JPH1057834A - アスファルト廃材から骨材を再生する方法 - Google Patents

アスファルト廃材から骨材を再生する方法

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JPH1057834A
JPH1057834A JP15287997A JP15287997A JPH1057834A JP H1057834 A JPH1057834 A JP H1057834A JP 15287997 A JP15287997 A JP 15287997A JP 15287997 A JP15287997 A JP 15287997A JP H1057834 A JPH1057834 A JP H1057834A
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスファルトの廃材から、砂利や砕石とアス
ファルトとを分離する方法を確立し、アスファルトの廃
材から骨材を再生する方策を提案する。 【解決手段】 アスファルト廃材のアスファルト塊を破
砕し、さらに磨鉱機51,52によって、骨材からアス
ファルトを離脱させる。その後骨材とアスファルトの混
合物を比重選別機6に投入し、水中に浸した上で、該水
に下から上に向かう水流を発生させる。比重選別機6内
で、アスファルトは上に移動し、骨材成分は下に潜るの
で、下側の骨材成分を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場や土木作
業現場等で生じるアスファルト廃材から、高品質の砂利
砕石等の骨材を分離して再生可能とした、アスファルト
廃材から骨材を再生する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、道路工事はいたる所で日常的に行
われており、それに伴って日々夥しい量のアスファルト
の廃材が発生する。このアスファルトの廃材は、資源の
有効利用の観点から、何らかの活用をすることが望まし
い。しかしながら、従来技術のアスファルトの廃材は、
有効な用途が少なく、僅かに、路盤材や埋め戻し材とし
ての用途が開発されているに過ぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した路盤材や埋め
戻し材は、アスファルトの廃材を破砕して所定の大きさ
にしただけのものであり、付加価値が低く、製品単価が
極めて安い。そのためアスファルトの廃材から、路盤材
や埋め戻し材を再生することは、実施者にとって魅力が
薄い。また路盤材や埋め戻し材は、アスファルト廃材の
発生量に比べて需要量が少ない。そのため日々発生する
夥しい量のアスファルトの廃材は、そのほとんどがその
まま廃棄されているのが現状である。すなわちアスファ
ルトの廃材は、そのほとんどが、産業廃棄物として埋め
立て処分されている。その一方で、近年の国民の環境に
関する関心の高まりから、産業廃棄物の埋立場所が年々
減少しており、新たな廃棄場所の確保に窮するといった
問題がある。加えて自然環境保護の観点から、新たな採
石場の開発は、年々困難となっている。
【0004】そこでアスファルトの廃材の新たな用途開
発は、環境保護の観点からも資源の有効活用の観点から
も急務となっている。ここでアスファルトの廃材の用途
として、アスファルトの廃材を破砕して砂利や砕石を取
り出し、これをアスファルトの骨材や、コンクリートの
骨材として活用する方策が考えられる。しかしながら、
今日までに破砕したアスファルトの廃材から、砂利や砕
石とアスファルトとを分離する有効な手段がなく、その
結果アスファルトの廃材から骨材を再生する方策は、実
現に至っていない。
【0005】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に注目し、破砕したアスファルトの廃材から、砂利や
砕石とアスファルトとを分離する方法を確立し、アスフ
ァルト廃材の有効利用に寄与する方策を提案することを
課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための請求項1記載の発明は、アスファルト廃材
のアスファルト塊を破砕すると共にアスファルト廃材中
の骨材成分からアスファルトを概ね離脱させる離脱工程
と、前記離脱工程によって作られた骨材成分とアスファ
ルトとの混合物を骨材成分とアスファルトとに分離する
分離工程を有するアスファルト廃材から骨材を再生する
方法であって、前記分離工程は、前記混合物を水中に浸
し、該水に少なくとも下から上に向かう水流を発生さ
せ、アスファルトと骨材成分とを上下の層に分離して行
うことを特徴とするアスファルト廃材から骨材を再生す
る方法である。
【0007】ここで骨材成分とは、砂利や砕石等の粗骨
材および、砂等の細骨材の双方を指すものである。また
骨材成分と分離されるアスファルトは、炭化水素の部分
を指す。本発明のアスファルト廃材から骨材を再生する
方法は、骨材成分とアスファルトとの比重差を利用して
骨材成分とアスファルトとを分離するものである。すな
わち本発明の方法では、骨材成分とアスファルトとの混
合物は、水中に浸され、さらにこの混合物は、下から上
に向かう水流にさらされる。そのため混合物は水流によ
って流動し易い状態に置かれ、アスファルトを多く含ん
で軽い部材はより上に移動し、アスファルトの含有量が
少なくて骨材として利用できる部材は、相対的に下に潜
る。そのためアスファルトと骨材成分とは、上下の層に
分離される。従ってこの内、下側に潜った骨材だけを取
り出せば、再生利用可能な骨材が得られる。
【0008】また上記した発明を改良した請求項2記載
の発明は、下から上に向かう水流は、間欠的であること
を特徴とする請求項1に記載のアスファルト廃材から骨
材を再生する方法である。
【0009】本発明では、水流が間欠的に発生するの
で、混合物には、水流によって下から上に向かう衝撃が
与えられる。混合物は、この衝撃を受けて上側に上昇す
るが、この上昇量は、アスファルトを多く含んで軽い部
材ほど大きい。また水流は間欠的であるから、衝撃的に
上昇した混合物は、次に沈降するが、この沈降速度はア
スファルトの含有量が少なくて重い骨材ほど大きい。本
発明では、水流を間欠的に発生させることによって、混
