JPH1055034A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH1055034A
JPH1055034A JP8211588A JP21158896A JPH1055034A JP H1055034 A JPH1055034 A JP H1055034A JP 8211588 A JP8211588 A JP 8211588A JP 21158896 A JP21158896 A JP 21158896A JP H1055034 A JPH1055034 A JP H1055034A
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slider
linear motor
sliders
stator
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JP8211588A
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Inventor
Yasuhiro Matsumoto
安弘 松本
Katsuhiro Nanba
克宏 難波
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像を光学的に走査するための光学部品
を搭載する2つのスライダを備える画像読み取り装置で
あり、低コストで高速に各スライダを駆動することがで
きる画像読み取り装置を提供する。 【解決手段】 照明ランプLPや反射ミラーm1、m
2、m3を搭載するスライダSL1と、反射ミラーm
4、m5を搭載するスライダSL2とを、ワイヤWとプ
ーリーp1、p2及びp3によりスライダSL1がスラ
イダSL2に対し2倍の速度で移動するように連結し、
両スライダをスライダSL1に接続されたモータLDM
1及びスライダSL2に接続されたモータLDM2によ
り発生される駆動力の合力により駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、イメージ
スキャナ等に搭載される画像読み取り装置、特に原稿画
像を光学的に走査するための光学部品を搭載して往復移
動する2つのスライダを有する画像読み取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を光学的に走査する画像読み取
り装置は、従来より複写機に搭載されたり、コンピュー
タやプリンタ等と併用されるイメージスキャナとして広
く利用されている。一般的に画像読み取り装置において
は、原稿台に置かれた原稿画像の読み取りは、原稿台上
の原稿を照明する照明ランプ及びミラーを搭載した第1
スライダとミラーを搭載した第2スライダが、原稿台に
平行に移動しつつ原稿を走査して、原稿面で反射された
反射光を第1スライダ上のミラー及び第2スライダ上の
ミラーで結像レンズに導き、結像光をイメージセンサ等
により読み取ったり、或いは、結像光をさらに反射ミラ
ー手段を介して感光体に導くことにより行われている。
この際、第1スライダと第2スライダを速度比2:1で
移動させることで、原稿面から第1ミラー及び第2ミラ
ーを介して結像レンズに導かれる原稿の反射光の光路長
を一定にして、画像歪みのない良好な画像を読み取って
いる。
【0003】上記第1スライダ及び第2スライダの駆動
方法としては、例えば両スライダを上記のように2:1
の速度比で移動させるようなリンク機構により結合し、
第1スライダ又は第2スライダのうちいずれか一方のス
ライダをモータにより駆動し、他方のスライダについて
は該リンク機構により伝達される該一方のスライダを駆
動するモータ駆動力により駆動することが知られてい
る。
【0004】また、例えば特開昭61−59324号公
報や特開昭61−239236号公報においては、各ス
ライダに設けられたリニアモータをそれぞれ独立に速度
制御して、上記のように速度比2:1で駆動することを
教えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に一方のスライダをモータにより、他方のスライダをリ
ンク機構を介して伝達される駆動力により駆動する場合
には、該モータは二つのスライダを駆動するだけの駆動
力を発生しなければならず、それだけ大型化し重量も重
くなるため、モータ駆動電流を大きくしたとしても両ス
ライダを高速駆動、短時間加速させることには限界があ
る。
【0006】また、特開昭61−59324号公報や特
開昭61−239236号公報が教えるように、第1及
び第2のスライダを独立して速度制御すると、両スライ
ダの相対的位置関係を管理しなければならず、又各スラ
イダを速度制御するための高精度の速度制御装置を各ス
ライダの対して設けなければならず、すなわち、該速度
制御装置を2つ設けなければならず、それだけコスト高
になる。
【0007】そこで本発明は、原稿画像を光学的に走査
するための光学部品を搭載する2つのスライダを有する
画像読み取り装置であり、低コストで高速に各スライダ
