JPH105562A - 粉粒体の混合槽 - Google Patents
粉粒体の混合槽Info
- Publication number
- JPH105562A JPH105562A JP8167880A JP16788096A JPH105562A JP H105562 A JPH105562 A JP H105562A JP 8167880 A JP8167880 A JP 8167880A JP 16788096 A JP16788096 A JP 16788096A JP H105562 A JPH105562 A JP H105562A
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- JP
- Japan
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- outer shell
- tank
- granules
- powder
- accumulated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 投入された順番に関係なく粉粒体を十分に混
合して放出できる粉粒体の混合槽を得る。 【解決手段】 本混合槽10は、外殻12の内側に隔壁
28A、28Bが設置されており、外殻12の内部空間
が各集積槽30、32、34に分割されている。また、
各隔壁28A、28Bの上端部近傍には開口部36、3
8が形成されており、各集積槽30、32、34が連通
している。したがって、開口部36に達するまで第1集
積槽30に粉粒体が集積された後には粉粒体が第2集積
槽32に集積され、開口部38に達するまで第2集積槽
30に粉粒体が集積された後には粉粒体が第3集積槽3
4に集積される。このため、各集積槽30、32、34
に粉粒体が集積された粉粒体を同時に放出口20から外
部へ放出させると、投入部16から先に投入された粉粒
体と後で投入された粉粒体とが混合される。
合して放出できる粉粒体の混合槽を得る。 【解決手段】 本混合槽10は、外殻12の内側に隔壁
28A、28Bが設置されており、外殻12の内部空間
が各集積槽30、32、34に分割されている。また、
各隔壁28A、28Bの上端部近傍には開口部36、3
8が形成されており、各集積槽30、32、34が連通
している。したがって、開口部36に達するまで第1集
積槽30に粉粒体が集積された後には粉粒体が第2集積
槽32に集積され、開口部38に達するまで第2集積槽
30に粉粒体が集積された後には粉粒体が第3集積槽3
4に集積される。このため、各集積槽30、32、34
に粉粒体が集積された粉粒体を同時に放出口20から外
部へ放出させると、投入部16から先に投入された粉粒
体と後で投入された粉粒体とが混合される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、粒状又は
粉末状の穀物等の粉粒体を混合した状態で放出する粉粒
体の混合槽に関する。
粉末状の穀物等の粉粒体を混合した状態で放出する粉粒
体の混合槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産農家が米や麦等の穀物を出荷
する際には、各生産農家が穀物を乾燥調整して袋詰めし
た後に受検場所に集荷し、毎個検査を受けていた。
する際には、各生産農家が穀物を乾燥調整して袋詰めし
た後に受検場所に集荷し、毎個検査を受けていた。
【0003】しかしながら、近年では出荷期間の短期集
中化が進み、一日当たりの集荷、受検数量が膨大とな
り、その対応に困難をきたし始めている。また、一方で
は、穀物を例えば30kg毎に麻袋やクラフト紙袋、或
いはプラスチック布袋等の重包装袋に袋詰めして出荷す
るこれまでの出荷方式に代えて、このような重包装袋に
穀物を少量単位で袋詰めすることなく粉粒体のままホッ
パ車等の専用車両に積んで輸送する所謂バラ流通(バラ
積み出荷)の気運が高まっている。とりわけ、米につい
ては、柔軟な素材を用いて折り畳み可能に形成され、例
えば、500リットルから2000リットルの範囲内で
容積を変化させることができるフレキシブルコンテナ
(以下、「フレコン」と称する)に米を粉粒体のまま詰
め込んで輸送する所謂フレコンバラ出荷が急速に増えは
じめている。
中化が進み、一日当たりの集荷、受検数量が膨大とな
り、その対応に困難をきたし始めている。また、一方で
は、穀物を例えば30kg毎に麻袋やクラフト紙袋、或
いはプラスチック布袋等の重包装袋に袋詰めして出荷す
るこれまでの出荷方式に代えて、このような重包装袋に
穀物を少量単位で袋詰めすることなく粉粒体のままホッ
パ車等の専用車両に積んで輸送する所謂バラ流通(バラ
積み出荷)の気運が高まっている。とりわけ、米につい
ては、柔軟な素材を用いて折り畳み可能に形成され、例
えば、500リットルから2000リットルの範囲内で
容積を変化させることができるフレキシブルコンテナ
(以下、「フレコン」と称する)に米を粉粒体のまま詰
め込んで輸送する所謂フレコンバラ出荷が急速に増えは
じめている。
【0004】ところで、このようなフレコンバラ出荷で
は、米の品質がフレコン内部のどこをとっても同質でな
ければならない。しかしながら、個別処理を行っている
ミニライスセンター等では、フレコンバラ出荷のために
米を混合して均質化するための適切な設備がなく、フレ
コンバラ出荷の促進の妨げとなっていた。
は、米の品質がフレコン内部のどこをとっても同質でな
ければならない。しかしながら、個別処理を行っている
ミニライスセンター等では、フレコンバラ出荷のために
米を混合して均質化するための適切な設備がなく、フレ
コンバラ出荷の促進の妨げとなっていた。
【0005】ここで、このような問題を解決しうる簡易
バラ出荷装置が財団法人全国食糧検査協会によって開発
されている。
バラ出荷装置が財団法人全国食糧検査協会によって開発
されている。
【0006】この簡易バラ出荷装置について簡単に説明
すると、簡易バラ出荷装置は各種の計量装置や均質化タ
ンク(混合槽)、一時貯留タンク等を備えており、各生
産農家から自主検査を経て持ち込まれた米を荷受計量し
た後に均質化タンク内に張込み(投入し)、更に、均質
化タンク内で米を混合して一時貯留した後に計量し、フ
レコン詰めを行うと共に、検査用のサンプルを袋詰めす
ることができる。
すると、簡易バラ出荷装置は各種の計量装置や均質化タ
ンク(混合槽)、一時貯留タンク等を備えており、各生
産農家から自主検査を経て持ち込まれた米を荷受計量し
た後に均質化タンク内に張込み(投入し)、更に、均質
化タンク内で米を混合して一時貯留した後に計量し、フ
レコン詰めを行うと共に、検査用のサンプルを袋詰めす
ることができる。
【0007】ここで、この装置の均質化タンク(混合
槽)は、外壁板と内壁板から成る二重構造とされてお
り、内壁板の内側に米が張り込まれる(投入される)。
また、この内壁板には米の通過が可能な小孔が多数形成
されており、均質化タンクに設けられたバイブレータが
作動すると、その振動によって米が小孔を通過し、更に
外壁板と内壁板との間を通過しながら混合(混米)され
て、排出口に案内される。これにより、排出口から排出
されフレコン詰めされた米が全体的に均質化される。
槽)は、外壁板と内壁板から成る二重構造とされてお
り、内壁板の内側に米が張り込まれる(投入される)。
また、この内壁板には米の通過が可能な小孔が多数形成
されており、均質化タンクに設けられたバイブレータが
作動すると、その振動によって米が小孔を通過し、更に
外壁板と内壁板との間を通過しながら混合(混米)され
て、排出口に案内される。これにより、排出口から排出
されフレコン詰めされた米が全体的に均質化される。
【0008】また、図15及び図16に示されるよう
に、上述した均質化タンクとは異なる構成の粉粒体の混
合槽も種々考案されている。
に、上述した均質化タンクとは異なる構成の粉粒体の混
合槽も種々考案されている。
【0009】例えば、図15に示される粉粒体の混合槽
130(以下、単に「混合槽130」と称する)は、全
体的に箱状に形成されると共に下端側が下方へ向けて収
束した錐形状に形成された貯槽132を備えている。こ
の貯槽132の上端部には投入口134が設けられてお
り、貯槽132の内部へ米、麦、又は大豆等の粒状の穀
物、或いはこれらを粉砕して粉末状とした穀物等の粉粒
体の投入が可能とされている。また、この貯槽132の
下端部には放出口136が形成されており、貯槽132
の下方へ上述した粉粒体を放出できる。さらに、この貯
槽132の下方にはホッパ138が設置されている。こ
のホッパ138は下方へ向けて錐形状とされており、そ
の上端部が貯槽132の放出口136に連結され、内部
空間が貯槽132の内部空間と連通している。また、こ
のホッパ138の下端部には放出口140が形成されて
おり、放出口136を介してホッパ138の内部に排出
された粉粒体を外部へ放出できる。さらに、この放出口
140にはスライド弁142が設けられている。このス
ライド弁142は貯槽132の高さ方向に対して直角方
向へ抜き出し、差し込み可能とされており、差し込み状
態では放出口140を閉鎖し、抜き出し状態で放出口1
40を開放する。
130(以下、単に「混合槽130」と称する)は、全
体的に箱状に形成されると共に下端側が下方へ向けて収
束した錐形状に形成された貯槽132を備えている。こ
の貯槽132の上端部には投入口134が設けられてお
り、貯槽132の内部へ米、麦、又は大豆等の粒状の穀
物、或いはこれらを粉砕して粉末状とした穀物等の粉粒
体の投入が可能とされている。また、この貯槽132の
下端部には放出口136が形成されており、貯槽132
の下方へ上述した粉粒体を放出できる。さらに、この貯
槽132の下方にはホッパ138が設置されている。こ
のホッパ138は下方へ向けて錐形状とされており、そ
の上端部が貯槽132の放出口136に連結され、内部
空間が貯槽132の内部空間と連通している。また、こ
のホッパ138の下端部には放出口140が形成されて
おり、放出口136を介してホッパ138の内部に排出
された粉粒体を外部へ放出できる。さらに、この放出口
140にはスライド弁142が設けられている。このス
ライド弁142は貯槽132の高さ方向に対して直角方
向へ抜き出し、差し込み可能とされており、差し込み状
態では放出口140を閉鎖し、抜き出し状態で放出口1
40を開放する。
【0010】一方、ホッパ138には二本の誘導管14
4A、144Bが設置されている。これらの誘導管14
4A、144Bは貯槽132の高さ方向に長手の管状と
されており、各々の下端部はホッパ138の上端部に接
続され誘導管144A、144Bの内部空間とホッパ1
38の内部空間とが連通している。また、誘導管144
A、144Bの上端側は貯槽132の錐形部分を貫通し
て貯槽132の内部へ延出されており、各上端部が貯槽
132内部の高さ方向中間部で開口している。ここで、
誘導管144A、144Bはそれぞれ長さが異なってお
り、誘導管144Aの上端部は誘導管144Bの上端部
よりも低位置で開口している。
4A、144Bが設置されている。これらの誘導管14
4A、144Bは貯槽132の高さ方向に長手の管状と
されており、各々の下端部はホッパ138の上端部に接
続され誘導管144A、144Bの内部空間とホッパ1
38の内部空間とが連通している。また、誘導管144
A、144Bの上端側は貯槽132の錐形部分を貫通し
て貯槽132の内部へ延出されており、各上端部が貯槽
132内部の高さ方向中間部で開口している。ここで、
誘導管144A、144Bはそれぞれ長さが異なってお
り、誘導管144Aの上端部は誘導管144Bの上端部
よりも低位置で開口している。
【0011】上記構成の混合槽130では、スライド弁
142によって放出口140を閉塞した状態で投入口1
