の積層方向と,該
保持材の圧縮方向との関係について,図10,図11を
用いて比較説明する。本例においては,実施形態例1と
同一の組成のアルミナ繊維よりなる保持材を3つ準備す
る。ただし,これらのかさ密度は0.08g/cm3 ,
厚さはそれぞれ25mmである。
保持材の圧縮方向との関係について,図10,図11を
用いて比較説明する。本例においては,実施形態例1と
同一の組成のアルミナ繊維よりなる保持材を3つ準備す
る。ただし,これらのかさ密度は0.08g/cm3 ,
厚さはそれぞれ25mmである。
【0052】図10(a),図(b)に示すごとく,試
料1及び試料2は,上記アルミナ繊維が二次元方向に絡
み合うことにより形成された繊維層が多数積層された状
態にある保持材である。ただし,後述する圧縮試験にお
いて,試料1は圧縮する方向を繊維層の積層方向に対し
垂直とした。試料2は,繊維層の積層方向に対し平行と
した。
料1及び試料2は,上記アルミナ繊維が二次元方向に絡
み合うことにより形成された繊維層が多数積層された状
態にある保持材である。ただし,後述する圧縮試験にお
いて,試料1は圧縮する方向を繊維層の積層方向に対し
垂直とした。試料2は,繊維層の積層方向に対し平行と
した。
【0053】これは保持材11をセラミック製触媒担体
12に対し,図10(a),(b)に示すごとく,配置
した状態を示している。即ち,図10(a)にかかる試
料1が本発明にかかる保持材11となる。また,図10
(c)に示すごとく,試料3を構成するアルミナ繊維は
完全にランダムとなった状態にある。なお,従来の保持
材としては通常このような状態にあるものが使用されて
いた。
12に対し,図10(a),(b)に示すごとく,配置
した状態を示している。即ち,図10(a)にかかる試
料1が本発明にかかる保持材11となる。また,図10
(c)に示すごとく,試料3を構成するアルミナ繊維は
完全にランダムとなった状態にある。なお,従来の保持
材としては通常このような状態にあるものが使用されて
いた。
【0054】次に,上記試料1〜3に対する圧縮試験に
ついて説明する。まず,上記試料1〜3を所定の面圧が
発生するまで圧縮した後,放置する。その後,時間の経
過と共に上記試料は復元していくが,この際に変化する
面圧をセラミック製の圧縮棒を通じてロードセルに伝達
することにより測定した。その測定結果を図11に示
す。なお,各試料1〜3の初期面圧は2.6kgf/c
m2 である。
ついて説明する。まず,上記試料1〜3を所定の面圧が
発生するまで圧縮した後,放置する。その後,時間の経
過と共に上記試料は復元していくが,この際に変化する
面圧をセラミック製の圧縮棒を通じてロードセルに伝達
することにより測定した。その測定結果を図11に示
す。なお,各試料1〜3の初期面圧は2.6kgf/c
m2 である。
【0055】同図より,図10(a)にかかる試料1
は,放置開始より24時間後もほとんど面圧の低下が認
められないことが分かった(初期値の97%を維侍)。
試料2及び試料3は,24時間後にそれぞれ初期値の9
0%および89%まで面圧が低下したことが分かった。
この試料2,3は繊維の向きが圧縮方向となるため圧縮
力により繊維が座屈して繊維の弾性復元力が低下する。
以上により本発明にかかる保持材はセラミック製触媒担
体をほぼ一定の面圧にて保持することができることが分
かった。
は,放置開始より24時間後もほとんど面圧の低下が認
められないことが分かった(初期値の97%を維侍)。
試料2及び試料3は,24時間後にそれぞれ初期値の9
0%および89%まで面圧が低下したことが分かった。
この試料2,3は繊維の向きが圧縮方向となるため圧縮
力により繊維が座屈して繊維の弾性復元力が低下する。
以上により本発明にかかる保持材はセラミック製触媒担
体をほぼ一定の面圧にて保持することができることが分
かった。
【0056】実施形態例3 本例は,図12〜図14に示すごとく,実施形態例1及
び2において使用したアルミナ繊維の性能につき説明す
るものである。上記アルミナ繊維は,Al2 O3 ・Si
O2 組成であり,Al2 O3 が72重量%,SiO2 が
28重量%である。
び2において使用したアルミナ繊維の性能につき説明す
るものである。上記アルミナ繊維は,Al2 O3 ・Si
O2 組成であり,Al2 O3 が72重量%,SiO2 が
28重量%である。
【0057】まず,Al2 O3 ・SiO2 系の状態図を
図12に示した。同図によれば,本例にかかるAl2 O
3 が72重量%,SiO2 が28重量%であるアルミナ
繊維は,温度1800℃までは相変態しない非常に安定
した物質であることが分かった。
図12に示した。同図によれば,本例にかかるAl2 O
3 が72重量%,SiO2 が28重量%であるアルミナ
繊維は,温度1800℃までは相変態しない非常に安定
した物質であることが分かった。
【0058】次に,上記アルミナ繊維のX線回折結果を
図13に示した。同図によれば,アルミナ繊維のX線回
折結果は,25℃の場合,1000℃の場合,いずれも
同形状である。これにより,上記アルミナ繊維が25
℃,1000℃のいずれの場合においても,その結晶構
造が変化しないことが分かった。
図13に示した。同図によれば,アルミナ繊維のX線回
折結果は,25℃の場合,1000℃の場合,いずれも
同形状である。これにより,上記アルミナ繊維が25
