JPH10607A - 深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠 - Google Patents
深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠Info
- Publication number
- JPH10607A JPH10607A JP17417496A JP17417496A JPH10607A JP H10607 A JPH10607 A JP H10607A JP 17417496 A JP17417496 A JP 17417496A JP 17417496 A JP17417496 A JP 17417496A JP H10607 A JPH10607 A JP H10607A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- screw
- expansion
- side wall
- deep
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 打設時の型枠組付と脱型時の型枠開放及び紋
様形成型の剥離が、前部妻板側から螺杆の回動操作のみ
で容易に行え、深彫紋様水路ブロック製造の省力化と時
間短縮が計れ生産ラインの自動化が容易な、深彫紋様水
路ブロック製造ライン用型枠を提供し該製品のローコス
ト化を計ること。 【解決手段】 台枠10上に立設した支持部20に、螺
杆110の回動運動を左右の拡縮運動に変換する拡縮機
構100と螺杆210の回動により90度回転するナッ
ト220L,120Rにより前後部妻板30A,30B
を介して型枠全体を緊締する緊締機構200を支承して
設け、中子頂板70下に摺接した任意形状の紋様形成型
60を前記拡縮機構200に枢着した中子側壁部55に
固着し、中子側壁部を台枠10上に平行移動可能に転支
して設け、紋様形成型60下部と天端形成部80に垂直
な分離部68,88を設け、水路内面と天端部分に跨が
る深彫紋様を形成可能に構成した。
様形成型の剥離が、前部妻板側から螺杆の回動操作のみ
で容易に行え、深彫紋様水路ブロック製造の省力化と時
間短縮が計れ生産ラインの自動化が容易な、深彫紋様水
路ブロック製造ライン用型枠を提供し該製品のローコス
ト化を計ること。 【解決手段】 台枠10上に立設した支持部20に、螺
杆110の回動運動を左右の拡縮運動に変換する拡縮機
構100と螺杆210の回動により90度回転するナッ
ト220L,120Rにより前後部妻板30A,30B
を介して型枠全体を緊締する緊締機構200を支承して
設け、中子頂板70下に摺接した任意形状の紋様形成型
60を前記拡縮機構200に枢着した中子側壁部55に
固着し、中子側壁部を台枠10上に平行移動可能に転支
して設け、紋様形成型60下部と天端形成部80に垂直
な分離部68,88を設け、水路内面と天端部分に跨が
る深彫紋様を形成可能に構成した。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】水路ブロックの天端及び水路
側壁部に凹凸の深い深彫り紋様を形成する製造ライン用
の型枠で、約3分毎に各種汎用型枠が間欠移動する自動
化または半自動化製造ライン下に混在させて、一方から
の緊締機構と拡縮機構の回動操作で、型枠の開放・緊締
と、中子頂板下に天端形成型と分離した紋様形成型を平
行に引込みまたは復帰(拡幅)を可能にし、該ラインの
省力化と時間短縮が計れる深彫紋様水路ブロック製造ラ
イン用型枠を提供する。
側壁部に凹凸の深い深彫り紋様を形成する製造ライン用
の型枠で、約3分毎に各種汎用型枠が間欠移動する自動
化または半自動化製造ライン下に混在させて、一方から
の緊締機構と拡縮機構の回動操作で、型枠の開放・緊締
と、中子頂板下に天端形成型と分離した紋様形成型を平
行に引込みまたは復帰(拡幅)を可能にし、該ラインの
省力化と時間短縮が計れる深彫紋様水路ブロック製造ラ
イン用型枠を提供する。
【0002】
【従来技術】順不同であるが、図9乃至図10を参照し
従来技術を説明する。図9(a)に示す各種擁壁ブロッ
クW1,W2等の壁前面に凹凸の比較的浅い紋様Mまた
はワンポイントデザイン等を形成する場合には型枠K1
またはK2の側板Sまたは中子Nにウレタン系樹脂・シ
リコン系樹脂等で内製した紋様型maを貼付けまたは着
脱自在に取付けてコンクリートを打設し、一定時間の蒸
気養生の後脱型機で吸着させて先ず横行させて剥離した
後上方へ脱型(矢符dで示す)することは十数年前から
行われていた。また、水路幅の広い水路ブロックの水路
内面に紋様を形成する製品の場合には、使用頻度の低い
こともあり図中右に示すように前記ブロックW2を対向
させて現場で突出鉄筋部fを連結し、該連結部にコンク
リートcを打設し一体化した紋様付水路ブロックを構築
していた。
従来技術を説明する。図9(a)に示す各種擁壁ブロッ
クW1,W2等の壁前面に凹凸の比較的浅い紋様Mまた
はワンポイントデザイン等を形成する場合には型枠K1
またはK2の側板Sまたは中子Nにウレタン系樹脂・シ
リコン系樹脂等で内製した紋様型maを貼付けまたは着
脱自在に取付けてコンクリートを打設し、一定時間の蒸
気養生の後脱型機で吸着させて先ず横行させて剥離した
後上方へ脱型(矢符dで示す)することは十数年前から
行われていた。また、水路幅の広い水路ブロックの水路
内面に紋様を形成する製品の場合には、使用頻度の低い
こともあり図中右に示すように前記ブロックW2を対向
させて現場で突出鉄筋部fを連結し、該連結部にコンク
リートcを打設し一体化した紋様付水路ブロックを構築
していた。
【0003】また、本出願人が実施していた背景技術と
して、図9(b)に示す型枠K3(実開平3−5520
7)がある、この型枠K3を比較的水路幅の狭い水路ブ
ロックB1の水路内面に浅い紋様を形成する場合に適用
し、該型枠K3の中子Naにウレタン系樹脂製の紋様型
