JPH1056592A - 像振れ補正機構 - Google Patents
像振れ補正機構Info
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- JPH1056592A JPH1056592A JP8227373A JP22737396A JPH1056592A JP H1056592 A JPH1056592 A JP H1056592A JP 8227373 A JP8227373 A JP 8227373A JP 22737396 A JP22737396 A JP 22737396A JP H1056592 A JPH1056592 A JP H1056592A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単で、小型、軽量な像振れ補正機構を得
る。 【解決手段】 撮影時の像振れを撮像光学系5の光軸X
−Xと直交する平面上で互いに直交した2方向の成分に
分け、該2方向の像振れをそれぞれ、電気的補正手段6
による電気的補正と光学的補正手段2による光学的補正
とによって別々に行なうようにした。
る。 【解決手段】 撮影時の像振れを撮像光学系5の光軸X
−Xと直交する平面上で互いに直交した2方向の成分に
分け、該2方向の像振れをそれぞれ、電気的補正手段6
による電気的補正と光学的補正手段2による光学的補正
とによって別々に行なうようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
撮像機器における像振れ補正機構に関するものである。
撮像機器における像振れ補正機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮像機器、例えば、ハンディタイプのビ
デオカメラにおいては撮影時の像振れによる画質への影
響が大きいため、所謂像振れ補正機構を備えたものが多
い。
デオカメラにおいては撮影時の像振れによる画質への影
響が大きいため、所謂像振れ補正機構を備えたものが多
い。
【0003】このような像振れ補正機構としては、正と
負の2枚のレンズから成るアフォーカル光学系の一方の
レンズ、或いは、特開平4−20942号公報に記載さ
れた可変頂角プリズム等を、ある一方向のみに移動させ
て像振れの補正を行なう光学的補正方式や、特開昭63
−50168号公報に記載されたレンズ鏡筒をジンバル
のように支持し、該レンズ鏡筒の向きを変えることによ
って像振れの補正を行なう機械式補正方式や、実際に画
像として取り込まれる画素領域(実有効画素領域)より
十分に広い画素領域(有効画素領域)を有する固体撮像
素子(CCD)を用いて、実有効画素領域を有効画素領
域内で移動させることによって像振れの補正を行なう電
気的補正方式等が用いられている。
負の2枚のレンズから成るアフォーカル光学系の一方の
レンズ、或いは、特開平4−20942号公報に記載さ
れた可変頂角プリズム等を、ある一方向のみに移動させ
て像振れの補正を行なう光学的補正方式や、特開昭63
−50168号公報に記載されたレンズ鏡筒をジンバル
のように支持し、該レンズ鏡筒の向きを変えることによ
って像振れの補正を行なう機械式補正方式や、実際に画
像として取り込まれる画素領域(実有効画素領域)より
十分に広い画素領域(有効画素領域)を有する固体撮像
素子(CCD)を用いて、実有効画素領域を有効画素領
域内で移動させることによって像振れの補正を行なう電
気的補正方式等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
方式による像振れ補正機構にはそれぞれ、以下のような
問題点があった。
方式による像振れ補正機構にはそれぞれ、以下のような
問題点があった。
【0005】即ち、光学的補正方式は、像振れの補正後
の画質は良好ではあるが、光軸を曲げるためのアフォー
カルレンズ系や可変頂角プリズムとそれらの駆動機構や
位置検出機構によって構成されるため、構造が複雑で、
且つ、高価で光学系全体の外形も大きくなってしまうと
いう問題があった。
の画質は良好ではあるが、光軸を曲げるためのアフォー
カルレンズ系や可変頂角プリズムとそれらの駆動機構や
位置検出機構によって構成されるため、構造が複雑で、
且つ、高価で光学系全体の外形も大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0006】また、機械式補正方式は、像振れの補正後
