JPH1056579A - 色補正装置および色補正方法ならびに記録媒体 - Google Patents

色補正装置および色補正方法ならびに記録媒体

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JPH1056579A
JPH1056579A JP9092265A JP9226597A JPH1056579A JP H1056579 A JPH1056579 A JP H1056579A JP 9092265 A JP9092265 A JP 9092265A JP 9226597 A JP9226597 A JP 9226597A JP H1056579 A JPH1056579 A JP H1056579A
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color
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color correction
area
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Application number
JP9092265A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Yamazaki
敏明 山崎
Yasushi Nakano
泰志 中野
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KITSUSEI COMTEC KK
Original Assignee
KITSUSEI COMTEC KK
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Publication date
Application filed by KITSUSEI COMTEC KK filed Critical KITSUSEI COMTEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色補正のための操作を簡素化する。 【解決手段】 テストパターンの色を記載したシールを
貼り付けた被写体画像をディスプレイ60に表示する。
ポインティングデバイス50によりテストパターンの色
71、72を指定した後、ボタンスイッチ110により
色補正の実行を指示すると、CPU11は指定されたテ
ストパターンの色についての色データを使用して、上記
被写体画像についての色補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、デ
ジタルカメラ、あるいはスキャナー等から取得した画像
を表示する情報処理装置に好適な色補正装置および色補
正方法ならびに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のパーソナルコンピュータではワー
プロソフト、描画ソフトなどにより作成した文書、図面
にも画像を貼り付けることができるようになってきた。
また、医療の分野ではカメラ撮影した患部の写真をスキ
ャナーで読み込み画像データベースに登録し、必要に応
じて、その画像を検索して表示させている。
【0003】画像を表示させると、実際の被写体の色調
と、表示の色調が異なることが多い。これは、スキャナ
や表示装置の機械特性の影響を受けるに他ならない。こ
のため、従来では、表示装置に設置されている色調整ダ
イヤルで手動で色調整を行うことが多い。また、回転、
解像度、等の変更が可能な例えば、フォトショップと呼
ばれるような画像処理ソフトでは色調補正を対話方式で
行うようにしている。色調ダイヤルを使用するにしろ、
画像処理ソフトを使用するにしろユーザは色調の変更処
理、変更後の表示の色調と実際の被写体の色調との一致
確認処理という複数の処理を試行錯誤的に行わなければ
ならず、患部の写真の色が重要となる医療の分野などで
は、この色調調整が大変な手間となっていた。
【0004】このような背景から、予め色調が判明して
いるテストパターンが記載されたたとえばシールを被写
体に貼り付け、このシール付きの被写体の映像を表示さ
せることにより色調の手動調整に役立てようとしている
提案もなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、色調調
整の操作が簡素化されたとは言えず、未だ操作性の点に
おいて改善すべき余地があった。
【0006】そこで、本発明は操作性の良好な色補正装
置およびその色補正方法を提供することを目的とする。
また、これに関連して色調処理時間と補正精度のバラン
スのとれた色補正装置および方法ならびに記録媒体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、予め色データが判明して
おり、異なる複数の色を持つテストパターンの画像を含
む被写体画像を表示する表示手段と、当該表示されたテ
ストパターンの画像上の異なる複数の色を指定する色指
定手段と、当該指定された色の表示の色データを取得す
る取得手段と、判明している色データおよび前記取得手
段により取得された色データに基づいて前記被写体画像
についての画像データの色補正を行う画像処理手段とを
具えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の色補
正装置において、前記取得手段により取得された色デー
タを色ごとに表示するピックアップ専用領域を前記表示
手段の表示画面中に設け、前記色指定手段の指定毎に該
ピックアップ専用領域に色を表示することを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載の色補
正装置において、前記ピックアップ専用領域は取得すべ
き色データの個数と同じ個数の複数の表示領域を有し、
前記色指定手段の指定毎に順次に当該複数の表示領域に
色を表示することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載の色補
正装置において、前記色指定手段が指定した色を表示す
る表示領域を該色指定手段の指定に先立って案内するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4に記載の色補
正装置において、前記複数の表示領域の任意の表示領域
を指定する表示領域指定手段をさらに有し、前記色を表
示する表示領域の案内は、前記色指定手段の指定毎に一
定順序で切替えると共に、前記表示領域指定手段の指定
が行われた場合には当該指定された表示領域に前記案内
の内容を切り換えることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1に記載の色補
正装置において、前記色指定手段は前記表示手段の任意
のピクセルを指定し、前記取得手段は当該指定されたピ
クセルを中心とした複数のピクセルの色データの平均値
を計算し、当該平均値を前記表示の色データとすること
を特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項6に記載の色補
正装置において、前記ピクセルを中心とした複数のピク
セルの個数を可変設定可能とすることを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1に記載の色補
正装置において、判明している前記色データの示す色を
専用的に表示するテストパターン表示領域を前記表示手
段の表示画面中に設けることを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項8に記載の色補
正装置において、前記テストパターン表示領域の形状を
前記テストパターンの形状と相似させることを特徴とす
る。
【0016】請求項10の発明は、請求項8に記載の色
補正装置において、前記取得手段により取得された色デ