を駆動することができる画像読み取り装置を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、原稿画像を光学的に走査する画像読み取り
装置であって、所定位置に配置される原稿を照明する照
明装置及び前記原稿からの反射画像光を所定方向に導く
反射ミラーを搭載して往復移動できる第1スライダと、
前記第1スライダ上の反射ミラーから到来する画像光を
所定方向に導く反射ミラーを搭載して前記第1スライダ
と同方向に往復移動できる第2スライダと、前記第1ス
ライダが前記第2スライダに対し2倍の速度で移動する
ように、該第1及び第2のスライダを連結する連動機構
と、前記第1スライダを往復駆動できるように該第1ス
ライダに接続された第1のリニアモータと、前記第2ス
ライダを往復駆動できるように該第2スライダに接続さ
れた第2のリニアモータと、前記第1及び第2のスライ
ダを所定の速度で(すなわち、所定の方向及び速さ、所
定の方向への加速、減速等で)、前記連動機構のもとに
連動させるように前記第1及び第2のリニアモータを制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像読み取
り装置を提供する。
【0009】本発明に係る画像読み取り装置は、前記第
2スライダ上の反射ミラーのあとの反射画像光の光軸上
に結像用のレンズを設け、さらに該結像用レンズのあと
に画像光を感光体等の静電潜像担持体に導くミラー手段
を採用したり、或いは、該結像用レンズのあとにCCD
撮像素子からなるイメージセンサを設けるなどできる。
前者の画像読み取り装置はアナログ複写機等に適用で
き、後者の画像読み取り装置はデジタル複写機、イメー
ジスキャナ等に適用できる。
【0010】前記第1及び第2のスライダ上に搭載され
る反射ミラーの数、位置、向きは適宜定めることができ
る。本発明の画像読み取り装置においては、第1及び
(又は)第2リニアモータの電機子コイルに通電する
と、該電機子コイルに臨む界磁マグネットが形成する磁
界との相互作用により第1及び(又は)第2リニアモー
タは駆動力(推進力)を発生する。第1及び第2リニア
モータが発生させる駆動力の合力は、第1スライダを第
2スライダに対し2倍の速度で移動するように、すなわ
ち、第1スライダと第2スライダとの速度比が2:1と
なるように、前記連動機構を介して該第1及び第2のス
ライダに分配される。各スライダに分配された駆動力に
より、第1スライダと第2スライダは速度比を2:1、
したがって移動距離比も2:1として駆動される。
【0011】したがって、第1又は第2リニアモータの
いずれか一方の電機子コイルだけに通電しても、或いは
両リニアモータの電機子コイルに通電しても第1及び第
2の両スライダを駆動することができ、両リニアモータ
制御の態様は種々考えられるが、例えば両リニアモータ
の前記制御手段として次のようなものを挙げることがで
きる。
【0012】すなわち、前記制御手段は、前記第1及び
第2のスライダを移動させるとき、前記第1及び第2の
リニアモータのうち、一方のリニアモータが主動力源と
なり、他方のリニアモータが補助動力源となるように、
且つ、該両スライダのそれぞれが所定の速度で移動する
ように該両リニアモータを制御するものである。この場
合、主動力源となるリニアモータに接続されたスライダ
(第1又は第2スライダのうちいずれか一方)は、該主
動力源となるリニアモータの発生する駆動力により駆動
される。また、補助動力源となるリニアモータに接続さ
れたスライダは、該補助動力源となるリニアモータの発
生する駆動力及び連動機構を介して伝達される主動力源
となるリニアモータの発生する駆動力により駆動され
る。
【0013】例えば、第1及び第2のスライダをそれぞ
れ所定の速度で定速駆動するときには、両スライダを加
減速駆動するときよりも必要とする駆動力が小さいた
め、補助動力源となるリニアモータが発生させる駆動力
は、該補助動力源となるリニアモータに接続されたスラ
イダが案内手段に沿って摺動するような場合には、該摺
動負荷に応じた駆動力とすることができる。
【0014】また、第1及び第2のスライダを加減速駆
動するときには、例えば第1及び第2のリニアモータの
各電機子コイルにそれぞれ許容される最大電流又はそれ
に近い電流を流すことにより、第1及び第2リニアモー
タはそれぞれ大きい駆動力を発生させることができ、そ
れら大駆動力の合力は第1スライダと第2スライダとを
速度比2:1で駆動するように連動機構を介して分配さ
れて、両スライダを短時間に加減速させることができ
る。
【0015】前記制御手段のさらに具体的な例として次
のものを挙げることができる。すなわち、前記制御手段
は、前記第1及び第2のスライダが原稿画像走査のため
に走査方向へ加速され、次いで該走査のために定速駆動
されるべきときは、前記第1スライダに接続された前記
第1リニアモータが主動力源となり、前記第2リニアモ
ータが補助動力源となるように、且つ、該両スライダの
それぞれが所定の速度で移動するように該両リニアモー
タを制御し、前記第1及び第2のスライダが原稿画像走
査終了後減速され、停止し、引き続きリターン駆動され
るべきときは前記第2スライダに接続された前記第2リ
ニアモータが主動力源となり、前記第1リニアモータが
