JPH08275499A - リニアモータ及び画像読み取り装置 - Google Patents

リニアモータ及び画像読み取り装置

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JPH08275499A
JPH08275499A JP7076570A JP7657095A JPH08275499A JP H08275499 A JPH08275499 A JP H08275499A JP 7076570 A JP7076570 A JP 7076570A JP 7657095 A JP7657095 A JP 7657095A JP H08275499 A JPH08275499 A JP H08275499A
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JP
Japan
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carriage
stator
linear motor
magnetized
mover
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Withdrawn
Application number
JP7076570A
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English (en)
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Mitsutoshi Iko
光俊 位高
Katsuhiro Nanba
克宏 難波
Masazo Ishiyama
雅三 石山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 位置制御等に関して複数種類の制御が必要と
なる被駆動部材の制御を簡単な構造で精度よく達成でき
るリニアモータを提供する。さらに、これにより画像走
査精度も向上する画像読み取り装置を提供する。 【構成】 着磁可能の棒状部材10に推進用界磁マグネ
ット11及びモータ運転制御のための複数種類の位置情
報を提供する複数の着磁部12、13、14、15、1
61、162をそれぞれ着磁形成してなる棒状の固定子
1と、固定子1に沿って移動可能で、着磁部12、14
に対応する磁気センサ431、432を有する可動子2
Aとからなるリニアモータ部LDMa、及び固定子1
と、固定子1に沿って移動可能で、着磁部13、15、
161、162に対応する磁気センサ433、434を
有する可動子2Bとからなるリニアモータ部LDMb、
並びにこれらモータ部を画像走査光学系のキャリッジC
1、C2の駆動源とする画像読み取り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状の固定子に沿って
可動子が移動するリニアモータ及びこのタイプのリニア
モータにより画像走査光学系が駆動される画像読み取り
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リニアモータは広い技術分野にわたって
利用されており、例えば複写機、イメージスキャナ等に
おける画像読み取り装置の原稿画像走査光学系の駆動に
も利用が試みられている。ここで画像読み取り装置の1
例を説明すると、図5に示すように、原稿を載置する原
稿台ガラス91の下方に照明ランプ92があり、このラ
ンプからの光は反射ミラーm1、m2に反射されてガラ
ス91上の画像読み取り位置93に集光され、原稿の反
射光はミラーm3及び一組のミラーm4、m5で反射さ
れ、レンズLNでリニア撮像素子であるCCD撮像部9
4に結像される。
【0003】ランプ92及びミラーm1、m2、m3は
可動キャリッジC1に搭載されており、ミラーm4、m
5は可動キャリッジC2に搭載されている。画像読み取
り時には、ランプ92及びミラーm1、m2、m3がキ
ャリッジC1の移動により、また、ミラーm4、m5が
キャリッジC2の移動によりそれぞれ原稿画像副走査方
向Xに駆動される。このとき、ランプ92及びミラーm
1、m2、m3とミラーm4、m5は2:1の速度比で
駆動される。従って、画像読み取り位置93からレンズ
LNに到る距離に変化は生じず、結像状態が保たれる。
CCD撮像部94に結像された像は、光電変換され、図
示しない画像処理回路に送られ、読み取りが完了する。