mbを貼付けて、脱型時にクランクCLを回転しリンク
LIを介して中子幅を縮小させ鋭意研究してみたが、紋
様型の無い場合容易に剥離できるものが、この方法では
凹凸の浅いもの(深さ10〜15ミリ程度)に限られ深
い紋様の場合は脱型時に余裕寸法が僅少なことと、剥離
のためクランクCLの回転に強大な力を要する等の欠点
があり、試作実験を繰り返したが深彫紋様水路ブロック
用の型枠としては満足する結果が得られなかった。な
お、矢符bで示す右図は、図示しない前後部妻板と側板
Sを開き、クランクCLを回転し中子上部の可撓部nk
を内側に撓ませ中子幅を縮小させ、製品B1を上方へ脱
型する状態を示している。
して、図9(b)に示す型枠K3(実開平3−5520
7)がある、この型枠K3を比較的水路幅の狭い水路ブ
ロックB1の水路内面に浅い紋様を形成する場合に適用
し、該型枠K3の中子Naにウレタン系樹脂製の紋様型
mbを貼付けて、脱型時にクランクCLを回転しリンク
LIを介して中子幅を縮小させ鋭意研究してみたが、紋
様型の無い場合容易に剥離できるものが、この方法では
凹凸の浅いもの(深さ10〜15ミリ程度)に限られ深
い紋様の場合は脱型時に余裕寸法が僅少なことと、剥離
のためクランクCLの回転に強大な力を要する等の欠点
があり、試作実験を繰り返したが深彫紋様水路ブロック
用の型枠としては満足する結果が得られなかった。な
お、矢符bで示す右図は、図示しない前後部妻板と側板
Sを開き、クランクCLを回転し中子上部の可撓部nk
を内側に撓ませ中子幅を縮小させ、製品B1を上方へ脱
型する状態を示している。
【0004】しかし、近年自然との調和と美観・生態系
への配慮をした製品が公園・遊歩道・都市空間等に求め
られ、3面水路であるU字形断面の水路ブロックB2の
水路内面及び天端等によりリアルな凹凸の深い自然石・
木材等を表現した製品の需要が増えてきたが、このまま
では水路内にある紋様の凹凸のため上方へ脱型すること
ができず、図10に示す型枠K4の水路内面を形成する
中子Nを覆う形で紋様型mcをボルトまたは結合用のゲ
ル等により仮付けして、コンクリートを打設し養生後、
紋様型mcと製品を同時に上方へ脱型した後、更に製品
B2を矢符rのように反転して付着している紋様型mc
を片方から内側へ剥離(離型)し、紋様型底部を変形さ
せ吊上げて取り外す煩雑な工程のため多数の人員と時間
(脱型または型枠組付打設に夫々作業員2から3人で約
30分間社内実験による)をを要し、前記素材の紋様型
mcも組付・剥離等反復使用時に復元範囲を超えた曲げ
により耐久性が低下する等多くの欠点があり、天端部分
への深彫紋様の形成にも難があり、省力化と時間短縮が
計れる深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠が要望さ
れていた。
への配慮をした製品が公園・遊歩道・都市空間等に求め
られ、3面水路であるU字形断面の水路ブロックB2の
水路内面及び天端等によりリアルな凹凸の深い自然石・
木材等を表現した製品の需要が増えてきたが、このまま
では水路内にある紋様の凹凸のため上方へ脱型すること
ができず、図10に示す型枠K4の水路内面を形成する
中子Nを覆う形で紋様型mcをボルトまたは結合用のゲ
ル等により仮付けして、コンクリートを打設し養生後、
紋様型mcと製品を同時に上方へ脱型した後、更に製品
B2を矢符rのように反転して付着している紋様型mc
を片方から内側へ剥離(離型)し、紋様型底部を変形さ
せ吊上げて取り外す煩雑な工程のため多数の人員と時間
(脱型または型枠組付打設に夫々作業員2から3人で約
30分間社内実験による)をを要し、前記素材の紋様型
mcも組付・剥離等反復使用時に復元範囲を超えた曲げ
により耐久性が低下する等多くの欠点があり、天端部分
への深彫紋様の形成にも難があり、省力化と時間短縮が
計れる深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠が要望さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の上記欠点を
排除し、深彫りの擬石・擬木等を表現した水路ブロック
をローコスト化するため、側溝・擁壁ブロック等汎用製
品を製造する、1サイクル約3分毎に各種型枠が間欠移
動する自動化または半自動化製造ラインに混在可能な、
深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠を提供するこ
と。
排除し、深彫りの擬石・擬木等を表現した水路ブロック
をローコスト化するため、側溝・擁壁ブロック等汎用製
品を製造する、1サイクル約3分毎に各種型枠が間欠移
動する自動化または半自動化製造ラインに混在可能な、
深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠を提供するこ
と。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水路内側面及
び天端に深彫り(凹凸の深い)紋様を付けた水路ブロッ
クのローコスト化を計り、型枠全体の単純な操作性によ
る省力化と、脱型・組付工程の時間短縮を計り紋様形成
型の剥離を容易にするため、台枠上に立設した支持部
に、螺杆の一方からの回動操作(運動)により、前後部
妻板を介して該型枠全体を開放または緊締可能な緊締機
構を設け、同支持部に、一方からの螺杆の回動操作(運
動)を左右方向の拡縮運動に変換して紋様形成型を平行
に引込みまたは復帰(拡幅)する2組の拡縮機構を同期
回動可能に支承して設け、該拡縮機構の出力端に、下部
に垂直な分離面を設けた任意形状の紋様形成型を固着し
た中子側壁部を枢着し、台枠上に設けたガイドレール上
に平行移動可能に転支して設け、前記紋様形成型を支持
部上に着脱自在に設けた中子頂板下面に摺動且つ封着可
能に設けると共に、台枠の底面部上に前記紋様形成型の
分離面と当接時封着する垂直方向の分離面を有する任意
形状の天端形成型を固着して構成した。
