JPH1059995A - 新規なフラボノイド誘導体 - Google Patents
新規なフラボノイド誘導体Info
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- JPH1059995A JPH1059995A JP8250802A JP25080296A JPH1059995A JP H1059995 A JPH1059995 A JP H1059995A JP 8250802 A JP8250802 A JP 8250802A JP 25080296 A JP25080296 A JP 25080296A JP H1059995 A JPH1059995 A JP H1059995A
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- JP
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- testosterone
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】 下記式
で表されるフラボノイド誘導体(イソラムネチン3−O
−ロビノビオシド)及びその薬理的に許容される溶媒よ
りなる溶媒和物。 【効果】 上記の化合物は非ステロイド性のテストステ
ロン5α−リダクターゼ阻害剤として,前立腺肥大症及
びそれに伴う排尿障害,前立腺癌,アクネ等の治療と予
防に有効である。
−ロビノビオシド)及びその薬理的に許容される溶媒よ
りなる溶媒和物。 【効果】 上記の化合物は非ステロイド性のテストステ
ロン5α−リダクターゼ阻害剤として,前立腺肥大症及
びそれに伴う排尿障害,前立腺癌,アクネ等の治療と予
防に有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,新規なフラボノイド誘
導体に関する。更に詳しく言えば,本発明は,構造式,
導体に関する。更に詳しく言えば,本発明は,構造式,
【化1】
【0002】で表されるフラボノイド誘導体及びその薬
学的に許容せられる溶媒よりなる溶媒和物に関するもの
である。ここで薬学的に許容せられる溶媒としては水,
エタノール,n−プロパノル,イソプロパノール,n−
ブタノール,イソブタノール,第2ブタノール,第3ブ
タノール等炭素数2〜4のアルコール、またはこれらの
混合物であることが好ましい。
学的に許容せられる溶媒よりなる溶媒和物に関するもの
である。ここで薬学的に許容せられる溶媒としては水,
エタノール,n−プロパノル,イソプロパノール,n−
ブタノール,イソブタノール,第2ブタノール,第3ブ
タノール等炭素数2〜4のアルコール、またはこれらの
混合物であることが好ましい。
【0003】
【従来の技術】従来,日本人は欧米人に比べ前立腺疾患
の頻度は低いとされてきたが,近年,前立腺肥大症,前
立腺癌等の患者は増加している。前立腺肥大症は,男性
の加齢と共に前立腺が肥大する疾患で,夜間頻尿,尿勢
の減弱,頻尿,排尿中断,残尿感などを伴う。排尿障害
の主原因は,前立腺肥大症に伴う肥大した前立腺による
尿道の機械的圧迫と,交感神経活性の亢進による前立腺
及び尿道の機能的収縮によると考えられる。前立腺肥大
症の患者数は,潜在患者を含めると55歳以上の5人に
1人といわれるくらい多く,平均寿命の延長,高齢化社
会の到来と共に増加傾向にあり,平成7年7月10日の
薬事日報によると,2005年の前立腺肥大症患者は1
990年の289%に達すると予測されている。そし
て,前立腺肥大症患者における前立腺癌になる確率は,
対照に比べ4倍であるとの報告もある[Armenia
nら,Lancet,2,p115(1974)]。
の頻度は低いとされてきたが,近年,前立腺肥大症,前
立腺癌等の患者は増加している。前立腺肥大症は,男性
の加齢と共に前立腺が肥大する疾患で,夜間頻尿,尿勢
の減弱,頻尿,排尿中断,残尿感などを伴う。排尿障害
の主原因は,前立腺肥大症に伴う肥大した前立腺による
尿道の機械的圧迫と,交感神経活性の亢進による前立腺
及び尿道の機能的収縮によると考えられる。前立腺肥大
症の患者数は,潜在患者を含めると55歳以上の5人に
1人といわれるくらい多く,平均寿命の延長,高齢化社
会の到来と共に増加傾向にあり,平成7年7月10日の
薬事日報によると,2005年の前立腺肥大症患者は1
990年の289%に達すると予測されている。そし
て,前立腺肥大症患者における前立腺癌になる確率は,
対照に比べ4倍であるとの報告もある[Armenia
nら,Lancet,2,p115(1974)]。
【0004】前立腺肥大症,前立腺癌等の発症または憎
悪には過剰なジヒドロテストステロンが関与し,この高
いアンドロゲン作用を有するジヒドロテストステロン
は,テストステロン5α−リダクターゼの代謝によって
男性ホルモンの一種テストステロンがら生じる。また,
前立腺及び尿道の機能的収縮に伴う排尿障害は,交感神
経の緊張,特に前立腺に多く分布するα1C−レセプタ
