JPH105927A - 鋳造工程における埋没法と、その埋没法に使用する円錐台付き鋳造リング - Google Patents
鋳造工程における埋没法と、その埋没法に使用する円錐台付き鋳造リングInfo
- Publication number
- JPH105927A JPH105927A JP18553496A JP18553496A JPH105927A JP H105927 A JPH105927 A JP H105927A JP 18553496 A JP18553496 A JP 18553496A JP 18553496 A JP18553496 A JP 18553496A JP H105927 A JPH105927 A JP H105927A
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- Japan
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- ring
- casting
- truncated cone
- burying method
- casting ring
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋳造工程における埋没法において、作業効率
の向上をもたらす完全焼却円錐台付き鋳造リングによる
埋没法と、その埋没法に使用する完全焼却円錐台付き鋳
造リングを提供する。 【解決手段】 スプル−イング、円錐台と結合した鋳造
リング内への埋没材の注入、埋没材の硬化、電気炉加熱
の工程において、前記円錐台を完全焼却材質のものとし
た埋没法と、その埋没法に使用する完全焼却円錐台付き
鋳造リングである。
の向上をもたらす完全焼却円錐台付き鋳造リングによる
埋没法と、その埋没法に使用する完全焼却円錐台付き鋳
造リングを提供する。 【解決手段】 スプル−イング、円錐台と結合した鋳造
リング内への埋没材の注入、埋没材の硬化、電気炉加熱
の工程において、前記円錐台を完全焼却材質のものとし
た埋没法と、その埋没法に使用する完全焼却円錐台付き
鋳造リングである。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、鋳造工程における
埋没法と、その埋没法に使用する円錐台付き鋳造リング
に関する。
埋没法と、その埋没法に使用する円錐台付き鋳造リング
に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造工程における埋没法を概括すると、
スプル−イング、円錐台と結合した鋳造リング内への埋
没材の注入、埋没材の硬化、電気炉加熱の順で行われ
る。これらの工程で作業性のネックになっているのが埋
没材の硬化時間である(注入後平均30分はかかる)。
最近、硬化後直ちにリング加熱温度に達している電気炉
に入れられる、ヒ−トショックと呼ばれる埋没材が登場
しているが、この場合でも硬化を待ってから電気炉に入
れなければならない点については、何らの改善がなされ
ていない。問題は埋没材の硬化前には円錐台を外せない
ことにある。
スプル−イング、円錐台と結合した鋳造リング内への埋
没材の注入、埋没材の硬化、電気炉加熱の順で行われ
る。これらの工程で作業性のネックになっているのが埋
没材の硬化時間である(注入後平均30分はかかる)。
最近、硬化後直ちにリング加熱温度に達している電気炉
に入れられる、ヒ−トショックと呼ばれる埋没材が登場
しているが、この場合でも硬化を待ってから電気炉に入
れなければならない点については、何らの改善がなされ
ていない。問題は埋没材の硬化前には円錐台を外せない
ことにある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、もし円錐台を取外さな
いで電気炉投入ができるならば、埋没材投入後直ちに電
気炉に入れてタイマ−セットしたうえ帰宅あるいは外出
が可能となり、作業時間の短縮につながることに思い至
ったものである。
る実情に鑑みてなされたもので、もし円錐台を取外さな
いで電気炉投入ができるならば、埋没材投入後直ちに電
気炉に入れてタイマ−セットしたうえ帰宅あるいは外出
が可能となり、作業時間の短縮につながることに思い至
ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、スプル−イング、円錐台と結合した鋳造
リング内への埋没材の注入、埋没材の硬化、電気炉加熱
の工程において、前記円錐台を完全焼却材質のものとし
た埋没法と、その埋没法に使用する、円錐台1を完全焼
却材質3として結合した鋳造リング2である。完全焼却
材質3としては、成形性、量産性、低廉性を満足させる
可燃プラスチックが望ましい。
め、本発明は、スプル−イング、円錐台と結合した鋳造
リング内への埋没材の注入、埋没材の硬化、電気炉加熱
の工程において、前記円錐台を完全焼却材質のものとし
た埋没法と、その埋没法に使用する、円錐台1を完全焼
却材質3として結合した鋳造リング2である。完全焼却
材質3としては、成形性、量産性、低廉性を満足させる
可燃プラスチックが望ましい。
【0005】円錐台1は、結合するリングとの密着性が
要求されるため、その底部を直立型リング履かせ部1a
に、あるいは絞り型リング履かせ部1bに、さらには填
め型リング履かせ部1cに形成する態様が考えられる。
要求されるため、その底部を直立型リング履かせ部1a
に、あるいは絞り型リング履かせ部1bに、さらには填
め型リング履かせ部1cに形成する態様が考えられる。
【0006】円錐台1の頂部に、流下孔1eを設けるこ
とが、加熱溶融のワックスの流下を促し、埋没材への浸
透による面荒れを防止するうえで望ましい。
とが、加熱溶融のワックスの流下を促し、埋没材への浸
透による面荒れを防止するうえで望ましい。
【0007】
【発明の作用並びに効果】本発明は以上のように構成さ
れるから、作業者は、スプル−イング、完全焼却円錐台
1と結合した鋳造リング2内への埋没材4の注入を終え
たら(図8、9)、埋没材4の硬化を待つことなく、そ
のまま(即ち円錐台1を取外さないで)電気炉5に入れ
る(図10)。そして埋没材の硬化に必要な時間を含め
たタイマ−セットをして、職場を離れる。さて設定時間
により電気炉5が始動し、40゜C附近になるとワック
スが溶融し始め、250゜C以上になると完全焼却材質
3の円錐台1が溶融、焼却する(図11)。溶融点、発
火点が材質によって異なることは言うまでもない。かく
して作業者は、翌日出勤したら設定温度、時間を経過後
電気炉5から取り出せばよい。本発明により、作業者
は、埋没材4の硬化時間を無為に過すことがなくなり、
作業時間の短縮はもとより快適作業をもたらすものとし
てまことに有利である。なお円錐台1が使い捨てである
ので、従来の再使用型におけるような清掃が不要とな