に画質が劣化することはないが、レンズ鏡筒を保持しな
がらレンズ鏡筒の向きを変えるという構造であるため、
外形が大きくなってしまうという問題があった。
に画質が劣化することはないが、レンズ鏡筒を保持しな
がらレンズ鏡筒の向きを変えるという構造であるため、
外形が大きくなってしまうという問題があった。
【0007】そして、電気的補正方式は、実有効画素領
域よりも補正代分十分に広い有効画素領域を有する通常
よりもサイズの大きなCCDを使用するだけなので、使
用するCCDの大きさによっては殆どビデオカメラの外
形に影響を与えることはないが、光学系に関しては、サ
イズの大きなCCDに対応させるため大型化する必要が
ある。また、画像処理に伴う演算の付加が重いので、よ
り高性能で高価な演算回路が必要となる、有効画素領域
よりも実有効画素領域が小さいため実際に画像として取
り込まれる領域が必然的に小さくなり画質が劣化してし
まう、補正範囲を超えて像振れがおきた場合その時の映
像は不連続となって違和感があるものとなってしまう、
等の問題があった。
域よりも補正代分十分に広い有効画素領域を有する通常
よりもサイズの大きなCCDを使用するだけなので、使
用するCCDの大きさによっては殆どビデオカメラの外
形に影響を与えることはないが、光学系に関しては、サ
イズの大きなCCDに対応させるため大型化する必要が
ある。また、画像処理に伴う演算の付加が重いので、よ
り高性能で高価な演算回路が必要となる、有効画素領域
よりも実有効画素領域が小さいため実際に画像として取
り込まれる領域が必然的に小さくなり画質が劣化してし
まう、補正範囲を超えて像振れがおきた場合その時の映
像は不連続となって違和感があるものとなってしまう、
等の問題があった。
【0008】そこで、上記各像振れ補正方式の問題点を
克服した新たな像振れ補正機構を提供することを課題と
する。
克服した新たな像振れ補正機構を提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、本発明像振れ補正機構の第1のものにあっ
ては、撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交する平
面上で互いに直交した2方向の成分に分け、該2方向の
像振れをそれぞれ、電気的補正手段による電気的補正と
光学的補正手段による光学的補正とによって別々に行な
うようにしたものである。
するために、本発明像振れ補正機構の第1のものにあっ
ては、撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交する平
面上で互いに直交した2方向の成分に分け、該2方向の
像振れをそれぞれ、電気的補正手段による電気的補正と
光学的補正手段による光学的補正とによって別々に行な
うようにしたものである。
【0010】また、本発明像振れ補正機構の第2のもの
にあっては、撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交
する平面上で互いに直交した2方向の成分に分け、該2
方向の像振れをそれぞれ、電気的補正手段による電気的
補正によって行なうようにし、電気的補正手段による手
振れ補正領域が不足した際には、光学的補正手段による
光学的補正を併用するようにしたものである。
にあっては、撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交
する平面上で互いに直交した2方向の成分に分け、該2
方向の像振れをそれぞれ、電気的補正手段による電気的
補正によって行なうようにし、電気的補正手段による手
振れ補正領域が不足した際には、光学的補正手段による
光学的補正を併用するようにしたものである。
【0011】従って、光学的補正手段と電気的補正手段
を併用することによって、前述のようなそれぞれの欠点
を互いに補い合わせることが可能となる。
を併用することによって、前述のようなそれぞれの欠点
を互いに補い合わせることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明像振れ補正機構の実
施の形態について、添付図面に示す各実施例に従って説
明する。
施の形態について、添付図面に示す各実施例に従って説
明する。
【0013】図1及び図2は本発明像振れ補正機構の第
1の実施例1を示すものである。即ち、像振れ補正機構
