JPH1054513A - ガス機器の点火装置 - Google Patents
ガス機器の点火装置Info
- Publication number
- JPH1054513A JPH1054513A JP22733996A JP22733996A JPH1054513A JP H1054513 A JPH1054513 A JP H1054513A JP 22733996 A JP22733996 A JP 22733996A JP 22733996 A JP22733996 A JP 22733996A JP H1054513 A JPH1054513 A JP H1054513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- primary air
- pilot burner
- gas
- burner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常に簡単な構成により、ガス種に対応する
一次空気吸引量の調整を容易に行なうことができるガス
機器の点火装置を提供する。 【解決手段】 器具栓つまみの操作により点火プラグを
スパークさせてパイロットバーナを点火し、メインバー
ナに着火させるガス機器におけるパイロットバーナの燃
焼ガスと空気との混合を、上記パイロットバーナ内に配
設されるパイロットノズルの直径を燃焼ガス種に応じて
変更することで、パイロットバーナ基部に開設された一
次空気取込孔からの一次空気吸引量を調整するようにガ
ス機器の点火装置を構成した。
一次空気吸引量の調整を容易に行なうことができるガス
機器の点火装置を提供する。 【解決手段】 器具栓つまみの操作により点火プラグを
スパークさせてパイロットバーナを点火し、メインバー
ナに着火させるガス機器におけるパイロットバーナの燃
焼ガスと空気との混合を、上記パイロットバーナ内に配
設されるパイロットノズルの直径を燃焼ガス種に応じて
変更することで、パイロットバーナ基部に開設された一
次空気取込孔からの一次空気吸引量を調整するようにガ
ス機器の点火装置を構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイロットバー
ナ点火方式のガス機器におけるパイロットバーナ燃焼ガ
スと一次空気との混合比をガス種に応じて調整すること
が容易なガス機器の点火装置に関する。
ナ点火方式のガス機器におけるパイロットバーナ燃焼ガ
スと一次空気との混合比をガス種に応じて調整すること
が容易なガス機器の点火装置に関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】従来のこの種の点火装置の基本
的な構成を、図３に基づき説明すると、器具栓つまみ１
を押圧して一方向に回動させると、セイフティバルブ２
と閉子が開くと同時に、パイロットバルブ３が開き、こ
んろバーナおよびパイロットバーナ５に燃焼ガスが流
れ、同時に、圧電点火装置４が作動して点火プラグ６が
スパークしてパイロットバーナ５が点火し、メインバー
ナ７が着火するように構成されている。尚、図中符号８
は、こんろバーナの炎による加熱で上記セイフティバル
ブ２をマグネットに吸着させて「開」状態を保持するサ
ーモカップルである。
的な構成を、図３に基づき説明すると、器具栓つまみ１
を押圧して一方向に回動させると、セイフティバルブ２
と閉子が開くと同時に、パイロットバルブ３が開き、こ
んろバーナおよびパイロットバーナ５に燃焼ガスが流
れ、同時に、圧電点火装置４が作動して点火プラグ６が
スパークしてパイロットバーナ５が点火し、メインバー
ナ７が着火するように構成されている。尚、図中符号８
は、こんろバーナの炎による加熱で上記セイフティバル
ブ２をマグネットに吸着させて「開」状態を保持するサ
ーモカップルである。
【０００３】ところで、このような構成からなるガス機
器の点火装置にあっては、パイロットバーナ５における
燃焼ガス（ＬＰＧ，都市ガス等）と空気とを混合させる
必要があり、良好な燃焼状態を得るためには、上記燃焼
ガスの種類により、取込一次空気の量を調整する必要が
ある。
器の点火装置にあっては、パイロットバーナ５における
燃焼ガス（ＬＰＧ，都市ガス等）と空気とを混合させる
必要があり、良好な燃焼状態を得るためには、上記燃焼
ガスの種類により、取込一次空気の量を調整する必要が
ある。
【０００４】このようなパイロットバーナ５における燃
焼ガスと空気との混合方式としては、従来、図４乃至図
６に示すものが知られている。
焼ガスと空気との混合方式としては、従来、図４乃至図
６に示すものが知られている。
【０００５】図４に示す方式は、パイロットバーナ５の
基部に開設される一次空気取込孔９の直径ｄの大きさを
調整することで、一次空気吸引量を調整するように構成
されているが、この方式の場合、ガス種毎に直径ｄが異
なる何種類ものパイロットバーナ５を用意しなければな
らない、という問題を有していた。
