JPH1055248A - 情報処理装置の入力装置 - Google Patents

情報処理装置の入力装置

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JPH1055248A
JPH1055248A JP8211153A JP21115396A JPH1055248A JP H1055248 A JPH1055248 A JP H1055248A JP 8211153 A JP8211153 A JP 8211153A JP 21115396 A JP21115396 A JP 21115396A JP H1055248 A JPH1055248 A JP H1055248A
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JP
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cursor
pedal
detection circuit
selection
display screen
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JP8211153A
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English (en)
Inventor
Shozaburo Furube
正三郎 古部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ手が不自由な人であっても足で表示画
面上におけるカーソル操作を能率的に実施できる。 【解決手段】 操作者が足で踏圧操作するための方向プ
レート16と、方向プレートにおける踏圧方向を検出す
る方向検出回路25と、選択ペダル17と、選択ペダル
の操作を検出する選択検出回路26と、アクセルペダル
18と、アクセルベダルの踏込開始と踏込量とを検出す
るアクセル検出回路27とを設けている。そして、アク
セル検出回路における踏込開始検出に応じて、方向検出
回路の検出方向へ検出された踏込量に対応する速度で表
示画面上のカーソルを移動させ、カーソルの移動期間中
におけるペダル操作検出に応じてカーソルの移動を停止
させ、カーソルの停止期間中におけるペダル操作検出に
応じて、表示画面上で該当カーソルが位置する機能領域
をクリックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種情報処理装置
おいて表示画面に表示された機能領域をカーソルでクリ
ックすることによって、該当機能を実行させる情報処理
装置の入力装置に係わり、特に手を使用せずに足でクリ
ック操作を可能にした情報処理装置の入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビルや上下水道システム、工場
プラント等に組込まれた各種機器や装置の動作を監視制
御する監視制御システムの中枢部分を構成するコンピュ
ータ等からなる制御装置は、ビルや工場の管理室内に配
設されている。
【0003】図15(a)はビルや工場の管理室内に配
設された制御装置の外観図である。台1の内部に各種情
報処理を実行する演算処理部2が収納されている。台1
上に表示装置3、プリンタ4及びマウス5が載置されて
いる。マウス5には図15(b)に示すように、2つの
スイッチ5a,5bが設けられている。図15(c)に
示すように、操作者が手6でマウス5を矢印方向へ移動
させると、図15(d)に示すように、表示装置3の表
示画面3aに表示されたカーソル7が矢印方向に移動す
る。
【0004】マウス5に設けられた各スイッチ5a,5
bは表示画面3a上に表示された図形を他の位置へ移動
させたり、表示画面3a上に表示された機能領域をクリ
ックして該当機能を実行させる機能を有する。
【0005】このように、マウス5及び表示装置3を用
いて演算処理部2に対して各種操作指令や情報を入力す
るGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)機
能をこの制御装置に付加することによって、キーボード
等で実際にデータや操作指令を入力する必要がないの
で、操作者の操作性を大幅に向上できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェー
ス)機能が組込まれた制御装置においてもまだ解消すべ
き次のような課題があった。
