JPH105728A - 微生物剤 - Google Patents

微生物剤

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JPH105728A
JPH105728A JP16220096A JP16220096A JPH105728A JP H105728 A JPH105728 A JP H105728A JP 16220096 A JP16220096 A JP 16220096A JP 16220096 A JP16220096 A JP 16220096A JP H105728 A JPH105728 A JP H105728A
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JP
Japan
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microbial agent
waste
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aquaticum
corynebacterium
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JP16220096A
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English (en)
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Kuniyuki Harada
国幸 原田
Yoshiharu Ito
義晴 伊東
Hisao Usui
久夫 臼井
Tetsuo Kitamura
哲男 北村
Daigen Aoki
大元 青木
Nobuhiro Taguchi
信洋 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippoh Chemicals Co Ltd
Miyarisan KK
Original Assignee
Nippoh Chemicals Co Ltd
Miyarisan KK
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
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  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 臭気物質、セルロース系廃棄物、生ゴミ及び
汚水等に作用し、悪臭を拡散することなく、効率的な処
理を可能にする新規微生物及びこれを含む微生物剤並び
にその製造方法を提供する。 【解決手段】 臭気物質に対して脱臭能を有しかつセル
ロース分解能を有するコリネバクテリウム・アクアチク
ムおよび/またはバティアクセラ・アグレスティスから
なる微生物剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水、糞尿、生ゴ
ミやバイオマス等の防臭剤および分解剤として作用する
新規な微生物剤に関するものである。さらに詳しく述べ
ると、本発明は、臭気物質、セルロース系廃棄物、生ゴ
ミ等の有機性廃棄物あるいは有機性廃棄物を含む汚水の
処理において、悪臭を拡散することなく効率的に廃棄物
を分解できる微生物、その微生物を含む微生物剤、およ
びこの微生物剤を用いた効率的な廃棄物および汚水の処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ等の有機性廃棄物の分解処
理ではコンポスト法等、廃水処理では活性汚泥法および
浄化槽などでは嫌気性処理法等が簡便性ならびに経済性
に優れているといわれ、広く使用されている。
【0003】これらのうち、上記活性汚泥法では、不溶
性物質や容易に分解されない有機物の存在がその被処理
液中のBOD(Biochemical Oxygen Demand :生化学的
酸素要求量)の低下において障害となっている。例え
ば、酪酸等の揮発性短鎖脂肪酸は、難分解性であると共
に悪臭成分であるため、速やかな分解に至らず曝気の影
