JPH1059012A - デュアル切断式駆動アセンブリ - Google Patents
デュアル切断式駆動アセンブリInfo
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- JPH1059012A JPH1059012A JP9147157A JP14715797A JPH1059012A JP H1059012 A JPH1059012 A JP H1059012A JP 9147157 A JP9147157 A JP 9147157A JP 14715797 A JP14715797 A JP 14715797A JP H1059012 A JPH1059012 A JP H1059012A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K23/00—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
- B60K23/08—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/08—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/08—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
- F16H2048/082—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears characterised by the arrangement of output shafts
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H48/08—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
- F16H2048/085—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears characterised by shafts or gear carriers for orbital gears
Abstract
(57)【要約】
【課題】二輪駆動モードまたは四輪駆動モードのいずれ
かで作動可能な四輪駆動車用のデュアル切断式駆動アセ
ンブリを提供することにある。 【解決手段】四輪駆動（４ＷＤ）車用のデュアル切断式
デフアセンブリは、デフアセンブリの両方の出力軸（ひ
いては、それぞれの出力軸によって駆動される両方の車
軸）を同時に接続し、かつ両方の出力軸を同時に切断す
る。出力軸の同時接続および同時切断のために、２個の
デフサイドギヤ（従来のものであってもよい）およびそ
れぞれの出力軸と駆動係合状態にある環状の被駆動ギヤ
に関連するクラッチ機構を設ける。本発明のデュアル切
断式デフアセンブリは簡単かつコンパクトで信頼できる
ものであって、現在使用されている単車軸切断機構に伴
う欠点を解消し、さらに現在知られているような機構よ
りも簡単でコンパクトで信頼性の高いデュアル切断式デ
フ機構を提供する。
かで作動可能な四輪駆動車用のデュアル切断式駆動アセ
ンブリを提供することにある。 【解決手段】四輪駆動（４ＷＤ）車用のデュアル切断式
デフアセンブリは、デフアセンブリの両方の出力軸（ひ
いては、それぞれの出力軸によって駆動される両方の車
軸）を同時に接続し、かつ両方の出力軸を同時に切断す
る。出力軸の同時接続および同時切断のために、２個の
デフサイドギヤ（従来のものであってもよい）およびそ
れぞれの出力軸と駆動係合状態にある環状の被駆動ギヤ
に関連するクラッチ機構を設ける。本発明のデュアル切
断式デフアセンブリは簡単かつコンパクトで信頼できる
ものであって、現在使用されている単車軸切断機構に伴
う欠点を解消し、さらに現在知られているような機構よ
りも簡単でコンパクトで信頼性の高いデュアル切断式デ
フ機構を提供する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、デフ切断駆動アセンブ
リまたは機構に関し、特に、二輪駆動モードまたは四輪
駆動モードのいずれかで作動させることができる四輪駆
動車用のデュアル切断式駆動アセンブリ（ｄｕａｌ ｄ
ｉｓｃｏｎｎｅｃｔ ａｓｓｅｍｂｌｙ）に関する。
リまたは機構に関し、特に、二輪駆動モードまたは四輪
駆動モードのいずれかで作動させることができる四輪駆
動車用のデュアル切断式駆動アセンブリ（ｄｕａｌ ｄ
ｉｓｃｏｎｎｅｃｔ ａｓｓｅｍｂｌｙ）に関する。
【０００２】
【従来の技術】二輪駆動モードまたは四輪駆動モードの
いずれでも作動することができる四輪駆動車が広く人気
を得ている。そのような車に用いるための車軸切断機
構、すなわちデフ切断機構またはアセンブリは公知であ
る。
いずれでも作動することができる四輪駆動車が広く人気
を得ている。そのような車に用いるための車軸切断機
構、すなわちデフ切断機構またはアセンブリは公知であ
る。
【０００３】四輪駆動車に一般に使用される切断機構
は、車軸アセンブリの２本の出力軸のうち、パートタイ
ムで駆動される一方だけを切断する。これが、バック駆
動により、デフのピニオンギヤおよびサイドギヤを回転
させる。ただし、デフケースは静止したままである。こ
れは、速度感応式リミテッドスリップデフには適合しな
い。また、車が二輪駆動モードにあるとき、単車軸切断
機構は、デフ部品の回転により、騒音および摩耗ならび
に燃費の悪さをもたらすおそれがある。