び天端に深彫り(凹凸の深い)紋様を付けた水路ブロッ
クのローコスト化を計り、型枠全体の単純な操作性によ
る省力化と、脱型・組付工程の時間短縮を計り紋様形成
型の剥離を容易にするため、台枠上に立設した支持部
に、螺杆の一方からの回動操作(運動)により、前後部
妻板を介して該型枠全体を開放または緊締可能な緊締機
構を設け、同支持部に、一方からの螺杆の回動操作(運
動)を左右方向の拡縮運動に変換して紋様形成型を平行
に引込みまたは復帰(拡幅)する2組の拡縮機構を同期
回動可能に支承して設け、該拡縮機構の出力端に、下部
に垂直な分離面を設けた任意形状の紋様形成型を固着し
た中子側壁部を枢着し、台枠上に設けたガイドレール上
に平行移動可能に転支して設け、前記紋様形成型を支持
部上に着脱自在に設けた中子頂板下面に摺動且つ封着可
能に設けると共に、台枠の底面部上に前記紋様形成型の
分離面と当接時封着する垂直方向の分離面を有する任意
形状の天端形成型を固着して構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】台枠上の支持部に前後に逆位相の
螺刻部を設けた螺杆を支承し、一方向から螺杆の数十回
転の回動操作により螺嵌した前後部妻板締付用の横長の
ナットが、回転方向により螺刻部との摩擦により90度
右回転して近接し、前後部妻板に穿設した緊締兼潜り抜
け孔の上下を押圧して緊締可能にし、螺杆の逆転時には
ナットが螺刻部との摩擦により左回転して、前後部妻板
に穿設した緊締兼潜り抜け孔を潜り抜けて前後部妻板を
開放可能にする緊締機構を設ける。また、同じく螺杆に
逆位相の螺刻部を夫々直列に設け、一方向から螺杆の回
動操作により、夫々の螺刻部に螺嵌したリンク連結部を
設けたナットが離反・接近可能に設け、リンク連結部に
一端を枢着したリンクの他端を集合して、紋様形成型を
固着した中子側壁部に連結し、螺杆の回動により中子頂
板下に天端形成型との当接部を分離した紋様形成型を平
行に引込みまたは復帰(拡幅)可能な拡縮機構を設け
る。製品の天端上にも凹凸のある紋様形成を可能にし脱
型時の剥離及び直上への脱型を容易にして、型枠の脱型
・打設(組付)工程を製造ラインの許容時間内(社内試
作実験により夫々3分以内)に収め、省力化と時間短縮
が計れるよう設ける。
螺刻部を設けた螺杆を支承し、一方向から螺杆の数十回
転の回動操作により螺嵌した前後部妻板締付用の横長の
ナットが、回転方向により螺刻部との摩擦により90度
右回転して近接し、前後部妻板に穿設した緊締兼潜り抜
け孔の上下を押圧して緊締可能にし、螺杆の逆転時には
ナットが螺刻部との摩擦により左回転して、前後部妻板
に穿設した緊締兼潜り抜け孔を潜り抜けて前後部妻板を
開放可能にする緊締機構を設ける。また、同じく螺杆に
逆位相の螺刻部を夫々直列に設け、一方向から螺杆の回
動操作により、夫々の螺刻部に螺嵌したリンク連結部を
設けたナットが離反・接近可能に設け、リンク連結部に
一端を枢着したリンクの他端を集合して、紋様形成型を
固着した中子側壁部に連結し、螺杆の回動により中子頂
板下に天端形成型との当接部を分離した紋様形成型を平
行に引込みまたは復帰(拡幅)可能な拡縮機構を設け
る。製品の天端上にも凹凸のある紋様形成を可能にし脱
型時の剥離及び直上への脱型を容易にして、型枠の脱型
・打設(組付)工程を製造ラインの許容時間内(社内試
作実験により夫々3分以内)に収め、省力化と時間短縮
が計れるよう設ける。
【0008】
【実施例】図1乃至図8は、本発明の請求項1乃至3に
係る実施例を示す図で、図1は、本発明の深彫紋様水路
ブロック製造ライン用型枠の斜視図、図2は、本発明の
前部妻板を省略した深彫紋様水路ブロック製造ライン用
型枠の正面図、図3は、前記正面図のA−A断面図、図
4は、本発明の作用説明図、図5は、本発明の拡縮機構
の第2実施例の説明図、図6は、本発明の拡縮機構の第
3実施例の説明図、図7は、本発明の緊締機構の説明
図、図8は、本発明で造る深彫紋様水路ブロックの斜視
図、図9は、従来技術と背景技術の説明図、図10は、
従来技術型枠による紋様付水路ブロックの製造説明図で
ある。
係る実施例を示す図で、図1は、本発明の深彫紋様水路
ブロック製造ライン用型枠の斜視図、図2は、本発明の
前部妻板を省略した深彫紋様水路ブロック製造ライン用
型枠の正面図、図3は、前記正面図のA−A断面図、図
4は、本発明の作用説明図、図5は、本発明の拡縮機構
の第2実施例の説明図、図6は、本発明の拡縮機構の第
3実施例の説明図、図7は、本発明の緊締機構の説明
図、図8は、本発明で造る深彫紋様水路ブロックの斜視
図、図9は、従来技術と背景技術の説明図、図10は、
従来技術型枠による紋様付水路ブロックの製造説明図で
ある。
【0009】順不同であるが、先ず、図8を参照し、本
発明の深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠で作る深
彫紋様水路ブロックを説明する。
発明の深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠で作る深
彫紋様水路ブロックを説明する。
【0010】図8に示すのは、本発明で作る深彫紋様水
路ブロックCFで、美観と水棲動植物等生態系への配
慮、最近の天然石の品薄・採取地の遠隔化等に対処する
ため、従来からの自然石による乱積みの表現と、流水中
に乱流を発生させ水中の溶存酸素量を増加させるため、
水路内側面nから天端Tに掛けて凹凸の深い玉石紋様を
形成した製品で、使用時水路底面に砕石・小石等を布設
することもできる。また、製造時に底面部に鎖線で示す
雨水還元のための浸透孔Hは、本発明の中子頂板70上
に抜きテーパを付けた入子Iを固着すれば製造工程に支
障を来すことなく実施でき、二点鎖線kで示す水路内面
に勾配を付けたり、図上に示す疑木紋様Mwの形成等は
発明の思想を変えることなく、中子及び紋様型の形状変
更のみで容易にできる。次に図1乃至図3により本発明
の構成を説明する。
路ブロックCFで、美観と水棲動植物等生態系への配
