JPH1058412A - 成形体 - Google Patents

成形体

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Publication number
JPH1058412A
JPH1058412A JP21761096A JP21761096A JPH1058412A JP H1058412 A JPH1058412 A JP H1058412A JP 21761096 A JP21761096 A JP 21761096A JP 21761096 A JP21761096 A JP 21761096A JP H1058412 A JPH1058412 A JP H1058412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded body
tray
food
flour
food tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21761096A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Shojima
厚生 庄嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuoka Package Kk
Original Assignee
Fukuoka Package Kk
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Filing date
Publication date
Application filed by Fukuoka Package Kk filed Critical Fukuoka Package Kk
Priority to JP21761096A priority Critical patent/JPH1058412A/ja
Publication of JPH1058412A publication Critical patent/JPH1058412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に害を及ぼさないで、しかも、リサイク
ル可能な生成体を提供すること。 【構成】 小麦粉水溶液に植物性繊維質を有する材料を
混入するとともに、加熱状態において加圧して、固形状
に成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固形状に成形された
成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木材加工の際におが屑が大量に排
出されており、その処理をするために、おが屑の焼却等
が行われていたが、資源の有効活用を図る上で好ましい
ものではなかった。
【0003】そのため、おが屑のリサイクルを行うべ
く、特開平4-65202 号に、おが屑や段ボールの切粉に熱
可塑性樹脂を混入し、加熱プレスして固形状態に成形す
る方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の成形方法によって製造される成形体には、熱可塑性樹
脂を含んでいたため、その成形体を焼却する際に公害の
原因をもたらすおそれがあった。
【0005】しかも、その成形体のさらなるリサイクル
を行うことは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、小麦粉水溶液に植物性繊維質を有する
材料を混入するとともに、加熱状態において加圧して、
固形状に成形することとしている。
【0007】また、前記植物性繊維質を有する材料とと
もにうるち玄米を混入することとしている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る成形体は、小麦粉水
溶液に植物性繊維質を有する材料を混入するとともに、
加熱状態において加圧して、固形状に成形したものであ
る。
【0009】また、前記植物性繊維質を有する材料とと
もにうるち玄米を混入したものである。
【0010】そのため、本発明に係る成形体を焼却して
も公害の原因をもたらすおそれが無く、環境に与える影
響がほとんど無く、しかも、その成形体のさらなるリサ
イクルを行うことができるものである。したがって、例
えば木材加工時に大量に排出されるおが屑等の処理問題
を有効に解決することができるものである。
【0011】特に、トレイ状に成形した食品トレイとし
て用いた場合に、食品がトレイ自体に直接触れても、ト
レイが人体に害を及ぼさない天然の材料からなるため、
食品に何ら影響を及ぼすことがなく、食品衛生上好まし
いものとすることができるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0013】図1及び図2は、本発明に係る成形体とし
ての食品用トレイAを示した図であり、表1に示すよう
に、植物性繊維質を有する材料としてのおが屑1、うる
ち玄米2、小麦粉3としての強力粉を原材料としてトレ
イ状に成形している。
【0014】
【表1】
【0015】以下にその製造方法について説明する。
【0016】まず、容器内に水20ccを入れ、さらに強力
粉を2.5g混入し、強力粉を水溶して、小麦粉水溶液を得
る。
【0017】そして、同小麦粉水溶液中に、おが屑1を
15g 、うるち玄米2を8g混入して、ある程度の粘度を有
する流動状の原料を得る。
【0018】次いで、同原料を下側金型内に注入し、同
下側金型を加熱し、加熱した状態のままで、上側金型で
原料を押圧して成形体としての食品用トレイAを得る。
【0019】その際に、加熱温度としては、130 度〜18
0 度程度でよく、本実施例においては150 度に加熱して
いる。
【0020】本実施例においては、表1に示す割合で原
材料を混合しているが、成形体の用途に応じて混合割合
を変更して成形することができる。
【0021】例えば、強力粉の混合割合を増加させるこ
とにより、成形体の強度を増強させることができ、頻繁
に流通される食品用トレイA等に適した成形体を得るこ
とができ、一方、強力粉の混合割合を減少させることに
より、成形体の強度を調整することができ、緩衝材等に
適した成形体を得ることができる。
