JPH1054364A - 電磁振動ポンプ - Google Patents
電磁振動ポンプInfo
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- JPH1054364A JPH1054364A JP21136696A JP21136696A JPH1054364A JP H1054364 A JPH1054364 A JP H1054364A JP 21136696 A JP21136696 A JP 21136696A JP 21136696 A JP21136696 A JP 21136696A JP H1054364 A JPH1054364 A JP H1054364A
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- vibrator
- electromagnetic vibration
- electromagnetic
- pump
- movable yoke
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプの性能を向上させることができる電磁
振動ポンプを提供する。 【解決手段】 コイル5が巻回された電磁コイル2と振
動子3との磁気的相互作用に基づく振動子3の電磁振動
によって、該振動子3に連結されたダイヤフラム16を
駆動する電磁振動ポンプであって、前記振動子3が、デ
ィスク状の永久磁石6と、該永久磁石6の両端面に固定
され、外周にリング状の永久磁石7を備えたカップ型の
ポールピース8と、前記永久磁石6とポールピース8に
挿通されたロッド9からなる。
振動ポンプを提供する。 【解決手段】 コイル5が巻回された電磁コイル2と振
動子3との磁気的相互作用に基づく振動子3の電磁振動
によって、該振動子3に連結されたダイヤフラム16を
駆動する電磁振動ポンプであって、前記振動子3が、デ
ィスク状の永久磁石6と、該永久磁石6の両端面に固定
され、外周にリング状の永久磁石7を備えたカップ型の
ポールピース8と、前記永久磁石6とポールピース8に
挿通されたロッド9からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁振動ポンプに関
する。さらに詳しくは、ポンプの性能を向上させること
ができる電磁振動ポンプに関する。本発明の電磁振動ポ
ンプは低圧のポンプとして、浄化槽用、養魚用、理化学
用などの空気または水を供給する分野に適用が可能であ
る。
する。さらに詳しくは、ポンプの性能を向上させること
ができる電磁振動ポンプに関する。本発明の電磁振動ポ
ンプは低圧のポンプとして、浄化槽用、養魚用、理化学
用などの空気または水を供給する分野に適用が可能であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電磁コイルと振動子との磁気
的相互作用に基づく該振動子の電磁振動を利用して流体
を吸引、吐出する振動型ポンプとして、図15に示され
る形のものがある(特公平7−59947号公報参
照)。このポンプは、円還状のコア101内にコイル1
02が円筒状に巻回された円筒形電磁コイル103と、
該電磁コイル103内に配設されており、永久磁石10
4を備えたロッド状振動子105と、振動子105に連
結されたダイヤフラム106とから構成されている。そ
して、電磁コイル103に交流電流を流すと交流電流の
変化に同期して電磁コイル103の両端にN極およびS
極の磁極が交互に生じ、これと永久磁石104の両端に
固定されたポールピース(磁極片)107との吸引およ
び反発力によって振動子105が左右方向に往復運動を
行ない、振動子105のロッド108に連結されたダイ
ヤフラム106を左右に振動させるようにしている。ま
た、他の振動型ポンプとして、アクティブ型と称される
タイプのポンプは、図17に示すように、振動子101
が2つに分かれており、左右対称に変位し、振動を打ち
消し合うようにされている。
的相互作用に基づく該振動子の電磁振動を利用して流体
を吸引、吐出する振動型ポンプとして、図15に示され
る形のものがある(特公平7−59947号公報参
照)。このポンプは、円還状のコア101内にコイル1
02が円筒状に巻回された円筒形電磁コイル103と、
該電磁コイル103内に配設されており、永久磁石10
4を備えたロッド状振動子105と、振動子105に連
結されたダイヤフラム106とから構成されている。そ
して、電磁コイル103に交流電流を流すと交流電流の
変化に同期して電磁コイル103の両端にN極およびS
極の磁極が交互に生じ、これと永久磁石104の両端に
固定されたポールピース(磁極片)107との吸引およ
び反発力によって振動子105が左右方向に往復運動を
行ない、振動子105のロッド108に連結されたダイ
ヤフラム106を左右に振動させるようにしている。ま
た、他の振動型ポンプとして、アクティブ型と称される
タイプのポンプは、図17に示すように、振動子101
が2つに分かれており、左右対称に変位し、振動を打ち
消し合うようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記電磁振動ポンプの
性能(振動推力による効率、力率または消費電力)は、
振動子に用いられる永久磁石が作る磁束分布に支配され
るのであるが、図15に示される振動子105では、ポ
ールピース107はC字状を呈するため、図16に示す
ように、永久磁石104から遠いほど磁束分布が減少し
て平坦な磁束がえらえれず、振動子の振動推力を向上さ
せるのが困難である。また図17に示される振動子10
9では、永久磁石110が片寄っているため、とくにA
矢印側の磁束分布のバランスがよくなく、振動子の振動
推力を向上させるのが困難である。
性能(振動推力による効率、力率または消費電力)は、
振動子に用いられる永久磁石が作る磁束分布に支配され
