JPH1052416A - 回転磁界コイル用の低雑音増幅器及びこの低雑音増幅器を適用した磁気共鳴画像装置 - Google Patents

回転磁界コイル用の低雑音増幅器及びこの低雑音増幅器を適用した磁気共鳴画像装置

Info

Publication number
JPH1052416A
JPH1052416A JP9124123A JP12412397A JPH1052416A JP H1052416 A JPH1052416 A JP H1052416A JP 9124123 A JP9124123 A JP 9124123A JP 12412397 A JP12412397 A JP 12412397A JP H1052416 A JPH1052416 A JP H1052416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
signal
magnetic field
low noise
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9124123A
Other languages
English (en)
Inventor
Teikan Ri
定 漢 李
Kan Ri
浣 李
Token Kyo
東 憲 姜
Seikai Kin
正 會 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JPH1052416A publication Critical patent/JPH1052416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • G01R33/3642Mutual coupling or decoupling of multiple coils, e.g. decoupling of a receive coil from a transmission coil, or intentional coupling of RF coils, e.g. for RF magnetic field amplification

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転磁界コイル用の低雑音増幅器及びこれを
適用した磁気共鳴画像装置を提供する。 【解決手段】 本発明の回転磁界コイル用の低雑音増幅
器は、画像対象物からの回転磁界を感知して回転磁界共
鳴感知信号を出力する0゜コイル同調手段27と、回転
磁界共鳴感知信号を伝達する第1接続手段21bと、回
転磁界共鳴感知信号を増幅する第1低雑音増幅手段23
bと、回転磁界共鳴感知信号を出力する90゜コイル同調
手段26と、前記回転磁界共鳴感知信号を伝達する第2
接続手段21aと、前記回転磁界共鳴感知信号を増幅す
る第2低雑音増幅手段23aと、この第2低雑音増幅手
段に接続され、その出力信号を90゜位相遅延させる90゜
位相遅延手段24と、この90゜位相遅延手段の出力信号
と前記第1低雑音増幅手段の出力信号とを合成する信号
合成手段25とを具備していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気共鳴信号の受信
効率を高めるために用いられる回転磁界コイル用の低雑
音増幅器及びこれを適用した磁気共鳴画像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は一般的な磁気共鳴画像装置の概略
的なブロック図である。
【0003】図示したように、核磁気共鳴原理を用いた
磁気共鳴画像装置は、磁気場を発生させる主磁石10と、
主磁石10の磁気場に傾斜磁界信号を発生させる傾斜磁界
信号コイル20と、画像対称物50から磁気共鳴信号が出る
ように高周波磁界信号によって励起する送信用の高周波
コイル30と、画像対象物50から出てくる磁気共鳴信号を
受信する受信用の高周波コイル40と、主磁石10に駆動電
圧を供給する主磁石電源部60と、第1駆動信号と第2駆
動信号を発生させ、受信用の高周波コイル40から出力さ
れる磁気共鳴信号により画像を再構成するコンピュータ
ー及びコンソール80と、再構成された画像を表示するモ
ニター130と、コンピューター及びコンソール80から出
力される第1駆動信号を増幅して傾斜磁界信号コイル20
を駆動する傾斜磁界信号増幅器70と、コンピューター及
びコンソール80から出力される第2駆動信号を変調する
変調器110と、変調器110から出力される信号を増幅して
送信用の高周波コイル30に駆動源として供給する高周波
電力増幅器90と、受信用の高周波コイル40を用いて受信
した磁気共鳴信号を前置増幅する回転磁界コイル用の低