は、車軸アセンブリの２本の出力軸のうち、パートタイ
ムで駆動される一方だけを切断する。これが、バック駆
動により、デフのピニオンギヤおよびサイドギヤを回転
させる。ただし、デフケースは静止したままである。こ
れは、速度感応式リミテッドスリップデフには適合しな
い。また、車が二輪駆動モードにあるとき、単車軸切断
機構は、デフ部品の回転により、騒音および摩耗ならび
に燃費の悪さをもたらすおそれがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】種々のデュアル切断式
デフアセンブリまたは機構が発案されている。これらの
機構は一般に、多数の可動部品を有し、かなり複雑であ
り、必要な空間の理由から、比較的幅の広い車でしか設
置するのに適さないであろう。いずれも市販品としては
受け入れられていない。
デフアセンブリまたは機構が発案されている。これらの
機構は一般に、多数の可動部品を有し、かなり複雑であ
り、必要な空間の理由から、比較的幅の広い車でしか設
置するのに適さないであろう。いずれも市販品としては
受け入れられていない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、共通の横軸を
中心に回転自在である第一および第二のサイドギヤを有
するデフを含む。回転自在の第一および第二の出力軸が
サイドギヤと同軸に設けられており、クラッチ機構を使
用して、それらの出力軸を同時にそれぞれのサイドギヤ
と駆動係合させたり切断したりする。アクチュエータを
使用して、被駆動ギヤをクラッチ係合位置とクラッチ切
断位置との間で滑動させる。さらに、各サイドギヤに
は、クラッチ部材と、第一および第二の出力軸にそれぞ
れ滑動自在かつ非回転自在に取り付けられた第一および
第二の被駆動ギヤを含む、端部どうしが当接する関係に
ある複数の軸方向に滑動自在の部材とが設けられてい
る。被駆動ギヤは、第一および第二の各サイドギヤのク
ラッチ部材と係合するためのクラッチ部材を有し、被駆
動ギヤは、第一の方向に同時に滑動すると、クラッチ係
合位置に達することができ、第二の方向に同時に滑動す
ると、クラッチ切断位置に達することができる。
中心に回転自在である第一および第二のサイドギヤを有
するデフを含む。回転自在の第一および第二の出力軸が
サイドギヤと同軸に設けられており、クラッチ機構を使
用して、それらの出力軸を同時にそれぞれのサイドギヤ
と駆動係合させたり切断したりする。アクチュエータを
使用して、被駆動ギヤをクラッチ係合位置とクラッチ切
断位置との間で滑動させる。さらに、各サイドギヤに
は、クラッチ部材と、第一および第二の出力軸にそれぞ
れ滑動自在かつ非回転自在に取り付けられた第一および
第二の被駆動ギヤを含む、端部どうしが当接する関係に
ある複数の軸方向に滑動自在の部材とが設けられてい
る。被駆動ギヤは、第一および第二の各サイドギヤのク
ラッチ部材と係合するためのクラッチ部材を有し、被駆
動ギヤは、第一の方向に同時に滑動すると、クラッチ係
合位置に達することができ、第二の方向に同時に滑動す
ると、クラッチ切断位置に達することができる。
【０００６】本発明の好ましいデュアル切断式デフアセ
ンブリはさらに、軸方向に滑動自在の部材として、第一
の被駆動ギヤと第二の被駆動ギヤとの間のスライドカラ
ーと、隣接する被駆動ギヤの機外の位置で出力軸の一方
に滑動自在に取り付けられたクラッチカラーとを含む。
被駆動ギヤをクラッチ切断位置に偏倚させるための偏倚
手段が設けられている。クラッチが切断されると、車は
二輪駆動モードに入り、クラッチが係合すると、車は四
輪駆動モードに入る。
ンブリはさらに、軸方向に滑動自在の部材として、第一
の被駆動ギヤと第二の被駆動ギヤとの間のスライドカラ
ーと、隣接する被駆動ギヤの機外の位置で出力軸の一方
に滑動自在に取り付けられたクラッチカラーとを含む。
被駆動ギヤをクラッチ切断位置に偏倚させるための偏倚
手段が設けられている。クラッチが切断されると、車は
二輪駆動モードに入り、クラッチが係合すると、車は四
輪駆動モードに入る。
【０００７】本発明のデフアセンブリは、二輪駆動モー
ドが選択されたとき、一つの出力軸およびその車軸だけ
をデフとの駆動係合から切断する公知の切断機構に比べ
て、燃費の改善、摩耗の減少および騒音の減少をはじめ
とするいくつかの利点を有している。公知のデュアル切
断式デフアセンブリに比較した場合の本発明の利点に
は、部品の減少およびコンパクト性の向上があり、これ
らの利点が、本発明のデュアル切断駆動機構を、サブコ
ンパクト車を含むいかなるサイズの車にも用いることを
可能にする。これが、現在公知のデュアル切断式機構に
求められる空間的要件のため、これまでは四輪駆動のオ
プションを持たなかった、サブコンパクト車を含むより
小型の車に四輪駆動を提供することを可能にする。
ドが選択されたとき、一つの出力軸およびその車軸だけ
をデフとの駆動係合から切断する公知の切断機構に比べ
て、燃費の改善、摩耗の減少および騒音の減少をはじめ
とするいくつかの利点を有している。公知のデュアル切
断式デフアセンブリに比較した場合の本発明の利点に
は、部品の減少およびコンパクト性の向上があり、これ
らの利点が、本発明のデュアル切断駆動機構を、サブコ
ンパクト車を含むいかなるサイズの車にも用いることを
可能にする。これが、現在公知のデュアル切断式機構に
求められる空間的要件のため、これまでは四輪駆動のオ
プションを持たなかった、サブコンパクト車を含むより
小型の車に四輪駆動を提供することを可能にする。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、本発明を、その最良の形態
