JPH1052506A - ペースメーカー保護シート - Google Patents
ペースメーカー保護シートInfo
- Publication number
- JPH1052506A JPH1052506A JP21090296A JP21090296A JPH1052506A JP H1052506 A JPH1052506 A JP H1052506A JP 21090296 A JP21090296 A JP 21090296A JP 21090296 A JP21090296 A JP 21090296A JP H1052506 A JPH1052506 A JP H1052506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective sheet
- pacemaker
- electromagnetic wave
- embedded
- wave shielding
- Prior art date
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- Granted
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- Electrotherapy Devices (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話から発する電磁波をカットする簡易
装着となるペースメーカー保護シートを提供するもので
ある。 【解決手段】 銀メッキナイロン繊維3にて織成又は編
成した人体に埋設するペースメーカーより大きな形状を
もつ電磁波遮蔽生地1を形成し、この電磁波遮蔽生地1
の片面に粘着剤4を塗着し保護シート本体5とし、この
粘着剤面を所定大の剥離台紙6に貼り合せ保護シートユ
ニットとし、この剥離台紙4から剥がした保護シート本
体5を埋設したペースメーカーの最も近い位置の皮膚面
又は衣服面に直接貼着するようにし、電磁波をシールド
するものである。
装着となるペースメーカー保護シートを提供するもので
ある。 【解決手段】 銀メッキナイロン繊維3にて織成又は編
成した人体に埋設するペースメーカーより大きな形状を
もつ電磁波遮蔽生地1を形成し、この電磁波遮蔽生地1
の片面に粘着剤4を塗着し保護シート本体5とし、この
粘着剤面を所定大の剥離台紙6に貼り合せ保護シートユ
ニットとし、この剥離台紙4から剥がした保護シート本
体5を埋設したペースメーカーの最も近い位置の皮膚面
又は衣服面に直接貼着するようにし、電磁波をシールド
するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は近時急速に普及し
てきた携帯電話に起因する電磁波から心臓のペースメー
カーを守るペースメーカー保護シートに関するものであ
る。
てきた携帯電話に起因する電磁波から心臓のペースメー
カーを守るペースメーカー保護シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種発展してきた医療機器に対
し近年電磁波の影響が注目されてきている。特に直接問
題となる点は、心臓機能の悪い患者に直接埋設する埋込
型ペースメーカーが挙げられる。即ち、最近、心臓ペー
スメーカーの装着者数も増大のいっとを辿り、市街地を
初めとし乗り物内等の人混みなどの各所に装着者が居る
機会が多くなって来ている。一方、携帯電話の台数も急
増し各所において携帯,使用されるに至っている。この
ため、携帯電話から発する電磁波が予期せぬうちにペー
スメーカーに影響を与える恐れがある。携帯電話の使用
に関する暫定指針としては、ペースメーカーに対しては
22cm以上を離して携帯・使用をする事となっている
が、例えば満員電車内等の如き身動きのできない混んだ
場所にあって、ペースメーカー装着者の前に立つ人の内
ポケット等に携帯電話が有れば、否応なしに人体に埋設
のペースメーカーとの距離22cmを隔てることが不可能
であり、携帯電話からの電磁波でペースメーカーの電子
機器に影響を与え、これに起因して設定した心室収縮ペ
ースに応ずるプログラムが変更され誤動作を招くことに
なる。この場合、携帯電話は高出力の電源を内蔵してお
り、通話中以外でも電源を入れた状態下では電磁波を発
するものであり問題である。
し近年電磁波の影響が注目されてきている。特に直接問