補助動力源となるように、且つ、該両スライダのそれぞ
れが所定の速度で移動するように該両リニアモータを制
御するものである。
【0016】この場合、後述するように連動機構がワイ
ヤやベルト等を用いて第1スライダ及び第2スライダを
連結しているようなときには、原稿画像走査のために両
スライダを加速、定速駆動する場合、上記のように第1
スライダに接続された第1リニアモータを主動力源に、
第2スライダに接続された第2リニアモータを補助動力
源とすることで、第1スライダが第2スライダを引っ張
ることとなり、逆に原稿画像走査終了後、両スライダを
減速、停止させ、初期位置へリターンさせる折り返し動
作では、第2スライダが第1スライダを引っ張ることに
なり、これらにより該ワイヤやベルト等のバネ振動が抑
制され、スライダの速度ムラや振動を抑制できる。な
お、連動機構がワイヤやベルト等を利用したものである
ときには、その機構にもよるが逆に、両スライダを加
速、定速駆動する場合には、第1リニアモータを補助動
力源に、第2リニアモータを主動力源とし、折り返し動
作をする場合には、第1リニアモータを主動力源、第2
リニアモータを補助動力源としても速度ムラや振動を抑
制することも可能である。
【0017】前記第1及び第2のリニアモータの態様と
しては、例えば次のものを挙げることができる。第1の
例としては、前記第1リニアモータは、前記スライダの
往復移動方向に延び、界磁マグネットが形成されたシャ
フト形状の固定子と、前記固定子に外嵌する電機子コイ
ルを有し、前記第1スライダに接続された可動子とから
なっており、前記第2リニアモータは、前記スライダの
往復移動方向に延び、界磁マグネットが形成されたシャ
フト形状の固定子と、前記固定子に外嵌する電機子コイ
ルを有し、前記第2スライダに接続された可動子とから
なっており、前記第1リニアモータの固定子と前記第2
リニアモータの固定子とは該両モータに共通のものであ
る。
【0018】また、第2の例としては、前記第1リニア
モータは、前記スライダの往復移動方向に延び、界磁マ
グネットが形成されたシャフト形状の固定子と、前記固
定子に外嵌する電機子コイルを有し、前記第1スライダ
に接続された可動子とからなっており、前記第2リニア
モータは、前記スライダの往復移動方向に延び、界磁マ
グネットが形成されたシャフト形状の固定子と、前記固
定子に外嵌する電機子コイルを有し、前記第2スライダ
に接続された可動子とからなっており、前記第1リニア
モータの固定子と前記第2リニアモータの固定子とは該
両モータ間で前記可動子が衝突しないように位置をずら
せて平行に配置されている。
【0019】前記連動機構としては、前記第1リニアモ
ータ可動子の移動領域両端部に臨む一対の定位置プーリ
ーと、前記第2リニアモータ可動子に支持された動プー
リーと、両端部が固定部材に連結され、途中部分が前記
プーリーに順次巻き掛けられるとともに、前記第1リニ
アモータ可動子に連結された巻き掛け部材(ワイヤ、ロ
ープ等)を含むものを例示できる。
【0020】さらに具体例として次のものを例示でき
る。すなわち、前記第1リニアモータ可動子の往復移動
領域の両端部近傍の定位置に回転自在に配置された第1
スライダ初期位置側の第1の定位置プーリー及びそれと
は反対側位置の第2の定位置プーリーと、前記第2リニ
アモータ可動子に回転自在に支持された動プーリーと、
一端部が第1固定部材に連結され、そこから延びて前記
動プーリーに巻き掛けられ、次いで前記第1リニアモー
タ可動子に連結され、さらに前記第2定位置プーリー、
前記第1定位置プーリーと順次巻き掛けられ、再び前記
動プーリーに巻き掛けられたのち他端部が第2の固定部
材に連結された巻き掛け部材(ワイヤ、ロープ等)とを
含む連動機構である。
【0021】また、第1リニアモータ可動子を第2リニ
アモータ可動子の、移動方向に間隔をあけて設けた軸受
け間に配置し、連動機構として、該第2リニアモータ可
動子の移動方向両端部に回転自在に支持されたプーリー
と、一端部が固定部材に連結され、そこから延びて一方
の前記プーリーに、巻き掛けられ、次いで第1リニアモ
ータ可動子に連結され、さらに他方の前記プーリーに巻
き掛けられたのち、他端部が固定部材に連結された巻き
掛け部材(ワイヤ、ロープ等)とを含むものも例示でき
る。この場合、第2リニアモータ可動子の両軸受け間隔
を広くとって、第2スライダの振れを抑制することがで
きる。
【0022】いずれにしても画像読み取り時には、前記
第1スライダ及び第2スライダは次のように駆動され
る。すなわち、該第1スライダについては、該第1スラ
イダの所定の初期位置から所定の速度まで加速され、該
所定速度を画像読み取り領域を移動している間(原稿画
像走査中)維持して、該画像読み取り領域を通過した後
は減速され、反転して前記初期位置に復帰、停止する。
また、該第2スライダについては、該第2スライダの所
定の初期位置から所定の速度まで加速され、該所定速度
を画像読み取り領域を移動している間維持して、該画像
読み取り領域を通過した後は減速され、反転して該第2
スライダの初期位置に復帰、停止し、かくして第1スラ
イダと共に画像読み取りの1サイクルを終了する。画像