【0007】すなわち、上記操作は健康者が操作するこ
とを前提にしている。しかし、場合によっては、身障者
にとっても操作できることが望まれている。また、たと
えキーボードを用いたキー操作を実施していなかったと
しても、マウス5は手の指等を含めた微妙な操作を必要
とする。したがって、手の不自由な人にとってもGUI
機能の特徴を享受しながら、操作できることが望まれて
いる。
【0008】また、たとえ健康者であっても、例えば、
両手で表示画面に表示された情報をメモしながら操作を
したり、または電話を掛けながら操作を行う必要が生じ
る場合もある。このような場合、適格に操作を実施でき
ない問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、操作者が足で操作する方向プレートやペダ
ルを設けることによって、たとえ手を使用しなかったと
して、従来のマウスを使用した操作とほぼ同様の操作性
を維持したままで、足の操作で表示画面上におけるカー
ソル移動操作及びクリック操作が実施でき、手の不自由
な人にとっても、健康な人と同様に情報処理装置を操作
できる情報処理装置の入力装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の情報処理装置の入力装置においては、表示
装置の表示画面に表示された複数の機能領域のうちカー
ソルでクリックされた機能領域に対応する機能の処理を
実行させる情報処理装置の入力装置において、操作者が
足で踏圧操作するための方向プレートと、この方向プレ
ートにおける踏圧方向を検出する方向検出回路と、操作
者が足で踏押操作するための選択ペダルと、この選択ペ
ダルの操作を検出する選択検出回路と、操作者が足で踏
押操作するためのアクセルペダルと、このアクセルベダ
ルの踏込開始と踏込量とを検出するアクセル検出回路
と、このアクセル検出回路における踏込開始検出に応じ
て、方向検出回路の検出方向へアクセル検出回路で検出
された踏込量に対応する速度で表示画面上のカーソルを
移動させるカーソル移動手段と、カーソルの移動期間中
における選択検出回路のペダル操作検出に応じて、カー
ソルの移動を停止させるカーソル移動停止手段と、カー
ソルの停止期間中における選択検出回路のペダル操作検
出に応じて、表示画面上で該当カーソルが位置する機能
領域をクリックするクリック手段とを備えたものであ
る。
【0011】また、別の発明は、上述した情報処理装置
の入力装置において、方向プレートをほぼ円形状に形成
し、方向検出回路を、方向プレートの周上の少なくとも
3か所に配設された圧力センサと、この各圧力センサの
各出力信号をベクトル合成することによって踏圧方向を
算出するベクトル合成回路とで構成している。
【0012】さらに、別の発明は、上述した情報処理装
置の入力装置において、アクセル検出回路内に、アクセ
ルベダルの踏込圧力を検出する圧力センサと、この圧力
センサの出力信号の急激な変化を抑制するための積分回
路とが組込まれている。
【0013】このように構成された情報処理装置の入力
装置においては、操作者が足で方向プレートを踏圧する
と。この踏圧方向が方向検出回路で検出され、表示画面
に表示されたカーソルがこの踏圧方向に向く。次に、操
作者がアクセルペダルを足で踏込むと、カーソルが指定
された方向に移動開始する。移動速度はアクセルペダル
の踏込量に対応する。
【0014】カーソルが目的の機能領域に達すると、選
択ペダルを踏むと移動が停止し、カーソルが目的の機能
領域に停止した状態で再度選択ペダルを踏むと、この機
能領域がクリックされて、この機能領域に対応する機能
の処理が開始される。
【0015】また、別の発明においては、方向プレート
の周上の少なくとも3か所に圧力センサが配設されてい
る。操作者は、足の踏圧方向を調整することによって、
簡単に表示画面上のカーソルの移動方向を変更できる。
【0016】さらに、別の発明においては、アクセル検
出回路内に、圧力センサの出力信号の急激な変化を抑制
するための積分回路とが組込まれている。したがって、
たとえ操作者がアクセルペダルを急激に踏込んだとして
も、カーソルの移動速度は徐々に増加する。すなわち、
通常の車のアクセルペダルのアクセル操作と車速との関
係に近い感覚でカーソルの移動を操作できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1(a)は実施形態の入力装置が組
込まれた情報処理装置の概略構成を示す外観図である。
【0018】この実施形態の情報処理装置は、図15に