響も得て処理場周辺の生活環境悪化の一因となってい
る。
【0004】また、嫌気性処理法では、分解速度に限界
があり、より速い分解速度が求められていることは周知
の事実である。
【0005】さらに、生ゴミ処理に広く用いられるコン
ポスト法では分解時の腐敗臭に改良されるべき問題が依
然としてある。
【0006】したがって、悪臭の拡散を伴わずに臭気物
質、セルロース系廃棄物、生ゴミ等の有機性廃棄物ある
いは有機性廃棄物を含む汚水を有効に分解、処理できる
微生物剤の開発が強く求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、臭気物質、セルロース系廃棄物、生ゴミ等の有
機性廃棄物あるいは有機性廃棄物を含む汚水を効率的に
分解できる微生物剤を提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、防臭効果を発
揮しつつ、臭気物質、セルロース系廃棄物、生ゴミ等の
有機性廃棄物あるいは有機性廃棄物を含む汚水を効率的
に分解できる微生物剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記諸問
題を解決すべく、川底の泥を分解源として数多くの微生
物を単離し、それらのインドール化合物、揮発性短鎖脂
肪酸といったいわゆる悪臭物質の分解能及び難分解性セ
ルロースの分解能を調べた結果、悪臭物質及び難分解性
セルロースのいずれの分解能においても優れた活性を示
すコリネバクテリウム・アクアチクム(Corynebacterium
aquaticum) 及びバティアクセラ・アグレスティス(But
tiauxella agrestis) を発見し、これらの知見に基づい
て、本発明を完成した。
【0010】すなわち、上記諸目的は、下記(1)から
(9)のいずれかにより達成されるものである。
【0011】(1) 臭気物質に対して脱臭能を有しか
つセルロース分解能を有するコリネバクテリウム・アク
アチクム(Corynebacterium aquaticum) 及びバティアク
セラ・アグレスティス(Buttiauxella agrestis) からな
る群より選ばれた少なくとも1種からなることを特徴と
する培養物または培養処理物を主成分とする廃棄物を処
理する微生物剤。
【0012】(2) 前記コリネバクテリウム・アクア
チクム(Corynebacterium aquaticum)が受託番号FER
M P−15688のコリネバクテリウム・アクアチク
ム 32である、前記(1)記載の微生物剤。
【0013】(3) 前記バティアクセラ・アグレステ
ィス(Buttiauxella agrestis) が受託番号FERM P
−15689のバティアクセラ・アグレスティス 10
2−1である、前記(1)または(2)に記載の微生物
剤。
【0014】(4) 前記廃棄物が酪酸含有水溶液から
なる、前記(1)から(3)のいずれかに記載の微生物
剤。
【0015】(5) 前記廃棄物がビートパルプあるい
はアルコール発酵の残渣等のセルロース系廃棄物である
前記(1)から(3)のいずれかに記載の微生物剤。
【0016】(6) 前記(1)から(3)のいずれか
に記載の微生物剤を用いて悪臭の発生を抑制することを
特徴とする生ゴミの処理方法。
【0017】(7) 前記(1)から(3)のいずれか
に記載の微生物剤を用いて汚水浄化槽における分解を促
進し、悪臭の発生を抑制することを特徴とする汚水の処
理方法。
【0018】(8) 前記(1)から(3)のいずれか
に記載の微生物剤をセルロース性の廃棄物に作用させる
ことにより、上記廃棄物を堆肥化あるいは液肥化させる
ことを特徴とする堆肥または液肥の製造方法。
【0019】(9) 前記(1)から(3)のいずれか
に記載の微生物剤を酪酸等の短鎖脂肪酸を含む有機性廃
水の活性汚泥処理に作用させることにより、上記活性汚
泥の分解を促進し、悪臭の発生を抑制することを特徴と
する短鎖脂肪酸含有有機廃水の処理方法。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のコリネバクテリウム・ア