【0004】画像読み取り倍率の変更は副走査方向に関
してはキャリッジC1、C2の移動速度を調整すること
より、主走査方向に関してはCCD撮像部94から出力
される画像データを電気的に処理することにより行われ
る。このような画像読み取り装置における前記のキャリ
ッジC1やC2の駆動は、一般的には、図6に示す駆動
機構により行われている。
【0005】図6に示す駆動機構では、図6(A)に示
すように、副走査方向Xに延びるガイドロッド81があ
り、これに第1スライダ82及び第2スライダ83が摺
動可能に嵌まっており、第1スライダ82に前記のキャ
リッジC1の片側端部c11が連結され、第2スライダ
83に前記のキャリッジC2の片側端部c14が連結さ
れている。
【0006】キャリッジC1の自由端部c12は、そこ
に設けたローラc13がガイド99を転動することでガ
イドロッド81と平行に案内され、キャリッジC2の自
由端部c15は、そこに設けたローラc16がガイド9
9を転動することでガイドロッド81と平行に案内され
る。ガイドロッド81の両端近傍には定位置でプーリ8
41、842が回転可能に設けてあり、第2スライダ8
3の側面には別のプーリ(動滑車相当プーリ)831が
回転可能に設けてある。さらに、図6(B)に示すよう
に、両プーリ841、842の間の下方定位置に駆動プ
ーリ843があり、これはベルト伝動装置85を介して
回転モータ86により回される。
【0007】一本のワイヤ87が駆動プーリ843に一
周以上巻き掛けられ、一方では、端部プーリ841を廻
って第2スライダ83上のプーリ831に達し、これを
廻ってスプリング88にに連結される。スプリング88
は装置の固定部分に連結されて定位置にある。ワイヤ8
7は他方では、駆動プーリ843から他方の端部プーリ
842を廻って、途中で第1スライダ82に連結され、
さらに第2スライダ83上のプーリ831を廻って、前
記スプリング88と対向する位置において装置の固定部
分に連結されている。
【0008】この駆動系によると、モータ86を運転す
ることで駆動プーリ843を駆動回転させると、これに
ともなってワイヤ87が走行し、これに連結された第1
スライダ82が、従ってキャリッジC1が駆動されると
ともに、第2スライダ83が、従ってキャリッジC2が
第1キャリッジC1の2分の1の速度で駆動される。と
ころがこのような従来駆動系によると、モータ86から
スライダ82、83の間にベルト伝動装置、駆動プー
リ、定位置プーリ、ワイヤ等多くの部品が介在し、これ
ら部品の公差やばらつき、伸縮成分、取り付け状態等の
ためにキャリッジC1、C2のそのときどきの位置が不
正確になり、位置ずれしやすい。
【0009】また、キャリッジ位置検出のためのエンコ
ーダは、回転モータ86に付いており、該モータは一定
速度で回転するように運転されるのであるが、モータが
一定速度で回転しても、キャリッジC1、C2が一定速
度で移動するとは限らない。さらに、エンコーダからの
パルス数をカウントしてキャリッジ位置を割り出すの
で、誤差が大きくなる。また、エンコーダとは別にキャ
リッジC1、C2の初期位置(ホームポジション)を検
出するホームセンサも必要である。
【0010】これに対し、キャリッジC1、C2をリニ
アモータ、特に棒状の固定子に沿って可動子が移動でき
るリニアモータを採用し、該可動子にてキャリッジを駆
動すると、可動子の直線運動がそのままキャリッジの直
線運動となり、エンコーダの出力がそのままキャリッジ
の位置を表すことになり、簡単に精度の高いキャリッジ
の位置等の制御を行える。また、従来の回転モータエン
コーダに必要であったカウンタ回路も不要である。この
ような理由でリニアモータの利用が試みられているので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
前記のキャリッジC1、C2について言うと、キャリッ
ジC1はキャリッジC2の2倍の速度で副走査方向に駆
動されなければならないし、画像走査が終了すると、キ
ャリッジC1、C2がそれぞれ所定の位置でリーン開始
し、所定のホームポジションまで復帰してそこに停止し
なければならない等、複雑な制御が必要である。
【0012】そのため、かかるキャリッジの駆動にリニ
アモータを利用する場合には、これら複数種類の制御を
行うために複数のエンコーダが必要になり、構造が複雑
化するという問題がある。そこで本発明は、位置制御等
に関して複数種類の制御が必要となる被駆動部材をリニ