るのであるが、図15に示される振動子105では、ポ
ールピース107はC字状を呈するため、図16に示す
ように、永久磁石104から遠いほど磁束分布が減少し
て平坦な磁束がえらえれず、振動子の振動推力を向上さ
せるのが困難である。また図17に示される振動子10
9では、永久磁石110が片寄っているため、とくにA
矢印側の磁束分布のバランスがよくなく、振動子の振動
推力を向上させるのが困難である。
【0004】本発明は、叙上の事情に鑑み、ポンプの性
能を向上させることができる電磁振動ポンプを提供する
ことを目的とする。
能を向上させることができる電磁振動ポンプを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁振動ポンプ
は、コイルが巻回された電磁コイルと振動子との磁気的
相互作用に基づく振動子の電磁振動によって、該振動子
に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプで
あって、前記振動子が、ディスク状の永久磁石と、該永
久磁石の両端面に固定され、外周にリング状の永久磁石
を備えたカップ型のポールピースと、前記永久磁石とポ
ールピースに挿通されたロッドからなることを特徴とし
ている。
は、コイルが巻回された電磁コイルと振動子との磁気的
相互作用に基づく振動子の電磁振動によって、該振動子
に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプで
あって、前記振動子が、ディスク状の永久磁石と、該永
久磁石の両端面に固定され、外周にリング状の永久磁石
を備えたカップ型のポールピースと、前記永久磁石とポ
ールピースに挿通されたロッドからなることを特徴とし
ている。
【0006】また、本発明の電磁振動ポンプは、コイル
が巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に
基づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結され
たダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前
記振動子が、外周にリング状の永久磁石を少なくとも2
個備えた円筒状の可動ヨークと、該可動ヨークの端部を
支持するエンドプレートに取り付けられたロッドとから
なることを特徴としている。
が巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に
基づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結され
たダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前
記振動子が、外周にリング状の永久磁石を少なくとも2
個備えた円筒状の可動ヨークと、該可動ヨークの端部を
支持するエンドプレートに取り付けられたロッドとから
なることを特徴としている。
【0007】また本発明の電磁振動ポンプは、コイルが
巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に基
づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結された
ダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前記
振動子が、外周に磁極部とリング状の永久磁石を備えた
円筒状の可動ヨークと、該可動ヨークの端部を支持する
エンドプレートに取り付けられたロッドとからなること
を特徴としている。
巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に基
づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結された
ダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前記
振動子が、外周に磁極部とリング状の永久磁石を備えた
円筒状の可動ヨークと、該可動ヨークの端部を支持する
エンドプレートに取り付けられたロッドとからなること
を特徴としている。
【0008】また本発明の電磁振動ポンプは、コイルが
巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に基
づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結された
ダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前記
振動子が、外周にリング状の永久磁石と両端部に補助極
を備えたベル形状の可動ヨークと、該可動ヨークの底部
に取り付けられたロッドとからなることを特徴としてい
る。
巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に基
づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結された
ダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前記
振動子が、外周にリング状の永久磁石と両端部に補助極
を備えたベル形状の可動ヨークと、該可動ヨークの底部
に取り付けられたロッドとからなることを特徴としてい
る。
【0009】また本発明の電磁振動ポンプは、コイルが
巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に基
づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結された
ダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前記
