JPH1054472A - 弁ユニット - Google Patents
弁ユニットInfo
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- JPH1054472A JPH1054472A JP22755396A JP22755396A JPH1054472A JP H1054472 A JPH1054472 A JP H1054472A JP 22755396 A JP22755396 A JP 22755396A JP 22755396 A JP22755396 A JP 22755396A JP H1054472 A JPH1054472 A JP H1054472A
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- Japan
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- valve
- case
- guide hole
- valve body
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Valve Housings (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
期間に渡って安定した開閉弁作動が得られる弁ユニット
が望まれていた。 【解決手段】 上流側14Aと下流側14Bを連通させ
る流路15を直交する態様で弁座面となる弁ガイド穴1
6を設けた弁本体11と、弁本体11の外周囲を被覆す
る弁ケース12とで弁ハウジング13が形成され、弁ガ
イド穴16に開閉弁機構が装着され、弁本体11は耐熱
及び耐薬品性で自己潤滑性のある合成樹脂材で形成さ
れ、弁ケース12は耐熱及び耐薬品性で剛性の高い上記
弁本体11とは別の合成樹脂材で形成され、弁ケース1
2は弁本体11を形成する弁ブロックをインサート部材
として射出成形によって一体に構成されている。 【効果】 自己潤滑性で開閉弁としての性能は良好であ
るが、周囲の温度条件や外力の影響を受けて変形し易い
弁本体11を、剛性の高い弁ケース12で一体に被覆し
てその悪影響を解消することができる。
Description
して流路の開閉を行う弁ユニットに関するものであり、
各種の用途に使用することができるが、特に耐熱性や耐
薬品性を必要とし且つ静電的及び機械的に安定した性能
を必要とする個所での使用に好適であり、例えばICチ
ップなどの製造分野において、半導体ウエハを真空圧で
吸着保持する真空ピンセットの弁ユニットなどに利用す
ることができる。
件出願人が先に提案して特公平3−50672号公報及
び特公平5−75554号公報に開示された真空ピンセ
ットに使用されているものがある。これらの弁ユニット
では、弁本体内に形成された弁座面に沿って弁体が摺動
する開閉弁機構によって流路の開閉が行われるので、こ
の開閉弁機構が気密性を損なわない状態で円滑に作動す
ること、外力によって上記開閉弁機構の作動が損なわれ
ない機械的強度を備えていること、扱う流体の種類や使
用される周囲の雰囲気その他の使用条件に適合させて構
成部材の材質を所望に選定することが可能であること、
などが要求される。
としている上記真空ピンセット用の弁ユニットの場合に
は、シリコンウエハなどの被吸着部材に対して静電的及
び機械的な性能を損なうようなダメージを与えないため
に、次のような点に配慮をする必要がある。 静電気の帯電及び帯電による塵埃の付着を生じさせな
い導電性を備えていること。 ウエハを化学処理する薬品や洗浄液に晒されても、変
質したり金属イオンを発生させない耐薬品性を備えてい
ること。 長期使用に際しても、摺動摩擦する部分からパーティ
クルを発生させない低い摩擦係数で自己潤滑性を備えて
いること。 そこで、これらの真空ピンセット用の弁ユニットの場合
には、特に耐熱性と耐薬品性に優れ、摩擦係数が小さく
て自己潤滑性のあるフッ素樹脂材特に四フッ化エチレン
を主要な構成部材である弁本体などに多く使用してい
た。
の場合には機械的な剛性に難点があるので、外力を受け
た際に変形して開閉弁機構の作動が損なわれたり、気密
性が低下する恐れもあること、また、弁本体内に装着し
た開閉弁機構を抜け止め係止するためにねじ部材などを
用いると、上記フッ素樹脂材の機械的強度が少ないため
に当該ねじ部材が内部の流体圧の影響を受けて容易に脱
落する恐れがあると共に、薬品類の雰囲気で錆を発生す
るなど変質する恐れもあること、更に、静電気の帯電及
び帯電による塵埃の付着を生じさせない導電性の点に付
いても十分とは言えず、フッ素樹脂材を外部に露出させ
た状態で使用するとピンセット本体を手で把持した際の
摩擦によって静電気が発生する恐れもあること、などの
解決を必要とする様々な課題があった。
件出願人は弁本体を形成する合成樹脂材として、開閉弁
機構にとって重要な摩擦摺動性に優れた例えばフッ素樹
