JPH1053633A - 構造化反応性ラテックス - Google Patents
構造化反応性ラテックスInfo
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- JPH1053633A JPH1053633A JP9130640A JP13064097A JPH1053633A JP H1053633 A JPH1053633 A JP H1053633A JP 9130640 A JP9130640 A JP 9130640A JP 13064097 A JP13064097 A JP 13064097A JP H1053633 A JPH1053633 A JP H1053633A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F265/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00
- C08F265/04—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00 on to polymers of esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遊離基重合させて得られた生成物からなるラ
テックスを提供する。 【解決手段】 ラテックスの生成物は、少くとも2種の
エチレン性不飽和モノマーからなり、ここで前記モノマ
ーの中の少くとも1種は立体障害のあるまたはブロック
それたイソシアネート基を有するモノマーであり、また
前記エチレン性不飽和モノマーの中の他の少くとも1種
はイソシアネート官能性基を有しないモノマーであり、
これら少くとも2種のモノマーが、そのラテックス粒子
の外層に、立体障害のあるまたはブロックされたイソシ
アネート基が分布するように、遊離基重合触媒の存在
で、水性エマルションで遊離基重合させて得られる。
テックスを提供する。 【解決手段】 ラテックスの生成物は、少くとも2種の
エチレン性不飽和モノマーからなり、ここで前記モノマ
ーの中の少くとも1種は立体障害のあるまたはブロック
それたイソシアネート基を有するモノマーであり、また
前記エチレン性不飽和モノマーの中の他の少くとも1種
はイソシアネート官能性基を有しないモノマーであり、
これら少くとも2種のモノマーが、そのラテックス粒子
の外層に、立体障害のあるまたはブロックされたイソシ
アネート基が分布するように、遊離基重合触媒の存在
で、水性エマルションで遊離基重合させて得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳化重合によるモ
ノ不飽和イソシアネートとエチレン性不飽和モノマーと
の共重合に係り、特に立体障害のある(sterically hin
dered)イソシアネート基またはブロックされた(block
ed)イソシアネート基が、一般的にラテックス粒子の外
層に分布するような、乳化重合によるモノ不飽和イソシ
アネートとエチレン性不飽和モノマーとの共重合に関す
る。
ノ不飽和イソシアネートとエチレン性不飽和モノマーと
の共重合に係り、特に立体障害のある(sterically hin
dered)イソシアネート基またはブロックされた(block
ed)イソシアネート基が、一般的にラテックス粒子の外
層に分布するような、乳化重合によるモノ不飽和イソシ
アネートとエチレン性不飽和モノマーとの共重合に関す
る。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,439,616号におい
ては、例えば、テトラメチルキシリレンジジイソシアネ
ート(TMXDI)のような第3アルキルイソシアネー
トの製法として、中程度の温度と酸触媒の存在で、対応
のオレフィンとカルバミド酸エステルの添加で、対応の
ウレタンを形成し、この対応ウレタンの熱分解で生成す
る製法を開示している。このプロセスは、TMXDIの
メタ異性体およびパラ異性体を製造するのに特に有用で
あり、その副生成物として、かなりの量の対応ビニルイ
ソシアネートのメタ異性体およびパラ異性体、つまりメ
タ−イソプロペニル−α、α−ジメチルベンジルイソシ
アネート(m−TMI)が、それぞれ形成される。
ては、例えば、テトラメチルキシリレンジジイソシアネ
ート(TMXDI)のような第3アルキルイソシアネー
トの製法として、中程度の温度と酸触媒の存在で、対応
のオレフィンとカルバミド酸エステルの添加で、対応の
ウレタンを形成し、この対応ウレタンの熱分解で生成す
る製法を開示している。このプロセスは、TMXDIの
メタ異性体およびパラ異性体を製造するのに特に有用で
あり、その副生成物として、かなりの量の対応ビニルイ
ソシアネートのメタ異性体およびパラ異性体、つまりメ
タ−イソプロペニル−α、α−ジメチルベンジルイソシ
アネート(m−TMI)が、それぞれ形成される。
【0003】このような反応系におけるメタ−TMIま
たはパラ−TMIの副生成物は、その全体のTMXDI
の収率を向上するため、このプロセス内にリサイクルさ
せることができるが、このような副生成物は、その2官
能性、すなわち反応性イソシアネート(−NCO)基と
ビニル基の存在に基づき、それ自体別個の生成物として
重要な効用を有する。したがって、TMIは、単独重合
または共重合させて、イソシアネート官能性を有するポ
リマーを形成することができ、このイソシアネート官能
性は、2官能性または多官能性のアミノまたはヒドロキ
シルの化合物を含む硬化剤で架橋することができる。こ
のような架橋可能組成物は、被膜形成性を有し、例え
ば、金属、木材、ガラスの基体上の塗布用に好都合に利
用が可能であり、さらに、例えば、反応射出成形(RI
M)のような成形製品の製造にも利用が可能である。
たはパラ−TMIの副生成物は、その全体のTMXDI
の収率を向上するため、このプロセス内にリサイクルさ
せることができるが、このような副生成物は、その2官
能性、すなわち反応性イソシアネート(−NCO)基と
ビニル基の存在に基づき、それ自体別個の生成物として
重要な効用を有する。したがって、TMIは、単独重合
または共重合させて、イソシアネート官能性を有するポ
リマーを形成することができ、このイソシアネート官能
性は、2官能性または多官能性のアミノまたはヒドロキ
シルの化合物を含む硬化剤で架橋することができる。こ
のような架橋可能組成物は、被膜形成性を有し、例え
ば、金属、木材、ガラスの基体上の塗布用に好都合に利
用が可能であり、さらに、例えば、反応射出成形(RI
M)のような成形製品の製造にも利用が可能である。
【0004】米国特許第3,290,350号では、既
知の付加重合開始剤、例えば、過硫酸塩、ペルオキシお
よびアゾの開始剤のような遊離基タイプの開始剤を用い
る通常の方法により、TMIの共重合を開示している。
知の付加重合開始剤、例えば、過硫酸塩、ペルオキシお
よびアゾの開始剤のような遊離基タイプの開始剤を用い
る通常の方法により、TMIの共重合を開示している。