34から米等の粉粒体を投入すると(張り込むと)ホッ
パ138及び貯槽132内に粉粒体が集積される。ここ
で、貯槽132内の粉粒体が誘導管144Aの上端部に
達するまでは、貯槽132内に順次集積される。
142によって放出口140を閉塞した状態で投入口1
34から米等の粉粒体を投入すると(張り込むと)ホッ
パ138及び貯槽132内に粉粒体が集積される。ここ
で、貯槽132内の粉粒体が誘導管144Aの上端部に
達するまでは、貯槽132内に順次集積される。
【0012】次いで、この状態から、粉粒体が誘導管1
44Aの上端部よりも上方に位置するまで貯槽132内
の集積されると、誘導管144Aの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管144Aの上端部から誘導管
144A内に流入しホッパ138の上端部まで落下す
る。
44Aの上端部よりも上方に位置するまで貯槽132内
の集積されると、誘導管144Aの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管144Aの上端部から誘導管
144A内に流入しホッパ138の上端部まで落下す
る。
【0013】さらに、この状態から、粉粒体が誘導管1
44Bの上端部よりも上方に位置するまで貯槽132内
に集積されると、誘導管144Bの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管144Bの上端部から誘導管
144B内に流入しホッパ138の上端部まで落下す
る。
44Bの上端部よりも上方に位置するまで貯槽132内
に集積されると、誘導管144Bの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管144Bの上端部から誘導管
144B内に流入しホッパ138の上端部まで落下す
る。
【0014】この状態から更に貯槽132内に粉粒体が
集積された後にスライド弁142を引き抜き放出口14
0を開放すると、ホッパ138内の粉粒体が放出口14
0から外部へ放出される。ここで、誘導管144Aを通
過した粉粒体は誘導管144Aの上端部よりも下方に集
積された粉粒体よりも後から集積された粉粒体であり、
また、誘導管144Bを通過した粉粒体は誘導管144
Bの上端部よりも下方に集積された粉粒体よりも後から
集積された粉粒体である。このため、放出口140から
放出された粉粒体は、先に投入口134から投入された
粉粒体と、中程で投入口134から投入された粉粒体
と、後に投入口134から投入された粉粒体とが適度に
混合された状態となる。
集積された後にスライド弁142を引き抜き放出口14
0を開放すると、ホッパ138内の粉粒体が放出口14
0から外部へ放出される。ここで、誘導管144Aを通
過した粉粒体は誘導管144Aの上端部よりも下方に集
積された粉粒体よりも後から集積された粉粒体であり、
また、誘導管144Bを通過した粉粒体は誘導管144
Bの上端部よりも下方に集積された粉粒体よりも後から
集積された粉粒体である。このため、放出口140から
放出された粉粒体は、先に投入口134から投入された
粉粒体と、中程で投入口134から投入された粉粒体
と、後に投入口134から投入された粉粒体とが適度に
混合された状態となる。
【0015】一方、図16に示される粉粒体の混合槽1
60(以下、単に「混合槽160」と称する)は、円筒
状に形成された貯槽162を備えている。この貯槽16
2の下端側は下方へ向けて収束した円錐形状のホッパ1
64とされている。また、この貯槽162の上端部には
投入口166が設けられており、貯槽162の内部へ
米、麦、又は大豆等の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕
して粉末状とした穀物等の粉粒体の投入が可能とされて
いる。さらに、この貯槽162の下端部(すなわち、ホ
ッパ164の下端部)には放出口168が形成されてお
り、貯槽162の外部へ上述した粉粒体を放出できる。
また、この放出口168にはスライド弁170が設けら
れている。このスライド弁170は貯槽162の高さ方
向に対して直角方向へ抜き出し、差し込み可能とされて
おり、差し込み状態では放出口168を閉鎖し、抜き出
し状態で放出口168を開放する。
60(以下、単に「混合槽160」と称する)は、円筒
状に形成された貯槽162を備えている。この貯槽16
2の下端側は下方へ向けて収束した円錐形状のホッパ1
64とされている。また、この貯槽162の上端部には
投入口166が設けられており、貯槽162の内部へ
米、麦、又は大豆等の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕
して粉末状とした穀物等の粉粒体の投入が可能とされて
いる。さらに、この貯槽162の下端部(すなわち、ホ
ッパ164の下端部)には放出口168が形成されてお
り、貯槽162の外部へ上述した粉粒体を放出できる。
また、この放出口168にはスライド弁170が設けら
れている。このスライド弁170は貯槽162の高さ方
向に対して直角方向へ抜き出し、差し込み可能とされて
おり、差し込み状態では放出口168を閉鎖し、抜き出
し状態で放出口168を開放する。
【0016】一方、貯槽162の内部には三本の誘導管
172A、172B、172Cが設置されている。これ
らの誘導管172A、172B、172Cは貯槽162
の高さ方向に長手の管状とされており、各々の下端側は
ホッパ164に沿って設置され下端部が放出口168の
近傍で開口している。一方、誘導管172Aの上端部は
ホッパ164の上端部(すなわち、貯槽162の円筒部
分と円錐部分の境界)で開口しており、誘導管172
B、172Cの上端側は貯槽162に沿ってホッパ16
4の上端部よりも更に上方へ向けて延出されており、各
々の上端部が貯槽162の円筒部分の高さ方向中間部で
開口している。ここで、誘導管172B、172Cはそ
れぞれ長さが異なっており、誘導管172Bの上端部は
誘導管172Cの上端部よりも低位置で開口している。
172A、172B、172Cが設置されている。これ
らの誘導管172A、172B、172Cは貯槽162
の高さ方向に長手の管状とされており、各々の下端側は
ホッパ164に沿って設置され下端部が放出口168の
近傍で開口している。一方、誘導管172Aの上端部は
ホッパ164の上端部(すなわち、貯槽162の円筒部
分と円錐部分の境界)で開口しており、誘導管172
B、172Cの上端側は貯槽162に沿ってホッパ16
4の上端部よりも更に上方へ向けて延出されており、各
々の上端部が貯槽162の円筒部分の高さ方向中間部で
開口している。ここで、誘導管172B、172Cはそ
れぞれ長さが異なっており、誘導管172Bの上端部は
誘導管172Cの上端部よりも低位置で開口している。
【0017】また、貯槽162内(ホッパ164内)の
放出口168の近傍には、上方へ向けて収束する円錐形
状に形成された逆円錐板174が設置されている。この
逆円錐板174は、誘導管172A、172B、172
Cの各下端部を連結するごとく設置されており、且つ、
各誘導管172A、172B、172Cの間は開口され
貯槽162(ホッパ164)内と放出口168とが連通
している。
放出口168の近傍には、上方へ向けて収束する円錐形
状に形成された逆円錐板174が設置されている。この
逆円錐板174は、誘導管172A、172B、172
Cの各下端部を連結するごとく設置されており、且つ、
各誘導管172A、172B、172Cの間は開口され
貯槽162(ホッパ164)内と放出口168とが連通
している。
【0018】上記構成の混合槽160では、スライド弁
170によって放出口168を閉塞した状態で投入口1
66から粉粒体を投入すると(張り込むと)ホッパ16
4及び貯槽162内に粉粒体が集積される。ここで、ホ
ッパ164内(貯槽132内)の粉粒体が誘導管172
Aの上端部に達するまでは、粉粒体がホッパ164に順
次集積される。
170によって放出口168を閉塞した状態で投入口1
66から粉粒体を投入すると(張り込むと)ホッパ16
4及び貯槽162内に粉粒体が集積される。ここで、ホ
ッパ164内(貯槽132内)の粉粒体が誘導管172
Aの上端部に達するまでは、粉粒体がホッパ164に順
次集積される。
【0019】次いで、この状態から、粉粒体が誘導管1
72Aの上端部よりも上方に位置するまで貯槽164内
に集積されると、誘導管172Aの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管172Aの上端部から誘導管
172A内に流入し放出口168の近傍まで落下する。
72Aの上端部よりも上方に位置するまで貯槽164内
に集積されると、誘導管172Aの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管172Aの上端部から誘導管
172A内に流入し放出口168の近傍まで落下する。
【0020】また、この状態から、粉粒体が誘導管17
2Bの上端部よりも上方に位置するまで貯槽164内に
集積されると、誘導管172Bの上端部よりも上方に集
積された粉粒体が誘導管172Bの上端部から誘導管1
72B内に流入し放出口168の近傍まで落下する。
2Bの上端部よりも上方に位置するまで貯槽164内に
集積されると、誘導管172Bの上端部よりも上方に集
積された粉粒体が誘導管172Bの上端部から誘導管1
72B内に流入し放出口168の近傍まで落下する。
【0021】さらに、この状態から、粉粒体が誘導管1
72Cの上端部よりも上方に位置するまで貯槽164内
に集積されると、誘導管172Cの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管172Cの上端部から誘導管
172C内に流入し放出口168の近傍まで落下する。
72Cの上端部よりも上方に位置するまで貯槽164内
に集積されると、誘導管172Cの上端部よりも上方に
集積された粉粒体が誘導管172Cの上端部から誘導管
172C内に流入し放出口168の近傍まで落下する。
【0022】この状態でスライド弁170を引き抜き放
出口168を開放すると粉粒体が放出口168から外部
へ放出される。この状態では、放出口168からホッパ
164内に放出された粉粒体が放出口168から放出さ
れると共に各誘導管172A、誘導管172B及び誘導
管172Cを通過して放出口168の近傍に放出された
粉粒体が放出口168から放出される。ここで、誘導管
172Aを通過した粉粒体は誘導管172Aの上端部よ
りも下方に集積された粉粒体よりも後から集積された粉
粒体であり、また、誘導管172Bを通過した粉粒体は
誘導管172Bの上端部よりも下方に集積された粉粒体
よりも後から集積された粉粒体であり、さらに、誘導管
172Cを通過した粉粒体は誘導管172Cの上端部よ
りも下方に集積された粉粒体よりも後から集積された粉
粒体である。このため、放出口168から放出された粉
粒体は、先に投入口160から投入された粉粒体と、中
程で投入口160から投入された粉粒体と、後に投入口
160から投入された粉粒体とが適度に混合された状態
となる。
出口168を開放すると粉粒体が放出口168から外部
へ放出される。この状態では、放出口168からホッパ
164内に放出された粉粒体が放出口168から放出さ
れると共に各誘導管172A、誘導管172B及び誘導
管172Cを通過して放出口168の近傍に放出された
粉粒体が放出口168から放出される。ここで、誘導管
172Aを通過した粉粒体は誘導管172Aの上端部よ
りも下方に集積された粉粒体よりも後から集積された粉
粒体であり、また、誘導管172Bを通過した粉粒体は
誘導管172Bの上端部よりも下方に集積された粉粒体
よりも後から集積された粉粒体であり、さらに、誘導管
172Cを通過した粉粒体は誘導管172Cの上端部よ
