JPH1059670A - 乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装置 - Google Patents
乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装置Info
- Publication number
- JPH1059670A JPH1059670A JP21856796A JP21856796A JPH1059670A JP H1059670 A JPH1059670 A JP H1059670A JP 21856796 A JP21856796 A JP 21856796A JP 21856796 A JP21856796 A JP 21856796A JP H1059670 A JPH1059670 A JP H1059670A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal gear
- urethane rubber
- rubber ring
- outer periphery
- passenger conveyor
- Prior art date
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- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、短時間で、かつ安全に交換
作業を行うことの可能な乗客コンベアにおけるターミナ
ルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装置を提供するに
ある。 【解決手段】 上記目的はターミナルギヤー４の側壁に
設けられている開口４ｂを利用し、かつターミナルギヤ
ー４の外周に形成したリング溝４ａに嵌合させた状態で
ウレタンゴム５の一部をターミナルギヤー４外周に固定
する着脱可能な固定部材７と、この固定部材７によりタ
ーミナルギヤー外周に一部固定されたウレタンゴムリン
グ５をリング溝４ａにガイドするガイド溝８ａ、８ｂを
有し、かつターミナルギヤー４外周に嵌合摺動可能なガ
イド部材８とからなる交換装置により達成できる。
作業を行うことの可能な乗客コンベアにおけるターミナ
ルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装置を提供するに
ある。 【解決手段】 上記目的はターミナルギヤー４の側壁に
設けられている開口４ｂを利用し、かつターミナルギヤ
ー４の外周に形成したリング溝４ａに嵌合させた状態で
ウレタンゴム５の一部をターミナルギヤー４外周に固定
する着脱可能な固定部材７と、この固定部材７によりタ
ーミナルギヤー外周に一部固定されたウレタンゴムリン
グ５をリング溝４ａにガイドするガイド溝８ａ、８ｂを
有し、かつターミナルギヤー４外周に嵌合摺動可能なガ
イド部材８とからなる交換装置により達成できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客コンベアにお
けるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装
置。
けるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装
置。
【０００２】
【従来の技術】従来、ウレタンゴムリングが古くなり、
新しいウレタンゴムリングをターミナルギヤーに取付け
るには、古いウレタンゴムリングを切断して取り除いた
後、新しいウレタンゴムリングを手で引き伸ばしながら
ターミナルギヤー外周に設けたリング溝に嵌合させるよ
うにしていた。
新しいウレタンゴムリングをターミナルギヤーに取付け
るには、古いウレタンゴムリングを切断して取り除いた
後、新しいウレタンゴムリングを手で引き伸ばしながら
ターミナルギヤー外周に設けたリング溝に嵌合させるよ
うにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
ターミナルギヤー外径よりも径の小さいウレタンゴムリ
ングをターミナルギヤー外径より大きい径となるよう
に、ウレタンゴムリングを手で押し拡げる必要があるた
め、手をウレタンゴムリングとターミナルギヤーとの間
で挟んでしまい、その手を損傷する危険性があるととも
に、ウレタンゴムリングの交換作業時間が、４〜５時間
と長くなってしまう問題点を有していた。