読み取り領域を移動している間(原稿画像走査中)に維
持される第1スライダと第2スライダの所定の速度は、
前記連動機構によりその速度比が2:1となる。
【0023】第1スライダ及び第2スライダが画像読み
取り領域通過中は、第1スライダに搭載された照明装置
により原稿画像に光が照射され、その反射光は、同一光
軸上に配置された第1スライダ上のミラー及び第2スラ
イダ上のミラーによって結像用レンズ等に導かれること
により、原稿画像は読み取られる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に示す装置は、本発明の一実
施形態である画像読み取り装置をデジタル複写機に搭載
したものであり、図1(A)は該装置の概略平面図、図
1(B)は該装置の概略側面図である。なお、図1
(A)において、原稿台は図示を省略してある。
【0025】この画像読み取り装置は、平坦な透明ガラ
ス製の原稿台4を備え、原稿台4の下には、原稿台4に
平行に駆動される第1スライダSL1、第2スライダS
L2が配置され、又図示しない支持手段により支持され
ている読み取りユニット6も配置されている。第1スラ
イダSL1には、原稿台4上に載置される原稿を照明す
る照明ランプLP、照明ランプLPの照射光を原稿に向
けるための反射ミラーm1、m2、原稿からの反射光を
第2スライダSL2の方に導くための反射ミラーm3が
搭載されている。
【0026】第1スライダSL1は、その進行方向に対
し直角な方向に一定の幅を有し、その一端部には該スラ
イダSL1の駆動手段となるリニアモータLDM1を構
成する可動子10が接続され、又他端部には支持ローラ
r1を備えている。可動子10は原稿台4に平行に配置
される固定子3に外嵌している。可動子10は固定子3
に外嵌する3相の電機子コイルからなる可動子コイル1
1を有し、可動子コイル11には円筒形の可動子ヨーク
12が被嵌されている。該3相の電機子コイルは3相駆
動方式にてモータ駆動できるように、電気角にして2π
/3ずつずらした位置(2π/3ずれた位置と同位相の
位置でもよい)に配置されている。また、可動子10は
その両端部に軸受け13、13を有し、これら軸受け1
3により可動子10は固定子3に沿って滑らかに摺動で
きる。
【0027】固定子3は、N極、S極マグネットをその
長手方向に交互に配置した界磁マグネット31を有する
シャフト型のものであり、可動子10と共に、第1スラ
イダ駆動手段であるリニアモータLDM1を構成する。
したがって、可動子10の電機子コイル11に通電する
と界磁マグネット31との相互作用により推力が発生
し、可動子10に接続された第1スライダSL1は固定
子3を直動案内軸として、また、固定子3と平行に配置
されたガイドレール5の上を支持ローラr1が走行する
ことにより、これらに沿って往復移動できる。
【0028】固定子3は、さらに固定子長手方向にN極
とS極とを微細なピッチで交互に着磁してなる磁気スケ
ール32を備えている。磁気スケール32は界磁マグネ
ット31上に、重畳形成されている。また、可動子10
は、磁気スケール32に対向する位置に配置されて磁気
スケール32の磁気情報を読み取るための磁気センサS
MRを備えている。磁気センサSMRは、それには限定
されないが、本例ではMR素子と呼ばれる磁気抵抗素子
利用のセンサである。これら磁気スケール32及び磁気
センサSMRによりモータLDM1のエンコーダEが構
成されている。磁気センサの検出信号は、後述するPL
L制御部72等に入力される。なお、モータLDM1の
エンコーダは光学式のものを採用することもできる。
【0029】一方、第2スライダSL2には、前記反射
ミラーm3から導かれた画像光を読み取りユニット6に
導くための反射ミラーm4及びm5が搭載されている。
第2スライダSL2も第1スライダSL1と同様に、そ
の進行方向に対し直角な方向に一定の幅を有し、その一
端部には固定子3に外嵌する可動子20が接続され、他
端部には支持ローラr2を備えている。可動子20は、
第1スライダSL1に接続された可動子10と同様に、
可動子ヨーク22が被嵌された3相のコイルからなる電
機子コイル21を有し、両端部に設けられた軸受け2
3、23により固定子3に沿って摺動できる。可動子2
0及び固定子3により第2スライダの駆動手段となるリ
ニアモータLDM2を構成している。第2スライダSL
2も第1スライダSL1と同様にして、固定子3に沿っ
て往復移動できる。なお、本例ではモータLDM2の電
機子コイル21とモータLDM1の電機子コイル11は
同じものを使用している。
【0030】また、本発明の画像読み取り装置において
は、スライダSL1及びスライダSL2はワイヤ及びプ
ーリーによる機械的な連動機構により連結されている。
すなわち、第1スライダSL1に接続された可動子10
に設けられた係止部材14、第2スライダSL2に接続
された可動子20に回転可能に支持されたプーリーp
1、両スライダの移動範囲の両端近くに配置されて画像
読み取り装置の固定部材に回転自在に支持されたプーリ
ーp2及びp3に次のようにワイヤWが巻き掛けられて
いる。ワイヤWはその一端部が固定部材FR1に連結さ
