JPH1057776A - 外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュール - Google Patents
外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュールInfo
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- JPH1057776A JPH1057776A JP22243096A JP22243096A JPH1057776A JP H1057776 A JPH1057776 A JP H1057776A JP 22243096 A JP22243096 A JP 22243096A JP 22243096 A JP22243096 A JP 22243096A JP H1057776 A JPH1057776 A JP H1057776A
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- JP
- Japan
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- hollow fiber
- fiber membrane
- bundle
- separation module
- reverse osmosis
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D69/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D69/08—Hollow fibre membranes
- B01D69/084—Undulated fibres
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モジュール内の偏流をなくし、高回収率で、
かつ除去率、透水率ともに低下させることなく高純度の
水を得ることができる中空糸膜をＵ字に配置した外圧式
中空糸逆浸透膜モジュールを提供する。 【解決手段】 Ｕ字に折り曲げられた中空糸膜束が外筒
内に収納され、外筒の一端部が樹脂隔壁により固定さ
れ、且つＵ字に折り曲げられた中空糸膜の両端部が隔壁
の外面に開口されてなり、中空糸膜束に１つ以上のしぼ
り部を設けた外圧式中空糸逆浸透膜モジュール。
かつ除去率、透水率ともに低下させることなく高純度の
水を得ることができる中空糸膜をＵ字に配置した外圧式
中空糸逆浸透膜モジュールを提供する。 【解決手段】 Ｕ字に折り曲げられた中空糸膜束が外筒
内に収納され、外筒の一端部が樹脂隔壁により固定さ
れ、且つＵ字に折り曲げられた中空糸膜の両端部が隔壁
の外面に開口されてなり、中空糸膜束に１つ以上のしぼ
り部を設けた外圧式中空糸逆浸透膜モジュール。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透型の外圧式
中空糸膜分離モジュ−ルに関する。さらに詳しくは、Ｕ
字に折り曲げられた中空糸膜束が外筒内に収納され、外
筒の一端部が樹脂隔壁により固定されており、且つＵ字
に折り曲げられた中空糸の両端部が隔壁の外面に開口さ
れてなり、該中空糸膜束の少なくとも１か所にしぼり部
を設けたことを特徴とする外圧式中空糸膜分離モジュ−
ルに関する。そして、本発明における外圧式中空糸逆浸
透膜分離モジュ−ルを用いることにより、海水、カン
水、市水などから高効率にて純水を得ることを可能とす
るものである。
中空糸膜分離モジュ−ルに関する。さらに詳しくは、Ｕ
字に折り曲げられた中空糸膜束が外筒内に収納され、外
筒の一端部が樹脂隔壁により固定されており、且つＵ字
に折り曲げられた中空糸の両端部が隔壁の外面に開口さ
れてなり、該中空糸膜束の少なくとも１か所にしぼり部
を設けたことを特徴とする外圧式中空糸膜分離モジュ−
ルに関する。そして、本発明における外圧式中空糸逆浸
透膜分離モジュ−ルを用いることにより、海水、カン
水、市水などから高効率にて純水を得ることを可能とす
るものである。
【０００２】
【従来の技術】膜分離法は膜の様々な機能によって高度
な分離が可能となりうることから、医療、食品 環境、
工業等非常に広い分野で利用されている。特に純水や用
水のプロセス、製薬、食品の製造プロセス、排水処理プ
ロセスにおいて、原水から溶解物質を分離除去するのに
膜が多く用いられている。膜モジュ−ルの中で中空糸膜
を用いたモジュ−ルは、単位容積当たりの膜面積を大き
く取ることが出来る為、装置をコンパクトにすることが
