JPH1052794A - 桁材の組立装置 - Google Patents

桁材の組立装置

Info

Publication number
JPH1052794A
JPH1052794A JP21223196A JP21223196A JPH1052794A JP H1052794 A JPH1052794 A JP H1052794A JP 21223196 A JP21223196 A JP 21223196A JP 21223196 A JP21223196 A JP 21223196A JP H1052794 A JPH1052794 A JP H1052794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
flange
roller
welding
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21223196A
Other languages
English (en)
Inventor
Akikatsu Kajiyama
昭克 梶山
Toshiaki Sano
敏明 佐野
Kiyoshi Iwai
清 岩井
Yoshitaka Harada
吉孝 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOMAI TEKKO Inc
TORIHAMA KOGYO KK
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
IWAI KK
Koike Sanso Kogyo KK
Original Assignee
KOMAI TEKKO Inc
TORIHAMA KOGYO KK
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
IWAI KK
Koike Sanso Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOMAI TEKKO Inc, TORIHAMA KOGYO KK, Koike Sanso Kogyo Co Ltd, IWAI KK, Koike Sanso Kogyo KK filed Critical KOMAI TEKKO Inc
Priority to JP21223196A priority Critical patent/JPH1052794A/ja
Publication of JPH1052794A publication Critical patent/JPH1052794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】橋梁や建物の桁材として用いるI形鋼或いはH
形鋼を製造する際に、ウエブ材の両端に2枚のフランジ
材を一工程で溶接することで、工期の短縮をはかる。 【解決手段】ウエブ材1を搬送するウエブ搬送装置3を
中心に配置すると共に、該搬送装置3の両側にフランジ
材2を水平状態及び傾斜部材4cを駆動して90度傾斜さ
せた垂直状態で搬送するフランジ搬送装置4を配置して
前面搬送部Bを構成する。溶接部Aは前面搬送部Bから
搬送された水平なウエブ材1及び該ウエブ材1の両端に
垂直に配置されたフランジ材2を圧接させる押圧部材6
を有し、且つウエブ材1とフランジ材2の交差部に臨ま
せて配置された4台の溶接トーチ7を有する。後面搬送
部Cは、前面搬送部Bのウエブ搬送装置3と同様に構成
されたローラーコンベア11を有し、該コンベア11のロー
ラー11aによって組み立てられた桁材Dを搬送して排出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁に於けるプレート
ガーターや建築物の鉄骨に於ける梁或いはクレーンガー
ター等に使用される溶接構造のI形鋼やH形鋼からなる
桁材の組立装置に関し、特に、ウエブ材の両端に一度に
夫々フランジ材を溶接することで生産の合理化をはかる
ことが出来る桁材の組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】橋梁や高層建築物等では桁材として、高
さが1500mm以上で且つフランジの幅が250 mm以上になる
大型のI形鋼やH形鋼を用いることがある。このような
形鋼は予め設定された寸法を持って切断されたウエブ材
とフランジ材を溶接して生産される。大型のI形鋼やH
形鋼を溶接して生産する場合、予めウエブ材とフランジ
材の交差部に千鳥状に仮溶接して仮組立を行った後、本
溶接を行うのが一般的である。
【0003】ウエブ材とフランジ材を溶接する技術とし
て、例えば特公平7-41415 号公報に開示された「変断面
溶接H型鋼の組立溶接装置」がある。この技術は、水平
に保持したウエブ部材の幅寸法に対応して水平方向に位