および好ましい実施態様を参照しながら詳細に説明す
る。
および好ましい実施態様を参照しながら詳細に説明す
る。
【０００９】まず図１を参照すると、フルタイム駆動の
後車軸およびパートタイム駆動の前車軸を有する四輪駆
動（４ＷＤ）車の前車軸に用いるための、本発明のデュ
アル切断式デフアセンブリ（または機構）１０が示され
ている。
後車軸およびパートタイム駆動の前車軸を有する四輪駆
動（４ＷＤ）車の前車軸に用いるための、本発明のデュ
アル切断式デフアセンブリ（または機構）１０が示され
ている。
【００１０】デフアセンブリ１０は一般に、図示しない
縦に延びるピニオン軸（または入力軸）によって駆動さ
れる。そのピニオン軸は逆に、車の変速機から縦方向に
延びる駆動軸（図示せず）によって駆動することができ
る。ピニオン軸は、デフケース１２に固着（たとえばボ
ルトで）されているリングギヤ（図示せず）と係合する
ことができる。デフケース１２は、ベアリング（図示せ
ず）によってデフハウジング（図示せず）に回転自在に
取り付けられている。デフケース１２およびそれに固着
されたリングギヤは、出力軸（後述する）およびそれら
の出力軸にそれぞれ結合された車軸の軸である水平方向
の横軸を中心に回転する。
縦に延びるピニオン軸（または入力軸）によって駆動さ
れる。そのピニオン軸は逆に、車の変速機から縦方向に
延びる駆動軸（図示せず）によって駆動することができ
る。ピニオン軸は、デフケース１２に固着（たとえばボ
ルトで）されているリングギヤ（図示せず）と係合する
ことができる。デフケース１２は、ベアリング（図示せ
ず）によってデフハウジング（図示せず）に回転自在に
取り付けられている。デフケース１２およびそれに固着
されたリングギヤは、出力軸（後述する）およびそれら
の出力軸にそれぞれ結合された車軸の軸である水平方向
の横軸を中心に回転する。
【００１１】本発明の実施に使用されるデフはさらに、
デフクロスピン１６と、クロスピン１６に対して回転自
在に取り付けられたピニオンギヤ１８とを含むことがで
きる。デフはさらに、第一（または左側）のサイドギヤ
２０および第二（または右側）のサイドギヤ２１を含む
（図１、２および３を参照）。サイドギヤ２０および２
１は同軸にあり、前記出力軸および車軸の共通軸でもあ
る共通の横軸を中心に回転する。
デフクロスピン１６と、クロスピン１６に対して回転自
在に取り付けられたピニオンギヤ１８とを含むことがで
きる。デフはさらに、第一（または左側）のサイドギヤ
２０および第二（または右側）のサイドギヤ２１を含む
（図１、２および３を参照）。サイドギヤ２０および２
１は同軸にあり、前記出力軸および車軸の共通軸でもあ
る共通の横軸を中心に回転する。
【００１２】サイドギヤ２０、２１は、それぞれ図２お
よび３にはっきり見てとれるように、それぞれのクラッ
チ部材をスプライン２２、２３の形態で有している。こ
れらのスプラインは、それぞれのサイドギヤ２０、２１
の中央穿孔に、その左側端部の近くで、左側サイドギヤ
２０の機外側端部および右側サイドギヤ２１の機内側端
部に形成されている。
よび３にはっきり見てとれるように、それぞれのクラッ
チ部材をスプライン２２、２３の形態で有している。こ
れらのスプラインは、それぞれのサイドギヤ２０、２１
の中央穿孔に、その左側端部の近くで、左側サイドギヤ
２０の機外側端部および右側サイドギヤ２１の機内側端
部に形成されている。
【００１３】本発明のデュアル切断式デフアセンブリ１
０はさらに、同軸の、第一（または左側）および第二
（または右側）の出力軸２４を含む。これらの出力軸２
４は横方向に延び、サイドギヤ２０、２１と同軸にあ
る。これらの出力軸２４は、クロスピン１６の近くの機
内側端部から、デフハウジングの外にある機外側端部ま
で延びている。スプライン２６が、出力軸を駆動するた
め、出力軸の機内側端部に設けられている。車軸をそれ
ぞれの出力軸２４に結合して駆動係合状態にするため、
従来のものであってもよい継ぎ手（たとえば自在継ぎ
手）またはフランジが出力軸２４の各機外側端部に設け
られている。これらの車軸は出力軸２４と同軸にあり、
車両の側面の車輪（図示せず）まで横方向に外に延びて
いる。
０はさらに、同軸の、第一（または左側）および第二
（または右側）の出力軸２４を含む。これらの出力軸２
４は横方向に延び、サイドギヤ２０、２１と同軸にあ
る。これらの出力軸２４は、クロスピン１６の近くの機
内側端部から、デフハウジングの外にある機外側端部ま
で延びている。スプライン２６が、出力軸を駆動するた
め、出力軸の機内側端部に設けられている。車軸をそれ
ぞれの出力軸２４に結合して駆動係合状態にするため、
従来のものであってもよい継ぎ手（たとえば自在継ぎ
手）またはフランジが出力軸２４の各機外側端部に設け
られている。これらの車軸は出力軸２４と同軸にあり、
車両の側面の車輪（図示せず）まで横方向に外に延びて
いる。
【００１４】本発明のデュアル切断式デフアセンブリ１
０は、出力軸２４の両方をそれぞれのサイドギヤ２０、
２１と同時に駆動係合させたり切断したりするためのク
ラッチ機構を含む。サイドギヤ２０、２１それぞれのス
プライン２２、２３は、本クラッチアセンブリまたは機
構の一部を構成する。
０は、出力軸２４の両方をそれぞれのサイドギヤ２０、
２１と同時に駆動係合させたり切断したりするためのク
ラッチ機構を含む。サイドギヤ２０、２１それぞれのス
プライン２２、２３は、本クラッチアセンブリまたは機
構の一部を構成する。
【００１５】このクラッチ機構はさらに、端部どうしが