基部に開設される一次空気取込孔９の直径ｄの大きさを
調整することで、一次空気吸引量を調整するように構成
されているが、この方式の場合、ガス種毎に直径ｄが異
なる何種類ものパイロットバーナ５を用意しなければな
らない、という問題を有していた。
【０００６】また、図５に示す方式は、パイロットバー
ナ５の基部に開設される一次空気取込孔９に、孔開口量
を調整するダンパ１０を設けることで、一次空気吸引量
を調整するように構成されているが、この方式の場合、
ダンパ１０という部品が必要であるため、部品点数が増
加してコスト高となり、また、ダンパ１０の組み付け作
業が煩雑である、という問題を有していた。
ナ５の基部に開設される一次空気取込孔９に、孔開口量
を調整するダンパ１０を設けることで、一次空気吸引量
を調整するように構成されているが、この方式の場合、
ダンパ１０という部品が必要であるため、部品点数が増
加してコスト高となり、また、ダンパ１０の組み付け作
業が煩雑である、という問題を有していた。
【０００７】さらに、図６に示す方式は、パイロットバ
ーナ５の基部に開設される一次空気取込孔９の開設位置
に対して、該パイロットバーナ５の内部に配置されるパ
イロットノズル１１の高さｌを調整することで、一次空
気吸引量を調整するように構成されているが、この方式
の場合、一次空気取込孔９の開設位置精度を精密に出す
ことが絶対条件であるため、これが非常に難しく、ま
た、一次空気吸引量の細かな制御も非常に難しい、とい
う問題を有していた。
ーナ５の基部に開設される一次空気取込孔９の開設位置
に対して、該パイロットバーナ５の内部に配置されるパ
イロットノズル１１の高さｌを調整することで、一次空
気吸引量を調整するように構成されているが、この方式
の場合、一次空気取込孔９の開設位置精度を精密に出す
ことが絶対条件であるため、これが非常に難しく、ま
た、一次空気吸引量の細かな制御も非常に難しい、とい
う問題を有していた。
【０００８】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、非常に簡単な
構成により、ガス種に対応する一次空気吸引量の調整を
容易に行なうことができるガス機器の点火装置を提供し
ようとするものである。
ものであって、その目的とするところは、非常に簡単な
構成により、ガス種に対応する一次空気吸引量の調整を
容易に行なうことができるガス機器の点火装置を提供し
ようとするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、器具栓つまみの操作により点
火プラグをスパークさせてパイロットバーナを点火し、
メインバーナに着火させるガス機器におけるパイロット
バーナの燃焼ガスと空気との混合を、上記パイロットバ
ーナ内に配設されるパイロットノズルの直径を燃焼ガス
種に応じて変更することで、パイロットバーナ基部に開
設された一次空気取込孔からの一次空気吸引量を調整す
るように構成したことを特徴とするものである。
め、この発明にあっては、器具栓つまみの操作により点
火プラグをスパークさせてパイロットバーナを点火し、
メインバーナに着火させるガス機器におけるパイロット
バーナの燃焼ガスと空気との混合を、上記パイロットバ
ーナ内に配設されるパイロットノズルの直径を燃焼ガス
種に応じて変更することで、パイロットバーナ基部に開
設された一次空気取込孔からの一次空気吸引量を調整す
るように構成したことを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の好適な一形態例を詳細に説明する。
明の好適な一形態例を詳細に説明する。
【００１１】図１と図２に示すように、この実施の一形
態例に係るガス機器の点火装置は、基本的な構成は、従
来の点火装置と同様、器具栓つまみを押圧して一方向に
回動させると、セイフティバルブと閉子が開くと同時
に、パイロットバルブが開き、こんろバーナおよびパイ
ロットバーナ１５に燃焼ガスが流れ、同時に、圧電点火
装置が作動して点火プラグがスパークしてパイロットバ
ーナ１５が点火し、メインバーナが着火するように構成
されている。
態例に係るガス機器の点火装置は、基本的な構成は、従
来の点火装置と同様、器具栓つまみを押圧して一方向に
回動させると、セイフティバルブと閉子が開くと同時
に、パイロットバルブが開き、こんろバーナおよびパイ
ロットバーナ１５に燃焼ガスが流れ、同時に、圧電点火
装置が作動して点火プラグがスパークしてパイロットバ
ーナ１５が点火し、メインバーナが着火するように構成
されている。
【００１２】そして、上記パイロットバーナ１５の基部
には、円形の一次空気取込孔１６，１６が開設されてい
る。尚、この形態例では、上記一次空気取込孔１６，１
６の直径は、燃焼ガス種に関係なく一定とする。
には、円形の一次空気取込孔１６，１６が開設されてい
る。尚、この形態例では、上記一次空気取込孔１６，１
６の直径は、燃焼ガス種に関係なく一定とする。