雑音増幅器100と、回転磁界コイル用の低雑音増幅器100
で増幅された磁気共鳴信号を復調してコンピューター及
びコンソール80にディジタル信号として提供する復調器
120とを具備している。
【0004】かかる構造を有する磁気共鳴画像装置にお
いて、画像対象物50から微細な磁気共鳴信号を受信して
増幅する回転磁界コイル用の低雑音増幅器100は図3に
示したような回路で構成されている。図3に示した従来
の回転磁界コイル用の低雑音増幅器100は、画像対称物5
0から発生した信号の周波数に同調する90゜コイル同調
部26及び0゜コイル同調部27と、これら両同調部26,27で
捕らえた信号の合成信号を増幅する低雑音増幅器39と、
90゜コイル同調部26及び0゜コイル同調部27で捕らえた
信号を合成するための1/4波長100Ω給電線36と、合成さ
れた信号を前記低雑音増幅器39に伝達する1/4波長50Ω
給電線37と、送信時に過度な入力が低雑音増幅器39に印
加され低雑音増幅器39が損なわれることを防止するため
の逆並列ダイオード38とを具備している。
【0005】ここで、二つのコイル同調部26,27は、そ
れぞれ等価抵抗29に表示される内部分布抵抗を有する高
周波コイル28と、給電点のインピーダンスが動作周波数
(画像対称物50の発生周波数)で100Ωに設定された三つ
のキャパシター31とを具備する。
【0006】そして、1/4波長の100Ω給電線36はそれぞ
れ100Ωに設定された90゜コイル同調部26及び0゜コイル
同調部27のそれぞれの入力端を並列に連結する。ここ
で、給電線36の長さは90゜コイル同調部26及び0゜コイ
ル同調部27の各出力信号が互いに相手側の同調部に90゜
位相が遅延して印加されるように調整する。1/4波長の5
0Ω給電線37は並列に連結したことにより合成抵抗が50
Ωに形成された二つのコイル同調部26,27の入力端と低
雑音増幅器39とを連結する。
【0007】かかる構造を有する回転磁界コイル用の低
雑音増幅器において、0゜コイル同調部27の出力信号は1
/4波長の給電線36により90゜位相遅延され90゜コイル同
調部26に印加されるので、0゜コイル同調部27の出力信
号の位相は90゜コイル同調部26の出力信号のものと同様
になる。
【0008】さらに、入力端インピーダンスが100Ωで
ある二つのコイル同調部26、27が並列に連結されており
合成インピーダンスが50Ωになるので、50Ωの給電線37
を通して同位相に合成された両コイルの信号は低雑音増
幅器39に伝達されて増幅される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構造の回転磁界コイル用の低雑音増幅器は次のような問
題点を有している。
【0010】1)動作周波数が低い場合、1/4波長の給電
線が長くなる。従って、給電線における信号損失が多
く、外部雑音が長い給電線を通して紛れ込みやすい。
【0011】2)1/4波長の給電線の長さに応じて動作周
波数が決まるので、1/4波長給電線の使用による使用帯
域幅が大変狭い。
【0012】3)100Ωの給電線は規格品でないため、別
途に制作して用いなければならない。従って、回転磁界
コイル用の低雑音増幅器全体の製造コストは高くなる。
【0013】本発明は前記のような問題点を解決するた
めに案出されたものであり、コイル同調部と低雑音増幅
器との間を連結する給電線の長さを縮めることができ、
使用できる帯域の範囲が広く、手軽に購買できる規格化
された給電線を用いることができる回転磁界コイル用の
低雑音増幅器を提供することを目的とする。
【0014】また、本発明の他の目的は前記回転磁界コ
イル用の低雑音増幅器を適用した磁気共鳴画像装置を提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による回転磁界コイル用の低雑音増幅器は、画
像対象物からの回転磁界を感知して回転磁界共鳴感知信
号を出力する第1コイル同調手段と、この第1コイル同
調手段により出力される前記回転磁界共鳴感知信号を伝
達する第1接続手段と、この第1接続手段により伝達さ
れた前記回転磁界共鳴感知信号を増幅する第1低雑音増
幅手段と、前記画像対象物からの回転磁界を感知して回
転磁界共鳴感知信号を出力する第2コイル同調手段と、
この第2コイル同調手段により出力される前記回転磁界
共鳴感知信号を伝達する第2接続手段と、この第2接続
手段により伝達された前記回転磁界共鳴感知信号を増幅
する第2低雑音増幅手段と、この第2低雑音増幅手段ま
たは前記第1低雑音増幅手段の何れか一方の出力端子に
接続され、その出力信号を前記第1コイル同調手段の出
力信号と前記第2コイル同調手段の出力信号との位相差
ほど位相遅延させる位相遅延手段と、この位相遅延手段