脂材などの合成樹脂材を従来と同様に使用し、この合成
樹脂材による弁本体が外部に露出して静電気による悪影
響を及ぼさないように、また外力によって弁本体が変形
して開閉弁機構の動作を損なわないように、弁本体を形
成する弁ブロックの外周囲を剛性が高く且つ十分な導電
性を有して静電気が発生しない別の合成樹脂材で形成さ
れた弁ケースで被覆するようにし、当該弁本体と弁ケー
スによって一体の弁ハウジングを構成するようにした弁
ユニットを着想した。なお、ここで云う弁ブロックと
は、流路の開閉を行う弁体を含む開閉弁構造が装着され
る弁本体の中間的な形態で、弁ケースを射出成形する際
にインサート部材とした弁本体のことであり、成形後に
追加工が施されて弁本体を形成するが、両者は実質的に
は同一のものである。
も、弁本体の外周囲に二つ割りした筒状の弁ケースをね
じ止めによって被着したり、筒状の弁ケースをねじ込み
によって弁本体に被着させて弁ハウジングが構成される
場合には、両部材間の連結強度や気密性の点で必要な性
能を確保することが困難であると共に、金属製のねじ部
材やゴム製のOリングなどの使用は耐熱及び耐薬品性の
点で望ましくない。そこで、摺動摩擦係数が小さくて自
己潤滑性に優れているので弁体の摺動に適しているが、
射出成形する事や機械的な剛性の点で多少難点があるフ
ッ素樹脂材などの合成樹脂材を弁本体に用いると共に、
耐熱及び耐薬品性を備え且つ機械的な剛性に優れた導電
性の良い合成樹脂材例えばカーボン繊維入りのPEEK
材などを弁ケースに用い、開閉弁機構が装着される弁本
体をインサート部材として射出成形された弁ケースによ
って一体の弁ハウジングを構成させ、これによりそれぞ
れの部材の特性を生かしつつ且つ欠点を補うようにし
た。
異質の合成樹脂材を射出成形によって一体化させた場合
でも、両者の性状の相違によって一体性が損なわれて双
方の特性を十分に引き出せないこともあり、特に弁本体
を形成する合成樹脂材と弁ケースを形成する合成樹脂材
の熱膨張係数が異なると、射出成形して冷却した際に両
者の接合面に収縮による空隙が生じ、両者の機械的な一
体性を損なって強度が低下すると共に、気密性が損なわ
れて空気漏れによって吸着力が低下する恐れがある課題
を解決する必要がある。
膨張係数の大きいフッ素樹脂材を使用し、弁ケースに熱
膨張係数のきわめて小さいカーボン繊維入りPEEK材
を使用した場合に、射出成型時に膨張したフッ素樹脂製
の弁弁本体の外周に、カーボン繊維入りPEEK材によ
る弁ケースが被着形成されるが、成形後に弁本体が冷却
して収縮すると弁ケースとの接合面に空隙が生じ、機械
的強度や吸着力の低下の要因となる。
術の課題を解決し、機械的な精度と強度が外力や周囲の
雰囲気などに左右されることなく長期間に渡って維持さ
れ、静電気の発生も低減され、気密性が確保されるよう
に改善した弁ユニットの提供を目的とするものである。
ために、本発明の弁ユニットには、従来技術とは異なる
次のような工夫が施されている。第1の弁ユニットは、
上流側と下流側を連通させる流路が内部に形成された筒
状体で、当該流路を直交する態様で弁座面となる弁ガイ
ド穴を設けた弁本体と、この弁本体の外周囲を被覆する
弁ケースとで弁ハウジングが形成され、上記弁ガイド穴
に開閉弁機構が装着され、上記弁本体は耐熱及び耐薬品
性で自己潤滑性のある合成樹脂材で形成され、上記弁ケ
ースは耐熱及び耐薬品性で剛性の高い上記弁本体とは別
の合成樹脂材で形成され、上記弁ケースは上記弁本体を
形成する弁ブロックをインサート部材として射出成形に
よって一体に構成される。
トにおける上記弁本体には上記弁ガイド孔より上流側位
置と下流側位置の外周面にそれぞれ環状係止溝が凹設さ
れ、上記弁ケースの内周面には上記環状係止溝に嵌合す
る封止突起が突設され、上記弁ケースを射出成形する際
に上記封止突起が一体に形成されるようにした。
の弁ユニットにおける上記弁本体には上記弁ガイド孔が
開口する上端側に隣接して環状係止溝が凹設され、上記
弁ケースの内周面には上記環状係止溝に嵌合する補強突
起が突設され、上記弁ケースを射出成形する際に上記補
強突起が一体に形成されるようにした。
トにおける上記弁本体には上記弁ガイド孔が開口する上
端側に円形突起を設け、この円形突起の基部側外周に上
記環状係止溝が凹設され、上記弁ケースには上記円形突
起の外周に外ねじ筒が形成され、この外ねじ筒に螺着さ
せたねじキャップによって上記弁ガイド穴に装着した開
閉弁機構が抜け止め係止されるようにした。
トにおける上記弁ケースには上記補強突起の外側から上
記弁ガイド孔が開口する上端側の外周囲に突設する内ね
じ筒が形成され、この内ねじ筒内には上記弁ガイド穴に
装着した開閉弁機構の押さえ部材を装着すると共に、当
該内ねじ筒にねじキャップを螺着させて上記開閉弁機構
が抜け止め係止されるようにした。
ニットにおける上記開閉弁機構は、上記弁ガイド穴に沿
って上下に摺動して流路を開閉させる弁体と、この弁体
を開弁状態または閉弁状態の何れか一方に弾性付勢され
