JPH1059056A - コンテナ着脱式災害救援車及び災害救援コンテナの運用システム - Google Patents

コンテナ着脱式災害救援車及び災害救援コンテナの運用システム

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JPH1059056A
JPH1059056A JP8253550A JP25355096A JPH1059056A JP H1059056 A JPH1059056 A JP H1059056A JP 8253550 A JP8253550 A JP 8253550A JP 25355096 A JP25355096 A JP 25355096A JP H1059056 A JPH1059056 A JP H1059056A
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JP
Japan
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container
disaster
rescue
vehicle
relief
Prior art date
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Pending
Application number
JP8253550A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Takao
英彦 高尾
Masaru Nitta
優 新田
Naoto Saira
直人 西良
Mamoru Koito
守 鯉登
Akio Sudo
昭夫 須藤
Hidetaka Takayama
英孝 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1059056A publication Critical patent/JPH1059056A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導入時に必要な費用並びに税金、保険及び整備
費等の車輌の維持費用が低廉となるコンテナ着脱式災害
救援車及び災害救援コンテナの運用システムを提供す
る。 【解決手段】地震等の災害発生時に被災地への救援設備
運搬による救援活動を行うための災害救援車において、
救援活動に必要な任意の救援設備をコンテナC内に装備
し、コンテナCが車輌1に搭載された荷役装置2により
積卸し自在に構成されている。荷役装置2は、基端部が
車体に枢支されたL字状の荷役アーム21が、回動自在
に設けられるとともに、荷役アーム2の先端に、コンテ
ナCに設けられた係止部C1と係脱自在なフック23が
設けられている。救援設備を装備したコンテナは、各市
町村などの所定基地に保管されるかもしくは所望の場所
で使用されており、災害発生時において、当該所定基地
もしくは上記所望の場所と避難所間、もしくは複数の避
難所相互間で運搬され又は積卸される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被災地に各種の救
援設備を設置するためのコンテナ着脱式災害救援車及び
災害救援コンテナの運用システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、災害時の救援用として、各種の救
援設備を架装した自走式の専用車輌が多数提供されてお
り、災害時には目的に応じた専用の救援車を移送して救
援活動を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の救援車は、車輌と救援設備が一体となった専用車で
あるため、各救援車1台毎にトラックとして購入する必
要があり導入価格が高く、さらに一台毎に税金、保険、
整備等が必要となり、維持費用が高いという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
コンテナ着脱式災害救援車は、地震等の災害発生時に被
災地への救援設備運搬による救援活動を行うための災害
救援車において、前記救援活動に必要な任意の救援設備
をコンテナ内に装備し、該コンテナが車輌に搭載された
荷役装置により積卸し自在に構成されたものである。
【0005】本発明の請求項2記載のコンテナ着脱式災
害救援車は、前記荷役装置は、コンテナを車輌に容易に
積卸しできる機械装置が備えつけられており、且つ車輌
とコンテナを緊締する緊締装置が設けられたものであ
る。
【0006】本発明の請求項3記載のコンテナ着脱式災