でき、設置面積当たりの処理量を大きく出来る等の利点
を有する。
な分離が可能となりうることから、医療、食品 環境、
工業等非常に広い分野で利用されている。特に純水や用
水のプロセス、製薬、食品の製造プロセス、排水処理プ
ロセスにおいて、原水から溶解物質を分離除去するのに
膜が多く用いられている。膜モジュ−ルの中で中空糸膜
を用いたモジュ−ルは、単位容積当たりの膜面積を大き
く取ることが出来る為、装置をコンパクトにすることが
でき、設置面積当たりの処理量を大きく出来る等の利点
を有する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空糸型の逆浸
透膜モジュ−ルは、多孔芯管に中空糸膜を巻付け両端を
エポキシ樹脂等で固定、原水は多孔芯管を経由して中空
糸に垂直に供給されているものであった。そのため、被
処理水の膜表面における流速が小さく、膜表面の溶質濃
度が高く、分離効率及び透過効率が悪くなり、分離効率
を上げる為に、回収率（透過水量／供給水量）を低くす
る必要があった。一方、Ｕ字に中空糸膜を配置したモジ
ュ−ルは, 全量濾過を対象としたＵＦ、ＭＦが主であ
り、中空糸膜をＵ字に配置した逆浸透モジュ−ルでは偏
流に依り分離効率が悪く、実用に適さないと考えられて
いた。
透膜モジュ−ルは、多孔芯管に中空糸膜を巻付け両端を
エポキシ樹脂等で固定、原水は多孔芯管を経由して中空
糸に垂直に供給されているものであった。そのため、被
処理水の膜表面における流速が小さく、膜表面の溶質濃
度が高く、分離効率及び透過効率が悪くなり、分離効率
を上げる為に、回収率（透過水量／供給水量）を低くす
る必要があった。一方、Ｕ字に中空糸膜を配置したモジ
ュ−ルは, 全量濾過を対象としたＵＦ、ＭＦが主であ
り、中空糸膜をＵ字に配置した逆浸透モジュ−ルでは偏
流に依り分離効率が悪く、実用に適さないと考えられて
いた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】中空糸膜をＵ字に配置し
た逆浸透モジュ−ルにおいて、優れた分離性能が発現し
難いのは、供給水がモジュ−ル内を均一に流れにくいの
が原因であると推定されることから、モジュール内の偏
流を無くするべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達
した。すなわち本発明は、Ｕ字に折り曲げられた中空糸
膜束が外筒内に収納され、外筒の一端部が樹脂隔壁によ
り固定されており、且つＵ字に折り曲げられた中空糸の
両端部が隔壁の外面に開口されてなり、該中空糸膜束の
少なくとも１か所にしぼり部を設けたことを特徴とする
外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ−ルであり、好ましく
は中空糸膜の充填率が３５〜７５％、中空糸膜束の長さ
／直径の比が４〜２０であり、中空糸膜束のル−プ部の
充填密度が平行部の充填密度よりも大きく、振幅が中空
糸膜の外径に対して０．５〜１０倍であるクリンプを１
０cm長さあたり５〜２０個付与した中空糸膜束を使用す
ることを特徴とする。
た逆浸透モジュ−ルにおいて、優れた分離性能が発現し
難いのは、供給水がモジュ−ル内を均一に流れにくいの
が原因であると推定されることから、モジュール内の偏
流を無くするべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達
した。すなわち本発明は、Ｕ字に折り曲げられた中空糸
膜束が外筒内に収納され、外筒の一端部が樹脂隔壁によ
り固定されており、且つＵ字に折り曲げられた中空糸の
両端部が隔壁の外面に開口されてなり、該中空糸膜束の
少なくとも１か所にしぼり部を設けたことを特徴とする
外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ−ルであり、好ましく
は中空糸膜の充填率が３５〜７５％、中空糸膜束の長さ
／直径の比が４〜２０であり、中空糸膜束のル−プ部の
充填密度が平行部の充填密度よりも大きく、振幅が中空
糸膜の外径に対して０．５〜１０倍であるクリンプを１
０cm長さあたり５〜２０個付与した中空糸膜束を使用す
ることを特徴とする。
【０００５】本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおける中空糸膜の素材は特に限定されるものでは
ないが、たとえば酢酸セルロース類またはその誘導体、
ポリアミド、ポリイミド、ポリスルホン類などが挙げら