合物を下から上に突き上げ、さらに沈降させ、これを順
次繰り返し、アスファルトと骨材成分とを序々に上下の
層に分離していく。
【0010】さらに上記した発明を改良した請求項3記
載の発明は、分離工程においては、骨材成分とアスファ
ルトとの混合物は水槽あるいは水槽内に設けられたバス
ケット内に入れられ、前記水槽あるいは水槽内に設けら
れたバスケットの底部には孔が設けられ、該孔から水槽
あるいは水槽内に設けられたバスケットに水が導入さ
れ、下から上に向かう水流が発生されることを特徴とす
る請求項1又は2に記載のアスファルト廃材から骨材を
再生する方法である。
【0011】本発明では、骨材成分とアスファルトとの
混合物は水槽あるいは水槽内に設けられたバスケット内
に入れられる。そして水槽あるいはバスケットの底には
孔が設けられていて、この孔から水が導入される。従っ
て水流は、孔から噴出し、骨材成分とアスファルトの間
を吹き抜け、混合物に高い流動性を与える。
【0012】またより改良を加えた請求項4記載の発明
は、孔には弁体が配置されていることを特徴とする請求
項3に記載のアスファルト廃材から骨材を再生する方法
である。
【0013】本発明では、孔に弁が設けられているの
で、孔から骨材成分等がこぼれ落ちることが無い。
【0014】またさらに上記した発明を具体化した請求
項5記載の発明は、分離工程に使用する水槽は、骨材成
分とアスファルトとの混合物が入れられる上部水槽と上
下に振動する下部水槽を有し、両者は可撓性部材を介し
て接続され、下部水槽を上下に振動させることにより、
上部水槽に下から上に向かう水流を発生させることを特
徴とする請求項3又は4に記載のアスファルト廃材から
骨材を再生する方法である。
【0015】本発明では、下部水槽を振動させることに
より、可撓性部材を介して下部水槽の底が上下する。そ
のため上部水槽には、下から上に向かう激しい水流が発
生する。
【0016】またさらに上記した発明を改良した請求項
6記載の発明は、離脱工程において、中空体状の本体内
部に適宜のロッド棒および/又は球状体等の磨鉱処理部
材を備えた磨鉱機を使用してなる請求項1乃至5のいず
れかに記載のアスファルト廃材から骨材を再生する方法
である。
【0017】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、離脱工程において、中空体状の本
体内部に適宜のロッド棒、球状体等の磨鉱処理部材を備
えた磨鉱機を使用して砂利砕石分に付着したアスファル
トを剥離するとともに、砂・アスファルトを選別する。
従って、上記アスファルト廃材から骨材を再生する方法
によれば、アスファルトの剥離をより的確にすることが
できる。
【0018】同様の目的を達成するための請求項7記載
の発明は、離脱工程において、製品のサイズに応じた複
数の磨鉱機を使用してなる請求項6に記載のアスファル
ト廃材から骨材を再生する方法である。
【0019】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、磨鉱工程において、製品のサイズ
に応じた複数の磨鉱機を使用して砂利砕石分に付着した
アスファルトを剥離する。従って、上記アスファルト廃
材から骨材を再生する方法によれば、製品別に的確にア
スファルトを剥離することができる。
【0020】さらに同様の目的を達成するための請求項
8記載の発明では、磨鉱機は、中空体状の本体内部に回
転方向の異なる磨鉱処理部材を備えることを特徴とす
る。
【0021】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、磨鉱機は、中空体状の本体内部に
回転方向の異なる磨鉱処理部材を備え、この磨鉱機を使
用して砂利砕石分に付着したアスファルトを剥離すると
ともに、砂・アスファルトを選別する。従って、上記ア
スファルト廃材から骨材を再生する方法によれば、相互
に逆回転する中空体状の本体と磨鉱処理部材の回転羽根
間へ供給するので、内側に偏心して回転する磨鉱処理部
材による研磨圧縮力が増大し磨鉱性能が一段と向上し、
かつ、骨材間の衝突が主として行われるので、骨材自体
の粉砕を少なくし得る。
【0022】さらに同様の目的を達成するための請求項
9記載の発明は、分離工程において、回転羽根の回転に
より製品を分離するスパイラル分級機を併用してなる請
求項1乃至8のいずれかに記載のアスファルト廃材から
骨材を再生する方法である。
【0023】またさらに同様の目的を達成するための請
求項10記載の発明は、アスファルト廃材のアスファル
ト塊を破砕する破砕工程と、破砕工程によって破砕され
たアスファルト塊を回転させることにより磨鉱して、砂
利砕石に付着したアスファルトを概ね剥離するととも
に、砂・アスファルトを選別する磨鉱工程と、前記砂利
砕石分と前記アスファルトの混合物および前記砂・アス
ファルトから、砂利砕石、砂等を分離する分離工程とを
有することを特徴とするアスファルト廃材から骨材を再
生する方法である。
【0024】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、まず、破砕工程において、アスフ
ァルト塊を圧縮等によって破砕する。そして必要に応じ
て破砕したアスファルト塊をサイズ別に選別する。続い
て磨鉱工程において、破砕したアスファルト塊、あるい
は破砕した後サイズ別に選別されたアスファルト塊を回
転しつつロッド棒等により磨鉱して、砂利砕石分に付着
したアスファルトを剥離するとともに、砂・アスファル
トを選別する。その後、分離工程において、前記砂利砕
石分と前記アスファルトの混合物および前記砂・アスフ
ァルトより砂利砕石、砂等の製品を分離する。従って、
上記アスファルト廃材から骨材を再生する方法によれ
ば、砂利砕石分を回転させることにより磨鉱するため、
アスファルトの剥離を十分行うことができ、アスファル
トの付着量が少なくて、法定基準に合致する高品質の砂
利砕石等の骨材を再生することができる。
【0025】また上記した発明を改良した請求項11の
発明は、磨鉱工程において、中空体状の本体内部に適宜
のロッド棒、球状体等の磨鉱処理部材を備えた磨鉱機を
使用してなる請求項10記載のアスファルト廃材から骨
材を再生する方法である。