りも下方に集積された粉粒体よりも後から集積された粉
粒体である。このため、放出口168から放出された粉
粒体は、先に投入口160から投入された粉粒体と、中
程で投入口160から投入された粉粒体と、後に投入口
160から投入された粉粒体とが適度に混合された状態
となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したバ
イブレータの振動を用いて内壁板に多数の小孔から米
(粉粒体)を流出させるタイプの均質化タンクでは、バ
イブレータの振動によって米が肌ズレをおこす可能性が
ある。このような場合には米の品質が低下してしまう虞
がある。
イブレータの振動を用いて内壁板に多数の小孔から米
(粉粒体)を流出させるタイプの均質化タンクでは、バ
イブレータの振動によって米が肌ズレをおこす可能性が
ある。このような場合には米の品質が低下してしまう虞
がある。
【0024】一方、貯槽132、162に誘導管144
A、144B、或いは誘導管172A、172B、17
2Cを設置したタイプの混合槽130、160では、高
さ方向に対して直角方向の放出口140、166の断面
積に対する誘導管144A、144B、或いは誘導管1
72A、172B、172Cの断面積の比率で放出口1
40、166から放出される粉粒体の混合比が決定して
しまう。しかしながら、この断面積の比率の設定は非常
に難しく、粉粒体を適切な比率で混合することが極めて
困難である。このため、例えば、誘導管144A、17
2Aの上端部よりも下方に集積された粉粒体が各誘導管
144A、144B、或いは各誘導管172A、172
B、172Cを通過する粉粒体よりも早く放出されて、
本来では各誘導管144A、144B、或いは各誘導管
172A、172B、172Cを通過するべき粉粒体が
誘導管144A、172Aの上端部よりも下方に集積さ
れて放出されたり、又は、その逆に粉粒体が各誘導管1
44A、144B、或いは各誘導管172A、172
B、172Cを早く通過してしまい誘導管144A、1
72Aの上端部よりも下方に集積された粉粒体が残留す
る等の不具合が発生し粉粒体を適切に混合することがで
きない問題があった。
A、144B、或いは誘導管172A、172B、17
2Cを設置したタイプの混合槽130、160では、高
さ方向に対して直角方向の放出口140、166の断面
積に対する誘導管144A、144B、或いは誘導管1
72A、172B、172Cの断面積の比率で放出口1
40、166から放出される粉粒体の混合比が決定して
しまう。しかしながら、この断面積の比率の設定は非常
に難しく、粉粒体を適切な比率で混合することが極めて
困難である。このため、例えば、誘導管144A、17
2Aの上端部よりも下方に集積された粉粒体が各誘導管
144A、144B、或いは各誘導管172A、172
B、172Cを通過する粉粒体よりも早く放出されて、
本来では各誘導管144A、144B、或いは各誘導管
172A、172B、172Cを通過するべき粉粒体が
誘導管144A、172Aの上端部よりも下方に集積さ
れて放出されたり、又は、その逆に粉粒体が各誘導管1
44A、144B、或いは各誘導管172A、172
B、172Cを早く通過してしまい誘導管144A、1
72Aの上端部よりも下方に集積された粉粒体が残留す
る等の不具合が発生し粉粒体を適切に混合することがで
きない問題があった。
【0025】本発明は、上記事実を考慮して、投入され
た順番に関係なく粉粒体を十分に混合した状態で放出で
きる粉粒体の混合槽を得ることが目的である。
た順番に関係なく粉粒体を十分に混合した状態で放出で
きる粉粒体の混合槽を得ることが目的である。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の粉粒体の
混合槽は、筒状の外殻と、前記外殻の内部に前記外殻の
高さ方向に沿って設置され前記外殻の内部空間を分割し
複数の集積槽を形成する隔壁と、前記外殻の外側からの
粉粒体を前記複数の集積槽のうちの所定の集積槽へ案内
すると共に、前記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集積
した状態では、それ以上の粉粒体を他の集積槽へ案内す
る案内手段と、前記各集積槽毎に集積された粉粒体を前
記外殻の外部へ同時に放出可能な放出手段と、を備えて
いる。
混合槽は、筒状の外殻と、前記外殻の内部に前記外殻の
高さ方向に沿って設置され前記外殻の内部空間を分割し
複数の集積槽を形成する隔壁と、前記外殻の外側からの
粉粒体を前記複数の集積槽のうちの所定の集積槽へ案内
すると共に、前記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集積
した状態では、それ以上の粉粒体を他の集積槽へ案内す
る案内手段と、前記各集積槽毎に集積された粉粒体を前
記外殻の外部へ同時に放出可能な放出手段と、を備えて
いる。
【0027】上記構成の粉粒体の混合槽によれば、外殻
の内部が隔壁によって複数の集積槽に分割されており、
上方から外殻の内部へ投入された粉粒体は、先ず、案内
手段によって所定の集積槽内に集積される。次いで、こ
の状態から、前記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集積
されると、その後に投入された粉粒体は案内手段によっ
て他の集積槽に案内され他の集積槽内に集積される。さ
らに、複数の集積槽内に粉粒体が集積された状態で放出
手段から粉粒体を放出すると、各集積槽から粉粒体が同
時に放出される。
の内部が隔壁によって複数の集積槽に分割されており、
上方から外殻の内部へ投入された粉粒体は、先ず、案内
手段によって所定の集積槽内に集積される。次いで、こ
の状態から、前記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集積
されると、その後に投入された粉粒体は案内手段によっ
て他の集積槽に案内され他の集積槽内に集積される。さ
らに、複数の集積槽内に粉粒体が集積された状態で放出
手段から粉粒体を放出すると、各集積槽から粉粒体が同
時に放出される。
【0028】ここで、本混合槽では、所定量の粉粒体が
所定の集積槽内に集積された後に他の集積槽に粉粒体が
集積されるため、これらの各集積槽内の粉粒体を同時に
放出するということは、すなわち、外殻内に先に投入さ
れた粉粒体と後に投入された粉粒体とを同時に放出する
ことである。したがって、例えば、放出された粉粒体を
所定量毎にコンテナや袋等に集積する場合に、仮に、外
殻内に先に投入された粉粒体と、後に投入された粉粒体
との間に品質の差があっても、コンテナ毎、或いは袋毎
での粉粒体の品質に格差が生じることはなく、一定の品
質を確保できる。
所定の集積槽内に集積された後に他の集積槽に粉粒体が
集積されるため、これらの各集積槽内の粉粒体を同時に
放出するということは、すなわち、外殻内に先に投入さ
れた粉粒体と後に投入された粉粒体とを同時に放出する
ことである。したがって、例えば、放出された粉粒体を
所定量毎にコンテナや袋等に集積する場合に、仮に、外
殻内に先に投入された粉粒体と、後に投入された粉粒体
との間に品質の差があっても、コンテナ毎、或いは袋毎
での粉粒体の品質に格差が生じることはなく、一定の品
質を確保できる。
【0029】また、本混合槽では、各集積槽内の粉粒体
が放出口から同時に放出されるため、放出された粉粒体
の各集積槽毎の比率は、放出口近傍での各集積槽の断面
積の比率で決定される。したがって、各集積槽毎の粉粒
体を所望の混合比で混合しつつ放出する場合には、この
混合比に対応させて隔壁を設置し、各集積槽の断面積の
比率を混合比と同一に設定すればよい。このため、混合
比の設定が極めて容易で、所望の混合比で放出可能な混
合槽を容易に製造できる。
が放出口から同時に放出されるため、放出された粉粒体
の各集積槽毎の比率は、放出口近傍での各集積槽の断面
積の比率で決定される。したがって、各集積槽毎の粉粒
体を所望の混合比で混合しつつ放出する場合には、この
混合比に対応させて隔壁を設置し、各集積槽の断面積の
比率を混合比と同一に設定すればよい。このため、混合
比の設定が極めて容易で、所望の混合比で放出可能な混
合槽を容易に製造できる。
【0030】請求項2記載の粉粒体の混合槽は、請求項
1記載の粉粒体の混合槽において、前記案内手段は、前
記複数の集積槽のうちの所定の集積槽に対応して前記外
殻の上端部に設置され、前記外殻の上方からの粉粒体を
前記所定の集積槽内に落下させる投入部と、前記隔壁に
形成され前記隔壁を介して互いに隣接した集積槽を連通
させる開口部と、を備えることを特徴としている。
1記載の粉粒体の混合槽において、前記案内手段は、前
記複数の集積槽のうちの所定の集積槽に対応して前記外
殻の上端部に設置され、前記外殻の上方からの粉粒体を
前記所定の集積槽内に落下させる投入部と、前記隔壁に
形成され前記隔壁を介して互いに隣接した集積槽を連通
させる開口部と、を備えることを特徴としている。
【0031】上記構成の粉粒体の混合槽によれば、投入
部から投入された粉粒体は複数の集積槽の内の所定の集
積槽内に落下し、この所定の集積槽内に集積される。次
いで、前記所定の集積槽内に落下した粉粒体が開口部に
達するまで集積されると、この後に前記所定の集積槽内
へ落下した粉粒体は、それ以前に集積された粉粒体で形
成される山の稜線を滑り、開口部を通過して隔壁を介し
て隣接する他の集積槽内に集積される。このため、投入
部から投入された粉粒体を複数の集積槽の内部に順次集
積できる。
部から投入された粉粒体は複数の集積槽の内の所定の集
積槽内に落下し、この所定の集積槽内に集積される。次
いで、前記所定の集積槽内に落下した粉粒体が開口部に
達するまで集積されると、この後に前記所定の集積槽内
へ落下した粉粒体は、それ以前に集積された粉粒体で形
成される山の稜線を滑り、開口部を通過して隔壁を介し
て隣接する他の集積槽内に集積される。このため、投入
部から投入された粉粒体を複数の集積槽の内部に順次集
積できる。
【0032】請求項3記載の粉粒体の混合槽は、筒状の
第1の外殻と、前記第1の外殻の下端部に設けられ前記
第1の外殻の内部に集積された粉粒体の放出が可能な放
出口と、下端部が前記第1の外殻内の前記放出口の近傍
で開口すると共に上端部が前記第1の外殻内の第1の外
殻の高さ方向中間部で開口し、前記第1の外殻の内部で
且つ前記上端部より上方に集積された粉粒体を前記放出
口の近傍へ誘導する誘導管と、を備えた第1の混合槽を
有する粉粒体の混合槽であって、筒状の第2の外殻と、
前記第2の外殻の内部に前記第2の外殻の高さ方向に沿
って設置され、前記第2の外殻の内部空間を分割し複数
の集積槽を形成する隔壁と、前記第2の外殻の上方から
の粉粒体を前記複数の集積槽のうちの所定の集積槽へ案
内すると共に、前記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集
積した状態では、それ以上の粉粒体を他の集積槽へ案内
する案内手段と、前記各集積槽毎に集積された粉粒体を
前記第2の外殻の外部へ同時に放出可能な放出手段と、
を備えた第2の混合槽を有し、前記第1の混合槽の上方
又は下方に前記第2の混合槽を連結したことを特徴とし
ている。
第1の外殻と、前記第1の外殻の下端部に設けられ前記
第1の外殻の内部に集積された粉粒体の放出が可能な放
出口と、下端部が前記第1の外殻内の前記放出口の近傍
で開口すると共に上端部が前記第1の外殻内の第1の外
殻の高さ方向中間部で開口し、前記第1の外殻の内部で
且つ前記上端部より上方に集積された粉粒体を前記放出
口の近傍へ誘導する誘導管と、を備えた第1の混合槽を
有する粉粒体の混合槽であって、筒状の第2の外殻と、
前記第2の外殻の内部に前記第2の外殻の高さ方向に沿
って設置され、前記第2の外殻の内部空間を分割し複数