アモータで駆動しようとするときに、その制御を簡単な
構造で精度よく達成できるリニアモータを提供すること
を第1の課題とする。
【0013】また、本発明は、原稿画像の走査光学系に
おける、画像走査のための原稿照明ランプ及びこれとと
もに移動すべきミラーが搭載された第1キャリッジと、
前記ランプ及びミラーと協働して画像走査するためのミ
ラーを搭載した第2キャリッジとを有する画像読み取り
装置において、それらキャリッジの動作を前記第1の課
題を解決できるリニアモータ部を用いて、簡単な構造の
もとに精度よく制御でき、それにより画像走査精度も向
上する画像読み取り装置を提供することを第2の課題と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
る本発明のリニアモータは、着磁可能の棒状部材に推進
用界磁マグネット及びモータ運転制御のための複数種類
の位置情報を提供する複数の着磁部をそれぞれ着磁形成
してなる棒状の固定子と、該固定子に沿って移動可能
で、前記界磁マグネットに臨む電機子コイル及び前記各
位置情報提供のための着磁部に対応して該着磁部の情報
を読み取るセンサを有する可動子とを備えたことを特徴
としている。
【0015】また、前記第2の課題を解決する本発明の
画像読み取り装置は、原稿画像の走査光学系における画
像走査のための原稿照明ランプ及びこれとともに移動す
べきミラーが搭載された第1キャリッジと、前記ランプ
及びミラーと協働して画像走査するためのミラーを搭載
した第2キャリッジとをリニアモータで駆動走行させる
ようにし、該リニアモータは、着磁可能の棒状部材に推
進用界磁マグネット及びモータ運転制御のための複数種
類の位置情報を提供する複数の着磁部をそれぞれ着磁形
成してなる一本の棒状の固定子並びに前記第1キャリッ
ジに連結され、前記固定子に沿って移動可能で、前記界
磁マグネットに臨む電機子コイル及び前記位置情報提供
のための着磁部のうちいずれか1又は2以上に対応して
該着磁部の情報を読み取るセンサを有する第1可動子か
らなるリニアモータ部と、前記固定子並びに前記第2キ
ャリッジに連結され、前記固定子に沿って移動可能で、
前記界磁マグネットに臨む電機子コイル及び前記位置情
報提供のための着磁部のうちいずれか1又は2以上に対
応して該着磁部の情報を読み取るセンサを有する第2可
動子からなるリニアモータ部とを含むものであることを
特徴としている。
【0016】これら本発明に係るリニアモータ及び画像
読み取り装置において採用されるリニアモータ部におい
て、普通には、固定子上のモータ運転制御のための複数
の着磁部は、それぞれが種類のことなる制御に用いられ
る。また、かかる各着磁部はインクリメント型エンコー
ダを構成するためのものでも、複数の着磁部でアブソリ
ュート型エンコーダを構成するためのものであってもよ
い。
【0017】さらに、固定子上の固定子長手方向の一つ
の直線上に2種類以上の着磁を形成することも考えられ
る。このために、例えば、固定子長手方向の一つの直線
上にモータ運転制御のための複数の着磁部を、極性を変
えて設けること等も考えられる。本発明に係る画像読み
取り装置における各リニアモータ部に共通の固定子上の
モータ運転制御のための複数の着磁部としては、それに
は限定されないが、例えば次のもののいずれか2以上が
考えられる。 前記第1キャリッジの駆動制御用の着磁部 前記第2キャリッジの駆動制御用の着磁部 前記第1キャリッジのホームポジション検出のため
の着磁部 前記第2キャリッジのホームポジション検出のため
の着磁部 各定形原稿サイズにおける第1キャリッジのリター
ン位置を検出するための着磁部 各定形原稿サイズにおける第2キャリッジのリター
ン位置を検出するための着磁部 原稿サイズを検出するための位置情報を含む着磁部 シェーディング補正時の第1及び第2キャリッジの
停止位置を検出するための着磁部 シートスルー原稿や光透過型原稿の読み取りなど第
1及び第2キャリッジを停止させて画像を読み取る際の
該キャリッジの位置を検出するための着磁部 前記、及びの着磁部に対応する前記の情報読み取
りセンサは前記第1可動子に搭載され、前記、及び
の着磁部に対応する情報読み取りセンサは前記第2可
動子に搭載される。
【0018】前記との着磁部については、いずれか
一方だけを設け、それで第1、第2キャリッジのうち一
方のリターン位置を検出し、画像読み取り装置全体の動
作を制御する部分からの指示のもとに該一方のキャリッ
ジのリターン動作に他方のキャリッジのリターン動作を