る弁ばねと、この弁ばねに抗して上記弁体を開弁状態ま
たは閉弁状態の何れか他方に昇降移動操作させる弁操作
手段で構成されている。
ニットにおける上記開閉弁機構は、上記弁ガイド穴に沿
って回転して流路を開閉させる弁体と、この弁体を開弁
状態または閉弁状態に回転移動操作させる弁操作手段で
構成されている。
ニットにおける上記弁ケースが導電性を有する合成樹脂
材で形成されている。
ニットにおける上記弁本体が四フッ化エチレン材で形成
され、上記弁ケースがカーボン繊維入りのポリエーテル
エーテルケトンで形成されている。
いて、真空ピンセットに適用した実施の形態に基づいて
詳細に説明する。真空ピンセットは、図1で示すよう
に、手で把持して流路の開閉操作を行う開閉弁の操作ボ
タン3が突設されたピンセット本体1と、被吸着物の吸
着または離脱を行う吸引口4が開口された各種形状の吸
着チップ5を先端に備えた吸着アダプター2とで構成さ
れている。
作ボタン3を含む開閉弁機構が装着された弁ユニット6
と、内部に吸引流路が形成されて弁ユニット6の後端側
にねじ結合される延長筒7と、吸着アダプター2を装着
するために弁ユニット6の前端側にねじ結合される連結
筒8を備えている。この真空ピンセットは、延長筒7の
後端側に設けたコネクタ7aに着脱されるコネクタ9及
び当該コネクタ9に装着された吸引ホース10を介して
真空ポンプなどの真空圧源に接続され、ピンセット本体
1を手で把持した状態で操作ボタン3を操作すると、弁
ユニット6に内蔵された開閉弁機構によって流路が連通
又は遮断するので、吸着アダプター2の吸引口4に負圧
または大気圧が発生して被吸着物の吸着または離脱が行
われる。
体11と弁ケース12によって弁ハウジング13が形成
され、弁ハウジング13内に形成された上流側流路14
Aと下流側流路14Bの間には軸心に沿った連通孔15
を設け、連通孔15の途中には連通孔15を直交して横
切る態様で弁室となる弁ガイド穴16を設け、弁ガイド
穴16には手動開閉弁を構成する弁体17及び弁ばね1
8が装着されている。弁体17は、中間部の外周に環状
溝19を設けると共に下端面にばね受けとなる凹嵌部2
0を設けた円柱体で形成され、凹嵌部20と呼吸孔21
を穿設した外周壁との間に弁体17を上方へ弾性付勢さ
せる弁ばね18が張設され、弁体17は弁ガイド穴16
の上端側開口縁部に形成されたねじ筒22に螺合するね
じキャップ23に抜け止め係止されると共に、弁体17
の上端にはねじキャップ23を摺動可能に挿通する態様
で弁棒24が取り付けられ、弁棒24の上端に操作ボタ
ン3が取り付けられる。
常時は流路を連通させた吸着可能な状態にしておくノー
マルオープン形式と、常時は流路を遮断させた吸着不能
な状態にしておくノーマルクローズ形式とが有るが、図
2で示す後者の場合には弁ガイド穴16の下部側に形成
される弁室と上流側流路14Aの間にバイパス流路25
が形成され、当該バイパス流路25は閉弁時には弁ガイ
ド穴16を介して呼吸孔21に連通し、開弁時には弁体
17の凹嵌部20外周壁によって遮断される。
2のように弁体17が弁ばね18によって上方に付勢さ
れて環状溝19が連通孔15と不整合の位置で流路が遮
断された状態にあり、操作ボタン3の操作で弁ばね18
の弾発力に抗して弁体17を押し下げると、環状溝19
が連通孔15と整合した位置で上流側流路14Aと下流
側流路14Bが連通し、真空ピンセット本体1に接続さ
れた真空圧源を作動させると、吸着アダプター2の吸引
口4に負圧が発生して吸着面5に当接させた被吸着物を
吸着保持させることができる。
って図3で示すような予備加工が施された弁ブロック1
1Aを別途に製作し、この弁ブロック11Aを図4で示
すような成型用金型装置26に装着させ、弁ブロック1
1Aの外周囲を射出成形した注入樹脂材による弁ケース
12で一体に被覆して弁ハウジング13を形成し、この
弁ハウジング13の弁ブロック11Aに穴明けや切削な
どで追加の機械加工を施して弁本体11を形成させたた
後に、この弁ハウジング13の弁ガイド孔16に対して
図5で示すように弁機構に必要な部品を組み付けて一体
のユニットにしたものである。
特に摺動摩擦係数の小さい合成樹脂材例えばフッ素樹脂
材などが使用されるが、本実施例では四フッ化エチレン
(PTFE材)を使用し、弁ケース12を形成する注入
樹脂材には耐熱性と耐薬品性で且つ静電気を発生させな
いために十分な導電性を備えた合成樹脂材の使用が望ま
しく、本実施例では約15%前後のカーボン繊維を含有
させたPEEK材を用いている。このカーボン繊維入り
のPEEK材は、一般的なPEEK材に比べて導電性と
耐熱性及び機械的強度が格段に向上されるので、弁ケー
ス12に使用する合成樹脂材としては極めて好適であ
る。
中間部の上面に円形突起27を設けて軸方向の両側には
円形溝穴28,29を穿設した円柱体または角柱体で形
成され、円形突起27の基部側外周と底部側の対称位置
には断面をU字状に凹設した環状係止溝30,31が水
平面上に沿って穿設されていると共に、その外側位置の