題となる点は、心臓機能の悪い患者に直接埋設する埋込
型ペースメーカーが挙げられる。即ち、最近、心臓ペー
スメーカーの装着者数も増大のいっとを辿り、市街地を
初めとし乗り物内等の人混みなどの各所に装着者が居る
機会が多くなって来ている。一方、携帯電話の台数も急
増し各所において携帯,使用されるに至っている。この
ため、携帯電話から発する電磁波が予期せぬうちにペー
スメーカーに影響を与える恐れがある。携帯電話の使用
に関する暫定指針としては、ペースメーカーに対しては
22cm以上を離して携帯・使用をする事となっている
が、例えば満員電車内等の如き身動きのできない混んだ
場所にあって、ペースメーカー装着者の前に立つ人の内
ポケット等に携帯電話が有れば、否応なしに人体に埋設
のペースメーカーとの距離22cmを隔てることが不可能
であり、携帯電話からの電磁波でペースメーカーの電子
機器に影響を与え、これに起因して設定した心室収縮ペ
ースに応ずるプログラムが変更され誤動作を招くことに
なる。この場合、携帯電話は高出力の電源を内蔵してお
り、通話中以外でも電源を入れた状態下では電磁波を発
するものであり問題である。
【0003】なお、この様な電磁波からペースメーカー
を守る保護用品としては、例えば特開平2−22140
2号公報のペースメーカー保護衣も知られている。
を守る保護用品としては、例えば特開平2−22140
2号公報のペースメーカー保護衣も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のペース
メーカー保護衣は、アモルファス合金繊維を用いた織物
を衣服状に裁断して形成する衣服タイプであり、柔軟性
や通気性及び重量等に問題があり、且つ最大の課題は高
価に付くため、余り普及していないのが現状である。特
に、夏場にあっては暑く常時着用することは難しく、予
期せぬ障害(ペースメーカーの誤動作)を招いている。
即ち、従来この種の磁気シールドとしては、磁気及び電
磁波をシールドするようにしたものであり、携帯電話の
如く高周波の電磁波を対象としたものでなく、簡易普及
が成されなかった。
メーカー保護衣は、アモルファス合金繊維を用いた織物
を衣服状に裁断して形成する衣服タイプであり、柔軟性
や通気性及び重量等に問題があり、且つ最大の課題は高
価に付くため、余り普及していないのが現状である。特
に、夏場にあっては暑く常時着用することは難しく、予
期せぬ障害(ペースメーカーの誤動作)を招いている。
即ち、従来この種の磁気シールドとしては、磁気及び電
磁波をシールドするようにしたものであり、携帯電話の
如く高周波の電磁波を対象としたものでなく、簡易普及
が成されなかった。
【0005】本発明は上記実情に鑑み、急増する携帯電
話に対する電磁波シールドを主対象としたものであり、
本来導電体である人体に埋設するペースメーカーにあっ
ては、携帯電話から受ける電磁波の影響域が埋設位置の
近辺に限られることがわかり、衣服の如き全身を覆う必
要性もない銀メッキナイロン繊維を用いたシート地を採
ることで、上記課題を解決す簡易型となるペースメーカ
ー保護シートを提供することを目的としたものである。
話に対する電磁波シールドを主対象としたものであり、
本来導電体である人体に埋設するペースメーカーにあっ
ては、携帯電話から受ける電磁波の影響域が埋設位置の
近辺に限られることがわかり、衣服の如き全身を覆う必
要性もない銀メッキナイロン繊維を用いたシート地を採
ることで、上記課題を解決す簡易型となるペースメーカ
ー保護シートを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、銀メッキナイ
ロン繊維にて織成又は編成した少なくとも人体に埋設す
るペースメーカーより大きな形状をもつ電磁波遮蔽生地
を形成し、この電磁波遮蔽生地の片面に粘着剤を塗着し
保護シート本体とし、この粘着剤面を所定大の剥離台紙
に貼り合せ保護シートユニットとし、剥離台紙から剥が
した保護シート本体を埋設したペースメーカーの最も近
い位置となる皮膚面又は衣服面に直接貼着するものであ
る。
ロン繊維にて織成又は編成した少なくとも人体に埋設す
るペースメーカーより大きな形状をもつ電磁波遮蔽生地
を形成し、この電磁波遮蔽生地の片面に粘着剤を塗着し
保護シート本体とし、この粘着剤面を所定大の剥離台紙
に貼り合せ保護シートユニットとし、剥離台紙から剥が