ータを色ごとに表示するピックアップ専用領域を前記表
示手段の表示画面中に設け、前記色指定手段の指定毎に
該ピックアップ専用領域に色を表示し、前記ピックアッ
プ専用領域と前記テストパターン表示領域を近接させて
配置することを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項1に記載の色
補正装置において前記画像処理手段に対して前記色補正
の実行を指示する実行指示手段をさらに具えたことを特
徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項11に記載の
色補正装置において、前記表示手段の表示画面上にボタ
ンスイッチを表示し、前記実行指示手段は該ボタンスイ
ッチを指定することで前記色補正の実行を指示すること
を特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項12に記載の
色補正装置において、前記取得手段により取得された色
データを色ごとに表示するピックアップ専用領域を前記
表示手段の表示画面中に設け、前記色指定手段の指定毎
に該ピックアップ専用領域に色を表示し、判明している
前記色データの示す色を専用的に表示するテストパター
ン表示領域を前記表示手段の表示画面中に設け、前記ボ
タンスイッチを挟んで前記ピックアップ専用領域および
前記テストパターン表示領域を配置することを特徴とす
る。
【0020】請求項14の発明は、請求項1に記載の色
補正装置において前記色指定手段は前記表示手段の表示
画面上の任意のピクセルを指定することにより色を指定
し、さらに、当該指定されたピクセルを中心にして複数
領域のピクセルの画像を拡大表示する拡大表示領域を該
表示画面上に設けることを特徴とする。
【0021】請求項15の発明は、請求項14に記載の
色補正装置において、判明している前記色データの示す
色を専用的に表示するテストパターン表示領域を前記表
示手段の表示画面中に設け、前記拡大表示領域を前記テ
ストパターン表示領域に隣接させて配置することを特徴
とする。
【0022】請求項16の発明は、請求項1に記載の色
補正装置において、前記テストパターンが持つ複数の色
の中には黒および白の各色を含み、前記画像処理手段は
明度について、
【0023】
【数10】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
ルの補正前の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
度の差分値から定まる。
【0024】色相について
【0025】
【数11】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは被写体画像のピクセルの補正前の色相か
ら補正後の色相に向かう変位ベクトル、MMiは前記取
得手段により取得される色データの中の色相から判明し
ている色データの中の色相に向かう変位ベクトル、wi
は変位ベクトル毎の重み係数の式により色補正を行うこ
とを特徴とする。
【0026】請求項17の発明は、色補正装置によりカ
ラー画像の色補正を行う色補正方法において、明度につ
いて、
【0027】
【数12】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
ルの補正前の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
度の差分値から定まる。
【0028】色相について
【0029】
【数13】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは前記カラー画像の補正対象のピクセルの
補正前の色相から補正後の色相に向かう変位ベクトル、
MMiは前記カラー画像から取得される特定色について
の色相から該特定色について予め判明している色相に向
かう変位ベクトル、wi は変位ベクトル毎の重み係数の
式により色補正を行うことを特徴とする。
【0030】請求項18の発明は、請求項17に記載の
色補正方法において、前記重み係数wi は、
【0031】
【数14】
【0032】ここで、di は補正対象のピクセルの色相
から前記変位ベクトルMMiとの間の距離、mは任意に
定める係数、nは変位ベクトルの個数であることを特徴
とする。
【0033】請求項19の発明は、請求項18に記載の
色補正方法において、前記係数mを可変設定することを
特徴とする色補正方法。
【0034】請求項20の発明は、予め色データが判明
しており、異なる複数の色を持つテストパターンの画像
を含む被写体画像を表示装置の表示画面上に表示し、当
該表示されたテストパターンの画像上の異なる複数の色
をポインティングデバイスにより指定し、当該指定され
た色の表示の色データを画像処理装置により取得し、判
明している前記色データおよび当該取得された色データ
とを使用して前記被写体画像についての画像データの色
補正を前記画像処理装置により行うことを特徴とする。
【0035】請求項21の発明は、請求項20に記載の
色補正方法において、前記画像処理装置により取得され
た色データを色ごとに表示するピックアップ専用領域を
前記表示装置の表示画面中に設け、前記ポインティング
デバイスの指定毎に該ピックアップ専用領域に色を表示
することを特徴とする。
【0036】請求項22の発明は、請求項21に記載の
色補正方法において、前記ピックアップ専用領域は取得
すべき色データの個数と同じ個数の複数の表示領域を有
し、前記ポインティングデバイスの指定毎に順次に当該
複数の表示領域に色を表示することを特徴とする。
【0037】請求項23の発明は、請求項22に記載の
色補正方法において、前記ポインティングデバイスが指
定した色を表示する表示領域を該ポインティングデバイ
スの指定に先立って案内することを特徴とする。
【0038】請求項24の発明は、請求項23に記載の
色補正方法において、前記複数の表示領域の任意の表示
領域を前記ポインティングデバイスにより指定し、前記
色を表示する表示領域の案内は、前記ポインティングデ
バイスの指定毎に一定順序で切替えると共に、前記任意
の表示領域の指定が行われた場合には当該指定された表
示領域に前記案内の内容を切り換えることを特徴とす
る。
【0039】請求項25の発明は、請求項20に記載の
色補正方法において、前記ポインティングデバイスは前
記表示装置の任意のピクセルを指定し、前記画像処理装
置は当該指定されたピクセルを中心とした複数のピクセ
ルの色データの平均値を計算し、当該平均値を前記表示
の色データとすることを特徴とする。
【0040】請求項26の発明は、請求項25に記載の
色補正方法において、前記ピクセルを中心とした複数の
ピクセルの個数を可変設定可能とすることを特徴とす
る。
【0041】請求項27の発明は、請求項20に記載の
色補正方法において、判明している前記色データの示す
色を専用的に表示するテストパターン表示領域を前記表
示装置の表示画面中に設けることを特徴とする。
【0042】請求項28の発明は、請求項27に記載の
色補正方法において、前記テストパターン表示領域の形
状を前記テストパターンの形状と相似させることを特徴
とする。
【0043】請求項29の発明は、請求項21に記載の
色補正方法において、前記画像処理装置により取得され
た色データを色ごとに表示するピックアップ専用領域を
前記表示装置の表示画面中に設け、前記ポインティング
デバイスの指定毎に該ピックアップ専用領域に色を表示
し、判明している前記色データの示す色を専用的に表示
するテストパターン表示領域を前記表示装置の表示画面
中に設け、前記ピックアップ専用領域と前記テストパタ
ーン表示領域を近接させて配置することを特徴とする。
【0044】請求項30の発明は、請求項20に記載の
色補正方法において、前記表示装置の表示画面上にボタ
ンスイッチを表示し、前記ポインティングデバイスは該
ボタンスイッチを指定することで前記色補正の実行を指
示することを特徴とする。