示す従来の制御装置と同様に、プラントを構成する各種
の機器や装置の動作を監視制御する機能を有し、工場の
管理室に配設されている。台11の内部に各種情報処理
を実行する演算処理部12が収納されている。台11上
に表示装置13やプリンタ14が載置されている。台1
1の下方に足置台15が配設されている。
【0019】足置台15には、図1(b)に示すよう
に、左方から右方へ向かって方向プレート16、選択ペ
ダル17,アクセルペダル18が取付けられている。図
2(a)に示すように操作者は左足19aで方向プレー
ト16を踏圧操作し、図2(c)に示すように操作者は
右足19bで選択ペダル17及びアクセルペダル18を
操作する。この選択ペダル17及びアクセルペダル18
の配置は車における運転席におけるブレーキとアクセル
との関係に対応する。
【0020】方向プレート16上には上(U)、下
(D)、左(R)、右(L)方向を示す4つの矢印16
aが描かれている。この4つの矢印16aの方向は、図
2(b)に示すように、表示装置13の表示画面13a
に表示されたカーソル20の上下左右方向の4つの方向
に対応している。
【0021】図3は情報処理装置の概略構成を示すブロ
ック図である。各種情報処理を実施する演算処理部12
に対して入出力インタフース(I/F)21を介して制
御対象としてのプラント22の各機器及び各装置が接続
されている。また、この演算処理部12には、GUI
(グラフィカル・ユーサ・インタフェース)23を介し
て表示装置13が接続され、さらに監視結果を印字出力
するプリンタ14が接続されている。
【0022】演算処理部12は、一定の制御周期Tで入
出力インタフース(I/F)21を介してプラント22
からプロセスデータを取込んで、このプロセスデータに
対して所定の制御演算を実施して、演算結果を操作指令
として入出力インタフース(I/F)21を介してプラ
ント22へ送出することによって、プラント21を構成
する各機器及び各装置の動作を制御する。
【0023】GUI23には、図15で示したマスス5
の代りに信号変換部24が接続されている。この信号変
換部24は情報処理機能を有した超小型演算素子で構成
されている。この信号変換部24に対して、方向プレー
ト16の方向検出回路23、選択ペダル17の選択検出
回路26、及びアクセルペダル18のアクセル変換回路
27が接続されている。
【0024】信号変換部24は、各検出回路25,2
6,27の各検出信号に基づいて、GUI23に対し
て、カーソル20の移動指令,カーソル20の移動停止
指令、及びカーソル20位置の機能領域に対するクリッ
ク指令を送出する。GUI23は、信号変換部24から
入力された各指令に基づいて表示画面13aに表示され
たカーソル20を移動制御すると共に、クリック指令で
クリックされた機能領域に対応する機能の実行指令を演
算処理部12へ送出する。
【0025】図4は、方向プレート16の方向検出回路
23の具体的回路図である。方向プレート16における
上(U)、下(D)、左(R)、右(L)の各方向の矢
印16aの裏面にはそれぞれ圧力センサ28U ,28
D ,28R ,28L が貼付けられている。
【0026】具体的には、各圧力センサ28U ,28
D ,28R ,28L は応力に応じて抵抗値が変化する4
本の抵抗をブリッジ接続し、ブリッジの入力端に基準電
圧VCを印加している。したがって、操作者が左足19
aで矢印16a位置を踏むと、該当矢印16aの裏面の
圧力センサ28U 〜8L のブリッジの出力端に踏圧に対
応する電圧VP が発生する。なお、各矢印16aの中間
位置を踏むと、踏込み位置の隣接する各圧力センサ28
U 〜8L の各ブリッジの出力端から分圧された各踏圧に
対応する電圧VP が出力される。
【0027】上下の各圧力センサ28U ,28D から出
力された各電圧VP は次の増幅器29U ,29D で所定
倍に増幅された後、減算器30V で差の電圧、すなわ
ち、XY二次平面上におけるY軸(表示画面13a上に
おける上下方向)の電圧VY が算出される。算出された
Y軸方向(上下方向)の電圧VY はベクトル合成回路3
1の一方の入力端へ入力される。
【0028】同様に、左右の各圧力センサ28R ,28
L から出力された各電圧VP は次の増幅器29R ,29
L で所定倍に増幅された後、減算器30H で差の電圧、
すなわち、XY二次平面上におけるX軸(表示画面13
a上における左右方向)の電圧VH が算出される。算出