クアチクム(Corynebacterium aquaticum) および/また
はバティアクセラ・アグレスティス(Buttiauxella agre
stis) からなる微生物剤は、難分解性成分としてのセル
ロース等の植物繊維ならびに悪臭成分としての酪酸等揮
発性短鎖脂肪酸またはインドール化合物を含む汚水、し
尿、生ゴミ、またはバイオマスの浄化または分解処理時
に接触せしめることにより、速やかにこれらの物質の分
解を行わせると共に悪臭の拡散を最小限に止めることが
できるという特長を有する。
【0021】以下、本発明を詳細に説明する。
【0022】川底の泥を分解源として数多くの微生物を
単離し、悪臭物質としてのインドール化合物や揮発性短
鎖脂肪酸の分解能及び難分解性セルロースの分解能を有
するものをスクリーニングしたところ、目的とする分解
能を有する2菌株を得た。
【0023】このようにして得られた第一の菌株の菌学
的性質を以下に示す。
【0024】(a)形態 1) 細胞の形および大きさ: コリネ型で0.6〜
1.0×1.2〜3.0μmの大きさ 2) 細胞の多形性の有無: 無し 3) 運動性の有無: 無し 4) 胞子の有無: 無し (b)培養的性質 1) 肉汁寒天平板培養: ピンク色の、光沢の無い、
直径0.5〜2.0mmの円形のコロニーを形成する。 2) 肉汁ゼラチン穿刺培養: ゼラチンの液化は認め
られない。 (c)生理学的性質 1) グラム染色性: + 2) 硝酸塩の還元: + 3) ウレアーゼ: − 4) カタラーゼ: + 5) 酸素に対する態度: 好気性条件下では生育でき
るが、嫌気性条件下では生育できない。 6) 糖類からの酸及びガスの生成の有無を下記表に示
す:
【0025】
【表1】
【0026】(d)生理学的性質の補足 1) エスクリンの分解: + 2) アルカリフォスファターゼ: − 3) ピラジナミダーゼ: + 4) ピリドニルアリルアミダーゼ: − 5) β−グルクロニダーゼ: − 6) β−ガラクトシダーゼ: − 7) α−グルコシダーゼ: + 8) N−アセチル−β−グルコサミニダーゼ: + 本菌は、バージーズ マニュアル オブ システマティ
ック バクテリオロジー(Bergey´s Manual of System
atic Bacteriology 8th )に準じて調べたところ、コリ
ネバクテリウム・アクアチクムであることが分かった。
【0027】従来まで、インドール化合物や揮発性短鎖
脂肪酸の分解能、さらには難分解性セルロースの分解能
を有するコリネバクテリウム・アクアチクムは知られて
おらず、本菌株は明らかに公知の菌種と区別されるた
め、上記菌株を新規な微生物であると判断し、本菌株を
コリネバクテリウム・アクアチクム 32と命名した。
また、このコリネバクテリウム・アクアチクム 32
は、平成8年6月13日付で工業技術院生命工学工業技
術研究所に寄託され、その受託番号はFERM P−1
5688号である。
【0028】次に、上記スクリーニングで得られた第二
の菌株の菌学的性質を以下に示す。
【0029】(a)形態 1) 細胞の形および大きさ: 桿菌で0.5〜0.8
×1.0〜4.0μmの大きさ 2) 細胞の多形性の有無: 無し 3) 運動性の有無: 有り 4) 胞子の有無: 無し (b)培養的性質 1) 肉汁寒天平板培養: 黄色の透明の、光沢を有す
る、直径0.5〜3.0mmの円形のコロニーを形成す
る。 2) 肉汁ゼラチン穿刺培養: ゼラチンの液化は認め
られない。 (c)生理学的性質 1) グラム染色性: − 2) 硝酸塩の還元: + 3) VPテスト: − 4) インドールの生成: − 5) 硫化水素の生成: − 6) クエン酸の利用: − 7) ウレアーゼ: − 8) オキシダーゼ: − 9) カタラーゼ: + 10) 酸素に対する態度: 好気性及び嫌気性条件下
双方で生育可能 11) 糖類からの酸及びガスの生成の有無を下記表に
示す:
【0030】
【表2】
【0031】(d)生理学的性質の補足 1) セルロースの分解(セルラーゼ): + 2) アルギニンの分解(アルギニンジヒドラーゼ):
− 3) β−ガラクトシダーゼ: + 4) リジンの脱炭酸反応(リシンデカルボキシラー