【0005】米国特許第3,502,475号では、メ
タ−またはパラ−TMIの約1重量パーセントないし約
50重量パーセントのコポリマーの水性分散体の適用に
より、ポリオレフィンおよびポリエステルのフィルム上
に塗膜を形成する方法を開示している。
タ−またはパラ−TMIの約1重量パーセントないし約
50重量パーセントのコポリマーの水性分散体の適用に
より、ポリオレフィンおよびポリエステルのフィルム上
に塗膜を形成する方法を開示している。
【0006】この先行技術は、エチレン性不飽和モノマ
ーの構造的にフリーな、またはブロックされたイソシア
ネート官能性ラテックスを製造する製法を開示してお
り、これは通常の回分または半回分の乳化重合により行
われ、均一な粒子形態が得られている。この粒子内に埋
め込まれた官能性基は、表面間の接着が重要である表面
反応や架橋には一般的に寄与しない。例えば、ガラス繊
維のサイジング(糊付け)の場合、このサイジング剤と
その繊維の間の接着は、ストランド結集度と高複合体強
さの両者に対し極めて重要である。
ーの構造的にフリーな、またはブロックされたイソシア
ネート官能性ラテックスを製造する製法を開示してお
り、これは通常の回分または半回分の乳化重合により行
われ、均一な粒子形態が得られている。この粒子内に埋
め込まれた官能性基は、表面間の接着が重要である表面
反応や架橋には一般的に寄与しない。例えば、ガラス繊
維のサイジング(糊付け)の場合、このサイジング剤と
その繊維の間の接着は、ストランド結集度と高複合体強
さの両者に対し極めて重要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから、本発
明の目的は、このエチレン性不飽和モノマーを不飽和イ
ソシアネートモノマーと2段法または1段法の播種乳化
重合により共重合させることである。
明の目的は、このエチレン性不飽和モノマーを不飽和イ
ソシアネートモノマーと2段法または1段法の播種乳化
重合により共重合させることである。
【0008】本発明の他の目的は、一般的にこの乳化重
合ポリマー粒子の表面近くにイソシアネート(NCO)
を分布させることにある。
合ポリマー粒子の表面近くにイソシアネート(NCO)
を分布させることにある。
【0009】さらに本発明の他の目的と本発明の利点
は、次に続く本開示と付随する本請求範囲から明白であ
る。
は、次に続く本開示と付随する本請求範囲から明白であ
る。
【0010】
【課題を解決しようとする手段】本発明に係る構造化反
応性ラテックスは、ガラスファイバのサイジング用に有
用な構造化反応性ラテックスにおいて、a)i)少くとも
1種のエチレン性不飽和モノマーと、ii) 少くとも1種
の乳化剤と、iii)少くとも1種の遊離基開始剤との反応
生成物である水性ポリマーエマルションからなるコア
と、b)前記コアを実質的に囲む外表層であって、重合
された立体障害のある少くとも1種のイソシアネートか
らなる外表層とを有し、かつ前記コア対前記外表層の体
積比が約05:95ないし約99:01の範囲にあるこ
とを特徴とする。
応性ラテックスは、ガラスファイバのサイジング用に有
用な構造化反応性ラテックスにおいて、a)i)少くとも
1種のエチレン性不飽和モノマーと、ii) 少くとも1種
の乳化剤と、iii)少くとも1種の遊離基開始剤との反応
生成物である水性ポリマーエマルションからなるコア
と、b)前記コアを実質的に囲む外表層であって、重合
された立体障害のある少くとも1種のイソシアネートか
らなる外表層とを有し、かつ前記コア対前記外表層の体
積比が約05:95ないし約99:01の範囲にあるこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る構造化反応性ラテック
スの製法は、ガラスファイバのサイジング用に有用な構
造化反応性ラテックスを製造する方法において、a)i)
少くとも1種のエチレン性不飽和モノマーと、ii) 少く
とも1種の乳化剤と、iii)少くとも1種の遊離基開始剤
との反応生成物である水性ポリマーエマルションからな
るコアを提供する工程と、b)重合性で立体障害のある
イソシアネートを少くとも1種加えて、前記反応を完結
することにより、前記コアエマルション上に外表層を形
成する工程を有し、かつ前記コア対前記外表層の体積比
が約05:95ないし約99:01の範囲にあることを
特徴とする。
スの製法は、ガラスファイバのサイジング用に有用な構
造化反応性ラテックスを製造する方法において、a)i)
少くとも1種のエチレン性不飽和モノマーと、ii) 少く
とも1種の乳化剤と、iii)少くとも1種の遊離基開始剤
との反応生成物である水性ポリマーエマルションからな
るコアを提供する工程と、b)重合性で立体障害のある
イソシアネートを少くとも1種加えて、前記反応を完結
することにより、前記コアエマルション上に外表層を形
成する工程を有し、かつ前記コア対前記外表層の体積比
が約05:95ないし約99:01の範囲にあることを
特徴とする。
【0012】前記外表層は、a)少くとも1種のエチレ
ン性不飽和モノマーと、b)少くとも1種で重合性の立
体障害のあるイソシアネートとの遊離基重合生成物から
なるのが好ましい。
ン性不飽和モノマーと、b)少くとも1種で重合性の立
体障害のあるイソシアネートとの遊離基重合生成物から
なるのが好ましい。
【0013】前記ラテックスは、そのコア対外表層の体
積比が約75:25ないし約99:01の範囲にあるの
が好ましい。
積比が約75:25ないし約99:01の範囲にあるの
が好ましい。
【0014】前記不飽和モノマーは、アクリレート、メ
タクリレート、スチレン、アクリロニトリルおよびそれ
らの混合物からなる群から選択されるのが好ましい。
タクリレート、スチレン、アクリロニトリルおよびそれ
らの混合物からなる群から選択されるのが好ましい。
【0015】前記乳化剤は、イオン性乳化剤、非イオン
性乳化剤およびそれらの混合物からなる群から選択され
るのが好ましい。
性乳化剤およびそれらの混合物からなる群から選択され
るのが好ましい。
【0016】前記遊離基開始剤は、アゾニトリル、ヒド
ロペルオキシド、過硫酸塩、ホルムアルデヒドの塩、ス
ルホキシル酸塩、重亜硫酸塩、エリトロビン酸およびそ
れらの混合物からなる群から選択されるのが好ましい。
ロペルオキシド、過硫酸塩、ホルムアルデヒドの塩、ス
ルホキシル酸塩、重亜硫酸塩、エリトロビン酸およびそ
れらの混合物からなる群から選択されるのが好ましい。
【0017】前記重合性で立体障害のあるイソシアネー
トは、メタ−イソプロペニル−α−α−ジメチルベンジ
ルイソシアネート、パラ−イソプロペニル−α−α−ジ
メチルベンジルイソシアネートおよびそれらの混合物か
らなる群から選択されるのが好ましい。
トは、メタ−イソプロペニル−α−α−ジメチルベンジ
ルイソシアネート、パラ−イソプロペニル−α−α−ジ
メチルベンジルイソシアネートおよびそれらの混合物か
らなる群から選択されるのが好ましい。
【0018】前記コアは、イソシアネートを含有しない
のが好ましい。
のが好ましい。
