JPH1059529A - 部品供給装置及びその方法 - Google Patents

部品供給装置及びその方法

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JPH1059529A
JPH1059529A JP23577896A JP23577896A JPH1059529A JP H1059529 A JPH1059529 A JP H1059529A JP 23577896 A JP23577896 A JP 23577896A JP 23577896 A JP23577896 A JP 23577896A JP H1059529 A JPH1059529 A JP H1059529A
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Akihiro Kazama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクトタイムを短縮させて作業性を向上させ
ることができる部品供給装置及び方法を提供する。 【解決手段】 ボルトやリベット類の部品1を取り出し
位置で一個づつに分離し、この部品1を減圧ホース10
内を通してビット34を配置している部品ピックアップ
位置まで供給するものであって、ピックアップ位置の手
前側に設けられて減圧ホース7内を通って送られて来る
部品1を一時ストックしておくことができるとともに、
部品1の頭部1aをビット34に向けて部品ピックアッ
プ位置に供給するためのアプローチブロック44と、送
り側の取り出し位置からアプローチブロック44に向け
て部品1を足側から減圧ホース10内に送り込むための
構造とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトやリベット
類の部品を一個づつに分離して取付工具の位置まで搬送
するための部品供給装置及びその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の部品供給装置の一例を示
す全体図で、図12は図11のE部拡大図である。図1
1及び図12において、この部品供給装置101は、大
きくは駆動源102と、マウスピース103と、アプロ
ーチブロック104と、減圧ホース57と、フィーダー
部105等で構成されている。アプローチブロック10
4はピックアップ位置に配置されたマウスピース103
に対して図12中に実線で示している非接続位置と、一
点鎖線で示している接続位置とに切り換え移動可能にな
っている。
【0003】図13及び図14はピックアップ位置の周
辺構造を拡大して示す断面図であり、同図を用いて更に
詳述する。前記ピックアップ位置に配置されたマウスピ
ース103は、下端が開口された筒状に形成されてお
り、内部には回転駆動されるビット107が配設されて
いる。また、マウスピース103の他端側には負圧を生
成する駆動源102が接続されている。一方、アプロー
チブロック104は、内部にボルトやリベット等の部品
51が通過することができるトンネル状の通路109が
形成されており、この通路109の一端側はマウスピー
ス103の下端に着脱自在に接続可能であるとともに、
他端側は減圧ホース57に接続されている。
【0004】そして、このピックアップ位置の部分で
は、アプローチブロック104が接続位置に配置される
と、マウスピース103の下端にアプローチブロック1
04の一端が接続され、この状態で真空用駆動源102
によりマウスピース103内が負圧化されて減圧ホース
57内を部品51が頭部51a側よりピックアップ位置
まで圧送される。また、ピックアップ位置まで送られる
と、マウスピース103内でビット107と当接され、
これがマウスピース103内の負圧により保持される。
図14は、この状態を示している。次いで、アプローチ
ブロック104が非接続位置に移動されて取り除かれ、
この状態でビット107が図示せぬ手段により回転され
ながら下降し、部品51が図示せぬ組立部品の取付位置
に対応されるとともに、組立部品に取り付けられる。
【0005】図15乃至図17は送り側フィーダー部1
05の周辺構造を示す図で、図15はその一部を断面し
て示す側面図、図16は図15中の矢印F−F線に沿っ
て見た上面図、図17は図15とは異なる動作態様時に
おける状態で示す側面図である。図に示す送り側部品供
給手段は、ホッパ(不図示)内にストックされたボルト