℃,1000℃のいずれの場合においても,その結晶構
造が変化しないことが分かった。
【0059】次に,上記アルミナ繊維を25℃及び10
00℃の温度環境下で,所定の厚さまで圧縮した。アル
ミナ繊維の圧縮後に発生する面圧は,実施形態例1にお
いて,保持材11が外筒13内に所定の厚さで組み付け
られた状態において発生する面圧,即ち単位面積当たり
に作用する弾性力に相当する。
00℃の温度環境下で,所定の厚さまで圧縮した。アル
ミナ繊維の圧縮後に発生する面圧は,実施形態例1にお
いて,保持材11が外筒13内に所定の厚さで組み付け
られた状態において発生する面圧,即ち単位面積当たり
に作用する弾性力に相当する。
【0060】そして,上記アルミナ繊維の面圧と圧縮後
の厚さとの間の関係を図14に示した。なお,この面圧
の測定は実施形態例2と同様の方法にて行った。同図に
よれば,アルミナ繊維の面圧は,25℃の場合,100
0℃の場合,いずれも同程度である。即ち,上記アルミ
ナ繊維の面圧は,温度が変化しても変わらず安定してい
ることが判った。
の厚さとの間の関係を図14に示した。なお,この面圧
の測定は実施形態例2と同様の方法にて行った。同図に
よれば,アルミナ繊維の面圧は,25℃の場合,100
0℃の場合,いずれも同程度である。即ち,上記アルミ
ナ繊維の面圧は,温度が変化しても変わらず安定してい
ることが判った。
【0061】ちなみに,バーミキュライト,マイカ等の
加熱膨張物質を混入した保持材は,上記加熱膨張物質の
熱劣化により,面圧が低下する。近年は排ガスの温度に
より上記保持材の温度が例えば850℃以上になること
も希ではなく,このような温度でも面圧の低下を招来し
ないことが望ましいが,従来の保持材は,その点を期待
できない。
加熱膨張物質を混入した保持材は,上記加熱膨張物質の
熱劣化により,面圧が低下する。近年は排ガスの温度に
より上記保持材の温度が例えば850℃以上になること
も希ではなく,このような温度でも面圧の低下を招来し
ないことが望ましいが,従来の保持材は,その点を期待
できない。
【0062】以上により,上記アルミナ繊維を上記保持
材として使用した場合には,あらゆる温度環境下,特に
900℃以上の高温雰囲気においても,セラミック製触
媒担体を安定して保持できることが判った。
材として使用した場合には,あらゆる温度環境下,特に
900℃以上の高温雰囲気においても,セラミック製触
媒担体を安定して保持できることが判った。
【図1】実施形態例1にかかる,セラミック触媒コンバ
ータの一部切欠き断面説明図。
ータの一部切欠き断面説明図。
【図2】実施形態例1にかかる,保持材の説明図。
【図3】実施形態例1にかかる,セラミック触媒コンバ
ータの要部断面説明図。
ータの要部断面説明図。
【図4】実施形態例1にかかる,自動車エンジンの排気
経路中における,セラミック触媒コンバータの配置説明
図。
経路中における,セラミック触媒コンバータの配置説明
図。
【図5】実施形態例1にかかる,保持材とセラミック製
触媒担体の組付け状態を示す説明図。
触媒担体の組付け状態を示す説明図。
【図6】実施形態例1にかかる,セラミック触媒コンバ
ータの外筒組付け説明図。
ータの外筒組付け説明図。
【図7】実施形態例1にかかる,(a)図5におけるA
部拡大説明図,(b)図5におけるB部拡大説明図。
部拡大説明図,(b)図5におけるB部拡大説明図。
【図8】実施形態例1にかかる,保持材の要部説明図。
【図9】実施形態例1にかかる,(a)〜(c)各種マ
ーキングの説明図。
ーキングの説明図。
【図10】実施形態例2にかかる,(a)〜(c)試料
1〜3の説明図。
1〜3の説明図。
【図11】実施形態例2にかかる,圧縮試験における試
料1〜3の面圧と放置時間との関係を示す線図。
料1〜3の面圧と放置時間との関係を示す線図。
【図12】実施形態例3にかかる,Al2 O3 ・SiO
2 系の状態図。
2 系の状態図。
【図13】実施形態例3にかかる,アルミナ繊維のX線
回折強度分布の説明図。
回折強度分布の説明図。
【図14】実施形態例3にかかる,アルミナ繊維の面圧
と圧縮後の厚さとの間の関係を示す線図。
と圧縮後の厚さとの間の関係を示す線図。
【図15】従来例にかかる,(a)保持材の平面図,
(b)セラミック製触媒担体に対し巻回した保持材の斜
視図。
(b)セラミック製触媒担体に対し巻回した保持材の斜
視図。
1...セラミック触媒コンバータ, 11...保持材, 111...突出部, 118...繊維, 119...繊維層, 12...セラミック製触媒担体, 120...外周面, 129...下流側端面, 13...外筒,
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンの排気経路中に配置され,セル
表面に触媒層を形成したセラミック製触媒担体と,該セ
ラミック製触媒担体を収納する外筒と,上記外筒と上記
セラミック製触媒担体の外周面との間の空隙において上
記セラミック製触媒担体の外周面に配置された保持材と
からなるセラミック触媒コンバータにおいて,上記保持
材は,上記セラミック製触媒担体の外周面に対し二次元
的に平行な方向において二次元的に絡み合った各繊維層
が多数積層された状態にあることを特徴とするセラミッ
ク触媒コンバータ。 - 【請求項2】 請求項1において,上記保持材は加熱膨