【0019】前記外表層は、イソシアネート官能性ポリ
マーを有するのが好ましい。
マーを有するのが好ましい。
【0020】前記ラテックスは、コア・シェル型構造を
有するのが好ましい。
有するのが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、触媒の存在で遊離基重
合させた生成物からなるラテックスに関し、該生成物は
少くとも2種のエチレン性不飽和モノマーからなり、こ
こで前記モノマーの中の少くとも1種は、イソシアネー
ト官能性基を含まないモノマーであり、さらに前記モノ
マーの中の少くとも1種は立体障害のあるまたはブロッ
クされた不飽和イソシアネート基を有するモノマーであ
り、かつここで前記ラテックスの有する粒子は、そのイ
ソシアネート含有ポリマーが、前記粒子の表層に主とし
て存在する形態を有する。
合させた生成物からなるラテックスに関し、該生成物は
少くとも2種のエチレン性不飽和モノマーからなり、こ
こで前記モノマーの中の少くとも1種は、イソシアネー
ト官能性基を含まないモノマーであり、さらに前記モノ
マーの中の少くとも1種は立体障害のあるまたはブロッ
クされた不飽和イソシアネート基を有するモノマーであ
り、かつここで前記ラテックスの有する粒子は、そのイ
ソシアネート含有ポリマーが、前記粒子の表層に主とし
て存在する形態を有する。
【0022】立体障害のあるイソシアネート基を有する
適当な不飽和モノマーには、ジメチルメタ−またはパラ
−イソプロペニルベンジルイソシアネート(TMI)が
挙げられる。ブロックされたイソシアネート基を有する
他の適当な不飽和モノマーには、アセトンオキシムブロ
ックドアリルイソシアネートが挙げられる。他のイソシ
アネート、例えば、TDI、MDI、HDI、HMD
I、TMXDIおよびIPDI、は、ヒドロキシ、カル
ボキシまたはアミン含有のエチレン性不飽和モノマーと
反応し、不飽和イソシアネートの反応生成物を生成する
ことができる。この反応生成物は、本発明に用いるよう
さらにブロックすることができる。イソシアネート官能
性基を含有しない適当な不飽和モノマーには、アクリル
酸またはメタクリル酸のエステル、酢酸ビニルおよびス
チレンが挙げられる。
適当な不飽和モノマーには、ジメチルメタ−またはパラ
−イソプロペニルベンジルイソシアネート(TMI)が
挙げられる。ブロックされたイソシアネート基を有する
他の適当な不飽和モノマーには、アセトンオキシムブロ
ックドアリルイソシアネートが挙げられる。他のイソシ
アネート、例えば、TDI、MDI、HDI、HMD
I、TMXDIおよびIPDI、は、ヒドロキシ、カル
ボキシまたはアミン含有のエチレン性不飽和モノマーと
反応し、不飽和イソシアネートの反応生成物を生成する
ことができる。この反応生成物は、本発明に用いるよう
さらにブロックすることができる。イソシアネート官能
性基を含有しない適当な不飽和モノマーには、アクリル
酸またはメタクリル酸のエステル、酢酸ビニルおよびス
チレンが挙げられる。
【0023】本発明は、さらに、少くとも2種のエチレ
ン性不飽和モノマーを重合させることからなるラテック
ス製造法に関する。該モノマーの中の少くとも1種のモ
ノマーは、立体障害のあるまたはブロックされたブロッ
クドイソシアネート基を有するモノマーであり、該エチ
レン性不飽和モノマーの中の少くとも1種の他のモノマ
ーは、イソシアネート官能性基を含有しないモノマーで
あり、これら少くとも2種のモノマーを、その立体障害
のあるまたはブロックされたイソシアネート基が前記ラ
テックス粒子の外層に分布するように、遊離基重合触媒
の存在で水性エマルション内で重合させる。
ン性不飽和モノマーを重合させることからなるラテック
ス製造法に関する。該モノマーの中の少くとも1種のモ
ノマーは、立体障害のあるまたはブロックされたブロッ
クドイソシアネート基を有するモノマーであり、該エチ
レン性不飽和モノマーの中の少くとも1種の他のモノマ
ーは、イソシアネート官能性基を含有しないモノマーで
あり、これら少くとも2種のモノマーを、その立体障害
のあるまたはブロックされたイソシアネート基が前記ラ
テックス粒子の外層に分布するように、遊離基重合触媒
の存在で水性エマルション内で重合させる。
【0024】本発明は、1段法または2段法の播種乳化
重合プロセスにより行うことができる。この不飽和モノ
マーを播種乳化重合により共重合させる方法において、
場合に応じ他の任意の成分、例えば、脱泡剤、保存剤、
pH調節剤、還元剤および連鎖移動剤を一般的に用いて
最終的性質を調整する。例えば、pHが7未満でレドッ
クス開始剤系を用いて行う重合によって、低温反応が可
能となって、この重合プロセスの際に失われる−NCO
基が少くなる。
重合プロセスにより行うことができる。この不飽和モノ
マーを播種乳化重合により共重合させる方法において、
場合に応じ他の任意の成分、例えば、脱泡剤、保存剤、
pH調節剤、還元剤および連鎖移動剤を一般的に用いて
最終的性質を調整する。例えば、pHが7未満でレドッ
クス開始剤系を用いて行う重合によって、低温反応が可
能となって、この重合プロセスの際に失われる−NCO
基が少くなる。
【0025】このエマルションは、例えば、ガラス繊維
のサイジング用に利用したり、種々の基体上の塗料や接
着剤として利用したりすることができ、これは、接着強
さの向上や良好な複合体強さのような性質が大切な場合
に、利用することができる。
のサイジング用に利用したり、種々の基体上の塗料や接
着剤として利用したりすることができ、これは、接着強
さの向上や良好な複合体強さのような性質が大切な場合
に、利用することができる。
【0026】本発明に用いる不飽和イソシアネートは、
一般的に1個以上の炭素−炭素2重結合を有し、また立
体障害のあるまたはブロックされたイソシアネートであ
る。一般的に、この立体障害またはブロック化は、その
イソシアネート基の水との反応性を低下させ、この重合
プロセスおよび貯蔵期間から生残る。この不飽和イソシ
アネートは、TMIが代表例であり、好ましくは、Cyte
c Industries,Inc.,(West Paterson,NJ 、米国) により
供給されるメタTMIである。本発明に用いる好ましい
量は、その全モノマー重量の約0.1ないし20.0重
量パーセント、さらに好ましくはその全モノマー重量の
約1.0ないし10.0重量パーセント、最も好ましく
はその全モノマー重量の約3.0ないし5.0重量パー
セントである。この立体障害のある不飽和イソシアネー
トの例には、メタTMIがあり、このブロックされた不
飽和イソシアネートの例には、アセトンオキシムブロッ
クドアリルイソシアネートがある。他のイソシアネー
ト、例えば、TDI、MDI、HDI、HMDI、TM
XDIおよびIPDI、は、ヒドロキシ、カルボキシま
たはアミン含有のエチレン性不飽和モノマーと反応し
て、この不飽和イソシアネートの反応生成物を生成す
る。この反応生成物は、本発明に用いるようさらにブロ
ックできる。
一般的に1個以上の炭素−炭素2重結合を有し、また立
体障害のあるまたはブロックされたイソシアネートであ