置調整可能な複数の駆動ローラ装置を設けると共に、立
ち上げ装置によって垂直に立ち上げられたフランジ部材
の下縁部を保持する上下方向に移動可能な駆動ガイドロ
ーラ装置とからなる搬送部と、ウエブ部材とフランジ部
材とを組立溶接する溶接トーチを有する組立部と、フラ
ンジ部材を組立溶接したウエブ部材を反転する反転機構
とを備えて構成されており、前記搬送部には水平方向に
移動可能に構成されフランジ部材をウエブ部材の側縁部
に押圧保持するウエブガイドローラ装置が配設され、組
立部には水平方向に移動可能に構成されフランジ部材の
上下両側縁に当接すると共に該フランジ部材をウエブ部
材の側縁部に対して芯合わせするフランジガイドローラ
装置を設け、更に、水平方向に移動可能に構成され搬送
部のウエブガイドローラ装置と共働してウエブ部材の一
側縁を保持するウエブガイドローラ装置を設け、前記駆
動ガイドローラ装置,フランジガイドローラ装置,ウエ
ブガイドローラ装置をウエブ部材及びフランジ部材の側
縁形状に沿って操作するものである。
【0004】上記組立溶接装置では、ウエブ部材及びフ
ランジ部材の側縁形状が複数の直線或いは曲線によって
構成されるようなH型鋼を製造する場合、ウエブ部材の
一方の側縁にフランジ部材を溶接してT字状の中間製品
を構成し、その後、前記中間製品を反転させて他方の側
縁にフランジ部材を溶接してH型鋼を製造することが出
来る。そして溶接の進行に伴って各ガイドローラを予め
設定されたウエブ部材及びフランジ部材の側縁形状に沿
って操作することで、ウエブ部材に対するフランジ部材
の押圧を保持することが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術で
は、ウエブ部材に対するフランジ部材の溶接を片側ずつ
行うため、溶接時間や搬送時間及び中間製品を反転させ
る時間等の段取り時間が掛かるという問題がある。特
に、中間製品を反転させる場合、反転機構が必須であ
り、反転に要する作業や反転後の中間製品の芯出し作業
等に要する時間が大きくなる虞がある。
【0006】本発明の目的は、一工程でウエブ材の両側
にフランジ材を溶接することが出来る桁材の組立装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る桁材の組立装置は、水平に配置したウエ
ブ材の両端に垂直に配置したフランジ材を押圧して搬送
する過程で両者を溶接して桁材を組み立てるための装置
であって、ウエブ材とフランジ材を溶接する溶接部と、
前記溶接部の搬送方向上流側に設けられた前面搬送部
と、前記溶接部の搬送方向下流側に設けられた後面搬送
部とからなり、前記前面搬送部は、ウエブ材を水平に保
持して搬送するウエブ搬送ローラーと該ウエブ搬送ロー
ラーを上下方向に移動させて高さを設定するウエブ搬送
ローラー高さ設定部材とを有するウエブ搬送装置と、前
記ウエブ搬送装置の両側に配置されフランジ材を水平に
保持して搬送する水平搬送ローラーと該水平搬送ローラ
ーと直交する方向で且つウエブ搬送装置側に配置されフ
ランジ材を垂直に保持して搬送する垂直搬送ローラーと
前記水平搬送ローラー及び垂直搬送ローラーをウエブ搬
送装置側に90度傾斜させる傾斜装置とを有する一対のフ
ランジ搬送装置とによって構成され、前記溶接部は、前
面搬送部から搬送されるウエブ材の両端縁に垂直に配置
されたフランジ材を押圧して該フランジ材をウエブ材に
圧接させる押圧部材と、ウエブ材とフランジ材との交差
部に臨ませて配置された4台の溶接トーチとによって構
成され、前記後面搬送部は、組み立てられて溶接部から
排出された桁材のウエブを載置して搬送する桁材搬送ロ
ーラーと該桁材搬送ローラーを上下方向に移動させて高
さを設定する桁材搬送ローラー高さ設定部材とによって
構成されたものである。
【0008】上記桁材の組立装置では、前面搬送部に設
けたウエブ搬送装置によって水平に保持されたウエブを
搬送すると共に上下方向の位置を設定することが出来
る。またウエブ搬送装置の両側に設けた一対のフランジ
搬送装置によって夫々フランジ材を水平に保持して搬送
し、傾斜装置を駆動して水平状に搬送されたフランジ材
を90度傾斜させてウエブ材の両端に当接させて溶接部に
搬送することが出来る。
【0009】溶接部では、押圧部材によってウエブ材の
両端にフランジ材を圧接させ、この状態で搬送しつつ、
ウエブ材とフランジ材の交差部に臨ませた溶接トーチを
作動させることで、ウエブ材とフランジ材を溶接して組
み立てることが出来る。そして後面搬送部では、桁材搬
送ローラーに組み立てられた桁材のウエブを載置して搬
送することで排出することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、上記桁材の組立装置の好ま
しい実施形態について図を用いて説明する。図1は本組
立装置の平面図、図2は本組立装置に於ける溶接部の構