当接した関係にある、軸方向に滑動自在の複数の同軸環
状部材を含む。これらの軸方向に滑動自在の部材は、図
１で見て左から右に、外歯スプラインの形態のクラッチ
部材をその外面に有する第一または左側の被駆動ギヤ３
０ならびにそれぞれの出力軸２４と駆動係合するための
内スプライン３２である。直径方向に対向して側方に延
びるスロット３５を有するスライドカラー３４（図４の
平面図に見てとれる）が、第一または左側の被駆動ギヤ
３０と同一である第二または右側の被駆動ギヤ３０とと
もに設けられている。クラッチカラー３６が設けられ、
これはその外面に、クラッチアクチュエータ４０を受け
るための溝３８を形成する一対の離間したカラー３７を
有している。
当接した関係にある、軸方向に滑動自在の複数の同軸環
状部材を含む。これらの軸方向に滑動自在の部材は、図
１で見て左から右に、外歯スプラインの形態のクラッチ
部材をその外面に有する第一または左側の被駆動ギヤ３
０ならびにそれぞれの出力軸２４と駆動係合するための
内スプライン３２である。直径方向に対向して側方に延
びるスロット３５を有するスライドカラー３４（図４の
平面図に見てとれる）が、第一または左側の被駆動ギヤ
３０と同一である第二または右側の被駆動ギヤ３０とと
もに設けられている。クラッチカラー３６が設けられ、
これはその外面に、クラッチアクチュエータ４０を受け
るための溝３８を形成する一対の離間したカラー３７を
有している。
【００１６】クラッチカラー３６は１個しか要らないこ
とがわかる。このクラッチカラーは、出力軸２４の一方
（この場合は右側の出力軸）に滑動自在かつ回転自在に
取り付けられ、隣接する被駆動ギヤ３０の機外側に、そ
れと端部どうしが当接する関係にある。
とがわかる。このクラッチカラーは、出力軸２４の一方
（この場合は右側の出力軸）に滑動自在かつ回転自在に
取り付けられ、隣接する被駆動ギヤ３０の機外側に、そ
れと端部どうしが当接する関係にある。
【００１７】被駆動ギヤ３０は、それぞれの出力軸２４
に滑動自在かつ非回転自在に取り付けられている。被駆
動ギヤ３０に設けられた内スプライン３２および出力軸
２４に設けられた外スプライン２６が、相対的な回転を
防ぎながらも、被駆動ギヤの軸方向の滑動を可能にす
る。したがって、被駆動ギヤ３０は、それらが取り付け
られているそれぞれの出力軸２４とともに回転する。
に滑動自在かつ非回転自在に取り付けられている。被駆
動ギヤ３０に設けられた内スプライン３２および出力軸
２４に設けられた外スプライン２６が、相対的な回転を
防ぎながらも、被駆動ギヤの軸方向の滑動を可能にす
る。したがって、被駆動ギヤ３０は、それらが取り付け
られているそれぞれの出力軸２４とともに回転する。
【００１８】被駆動ギヤ３０、スライドカラー３４およ
びクラッチカラー３６を含む軸方向に滑動自在の部材の
全セットは、図１には、通常位置であるクラッチ切断位
置で示されている。作動時に、以下に説明するように、
軸方向に滑動自在の部材３０、３４および３６は、図１
で見て左に滑動して、それぞれの被駆動ギヤ３０に設け
られたクラッチ部材またはスプライン３１がそれぞれの
サイドギヤ２０、２１に設けられたそれぞれのスプライ
ン２２、２３と係合するクラッチ係合位置に入る。出力
軸２４は、クラッチ機構がクラッチ係合位置にあるとき
には、それぞれのサイドギヤ２０、２１とともに回転
し、クラッチ機構がクラッチ切断位置にあるときには、
それぞれのサイドギヤ２０、２１から独立して回転す
る。
びクラッチカラー３６を含む軸方向に滑動自在の部材の
全セットは、図１には、通常位置であるクラッチ切断位
置で示されている。作動時に、以下に説明するように、
軸方向に滑動自在の部材３０、３４および３６は、図１
で見て左に滑動して、それぞれの被駆動ギヤ３０に設け
られたクラッチ部材またはスプライン３１がそれぞれの
サイドギヤ２０、２１に設けられたそれぞれのスプライ
ン２２、２３と係合するクラッチ係合位置に入る。出力
軸２４は、クラッチ機構がクラッチ係合位置にあるとき
には、それぞれのサイドギヤ２０、２１とともに回転
し、クラッチ機構がクラッチ切断位置にあるときには、
それぞれのサイドギヤ２０、２１から独立して回転す
る。
【００１９】スライドカラー３４は、出力軸２４に、そ
の機内側端で滑動自在かつ回転自在に取り付けられてい
る。スライドカラー３４は、出力軸２４の機内側端と機
外側端との間の空隙をまたいで延びている。スライドカ
ラー３４に設けられた直径方向に対向するスロット３５
がデフの横軸１６を受けて、スライドカラー３４と横軸
とが互いに回転するようになっている。スライドカラー
３４の端部は、各側で、それぞれの被駆動ギヤ３０と端
部どうしで当接する関係にある。したがって、スライド
カラー３４は、クロスピン１６とともに、かつ、いずれ
の被駆動ギヤ３０からも独立して回転する。
の機内側端で滑動自在かつ回転自在に取り付けられてい
る。スライドカラー３４は、出力軸２４の機内側端と機
外側端との間の空隙をまたいで延びている。スライドカ
ラー３４に設けられた直径方向に対向するスロット３５
がデフの横軸１６を受けて、スライドカラー３４と横軸
とが互いに回転するようになっている。スライドカラー
３４の端部は、各側で、それぞれの被駆動ギヤ３０と端
部どうしで当接する関係にある。したがって、スライド
カラー３４は、クロスピン１６とともに、かつ、いずれ
の被駆動ギヤ３０からも独立して回転する。
【００２０】クラッチカラー３６は、第二または右側の
出力軸２４に滑動自在かつ回転自在に取り付けられてい
る。クラッチカラー３６の一端（図１で見て左側の端）