ターミナルギヤー外径よりも径の小さいウレタンゴムリ
ングをターミナルギヤー外径より大きい径となるよう
に、ウレタンゴムリングを手で押し拡げる必要があるた
め、手をウレタンゴムリングとターミナルギヤーとの間
で挟んでしまい、その手を損傷する危険性があるととも
に、ウレタンゴムリングの交換作業時間が、４〜５時間
と長くなってしまう問題点を有していた。
【０００４】本発明の目的は、上記の問題点にかんが
み、短時間で、かつ安全に交換作業を行うことが可能な
乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴム
リングの交換装置を提供するにある。
み、短時間で、かつ安全に交換作業を行うことが可能な
乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴム
リングの交換装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、駆動機から
の動力が伝達されるところの一方のターミナルギヤー
と、この一方のターミナルギヤーにチェーンを連結され
る他方のターミナルギヤーとを有する乗客コンベアであ
り、その乗客コンベアの他方のターミナルギヤー外周に
設けるウレタンゴムリングの交換装置において、前記他
方のターミナルギヤーの側壁に設けられている開口を利
用し、かつ前記他方ターミナルギヤーの外周に形成した
リング溝に嵌合させた状態で、前記ウレタンゴムの一部
を前記他方のターミナルギヤー外周に固定する着脱可能
な固定部材と、この固定部材により前記他方のターミナ
ルギヤー外周に一部固定されたウレタンゴムリングを前
記他方のリング溝にガイドするガイド溝を有し、かつ前
記他方のターミナルギヤー外周に嵌合摺動可能なガイド
部材とから構成することにより、達成される。
の動力が伝達されるところの一方のターミナルギヤー
と、この一方のターミナルギヤーにチェーンを連結され
る他方のターミナルギヤーとを有する乗客コンベアであ
り、その乗客コンベアの他方のターミナルギヤー外周に
設けるウレタンゴムリングの交換装置において、前記他
方のターミナルギヤーの側壁に設けられている開口を利
用し、かつ前記他方ターミナルギヤーの外周に形成した
リング溝に嵌合させた状態で、前記ウレタンゴムの一部
を前記他方のターミナルギヤー外周に固定する着脱可能
な固定部材と、この固定部材により前記他方のターミナ
ルギヤー外周に一部固定されたウレタンゴムリングを前
記他方のリング溝にガイドするガイド溝を有し、かつ前
記他方のターミナルギヤー外周に嵌合摺動可能なガイド
部材とから構成することにより、達成される。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
１から図１２に基づいて説明する。
１から図１２に基づいて説明する。
【０００７】図１において、乗客コンベアは、トラス２
上に踏段１ａ及びハンドレールが装着され、これら踏段
１ａ及びハンドレールを駆動させるための駆動機及び上
記のターミナルギヤー３が上部機械室側に取り付けら
れ、しかも、上部のターミナルギヤー３とチェーンで連
結された下部のターミナルギヤー４が下部機械室側に設
けられている。
上に踏段１ａ及びハンドレールが装着され、これら踏段
１ａ及びハンドレールを駆動させるための駆動機及び上
記のターミナルギヤー３が上部機械室側に取り付けら
れ、しかも、上部のターミナルギヤー３とチェーンで連
結された下部のターミナルギヤー４が下部機械室側に設
けられている。
【０００８】下部のターミナルギヤー４は、その外周面
にリング溝４ａが形成されている。リング溝４ａには、
ウレタンゴムリング５が装着される。ターミナルギヤー
４にはその側壁に４個の開口４ｂが形成されている。
にリング溝４ａが形成されている。リング溝４ａには、
ウレタンゴムリング５が装着される。ターミナルギヤー
４にはその側壁に４個の開口４ｂが形成されている。
【０００９】ウレタンゴムリング５の交換装置６は、固
定部材７とガイド部材８とを有している。固定部材７
は、下部のターミナルギヤー４に形成された開口４ｂを
利用して、かつ、他方のターミナルギヤー４のリング溝
４ａに嵌合させた状態で、交換するウレタンゴムリング
の一部を下部のターミナルギヤー４外周に固定するもの
である。
定部材７とガイド部材８とを有している。固定部材７
は、下部のターミナルギヤー４に形成された開口４ｂを
利用して、かつ、他方のターミナルギヤー４のリング溝