れ、それから延びてプーリーp1、p2、p3の順に巻
き掛けられた後、係止部材14に連結され、さらにプー
リーp1に巻き掛けられた後、固定部材FR2に連結さ
れている。
【0031】このような連結により、第1スライダSL
1は第2スライダSL2と同方向に2倍の速度で移動す
る。すなわち、スライダSL1とスライダSL2の移動
速度比は2:1となる。以下、スライダSL1、SL2
の駆動手段となるリニアモータLDM1、LDM2がど
のように運転されるかについて図2、図3を参照して説
明する。
【0032】図2にリニアモータLDM1、LDM2を
駆動するために画像読み取り装置が備える駆動回路の概
略ブロック図を示す。画像読み取り装置はリニアモータ
LDM1を駆動するために、コンピュータ71、PLL
制御部72、補償回路部73及びPWM駆動回路部74
を備えており、また、リニアモータLDM2を駆動する
ために、前述のコンピュータ71及び駆動回路部75を
備えている。
【0033】リニアモータLDM1については、コンピ
ュータ71から目的とする速度に応じた基準クロック信
号がPLL制御部72に入力されるとともに、エンコー
ダEから可動子10(第1スライダSL1)の移動速度
信号がPLL制御部72にフィードバック入力される。
PLL制御部72は基準クロックのパルスとエンコーダ
からのフィードバック信号のパルスの周波数と位相差に
応じた信号を出力し、補償回路73で伝達系の進み遅れ
補償を行い、その出力電圧をモータLDM1の指令電圧
V1としてPWM駆動回路部74に入力する。PWM駆
動回路部74は該指令電圧V1に応じた電流をモータL
DM1の可動子コイル11に通電する。このとき、PW
M駆動回路部74においては、エンコーダEの信号によ
り駆動すべき方向が検出されている。
【0034】したがって、モータLDM1は基準クロッ
クのパルスとエンコーダフィードバック信号のパルスの
周波数と位相を合わせるように、換言すれば、可動子1
0の目標速度と一致するように駆動される。また、リニ
アモータLDM2については、コンピュータ71から後
述するような指令電圧V2が駆動回路部75に入力され
る。駆動回路部75は該指令電圧V2に応じた電流をモ
ータLDM2の可動子コイル21に一定通電する。この
とき、駆動回路部75においては、エンコーダEの信号
により駆動すべき方向が検出されている。
【0035】このようにモータLDM1、LDM2の可
動子コイル11、21に通電されることにより駆動力が
発生する。両モータにより発生する駆動力の合力は、ス
ライダSL1をスライダSL2に対し2倍の速度で移動
するように、前述のワイヤW及びプーリーp1、p2、
p3等からなる連動機構によって両スライダに分配され
る。各スライダに分配された駆動力によって、第1スラ
イダSL1と第2スライダSL2は速度比を2:1とし
て駆動されるとともに、第1スライダSL1については
前述のように速度制御される。したがって、第1スライ
ダは目標速度で駆動され、第2スライダSL2は第1ス
ライダSL1の1/2の速度で駆動される。
【0036】以上説明した本発明に係る画像形成装置を
搭載した複写機においては、モータLDM1、LDM2
の各電機子コイル11、21に通電する駆動回路部7
4、75に、それぞれ図3(B)、(C)に示すような
指令電圧V1、V2が入力される。そして、図3(A)
に例示するような速度パターンで第1スライダSL1と
第2スライダSL2が駆動される。
【0037】すなわち、各スライダはそれぞれのホーム
ポジションから所定の画像読み取り速度v1、v2(=
v1/2)まで加速され、画像読み取り領域移動中は定
速度v1、v2を維持し、画像読み取り領域通過後減
速、リターンして各ホームポジションに復帰するように
駆動される。図3(A)に示す加速、減速及びリターン
域においては、図3(B)、(C)に示すように駆動回
路部74、75に指令電圧V1、V2が入力されて、両
リニアモータLDM1、LDM2の電機子コイル11、
21に通電される。本例では、指令電圧V1とV2は略
同じ電圧とされるが、より詳しくは、走査方向への加速
時にはモータLDM1が主動力源となり、モータLDM
2が補助動力源となって、可動子10が可動子20を若
干引っ張るように電圧V1、V2が設定される。また、
減速、リターン時には、モータLDM2が主動力源とな
り、モータLDM1が補助動力源となって、可動子20
が可動子10を若干引っ張るように電圧V1、V2が設
定される。
【0038】また、定速域においては、モータLDM2
を駆動する駆動回路部75に入力される指令電圧V2
は、スライダSL2の摺動負荷分、例えばローラr2が
ガイドレール5を転動するときの負荷や可動子20の軸
受け23が固定子3と摺動するときの負荷分程度の推力
を発生させる微弱な指令電圧V2とされる。この場合
は、主動力源はモータLDM1、補助動力源はモータL
DM2となり、スライダSL2を定速駆動するのにモー
タLDM2が発生する駆動力だけでは不足する駆動力に
ついては、モータLDM1の駆動力から得ることができ
る。なお、加減速域、リターン域及び定速域における指