されたX軸方向(左右方向)の電圧VX はベクトル合成
回路31の他方の入力端へ入力される。
【0029】ベクトル合成回路31は、各電圧VY ,V
X をベクトル合成して、操作者が左足19aで方向プレ
ート16を踏圧した場合の方向θ、すなわち表示画面1
3a上におけるカーソル20の移動方向θを算出する。
【0030】θ=Tan-1(VY /VX ) ベクトル合成回路31は算出したデジタルの方向θを信
号変換部24へ送出する。
【0031】次に、アクセルペダル18を説明する。ア
クセルペダル18は、図5に示すように、一対のガイド
レール31a,31bを介して足置台15に対して回動
自在に取付けられている。アクセルペダル18と足置台
15との間にはコイルバネ32を介して荷重計33が介
挿されている。したがって、操作者が右足19bでアク
セルペダル18を踏込むと、踏込圧力に応じて、荷重計
33に圧力が印加される。
【0032】図6は、アクセルペダル18のアクセル検
出回路27の具体的回路図である。荷重計33内に貼付
られたブリッジ回路で構成された圧力センサ35から出
力された踏込圧力に対応する出力電圧VP は次の増幅器
36で所定倍に増幅された後、積分回路37で積分処理
され、さらに、A/D変換されてデジタルのカーソル2
0の移動速度KV として信号変換部24へ送出される。
【0033】したがって、操作者が右足19bでアクセ
ルペダル18を深く踏込むと出力される移動速度KV
高くなる。図7(a)はァクセルペダル18の踏込深さ
(踏込量)とカーソル20の移動速度KV との関係を示
す特性図である。
【0034】なお、積分回路37は、所定の時定数を有
しており、たとえ出力電圧VP が急激に変化したとして
も、最終的に出力される移動速度KV が急激に変化する
ことを防止する保護回路の機能を有する。したがって、
この積分回路37が存在するので、操作者がたとえ右足
19bをアクセルペダル18から離したとしても、即座
にカーソル20の移動速度KV は0に戻らない。
【0035】例えば図7(b)に示すよように、操作者
がアクセルペダル18を踏込み開始すると、カーソル2
0の移動速度KV が徐々に増加する。しかし、操作者が
右足19bをアクセルペダル18から離したとしても、
惰性で移動速度KV が増加し、一定時間経過後に減少に
転じ、所定時間経過後にカーソル20の移動速度KV
0に戻る。
【0036】次に、選択ペダル17を説明する。選択ペ
ダル17は、図8に示すように、アクセルペダル18と
ほぼ同一構成を有しており、一対のガイドレール31
a,31bを介して足置台15に対して回動自在に取付
けられている。選択ペダル17と足置台15との間には
コイルバネ32を介して荷重計33が介挿されている。
したがって、操作者が右足19bで選択ペダル17を踏
込むと、踏込圧力に応じて、荷重計33に圧力が印加さ
れる。
【0037】図9は、選択ペダル17の選択検出回路2
6の具体的回路図である。荷重計33内に貼付られたブ
リッジ回路で構成された圧力センサ39から出力された
踏込圧力に対応する出力電圧VP は次の増幅器40で所
定倍に増幅された後、2値化回路41の一方の入力端へ
印加される。2値化回路41の他方の入力端には基準電
圧発生回路34から基準電圧VRFが入力される。
【0038】2値化回路41は、図10に示すように、
増幅器40の出力電圧VPAと基準電圧VRFとを比較し
て、出力電圧VPAが基準電圧VRF以上になると、H(O
N)レベルの踏込信号を信号変換部24へ送出する。
【0039】したがって、操作者は右足19bで選択ペ
ダル17を踏込む毎に、Hレベルの踏込信号が信号変換
部24へ送出される。次に、信号変換部24の動作を説
明する。
【0040】信号変換部24は各検出部25〜27から
の各種検出信号を受信すると、図11の流れ図に従っ
て、GUI23に対する各種指令を送出する。P(プロ
グラム・ステップ)1において、方向プレート16の方
向検出回路25から移動方向θが入力されると、自己内
に設けられた移動方向メモリに記憶されている移動方向
θの値を新規に入力された移動方向θに更新する(P
2)。
【0041】その後、P3へ進み、自己内に設けられた
カーソル20が移動中であることを示す移動中フラグが
まだ1に設定されていなければ、P1へ戻り、各検出回
路23,24,25からの次の検出情報が入力されるの
を待つ。
【0042】P4にて、アクセルペダル18のアクセル
検出回路27から移動速度KV が入力開始されると、操
作者が右足19bでアクセルペダル18を踏込開始した