振動子が、外周にリング状の永久磁石と両端部に補助極
を備えた円筒状の可動ヨークと、該可動ヨークの端部を
支持するエンドプレートに取り付けられたロッドとから
なることを特徴としている。
巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に基
づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結された
ダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前記
振動子が、外周にリング状の永久磁石と両端部に補助極
を備えた円筒状の可動ヨークと、該可動ヨークの端部を
支持するエンドプレートに取り付けられたロッドとから
なることを特徴としている。
【0010】さらに本発明の電磁振動ポンプは、コイル
が巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に
基づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結され
たダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前
記振動子が、外周に磁極部とリング状の永久磁石を備え
たベル形状の可動ヨークと、該可動ヨークの底部に取り
付けられたロッドとからなることを特徴としている。
が巻回された電磁コイルと振動子との磁気的相互作用に
基づく振動子の電磁振動によって、該振動子に連結され
たダイヤフラムを駆動する電磁振動ポンプであって、前
記振動子が、外周に磁極部とリング状の永久磁石を備え
たベル形状の可動ヨークと、該可動ヨークの底部に取り
付けられたロッドとからなることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の電磁振動ポンプを説明する。
の電磁振動ポンプを説明する。
【0012】図1は第1の発明の電磁振動ポンプの一実
施例を示す断面図、図2は第2の発明の電磁振動ポンプ
の一実施例を示す断面図、図3は図2における振動子の
磁束分布を示す模式図、図4は図2における振動子の他
の実施例を示す断面図、図5は極間距離の調整を示す説
明図、図6は第3の発明の電磁振動ポンプにおける振動
子の一実施例を示す断面図、図7は図6における振動子
の他の実施例を示す断面図、図8は図6における振動子
のさらに他の実施例を示す断面図、図9は第4の発明の
電磁振動ポンプの一実施例を示す断面図、図10は図9
における振動子の他の実施例を示す断面図、図11は第
5の発明の電磁振動ポンプの一実施例を示す断面図、図
12は図11における振動子のさらに他の実施例を示す
断面図、図13は図12における振動子の他の支持構造
を示す断面図、図14は図13におけるダイヤフラムの
斜視図である。
施例を示す断面図、図2は第2の発明の電磁振動ポンプ
の一実施例を示す断面図、図3は図2における振動子の
磁束分布を示す模式図、図4は図2における振動子の他
の実施例を示す断面図、図5は極間距離の調整を示す説
明図、図6は第3の発明の電磁振動ポンプにおける振動
子の一実施例を示す断面図、図7は図6における振動子
の他の実施例を示す断面図、図8は図6における振動子
のさらに他の実施例を示す断面図、図9は第4の発明の
電磁振動ポンプの一実施例を示す断面図、図10は図9
における振動子の他の実施例を示す断面図、図11は第
5の発明の電磁振動ポンプの一実施例を示す断面図、図
12は図11における振動子のさらに他の実施例を示す
断面図、図13は図12における振動子の他の支持構造
を示す断面図、図14は図13におけるダイヤフラムの
斜視図である。
【0013】図1に示すように、請求項1記載の第1の
発明の電磁振動ポンプは、図15に示されるポンプと基
本構造が同一であって、金属またはプラスチックなどで
作製された円筒形フレーム1内に電磁コイル2と振動子
3が配置されている。前記電磁コイル2は、磁性体であ
る円環状コア4と、該コア4内に円筒状に巻回されたコ
イル5とから構成されている。また前記振動子3は、デ
ィスク状の永久磁石6と、該永久磁石6の両端面に固定
され、外周にリング状の永久磁石7を備えた断面C字状
のカップ型ポールピース8と、前記永久磁石6とポール
ピース8に挿通されたロッド9とから構成されている。
本実施例では、永久磁石6とポールピース8は、直接ロ
ッド9に固定されておらず、スリーブ10を介してロッ
ド9に固定されているが、本発明においては、スリーブ
10は省略してもよい。スリーブ10の両端には、軸方
向の移動防止のために止め輪11が固着されている。前
記永久磁石6、7としては、通常の磁石、たとえばフェ
ライト磁石や希土類磁石などを用いることができる。
発明の電磁振動ポンプは、図15に示されるポンプと基
本構造が同一であって、金属またはプラスチックなどで
作製された円筒形フレーム1内に電磁コイル2と振動子
3が配置されている。前記電磁コイル2は、磁性体であ
る円環状コア4と、該コア4内に円筒状に巻回されたコ
イル5とから構成されている。また前記振動子3は、デ
ィスク状の永久磁石6と、該永久磁石6の両端面に固定
され、外周にリング状の永久磁石7を備えた断面C字状
のカップ型ポールピース8と、前記永久磁石6とポール
ピース8に挿通されたロッド9とから構成されている。
本実施例では、永久磁石6とポールピース8は、直接ロ
ッド9に固定されておらず、スリーブ10を介してロッ
ド9に固定されているが、本発明においては、スリーブ
10は省略してもよい。スリーブ10の両端には、軸方
向の移動防止のために止め輪11が固着されている。前
記永久磁石6、7としては、通常の磁石、たとえばフェ
ライト磁石や希土類磁石などを用いることができる。
【0014】前記振動子3のロッド9は、ブラケット1