【0045】請求項31の発明は、請求項30に記載の
色補正方法において、前記画像処理装置により取得され
た色データを色ごとに表示するピックアップ専用領域を
前記表示装置の表示画面中に設け、前記ポインティング
デバイスの指定毎に該ピックアップ専用領域に色を表示
し、判明している前記色データの示す色を専用的に表示
するテストパターン表示領域を前記表示装置の表示画面
中に設け、前記ボタンスイッチを挟んで前記ピックアッ
プ専用領域および前記テストパターン表示領域を配置す
ることを特徴とする。
【0046】請求項32の発明は、請求項20に記載の
色補正方法において、前記ポインティングデバイスは前
記表示装置の表示画面上の任意のピクセルを指定するこ
とにより色を指定し、さらに、当該指定されたピクセル
を中心にして複数領域のピクセルの画像を拡大表示する
拡大表示領域を該表示画面上に設けることを特徴とす
る。
【0047】請求項33の発明は、請求項32に記載の
色補正方法において、前記画像処理装置により取得され
た色データを色ごとに表示するピックアップ専用領域を
前記表示装置の表示画面中に設け、前記ポインティング
デバイスの指定毎に該ピックアップ専用領域に色を表示
し、判明している前記色データの示す色を専用的に表示
するテストパターン表示領域を前記表示装置の表示画面
中に設け、前記ボタンスイッチを挟んで前記ピックアッ
プ専用領域および前記テストパターン表示領域を配置
し、前記拡大表示領域を前記テストパターン表示領域の
下部に配置することを特徴とする。
【0048】請求項34の発明は、請求項20に記載の
色補正方法において、前記画像処理装置は明度につい
て、
【0049】
【数15】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
ルの補正後の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
度の差分値から定まる。
【0050】色相について
【0051】
【数16】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは被写体画像のピクセルの補正前の色相か
ら補正後の色相に向かう変位ベクトル、MMiは前記画
像処理装置により取得される色データの中の色相から判
明している色データの中の色相に向かう変位ベクトル、
i は変位ベクトル毎の重み係数の式により色補正を行
うことを特徴とする。
【0052】請求項35の発明は、予め色データが判明
しており、異なる複数の色を持つテストパターンの画像
を含む被写体画像を色補正するためにコンピュータに実
行させるためのプログラムを記録した記録媒体におい
て、前記プログラムは、当該表示されたテストパターン
の画像上の異なる複数の色の指定を受付け、当該指定さ
れた色の表示の色データを取得し、判明している色デー
タおよび前記取得された色データに基づいて前記被写体
画像についての画像データの色補正を行うことを特徴と
する。
【0053】請求項36の発明は、カラー画像の色補正
を行うためにコンピュータに実行させるプログラムを記
録した記録媒体において、前記プログラムは、明度につ
いて、
【0054】
【数17】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
ルの補正前の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
度の差分値から定まる。
【0055】色相について
【0056】
【数18】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは前記カラー画像の補正対象のピクセルの
補正前の色相から補正後の色相に向かう変位ベクトル、
MMiは前記カラー画像から取得される特定色について
の色相から該特定色について予め判明している色相に向
かう変位ベクトル、wi は変位ベクトル毎の重み係数の
式により色補正を行うことを特徴とする。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。色を数値化する方法の内で
最も一般的な方法は「L*、a*、b*」表色系を使用
する方法である。「L*、a*、b*」表色系は中嶋正
之等「グラフィックスマンマシンシステム」、岩波講座
ソフトウェア科学第10巻、岩波書店に開示されている
ように、図1のL*軸、a*軸、b*軸が1点で直交す
る座標系であり、L*軸が明るさ(明度)を表し、a*
軸、b*軸が色相を表す。a*軸は−100から+10
0の値をとり、+側が赤、−側が緑である。b*軸も−
100から+100の値をとり、+側が黄、−側が青で
ある。
【0058】人間が感じることができる色はこのL*、
a*、b*の値の組み合わせで数値的に表現できる。本
実施の形態で使用するテストパターンのシールそのもの
(以下、色補正用シールと称す)の色もこのL*、a
*、b*の値で表される。本実施の形態では補正用シー
ル(図5の符号70は3×3のマトリックス内の各升目
が異なる色、すなわち上段の左から赤、緑、青、中段が
左から黒、灰、白、下段が左から黄、紫、青の計9色で
塗りつぶされている。
【0059】いま、表示画像の中からピックアップされ
た色をLi P,ai P,bi P(i=1,2,…,n)、オリ
ジナルの色をLi O,ai O,bi Oとして「L*、a*、b
*」空間の中の変位ベクトルMM(表記の都合上、ベク
トル記号を文字2つを連記する事で表す)=(Li O−L
i P,ai O−ai P,bi O−bi P)を考える。この「L*、
a*、b*」空間の中の9つの変位ベクトルMMから画
像の中のすべてのピクセルに対して補正を行うが、ま
ず、L*軸に着目して表示画像の明暗を補正する。
【0060】1)L*軸の補正 本実施の形態では、明度(明暗)の補正として2段階の
処理を行う。
【0061】(1)Inputの値を図2のグラフ特性
に従ってInput1の値に変更する(双方同じ値を含
む)。
【0062】(2)Input1の値を図2のグラフ特
性に従ってOutputの値に変更する。
【0063】ここで、Inputは第1段階の補正で使
用する明度(L*値) Input1は第1段階についての補正後の値である。
【0064】Outputは第2段階についての補正後
の値である。
【0065】第1段階および第2段階の補正は数19式
および数21式により行われる。
【0066】
【数19】y=a1x+b1
【0067】
【数20】x=y
【0068】
【数21】y=a2x+b2 yは各ピクセルの補正後の明度である。xは各ピクセル
の補正前の明度である。a1,b1は第1段階での補正
係数、a2,b2は第2段階での補正係数である。a
1,a2,b1,b2は補正用シールの本来の白のL*
値および表示画面上の補正用シールの白のL*値の差分
値dwならびに補正用シールの本来の黒のL*値および
表示画面上の補正用シールの黒のL*値の差分値dbか
ら定まる。なお、本実施の形態ではdw,dbは後述の
説明上、差分の絶対値としている。
【0069】上述の数19〜数21式では、まず第1段
階の補正を行って次にその補正後の値を使用して第2段
階の補正を行うことを示している。
【0070】(イ)明暗の補正を必要としない場合、 差分値dw,dbは0となるので、数19は図2の
(a)のようなグラフ特性、すなわち、a1=1,b1
=0となり、数21は図2の(b)のようなグラフ特
性、すなわち、a2=1,b2=0となる。
【0071】(ロ)黒を明るくする必要がある場合、 第2段階の補正において、Outputの黒の値が大き
くなればよいわけであるからOutputの最低値をd
bだけ大きくする。このとき使用するグラフ特性を図2
の(c)に示す。ちなみに、白の補正を行わない場合は
第1ステップでの補正はグラフ特性(a)を使用する。
【0072】(ハ)黒を暗くする必要がある場合、 Input1の値が0となる部分をdb分多くすること
によって黒を暗くする。このとき第1段階の補正で使用