害救援車は、前記コンテナ内に設けられた救援設備が汚
物焼却処理式トイレである。
【0007】本発明の請求項4記載のコンテナ着脱式災
害救援車は、前記汚物焼却処理式トイレは、便器と処理
装置とが平面上に分離して併置され、これら便器と処理
装置とが搬送手段を介して接続されたものである。
【0008】本発明の請求項5記載のコンテナ着脱式災
害救援車は、地震等の災害発生時に被災地への救援設備
運搬による救援活動を行うための災害救援車において、
前記救援活動に必要な任意の救援設備をコンテナ内に装
備し、該コンテナが車輌に搭載された荷役装置により積
卸し自在に構成されてなり、災害時には上記救援設備を
装備したコンテナを搭載して被災地に該コンテナを運搬
し、平常時にはごみを収容するごみ収集コンテナを搭載
し、ごみ収集を行うか、もしくは上記救援設備を装備し
たコンテナを別の用途に使用するものである。
【0009】本発明の請求項6記載の災害救援コンテナ
の運用システムは、前記救援設備を装備したコンテナ
は、各市町村などの所定基地に保管されており、災害発
生時において、当該所定基地と避難所間、もしくは複数
の避難所相互間で運搬され又は積卸されるものである。
【0010】本発明の請求項7記載の災害救援コンテナ
の運用システムは、救援設備を装備したコンテナは、平
常時には所望の場所で使用されており、災害発生時に被
災地に運搬され又は積卸されるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明のコンテナ着脱式災害救援
車の全体構成を示している。
【0013】図1において、1は、コンテナCを載置す
る車輌である。
【0014】車輌1には、車体上と地上との間でコンテ
ナCを積卸す荷役装置2が搭載されている。
【0015】荷役装置2は、図2及び図3に示すよう
に、基端部が車体に枢支されたL字状の荷役アーム21
が、伸縮シリンダ22により回動自在に設けられたもの
で、荷役アームの先端には、コンテナCに設けられた係
止部C1と係脱自在なフック23が設けられている。
【0016】よって、車輌1に載置されたコンテナC
は、荷役アーム21を後方に回動させることで、図1に
示す状態から図2に示す状態を経て図3に示すように地
上に卸すことができる。また、上述した逆の動作によっ
て地上のコンテナCを車輌1上に載置することができ
る。
【0017】また、車輌1の後端には、上述したコンテ
ナCの積卸し時にコンテナCの底面を支持するロール1
1が設けられており、このロール11でコンテナCを安
定的に支持する。
【0018】コンテナCは、その底面前部に支持部材C
2が設けられるとともに、底面後部に支持ローラC3が
設けられており、地上に卸した場合には支持部材C2及
び支持ローラC3が接地してコンテナ本体を支持する。
【0019】なお、上述したコンテナCの着脱方式は一
例であり、本発明は容易にコンテナを積卸しできる機械
装置を備えた車輌を使用した災害救援車全てを対象とす
る。
【0020】このように車輌1に積卸し自在に載置され
たコンテナC内には、各種の救援設備が装備される。以
下、各種の救援設備を装備した災害救援コンテナCにつ
いて説明する。
【0021】図4は、消防設備を装備したコンテナCa
を示し、コンテナCa内は、ホース格納箱10、消防ノ
ズル格納箱11、消防服格納箱12、消火服格納箱13
などに区画され、各箱にホース14、消防ノズル15、
消防服16、消火服17等が収容されている。
【0022】図5は、緊急時の動力源を確保するための
動力設備を装備したコンテナCbを示し、コンテナCb
内には、発電機21、油圧ユニット22が収容されると
ともに、緊急工作器具23が収容されている。
【0023】図6は、通信設備を装備したコンテナCc
を示し、コンテナCc内には、電話回線中継装置31、
アンテナ32の他、無線機などが収容されている。
【0024】このコンテナCcは、災害時において避難
地域に設置することで、災害関連の情報収集、広告、伝
達活動の一端を担うことができる。
【0025】なお、平常時においては、避難訓練、運動
会の本部、各イベントでの広報活動などに使用すること
ができる。
【0026】図7は、照明電源設備を装備したコンテナ
Cdを示し、コンテナCd内には、照明機器、コードリ
ール41の他、発電機、電源コードなどが収容されてい
る。
【0027】このコンテナCdは、災害時において、夜
間救助、復旧作業、避難所の電力供給、避難所の照明な
どに使用することができる。
【0028】なお、平常時においては、夜間道路工事や
イベント会場での電力源などとして使用することができ
る。