した保護シート本体を埋設したペースメーカーの最も近
い位置となる皮膚面又は衣服面に直接貼着するものであ
る。
【0007】この様に、ペースメーカー保護シートは電
磁波をシールドする本体を、金属の中で最も導電性が良
い銀を用いた銀メッキナイロン繊維で織成又は編成の電
磁波遮蔽生地の片面に粘着剤を塗布した保護シート本体
とし、これを剥離台紙に一旦貼り合わせたシートユニッ
トとしてなるため、外出時などにあって剥離台紙から保
護シート本体を剥がし、この状態で粘着剤面を人体に埋
設のペースメーカーの最も近い位置の皮膚面に直接貼着
しペースメーカーを覆う如くし、又はこの保護シート本
体をペースメーカーの最も近い位置となる着用の衣服
(肌着等)裏面に貼着しペースメーカーを覆うようにす
ればよい。
磁波をシールドする本体を、金属の中で最も導電性が良
い銀を用いた銀メッキナイロン繊維で織成又は編成の電
磁波遮蔽生地の片面に粘着剤を塗布した保護シート本体
とし、これを剥離台紙に一旦貼り合わせたシートユニッ
トとしてなるため、外出時などにあって剥離台紙から保
護シート本体を剥がし、この状態で粘着剤面を人体に埋
設のペースメーカーの最も近い位置の皮膚面に直接貼着
しペースメーカーを覆う如くし、又はこの保護シート本
体をペースメーカーの最も近い位置となる着用の衣服
(肌着等)裏面に貼着しペースメーカーを覆うようにす
ればよい。
【0008】即ち、この保護シートは織成又は編成より
なる薄生地に粘着剤を塗布した柔らかいシートのため、
直接皮膚面に絆創膏的に貼着したり、衣服側に貼着した
りする自由な装着ができ、且つ使用中の違和感もない。
勿論、保護シート本体に塗布する粘着剤は、通常使用さ
れているハップ剤,カットバン用などの粘着剤を用いる
ものであり、絆創膏的に複数回の剥離,貼着の反復使用
も可能となる。
なる薄生地に粘着剤を塗布した柔らかいシートのため、
直接皮膚面に絆創膏的に貼着したり、衣服側に貼着した
りする自由な装着ができ、且つ使用中の違和感もない。
勿論、保護シート本体に塗布する粘着剤は、通常使用さ
れているハップ剤,カットバン用などの粘着剤を用いる
ものであり、絆創膏的に複数回の剥離,貼着の反復使用
も可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のペースメーカー保
護シートを実施例の図に基づいて説明すれば、次の通り
である。
護シートを実施例の図に基づいて説明すれば、次の通り
である。
【0010】1はメッキ加工が良好となる合成繊維中、
細デニールのナイロン繊維2の素材の表面に金属中で導
電性が一番良い銀aを化学メッキし銀メッキナイロン繊
維3を形成し、該銀メッキナイロン繊維3を用い平織,
メッシュ編等の織成又は編成をもって少なくとも人体の
心臓部分に埋設のペースメーカーAより大きな面積に形
成した電磁波遮蔽生地で、この電磁波遮蔽生地1の片面
に粘着剤4を適宜手段にて塗着し保護シート本体5を構
成し、該保護シート本体5の粘着剤4面を所定大に裁断
した公知の剥離台紙6に貼り合わせれば保護シートユニ
ット7′となり、これら全体構成でペースメーカー保護
シート7とする。但し、細デニールのナイロン繊維2に
対する銀メッキとしては、純銀を用い繊維の表面のみに
0.2ミクロン厚程度の薄い銀層を配す構造である。ま
た、粘着剤4は、通常使用されているハップ剤,カット
バンなどに用いる粘着剤で、例えばアクリル樹脂製粘着
剤である。
細デニールのナイロン繊維2の素材の表面に金属中で導
電性が一番良い銀aを化学メッキし銀メッキナイロン繊
維3を形成し、該銀メッキナイロン繊維3を用い平織,
メッシュ編等の織成又は編成をもって少なくとも人体の
心臓部分に埋設のペースメーカーAより大きな面積に形
成した電磁波遮蔽生地で、この電磁波遮蔽生地1の片面
に粘着剤4を適宜手段にて塗着し保護シート本体5を構
成し、該保護シート本体5の粘着剤4面を所定大に裁断
した公知の剥離台紙6に貼り合わせれば保護シートユニ
ット7′となり、これら全体構成でペースメーカー保護
シート7とする。但し、細デニールのナイロン繊維2に
対する銀メッキとしては、純銀を用い繊維の表面のみに
0.2ミクロン厚程度の薄い銀層を配す構造である。ま
た、粘着剤4は、通常使用されているハップ剤,カット
バンなどに用いる粘着剤で、例えばアクリル樹脂製粘着
剤である。
【0011】いまこの作用を説明すると、先ずこのペー
スメーカー保護シート7の使用に際し、例えば図5に示