1は、図1に示すように、アフォーカル光学系2を構成
する両凸レンズ3及び両凹レンズ4が撮像光学系5の前
方に配置されると共に、上記撮像光学系5の後方に固体
撮像素子(CCD)6が配置されたものである。
1の実施例1を示すものである。即ち、像振れ補正機構
1は、図1に示すように、アフォーカル光学系2を構成
する両凸レンズ3及び両凹レンズ4が撮像光学系5の前
方に配置されると共に、上記撮像光学系5の後方に固体
撮像素子(CCD)6が配置されたものである。
【0014】そして、像振れの光学的補正手段であるア
フォーカル光学系2は、両凹レンズ4が、その光軸X´
−X´が撮像光学系5の主光軸XーXと平行な状態を保
ちながら垂直方向に移動可能に図示しないサスペンショ
ンによって支持されると共に、図示しない駆動手段によ
って垂直方向に移動されるようになっている。
フォーカル光学系2は、両凹レンズ4が、その光軸X´
−X´が撮像光学系5の主光軸XーXと平行な状態を保
ちながら垂直方向に移動可能に図示しないサスペンショ
ンによって支持されると共に、図示しない駆動手段によ
って垂直方向に移動されるようになっている。
【0015】尚、アフォーカル光学系2において、移動
可能に支持されるのは、両凸レンズ3及び両凹レンズ4
のどちらでもよい。また、アフォーカル光学系2は、撮
像光学系5の後方に配置すること又は撮像光学系5の内
部に配置することも可能である。
可能に支持されるのは、両凸レンズ3及び両凹レンズ4
のどちらでもよい。また、アフォーカル光学系2は、撮
像光学系5の後方に配置すること又は撮像光学系5の内
部に配置することも可能である。
【0016】像振れの電気的補正手段であるCCD6は
受光面7が、図2に示すように、実際に画像として取り
込まれる領域(実有効画素領域)8に対して、水平方向
に十分に広い画素領域(有効画素領域)9を有する大き
さのものである。そして、CCD6は受光面7が光軸と
直交する面上に、その中心を光軸が通過するような状態
で配置される。
受光面7が、図2に示すように、実際に画像として取り
込まれる領域(実有効画素領域)8に対して、水平方向
に十分に広い画素領域(有効画素領域)9を有する大き
さのものである。そして、CCD6は受光面7が光軸と
直交する面上に、その中心を光軸が通過するような状態
で配置される。
【0017】しかして、像振れ補正機構1においては、
像振れの補正は以下のようにして為される。
像振れの補正は以下のようにして為される。
【0018】即ち、図示しない適宜な位置に設けられた
角度センサや角速度センサ、或いは、CCD6によって
受光された画像を処理すること等によって得られた水平
方向における像振れ量の情報を基にして、図2に示すよ
うに、受光面7上の実有効画素領域8を水平方向の適宜
な位置に移動するように図示しない演算回路によって電
気的に処理することによって、水平方向における像振れ
の補正(電気的補正)を行なう。
角度センサや角速度センサ、或いは、CCD6によって
受光された画像を処理すること等によって得られた水平
方向における像振れ量の情報を基にして、図2に示すよ
うに、受光面7上の実有効画素領域8を水平方向の適宜
な位置に移動するように図示しない演算回路によって電
気的に処理することによって、水平方向における像振れ
の補正(電気的補正)を行なう。
【0019】また、上記と同様に、角度センサや角速度
センサ、或いは、CCD6によって受光された画像を処
理すること等によって得られた垂直方向の像振れ量の情
報を基に、アフォーカル光学系2の両凹レンズ4を駆動
機構によって適宜、垂直方向に移動させることによって
垂直方向における像振れの補正(光学的補正)を行な
う。
センサ、或いは、CCD6によって受光された画像を処
理すること等によって得られた垂直方向の像振れ量の情
報を基に、アフォーカル光学系2の両凹レンズ4を駆動
機構によって適宜、垂直方向に移動させることによって
垂直方向における像振れの補正(光学的補正)を行な
う。
【0020】尚、図2において、H−Hは電気的補正が
行なわれる水平方向を示すものであり、V−Vは光学的
補正が行なわれる垂直方向を示すものである。そして、
実有効画素領域8に対する有効画素領域9の大きさにも
よるが、CCD6の受光面7には、実有効画素領域8の
左右に電気的補正代10、10が画成される。そして、
H−H及びV−Vは受光面7上で互いに直交し、且つ、
前記光軸X−X及びX´−X´とも直交している。