張物質を含まず,かつ排気浄化時におけるセラミック製
触媒担体の外周面の外周温度において相変態しないこと
を特徴とするセラミック触媒コンバータ。 - 【請求項3】 請求項2において,上記保持材は,上記
セラミック製触媒担体の排気ガス流れ方向の下流側端面
から突出した突出部を有し,該突出部は,ストッパに当
接して上記セラミック製触媒担体の下流側端面に接触す
るように断面略L字形状に変形していることを特徴とす
るセラミック触媒コンバータ。 - 【請求項4】 請求項2または3において,上記保持材
は,Al2 O3 ・SiO2 組成のアルミナ繊維からな
り,該アルミナ繊維に対するAl2 O3 の含有率が70
〜95重量%であることを特徴とするセラミック触媒コ
ンバータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23360596A JPH1061433A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | セラミック触媒コンバータ |
US08/905,800 US6162404A (en) | 1996-08-14 | 1997-08-12 | Ceramic catalytic converter |
DE69716535T DE69716535T2 (de) | 1996-08-14 | 1997-08-12 | Keramischer katalytischer Konverter |
EP19970113895 EP0824184B1 (en) | 1996-08-14 | 1997-08-12 | Ceramic catalytic converter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23360596A JPH1061433A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | セラミック触媒コンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061433A true JPH1061433A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16957676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23360596A Pending JPH1061433A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | セラミック触媒コンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1061433A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1068034C (zh) * | 1996-09-05 | 2001-07-04 | 巴斯福股份公司 | 氢化方法 |
JP2013514495A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | ユニフラックス ワン リミテッド ライアビリティ カンパニー | 汚染物質制御デバイス用の多層装着マット |
JP2016160825A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | イビデン株式会社 | 保持シール材、巻付体及び保持シール材の製造方法 |
CN113614300A (zh) * | 2019-08-06 | 2021-11-05 | 三菱化学株式会社 | 无机纤维成型体、尾气净化装置用垫和尾气净化装置 |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP23360596A patent/JPH1061433A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1068034C (zh) * | 1996-09-05 | 2001-07-04 | 巴斯福股份公司 | 氢化方法 |
JP2013514495A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | ユニフラックス ワン リミテッド ライアビリティ カンパニー | 汚染物質制御デバイス用の多層装着マット |
JP2016136024A (ja) * | 2009-12-17 | 2016-07-28 | ユニフラックス ワン リミテッド ライアビリティ カンパニー | 汚染物質制御デバイス用の多層装着マット |
JP2016160825A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | イビデン株式会社 | 保持シール材、巻付体及び保持シール材の製造方法 |
CN113614300A (zh) * | 2019-08-06 | 2021-11-05 | 三菱化学株式会社 | 无机纤维成型体、尾气净化装置用垫和尾气净化装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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