2の凹所13内に設けられた樹脂または金属系の球面滑
り軸受14にスライド自在に支持されており、そしてロ
ッド先端部9aには、一対のセンタープレート15を介
してEPDMなどからなるダイヤフラム16に連結され
ている。センタープレート15とダイヤフラム16と
は、ナット17と受け座18とのあいだに介装されてお
り、ナット17を締め付けることによりロッド先端部9
aに固着されている。ダイヤフラム16の周縁部は、ダ
イヤフラム台19に装着されている。
2の凹所13内に設けられた樹脂または金属系の球面滑
り軸受14にスライド自在に支持されており、そしてロ
ッド先端部9aには、一対のセンタープレート15を介
してEPDMなどからなるダイヤフラム16に連結され
ている。センタープレート15とダイヤフラム16と
は、ナット17と受け座18とのあいだに介装されてお
り、ナット17を締め付けることによりロッド先端部9
aに固着されている。ダイヤフラム16の周縁部は、ダ
イヤフラム台19に装着されている。
【0015】本実施例のポンプでは、左右のダイヤフラ
ム16の外側にそれぞれポンプ圧縮室および弁を備えた
吸引室と吐出室(図示せず)が設けられており、ダイヤ
フラム16の振動(変位)によってポンプ圧縮室の容積
が変化し、前記吸引室および吐出室を経由して空気や水
などの流体が出入りするようにされている。
ム16の外側にそれぞれポンプ圧縮室および弁を備えた
吸引室と吐出室(図示せず)が設けられており、ダイヤ
フラム16の振動(変位)によってポンプ圧縮室の容積
が変化し、前記吸引室および吐出室を経由して空気や水
などの流体が出入りするようにされている。
【0016】つぎに本実施例のポンプの動作について説
明する。電磁コイル2に交流電流を流すと交流電流の変
化に同期して電磁コイル2の軸方向の両端にN極および
S極の磁極が交互に生じ、これによりコア4も交流電流
の変化に同期して磁化され、それらの内周側先端20に
はそれぞれ異なる磁性の磁極が交互にあらわれる。こう
して、交互に磁極が変換する内周側先端20と、ポール
ピース8の外周に嵌着された永久磁石7とのいあだに生
じる引力および斥力によって、振動子3は図1において
左右方向に往復運動を行なう。これに連動してダイヤフ
ラム16が左右方向に振動(変位)すると、ダイヤフラ
ム16に面して設けられたポンプ圧縮室の容積が変化し
て、空気や水などの流体が吸入、吐出される。
明する。電磁コイル2に交流電流を流すと交流電流の変
化に同期して電磁コイル2の軸方向の両端にN極および
S極の磁極が交互に生じ、これによりコア4も交流電流
の変化に同期して磁化され、それらの内周側先端20に
はそれぞれ異なる磁性の磁極が交互にあらわれる。こう
して、交互に磁極が変換する内周側先端20と、ポール
ピース8の外周に嵌着された永久磁石7とのいあだに生
じる引力および斥力によって、振動子3は図1において
左右方向に往復運動を行なう。これに連動してダイヤフ
ラム16が左右方向に振動(変位)すると、ダイヤフラ
ム16に面して設けられたポンプ圧縮室の容積が変化し
て、空気や水などの流体が吸入、吐出される。
【0017】前記振動子3の永久磁石7から発生する空
隙磁束は、ポールピース8が永久磁石6によって磁化さ
れているため、永久磁石6および7の複合作用により増
大し、前記引力および斥力が強化される。これにより、
振動子3の振動推力が向上するため、ポンプ性能の向上
が図れる。
隙磁束は、ポールピース8が永久磁石6によって磁化さ
れているため、永久磁石6および7の複合作用により増
大し、前記引力および斥力が強化される。これにより、
振動子3の振動推力が向上するため、ポンプ性能の向上
が図れる。
【0018】つぎに請求項2記載の第2の発明の電磁振
動ポンプについて説明する。図2に示すように、本実施
例の電磁振動ポンプは、図1に示される電磁振動ポンプ
とは、振動子の構成が異なっている。前記振動子21
は、外周にリング状の永久磁石22を備えた円筒状の可
動ヨーク23と、該可動ヨーク23の端部24を支持す
るエンドプレート25に取り付けられたロッド26とか
ら構成されている。前記可動ヨーク23とエンドプレー
ト25は、本実施例では、別体にされているが、一体と
することもできる。また前記エンドプレート25とロッ
ド26との取付けは、エンドプレート25にロッド26
を挿通し、エンドプレート25の外側面に止め輪27を
固着するようにしているが、エンドプレートとロッドを
ロウ付けなどの溶接により取り付けることもできる。前
記永久磁石22としては、通常のフェライト磁石などを
用いることができる。
動ポンプについて説明する。図2に示すように、本実施
例の電磁振動ポンプは、図1に示される電磁振動ポンプ
とは、振動子の構成が異なっている。前記振動子21
は、外周にリング状の永久磁石22を備えた円筒状の可
動ヨーク23と、該可動ヨーク23の端部24を支持す
るエンドプレート25に取り付けられたロッド26とか
ら構成されている。前記可動ヨーク23とエンドプレー
ト25は、本実施例では、別体にされているが、一体と
することもできる。また前記エンドプレート25とロッ
ド26との取付けは、エンドプレート25にロッド26
を挿通し、エンドプレート25の外側面に止め輪27を
固着するようにしているが、エンドプレートとロッドを
ロウ付けなどの溶接により取り付けることもできる。前
記永久磁石22としては、通常のフェライト磁石などを
用いることができる。
【0019】本実施例における振動子21の永久磁石2
2は、図3に示すように、均等な空隙磁束Bを発生する
ため、従来のポンプに比べて振動子21を押し引きする
引力および斥力が強化されるため、ポンプ性能が向上す
る。また従来のディスク状の磁石は1個であるのに対
し、リング状の磁石は2個となるが、加工工数はディス
ク状もリング状もさほど差がなく、また磁石エネルギー
は重量(体積×密度)に比例するため、全磁石重量は同