ゼ): − 5) オルニチンの脱炭酸反応(オルニチンデカルボキ
シラーゼ): + 6) トリプトファンデアミナーゼ: − 本菌は、バージーズ マニュアル オブ システマティ
ック バクテリオロジー(Bergey´s Manual of System
atic Bacteriology 8th )に準じて調べたところ、バテ
ィアクセラ・アグレスティス(Buttiauxella agrestis)
であることが分かった。
【0032】従来まで、インドール化合物や揮発性短鎖
脂肪酸の分解能、さらには難分解性セルロースの分解能
を有するバティアクセラ・アグレスティス(Buttiauxell
a agrestis) は知られておらず、本菌株は明らかに公知
の菌種と区別されるため、上記菌株を新規な微生物であ
ると判断し、本菌株をバティアクセラ・アグレスティス
102−1と命名した。また、このバティアクセラ・
アグレスティス 102−1は、平成8年6月13日付
で工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託され、その
受託番号はFERM P−15689号である。
【0033】本発明において、使用する微生物は、イン
ドール化合物や揮発性短鎖脂肪酸等の臭気物質に対して
脱臭能を有しかつセルロース分解能を有するコリネバク
テリウム・アクアチクムまたはバティアクセラ・アグレ
スティスであれば、特に制限されないが、コリネバクテ
リウム・アクアチクム 32及びバティアクセラ・アグ
レスティス 102−1が特に好ましい。
【0034】本発明の菌株の培養に使用する培地は、固
体または液体培地のいずれでもよく、また、本細菌が資
化しうる炭素源、適量の窒素源、無機塩及びその他の栄
養素を含有する培地であれば、合成培地または天然培地
のいずれでもよい。
【0035】本発明の菌株の培養において使用できる炭
素源としては、使用する菌株が資化できる炭素源であれ
ば特に制限されない。具体的には、本発明の微生物剤に
コリネバクテリウム・アクアチクムを用いる際には、D
−キシロース、D−グルコース、マルトース、またはリ
ボースなどを、微生物の資化性等を考慮して、1種また
は2種以上選択して使用することができる。また、本発
明の微生物剤にバティアクセラ・アグレスティスを用い
る際には、L−アラビノース、D−グルコース、D−マ
ンニトール、ラムノース、またはアミグダリンなどを、
微生物の資化性等を考慮して、1種または2種以上選択
して使用することができる。
【0036】本発明の菌株の培養において使用できる窒
素源としては、通常、微生物の培養において使用される
窒素源が同様にして用いられるが、具体的には、肉エキ
ス、ペプトン、ポリペプトン、酵母エキス、大豆加水分
解物、大豆粉末、ミルクカゼイン、カザミノ酸、各種ア
ミノ酸、コーンスティープリカー、その他の動物、植
物、微生物の加水分解物等の有機窒素化合物、アンモニ
ア、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、塩化アンモ
ニウムなどのアンモニウム塩、硝酸ナトリウムなどの硝
酸塩、または尿素等の無機窒素化合物より使用する微生
物の資化性を考慮して、1種または2種以上選択して使
用する。
【0037】本発明において使用できる無機塩として
は、マグネシウム、マンガン、カルシウム、ナトリウ
ム、カリウム、銅、鉄及び亜鉛などのリン酸塩、塩酸
塩、硫酸塩及び酢酸塩等から選ばれた1種または2種以
上を使用することができる。また、培地中に、必要に応
じて、植物油や界面活性剤等を添加してもよい。
【0038】本発明による微生物がインドール化合物や
揮発性短鎖脂肪酸等の臭気物質に対して脱臭能を有しか
つセルロース分解能を高く維持するためには、培地中に
ビートパルプ(砂糖大根の搾り粕)、DDGS(アルコ
ール発酵の蒸留残渣)、CMC(カルボキシメチルセル
ロース)、濾紙等の難分解性セルロース、インドール化
合物、及び酪酸等の揮発性短鎖脂肪酸からなる群より選
ばれた少なくとも1種を1〜100,000ppm、よ
り好ましくは10〜10,000ppmの濃度で、添加
した培地中で維持することが好ましい。
【0039】本発明によると、培養条件は、本発明にお