の集積槽を形成する隔壁と、前記第2の外殻の上方から
の粉粒体を前記複数の集積槽のうちの所定の集積槽へ案
内すると共に、前記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集
積した状態では、それ以上の粉粒体を他の集積槽へ案内
する案内手段と、前記各集積槽毎に集積された粉粒体を
前記第2の外殻の外部へ同時に放出可能な放出手段と、
を備えた第2の混合槽を有し、前記第1の混合槽の上方
又は下方に前記第2の混合槽を連結したことを特徴とし
ている。
【0033】上記構成の粉粒体の混合槽によれば、第1
の混合槽では第1の外殻の内部に投入された粉粒体が誘
導管の上端部に達するまでは外殻の内部に順次集積さ
れ、投入された粉粒体が誘導管の上端部を越えるまで集
積されると、誘導管の上端部を越えた粉粒体の少なくと
も一部が誘導管の上端部から誘導管の内部へ流入し、第
1の混合槽の放出口の近傍まで誘導される。この状態で
放出口から粉粒体を放出させると、外殻の内部に順次集
積された粉粒体と、誘導管の上端部よりも上方に位置し
誘導管の内部を通過した粉粒体とが同時に放出される。
ここで、誘導管を通過して放出される粉粒体は、その下
方に位置し外殻の内部に順次集積された粉粒体よりも後
に投入されている。したがって、これらの粉粒体が同時
に放出されることにより、先に第1の外殻の内部に投入
された粉粒体と後に第1の外殻の内部に投入された粉粒
体とが混合される。
の混合槽では第1の外殻の内部に投入された粉粒体が誘
導管の上端部に達するまでは外殻の内部に順次集積さ
れ、投入された粉粒体が誘導管の上端部を越えるまで集
積されると、誘導管の上端部を越えた粉粒体の少なくと
も一部が誘導管の上端部から誘導管の内部へ流入し、第
1の混合槽の放出口の近傍まで誘導される。この状態で
放出口から粉粒体を放出させると、外殻の内部に順次集
積された粉粒体と、誘導管の上端部よりも上方に位置し
誘導管の内部を通過した粉粒体とが同時に放出される。
ここで、誘導管を通過して放出される粉粒体は、その下
方に位置し外殻の内部に順次集積された粉粒体よりも後
に投入されている。したがって、これらの粉粒体が同時
に放出されることにより、先に第1の外殻の内部に投入
された粉粒体と後に第1の外殻の内部に投入された粉粒
体とが混合される。
【0034】これに対し、第2に混合槽では、第2の外
殻が内部に設置された隔壁によって複数の集積槽に分割
されており、上方から第2の外殻の内部へ投入された粉
粒体は、先ず、案内手段によって複数の集積槽の内の所
定の集積槽内に集積される。次いで、この状態から、前
記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集積されると、その
後に投入された粉粒体は案内手段によって他の集積槽に
案内され、この他の集積槽内に集積される。さらに、複
数の集積槽内に粉粒体が集積された状態で放出手段から
粉粒体を放出すると、各集積槽から粉粒体が同時に放出
される。
殻が内部に設置された隔壁によって複数の集積槽に分割
されており、上方から第2の外殻の内部へ投入された粉
粒体は、先ず、案内手段によって複数の集積槽の内の所
定の集積槽内に集積される。次いで、この状態から、前
記所定の集積槽に所定量の粉粒体が集積されると、その
後に投入された粉粒体は案内手段によって他の集積槽に
案内され、この他の集積槽内に集積される。さらに、複
数の集積槽内に粉粒体が集積された状態で放出手段から
粉粒体を放出すると、各集積槽から粉粒体が同時に放出
される。
【0035】ここで、この第2の混合槽では、所定量の
粉粒体が所定の集積槽内に集積された後に他の集積槽に
粉粒体が集積されるため、これらの各集積槽内の粉粒体
を同時に放出すると、外殻内に先に投入された粉粒体と
後に投入された粉粒体とが放出される。したがって、第
2の外殻の内部に先に投入された粉粒体と後に投入され
た粉粒体との間に品質の差がある場合であっても、先に
投入された粉粒体と後に投入された粉粒体とが同時に放
出されて混合されるため、放出された粉粒体が一定の品
質とされる。
粉粒体が所定の集積槽内に集積された後に他の集積槽に
粉粒体が集積されるため、これらの各集積槽内の粉粒体
を同時に放出すると、外殻内に先に投入された粉粒体と
後に投入された粉粒体とが放出される。したがって、第
2の外殻の内部に先に投入された粉粒体と後に投入され
た粉粒体との間に品質の差がある場合であっても、先に
投入された粉粒体と後に投入された粉粒体とが同時に放
出されて混合されるため、放出された粉粒体が一定の品
質とされる。
【0036】また、この第2の混合槽では、各集積槽内
の粉粒体が放出口から同時に放出されるため、放出され
た粉粒体の各集積槽毎の比率は放出口近傍での外殻の高
さ方向に対して直角方向に沿った各集積槽の断面積の比
率で決定される。したがって、各集積槽毎の粉粒体を所
望の混合比で放出させる場合には、この混合比に対応さ
せて隔壁を設置し、各集積槽の断面積の比率を混合比と
同一に設定すればよく、このため、極めて容易に混合比
の設定がされる。
の粉粒体が放出口から同時に放出されるため、放出され
た粉粒体の各集積槽毎の比率は放出口近傍での外殻の高
さ方向に対して直角方向に沿った各集積槽の断面積の比
率で決定される。したがって、各集積槽毎の粉粒体を所
望の混合比で放出させる場合には、この混合比に対応さ
せて隔壁を設置し、各集積槽の断面積の比率を混合比と
同一に設定すればよく、このため、極めて容易に混合比
の設定がされる。
【0037】ところで、本混合槽では、これらの第1の
混合槽の上方、或いは下方に第2の混合槽を設置され
る。ここで、第1の混合槽の上方に第2の混合槽を設置
される場合には、先に第1の外殻の内部に投入された粉
粒体と後に第1の外殻の内部に投入された粉粒体とが混
合されて第2の混合槽の第2の外殻の内部に集積され、
先に第1の外殻の内部に投入された粉粒体と後に第1の
外殻の内部に投入された粉粒体とがより混合された状態
で第2の混合槽から放出される。これに対し、第1の混
合槽の下方に第2の混合槽が設置される場合には、第2
の混合槽によって所定の混合比率で混合された粉粒体が
第1の混合槽の第1の外殻の内部に投入され、第2の混
合槽から先に第1の外殻の内部に投入された粉粒体と後
に第1の外殻の内部に投入された粉粒体とが混合されて
放出される。このため、いずれの場合においても最終的
に放出される粉粒体は十分に混合された状態で放出さ
れ、この最終的に放出される粉粒体を、例えば、所定量
毎にコンテナや袋等に集積してもコンテナ毎、或いは袋
毎の粉粒体の品質に格差が生じることはなく、一定の品
質を確保できる。
混合槽の上方、或いは下方に第2の混合槽を設置され
る。ここで、第1の混合槽の上方に第2の混合槽を設置
される場合には、先に第1の外殻の内部に投入された粉
粒体と後に第1の外殻の内部に投入された粉粒体とが混
合されて第2の混合槽の第2の外殻の内部に集積され、
先に第1の外殻の内部に投入された粉粒体と後に第1の
外殻の内部に投入された粉粒体とがより混合された状態
で第2の混合槽から放出される。これに対し、第1の混
合槽の下方に第2の混合槽が設置される場合には、第2
の混合槽によって所定の混合比率で混合された粉粒体が
第1の混合槽の第1の外殻の内部に投入され、第2の混
合槽から先に第1の外殻の内部に投入された粉粒体と後
に第1の外殻の内部に投入された粉粒体とが混合されて
放出される。このため、いずれの場合においても最終的
に放出される粉粒体は十分に混合された状態で放出さ
れ、この最終的に放出される粉粒体を、例えば、所定量
毎にコンテナや袋等に集積してもコンテナ毎、或いは袋
毎の粉粒体の品質に格差が生じることはなく、一定の品
質を確保できる。
【0038】請求項4記載の粉粒体の混合槽は、請求項
3記載の粉粒体の混合槽において、前記案内手段は、前
記複数の集積槽の内の所定の集積槽に対応して前記第2
の外殻の上端部に設置され、前記第2の外殻の上方から
の粉粒体を前記所定の集積槽内に落下させる投入部と、
前記隔壁に形成され前記隔壁を介して互いに隣接した集
積槽を連通させる開口部と、を備えることを特徴として
いる。
3記載の粉粒体の混合槽において、前記案内手段は、前
記複数の集積槽の内の所定の集積槽に対応して前記第2
の外殻の上端部に設置され、前記第2の外殻の上方から
の粉粒体を前記所定の集積槽内に落下させる投入部と、
前記隔壁に形成され前記隔壁を介して互いに隣接した集
積槽を連通させる開口部と、を備えることを特徴として
いる。
【0039】上記構成の粉粒体の混合槽によれば、第2
の混合槽の第2の外殻の上端部には投入部が設けられて
おり、投入部から第2の外殻の内部に投入された粉粒体
は複数の集積槽の内の所定の集積槽内に落下し、この所
定の集積槽内に集積される。また、本混合槽では隔壁に
開口部が形成されており、前記所定の集積槽内に落下し
た粉粒体が開口部に達するまで集積されると、この後に
前記所定の集積槽内へ落下した粉粒体は、それ以前に集
積された粉粒体で形成される山の稜線を滑り、開口部を
通過して隔壁を介して隣接する他の集積槽内に集積され
る。このため、投入部から投入された粉粒体を複数の集
積槽の内部に順次集積できる。
の混合槽の第2の外殻の上端部には投入部が設けられて
おり、投入部から第2の外殻の内部に投入された粉粒体
は複数の集積槽の内の所定の集積槽内に落下し、この所
定の集積槽内に集積される。また、本混合槽では隔壁に
開口部が形成されており、前記所定の集積槽内に落下し
た粉粒体が開口部に達するまで集積されると、この後に
前記所定の集積槽内へ落下した粉粒体は、それ以前に集
積された粉粒体で形成される山の稜線を滑り、開口部を
通過して隔壁を介して隣接する他の集積槽内に集積され
る。このため、投入部から投入された粉粒体を複数の集
積槽の内部に順次集積できる。
【0040】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態に係る混合槽10の構造が断面図によって示されて
いる。この図に示されるように、混合槽10は外殻12
を備えている。外殻12は断面矩形状の筒状に形成され
ている。また、この外殻12の上端部には蓋14が嵌め
込まれており、さらに蓋14には開口部15が形成され
ており投入部16が嵌め込まれている。この投入部16
は全体的にロート状に形成されており、その下端部は蓋
14を貫通して外殻12の内側へ延出されている。した
がって、この投入部16の上方から米、麦、又は大豆等
の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕して粉末状とした穀
物等の粉粒体が投入される(張り込まれる)。
形態に係る混合槽10の構造が断面図によって示されて
いる。この図に示されるように、混合槽10は外殻12
を備えている。外殻12は断面矩形状の筒状に形成され
ている。また、この外殻12の上端部には蓋14が嵌め
込まれており、さらに蓋14には開口部15が形成され
ており投入部16が嵌め込まれている。この投入部16
は全体的にロート状に形成されており、その下端部は蓋
14を貫通して外殻12の内側へ延出されている。した
がって、この投入部16の上方から米、麦、又は大豆等
の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕して粉末状とした穀
物等の粉粒体が投入される(張り込まれる)。
【0041】一方、外殻12の下端側は、外殻12の高
さ方向下方へ向けて収束した四角錐形状に形成されたホ
ッパ部18とされている。このホッパ部18(外殻1
2)の下端部には放出口20が形成されており、内部に
集積された粉粒体を外殻12の外部へ放出できる。ま
た、このホッパ部18の放出口20近傍にはスライド弁
22が設けられている。このスライド弁22は外殻12
の高さ方向に対して直角方向へ抜き出し、差し込み可能