【0029】図8は、広報設備を装備したコンテナCe
を示し、コンテナCe内には、パソコン51、テレビ5
2、ビデオ53、情報掲示板54の他、通信機、アンテ
ナ、スピーカなどが収容されている。
【0030】図9は、宿泊設備を装備したコンテナCf
を示し、コンテナCf内には、簡易ベッド61、トイレ
62、シャワー63の他、エアコン、クロゼット、発電
機などが収容されている。
【0031】なお、平常時には工事現場やキャンプ場な
どで利用することができる。
【0032】図10は、休憩設備を装備したコンテナC
gを示し、コンテナCg内には、テーブル71、椅子7
2、エアコン73、冷蔵庫74の他、テレビ、キッチン
ヒータなどが収容されている。
【0033】図11は、トイレ設備を装備したコンテナ
Chを示し、コンテナCh内には、トイレユニット8
1、洗面設備82の他、水ポンプ、水タンクなどが収容
されている。
【0034】なお、平常時には、イベント会場、海水浴
場、河川場などで利用することができる。
【0035】図12は、汚水処理設備を装備したコンテ
ナCiを示し、コンテナCi内には、汚水浄化装置91
の他、糞尿焼却装置などが収容されている。
【0036】図13は、シャワー設備を装備したコンテ
ナCjを示し、コンテナCj内には、シャワー101を
備えたシャワー室102の他、乾燥機、脱衣設備、水ポ
ンプ、水タンクなどが収容されている。
【0037】このコンテナCjは、災害時において避難
所仮設浴場などとして利用できる。水源は、水道や消化
栓、もしくは後述する給水設備を装備したコンテナCq
を利用すればよい。
【0038】なお、平常時には、海水浴場、運動公園仮
設浴場、キャンプ場仮設浴場、道路工事現場仮設浴場な
どとして利用することができる。
【0039】図14は、厨房設備を装備したコンテナC
kを示し、コンテナCk内には、シンク111、食器格
納箱112、冷蔵庫113の他、炊飯器、レンジ、ガス
ボンベ、材料格納箱などが収容されている。
【0040】このコンテナCkは、災害時には、ライフ
ラインの分断によって被災地での給食が困難ときに、被
災者に暖かい食事を供給することができる。
【0041】なお、平常時においては、キャンプ場など
の仮設調理室、移動調理室として利用することができ
る。
【0042】図15は、ランドリー設備を装備したコン
テナClを示し、コンテナCl内には、洗濯機121、
乾燥機122の他、水ポンプ、水タンクなどが収容され
ている。
【0043】なお、平常時にはコインランドリーなどと
して利用することができる。
【0044】図16は、診療設備を装備したコンテナC
mを示し、コンテナCm内には、診療用ベット131、
冷蔵庫132、診療机133の他、診療器具、電源機な
どが収容されている。
【0045】図17は、消毒設備を装備したコンテナC
nを示し、コンテナCn内には、消毒液タンク141、
水ポンプ142、ホース143、散布ノズル144など
が収容されている。
【0046】図18は、ペットのための宿泊設備を装備
したコンテナCoを示し、コンテナCo内には、ペット
用の檻151、籠152の他、餌などが収容されてい
る。
【0047】図19は、汚水吸引設備を装備したコンテ
ナCpを示し、コンテナCp内には、タンク161、吸
引装置162の他、水ポンプ、ホースなどが収容されて
いる。
【0048】図20は、給水設備を装備したコンテナC
qを示し、コンテナCq内には、水ポンプ171、水タ
ンク172の他、ホース、複数の蛇口などが収容されて
いる。なお、この給水設備は消火用の水としても使用す
ることができる。
【0049】このコンテナCqは、災害時には避難所へ
の飲料水供給として使用することができる。
【0050】なお、平常時においては、道路への散水、
キャンプ場での飲料水供給、渇水地域での飲料水供給な
どに使用することができる。
【0051】図21は、造水設備を装備したコンテナC
rを示し、コンテナCr内には、水タンク181の他、
造水ユニット、発電機、水中ポンプなどが収容されてい
る。
【0052】災害時には、ライフラインが分断され、飲
料水などが不足するおそれがあるが、当該コンテナCr
により浄化した飲料水を供給することができる。
【0053】なお、平常時には、キャンプ場などでの飲
料水の造水及び供給、渇水地域での飲料水の造水及び供
給などとして利用することができる。
【0054】図22は、請求項3又は4に示すコンテナ
着脱式災害救援車を示しており、コンテナCs内には、
複数の便器191が配置されるともに、これら便器19
1が搬送管192により搬送装置193を介して処理装
置194に接続されている。