と判断して、カーソル20の移動中フラグを1に設定す
る(P5)。そして、移動方向メモリに記憶している方
向θにカーソル20を移動させる移動指令をGUI23
へ送出する(P6)。
【0043】その後、P3へ進み、移動中フラグが1に
設定されたいることを確認すると、P7にて、予め定め
られた0.1秒等の単位時間ΔTだけ、移動方向メモリ
に記憶された方向θへカーソル20を現在時点でアクセ
ル検出回路27から入力されている移動速度KV のカー
ソル移動指令をGUI23へ送出する。そして、P1へ
戻り、各検出回路23,24,25からの次の検出情報
が入力されるのを待つ。
【0044】P8にて、選択ペダル17の選択検出回路
26から出力されている踏込信号がLレベルからHレベ
ルへ立上がると、移動中フラグが1に設定されているか
否かを調べる(P9)。1に設定されていれば、カーソ
ル20は移動中であるので、P10にて、カーソル停止
指令をGUI23へ送出する(P10)。そして、移動
中フラグを0に解除する。
【0045】その後、P3へ進み、移動中フラグが0に
解除されていることを確認すると、P1へ戻り、各検出
回路23,24,25からの次の検出情報が入力される
のを待つ。
【0046】なお、P9にて、移動中フラグが0に解除
されていれば、カーソル20は目的の機能領域の位置に
停止状態であると判断して、カーソル20位置に表示さ
れた機能領域に対するクリック(選択)指令をGUI2
3へ送出する。その後、P3へ進み、示す移動中フラグ
が0に解除されていることを確認すると、P1へ戻り、
各検出回路23,24,25からの次の検出情報が入力
されるのを待つ。
【0047】このように構成された情報処理装置の入力
装置における具体的操作手順を図を用いて説明する。図
12(a)に示すように、操作者が左足19aで方向プ
レート16の上(U)位置を踏込むと、移動方向メモリ
内の移動方向θが上(U)方向を向き、表示装置13の
表示画面13a上のカーソル20の方向も図示するよう
に上(U)方向を向く。
【0048】同様に、図12(b)に示すように、操作
者が左足19aで方向プレート16の左(L)位置を踏
込むと、表示画面13a上のカーソル20の方向も図示
するように左(L)方向を向く。
【0049】さらに、図12(c)に示すように、操作
者が左足19aで方向プレート16の右(R)位置と下
(D)位置との中間位置を踏込むと、移動方向メモリ内
の移動方向θが右下方向を向くので、表示画面13a上
のカーソル20の方向も図示するように右下方向を向
く。
【0050】また、図12(d)に示すように、操作者
が左足19aで方向プレート16の中央位置を踏むと、
図4に示す各圧力センサ28U 〜28L は電圧VP を出
力しないので、ベクトル合成回路31は移動方向θを出
力しない。その結果、図示するように、表示画面13a
上のカーソル20の方向は変化しない。
【0051】このように、操作者は左足19aにおける
方向プレート16の踏込位置を移動することによって、
表示画面13a上のカーソル20の移動方向θを任意に
変更できる。
【0052】また、操作者はアクセルペダル18を踏込
むことによって、表示画面13a上のカーソル20を矢
印方向に移動開始させることができると共に、自動車の
アクセルベダルと同様に、アクセルペダル18の踏込量
でそのカーソル20の移動速度KV を調整できる。
【0053】この場合、アクセル検出回路27に積分回
路37を組込むことによって、実際の自動車のアクセル
操作と車速との関係のように、図7(b)に示すよう
に、アクセルペダル17のアクセル操作に対して実際の
カーソル20の移動速度KV は遅延して追従させてい
る。したがって、操作者は車を運転する感覚でカーソル
20に対する移動操作を実施でき、操作性を大幅に向上
できる。
【0054】さらに、操作者は実際の自動車のブレーキ
ベダル操作と同様に、選択ペダル17を右足19bで踏
込むことによって、カーソル20の移動を停止できる。
そして、一旦、右足19bを選択ペダル17から離し
て、再度踏込むと、表示画面13aのカーソル20位置
に表示された機能領域がクリックされる。
【0055】図13(a)〜(e)は、表示画面13a
に表示された4つの機能領域のうち最上位の機能領域4
2をカーソル20でクリック(選択)する場合の操作者
が行う動作とカーソル20の位置と方向を示す図であ
る。
【0056】図13(a)に示すように、カーソル20
の方向が右方向を向いている場合、方向プレート16の