とされており、差し込み状態では放出口20を閉鎖し、
抜き出し状態で放出口20を開放する。すなわち、スラ
イド弁22が差し込まれて放出口20が閉鎖された状態
では、外殻12の内部に粉粒体の集積が可能であり、ま
た、スライド弁22が引き抜かれて放出口20が開放さ
れた状態では、外殻12の内部に集積された粉粒体の外
部への放出が可能である。また、ホッパ部18の外側で
放出口20の近傍にはモータ24を備えたスライド機構
26が設置されている。このスライド機構26は混合槽
10の外部の制御装置(図示省略)に接続されており、
制御装置を操作してスライド機構26を作動させること
により、スライド弁22をスライド移動させることがで
きる。
さ方向下方へ向けて収束した四角錐形状に形成されたホ
ッパ部18とされている。このホッパ部18(外殻1
2)の下端部には放出口20が形成されており、内部に
集積された粉粒体を外殻12の外部へ放出できる。ま
た、このホッパ部18の放出口20近傍にはスライド弁
22が設けられている。このスライド弁22は外殻12
の高さ方向に対して直角方向へ抜き出し、差し込み可能
とされており、差し込み状態では放出口20を閉鎖し、
抜き出し状態で放出口20を開放する。すなわち、スラ
イド弁22が差し込まれて放出口20が閉鎖された状態
では、外殻12の内部に粉粒体の集積が可能であり、ま
た、スライド弁22が引き抜かれて放出口20が開放さ
れた状態では、外殻12の内部に集積された粉粒体の外
部への放出が可能である。また、ホッパ部18の外側で
放出口20の近傍にはモータ24を備えたスライド機構
26が設置されている。このスライド機構26は混合槽
10の外部の制御装置(図示省略)に接続されており、
制御装置を操作してスライド機構26を作動させること
により、スライド弁22をスライド移動させることがで
きる。
【0042】ところで、本混合槽10では、外殻12の
内側に複数の隔壁28A、28Bが設置されている。図
2に示されるように、これらの隔壁28A、28Bは外
殻12の側壁12Aと側壁12Bを連結する如く設けら
れており、外殻12の内部を外殻12の幅方向(すなわ
ち、外殻12の高さ方向に対して直角方向)に所定間隔
毎に分割している。ここで、外殻12の側壁12Cと隔
壁28Aとの間の空間を第1集積槽30、隔壁28Aと
隔壁28Bとの間の空間を第2集積槽32、隔壁28B
と外殻12の側壁12Dとの間の空間を第3集積槽34
とする。上述した投入部16は、第1集積槽30に対応
して設けられており、投入部16から投入された粉粒体
は先ず第1集積槽30に集積される。また、図1に示さ
れるように、これらの隔壁28A、28Bは、ホッパ部
18よりも上方では互いに平行に設置され、更に、ホッ
パ部18では、隔壁28A、28Bが外殻12の高さ方
向下方へ向けて互いに接近する如く設置されている。
内側に複数の隔壁28A、28Bが設置されている。図
2に示されるように、これらの隔壁28A、28Bは外
殻12の側壁12Aと側壁12Bを連結する如く設けら
れており、外殻12の内部を外殻12の幅方向(すなわ
ち、外殻12の高さ方向に対して直角方向)に所定間隔
毎に分割している。ここで、外殻12の側壁12Cと隔
壁28Aとの間の空間を第1集積槽30、隔壁28Aと
隔壁28Bとの間の空間を第2集積槽32、隔壁28B
と外殻12の側壁12Dとの間の空間を第3集積槽34
とする。上述した投入部16は、第1集積槽30に対応
して設けられており、投入部16から投入された粉粒体
は先ず第1集積槽30に集積される。また、図1に示さ
れるように、これらの隔壁28A、28Bは、ホッパ部
18よりも上方では互いに平行に設置され、更に、ホッ
パ部18では、隔壁28A、28Bが外殻12の高さ方
向下方へ向けて互いに接近する如く設置されている。
【0043】ここで、図3及び図4に示されるように、
外殻12の下端側での外殻12(ホッパ部18)の側壁
12Cと隔壁28Aとの間の寸法をL1 、隔壁28Aと
隔壁28Bとの間の寸法をL2 、隔壁28Bと外殻12
の側壁12Dとの間の寸法をL3 とすると、この部分で
の各集積槽30、32、34の外殻12の高さ方向に対
して直角方向の断面積の比率は、L1 :L2 :L3 とな
る。このため、単位時間当たりにこの部分を通過する粉
粒体の各集積槽30、32、34毎の比率はL 1 :
L2 :L3 となる。
外殻12の下端側での外殻12(ホッパ部18)の側壁
12Cと隔壁28Aとの間の寸法をL1 、隔壁28Aと
隔壁28Bとの間の寸法をL2 、隔壁28Bと外殻12
の側壁12Dとの間の寸法をL3 とすると、この部分で
の各集積槽30、32、34の外殻12の高さ方向に対
して直角方向の断面積の比率は、L1 :L2 :L3 とな
る。このため、単位時間当たりにこの部分を通過する粉
粒体の各集積槽30、32、34毎の比率はL 1 :
L2 :L3 となる。
【0044】また、隔壁28Aの上端側には開口部36
が形成されている。このため、第1集積槽30と第2集
積槽32とが隔壁28Aの上端側で連通しており、投入
部16から投入された粉粒体が開口部36に達するまで
第1集積槽30に集積され、更にこれ以上粉粒体を投入
すると、開口部36を介して粉粒体が第2集積槽32に
流出する構成である。さらに、隔壁28Bの上端側には
開口部38が形成されている。このため、第2集積槽3
2と第3集積槽34とが隔壁28Bの上端側で連通して
おり、投入部16から投入され開口部36を介して第2
集積槽32に流出した粉粒体が開口部38に達するまで
第2集積槽30に集積され、更にこれ以上投入部16か
ら粉粒体を投入すると、開口部38を介して粉粒体が第
3集積槽32に流出する構成である。
が形成されている。このため、第1集積槽30と第2集
積槽32とが隔壁28Aの上端側で連通しており、投入
部16から投入された粉粒体が開口部36に達するまで
第1集積槽30に集積され、更にこれ以上粉粒体を投入
すると、開口部36を介して粉粒体が第2集積槽32に
流出する構成である。さらに、隔壁28Bの上端側には
開口部38が形成されている。このため、第2集積槽3
2と第3集積槽34とが隔壁28Bの上端側で連通して
おり、投入部16から投入され開口部36を介して第2
集積槽32に流出した粉粒体が開口部38に達するまで
第2集積槽30に集積され、更にこれ以上投入部16か
ら粉粒体を投入すると、開口部38を介して粉粒体が第
3集積槽32に流出する構成である。
【0045】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。本混合槽10では、スライド機構26を作動させて
スライド弁22を差し込み、放出口20を閉鎖した状態
で投入部16から米、麦、又は大豆等の粒状の穀物、或
いはこれらを粉砕して粉末状とした穀物等の粉粒体が投
入される(張り込まれる)と、外殻12の内部に粉粒体
が集積される。ここで、本混合槽10では外殻12の内
部が隔壁28A、28Bによって第1集積槽30、第2
集積槽32、及び第3集積槽34に分割されており、更
に、投入部16の下端部が第1集積槽30に対応して設
けられているため、投入部16から投入された粉粒体
は、先ず、第1集積槽30に集積される。
る。本混合槽10では、スライド機構26を作動させて
スライド弁22を差し込み、放出口20を閉鎖した状態
で投入部16から米、麦、又は大豆等の粒状の穀物、或
いはこれらを粉砕して粉末状とした穀物等の粉粒体が投
入される(張り込まれる)と、外殻12の内部に粉粒体
が集積される。ここで、本混合槽10では外殻12の内
部が隔壁28A、28Bによって第1集積槽30、第2
集積槽32、及び第3集積槽34に分割されており、更
に、投入部16の下端部が第1集積槽30に対応して設
けられているため、投入部16から投入された粉粒体
は、先ず、第1集積槽30に集積される。
【0046】次いで、隔壁28Aに形成されている開口
部36に達するまで穀物が第1集積槽30に投入され
て、投入された粉粒体の山の稜線の下端部が開口部36
の下端部を越えると(換言すれば開口部36の下端部を
基準として粉粒体の山の稜線の成す角度が当該粉粒体の
安息角を越えると)、その後に投入された粉粒体はそれ
まで第1集積槽30内に集積された粉粒体の山の稜線を
滑り、開口部36を通過して第2集積槽32に集積され
る(図5図示状態)。
部36に達するまで穀物が第1集積槽30に投入され
て、投入された粉粒体の山の稜線の下端部が開口部36
の下端部を越えると(換言すれば開口部36の下端部を
基準として粉粒体の山の稜線の成す角度が当該粉粒体の
安息角を越えると)、その後に投入された粉粒体はそれ
まで第1集積槽30内に集積された粉粒体の山の稜線を
滑り、開口部36を通過して第2集積槽32に集積され
る(図5図示状態)。
【0047】さらに、隔壁28Bに形成されている開口
部38に達するまで穀物が第2集積槽32に投入され
て、投入された粉粒体の山の稜線の下端部が開口部38
の下端部を越えると(換言すれば開口部38の下端部を
基準として粉粒体の山の稜線の成す角度が当該粉粒体の
安息角を越えると)、その後に投入された粉粒体はそれ
まで第2集積槽32内に集積された粉粒体の山の稜線を
滑り、開口部38を通過して第3集積槽34に集積され
る(図6図示状態)。
部38に達するまで穀物が第2集積槽32に投入され
て、投入された粉粒体の山の稜線の下端部が開口部38
の下端部を越えると(換言すれば開口部38の下端部を
基準として粉粒体の山の稜線の成す角度が当該粉粒体の
安息角を越えると)、その後に投入された粉粒体はそれ
まで第2集積槽32内に集積された粉粒体の山の稜線を
滑り、開口部38を通過して第3集積槽34に集積され
る(図6図示状態)。
【0048】このようにして、投入部16から投入され
た粉粒体は外殻12の第1集積槽30、第2集積槽3
2、及び第3集積槽34にそれぞれ集積される(図1図
示状態)。ここで、先にも述べたように、第1集積槽3
0に集積された粉粒体は第2集積槽32に集積された粉
粒体よりも先に投入され、第2集積槽32に集積された
粉粒体は第3集積槽34に集積された粉粒体よりも先に
投入されている。したがって、この状態でスライド機構
26を作動させてスライド弁22を引き抜き、放出口2
0を開放すると、第1集積槽30に集積された粉粒体、
第2集積槽32に集積された粉粒体、及び第3集積槽3
2に集積された粉粒体が同時に落下し放出口20から外
部へ放出される。ここで、隔壁28A、28Bの下端部
近傍での側壁12Aと隔壁28Aとの間、隔壁28Aと
隔壁28Bとの間、及び隔壁28Bと外殻12の側壁1
2Bとの間の比率はL1 :L2 :L3 とされており、こ
れにより、隔壁28A、28Bの下端部近傍での第1集
積槽30、第2集積槽32、及び第3集積槽34の各々
の断面積の比率はL1 :L2 :L3 とされる。したがっ
て、単位時間当たりに放出口20から放出される粉粒体
の各集積槽30、32、34毎の比率はL1 :L2 :L
3 となり、例えば、放出口20の下方にコンテナや袋を
設置し放出口20から放出された粉粒体を集荷する構成
とした場合には、コンテナや袋の内部における各集積槽
30、32、34毎の粉粒体の比率、すなわち、投入部
16から先に投入された粉粒体、中程で投入された粉粒
体、及び後半で投入された粉粒体がL1 :L2 :L3 の
比率で混合されて集積される。しかも、複数のコンテナ
や袋で断続的に放出口20から放出された粉粒体を集荷
した場合でも、上述した比率が変わることがなく、コン
テナ毎、或いは袋毎で集荷された粉粒体の品質が異なる
ことがない。
た粉粒体は外殻12の第1集積槽30、第2集積槽3
2、及び第3集積槽34にそれぞれ集積される(図1図
示状態)。ここで、先にも述べたように、第1集積槽3
0に集積された粉粒体は第2集積槽32に集積された粉
粒体よりも先に投入され、第2集積槽32に集積された