慮、最近の天然石の品薄・採取地の遠隔化等に対処する
ため、従来からの自然石による乱積みの表現と、流水中
に乱流を発生させ水中の溶存酸素量を増加させるため、
水路内側面nから天端Tに掛けて凹凸の深い玉石紋様を
形成した製品で、使用時水路底面に砕石・小石等を布設
することもできる。また、製造時に底面部に鎖線で示す
雨水還元のための浸透孔Hは、本発明の中子頂板70上
に抜きテーパを付けた入子Iを固着すれば製造工程に支
障を来すことなく実施でき、二点鎖線kで示す水路内面
に勾配を付けたり、図上に示す疑木紋様Mwの形成等は
発明の思想を変えることなく、中子及び紋様型の形状変
更のみで容易にできる。次に図1乃至図3により本発明
の構成を説明する。
【0011】図1乃至図4を参照し、以下、本発明の構
成と作用を説明する、図1は、本発明の深彫紋様水路ブ
ロック製造ライン用型枠を示す斜視図で、前後部妻板3
0A,30Bと側板40(右側板40は省略)を開き、
天端形成型80と分離した紋様形成型60は中子側壁部
55と共に中子頂板70下に引込んだ脱型時を示し、台
枠10上に立設した支持部20上には、水路ブロックC
Fの水路底面部bを形成する中子頂板70を着脱自在に
設け、支持部20に、前後部妻板30A,30Bを介し
て型枠全体の開放(型枠開き)・緊締(型枠組付)を行
う緊締機構200と、脱型時に紋様形成型60を中子頂
板70下に引込み打設時には紋様形成型60を復帰させ
る2組の拡縮機構100(同期回動手段160を介して
同期回動可能な)を支承し設けている。
成と作用を説明する、図1は、本発明の深彫紋様水路ブ
ロック製造ライン用型枠を示す斜視図で、前後部妻板3
0A,30Bと側板40(右側板40は省略)を開き、
天端形成型80と分離した紋様形成型60は中子側壁部
55と共に中子頂板70下に引込んだ脱型時を示し、台
枠10上に立設した支持部20上には、水路ブロックC
Fの水路底面部bを形成する中子頂板70を着脱自在に
設け、支持部20に、前後部妻板30A,30Bを介し
て型枠全体の開放(型枠開き)・緊締(型枠組付)を行
う緊締機構200と、脱型時に紋様形成型60を中子頂
板70下に引込み打設時には紋様形成型60を復帰させ
る2組の拡縮機構100(同期回動手段160を介して
同期回動可能な)を支承し設けている。
【0012】図2は、本発明の前部妻板を省略した正面
図で、緊締機構の締付用のナット・螺杆等は省略してい
る、図3は、前記正面図のA−A断面図であり、支持部
20に支承された拡縮機構100と拡縮機構の出力端
(リンク130の集合部)に連結された中子側壁部部5
5と固着された紋様形成型60等各部材の構成と位置関
係を打設時の拡幅した状態で示し、左右側板40,40
は未だ閉じられている。支持部20に回動自在に支承し
た拡縮機構100は、端部に回動頭部101を設けた螺
杆110に夫々逆位相の螺刻部110L(左ネジ)と螺
刻部110R(右ネジ)を直列に複数組螺刻し、夫々の
螺刻部110L,110R等に、上下にリンク連結部1
20を設けたナット120L(左ネジ),120R(右
ネジ)を螺嵌し、夫々のナット上下に設けたリンク連結
部120にリンク130の一端を軸着し、リンク他端
(出力端となる)を集合して、台枠10上のガイドレー
ル12上にローラ57で転支した中子側壁部55の連結
部56に連結し、中子側壁部55に取り付けた紋様形成
型60を中子頂板70下に摺接したまま平行移動して引
込みまたは復帰可能に設け、紋様形成型60下部の垂直
な分離面66は天端形成型80の垂直の分離面88と、
紋様の略最大径部において分離または封着可能に設けて
いる。
図で、緊締機構の締付用のナット・螺杆等は省略してい
る、図3は、前記正面図のA−A断面図であり、支持部
20に支承された拡縮機構100と拡縮機構の出力端
(リンク130の集合部)に連結された中子側壁部部5
5と固着された紋様形成型60等各部材の構成と位置関
係を打設時の拡幅した状態で示し、左右側板40,40
は未だ閉じられている。支持部20に回動自在に支承し
た拡縮機構100は、端部に回動頭部101を設けた螺
杆110に夫々逆位相の螺刻部110L(左ネジ)と螺
刻部110R(右ネジ)を直列に複数組螺刻し、夫々の
螺刻部110L,110R等に、上下にリンク連結部1
20を設けたナット120L(左ネジ),120R(右
ネジ)を螺嵌し、夫々のナット上下に設けたリンク連結
部120にリンク130の一端を軸着し、リンク他端
(出力端となる)を集合して、台枠10上のガイドレー
ル12上にローラ57で転支した中子側壁部55の連結
部56に連結し、中子側壁部55に取り付けた紋様形成
型60を中子頂板70下に摺接したまま平行移動して引
込みまたは復帰可能に設け、紋様形成型60下部の垂直
な分離面66は天端形成型80の垂直の分離面88と、
紋様の略最大径部において分離または封着可能に設けて
いる。
【0013】また、2組の拡縮機構100,100には
同期回動手段160として、螺杆110,110端部に
スプロケットspを軸着しテンショナ165(張力調整
用)を入れたチェーン伝動により同期回動可能に設けて
いるので、一方の回動頭部201を回動すれば、前記紋
様形成型60は平行して拡縮し、螺杆とリンクの倍力機
構で凹凸のため付着約面積の増加した紋様形成型60と
製品間の剥離も小トルクの回動で容易に短時間(5〜8
秒間)で行える。図中の符号uはコンクリート二次製品
の製造システム(実開平4−73508として既に出願
した)との係合片uであり、sは型枠の種別・サイズを
自動検出する検出片sで、ライン中の自動回動機の操作
軸頭を、該当する型枠の緊締機構200,拡縮機構10
0の回動頭部位置に昇降・伸縮し整合させ回動操作をさ
せる。また、符号pは型枠緊締時の位置決めピンpであ
る。
同期回動手段160として、螺杆110,110端部に
スプロケットspを軸着しテンショナ165(張力調整
用)を入れたチェーン伝動により同期回動可能に設けて
いるので、一方の回動頭部201を回動すれば、前記紋