じでよいので、さほど価格差は生じない。さらに、本実
施例では、ポンプ効率などの性能がよくなるので、むし
ろ他の材料(銅量)が下がり、コストも下がることにな
る。
2は、図3に示すように、均等な空隙磁束Bを発生する
ため、従来のポンプに比べて振動子21を押し引きする
引力および斥力が強化されるため、ポンプ性能が向上す
る。また従来のディスク状の磁石は1個であるのに対
し、リング状の磁石は2個となるが、加工工数はディス
ク状もリング状もさほど差がなく、また磁石エネルギー
は重量(体積×密度)に比例するため、全磁石重量は同
じでよいので、さほど価格差は生じない。さらに、本実
施例では、ポンプ効率などの性能がよくなるので、むし
ろ他の材料(銅量)が下がり、コストも下がることにな
る。
【0020】なお、本実施例では、永久磁石22は、磁
気コイル2の個数が2個であるため、可動ヨーク23に
2個嵌着されているが、本発明においては、これに限定
されるものではなく、たとえば磁気コイル2の個数が3
個のばあい、図4に示すように可動ヨーク28に3個嵌
着することもできる。また、図13に示される従来の振
動子では、永久磁石の磁束を一定のままで稀土類などの
強力な磁石に変更するばあい、前記一定の磁束をえるの
に必要な磁石の厚さは薄くて済むので、図5に示すよう
に2枚のヨーク29が必要になる。これに対して、本実
施例では、図3に示すように可動ヨークの軸方向の長さ
を変更して、2個の永久磁石22の間隔Dの寸法を変更
するだけでよい。
気コイル2の個数が2個であるため、可動ヨーク23に
2個嵌着されているが、本発明においては、これに限定
されるものではなく、たとえば磁気コイル2の個数が3
個のばあい、図4に示すように可動ヨーク28に3個嵌
着することもできる。また、図13に示される従来の振
動子では、永久磁石の磁束を一定のままで稀土類などの
強力な磁石に変更するばあい、前記一定の磁束をえるの
に必要な磁石の厚さは薄くて済むので、図5に示すよう
に2枚のヨーク29が必要になる。これに対して、本実
施例では、図3に示すように可動ヨークの軸方向の長さ
を変更して、2個の永久磁石22の間隔Dの寸法を変更
するだけでよい。
【0021】つぎに請求項3記載の第3の発明の電磁振
動ポンプにおける振動子について説明する。図6に示す
ように、振動子31は、図2における振動子21とは、
1つの磁石を省略した可動ヨーク34が異なり、外周に
磁極部32とリング状の永久磁石33を備えた円筒状の
可動ヨーク34と、該可動ヨーク34の端部35を支持
するエンドプレート36に取り付けられたロッド37と
から構成されている。前記磁極部32は、可動ヨーク3
4を延長させたもので、永久磁石33から発生する磁路
を形成するようにされている。そして、図3に示される
磁束と同一にするために、永久磁石33の厚さを約2倍
にするのが好ましい。なお、本実施例では、前記磁極部
32は、可動ヨーク34と一体に作製されているが、本
発明においては、これに限定されるものではなく、別体
に作製したリング状の磁極部を可動ヨークに嵌着するよ
うにしてもよい。また磁極部32と永久磁石33の2極
に限定されるものではなく、たとえば図7に示すよう
に、2個のリング状の永久磁石37のあいだに磁極部3
8を備えるようにした3極とすることができるし、また
図8に示すように、永久磁石39の両端部位に2つの磁
極部40を備えるようにした3極とすることもできる。
動ポンプにおける振動子について説明する。図6に示す
ように、振動子31は、図2における振動子21とは、
1つの磁石を省略した可動ヨーク34が異なり、外周に
磁極部32とリング状の永久磁石33を備えた円筒状の
可動ヨーク34と、該可動ヨーク34の端部35を支持
するエンドプレート36に取り付けられたロッド37と
から構成されている。前記磁極部32は、可動ヨーク3
4を延長させたもので、永久磁石33から発生する磁路
を形成するようにされている。そして、図3に示される
磁束と同一にするために、永久磁石33の厚さを約2倍
にするのが好ましい。なお、本実施例では、前記磁極部
32は、可動ヨーク34と一体に作製されているが、本
発明においては、これに限定されるものではなく、別体
に作製したリング状の磁極部を可動ヨークに嵌着するよ
うにしてもよい。また磁極部32と永久磁石33の2極
に限定されるものではなく、たとえば図7に示すよう
に、2個のリング状の永久磁石37のあいだに磁極部3
8を備えるようにした3極とすることができるし、また
図8に示すように、永久磁石39の両端部位に2つの磁
極部40を備えるようにした3極とすることもできる。
【0022】つぎに請求項6記載の第4の発明の電磁振
動ポンプにおける振動子について説明する。図9に示さ
れる電磁振動ポンプは、アクティブタイプのポンプであ
って、一体型の振動子と異なり、振動子が2つに分かれ
ており、左右対称に変位することにより、振動を打ち消
し合うようにされている。
動ポンプにおける振動子について説明する。図9に示さ
れる電磁振動ポンプは、アクティブタイプのポンプであ
って、一体型の振動子と異なり、振動子が2つに分かれ
ており、左右対称に変位することにより、振動を打ち消
し合うようにされている。
【0023】図9において、円筒形状の電磁コイル41
は、左側フレーム42内に配設されており、円錐台形状
の電磁コイル43は、右側のフレーム44内に配設され
ている。2つのダイヤフラム45は、ポンプ圧縮室46
a、46bが形成されたケーシング47a、47bと前
記フレーム42,44内に配設されたダイヤフラム台4
8a、48bによってそれぞれ挟持されている。そし
て、各ダイヤフラム45には、振動子49のロッド50
の先端部が連結されており、前記振動子49の振動によ
って、吸引口51から流体を吸引し、吐出口(図示せ
ず)から流体を吐出する。
は、左側フレーム42内に配設されており、円錐台形状
の電磁コイル43は、右側のフレーム44内に配設され