り、この点からも作業性が向上する。
れるから、作業者は、スプル−イング、完全焼却円錐台
1と結合した鋳造リング2内への埋没材4の注入を終え
たら(図8、9)、埋没材4の硬化を待つことなく、そ
のまま(即ち円錐台1を取外さないで)電気炉5に入れ
る(図10)。そして埋没材の硬化に必要な時間を含め
たタイマ−セットをして、職場を離れる。さて設定時間
により電気炉5が始動し、40゜C附近になるとワック
スが溶融し始め、250゜C以上になると完全焼却材質
3の円錐台1が溶融、焼却する(図11)。溶融点、発
火点が材質によって異なることは言うまでもない。かく
して作業者は、翌日出勤したら設定温度、時間を経過後
電気炉5から取り出せばよい。本発明により、作業者
は、埋没材4の硬化時間を無為に過すことがなくなり、
作業時間の短縮はもとより快適作業をもたらすものとし
てまことに有利である。なお円錐台1が使い捨てである
ので、従来の再使用型におけるような清掃が不要とな
り、この点からも作業性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】スプル−イング、円錐台と結合し
た鋳造リング内への埋没材の注入、埋没材の硬化、電気
炉加熱の工程において、前記円錐台総体を完全焼却の可
燃プラスチック材質のものとした埋没法であり、又その
埋没法に使用する、底部に直立型リング履かせ部1aを
有し頂部にワックス流下孔1eを設けた完全焼却材質の
円錐台1付の鋳造リング2である。
た鋳造リング内への埋没材の注入、埋没材の硬化、電気
炉加熱の工程において、前記円錐台総体を完全焼却の可
燃プラスチック材質のものとした埋没法であり、又その
埋没法に使用する、底部に直立型リング履かせ部1aを
有し頂部にワックス流下孔1eを設けた完全焼却材質の
円錐台1付の鋳造リング2である。
【図1】本発明にかかる円錐台の一つの実施形態の斜視
図
図
【図2】リングと結合した状態の同上縦断側面図
【図3】本発明にかかる円錐台の二つの実施形態の斜視
図
図
【図4】リングと結合した状態の同上縦断側面図
【図5】本発明にかかる円錐台の三つの実施形態の斜視
図
図
【図6】リングと結合した状態の同上縦断側面図
【図7】本発明にかかる円錐台の四つの実施形態の斜視
図
図
【図8】本発明の埋没法において円錐台とリングとの結
合直前の斜視図
合直前の斜視図
【図9】本発明の埋没法において埋没材注入時の斜視図
【図10】本発明の埋没法において円錐台付きのまま電
気炉に入れた状態の斜視図
気炉に入れた状態の斜視図
【図11】本発明の埋没法において円錐台が焼却した状
態の斜視図
態の斜視図
【符号の説明】 1 完全焼却円錐台 1a 直立型リング履かせ部 1b 絞り型リング履かせ部 1c 填め型リング履かせ部 1e ワックス流下孔 2 鋳造リング 3 完全焼却材質 4 埋没材 5 電気炉
Claims (7)
- 【請求項1】 スプル−イング、円錐台と結合した鋳造
リング内への埋没材の注入、埋没材の硬化、電気炉加熱
の工程において、前記円錐台を完全焼却材質のものとし
て埋没材注入後円錐台ごと電気炉にて加熱し、前記円錐
台を完全焼却する鋳造工程における埋没法。 - 【請求項2】 請求項1の埋没法に使用する、完全焼却
材質(3)の円錐台(1)付きの鋳造リング(2)。 - 【請求項3】 完全焼却材質(3)が可燃プラスチック
である請求項2記載の鋳造リング(2)。 - 【請求項4】 円錐台(1)の底部を、直立型リング履
かせ部(1a)に形成した請求項2又は3記載の鋳造リ
ング(2)。 - 【請求項5】 円錐台(1)の底部を、絞り型リング履
かせ部(1b)に形成した請求項2又は3記載の鋳造リ
ング(2)。 - 【請求項6】 円錐台(1)の底部を、填め型リング履
かせ部(1c)に形成した請求項2又は3記載の鋳造リ
ング(2)。 - 【請求項7】 円錐台(1)の頂部に、ワックス流下孔
(1e)を設けた請求項2ないし6のうちいずれか一項
記載の鋳造リング(2)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18553496A JPH105927A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 鋳造工程における埋没法と、その埋没法に使用する円錐台付き鋳造リング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18553496A JPH105927A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 鋳造工程における埋没法と、その埋没法に使用する円錐台付き鋳造リング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105927A true JPH105927A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16172494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18553496A Pending JPH105927A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 鋳造工程における埋没法と、その埋没法に使用する円錐台付き鋳造リング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH105927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1070107C (zh) * | 1994-06-17 | 2001-08-29 | 智索股份有限公司 | 用纤维增强树脂制成的连续长度产品及其制造方法 |
US7114547B2 (en) | 2005-01-11 | 2006-10-03 | Sullivan Michael R | Casting ring |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP18553496A patent/JPH105927A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1070107C (zh) * | 1994-06-17 | 2001-08-29 | 智索股份有限公司 | 用纤维增强树脂制成的连续长度产品及其制造方法 |
US7114547B2 (en) | 2005-01-11 | 2006-10-03 | Sullivan Michael R | Casting ring |
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