【００１３】また、上記燃焼ガスをパイロットバーナ１
５に噴出するパイロットノズル１７は、その先端部が一
次空気取込孔１６，１６よりも下流に位置するように配
設されていると共に、該パイロットノズル１７の直径Ｄ
は、燃焼ガス種によって異なるように構成されている。
５に噴出するパイロットノズル１７は、その先端部が一
次空気取込孔１６，１６よりも下流に位置するように配
設されていると共に、該パイロットノズル１７の直径Ｄ
は、燃焼ガス種によって異なるように構成されている。
【００１４】即ち、パイロットノズル１７の直径Ｄが大
きい場合には、パイロットバーナ１５の内周壁面とパイ
ロットノズル１７の外周壁面とで画成される一次空気流
路が狭まるため、一次空気取込孔１６，１６から吸引さ
れる一次空気吸込量は少なくなり、反対に、パイロット
ノズル１７の直径Ｄが小さい場合には、パイロットバー
ナ１５の内周壁面とパイロットノズル１７の外周壁面と
で画成される一次空気流路は広がるため、一次空気取込
孔１６，１６から吸引される一次空気吸込量は増加す
る。
きい場合には、パイロットバーナ１５の内周壁面とパイ
ロットノズル１７の外周壁面とで画成される一次空気流
路が狭まるため、一次空気取込孔１６，１６から吸引さ
れる一次空気吸込量は少なくなり、反対に、パイロット
ノズル１７の直径Ｄが小さい場合には、パイロットバー
ナ１５の内周壁面とパイロットノズル１７の外周壁面と
で画成される一次空気流路は広がるため、一次空気取込
孔１６，１６から吸引される一次空気吸込量は増加す
る。
【００１５】従って、燃焼ガス種に対応するパイロット
ノズル１７の直径を予め算出しておくことで、燃焼ガス
種に対応する直径のパイロットノズル１７をパイロット
バーナ１５に容易に組み付けることができる。
ノズル１７の直径を予め算出しておくことで、燃焼ガス
種に対応する直径のパイロットノズル１７をパイロット
バーナ１５に容易に組み付けることができる。
【００１６】
【発明の効果】この発明に係るガス機器の点火装置は、
以上説明したように、器具栓つまみの操作により点火プ
ラグをスパークさせてパイロットバーナを点火し、メイ
ンバーナに着火させるガス機器におけるパイロットバー
ナの燃焼ガスと空気との混合を、上記パイロットバーナ
内に配設されるパイロットノズルの直径を燃焼ガス種に
応じて変更することで、パイロットバーナ基部に開設さ
れた一次空気取込孔からの一次空気吸引量を調整するよ
うに構成したので、非常に簡単な構成により、ガス種に
対応する一次空気吸引量の調整を容易に行なうことがで
きる。
以上説明したように、器具栓つまみの操作により点火プ
ラグをスパークさせてパイロットバーナを点火し、メイ
ンバーナに着火させるガス機器におけるパイロットバー
ナの燃焼ガスと空気との混合を、上記パイロットバーナ
内に配設されるパイロットノズルの直径を燃焼ガス種に
応じて変更することで、パイロットバーナ基部に開設さ
れた一次空気取込孔からの一次空気吸引量を調整するよ
うに構成したので、非常に簡単な構成により、ガス種に
対応する一次空気吸引量の調整を容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の一形態に係るガス機器の点火
装置の要部を拡大して示す正面説明図である。
装置の要部を拡大して示す正面説明図である。
【図２】同点火装置の側面図である。
【図３】ガス機器の基本的な点火装置の構成を示す断面
図である。
図である。
【図４】従来の点火装置の燃焼ガスと空気との混合方式
の第１例を示す要部説明図である。
の第１例を示す要部説明図である。
【図５】従来の点火装置の燃焼ガスと空気との混合方式
の第２例を示す要部説明図である。
の第２例を示す要部説明図である。
【図６】従来の点火装置の燃焼ガスと空気との混合方式
の第３例を示す要部説明図である。
の第３例を示す要部説明図である。
１ 器具栓つまみ ３ パイロットバルブ ６ 点火プラグ ７ メインバーナ １５ パイロットバーナ １６ 一次空気取込孔 １７ パイロットノズル Ｄ パイロットノズルの直径
Claims (1)
- 【請求項１】 器具栓つまみの操作により点火プラグを
スパークさせてパイロットバーナを点火し、メインバー
ナに着火させるガス機器におけるパイロットバーナの燃
焼ガスと空気との混合を、上記パイロットバーナ内に配
設されるパイロットノズルの直径を燃焼ガス種に応じて
変更することで、パイロットバーナ基部に開設された一
次空気取込孔からの一次空気吸引量を調整することを特
徴とするガス機器の点火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22733996A JP3531703B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | ガス機器の点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22733996A JP3531703B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | ガス機器の点火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1054513A true JPH1054513A (ja) | 1998-02-24 |