ている。2つのダイヤフラム45は、ポンプ圧縮室46
a、46bが形成されたケーシング47a、47bと前
記フレーム42,44内に配設されたダイヤフラム台4
8a、48bによってそれぞれ挟持されている。そし
て、各ダイヤフラム45には、振動子49のロッド50
の先端部が連結されており、前記振動子49の振動によ
って、吸引口51から流体を吸引し、吐出口(図示せ
ず)から流体を吐出する。
【0024】前記振動子49は、外周に永久磁石52を
備えた円筒状の可動ヨーク53と、該可動ヨーク53の
端部を支持するエンドプレート54に取り付けられる前
記ロッド50とから構成されている。
備えた円筒状の可動ヨーク53と、該可動ヨーク53の
端部を支持するエンドプレート54に取り付けられる前
記ロッド50とから構成されている。
【0025】前記エンドプレート54の外周部には、外
方に突出されて磁路を形成させるための補助極55が形
成されている。これにより、電磁コイル41、42の内
周側先端56に生じる2つの磁極S、Sと、振動子49
の永久磁石52と補助極55に生じる3つの磁極S、
N、Sとのあいだで軸方向に引力および斥力が生じて、
振動子49を往復運動させ、ダイヤフラム45を振動
(変位)させる。本実施例では、前記補助極55によ
り、振動子49の両端部の空隙磁束のバランスがよくな
るとともに、磁束が増大するため、電磁推力が強化され
て、ポンプ性能が向上する。
方に突出されて磁路を形成させるための補助極55が形
成されている。これにより、電磁コイル41、42の内
周側先端56に生じる2つの磁極S、Sと、振動子49
の永久磁石52と補助極55に生じる3つの磁極S、
N、Sとのあいだで軸方向に引力および斥力が生じて、
振動子49を往復運動させ、ダイヤフラム45を振動
(変位)させる。本実施例では、前記補助極55によ
り、振動子49の両端部の空隙磁束のバランスがよくな
るとともに、磁束が増大するため、電磁推力が強化され
て、ポンプ性能が向上する。
【0026】なお、電磁コイル43は、コーン型(傘
型)の電磁鉄心に挟まれて円錐台形状を呈しているた
め、断面積が増大し、コイル巻線の巻回数を増大させる
ことができ、電磁コイルの占めるスペースを有効に活用
できる。したがって、ポンプの出力は、巻回数×電磁コ
イルに鎖交する磁束×電流に比例するから、ポンプ出力
の増大が可能となる。
型)の電磁鉄心に挟まれて円錐台形状を呈しているた
め、断面積が増大し、コイル巻線の巻回数を増大させる
ことができ、電磁コイルの占めるスペースを有効に活用
できる。したがって、ポンプの出力は、巻回数×電磁コ
イルに鎖交する磁束×電流に比例するから、ポンプ出力
の増大が可能となる。
【0027】本実施例では、振動子の永久磁石が1個の
ばあいが示されているが、本発明においては、図10に
示すように、2個の永久磁石56を用いることができ
る。また補助極はエンドプレートの外周部に形成されて
いるが、これに限定されるものではなく、可動ヨークの
端部に形成することもできるし、外周に磁極部を設けて
もよい。
ばあいが示されているが、本発明においては、図10に
示すように、2個の永久磁石56を用いることができ
る。また補助極はエンドプレートの外周部に形成されて
いるが、これに限定されるものではなく、可動ヨークの
端部に形成することもできるし、外周に磁極部を設けて
もよい。
【0028】つぎに請求項8記載の第5の発明の電磁振
動ポンプについて説明する。図11に示すように、電磁
振動ポンプは、コイルが巻回された円筒状の電磁コイル
57がフレーム58内に水平に配設されている。1つの
ダイヤフラム59は、ポンプ圧縮室60が形成されたケ
ーシング61とダイヤフラム台62とにより挟持されて
いる。そしてダイヤフラム59には、振動子63のロッ
ド64がねじ止めにより連結されており、前記振動子6
3の振動によって、吸引弁65および吐出弁66を開閉
させて、吸引口67から流体を吸引し、吐出口68から
流体を吐出するようにされている。
動ポンプについて説明する。図11に示すように、電磁
振動ポンプは、コイルが巻回された円筒状の電磁コイル
57がフレーム58内に水平に配設されている。1つの
ダイヤフラム59は、ポンプ圧縮室60が形成されたケ
ーシング61とダイヤフラム台62とにより挟持されて
いる。そしてダイヤフラム59には、振動子63のロッ
ド64がねじ止めにより連結されており、前記振動子6
3の振動によって、吸引弁65および吐出弁66を開閉
させて、吸引口67から流体を吸引し、吐出口68から
流体を吐出するようにされている。
【0029】前記振動子63は、外周にリング状の永久
磁石69と補助極70を備えたベル形状の可動ヨーク7
1と、該可動ヨーク71の底部72に取り付けられた前
記ロッド64とから構成されている。本実施例は、図9
に示される実施例と同様に、前記補助極70が磁路を形
成するため、磁束分布のバランスがよくなり、ポンプ性
能を向上させることができる。そして、本実施例のポン
プにおいて、磁石コイル57が2つ用いられるばあいに
は、図6に示されるように、可動ヨーク71に磁極部を
形成することができるし、さらに永久磁石と磁極部が備
えられた可動ヨーク71の両端部に補助極70を形成す
ることもできる。
磁石69と補助極70を備えたベル形状の可動ヨーク7
1と、該可動ヨーク71の底部72に取り付けられた前
記ロッド64とから構成されている。本実施例は、図9
に示される実施例と同様に、前記補助極70が磁路を形
成するため、磁束分布のバランスがよくなり、ポンプ性
能を向上させることができる。そして、本実施例のポン
プにおいて、磁石コイル57が2つ用いられるばあいに
は、図6に示されるように、可動ヨーク71に磁極部を
形成することができるし、さらに永久磁石と磁極部が備
えられた可動ヨーク71の両端部に補助極70を形成す
ることもできる。
【0030】なお、本実施例では、可動ヨーク71の両