ーによる作用であることがわかっている。よって,テス
トステロン5α−リダクターゼの阻害及びα1C−サブ
タイプを選択的にブロックする薬剤は,これら前立腺疾
患の治療剤として有用である。
悪には過剰なジヒドロテストステロンが関与し,この高
いアンドロゲン作用を有するジヒドロテストステロン
は,テストステロン5α−リダクターゼの代謝によって
男性ホルモンの一種テストステロンがら生じる。また,
前立腺及び尿道の機能的収縮に伴う排尿障害は,交感神
経の緊張,特に前立腺に多く分布するα1C−レセプタ
ーによる作用であることがわかっている。よって,テス
トステロン5α−リダクターゼの阻害及びα1C−サブ
タイプを選択的にブロックする薬剤は,これら前立腺疾
患の治療剤として有用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これまで前立腺疾患の
治療は,ステロイド性の抗アンドロゲン剤による薬物療
法か,α1阻害剤など肥大に伴う自覚症状を改善する対
症療法,または手術しかなかった。しかし,抗アンドロ
ゲン剤は女性化するために長期使用が不可能であり,性
欲の減退やインポテンスを高頻度に併発したり,注射部
位の硬結等を高頻度に発現する。また,α1遮断剤で
は,血管のα1受容体の阻害によるめまい,血圧降下等
が報告されている[薬局,45(6),p1385(1
994);ibidem,45(6),p1393(1
994)]。
治療は,ステロイド性の抗アンドロゲン剤による薬物療
法か,α1阻害剤など肥大に伴う自覚症状を改善する対
症療法,または手術しかなかった。しかし,抗アンドロ
ゲン剤は女性化するために長期使用が不可能であり,性
欲の減退やインポテンスを高頻度に併発したり,注射部
位の硬結等を高頻度に発現する。また,α1遮断剤で
は,血管のα1受容体の阻害によるめまい,血圧降下等
が報告されている[薬局,45(6),p1385(1
994);ibidem,45(6),p1393(1
994)]。
【0006】最近,特異的なα1遮断薬としてタムスロ
シンが開発されたが[化学と工業,48(9),p10
60(1995)],急速な薬物血中濃度の上昇を避け
るための投与形態の問題が指摘されている。また,ステ
ロイド構造を有する薬物,フィナステリド(MK−90
6,Merck,米国特許4760071)が開発中で
あるが,好ましくないホルモン様副作用がある。よっ
て,ステロイド構造を有さない非ステロイド性の治療剤
として,テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤は,
血中テストステロンが低下,中枢抑制,性生活に及ぼす
影響の副作用が少なく,効果が優れ,かつ投与形態の適
用が容易等の理由で,開発が望まれている。
シンが開発されたが[化学と工業,48(9),p10
60(1995)],急速な薬物血中濃度の上昇を避け
るための投与形態の問題が指摘されている。また,ステ
ロイド構造を有する薬物,フィナステリド(MK−90
6,Merck,米国特許4760071)が開発中で
あるが,好ましくないホルモン様副作用がある。よっ
て,ステロイド構造を有さない非ステロイド性の治療剤
として,テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤は,
血中テストステロンが低下,中枢抑制,性生活に及ぼす
影響の副作用が少なく,効果が優れ,かつ投与形態の適
用が容易等の理由で,開発が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,長年にわ
たる天然の抽出物中の有効成分やその薬理作用の研究に
基づき,前立腺肥大症の原因酵素であるテストステロン
5α−リダクターゼ阻害作用を有する物質を提供すべく
鋭意研究を重ねた結果,臨床で前立腺肥大症治療に効果
を示した生薬サボテン[Opuntia ficus−
indica(L.)Miller]の花から単離・精
製された化合物の中に,前立腺肥大症の原因酵素である
テストステロン5α−リダクターゼを強い阻害,α1C
−サブタイプの選択的ブロック,浮腫および肉芽増殖抑
制する新規なフラボノイド誘導体を見出し,これに基づ
いて本発明を完成するに至った。
たる天然の抽出物中の有効成分やその薬理作用の研究に
基づき,前立腺肥大症の原因酵素であるテストステロン
5α−リダクターゼ阻害作用を有する物質を提供すべく
鋭意研究を重ねた結果,臨床で前立腺肥大症治療に効果
を示した生薬サボテン[Opuntia ficus−
indica(L.)Miller]の花から単離・精
製された化合物の中に,前立腺肥大症の原因酵素である
テストステロン5α−リダクターゼを強い阻害,α1C
−サブタイプの選択的ブロック,浮腫および肉芽増殖抑
制する新規なフラボノイド誘導体を見出し,これに基づ
いて本発明を完成するに至った。
【0008】本発明化合物は下記構造式,
【0009】
【化1】
【0010】で表されるフラボノイド誘導体,化学名イ