の出力信号と前記第1低雑音増幅手段あるいは前記第2
低雑音増幅手段の出力信号のうち前記位相遅延手段の接
続されなかった方の出力信号とを合成する信号合成手段
とを具備していることを特徴とする。
【0016】本発明において、前記第1コイル同調手段
と前記第1低雑音増幅手段及び前記第2コイル同調手段
と前記第2低雑音増幅手段はそれぞれ一体型であり、前
記第1低雑音増幅手段及び前記第2低雑音増幅手段の入
力端にはそれぞれ逆並列ダイオードを更に具備すること
が望ましい。
【0017】また、前記他の目的を達成するために本発
明による磁気共鳴画像装置は、磁気場を発生させる主磁
石と、この主磁石から発生された前記磁気場に傾斜磁界
信号を発生させる傾斜磁界コイルと、画像対象物から磁
気共鳴信号が出るように高周波磁界信号によって励起す
る送信用高周波コイルと、前記磁気共鳴信号を受信する
受信用高周波コイルと、前記主磁石に駆動電圧を供給す
る電源供給手段と、第1駆動信号と第2駆動信号を発生
させ、前記受信用高周波コイルから出力される前記磁気
共鳴信号から画像を再構成するコンピューター及びコン
ソールと、このコンピューター及びコンソールにより再
構成された画像を出力するモニターと、前記コンピュー
ター及びコンソールから出力される第1駆動信号を増幅
して前記傾斜磁界信号コイルを駆動する傾斜磁界信号増
幅器と、前記コンピューター及びコンソールから出力さ
れる第2駆動信号を変調する変調器と、この変調器から
出力される信号を増幅して送信用高周波コイルに駆動源
として供給する高周波電力増幅器と、前記画像対象物か
らの回転磁界を感知して回転磁界共鳴感知信号を出力す
る第1コイル同調手段と、この第1コイル同調手段によ
り出力される前記回転磁界共鳴感知信号を伝達する第1
接続手段と、この第1接続手段により伝達された前記回
転磁界共鳴感知信号を増幅する第1低雑音増幅手段と、
前記画像対象物からの回転磁界を感知して回転磁界共鳴
感知信号を出力する第2コイル同調手段と、この第2コ
イル同調手段により出力される前記回転磁界共鳴感知信
号を伝達する第2接続手段と、この第2接続手段により
伝達された前記回転磁界共鳴感知信号を増幅する第2低
雑音増幅手段と、この第2低雑音増幅手段または前記第
1低雑音増幅手段の何れか一方の出力端子に接続され、
その出力信号を前記第1コイル同調手段の出力信号と前
記第2コイル同調手段の出力信号との位相差ほど位相遅
延させる位相遅延手段と、この位相遅延手段の出力信号
と前記第1低雑音増幅手段あるいは前記第2低雑音増幅
手段の出力信号のうち前記位相遅延手段の接続されなか
った方の出力信号とを合成する信号合成手段とを具備す
る回転磁界コイル用の低雑音増幅器と、この回転磁界コ
イル用の低雑音増幅器で増幅された磁気共鳴信号を復調
して前記コンピューター及びコンソールにディジタル信
号として提供する復調手段とを具備することを特徴とす
る。
【0018】本発明において、前記第1コイル同調手段
と前記第1低雑音増幅手段及び前記第2コイル同調手段
と前記第2低雑音増幅手段はそれぞれ一体型であり、前
記第1低雑音増幅手段及び前記第2低雑音増幅手段の入
力端にはそれぞれ逆並列ダイオードを更に具備すること
が望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付した図面に基
づき更に詳細に説明する。
【0020】本発明の磁気共鳴画像装置に適用する回転
磁界コイル用の低雑音増幅器の回路構成を図1に基づい
て説明する。また、磁気共鳴画像装置の一般的な構造
は、前述した図2と同一なので省くことにする。
【0021】図1に示した本発明による回転磁界コイル
用の低雑音増幅器は、画像対称物から発生する磁気共鳴
信号の周波数に同調される90゜コイル同調部26及び0゜
コイル同調部27と、この二つの同調部26,27で捕らえた
信号をそれぞれ別途に増幅する第1,第2低雑音増幅器2
3a,23bと、90゜コイル同調部26及び0゜コイル同調部27
で捕らえた信号をそれぞれ前記第1,第2低雑音増幅器2
3a,23bに伝達するための二つの50Ω給電線21a,21bと、
前記第1低雑音増幅器23aで増幅された磁気共鳴信号を9
0゜位相遅延させる90゜位相遅延器24と、この90゜位相
遅延器24により90゜位相遅延された信号と前記第2低雑
音増幅器23bで増幅され出力される磁気共鳴信号とを合
成する信号合成器25と、送信時に過度な入力が第1,第
2低雑音増幅器23a,23bに印加され第1,第2低雑音増幅
器23a,23bが損なわれることを防止するために第1,第2
低雑音増幅器23a,23bの各入力端に設けられた逆並列ダ
イオード22a,22bとが具備される。