やリベット等の頭部付き部品51を首吊りさせて、同じ
姿勢に整列して送り出されて来る取り出しシュータ52
の排出口53に対応させて分離・排出ブロック54が設
けられている。
【0006】分離・排出ブロック54には、排出口53
と対応した位置に部品取り込みスリット55が設けられ
ており、このスリット55内に取り出しシュータ52か
らの部品51を頭部51aを上側に出して受け入れ、首
吊りさせた状態で保持できる構造になっている。また、
分離・排出ブロック54は、ピストン機構56のピスト
ンロッド56aに取り付けられており、このピストン機
構56の動作下で、スリット55が排出口53の前面に
向かい合って配置される第1の位置(図15参照)と、
この第1の位置よりも上方に位置する第2の位置(図1
7参照)とに移動可能となっている。
【0007】加えて、スリット55の上方には減圧ホー
ス57の入口側が配設されており、前記分離・排出ブロ
ック54が第2の位置に移動されたときに、スリット5
5が減圧ホース57の入口側の開口部58と略当接する
状態に設定されている。
【0008】次に、このフィーダー部105の動作を説
明する。まず、分離・排出ブロック54は、ピストン機
構56の動作により第1の位置に配置されると、取り出
しシュータ52からの部品51が空のスリット55内に
1つだけ配置される。図15及び図16は、この状態を
示している。次いで、同じくピストン機構56の動作に
より分離・排出ブロック54が第2の位置に移動され
る。すると、スリット55内の部品51も首吊りされた
状態で第2の位置まで移動され、この部品51が減圧ホ
ース57の開口部58の直ぐ下側に配置された状態にな
る。そして、ピストン機構56と上記真空用駆動源10
2及びアプローチブロック104の移動とは同期してお
り、分離・排出ブロック54が第2の位置に配置される
とともに、アプローチブロック104が上記接続位置に
配置されると、真空用駆動源102の作動によってマウ
スピース103及びアプローチブロック104を通して
減圧ホース57内が減圧される。すると、スリット55
に首吊り状態で保持されていた部品51が頭部51a側
から減圧ホース57内へと吸い込まれてマウスピース1
03内まで搬送され、上述したようにしてビット107
により組立部品に取り付けられる。その後、同じくピス
トン機構56の動作により、分離・排出ブロック54が
第1の位置まで戻され、以後同じ動作が繰り返し成され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
装置による部品供給構造では、アプローチブロック10
4を接続位置に配置させて、このアプローチブロック1
04をマウスピース103に接続した後に、部品51を
マウスピース103の位置まで送る必要があり、部品5
1の搬送動作と、この部品51をビット107により取
り付ける動作とはシリアルにて行われる。しかし、減圧
ホース57内を負圧化して部品51を搬送するには、減
圧ホース57内を負圧化するまでに時間がかかり、特に
大きな部品51の場合には遅くなり、タクトタイムが大
きくなって作業性が悪いと言う問題点があった。また、
従来装置では、部品51が頭部51a側より減圧ホース
57内に吸い込まれて行く方式になっている。このた
め、首下(頭部51aの下側部分)の短い部品51を供
給する場合には、減圧ホース57内に吸い込まれた部品
51の頭部51aが減圧ホース57の途中で、その内面
に引っかかって詰まってしまうことが多い。このため、
この詰まった部品51を取り除いたりする作業が面倒と
なり、作業性が悪いと言う問題点があった。これに対し
て、部品51を首下側より搬送させると引っかかりが少
ないと言うことは本件出願人の実験により分かったが、
部品51を首下側より搬送させる構造とする場合には、
従来構造とは大きく異なった構造をとる必要があり、構
造も複雑化すると言う問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的はタクトタイムを短縮させて
作業性を向上させることができる部品供給装置及び方法
を提供することにある。また、第2の目的は簡単な構造
でボルトやリベット類の部品を首下側(足側)から減圧
ホース内に搬送させるとともに、途中反転させてビット
等の取付工具に対しては頭部側より向かわせることがで
きる部品供給装置及び方法を提供することにある。更