いて使用する細菌や培地の種類及び培養法などによって
適宜選択され、本菌株が増殖できる条件であれば特に制
限されない。例えば、コリネバクテリウム・アクアチク
ム 32を培養に使用する際には、通常は、5〜40
℃、好ましくは15〜30℃の培養温度で、5〜9、好
ましくは6〜8の範囲のpHの培地中で、好気性条件下
(例えば、10〜60rpmで振盪培養等による)で培
養を行うことができる。また、バティアクセラ・アグレ
スティス 102−1を培養に使用する際には、通常
は、5〜40℃、好ましくは15〜30℃の培養温度
で、5〜9、好ましくは6〜8の範囲のpHの培地中で
培養を行うことができる。この際、バティアクセラ・ア
グレスティス102−1は、好気性及び嫌気性双方の条
件下で培養が可能である。
【0040】次に、本発明の微生物剤の製造方法を以下
に述べる。
【0041】本発明の微生物剤は、コリネバクテリウム
・アクアチクム、好ましくはコリネバクテリウム・アク
アチクム 32、およびバティアクセラ・アグレスティ
ス、好ましくはバティアクセラ・アグレスティス 10
2−1を、それぞれ単独でまたは混合物の形態で、生ゴ
ミ、バイオマス等の有機性廃棄物、及びこれらの有機性
廃棄物を含む汚水中において、使用される。または、本
発明の微生物剤が、固定化微生物、懸濁液状あるいは泥
状あるいはスラリー状の培養物、または乾燥菌体として
使用できる。なお、本微生物剤の剤形は液状、粉末状、
顆粒状、またはペースト状の形態を有するものであって
もよい。
【0042】本発明の微生物剤は、凍結しない程度の低
温に静置しても維持できる。
【0043】また、本発明において使用できる培地の例
としては、以下の実施例の分解性試験中で使用される培
地が挙げられるが、これらの培地は、いずれもコリネバ
クテリウム・アクアチクムやバティアクセラ・アグレス
ティスを安定に生育させる培地でもあり、上述した育成
方法は本微生物剤の製造方法として適法であり、恒常的
な生産が可能になるものである。
【0044】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、これらにより本発明の範囲がなんら制限され
るものでないことはいうまでもない。
【0045】実施例1 本発明の微生物剤のセルロース分解能を、以下のように
して、CMC(カルボキシメチルセルロース)を用いて
評価した。変更CMC培地(セロビオース 0.1g、
CMC・Na 5.0g、硝酸アンモニウム 0.3
g、硫酸マグネシウム七水塩 0.5g、リン酸水素二
カリウム 1.0g、塩化カリウム 0.5g、硫酸第
二鉄七水塩 0.1g、寒天 10.0g/精製水1リ
ットル)にコリネバクテリウム・アクアチクム 32及
びバティアクセラ・アグレスティス102−1をそれぞ
れ塗抹し、25℃、好気性条件下でおよび好気性または
嫌気性条件下でそれぞれ7日間生育させ、出現したコロ
ニーに1% ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロ
ミド(hexadecyltrimethylammonium bromide)水溶液を4
ml添加し、コロニーの周囲にクリアーゾーンが現れた
ものをCMCの分解能陽性とした。結果を表3に示す。
【0046】表3より、コリネバクテリウム・アクアチ
クム 32はCMCの分解能を有さないが、バティアク
セラ・アグレスティス 102−1はCMCの分解能を
有することが分かった。
【0047】実施例2 本発明の微生物剤のセルロース分解能を、以下のように
して、濾紙を用いて評価した。無機塩セロ培地(セロビ
オース 0.2g、硝酸アンモニウム 0.3g、硫酸
マグネシウム七水塩 0.5g、リン酸水素二カリウム
1.0g、塩化カリウム 0.5g、硫酸第二鉄七水
塩 0.1g/精製水1リットル)にコリネバクテリウ
ム・アクアチクム 32及びバティアクセラ・アグレス
ティス102−1をそれぞれ塗抹し、滅菌した濾紙片を
培地中に浸し、一定条件下(25℃、それぞれ好気性条
件下でおよび好気性または嫌気性条件下で)において2
0日間生育させ、培養開始時より濾紙の分解を目視によ
り観察した。結果を表3に示す。