【0022】ここで、二つのコイル同調部26,27は、そ
れぞれ等価抵抗29で表される内部分布抵抗を有する高周
波コイル28a,28bと、給電線のインピーダンスが動作周
波数(画像対象物の発生周波数)で50Ωに設定された三つ
のキャパシター18とを具備する。
【0023】ここで、第1低雑音増幅器23aで増幅され
た磁気共鳴信号を90゜位相遅延させる90゜位相遅延器24
は第2低雑音増幅器23bの出力端に接続されても差し支
えない。これは、二つの低雑音増幅器23a,23bの出力信
号の間には90゜の位相差があり、二つの低雑音増幅器の
うち何れか一つの増幅器の出力信号を90゜位相遅延させ
ると、両信号間の位相差がなくなり両信号を消滅させず
合成することができるためである。
【0024】さらに、コイル同調部26,27と低雑音増幅
器23a,23bとの間隔を短くすることができ、給電線21a,2
1bにおける信号損失と外部雑音の影響がなくなる。この
ような効果は低雑音増幅器23a,23bをコイル同調部26,27
の構造内に一体に制作する場合に最大となる。
【0025】かかる構造の回転磁界コイル用の低雑音増
幅器において、90゜コイル同調部26の出力信号及び0゜
コイル同調部27の出力信号は90゜の位相差を有するの
で、別途の低雑音増幅器23a,23bにおいてそれぞれ増幅
した後、いずれか一つの出力の位相を90゜遅延させて同
位相化してから合成する。即ち、本発明の回転磁界コイ
ル用の低雑音増幅器は二つの低雑音増幅器23a,23bを用
いることにより、増幅器雑音特性の平均効果を得ること
ができる。なお、1/4波長の給電線の代りに広帯域特性
の給電線21a,21bを用いることにより、多様な画像対称
物から広帯域の磁気共鳴信号を受信して増幅できるとい
う長所がある。このような回転磁界コイル用の低雑音増
幅器の動作を更に詳細に説明すると次の通りである。
【0026】一つの画像対象物から検出される磁気共鳴
信号は90゜高周波コイル28aと0゜高周波コイル28bとの
間で互いに90゜の位相差を有する。何故ならば、二つの
コイルの巻線構造を相互結合されなくするのが不可欠だ
からである。従って、二つのコイルが結合して動作する
と、空間には二つのコイルによる回転磁気場が形成され
る。この関係は受信時にも成り立つ。即ち、画像対象物
に含まれた回転する磁気共鳴核子の信号は二つのコイル
で共に検出されるが、二つのコイルの間の磁気場関係に
より90゜の位相差が存在するようになる。これら二つの
コイルの信号の位相を同様に合成すると単一コイル出力
の2倍に当たる大きさの信号が得られ、雑音は相互独立
的な不規則信号なので√2倍だけ大きくなり、信号対雑
音比が単一コイルより√2倍程度大きくなる。
【0027】前記効果は本発明と同様に、二つの増幅器
によってそれぞれの信号を増幅した後、いずれか一つの
信号の位相を90゜遅延させて二つの位相を一致させてか
ら合成する場合にも現れるので、この場合の信号対雑音
比は更に改善される。なお、各コイルと増幅器との間の
距離を縮めることができて、各コイルの微小信号出力か
ら長い給電線による信号損失及び外部雑音の影響を排除
することができる。更に、前述したように、従来の1/4
波長の給電線の動作周波数はその長さに応じて決定され
るので、広帯域動作ができなかった。ところが、本発明
の回転磁界コイル用の低雑音増幅器に用いられる90゜位
相遅延器24及び信号合成器25は広帯域製品なので、手軽
に入手できる上に広い周波数範囲で別途の調整や部品の
変更をすること無しに用いることができる。
【0028】一方、前述したような回転磁界コイル用の
低雑音増幅器を具備した本発明による磁気共鳴画像装置
の動作を図2を参照して説明すると次の通りである。
【0029】まず、画像対称物50から磁気共鳴信号を得
るために、画像対象物50に主磁石10を用いて磁気場を形
成する。次に、この磁気場形成領域内に傾斜磁界コイル
20を用いて傾斜磁界信号を発生させると同時に送信用の
高周波コイル30を用いて高周波磁気場を形成して画像対
称物50を励起させる。前記励起された画像対称物50から
発生される磁気共鳴信号を受信用高周波コイル40によっ
て検出して本発明の回転磁界コイル用の低雑音増幅器10
0に前置増幅した後、復調器120で復調し、これを再びコ
ンピューター及びコンソール80でディジタル画像信号に
再構成してモニター130に印加してモニター130で画像に
表示する。ここで、磁気共鳴信号を得るための傾斜磁界
信号及び高周波磁気場はコンピューター及びコンソール
80から出力される基本駆動信号により形成される。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明による回転磁界コイル用の