行なわれる水平方向を示すものであり、V−Vは光学的
補正が行なわれる垂直方向を示すものである。そして、
実有効画素領域8に対する有効画素領域9の大きさにも
よるが、CCD6の受光面7には、実有効画素領域8の
左右に電気的補正代10、10が画成される。そして、
H−H及びV−Vは受光面7上で互いに直交し、且つ、
前記光軸X−X及びX´−X´とも直交している。
【0021】また、上記第1の実施例においては、水平
方向の像振れを電気的補正によって、また、垂直方向の
像振れを光学的補正によってそれぞれ補正するものを示
したが、垂直方向に広い有効画素領域を有するCCDを
用いて、水平方向の像振れを光学的補正によって行い、
垂直方向の像振れを電気的補正によって行なうようにす
ることも可能である。更に、アフォーカル光学系2の代
わりに、後述する可変頂角プリズムを用いることも可能
である。
方向の像振れを電気的補正によって、また、垂直方向の
像振れを光学的補正によってそれぞれ補正するものを示
したが、垂直方向に広い有効画素領域を有するCCDを
用いて、水平方向の像振れを光学的補正によって行い、
垂直方向の像振れを電気的補正によって行なうようにす
ることも可能である。更に、アフォーカル光学系2の代
わりに、後述する可変頂角プリズムを用いることも可能
である。
【0022】図3及び図4は本発明像振れ補正機構の第
2の実施例20を示すものである。即ち、像振れ補正機
構20は、図3に示すように、可変頂角プリズム21が
撮像光学系22の前方に配置されると共に、上記撮像光
学系22の後方にCCD23が配置されたものである。
2の実施例20を示すものである。即ち、像振れ補正機
構20は、図3に示すように、可変頂角プリズム21が
撮像光学系22の前方に配置されると共に、上記撮像光
学系22の後方にCCD23が配置されたものである。
【0023】像振れの光学的補正手段である可変頂角プ
リズム21は、公知のものであるので、その構造につい
ての詳しい図示は省略するが、枠体24内に対向して互
いに平行に円形の透明板25及び26を配置し、該透明
板25と26との間に透明な樹脂や液体等を充填したも
のである。そして、可変頂角プリズム21は、前側の透
明板25を、例えば、その中心を通り、且つ、光軸X−
Xと直交して水平に延びた線上に配置された揺動軸27
を支点として、図3に矢印28で示すように前後に揺動
して傾斜させて、透明板25の表面と他方の透明板27
の表面とが為す角度(プリズム頂角)を図示しない駆動
機構によって駆動して変化させ、これを通過する光を偏
向させるようにしたものである。尚、前側の透明板25
ではなく後側の透明板26を揺動させるようにすること
も可能である。
リズム21は、公知のものであるので、その構造につい
ての詳しい図示は省略するが、枠体24内に対向して互
いに平行に円形の透明板25及び26を配置し、該透明
板25と26との間に透明な樹脂や液体等を充填したも
のである。そして、可変頂角プリズム21は、前側の透
明板25を、例えば、その中心を通り、且つ、光軸X−
Xと直交して水平に延びた線上に配置された揺動軸27
を支点として、図3に矢印28で示すように前後に揺動
して傾斜させて、透明板25の表面と他方の透明板27
の表面とが為す角度(プリズム頂角)を図示しない駆動
機構によって駆動して変化させ、これを通過する光を偏
向させるようにしたものである。尚、前側の透明板25
ではなく後側の透明板26を揺動させるようにすること
も可能である。
【0024】像振れの電気的補正手段であるCCD23
は受光面29が、図4に示すように、実際に画像として
取り込まれる実有効画素領域30に対して、水平及び垂
直方向に十分に広い有効画素領域31を有するものであ
る。そして、CCD23は光軸と直交する面上に、その
中心を光軸が通過するように配置される。
は受光面29が、図4に示すように、実際に画像として
取り込まれる実有効画素領域30に対して、水平及び垂
直方向に十分に広い有効画素領域31を有するものであ
る。そして、CCD23は光軸と直交する面上に、その
中心を光軸が通過するように配置される。
【0025】しかして、像振れ補正機構20において
は、像振れの補正は以下のようにして為される。
は、像振れの補正は以下のようにして為される。
【0026】即ち、図示しない適宜な位置に設けられた
角度センサや角速度センサ、或いは、CCD23によっ
て受光された画像を処理すること等によって得られた水