するグラフ特性を図2の(d)に示す。
【0073】(ニ)白を明るくする必要がある場合、 Input1の値が100となる部分を多くすることに
よって白を明るくする。このとき使用するグラフ特性を
図2の(e)に示す。
【0074】(ホ)白を暗くしたい場合、 Outputの最大値をdw分下げることによって白を
黒くする。このとき使用するグラフ特性を図2の(f)
に示す。
【0075】以上の4つのパターン(ロ)〜(ホ)を組
み合せることによって、明暗の補正が可能となる。組み
合わせパターンを以下に示す。
【0076】(1)黒,白とも明るくしたい場合 1.Input1が最高値(100)を示す部分をdw
分多くする。
【0077】2.Outputの最低値をdb分大きく
する。
【0078】(2)黒,白ともに暗くしたい場合 1.Input1が最低値(0)を示す部分をdb分多
くする。
【0079】2.Outputの最高値をdw分小さく
する。
【0080】(3)黒は暗くしたい。かつ、白は明るく
したい場合 1.Input1が最低値(0)を示す部分をdb分多
くする。
【0081】2.Input1が最高値(100)を示
す部分をdw分多くする。
【0082】(4)黒は明るくしたい。かつ、白は暗く
したい場合 1.Outputの最低値をdb分大きくする。
【0083】2.Outputの最高値をdw分小さく
する。
【0084】参考までに、黒,白の双方とも明るくした
場合に第1ステップおよび第2ステップで使用するグラ
フ特性を図2の(g),(h)に示す。
【0085】このようなグラフ特性はdb,dwの値が
定まれば一義的に数19式,数21式のa1,a2,b
1,b2の係数が定まるので、これら係数を使用して
白,黒について補正した後の明度を決定するとよい。ま
た、数式計算に代りルックアップテーブルのような変換
テーブルを使用しても同等の結果が得られる。
【0086】2)a*、b*の補正 a*、b*の補正は変位ベクトル、すなわち、オリジナ
ルのa*、b*平面の射影を元に考える。ここで変位ベ
クトルは表示の色相の位置座標(a*、b*の値)から
オリジナルの位置座標へ向かうベクトルであり、本実施
の形態では9色が用意されているので、9つの変位ベク
トルが生じる。補正対象の任意のピクセルの色合いの値
が図3の黒丸で表すようにa*、b*平面に与えられた
ときこの黒丸の点から9つのベクトルまでの距離をそれ
ぞれ計算する。それぞれの距離をdi ,それぞれの距離
の重み係数をwi とすると着目している点の変位ベクト
ルは、
【0087】
【数22】
【0088】と表すことができる。ただし、重み係数
は、
【0089】
【数23】
【0090】となるように正規化しておく。本実施の形
態では、
【0091】
【数24】
【0092】で重み係数を計算する。ここでmの値はユ
ーザがキーボード40あるいはポインティングデバイス
50を使用して予め可変設定する。
【0093】上記数式の計算を表示の全てに対して適用
するとピクセルのオリジナルの色相の値、すなわち、補
正後の値が求まる。
【0094】このような色補正方法を適用した色補正装
置について説明する。本実施の形態では図6に示す色補
正処理手順をコンピュータが読み取り可能なプログラム
にしておき、このプログラム(色補正プログラムと称
す)をコンピュータが実行することにより色補正装置を
実現する。
【0095】色補正処理に使用するコンピュータシステ
ムの一例を図4に示す。図4においてパーソナルコンピ
ュータ10には演算機能を有する従来から使用されてい
るものを使用することができる。より好ましくは2つの
アプリケーションプログラムを同時に実行できるマルチ
タスク処理のコンピュータを使用するとよい。パーソナ
ルコンピュータ10はCPU11、メモリ12、ハード
ディスク記憶装置(HDD)13を有する。CPU11
は起動指示に応じて色補正プログラムを実行することで
ディスプレイ60に表示する画像の色補正を行う。
【0096】メモリ12にはディスプレイ60に表示す
る1画面分の画像の色の値(色データ)を記憶する他、
補正に関わる各種データ値を記憶する。また、スキャナ
20やビデオ機器30から入力された画像データの記憶
にも使用される。HDD13は色補正プログラムを保存
記憶する。ユーザからの起動の指示に応じて色補正プロ
グラムはメモリ12にロードされて実行される。なお、
色補正プログラムをフロッピーディスクに格納してお
き、フロッピーディスクからCPU11を介してHDD
13にインストールしてもよいこと勿論である。その
他、HDD13には画像を表示するためのアプリケーシ
ョンプログラムとして画像処理プログラムやワープロソ
フトあるいは描画ソフトが格納されており、上記補正プ
ログラムと同時に使用される。
【0097】キーボード40からはCPU11に対する
動作指示や各種の情報入力を行う。色補正に関する設定
値を示す数字をキーボード40から入力する場合もあ
る。ポインティングデバイス50はディスプレイ60に
表示されたカーソルを移動して位置指定を行う。この位
置指定は単なる位置指定の他、その指定位置に対応する
コマンドの入力としても使用される。
【0098】ディスプレイ60はカラー表示が可能な表
示装置を使用する。本実施の形態では陰極線管(CR
T)を使用する。
【0099】ディスプレイ60に表示する画像はスキャ
ナ20、ビデオカメラ、デジタルカメラ等のビデオ機器
30から入力してもよいし、不図示のフロッピーディス
ク、光磁気ディスクなどの記録媒体、あるいは通信回線
を介して入力してもよい。
【0100】本実施の形態で使用する画面表示について
図5を参照して説明する。図5において、150は画像
表示用ウインドウ画面であり、画像表用のアプリケーシ
ョン実行時に表示される。51は色補正用メニューバー
であり、色補正プログラムが実行されているときに表示
される。符号100は3×3の升目を有し、補正対象の
画像の中の指定された特定位置周辺の色を各升目に表示
する。このような升目を使用して特定点の色を表示させ
る機能を通常カラーピッカーと呼ぶ。本実施の形態で
は、初期的に升目101の左上の升目の外周が符号10
1で示すように太い枠で案内表示される。この太い枠が
今回指定する位置周辺の色を表示する枠を表す。位置の
指定および色の表示後、この太い枠は隣に、以下、順次
に9つ分移動する。また、ポインティングデバイス50
により任意の升目を指定した場合はその升目位置で太い
枠が表示されて、位置指定の色の表示枠であることを示
す。この処理は、表示させた色の変更や、誤入力時の再
設定に使用される。
【0101】ボタンスイッチ110は補正の実行を指示
するためのボタン表示であり、ボタンスイッチ110を
ポインティングデバイス50により指定するとCPU1
1は現在表示されている画像に対して色補正を行い、補
正後の画像を表示する。サンプル表示120は補正用シ
ール(いわゆるオリジナル)と同じ色データを使用した
表示で、本実施の形態では補正用シールと同じ形状で表
示する。このサンプルの色とピックアップの色とを近接
させて表示させるので、現在の表示がどの色の影響を受
けているかを目視確認できる。領域130は拡大表示領
域であり、上記カラーピックアップのために指定した位
置を中心として一定領域の表示画像の拡大画像を表示す
る。この領域は被写体に貼り付けられた補正用シールの
画像が小さくてシールの位置が分かりにくい場合に使用
する。符号61は位置指定用のカーソルであり、ポイン
ティングデバイス50の移動に応じて表示位置が移動す
る。また、ポインティングデバイス50のクリックボタ
ンの操作でその位置がCPU11に与えられる。
【0102】符号70は被写体に貼り付けられた補正用
シールの画像である。上述したように9色の色サンプル
が表示される。
【0103】このような表示画面を利用して、上記色サ
ンプルを指定し、表示画像の補正を行う。
【0104】このための、パーソナルコンピュータ10
のCPU11の実行する処理を図6を使用して説明す