成を説明する図であり、図1のII−II断面図、図3は本
組立装置に於ける溶接部の構成を説明する図であり、図
1の III−III 断面図、図4は前面搬送部の構成を説明
する図であり、図1のIV−IV矢視図、図5は後面搬送部
の構成を説明する図であり、図1のV−V矢視図であ
る。
【0011】本発明に係る桁材の組立装置は、ウエブ寸
法が1500mm〜3000mm、フランジ寸法が250 mm〜1000mmの
範囲にあるI形或いはH形の大型の桁材を製造するに際
し、ウエブ材の両端に夫々フランジ材を圧接させて搬送
しつつ、4台の溶接トーチを作動させてウエブ材とフラ
ンジ材の交差部を溶接して組み立てを行うものである。
【0012】本実施例に係る組立装置は、図1に示すよ
うに、ウエブ材とフランジ材に対する溶接を行って桁材
の組み立てを行う溶接部Aと、溶接部Aよりも搬送方向
上流側に設けられウエブ材とフランジ材を搬送すると共
にフランジ材を垂直に傾斜させてウエブ材に当接させる
前面搬送部Bと、溶接部Aよりも搬送方向下流側に設け
られ組み立てられた桁材を搬送する後面搬送部Cとを有
して構成されている。以下、材料の流れに従って組立装
置の全体構成を説明する。
【0013】前面搬送部Bは、予め設定された寸法を持
った1枚のウエブ材1と2枚のフランジ材2を夫々異な
る搬送装置によって搬送すると共に、フランジ材2を90
度傾斜させてウエブ材1の端部に当接させて溶接部Aに
供給する機能を有するものである。このため、前面搬送
部Bは、図1,図4に示すように、 中央に配置されウ
エブ搬送装置3と、ウエブ搬送装置3と平行に且つ該搬
送装置3の両側に配置された一対のフランジ搬送装置4
とを有して構成されている。
【0014】ウエブ搬送装置3は、ウエブ材1を水平に
保持して搬送するものであり、ウエブ搬送ローラーとな
る多数のローラー3aを有し、全てのローラー3a或い
は選択された複数のローラー3aを図示しない駆動装置
によって駆動するローラーコンベアとして構成されてい
る。
【0015】通常、ローラーコンベアの幅寸法は被搬送
物の寸法よりも大きい。しかし、本実施例のウエブ搬送
装置3では搬送されるウエブ材1の両端にフランジ材2
を当接させる必要があるため、ローラー3aの長さはウ
エブ材1の寸法よりも小さく構成されている。前述した
ようにウエブ材1の寸法は1500mm〜3000mmと大きく、且
つ2倍の範囲内にある。このため、1500mmよりも短いロ
ーラーを用いて全てのウエブ材1に対応することは、搬
送中のウエブ材1の不安定化をまねき困難である。
【0016】従って、本実施例では、ウエブ材1の最小
寸法の1/2よりも小さい2本のローラー3aを夫々台
車3bに搭載すると共に、該台車3bを装置芯5を中心
として離隔又は接近する方向(ローラー3aの軸方向)
に移動し得るように構成している。ローラー3aを台車
3bに搭載することによって、搬送すべきウエブ材1の
寸法に応じて台車3bを移動させることで、常に安定し
た搬送状態を維持することが可能である。
【0017】ウエブ搬送装置3は、ウエブ材1の厚さの
変化やフランジ材2の寸法の変化に対応させてパスライ
ンのレベルを変化させるように構成されている。このた
め、ウエブ搬送装置3を構成するローラー3aは、ウエ
ブ搬送ローラー高さ設定部材となる高さ設定部材3cを
介して台車3bに搭載されている。
【0018】高さ設定部材3cは、ローラー3aに係る
重量を支持すると共に該ローラー3aを昇降させてロー
ラートップ(パスライン)のレベルを所望の値に保持す
るものであり、例えばラックピニオン,油圧シリンダー
或いはパンタグラフ等の昇降装置によって構成されてい
る。
【0019】ウエブ搬送装置3の両側には勝手違いに構
成した2台のフランジ搬送装置4が夫々配置されてい
る。このフランジ搬送装置4は、フランジ材2を水平の
状態で搬送する水平搬送ローラーとなる水平ローラー4
aと、フランジ材2を90度に傾斜させて垂直にしたとき
該フランジ材2の端部と接触して搬送する垂直搬送ロー
ラーとなる垂直ローラー4bと、水平ローラー4a及び
垂直ローラー4bを90度傾斜させる傾斜部材4cとを有
して構成されている。また前記各ローラー4a,4bは
傾斜部材4cに駆動されて回動支点4dを中心に回動す
るフレーム4eに設けられており、該フレーム4eはウ
エブ搬送装置3の高さ設定部材3cと同様に構成された
高さ設定部材4fを介して台車4gに搭載されている。
【0020】垂直ローラー4bはフレーム4eに於ける
水平ローラー4aのウエブ搬送装置3側に配置されてお
り、これらのローラー4a,4bは、全部又は選択的に
図示しない駆動装置に駆動されてフランジ材1を水平状
態で或いは垂直状態で溶接部Aに向けて搬送し得るよう
に構成されている。また垂直ローラー4bとしてはフラ
ンジ材2を安定して搬送し得るように、先端に鍔4hを