れる。また、本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおける外筒は耐圧性に優れたものが好ましく、そ
の素材としては、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアクリレート、ポリカーボ
ネート、ＦＲＰなどが挙げられるが、特にこれらに限定
されるものではない。
−ルにおける中空糸膜の素材は特に限定されるものでは
ないが、たとえば酢酸セルロース類またはその誘導体、
ポリアミド、ポリイミド、ポリスルホン類などが挙げら
れる。また、本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおける外筒は耐圧性に優れたものが好ましく、そ
の素材としては、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアクリレート、ポリカーボ
ネート、ＦＲＰなどが挙げられるが、特にこれらに限定
されるものではない。
【０００６】本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおける樹脂隔壁は熱硬化性樹脂が好ましく、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が特に好
ましい。また本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルは、中空糸膜束の少なくとも１か所に上記樹脂隔壁
で固定されたしぼり部を設けたことが特徴の一つであ
る。該しぼり部を設けることにより供給水の濃縮液出口
への流路が塞がれることなく確保されるため、流路が均
一となり分離効率が優れるという効果を奏するものであ
る。該しぼり部は１か所乃至複数か所設けることが好ま
しく、特に濃縮液出口の近傍に設けることが好ましい。
−ルにおける樹脂隔壁は熱硬化性樹脂が好ましく、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が特に好
ましい。また本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルは、中空糸膜束の少なくとも１か所に上記樹脂隔壁
で固定されたしぼり部を設けたことが特徴の一つであ
る。該しぼり部を設けることにより供給水の濃縮液出口
への流路が塞がれることなく確保されるため、流路が均
一となり分離効率が優れるという効果を奏するものであ
る。該しぼり部は１か所乃至複数か所設けることが好ま
しく、特に濃縮液出口の近傍に設けることが好ましい。
【０００７】本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおける中空糸膜の充填率は３５〜７５％であり、
好ましくは４０〜６０％である。充填率が３５％未満で
あると供給水の編流が生じやすく分離効率の低下がみら
れ、また７５％より大きいと固形分による膜の詰まりが
早くなることから分離効率が低下しやすくなる。
−ルにおける中空糸膜の充填率は３５〜７５％であり、
好ましくは４０〜６０％である。充填率が３５％未満で
あると供給水の編流が生じやすく分離効率の低下がみら
れ、また７５％より大きいと固形分による膜の詰まりが
早くなることから分離効率が低下しやすくなる。
【０００８】本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおける中空糸膜束の長さ／直径の比は４〜２０で
あり、好ましくは４〜１５である。中空糸膜束の長さは
１ｍ以内、直径は１０ｃｍ以内が好ましい。長さ／直径
の比が４未満であると供給水の編流による分離効率の低
下が生じやすく、また２０より大きいと圧損が生じやす
くなる点から好ましくない。
−ルにおける中空糸膜束の長さ／直径の比は４〜２０で
あり、好ましくは４〜１５である。中空糸膜束の長さは
１ｍ以内、直径は１０ｃｍ以内が好ましい。長さ／直径
の比が４未満であると供給水の編流による分離効率の低
下が生じやすく、また２０より大きいと圧損が生じやす
くなる点から好ましくない。
【０００９】本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおいては、中空糸膜束のループ部の充填密度が平
行部の充填密度よりも大きいことが好ましい。ル−プ部
の方が密になっていないと、供給水の編流による分離効
率の低下が生じやすく好ましくない。
−ルにおいては、中空糸膜束のループ部の充填密度が平
行部の充填密度よりも大きいことが好ましい。ル−プ部