る。ここで画像表示用ソフトにより補正用シール画像付
きの被写体画像がディスプレイ60に表示されているも
のとする。ユーザは従来と同様、ユーザのポインティン
グデバイスの操作、たとえば、アイコンの指定操作によ
り補正プログラムを起動すると、CPU11は図5に示
すようなメニューバー51を表示すると共に補正に使用
するデータの初期設定、たとえば実際の補正用シールの
色データ等の設定を行ってユーザからの指示を待つ(ス
テップS10)。この時点で升目の太枠表示は図5の升
目表示の左上となっている。
【0105】ユーザはポインティングデバイス50を操
作して図5のカーソル61を補正用シール70の左上の
升目の位置71に移動させた後、ポインティングデバイ
ス50のクリックボタンを操作する。この操作がCPU
11により認識されると(ステップS30)、メモリ1
2に格納されており、カーソル61により指定された位
置周辺ピクセルの色データを取得する。本実施の形態で
は指定位置周辺のピクセル段としてたとえば、5×5ピ
クセルの画像データを取得する。この画像データ取得数
は可変設定可能であり、ユーザがキーボード40あるい
はポインティングデバイス50により予め設定した数値
を使用する。5×5の色データの平均がCPU11によ
り計算され、平均値の示す色が現在、太枠が表示されて
いる升目101に表示される(ステップS31)。
【0106】また、このポインティングデバイス50の
指定位置を中心にした所定の大きさの拡大画像をメモリ
12上で作成し、領域130に表示する。この表示完了
後、太枠の升目101は図5の現在の位置から右隣に移
動して表示される(ステップS32)。
【0107】以下、ユーザは補正用シール画像の升目7
2...を順次に指定して升目100に全9色を表示さ
せる(ステップS20→S30→S31→S32のルー
プ処理)。
【0108】もし、ユーザが補正用シールの升目の位置
を間違えて指定した場合には、指定すべき升目を101
の表示の升目指示でCPU11に教え(ステップS20
→S25)、補正用のシールの升目の位置指定をやり直
す(ステップS30→S31→S32)。このようにし
て全9色の指定が終了するとユーザはボタンスイッチ1
10にカーソル61を移動しクリックボタンを操作する
とCPU11はこの位置指定により補正の実行の指示が
あったと判断し、補正処理を実行する(ステップS40
→S45)。
【0109】メモリ12には9色分の色データが格納さ
れているので、まず、黒、および、白(中段の両端の升
目に対応)の色データを使用して上述の2段階での明度
補正計算を行う。計算の結果、得られた明度の色データ
は、メモリ12にピクセル毎に一時記憶される。次にC
PU11はピックアップした9つの色データを使用して
上述の色相補正計算を行う。得られた色相についての色
データはピクセル毎にメモリ12に一時格納した後、こ
の明度、色相からなる画像データをメモリ12上の現在
の表示画像データと入れ替える。これによりディスプレ
イ60に表示されている現在の表示が色調が補正された
表示に変更される(ステップS40→S45)。
【0110】以上説明したように本実施の形態ではユー
ザは被写体画像の補正用シールの9つの色をポインティ
ングデバイス50で指示し、色補正の実行を指示するだ
けでよい。このため、試行錯誤的に明度データや色相デ
ータを数値により可変設定する必要はなく、補正処理に
関わる操作性が向上する。
【0111】本実施の形態の他に次の例を実施できる。
【0112】1)本実施の形態では補正用シールは3×
3の升目を使用したが升目数は所望に定めればよい。ま
た、補正用シールのテストパターンは升目に限ることな
く9つの円形や三角形、あるいは同心円複数個により異
なる色の指定領域を作成すればよい。
【0113】2)本実施の形態では自動的に色補正する
例を示したが、自動補正の後、従来と同様、手動設定に
よる色補正で微調整を行ってもよいこと勿論である。
【0114】3)本実施の形態では被写体画像を表示用
プログラムで表示しておき、補正プログラムで色補正を
行った。これは、表示用プログラムとしてはワープロソ
フト、描画ソフト、画像処理ソフトというような各種の
表示用プログラムに対して補正プログラムを共通使用で
きるという利点を持つ。しかしながら、上記表示用プロ
グラム内に補正プログラムを組み込んでもよいこと勿論
である。
【0115】4)本実施の形態ではピックアップした色
を表示する升目を黒枠101で案内したが案内表示はそ
のほか、枠の点滅、矢印図形での指示等各種の形態を使
用すればよい。
【0116】5)表示画面に表示された補正用のシール
をポインティングデバイス50により指示する方法には
図7に示すような(a),(b),(c)の3通りの方
法を選択的に行うことができる。
【0117】(a)はポインティングデバイス50のド
ラッグにより位置指定を行う方法である。すなわち、ユ
ーザはポインティングデバイス50により符号200の
位置にマウスカーソルを移動させた後、この位置からポ
インティングデバイス50のクリックボタンを押したま
ま、ポインティングデバイスを符号201の位置まで動
かす。このような操作を行うなうことにより、ポインテ
ィングデバイス50の指示開始位置およびポインティン
グデバイス50の指示終了位置を対角とする矩形枠20
2が表示される。符号201の位置でユーザが上記クリ
ックボタンをを離すと、矩形枠上の202の4つの角の
位置およびこれら4つの点から定まる5つ目の点の位置
すなわち、矩形枠202の中間点および中央位置が、補
正用シールの各色のデータをサンプリングする位置とし
て定められる。
【0118】(b)はユーザがポインティングデバイス
50により補正用シールの4角の4つの色部の中の位置
203〜206を指定する方法であり、指定された4点
の位置に基づき補正用シールの各色のデータサンプリン
グ位置(9点)を決定する。(c)の方法は上述した実
施形態で説明したように9点の各々をユーザがポインテ
ィングデバイス50により指定する方法である。
【0119】このような指示方法を実行するための処理
手順を図8および図9に示す。CPU11は上記ドラッ
グ操作が行われたことを検知すると、(図8のステップ
S100)、ドラッグ終了まで待機し、ドラッグの終了
検知時点でドラッグの開始位置および終了位置をオペレ
ーティングシステム(OS)から取得し、ドラッグによ
る位置の指示が行われたことを示す識別情報とともに取
得した位置情報をメモリ12に記憶する(ステップS1
10→S120)。この後CPU11は、補正の指示が
入力されるのを待つ。
【0120】一方、ユーザがポインティングデバイス5
0により4点の位置の指示または9点の位置の指示を行
う場合には、CPU11は1つの点の指示が行われる毎
にステップ100→S200→S210→S22の手順
が繰り返し実行され、ポインティングデバイス50によ
り指示された位置がメモリ12に一時記憶されると共
に、位置の指示回数が計数される。4つの点または9つ
の点の位置の指示を行うと、ユーザは補正の指示(ボタ
ンスイッチ110の操作)を行う。この操作を検知した
CPU11は(ステップS300)、ドラッグ操作あり
を示す上記識別情報、または、メモリ12に記憶されて
いる指示位置の個数により、図7の(a)〜(c)のど
の方法により指示が行われたかを判別し(ステップS4
00〜S500)、指示方法に対応した数式により9点
の色データサンプリング位置を決定する(ステップS3
10,S510、S520)。
【0121】この決定された9点の位置の各々を中心に
して、複数のピクセルの色データがサンプリングされる
ことは上述の実施形態と同様である。
【0122】このサンプリングされた色データと予め用
意してある正しい色データに基づき表示画面の被写体画
像の色補正が行われる(ステップS350)。
【0123】このような3種類の指示方法の中からユー
ザは所望の方法を選択して、色データのサンプリング位
置を指示する。表示の補正用シールの形状が正方形の場