ソラムネチン3−O−ロビノビオシド(Isorham
netin 3−0−robinobioside)で
あり,この化合物は,強力なテストステロン5α−リダ
クターゼ阻害作用を有し,また利尿作用,抗炎症作用等
も有している。よって,前立腺肥大症及びそれに伴う排
尿障害,前立腺癌,アクネ等の治療並びに予防に有用で
ある。
ソラムネチン3−O−ロビノビオシド(Isorham
netin 3−0−robinobioside)で
あり,この化合物は,強力なテストステロン5α−リダ
クターゼ阻害作用を有し,また利尿作用,抗炎症作用等
も有している。よって,前立腺肥大症及びそれに伴う排
尿障害,前立腺癌,アクネ等の治療並びに予防に有用で
ある。
【0011】テストステロン5α−リダクターゼ阻害作
用を有するフラボノイド誘導体は既にいくつか報告され
ているが(特開平1−96126号,特開平7−178
58号),本発明化合物は,これらと構造的に異なった
新規な化合物である。
用を有するフラボノイド誘導体は既にいくつか報告され
ているが(特開平1−96126号,特開平7−178
58号),本発明化合物は,これらと構造的に異なった
新規な化合物である。
【0012】すなわち,本化合物の特徴は,フラボノイ
ドの2位フェニル置換基の3’−メトキシ基の存在にあ
り,この置換基が無いか或いは水酸基である対応化合
物,例えば,ケンフェリン,ケンフェロール,ムルチフ
ロリン,ケルセチン,ケルシトリン,ルチン,ヒペリン
等のフラボノイド誘導体より数段高い活性を有する。
ドの2位フェニル置換基の3’−メトキシ基の存在にあ
り,この置換基が無いか或いは水酸基である対応化合
物,例えば,ケンフェリン,ケンフェロール,ムルチフ
ロリン,ケルセチン,ケルシトリン,ルチン,ヒペリン
等のフラボノイド誘導体より数段高い活性を有する。
【0013】このフラボノイド誘導体は,本発明者らに
よってはじめて単離され,その化学構造が同定された。
また,このフラボノイド誘導体は天然の植物から単離・
精製したものであっても,化学的に合成したものであっ
ても同等のテストステロン5α−リダクターゼ阻害活性
を有している。
よってはじめて単離され,その化学構造が同定された。
また,このフラボノイド誘導体は天然の植物から単離・
精製したものであっても,化学的に合成したものであっ
ても同等のテストステロン5α−リダクターゼ阻害活性
を有している。
【0014】天然の植物から単離・精製する場合には,
一般に,植物を0〜100℃,好ましくは室温から35
℃で,極性溶媒例えば水,エタノール,n−プロパノ
ル,イソプロパノール,n−ブタノール,イソブタノー
ル,第2ブタノール,第3ブタノール等炭素数2〜4の
アルコール類,アセトン,酢酸メチル,酢酸エチル,酢
酸イソアミル等の酢酸エステル,アセトニトリル,ジメ
チルホルムアミド,ジメチルアセトアミド,ジメチルス
ルホキシド,N−メチルピロリドン,ヘキサメチルホス
ファミド等、とくに好ましくは水、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノールまたはそれらの混合物で抽出
し,カラムクロマトグラフィーにより分画した後,ペー
パークロマトグラフィー,薄層クロマトグラフィー,又
は,高速液体クロマトグラフィーにより単離・精製する
方法が用いられる(一般のフラボノイド類の抽出単離法
[Ishikura and Yang,Z.Natu
rforsch.,45c,1081(199
0)])。この場合,所望により薬学的に許容せられる
溶媒中で再結晶して精製することが出来、また結晶は溶
媒和物として得られることもある。
一般に,植物を0〜100℃,好ましくは室温から35
℃で,極性溶媒例えば水,エタノール,n−プロパノ
ル,イソプロパノール,n−ブタノール,イソブタノー
ル,第2ブタノール,第3ブタノール等炭素数2〜4の
アルコール類,アセトン,酢酸メチル,酢酸エチル,酢
酸イソアミル等の酢酸エステル,アセトニトリル,ジメ
チルホルムアミド,ジメチルアセトアミド,ジメチルス
ルホキシド,N−メチルピロリドン,ヘキサメチルホス
ファミド等、とくに好ましくは水、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノールまたはそれらの混合物で抽出
し,カラムクロマトグラフィーにより分画した後,ペー
パークロマトグラフィー,薄層クロマトグラフィー,又
は,高速液体クロマトグラフィーにより単離・精製する
方法が用いられる(一般のフラボノイド類の抽出単離法
[Ishikura and Yang,Z.Natu
rforsch.,45c,1081(199
0)])。この場合,所望により薬学的に許容せられる
溶媒中で再結晶して精製することが出来、また結晶は溶
媒和物として得られることもある。
【0015】合成する場合は,一般に対応する有機酸等
から縮合剤の存在下でフラボノイド骨格を構築し,次い
で,特異酵素を使ってフラボノイドアグリコンから対応
する配糖体を容易に合成することができる(フラボノイ