す様に人体Bの皮膚面に直接貼着する装着の場合、ペー
スメーカー保護シート7の片面に貼り合わせてなる剥離
台紙6を剥がし、離反した布地構成の保護シート本体5
を、その片面の粘着剤4面を内側とし人体Bに埋設した
ペースメーカーAの最も近い位置(真上位置)に臨ませ
て皮膚面に、単に絆創膏的に貼着すればよい。
スメーカー保護シート7の使用に際し、例えば図5に示
す様に人体Bの皮膚面に直接貼着する装着の場合、ペー
スメーカー保護シート7の片面に貼り合わせてなる剥離
台紙6を剥がし、離反した布地構成の保護シート本体5
を、その片面の粘着剤4面を内側とし人体Bに埋設した
ペースメーカーAの最も近い位置(真上位置)に臨ませ
て皮膚面に、単に絆創膏的に貼着すればよい。
【0012】この保護シート本体5の大きさは、少なく
ともペースメーカーAを覆う如き一回り大きな形状(寸
法)となっているため、外方の携帯電話から発する電磁
波が到達しても、保護シート本体5を構成する電磁波シ
ールド素材として最もよい銀メッキナイロン繊維3で、
且つ最も近接した配置となり効果的に電磁波がシールド
され、人体埋設のペースメーカーAまで電磁波が達せ
ず、該ペースメーカーAの駆動に影響を与えず誤動作を
招かない。
ともペースメーカーAを覆う如き一回り大きな形状(寸
法)となっているため、外方の携帯電話から発する電磁
波が到達しても、保護シート本体5を構成する電磁波シ
ールド素材として最もよい銀メッキナイロン繊維3で、
且つ最も近接した配置となり効果的に電磁波がシールド
され、人体埋設のペースメーカーAまで電磁波が達せ
ず、該ペースメーカーAの駆動に影響を与えず誤動作を
招かない。
【0013】また、保護シート本体5は皮膚面に直接貼
着すればよいため、装着感がなく、且つ外出から戻った
場合などでは、単に皮膚面より剥がせばよい。この剥が
した保護シート本体5は必要にあって元の剥離台紙6に
貼り戻しておけば再度利用が良好である。また、この粘
着剤4は、アクリル樹脂製粘着剤などの如く皮膚面に優
しいかぶれを招かないものを用いる。なお、皮膚面に対
する装着回数は粘着剤4の粘着性が落ちるまで数回反復
できる。
着すればよいため、装着感がなく、且つ外出から戻った
場合などでは、単に皮膚面より剥がせばよい。この剥が
した保護シート本体5は必要にあって元の剥離台紙6に
貼り戻しておけば再度利用が良好である。また、この粘
着剤4は、アクリル樹脂製粘着剤などの如く皮膚面に優
しいかぶれを招かないものを用いる。なお、皮膚面に対
する装着回数は粘着剤4の粘着性が落ちるまで数回反復
できる。
【0014】図6は保護シート本体を衣服に貼着する他
の実施例を示すものである。即ち、剥離台紙6より剥が
した保護シート本体5を、シャツ等の下着Cの裏側にお
いて着用時に埋設のペースメーカーAから最も近い位
置、即ち下着Cを裏返した状態として所定位置に粘着剤
4面を押し付け貼着する。この後、下着Cを表返しをし
て普通の下着同様に着れば、保護シート本体5が埋設の
ペースメーカーAの前面の皮膚前に臨むため、携帯電話
からの電磁波は保護シート本体5の銀メッキナイロン繊
維3にてシールドされペースメーカーAまで電磁波が達
しない。勿論、この保護シート本体5はペースメーカー
Aを覆うだけの大きさをもつ部分配置のため、下着着用
にあっても蒸れる等の支障を来さない。
の実施例を示すものである。即ち、剥離台紙6より剥が
した保護シート本体5を、シャツ等の下着Cの裏側にお
いて着用時に埋設のペースメーカーAから最も近い位
置、即ち下着Cを裏返した状態として所定位置に粘着剤
4面を押し付け貼着する。この後、下着Cを表返しをし
て普通の下着同様に着れば、保護シート本体5が埋設の
ペースメーカーAの前面の皮膚前に臨むため、携帯電話
からの電磁波は保護シート本体5の銀メッキナイロン繊
維3にてシールドされペースメーカーAまで電磁波が達
しない。勿論、この保護シート本体5はペースメーカー
Aを覆うだけの大きさをもつ部分配置のため、下着着用
にあっても蒸れる等の支障を来さない。
【0015】図7は保護シート本体の他の実施例を示す
断面図である。この場合は、電磁波遮蔽生地1の構成
を、表面層を銀メッキナイロン繊維3とし裏面層を綿糸
8としてなる二重編み構造の電磁波遮蔽生地1′とした
ものであり、この綿糸編面に粘着剤4を塗着し保護シー
ト本体5としたものである。このタイプの保護シート本