合には、ドラッグ操作の指示方法が好適であり、表示の
補正用シールの形状が平行四辺形となっている場合には
4点や9点指示の方法が好適である。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、20、3
5の発明では、ユーザは被写体とともに表示されている
テストパターンの色を指定するだけでよい。また、色補
正装置側では指定された色の表示の色データを使用して
色補正を行うことができる。
【0125】請求項2、21の発明では、ユーザが指定
した色がピックアップ専用領域に表示され、指定色をユ
ーザが確認できる。
【0126】請求項3、22の発明では、ピックアップ
された色が順次に異なる位置に表示されるので、ユーザ
はこれまでに指定した色を確認できる。
【0127】請求項4、23の発明では、色指定前に、
これから指定する色の表示位置が案内されるので、ユー
ザは指定した色の表示を探す必要がない。
【0128】請求項5、24の発明では、任意の色の再
指定が可能となり、その色の表示位置をユーザが知るこ
とができる。
【0129】請求項6、25の発明では、指定した色は
1つのピクセルの色ではなく、複数ピクセルの平均をと
るので、雑音影響で値が変わってしまったピクセルがた
とえ指定されたとしても、その雑音影響が緩和され、表
示の正しい色データを取得できる。
【0130】請求項7、26の発明では、平均に使用す
るピクセルの個数を可変設定することにより表示画像の
解像度に対応することができる。
【0131】請求項8、9、10、27、28、29の
発明では、テストパターンの色をピックアップされた色
と対比させて見ることができる。また、被写体画像上の
テストパターン画像をテストパターン表示領域の形状を
参考にして見つけることができる。
【0132】請求項11、12、30の発明では色補正
を実行の指示に応じて行うので、行入力等の操作ミスが
発生した場合でもそのミスを解消後任意のタイミングで
色補正を実行できる。
【0133】請求項13、31の発明は、ピックアップ
した色の表示領域とテストパターンの表示領域が近接し
てもボタンスイッチが間に配置されているので、上記2
つの表示領域を混同することはない。
【0134】請求項14、32の発明によれば、色指定
指定手段を使用して、表示画面の任意の位置を指定し
て、拡大表示領域に拡大画像を表示させることで小さい
テストパターン画像を容易に見つけることができる。
【0135】請求項15、33の発明ではテストパター
ン表示領域と拡大表示領域を隣接させることにより拡大
表示領域に表示されたテストパターンの形状認識が容易
となる。
【0136】請求項16、34の発明では、色補正にお
いて使用される式は、四則演算のみなので、色補正時間
が短時間となる。
【0137】請求項17、18、19、36の発明で
は、色補正に使用される式が四則演算のみであり、ま
た、複数のピックアップした色データを使用して、明
度、色相の色補正を行うので、簡単な補正式のわりには
補正精度が高い。加えて、請求項36の発明では、汎用
コンピュータに記録媒体の処理手順(プログラム)をイ
ンストールすることでそのコンピュータが画像処理装置
として機能することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】色補正を説明するための図である。
【図2】明度補正を説明するための図である。
【図3】色相補正を説明するための図である。
【図4】本発明実施の形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明実施の形態の表示の一例を示す説明図で
ある。
【図6】本発明実施の形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明他の実施形態の指示方法を示す説明図で
ある。
【図8】本発明他の実施形態の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】本発明他の実施形態の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 HDD 20 スキャナー 30 ビデオ機器 40 キーボード 50 ポインティングデバイス 60 ディスプレイ

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め色データが判明しており、異なる複
    数の色を持つテストパターンの画像を含む被写体画像を
    表示する表示手段と、 当該表示されたテストパターンの画像上の異なる複数の
    色を指定する色指定手段と、 当該指定された色の表示の色データを取得する取得手段
    と、 判明している色データおよび前記取得手段により取得さ
    れた色データに基づいて前記被写体画像についての画像
    データの色補正を行う画像処理手段とを具えたことを特
    徴とする色補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の色補正装置において、
    前記取得手段により取得された色データを色ごとに表示
    するピックアップ専用領域を前記表示手段の表示画面中
    に設け、前記色指定手段の指定毎に該ピックアップ専用
    領域に色を表示することを特徴とする色補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の色補正装置において、
    前記ピックアップ専用領域は取得すべき色データの個数
    と同じ個数の複数の表示領域を有し、前記色指定手段の
    指定毎に順次に当該複数の表示領域に色を表示すること
    を特徴とする色補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の色補正装置において、
    前記色指定手段が指定した色を表示する表示領域を該色
    指定手段の指定に先立って案内することを特徴とする色
    補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の色補正装置において、
    前記複数の表示領域の任意の表示領域を指定する表示領
    域指定手段をさらに有し、前記色を表示する表示領域の
    案内は、前記色指定手段の指定毎に一定順序で切替える
    と共に、前記表示領域指定手段の指定が行われた場合に
    は当該指定された表示領域に前記案内の内容を切り換え
    ることを特徴とする色補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の色補正装置において、
    前記色指定手段は前記表示手段の任意のピクセルを指定
    し、前記取得手段は当該指定されたピクセルを中心とし
    た複数のピクセルの色データの平均値を計算し、当該平
    均値を前記表示の色データとすることを特徴とする色補
    正装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の色補正装置において、
    前記ピクセルを中心とした複数のピクセルの個数を可変
    設定可能とすることを特徴とする色補正装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の色補正装置において、
    判明している前記色データの示す色を専用的に表示する
    テストパターン表示領域を前記表示手段の表示画面中に
    設けることを特徴とする色補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の色補正装置において、
    前記テストパターン表示領域の形状を前記テストパター
    ンの形状と相似させることを特徴とする色補正装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の色補正装置におい