低雑音画像増幅器及びこれを適用した磁気共鳴画像装置
は、相互90゜の位相差を有する0゜コイル同調部の出力
信号及び90゜コイル同調部の出力信号をそれぞれ別途の
低雑音増幅器を用いて増幅した後、何れか一つの出力の
位相を90゜遅延させて同位相化させて合成することによ
り、増幅器の雑音が平均効果により減少し、1/4波長の
給電線の代りに広帯域特性の給電線を用いることができ
る。よって、多様な画像対象物から広帯域の磁気共鳴信
号を受信して増幅することができる。また、100Ωの給
電線の代りに規格品の50Ωの給電線を用いることにより
コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気共鳴画像装置に適用される本発明による回
転磁界コイル用の低雑音増幅器の回路図である。
【図2】一般的な磁気共鳴画像装置の概略的なブロック
図である。
【図3】図2の磁気共鳴画像装置に適用される従来の回
転磁界コイル用の低雑音増幅器の回路図である。
【符号の説明】
10 主磁石 18、31 キャパシター 20 傾斜磁界信号コイル 21a,21b 50Ω給電線 22a,22b、38 逆並列ダイオード 23a 第1低雑音増幅器 23b 第2低雑音増幅器 24 90゜位相遅延器 25 信号合成器 26 90゜コイル同調部 27 0゜コイル同調部 28,28a,28b 高周波コイル 29 等価抵抗 30 送信用の高周波コイル 36 1/4波長100Ω給電線 37 1/4波長50Ω給電線 39 低雑音増幅器 40 受信用の高周波コイル40 50 画像対象物 60 主磁石電源部 70 傾斜磁界信号増幅器 80 コンピューター及びコンソール80 90 高周波電力増幅器 100 低雑音増幅器 110 変調器 120 復調器 130 モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姜 東 憲 大韓民国京畿道城南市盆唐区書唐洞291番 地孝子村東亜アパート208棟803号 (72)発明者 金 正 會 大韓民国ソウル特別市江北区水ユ洞296− 14番地

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像対象物からの回転磁界を感知して回
    転磁界共鳴感知信号を出力する第1コイル同調手段と、 この第1コイル同調手段により出力される前記回転磁界
    共鳴感知信号を伝達する第1接続手段と、 この第1接続手段により伝達された前記回転磁界共鳴感
    知信号を増幅する第1低雑音増幅手段と、 前記画像対象物からの回転磁界を感知して回転磁界共鳴
    感知信号を出力する第2コイル同調手段と、 この第2コイル同調手段により出力される前記回転磁界
    共鳴感知信号を伝達する第2接続手段と、 この第2接続手段により伝達された前記回転磁界共鳴感
    知信号を増幅する第2低雑音増幅手段と、 この第2低雑音増幅手段または前記第1低雑音増幅手段
    の何れか一方の出力端子に接続され、その出力信号を前
    記第1コイル同調手段の出力信号と前記第2コイル同調
    手段の出力信号との位相差ほど位相遅延させる位相遅延
    手段と、 この位相遅延手段の出力信号と前記第1低雑音増幅手段
    あるいは前記第2低雑音増幅手段の出力信号のうち前記
    位相遅延手段の接続されなかった方の出力信号とを合成
    する信号合成手段とを具備していることを特徴とする回
    転磁界コイル用の低雑音増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第1コイル同調手段と前記第1低雑
    音増幅手段及び前記第2コイル同調手段と前記第2低雑
    音増幅手段はそれぞれ一体型であることを特徴とする請
    求項1に記載の回転磁界コイル用の低雑音増幅器。
  3. 【請求項3】 前記第1コイル同調手段及び前記第2コ
    イル同調手段の出力インピーダンスと前記第1接続手段
    及び前記第2接続手段のインピーダンスはそれぞれ同一
    なことを特徴とする請求項1に記載の回転磁界コイル用
    の低雑音増幅器。
  4. 【請求項4】 前記第1コイル同調手段及び前記第2コ
    イル同調手段はそれぞれ高周波コイルと、この高周波コ
    イルに接続された少なくとも一つ以上のキャパシターと
    を具備していることを特徴とする請求項3に記載の回転
    磁界コイル用の低雑音増幅器。
  5. 【請求項5】 前記第1コイル同調手段及び前記第2コ
    イル同調手段の出力インピーダンスを前記キャパシター
    により50Ωに設定することを特徴とする請求項4に記載
    の回転磁界コイル用の低雑音増幅器。