る。一般的に、この立体障害またはブロック化は、その
イソシアネート基の水との反応性を低下させ、この重合
プロセスおよび貯蔵期間から生残る。この不飽和イソシ
アネートは、TMIが代表例であり、好ましくは、Cyte
c Industries,Inc.,(West Paterson,NJ 、米国) により
供給されるメタTMIである。本発明に用いる好ましい
量は、その全モノマー重量の約0.1ないし20.0重
量パーセント、さらに好ましくはその全モノマー重量の
約1.0ないし10.0重量パーセント、最も好ましく
はその全モノマー重量の約3.0ないし5.0重量パー
セントである。この立体障害のある不飽和イソシアネー
トの例には、メタTMIがあり、このブロックされた不
飽和イソシアネートの例には、アセトンオキシムブロッ
クドアリルイソシアネートがある。他のイソシアネー
ト、例えば、TDI、MDI、HDI、HMDI、TM
XDIおよびIPDI、は、ヒドロキシ、カルボキシま
たはアミン含有のエチレン性不飽和モノマーと反応し
て、この不飽和イソシアネートの反応生成物を生成す
る。この反応生成物は、本発明に用いるようさらにブロ
ックできる。
【0027】この不飽和イソシアネートと共重合するエ
チレン性不飽和モノマーには、C1ないしC8 のアルキ
ルアクリレートおよびメタクリレート、スチレン、アク
リロニトリル、酢酸ビニルおよびそれらの混合物が挙げ
られる。この好ましいモノマーの組合わせには、摂氏1
0度/分の温度変化の速度におけるDSC測定Tgが摂
氏約−50度ないし約85度を与えるものが挙げられ
る。本発明に用いられるエチレン性不飽和コモノマーの
好ましい量は、そのラテックスの約20ないし60重量
パーセント、さらに好ましくはそのラテックスの約40
ないし50重量パーセント、最も好ましくはそのラテッ
クスの約45重量パーセントの量である。
チレン性不飽和モノマーには、C1ないしC8 のアルキ
ルアクリレートおよびメタクリレート、スチレン、アク
リロニトリル、酢酸ビニルおよびそれらの混合物が挙げ
られる。この好ましいモノマーの組合わせには、摂氏1
0度/分の温度変化の速度におけるDSC測定Tgが摂
氏約−50度ないし約85度を与えるものが挙げられ
る。本発明に用いられるエチレン性不飽和コモノマーの
好ましい量は、そのラテックスの約20ないし60重量
パーセント、さらに好ましくはそのラテックスの約40
ないし50重量パーセント、最も好ましくはそのラテッ
クスの約45重量パーセントの量である。
【0028】この遊離基ソースは、熱分解またはレドッ
クス系とすることができる。この好ましい系には、アゾ
化合物、ヒドロペルオキシド、過硫酸塩および/また
は、組合わせとしてホルムアルデヒドの塩、スルホキシ
ル酸塩、重亜硫酸塩、エリトロビン酸が挙げられる。こ
の好ましい量は、その全モノマー重量の約0.1ないし
1.0重量パーセント、さらに好ましい量は約0.1な
いし0.5重量パーセント、最も好ましい量は約0.2
ないし0.4重量パーセントである。
クス系とすることができる。この好ましい系には、アゾ
化合物、ヒドロペルオキシド、過硫酸塩および/また
は、組合わせとしてホルムアルデヒドの塩、スルホキシ
ル酸塩、重亜硫酸塩、エリトロビン酸が挙げられる。こ
の好ましい量は、その全モノマー重量の約0.1ないし
1.0重量パーセント、さらに好ましい量は約0.1な
いし0.5重量パーセント、最も好ましい量は約0.2
ないし0.4重量パーセントである。
【0029】連鎖移動剤を加えて、この乳化ポリマーの
分子量を調節することができる。これには、水溶性また
は油溶性のメルカプタンまたはチオールを挙げることが
できる。この好ましい連鎖移動剤には、n-またはtert-
ドデシルメルカプタンが挙げられ、ここで好ましい量は
その全モノマー重量に対し約0.01ないし5.0重量
パーセント、さらに好ましくはその全モノマー重量に対
し約0.01ないし2.0重量パーセント、最も好まし
くはその全モノマー重量に対し約0.1ないし0.5重
量パーセントの量である。
分子量を調節することができる。これには、水溶性また
は油溶性のメルカプタンまたはチオールを挙げることが
できる。この好ましい連鎖移動剤には、n-またはtert-
ドデシルメルカプタンが挙げられ、ここで好ましい量は
その全モノマー重量に対し約0.01ないし5.0重量
パーセント、さらに好ましくはその全モノマー重量に対
し約0.01ないし2.0重量パーセント、最も好まし
くはその全モノマー重量に対し約0.1ないし0.5重
量パーセントの量である。
【0030】本発明で供される乳化剤には、イオン性、
非イオン性および高分子性の乳化剤ならびにそれらの混
合物が挙げられる。この好ましい組成物には、アルキル
ポリエトキシエタノールでその量は、その全モノマー重
量に対し約0.5ないし5.0重量パーセント、さらに
好ましくはその全モノマー重量に対し約0.5ないし
3.0重量パーセント、最も好ましくはその全モノマー
重量に対し約1.0ないし2.0重量パーセントが挙げ
られる。
非イオン性および高分子性の乳化剤ならびにそれらの混
合物が挙げられる。この好ましい組成物には、アルキル
ポリエトキシエタノールでその量は、その全モノマー重
量に対し約0.5ないし5.0重量パーセント、さらに
好ましくはその全モノマー重量に対し約0.5ないし
3.0重量パーセント、最も好ましくはその全モノマー
重量に対し約1.0ないし2.0重量パーセントが挙げ
られる。
【0031】本発明の重合は、1段法かまたは2段法か
のいずれかの播種乳化重合である。1段法播種プロセス
では、その種を現場でに形成し、引続きTMIの重合を
行って、不均一なラテックス粒子形態が得られる。例え
ば、1段法プロセスは、次の工程順に行われる。
のいずれかの播種乳化重合である。1段法播種プロセス
では、その種を現場でに形成し、引続きTMIの重合を
行って、不均一なラテックス粒子形態が得られる。例え
ば、1段法プロセスは、次の工程順に行われる。
【0032】(1)乳化剤の存在で、エチレン性不飽和
モノマーのエマルションを形成する工程、
モノマーのエマルションを形成する工程、
【0033】(2)半回分法、スターブドプロセスで、
約0.05ないし0.5ミクロンの平均粒径を有する種
ラテックスを形成するように、前記エチレン性不飽和モ
ノマーを重合する工程、
約0.05ないし0.5ミクロンの平均粒径を有する種
ラテックスを形成するように、前記エチレン性不飽和モ
ノマーを重合する工程、
【0034】(3)前形成した種粒子上にTMIを、他
のエチレン性不飽和モノマーと共に、または他のエチレ
ン性不飽和モノマー無しに、共重合させて、さらに、前
記粒子を増大し、その本体組成と異なる表層組成を構成
する工程。
のエチレン性不飽和モノマーと共に、または他のエチレ
ン性不飽和モノマー無しに、共重合させて、さらに、前
記粒子を増大し、その本体組成と異なる表層組成を構成
する工程。
【0035】2段法播種プロセスでは、イソシアネート
官能性を有しない種ラテックスがその反応の前に存在
し、その上にメタ−TMIは再び、他のエチレン性不飽