様形成型60は平行して拡縮し、螺杆とリンクの倍力機
構で凹凸のため付着約面積の増加した紋様形成型60と
製品間の剥離も小トルクの回動で容易に短時間(5〜8
秒間)で行える。図中の符号uはコンクリート二次製品
の製造システム(実開平4−73508として既に出願
した)との係合片uであり、sは型枠の種別・サイズを
自動検出する検出片sで、ライン中の自動回動機の操作
軸頭を、該当する型枠の緊締機構200,拡縮機構10
0の回動頭部位置に昇降・伸縮し整合させ回動操作をさ
せる。また、符号pは型枠緊締時の位置決めピンpであ
る。
【0014】図4に示す本発明の脱型時に、前後部妻板
30A,30Bと両側板40,40を開き、拡縮機構1
00の回動頭部101を左回転すれば、上下螺杆の螺刻
部110L(左ネジ)と螺刻部110R(右ネジ)に螺
嵌されたナット120L(左ネジ),120R(右ネ
ジ)間が離反し、同時に出力端であるリンク他端が連結
部56を牽引して転支された前記中子側壁部55を直立
したまま平行に移動させ、固着された紋様形成型60は
製品と剥離して中子頂板70下に紋様の凹凸以上引込み
製品の脱型空間が作られ、紋様形成型60と天端形成型
80に跨がる玉石風の深彫紋様付製品CFも脱型可能
で、製品底面を脱型機のバキュームパットVで吸着し上
方へ短時間で脱型できる。
30A,30Bと両側板40,40を開き、拡縮機構1
00の回動頭部101を左回転すれば、上下螺杆の螺刻
部110L(左ネジ)と螺刻部110R(右ネジ)に螺
嵌されたナット120L(左ネジ),120R(右ネ
ジ)間が離反し、同時に出力端であるリンク他端が連結
部56を牽引して転支された前記中子側壁部55を直立
したまま平行に移動させ、固着された紋様形成型60は
製品と剥離して中子頂板70下に紋様の凹凸以上引込み
製品の脱型空間が作られ、紋様形成型60と天端形成型
80に跨がる玉石風の深彫紋様付製品CFも脱型可能
で、製品底面を脱型機のバキュームパットVで吸着し上
方へ短時間で脱型できる。
【0015】また、打設時に前記螺杆110の回動頭部
101を右回転すれば、上下螺杆の螺刻部110L(左
ネジ)と螺刻部110R(右ネジ)に螺嵌されたナット
120L(左ネジ),120R(右ネジ)間が接近し、
同時に出力端であるリンク他端が連結部56を押圧し、
転支された前記中子側壁部55を直立したまま平行に移
動させて、短時間で所定寸法に復帰し、型枠を閉じれば
(図2参照)即打設可能となる。
101を右回転すれば、上下螺杆の螺刻部110L(左
ネジ)と螺刻部110R(右ネジ)に螺嵌されたナット
120L(左ネジ),120R(右ネジ)間が接近し、
同時に出力端であるリンク他端が連結部56を押圧し、
転支された前記中子側壁部55を直立したまま平行に移
動させて、短時間で所定寸法に復帰し、型枠を閉じれば
(図2参照)即打設可能となる。
【0016】図5は、本発明の拡縮機構の第2実施例の
説明図で、図5(a)に示す拡縮機構100Bは、紋様
形成型60を拡幅した打設状態時で、支持部20に回動
自在に支承した拡縮機構100Bは、端部に回動頭部1
01を設けた螺杆110に夫々逆位相の螺刻部110R
(右ネジ)と螺刻部110L(左ネジ)を直列に螺刻
し、両螺刻部110R,110Lに、上下にリンク連結
部120を設けたナット120R(右ネジ)と120L
(左ネジ)を螺嵌し、夫々のナット上下に設けたリンク
連結部120にリンク130の一端を軸着し、リンク他
端(出力端となる)を、前記実施例同様に、台枠上のガ
イドレール上にローラで転支した中子側壁部55の連結
部56に連結し、中子側壁部55に取り付けた紋様形成
型60を図示しない中子頂板下に摺接したまま平行移動
して引込みまたは復帰可能に設け、紋様形成型60下部
の垂直な分離面は天端形成型の垂直の分離面と分離可能
に設けている。なお、この図は、拡縮機構100Bの螺
杆110を右回転した場合で、螺嵌されたナット120
Rと120L間は離反し連結されたリンク130が中子
側壁部55を最大幅に拡幅している。
説明図で、図5(a)に示す拡縮機構100Bは、紋様
形成型60を拡幅した打設状態時で、支持部20に回動
自在に支承した拡縮機構100Bは、端部に回動頭部1
01を設けた螺杆110に夫々逆位相の螺刻部110R
(右ネジ)と螺刻部110L(左ネジ)を直列に螺刻
し、両螺刻部110R,110Lに、上下にリンク連結
部120を設けたナット120R(右ネジ)と120L
(左ネジ)を螺嵌し、夫々のナット上下に設けたリンク
連結部120にリンク130の一端を軸着し、リンク他
端(出力端となる)を、前記実施例同様に、台枠上のガ
イドレール上にローラで転支した中子側壁部55の連結
部56に連結し、中子側壁部55に取り付けた紋様形成
型60を図示しない中子頂板下に摺接したまま平行移動
して引込みまたは復帰可能に設け、紋様形成型60下部
の垂直な分離面は天端形成型の垂直の分離面と分離可能
に設けている。なお、この図は、拡縮機構100Bの螺
杆110を右回転した場合で、螺嵌されたナット120
Rと120L間は離反し連結されたリンク130が中子
側壁部55を最大幅に拡幅している。
【0017】図5(b)に示すのは、拡縮機構100B
の螺杆110を左回転した脱型時を示す図で、螺嵌され
たナット120Rと120L間は接近し連結されたリン
ク130が中子側壁部55を牽引し、紋様形成型60は
元の二点鎖線位置から図示の位置に引っ込んでいる。
の螺杆110を左回転した脱型時を示す図で、螺嵌され
たナット120Rと120L間は接近し連結されたリン
ク130が中子側壁部55を牽引し、紋様形成型60は
元の二点鎖線位置から図示の位置に引っ込んでいる。
【0018】図6は、本発明の拡縮機構の第2実施例の
説明図で、図6(a)に示す拡縮機構100Cは、紋様
形成型60を拡幅した打設状態時を示し、支持部20に
支承した拡縮機構100Bは、端部に回動頭部101を
設けた螺杆110に夫々逆位相の螺刻部110R(右ネ
ジ)と螺刻部110L(左ネジ)を直列に螺刻し、螺刻