粉粒体は第3集積槽34に集積された粉粒体よりも先に
投入されている。したがって、この状態でスライド機構
26を作動させてスライド弁22を引き抜き、放出口2
0を開放すると、第1集積槽30に集積された粉粒体、
第2集積槽32に集積された粉粒体、及び第3集積槽3
2に集積された粉粒体が同時に落下し放出口20から外
部へ放出される。ここで、隔壁28A、28Bの下端部
近傍での側壁12Aと隔壁28Aとの間、隔壁28Aと
隔壁28Bとの間、及び隔壁28Bと外殻12の側壁1
2Bとの間の比率はL1 :L2 :L3 とされており、こ
れにより、隔壁28A、28Bの下端部近傍での第1集
積槽30、第2集積槽32、及び第3集積槽34の各々
の断面積の比率はL1 :L2 :L3 とされる。したがっ
て、単位時間当たりに放出口20から放出される粉粒体
の各集積槽30、32、34毎の比率はL1 :L2 :L
3 となり、例えば、放出口20の下方にコンテナや袋を
設置し放出口20から放出された粉粒体を集荷する構成
とした場合には、コンテナや袋の内部における各集積槽
30、32、34毎の粉粒体の比率、すなわち、投入部
16から先に投入された粉粒体、中程で投入された粉粒
体、及び後半で投入された粉粒体がL1 :L2 :L3 の
比率で混合されて集積される。しかも、複数のコンテナ
や袋で断続的に放出口20から放出された粉粒体を集荷
した場合でも、上述した比率が変わることがなく、コン
テナ毎、或いは袋毎で集荷された粉粒体の品質が異なる
ことがない。
【0049】以上、説明したように、本混合槽10で
は、外殻12の内部に開口部36が形成された隔壁28
Aと開口部38が形成された隔壁28Bとを設置し、こ
れによって外殻12の内部を第1集積槽30乃至第3集
積槽34に分割して各集積槽30、32、34に順次集
積された粉粒体を放出口20から同時に放出する構成と
したため、投入部16から先に投入された粉粒体、中程
で投入された粉粒体、及び後半で投入された粉粒体を適
切な比率で確実に混合しつつ放出できる。したがって、
放出された粉粒体を所定量毎に順番に集荷した場合であ
っても、この集荷順毎に粉粒体の品質がバラつくことは
なく、一定の品質を確実に維持できる。
は、外殻12の内部に開口部36が形成された隔壁28
Aと開口部38が形成された隔壁28Bとを設置し、こ
れによって外殻12の内部を第1集積槽30乃至第3集
積槽34に分割して各集積槽30、32、34に順次集
積された粉粒体を放出口20から同時に放出する構成と
したため、投入部16から先に投入された粉粒体、中程
で投入された粉粒体、及び後半で投入された粉粒体を適
切な比率で確実に混合しつつ放出できる。したがって、
放出された粉粒体を所定量毎に順番に集荷した場合であ
っても、この集荷順毎に粉粒体の品質がバラつくことは
なく、一定の品質を確実に維持できる。
【0050】また、隔壁28A、28Bの下端部での各
集積槽30、32、34の断面積の比率L1 :L2 :L
3 だけで粉粒体の混合比を決定でき、しかも、その断面
積の比率の設定は隔壁28Aと隔壁28Bの間隔、及び
外殻12と各隔壁28A、28Bの間隔の設定だけでよ
いため、所望の混合比で放出できる混合槽10の製造が
極めて容易であり、さらには、隔壁28A、28Bを外
殻12の内部で移動可能とし、各集積槽30、32、3
4の断面積の比率L1 :L2 :L3 を変更可能とするこ
とで、容易に混合比を変更することもできる。
集積槽30、32、34の断面積の比率L1 :L2 :L
3 だけで粉粒体の混合比を決定でき、しかも、その断面
積の比率の設定は隔壁28Aと隔壁28Bの間隔、及び
外殻12と各隔壁28A、28Bの間隔の設定だけでよ
いため、所望の混合比で放出できる混合槽10の製造が
極めて容易であり、さらには、隔壁28A、28Bを外
殻12の内部で移動可能とし、各集積槽30、32、3
4の断面積の比率L1 :L2 :L3 を変更可能とするこ
とで、容易に混合比を変更することもできる。
【0051】なお、本実施の形態では、外殻12の形状
を断面矩形状の箱型とし、隔壁28A、28Bを外殻1
2の内部で互いに平行に設置した構成であったが、隔壁
28A、28Bは外殻12の高さ方向に沿って設置され
ていればよく、必ずしも、平行に設置する必要はない。
例えば、隔壁28A及びは隔壁28Bの上端側を外殻1
2の側壁12C側或いは側壁12D側へ傾斜させた構成
でもよく、更には、図7乃至図9に示される混合槽50
の如く、外殻52の形状を略円筒形とし、隔壁54A、
54B、54Cを外殻52の中心部から所定角度毎に放
射状に設置して第1集積槽56、第2集積槽58、及び
第3集積槽60を形成する構成としてもよい。この場合
であっても上述した効果と同様の効果を得ることができ
る。
を断面矩形状の箱型とし、隔壁28A、28Bを外殻1
2の内部で互いに平行に設置した構成であったが、隔壁
28A、28Bは外殻12の高さ方向に沿って設置され
ていればよく、必ずしも、平行に設置する必要はない。
例えば、隔壁28A及びは隔壁28Bの上端側を外殻1
2の側壁12C側或いは側壁12D側へ傾斜させた構成
でもよく、更には、図7乃至図9に示される混合槽50
の如く、外殻52の形状を略円筒形とし、隔壁54A、
54B、54Cを外殻52の中心部から所定角度毎に放
射状に設置して第1集積槽56、第2集積槽58、及び
第3集積槽60を形成する構成としてもよい。この場合
であっても上述した効果と同様の効果を得ることができ
る。
【0052】また、本実施の形態では、外殻12の内部
を隔壁28A、28B(混合槽50にあっては隔壁54
A、54B、54C)によって第1集積槽30(5
6)、第2集積槽32(58)、及び第3集積槽34
(60)の三つに分割した構成であったが、外殻12の
内部に設置する隔壁の数はこれに限定するものではな
く、任意の数の隔壁を設けて外殻の内部を所望の数の集
積槽に分割しても構わない。
を隔壁28A、28B(混合槽50にあっては隔壁54
A、54B、54C)によって第1集積槽30(5
6)、第2集積槽32(58)、及び第3集積槽34
(60)の三つに分割した構成であったが、外殻12の
内部に設置する隔壁の数はこれに限定するものではな
く、任意の数の隔壁を設けて外殻の内部を所望の数の集
積槽に分割しても構わない。
【0053】さらに、本実施の形態では、投入部16と
隔壁28A、28Bに形成された開口部36、38とに
よって案内手段を構成したが、案内手段の構成はこの態
様に限るものではない。例えば、第1集積槽30から第
3集積槽34へ向けて下方へ傾斜すると共に各集積槽3
0、32、34の各々に対応した複数の投入口が形成さ
れた樋を設置し、この樋と投入部16をもって案内手段
としてもよい。
隔壁28A、28Bに形成された開口部36、38とに
よって案内手段を構成したが、案内手段の構成はこの態
様に限るものではない。例えば、第1集積槽30から第
3集積槽34へ向けて下方へ傾斜すると共に各集積槽3
0、32、34の各々に対応した複数の投入口が形成さ
れた樋を設置し、この樋と投入部16をもって案内手段
としてもよい。
【0054】また、投入部16をモータ等の駆動手段に
よって第1集積槽30から第3集積槽34の間をスライ
ド移動可能とし、更に、各集積槽30、32、34内の
粉粒体が所定量まで集積されたか否かを検知すると共に
制御装置を介して投入部16のモータに接続されたレベ
ルセンサを外殻12及び隔壁28A、28Bに設置し、
これらの投入部16、レベルセンサ、及び制御装置をも
って案内手段としてもよい。
よって第1集積槽30から第3集積槽34の間をスライ
ド移動可能とし、更に、各集積槽30、32、34内の
粉粒体が所定量まで集積されたか否かを検知すると共に
制御装置を介して投入部16のモータに接続されたレベ
ルセンサを外殻12及び隔壁28A、28Bに設置し、
これらの投入部16、レベルセンサ、及び制御装置をも
って案内手段としてもよい。
【0055】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の
部位については、同一の符号を付与してその説明を省略
する。
明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の
部位については、同一の符号を付与してその説明を省略
する。
【0056】図11には本発明の第2の実施の形態に係
る粉粒体の混合槽70(以下、単に「混合槽70」と称
する)の外観が正面図によって示されており、図10に
は混合槽70の構造が断面図によって示されている。
る粉粒体の混合槽70(以下、単に「混合槽70」と称
する)の外観が正面図によって示されており、図10に
は混合槽70の構造が断面図によって示されている。
【0057】これらの図に示されるように、本混合槽7
0は、フレーム72を備えている。このフレーム72
は、四本(図面上では二本)の脚部74を備えている。
これらの脚部74の上端部は架部76によって連結され
ている。また、架部76の上方には支持部78が設置さ
れており、2種類の混合槽80、82が支持部78によ
って高さ方向に沿って連続的に支持されている。すなわ
ち、本混合槽70は、2種類の混合槽80、82がその
高さ方向に沿って連続的に設置された所謂連続混合槽を
形成している。
0は、フレーム72を備えている。このフレーム72
は、四本(図面上では二本)の脚部74を備えている。
これらの脚部74の上端部は架部76によって連結され
ている。また、架部76の上方には支持部78が設置さ
れており、2種類の混合槽80、82が支持部78によ
って高さ方向に沿って連続的に支持されている。すなわ
ち、本混合槽70は、2種類の混合槽80、82がその
高さ方向に沿って連続的に設置された所謂連続混合槽を
形成している。
【0058】ここで、混合槽70の第2の混合槽として
の混合槽80は基本的に前記第1の実施の形態に係る混
合槽10と同一の構成であるので混合槽80の構成に関
してはその説明を省略し、混合槽82の構成についての
み説明する。
の混合槽80は基本的に前記第1の実施の形態に係る混
合槽10と同一の構成であるので混合槽80の構成に関
してはその説明を省略し、混合槽82の構成についての
み説明する。
【0059】第1の混合槽としての混合槽82は、混合
槽80の下方に設置されており、円筒状に形成された外
殻84を備えている。この外殻84の上端部には上壁部
によって閉止されている。また、この上壁86には開口
部88が形成されており、混合槽80の放出口20の下
端側が開口部88を貫通して外殻84の内部へ延出され
ている。したがって、混合槽80の内部に集積され、放
出口20から放出された米、麦、又は大豆等の粒状の穀
物、或いはこれらを粉砕して粉末状とした穀物等の粉粒
体が外殻84(混合槽82)の内部に投入される(張り
込まれる)。
槽80の下方に設置されており、円筒状に形成された外
殻84を備えている。この外殻84の上端部には上壁部
によって閉止されている。また、この上壁86には開口
部88が形成されており、混合槽80の放出口20の下
端側が開口部88を貫通して外殻84の内部へ延出され
ている。したがって、混合槽80の内部に集積され、放
出口20から放出された米、麦、又は大豆等の粒状の穀
物、或いはこれらを粉砕して粉末状とした穀物等の粉粒
体が外殻84(混合槽82)の内部に投入される(張り
込まれる)。
【0060】一方、外殻84の下端側は、外殻84の高
さ方向下方へ向けて収束した円錐形状に形成されたホッ
パ部90とされている。このホッパ部90(外殻84)
の下端部は排出口92が形成されており、内部に集積さ
れた粉粒体を外殻84の外部へ放出できる。また、この
ホッパ部90の排出口92近傍にはスライド弁94が設
けられている。このスライド弁94は外殻84の高さ方
向に対して直角方向へ抜き出し、差し込み可能とされて
おり、差し込み状態では排出口92を閉鎖し、抜き出し