左上位置を左足19aで踏込むと、図13(b)に示す
ように、カーソル20の方向が左上方向を向く。そし
て、アクセルペダル18を踏込むと、カーソル20は左
上方向へ移動開始する。
【0057】図13(c)に示すように、カーソル20
が目標とする最上位の機能領域42の近傍位置に達する
と、右足19aをアクセルペダル18から離して、選択
ペダル17を踏込むと、図13(d)に示すように、惰
性で移動して機能領域42内へ入ったカーソル20の移
動が停止する。そこて、右足19aを一旦選択ペダル1
7から離して、再度右足19aで選択ペダル17を踏込
むと、図13(e)に示すように、目標とする最上位の
機能領域42がクリック(選択)される。
【0058】このように、表示画面13a上におけるカ
ーソル20の移動及び表示された機能領域42に対する
クリック(選択)操作を、操作者が左足19a,右足1
9bで操作する方向プレート16、選択ペタル17及び
フクセルペダル18の操作で実現している。
【0059】また、図14(a)〜(c)に示すよう
に、表示画面13a上で可変データを入力可能である。
すなわち、図14(a)に示すように、表示画面13a
上の左端のボークラフ43の値を上昇させる場合、方向
プレート16で上(U)方向を指定し、図14(b)に
示すように、カーソル20をアクセルベタル18及び選
択ペダル17で機能領域42内へ位置させて、アクセル
ペダル18を踏込むと、ボークラフ43の値が上昇す
る。そして、目的の値に達すると、再度、選択ペダル1
7を押すと、図14(c)に示すように、ボークラフ4
3の値が確定し、確定されたボークラフ43の値が演算
処理部12へ送出される。
【0060】このように、操作者の足元に配設された方
向プレート16、選択ペタル17及びフクセルペダル1
8の操作で表示画面13aにおける操作を自由に実施で
きる。したがって、たとえ手の不自由な障害者であった
としても、健康な人とほぼ同様な作業性を確保した状態
で、情報処理装置を操作できる。
【0061】また、たとえ健康な人であっても、例え
ば、両手で表示画面13aに表示された情報をメモしな
がら操作をしたり、または電話をしながら操作を行うこ
とができ、操作性をさらに向上できる。
【0062】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態においては、入力装置が適
用される情報処理装置を、ビルや上下水道システム、工
場のプラント等に組込まれている各種機器や装置の動作
を監視制御する制御装置に適用したが、特に制御装置に
限定されるものではなく、パーソナルコンピュータを含
む種々の情報処理を実行する汎用の情報処理装置に適用
できることは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報処理
装置の入力装置においては、操作者が足で操作する方向
プレート、選択ペダル、アクセルベダルを設け、これら
の方向プレートや各ペダルを足で操作することによっ
て、表示画面上におけるカーソルの移動及びカーソルに
よる機能領域のクリック(選択)を可能としている。
【0064】したがって、たとえ手を使用しなかったと
しても、従来のマウスを使用した操作とほぼ同様の操作
性を維持したままで、足の操作で表示画面上におけるカ
ーソル移動操作及びクリック操作が実施でき、手の不自
由な人にとっても、健康な人と同様に情報処理装置を操
作できる。
【0065】また、健康な人にとっても、両手が空いて
いるので、両足で画面操作しながら、表示画面を見て、
両手でノートにメモを取ったり、電話を掛けりすること
ができ、情報処理装置に対する操作性をさらに向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の入力装置が組込まれた
情報処理装置を示す外観図
【図2】 同入力装置における方向プレートと各ベタダ
ルの操作法と操作に対応する表示画面上におけるカーソ
ルの状態変化を示す図
【図3】 同情報処理装置の概略構成を示すブロック図
【図4】 同入力装置に組込まれた方向検出回路の構成
を示す詳細回路図
【図5】 同入力装置におけるアクセルペダルの足置台
に対する取付構造を示す断面模式図
【図6】 同入力装置に組込まれたアクセル検出回路の
構成を示す詳細回路図
【図7】 同アクセル検出回路における動作特性図
【図8】 同入力装置における選択ペダルの足置台に対
する取付構造を示す断面模式図
【図9】 同入力装置に組込まれた選択検出回路の構成
を示す詳細回路図