設けた鍔付ローラーであることが好ましい。特に、フレ
ーム4eに於ける水平ローラー4aのウエブ搬送装置3
と反対側に転倒防止装置4iを設けることが好ましい。
【0021】傾斜部材4cは油圧シリンダーを用いて構
成されており、該シリンダー及びロッドが昇降装置4
f,フレーム4eと接続されている。またフレーム4e
のウエブ搬送装置3側に例えば軸等の回動支点4dが設
けられている。従って、油圧シリンダーに圧油を供給し
てロッドを突出させると、フレーム4eは回動支点4d
を中心に回動する。そしてロッドが突出限に到達したと
き、フレーム4eが90度傾斜し、フランジ材2が垂直に
配置される。
【0022】上記の如く構成された前面搬送部Bに於け
るウエブ材1,フランジ材2の搬送について説明する。
先ず、予め設定されたウエブ材1の寸法に応じてウエブ
搬送装置3の台車3bの間隔を設定すると共にローラー
3aの高さを設定し、且つウエブ材1及びフランジ材2
の寸法に応じて一対のフランジ搬送装置4の台車4gを
夫々装置芯5から離隔させ、更に、フランジ材2の寸法
に応じて水平ローラー4aの高さを設定し、その後、各
搬送装置3,4にウエブ材1とフランジ材2を供給す
る。
【0023】次に、各搬送装置3,4のローラー3a及
び水平ローラー4aを駆動してウエブ材1,フランジ材
2を水平状態で溶接部Aに向けて搬送し、各材1,2の
長手方向を揃えて停止させる。この状態で、フランジ搬
送装置4の傾斜部材4cを駆動してフランジ材2を垂直
に配置し、台車4gを駆動して夫々ウエブ搬送装置3に
接近させる。更に、昇降装置4fを駆動してウエブ材1
に対するフランジ材2の上下方向の位置を調整する。
【0024】上記操作を行うことで、ウエブ材1の両端
に夫々フランジ材2を接近或いは当接した状態に配置す
ることが可能である。
【0025】溶接部Aは、目的の桁材に対応する形状に
配置されたウエブ材1とフランジ材2の交差部に対し溶
接を施して組み立てする機能を有するものである。この
溶接部Aは、ウエブ材1の端部にフランジ材2を圧接さ
せる押圧部材6と、ウエブ材1とフランジ材2の交差部
に臨む4台の溶接トーチ7とを有して構成されている。
【0026】押圧部材6は、ウエブ材1に対向して配置
されフランジ材2を外側から押圧する加圧ローラー6a
と、加圧ローラー6aを水平方向に付勢する油圧シリン
ダー(図示せず)とによって構成されている。この押圧
部材6は溶接トーチ7を中心として各材1,2の搬送方
向上流側及び下流側に合計4セットが配置されている。
【0027】また溶接部Aには、組み立て中のウエブ材
1を支持するために、前面搬送部Bに於けるウエブ搬送
装置3と同様に構成されたローラー8aが配置されてお
り、このローラー8aの上側に押さえローラー8bが配
置されている。また同様にフランジ材2を支持するため
に、前記ローラー8aの両側に一対のフランジ搬送ロー
ラー9aとフランジ押さえローラー9bが配置されてい
る。そして各ローラー8a,9aに載置されたウエブ材
1,フランジ材2は、各押さえローラー8b,9bによ
って押圧される。
【0028】押圧部材6及び各ローラー対8a,8b,
9a,9bを上記の如く構成することで、ローラー対8
a,8b及び9a,9bによってウエブ材1,フランジ
材2を拘束しつつ搬送すると共に、フランジ材2を押圧
部材6によってウエブ材1に圧接させて搬送することが
可能である。
【0029】溶接トーチ7はウエブ材1とフランジ材2
の交差部を溶接して組み立てするものであり、2台の下
向き隅肉溶接用トーチと、2台の上向き隅肉溶接用トー
チを用いている。溶接トーチ7の機種は特に限定するも
のではないが、本実施例では安定して遠隔操作し得る炭
酸ガス溶接トーチを用いている。
【0030】溶接部Aの溶接トーチ7の配置位置よりも
下流側にストッパー10が設けられている。このストッパ
ー10は、桁材の組み立てに先立ってパスラインに突出
し、溶接部Aに搬送されたウエブ材1及びフランジ材2
の長手方向の先端部に当接して各材1,2の位置決めを
行い、位置決めが終了した後、パスラインから離脱して
初期位置に退避するものである。このため、ストッパー
10はウエブ材1と当接するウエブストッパー10aと、フ
ランジ材2と当接する一対のフランジストッパー10bと
を有して構成されている。
【0031】上記の如く構成された溶接部Aでは、前面
搬送部Bから搬送されたウエブ材1とフランジ材2の先
端位置をストッパー10によって設定し、且つ2枚のフラ
ンジ材2をウエブ材1の両端に圧接させて搬送し、この
搬送過程で上下に配置された溶接トーチ7を作動させて
ウエブ材1とフランジ材2の交差部を溶接して組み立て
を行うことが可能である。
【0032】後面搬送部Cは溶接部Aに於いて組み立て
られたI形,H形の桁材Dを搬送して排出するものであ
り、図5に示すように、前面搬送部Bのウエブ搬送装置