連動させるようにしてもよい。この場合、前記及び
のいずれかに対応する読み取りセンサは不要である。ま
た、この場合、各定形原稿サイズにおける第1又は第2
キャリッジのリターン位置を検出するための着磁部を該
第1又は第2キャリッジのホームポジションを検出する
ための着磁部と固定子上の長手方向の同一直線上に配置
することも考えられる。
【0019】前記については、原稿サイズの検出は、
例えば原稿の有無を検出するためのセンサを第1キャリ
ッジ駆動用のリニアモータ部に搭載し、このリニアモー
タ部のみを運転することで行える。従って前記の原稿
サイズ検出のための着磁部は、各原稿サイズに対応する
該リニアモータ部の可動子の停止位置を示すように設け
ればよい。また、この着磁部はホームポジションやリタ
ーン位置を示す着磁部と同一直線上に配置してもよい
が、その場合は、ホームポジションやリターン位置の着
磁部とは極性を逆にした方がよい。
【0020】前記、については、これに対応するセ
ンサを第1キャリッジ駆動用リニアモータ部と第2キャ
リッジ駆動用リニアモータ部の両方に用意する必要があ
る。これら、の着磁部は全てを同一直線上に配置し
てもよいが、ホームポジション用着磁部とは、別の列に
するか、極性を別にするかしたほが望ましい。なお、こ
れらは、ホームポジションに対し、リターン位置とは逆
に位置する場合もある。
【0021】
【作用】本発明のリニアモータによると、可動子は固定
子に沿って駆動される。そして、固定子上には、モータ
運転制御のための複数種類の位置情報を提供する複数の
着磁部をそれぞれ着磁形成してあるとももに、可動子に
は、各位置情報提供のための着磁部に対応して該着磁部
の情報を読み取るセンサを設けてあるから、該各着磁部
とそれに対応する該センサとでエンコーダが形成され、
これらエンコーダ出力を利用して可動子動作を制御でき
る。
【0022】固定子にはモータ運転制御のための複数の
着磁部を設けてあるから、モータ全体の構成が簡素化さ
れているとともに、それら着磁部からモータ運転に要求
される位置情報を、直接的に簡単、正確に得ることがで
き、可動子動作を精度よく制御できる。また、本発明の
画像読み取り装置によると、このようなリニアモータ部
により、原稿画像の走査光学系における画像走査のため
の原稿照明ランプ及びこれとともに移動すべきミラーが
搭載された第1キャリッジと、前記ランプ及びミラーと
協働して画像走査するためのミラーを搭載した第2キャ
リッジとを駆動するようにしてあるので、装置全体の構
成が簡素化されるとともに、精度よく画像走査できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を、本発明に係るリニ
アモータを利用した画像読み取り装置の1例により図面
を参照して説明する。図1(A)は本発明に係るリニア
モータの1例を利用した画像読み取り装置の1例の概略
構成を示す図であり、図1(B)は図1(A)の装置に
おける原稿画像走査光学系のキャリッジ駆動部の平面図
である。なお、該キャリッジ駆動部におけるリニアモー
タ部については、図1(A)では、可動子2A及び2B
の位置だけを鎖線で示している。
【0024】この画像読み取り装置は、画像走査のため
の原稿照明ランプ92及びこれとともに移動すべきミラ
ーm1、m2、m3が搭載された第1キャリッジC1を
リニアモータ部LDMaにより駆動するようにし、前記
ランプ及びミラーと協働して画像走査するためのミラー
m4、m5を搭載した第2キャリッジC2をリニアモー
タ部LDMbで駆動するようにしたものである。
【0025】その他の点は、基本的には図5に示す従来
画像読み取り装置と同構造のものである。図5に示す装
置におけると同じ部品には同じ参照符号を付してある。
これら部品の動作も図5の装置と同様である。図1の画
像読み取り装置におけるキャリッジC1を駆動するリニ
アモータ部LDMaは、直線棒状の固定子1と、該固定
子に外嵌して、それに案内されて駆動される可動子2A
とからなっている。キャリッジC1は、その一端部c1
1がこの可動子2Aに連結され、自由端部c12は、そ
こに設けたローラr1が固定子1と平行なガイドレール
G上に乗ることで走行できる。
【0026】キャリッジC2を駆動するリニアモータ部
LDMbは、前記の固定子1と、該固定子に外嵌して、
それに案内されて駆動される可動子2Bとからなってい
る。キャリッジC2は、その一端部c14がこの可動子
2Bに連結され、自由端部c15は、そこに設けたロー