【0026】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、磨鉱工程において、中空体状の本
体内部に適宜のロッド棒、球状体等の磨鉱処理部材を備
えた磨鉱機を使用して砂利砕石分に付着したアスファル
トを剥離するとともに、砂・アスファルトを選別する。
従って、上記アスファルト廃材から骨材を再生する方法
によれば、アスファルトの剥離をより的確にすることが
できる。
【0027】また上記した発明を改良した請求項12記
載の発明は、磨鉱工程において、中空体状の本体内部に
回転方向の異なる磨鉱処理部材を備えた磨鉱機を使用し
てなる請求項10又は11に記載のアスファルト廃材か
ら骨材を再生する方法である。
【0028】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、磨鉱工程において、中空体状の本
体内部に回転方向の異なる磨鉱処理部材を備えた磨鉱機
を使用して砂利砕石分に付着したアスファルトを剥離す
るとともに、砂・アスファルトを選別する。従って、上
記アスファルト廃材から骨材を再生する方法によれば、
相互に逆回転する中空体状の本体と磨鉱処理部材の回転
羽根間へ供給するので、内側に偏心して回転する磨鉱処
理部材による研磨圧縮力が増大し磨鉱性能が一段と向上
し、かつ、骨材間の衝接が主として行われるので、骨材
自体の粉砕を少なくし得る。
【0029】さらに上記した発明を改良した請求項13
記載の発明は、磨鉱工程において、製品のサイズに応じ
た複数の磨鉱機を使用してなる請求項10乃至12のい
ずれかに記載のアスファルト廃材から骨材を再生する方
法である。
【0030】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、磨鉱工程において、製品のサイズ
に応じた複数の磨鉱機を使用して砂利砕石分に付着した
アスファルトを剥離するとともに、砂・アスファルトを
選別する。従って、上記アスファルト廃材から骨材を再
生する方法によれば、製品別に的確にアスファルトを剥
離することができる。
【0031】また上記した発明を改良した請求項14記
載の発明は、分離工程において、比重により製品を分離
する比重選別機、および、回転羽根の回転により製品を
分離するスパイラル分級機を使用してなる請求項10乃
至13のいずれかに記載のアスファルト廃材から骨材を
再生する方法である。本発明のアスファルト廃材から骨
材を再生する方法においては、分離工程において、製品
のサイズに応じて比重により製品を分離する比重選別
機、および、回転羽根の回転により製品を分離するスパ
イラル分級機を使用して、前記砂利砕石分と前記アスフ
ァルトの混合物および前記砂・アスファルトより砂利砕
石、砂、アスファルト等の製品を分離する。従って、上
記アスファルト廃材から骨材を再生する方法によれば、
上記製品の分離を一層的確に行うことができる。
【0032】さらに上記した発明を改良した請求項15
記載の発明は、分離工程において、振動させ比重により
製品を分離する比重選別機、および、回転羽根の回転に
より製品を分離するスパイラル分級機を使用してなる請
求項10乃至14のいずれかに記載のアスファルト廃材
から骨材を再生する方法である。また本発明において
は、比重選別機およびスパイラル分級機は、製品のサイ
ズに応じて使用することが望ましい。
【0033】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、分離工程において、製品のサイズ
に応じて振動させ比重により製品を分離する比重選別
機、および、回転羽根の回転により製品を分離するスパ
イラル分級機を使用して、前記砂利砕石分と前記アスフ
ァルトの混合物および前記砂・アスファルトより砂利砕
石、砂、アスファルト等の製品を分離する。従って、上
記アスファルト廃材から骨材を再生する方法によれば、
エア等により直接骨材に振動を加えるので、製品に応じ
た選別が的確に行うことができる。なお、本比重選別機
は、分離工程において、複数連ねて使用してもよい。
【0034】またさらに、請求項16記載の発明は、分
離工程において、加圧し比重により製品を分離する加圧
選別機、および、回転羽根の回転により製品を分離する
スパイラル分級機を使用してなる請求項10乃至15の
いずれかに記載のアスファルト廃材から骨材を再生する
方法である。
【0035】本発明のアスファルト廃材から骨材を再生
する方法においては、分離工程において、製品のサイズ
に応じて加圧し比重により製品を分離する加圧選別機、
および、回転羽根の回転により製品を分離するスパイラ
ル分級機を使用して、前記砂利砕石分と前記アスファル
トの混合物および前記砂・アスファルトより砂利砕石、
砂、アスファルト等の製品を分離する。従って、上記ア
スファルト廃材から骨材を再生する方法によれば、エア
等により、直接骨材を加圧振動させるので、製品に応じ
た選別が的確に行うことができる。なお、本加圧選別機
は、分離工程において、複数連ねて使用してもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下さらに、本発明のアスファル
ト廃材から骨材を再生する方法の要旨をさらに明確にす
るため、図面を利用して具体的な実施の形態を説明す
る。まず最初に図1乃至図5を利用して第一実施形態を
説明する。図1は、破砕工程、磨鉱工程、分離工程より
なる本発明の第一実施形態の全体の工程図を示すもので
ある。なお、以下の実施形態では、破砕工程と磨鉱工程
の双方を合わせて、離脱工程が構成される。
【0037】まず、破砕工程においては、道路工事現場
等で発生したアスファルト塊Bが台車Kにより運搬され
てきて、ダンプS等によりアスファルトホッパー1内に
投入される。該アスファルトホッパー1内に投入された
アスファルト塊Bは、往復動するレシプロフィーダー2
により移動されて、ジョークラッシャー3に投入され
る。このジョークラッシャー3は、固定板31と、可動
板33とを有し、可動板33は回転体32が回転するこ
とにより固定板31に向かって往復動する。
【0038】上記したアスファルト塊Bはレシプロフィ
ーダー2からジョークラッシャー3の該固定板31と可
動板33間に投入されて破砕され、振動篩4により直径