【0022】また、うるち玄米2を除いた、おが屑1及
び小麦粉3を原材料として成形体を得ることもできる
が、本実施例においては、うるち玄米2を添加すること
により、食品用トレイAの強度を増強させている。
【0023】また、原材料として強力粉に限らず、中力
粉、弱力粉等の各種の小麦粉3を用いることもでき、前
述した混合割合の変更と同様に、成形体の用途に応じて
適宜選択することができる。
【0024】さらに、植物性繊維質を有する材料とし
て、おが屑1以外に薄板状の木片(木毛)を混入し、緩
衝材等に適した弾力性に富んだ成形体を得ることもでき
る。
【0025】上述したようにして製造した食品用トレイ
Aは、原材料として、おが屑1、うるち玄米2、小麦粉
3を用いているため、その食品用トレイAを焼却する際
に公害の原因をもたらすおそれが無く、環境に与える影
響がほとんど無く、しかも、その食品用トレイAを粉砕
し再度加熱成形して新たな食品用トレイA等の成形体を
得ることにより、さらなるリサイクルを行うこともでき
る。
【0026】また、成形体をトレイ状に成形して、食品
用トレイAとして用いる場合に、食品が食品用トレイA
自体に直接触れても、食品用トレイAが人体に害を及ぼ
さない天然の材料からなるため、食品に何ら影響を及ぼ
すことがなく、食品衛生上好ましいものとすることがで
きる。
【0027】また、本実施例においては、図1及び図2
に示すように、食品用トレイAの表面に環境負荷の少な
いポリエチレン等のフィルム4を粘着力の弱い粘着材に
より貼着しており、同フィルム4は食品用トレイAより
容易に剥離することができるようにしている。
【0028】そのため、食品用トレイAに耐水性を持た
せることができ、水産物のトレイとしても使用すること
ができる。
【0029】また、フィルム4の表面又は裏面に商品名
や宣伝用の印刷を施すこともできる。
【0030】しかも、食品用トレイAとフィルム4とを
容易に分離できるようにしているため、食品用トレイA
とフィルム4とを分別して処分したり、或いは、さらな
るリサイクルを行うことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載させるような効果を奏する。
【0032】すなわち、本発明は、おが屑等の植物性繊
維質を有する材料、うるち玄米、小麦粉を原材料として
成形体を得ているため、その成形体を焼却しても公害の
原因をもたらすおそれが無く、環境に与える影響がほと
んど無い成形体とすることができ、しかも、その成形体
のさらなるリサイクルを行うこともでき、例えば、木材
加工時に大量に排出されるおが屑等の処理問題を有効に
解決することができる。
【0033】また、トレイ状に成形した食品トレイとし
て用いた場合に、食品がトレイ自体に直接触れても、ト
レイが人体に害を及ぼさない天然の材料からなるため、
食品に何ら影響を及ぼすことがなく、食品衛生上好まし
いものとすることができる。
【0034】さらに、成形体の表面に耐水性フィルム等
を貼着することにより、成形体に耐水性を持たせること
ができるとともに、そのフィルム上に印刷を施すことも
でき、しかも、成形体とフィルムとを容易に分離できる
ようにして、分別してさらなるリサイクルを行うことも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形体としての食品トレイの斜視
図。
【図2】同一部切欠断面図。
【符号の説明】
A 食品用トレイ 1 おが屑 2 うるち玄米 3 小麦粉 4 フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉水溶液に植物性繊維質を有する材
    料を混入するとともに、加熱状態において加圧して、固
    形状に成形したことを特徴とする成形体。
  2. 【請求項2】 前記植物性繊維質を有する材料とともに
    うるち玄米を混入したことを特徴とする請求項1記載の
    成形体。
JP21761096A 1996-08-19 1996-08-19 成形体 Pending JPH1058412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21761096A JPH1058412A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21761096A JPH1058412A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 成形体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1058412A true JPH1058412A (ja) 1998-03-03

Family

ID=16706995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21761096A Pending JPH1058412A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1058412A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003051980A1 (en) * 2001-12-19 2003-06-26 Doug Harle Method of molding a biodegradable article
JP2020002288A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 組成物、成形体の製造方法、及び、成形体

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WO2003051980A1 (en) * 2001-12-19 2003-06-26 Doug Harle Method of molding a biodegradable article
JP2020002288A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 組成物、成形体の製造方法、及び、成形体

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