４ａに嵌合させた状態で、交換するウレタンゴムリング
の一部を下部のターミナルギヤー４外周に固定するもの
である。
【００１０】ガイド部材８は、合成樹脂もしくは、金属
からなり、リング４溝ａに、ウレタンゴムリングをガイ
ドするための２個のガイド溝８ａ、８ｂと、下部のター
ミナルギヤー４外周が嵌合する嵌合溝８ｃとが形成され
ている。
からなり、リング４溝ａに、ウレタンゴムリングをガイ
ドするための２個のガイド溝８ａ、８ｂと、下部のター
ミナルギヤー４外周が嵌合する嵌合溝８ｃとが形成され
ている。
【００１１】ガイド部材８は、嵌合溝８ｅを下部のター
ミナルギヤー４外周を嵌合させた状態で下部のターミナ
ルギヤー４の全周を摺動させることができる。
ミナルギヤー４外周を嵌合させた状態で下部のターミナ
ルギヤー４の全周を摺動させることができる。
【００１２】固定部材７は、図４から図６に示すよう
に、金属製の支持体９と、この支持体９に螺合させた２
本のロッド１０と、下部のターミナルギヤー４とウレタ
ンゴムリング５との間に挿入される挿入部材１１と、下
部のターミナルギヤー４の開口４ｂに嵌合する取付板１
２と、２本のロッド１０のそれぞれに螺合したナット１
３、１３ａとを備えている。固定部材７は、図３に示す
ように設置した後、ナット１３、１３ａを回転させるこ
とで、ウレタンゴムリング５の一部を、支持体９と挿入
部材１１との間で挟持した状態となり、下部のターミナ
ルギヤー４外周に固定される。
に、金属製の支持体９と、この支持体９に螺合させた２
本のロッド１０と、下部のターミナルギヤー４とウレタ
ンゴムリング５との間に挿入される挿入部材１１と、下
部のターミナルギヤー４の開口４ｂに嵌合する取付板１
２と、２本のロッド１０のそれぞれに螺合したナット１
３、１３ａとを備えている。固定部材７は、図３に示す
ように設置した後、ナット１３、１３ａを回転させるこ
とで、ウレタンゴムリング５の一部を、支持体９と挿入
部材１１との間で挟持した状態となり、下部のターミナ
ルギヤー４外周に固定される。
【００１３】以上の構成において、新しいウレタンゴム
リング５を下部のターミナルギヤー４に取り付けた場合
には、固定部材１１を図３に示すように下部のターミナ
ルギヤー４に取り付けることによって、新しいウレタン
ゴムリング５の一部を下部のターミナルギヤー４に固定
する。この状態で、ガイド部材８にウレタンゴムリング
５を、図８に示すように嵌合させた後、そのガイド部材
８を下部のターミナルギヤー４の外周部分に嵌合させ、
さらに、そのガイド部材８を下部のターミナルギヤー４
の外周に沿って一周させれば、下部のターミナルギヤー
４のリング溝４ａにウレタンゴムリング５が挿入され
る。
リング５を下部のターミナルギヤー４に取り付けた場合
には、固定部材１１を図３に示すように下部のターミナ
ルギヤー４に取り付けることによって、新しいウレタン
ゴムリング５の一部を下部のターミナルギヤー４に固定
する。この状態で、ガイド部材８にウレタンゴムリング
５を、図８に示すように嵌合させた後、そのガイド部材
８を下部のターミナルギヤー４の外周部分に嵌合させ、
さらに、そのガイド部材８を下部のターミナルギヤー４
の外周に沿って一周させれば、下部のターミナルギヤー
４のリング溝４ａにウレタンゴムリング５が挿入され
る。
【００１４】このように、単にガイド部材８を移動させ
るだけでよく、従来のようにウレタンゴムリング５を手
で押し拡げる必要がないので、交換作業を簡単に、かつ
安全に行うことができる。
るだけでよく、従来のようにウレタンゴムリング５を手
で押し拡げる必要がないので、交換作業を簡単に、かつ
安全に行うことができる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、短時間
で、かつ交換作業を行うことのできる構造の簡単な乗客
コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴムリン
グの交換装置が得られた。
で、かつ交換作業を行うことのできる構造の簡単な乗客
コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴムリン
グの交換装置が得られた。
【図１】本発明の一実施形態を示す乗客コンベアの概略
説明図である。
説明図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す乗客コンベアの下部
ターミナルギヤー部分の拡大概略説明図である。