状態で排出口92を開放する。すなわち、スライド弁9
4が差し込まれて排出口92が閉鎖された状態では、外
殻84の内部に粉粒体の集積が可能であり、また、スラ
イド弁94が引き抜かれて排出口92が開放された状態
では、外殻84の内部に集積された粉粒体の外部への放
出が可能である。また、ホッパ部90の外側で排出口9
2の近傍にはモータ96を備えたスライド機構98が設
置されている。このスライド機構98は混合槽82の外
部の制御装置(図示省略)に接続されており、制御装置
を操作してスライド機構98を作動させることにより、
スライド弁94がスライド移動する構成である。さら
に、排出口92の下方には受箱100が設置されてい
る。この受箱100は上端部が開口した箱状とされてお
り、排出口92から放出された粉粒体を所定量集積可能
である。一方、外殻84の内部には三本の誘導管102
A、102B、102Cが設置されている。これらの誘
導管102A、102B、102Cは外殻84の高さ方
向に長手の管状とされており、各々の下端側はホッパ部
90に沿って設置され下端部が排出口92の近傍で開口
している。一方、誘導管102Aの上端部はホッパ部9
0の上端部(すなわち、外殻84の円筒部分と円錐部分
の境界)で開口しており、誘導管102B、102Cの
上端側は外殻84に沿ってホッパ部90の上端部よりも
更に上方へ向けて延出されており、各々の上端部が外殻
84の円筒部分の高さ方向中間部で開口している。ここ
で、誘導管102B、102Cはそれぞれ長さが異なっ
ており、誘導管102Bの上端部は誘導管102Cの上
端部よりも低位置で開口している。
さ方向下方へ向けて収束した円錐形状に形成されたホッ
パ部90とされている。このホッパ部90(外殻84)
の下端部は排出口92が形成されており、内部に集積さ
れた粉粒体を外殻84の外部へ放出できる。また、この
ホッパ部90の排出口92近傍にはスライド弁94が設
けられている。このスライド弁94は外殻84の高さ方
向に対して直角方向へ抜き出し、差し込み可能とされて
おり、差し込み状態では排出口92を閉鎖し、抜き出し
状態で排出口92を開放する。すなわち、スライド弁9
4が差し込まれて排出口92が閉鎖された状態では、外
殻84の内部に粉粒体の集積が可能であり、また、スラ
イド弁94が引き抜かれて排出口92が開放された状態
では、外殻84の内部に集積された粉粒体の外部への放
出が可能である。また、ホッパ部90の外側で排出口9
2の近傍にはモータ96を備えたスライド機構98が設
置されている。このスライド機構98は混合槽82の外
部の制御装置(図示省略)に接続されており、制御装置
を操作してスライド機構98を作動させることにより、
スライド弁94がスライド移動する構成である。さら
に、排出口92の下方には受箱100が設置されてい
る。この受箱100は上端部が開口した箱状とされてお
り、排出口92から放出された粉粒体を所定量集積可能
である。一方、外殻84の内部には三本の誘導管102
A、102B、102Cが設置されている。これらの誘
導管102A、102B、102Cは外殻84の高さ方
向に長手の管状とされており、各々の下端側はホッパ部
90に沿って設置され下端部が排出口92の近傍で開口
している。一方、誘導管102Aの上端部はホッパ部9
0の上端部(すなわち、外殻84の円筒部分と円錐部分
の境界)で開口しており、誘導管102B、102Cの
上端側は外殻84に沿ってホッパ部90の上端部よりも
更に上方へ向けて延出されており、各々の上端部が外殻
84の円筒部分の高さ方向中間部で開口している。ここ
で、誘導管102B、102Cはそれぞれ長さが異なっ
ており、誘導管102Bの上端部は誘導管102Cの上
端部よりも低位置で開口している。
【0061】また、外殻84内(ホッパ部90内)の排
出口92の近傍には、上方へ向けて収束する円錐形状に
形成された逆円錐板104が設置されている。この逆円
錐板104は、誘導管102A、102B、102Cの
各下端部を連結するごとく設置されており、且つ、各誘
導管102A、102B、102Cの間は開口され外殻
84(ホッパ部90)内と排出口92とが連通してい
る。
出口92の近傍には、上方へ向けて収束する円錐形状に
形成された逆円錐板104が設置されている。この逆円
錐板104は、誘導管102A、102B、102Cの
各下端部を連結するごとく設置されており、且つ、各誘
導管102A、102B、102Cの間は開口され外殻
84(ホッパ部90)内と排出口92とが連通してい
る。
【0062】上記構成の混合槽70では、先ず、混合槽
80のスライド機構26を作動させてスライド弁22を
差し込み、放出口20を閉鎖した状態で投入部16から
米、麦、又は大豆等の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕
して粉末状とした穀物等の粉粒体が投入される(張り込
まれる)と、前記第1の実施の形態にて説明したように
外殻12内の第1集積槽30、第2集積槽32、及び第
3集積槽34に粉粒体が順次集積される。この状態で混
合槽82のスライド機構98を作動させてスライド弁9
4を差し込み排出口92を閉鎖して、混合槽80のスラ
イド機構26を作動させてスライド弁22を引き抜き放
出口20を開放すると、放出口20から隔壁28A、2
8Bの下端部での各集積槽30、32、34の断面積の
比率に応じた粉粒体が各集積槽30、32、34から同
時に落下し放出口20から外殻84(混合槽82)の内
部へ放出され、外殻84の内部に集積される。このた
め、外殻84内に集積された粉粒体は、混合槽80の投
入部16から投入された順番に関係なく、外殻84の高
さ方向に沿ったいずれの部位でも粉粒体が均質とされ
る。
80のスライド機構26を作動させてスライド弁22を
差し込み、放出口20を閉鎖した状態で投入部16から
米、麦、又は大豆等の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕
して粉末状とした穀物等の粉粒体が投入される(張り込
まれる)と、前記第1の実施の形態にて説明したように
外殻12内の第1集積槽30、第2集積槽32、及び第
3集積槽34に粉粒体が順次集積される。この状態で混
合槽82のスライド機構98を作動させてスライド弁9
4を差し込み排出口92を閉鎖して、混合槽80のスラ
イド機構26を作動させてスライド弁22を引き抜き放
出口20を開放すると、放出口20から隔壁28A、2
8Bの下端部での各集積槽30、32、34の断面積の
比率に応じた粉粒体が各集積槽30、32、34から同
時に落下し放出口20から外殻84(混合槽82)の内
部へ放出され、外殻84の内部に集積される。このた
め、外殻84内に集積された粉粒体は、混合槽80の投
入部16から投入された順番に関係なく、外殻84の高
さ方向に沿ったいずれの部位でも粉粒体が均質とされ
る。
【0063】また、放出口20から粉粒体が放出され外
殻84の内部に粉粒体が集積される際には、誘導管10
2Aの上端部に山型に集積された粉粒体の稜線の下端部
が達するまでは、粉粒体が外殻84の内部で順次集積さ
れる。次いで、山型に集積された粉粒体の稜線の下端部
が誘導管102Aの上端部を越えると、その後に外殻8
4の内部に放出された粉粒体の一部は誘導管102Aの
上端部から誘導管102A内に流出し排出口92の近傍
まで落下する(図12図示状態)。この状態から、更に
外殻84内に粉粒体が放出され、山型に集積された粉粒
体の稜線の下端部が誘導管102Bの上端部を越える
と、その後に外殻84の内部に放出された粉粒体の一部
は誘導管102Bの上端部から誘導管102B内に流出
し排出口92の近傍まで落下する(図13図示状態)。
更にこの状態から外殻84内に粉粒体が放出され、山型
に集積された粉粒体の稜線の下端部が誘導管102Bの
上端部を越えると、その後に外殻84の内部に放出され
た粉粒体の一部は誘導管102Bの上端部から誘導管1
02B内に流出し排出口92の近傍まで落下する(図1
4図示状態)。この状態から更に粉粒体が外殻84の上
壁86の近傍まで集積され、この状態で混合槽82のス
ライド機構98を作動させてスライド弁94を引き抜き
排出口92を開放すると、ホッパ部90内の粉粒体が逆
円錐板104の開口部を通過して排出口92から放出さ
れると共に各誘導管102A、誘導管102B及び誘導
管102Cを通過して排出口92の近傍に放出された粉
粒体が排出口92から放出される。ここで、各誘導管1
02A、102B、102Cを通過した粉粒体は、各誘
導管102A、102B、102Cの上端部よりも超過
して集積され各誘導管102A、102B、102C内
に流入した粉粒体であることから、逆円錐板104の下
方では、逆円錐板104を通過した粉粒体と、誘導管1
02Aを通過した粉粒体と、誘導管102Bを通過した
粉粒体と、誘導管102Cを通過した粉粒体とが混合さ
れ、この状態で排出口92から放出される。このため、
排出口92から放出された粉粒体は、より一層混合さ
れ、より一層投入部16から投入された順番とは関係な
い均質な状態で受箱100の内部に集積できる。
殻84の内部に粉粒体が集積される際には、誘導管10
2Aの上端部に山型に集積された粉粒体の稜線の下端部
が達するまでは、粉粒体が外殻84の内部で順次集積さ
れる。次いで、山型に集積された粉粒体の稜線の下端部
が誘導管102Aの上端部を越えると、その後に外殻8
4の内部に放出された粉粒体の一部は誘導管102Aの
上端部から誘導管102A内に流出し排出口92の近傍
まで落下する(図12図示状態)。この状態から、更に
外殻84内に粉粒体が放出され、山型に集積された粉粒
体の稜線の下端部が誘導管102Bの上端部を越える
と、その後に外殻84の内部に放出された粉粒体の一部
は誘導管102Bの上端部から誘導管102B内に流出
し排出口92の近傍まで落下する(図13図示状態)。
更にこの状態から外殻84内に粉粒体が放出され、山型
に集積された粉粒体の稜線の下端部が誘導管102Bの
上端部を越えると、その後に外殻84の内部に放出され
た粉粒体の一部は誘導管102Bの上端部から誘導管1
02B内に流出し排出口92の近傍まで落下する(図1
4図示状態)。この状態から更に粉粒体が外殻84の上
壁86の近傍まで集積され、この状態で混合槽82のス
ライド機構98を作動させてスライド弁94を引き抜き
排出口92を開放すると、ホッパ部90内の粉粒体が逆
円錐板104の開口部を通過して排出口92から放出さ
れると共に各誘導管102A、誘導管102B及び誘導
管102Cを通過して排出口92の近傍に放出された粉
粒体が排出口92から放出される。ここで、各誘導管1
02A、102B、102Cを通過した粉粒体は、各誘
導管102A、102B、102Cの上端部よりも超過
して集積され各誘導管102A、102B、102C内
に流入した粉粒体であることから、逆円錐板104の下
方では、逆円錐板104を通過した粉粒体と、誘導管1
02Aを通過した粉粒体と、誘導管102Bを通過した
粉粒体と、誘導管102Cを通過した粉粒体とが混合さ
れ、この状態で排出口92から放出される。このため、
排出口92から放出された粉粒体は、より一層混合さ
れ、より一層投入部16から投入された順番とは関係な
い均質な状態で受箱100の内部に集積できる。
【0064】なお、本実施の形態では、混合槽80に第
1の実施の形態に係る混合槽10と同一の構成のものを
適用したが、混合槽80の構成はこれに限るものではな
い。例えば、前記第1の実施の形態にて説明した混合槽
50を混合槽80に適用しても構わなず、また、隔壁2
8A、28B(混合槽50の場合には隔壁28A、28
B、28C)の位置を変化させたり、また数を増やした
構成の混合槽を適用しても構わない。
1の実施の形態に係る混合槽10と同一の構成のものを
適用したが、混合槽80の構成はこれに限るものではな