は、第二（または近い側の）の被駆動ギヤ３０と端部ど
うしで当接する関係にあり、クラッチカラー３６が軸方
向に左に（クラッチ係合位置に）動くと、軸方向に滑動
自在の環状部材３０、３４および３６の全セットが同時
に左に移動するようになっている。
出力軸２４に滑動自在かつ回転自在に取り付けられてい
る。クラッチカラー３６の一端（図１で見て左側の端）
は、第二（または近い側の）の被駆動ギヤ３０と端部ど
うしで当接する関係にあり、クラッチカラー３６が軸方
向に左に（クラッチ係合位置に）動くと、軸方向に滑動
自在の環状部材３０、３４および３６の全セットが同時
に左に移動するようになっている。
【００２１】圧縮ばね４２が偏倚手段として作用して、
軸方向に滑動自在の環状部材３０、３４および３６をク
ラッチ切断位置、すなわち図１で見て右に付勢する。ば
ね４２は、第一または左側の出力軸２４を包囲してい
る。ばね４２の両端は、第一の被駆動ギヤ３０の外端
（または左端）および左側出力軸２４の肩と係合してい
る。
軸方向に滑動自在の環状部材３０、３４および３６をク
ラッチ切断位置、すなわち図１で見て右に付勢する。ば
ね４２は、第一または左側の出力軸２４を包囲してい
る。ばね４２の両端は、第一の被駆動ギヤ３０の外端
（または左端）および左側出力軸２４の肩と係合してい
る。
【００２２】クラッチ機構を作動させるために、クラッ
チアクチュエータ４０を、クラッチカラー３６の溝３８
にはまる分岐端部を有するシフトフォークとして設ける
ことができる。シフトフォーク４０は、公知の手段、た
とえば減圧（この手段が好ましい）によって作動させる
こともできるし、油圧式、空気式、電気的または機械的
手段によって作動させることもできる。作動は、自動的
に開始させることもできるし、手作業の操作、たとえば
車の運転席での手またはペダルでの制御によって開始さ
せることもできる。
チアクチュエータ４０を、クラッチカラー３６の溝３８
にはまる分岐端部を有するシフトフォークとして設ける
ことができる。シフトフォーク４０は、公知の手段、た
とえば減圧（この手段が好ましい）によって作動させる
こともできるし、油圧式、空気式、電気的または機械的
手段によって作動させることもできる。作動は、自動的
に開始させることもできるし、手作業の操作、たとえば
車の運転席での手またはペダルでの制御によって開始さ
せることもできる。
【００２３】被駆動ギヤ３０およびクラッチカラー３６
は通常、クラッチ切断位置、すなわち図１で見て右寄り
にある。クラッチが切断されると、車は二輪駆動（２Ｗ
Ｄ）モードになる。クラッチ機構を係合させ、車を四輪
駆動（４ＷＤ）モードに入れるには、クラッチアクチュ
エータ４０が、圧縮ばね４２の偏倚力に抗して、クラッ
チカラー３６を図１で見て左に移動させる。クラッチカ
ラー３６が被駆動ギヤ３０およびスライドカラー３４を
ばね４２の偏倚力に抗して左に押し、それにより、各被
駆動ギヤに設けられたクラッチ部材またはスプライン３
１を、各サイドギヤ２０、２１に設けられたそれぞれの
クラッチ部材またはスプライン２２、２３と係合させ
る。このようにしてクラッチ機構が係合すると、出力軸
２４は、それぞれのサイドギヤ２０、２１と同じ速度で
回転するよう強要され、動力が各車軸（図示せず）に伝
達される。四輪駆動の必要性がもはやなくなると、クラ
ッチアクチュエータ４０を右に移動させる。これがま
た、クラッチカラー３６を右に滑動させる。すると、圧
縮ばね４２が被駆動ギヤ３０およびスライドギヤ３４を
右に、すなわちクラッチ切断位置に押して、車を二輪駆
動モードに戻す。
は通常、クラッチ切断位置、すなわち図１で見て右寄り
にある。クラッチが切断されると、車は二輪駆動（２Ｗ
Ｄ）モードになる。クラッチ機構を係合させ、車を四輪
駆動（４ＷＤ）モードに入れるには、クラッチアクチュ
エータ４０が、圧縮ばね４２の偏倚力に抗して、クラッ
チカラー３６を図１で見て左に移動させる。クラッチカ
ラー３６が被駆動ギヤ３０およびスライドカラー３４を
ばね４２の偏倚力に抗して左に押し、それにより、各被
駆動ギヤに設けられたクラッチ部材またはスプライン３
１を、各サイドギヤ２０、２１に設けられたそれぞれの
クラッチ部材またはスプライン２２、２３と係合させ
る。このようにしてクラッチ機構が係合すると、出力軸
２４は、それぞれのサイドギヤ２０、２１と同じ速度で
回転するよう強要され、動力が各車軸（図示せず）に伝
達される。四輪駆動の必要性がもはやなくなると、クラ
ッチアクチュエータ４０を右に移動させる。これがま
た、クラッチカラー３６を右に滑動させる。すると、圧
縮ばね４２が被駆動ギヤ３０およびスライドギヤ３４を
右に、すなわちクラッチ切断位置に押して、車を二輪駆
動モードに戻す。
【００２４】本明細書の図面は、車の前車軸に用いるた
めのデフアセンブリを示す。四輪駆動を有する最新の車
は、フルタイム駆動の後車軸と、パートタイプ駆動の前
車軸とを有している。しかし、最近の四輪駆動車には、
フルタイム駆動の前車軸と、パートタイム駆動の後車軸
とを有するものもある。本発明のデフアセンブリは、ど
ちらがパートタイム駆動の車軸であろうと、前車軸また
は後車軸のいずれにも用いることができる。
めのデフアセンブリを示す。四輪駆動を有する最新の車
は、フルタイム駆動の後車軸と、パートタイプ駆動の前
車軸とを有している。しかし、最近の四輪駆動車には、
フルタイム駆動の前車軸と、パートタイム駆動の後車軸
とを有するものもある。本発明のデフアセンブリは、ど
ちらがパートタイム駆動の車軸であろうと、前車軸また
は後車軸のいずれにも用いることができる。