部110R,110Lに、左右端部の上下に連結ピン1
23を設けたナット120R(右ネジ)と120L(左
ネジ)を螺嵌し、夫々の連結ピン123を中子側壁部5
5内側に突設した傾斜溝58に摺動自在に係合して設
け、図示しない他の部材も前記実施例同様に設けてい
る。なお、この図では、螺杆110を右回転した場合
で、螺嵌されたナット120Rと120L間は離反し傾
斜溝58に係合した連結ピン123が中子側壁部55を
最大幅に拡幅している。
説明図で、図6(a)に示す拡縮機構100Cは、紋様
形成型60を拡幅した打設状態時を示し、支持部20に
支承した拡縮機構100Bは、端部に回動頭部101を
設けた螺杆110に夫々逆位相の螺刻部110R(右ネ
ジ)と螺刻部110L(左ネジ)を直列に螺刻し、螺刻
部110R,110Lに、左右端部の上下に連結ピン1
23を設けたナット120R(右ネジ)と120L(左
ネジ)を螺嵌し、夫々の連結ピン123を中子側壁部5
5内側に突設した傾斜溝58に摺動自在に係合して設
け、図示しない他の部材も前記実施例同様に設けてい
る。なお、この図では、螺杆110を右回転した場合
で、螺嵌されたナット120Rと120L間は離反し傾
斜溝58に係合した連結ピン123が中子側壁部55を
最大幅に拡幅している。
【0019】図6(b)は、拡縮機構100Cの螺杆1
10を左回転した脱型時を示す図で、螺嵌されたナット
120Rと120L間は接近し連結ピン123が傾斜溝
58内を摺動して中子側壁部55を牽引し、紋様形成型
60は元の二点鎖線(拡幅時)位置から図示の位置に引
っ込んでいる。
10を左回転した脱型時を示す図で、螺嵌されたナット
120Rと120L間は接近し連結ピン123が傾斜溝
58内を摺動して中子側壁部55を牽引し、紋様形成型
60は元の二点鎖線(拡幅時)位置から図示の位置に引
っ込んでいる。
【0020】図7は、本発明の緊締機構の構成及び作用
説明図であり、図7(a)に示す緊締機構100は、前
部妻板30から突出する位置(型枠閉じ時の)に回動頭
部201を設けた螺杆210の前後に夫々逆位相の螺刻
部210L(左ネジ)と螺刻部210R(右ネジ)を設
け、螺軸と平行に内側へ向けて制限棒222を突設した
横長のナット220L(左ネジ)と220R(右ネジ)
を両螺刻部に螺合して設け、前後の支持部20の外端部
の挿通孔22の同心円上に1/4円周の制限溝225を
設け、両螺刻部210L(左ネジ)と210R(右ネ
ジ)に螺嵌した両ナット220L,220Rの制限棒2
22が前記制限溝225に常時滑動可能に挿通して、螺
杆210を前記支持部20に回動可能に支承し、前後部
妻板30A,30Bの前記ナット220L,220Rの
対向位置に横長の緊締兼潜り抜け孔30a,30bを穿
設し、両ナットが水平時に潜り抜けて両妻板を開放可能
にし、両ナットが垂直時に該孔の上下部分32を押圧可
能に設けている。なお、両ナットの一端から螺刻部内に
穿孔し、該孔内に合成樹脂または銅合金等の摩擦子20
3をスプリングspで付勢した螺杆との摩擦増加手段F
を設けている。
説明図であり、図7(a)に示す緊締機構100は、前
部妻板30から突出する位置(型枠閉じ時の)に回動頭
部201を設けた螺杆210の前後に夫々逆位相の螺刻
部210L(左ネジ)と螺刻部210R(右ネジ)を設
け、螺軸と平行に内側へ向けて制限棒222を突設した
横長のナット220L(左ネジ)と220R(右ネジ)
を両螺刻部に螺合して設け、前後の支持部20の外端部
の挿通孔22の同心円上に1/4円周の制限溝225を
設け、両螺刻部210L(左ネジ)と210R(右ネ
ジ)に螺嵌した両ナット220L,220Rの制限棒2
22が前記制限溝225に常時滑動可能に挿通して、螺
杆210を前記支持部20に回動可能に支承し、前後部
妻板30A,30Bの前記ナット220L,220Rの
対向位置に横長の緊締兼潜り抜け孔30a,30bを穿
設し、両ナットが水平時に潜り抜けて両妻板を開放可能
にし、両ナットが垂直時に該孔の上下部分32を押圧可
能に設けている。なお、両ナットの一端から螺刻部内に
穿孔し、該孔内に合成樹脂または銅合金等の摩擦子20
3をスプリングspで付勢した螺杆との摩擦増加手段F
を設けている。
【0019】図7(a)は、型枠の開放時を示す図で、
回動頭部201を左回転すれば、両ナット220L,2
20R間は押圧を緩めながら離反して、緊締兼潜り抜け
孔30a,30b当接面との間に間隙が発生し、当接部
との摩擦が軽減した時点で、螺杆とナット間(螺刻部)
の摩擦のため両ナット220Lと220Rは左回転し始
めるが、制限溝225内に挿通された制限棒222のた
め90度回転して水平位置になり、前後部妻板30A,
30Bを開けば緊締兼潜り抜け孔30a,30bを潜り
抜け可能となり、前後部妻板30A,30Bの開放がで
き、両側板40,40も開放可能となり即脱型可能とな
る。
回動頭部201を左回転すれば、両ナット220L,2
20R間は押圧を緩めながら離反して、緊締兼潜り抜け
孔30a,30b当接面との間に間隙が発生し、当接部
との摩擦が軽減した時点で、螺杆とナット間(螺刻部)
の摩擦のため両ナット220Lと220Rは左回転し始
めるが、制限溝225内に挿通された制限棒222のた
め90度回転して水平位置になり、前後部妻板30A,
30Bを開けば緊締兼潜り抜け孔30a,30bを潜り
抜け可能となり、前後部妻板30A,30Bの開放がで
き、両側板40,40も開放可能となり即脱型可能とな
る。
【0020】また、図7(b)に示す型枠緊締時には、
中子側壁部55を拡幅した後両側板40,40と前後部
妻板30A,30を閉じて、回動頭部201を右回転す
れば、図7(c)に示すのは前部妻板側からの正面視
で、水平状態で離反していた前後の両ナット220Lと
22ORは螺杆との摩擦のため何れも右回転して直立し
たまま内側へ接近して、緊締兼潜り抜け孔30a,30
bの上下部分32を回動の進行と共に緊締し型枠の組付
が短時間で完了し即打設可能となる。
中子側壁部55を拡幅した後両側板40,40と前後部
妻板30A,30を閉じて、回動頭部201を右回転す
れば、図7(c)に示すのは前部妻板側からの正面視
で、水平状態で離反していた前後の両ナット220Lと
22ORは螺杆との摩擦のため何れも右回転して直立し
たまま内側へ接近して、緊締兼潜り抜け孔30a,30
bの上下部分32を回動の進行と共に緊締し型枠の組付
が短時間で完了し即打設可能となる。
【0021】
【発明の効果】深彫紋様水路ブロックの製造が、従来技
術の煩雑な工程を経ず、自動化または半自動化された生
産ライン下で、型枠の一方向からの小トルクの回動操作
で汎用製品と同じ約3分以内に脱型・打設の組付が可能
で、単純な回動操作を可能にしたため、既設製造ライン
の型枠開閉機、自動回動機等設備装置がそのまま利用で
き、深彫紋様水路ブロック製造の省力化と時間短縮を計
ることができ、剥離時に無理がかからぬため紋様形成型
の耐久性も向上し該製品をローコストで提供できる。
術の煩雑な工程を経ず、自動化または半自動化された生
産ライン下で、型枠の一方向からの小トルクの回動操作
で汎用製品と同じ約3分以内に脱型・打設の組付が可能
で、単純な回動操作を可能にしたため、既設製造ライン
の型枠開閉機、自動回動機等設備装置がそのまま利用で
き、深彫紋様水路ブロック製造の省力化と時間短縮を計
ることができ、剥離時に無理がかからぬため紋様形成型
の耐久性も向上し該製品をローコストで提供できる。
【図1】は、本発明の深彫紋様水路ブロック製造ライン
用型枠の斜視図。
用型枠の斜視図。
【図2】は、本発明の前部妻板を省略した深彫紋様水路
ブロック製造ライン用型枠の正面図。
ブロック製造ライン用型枠の正面図。
【図3】は、前記正面図のA−A断面図。
【図4】は、本発明の作用説明図。
【図5】は、本発明の拡縮機構の第2実施例の説明図。
【図6】は、本発明の拡縮機構の第3実施例の説明図。
【図7】は、本発明の緊締機構の説明図。
【図8】は、本発明で造る深彫紋様水路ブロックの斜視
図。
図。
【図9】は、従来技術と背景技術の説明図。
【図10】は、従来技術型枠による紋様付水路ブロック
の製造説明図。
の製造説明図。
10─台枠 20─支持部 30A,30B─前後部妻板 30a,30b─緊締兼潜り抜け孔(前後部妻板に設け
た) 40─左右側板 55─中子側壁部 56─連結部 57─ローラ 58─傾斜溝 60─紋様形成型 68─分離面(紋様形成型の) 70─中子頂板 80─天端形成型 88─分離面(天端形成型の) 100─拡縮機構 100B─拡縮機構の第2実施例 100C─拡縮機構の第3実施例 110─螺杆(拡縮機構の) 110L─螺刻部(左ネジ) 110R─螺刻部(右ネジ) 120L─ナット(左ネジ) 120R─ナット(右ネジ) 123─連結ピン 130─リンク 160─同期回動手段 200─緊締機構 210─螺杆 210l,210R─螺刻部(左ネジ)と(右ネジ) 220L,220R─緊締用のナット(左ネジ)と(右
ネジ) 222─制限棒 225─制限溝
た) 40─左右側板 55─中子側壁部 56─連結部 57─ローラ 58─傾斜溝 60─紋様形成型 68─分離面(紋様形成型の) 70─中子頂板 80─天端形成型 88─分離面(天端形成型の) 100─拡縮機構 100B─拡縮機構の第2実施例 100C─拡縮機構の第3実施例 110─螺杆(拡縮機構の) 110L─螺刻部(左ネジ) 110R─螺刻部(右ネジ) 120L─ナット(左ネジ) 120R─ナット(右ネジ) 123─連結ピン 130─リンク 160─同期回動手段 200─緊締機構 210─螺杆 210l,210R─螺刻部(左ネジ)と(右ネジ) 220L,220R─緊締用のナット(左ネジ)と(右
ネジ) 222─制限棒 225─制限溝
Claims (3)
- 【請求項1】 水路ブロックの水路内側面に紋様を付け
るため、紋様形成型を固着した中子側壁を引込可能に設
けると共に開閉自在な前後部妻板と左右側板を設けた水
路ブロック製造用型枠において、 台枠10上に立設した支持部20に、螺杆の回動運動を
左右方向の拡縮運動に変換し紋様形成型60の剥離を容
易にする2組の拡縮機構100を支承して設け、該拡縮
機構100の出力端に、下部に垂直な分離面66を設け
た任意形状の紋様形成型60を固着した中子側壁部55
を枢着すると共に、該中子側壁部55を台枠10上に設
けたガイドレール12上に転支し、前記支持部20上に
着脱自在に設けた中子頂板70下面に摺接して紋様形成
型60を平行移動可能に設け、台枠10の底面部15上
に前記分離面66と当接時封着する垂直方向の分離面8
6を有する任意形状の天端形成型80を固着し、前後部
妻板30A,30B間に螺杆の回動による緊締機構20
0を設けた、ことを特徴とする深彫紋様水路ブロック製
造ライン用型枠。 - 【請求項2】 螺杆の回動運動を左右方向の拡縮運動に
変換し紋様形成型60の剥離を容易にする拡縮機構10
0が、回動頭部101を設けた螺杆110に逆位相の螺
刻部110L,110Rを2組直列に螺刻し、夫々の螺
刻部110L,110Rにリンク軸着部120を上下に
設けたナット部材120L,120Rを螺嵌して、螺杆
110の回動により該ナット部材120L,120Rが
離反または接近可能に設け、該リンク軸着部120にリ
ンク130の一端を軸着し、リンク他端を集合して中子
側壁部55の連結部56に夫々連結し、螺杆210の一
方からの回動操作で中子側壁部55を引込または復帰可
能にする、同期回動手段160を設けた2組の拡縮機構
100である、ことを特徴とする請求項1記載の深彫紋
様水路ブロック製造ライン用型枠。 - 【請求項3】 前後部妻板30A,30B間に設けた緊
締機構200が、回動頭部201を設けた螺杆210の
前後に逆位相の螺刻部210L,210Rを螺刻し、該
螺刻部210L,210Rに制限棒220を螺軸と平行
に内側へ突設したナットLN,RNを螺嵌し、前記支持
部20に挿通孔22を設け、該挿通孔22の同心円上に
前記制限棒220が螺杆210回動時に90度旋回可能
な制限溝225を穿設し、該制限溝225に制限棒22
0を遊挿して螺杆210を回動自在に支承し、前記ナッ
トLN,RNの緊締兼潜り抜け孔30a,30bを前部
妻板30Aと後部妻板30Bの対応位置に穿設し、一方
から螺杆210の回動操作により前部妻板30A,後部
妻板30Bを介し該型枠を緊締または開放可能に設けた
緊締機構200である、ことを特徴とする請求項1また
は2何れか1項記載の深彫紋様水路ブロック製造ライン
用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417496A JPH10607A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417496A JPH10607A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10607A true JPH10607A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15974008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17417496A Pending JPH10607A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10607A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100800006B1 (ko) | 2006-12-01 | 2008-01-31 | 오병춘 | 수로관 제작형틀과 이 제작형틀로 제작된 수로관 |
JP2015200082A (ja) * | 2014-04-05 | 2015-11-12 | 有限会社瀬下商事 | 側溝構築用型枠 |
CN111975949A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-11-24 | 东莞市至简机电工程技术有限公司 | 一种空心石膏砌块的制备模具 |
CN113232152A (zh) * | 2021-04-25 | 2021-08-10 | 中国化学工程第三建设有限公司 | 一种混凝土井室预制的方法 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17417496A patent/JPH10607A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100800006B1 (ko) | 2006-12-01 | 2008-01-31 | 오병춘 | 수로관 제작형틀과 이 제작형틀로 제작된 수로관 |
JP2015200082A (ja) * | 2014-04-05 | 2015-11-12 | 有限会社瀬下商事 | 側溝構築用型枠 |
CN111975949A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-11-24 | 东莞市至简机电工程技术有限公司 | 一种空心石膏砌块的制备模具 |
CN113232152A (zh) * | 2021-04-25 | 2021-08-10 | 中国化学工程第三建设有限公司 | 一种混凝土井室预制的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111152353A (zh) | 一种古建青瓦砖雕脱模装置 | |
JPH10607A (ja) | 深彫紋様水路ブロック製造ライン用型枠 | |
KR100884548B1 (ko) | 사각수로관 성형용 금형장치 | |
CN115788010A (zh) | 一种铝合金模板预拼装方法及加固装置 | |
CN111809618A (zh) | 一种发电厂输电杆塔地基处理方法 | |
CN109624037B (zh) | 一种阳台板预制模具 | |
CN117306406A (zh) | 一种快速安装拆卸的t梁钢模板 | |
CN109605550A (zh) | 建筑石膏模盒成型机 | |
CN117445182A (zh) | 一种轻质混凝土预制件的浇筑装置 | |
CN209579938U (zh) | 一种混凝土水泥预制模具 | |
CN111894268B (zh) | 一种混凝土矩形柱的固紧系统及混凝土柱的施工方法 | |
CN114000761B (zh) | 一种灯杆基座、用于生产灯杆基座的模具及浇筑方法 | |
CN114800796A (zh) | 一种基于蜗轮蜗杆原理的混凝土预制模具及脱模方法 | |
CN216992445U (zh) | 一种使预应力混凝土梁表面镜面效果好的浇注模具 | |
CN221589084U (zh) | 纸浆模塑分体式模具 | |
JPH08216134A (ja) | 暗渠ブロック製造用型枠 | |
CN117445144B (zh) | 一种海洋工程建设用段梁预制模板设备 | |
CN218138767U (zh) | 一种新型全预制飘窗模具 | |
CN221742016U (zh) | 一种模板固定装置 | |
CN218316003U (zh) | 一种用于古建木质栏杆风窗的雕刻装置 | |
CN113290266B (zh) | 一种用于铸造型板的扩孔装置 | |
CN220301117U (zh) | 一种便于脱模的公路施工模板 | |
CN221775038U (zh) | 一种同步带成型模具 | |
CN219505041U (zh) | 一种便于拆模的混凝土砌块模具 | |
CN219987992U (zh) | 一种小型预制块快速脱模装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050816 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060104 |