の方が密になっていないと、供給水の編流による分離効
率の低下が生じやすく好ましくない。
【００１０】本発明の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ
−ルにおける中空糸膜は、振幅が中空糸膜の外径に対し
て０．５〜１０倍であるクリンプを１０cm長さあたり５
〜２０個付与することが、供給水の均一な流れを維持さ
せる点から好ましい。付与するクリンプが１０cm長さあ
たり５個未満であると、供給水の編流による分離効率の
低下が生じやすく好ましくない。またクリンプが１０cm
長さあたり２０個よりも多い場合には、供給水が流れに
くくなり好ましくない。
−ルにおける中空糸膜は、振幅が中空糸膜の外径に対し
て０．５〜１０倍であるクリンプを１０cm長さあたり５
〜２０個付与することが、供給水の均一な流れを維持さ
せる点から好ましい。付与するクリンプが１０cm長さあ
たり５個未満であると、供給水の編流による分離効率の
低下が生じやすく好ましくない。またクリンプが１０cm
長さあたり２０個よりも多い場合には、供給水が流れに
くくなり好ましくない。
【００１１】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する
が、特にこれらに限定されるものではない。
が、特にこれらに限定されるものではない。
【００１２】＜実施例１＞中空糸膜モジュ−ルの構造の
略図は図１に示した通りである。外径０．１６ｍｍ、内
径０．０８ｍｍの三酢酸セルロースを素材とした中空糸
膜にクリンプ（１５個／１０ｃｍ，振幅５００μｍ）を
付与した、透過水量（ＦＲ）２００ｌ／Ｄ、徐去性能
（ＲＪ）９８％（操作圧５ｋｇ／ｃｍ2 、ＮａＣｌ濃度
５００ｐｐｍ、温度２５℃) の性能を有する逆浸透中空
糸膜を耐圧外筒（内径６０ｍｍ、長さ５００ｍｍ）に中
空糸膜束の長さ／径比が６、中空糸膜の耐圧外筒への充
填率が５０％、中空糸膜のル−プ部と平行部の充填密度
差が５％、樹脂隔壁より１０ｍｍの所を絞り、樹脂で固
定したモジュ−ルを操作圧５ｋｇ／ｃｍ2 、ＮａＣｌ濃
度５００ｐｐｍ、温度２５℃、回収率５０％および７５
％の条件で分離性能を測定した。結果を表１に示した。
分離性能及び透過性能共に良好な結果を示した。
略図は図１に示した通りである。外径０．１６ｍｍ、内
径０．０８ｍｍの三酢酸セルロースを素材とした中空糸
膜にクリンプ（１５個／１０ｃｍ，振幅５００μｍ）を
付与した、透過水量（ＦＲ）２００ｌ／Ｄ、徐去性能
（ＲＪ）９８％（操作圧５ｋｇ／ｃｍ2 、ＮａＣｌ濃度
５００ｐｐｍ、温度２５℃) の性能を有する逆浸透中空
糸膜を耐圧外筒（内径６０ｍｍ、長さ５００ｍｍ）に中
空糸膜束の長さ／径比が６、中空糸膜の耐圧外筒への充
填率が５０％、中空糸膜のル−プ部と平行部の充填密度
差が５％、樹脂隔壁より１０ｍｍの所を絞り、樹脂で固
定したモジュ−ルを操作圧５ｋｇ／ｃｍ2 、ＮａＣｌ濃
度５００ｐｐｍ、温度２５℃、回収率５０％および７５
％の条件で分離性能を測定した。結果を表１に示した。
分離性能及び透過性能共に良好な結果を示した。
【００１３】＜実施例２＞中空糸膜束の長さ／径の比を
４とした以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジ
ュ−ルの透過性能を測定した結果を表１に示した。実施
例１と同様に良好な分離性能を示した。
４とした以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジ
ュ−ルの透過性能を測定した結果を表１に示した。実施
例１と同様に良好な分離性能を示した。
【００１４】＜実施例３＞耐圧外筒の長さ８００ｍｍ、
内径４０ｍｍ、中空糸膜束の長さ／径の比を２０とした
以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジュ−ルの
透過性能の測定結果を表１に示した。実施例１と同様良
好な分離性能を示した。
内径４０ｍｍ、中空糸膜束の長さ／径の比を２０とした
以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジュ−ルの
透過性能の測定結果を表１に示した。実施例１と同様良
好な分離性能を示した。
【００１５】＜実施例４＞中空糸膜束の充填率を４０％
とした以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジュ
−ルの透過性能の測定結果を表１に示した。実施例１と
同様に良好な分離性能を示した。