和モノマーと共にまたは他のエチレン性不飽和モノマー
無しで、重合する。
官能性を有しない種ラテックスがその反応の前に存在
し、その上にメタ−TMIは再び、他のエチレン性不飽
和モノマーと共にまたは他のエチレン性不飽和モノマー
無しで、重合する。
【0036】通常、1段法プロセスまたは2段法プロセ
スの重合時間は2ないし5時間である。ここで得られた
生成物は、粒径が約0.1ないし1.0ミクロンであ
り、pHが約2ないし5であり、粘度が約20ないし5
00cPであり、および固形分が約40ないし50パー
セントである。当該ラテックス粒子の本体対当該ラテッ
クス粒子の外表層の体積比は、好ましくは約5:95な
いし99:1、さらに好ましくは50:50ないし9
9:1、最も好ましくは75:25ないし99:1であ
る。一般的にこのラテックスが含む粒子サイズは、コア
と表層が連続であっても連続でなくてもよいが、コアか
ら表層に広がる形態を有する。
スの重合時間は2ないし5時間である。ここで得られた
生成物は、粒径が約0.1ないし1.0ミクロンであ
り、pHが約2ないし5であり、粘度が約20ないし5
00cPであり、および固形分が約40ないし50パー
セントである。当該ラテックス粒子の本体対当該ラテッ
クス粒子の外表層の体積比は、好ましくは約5:95な
いし99:1、さらに好ましくは50:50ないし9
9:1、最も好ましくは75:25ないし99:1であ
る。一般的にこのラテックスが含む粒子サイズは、コア
と表層が連続であっても連続でなくてもよいが、コアか
ら表層に広がる形態を有する。
【0037】ここで好ましい重合温度は摂氏約5ないし
80度であり、最も好ましくは摂氏約35ないし65度
の重合温度が有用である。ここで得られた生成物は、立
体障害のあるまたはブロックされたイソシアネート基が
そのラテックス粒子の表層に分布され、そのため有効に
界面架橋を行うことができる。
80度であり、最も好ましくは摂氏約35ないし65度
の重合温度が有用である。ここで得られた生成物は、立
体障害のあるまたはブロックされたイソシアネート基が
そのラテックス粒子の表層に分布され、そのため有効に
界面架橋を行うことができる。
【0038】正しいpHレベルまたはFe2+のような遷
移金属イオンの存在において重合を行って、開始剤の適
切な分解を保証することが、極めて重要な反応系があ
る。ここで好ましいpH範囲は、約3ないし5、さらに
好ましくは約2ないし4の範囲である。塩の形であるp
H緩衝塩を使用せずに、酢酸を用いてこの初期のpHを
調節することは、本発明に特有のものである。これを行
う意図は、その最終製品の耐水性に悪影響を及ぼすこと
なく、所望のpHレベルが得られるためである。
移金属イオンの存在において重合を行って、開始剤の適
切な分解を保証することが、極めて重要な反応系があ
る。ここで好ましいpH範囲は、約3ないし5、さらに
好ましくは約2ないし4の範囲である。塩の形であるp
H緩衝塩を使用せずに、酢酸を用いてこの初期のpHを
調節することは、本発明に特有のものである。これを行
う意図は、その最終製品の耐水性に悪影響を及ぼすこと
なく、所望のpHレベルが得られるためである。
【0039】この技術分野の当業者であれば知っている
ことであるが、ラテックス粒子のコア内に埋め込まれた
官能性基は、基剤表面または後で加えられる架橋剤と接
触することができず、特に、該粒子のサイズが比較的大
きい場合には、そのような接触はできない。そこで、こ
れら反応性基をその粒子の表層に配置させると、その界
面架橋の効率がはるかに高くなる。本発明では、この反
応性のイソシアネート基の分布がそのモノマー供給スケ
ジュールによって制御されるような1段法または2段法
の乳化重合により、その目的が達成される。
ことであるが、ラテックス粒子のコア内に埋め込まれた
官能性基は、基剤表面または後で加えられる架橋剤と接
触することができず、特に、該粒子のサイズが比較的大
きい場合には、そのような接触はできない。そこで、こ
れら反応性基をその粒子の表層に配置させると、その界
面架橋の効率がはるかに高くなる。本発明では、この反
応性のイソシアネート基の分布がそのモノマー供給スケ
ジュールによって制御されるような1段法または2段法
の乳化重合により、その目的が達成される。
【0040】この不飽和イソシアネートを他のエチレン
性不飽和モノマーと共重合させると、そのコポリマー中
に反応性イソシアネートを導入できる。これらイソシア
ネート基は、後で加える下記の架橋剤および/または基
剤の表面上の官能性基と反応することができる。この架
橋材は、例えば、アミン、ヒドロキシルまたはカルボキ
シルを含む。これにより、ポリマーと基剤の間に強い結
合または接着を与えるようになる。このような特性は、
例えば、表面塗布接着剤におけるように、接着性や相溶
性の向上が必要な用途に歓迎される。
性不飽和モノマーと共重合させると、そのコポリマー中
に反応性イソシアネートを導入できる。これらイソシア
ネート基は、後で加える下記の架橋剤および/または基
剤の表面上の官能性基と反応することができる。この架
橋材は、例えば、アミン、ヒドロキシルまたはカルボキ
シルを含む。これにより、ポリマーと基剤の間に強い結
合または接着を与えるようになる。このような特性は、
例えば、表面塗布接着剤におけるように、接着性や相溶
性の向上が必要な用途に歓迎される。
【0041】本発明の方法により製造されるラテックス
で得られる利点は、その接着特性やこの反応性イソシア
ネート架橋効率の向上で実証される。例えば、ガラスフ
ァイバのサイジングの場合、このラテックスとガラスフ
ァイバの表面のヒドロキシルとの間の反応により、良好
な接着性とさらにその複合体の良好な複合体強さが得ら
れる。
で得られる利点は、その接着特性やこの反応性イソシア
ネート架橋効率の向上で実証される。例えば、ガラスフ
ァイバのサイジングの場合、このラテックスとガラスフ
ァイバの表面のヒドロキシルとの間の反応により、良好
な接着性とさらにその複合体の良好な複合体強さが得ら
れる。
【0042】
【実施例】以下に示す実施例により、さらに本発明の様
々の態様と特性を説明するが、これらは本発明の適用範
囲を限定するためのものではない。
々の態様と特性を説明するが、これらは本発明の適用範
囲を限定するためのものではない。
【0043】[実施例1]次の例は、立体障害のあるイ
ソシアネート基を含む構造化反応性ラテックスを調製す
る1段法播種プロセスを述べる。
ソシアネート基を含む構造化反応性ラテックスを調製す
る1段法播種プロセスを述べる。
【0044】前乳濁液であるプレ−エマルション(P
E)が、脱イオン水80gに、Harcros(Kansas City,K
S、米国) からの界面活性剤、脱泡剤である、T-Det O-4
07 を6.65g加えて、15分間の撹拌により、調製
された。撹拌下に、ICI Americas,Inc.,(Wilmington,D
E、米国) からのメチルメタクリレート155g、Hoech
stCelanese Corp,(Somerville,NJ、米国) からのn−ブ