体5の貼着にあっては、綿編地面が皮膚面に臨むため、
皮膚面との感触も柔らかく皮膚の弱い高齢者などに最適
である。
断面図である。この場合は、電磁波遮蔽生地1の構成
を、表面層を銀メッキナイロン繊維3とし裏面層を綿糸
8としてなる二重編み構造の電磁波遮蔽生地1′とした
ものであり、この綿糸編面に粘着剤4を塗着し保護シー
ト本体5としたものである。このタイプの保護シート本
体5の貼着にあっては、綿編地面が皮膚面に臨むため、
皮膚面との感触も柔らかく皮膚の弱い高齢者などに最適
である。
【0016】なお、この銀メッキナイロン繊維を用いニ
ット編みした電磁波遮蔽生地のサンプルに対する電磁波
減衰率を示せば図8の様になった。即ち、図8は電磁シ
ールド特性曲線である(KEC試験方法に基づく)。但
し、グラフの縦軸は減衰度を示し、横軸を測定周波数を
示す。携帯電話に使用される周波数は800MHZ であ
る。これによると40dBの減衰率を有し、電磁波が99
%カットされることがわかる。
ット編みした電磁波遮蔽生地のサンプルに対する電磁波
減衰率を示せば図8の様になった。即ち、図8は電磁シ
ールド特性曲線である(KEC試験方法に基づく)。但
し、グラフの縦軸は減衰度を示し、横軸を測定周波数を
示す。携帯電話に使用される周波数は800MHZ であ
る。これによると40dBの減衰率を有し、電磁波が99
%カットされることがわかる。
【0017】
【発明の効果】上述の様に、本発明のペースメーカー保
護シートは優れた電磁波シールド素材となる銀メッキナ
イロン繊維で織成又は編成した電磁波遮蔽生地とし、こ
の片面に粘着剤を配し保護シート本体とし、粘着剤面を
剥離台紙に貼り合せて保護シートユニットとしたため、
使用に際し単に剥離台紙より保護シート本体を剥がしペ
ースメーカーの埋設の最も近い位置の皮膚面又は衣服面
に直接貼着するだけでよく取扱いが容易で、且つペース
メーカーに接近した装着のため効果的に携帯電話から発
する電磁波をシールドすることができ、電磁波に起因す
るペースメーカーの誤動作が一掃される。
護シートは優れた電磁波シールド素材となる銀メッキナ
イロン繊維で織成又は編成した電磁波遮蔽生地とし、こ
の片面に粘着剤を配し保護シート本体とし、粘着剤面を
剥離台紙に貼り合せて保護シートユニットとしたため、
使用に際し単に剥離台紙より保護シート本体を剥がしペ
ースメーカーの埋設の最も近い位置の皮膚面又は衣服面
に直接貼着するだけでよく取扱いが容易で、且つペース
メーカーに接近した装着のため効果的に携帯電話から発
する電磁波をシールドすることができ、電磁波に起因す
るペースメーカーの誤動作が一掃される。
【0018】しかも、本発明のペースメーカー保護シー
トは、従来の衣服構成と異なり単にペースメーカーを覆
う程度の大きさをもつ1枚の粘着面付きシート構成でよ
く、医療補助具として最適であり、且つ軽量で部分的な
装着となるため夏期等にあっても蒸れることなく、装着
違和感もない。更に、シート構成のためペースメーカー
装着者の埋設箇所に応じたきめの細かい使用ができ、こ
の点からも各ペースメーカーに対し簡単,確実な電磁波
のシールド効果を得る。勿論、保護シート本体は織成又
は編成よりなる生地構成のため、製作が容易で安価に提
供され軽量であり、外出時などに気楽な装着ができ、特
に近時増加せる携帯電話が近傍にあってもその電磁波影
響を受けるこがなく、安心したペースメーカー使用が可
能となる等の効果を奏する。
トは、従来の衣服構成と異なり単にペースメーカーを覆
う程度の大きさをもつ1枚の粘着面付きシート構成でよ
く、医療補助具として最適であり、且つ軽量で部分的な
装着となるため夏期等にあっても蒸れることなく、装着
違和感もない。更に、シート構成のためペースメーカー
装着者の埋設箇所に応じたきめの細かい使用ができ、こ
の点からも各ペースメーカーに対し簡単,確実な電磁波
のシールド効果を得る。勿論、保護シート本体は織成又
は編成よりなる生地構成のため、製作が容易で安価に提
供され軽量であり、外出時などに気楽な装着ができ、特
に近時増加せる携帯電話が近傍にあってもその電磁波影
響を受けるこがなく、安心したペースメーカー使用が可
能となる等の効果を奏する。
【図1】本発明のペースメーカー保護シートの一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】銀メッキナイロン繊維の説明図で、(A)は銀