【0055】前記搬送装置193は、真空吸引式のもの
で、真空吸引によって前記便器191に排出された汚物
を処理装置194に搬送管192を通じて搬送する。
【0056】前記処理装置194は、搬送された汚物を
焼却して処理するもので、このように汚物を焼却処理す
ることで、悪臭の発生を防ぐことができるとともに、汚
物除去作業が容易に行え、さらに、固形状になった処理
物はコンテナ移動に伴って外部に流出するおそれもな
い。
【0057】また、コンテナCs内において便器191
を低い位置に設置できるため、コンテナCsを必要以上
に高くする必要がなく、便器191上方の空間を十分に
確保することができる。さらに、処理装置194と便器
191とを分離して設けたことで、1つの処理装置19
4によって複数の便器191に排出された汚物を処理す
ることができる。
【0058】このコンテナCsは、処理装置194によ
り汚物を焼却処理できる自己完結型であるため、下水道
が不要で災害時に有効であり、発電機を搭載すること
で、外部からの電源供給が不要になる。
【0059】よって、コンテナCsは、災害時には避難
所の仮設トイレや復旧現場での仮設トイレなどとして使
用することができ、下水道が未整備、または分断された
避難所などに有効であり、衛生面を向上させて被災地で
の生活環境の悪化を防ぐことができる。
【0060】なお、平常時においては、海水浴場やキャ
ンプ場の仮設トイレ、建設現場の仮設トイレ、断水地区
の仮設トイレなどとして使用することができる。
【0061】図23は、物資運搬設備を装備したコンテ
ナCtを示し、このコンテナCtの内部は随時組替え可
能な棚201で仕切られており、各棚201に保存食、
衣類、非常用品などの各物資202が収納・保管可能に
構成されている。
【0062】よって、このコンテナCtは、災害時には
救援物資の運搬に利用することができる。
【0063】なお、平常時においては、仮設倉庫、救援
物資の備蓄用などに利用することができる。
【0064】このように各コンテナCa〜Ctに各種の
救援設備を収容することで、災害発生時には、必要な救
援設備を収容したコンテナを車輌1に載置して被災地に
移送し、車輌1から卸して被災地の各避難所に設置する
ことで、各種の救援設備を利用することができる。
【0065】次に、前述した災害救援用の各コンテナC
a〜Ctの運用システム例について図24を参照して説
明する。
【0066】まず、前述した災害救援用の各コンテナC
a〜Ctは、各市町村A1〜A3などの複数基地に予め
保管しておく。なお、単なる保管ではなく、前述した通
り平常時としての利用をしてもよい。
【0067】そして、災害が発生すると、各市町村A1
〜A3に保管又は平常時利用されている各種のコンテナ
Ca〜Ctを車輌1に搭載し被災地の各避難所a1〜a
4などに運搬して設置する。
【0068】この際、各避難所a1〜a4には、例えば
通信設備を装備したコンテナCc、トイレ設備を装備し
たコンテナChやCs、宿泊設備を装備したコンテナC
f、給水設備を装備したコンテナCqなど各避難所a1
〜a4において常時必要な設備を設置する。
【0069】そして、例えば照明電源設備を装備したコ
ンテナCd、ランドリー設備を装備したコンテナCl、
シャワー設備を装備したコンテナCjなど各避難所a1
〜a4において常時必要でない設備を各市町村A1〜A
3と各避難所a1〜a4との間もしくは各避難所a1〜
a4相互間で車輌1によって運搬し、一次的や周期的に
設置して利用する。
【0070】また、物資運搬設備を装備したコンテナC
tを車輌1に搭載して各避難所a1〜a4に物資の補給
などを行ってもよい。各避難所a1〜a4での物資必要
量に応じてコンテナCtを卸したり、空コンテナあるい
は回収物を積載したコンテナを積んで運搬してもよい。
【0071】なお、被災地に運搬される上述した災害救
援コンテナは、移動優先順位を設定し、例えば消防設備
を装備したコンテナCa、動力設備を装備したコンテナ
Cbなどの災害発生時に必要不可欠なコンテナから優先
的に運搬され、続いて、通信設備、トイレ設備、造水設
備、給水設備などのように被災地において必要なものか
ら順次運搬してもよい。
【0072】さらに、車輌1は、災害のない平常時にお
いては、例えば図25に示すようなごみ収集コンテナC
uを搭載して各ごみ収集所に設置し、これらごみ収集コ
ンテナCuによってごみ収集が行なわれた後、各処理場
に運搬されるごみ処理用として利用される。図25にお
ける符号211は、ごみ収集コンテナCuの上部に形成
されたごみ投入口に開閉自在に設けられた開閉扉であ
る。