ラr2が前記のガイドレールG上に乗ることで走行でき
る。
【0027】前記の固定子1は、図1(B)と図2に示
すように、機械加工可能且つ着磁可能の材料から形成し
た断面円形の棒状部材10に後で数種類の着磁を施して
形成したものである。該着磁部は次のとおりである。な
お、図1(B)及び図2(A)においては、界磁マグネ
ット11以外の着磁部は符号MGでまとめて示してあ
る。詳細は図2(B)及び(C)に示す。 N極とS極を副走査方向Xに交互に配置した可動子
推進用界磁マグネット11、 第1キャリッジC1の駆動制御(ここでは速度制
御)に用いるファイン着磁部12であって、N極とS極
を副走査方向Xに細かいピッチで交互に配置したもの、 第2キャリッジC2の駆動制御(ここでは速度制
御)に用いるファイン着磁部13であって、N極とS極
を副走査方向Xに、前記着磁部12の2分の1のピッチ
で交互に配置したもの、 第1キャリッジC1のホームポジション検出のため
のアブソリュート型着磁部14、 第2キャリッジC2のホームポジション検出のため
のアブソリュート型着磁部15、 定形原稿サイズに応じた第2キャリッジC2のリタ
ーン位置を検出するための着磁部161、162。本例
では着磁部161、162は共に着磁部15と同極性で
ある。なお、着磁部161、162は着磁部15と同一
直線上に設けてある。
【0028】界磁マグネット11は、N極、S極を一周
期とする正弦波の磁束密度の分布を持つように着磁形成
したもので、図2(B)に示すように、他の着磁部12
等の読み取りに悪影響を与えて読み取りを不可能にする
ことを避けるために、固定子1の断面で見て、棒状部材
10上の着磁部12等を設ける底面側部分において磁力
が弱く、又は略無しに、それとは反対側部分で所定の十
分な磁力を得る磁力分布11aで設けてある。
【0029】また、第1、第2キャリッジ駆動制御用の
ファイン着磁部12、13も、それぞれN極、S極を一
周期とする正弦波の磁束密度の分布を持つように着磁形
成したものである。リニアモータ部LDMa及びLDM
bの可動子2A及び2Bは基本構成を同じくするもの
で、該可動子2A(2B)は、図1(B)及び図2
(A)に示すように、円筒形の可動子ヨーク21a(2
1b)と、この中に納められ、これに支持された円筒形
の電機子コイル22a(22b)有しており、電機子コ
イル22a(22b)は所定の間隙をおいて固定子1に
外嵌している。可動子ヨーク21a(21b)の両端部
には軸受け23a(23b)を設けてあり、この軸受け
により可動子2A(2B)は固定子1に案内されて走行
できる。
【0030】可動子2A(2B)における電機子コイル
22a(22b)は、電気角で2π/3ずつずらした位
置(なお、2π/3ずれた位置と同位相の位置でもよ
い)に配置した3相のコイルu、v、wからなってお
り、また、可動子2A(2B)には位置検出素子を配設
してある。この位置検出素子は、本例ではその位置での
界磁マグネット11の磁束の大きさと向きを検知する、
磁電変換素子の一種であるホール素子hu、hv、hw
である。ホール素子huはコイルuに対し設けてあり、
同様に、素子hvはコイルvに対し、素子hwはコイル
wに対し設けてある。そしてこれらホール素子が感知し
た磁束の大きさと向きに対応する大きさと向きの電流を
コイルに通電することで可動子2A(2B)がそれぞれ
駆動される。
【0031】また、図2の(A)及び(C)に示すよう
に、可動子2Aには、第1キャリッジC1の駆動制御用
ファイン着磁部12に対応する磁気センサ431と、第
1キャリッジC1のホームポジション検出用着磁部14
に対応する磁気センサ432が設けられており、これら
センサは可動子ヨーク21aに設けたセンサホルダ43
0aに支持される。また、可動子2Bには、第2キャリ
ッジC2の駆動制御用ファイン着磁部13に対応する磁
気センサ433と、第2キャリッジC2のホームポジシ
ョン検出用着磁部15及び定形原稿サイズに応じた第2
キャリッジのリターン位置を検出するための着磁部16
1、162に対応する磁気センサ434を備えており、
これらセンサは可動子ヨーク21bに設けたセンサホル
ダ430bに支持される。
【0032】なお、これら磁気センサは、ここではMR
素子と呼ばれる電流磁気効果型の磁気抵抗素子であり、
感度の高いものである。かくして、後述するように電機
子コイル22a(22b)に、前記のホール素子hu、
hv、hwからの出力に基づく制御下に通電することで