メッキとナイロン繊維の関係を示す側面図で、(B)は
同断面図である。
メッキとナイロン繊維の関係を示す側面図で、(B)は
同断面図である。
【図4】電磁波遮断生地の平面図である。
【図5】保護シート本体をペースメーカー埋設位置の皮
膚面に直接貼着する使用状態の説明図である。
膚面に直接貼着する使用状態の説明図である。
【図6】保護シート本体を衣服側の貼着する他の使用状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図7】保護シート本体の他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図8】保護シート本体を用いた電磁波シールド特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
1 電磁波遮蔽生地 2 ナイロン繊維 3 銀メッキナイロン繊維 4 粘着剤 5 保護シート本体 6 剥離台紙 7′ 保護シートユニット a 銀
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 9/00 A41D 1/04 Z // A41D 1/04 H04B 7/26 Z
Claims (1)
- 【請求項1】 銀メッキナイロン繊維にて織成又は編成
した少なくとも人体に埋設するペースメーカーより大き
な形状をもつ電磁波遮蔽生地を形成し、この電磁波遮蔽
生地の片面に粘着剤を塗着し保護シート本体とし、この
粘着剤面を所定大の剥離台紙に貼り合せ保護シートユニ
ットとし、剥離台紙から剥がした保護シート本体を埋設
したペースメーカーの最も近い位置となる皮膚面又は衣
服面に直接貼着することを特徴とするペースメーカー保
護シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8210902A JP2850954B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ペースメーカー保護シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8210902A JP2850954B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ペースメーカー保護シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1052506A true JPH1052506A (ja) | 1998-02-24 |
JP2850954B2 JP2850954B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=16596971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8210902A Expired - Lifetime JP2850954B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ペースメーカー保護シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850954B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013087411A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Norma Francois | 安全ネットシステム |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP8210902A patent/JP2850954B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013087411A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Norma Francois | 安全ネットシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2850954B2 (ja) | 1999-01-27 |
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