に、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らか
にして行く。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、部品供給装置構造的には、送り側の取り出し
位置でボルトやリベット類の頭部付き部品を一個づつに
分離し、取付工具を配置している部品ピックアップ位置
まで、前記部品を減圧ホース内を通して供給する部品供
給装置において、前記部品ピックアップ位置の直前に設
けられて、前記減圧ホース内を通って送られて来る前記
部品を一時ストックしておくことが可能であるととも
に、前記部品の頭部を前記取付工具に向けて前記部品ピ
ックアップ位置に移動して供給するためのアプローチ手
段と、前記送り側の取り出し位置から、前記アプローチ
手段に向かって前記部品を足側から前記減圧ホース内に
送り込むための送り側部品供給手段とを備えたものであ
る。また、部品供給方法的には、ボルトやリベット類の
頭部付き部品を送り側の取り出し位置で一個づつに分離
し、前記部品を減圧ホース内を通して取付工具を配置し
ている部品ピックアップ位置まで供給する部品供給方法
において、前記部品クアップ位置の直前に設けられたピ
ックアップ手段を介して、前記減圧ホース内を通って送
られて来る前記部品を一時ストックしておき、かつ前記
部品ピックアップ位置に移動して前記部品の頭部を前記
取付工具に向けて供給することようにしたものである。
【0012】これによれば、送り側の取り出し位置から
アプローチ手段までは減圧ホース内に部品が引っかかり
にくいように足側から部品が送られ、アプローチ手段か
ら取付工具に対しては、この取付工具が部品と作動連結
されて、この部品を取り付け易いように頭を向けて供給
することができる。したがって、部品のスムースな搬送
と、取付工具による部品のスムースな取り付け付が可能
になる。また、部品ピックアップの直前に部品を一時ス
トックしておくことができるアプローチ手段を設け、取
付工具が部品を取り付けている作業と並行させて次の部
品をピックアップ位置の直ぐ近くまで搬送し準備してお
くことができる。これにより、タクトタイムの向上が図
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】図3乃至図5は本発明の実施の一
形態例として示す部品供給装置を示すもので、図3はそ
の全体構成図、図4は図3のA部拡大図、図5は図4の
B−B線に沿う方向より見た要部側面図である。図3乃
至図5において、この部品供給装置41は、大きくは真
空等の駆動源42と、マウスピース43と、アプローチ
ブロック44と、減圧ホース10と、送り側部品供給手
段であるフィーダー部45等で構成されている。そし
て、アプローチ手段の主要部であるアプローチブロック
44は、部品ピックアップ位置に配置されているマウス
ピース43と離れて供給用減圧ホース10の出口側に接
続されているチューブホルダ46と連結された状態にな
るアプローチ位置(図1参照)と、逆にチューブホルダ
ー46と離れてマウスピース43と連結された状態にな
る接続位置(図2参照)とに、移動切り換え可能になっ
ている。なお、図5中、符号42aはアプローチブロッ
ク用の駆動源である。
【0014】図1及び図2はピックアップ位置の周辺構
造を拡大して示す断面図である。同図を用いて更に詳述
する。前記ピックアップ位置に配置されたマウスピース
43は、下端が開口された筒状に形成されており、内部
には回転駆動される取付工具としてのビット34が配設
されている。一方、チューブホルダ46は、減圧ホース
10の出口側に接続された部品通路47を上半体部に有
するとともに、下半体側部には駆動源42に通じるアプ
ローチ用減圧ホース30と接続された減圧通路48を有
している。アプローチブロック44は、略四角形のブロ
ック体として形成されており、上記アプローチ位置にお
いて、一部がチューブホルダー46の下半体側部に設け
られた切欠部内に入り込み、図1に示すようにチューブ
ホルダー46と合体できる構造になっている。また、ア
プローチブロック44の内部には、このアプローチブロ
ック44がチューブホルダー46と合体されたときに部
品通路47と対応するようにして、部品1を格納して一
時待機させておくための凹所49が設けられている。ま
た、側部には減圧通路48と対応させて凹所49の途中
に通じる通路50が形成されている。
【0015】そして、このピックアップ位置の部分で