可動子2A(2B)の推力が発生し、可動子2A(2
B)が固定子1に沿って移動し、これによりキャリッジ
C1(C2)がそれぞれ片側駆動され、そられに搭載さ
れたランプ92や反射ミラーm1〜m5といった走査光
学系部材が副走査方向Xに移動せしめられ、原稿画像が
走査、読み取りされる。但し、走査時、可動子2Aは可
動子2Bの2倍の速度で駆動される。
【0033】可動子2A、2B、従ってキャリッジC
1、C2は、それぞれ後述するように所定速度で駆動さ
れるが、そのとき、キャリッジC1については、可動子
2A上の磁気センサ431が固定子1上の駆動制御用フ
ァイン着磁部12から読み取った磁気的信号波(図3
(A)に示すようなN極、S極を一周期とする連続信号
波)に基づいて速度制御され、キャリッジC2について
は、可動子2B上の磁気センサ433が固定子1上の駆
動制御用ファイン着磁部13から読み取った磁気的信号
波(これも図3(A)に示すような連続信号波)に基づ
いて速度制御される。
【0034】また、可動子2A、2Bが原稿サイズに応
じたリターン位置に達すると、可動子2B上の磁気セン
サ434が着磁部161又は162を検出し、その出力
に基づく画像読み取り装置の制御部(特にコンピュー
タ)からの指示により可動子2A、2B、従ってキャリ
ッジC1及びC2のリターン動作が開始され、それぞれ
のホームポジションに復帰し、停止する。このホームポ
ジションへの到達の検出は、キャリッジC1については
可動子2A上の磁気センサ432がホームポジション検
出用着磁部14を検出することでなされ、キャリッジC
2については可動子2B上の磁気センサ434がホーム
ポジション検出用着磁部15を検出すことでなされる。
そしてそれらセンサ出力に基づく画像読み取り装置の制
御部(特にコンピュータ)からの指示により可動子2
A、2Bが、従ってキャリッジC1、C2が停止され
る。
【0035】なお、着磁部161、162、14、15
から検出される信号は、図3(B)に例示するように、
パルス状の信号である。次に、リニアモータ部LDMa
(LDMb)の運転制御についてさらに説明する。既述
のとおり、固定子1の界磁マグネット11はN極、S極
を一周期とする正弦波の磁束密度の分布を持つように着
磁してある。また、既述のとおり、可動子2A(2B)
の電機子コイル22a(22b)は電気角で2π/3ず
つずらした位置(2π/3ずれた位置と同位相の位置で
もよい)に配置した3相のコイルu、v、wからなって
おり、各コイルにはその位置での界磁マグネット11の
磁束の大きさと向きを検知するホール素子hu、hv、
hwを設けてある。そしてこれらホール素子が感知した
磁束の大きさと向きに対応する大きさと向きの電流をコ
イルに通電することでモータ部LDMa(LDMb)が
運転されるのである。すなわち、ここではいわゆる3相
駆動方式が採用され、120度ずつ位相のずれた信号を
コイルに入力し、結果的に可動子の位置に関係なく一定
推力を得るようにしてある。また、ここでは、3相駆動
方式を採用するとともに、可動子を目標速度で駆動する
ために、一般にPLLと呼ばれている位相同期制御方式
を採用している。
【0036】図4(A)にモータ部LDMa(LDM
b)の運転制御のための電気回路の概略ブロック図を、
図4(B)に位相同期制御方式による速度制御回路を含
む運転制御回路の要部を示す。モータ部LDMaとLD
Mbの制御回路は、基本的には同構成であるので図4で
はこれらをまとめて示してある。但し、図4(A)に示
す直流電源41及び図4(B)に示すコンピュータ45
は、いずれのモータ部にも共通のものである。
【0037】図4(A)及び図4(B)において、41
は直流電源、42は前記のホール素子等を含む通電制御
回路部、43Pは可動子2A(2B)の移動速度を検出
するエンコーダ、43Qは可動子2Aのホームポジショ
ンを検出するエンコーダ、43Rは可動子2A(2B)
のリターン位置及び可動子2Bのホームポジションを検
出するエンコーダ、44は位相同期制御方式による速度
制御部を含む回路である。
【0038】図2(C)から分かるように、エンコーダ
43Pは、可動子2Aについては着磁部12とセンサ4
31からなり、可動子2Bについては着磁部13とセン
サ433とからなる。エンコーダ43Qは着磁部14と
センサ432からなる。エンコーダ43Rは着磁部16
1、162、15とセンサ434からなる。図4(B)
において、45は画像読み取りのためにモータ部LDM