チルアクリレート155g、およびElf Atochem,(Phila
delphia,PA、米国) からのn−ドデシルメルカプタン
0.93gの混合物を加えた。
E)が、脱イオン水80gに、Harcros(Kansas City,K
S、米国) からの界面活性剤、脱泡剤である、T-Det O-4
07 を6.65g加えて、15分間の撹拌により、調製
された。撹拌下に、ICI Americas,Inc.,(Wilmington,D
E、米国) からのメチルメタクリレート155g、Hoech
stCelanese Corp,(Somerville,NJ、米国) からのn−ブ
チルアクリレート155g、およびElf Atochem,(Phila
delphia,PA、米国) からのn−ドデシルメルカプタン
0.93gの混合物を加えた。
【0045】ジャケット付き反応器に、脱イオン水17
5gと酢酸0.1gを加えた。この反応器を撹拌し、窒
素パージした。その温度を摂氏60ないし65度に昇温
し、該プレ−エマルション全体量の中の1重量パーセン
トを加え、開始した。次に、開始剤溶液と還元剤溶液の
連続供給を開始した。開始剤溶液は、Aztec Chemicals
(Houston,TX、米国) からのt−ブチルヒドロペルオキ
シド1.55gおよび脱イオン水30gを含み、還元剤
溶液は、Aldrich Chemical Co.,Inc.,(Milwaukee,WI 、
米国)からのホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラ
ート1.08gおよび脱イオン水30gを含んでいた。
この反応系は、このプレ−エマルションの残りを3時間
かけて供給する前に、30分間反応させた。このプレ−
エマルションの最後の10パーセントと共に、Cytec(W.
Patterson,NJ、米国) からのm−TMIの6gの供給を
開始した。すべての供給を完了した後、当該反応系をさ
らに1時間同じ温度に保持して、モノマーの反応を完結
させた。この後、この反応器を冷却し、当該ラテックス
を200メッシュのフィルタで濾過した。
5gと酢酸0.1gを加えた。この反応器を撹拌し、窒
素パージした。その温度を摂氏60ないし65度に昇温
し、該プレ−エマルション全体量の中の1重量パーセン
トを加え、開始した。次に、開始剤溶液と還元剤溶液の
連続供給を開始した。開始剤溶液は、Aztec Chemicals
(Houston,TX、米国) からのt−ブチルヒドロペルオキ
シド1.55gおよび脱イオン水30gを含み、還元剤
溶液は、Aldrich Chemical Co.,Inc.,(Milwaukee,WI 、
米国)からのホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラ
ート1.08gおよび脱イオン水30gを含んでいた。
この反応系は、このプレ−エマルションの残りを3時間
かけて供給する前に、30分間反応させた。このプレ−
エマルションの最後の10パーセントと共に、Cytec(W.
Patterson,NJ、米国) からのm−TMIの6gの供給を
開始した。すべての供給を完了した後、当該反応系をさ
らに1時間同じ温度に保持して、モノマーの反応を完結
させた。この後、この反応器を冷却し、当該ラテックス
を200メッシュのフィルタで濾過した。
【0046】表1に示す他のラテックスも同様の操作で
調製した。
調製した。
【0047】[実施例2(比較)]次の実施例では、こ
のすべてのモノマーの連続均一供給により、コポリマー
ラテックスを調製する。
のすべてのモノマーの連続均一供給により、コポリマー
ラテックスを調製する。
【0048】前記プレ−エマルション(PE)が、脱イ
オン水80gに、Harcros(Kansas City,KS、米国) から
の界面活性剤、脱泡剤であるT-Det 0-407 を6.65g
加え、15分間撹拌して調製した。撹拌下に、ICI Amer
icas,Inc.,(Wilmington,DE、米国) からのメチルメタク
リレート155g、Hoechst Celanese Corp,(Somervill
e,NJ、米国) からのn−ブチルアクリレート155g、
Cytec,(W. Patterson,NJ 、米国) からのm−TMIを
6g、およびElf Atochem,(Philadelphia,PA、米国) か
らのn−ドデシルメルカプタン0.93gの混合物を加
えた。 ジャケット付き反応器に、脱イオン水175g
と酢酸0.1gを加えた。この反応器を撹拌し、窒素パ
ージした。温度を摂氏60ないし65度に昇温し、当該
プレ−エマルション全体量の1重量パーセントを加え開
始した。次に、開始剤溶液と還元剤溶液の連続供給を開
始した。この開始剤は、Aztec Chemicals(Houston,TX、
米国) からのt−ブチルヒドロペルオキシド1.55
g、および脱イオン水30gを含み、還元剤水溶液は、
Aldrich Chemical Co.,Inc.,(Milwaukee,WI 、米国)か
らのホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラート1.
08gおよび脱イオン水30gを含んでいた。当該反応
系は、このプレ−エマルションの残りを3時間かけて供
給する前に、30分間反応させた。すべての供給を完了
した後、本反応系はさらに1時間同じ温度に保持して、
モノマーの反応を完結させた。この後、この反応器を冷
却し、該ラテックスを200メッシュのフィルタで濾過
した。表2に示す他のラテックスも同様の操作で調製し
た。
オン水80gに、Harcros(Kansas City,KS、米国) から
の界面活性剤、脱泡剤であるT-Det 0-407 を6.65g
加え、15分間撹拌して調製した。撹拌下に、ICI Amer
icas,Inc.,(Wilmington,DE、米国) からのメチルメタク
リレート155g、Hoechst Celanese Corp,(Somervill
e,NJ、米国) からのn−ブチルアクリレート155g、
Cytec,(W. Patterson,NJ 、米国) からのm−TMIを
6g、およびElf Atochem,(Philadelphia,PA、米国) か
らのn−ドデシルメルカプタン0.93gの混合物を加
えた。 ジャケット付き反応器に、脱イオン水175g
と酢酸0.1gを加えた。この反応器を撹拌し、窒素パ
ージした。温度を摂氏60ないし65度に昇温し、当該
プレ−エマルション全体量の1重量パーセントを加え開
始した。次に、開始剤溶液と還元剤溶液の連続供給を開
始した。この開始剤は、Aztec Chemicals(Houston,TX、
米国) からのt−ブチルヒドロペルオキシド1.55
g、および脱イオン水30gを含み、還元剤水溶液は、
Aldrich Chemical Co.,Inc.,(Milwaukee,WI 、米国)か
らのホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラート1.