とした以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジュ
−ルの透過性能の測定結果を表１に示した。実施例１と
同様に良好な分離性能を示した。
【００１６】＜実施例５＞中空糸膜束の充填率を６５％
とした以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジュ
−ルの透過性能の測定結果を表１に示した。実施例１と
同様に良好な分離性能を示した。
とした以外は、実施例１と同一の条件で作製したモジュ
−ルの透過性能の測定結果を表１に示した。実施例１と
同様に良好な分離性能を示した。
【００１７】＜実施例６＞中空糸膜のクリンプを１０ｃ
ｍ長さあたり５個とした以外は実施例１と同一条件で作
製したモジュ−ルの透過性能の測定結果を表１に示し
た。実施例１と同様に良好な分離性能を示した。
ｍ長さあたり５個とした以外は実施例１と同一条件で作
製したモジュ−ルの透過性能の測定結果を表１に示し
た。実施例１と同様に良好な分離性能を示した。
【００１８】＜比較例１＞中空糸膜束径と中空糸膜束長
の比を２とした以外は、実施例１と同一の条件でモジュ
−ルを製作した。本モジュ−ルの性能は回収率依存性が
高く、回収率の上昇と伴に透水性、除去性が低下した。
これはモジュ−ル内で偏流が発生していることを示唆す
るものである。
の比を２とした以外は、実施例１と同一の条件でモジュ
−ルを製作した。本モジュ−ルの性能は回収率依存性が
高く、回収率の上昇と伴に透水性、除去性が低下した。
これはモジュ−ル内で偏流が発生していることを示唆す
るものである。
【００１９】＜比較例２＞耐圧外筒への中空糸膜の充填
率を３０％とした以外は、実施例１と同一の条件でモジ
ュ−ルを製作した。モジュ−ルの性能は回収率の上昇と
共に低下し中空糸膜束の長さ／径比を小さくした時と同
様の傾向を示した。
率を３０％とした以外は、実施例１と同一の条件でモジ
ュ−ルを製作した。モジュ−ルの性能は回収率の上昇と
共に低下し中空糸膜束の長さ／径比を小さくした時と同
様の傾向を示した。
【００２０】＜比較例３＞中空糸膜のクリンプを全く無
くした以外は、実施例１と同一の条件でモジュ−ルを製
作した。モジュ−ルの性能は実施例１と同様に回収率依
存性が高く、透水性及び除去性は回収率と共に低下し
た。
くした以外は、実施例１と同一の条件でモジュ−ルを製
作した。モジュ−ルの性能は実施例１と同様に回収率依
存性が高く、透水性及び除去性は回収率と共に低下し
た。
【００２１】
【表１】
【００２２】
【発明の効果】本発明の外圧中空糸逆浸透膜分離モジュ
ールにおいて、耐圧外筒に圧入、供給された被処理水の
圧損は中空糸ル−プ部の方が中空糸平行部よりも大きい
為、中空糸ル−プ部が分散板となって耐圧外筒内の中空
糸膜に均一に供給される。また中空糸束径／長さの比が
４〜２０に確保されている為、耐圧外筒内での偏流の発
生が抑制される。また濃縮液出口部が絞り込みに依り円
周状に十分な流路が確保されている為、濃縮液の偏流等
の発生がない。中空糸膜のクリンプの付与は中空糸間の
密着を防止し、デッドスペ−スの発生を抑制し局部的な
分極を防止する。以上のような作用により、本発明にお
ける外圧式中空糸膜分離モジュ−ルは、高回収率おいて
も除去率、透水率ともに低下することがなく、高純度の
透過水を得ることができる。
ールにおいて、耐圧外筒に圧入、供給された被処理水の
圧損は中空糸ル−プ部の方が中空糸平行部よりも大きい
為、中空糸ル−プ部が分散板となって耐圧外筒内の中空
糸膜に均一に供給される。また中空糸束径／長さの比が
４〜２０に確保されている為、耐圧外筒内での偏流の発
生が抑制される。また濃縮液出口部が絞り込みに依り円
周状に十分な流路が確保されている為、濃縮液の偏流等
の発生がない。中空糸膜のクリンプの付与は中空糸間の
密着を防止し、デッドスペ−スの発生を抑制し局部的な
分極を防止する。以上のような作用により、本発明にお
ける外圧式中空糸膜分離モジュ−ルは、高回収率おいて
も除去率、透水率ともに低下することがなく、高純度の
透過水を得ることができる。
【図１】図１は、本発明の外圧式中空糸膜モジュ−ルの
一例を示す断面図である。図中の１は中空糸膜束であ
り、各中空糸膜を中間で折曲し、その両端を外筒２の一
端側に配し濃縮液出口５位置で絞り込まれ樹脂等にて固
定され中空糸膜の両端が該隔壁の外面に開孔している
（耐圧外筒の一端に樹脂を注入し硬化後樹脂部を切断す
れば樹脂の切断面に中空糸膜切断端が開孔する) 。３は