a(LDMb)の所定の動作を指示するとともに、位相
同期制御部49に基準クロック信号を出力するマイクロ
コンピュータ、46はコンピュータ45の入出力ポー
ト、47は増幅器、48はスイッチング部、49は前記
の位相同期制御部、50は補償回路、51は増幅回路で
ある。
【0039】図4に示す制御回路によると、コンピュー
タ45から目的とする速度に応じた基準クロック信号が
位相同期制御部49に入力されるとともに、エンコーダ
43Pから可動子2A(2B)の移動速度信号が制御部
49にフィードバック入力される。位相同期制御部49
は、基準クロックのパルスとエンコーダ43Pからのフ
ィードバック信号のパルスの周波数と位相の差に応じた
信号を出力し、補償回路50で伝達系の進み遅れ補償を
行い、その出力電圧をホール素子の基準入力電圧とす
る。ホール素子は、それがある位置での磁束の大きさと
向きに対応する電圧を出力するが、その出力電圧は基準
入力電圧に比例する特性を持っている。従って、基準ク
ロック信号とフィードバック信号の差に応じた出力電圧
がホール素子から出力されることになる。ホール素子か
らの出力電圧は増幅回路51により比例増幅され、電機
子コイルに通電される。以上により、基準クロックのパ
ルスとフィードバック信号のパルスの周波数と位相を合
わせる、換言すれば、可動子2A(2B)の目標速度と
一致するようにモータ部LDMa(LDMb)が駆動さ
れる。
【0040】また、エンコーダ43Rからの検出信号に
基づくコンピュータ45の指示により可動子2A(2
B)がリターン位置でリターンを始め、エンコーダ43
Q及び43Rからのホームポジション検出信号に基づく
コンピュータ45の指示により両可動子2A、2Bがホ
ームポジションに停止する。以上説明した各リニアモー
タ部LDMa、LDMbは、可動子2A、2Bが固定子
1に案内されて走行でき、また、固定子1上には、モー
タ運転制御のための複数種類の位置情報を提供する複数
の着磁部12、13、14、15、161、162をそ
れぞれ着磁形成してあるとももに、可動子2A、2Bに
は、それら各着磁部に対応して読み取りセンサ431〜
434を設けてあるから、モータ部の構成が簡素化、コ
ンパクト化されているとともに、それら着磁部からモー
タ運転に要求される位置情報を、直接的に簡単、正確に
得ることができ、可動子2A、2Bの動作を精度よく制
御できる。
【0041】また、前記画像読み取り装置は、このよう
なリニアモータ部により、原稿画像の走査光学系におけ
る前記のキャリッジC1、C2を駆動するようにしてあ
るので、装置全体の構成が簡素化、コンパクト化されて
いるとともに、精度よく画像走査できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によると、位置制御等に関して複
数種類の制御が必要となる被駆動部材をリニアモータで
駆動しようとするときに、その制御を簡単な構造で精度
よく達成できるリニアモータを提供することができる。
また、本発明によると、原稿画像の走査光学系における
画像走査のための原稿照明ランプ及びこれとともに移動
すべきミラーが搭載された第1キャリッジと、前記ラン
プ及びミラーと協働して画像走査するためのミラーを搭
載した第2キャリッジとを有する画像読み取り装置にお
いて、それらキャリッジの動作を上記のリニアモータを
利用して、簡単な構造のもとに精度よく制御でき、それ
により画像走査精度も向上するものを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(A)は本発明に係るリニアモータ部を搭載
した画像読み取り装置の1例の概略構成を示す図、図
(B)は図(A)の装置におけるキャリッジ駆動部の平
面図である。
【図2】図(A)は図1(B)中に示すリニアモータ部
の断面図であり、図(B)は同リニアモータ部の固定子
における界磁マグネットの磁力分布と他の着磁部の位置
状態を示す図であり、図(C)は固定子における界磁マ
グネット以外の着磁部とこれに対応するセンサを示す図
である。
【図3】図(A)はリニアモータ部の固定子における可
動子速度制御用のファイン着磁部からの磁気的信号波の
状態例を示す図であり、図(B)は同固定子上のアブソ
リュート型着磁部からの信号状態例を示す図である。
【図4】図(A)はリニアモータの運転制御回路の概略
を示すブロック図、図(B)は位相同期制御方式の速度
制御回路を含む運転制御回路の要部を示す図である。
【図5】従来の画像読み取り装置の1例の概略構成を示