外周には断面をU字状に凹設した環状係止溝32,33
が垂直面上に沿って穿設されている。
置26は、図4で要部を拡大して概略を示すように、一
般的な金型装置の場合と同様に固定型26Aと可動型2
6Bとで構成され、固定型26Aにはエジェクタプレー
ト34、固定側型板35、アンギュラピン36などを備
え、可動型26Bには可動側型板37、左右の割型ブロ
ック38,39、エジェクタピン40などを備えている
と共に、左右の割型ブロック38,39には、型締めし
た際にアンギュラピン36が挿入するガイド孔41を設
けてある。
Aにはエジェクタプレート34から下方へ垂直に突出す
る固定側支持ピン42を設けると共に、可動型26Bに
は可動側型板37から上方へ垂直に突出する可動側支持
ピン43を設け、この固定側支持ピン42と可動側支持
ピン43は金型の中心に整合する状態で上下に対峙して
配設され、割型ブロック38,39の内面には上端側に
ねじ溝44が刻設された状態で弁ハウジング13の外形
に合致する成型空間45を形成するために必要な成型溝
45a,45bの加工が施されている。
ク11Aは一方の円形溝穴29を可動側支持ピン43に
嵌合して当該可動側支持ピン43上に一端側が支持され
た状態で装着され、可動型26Bのエジェクタプレート
に取り付けられたエジェクタピン40によって、割型ブ
ロック38,39が固定型26Aの固定側型板35内に
押し出されると、ガイド孔41に挿通されたアンギュラ
ピン36に案内されながら割型ブロック38,39によ
る型締めが行われる。この型締めによって、弁ブロック
11Aは外周囲が上記成型溝45a,45bによる成型
空間45で包囲された状態になると共に、当該弁ブロッ
ク11Aの他方の円形溝穴28に固定側支持ピン42が
嵌合した状態で他端側も支持される。
予め所定に加熱され、図示しない湯口から更に高温の成
形温度で加熱溶融されたカーボン繊維入りのポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK材)による注入樹脂材をス
プールランナーとランナーを介しゲートから金型の成型
空間45内に充填すると、この注入樹脂材が弁ブロック
11Aの外周囲に被着されて一体に接合された弁ケース
12が射出成形されるが、この弁ケース12は上端側の
外周にねじ溝44によって外周ねじ12aが形成され、
中間の外周に弁ブロック11Aの円形突起27上面が露
出され、弁ブロック11Aの外周に予め穿設した内側の
環状係止溝30,31と外側の環状係止溝32,33に
それぞれ充填された注入樹脂材によって、環状係止溝3
0,31内へ環状に突出する補強突起46,47と環状
係止溝32,33内へ環状に突出する封止突起48,4
9がそれぞれ形成されると共に、固定側支持ピン42及
び可動側支持ピン43の外周を被覆する樹脂材によっ
て、上流側流路14Aと下流側流路14Bがそれぞれ形
成される。
熱された金型に対して、約380度前後に加熱溶融され
たカーボン繊維入りのポリエーテルエーテルケトン(P
EEK材)による注入樹脂材を充填し、当該注入樹脂材
が金型内に装着した四フッ化エチレン(PTFE材)に
よる弁ブロック11Aの外周囲に被着され、成形樹脂材
で形成された弁ケース12とインサート材である弁ブロ
ック11Aとが一体化された図5で示すような弁ハウジ
ング13が成形される。
張したフッ素樹脂製の弁ブロック11Aの外周に、ファ
イバー入りPEEK材による弁ケース12が被着形成さ
れるので、成形が完了すると金型に接する面から冷却が
開始されて同時に熱収縮を始め、金型から取り出されて
常温に冷却された時点では、両者の熱収縮率の差によっ
て弁ブロック11Aと弁ケース12との接合面に空隙が
生じようとするが、弁ブロック11Aの外周に凹設した
環状係止溝30,31及び環状係止溝32,33に嵌合
する環状の補強突起46,47と封止突起48,49を
同時に射出成形することにより、後述するような理由で
弁ブロック11Aと弁ケース12は機械的な一体性が保
持されて強度が補強されると共に、接合面の気密性も保
持されて空気漏れによる吸着力の低下がない状態で一体
に成形される。
型用金型装置26の成形空間45にインサートされた弁
ブロック11Aは、先ず当該成型用金型装置26の加熱
によって膨張を開始し、成形空間45に溶融状態で充填
された高温の注入樹脂材によって更に加熱され、体積が
膨張して寸法が拡大しようと作用するので、注入樹脂材
の射出圧力で弁ブロック11Aを外周囲から押さえ込む
ことによって寸法の拡大を抑制すると共に、場合によっ
ては注入樹脂材で弁ブロック11Aを融点以上に加熱し
て表面が溶融するように成形条件を設定し、当該ブロッ
ク11Aの外形寸法が常温時より若干圧縮された状態で
加圧成形を行うことが望ましく、それ以上に射出圧力を
大きくすると成形後に型開きをした際に、上記抑制から
開放されたブロック11Aの膨張によって成形された弁
ケース12に金型の分割面から亀裂を生ずる恐れがあ
