JPH1056148A - 強誘電体メモリ及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ及びその製造方法

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JPH1056148A
JPH1056148A JP8211203A JP21120396A JPH1056148A JP H1056148 A JPH1056148 A JP H1056148A JP 8211203 A JP8211203 A JP 8211203A JP 21120396 A JP21120396 A JP 21120396A JP H1056148 A JPH1056148 A JP H1056148A
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film
lower electrode
ferroelectric
insulating film
capacitor
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JP8211203A
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Akihiko Ochiai
昭彦 落合
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャパシタを立体構造にして蓄積電荷容量を確
保すると共に、セル面積の縮小、平坦化プロセスの簡略
化を達成することができる強誘電体メモリ及びその製造
方法を提供する。 【手段】絶縁性基板21表面に存する半導体層11と、
半導体層11に形成されている電界効果型トランジスタ
STと、電界効果型トランジスタSTの拡散層と接続
し、絶縁性基板内に埋め込まれている柱状の下部電極3
1と、下部電極31の周囲の一部又は全部を覆っている
強誘電体膜32と、強誘電体膜32を覆っている上部電
極33とを有する構造とする。その製造方法は、半導体
基板面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜に半導体基板面に
達する接続孔を形成した後、これを導電性材料で埋め込
み、プラグを形成するのと同じ工程で柱状の下部電極を
形成しキャパシタを形成する。その後。張り合わせ方式
で基板を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体膜の分極
反転と残留分極を利用する強誘電体メモリ及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】強誘電
体メモリ(FeRAM)は、強誘電体薄膜の高速な分極
反転とその残留分極を利用する高速書き換えが可能な不
揮発性メモリである。強誘電体メモリは、1つのトラン
ジスタと1つのキャパシタを用いる1T/1Cでは、基
本的にDRAMと同様のセル構造からなる。図9(A)
に、従来のスタック型のキャパシタセルを有する強誘電
体メモリのセルのレイアウトを、図9(B)にその断面
構造を示す。断面図はレイアウトのA−A’線に沿った
断面である。
【0003】この強誘電体メモリは、シリコン基板Su
bに選択トランジスタSTが形成され、選択トランジス
タSTを覆う層間絶縁膜上にキャパシタCapが形成さ
れている。このキャパシタCapは、白金からなる下部
電極BEとPZT等からなる強誘電体膜FEと白金から
なるプレート電極(上部電極)TEの積層体で構成され
ており、下部電極BEは層間絶縁膜を貫通して基板Su
bに達するポリプラグPPによって選択トランジスタS
Tの拡散層と接続され、プレート電極TEはプレート線
PLで構成されている。また、ビット線BLが、プレー
ト線PLと直交して配線され、タングステンプラグWP
により選択トランジスタSTの拡散層と接続されてい
る。選択トランジスタのゲート電極は、ワード線WLに
より構成されている。
【0004】このような強誘電体メモリには、特性の制
約から強誘電体薄膜の厚さを薄くできない、遅延の問題
からプレート線を兼ねる上部電極は薄くできないという
固有の問題を抱えており、微細化が進むにつれ、セル面
積の点でDRAMに追いつくことが困難になってきてい
る。
【0005】更に、1Gbit以上になると強誘電体メ
モリでもキャパシタを立体構造にせざるを得なくなり、
これに伴いコンタクトホールのアスペクト比が高くなる
問題、リソグラフィの焦点深度の問題、平坦化プロセス
の複雑化の問題が生じてきている。更に、トランジスタ
プロセス終了後に特性改善の為、水素処理を施す必要が