は、図1に示すようにアプローチブロック44がアプロ
ーチ位置に配置されると、凹所49が部品通路47と連
結されるとともに、通路50が減圧通路48と連結され
る。また、この状態でアプローチ用減圧ホース30内が
減圧されると、減圧ホース10内を部品1が部品通路4
7を通って足側から搬送され、図1に示すように頭部1
aを上向きにして凹所49内に落下されながら格納され
て、この凹所49内に待機させておくことができる。な
お、アプローチブック44には、図4や図5に示すよう
に凹所49内に部品1が搬送されて来ると、これを検出
するための光電センサ35が配置されている。このセン
サ35としては、真空センサ等を使用することも考えら
れるが、光電センサを使用した場合では真空センサ等を
使用するのに比べて信頼性が高い。
【0016】次いで、アプローチブロック44がチュー
ブホルダー46より離されて、第2の位置である接続位
置に配置されると、凹所49がマウスピース43の下端
に接続される。また、この状態で駆動源42によりマウ
スピース43内が負圧化されると、凹所49内に待機さ
れていた部品1が頭部1a側からマウスピース43内に
吸い取られ、頭部1aがビット34の先端に当接された
位置で保持される。図2は、この状態を示している。そ
の後、アプローチブロック44がアプローチ位置に移動
されて取り除かれ、この状態でビット34が図示せぬ手
段により回転されながら下降し、部品1が図示せぬ組立
部品の取付位置に対応されると、部品1が組立部品に取
り付けられる。一方、アプローチ位置に戻されたアプロ
ーチブロック44には、再び部品1が搬送されて来て、
凹所49内に待機される。すなわち、本形態例では、ア
プローチブロック44の凹所49への部品搬送と、マウ
スピース43内に供給された部品の組み付けとは並行し
て行われる。
【0017】図6は部品搬送から取り付けに至るまでの
動作を示すタイムチャートである。図6中の(a)は本
発明のタイムチャート、(b)は従来のタイムチャート
である。すなわち、図6のタイムチャートからも分かる
ように、部品搬送から取り付けに至るまでの動作を従来
ではシリアル的に行っていたのに対して、本発明では並
列的に行うので、本発明では従来の場合に比べてタクト
タイムを極端に減少させて作業性を向上させることがで
きることが分かる。
【0018】図7乃至図10は送り側のフィーダー部4
5の周辺構造を示す図で、図7はその一部を破断して示
す概略側面図、図8はその一部を破断して図8のC−C
線に沿う方向より見た側面図、図9は図8とは異なる動
作態様時における状態でその一部を破断して図7のC−
C線に沿う方向より見た側面図、図10は図7のD−D
線に沿う方向より見た上面図である。図7乃至図10に
おいて、この部品分離供給装置では、ホッパ(不図示)
内にストックされた前記部品1を首吊りさせて、同じ姿
勢に整列して送り出されて来る取り出しシュータ2の排
出口3に対応させて分離・排出ブロック4が設けられて
いる。この分離・排出ブロック4は、装置本体5(図1
0参照)に固定されているピストン機構6のピストンロ
ッド6aに支持プレート7を介して取り付けられてい
る。
【0019】更に詳述する。分離・排出ブロック4に
は、排出口3と対応した位置に部品取り込みスリット8
が設けられているとともに、このスリット8と離れた位
置に上下方向に貫通して排出孔9が設けられている。こ
の排出孔9の内径は、部品1の最大外径よりも僅かに大
きく形成されており、この排出孔9内を部品1がスムー
スに貫通できる構造になっている。加えて、分離・排出
ブロック4の下面側において、排出孔9と対応した位置
には減圧ホース10の入口側が配置されている。なお、
この減圧ホース10の内径は排出孔9の内径に略等しく
形成されており、分離・排出ブロック4が第1の位置に
あるとき、ホース10の入口側開口中心を排出孔9の中
心に一致させて位置決めした状態で装置本体5側に固定
して取り付けられている。したがって、減圧ホース10
の入口側が固定であり、分離・排出ブロック4のみが左
右に移動する。
【0020】更に、分離・排出ブロック4の周辺構造に
ついて詳述すると、分離・排出ブロック4の上方には、
分離・排出ブロック4と独立してホルダブロック11が
装置本体5に固定して取り付けられている。このホルダ
ブロック11は、内部に空洞室12を有し、この空洞室
12は下面が開口されている。なお、空洞室12の内径
は排出孔9の内径に略等しく形成されており、深さ(高