り、射出圧力が低すぎると十分な射出成形が得られずに
接合面から流体漏れを生ずる恐れがある。
12による弁ハウジング13を型開きして金型から離脱
させると、外気に触れて冷却された弁ケース12は直ち
に収縮を開始して短時間で設定された所定寸法に確定さ
れるが、弁ブロック11Aは表面が常温に達しても内部
に潜熱が残留しているので、直ちに収縮を開始しないで
一旦膨張をした後に順次収縮して所定寸法に確定され、
その間は拡縮する弁ブロック11Aに追随するように弁
ケース12が外周囲を弾性的に包囲しているので、両者
の熱収縮率の差ほどには境界面に空隙を生ずることが無
いほぼ接合状態で一体化される。なお、成形完了後の弁
ケース12は加圧成形時より僅かに収縮するので、これ
を見越して金型の成形空間45は完成した弁ケース12
の外形より僅かに大きく設定しておく必要がある。
で示すように水平面上に沿ったX軸方向及び垂直面上に
沿ったY軸方向に対して、矢印のようにそれぞれ内向き
に収縮し、この収縮による空隙は寸法的には極めて微小
なものではあるが、高圧流体の流路を開閉制御する弁ユ
ニットにとっては無視できない重要な問題である。即
ち、上記実施例における弁ブロック11Aに対して、環
状係止溝30,31と環状係止溝32,33の無い状態
で上記射出成形を行った場合には、熱収縮率の小さい合
成樹脂材で形成された弁ケース12の内周側と、熱収縮
率の大きい合成樹脂材で形成された弁ブロック11Aの
外周側との間が、図6で示すように空隙部52,53を
生じた遊嵌状態で接合されるので、この空隙部52,5
3を介して流路内の流体が外部へ漏洩する恐れがある。
の部分から弁ガイド穴16を穿設して弁本体11を形成
し、当該弁ガイド穴16内には弁座面を摺動する弁体1
7を含む弁開閉機構が装着されるので、この弁ガイド穴
16が常に一定の形状に保持されることが安定した弁の
開閉作動を行う上で不可欠であり、そのためには弁ブロ
ック11Aで形成された弁本体11自身が変形し難いこ
とは勿論、弁ケース12によって弁本体11が変形しな
いように保護する必要がある。ところが、弁本体11が
フッ素樹脂材のように熱収縮率が大きく且つ柔軟性のあ
る合成樹脂材で形成されている場合には、使用される周
囲の温度条件によって弁本体11が膨張または収縮した
り、弁ケース12を把持して操作ボタン3による開閉弁
操作を行った際に外力を受けて弁ケース12及び弁ブロ
ック11Aが変形する恐れもある。
1Aに対して環状係止溝32,33を設け、当該環状係
止溝32,33内に突出形成される封止突起48,49
を、成形樹脂材で形成される弁ケース12に設けた場合
には、例えば図5の領域Vを拡大した図6(a)で示す
ように、弁ブロック11AがY軸方向に向けて水平面上
に沿ったX軸方向へ内向きに収縮すると、環状係止溝3
2の一方側内壁面が封止突起48,49の一方側外壁面
に圧接する圧接部分54が生ずるので、他の境界部分に
空隙が生じても流体は圧接部分54で遮断されて流体漏
れは生じない。
1Aに対して環状係止溝30,31を設け、当該環状係
止溝30,31内に突出形成される補強突起46,47
を、成形樹脂材で形成される弁ケース12に設けた場合
には、例えば図5の領域Hを拡大した図6(b)で示す
ように、弁ブロック11AがY軸方向に向けて水平面上
に沿ったX軸方向へ内向きに収縮すると、環状係止溝3
2の一方側内壁面が補強突起46,47の一方側外壁面
に圧接する圧接部分55が生ずるので、上記封止突起4
8,49の場合と同様に流体漏れを防止すると共に、こ
の圧接部分55によって弁ケース12はY軸方向へ引き
寄せられ且つ円形突起27外周面の収縮が制限されるの
で、当該円形突起27外周との境界に空隙部53が生じ
ない状態で接合され、これにより弁ケース12を補強し
且つ弁ブロック11Aの変形防止を図り、後で装着され
る開閉弁機構の外周を強固なものにすることができる。
従って、環状係止溝30,31に嵌合された補強突起4
6,47によって、弁座面を形成する弁ガイド穴16が
周囲の温度条件で伸縮変形するのを防止し、且開閉弁操
作を行う際に弁ケース12が外力を受けても弁ガイド穴
16は変形することがないので、安定した開閉弁の作動
が長期間に渡って確保される。
金型装置26から取り出し、必要な治具及び工具を装着
したボール盤や旋盤などの工作機械を用いて穴明けや切
削などによる追加工が施される。これらの追加工として
は、弁ブロック11Aに対して円形突起27側から軸方
向に直交する態様で弁ガイド孔16を穿設し、これによ
って筒状体となった円形突起27の外周に射出成形され
ている筒状体の外周面に外周ねじ22aを刻設してねじ
筒22を形成すると共に、弁ケース12に対しては弁ガ
イド孔16の軸心位置に呼吸孔21を穿設する。また、
弁ガイド孔16と直交して上流側流路14Aと下流側流
路14B間を連通させる連通孔15を弁ブロック11A
の軸心に穿設し、その下側には上流側流路14Aと弁ガ
イド孔15間を連通させるバイパス流路25を穿設する