あるが、スタック型キャパシタ構造の場合強誘電体膜が
水素にさらされ特性が劣化する問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、キャパシタを立体構造にして蓄積電荷容量を確保す
ると共に、セル面積の縮小、平坦化プロセスの簡略化を
達成することができる強誘電体メモリ及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、絶縁性基板表面に存する半導体層と、該半
導体層に形成されている電界効果型トランジスタと、該
電界効果型トランジスタの拡散層と接続し、上記絶縁性
基板内に埋め込まれている柱状の下部電極と、該下部電
極の周囲の一部又は全部を覆っている強誘電体膜と、該
強誘電体膜を覆っている上部電極とを有することを特徴
とする強誘電体メモリを提供する。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、半導体基板に凹部を形成する工程と、該凹部を形成
した半導体基板面に第1層間絶縁膜と犠牲膜とを順次形
成する工程と、該犠牲膜と第1層間絶縁膜とに半導体基
板面に達する接続孔を貫通させる工程と、該接続孔を導
電性材料で埋めて柱状下部電極を形成する工程と、該犠
牲膜を除去して柱状下部電極を露出させる工程と、該露
出した柱状下部電極を強誘電体膜で被覆する工程と、該
強誘電体膜を上部電極で被覆する工程と、該上部電極を
埋める第2層間絶縁膜を形成する工程と、該第2層間絶
縁膜に基板を接合する工程と、上記半導体基板を研削し
て上記第1層間絶縁膜を露出させる工程と、該露出した
半導体基板面に上記柱状下部電極と拡散層を介して接続
する電界効果型トランジスタを形成する工程とを有する
ことを特徴とする強誘電体メモリの製造方法を提供す
る。
【0009】本発明の強誘電体メモリは、半導体層が絶
縁性基板表面にあるSOI(Silicon on Insulator)構
造であり、選択トランジスタがこの半導体層に、キャパ
シタは絶縁性基板内にそれぞれ形成されている。キャパ
シタの構造は、選択トランジスタの拡散層と接続されて
いる柱状の下部電極とこれを被覆する強誘電体膜と更に
強誘電体膜を被覆する上部電極とで構成されている。
【0010】従って、キャパシタが基板内に形成されて
いるトレンチ類似構造であるから、基板表面には極端な
凹凸が無く、平坦化が容易である上、コンタクトホール
のアスペクト比が極端に大きくなることを防止すること
ができる。また、キャパシタが柱状であり少ない面積で
表面積を大きくできるので、セル面積の縮小化が容易で
ある。更に、キャパシタが埋めこまれているので、トラ
ンジスタの特性改善のために行われる水素処理の影響を
受けず、強誘電体膜の省化が生じず、高品質のキャパシ
タを有する。
【0011】本発明の強誘電体メモリの製造方法は、い
わゆる張り合わせ方式のSOIを作るものであるが、張
り合わせ前に半導体基板表面にキャパシタを形成する。
その方法は、半導体基板面に絶縁膜を形成し、この絶縁
膜に半導体基板面に達する接続孔を形成した後、これを
導電性材料で埋め込み、プラグを形成するのと同じ工程
で柱状の下部電極を形成する。そして、柱状下部電極を
露出させた後、これを強誘電体膜と上部電極膜で被覆す
る。基板と張り合わせた後、半導体基板を研削して半導
体層を形成する。
【0012】このような工程では、下部電極を接続孔を
埋める工程で形成できるので、セルフアライン的に形成
でき、キャパシタ形成プロセスを簡略化して、上記強誘
電体メモリを製造することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明するが、本発明は、下記の実施の形態に
限定されるものではない。本発明の強誘電体メモリのセ
ル部の断面構造の一例を図1に示す。この強誘電体メモ
リ1は、張り合わせSOI構造に形成されており、第1
層間絶縁膜21の表面に半導体層11があり、この半導
体層11の図面上下面には第2層間絶縁膜24、多結晶
シリコン層40、シリコン基板41が順次積層されてい
る。半導体層11には一対の選択トランジスタSTが形
成され、それぞれの選択トランジスタSTのソース層1
2には第1層間絶縁膜21を貫通して第2層間絶縁膜2
4の中に進入している柱状の下部電極31が接続されて
いる。強誘電体膜32が、柱状下部電極31の第2層間
絶縁膜24内に存する部分を覆っており、更にこの強誘
電体膜32を上部電極33が覆って、キャパシタが構成
されている。なお、本発明の強誘電体メモリには、これ
らの下部電極31、強誘電体膜32、上部電極33以外
にこれらの間、又はこれらと他の部材との間に酸化防止