【００２５】運転条件が四輪駆動の作動を求める場合を
除き、通常は、パートタイム駆動の車軸を切断した二輪
駆動モードで作動することが好ましいため、圧縮ばね４
２（または他の偏倚手段）は通常、クラッチ切断位置に
向けて偏倚され、その結果、パートタイム駆動の車軸を
切断している。しかし、所望ならば、このばねをクラッ
チ係合位置に向けて偏倚させることもできる。所望なら
ば、他の偏倚手段、たとえば空気ばねを、図示する圧縮
ばねの代わりに使用することもできる。
除き、通常は、パートタイム駆動の車軸を切断した二輪
駆動モードで作動することが好ましいため、圧縮ばね４
２（または他の偏倚手段）は通常、クラッチ切断位置に
向けて偏倚され、その結果、パートタイム駆動の車軸を
切断している。しかし、所望ならば、このばねをクラッ
チ係合位置に向けて偏倚させることもできる。所望なら
ば、他の偏倚手段、たとえば空気ばねを、図示する圧縮
ばねの代わりに使用することもできる。
【００２６】さらに、軸方向に滑動自在の部材３０、３
４および３６を互いに当接した関係に維持するために、
磁石のような手段を各同軸部材３４および３６の当接端
に設けるならば（そのような磁石が左側被駆動ギヤ３０
またはクラッチカラー３６の外側端部に求められない場
合を除く）、偏倚手段を完全になくすこともできる。こ
のような磁石を使用するならば、それは、隣接する軸方
向に滑動自在の部材の間の相対的回転を防ぐ、または妨
げるほど強力でなければならない。被駆動ギヤ３０およ
びスライドカラー３４をクラッチ切断位置にシフトさせ
るように機能する他の機構もまた、本発明で考慮され
る。
４および３６を互いに当接した関係に維持するために、
磁石のような手段を各同軸部材３４および３６の当接端
に設けるならば（そのような磁石が左側被駆動ギヤ３０
またはクラッチカラー３６の外側端部に求められない場
合を除く）、偏倚手段を完全になくすこともできる。こ
のような磁石を使用するならば、それは、隣接する軸方
向に滑動自在の部材の間の相対的回転を防ぐ、または妨
げるほど強力でなければならない。被駆動ギヤ３０およ
びスライドカラー３４をクラッチ切断位置にシフトさせ
るように機能する他の機構もまた、本発明で考慮され
る。
【００２７】ソレノイド操作装置、たとえば、最も外側
の軸方向滑動自在の部材を超えたところで出力軸２４を
包囲する環状のソレノイド操作装置を使用することが可
能であり、この場合、所望ならば、クラッチカラー３６
をなくすことが可能である。しかし、図示した装置は、
アクチュエータのタイプおよび場所のいずれに関しても
より融通がきくため、クラッチカラー３６およびシフト
フォーク４０を含む図面の装置が好ましい。
の軸方向滑動自在の部材を超えたところで出力軸２４を
包囲する環状のソレノイド操作装置を使用することが可
能であり、この場合、所望ならば、クラッチカラー３６
をなくすことが可能である。しかし、図示した装置は、
アクチュエータのタイプおよび場所のいずれに関しても
より融通がきくため、クラッチカラー３６およびシフト
フォーク４０を含む図面の装置が好ましい。
【００２８】また、所望ならば、クロスピン１６の代わ
りにスパイダ（通常は、その中心にリングを含み、その
リングから外側に複数のアームが放射状に延びている）
を使用することも可能である。その場合、スライドカラ
ー３４をなくし、２個の被駆動ギヤ３０を軸方向内側に
延ばして、直接端部どうしが当接する関係にすることが
可能である。
りにスパイダ（通常は、その中心にリングを含み、その
リングから外側に複数のアームが放射状に延びている）
を使用することも可能である。その場合、スライドカラ
ー３４をなくし、２個の被駆動ギヤ３０を軸方向内側に
延ばして、直接端部どうしが当接する関係にすることが
可能である。
【００２９】そのような目的のため、全長にわたって延
びる外スプラインを有する被駆動ギヤ３０が示されてい
るが、被駆動ギヤの軸方向長さは図面に示すよりも長く
てもよく、また、それらの外スプラインは全長にわたっ
て延びる必要もないことが明らかであろう。このような
場合、スプライン付き部分は、図１で見て右側にくるで
あろう。これは、スプライン付き部分の軸方向長さが被
駆動ギヤの軸方向全長のちょうど半分である場合を除
き、たいていの場合、互いに同一ではない左右の被駆動
ギヤを要するため、通常は好ましくない。
びる外スプラインを有する被駆動ギヤ３０が示されてい
るが、被駆動ギヤの軸方向長さは図面に示すよりも長く
てもよく、また、それらの外スプラインは全長にわたっ
て延びる必要もないことが明らかであろう。このような
場合、スプライン付き部分は、図１で見て右側にくるで
あろう。これは、スプライン付き部分の軸方向長さが被
駆動ギヤの軸方向全長のちょうど半分である場合を除
き、たいていの場合、互いに同一ではない左右の被駆動
ギヤを要するため、通常は好ましくない。
【００３０】本発明は、デフの同時接続および同時切断
のための簡単で信頼できる機構を提供する。換言するな
らば、本発明の装置では、両方の出力軸２４がそれぞれ
のサイドギヤ２０、２１とで同時に接続されたり切断さ
れたりする。本発明の新規なデュアル切断式デフアセン
ブリは、先に論じたように、バック駆動のような単軸切
断機構での公知の欠点を回避する。
のための簡単で信頼できる機構を提供する。換言するな
らば、本発明の装置では、両方の出力軸２４がそれぞれ
のサイドギヤ２０、２１とで同時に接続されたり切断さ
れたりする。本発明の新規なデュアル切断式デフアセン
ブリは、先に論じたように、バック駆動のような単軸切
断機構での公知の欠点を回避する。