令電圧V2の切り替えは、コンピュータ71に入力され
るスライダSL1(モータLDM1)のエンコーダ信号
に基づいて行われる。なお、定速域においては、指令電
圧V2=0として、両スライダをモータLDM1の発生
する駆動力だけで駆動するようにしてもよい。
【0039】ここで、定速域における画像読み取り動作
について簡単に説明すると、照明ランプLPの照射光が
反射ミラーm1、m2により原稿台4上に載置された原
稿の方に向けられ、原稿によって反射された画像光が同
一光軸上に配置された反射ミラーm3、m4、m5によ
って読み取りユニット6のレンズ61に導かれ、該レン
ズ61により結像された結像光がCCD62により読み
取られることにより行われる。
【0040】このように本発明に係る画像読み取り装置
によると、スライダSL1とスライダSL2とは2:1
の移動距離比、速度比にて移動するように連結されてい
るため、各スライダを駆動するモータLDM1、LDM
2が発生させる推力の合力は、各スライダに分配され
る。このとき、一方のスライダを加速、減速させるのに
必要な推力の不足分の推力を他方のスライダの駆動推力
から得ることができるため、モータLDM1、LDM2
の電機子コイル11、21を大型化することなく、或い
は可動子コイル11、21に大電流を通電させることな
く高速に立ち上げることができる。また、本例のように
電機子コイル11、21を同タイプのものとすること
で、部品を共通化することができ、同タイプのものを多
数製造できるので、それだけ電機子コイルを安価にでき
る。
【0041】また、画像読み取り領域において、スライ
ダSL1を定速で移動させるとともに、スライダSL1
とスライダSL2を速度比や移動距離比を2:1に保つ
ために、第1スライダSL1については速度制御を行っ
て定速度に保ち、第2スライダについては機械的なリン
クにより該速度比、移動距離比を2:1に維持している
ため、従来のように各スライダを独立に高精度な速度制
御部を設けて速度制御する場合に比べて、該速度制御部
は一つだけ設ければよく、それだけ低コスト化できる。
【0042】次に、本発明の他の実施形態を図4を参照
して説明する。図4は本発明に係る画像読み取り装置を
デジタル複写機に搭載したものであり、図4(A)は該
装置の概略平面図、図4(B)は該装置の概略側面図で
ある。図4に示す画像読み取り装置は、図1に示す画像
読み取り装置とは第2スライダSL2の一端部に接続さ
れる可動子の軸受けの構造や、両スライダを機械的に連
結する構成が異なっており、以下この点について特に説
明する。なお、図1に示す部品と実質的に同じ作用を有
する部品には同じ参照符号を付してある。
【0043】第1スライダSL1については図1に示す
ものと同様のものであり、照明ランプLP、反射ミラー
m1、m2及びm3が搭載されており、一端部にはロー
ラr1を備え、他端部には可動子10が接続されてい
る。可動子10はシャフト状の固定子3に外嵌してい
る。第2スライダSL2は、反射ミラーm4及びm5が
搭載されており、一端部にはローラr2を備え、他端部
には可動子20が接続されている。可動子20は、固定
子3に外嵌するリング状の電機子コイル21を有し、軸
受け23、23が固定子3と摺動することにより固定子
3に沿って移動できる。ただし、この例では、軸受け2
3と軸受け23間の軸受け間距離を長くして、両軸受け
23の間に可動子10を配置している。一方の軸受け2
3(図4において左側の軸受け23)には電機子コイル
21が接続されており、両軸受け間は底板部材231に
より接続されている。また、第2スライダSL2と可動
子20全体の剛性を上げるために、略三角形状の板状部
材232がスライダSL2と可動子20を接続してい
る。
【0044】また、この例ではスライダSL1及びスラ
イダSL2は、次のようなワイヤ及びプーリーによる機
械的な連動機構によって連結されている。すなわち、第
1スライダSL1に接続された可動子10に設けられた
係止部材14と、第2スライダSL2に接続された可動
子20の両端部分に回転可能に支持されたプーリーp4
及びp5とに次のようにワイヤWが巻き掛けられてい
る。ワイヤWの一端部は画像読み取り装置の固定部材F
R3に連結されており、一方のプーリーp4に巻き掛け
られた後、係止部材14に連結され、さらに他方のプー
リーp5に巻き掛けられた後、固定部材FR4に連結さ
れている。
【0045】したがって、この例でも第2スライダSL
2は第1スライダSL1と同方向に移動でき、そのとき
の移動距離は第1スライダSL1の移動距離の1/2と
なる。以上説明した図4に示す画像読み取り装置におい
ても、図1に示す画像読み取り装置と同様の効果が得ら
れるとともに、この例では第2スライダSL2に接続さ
れた可動子20の軸受け間距離が長いため、スライダS
L2の可動子20取付け側端部よりローラr2側の端部
が遅れて動くといったフレが図1のものより抑制され、
それだけ良好な画像読み取りを行うことができる。
【0046】次に、本発明のさらに他の実施形態を図5
を参照して説明する。図5は本発明に係る画像読み取り
装置をデジタル複写機に搭載したものであり、図5
(A)は該装置の概略平面図、図5(B)は該装置の概