    て、前記取得手段により取得された色データを色ごとに
    表示するピックアップ専用領域を前記表示手段の表示画
    面中に設け、前記色指定手段の指定毎に該ピックアップ
    専用領域に色を表示し、前記ピックアップ専用領域と前
    記テストパターン表示領域を近接させて配置することを
    特徴とする色補正装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の色補正装置において
    前記画像処理手段に対して前記色補正の実行を指示する
    実行指示手段をさらに具えたことを特徴とする色補正装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の色補正装置におい
    て、前記表示手段の表示画面上にボタンスイッチを表示
    し、前記実行指示手段は該ボタンスイッチを指定するこ
    とで前記色補正の実行を指示することを特徴とする色補
    正装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の色補正装置におい
    て、前記取得手段により取得された色データを色ごとに
    表示するピックアップ専用領域を前記表示手段の表示画
    面中に設け、前記色指定手段の指定毎に該ピックアップ
    専用領域に色を表示し、判明している前記色データの示
    す色を専用的に表示するテストパターン表示領域を前記
    表示手段の表示画面中に設け、前記ボタンスイッチを挟
    んで前記ピックアップ専用領域および前記テストパター
    ン表示領域を配置することを特徴とする色補正装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の色補正装置において
    前記色指定手段は前記表示手段の表示画面上の任意のピ
    クセルを指定することにより色を指定し、さらに、当該
    指定されたピクセルを中心にして複数領域のピクセルの
    画像を拡大表示する拡大表示領域を該表示画面上に設け
    ることを特徴とする色補正装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の色補正装置におい
    て、判明している前記色データの示す色を専用的に表示
    するテストパターン表示領域を前記表示手段の表示画面
    中に設け、前記拡大表示領域を前記テストパターン表示
    領域に隣接させて配置することを特徴とする色補正装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の色補正装置におい
    て、前記テストパターンが持つ複数の色の中には黒およ
    び白の各色を含み、前記画像処理手段は明度について、 【数1】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
    ルの補正前の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
    いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
    であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
    の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
    度の差分値から定まる。色相について 【数2】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは被写体画像のピクセルの補正前の色相か
    ら補正後の色相に向かう変位ベクトル、MMiは前記取
    得手段により取得される色データの中の色相から判明し
    ている色データの中の色相に向かう変位ベクトル、wi
    は変位ベクトル毎の重み係数の式により色補正を行うこ
    とを特徴とする色補正装置。
  17. 【請求項17】 色補正装置によりカラー画像の色補正
    を行う色補正方法において、明度について、 【数3】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
    ルの補正前の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
    いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
    であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
    の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
    度の差分値から定まる。色相について 【数4】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは前記カラー画像の補正対象のピクセルの
    補正前の色相から補正後の色相に向かう変位ベクトル、
    MMiは前記カラー画像から取得される特定色について
    の色相から該特定色について予め判明している色相に向
    かう変位ベクトル、wi は変位ベクトル毎の重み係数の
    式により色補正を行うことを特徴とする色補正方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の色補正方法におい
    て、前記重み係数wi は、 【数5】 ここで、di は補正対象のピクセルの色相から前記変位
    ベクトルMMiとの間の距離、mは任意に定める係数、
    nは変位ベクトルの個数であることを特徴とする色補正
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の色補正方法におい
    て、前記係数mを可変設定することを特徴とする色補正
    方法。
  20. 【請求項20】 予め色データが判明しており、異なる
    複数の色を持つテストパターンの画像を含む被写体画像
    を表示装置の表示画面上に表示し、当該表示されたテス
    トパターンの画像上の異なる複数の色をポインティング
    デバイスにより指定し、 当該指定された色の表示の色データを画像処理装置によ
    り取得し、 判明している前記色データおよび当該取得された色デー
    タとを使用して前記被写体画像についての画像データの
    色補正を前記画像処理装置により行うことを特徴とする
    色補正方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の色補正方法におい
    て、前記画像処理装置により取得された色データを色ご
    とに表示するピックアップ専用領域を前記表示装置の表
    示画面中に設け、前記ポインティングデバイスの指定毎
    に該ピックアップ専用領域に色を表示することを特徴と
    する色補正方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の色補正方法におい
    て、前記ピックアップ専用領域は取得すべき色データの
    個数と同じ個数の複数の表示領域を有し、前記ポインテ
    ィングデバイスの指定毎に順次に当該複数の表示領域に
    色を表示することを特徴とする色補正方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の色補正方法におい
    て、前記ポインティングデバイスが指定した色を表示す
    る表示領域を該ポインティングデバイスの指定に先立っ
    て案内することを特徴とする色補正方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の色補正方法におい
    て、前記複数の表示領域の任意の表示領域を前記ポイン