【００３１】また、本発明のデュアル切断式デフアセン
ブリはコンパクトである。これは、コンパクト車および
サブコンパクト車用のパートタイムデュアル切断式四輪
駆動を可能にする。
ブリはコンパクトである。これは、コンパクト車および
サブコンパクト車用のパートタイムデュアル切断式四輪
駆動を可能にする。
【００３２】２個のサイドギヤ２０、２１は、出力軸２
４がそれぞれのサイドギヤ２０、２１と係合している
か、それらから切断されているかにかかわらず、異なる
速度で自由に回転することができる。しかし、所望なら
ば、本明細書に説明するパートタイム駆動車軸用のデフ
アセンブリには、デフロック機構（従来のものでもよ
い）をさらに設けることもできる。
４がそれぞれのサイドギヤ２０、２１と係合している
か、それらから切断されているかにかかわらず、異なる
速度で自由に回転することができる。しかし、所望なら
ば、本明細書に説明するパートタイム駆動車軸用のデフ
アセンブリには、デフロック機構（従来のものでもよ
い）をさらに設けることもできる。
【００３３】好ましい実施態様を参照しながら本発明を
詳細に説明したが、本発明の範囲および真髄を逸するこ
となく、種々の変形（具体的に上述したものおよびその
他を含む）を成しうることが理解されるであろう。
詳細に説明したが、本発明の範囲および真髄を逸するこ
となく、種々の変形（具体的に上述したものおよびその
他を含む）を成しうることが理解されるであろう。
【図１】本発明の好ましい実施態様の装置の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の好ましい実施態様の左側サイドギヤの
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
【図３】本発明の好ましい実施態様の右側サイドギヤの
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
【図４】本発明の好ましい実施態様のスライドカラーの
平面図である。
平面図である。
【図５】本発明の好ましい実施態様の被駆動ギヤの端面
図である。
図である。
１０ デフアセンブリ １２ デフケース １６ クロスピン １８ ピニオンギヤ ２０、２１ サイドギヤ ２２、２３ スプライン ２４ 出力軸 ２６ スプライン ３０ 被駆動ギヤ ３１、３２ スプライン ３４ スライドカラー ３５ スロット ３６ クラッチカラー ３７ カラー ３８ 溝 ４０ クラッチアクチュエータ
Claims (12)
- 【請求項１】 共通の横軸を中心に回転自在である第一
および第二のサイドギヤを有するデフと、前記サイドギ
ヤと同軸にある回転自在の第一および第二の出力軸と、
前記出力軸を同時にそれぞれのサイドギヤとで係合させ
たり切断したりするためのクラッチ機構と、前記被駆動
ギヤを前記クラッチ係合位置と前記クラッチ切断位置と
の間で滑動させるためのアクチュエータとを含む自動車
用のデュアル切断式デフアセンブリにおいて、 （１）前記サイドギヤのそれぞれに設けられたクラッチ
部材と、 （２）端部どうしが当接する関係にある複数の軸方向に
滑動自在の部材とを含み、前記複数の軸方向に滑動自在
の部材が、前記第一および第二の出力軸に滑動自在かつ
非回転自在に取り付けられた第一および第二の被駆動ギ
ヤを含み、前記被駆動ギヤが、第一および第二のサイド
ギヤそれぞれのクラッチ部材と係合するためのクラッチ
部材を有し、前記第一および第二の被駆動ギヤが、第一
の方向に同時に滑動すると、クラッチ係合位置に達し、
第二の方向に同時に滑動すると、クラッチ切断位置に達
することを特徴とするデュアル切断式デフアセンブリ。 - 【請求項２】 前記第一の被駆動ギヤと前記第二の被駆
動ギヤとの間にスライドカラーをさらに含み、前記スラ
イドカラーが、前記被駆動ギヤのそれぞれと当接した関
係にあり、いずれの被駆動ギヤからも独立して回転自在
である請求項１記載のデュアル切断式デフアセンブリ。 - 【請求項３】 前記複数の軸方向に滑動自在の部材が、
前記被駆動ギヤをクラッチ係合位置とクラッチ切断位置
との間で同じ方向に同時に軸方向に動かすための、前記
出力軸の一方に取り付けられたクラッチカラーをさらに
含み、 前記アクチュエータが、前記クラッチカラーおよび前記
被駆動ギヤをクラッチ係合位置とクラッチ切断位置との
間で滑動させるために前記クラッチカラーと係合するた
めのアームを含む請求項１記載のデュアル切断式デフア
センブリ。 - 【請求項４】 前記複数の軸方向に滑動自在の部材が、
（１）前記第一の被駆動ギヤと前記第二の被駆動ギヤと
の間にあり、前記被駆動ギヤのぞれぞれと当接する関係
にあり、いずれの被駆動ギヤからも独立して回転自在で
あるスライドカラーと、（２）前記被駆動ギヤをクラッ
チ係合位置とクラッチ切断位置との間で同じ方向に同時
に軸方向に動かすための、前記出力軸の一方に取り付け
られたクラッチカラーとをさらに含み、 前記アクチュエータが、前記クラッチカラーおよび前記
被駆動ギヤをクラッチ係合位置とクラッチ切断位置との
間で滑動させるために前記クラッチカラーと係合するた
めのアームをさらに含む請求項１記載のデュアル切断式
デフアセンブリ。 - 【請求項５】 前記出力軸の外面と被駆動ギヤの内面と
が相補形のスプラインを有している請求項１記載のデュ
アル切断式デフアセンブリ。 - 【請求項６】 前記サイドギヤが軸方向に延びる中央の
穿孔を有し、前記サイドギヤのクラッチ部材が、前記穿
孔の部分に形成されたスプラインであり、前記被駆動ギ
ヤの前記クラッチ部材が、その外面に形成されたスプラ