  6. 【請求項6】 前記第1接続手段及び前記第2接続手段
    はそれぞれ50Ωのインピーダンスを有する給電線である
    ことを特徴とする請求項3又は5に記載の回転磁界コイ
    ル用の低雑音増幅器。
  7. 【請求項7】 前記第1低雑音増幅手段及び前記第2低
    雑音増幅手段の入力端にはそれぞれ逆並列ダイオードを
    具備することを特徴とする請求項1に記載の回転磁界コ
    イル用の低雑音増幅器。
  8. 【請求項8】 前記位相遅延手段が前記第1コイル同調
    手段及び前記第2コイル同調手段のうち何れか一つのコ
    イル同調手段の出力端子に接続され、その出力信号を前
    記第1コイル同調手段の出力信号と前記第2コイル同調
    手段の出力信号との位相差ほど位相遅延させることを特
    徴とする請求項1に記載の回転磁界コイル用の低雑音増
    幅器。
  9. 【請求項9】 前記位相遅延手段が前記第1接続手段及
    び前記第2接続手段のうち何れか一つの接続手段の出力
    端子に接続され、その出力信号を前記第1コイル同調手
    段の出力信号と前記第2コイル同調手段の出力信号との
    位相差ほど位相遅延させることを特徴とする請求項1に
    記載の回転磁界コイル用の低雑音増幅器。
  10. 【請求項10】 磁気場を発生させる主磁石と、 この主磁石から発生された前記磁気場に傾斜磁界信号を
    発生させる傾斜磁界コイルと、 画像対象物から磁気共鳴信号が出るように高周波磁界信
    号によって励起する送信用高周波コイルと、 前記磁気共鳴信号を受信する受信用高周波コイルと、 前記主磁石に駆動電圧を供給する電源供給手段と、 第1駆動信号と第2駆動信号を発生させ、前記受信用高
    周波コイルから出力される前記磁気共鳴信号から画像を
    再構成するコンピューター及びコンソールと、 このコンピューター及びコンソールにより再構成された
    画像を出力するモニターと、 前記コンピューター及びコンソールから出力される第1
    駆動信号を増幅して前記傾斜磁界信号コイルを駆動する
    傾斜磁界信号増幅器と、 前記コンピューター及びコンソールから出力される第2
    駆動信号を変調する変調器と、 この変調器から出力される信号を増幅して送信用高周波
    コイルに駆動源として供給する高周波電力増幅器と、 前記画像対象物からの回転磁界を感知して回転磁界共鳴
    感知信号を出力する第1コイル同調手段と、この第1コ
    イル同調手段により出力される前記回転磁界共鳴感知信
    号を伝達する第1接続手段と、この第1接続手段により
    伝達された前記回転磁界共鳴感知信号を増幅する第1低
    雑音増幅手段と、前記画像対象物からの回転磁界を感知
    して回転磁界共鳴感知信号を出力する第2コイル同調手
    段と、この第2コイル同調手段により出力される前記回
    転磁界共鳴感知信号を伝達する第2接続手段と、この第
    2接続手段により伝達された前記回転磁界共鳴感知信号
    を増幅する第2低雑音増幅手段と、この第2低雑音増幅
    手段または前記第1低雑音増幅手段の何れか一方の出力
    端子に接続され、その出力信号を前記第1コイル同調手
    段の出力信号と前記第2コイル同調手段の出力信号との
    位相差ほど位相遅延させる位相遅延手段と、この位相遅
    延手段の出力信号と前記第1低雑音増幅手段あるいは前
    記第2低雑音増幅手段の出力信号のうち前記位相遅延手
    段の接続されなかった方の出力信号とを合成する信号合
    成手段とを具備する回転磁界コイル用の低雑音増幅器
    と、 この回転磁界コイル用の低雑音増幅器で増幅された磁気
    共鳴信号を復調して前記コンピューター及びコンソール
    にディジタル信号として提供する復調手段とを具備する
    ことを特徴とする磁気共鳴画像装置。
  11. 【請求項11】 前記第1コイル同調手段と前記第1低
    雑音増幅手段及び前記第2コイル同調手段と前記第2低
    雑音増幅手段はそれぞれ一体型であることを特徴とする
    請求項10に記載の磁気共鳴画像装置。
  12. 【請求項12】 前記第1コイル同調手段及び前記第2
    コイル同調手段の出力インピーダンスと前記第1接続手
    段及び前記第2接続手段のインピーダンスはそれぞれ同
    一なことを特徴とする請求項10に記載の磁気共鳴画像
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第1コイル同調手段及び前記第2
    コイル同調手段はそれぞれ高周波コイルと、この高周波
    コイルに接続された少なくとも一つ以上のキャパシター