平及び垂直方向における像振れ量の情報を基にして、図
4に示すように、受光面7上の実有効画素領域30を有
効画素領域31内で、適宜な位置に移動するように図示
しない演算回路によって電気的に処理することによっ
て、水平及び垂直方向における像振れの補正(電気的補
正)を行なう。
角度センサや角速度センサ、或いは、CCD23によっ
て受光された画像を処理すること等によって得られた水
平及び垂直方向における像振れ量の情報を基にして、図
4に示すように、受光面7上の実有効画素領域30を有
効画素領域31内で、適宜な位置に移動するように図示
しない演算回路によって電気的に処理することによっ
て、水平及び垂直方向における像振れの補正(電気的補
正)を行なう。
【0027】また、上記と同様に、角度センサや角速度
センサ、或いは、CCD23によって受光された画像を
処理すること等によって得られた垂直方向の像振れ量情
報を基に、可変頂角プリズム21の透明板25を図示し
ない駆動機構によって揺動させて頂角を変化させ、これ
によって光軸X−Xを曲げることによって垂直方向にお
ける像振れの補正(光学的補正)を行なう。
センサ、或いは、CCD23によって受光された画像を
処理すること等によって得られた垂直方向の像振れ量情
報を基に、可変頂角プリズム21の透明板25を図示し
ない駆動機構によって揺動させて頂角を変化させ、これ
によって光軸X−Xを曲げることによって垂直方向にお
ける像振れの補正(光学的補正)を行なう。
【0028】尚、図4において、H−Hは電気的補正が
行なわれる水平方向を示すものであり、V−Vは電気的
補正及び光学的補正が行なわれる垂直方向を示すもので
ある。そして、実有効画素領域30に対する有効画素領
域31の大きさにもよるが、CCD23の受光面29に
は、実有効画素領域30の上下左右に電気的補正代3
2、32、・・・が画成される。そして、H−H及びV
−Vは受光面29上で互いに直交し、且つ、前記光軸X
−X及びX´−X´とも直交するものである。
行なわれる水平方向を示すものであり、V−Vは電気的
補正及び光学的補正が行なわれる垂直方向を示すもので
ある。そして、実有効画素領域30に対する有効画素領
域31の大きさにもよるが、CCD23の受光面29に
は、実有効画素領域30の上下左右に電気的補正代3
2、32、・・・が画成される。そして、H−H及びV
−Vは受光面29上で互いに直交し、且つ、前記光軸X
−X及びX´−X´とも直交するものである。
【0029】また、上記第2の実施例においては、水平
及び垂直方向の像振れを電気的に補正し、重ねて、垂直
方向の像振れを光学的に補正するものである。これは、
撮像光学系にズームレンズ等を使用した場合において、
その望遠側において電気的補正における補正領域が不足
する場合があり、光学的補正によって垂直方向の像振れ
補正領域、即ち、前記電気的補正代32、32があたか
も拡大した如く見せて処理を行なうようにしたものであ
る。
及び垂直方向の像振れを電気的に補正し、重ねて、垂直
方向の像振れを光学的に補正するものである。これは、
撮像光学系にズームレンズ等を使用した場合において、
その望遠側において電気的補正における補正領域が不足
する場合があり、光学的補正によって垂直方向の像振れ
補正領域、即ち、前記電気的補正代32、32があたか
も拡大した如く見せて処理を行なうようにしたものであ
る。
【0030】更に、可変頂角プリズム21の代わりに、
前記第1の実施例において示したアフォーカル光学系を
用いて光学的補正を行なうようにすることも可能であ
る。
前記第1の実施例において示したアフォーカル光学系を
用いて光学的補正を行なうようにすることも可能であ
る。
【0031】上記各実施例において示した像振れの光学
的補正手段は、撮像光学系の光軸と直交する平面上で互
いに直交した2方向のうちの任意の一方向のみの補正を
行なうようにされたものなので、一方のレンズを移動さ
せるアフォーカル光学系や可変頂角プリズムの駆動機構
や位置検出機構を通常の2方向の補正を行なうものと比
べて半減することができ、光学的補正機構の構造の簡略
化に寄与する。
的補正手段は、撮像光学系の光軸と直交する平面上で互
いに直交した2方向のうちの任意の一方向のみの補正を
行なうようにされたものなので、一方のレンズを移動さ
せるアフォーカル光学系や可変頂角プリズムの駆動機構
や位置検出機構を通常の2方向の補正を行なうものと比