5mm未満の砂・アスファルトと直径5mm以上の砂利砕石
分とに選別される。この砂利砕石分には、アスファルト
が大量に付着している。上記した砂利砕石分は磨鉱機5
1に送られ、さらに、砂・アスファルトは別の磨鉱機5
2に送られる。なお、該砂利砕石分は、さらに網等で直
径30mm以上60mm未満、直径60mm以上100mm未満
および直径100mm以上等に選別されて、使用目的によ
り必要以上に大きいものは除去される。
【0039】次の磨鉱工程は、ロッドミル状の磨鉱機5
1、52を利用して行う。図2は、上記磨鉱機51、5
2を示したものであり、中空体状の本体511の一方の
側に砂利砕石分を投入する投入口513を設け、他方の
側に排出口514を設けて、内部には若干のロッド棒5
12を備えている。さらに、該排出口514には、該排
出口514の径を変化させるように移動可能な自在調整
板515が設けられ、該自在調整板515を所定位置で
固定して、排出する砂利砕石の直径を選択可能にしてい
る。また、該排出口514の外側には、金網状の篩51
6でなるトロンメル式分級機517を設けている。な
お、本実施形態では、ロッド棒を使用しているが、これ
を鉄製等の球状体でもよく、また、上記ロッド棒や球状
体等の磨鉱処理部材を使用せずに、砂利砕石分同士を磨
鉱させるようにしてもよい。
【0040】磨鉱工程では、上記破砕工程で選別された
砂利砕石分を水と共に磨鉱機51に投入して、回転する
中空体状の本体511と、内部に設けた若干のロッド棒
512間で磨鉱し、該砂利砕石分よりアスファルトを剥
離する。そして磨鉱機51から砂利砕石分と砂・アスフ
ァルトおよびアスファルトの混合物として排出する。こ
こで磨鉱機51から排出された砂利砕石分は、砂利砕石
に幾分のアスファルトが付着しているものの、アスファ
ルトの付着量は磨鉱機51投入前に比べて格段に少な
い。そして磨鉱機51から排出された砂利砕石分等の混
合物は、その排出時に金網状の篩516でなるトロンメ
ル式分級機517(図2参照)により、粒子の細かい砂
・アスファルトが選別される。さらに、上記選別された
砂・アスファルトを上記破砕工程において選別され、振
動篩4から送られた砂・アスファルトとともにもう一つ
の磨鉱機52に投入して、上記と同様の動作により磨鉱
し、砂分よりアスファルトを剥離して、砂分とアスファ
ルトの混合物として排出する。
【0041】次に、分離工程においては、まず、磨鉱機
51より排出された砂利砕石分とアスファルトの混合物
は、比重選別機6に投入される。この比重選別機6は、
上部上部の固定水槽62と、下部の可動水槽64をゴム
等の可撓性を有するジョイントで結合したものであり、
網状でなる眼鉄板61が中間に設けられている。そして
たこの比重選別機6により、砂利砕石分とアスファルト
の混合物は、砂利砕石Jとアスファルト混合物Mと水W
とに分離される。
【0042】分離工程に使用する比重選別機6、および
その作用を詳細に説明すると次の通りである。図3は、
前記比重選別機6の正面図である。また図4は、比重選
別機6の断面図である。さらに図4は、比重選別機6の
分解斜視図である。比重選別機6は、上部の固定水槽6
2と、下部の可動水槽63を有し、両者が可撓性部材7
3を介して接続され、さらに固定水槽62の中に、バス
ケット75がつり下げられたものである。
【0043】すなわち固定水槽62は、底の無い枠状の
部材である。下部可動水槽63は、上部が開放された有
底の部材であり、フレーム76に対してバネ78(図3
参照)を介して浮動状に支持されている。そして固定水
槽62の下部と下部可動水槽63の上部とは、ゴム等の
可撓性をもったジョイント部材80によって、水漏れが
無いように接続され、固定水槽62の下部と下部可動水
槽63とが一体となって一つの水槽を構成している。そ
して両者が一体となった水槽中には、注水管82が配さ
れており、常時水が注入されている。
【0044】また下部可動水槽63の最下部には、クラ
ンク83が取り付けられ、該クランク83は、高速回転
するメインモータ68と低速回転するサブモータ69と
により作動する駆動部63により回転される。従って下
部水槽63は、メインモータ68とサブモータ69の回
転によって、上下方向に振動する。また固定水槽62の
端部には、ロータリーフィーダ85が取り付けられてい
る。
【0045】バスケット75は、一端から他端に掛けて
傾斜が設けられており、底部には、前記した眼鉄板61
が設けられている。ここで眼鉄板61は、図4の様に丸
孔86が多数設けられた鋼板である。バスケット75の
傾斜下流側は、側面が開放されている。バスケット75
は、上部に桟87が設けられている。そしてバスケット
75は該桟87を固定水槽62の上端に当接させ、固定
水槽62中につり下げられている。バスケット75の中
には、親指大の鋼球87が敷きつめられ、前記した眼鉄
板61の孔86を塞いでいる。この鋼球87は、弁体の
働きをする。
【0046】比重選別機6では、メインモータ68とサ
ブモータ69が回転され、クランク83を介して下部水
槽63が振動すると、水槽は、底面が昇降することとな
るため、水槽中には、衝撃的な上下方向の水流が発生す
る。そして、バスケット75内では水流は、下から上に
向かう一方方向の流れであり、かつ衝撃的、間欠的な流
れが発生する。
【0047】すなわち下部可動水槽63が、上方に移動
して水槽内の水に下から上に向かう衝撃的な水流が発生
した時、固定水槽からバスケット75内に孔86を介し
て水が流れ込む。このとき、鋼球87は、バスケット7
5内にあり、且つ自由に移動可能であるから、水流に押
されて移動し、眼鉄板61の孔を開放する。また水流
は、孔から噴出し、骨材成分とアスファルトの間を吹き
抜け、混合物に高い流動性を与える。
【0048】そして次に下部可動水槽が、下方向に移動
したとき、水槽内では、下方向の水流が発生するが、バ
スケット75内に限っては、水流は発生は小さい。すな
わち下部可動水槽63が下方向に移動すると、水槽の底
が下に降下することとなるが、バスケット75内では、
下向きの水流によって鋼球87が移動し、眼鉄板61の
孔86を閉鎖する。すなわち鋼球86が弁となってバス
ケット75から水槽側に水が流れることを阻止する。
【0049】従って下部可動水槽63が振動することに