さ)は空洞室12内に部品1が完全に収納することがで
きる大きさに設定されている。また、ホルダブロック1
1には減圧ホース13が取り付けられ、空洞室12内に
連通されている。この減圧ホース13は図示しないが第
2の真空源に接続されていて、この第2の真空源の制御
で空洞室12内を負圧化することができる。更に、ホル
ダブロック11が配置されている位置は、上記の減圧ホ
ース10の入口側真上に対応位置しているとともに、ス
リット8が排出口3と対応している第1の位置(図7,
図10参照)に配置されているときに、排出孔9と対応
している。
【0021】次に、この送り側部品分離供給構造の動作
を説明する。本装置全体の制御は、マイクロプロセッサ
を有する制御部14により制御される。まず、ピストン
機構6の動作により分離・排出ブロック4が第1の位置
に配置されると、取り出しシュータ2からの部品1が空
のスリット8内に一つだけ配置される。図7及び図10
は、この状態を示している。また、このとき排出孔9は
ホルダブロック11の真下に配置されている。
【0022】次いで、同じくピストン機構6の動作によ
り分離・排出ブロック4が水平に第2の位置まで移動さ
れると、スリット8内の部品1も首吊りされた状態で第
2の位置まで移動され、この部品1がホルダブロック1
1の直ぐ下側に配置された状態になる。すると、ピスト
ン機構6と同期している第2の真空源が動作されてホル
ダブロック11の空洞室12内が減圧される。すると、
スリット8内に首吊り状態で保持されていた部品1が頭
部1a側から空洞室12内へと吸い込まれて、空洞室1
2内に仮保持される。図9は、この状態を示している。
【0023】次いで、同じくピストン機構6の動作によ
り分離・排出ブロック4が水平に第1の位置まで移動さ
れると、部品1がホルダブロック11内に配置されて空
となったスリット8内に取り出しシュータ2側から部品
1が一つだけ配置される。また、分離・排出ブロック4
が第1の位置に移動されると、排出孔9はホルダブロッ
ク11の真下に位置される。そして、この第1の位置ま
で戻されると、ホルダブロック11内の負圧を解除する
と同時に、アプローチブロック44がアプローチ位置に
配置されている状態において、アプローチ用減圧ホース
30内が負圧化される。すると、それまでホルダブロッ
ク11内に保持されていた部品1の保持力が解かれ、こ
れによって部品1が排出孔9を通って減圧ホース10内
の入口側へ足側から落下し、更に吸引されて上記したア
プローチ手段であるチューブホルダー46からアプロー
チブロック44まで送られて行く。図8と図1は、その
状態を示している。その後、同じくピストン機構6の動
作により分離・排出ブロック4が第2の位置に移動され
て、以後、同じ動作が繰り返し行われる。よって、この
送り側部品供給手段では、頭部付き部品1を部品1の引
っかかりの少ない向きである、足(首下)側から減圧ホ
ース10内に円滑に供給することができるのである。
【0024】したがって、この構造では、送り側の取り
出し位置から受け手側であるアプローチ手段(チューブ
ホルダー46とアプローチブロック44)までは減圧ホ
ース10内に部品1が引っかかりにくいように足側から
部品1が送られ、アプローチ手段のうちアプローチブロ
ック44から取付工具であるビット34に対しては、こ
のビット34に部品1を作動結合し易いように頭1aを
ビット34に向けて供給することができる。これによ
り、部品1のスムースな搬送と、取付工具(ビット3
4)による部品1のスムースな取り付けが可能になる。
また、第2の位置である部品ピックアップ位置の手前側
に部品1を一時ストックしておくことができるアプロー
チ手段(チューブホルダー46とアプローチブロック4
4)を設け、取付工具であるマウスピース43のビット
34が部品1を取り付けている作業と、並行させて次の
部品1をピックアップ位置の直ぐ近くまで、すなわちア
プローチブロック44の凹所49内まで搬送し準備をし
ておくことができるので、タクトタイムの向上が図れ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
送り側の取り出し位置から受け手側のアプローチ手段ま
では減圧ホース内に部品が引っかかりにくいように足側
から部品が送られ、アプローチ手段から取付工具に対し
ては、この取付工具が取り付けし易いように頭を向けて
供給することができるので、部品のスムースな搬送と、
取付工具による部品のスムースな取り付けが可能にな