【0048】この結果より、バティアクセラ・アグレス
ティス 102−1において有効な濾紙の分解能が示さ
れた。
【0049】実施例3 本発明の微生物剤のバイオマス分解能を、以下のように
して、ビートパルプ(砂糖大根の搾り粕)及びDDGS
(アルコール発酵の蒸留残渣)を用いて評価した。コリ
ネバクテリウム・アクアチクム 32及びバティアクセ
ラ・アグレスティス 102−1を一白金耳、それぞれ
無機塩ゼロ培地に100mlづつに接種し、30℃、好
気性条件下でおよび好気性または嫌気性条件下でそれぞ
れ4日間生育させ、菌培養物を調製した。このようにし
て得られた菌培養物30mlをそれぞれ、別々に、含水
率50%として滅菌したビートパルプ15g及びDDG
S15gを混合し、これらの混合物を乾燥しないように
予め1.0%プレーン寒天を斜面状に凝固させた床を有
する容器に入れて、20℃にて1カ月間放置した。結果
を表3に示す。
【0050】これより、コリネバクテリウム・アクアチ
クム 32及びバティアクセラ・アグレスティス 10
2−1は共に、ビートパルプを完全に液状化し、DDG
Sを堆肥化することができたことが示された。
【0051】実施例4 以下のようにして本発明の微生物剤の生ゴミの分解能を
評価した。豚肉、卵、リンゴ、魚肉、タマネギ、キャベ
ツの等量を4mm角に砕いて混合したものを調製し、こ
れを通常の食事の際に発生することを想定した生ゴミと
して使用した。このようにして調製された生ゴミ300
gと実施例3において調製されたのと同様の菌培養物3
0mlとの混合物を乾燥しないように予め1.0%プレ
ーン寒天を斜面状に凝固させた床を有する容器に入れ
て、20℃にて10日間放置した。結果を表3に示す。
【0052】この結果、コリネバクテリウム・アクアチ
クム 32及びバティアクセラ・アグレスティス 10
2−1により、生ゴミは完全に液状化しほとんど腐乱臭
を抑えることができた。
【0053】実施例5 以下のようにして本発明の微生物剤による悪臭物質分解
能を、スカトール分解能として評価した。コリネバクテ
リウム・アクアチクム 32及びバティアクセラ・アグ
レスティス 102−1を、0.05mg/mlのスカ
トールを含む人工排水(ペプトン 6.0g、肉エキス
4.0g、尿素 1.0g、塩化ナトリウム 0.3
g、リン酸二水素カリウム 1.0g、塩化カリウム
0.14g、塩化カルシウム 0.14g、硫酸マグネ
シウム 0.1g/水道水1リットル)に接種して、2
0℃にて3週間振盪培養(30rpm)した後、培養液
中に残存するスカトールをガスクロマトグラフィーを用
いて定量した。結果を表3に示す。
【0054】表3の結果より、コリネバクテリウム・ア
クアチクム 32及びバティアクセラ・アグレスティス
102−1によるスカトールの消化率は、それぞれ、
100%及び35%であり、特にコリネバクテリウム・
アクアチクム 32を用いた場合にはスカトールが完全
に分解できることが示された。
【0055】実施例6 以下のようにして本発明の微生物剤による悪臭物質分解
能を、酪酸分解能として評価した。コリネバクテリウム
・アクアチクム 32及びバティアクセラ・アグレステ
ィス 102−1を、0.1mg/mlの酪酸を含む人
工排水(ペプトン 6.0g、肉エキス 4.0g、尿
素 1.0g、塩化ナトリウム 0.3g、リン酸二水
素カリウム 1.0g、塩化カリウム 0.14g、塩
化カルシウム 0.14g、硫酸マグネシウム 0.1
g/水道水1リットル)に接種して、20℃にて3週間
振盪培養(30rpm)した後、培養液中に残存する酪
酸をガスクロマトグラフィーを用いて定量した。結果を
表3に示す。
【0056】これより、コリネバクテリウム・アクアチ
クム 32及びバティアクセラ・アグレスティス 10
2−1によるスカトールの消化率はいずれも、100%
であり、コリネバクテリウム・アクアチクム 32及び
バティアクセラ・アグレスティス 102−1は共に酪
酸を完全に分解できることが示された。
【0057】
【表3】
【0058】実施例7 酪酸発酵廃液[TOC(Total Organic Carbon:全有機
炭素):約8,000ppm]を、酪酸を0.1〜2.