と共に、下流側流路14Bを形成する弁ケース12の一
端側内壁面に接続用の内周ねじ12bを刻設し、上流側
流路14Aを形成する弁ケース12の他端側外壁面に成
形した外周ねじ12aの仕上げ加工を行い、これにより
インサート部材である弁ブロック11Aを最終的な弁本
体11の形態に仕上げる。
し、図7で示すように弁ガイド孔16には弁ばね18の
上端側を弁体17の下端側に設けた凹嵌部20に収容す
る態様で弁ばね18と弁体17を装着させ、弁ガイド穴
16の上端開口部に形成されたねじ筒22の外ねじ22
aにねじキャップ23を螺着させて弁体17を抜け止め
係止させると共に、当該ねじキャップ23の通孔23a
を摺動可能に挿通して上方へ突出した弁体17の軸筒5
0には弁棒24を挿着させ、当該弁棒24の上端側に被
着させた操作ボタン3をピンまたはねじ軸などの係止軸
51によって連結させ、図2で示す一体にユニット化さ
れた弁ユニット6を構成させる。
2aにねじキャップ23を被着させて弁体17の押さえ
を行う構造の代わりに、図8で示すように弁ガイド穴1
6の上端開口部に内ねじ56aが施されたねじ筒56を
設け、このねじ筒56内にフランジ付ブシュなどによる
押さえ部材57を装着させた後に、内ねじ56aに螺合
する外ねじ58aが施された筒状ねじ58を螺着させ、
これにより弁ガイド穴16内に収容した弁体17の抜け
止め係止をおこなう態様もある。
ある弁体を弁座が形成された弁スラスド穴に沿って上下
にスライド動作させることによって流路の開閉が行われ
る開閉弁構造に適用して説明したが、本発明は係る開閉
弁構造に限定されるものではなく、公知のボール弁や例
えば図9で示すもののように、弁体を弁座に沿って回転
動作させることによって流路の開閉を行うコック形式の
開閉弁構造を用いた弁ユニットにも適用できるものであ
る。
した実施形態の弁ユニット6の場合と同様に、弁本体1
11となる部分をインサート部材としてその外周囲に弁
ケース112を射出成形して一体の弁ハウジング113
が形成され、この射出成形でインサートされる弁本体1
11には、予め環状係止溝130,131,132,1
33を凹設しておき、射出成形した際に当該環状係止溝
にそれぞれ嵌合する補強突起146,147と封止突起
148,149が弁ケース112の内面から突出形成さ
れるようにし、先の実施態様の場合と同様の効果が得ら
れるように構成されている。
は、弁ハウジング113を構成する弁本体111の軸心
に、上流側流路114Aと下流側流路114Bを連通さ
せる連通孔115を設けると共に、当該連通孔115と
直交する態様で円錐台形状の弁ガイド穴116を設け、
この弁ガイド穴116には中間部に水平な通孔119が
穿設された円錐台形状の弁体117を回転可能に収容さ
せ、弁体117を回転させた際に通孔119が連通孔1
15に整合したところで、上流側流路114Aと下流側
流路114Bが連通するように構成されている。弁体1
17の上端には弁棒127が突設され、この弁棒127
に挿通させた押さえ部材157を弁ガイド穴116の上
端開口部に収容し、当該上端開口部の外周に形成したね
じ筒122にねじキャップ123を螺着させることで、
弁体117及び弁棒124を回動可能に抜け止め係止
し、弁棒124の上端には操作ボタン103を係止軸1
51の装着によって取り付ける。
明のに弁ユニットでは、摺動摩擦係数が小さくて弁体の
摺動に適した合成樹脂材を用いて開閉弁機構が装着され
る弁本体を形成し、この弁本体が耐熱及び耐薬品性を備
え且つ剛性の高い合成樹脂材で射出成形された弁ケース
中に一体に埋設されているので、内蔵された開閉弁機構
は弁本体の自己潤滑性を生かして精度の良い安定した開
閉弁作動を行うことができると共に、剛性の弁ケースに
保護されて外力による変形が防止される。
て、例えばファイバー入りPEEK材のような導電性を
備えた合成樹脂材を使用し、特に真空ピンセットの弁ユ
ニットとして用いた場合には、ウエハなどの被吸着物に
ダメージを与える静電気の発生が被覆された弁ケースに
よって抑制される。
変質したり劣化しやすい部材、例えばねじなどの金属部
材やOリングなどのゴムシール部材を用いないで弁本体
が弁ケースと一体に接合されているので、取り扱う流体
や外部の雰囲気に係わらず長期間に渡って安定した性能
が確保されると共に、特に真空ピンセットの弁ユニット
として用いた場合には、損傷した部分から発生するパー
ティクルによってウエハなどを汚染させる危険性が低減
される。
体の外周に凹設した環状係止溝に嵌合する環状の封止突
起を同時に射出成形させることによって、弁本体を形成
する合成樹脂材と弁ケースを形成する合成樹脂材の熱膨
張係数が異なる場合でも、射出成形して冷却した際に両
者の接合面に収縮による空隙が生ることが防止されるの
で、両者の機械的な一体性が損なわれて強度が低下した
り、気密性が損なわれて空気漏れによる吸着力の低下が
するなど恐れも解消される。
て、合成樹脂材中でも特に熱膨張係数の大きいフッ素樹
脂材を用い、弁ケースを形成する合成樹脂材として、熱