略側面図である。図5に示す画像読み取り装置において
は、図1に示す画像読み取り装置においては共通のもの
としていた固定子を、第1スライダSL1に接続された
可動子10については固定子3aを、第2スライダSL
2に接続された可動子20については固定子3bをそれ
ぞれ別に設け、両可動子10、20が衝突しないように
固定子3aを固定子3bの上側に平行に配置してある。
なお、図5(A)において、固定子3aと3bは理解容
易のためにずらして図示している。
【0047】また、この例でも、第1スライダSL1に
接続された可動子10に設けられた係止部材14、第2
スライダSL2に接続された可動子20に回転可能に支
持されたプーリーp6、及び画像読み取り装置の固定部
材に回転可能に支持されたプーリーp7、p8に次のよ
うにワイヤWが巻き掛けられことにより、スライダSL
1とSL2は連動して移動する。すなわち、ワイヤWの
一端部は画像読み取り装置の固定部材FR5に連結され
ており、プーリーp6、p7、p8の順に巻き掛けられ
た後、係止部材14に連結され、再びプーリーp6に巻
き掛けられた後、固定部材FR6に連結されている。
【0048】したがって、この例でも第2スライダSL
2は第1スライダSL1と同方向に移動でき、そのとき
の移動距離は第1スライダSL1の移動距離の1/2と
なる。以上説明した図5に示す画像読み取り装置におい
ても、図1に示す画像読み取り装置と同様の効果が得ら
れるとともに、この例では固定子をスライダSL1とス
ライダSL2とで別々に設けたことにより、画像読み取
り開始前の各スライダが位置するホームポジションにお
ける固定子長手方向(画像読み取り方向)の寸法を小さ
くすることができ、それだけ装置を小型に、コンパクト
にできる。
【0049】なお、図1、図4及び図5に示すいずれの
画像読み取り装置においても、次のように第1スライダ
SL1と第2スライダSL2を駆動するようにしてい
る。すなわち、画像読み取り方向(各図において、左か
ら右方向)にスライダSL1及びSL2を加速し、次い
で定速駆動するときには、先行する第1スライダSL1
に接続されたモータLDM1の駆動力が連動機構を介し
て第2スライダSL2に伝達するように、各モータLD
M1、LDM2の電機子コイル11、21に通電する電
流を設定する。すなわち、第2スライダSL2に接続さ
れたモータLDM2の駆動力を、第1スライダSL1が
第2スライダSL2を引っ張るようにスライダSL1が
ワイヤWを引っ張る速度より少し遅くなる速度で、第2
スライダSL2を駆動する程度の駆動力としている。
【0050】また、逆にスライダSL1及びSL2が画
像読み取り走査を終了して減速され、引き続き各ホーム
ポジションにリターンするように(図において右から左
方向)に移動するときには、第2スライダSL2に接続
されたモータLDM2の駆動力が連動機構を介して第1
スライダSL1に伝達され、スライダSL1を引っ張る
ように、第2スライダSL2のワイヤ引張速度より少し
遅い速度となる駆動力をモータLDM1に発生させる。
【0051】このようにスライダを移動させることで、
連動機構のワイヤテンションによるバネ振動を抑制する
ことができ、それだけスライダの速度ムラ、振動を抑制
することができ、良好な画像読み取りを行うことができ
る。以上説明した実施形態においては、第1スライダS
L1と第2スライダSL2とは、ワイヤ及びプーリーに
よる連動機構により連結されていたが、該連動機構はこ
れに限定されるものではなく、例えばギア及びギアベル
トその他を利用するものとすることもできる。
【0052】また、以上の説明では、本発明に係る画像
読み取り装置をデジタル複写機に搭載した例について説
明したが、本発明の画像読み取り装置はアナログ複写
機、イメージスキャナにも搭載できる。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、原稿画像を光学的に走
査するための光学部品を搭載する2つのスライダを有す
る画像読み取り装置であり、低コストで高速に各スライ
ダを駆動することができる画像読み取り装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデジタル複写機に搭
載された画像読み取り装置を示す図であり、図(A)は
該装置の概略側面図、図(B)は該装置の概略平面図で
ある。
【図2】図1に示す画像読み取り装置が備える駆動回路
の概略ブロック図である。
【図3】図3(A)は図1に示す画像読み取り装置の各
スライダが駆動される速度パターンの一例を示す図であ
り、図3(B)は第1スライダに接続されたモータを駆
動する駆動回路部に入力される指令電圧を示す図、図3
(C)は第2スライダに接続されたモータを駆動する駆
動回路部に入力される指令電圧を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態であるデジタル複写機に
搭載された画像読み取り装置を示す図であり、図(A)
は該装置の概略側面図、図(B)は該装置の概略平面図
である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態であるデジタル複