【0073】また、災害救援用コンテナCa〜Ct自体
も災害時の他、平常時にも各種活動に利用できる。
【0074】なお、車輌1や災害救援用コンテナCa〜
Ctは、各市町村A1〜A3などが必ずしも各自治体毎
に保有することなく、複数の自治体間で共用したり、災
害救援用コンテナの種類に応じて相互に補完してもよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1又
は2記載のコンテナ着脱式災害救援車によれば、車輌1
台に対してコンテナ複数台の組合せで良いので、導入価
格が低廉となること、さらに、車輌一台ごとに必要とな
る税金、保険、整備費等が、車輌1台分で済むので、維
持費用の面でも低廉である。
【0076】請求項3記載のコンテナ着脱式災害救援車
によれば、コンテナ内に設ける救援設備として汚物焼却
処理式トイレを設けたことで、悪臭の発生を防ぐことが
できるとともに、汚物除去作業が容易に行え、さらに、
コンテナ移動に伴う汚物の流出も完全に防止できる。
【0077】請求項4記載のコンテナ着脱式災害救援車
によれば、便器と処理装置とが平面上に分離して併置さ
れ、これら便器と処理装置とが搬送手段を介して接続さ
れて汚物焼却処理式トイレを構成したことで、コンテナ
内において便器を低い位置に設置できるため、コンテナ
を必要以上に高くする必要がなく、便器上方の空間を十
分に確保することができる。また、処理装置と便器とを
分離して設けたことで、1つの処理装置によって複数の
便器に排出された汚物を処理することができる。
【0078】請求項5記載のコンテナ着脱式災害救援車
によれば、災害時のみならず、平常時においてもコンテ
ナ着脱式災害救援車を有効に利用することができ、汎用
性に優れたものを提供することができる。
【0079】請求項6記載の災害救援コンテナの運用シ
ステムによれば、災害発生時において災害救援コンテナ
を有効に且つ効果的に活用することができる。
【0080】請求項7記載の災害救援コンテナの運用シ
ステムによれば、平常時においても救援設備を装備した
コンテナを所望の場所で使用することで、各種の災害救
援用コンテナを単に保管するだけでなく、有効に活用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナ着脱式災害救援車の概略を示
す側面図である。
【図2】コンテナの積卸しを説明するための側面図であ
る。
【図3】コンテナの積卸しを説明するための側面図であ
る。
【図4】消防設備を装備したコンテナを載置したコンテ
ナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図5】緊急時の動力源を確保するための動力設備を装
備したコンテナを載置したコンテナ着脱式災害救援車を
示す概略の側面図である。
【図6】通信設備を装備したコンテナを載置したコンテ
ナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図7】照明電源設備を装備したコンテナを載置したコ
ンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図8】広報設備を装備したコンテナを載置したコンテ
ナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図9】宿泊設備を装備したコンテナを載置したコンテ
ナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図10】休憩設備を装備したコンテナを載置したコン
テナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図11】トイレ設備を装備したコンテナを載置したコ
ンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図12】汚水処理設備を装備したコンテナを載置した
コンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図13】シャワー設備を装備したコンテナを載置した
コンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図14】厨房設備を装備したコンテナを載置したコン
テナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図15】ランドリー設備を装備したコンテナを載置し
たコンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図であ
る。