膨張係数のきわめて小さいファイバー入りPEEK材を
用いた場合のように、成形熱収縮率に大きな相違がある
場合でも、上記封止突起が有効に機能する事が本件出願
人によって確認されている。
弁機構が装着される弁ガイド穴の外周に凹設した環状係
止溝に嵌合する環状の補強突起を同時に射出成形し、補
強された一体の弁ハウジングを構成することによって、
弁体が摺動する弁座面を形成した弁ガイド穴が周囲の温
度条件や把持操作による外力で伸縮変形することを防止
し、弁体による開閉弁作動を長期に渡って安定なものに
することができる。
に、外ねじまたは内ねじを設けた弁ケースによるねじ筒
を突設させ、このねじ筒に弁を抜け止め係止するねじキ
ャップを装着する事によって、流体圧力による開閉弁機
構の脱落を防止し且つ弁ガイド穴に形成される弁座が外
力によって変形することを防止する事ができる。
て弁体を上下にスライド操作して流路の開閉を行う弁構
造は勿論、流路中に装着した弁体を回動操作して流路の
開閉を行うコック形式を含む各種の弁構造に適用する事
が可能であり、その用途も実施の形態で説明した真空ピ
ンセット用に限らず、本発明の特徴が生かされる広範な
用途に適用し得るものである。
開閉弁に適用した真空ピンセットの全体形状の正面図を
示す。
央縦断面図である。
として使用される弁ブロックであり、(a)は斜視図を
(b)は縦断面図をそれぞれ示す。
して弁ハウジングを製造する金型装置の要部縦断面図を
示す。
弁ハウジングの上半分を断面にした正面図を示す。
の要部拡大断面図を、(b)はH部分の要部拡大断面図
をそれぞれ示す。
態を説明する分解斜視図。
他の実施形態を示す。
形態を示す。
ー 3,103 操作ボタン 4 吸引口 5 吸着チップ 6 弁ユニット 7 延長筒 7a,9 コネク
タ 8 連結筒 10 吸引ホース 11,111 弁本体 11A 弁ブロッ
ク 12,112 弁ケース 13,113 弁
ハウジング 14A 上流側流路 14B 下流側流
路 15 連通孔 16 弁ガイド穴 17,117 弁体 18 弁ばね 19,119 環状溝 20 凹嵌部 21 呼吸孔 22,122 ね
じ筒 23,123 ねじキャップ 24,124 弁
棒 25 バイパス流路 26 成型用金型
装置 26A 固定型 26B 可動型 27 円形突起 28,29 円形
溝孔 30.31 (内側の)環状係止溝 32,33 (外
側の)環状係止溝 34 エジェクタプレート 35 固定側型板 36 アンギュラピン 37 可動側型板 38,39 割型ブロック 40 エジェクタ
ピン 41 ガイド孔 42 固定側支持
ピン 43 可動側支持ピン 44 ねじ溝 45 成形空間 45a,45b
成形溝 46,47 補強突起 48,49 封止
突起 50 軸筒 51 係止軸 52,53 空隙部 54,55 圧接
部分 56ねじ筒 57,157 押
さえ部材 58 筒状ねじ 130,131 (内側の)環状係止溝 132,133 (外側の)環状係止溝 146,147 補強突起 148,149 封止突起 114A 上流側流路 114B 下流側流路
Claims (9)
- 【請求項1】 上流側と下流側を連通させる流路が内部
に形成された筒状体で、当該流路を直交する態様で弁座
面となる弁ガイド穴を設けた弁本体と、この弁本体の外
周囲を被覆する弁ケースとで弁ハウジングが形成され、
上記弁ガイド穴に開閉弁機構が装着され、上記弁本体は
耐熱及び耐薬品性で自己潤滑性のある合成樹脂材で形成
され、上記弁ケースは耐熱及び耐薬品性で剛性の高い上
記弁本体とは別の合成樹脂材で形成され、上記弁ケース
は上記弁本体を形成する弁ブロックをインサート部材と
して射出成形によって一体に構成されることを特徴とし
た弁ユニット。 - 【請求項2】 上記弁本体には上記弁ガイド孔より上流
側位置と下流側位置の外周面にそれぞれ環状係止溝が凹
設され、上記弁ケースの内周面には上記環状係止溝に嵌
合する封止突起が突設され、上記弁ケースを射出成形す
る際に上記封止突起が一体に形成される請求項1に記載
した弁ユニット。 - 【請求項3】 上記弁本体には上記弁ガイド孔が開口す
る上端側に隣接して環状係止溝が凹設され、上記弁ケー
スの内周面には上記環状係止溝に嵌合する補強突起が突
設され、上記弁ケースを射出成形する際に上記補強突起
が一体に形成される請求項1または請求項2に記載した
弁ユニット。 - 【請求項4】 上記弁本体には上記弁ガイド孔が開口す
る上端側に円形突起を設け、この円形突起の基部側外周
に上記環状係止溝が凹設され、上記弁ケースには上記円
形突起の外周に外ねじ筒が形成され、この外ねじ筒に螺
着させたねじキャップによって上記弁ガイド穴に装着し
た開閉弁機構が抜け止め係止される請求項3に記載した
弁ユニット。 - 【請求項5】 上記弁ケースには上記補強突起の外側か
ら上記弁ガイド孔が開口する上端側の外周囲に突設する
内ねじ筒が形成され、この内ねじ筒内には上記弁ガイド
穴に装着した開閉弁機構の押さえ部材を装着すると共