3と同様に構成されたローラーコンベア11によって構成
されている。即ち、後面搬送部Cを構成するローラーコ
ンベア11は、ウエブ材1の最小寸法の1/2よりも短い
ローラー11aを高さ設定部材11cを介して搭載した2台
の台車11bを有して構成されている。そしてウエブ材1
の寸法に対応させて台車11bを装置芯5を中心として移
動させると共に、高さ設定部材11cを駆動してローラー
11aを昇降させて溶接部A及び前面搬送部Bのパスライ
ンと一致したレベルに設定している。後面搬送部Cに配
置されたローラー11aは図示しない駆動装置によって選
択的に駆動されて桁材Dを搬送することが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
桁材の組立装置では、前面搬送部に於いてウエブ材とフ
ランジ材を夫々水平状態で搬送し、フランジ搬送装置の
傾斜部材を駆動してフランジ材を垂直に傾斜させてウエ
ブ材の両端に当接させることが出来る。そして溶接部で
は押圧部材によってフランジ材を押圧してウエブ材の両
端に圧接させ、この状態を維持してウエブ材及びフラン
ジ材を搬送しつつ溶接トーチを作動させることで、ウエ
ブ材とフランジ材の交差部を溶接して桁材を組み立てる
ことが出来る。
【0034】上記の如く、ウエブ材の両端に一度に2枚
のフランジ材を溶接するため、溶接時間を削減すること
が可能となり、製造時間を短縮することが出来る。また
従来のように、ウエブ材の一方側に1枚のフランジ材を
溶接してT字状の中間製品を製造し、この中間製品を反
転させて再度フランジ材を溶接するような無駄を省くこ
とが出来る。このため、中間製品の反転機構が不要とな
り、コストを低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本組立装置の平面図である。
【図2】本組立装置に於ける溶接部の構成を説明する図
であり、図1のII−II断面図である。
【図3】本組立装置に於ける溶接部の構成を説明する図
であり、図1の III−III 断面図である。
【図4】前面搬送部の構成を説明する図であり、図1の
IV−IV矢視図である。
【図5】後面搬送部の構成を説明する図であり、図1の
V−V矢視図である。
【符号の説明】
A 溶接部 B 前面搬送部 C 後面搬送部 D 桁材 1 ウエブ材 2 フランジ材 3 ウエブ搬送装置 3a,11a ローラー 3b,4g,11b 台車 3c,4f,11c 高さ設定部材 4 フランジ搬送装置 4a 水平ローラー 4b 垂直ローラー 4c 傾斜部材 4d 回動支点 4e フレーム 5 装置芯 6 押圧部材 6a 加圧ローラー 7 溶接トーチ 8a ローラー 8b 押さえローラー 9a フランジ搬送ローラー 9b フランジ押さえローラー 10 ストッパー 11 ローラーコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01D 21/00 E01D 21/00 E04G 21/16 E04G 21/16 // B23K 9/00 501 9348−4E B23K 9/00 501R (72)発明者 梶山 昭克 千葉県富津市新富33−10 駒井鉄工株式会 社内 (72)発明者 佐野 敏明 神奈川県横浜市金沢区福浦1−7−33 鳥 浜鋼業株式会社内 (72)発明者 岩井 清 神奈川県横浜市西区高島2−6−38 株式 会社岩井内 (72)発明者 原田 吉孝 東京都江戸川区西小岩3−35−16 小池酸 素工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に配置したウエブ材の両端に垂直に
    配置したフランジ材を押圧して搬送する過程で両者を溶
    接して桁材を組み立てるための装置であって、ウエブ材
    とフランジ材を溶接する溶接部と、前記溶接部の搬送方
    向上流側に設けられた前面搬送部と、前記溶接部の搬送
    方向下流側に設けられた後面搬送部とからなり、前記前
    面搬送部は、ウエブ材を水平に保持して搬送するウエブ
    搬送ローラーと該ウエブ搬送ローラーを上下方向に移動
    させて高さを設定するウエブ搬送ローラー高さ設定部材
    とを有するウエブ搬送装置と、前記ウエブ搬送装置の両
    側に配置されフランジ材を水平に保持して搬送する水平
    搬送ローラーと該水平搬送ローラーと直交する方向で且
    つウエブ搬送装置側に配置されフランジ材を垂直に保持
    して搬送する垂直搬送ローラーと前記水平搬送ローラー
    及び垂直搬送ローラーをウエブ搬送装置側に90度傾斜さ
    せる傾斜装置とを有する一対のフランジ搬送装置とによ
    って構成され、前記溶接部は、前面搬送部から搬送され
    るウエブ材の両端縁に垂直に配置されたフランジ材を押
    圧して該フランジ材をウエブ材に圧接させる押圧部材