べて半減することができ、光学的補正機構の構造の簡略
化に寄与する。
【0032】また、第1の実施例において示した像振れ
補正機構1においては、像振れの補正は、画質の劣化を
伴わないアフォーカル光学系2によって垂直方向の補正
を光学的に行い、CCD6を用いて水平方向の補正を電
気的に行なうものなので、画質の劣化を比較的抑制でき
ると共に、電気的補正の画像処理に伴う演算の負荷が減
少して高価で高性能な半導体を使用する必要がなくな
る。
補正機構1においては、像振れの補正は、画質の劣化を
伴わないアフォーカル光学系2によって垂直方向の補正
を光学的に行い、CCD6を用いて水平方向の補正を電
気的に行なうものなので、画質の劣化を比較的抑制でき
ると共に、電気的補正の画像処理に伴う演算の負荷が減
少して高価で高性能な半導体を使用する必要がなくな
る。
【0033】更に、第2の実施例において示した像振れ
補正機構20においては、垂直方向の像振れの補正を、
可変頂角プリズム21による光学的補正とCCD23を
用いた電気的補正を併用するようにしたので、例えば、
電気的補正のみではズームレンズ等の望遠側で像振れ補
正領域が不足する場合には、電気的補正と光学的補正を
併せて行なって像振れ補正領域を拡大することができ
る。
補正機構20においては、垂直方向の像振れの補正を、
可変頂角プリズム21による光学的補正とCCD23を
用いた電気的補正を併用するようにしたので、例えば、
電気的補正のみではズームレンズ等の望遠側で像振れ補
正領域が不足する場合には、電気的補正と光学的補正を
併せて行なって像振れ補正領域を拡大することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に本発明像振れ補正機構の第1のものは、撮影時の像振
れを撮像光学系の光軸と直交する平面上で互いに直交し
た2方向の成分に分け、該2方向の像振れをそれぞれ、
電気的補正手段による電気的補正と光学的補正手段によ
る光学的補正とによって別々に行なうようにしたので、
光学的補正手段は一方向のみの補正しか行なわない簡単
なものとなり、光学的補正手段を駆動する駆動機構等の
構成部品を減少させることができ、装置全体の小型化及
び軽量化に寄与する。更に、画質の劣化を伴う電気的補
正手段を一方向のみにしか用いないので、画質の劣化を
比較的抑制することができると共に像振れ補正に伴う画
像処理の演算の負荷が減少し、高価で高性能な半導体を
使用する必要がなくなる。
に本発明像振れ補正機構の第1のものは、撮影時の像振
れを撮像光学系の光軸と直交する平面上で互いに直交し
た2方向の成分に分け、該2方向の像振れをそれぞれ、
電気的補正手段による電気的補正と光学的補正手段によ
る光学的補正とによって別々に行なうようにしたので、
光学的補正手段は一方向のみの補正しか行なわない簡単
なものとなり、光学的補正手段を駆動する駆動機構等の
構成部品を減少させることができ、装置全体の小型化及
び軽量化に寄与する。更に、画質の劣化を伴う電気的補
正手段を一方向のみにしか用いないので、画質の劣化を
比較的抑制することができると共に像振れ補正に伴う画
像処理の演算の負荷が減少し、高価で高性能な半導体を
使用する必要がなくなる。
【0035】また、本発明像振れ補正機構の第2のもの
は、撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交する平面
上で互いに直交した2方向の成分に分け、該2方向の像
振れをそれぞれ、電気的補正手段による電気的補正によ
って行なうようにし、電気的補正手段による手振れ補正
領域が不足した際には、光学的補正手段による光学的補
正を併用するようにしたので、光学的補正手段は一方向
のみの補正しか行なわない簡単なものとなり、光学的補
正手段を駆動する駆動機構等の構成部品を減少させるこ
とができ、装置全体の小型化及び軽量化に寄与する。更
に、光学的補正手段による像振れの補正を併用する方向
における像振れ補正領域を拡大することができる。
は、撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交する平面
上で互いに直交した2方向の成分に分け、該2方向の像
振れをそれぞれ、電気的補正手段による電気的補正によ
って行なうようにし、電気的補正手段による手振れ補正
領域が不足した際には、光学的補正手段による光学的補
正を併用するようにしたので、光学的補正手段は一方向