膜、密着層、水素透過防止膜等を有していてもよい。選
択トランジスタSTを構成するゲート電極(ゲート絶縁
膜は図面上省略している)(ワード線)51を層間絶縁
膜25が覆っており、ビット線52がこの層間絶縁膜2
5を貫通して一対の選択トランジスタSTのドレイン1
3と接続されている。
【0014】図1に示す強誘電体メモリのセルレイアウ
トは、図9(A)に示した従来の強誘電体メモリと同様
である。但し、キャパシタCapが絶縁膜内に埋め込ま
れている構造であるので、プレート電極に対する取り出
し電極が必要であり、例えば図2に示すように、上部電
極33と下部電極31を接続したプレート信号供給回路
部を一般に例えば8ビット毎に設ける。上部電極の抵抗
が小さい場合にはこれより多いビット毎に設けることも
できる。この図2においては、図1と同じ部材には同じ
符号を付す。プレート信号供給回路部における基本構造
は、図1に示した構造と同様であるが、上部電極33と
下部電極31とが接続され、下部電極31はトランジス
タTrを介してセルプレート線SPと接続され、セルプ
レート信号がセルプレート線SPからトランジスタTr
を介して供給される。
【0015】この強誘電体メモリ1は、選択トランジス
タSTを形成する半導体層11が第1層間絶縁膜21の
表面にあり、SOI構造となっている。キャパシタCa
pは絶縁層24の中に埋め込まれ、DRAMのトレンチ
セル構造と類似する構造となっている。そのため、本メ
モリの表面にはスタック型のキャパシタがないので、本
メモリの表面は、平坦であり、トランジスタの上に形成
する層間絶縁膜の平坦化が容易である。
【0016】また、キャパシタCapの下部電極31が
柱状であるので、立体化により下部電極31の表面積は
増大しているが、専有面積は従来より縮小化している。
下部電極31の寸法は、必要とする強誘電体の残留電荷
によって決定される。例えば強誘電体膜としてSBTを
用いた場合、ビット線容量を100fF、残留電荷を1
0μC/cm2とすると、キャパシタの面積は、0.2
5μmデザインルールの場合、10F2、0.18μm
デザインルールの場合、17F2が必要である。そのた
め、下部電極を図8に示すような円柱状と仮定して必要
な高さを計算すると、円筒の直径をデザインルールFと
し、円筒の頂部の面積を計算から除くと、図1における
強誘電体膜で被覆されている部分の下部電極の有効高さ
hは、0.25μmデザインルールでは、約3F(0.
75μm)、0.18μmデザインルールでは約5F
(0.9μm)が必要である。この有効高さhは、下部
電極の外径がFより大きくなれば低くできることは当然
である。
【0017】次に、図1、図2に示した構造の強誘電体
メモリの製造方法について、図3〜図7を参照して説明
する。はじめに図1に示したセル部の製造方法について
説明する。まず、図3(a)に示すように、シリコン単
結晶等の半導体基板10の一面側を素子間分離のパター
ンにエッチングして凹部10aを形成する。この凹部1
0aは次の工程で絶縁層で埋められ、凹部10aを形成
した面の反対面から研削されて半導体層11を分離する
部分となる。従って、凹部10aの深さh1は、半導体
層11の厚さとなることから、0.1μm以下が好まし
い。
【0018】その後、図3(b)に示すように、例えば
図示しないシリコン酸化膜を熱酸化法などで薄く形成し
た後、第1層間絶縁膜21として、例えばSiO2等を
CVD等で300nm程度成膜する。第1層間絶縁膜2
1は、CMP(Chemical Mechanical polishing)やリ
フローなどの方法で平坦化することが好ましい。次い
で、エッチングストッパー層22として例えば窒化シリ
コンをCVD等で50nm程度成膜する。
【0019】その後、図3(c)に示すように、エッチ
ングストッパー膜22の上に犠牲膜23として、連続し
てSiO2等のエッチングストッパー膜22とエッチン
グ選択比がとれる材料をCVDやSOG法を用いて形成
する。このときの犠牲膜23とエッチングストッパー膜
22との厚さの合計hが、上記図3に示した柱状の高さ
hになるようにこれらの厚さを制御する。
【0020】そして、図4(d)に示すように、後に半
導体層11の選択トランジスタSTのソース領域となる
部分に達するように、下部電極31と拡散層の接続用の
コンタクトホールCHを、反応性イオンエッチング法な
どで犠牲層23、エッチングストッパー層22、第1層
間絶縁膜21を順次エッチングして形成する。このとき
のコンタクトホールCHの径φはデザインルールFとす
ることができるが、表面積を大きくし、コンタクトホー
ルのアスペクト比を小さくする観点から、周囲との関係