    と、ウエブ材とフランジ材との交差部に臨ませて配置さ
    れた4台の溶接トーチとによって構成され、前記後面搬
    送部は、組み立てられて溶接部から排出された桁材のウ
    エブを載置して搬送する桁材搬送ローラーと該桁材搬送
    ローラーを上下方向に移動させて高さを設定する桁材搬
    送ローラー高さ設定部材とによって構成されたものであ
    ることを特徴とする桁材の組立装置。
JP21223196A 1996-08-12 1996-08-12 桁材の組立装置 Pending JPH1052794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21223196A JPH1052794A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 桁材の組立装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21223196A JPH1052794A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 桁材の組立装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1052794A true JPH1052794A (ja) 1998-02-24

Family

ID=16619138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21223196A Pending JPH1052794A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 桁材の組立装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1052794A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102259245A (zh) * 2011-02-23 2011-11-30 山东华兴机械股份有限公司 一种h型钢焊接钢板输送装置
CN102441755A (zh) * 2011-09-22 2012-05-09 无锡华联科技集团有限公司 H型钢卧组焊底座升降机构
CN104493408A (zh) * 2014-12-17 2015-04-08 湖南通源机电科技有限公司 起重机车架前后段组对工装
CN105345299A (zh) * 2015-12-14 2016-02-24 河南恒远恒山工业有限公司 一种起重机梁体焊接工作台的腹板与盖板自动焊接装置
CN105772903A (zh) * 2016-05-17 2016-07-20 上海锅炉厂有限公司 电站锅炉非全焊透型套管角焊缝自动焊接装置及方法
JP2017128969A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 株式会社表鉄工所 橋梁仮組立溶接用固定治具及びそれを用いた橋梁仮組立溶接システム
RU174982U1 (ru) * 2017-01-30 2017-11-14 Публичное акционерное общество "Челябинский трубопрокатный завод" (ПАО "ЧТПЗ") Устройство для изменения положения трубной заготовки в процессе сварки
RU175161U1 (ru) * 2017-01-16 2017-11-23 Публичное акционерное общество "Челябинский трубопрокатный завод" (ПАО "ЧТПЗ") Устройство для сварки труб
CN111263677A (zh) * 2017-09-21 2020-06-09 科里佩斯有限责任公司 焊接组件、焊接设备和用于焊接的方法
CN112935635A (zh) * 2021-01-18 2021-06-11 中交二航局第四工程有限公司 一种支架段钢箱梁全焊接高程控制方法
CN114769979A (zh) * 2022-06-22 2022-07-22 徐州华超矿山设备有限公司 一种钢板智能焊接设备
CN116460485A (zh) * 2023-04-06 2023-07-21 广东南铝智能装备科技有限公司 一种底架板组合生产系统

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102259245A (zh) * 2011-02-23 2011-11-30 山东华兴机械股份有限公司 一种h型钢焊接钢板输送装置
CN102441755A (zh) * 2011-09-22 2012-05-09 无锡华联科技集团有限公司 H型钢卧组焊底座升降机构