【図10】 同選択検出回路における動作特性図
【図11】 同入力装置に組込まれた信号変換部の信号
変換動作を示す流れ図
【図12】 同入力装置における方向ペダルの踏込み操
作と表示画面上におけるカーソルの方向との関係を示す
【図13】 同入力装置における表示画面上における機
能領域をクリック(選択)する場合の足による操作手順
と表示画面上のカーソルの移動変化との関係を示す図
【図14】 同入力装置を用いて可変データを入力する
場合の表示画面上の動作を示す図
【図15】 一般的なマウスを用いた入力装置が組込ま
れた情報処理装置及びマウスの操作を示す図
【符号の説明】
12…演算処理部 13…表示装置 14…プリンタ 15…足置台 16…方向プレート 17…選択ペダル 18…アクセルペダル 19a…左足 19b…右足 23…GUI 24…信号変換部 25…方向検出回路 26…選択検出回路 27…アクセル検出回路 28U ,28D ,28R ,28L ,35,39…圧力セ
ンサ 31…ベクトル合成回路 37…積分回路 41…2値化回路 42…機能領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の表示画面に表示された複数の
    機能領域のうちカーソルでクリックされた機能領域に対
    応する機能の処理を実行させる情報処理装置の入力装置
    において、 操作者が足で踏圧操作するための方向プレートと、 この方向プレートにおける踏圧方向を検出する方向検出
    回路と、 操作者が足で踏押操作するための選択ペダルと、 この選択ペダルの操作を検出する選択検出回路と、 操作者が足で踏押操作するためのアクセルペダルと、 このアクセルベダルの踏込開始と踏込量とを検出するア
    クセル検出回路と、 このアクセル検出回路における踏込開始検出に応じて、
    前記方向検出回路の検出方向へ前記アクセル検出回路で
    検出された踏込量に対応する速度で前記表示画面上のカ
    ーソルを移動させるカーソル移動手段と、 前記カーソルの移動期間中における前記選択検出回路の
    ペダル操作検出に応じて、前記カーソルの移動を停止さ
    せるカーソル移動停止手段と、 前記カーソルの停止期間中における前記選択検出回路の
    ペダル操作検出に応じて、前記表示画面上で該当カーソ
    ルが位置する機能領域をクリックするクリック手段とを
    備えた情報処理装置の入力装置。
  2. 【請求項2】 前記方向プレートはほぼ円形状に形成さ
    れ、 前記方向検出回路は、前記方向プレートの周上の少なく
    とも3か所に配設された圧力センサと、この各圧力セン
    サの各出力信号をベクトル合成することによって前記踏
    圧方向を算出するベクトル合成回路とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の情報処理装置の入力装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセル検出回路内には、前記アク
    セルベダルの踏込圧力を検出する圧力センサと、この圧
    力センサの出力信号の急激な変化を抑制するための積分
    回路とが組込まれていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の情報処理装置の入力装置。
JP8211153A 1996-08-09 1996-08-09 情報処理装置の入力装置 Pending JPH1055248A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0532302A2 (en) * 1991-09-11 1993-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
JP2007094469A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Nara Institute Of Science & Technology 入力操作装置
US10353489B2 (en) 2016-04-13 2019-07-16 Seiko Epson Corporation Foot input device and head-mounted display device

Cited By (3)

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