に、当該内ねじ筒にねじキャップを螺着させて上記開閉
弁機構が抜け止め係止される請求項3に記載した弁ユニ
ット。 - 【請求項6】 上記開閉弁機構は、上記弁ガイド穴に沿
って上下に摺動して流路を開閉させる弁体と、この弁体
を開弁状態または閉弁状態の何れか一方に弾性付勢され
る弁ばねと、この弁ばねに抗して上記弁体を開弁状態ま
たは閉弁状態の何れか他方に昇降移動操作させる弁操作
手段で構成されている請求項1〜5の何れかに記載した
弁ユニット。 - 【請求項7】 上記開閉弁機構は、上記弁ガイド穴に沿
って回転して流路を開閉させる弁体と、この弁体を開弁
状態または閉弁状態に回転移動操作させる弁操作手段で
構成されている請求項1〜5の何れかに記載した弁ユニ
ット。 - 【請求項8】 上記弁ケースが導電性を有する合成樹脂
材で形成されている請求項1〜7の何れかに記載した弁
ユニット。 - 【請求項9】 上記弁本体が四フッ化エチレン材で形成
され、上記弁ケースがカーボン繊維入りのポリエーテル
エーテルケトンで形成されている請求項1〜8の何れか
に記載した弁ユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22755396A JP3126924B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 弁ユニット |
US08/747,245 US6176265B1 (en) | 1995-11-14 | 1996-11-12 | Valve unit having an insert molded inner valve block |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22755396A JP3126924B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 弁ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1054472A true JPH1054472A (ja) | 1998-02-24 |
JP3126924B2 JP3126924B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=16862714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22755396A Expired - Lifetime JP3126924B2 (ja) | 1995-11-14 | 1996-08-09 | 弁ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3126924B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004108585A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Robert Bosch Gmbh | 調圧弁及び調圧弁を製造する方法 |
JP2008223907A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 背圧弁 |
JP2009150422A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Ckd Corp | 流体機器 |
CN107598590A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-01-19 | 中国航天科技集团公司烽火机械厂 | 一种加工阀套孔的精密工装及一种阀套加工设备 |
KR20180018144A (ko) * | 2016-08-12 | 2018-02-21 | 이준 | 음용수 밸브 콕의 제조방법 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP22755396A patent/JP3126924B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107598590B (zh) * | 2017-11-02 | 2023-08-25 | 四川航天烽火伺服控制技术有限公司 | 一种加工阀套孔的精密工装及一种阀套加工设备 |
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Publication number | Publication date |
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JP3126924B2 (ja) | 2001-01-22 |
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