ド類の合成一般法[Ishikura and Yan
g,Z.Naturforsch.,46c,p100
3(1991);ibidem,48c,p563(1
993);Phytochemistry,36
(5),p1139(1994)])。
から縮合剤の存在下でフラボノイド骨格を構築し,次い
で,特異酵素を使ってフラボノイドアグリコンから対応
する配糖体を容易に合成することができる(フラボノイ
ド類の合成一般法[Ishikura and Yan
g,Z.Naturforsch.,46c,p100
3(1991);ibidem,48c,p563(1
993);Phytochemistry,36
(5),p1139(1994)])。
【0016】本化合物はそのままか,あるいは慣用の製
剤担体と共に動物および人に投与することができる。投
与形態としては,特に限定がなく,必要に応じ適宜選択
して使用され,錠剤,カプセル剤,顆粒剤,細粒剤,散
剤等の経口剤,及び注射剤,坐剤等の非経口剤が挙げら
れる。
剤担体と共に動物および人に投与することができる。投
与形態としては,特に限定がなく,必要に応じ適宜選択
して使用され,錠剤,カプセル剤,顆粒剤,細粒剤,散
剤等の経口剤,及び注射剤,坐剤等の非経口剤が挙げら
れる。
【0017】以下,本発明についてさらに説明するため
に具体例を示す。
に具体例を示す。
【0018】
【実施例1】 単離,同定:Ishikura and Yangの方
法[Z.Naturforsch.,45c,p108
1(1990)]に従って,生薬サボテン[Opunt
iaficus−indica(L.)Miller]
の乾燥した花(700g)をメタノール2l抽出し濃縮
した。その残渣(63.18g)を石油エーテル1.5
l,次いでジエチルエテル2lで洗浄した後,水を溶媒
としてポリアミドを担体としたカラムクロマトグラフィ
ーに付し,主波長360nmのUVランプの紫外線で黄
色に発色する画分を分取した。得られた画分に対して
0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0)を溶媒として,D
EAE−Sephacelを担体としたカラムクロマト
グラフィーに付し,前記と同様に紫外線で発色する画分
を分取した。更に得られた画分を,東洋ろ紙(No.5
1A)を用いてペーパークロマトグラフィーに付し,6
0%酢酸を溶媒として展開した後,Rf値0.85付近
を切取り、その画分を更に薄層クロマトグラフィーに付
し,n−ブタノール;酢酸:水(4:1:5)の溶液で
展開し,Rf値0.67付近のスポットをかきとった。
このかぎとり部分にメタノールを加えて混和した後,濾
過し,ろ液を濃縮乾固し,6.09g の乾固物を得
た。この乾固物をジオキサン:水(1:1)の溶液で4
回再結晶を行い,淡黄色針状結晶670mgの目的物を
得た。
法[Z.Naturforsch.,45c,p108
1(1990)]に従って,生薬サボテン[Opunt
iaficus−indica(L.)Miller]
の乾燥した花(700g)をメタノール2l抽出し濃縮
した。その残渣(63.18g)を石油エーテル1.5
l,次いでジエチルエテル2lで洗浄した後,水を溶媒
としてポリアミドを担体としたカラムクロマトグラフィ
ーに付し,主波長360nmのUVランプの紫外線で黄
色に発色する画分を分取した。得られた画分に対して
0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0)を溶媒として,D
EAE−Sephacelを担体としたカラムクロマト
グラフィーに付し,前記と同様に紫外線で発色する画分
を分取した。更に得られた画分を,東洋ろ紙(No.5
1A)を用いてペーパークロマトグラフィーに付し,6
0%酢酸を溶媒として展開した後,Rf値0.85付近
を切取り、その画分を更に薄層クロマトグラフィーに付
し,n−ブタノール;酢酸:水(4:1:5)の溶液で
展開し,Rf値0.67付近のスポットをかきとった。
このかぎとり部分にメタノールを加えて混和した後,濾
過し,ろ液を濃縮乾固し,6.09g の乾固物を得
た。この乾固物をジオキサン:水(1:1)の溶液で4
回再結晶を行い,淡黄色針状結晶670mgの目的物を
得た。
【0019】構造決定は,完全加水分解により得られた
アグリコンと結合糖の同定,ペーパークロマトグラフィ
ー,及び薄層クロマトグラフィーにおけるRf値,UV
吸収スペクトル,部分加水分解等による糖結合位置とそ
の結合様式の同定,及び元素分析,紫外吸収スペクト
ル,赤外分光分析,1H−核磁気共鳴分析,13C−核
磁気共鳴分析,質量分析(SIMS),熱分析等によ
り,イソラムネチン3−O−ロビノビオシドと同定し
た。
アグリコンと結合糖の同定,ペーパークロマトグラフィ
ー,及び薄層クロマトグラフィーにおけるRf値,UV
吸収スペクトル,部分加水分解等による糖結合位置とそ
の結合様式の同定,及び元素分析,紫外吸収スペクト
ル,赤外分光分析,1H−核磁気共鳴分析,13C−核
磁気共鳴分析,質量分析(SIMS),熱分析等によ
り,イソラムネチン3−O−ロビノビオシドと同定し
た。
【0020】この化合物の物理化学性質を以下に示す。 融点:163.4〜168.5℃
【0021】
【0022】
【0023】
【実施例2】 (1)テストステロン5α−リダクターゼの調製:成熟
したSprague−Dawley(SD)系雄性ラッ
ト(11週齢以上)を屠殺して腹部切開し,前立腺を摘
出した。前立腺周囲の脂肪組織及び皮膜を取り除いた
後,0.32M ショ糖,1.0mM ジチオスレイト
ールを含む200mM カリウム−リン酸緩衝液(pH
6.5)を加え,細胞破砕機でホモジナイズした。得ら
れたホモジネートを遠心分離により分画して,3,00
0×gと147,600×gのミクロソーム画分を得,
それぞれを20%グリセロール2ml,0.25M シ
ョ糖及び0.1mMジチオスレイトールを含む20mM
カリウムーリン酸緩衝液(pH6.5)に懸濁し粗酵素
液とした。これをそれぞれセファデックスG−100カ
ラムで精製し,酵素液,としてテストステロン5α−リ
ダクターゼの活性測定に供した。
したSprague−Dawley(SD)系雄性ラッ
ト(11週齢以上)を屠殺して腹部切開し,前立腺を摘
出した。前立腺周囲の脂肪組織及び皮膜を取り除いた
後,0.32M ショ糖,1.0mM ジチオスレイト
ールを含む200mM カリウム−リン酸緩衝液(pH
6.5)を加え,細胞破砕機でホモジナイズした。得ら
れたホモジネートを遠心分離により分画して,3,00
0×gと147,600×gのミクロソーム画分を得,
それぞれを20%グリセロール2ml,0.25M シ
ョ糖及び0.1mMジチオスレイトールを含む20mM
カリウムーリン酸緩衝液(pH6.5)に懸濁し粗酵素
液とした。これをそれぞれセファデックスG−100カ
ラムで精製し,酵素液,としてテストステロン5α−リ
ダクターゼの活性測定に供した。
【0024】(2)テストステロン5α−リダクターゼ
の活性測定:50nM NADPH,0.67nM [
14C]テストステロン,20μl酵素液,20mMカ
リウムーリン酸緩衝液(pH6.5)及び本化合物を加
え,総量を120μlとした。反応は酵素液を加える時
点からスタートし,30℃で2時間反応させた。20μ
lの6N塩酸で反応を終了させた後,400μlの酢酸
エチル(またはn−ヘキサン)を加え,反応物と生成物
を抽出した。薄層クロマトグラフィーで[14C]テス
トステロンと[14C]5α−ジヒドロテストステロン
を分離し,液体シンチレーションカウンターで,[
14C]テストステロンと[14C]5α−ジヒドロテ
ストステロンの放射活性をそれぞれ測定した。
の活性測定:50nM NADPH,0.67nM [
14C]テストステロン,20μl酵素液,20mMカ
リウムーリン酸緩衝液(pH6.5)及び本化合物を加
え,総量を120μlとした。反応は酵素液を加える時
点からスタートし,30℃で2時間反応させた。20μ
lの6N塩酸で反応を終了させた後,400μlの酢酸
エチル(またはn−ヘキサン)を加え,反応物と生成物
を抽出した。薄層クロマトグラフィーで[14C]テス
トステロンと[14C]5α−ジヒドロテストステロン
を分離し,液体シンチレーションカウンターで,[
14C]テストステロンと[14C]5α−ジヒドロテ
ストステロンの放射活性をそれぞれ測定した。
【0025】(3)阻害率の計算法:阻害率(%)は,
本化合物を加えない以外は上記と同様にしたものを対照
として.下式により算出した。
本化合物を加えない以外は上記と同様にしたものを対照
として.下式により算出した。
【0026】
【数1】
【0027】上記の数式において,Aは本化合物を加え
ない場合の5α−ジヒドロテストステロン生成量,Bは
本化合物を加えた場合の5α−ジヒドロテストステロン
生成量である。
ない場合の5α−ジヒドロテストステロン生成量,Bは
本化合物を加えた場合の5α−ジヒドロテストステロン
生成量である。
【0028】
【発明の効果】本化合物は,フラボノイドの2位のフェ
ニル置換基の3’位にメチル基の無い対照化合物,ケン
フェロール,ケルセチンより数段高い活性を有し,前立
腺肥大の原因酵素であるテストステロン5α−リダクタ
ーゼを用量依存的に強力に阻害した(表1)。
ニル置換基の3’位にメチル基の無い対照化合物,ケン
フェロール,ケルセチンより数段高い活性を有し,前立
腺肥大の原因酵素であるテストステロン5α−リダクタ
ーゼを用量依存的に強力に阻害した(表1)。
【0029】
【表1】
【0030】
【実施例3】 ラット前立腺に対する縮小作用:老齢雄性SDラット
(36週齢,650g)に本化合物を21日間経口投与
した。その結果,前立腺の腹部葉及び背部葉の重量は,
投与量1.8mg/kg/日以上で,対照群に比し有意
に減少した(表2)。
(36週齢,650g)に本化合物を21日間経口投与
した。その結果,前立腺の腹部葉及び背部葉の重量は,
投与量1.8mg/kg/日以上で,対照群に比し有意
に減少した(表2)。
【0031】
【表2】
【0032】
【実施例4】 テストステロン5α−リダクターゼの阻害作用:本化合
物を老齢雄性SDラット(36週齢,650g)に21
日間,投与量0.0,0.6,1.8,5.4mg/k
g/日で経口投与し,前立腺の腹部葉及び背部葉を摘出
し,それぞれのテストステロン5α−リダクターゼの酵
素活性を測定した。その結果,投与量0.6mg/kg
/日以上で,酵素活性は対照群に比し有意に減少した
(図1)。
物を老齢雄性SDラット(36週齢,650g)に21
日間,投与量0.0,0.6,1.8,5.4mg/k
g/日で経口投与し,前立腺の腹部葉及び背部葉を摘出
し,それぞれのテストステロン5α−リダクターゼの酵
素活性を測定した。その結果,投与量0.6mg/kg
/日以上で,酵素活性は対照群に比し有意に減少した
(図1)。
【0033】
【図1】
【0034】一方,他の臓器(精嚢,副腎,脳下垂体
等)の重量,体重及び病理組織学的所見に著変は認めら
ず,本化合物は内因性及び外因性テストステロンによる
前立腺肥大を特異的に抑制することが示された。
等)の重量,体重及び病理組織学的所見に著変は認めら
ず,本化合物は内因性及び外因性テストステロンによる
前立腺肥大を特異的に抑制することが示された。
【0035】
【実施例5】 摘出膀胱に対する作用:摘出した膀胱の自動運動に対し
て,本化合物は、10−5Mの濃度では明かな影響を及
ぼさなかったが,10−3Mに濃度で膀胱の緊張性は軽
度低下した。また,本化合物10−5Mを,収縮剤であ
るアセチルコリン(10−5M)と同時に添加すると,
その収縮強度はアセチルコリン単独添加より1.5〜2
倍高かった。更に,5.4mg/kg/日の用量で本化
合物を21日間経口投与した老齢雄性SDラットの膀胱
を摘出して,その自動運動を測定した。その結果,生理
食塩水だけ投与した対照群より2倍以上の弛緩強度が見
られた。
て,本化合物は、10−5Mの濃度では明かな影響を及
ぼさなかったが,10−3Mに濃度で膀胱の緊張性は軽
度低下した。また,本化合物10−5Mを,収縮剤であ
るアセチルコリン(10−5M)と同時に添加すると,
その収縮強度はアセチルコリン単独添加より1.5〜2
倍高かった。更に,5.4mg/kg/日の用量で本化
合物を21日間経口投与した老齢雄性SDラットの膀胱
を摘出して,その自動運動を測定した。その結果,生理
食塩水だけ投与した対照群より2倍以上の弛緩強度が見
られた。
【0036】以上の結果から,本化合物は,膀胱に対し
ては直接的に作用して弛緩させ,尿容量が増加できると
同時に,コリン作動性及び筋親和性の作用と異なる機序
で膀胱の収縮を促し,排尿機能を改善させるものと考え
られる。
ては直接的に作用して弛緩させ,尿容量が増加できると
同時に,コリン作動性及び筋親和性の作用と異なる機序
で膀胱の収縮を促し,排尿機能を改善させるものと考え
られる。
【0037】
【実施例6】 浮腫に対する作用:本化合物をSDラットに経口投与
し,1時間後に起炎物質である卵白アルブミンを皮下投
与して,容積法を用いて浮腫を測定した結果,卵白アル
ブミンの急性浮腫に対し,本化合物5.4mg/kgの
経口投与により,4.6〜12.2%の抑制作用を示し
た。
し,1時間後に起炎物質である卵白アルブミンを皮下投
与して,容積法を用いて浮腫を測定した結果,卵白アル
ブミンの急性浮腫に対し,本化合物5.4mg/kgの
経口投与により,4.6〜12.2%の抑制作用を示し
た。
【0038】
【実施例7】 肉芽増殖抑制作用:1.5mgのカナマイシンを含有す
る0.3mlの生理食塩液を浸漬した濾紙ペレットをS
Dラットに皮下挿入した後,本化合物を7日間経口投与
した結果,濾紙ペレット法による肉芽増殖に対し,本化
合物5.4mg/kg日により,湿潤重量で17.6
%,乾燥重量で15.1%の抑制作用を認めた。
る0.3mlの生理食塩液を浸漬した濾紙ペレットをS
Dラットに皮下挿入した後,本化合物を7日間経口投与
した結果,濾紙ペレット法による肉芽増殖に対し,本化
合物5.4mg/kg日により,湿潤重量で17.6
%,乾燥重量で15.1%の抑制作用を認めた。
【0039】
【実施例8】 毒性試験:次に,本化合物の急性毒性試験をICR系雄
性マウスを用いて行った結果,1.0g/kgの経口投
与で死亡例はなく,安全性の高い薬物であった。このよ
うに,本化合物は極めて毒性が低く,安全性の高いもの
である。
性マウスを用いて行った結果,1.0g/kgの経口投
与で死亡例はなく,安全性の高い薬物であった。このよ
うに,本化合物は極めて毒性が低く,安全性の高いもの
である。
【0040】
【実施例9】 カプセル剤の製造例:
【0041】
【表3】
【0042】本化合物,乳糖及びデキストリンを均一に
混合し,圧縮成型したのち粉砕し,ステアリン酸マグネ
シウムを混ぜた表3に示す処方の混合物を3号硬ゼラチ
ンカプセルに充填し,カプセル剤を製造した。この1カ
プセルには,本化合物20mgが含有されている。
混合し,圧縮成型したのち粉砕し,ステアリン酸マグネ