インであり、前記サイドギヤのスプラインと前記被駆動
ギヤのスプラインとが、前記被駆動ギヤがクラッチ係合
位置にあるときには係合し、前記被駆動ギヤがクラッチ
切断位置にあるときには係合しない請求項１記載のデュ
アル切断式デフアセンブリ。 - 【請求項７】 前記被駆動ギヤを前記位置の一方に向け
て付勢するための偏倚手段をさらに含む請求項１記載の
デュアル切断式デフアセンブリ。 - 【請求項８】 前記偏倚手段が前記出力ギヤをクラッチ
切断位置に向けて付勢する請求項７記載のデュアル切断
式デフアセンブリ。 - 【請求項９】 前記偏倚手段が圧縮ばねを含む請求項７
記載のデュアル切断式デフアセンブリ。 - 【請求項１０】 前記ばねが前記出力ギヤおよび前記ク
ラッチカラーをクラッチ切断位置に向けて付勢する請求
項９記載のデュアル切断式デフアセンブリ。 - 【請求項１１】 前記出力軸が、前記被駆動ギヤがクラ
ッチ係合位置にあるときには駆動係合状態にあり、前記
被駆動ギヤがクラッチ切断位置にあるときにはフリーホ
イールモードにある請求項１記載のデュアル切断式デフ
アセンブリ。 - 【請求項１２】 前記出力軸および前記サイドギヤが、
前記出力軸が駆動モードおよびフリーホイールモードの
いずれにあっても異なる速度で回転することができる請
求項１１記載のデュアル切断式デフアセンブリ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/669040 | 1996-05-21 | ||
| US08/669,040 US5996720A (en) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | Dual disconnect drive assembly |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1059012A true JPH1059012A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=24684778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9147157A Pending JPH1059012A (ja) | 1996-05-21 | 1997-05-21 | デュアル切断式駆動アセンブリ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5996720A (ja) |
| JP (1) | JPH1059012A (ja) |
| DE (1) | DE19721091A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003021221A (ja) * | 2001-05-11 | 2003-01-24 | Dana Corp | 二重接続はずしディファレンシャル・アセンブリと二輪及び四輪駆動モード間の切替えを行う方法 |
| JP2003127699A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-05-08 | Dana Corp | 二重連結はずし駆動車軸ディファレンシャル・アセンブリ |
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| US20030047402A1 (en) | 2001-09-13 | 2003-03-13 | Borgen Wayne Lee | Dual disconnect drive assembly |
| WO2007111956A2 (en) | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Metaldyne Company, Llc | Pin retention and assembly system for locking differential |
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| JP5260080B2 (ja) * | 2008-02-25 | 2013-08-14 | 株式会社ユニバンス | 四輪駆動車用駆動力伝達装置 |
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- 1997-05-20 DE DE19721091A patent/DE19721091A1/de not_active Ceased
- 1997-05-21 JP JP9147157A patent/JPH1059012A/ja active Pending
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| US5996720A (en) | 1999-12-07 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040520 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070214 |
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| A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070223 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070731 |