樹脂隔壁であり、硬化性樹脂（エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂等）の注型に依り設けられる。
一例を示す断面図である。図中の１は中空糸膜束であ
り、各中空糸膜を中間で折曲し、その両端を外筒２の一
端側に配し濃縮液出口５位置で絞り込まれ樹脂等にて固
定され中空糸膜の両端が該隔壁の外面に開孔している
（耐圧外筒の一端に樹脂を注入し硬化後樹脂部を切断す
れば樹脂の切断面に中空糸膜切断端が開孔する) 。３は
樹脂隔壁であり、硬化性樹脂（エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂等）の注型に依り設けられる。
１．中空糸膜束 ２．外筒 ３．樹脂隔壁 ４．原水入口 ５．濃縮液出口 ６．生産水出口 ７．中空糸平行部 ８．中空糸ル−プ部 ９．しぼり部
Claims (5)
- 【請求項１】 Ｕ字に折り曲げられた中空糸膜束が外筒
内に収納され、外筒の一端部が樹脂隔壁により固定され
ており、且つＵ字に折り曲げられた中空糸膜の両端部が
樹脂隔壁の外面に開口されてなり、該中空糸膜束の少な
くとも１か所にしぼり部を設けたことを特徴とする外圧
式中空糸逆浸透膜分離モジュ−ル。 - 【請求項２】 中空糸膜の充填率が３５〜７５％である
請求項１記載の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ−ル。 - 【請求項３】 中空糸膜束の長さ／直径の比が４〜２０
である請求項１または２に記載の外圧式中空糸逆浸透膜
モジュ−ル。 - 【請求項４】 中空糸膜束のループ部の充填密度が中空
糸膜束の平行部の充填密度よりも大きいことを特徴とす
る請求項１〜３のいずれかに記載の外圧式中空糸逆浸透
膜分離モジュ−ル。 - 【請求項５】 振幅が中空糸膜の外径に対して０．５〜
１０倍であるクリンプを１０cm長さあたり５〜２０個付
与した中空糸膜を用いることを特徴とする請求項１〜４
のいずれかに記載の外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュ−
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22243096A JPH1057776A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22243096A JPH1057776A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1057776A true JPH1057776A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16782280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22243096A Pending JPH1057776A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 外圧式中空糸逆浸透膜分離モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1057776A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008093654A1 (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-07 | Toray Industries, Inc. | 中空糸膜およびこれが内蔵された中空糸膜モジュール |
| JP2013223866A (ja) * | 2013-06-12 | 2013-10-31 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 浄水器及びその洗浄方法 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22243096A patent/JPH1057776A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2008093654A1 (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-07 | Toray Industries, Inc. | 中空糸膜およびこれが内蔵された中空糸膜モジュール |
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