シウムを混ぜた表3に示す処方の混合物を3号硬ゼラチ
ンカプセルに充填し,カプセル剤を製造した。この1カ
プセルには,本化合物20mgが含有されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,SDラットに,本化合物を投与量,
0.0,0.6,1.8,5.4mg/kg/日で21
日間経口投与した後,前立腺の腹部葉及び背部葉を摘出
し,それぞれのテストステロン5α−リダクターゼの酵
素活性を測定した時の結果である。
0.0,0.6,1.8,5.4mg/kg/日で21
日間経口投与した後,前立腺の腹部葉及び背部葉を摘出
し,それぞれのテストステロン5α−リダクターゼの酵
素活性を測定した時の結果である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栄 雅敏 大阪府松原市西大塚1丁目3番40号 藤本 製薬株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】構造式, 【化1】 で表されるフラボノイド誘導体あるいはその薬学的に許
容せられる溶媒和物 - 【請求項2】特許請求項1記載のフラボノイド誘導体あ
るいはその薬学的に許容せられる溶媒和物を含有するテ
ストステロン5α−リダクターゼ阻害剤 - 【請求項3】特許請求項1記載のフラボノイド誘導体あ
るいはその薬学的に許容せられる溶媒和物を含有する前
立腺肥大症の予防若しくは治療剤 - 【請求項4】特許請求項1記載のフラボノイド誘導体あ
るいはその薬学的に許容せられる溶媒和物を含有する排
尿障害の予防若しくは治療剤 - 【請求項5】特許請求項1記載のフラボノイド誘導体あ
るいはその薬学的に許容せられる溶媒和物を含有する前
立腺癌の予防若しくは治療剤 - 【請求項6】サボテンOpuntia ficus−i
ndica(L.)Millerの花を極性溶媒で抽出
し、含有せられるフラボノイド類をクロマトグラフィー
により単離、精製した後、所望により薬学的に許容せら
れる溶媒中で再結晶することを特徴とする構造式 【化1】で表されるフラボノイド誘導体あるいはその薬
学的に許容せられる溶媒和物の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25080296A JP3978250B2 (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25080296A JP3978250B2 (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1059995A true JPH1059995A (ja) | 1998-03-03 |
JP3978250B2 JP3978250B2 (ja) | 2007-09-19 |
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ID=17213275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25080296A Expired - Lifetime JP3978250B2 (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3978250B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2803747A1 (fr) * | 2000-01-18 | 2001-07-20 | Pharmascience Lab | Utilisation d'isoflavones et/ou d'extraits de prunier d'afrique en pharmacie, cosmetique et en tant qu'additif alimentaire. |
WO2002085390A1 (en) * | 2001-04-21 | 2002-10-31 | Niazi Sarfaraz K | Composition and method for the prevention and treatment of acne |
WO2003037324A1 (en) * | 2001-10-29 | 2003-05-08 | Korea Institute Of Science And Technology | Use of an opuntia ficus-indica extract and compounds isolated therefrom for protecting nerve cells |
JP2006511606A (ja) * | 2002-12-13 | 2006-04-06 | ワーナー−ランバート・カンパニー、リミテッド、ライアビリティ、カンパニー | 下部尿路症状を治療するα−2−δリガンド |