    ティングデバイスにより指定し、前記色を表示する表示
    領域の案内は、前記ポインティングデバイスの指定毎に
    一定順序で切替えると共に、前記任意の表示領域の指定
    が行われた場合には当該指定された表示領域に前記案内
    の内容を切り換えることを特徴とする色補正方法。
  25. 【請求項25】 請求項20に記載の色補正方法におい
    て、前記ポインティングデバイスは前記表示装置の任意
    のピクセルを指定し、前記画像処理装置は当該指定され
    たピクセルを中心とした複数のピクセルの色データの平
    均値を計算し、当該平均値を前記表示の色データとする
    ことを特徴とする色補正方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の色補正方法におい
    て、前記ピクセルを中心とした複数のピクセルの個数を
    可変設定可能とすることを特徴とする色補正方法。
  27. 【請求項27】 請求項20に記載の色補正方法におい
    て、判明している前記色データの示す色を専用的に表示
    するテストパターン表示領域を前記表示装置の表示画面
    中に設けることを特徴とする色補正方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の色補正方法におい
    て、前記テストパターン表示領域の形状を前記テストパ
    ターンの形状と相似させることを特徴とする色補正方
    法。
  29. 【請求項29】 請求項21に記載の色補正方法におい
    て、前記画像処理装置により取得された色データを色ご
    とに表示するピックアップ専用領域を前記表示装置の表
    示画面中に設け、前記ポインティングデバイスの指定毎
    に該ピックアップ専用領域に色を表示し、判明している
    前記色データの示す色を専用的に表示するテストパター
    ン表示領域を前記表示装置の表示画面中に設け、前記ピ
    ックアップ専用領域と前記テストパターン表示領域を近
    接させて配置することを特徴とする色補正方法。
  30. 【請求項30】 請求項20に記載の色補正方法におい
    て、前記表示装置の表示画面上にボタンスイッチを表示
    し、前記ポインティングデバイスは該ボタンスイッチを
    指定することで前記色補正の実行を指示することを特徴
    とする色補正方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の色補正方法におい
    て、前記画像処理装置により取得された色データを色ご
    とに表示するピックアップ専用領域を前記表示装置の表
    示画面中に設け、前記ポインティングデバイスの指定毎
    に該ピックアップ専用領域に色を表示し、判明している
    前記色データの示す色を専用的に表示するテストパター
    ン表示領域を前記表示装置の表示画面中に設け、前記ボ
    タンスイッチを挟んで前記ピックアップ専用領域および
    前記テストパターン表示領域を配置することを特徴とす
    る色補正方法。
  32. 【請求項32】 請求項20に記載の色補正方法におい
    て、前記ポインティングデバイスは前記表示装置の表示
    画面上の任意のピクセルを指定することにより色を指定
    し、さらに、当該指定されたピクセルを中心にして複数
    領域のピクセルの画像を拡大表示する拡大表示領域を該
    表示画面上に設けることを特徴とする色補正方法。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の色補正方法におい
    て、前記画像処理装置により取得された色データを色ご
    とに表示するピックアップ専用領域を前記表示装置の表
    示画面中に設け、前記ポインティングデバイスの指定毎
    に該ピックアップ専用領域に色を表示し、判明している
    前記色データの示す色を専用的に表示するテストパター
    ン表示領域を前記表示装置の表示画面中に設け、前記ボ
    タンスイッチを挟んで前記ピックアップ専用領域および
    前記テストパターン表示領域を配置し、前記拡大表示領
    域を前記テストパターン表示領域の下部に配置すること
    を特徴とする色補正方法。
  34. 【請求項34】 請求項20に記載の色補正方法におい
    て、前記画像処理装置は明度について、 【数6】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
    ルの補正前の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
    いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
    であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
    の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
    度の差分値から定まる。色相について 【数7】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは被写体画像のピクセルの補正前の色相か
    ら補正後の色相に向かう変位ベクトル、MMiは前記画
    像処理装置により取得される色データの中の色相から判
    明している色データの中の色相に向かう変位ベクトル、
    i は変位ベクトル毎の重み係数の式により色補正を行
    うことを特徴とする色補正方法。
  35. 【請求項35】 予め色データが判明しており、異なる
    複数の色を持つテストパターンの画像を含む被写体画像
    を色補正するためにコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録した記録媒体において、前記プログラム
    は、当該表示されたテストパターンの画像上の異なる複
    数の色の指定を受付け、当該指定された色の表示の色デ
    ータを取得し、 判明している色データおよび前記取得された色データに
    基づいて前記被写体画像についての画像データの色補正
    を行うことを特徴とする記録媒体。
  36. 【請求項36】 カラー画像の色補正を行うためにコン
    ピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体に
    おいて、前記プログラムは、明度について、 【数8】 y=a1×x+b1→x=y→y=a2×x+b2 ここでyは色ピクセルの色補正後の明度、xは各ピクセ
    ルの補正前の明度、a1,b1は第1段階での補正で用
    いる係数、a2,b2は第2段階での補正で用いる係数
    であり、a1,a2,b1,b2は前記テストパターン
    の黒および白それぞれについて、本来の明度と表示の明
    度の差分値から定まる。色相について 【数9】MM=Σwi ×MMi ここで、MMは前記カラー画像の補正対象のピクセルの
    補正前の色相から補正後の色相に向かう変位ベクトル、
    MMiは前記カラー画像から取得される特定色について
    の色相から該特定色について予め判明している色相に向
    かう変位ベクトル、wi は変位ベクトル毎の重み係数の
    式により色補正を行うことを特徴とする記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005176915A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Gc Corp 歯牙材料色調選択支援プログラム及び歯牙材料色調選択支援方法

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