    とを具備していることを特徴とする請求項12に記載の
    磁気共鳴画像装置。
  14. 【請求項14】 前記第1コイル同調手段及び前記第2
    コイル同調手段の出力インピーダンスを前記キャパシタ
    ーにより50Ωに設定することを特徴とする請求項13に
    記載の磁気共鳴画像装置。
  15. 【請求項15】 前記第1接続手段及び前記第2接続手
    段はそれぞれ50Ωのインピーダンスを有する給電線であ
    ることを特徴とする請求項12又は14に記載の磁気共
    鳴画像装置。
  16. 【請求項16】 前記第1低雑音増幅手段及び前記第2
    低雑音増幅手段の入力端にはそれぞれ逆並列ダイオード
    を具備することを特徴とする請求項10に記載の磁気共
    鳴画像装置。
  17. 【請求項17】 前記位相遅延手段が前記第1コイル同
    調手段及び前記第2コイル同調手段のうち何れか一つの
    コイル同調手段の出力端子に接続され、その出力信号を
    前記第1コイル同調手段の出力信号と前記第2コイル同
    調手段の出力信号との位相差ほど位相遅延させることを
    特徴とする請求項10に記載の磁気共鳴画像装置。
  18. 【請求項18】 前記位相遅延手段が前記第1接続手段
    及び前記第2接続手段のうち何れか一つの接続手段の出
    力端子に接続され、その出力信号を前記第1コイル同調
    手段の出力信号と前記第2コイル同調手段の出力信号と
    の位相差ほど位相遅延させることを特徴とする請求項1
    0に記載の磁気共鳴画像装置。
JP9124123A 1996-05-15 1997-05-14 回転磁界コイル用の低雑音増幅器及びこの低雑音増幅器を適用した磁気共鳴画像装置 Pending JPH1052416A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019960016227A KR100300958B1 (ko) 1996-05-15 1996-05-15 회전 자계 코일용 저잡음 증폭기 및 이를 적용한자기공명영상장치
KR1996-16227 1996-05-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1052416A true JPH1052416A (ja) 1998-02-24

Family

ID=19458769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9124123A Pending JPH1052416A (ja) 1996-05-15 1997-05-14 回転磁界コイル用の低雑音増幅器及びこの低雑音増幅器を適用した磁気共鳴画像装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH1052416A (ja)
KR (1) KR100300958B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2349562A (en) * 1999-05-04 2000-11-08 Simatelex Manuf Co A toast oven with microcomputer and timer display
WO2017033887A1 (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社日立製作所 高周波コイルおよび磁気共鳴撮像装置
JP2017221507A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 株式会社日立製作所 高周波アレイコイル及び磁気共鳴撮像装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2349562A (en) * 1999-05-04 2000-11-08 Simatelex Manuf Co A toast oven with microcomputer and timer display
WO2017033887A1 (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社日立製作所 高周波コイルおよび磁気共鳴撮像装置
JPWO2017033887A1 (ja) * 2015-08-27 2018-03-22 株式会社日立製作所 高周波コイルおよび磁気共鳴撮像装置
US10520564B2 (en) 2015-08-27 2019-12-31 Hitachi, Ltd. High frequency coil and magnetic resonance imaging device