FR2885524A1 (fr) * | 2005-05-10 | 2006-11-17 | Silab Sa | Procede d'obtention d'un actif cosmetique exfoliant, principe actif obtenu et compositions associees |
CN100390294C (zh) * | 2005-04-08 | 2008-05-28 | 清华大学 | 一种利用酶反应提高异鼠李素极性的方法 |
WO2008120206A1 (en) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Naturamed Ltd. | Water soluble opuntia extracts for the inhibition of alpha-1-adrenergic receptors |
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JP2014024809A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Kao Corp | Trpv4活性抑制剤 |
-
1996
- 1996-08-16 JP JP25080296A patent/JP3978250B2/ja not_active Expired - Lifetime
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FR2803747A1 (fr) * | 2000-01-18 | 2001-07-20 | Pharmascience Lab | Utilisation d'isoflavones et/ou d'extraits de prunier d'afrique en pharmacie, cosmetique et en tant qu'additif alimentaire. |
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US7563467B2 (en) | 2001-10-29 | 2009-07-21 | Korea Institute Of Science And Technology | Use of an Opuntia ficus-indica extract and compounds isolated therefrom for protecting nerve cells |
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WO2007000525A2 (fr) * | 2005-05-10 | 2007-01-04 | Societe Industrielle Limousine D'application Biologique Dite Silab | Procede d'obtention d'un actif cosmetique exfoliant, principe actif obtenu et compositions associees |
WO2007000525A3 (fr) * | 2005-05-10 | 2007-04-12 | Silab Sa | Procede d'obtention d'un actif cosmetique exfoliant, principe actif obtenu et compositions associees |
FR2885524A1 (fr) * | 2005-05-10 | 2006-11-17 | Silab Sa | Procede d'obtention d'un actif cosmetique exfoliant, principe actif obtenu et compositions associees |
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JP2010522740A (ja) * | 2007-03-29 | 2010-07-08 | ナチュラメッド・リミテッド | α1アドレナリン受容体の阻害のための水溶性Opuntia抽出物 |
JP2011505385A (ja) * | 2007-12-03 | 2011-02-24 | ヴォロファーム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 良性前立腺過形成の治療のための医薬製剤 |
JP2014024809A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Kao Corp | Trpv4活性抑制剤 |
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Publication number | Publication date |
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