CN104493408A (zh) * 2014-12-17 2015-04-08 湖南通源机电科技有限公司 起重机车架前后段组对工装
CN105345299A (zh) * 2015-12-14 2016-02-24 河南恒远恒山工业有限公司 一种起重机梁体焊接工作台的腹板与盖板自动焊接装置
JP2017128969A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 株式会社表鉄工所 橋梁仮組立溶接用固定治具及びそれを用いた橋梁仮組立溶接システム
CN105772903A (zh) * 2016-05-17 2016-07-20 上海锅炉厂有限公司 电站锅炉非全焊透型套管角焊缝自动焊接装置及方法
RU175161U1 (ru) * 2017-01-16 2017-11-23 Публичное акционерное общество "Челябинский трубопрокатный завод" (ПАО "ЧТПЗ") Устройство для сварки труб
RU174982U1 (ru) * 2017-01-30 2017-11-14 Публичное акционерное общество "Челябинский трубопрокатный завод" (ПАО "ЧТПЗ") Устройство для изменения положения трубной заготовки в процессе сварки
CN111263677A (zh) * 2017-09-21 2020-06-09 科里佩斯有限责任公司 焊接组件、焊接设备和用于焊接的方法
CN111263677B (zh) * 2017-09-21 2022-12-13 科里佩斯有限责任公司 焊接组件、焊接设备和用于焊接的方法
CN112935635A (zh) * 2021-01-18 2021-06-11 中交二航局第四工程有限公司 一种支架段钢箱梁全焊接高程控制方法
CN114769979A (zh) * 2022-06-22 2022-07-22 徐州华超矿山设备有限公司 一种钢板智能焊接设备
CN116460485A (zh) * 2023-04-06 2023-07-21 广东南铝智能装备科技有限公司 一种底架板组合生产系统
CN116460485B (zh) * 2023-04-06 2024-01-05 广东南铝智能装备科技有限公司 一种底架板组合生产系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1052794A (ja) 桁材の組立装置
CN104308447A (zh) 一字型钢管束结构构件自动翻转装置
CN111890057A (zh) 一种工字钢焊接加工系统
JP3129941B2 (ja) 歪矯正装置
US3154665A (en) Welding machine and method
JPH0663739A (ja) 変断面溶接h形鋼の組立溶接方法および組立装置
JPS6178576A (ja) 溶接h形鋼の製造方法およびその製造システム
US5787559A (en) Rigid frame construction apparatus
CN113601194B (zh) 大截面工字钢梁单元制造流水线及施工方法
JP2000107891A (ja) 溶接形鋼仮組み装置
JP2007077656A (ja) 橋桁の構築方法及び橋桁
US3574921A (en) Method of manufacturing structural panels
KR100364045B1 (ko) 강교구조물의 보강재 용접장치
JP2990596B2 (ja) 橋梁鈑桁などのi組水平隅肉溶接方法及び装置
JPH0675777B2 (ja) H形鋼の溶接方法及び装置
JPH04279276A (ja) ボックス柱用のダイヤフラム溶断装置
JPS63126680A (ja) H型鋼材の製造方法及びその製造設備
JPH0237277B2 (ja) Igataharinoseisakuhoho
JPH0350622B2 (ja)
JPH01258869A (ja) 仮溶接装置
US4057088A (en) Apparatus for forming serrations in opposed edges of wooden panels for use in I-beams
JPH06170533A (ja) 仮付装置及び前記仮付装置を用いた異形bh形鋼の製造装置
GB673960A (en) A method and apparatus for the manufacture of welded trusses
JPH10137810A (ja) 走間接合装置
JPH0349799Y2 (ja)