【図16】診療設備を装備したコンテナを載置したコン
テナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図17】消毒設備を装備したコンテナを載置したコン
テナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図18】ペットのための宿泊設備を装備したコンテナ
を載置したコンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面
図である。
【図19】汚水吸引設備を装備したコンテナを載置した
コンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図20】給水設備を装備したコンテナを載置したコン
テナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図21】造水設備を装備したコンテナを載置したコン
テナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図22】請求項3又は4記載のコンテナ着脱式災害救
援車を示す概略の側面図である。
【図23】物資運搬設備を装備したコンテナを載置した
コンテナ着脱式災害救援車を示す概略の側面図である。
【図24】請求項6記載の災害救援コンテナの運用シス
テムを説明するための図である。
【図25】ごみ収集コンテナを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車輌 2 荷役装置 21 荷役アーム 23 フック C コンテナ C1 係止部 191 便器 193 搬送装置 194 処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鯉登 守 栃木県佐野市栄町2番地 新明和工業株式 会社特装車事業部内 (72)発明者 須藤 昭夫 栃木県佐野市栄町2番地 新明和工業株式 会社特装車事業部内 (72)発明者 高山 英孝 栃木県佐野市栄町2番地 新明和工業株式 会社特装車事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震等の災害発生時に被災地への救援設
    備運搬による救援活動を行うための災害救援車におい
    て、 前記救援活動に必要な任意の救援設備をコンテナ内に装
    備し、該コンテナが車輌に搭載された荷役装置により積
    卸し自在に構成されたことを特徴とするコンテナ着脱式
    災害救援車。
  2. 【請求項2】 前記荷役装置は、コンテナを車輌に容易
    に積卸しできる機械装置が備えつけられており、且つ車
    輌とコンテナを緊締する緊締装置が設けられた請求項1
    記載のコンテナ着脱式災害救援車。
  3. 【請求項3】 前記コンテナ内に設けられた救援設備が
    汚物焼却処理式トイレであることを特徴とする請求項1
    又は2記載のコンテナ着脱式災害救援車。
  4. 【請求項4】 前記汚物焼却処理式トイレは、便器と処
    理装置とが平面上に分離して併置され、これら便器と処
    理装置とが搬送手段を介して接続されたことを特徴とす
    る請求項3記載のコンテナ着脱式災害救援車。
  5. 【請求項5】 地震等の災害発生時に被災地への救援設
    備運搬による救援活動を行うための災害救援車におい
    て、 前記救援活動に必要な任意の救援設備をコンテナ内に装
    備し、該コンテナが車輌に搭載された荷役装置により積
    卸し自在に構成されてなり、 災害時には上記救援設備を装備したコンテナを搭載して
    被災地に該コンテナを運搬し、平常時にはごみを収容す
    るごみ収集コンテナを搭載し、ごみ収集を行うか、もし
    くは上記救援設備を装備したコンテナを別の用途に使用
    することを特徴とするコンテナ着脱式災害救援車。
  6. 【請求項6】 救援設備を装備したコンテナは、各市町
    村などの所定基地に保管されており、災害発生時におい
    て、当該所定基地と避難所間、もしくは複数の避難所相
    互間で運搬され又は積卸されることを特徴とする災害救
    援コンテナの運用システム。
  7. 【請求項7】 救援設備を装備したコンテナは、平常時
    には所望の場所で使用されており、災害発生時に被災地
    に運搬され又は積卸されることを特徴とする災害救援コ
    ンテナの運用システム。
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