で可能な限り太くすることが好ましい。
【0021】その後、図4(e)に示すように、例えば
白金、ルテニウム酸化物等の電極材料を成膜した後エッ
チバックすることにより、コンタクトホールを埋め、下
部電極31及び下部電極を半導体層と接続するプラグ3
1aを同時に形成することができる。なお、電極材料と
しては、強誘電体膜32が、下地の影響を受けにくいC
VDで形成したSrBi2Ta29(SBT)等のビス
マス系層状構造ベロブスカイト型材料を用いれば、例え
ばポリシリコンなどでも可能である。このポリシリコン
をプラグ材料に用いることにより、従来の手法を用いる
ことができるため、容易に下部電極を形成することがで
きる。
【0022】次に、弗酸系の溶液により犠牲膜23を除
去し、燐酸系の溶液によりエッチングストッパー膜22
をそれぞれ除去する。これにより、図5(f)に示すよ
うに、犠牲膜23とエッチングストッパー膜23で覆わ
れていた柱状の下部電極31が露出し、第1層間絶縁膜
21上に立設する状態となる。
【0023】その後、図5(g)に示すように、強誘電
体膜32を成膜する。この強誘電体の種類としては、P
bZryTi1-y3、PbTiO3等の鉛系化合物、Sr
Bi2Ta29、Bi4Ti312等のビスマス系層状構
造ベロブスカイト型、Ba1-zSrzTiO3、BaMg
4等を例示することができる。これらの強誘電体は、
例えば、CVD法、MOCVD(Metal Organic Chemic
al VapourDeposition)法、レーザーアブレーション
法、スパッタリング法等カバレッジの良い方法で堆積し
た後、必要により酸素を含む雰囲気下でアニーリングす
ることにより形成することができる。強誘電体膜32の
厚さは、例えば200〜300nm程度とすることがで
きる。
【0024】強誘電体膜32を成膜した後、白金などの
上部電極33を例えばRFスパッタリング法などで10
0〜200nmの厚さで成膜する。次いで、レジストパ
ターンを形成し、上部電極33、強誘電体膜32を例え
ばイオンミリング法などで同時にエッチングする。
【0025】次に、図6に示すように、例えば酸化シリ
コン系の第2層間絶縁膜24をCVD法などで成膜して
キャパシタを埋め込む。この第2層間絶縁膜24上にシ
リコン基板との接着材料である例えばポリシリコン40
を、例えば5μm程度の膜厚でCVD法などで成膜す
る。更に、このポリシリコン膜40をCMP等で平坦化
した後、シリコン基板41と例えば900〜1000℃
の温度範囲で強誘電体膜に影響を与えないように熱処理
してポリシリコン膜40とシリコン基板41とを接着さ
せる。この後、シリコン基板10を裏面から研磨して第
1層間絶縁膜21が露出したところで研磨を停止する。
この工程により絶縁性基板21面に存する半導体層11
が形成される。
【0026】その後、第1層間絶縁膜21表面の半導体
層11上にワード線(ゲート電極)51を形成した後、
例えばイオン注入してLDDを形成し、更に絶縁膜を堆
積した後エッチバックすることによりゲート電極の側壁
にサイドウオールを形成する。その後、ソース12、ド
レイン13をイオン注入により形成して選択トランジス
タSTを完成する。そして、ポリシリコン、ポリサイ
ド、アルミニウム、銅等から選ばれる導電性材料で埋め
込んでパターニングしてビット線52を形成し、図1に
示した強誘電体メモリを製造することができる。
【0027】一方、プレート信号供給回路部では、図5
(f)の柱状下部電極31に強誘電体膜32を成膜する
までは共通の工程を経るが、強誘電体膜32を成膜した
後、図7に示すように、強誘電体膜32の上部をレジス
トパターンでエッチングして柱状下部電極31の頂部近
傍を露出させる。その後、セル部と同様に上部電極層3
3を成膜することにより、下部電極31と上部電極33
とを接続させる。以下、セル部と同様の工程で図2に示
した構造を得ることができる。
【0028】その後、トランジスタの特性改善のため、
水素雰囲気下でアニールする工程がある。この場合、本
強誘電体メモリのキャパシタは厚い絶縁層に埋めこまれ
ているため、この水素処理により影響を受けず、高品質
の強誘電体メモリが得られる。
【0029】本プロセスフローでは、下部電極を拡散層
とのコンタクトホールのパターンを用いて形成している
ので、マスクの削減、プロセスの簡略化を図ることがで
きる。また、下部電極の平面積を最小寸法にできるた
め、上部電極の膜厚を大きくでき、今まで問題となって
いた上部電極を兼ねるプレート線の高抵抗化を改善する
ことができる。更に、SOI構造と組み合わせているの
で、キャパシタの高さが大きくなっても、トランジスタ