より、バスケット75内では、衝撃的な脈流が発生す
る。バスケット75内に脈流が発生することに伴う、水
槽の水の不足分は、給水管82によって補われる。なお
本実施形態では、固定水槽62にバスケット75がつり
下げられたものを採用したが、この構成は必須ではな
く、固定水槽中に直接砂利砕石分とアスファルトの混合
物を投入する構成とすることも可能である。この構成を
採用する場合には、固定水槽に固定的な眼鉄板を取付
け、あたかも固定水槽の下部に直接孔が設けられた構成
となる。
【0050】全体の工程説明に戻ると、磨鉱機51より
排出された砂利砕石分とアスファルトの混合物は、比重
選別機6のバスケット75内に投入される。そして前記
した様に下部可動水槽63は上下に振動し、バスケット
75内では、下から上に向かう衝撃的な脈流が発生して
おり、混合物は、この脈流中にさらされる。そのため混
合物は、振動を受けつつ、浮遊状態と沈降を繰り返す。
そしてアスファルト(図4においては三角で表示)は、
砂利砕石分(図4においては丸で表示)に比べて水流発
生時の浮遊力が大きく、かつ水流停止時の沈降量が少な
い。そのためアスファルトは序序に上方向に移動し、反
対に砂利砕石分は、序序に下に潜る。そのためアスファ
ルトと砂利砕石分は、上下2層に分離される。実際上
は、完全な砂利砕石や、完全なアスファルトは少なく、
多くはその両者が様々な割合でくっつき合ったものであ
るため、アスファルトの付着量が多い砂利砕石は、上に
移動し、アスファルトの付着量が少ない砂利砕石が下に
潜ることとなる。
【0051】またバスケットの底面には傾斜が設けられ
ているので、混合物は、この傾斜に沿って移動して行
く。そのため混合物が、バスケットの傾斜側端部、すな
わち開放面に至るときには、下層に砂利砕石分があり、
上層にはアスファルトがある状態となっている。
【0052】そして固定水槽62の端部に設けられてた
ロータリーフィーダ85によって、バスケット75の底
部にある砂利砕石分だけが、取り出される。この砂利砕
石分には、幾分のアスファルト付着が認められるもの
の、粗骨材としての使用に十分耐える。従っては、ロー
タリーフィーダ85によって取り出された砂利砕石分
は、最終製品たる再生粗骨材として利用される。一方上
層にはアスファルトは、固定水槽62からオーバフロー
し、別途収拾される。固定水槽62からオーバフローし
たアスファルトは、廃棄される。
【0053】またもう一つの磨鉱機52より排出された
砂分とアスファルトの混合物はスパイラル分級機7に投
入されて、スパイラル状羽根の回転を利用して、砂Nと
アスファルトTとに分離される。この砂Nについても幾
分のアスファルト付着が認められるものの、細骨材とし
ての使用に十分耐える。従って砂Nは、最終製品たる再
生細骨材として利用される。一方、アスファルトTは、
シックナ8によりアスファルトTと水Wとに分離され、
廃棄される。
【0054】上記第一実施形態によれば、磨鉱機51、
52により確実にアスファルトが除去されるので、砂N
や砂利砕石J等の製品は高品質となる。また、上記分離
工程において、比重選別機やスパイラル分級機を使用す
ることから、製品の分離をより的確に行うことができ
る。
【0055】なお、上記第一実施形態の方法によって再
生された粗骨材のデータを、日本工業規格JISA50
05−1993[以下「日本工業規格」とのみいう。]
のコンクリート用砕石の物理的性質と比較して下記の表
1に示す。この表1に示すデータで明らかな様に、本発
明方法において廃材からなる再生粗骨材の品質は、日本
工業規格に示された数値よりかなり高品質なものとなる
ことが明瞭である。従って、本発明方法において廃材か
らなる再生粗骨材は、コンクリート用骨材として使用可
能であることが理解できる。
【0056】
【表1】
【0057】また上記第一実施形態に基づく実験例によ
る再生細骨材のデータを、日本工業規格のコンクリート
用砕石の物理的性質と比較して下記の表2に示す。この
表2に示すデータで明らかな様に、本発明方法において
廃材からなる再生細骨材の品質は、日本工業規格に示さ
れた数値よりかなり高品質なものとなることが明瞭であ
る。従って、本発明方法において廃材からなる再生細骨
材は、コンクリート用骨材として使用可能であることが
理解できる。
【0058】
【表2】
【0059】また上記第1実施形態に基づく実施例によ
り6号砕石相当の再生粗骨材と、粗目砂相当の再生細骨
材を再生した。そして両者について、ソックスレー抽出
試験を行ない、再生骨材中のアスファルトの量を調査し
た。また両者について、硫酸ナトリウムによる骨材の安
定性試験(JISA1122)を行なった。また参考の
ために両再生骨材からアスファルト成分を除去し、この
除去後の再生骨材についても硫酸ナトリウムによる骨材
の安定性試験(JISA1122)を行なった。さらに
6号砕石相当の再生粗骨材について、粗骨材の細長偏平
試験を行なった。また6号砕石相当の再生骨材につい
て、アスファルト被膜の剥離試験(JHS201)を行
なった。これらの試験結果をアスファルト舗装要項の規
格値と比較して表3に示す。
【0060】
【表3】
【0061】表3に示した試験結果より、本発明方法に
おいて廃材からなる再生骨材は、アスファルト除去後の
細長偏平率がやや高いものの、アスファルト用骨材とし
て使用可能であることが理解できる。また表3に示した
ように、本発明方法において廃材からなる再生骨材は、
アスファルト量が少なく、前記した吸水率の低さと相ま
って、コンクリート用骨材として好適であることが裏付
けられる。特に再生粗骨材については、アスファルト量
が2.2%と極めて少なく、コンクリート用粗骨材とし
て、十分な性能を有することが理解できる。
【0062】次に、図6ないし図8を参照しつつ第二実
施形態を説明する。図6は、破砕工程、磨鉱工程、分離
工程よりなる第二実施形態の全体の工程図を示すもので
ある。
【0063】第二実施形態の破砕工程は、前記した第一
実施形態と全く同様の工程である。すなわち、道路工事
現場等で発生したアスファルト塊Bが台車Kにより運搬
されてきて、ダンプS等によりアスファルトホッパー1
内に投入される。該アスファルトホッパー1内に投入さ
れたアスファルト塊Bは、往復動するレシプロフィダー
2内により移動されて、ジョークラッシャー3に投入さ