る。また、部品ピックアップの手前側に部品を一時スト
ックしておくことができるアプローチ手段を設け、取付
工具が部品を取り付けている作業と並行させて次の部品
をピックアップ位置の直ぐ近くまで搬送する動作を行わ
せて準備しておくことができるので、タクトタイムの向
上が図れる、等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例としての部品供給装置の要部
構成を一部破断して示す概略断面図である。
【図2】図1の部品供給装置を異なる作動態様で一部破
断して示す概略断面図である。
【図3】本発明の一形態例としての部品供給装置の全体
図である。
【図4】図3のA部概略拡大図である。
【図5】図4のB−B線に示す方向より見た部分側面図
である。
【図6】本発明装置と従来装置の動作との違いを示すタ
イムチャートである。
【図7】前記部品供給装置の送り側部品供給手段を一部
破断して示す概略側面図である。
【図8】図7のC−C線に沿う方向より見た側面図であ
る。
【図9】図8とは異なる動作態様時における図7のC−
C線に沿う方向より見た装置側面図である。
【図10】図7のD−D線に沿う方向より見た上面図で
ある。
【図11】従来の部品供給装置の一例を示す全体図であ
る。
【図12】図11のE部拡大図である。
【図13】従来の部品供給装置における要部概略断面図
である。
【図14】従来の部品供給装置における要部概略断面図
である。
【図15】一部を断面して示す従来装置の側面図であ
る。
【図16】図15のF−F線に沿う方向より見た上面図
である。
【図17】図16とは異なる動作態様時における状態で
示す側面図である。
【符号の説明】
1 部品(頭部付き部品) 10 供給用減圧ホース 34 ビット(取付工具) 43 マウスピース 44 アプローチブロック(アプローチ手段) 45 フィーダー部(送り側部品供給手段) 46 チューブホルダー(アプローチ手段) 49 凹所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り側の取り出し位置でボルトやリベッ
    ト類の頭部付き部品を一個づつに分離し、取付工具を配
    置している部品ピックアップ位置まで、前記部品を減圧
    ホース内を通して供給する部品供給装置において、 前記部品ピックアップ位置の直前に設けられて、前記減
    圧ホース内を通って送られて来る前記部品を一時ストッ
    クしておくことが可能であるとともに、前記部品の頭部
    を前記取付工具に向けて前記部品ピックアップ位置に移
    動して供給するためのアプローチ手段と、 前記送り側の取り出し位置から、前記アプローチ手段に
    向かって前記部品を足側から前記減圧ホース内に送り込
    むための送り側部品供給手段、 とを備えたことを特徴とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記アプローチ手段は、前記減圧ホース
    の出口側に接続されたチューブホルダーと、前記チュウ
    ブホルダーに対し移動可能に組み込まれるとともに、前
    記減圧ホース内を通って送られてくる前記部品を前記チ
    ュウブホルダーから受けるアプローチブロックとからな
    る請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記アプローチブロックは、前記部品を
    前記チューブホルダーから受ける凹所を有し、この凹所
    内に前記部品を足側から入れる請求項2に記載の部品供
    給装置。
  4. 【請求項4】 ボルトやリベット類の頭部付き部品を送
    り側の取り出し位置で一個づつに分離し、前記部品を減
    圧ホース内を通して取付工具を配置している部品ピック
    アップ位置まで供給する部品供給方法において、 前記部品クアップ位置の直前に設けられたピックアップ
    手段を介して、前記減圧ホース内を通って送られて来る
    前記部品を一時ストックしておき、かつ前記部品ピック
    アップ位置に移動して前記部品の頭部を前記取付工具に
    向けて供給することを特徴とする部品供給方法。
  5. 【請求項5】 前記部品を前記減圧ホース内を足側から
    送り込む請求項4に記載の部品供給方法。
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