す図である。
【図6】図(A)は図5に示す装置における画像走査光
学系の駆動部の平面図であり、図(B)は同側面図であ
る。
【符号の説明】
LDMa、LDMb リニアモータ部(リニアモータ) 1 固定子 10 棒状部材 11 推進用界磁マグネット 2A、2B 可動子 21a、21b 円筒形可動子ヨーク 22a、22b 電機子コイル 23a、23b 軸受け C1 画像読み取り装置の照明ランプ及び反射ミラー支
持用の第1キャリッジ C2 画像読み取り装置の他の反射ミラー支持用の第2
キャリッジ 12 固定子1上の可動子2A速度制御用のファイン着
磁部 431 着磁部12に対応する磁気センサ 13 固定子1上の可動子2B速度制御用のファイン着
磁部 433 着磁部13に対応する磁気センサ 14 固定子1上の可動子2Aのホームポジション検出
用着磁部 432 着磁部14に対応する磁気センサ 15 固定子1上の可動子2Bのホームポジション検出
用着磁部 161、162 固定子1上の可動子2Bのリターン位
置検出用着磁部 434 着磁部15、161、162に対応する磁気セ
ンサ 43P 可動子2A(2B)の速度制御用エンコーダ 43Q 可動子2Aのホームポジション検出用エンコー
ダ 43R 可動子2A(2B)のリターン位置検出及び可
動子2Bのホームポジシ検出用エンコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着磁可能の棒状部材に推進用界磁マグネ
    ット及びモータ運転制御のための複数種類の位置情報を
    提供する複数の着磁部をそれぞれ着磁形成してなる棒状
    の固定子と、該固定子に沿って移動可能で、前記界磁マ
    グネットに臨む電機子コイル及び前記各位置情報提供の
    ための着磁部に対応して該着磁部の情報を読み取るセン
    サを有する可動子とを備えたことを特徴とするリニアモ
    ータ。
  2. 【請求項2】 原稿画像の走査光学系における画像走査
    のための原稿照明ランプ及びこれとともに移動すべきミ
    ラーが搭載された第1キャリッジと、前記ランプ及びミ
    ラーと協働して画像走査するためのミラーを搭載した第
    2キャリッジとをリニアモータで駆動走行させるように
    し、該リニアモータは、着磁可能の棒状部材に推進用界
    磁マグネット及びモータ運転制御のための複数種類の位
    置情報を提供する複数の着磁部をそれぞれ着磁形成して
    なる一本の棒状の固定子並びに前記第1キャリッジに連
    結され、前記固定子に沿って移動可能で、前記界磁マグ
    ネットに臨む電機子コイル及び前記位置情報提供のため
    の着磁部のうちいずれか1又は2以上に対応して該着磁
    部の情報を読み取るセンサを有する第1可動子からなる
    リニアモータ部と、前記固定子並びに前記第2キャリッ
    ジに連結され、前記固定子に沿って移動可能で、前記界
    磁マグネットに臨む電機子コイル及び前記位置情報提供
    のための着磁部のうちいずれか1又は2以上に対応して
    該着磁部の情報を読み取るセンサを有する第2可動子か
    らなるリニアモータ部とを含むものであることを特徴と
    する画像読み取り装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004044529A1 (en) * 2002-11-12 2004-05-27 Control & Measurement Systems Co., Ltd. Noncontact controller of electronic accelerator for an internal-combustion engine and an electric vehicle

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WO2004044529A1 (en) * 2002-11-12 2004-05-27 Control & Measurement Systems Co., Ltd. Noncontact controller of electronic accelerator for an internal-combustion engine and an electric vehicle

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