08gおよび脱イオン水30gを含んでいた。当該反応
系は、このプレ−エマルションの残りを3時間かけて供
給する前に、30分間反応させた。すべての供給を完了
した後、本反応系はさらに1時間同じ温度に保持して、
モノマーの反応を完結させた。この後、この反応器を冷
却し、該ラテックスを200メッシュのフィルタで濾過
した。表2に示す他のラテックスも同様の操作で調製し
た。
【0049】[実施例3]次の例は、FT−IRを用い
て、このm−TMIがラテックス粒子に均一に分布する
従来のラテックスと、このm−TMIがラテックス粒子
の外層に主として分布する本発明の構造化ラテックスと
の間の架橋効率の差を実証する。
て、このm−TMIがラテックス粒子に均一に分布する
従来のラテックスと、このm−TMIがラテックス粒子
の外層に主として分布する本発明の構造化ラテックスと
の間の架橋効率の差を実証する。
【0050】図1は、表3に示す種々のラテックスフィ
ルムの2258cm-1における吸収により表されるイソ
シアネート基に対応する特性IRピークを示す。従来法
ではイソシアネート基が多く失われることがこの図によ
り示される。
ルムの2258cm-1における吸収により表されるイソ
シアネート基に対応する特性IRピークを示す。従来法
ではイソシアネート基が多く失われることがこの図によ
り示される。
【0051】図2と図3は、このイソシアネートと、Hu
ntsman Corp.,(Salt Lake City,UT、米国) により供給
されるジアミン(3450cm-1における−NH2 の吸
収)である、Jeffamine ED-600、との反応を示す。試験
用に用いたフィルムは、表4に示した混合物からキャス
トした。
ntsman Corp.,(Salt Lake City,UT、米国) により供給
されるジアミン(3450cm-1における−NH2 の吸
収)である、Jeffamine ED-600、との反応を示す。試験
用に用いたフィルムは、表4に示した混合物からキャス
トした。
【0052】図2は、本発明により調製した構造化ラテ
ックスをさらに架橋した例を示し、図3に示す従来のラ
テックスと対比した。
ックスをさらに架橋した例を示し、図3に示す従来のラ
テックスと対比した。
【0053】[実施例4]次の例は、立体障害のあるイ
ソシアネート基を含む構造化反応性ラテックスを調製す
る2段法播種プロセスを述べる。
ソシアネート基を含む構造化反応性ラテックスを調製す
る2段法播種プロセスを述べる。
【0054】プレ−エマルション(PE)が、脱イオン
水105gに、Harcros(Kansas City,KS、米国) からの
界面活性剤、脱泡剤である、T-Det 0-407 を11.18
gを加え、15分間撹拌して調製した。撹拌下に、ICI
Americas,Inc.,(Wilmington,DE、米国) からのメチルメ
タクリレート98.8g、Hoechst Celanese Corp,(Som
erville,NJ、米国) からのn−ブチルアクリレート13
0g、Cytec,(W.Patterson,NJ 、米国) からのm−TM
Iを13g、およびSartomer Co.,Inc.,(WestChester,P
A、米国) からのMonomer238を5.2gからなる混合物
を加えた。
水105gに、Harcros(Kansas City,KS、米国) からの
界面活性剤、脱泡剤である、T-Det 0-407 を11.18
gを加え、15分間撹拌して調製した。撹拌下に、ICI
Americas,Inc.,(Wilmington,DE、米国) からのメチルメ
タクリレート98.8g、Hoechst Celanese Corp,(Som
erville,NJ、米国) からのn−ブチルアクリレート13
0g、Cytec,(W.Patterson,NJ 、米国) からのm−TM
Iを13g、およびSartomer Co.,Inc.,(WestChester,P
A、米国) からのMonomer238を5.2gからなる混合物
を加えた。
【0055】ジャケット付き反応器に、H.B.Fuller C
o.,(St.Paul,MN、米国) からのPN-3416-F ラテックス
(ただしこれは自己架橋アクリルラテックスである)を
577.2g、さらに脱イオン水270gおよび硫酸第
1鉄0.004gを加えた。この反応器を撹拌し窒素パ
ージした。その温度を摂氏60ないし65度に昇温し、
3時間にわたるプレ−エマルションの連続供給を開始し
た。次に、開始剤溶液と還元剤溶液の連続供給を開始し
た。この開始剤は、Aldrich Chemical Co.,(Milwaukee,
WI、米国) からの過硫酸アンモニウム0.39g、およ
び脱イオン水39gを含み、また還元剤水溶液は、Aldr
ich Chemical Co.,Inc.,(Milwaukee,WI 、米国)からの
メタ重亜硫酸ナトリウム0.39gおよび脱イオン水3
9gを含んでいた。すべての供給を完了した後、本反応
系はさらに1時間同じ温度に保持して、モノマーの反応
を完結させた。この後、この反応器を冷却し、当該ラテ
ックスを200メッシュのフィルタで濾過した。
o.,(St.Paul,MN、米国) からのPN-3416-F ラテックス
(ただしこれは自己架橋アクリルラテックスである)を
577.2g、さらに脱イオン水270gおよび硫酸第
1鉄0.004gを加えた。この反応器を撹拌し窒素パ
ージした。その温度を摂氏60ないし65度に昇温し、
3時間にわたるプレ−エマルションの連続供給を開始し
た。次に、開始剤溶液と還元剤溶液の連続供給を開始し
た。この開始剤は、Aldrich Chemical Co.,(Milwaukee,
WI、米国) からの過硫酸アンモニウム0.39g、およ
び脱イオン水39gを含み、また還元剤水溶液は、Aldr
ich Chemical Co.,Inc.,(Milwaukee,WI 、米国)からの
メタ重亜硫酸ナトリウム0.39gおよび脱イオン水3
9gを含んでいた。すべての供給を完了した後、本反応
系はさらに1時間同じ温度に保持して、モノマーの反応
を完結させた。この後、この反応器を冷却し、当該ラテ
ックスを200メッシュのフィルタで濾過した。
【0056】表5に示す他のラテックスも同様の操作で
調製した。
調製した。
【0057】[実施例5]実施例4で調製した試料に、
種々の種類とレベルの後架橋剤を加えることができる。
この前架橋ラテックスの調製には、その架橋剤を脱イオ
ン水で希釈して、撹拌しながら室温で実施例4のラテッ
クスに加えた。表6はこの種のラテックスの例を示す。
種々の種類とレベルの後架橋剤を加えることができる。
この前架橋ラテックスの調製には、その架橋剤を脱イオ
ン水で希釈して、撹拌しながら室温で実施例4のラテッ
クスに加えた。表6はこの種のラテックスの例を示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【図1】表3に示す1〜3のラテックスフィルムにおけ
るイソシアネート基(2258cm-1における吸収)に
対応する特性IRピークを示すグラフである。
るイソシアネート基(2258cm-1における吸収)に
対応する特性IRピークを示すグラフである。
【図2】イソシアネートと、Huntsman Corp.(Salt Lake
City,UT、米国) により供給されるジアミンである、Je
ffamine ED-600との反応を示すグラフで、表4に示す混