のみの補正しか行なわない簡単なものとなり、光学的補
正手段を駆動する駆動機構等の構成部品を減少させるこ
とができ、装置全体の小型化及び軽量化に寄与する。更
に、光学的補正手段による像振れの補正を併用する方向
における像振れ補正領域を拡大することができる。
【0036】尚、前記実施例において示した具体的な形
状及び構造は、本発明を実施するに当たっての具体化の
ほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
状及び構造は、本発明を実施するに当たっての具体化の
ほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図1】図2と共に本発明像振れ補正機構の第1の実施
例を示すものであり、本図は全体を概略的に示す斜視図
である。
例を示すものであり、本図は全体を概略的に示す斜視図
である。
【図2】電気的補正手段を概略的に示す平面図である。
【図3】図4と共に本発明像振れ補正機構の第2の実施
例を示すものであり、本図は全体を概略的に示す斜視図
である。
例を示すものであり、本図は全体を概略的に示す斜視図
である。
【図4】電気的補正手段を概略的に示す平面図である。
1…手振れ補正機構、2…光学的補正手段(アフォーカ
ル光学系)、5…撮像光学系、6…電気的補正手段(固
体撮像素子)、8…実有効画素領域、9…有効画素領
域、20…手振れ補正機構、21…光学的補正手段(可
変頂角プリズム)、22…撮像光学系、23…電気的補
正手段(固体撮像素子)、30…実有効画素領域、31
…有効画素領域、X−X…撮像光学系の光軸
ル光学系)、5…撮像光学系、6…電気的補正手段(固
体撮像素子)、8…実有効画素領域、9…有効画素領
域、20…手振れ補正機構、21…光学的補正手段(可
変頂角プリズム)、22…撮像光学系、23…電気的補
正手段(固体撮像素子)、30…実有効画素領域、31
…有効画素領域、X−X…撮像光学系の光軸
Claims (6)
- 【請求項1】 固体撮像素子の前方に撮像光学系を配置
して成る撮像機器に用いられる像振れ補正機構であっ
て、 撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交する平面上で
互いに直交した2方向の成分に分け、該2方向の像振れ
をそれぞれ、電気的補正手段による電気的補正と光学的
補正手段による光学的補正とによって別々に行なうよう
にしたことを特徴とする像振れ補正機構。 - 【請求項2】 固体撮像素子の前方に撮像光学系を配置
して成る撮像機器に用いられる像振れ補正機構であっ
て、 撮影時の像振れを撮像光学系の光軸と直交する平面上で
互いに直交した2方向の成分に分け、該2方向の像振れ
をそれぞれ、電気的補正手段による電気的補正によって
行なうようにし、 電気的補正手段による手振れ補正領域が不足した際に
は、光学的補正手段による光学的補正を併用して行なう
ようにしたことを特徴とする像振れ補正機構。 - 【請求項3】 光学的補正手段は2つのレンズを組み合
わせたアフォーカル光学系であり、該アフォーカル光学
系の一方のレンズを移動させることにより光学的補正を
行い、 電気的補正手段が、実際に画像として取り込まれる領域
である実有効画素領域よりも十分に広い領域である有効
画素領域を有する固体撮像素子であり、上記実有効画素
領域を有効画素領域内で移動させることによって電気的
補正を行なうことを特徴とする請求項1に記載の像振れ
補正機構。 - 【請求項4】 光学的補正手段は2つのレンズを組み合
わせたアフォーカル光学系であり、該アフォーカル光学
系の一方のレンズを移動させることにより光学的補正を
行い、 電気的補正手段が、実際に画像として取り込まれる領域
である実有効画素領域よりも十分に広い領域である有効
画素領域を有する固体撮像素子であり、上記実有効画素
領域を有効画素領域内で移動させることによって電気的
補正を行なうことを特徴とする請求項2に記載の像振れ
補正機構。 - 【請求項5】 光学的補正手段は可変頂角プリズムであ
り、該可変頂角プリズムの頂角を変化させて光学的補正
を行い、 電気的補正手段が、実際に画像として取り込まれる領域
である実有効画素領域よりも十分に広い領域である有効
画素領域を有する固体撮像素子であり、上記実有効画素
領域を有効画素領域内で移動させることによって電気的
補正を行なうことを特徴とする請求項1に記載の像振れ
補正機構。 - 【請求項6】 光学的補正手段は可変頂角プリズムであ