端部にそれぞれリング状の補助極70が嵌着されている
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、一方のリング状の補助極を可動ヨークと一体に作製
し、他方のリング状の補助極を可動ヨークに嵌着するよ
うにしてもよい。さらに前記永久磁石69と下部の補助
極70とのあいだに、可動子の片側(ダイヤフラムを装
着しない側)を支持するための軸受を設けるようにする
のが好ましい。さらに本実施例のポンプは、前記振動子
63に代えて、図12に示すような、リング状の永久磁
石72を備える可動ヨーク73と、該可動ヨーク73の
端部を支持するエンドプレート74に取り付けられたロ
ッド75とからなる振動子76を用いてもよい。かかる
振動子76を用いるばあい、ロッド75の下部には、ス
ライド自在に支持できるように滑り軸受77を設ける
か、または図13および図14に示すような、ロッド7
5の先端にねじ止めされるダイヤフラム78を設けるの
が好ましい。このダイヤフラム78としては、ゴム製本
体79と、中心孔80を有するセンタープレート81
と、ケースのダイヤフラム台などに取り付けるための外
縁プレート82とからなるものを用いることができる。
端部にそれぞれリング状の補助極70が嵌着されている
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、一方のリング状の補助極を可動ヨークと一体に作製
し、他方のリング状の補助極を可動ヨークに嵌着するよ
うにしてもよい。さらに前記永久磁石69と下部の補助
極70とのあいだに、可動子の片側(ダイヤフラムを装
着しない側)を支持するための軸受を設けるようにする
のが好ましい。さらに本実施例のポンプは、前記振動子
63に代えて、図12に示すような、リング状の永久磁
石72を備える可動ヨーク73と、該可動ヨーク73の
端部を支持するエンドプレート74に取り付けられたロ
ッド75とからなる振動子76を用いてもよい。かかる
振動子76を用いるばあい、ロッド75の下部には、ス
ライド自在に支持できるように滑り軸受77を設ける
か、または図13および図14に示すような、ロッド7
5の先端にねじ止めされるダイヤフラム78を設けるの
が好ましい。このダイヤフラム78としては、ゴム製本
体79と、中心孔80を有するセンタープレート81
と、ケースのダイヤフラム台などに取り付けるための外
縁プレート82とからなるものを用いることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
電磁コイルと振動子の永久磁石、または電磁コイルと振
動子の永久磁石および磁極部とのあいだの空隙磁束の分
布が均等になるため、振動推力が強化されて、ポンプ性
能が向上する。
電磁コイルと振動子の永久磁石、または電磁コイルと振
動子の永久磁石および磁極部とのあいだの空隙磁束の分
布が均等になるため、振動推力が強化されて、ポンプ性
能が向上する。
【0032】また、補助極を形成することにより、可動
ヨークの端部における磁束分布のバランスがよくなるた
め、さらにポンプ性能が向上する。
ヨークの端部における磁束分布のバランスがよくなるた
め、さらにポンプ性能が向上する。
【図1】第1の発明の電磁振動ポンプの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】第2の発明の電磁振動ポンプの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】図2における振動子の磁束分布を示す模式図で
ある。
ある。
【図4】図2における振動子の他の実施例を示す断面図
である。
である。
【図5】極間距離の調整を示す説明図である。
【図6】第3の発明の電磁振動ポンプにおける振動子の
一実施例を示す断面図である。
一実施例を示す断面図である。
【図7】図6における振動子の他の実施例を示す断面図
である。
である。
【図8】図6における振動子のさらに他の実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図9】第4の発明の電磁振動ポンプの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図10】図9における振動子の他の実施例を示す断面
図である。
図である。
【図11】第5の発明の電磁振動ポンプの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図12】図11における振動子のさらに他の実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図13】図12における振動子の他の支持構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図14】図13におけるダイヤフラムの斜視図であ
る。
る。
【図15】従来の電磁振動ポンプの一例を示す断面図で
ある。
ある。
【図16】図13における振動子の磁束分布を示す模式
図である。
図である。
【図17】従来の電磁振動ポンプの他の例を示す断面図
である。
である。
1 円筒形フレーム 2 電磁コイル 3 振動子 4 円環状コア 5 コイル 6、7 永久磁石 8 ポールピース 9 ロッド 16 ダイヤフラム
Claims (11)
- 【請求項1】 コイルが巻回された電磁コイルと振動子
との磁気的相互作用に基づく振動子の電磁振動によっ
て、該振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁
振動ポンプであって、前記振動子が、ディスク状の永久
磁石と、該永久磁石の両端面に固定され、外周にリング
状の永久磁石を備えたカップ型のポールピースと、前記
永久磁石とポールピースに挿通されたロッドからなるこ