ターミナルギヤー部分の拡大概略説明図である。
【図３】本発明の一実施形態を示しウレタンゴムリング
の交換装置を下部ターミナルギヤーに装着した状態を示
す説明図である。
の交換装置を下部ターミナルギヤーに装着した状態を示
す説明図である。
【図４】本発明の一実施形態を示す固定部材の正面図で
ある。
ある。
【図５】本発明の一実施形態を示す挿入部材の斜視図で
ある。
ある。
【図６】本発明の一実施形態を示す取付板の斜視図であ
る。
る。
【図７】本発明の一実施形態を示す挿入部材の斜視図で
ある。
ある。
【図８】本発明の一実施形態を示し挿入部材にウレタン
ゴムリングが嵌合した状態を示す説明図である。
ゴムリングが嵌合した状態を示す説明図である。
【図９】本発明の一実施形態を示すターミナルギヤーの
側面図である。
側面図である。
【図１０】図９のＡ−Ａ′断面図である。
【図１１】本発明のウレタンゴムリング交換手順の一例
であってステップチェーンのテンションを元に戻すまで
の流れ図である。
であってステップチェーンのテンションを元に戻すまで
の流れ図である。
【図１２】本発明のウレタンゴムリングの交換手順の一
例であってステップチェーンテンションを元に戻した以
後の流れ図である。
例であってステップチェーンテンションを元に戻した以
後の流れ図である。
１ 乗客コンベア ２ トラス ３ 上部のターミナルギヤー ４ 下部のターミナルギヤー ４ａ リング溝 ４ｂ 開口 ５ ウレタンゴムリング ６ 交換装置 ７ 固定部材 ８ ガイド部材 ８ａ、８ｂ ガイド溝 ８ｃ 嵌合溝 ９ 支持体 １０ ロッド １１ 挿入部材 １２ 取付板 １３、１３ａ ナット
Claims (2)
- 【請求項１】 駆動機からの動力が伝達されるところの
一方のターミナルギヤーと、この一方のターミナルギヤ
ーにチェーンを連結される他方のターミナルギヤーとを
有する乗客コンベアであり、その乗客コンベアの他方の
ターミナルギヤー外周に設けるウレタンゴムリングの交
換装置において、前記他方のターミナルギヤーの側壁に
設けられている開口を利用し、かつ前記他方ターミナル
ギヤーの外周に形成したリング溝に嵌合させた状態で、
前記ウレタンゴムの一部を前記他方のターミナルギヤー
外周に固定する着脱可能な固定部材と、この固定部材に
より前記他方のターミナルギヤー外周に一部固定された
ウレタンゴムリングを前記他方のリング溝にガイドする
ガイド溝を有し、かつ前記他方のターミナルギヤー外周
に嵌合摺動可能なガイド部材とからなることを特徴とす
る乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴ
ムリングの交換装置。 - 【請求項２】 ガイド部材は、前記他方のターミナルギ
ヤーに着脱自在に装置でき、かつ断面形状がＵ字状であ
って、しかも、左右いずれからもウレタンゴムリングを
前記他方のターミナルギヤー外周に設けたリング溝にガ
イドできるように前記他方ガイド溝を少なくとも２個設
けたことを特徴とする請求項１記載の乗客コンベアにお
けるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21856796A JPH1059670A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21856796A JPH1059670A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1059670A true JPH1059670A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16721974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21856796A Pending JPH1059670A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 乗客コンベアにおけるターミナルギヤー用ウレタンゴムリングの交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1059670A (ja) |
-
1996
- 1996-08-20 JP JP21856796A patent/JPH1059670A/ja active Pending
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