れる。このジョークラッシャー3は、固定板31と、回
転体32が回転することにより固定板31に向かって往
復動する可動板33とを有し、上記アスファルト塊Bは
ジョークラッシャー3の該固定板31と可動板33間に
投入されて破砕され、振動篩4により直径5mm未満の砂
・アスファルトと直径5mm以上の砂利砕石分とに選別さ
れる。ここで、前記砂利砕石分は磨鉱機51aに送ら
れ、さらに、砂・アスファルトは磨鉱機52aに送られ
ることになる。なお、該砂利砕石分は、さらに網等で直
径30mm以上60mm未満、直径60mm以上100mm未満
および直径100mm以上等に選別されて、使用目的によ
り必要以上に大きいものは除去される。
【0064】次に、磨鉱工程においては、円筒状の磨鉱
機51a、52aを配設し、まず、前記破砕工程で選別
された砂利砕石分を水とともに磨鉱機51aに投入し
て、中空体状の本体511aと、該本体511a内に設
けた円筒状の磨鉱処理部材512aとを互いに異なる方
向に回転させつつ、該砂利砕石分を該本体511aと該
磨鉱処理部材の長さ方向に設けた板状の突起部518
a、519a間で磨鉱し、前記砂利砕石分よりアスファ
ルトを剥離し、砂利砕石分とアスファルトの混合物とし
て排出するとともに、その排出時に金網状の篩516a
でなるトロンメル式分級機517a(図7参照)によ
り、砂・アスファルトを選別する。さらに、上記選別さ
れた砂・アスファルトを前記破砕工程において選別さ
れ、振動篩4から送られた砂・アスファルトとともに前
記磨鉱機51aと同一に構成された磨鉱機52aに投入
して、前記と同様の動作により磨鉱し、砂分よりアスフ
ァルトを剥離して、砂分とアスファルトの混合物として
排出する。
【0065】また、図7および図8は、前記磨鉱機51
a、52aを示したものであり、中空体状の本体511
aの一方の側に砂利砕石分を投入する投入口513a、
他方の側に排出口514aを設けて、内側の長さ方向に
多数の板状の突起部518aを備えている。さらに、該
本体511aの内部には、該本体511aと異なる方向
に回転する円筒状の磨鉱処理部材512aを設け、該磨
鉱処理部材512aの外側の長さ方向にも多数の板状の
突起部519aを備えている。また、該排出口514a
には、該排出口514aの径を変化させるように移動可
能な自在調整板515aが設けられ、該自在調整板51
5aを所定位置で固定して、排出する砂利砕石の直径を
選択可能にしている。さらに、該排出口514aの外側
には、金網状の篩516aでなるトロンメル式分級機5
17aを設けている。
【0066】なお、図示するように、前記第一実施形態
と同様、上記本体511aは、投入口513a側を大
径、排出口514a側を小径のテーパ状としたので、排
出口514a側へより移送しやすく、かつ、砂利砕石分
を適度に滞留させて、均等の磨鉱を可能とし得る。さら
に、上記本体511aの外周に設けた一対の外輪体52
0aは、クッション性を備えた駆動輪521aで駆動し
うべくなっていて、該外輪体520aの側部に当接し
て、上記本体511aの軸方向を支持して回転可能に図
示しないタイヤでなる車輪が配設されている。
【0067】分離工程は、先の実施形態と異なり、加圧
選別機6aを利用して砂利砕石分とアスファルトとを分
離する。図7は、本実施形態で使用する加圧選別機6a
を示したものである。加圧選別機6aは、砂利砕石分と
アスファルトの混合物の投入位置61aより、砂利砕石
分の排出口65a、66aに向かってやや下方に傾斜
し、格子状となっている移送板62aを中間に設けた本
体60aを有し、該移送板62aの下部には、送水管6
7aと、該送水管67aの先端側部に接続した圧縮空気
の送出管68aとを設け、該送水管67aの先端より空
気と水との混合体を該移送板62aに向かい格子状の貫
通孔を介して砂利砕石に向けて噴出可能としたものであ
る。
【0068】そしてさらに、該移送板62aの中間付近
には、砂利砕石分とアスファルトの混合物の上層レベル
高さを一定にして、砂利砕石Jとアスファルト混合物M
とを仕分けするフロート部641aと、これの高さ方向
等を制御して適正に分離するべき制御部642a等より
なる仕分装置64aを設けている。69aは上記で生ず
る水や砂分を受けるドレンパンである。また、選別され
た上記アスファルト混合物M及び砂利砕石Jは下方に位
置するバケットコンベアC1、C2で水切りして、下方
に集積される。
【0069】工程の説明に戻ると、前記した磨鉱機51
aより排出された砂利砕石分とアスファルトの混合物と
を、加圧選別機6aの投入口61aより投入して、本体
60a内に設けた移送板62a上を移動させると、下部
の送出管68aより噴出する空気と水との混合体の圧力
により、比重の小さいアスファルトは下層に、比重の大
きい砂利砕石分は上層に分離され、該移送板62aの途
中で仕分装置64aより仕分けされ、砂利砕石Jは案内
板63a上に移動して排出口66aより落下し、アスフ
ァルト混合物Mは排出口65aより落下し、砂利砕石分
とアスファルト混合物Mと水Wとに分離される。そして
砂利砕石分は、最終製品たる粗骨材として利用され、ア
スファルトは、廃棄される。
【0070】また、磨鉱機52aより排出された砂分と
アスファルトの混合物はスパイラル分級機7に投入され
て、スパイラル状羽根の回転を利用して、砂Nとアスフ
ァルトTとに分離される。そして砂Nは、最終製品たる
細骨材として活用され、アスファルトはシックナ8によ
りアスファルトTと水Wとに分離された後廃棄される。
【0071】前記した第二の実施形態によれば、磨鉱機
51a、52aにより砂利砕石分等自体の粉砕が最小限
に抑制され、かつ、磨鉱性能が一段と向上し、確実にア
スファルトが除去されるので、砂Nや砂利砕石J等の製
品は高品質となる。また、上記分離工程において、比重
選別機、加圧選別機やスパイラル分級機を使用すること
により、製品の分離を製品に対応して確実に行うことが
できる。
【0072】上記した第二の実施形態によって製造され
た再生粗骨材および再生細骨材の試験データは、前記し
た表1および表2のデータとほぼ同様である。従って、
本発明方法によって製造された再生骨材の品質は、かな
り高品質なものとなることが明瞭である。
【0073】次に、図10を利用して第三の実施形態を