い。例えば、前記第1の実施の形態にて説明した混合槽
50を混合槽80に適用しても構わなず、また、隔壁2
8A、28B(混合槽50の場合には隔壁28A、28
B、28C)の位置を変化させたり、また数を増やした
構成の混合槽を適用しても構わない。
【0065】また、本実施の形態では、混合槽80の下
方に混合槽82を設置した構成であったが、混合槽80
と混合槽82の位置を逆転させた構成(すなわち、混合
槽82の下方に混合槽89を設置した構成)であっても
よい。
方に混合槽82を設置した構成であったが、混合槽80
と混合槽82の位置を逆転させた構成(すなわち、混合
槽82の下方に混合槽89を設置した構成)であっても
よい。
【0066】さらに、上記各実施の形態では、米、麦、
又は大豆等の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕して粉末
状とした穀物等の粉粒体に適用する混合槽10、70と
して説明したが、粉粒体は粒状、或いは粉末状の穀物に
限るものではない。すなわち、本混合槽は粒状、或いは
粉末状の粉粒体であれば如何なるものにも適用が可能で
あり、例えば、粒状、又は粉末状、或いはこのような状
態に加工した農産物に適用しもよく、農産物以外、例え
ば、粒状、又は粉末状に精製した金属粉末等の工業製品
の集荷等に適用しても構わない。
又は大豆等の粒状の穀物、或いはこれらを粉砕して粉末
状とした穀物等の粉粒体に適用する混合槽10、70と
して説明したが、粉粒体は粒状、或いは粉末状の穀物に
限るものではない。すなわち、本混合槽は粒状、或いは
粉末状の粉粒体であれば如何なるものにも適用が可能で
あり、例えば、粒状、又は粉末状、或いはこのような状
態に加工した農産物に適用しもよく、農産物以外、例え
ば、粒状、又は粉末状に精製した金属粉末等の工業製品
の集荷等に適用しても構わない。
【0067】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る粉
粒体の混合槽では、内部に先に投入された粉粒体と後に
投入された粉粒体の双方を十分に混合した状態で外部に
放出でき、例えば、放出された粉粒体を所定量毎にコン
テナや袋等に集積してもコンテナ毎、或いは袋毎の粉粒
体の品質に格差が生じることはなく、常に一定の品質を
確保できる。
粒体の混合槽では、内部に先に投入された粉粒体と後に
投入された粉粒体の双方を十分に混合した状態で外部に
放出でき、例えば、放出された粉粒体を所定量毎にコン
テナや袋等に集積してもコンテナ毎、或いは袋毎の粉粒
体の品質に格差が生じることはなく、常に一定の品質を
確保できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る粉粒体の混合
槽の正面断面図である。
槽の正面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る粉粒体の混合
槽の上端側の平面断面図である。
槽の上端側の平面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る粉粒体の混合
槽の下端側を一部破断した拡大正面図である。
槽の下端側を一部破断した拡大正面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る粉粒体の混合
槽の下端側の平面断面図である。
槽の下端側の平面断面図である。
【図5】第2集積槽に粉粒体が集積されはじめた状態を
示す図1に対応した正面断面図である。
示す図1に対応した正面断面図である。
【図6】第3集積槽に粉粒体が集積されはじめた状態を
示す図1に対応した正面断面図である。
示す図1に対応した正面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る粉粒体の混合
槽の変形例の要部を一部破断した正面図である。
槽の変形例の要部を一部破断した正面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る粉粒体の混合
槽の変形例の上端側の平面断面図である。
槽の変形例の上端側の平面断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る粉粒体の混合
槽の変形例の下端側の平面断面図である。
槽の変形例の下端側の平面断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る粉粒体の混
合槽の要部を示す正面断面図である。
合槽の要部を示す正面断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る粉粒体の混
合槽の外観を示す正面図である。
合槽の外観を示す正面図である。
【図12】誘導管102A上端部よりも下方に粉粒体が
集積された状態を示す図10に対応した正面断面図であ
る。
集積された状態を示す図10に対応した正面断面図であ
る。
【図13】誘導管102B上端部よりも下方に粉粒体が
集積された状態を示す図10に対応した正面断面図であ
る。
集積された状態を示す図10に対応した正面断面図であ
る。
【図14】誘導管102C上端部よりも下方に粉粒体が
集積された状態を示す図10に対応した正面断面図であ
る。
集積された状態を示す図10に対応した正面断面図であ
る。
【図15】従来の粉粒体の混合槽の正面断面図である。
【図16】従来の粉粒体の混合槽の正面断面図である。
10 混合槽(粉粒体の混合槽) 12 外殻(外殻、第2の外殻) 16 投入部 20 放出口(放出手段) 28A 隔壁 28B 隔壁 30 第1集積槽(集積槽) 32 第2集積槽(集積槽) 34 第3集積槽(集積槽) 36 開口部 38 開口部 50 混合槽(粉粒体の混合槽) 52 外殻 54A 隔壁 54B 隔壁 54C 隔壁 56 第1集積槽(集積槽) 58 第2集積槽(集積槽) 60 第3集積槽(集積槽) 70 混合槽(粉粒体の混合槽) 80 混合槽(第2の混合槽) 82 混合槽(第1の混合槽) 84 外殻(第1の外殻) 92 放出口 102A 誘導管 102B 誘導管 102C 誘導管
Claims (4)
- 【請求項1】 筒状の外殻と、 前記外殻の内部に前記外殻の高さ方向に沿って設置され
前記外殻の内部空間を分割し複数の集積槽を形成する隔
壁と、 前記外殻の外側からの粉粒体を前記複数の集積槽のうち
の所定の集積槽へ案内すると共に、前記所定の集積槽に
所定量の粉粒体が集積した状態では、それ以上の粉粒体
を他の集積槽へ案内する案内手段と、 前記各集積槽毎に集積された粉粒体を前記外殻の外部へ
同時に放出可能な放出手段と、 を備える粉粒体の混合槽。 - 【請求項2】 前記案内手段は、 前記複数の集積槽のうちの所定の集積槽に対応して前記
外殻の上端部に設置され、前記外殻の上方からの粉粒体
を前記所定の集積槽内に落下させる投入部と、 前記隔壁に形成され、前記隔壁を介して互いに隣接した
集積槽を連通させる開口部と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の粉粒体の混合
槽。 - 【請求項3】 筒状の第1の外殻と、 前記第1の外殻の下端部に設けられ前記第1の外殻の内
部に集積された粉粒体の放出が可能な放出口と、 下端部が前記第1の外殻内の前記放出口の近傍で開口す
ると共に上端部が前記第1の外殻内の第1の外殻の高さ
方向中間部で開口し、前記第1の外殻の内部で且つ前記
上端部より上方に集積された粉粒体を前記放出口の近傍
へ誘導する誘導管と、 を備えた第1の混合槽を有する粉粒体の混合槽であっ
て、 筒状の第2の外殻と、 前記第2の外殻の内部に前記第2の外殻の高さ方向に沿
って設置され、前記第2の外殻の内部空間を分割し複数
の集積槽を形成する隔壁と、 前記第2の外殻の上方からの粉粒体を前記複数の集積槽
のうちの所定の集積槽へ案内すると共に、前記所定の集
積槽に所定量の粉粒体が集積した状態では、それ以上の
粉粒体を他の集積槽へ案内する案内手段と、 前記各集積槽毎に集積された粉粒体を前記第2の外殻の
外部へ同時に放出可能な放出手段と、 を備えた第2の混合槽を有し、 前記第1の混合槽の上方又は下方に前記第2の混合槽を
連結したことを特徴とする粉粒体の混合槽。 - 【請求項4】 前記案内手段は、 前記複数の集積槽の内の所定の集積槽に対応して前記第
2の外殻の上端部に設置され、前記第2の外殻の上方か
らの粉粒体を前記所定の集積槽内に落下させる投入部
と、 前記隔壁に形成され、前記隔壁を介して互いに隣接した
集積槽を連通させる開口部と、 を備えることを特徴とする請求項3記載の粉粒体の混合
槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8167880A JPH105562A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 粉粒体の混合槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8167880A JPH105562A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 粉粒体の混合槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105562A true JPH105562A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15857801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8167880A Pending JPH105562A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 粉粒体の混合槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH105562A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006334514A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 粉粒体混合物の生産方法および装置 |
JP2009242052A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | 粉粒体の混合方法並びに装置 |
KR102635280B1 (ko) * | 2023-04-03 | 2024-02-13 | 김동훈 | 분리벽을 구비하는 혼합용기 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8167880A patent/JPH105562A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006334514A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 粉粒体混合物の生産方法および装置 |
JP4577650B2 (ja) * | 2005-06-02 | 2010-11-10 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 粉粒体混合物の生産方法および装置 |
JP2009242052A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | 粉粒体の混合方法並びに装置 |
KR102635280B1 (ko) * | 2023-04-03 | 2024-02-13 | 김동훈 | 분리벽을 구비하는 혼합용기 |
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