JP2017221507A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 株式会社日立製作所 高周波アレイコイル及び磁気共鳴撮像装置
WO2017217364A1 (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 株式会社日立製作所 高周波アレイコイル及び磁気共鳴撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR970076335A (ko) 1997-12-12
KR100300958B1 (ko) 2001-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8269498B2 (en) Method and apparatus for MRI signal excitation and reception using non-resonance RF method (NORM)
US8638102B2 (en) Parametric amplifier device
US20050207509A1 (en) Method and apparatus for canceling the transmitted signal in a homodyne duplex transceiver
US4926134A (en) Gain monitoring of distortion cancellation amplifiers in a feedforward linear amplifier
US10566956B2 (en) Cascaded transceiver integrated circuit
US5940045A (en) Optimization of DC power to effective irradiated power conversion efficiency for helical antenna
US20190049532A1 (en) Rf power amplifier for magnetic resonance imaging
JP6513225B2 (ja) ドハティ増幅器
US8324901B2 (en) Upconverter
JP3217340B2 (ja) Pi/2電力分割器
TW558865B (en) A radio frequency amplifying circuit
US20080227416A1 (en) Arrangement for controlling individual antennas of an antenna arrangement
JPH1052416A (ja) 回転磁界コイル用の低雑音増幅器及びこの低雑音増幅器を適用した磁気共鳴画像装置
US20220158675A1 (en) Method and device for detecting the phase of a signal via a hybrid coupler, using a test signal
US20040266362A1 (en) Transmit/receive switch
US6304085B2 (en) Auxiliary apparatus for a magnetic resonance tomography apparatus control unit
US8791696B2 (en) System and method providing preamplifier feedback for magnetic resonance imaging
US6177796B1 (en) Radio frequency signal receiving unit, particularly for nuclear magnetic resonance imaging machines
JPH0738016B2 (ja) 高周波磁場発生・検出装置
JPH10155761A (ja) クアドラチャ合成装置およびmri装置
KR19980016341A (ko) 자기 공명 영상 장치의 고주파 코일임피던스 정합 회로 및 방법
JP3250984B2 (ja) アンテナ装置
JPS6118371B2 (ja)
US11789100B2 (en) Dual tuned magnetic resonance medical imaging device
JP3197646B2 (ja) Mr装置のrf信号送受信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050419