説明する。図10は、本発明の第三の実施形態を示す工
程図である。本実施形態のアスファルト廃材から骨材を
再生する方法は、大きく分けて破砕工程、磨鉱工程、分
離工程より構成される。本実施形態においても、破砕工
程と磨鉱工程をもって離脱工程が完了する。本実施形態
は、先の実施形態の破砕工程における選別をより簡単に
したものである。すなわち本実施形態においては、破砕
工程は、一定以下の大きさに割ることに主眼があり、選
別は目的としていない。
【0074】破砕工程では、建設現場等で発生したアス
ファルト塊BがショベルD等によりアスファルトホッパ
ー1内に投入される。該アスファルトホッパー1内に投
入されたアスファルト塊Bは、往復動するレシプロフィ
ダー2内により移動されて、振動篩70に通される。そ
して振動篩70によって、例えば直径100mm程度以上
のものと、直径100mm程度以下のものとに選別し、直
径100mm程度以上のものだけがジョークラッシャー3
に投入される。このジョークラッシャー3は、固定板3
1と、可動板33とを有する点で先の実施形態と同一で
あるが、可動板33に角状の突起90が設けられている
点で異なる。ジョークラッシャー3に角状の突起90を
設けた理由は、アスファルトが粘性をもっているため、
これを突き崩しす様に破砕することが効果的だからであ
る。そしてジョークラッシャー3によって破砕されたア
スファルト塊Bは、前記した振動篩70を通過したアス
ファルト塊Bと共に、振動篩4にかけられる。
【0075】そして振動篩4では、例えば直径60mm程
度以上のものと、直径60mm程度以下のものとに選別さ
れる。振動篩4を通過した60mm程度以下のものは磨鉱
機51に送られる。磨鉱機51は、前述の第一の実施形
態で採用したものと同一である。一方振動篩4によって
ふるい分けられた60mm程度以上のもは、インパクト破
砕機91に投入され、再度振動篩4にかけられる。そし
て結果的に全てのアスファルト塊Bが、60mm程度以下
に破砕され磨鉱機51に送られる。
【0076】磨鉱機51内に投入されたアスファルト塊
Bの破砕物は、回転する中空体状の本体511と、内部
に設けた若干のロッド棒512間で磨鉱され、該砂利砕
石分よりアスファルトを剥離し、砂利砕石分とアスファ
ルトの混合物として排出するとともに、その排出時に金
網状の篩516でなるトロンメル式分級機517(図2
参照)により、粒子の細かい砂・アスファルトを選別す
る。
【0077】そして磨鉱機51より排出された砂利砕石
分とアスファルトの混合物は、比重選別機6に投入され
る。この比重選別機6は、実施形態1で採用したものと
同一であり、網状でなる眼鉄板61を中間に設けた上部
の固定水槽62Sを駆動部63により揺動する下部の可
動水槽64とをゴム製のジョイント部材80によって連
結したものである。そして固定水槽62の端部に設けら
れてたロータリーフィーダ85によって、バスケット7
5の底部にある砂利砕石分だけが取り出される。この砂
利砕石分は、最終製品たる再生粗骨材として利用され
る。一方上層のアスファルトは、固定水槽62からオー
バフローし、別途収拾される。固定水槽62からオーバ
フローしたアスファルトは、廃棄される。
【0078】一方磨鉱機52より排出された砂分とアス
ファルトの混合物はスパイラル分級機7に投入されて、
スパイラル状羽根の回転を利用して、砂Nとアスファル
トTとに分離される。そして砂Nは最終製品たる再生細
骨材として利用され、アスファルトTは廃棄される。
【0079】上記した第三の実施形態によって製造され
た再生粗骨材および再生細骨材の試験データは、前記し
た表1および表2のデータとほぼ同様である。従って、
本発明方法によって製造された再生骨材の品質は、かな
り高品質なものとなることが明瞭である。
【0080】なお、本発明を実施する具体的な方法およ
び装置は前記した実施形態に限定されるものではなく、
前記した目的、作用および後記する発明の効果が達成さ
れる範囲内においてそれぞれ任意に定められてよく、こ
れらの変更はいずれも本発明の要旨を何ら変更するもの
でない。
【0081】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
骨材成分とアスファルトとを容易に分離することができ
る効果がある。
【0082】また本発明は、アスファルト塊を圧縮破砕
し選別する破砕工程と、破砕、選別された砂利砕石分と
砂・アスファルトとを磨鉱しアスファルトを剥離して、
砂利砕石分とアスファルトの混合物および砂・アスファ
ルトとする磨鉱工程と、該砂利砕石分と該アスファルト
の混合物および該砂・アスファルトより砂利砕石、砂、
アスファルト等の製品を分離する分離工程とよりなるも
のとすることにより、アスファルトの付着量が少なく
て、法定基準に合致する高品質の砂利砕石等の骨材を再
生しうる効果がある。
【0083】また、前記磨鉱工程において、中空体状の
本体内部に適宜のロッド棒や球状体等の磨鉱処理部材を
備え、あるいは、砂利砕石分同士を磨鉱しうべくなした
磨鉱機を使用してなるものとすることにより、砂利砕石
分等自体の粉砕が最小限に抑制され、かつ、磨鉱性能が
一段と向上し、前記アスファルトの剥離をより的確にし
て、一層高品質の骨材を再生しうる効果がある。また、
前記磨鉱工程において、製品のサイズに応じた複数の磨
鉱機を使用してなるものとすることにより、製品別に的
確にアスファルトを剥離しうる効果がある。
【0084】また、前記分離工程において、製品のサイ
ズに応じて比重や加圧により製品を分離する比重選別機
や加圧選別機および回転羽根の回転により製品を分離す
るスパイラル分級機を使用してなるものとすることによ
り、前記製品の分離をより的確にして、一層高品質の骨
材を再生しうる効果がある。なお、上記比重選別機や加
圧選別機を複数連ねて使用すれば、選別の効果がさらに
向上する。以上説明したように、本発明は、従来にない
独特の効果を奏し、まことに実用的で優れた発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す全体の工程図で
ある。
【図2】本発明の第一の実施形態に使用する磨鉱機の要
部を示す側断面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に使用する比重選別機