り、該可変頂角プリズムの頂角を変化させて光学的補正
を行い、 電気的補正手段が、実際に画像として取り込まれる領域
である実有効画素領域よりも十分に広い領域である有効
画素領域を有する固体撮像素子であり、上記実有効画素
領域を有効画素領域内で移動させることによって電気的
補正を行なうことを特徴とする請求項2に記載の像振れ
補正機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8227373A JPH1056592A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 像振れ補正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8227373A JPH1056592A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 像振れ補正機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056592A true JPH1056592A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16859798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8227373A Pending JPH1056592A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 像振れ補正機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1056592A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011086728A1 (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-21 | 日本ビクター株式会社 | 撮像装置および画像振れ補正方法 |
US8150250B2 (en) | 2006-08-11 | 2012-04-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera body and camera system including the same |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP8227373A patent/JPH1056592A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8150250B2 (en) | 2006-08-11 | 2012-04-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera body and camera system including the same |
WO2011086728A1 (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-21 | 日本ビクター株式会社 | 撮像装置および画像振れ補正方法 |
JP2011145604A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Victor Co Of Japan Ltd | 撮像装置および画像振れ補正方法 |
CN102754023A (zh) * | 2010-01-18 | 2012-10-24 | Jvc建伍株式会社 | 摄像装置以及图像抖动修正方法 |
US8896714B2 (en) | 2010-01-18 | 2014-11-25 | JVC Kenwood Corporation | Image pickup apparatus and image shake correction method |
US9036034B2 (en) | 2010-01-18 | 2015-05-19 | JVC Kenwood Corporation | Image pickup apparatus and image shake correction method |
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