とを特徴とする電磁振動ポンプ。 - 【請求項2】 コイルが巻回された電磁コイルと振動子
との磁気的相互作用に基づく振動子の電磁振動によっ
て、該振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁
振動ポンプであって、前記振動子が、外周にリング状の
永久磁石を少なくとも2個備えた円筒状の可動ヨーク
と、該可動ヨークの端部を支持するエンドプレートに取
り付けられたロッドとからなることを特徴とする電磁振
動ポンプ。 - 【請求項3】 コイルが巻回された電磁コイルと振動子
との磁気的相互作用に基づく振動子の電磁振動によっ
て、該振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁
振動ポンプであって、前記振動子が、外周に磁極部とリ
ング状の永久磁石を備えた円筒状の可動ヨークと、該可
動ヨークの端部を支持するエンドプレートに取り付けら
れたロッドとからなることを特徴とする電磁振動ポン
プ。 - 【請求項4】 前記エンドプレートの外周部に補助極が
形成されてなる請求項2または3記載の電磁振動ポン
プ。 - 【請求項5】 前記可動ヨークの両端部に補助極が形成
されてなる請求項2または3記載の電磁振動ポンプ。 - 【請求項6】 コイルが巻回された電磁コイルと振動子
との磁気的相互作用に基づく振動子の電磁振動によっ
て、該振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁
振動ポンプであって、前記振動子が、外周にリング状の
永久磁石と両端部に補助極を備えた円筒状の可動ヨーク
と、該可動ヨークの端部を支持するエンドプレートに取
り付けられたロッドとからなることを特徴とする電磁振
動ポンプ。 - 【請求項7】 前記可動ヨークの外周に磁極部が形成さ
れてなる請求項6記載の電磁振動ポンプ。 - 【請求項8】 コイルが巻回された電磁コイルと振動子
との磁気的相互作用に基づく振動子の電磁振動によっ
て、該振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁
振動ポンプであって、前記振動子が、外周にリング状の
永久磁石と両端部に補助極を備えたベル形状の可動ヨー
クと、該可動ヨークの底部に取り付けられたロッドとか
らなることを特徴とする電磁振動ポンプ。 - 【請求項9】 コイルが巻回された電磁コイルと振動子
との磁気的相互作用に基づく振動子の電磁振動によっ
て、該振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する電磁
振動ポンプであって、前記振動子が、外周に磁極部とリ
ング状の永久磁石を備えたベル形状の可動ヨークと、該
可動ヨークの底部に取り付けられたロッドとからなるこ
とを特徴とする電磁振動ポンプ。 - 【請求項10】 前記可動ヨークの両端部に補助極が形
成されてなる請求項9記載の電磁振動ポンプ。 - 【請求項11】 前記請求項1〜10の電磁ポンプであ
って、電磁コイルの占めるスペースを有効に活用するた
め、電磁鉄心の形状をコーン型とした電磁振動ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21136696A JP2972588B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 電磁振動ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21136696A JP2972588B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 電磁振動ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1054364A true JPH1054364A (ja) | 1998-02-24 |
JP2972588B2 JP2972588B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=16604786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21136696A Expired - Fee Related JP2972588B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 電磁振動ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972588B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103603785A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-02-26 | 加西贝拉压缩机有限公司 | 一种气体压缩机 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21136696A patent/JP2972588B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103603785A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-02-26 | 加西贝拉压缩机有限公司 | 一种气体压缩机 |
CN103603785B (zh) * | 2013-10-24 | 2016-01-13 | 加西贝拉压缩机有限公司 | 一种气体压缩机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2972588B2 (ja) | 1999-11-08 |
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