写機に搭載された画像読み取り装置を示す図であり、図
(A)は該装置の概略側面図、図(B)は該装置の概略
平面図である。
【符号の説明】
SL1、SL2 スライダ LDM1、LDM2 リニアモータ 10、20 可動子 11、21 可動子コイル 12、22 可動子ヨーク 13、23 軸受け 14 係止部材 m1、m2、m3、m4、m5 反射ミラー LP 照明ランプ 3、3a、3b 固定子 31 界磁マグネット 4 原稿台 5 ガイドレール 6 読み取りユニット p1、p2、p3、p4、p5、p6、p7 プーリー FR1、FR2、FR3、FR4、FR5、FR6 固
定部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を光学的に走査する画像読み取り
    装置であって、 所定位置に配置される原稿を照明する照明装置及び前記
    原稿からの反射画像光を所定方向に導く反射ミラーを搭
    載して往復移動できる第1スライダと、 前記第1スライダ上の反射ミラーから到来する画像光を
    所定方向に導く反射ミラーを搭載して前記第1スライダ
    と同方向に往復移動できる第2スライダと、 前記第1スライダが前記第2スライダに対し2倍の速度
    で移動するように、該第1及び第2のスライダを連結す
    る連動機構と、 前記第1スライダを往復駆動できるように該第1スライ
    ダに接続された第1のリニアモータと、 前記第2スライダを往復駆動できるように該第2スライ
    ダに接続された第2のリニアモータと、 前記第1及び第2のスライダを所定の速度で、前記連動
    機構のもとに連動させるように前記第1及び第2のリニ
    アモータを制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記第1及び第2のスラ
    イダを移動させるとき、前記第1及び第2のリニアモー
    タのうち、一方のリニアモータが主動力源となり、他方
    のリニアモータが補助動力源となるように、且つ、該両
    スライダのそれぞれが所定の速度で移動するように該両
    リニアモータを制御する請求項1記載の画像読み取り装
    置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記第1及び第2のスラ
    イダが原稿画像走査のために走査方向へ加速され、次い
    で該走査のために定速駆動されるべきときは、前記第1
    スライダに接続された前記第1リニアモータが主動力源
    となり、前記第2リニアモータが補助動力源となるよう
    に、且つ、該両スライダのそれぞれが所定の速度で移動
    するように該両リニアモータを制御し、前記第1及び第
    2のスライダが原稿画像走査終了後減速され、停止し、
    引き続きリターン駆動されるべきときは前記第2スライ
    ダに接続された前記第2リニアモータが主動力源とな
    り、前記第1リニアモータが補助動力源となるように、
    且つ、該両スライダのそれぞれが所定の速度で移動する
    ように該両リニアモータを制御する請求項1記載の画像
    読み取り装置。
  4. 【請求項4】前記第1リニアモータは、前記スライダの
    往復移動方向に延び、界磁マグネットが形成されたシャ
    フト形状の固定子と、前記固定子に外嵌する電機子コイ
    ルを有し、前記第1スライダに接続された可動子とから
    なっており、前記第2リニアモータは、前記スライダの
    往復移動方向に延び、界磁マグネットが形成されたシャ
    フト形状の固定子と、前記固定子に外嵌する電機子コイ
    ルを有し、前記第2スライダに接続された可動子とから
    なっており、前記第1リニアモータの固定子と前記第2
    リニアモータの固定子とは該両モータに共通のものであ
    る請求項1、2又は3記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】前記第1リニアモータは、前記スライダの
    往復移動方向に延び、界磁マグネットが形成されたシャ
    フト形状の固定子と、前記固定子に外嵌する電機子コイ
    ルを有し、前記第1スライダに接続された可動子とから
    なっており、前記第2リニアモータは、前記スライダの
    往復移動方向に延び、界磁マグネットが形成されたシャ
    フト形状の固定子と、前記固定子に外嵌する電機子コイ
    ルを有し、前記第2スライダに接続された可動子とから
    なっており、前記第1リニアモータの固定子と前記第2
    リニアモータの固定子とは該両モータ間で前記可動子が
    衝突しないように位置をずらせて平行に配置されている
    請求項1、2又は3記載の画像読み取り装置。
JP8211588A 1996-08-09 1996-08-09 画像読み取り装置 Withdrawn JPH1055034A (ja)

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