0%程度含みpH4〜6を示す酸性液として、クロスト
リジウム・ブチリカム(FERM BP−2789)を
CS培地(2%コーンスターチ、2%アミノ酸液及び
0.5%炭酸カルシウムを水に懸濁させた培地)あるい
はPYG培地(ペプトン、酵母エキス及びグルコースを
各1%濃度で水に溶解した培地)に培養することによっ
て調製した。さらに、この酪酸発酵廃液を、有機物濃度
がTOCとして2,000ppm程度になるように水で
希釈し、この希釈液を濾過滅菌し、酪酸菌の培養液を調
製した。このようにして調製された酪酸菌の培養液を1
5〜40℃に保ち、液全体に空気がゆきわたるように曝
気して1〜3日間処理した後、曝気を止めて30分間放
置した。放置後は底に溜まる沈殿を残して上澄液を廃棄
した。再度、上記で調製した酪酸菌の培養液を沈殿に加
え同様に曝気した。この操作を5〜20回繰り返すと、
酪酸を含む酸性液中で安定して沈殿を生ずるようにな
り、このようにして調製された酪酸菌の培養後液のTO
Cをおよそ20時間で処理前の2,000ppm程度か
ら200ppm以下に、酪酸をおよそ21時間で処理前
の3mg/l程度から0.01mg/l以下にそれぞれ
低下させる液量の10%程度の沈殿として環境常在菌に
よる活性汚泥を得た。微生物濃度はMLSSとして4,
000ppm程度に達した。この際、本実施例において
使用されている「TOC」は、全有機炭素の省略であ
り、水中の有機物に含まれる炭素を直接定量したもので
あり、その減少は微生物の酸化作用において炭酸ガスと
して系外に除去されたことを意味する。
【0059】本発明によるコリネバクテリウム・アクア
チクム 32およびバティアクセラ・アグレスティス
102−1を、上記濾過滅菌した後の酪酸菌の培養後液
において菌濃度がいずれも106 個/mlになるように
調製し、これを15〜40℃に保ち、液全体に空気がゆ
きわたるように曝気して24時間処理した。この結果、
調製した酪酸菌の培養後液のTOCをおよそ18時間で
処理前の2,000ppm程度から200ppm以下
に、酪酸をおよそ17時間で処理前の3mg/l程度か
ら0.01mg/l以下にそれぞれ低下させた。
【0060】また、上記方法で得られた環境常在菌によ
る活性汚泥に濾過滅菌後の酪酸菌の培養後液を加える際
に、本発明によるコリネバクテリウム・アクアチクム
32及びバティアクセラ・アグレスティス 102−1
を106 個/mlの菌濃度で加え、15〜40℃に保
ち、液全体に空気がゆきわたるように曝気して24時間
処理すると、調製された酪酸菌の培養後液のTOCをお
よそ15時間で処理前の2,000ppm程度から20
0ppm以下に、酪酸をおよそ15時間で処理前の3m
g/l程度から0.01mg/l以下にそれぞれ低下さ
せることができた。
【0061】これらの結果より、本発明の微生物剤を活
性汚泥処理系に共存させることによって、その分解性を
飛躍的に向上させると共に、分解が比較的難しいと言わ
れる酪酸をも速やかに分解することができ、かつ悪臭の
発生を最小限に抑えることもできることが示された。
【0062】
【発明の効果】上述したように、本発明の微生物剤は、
臭気物質に対して脱臭能を有しかつセルロース分解能を
有するコリネバクテリウム・アクアチクム(Corynebacte
rium aquaticum) 及びバティアクセラ・アグレスティス
(Buttiauxella agrestis) からなる群より選ばれた少な
くとも1種からなることを特徴とするものであり、下記
の効果を有する。
【0063】1) 生ゴミの処理や家畜の糞尿処理分解
など、悪臭を伴う分解処理に適している。 2) 発酵産業廃液等高いBOD値で酪酸等揮発性脂肪
酸を含む酸性廃液の消臭及び浄化に有効である。 3) 沈降性の良い沈殿をなすので、水の浄化及び曝気
槽の活性汚泥としての分解処理剤として有用である。 4) 高いセルロース分解性を持ち、堆肥剤として利用
できる。 5) 活性汚泥処理の余剰汚泥として、藁等植物繊維質
を堆肥として安価に大量にさらに連続的に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、酪酸を含む廃液処理におけるTOCの経時
的減少を示す図である。
【図2】は、酪酸を含む廃液処理における酪酸の経時的