の下部に埋設されているため、スタック型と異なり基板
表面に大きな突出構造がなく、トランジスタ形成以降の
プロセスが容易になる。また、SOI構造を採用してい
るので、ノードコンタクトとワード線の合わせ余裕をと
る必要がないため、セル面積の縮小化が図れる。
【0030】上記プロセスでは折り返し型セルについて
述べたが、本発明は開放型セルにも適用することができ
る。また、上記説明ではプレート電極は分離させている
が、プレート電極に1/2Vcc固定の電圧を印加し、
上部電極に0V又はVccを印加する場合は、プレート
電極を共通とすることができるため、分離させる必要が
無くなる。
【0031】
【発明の効果】本発明の強誘電体メモリは、セル面積の
縮小化と蓄積電荷量の確保を両立し得た不揮発性メモリ
である。本発明の強誘電体メモリの製造方法は、容易、
低コストでかかる強誘電体メモリを製造することができ
る。
【0032】更にトランジスタの下に強誘電体キャパシ
タが位置する為、水素が拡散しないので高品質の強誘電
体メモリが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強誘電体メモリのセル部の一形態を示
す断面図である。
【図2】本発明の強誘電体メモリのプレート信号供給回
路部の一形態を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の強誘電体メモリの
製造工程を示すそれぞれ断面図である。
【図4】(d)、(e)は、図3に続く工程を示すそれ
ぞれ断面図である。
【図5】(f)、(g)は、図4に続く工程を示すそれ
ぞれ断面図である。
【図6】(h)は、図5に続く工程を示す断面図であ
る。
【図7】プレート信号供給回路部特有の工程を示す断面
図である。
【図8】円柱状の下部電極の直径と高さを示す概略図で
ある。
【図9】従来の強誘電体メモリを示すもので、(A)は
セルのレイアウトを示す平面図、(B)は(A)のA−
A’線に沿った断面図である。
【符号の説明】
11…半導体層、21…第1層間絶縁膜、24…第2層
間絶縁膜、31…下部電極、32…強誘電体膜、33…
上部電極、40…ポリシリコン層、41…シリコン基
板、51…ゲート電極(ワード線)、52…ビット線、
Cap…キャパシタ、BL…ビット線、ST…選択トラ
ンジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板表面に存する半導体層と、 該半導体層に形成されている電界効果型トランジスタ
    と、 該電界効果型トランジスタの拡散層と接続し、上記絶縁
    性基板内に埋め込まれている柱状の下部電極と、 該下部電極の周囲の一部又は全部を覆っている強誘電体
    膜と、 該強誘電体膜を覆っている上部電極とを有することを特
    徴とする強誘電体メモリ。
  2. 【請求項2】半導体基板に凹部を形成する工程と、 該凹部を形成した半導体基板面に第1層間絶縁膜と犠牲
    膜とを順次形成する工程と、 該犠牲膜と第1層間絶縁膜とに半導体基板面に達する接
    続孔を貫通させる工程と、 該接続孔を導電性材料で埋めて柱状下部電極を形成する
    工程と、 該犠牲膜を除去して柱状下部電極を露出させる工程と、 該露出した柱状下部電極を強誘電体膜で被覆する工程
    と、 該強誘電体膜を上部電極で被覆する工程と、 該上部電極を埋める第2層間絶縁膜を形成する工程と、 該第2層間絶縁膜に基板を接合する工程と、 上記半導体基板を研削して上記第1層間絶縁膜を露出さ
    せる工程と、 該露出した半導体基板面に上記柱状下部電極と拡散層を
    介して接続する電界効果型トランジスタを形成する工程
    とを有することを特徴とする強誘電体メモリの製造方
    法。
  3. 【請求項3】上記柱状下部電極を強誘電体膜で被覆する
    工程後、回路の一部において、強誘電体膜を除去して柱
    状下部電極を露出させる工程を有する請求項2記載の強
    誘電体メモリの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6278153B1 (en) 1998-10-19 2001-08-21 Nec Corporation Thin film capacitor formed in via
JP2018037674A (ja) * 2017-10-26 2018-03-08 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

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