の正面図である。
【図4】本発明の第一の実施形態に使用する比重選別機
の断面図である。
【図5】本発明の第一の実施形態に使用する比重選別機
の分解斜視図である
【図6】本発明の第二の実施形態を示す全体の工程図で
ある。
【図7】本発明の第二の実施形態に使用する磨鉱機の要
部を示す側断面図である。
【図8】図7のA−A線上の端面図である。
【図9】本発明の第二の実施形態に使用する加圧選別機
の要部を一部破断して示す断面図である。
【図10】本発明の第三の実施形態を示す全体の工程図
である。
【符号の説明】
51,52,51a,52a 磨鉱機 511,511a 本体 512,512a 磨鉱処理部材 75 バスケット 6 比重選別機 6a 加圧選別機 7 スパイラル分級機 J アスファルト塊 M 砂利砕石 N 砂 T アスファルト

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト廃材のアスファルト塊を破
    砕すると共にアスファルト廃材中の骨材成分からアスフ
    ァルトを概ね離脱させる離脱工程と、前記離脱工程によ
    って作られた骨材成分とアスファルトとの混合物を骨材
    成分とアスファルトとに分離する分離工程を有するアス
    ファルト廃材から骨材を再生する方法であって、前記分
    離工程は、前記混合物を水中に浸し、該水に少なくとも
    下から上に向かう水流を発生させ、アスファルトと骨材
    成分とを上下の層に分離して行うことを特徴とするアス
    ファルト廃材から骨材を再生する方法。
  2. 【請求項2】 下から上に向かう水流は、間欠的である
    ことを特徴とする請求項1に記載のアスファルト廃材か
    ら骨材を再生する方法。
  3. 【請求項3】 分離工程においては、骨材成分とアスフ
    ァルトとの混合物は水槽あるいは水槽内に設けられたバ
    スケット内に入れられ、前記水槽あるいは水槽内に設け
    られたバスケットの底部には孔が設けられ、該孔から水
    槽あるいは水槽内に設けられたバスケットに水が導入さ
    れ、下から上に向かう水流が発生されることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のアスファルト廃材から骨材を
    再生する方法。
  4. 【請求項4】 孔には弁体が配置されていることを特徴
    とする請求項3に記載のアスファルト廃材から骨材を再
    生する方法。
  5. 【請求項5】 分離工程に使用する水槽は、骨材成分と
    アスファルトとの混合物が入れられる上部水槽と上下に
    振動する下部水槽を有し、両者は可撓性部材を介して接
    続され、下部水槽を上下に振動させることにより、水槽
    内に下から上に向かう水流を発生させることを特徴とす
    る請求項3又は4に記載のアスファルト廃材から骨材を
    再生する方法。
  6. 【請求項6】 離脱工程において、中空体状の本体内部
    に適宜のロッド棒および/又は球状体等の磨鉱処理部材
    を備えた磨鉱機を使用してなる請求項1乃至5のいずれ
    かに記載のアスファルト廃材から骨材を再生する方法。
  7. 【請求項7】 離脱工程において、製品のサイズに応じ
    た複数の磨鉱機を使用してなる請求項6に記載のアスフ
    ァルト廃材から骨材を再生する方法。
  8. 【請求項8】 磨鉱機は、中空体状の本体内部に回転方
    向の異なる磨鉱処理部材を備えることを特徴とする請求
    項6又は7に記載のアスファルト廃材から骨材を再生す
    る方法。
  9. 【請求項9】 分離工程において、回転羽根の回転によ
    り製品を分離するスパイラル分級機を併用してなる請求
    項1乃至8のいずれかに記載のアスファルト廃材から骨
    材を再生する方法。
  10. 【請求項10】 アスファルト廃材のアスファルト塊を
    破砕する破砕工程と、破砕工程によって破砕されたアス
    ファルト塊を回転させることにより磨鉱して、砂利砕石
    に付着したアスファルトを概ね剥離するとともに、砂・
    アスファルトを選別する磨鉱工程と、前記砂利砕石分と
    前記アスファルトの混合物および前記砂・アスファルト
    から、砂利砕石、砂等を分離する分離工程とを有するこ
    とを特徴とするアスファルト廃材から骨材を再生する方
    法。
  11. 【請求項11】 磨鉱工程において、中空体状の本体内
    部に適宜のロッド棒、球状体等の磨鉱処理部材を備えた
    磨鉱機を使用してなる請求項10記載のアスファルト廃
    材から骨材を再生する方法。
  12. 【請求項12】 磨鉱工程において、中空体状の本体内
    部に回転方向の異なる磨鉱処理部材を備えた磨鉱機を使
    用してなる請求項10又は11に記載のアスファルト廃
    材から骨材を再生する方法。
  13. 【請求項13】 磨鉱工程において、製品のサイズに応
    じた複数の磨鉱機を使用してなる請求項10乃至12の
    いずれかに記載のアスファルト廃材から骨材を再生する
    方法。
  14. 【請求項14】 分離工程において、比重により製品を
    分離する比重選別機、および、回転羽根の回転により製
    品を分離するスパイラル分級機を使用してなる請求項1
    0乃至13のいずれかに記載のアスファルト廃材から骨
    材を再生する方法。
  15. 【請求項15】 分離工程において、振動させ比重によ
    り製品を分離する比重選別機、および、回転羽根の回転
    により製品を分離するスパイラル分級機を使用してなる
    請求項10乃至14のいずれかに記載のアスファルト廃
    材から骨材を再生する方法。
  16. 【請求項16】 分離工程において、加圧し比重により
    製品を分離する加圧選別機、および、回転羽根の回転に
    より製品を分離するスパイラル分級機を使用してなる請
    求項10乃至15のいずれかに記載のアスファルト廃材
    から骨材を再生する方法。
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