減少を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C05F 11/08 2115−4H C05F 11/08 17/00 2115−4H 17/00 C12N 1/20 ZAB C12N 1/20 ZABF //(C12N 1/20 C12R 1:15) (C12N 1/20 C12R 1:01) (72)発明者 北村 哲男 長野県埴科郡戸倉町2352番地 (72)発明者 青木 大元 長野県埴科郡戸倉町2352番地 (72)発明者 田口 信洋 千葉県夷隅郡夷隅町松丸1240番地

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臭気物質に対して脱臭能を有しかつセル
    ロース分解能を有するコリネバクテリウム・アクアチク
    ム(Corynebacterium aquaticum) 及びバティアクセラ・
    アグレスティス(Buttiauxella agrestis) からなる群よ
    り選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする培
    養物または培養処理物を主成分とする廃棄物を処理する
    微生物剤。
  2. 【請求項2】 該コリネバクテリウム・アクアチクム(C
    orynebacterium aquaticum) が受託番号FERM P−
    15688のコリネバクテリウム・アクアチクム 32
    である、請求項1に記載の微生物剤。
  3. 【請求項3】 該バティアクセラ・アグレスティス(But
    tiauxella agrestis) が受託番号FERM P−156
    89のバティアクセラ・アグレスティス 102−1で
    ある、請求項1または2に記載の微生物剤。
  4. 【請求項4】 該廃棄物が酪酸含有水溶液からなる、請
    求項1から3のいずれかに記載の微生物剤。
  5. 【請求項5】 該廃棄物がビートパルプあるいはアルコ
    ール発酵の残渣等のセルロース系廃棄物である請求項1
    から3のいずれかに記載の微生物剤。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のいずれかに記載の微生
    物剤を用いて悪臭の発生を抑制することを特徴とする生
    ゴミの処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれかに記載の微生
    物剤を用いて汚水浄化槽における分解を促進し、悪臭の
    発生を抑制することを特徴とする汚水の処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から3のいずれかに記載の微生
    物剤をセルロース性の廃棄物に作用させることにより、
    該廃棄物を堆肥化あるいは液肥化させることを特徴とす
    る堆肥または液肥の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から3のいずれかに記載の微生
    物剤を酪酸等の短鎖脂肪酸を含む有機性廃水の活性汚泥
    処理に作用させることにより、該活性汚泥の分解を促進
    し、悪臭の発生を抑制することを特徴とする短鎖脂肪酸
    含有有機廃水の処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053381A (ja) * 2001-08-14 2003-02-25 Ace Bio Product Kk 酪酸菌を用いた浄化槽用浄化剤、浄化槽およびその浄化方法
US6532619B2 (en) 2000-06-19 2003-03-18 Bissell Homecare, Inc. Extraction cleaner and agitator therefor

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US6532619B2 (en) 2000-06-19 2003-03-18 Bissell Homecare, Inc. Extraction cleaner and agitator therefor
JP2003053381A (ja) * 2001-08-14 2003-02-25 Ace Bio Product Kk 酪酸菌を用いた浄化槽用浄化剤、浄化槽およびその浄化方法

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