合物1〜2(本発明のラテックス)からキャストしたフ
ィルムの特性IRピークを示す。
City,UT、米国) により供給されるジアミンである、Je
ffamine ED-600との反応を示すグラフで、表4に示す混
合物1〜2(本発明のラテックス)からキャストしたフ
ィルムの特性IRピークを示す。
【図3】イソシアネートと、Huntsman Corp.(Salt Lake
City,UT、米国) により供給されるジアミンである、Je
ffamine ED-600との反応を示すグラフで、表4に示す混
合物3〜4(従来のラテックス)からキャストしたフィ
ルムの特性IRピークを示す。
City,UT、米国) により供給されるジアミンである、Je
ffamine ED-600との反応を示すグラフで、表4に示す混
合物3〜4(従来のラテックス)からキャストしたフィ
ルムの特性IRピークを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イ ウェイ アメリカ合衆国、55110、ミネソタ州、ホ ワイト ベア レイク、バーチ ストリー ト 1850番地、207号 (72)発明者 ワイヌ ピー. ミラー アメリカ合衆国、55112、ミネソタ州、マ ウンズ ビュー、ボナ ロード 5100番地 (72)発明者 キャサリン エー. ウェンツ アメリカ合衆国、55414、ミネソタ州、ミ ネアポリス、7ティーエイチ ストリート エス.イー. 1229番地
Claims (20)
- 【請求項1】 ガラスファイバのサイジング用に有用な
構造化反応性ラテックスにおいて、 a)i)少くとも1種のエチレン性不飽和モノマーと、 ii)少くとも1種の乳化剤と、 iii)少くとも1種の遊離基開始剤との反応生成物である
水性ポリマーエマルションからなるコアと、 b)前記コアを実質的に囲む外表層であって、重合され
た立体障害のある少くとも1種のイソシアネートからな
る外表層とを有し、 かつ前記コア対前記外表層の体積比が約05:95ない
し約99:01の範囲にあることを特徴とする構造化反
応性ラテックス。 - 【請求項2】 前記外表層は、 a)少くとも1種のエチレン性不飽和モノマーと、 b)少くとも1種で重合性の立体障害のあるイソシアネ
ートとの遊離基重合生成物からなることを特徴とする請
求項1に記載の構造化反応性ラテックス。 - 【請求項3】 前記ラテックスは、そのコア対外表層の
体積比が約75:25ないし約99:01の範囲にある
ことを特徴とする請求項1に記載の構造化反応性ラテッ
クス。 - 【請求項4】 前記不飽和モノマーは、アクリレート、
メタクリレート、スチレン、アクリロニトリルおよびそ
れらの混合物からなる群から選択されることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の構造化反応性ラ
テックス。 - 【請求項5】 前記乳化剤は、イオン性乳化剤、非イオ
ン性乳化剤およびそれらの混合物からなる群から選択さ
れることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
載の構造化反応性ラテックス。 - 【請求項6】 前記遊離基開始剤は、アゾニトリル、ヒ
ドロペルオキシド、過硫酸塩、ホルムアルデヒドの塩、
スルホキシル酸塩、重亜硫酸塩、エリトロビン酸および
それらの混合物からなる群から選択されることを特徴と
する請求項1〜5のいずれか1項に記載の構造化反応性
ラテックス。 - 【請求項7】 前記重合性で立体障害のあるイソシアネ
ートは、メタ−イソプロペニル−α−α−ジメチルベン
ジルイソシアネート、パラ−イソプロペニル−α−α−
ジメチルベンジルイソシアネートおよびそれらの混合物
からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に
記載の構造化反応性ラテックス。 - 【請求項8】 前記コアは、イソシアネートを含有しな
いことを特徴とする請求項1に記載の構造化反応性ラテ
ックス。 - 【請求項9】 前記外表層は、イソシアネート官能性ポ
リマーを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれ
か1項に記載の構造化反応性ラテックス。 - 【請求項10】 前記ラテックスは、コア・シェル型構
造を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1
項に記載の構造化反応性ラテックス。 - 【請求項11】 ガラスファイバのサイジング用に有用
な構造化反応性ラテックスを製造する方法において、 a)i)少くとも1種のエチレン性不飽和モノマーと、 ii)少くとも1種の乳化剤と、 iii)少くとも1種の遊離基開始剤との反応生成物である
水性ポリマーエマルションからなるコアを提供する工程
と、 b)重合性で立体障害のあるイソシアネートを少くとも
1種加えて、前記反応を完結することにより、前記コア
エマルション上に外表層を形成する工程を有し、 かつ前記コア対前記外表層の体積比が約05:95ない
し約99:01の範囲にあることを特徴とする構造化反
応性ラテックスの製法。 - 【請求項12】 前記外表層は、 a)少くとも1種のエチレン性不飽和モノマーと、 b)少くとも1種で重合性の立体障害のあるイソシアネ
ートとの遊離基重合生成物からなることを特徴とする請
求項11に記載の製法。 - 【請求項13】 前記ラテックスは、そのコア対外表層
の体積比が約75:25ないし約99:01の範囲にあ
ることを特徴とする請求項11に記載の製法。 - 【請求項14】 前記不飽和モノマーは、アクリレー
ト、メタクリレート、スチレン、アクリロニトリルおよ
びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴
とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の製法。 - 【請求項15】 前記乳化剤は、イオン性乳化剤、非イ
オン性乳化剤およびそれらの混合物からなる群から選択
されることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1
項に記載の製法。 - 【請求項16】 前記遊離基開始剤は、アゾニトリル、
ヒドロペルオキシド、過硫酸塩、ホルムアルデヒドの
塩、スルホキシル酸塩、重亜硫酸塩、エリトロビン酸お
よびそれらの混合物からなる群から選択されることを特
徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の製
法。 - 【請求項17】 前記重合性で立体障害のあるイソシア
ネートは、メタ−イソプロペニル−α−α−ジメチルベ
ンジルイソシアネート、パラ−イソプロペニル−α−α
−ジメチルベンジルイソシアネートおよびそれらの混合
物からなる群から選択されることを特徴とする請求項1
1に記載の製法。 - 【請求項18】 前記コアは、イソシアネートを含有し
ないことを特徴とする請求項11に記載の製法。 - 【請求項19】 前記外表層は、イソシアネート官能性
ポリマーを有することを特徴とする請求項11〜18の
いずれか1項に記載の製法。 - 【請求項20】 前記ラテックスは、コア・シェル型構
造を有することを特徴とする請求項11〜19のいずれ
か1項に記載の製法。
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