| JP3531703B2 JP3531703B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=16859266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22733996A Expired - Fee Related JP3531703B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | ガス機器の点火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3531703B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110207115A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-09-06 | 华帝股份有限公司 | 一次空气限流机构及红外燃烧器 |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP22733996A patent/JP3531703B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110207115A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-09-06 | 华帝股份有限公司 | 一次空气限流机构及红外燃烧器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3531703B2 (ja) | 2004-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6162048A (en) | Dual orifice pilot assembly | |
| KR20020042450A (ko) | 저 함량 질소산화물의 예비혼합 버너 장치 및 방법 | |
| US5584681A (en) | Gas lighter | |
| US7214055B2 (en) | Colinear burner | |
| JPH1054513A (ja) | ガス機器の点火装置 | |
| US3486498A (en) | Method and device for ignition outflowing gas for the production of heating flames | |
| JPH0113243Y2 (ja) | ||
| JP2980533B2 (ja) | 予混合式ガスバーナ | |
| KR100259163B1 (ko) | 가스렌지의 버너구조 | |
| US2104298A (en) | Automatic oven lighter | |
| JPH0616266Y2 (ja) | ダイレクト点火用先混合ガスバーナ | |
| JP2023180177A (ja) | バーナー | |
| US1144501A (en) | Air and gas mixing device. | |
| JPS6261830B2 (ja) | ||
| CA2419443A1 (en) | Control method for gas burners | |
| JPS6321409A (ja) | コンロバ−ナ | |
| JPS5842774Y2 (ja) | ガスコンロ用バ−ナ | |
| JPH0444165B2 (ja) | ||
| JPH045873Y2 (ja) | ||
| JPH0531376Y2 (ja) | ||
| JPS5913820A (ja) | 燃焼器 | |
| EP0597645A1 (en) | Improvement relating to burners for gas appliances | |
| JPS6350615B2 (ja) | ||
| JPS5932808Y2 (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH07269817A (ja) | ガスバーナ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040224 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040225 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |