JPH1051414A - ソフト制御データ多重方式 - Google Patents

ソフト制御データ多重方式

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JPH1051414A
JPH1051414A JP20680796A JP20680796A JPH1051414A JP H1051414 A JPH1051414 A JP H1051414A JP 20680796 A JP20680796 A JP 20680796A JP 20680796 A JP20680796 A JP 20680796A JP H1051414 A JPH1051414 A JP H1051414A
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JP
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control data
software
memory
data
register
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JP20680796A
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Yukio Hirose
幸夫 廣瀬
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアの制御データを主信号に多重して
伝送する通信装置に関し、多重化情報とソフトウェア情
報との相互間の処理速度を向上させる。 【解決手段】ソフトウェア制御データを主信号に多重し
て送信する多重側の回路と、受信信号からソフトウェア
制御データを分離してソフトウェア側に出力できるよう
にするとともに、このソフトウェア制御データから割り
込み情報を検出してソフトウェアに対する割り込み要求
を発生する分離側の回路とを備えた通信装置において、
多重側の回路に、ソフトウェアからの制御データを保持
するレジスタメモリ27と、このレジスタメモリに保持
された制御データを主信号の速度に変換して出力する速
度変換メモリ30とを設け、レジスタメモリ27へのデ
ータの書き込みと、このレジスタメモリから速度変換メ
モリ30へのデータの転送とを時分割で行うとともに、
書き込みと読み出しのアドレスの順番を同じにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割通信におけ
る装置間のソフトウェア制御に関し、特にソフトウェア
が制御するデータを装置間の主信号に多重して伝送する
ようにした、ソフト制御データ多重方式に関するもので
ある。
【0002】伝送装置と伝送装置との間、例えばネット
ワーク側に接続された共通部の装置と、端末側の装置と
の間のソフトウェア制御情報を、装置間で伝送する主信
号に多重して時分割通信によって転送する、ソフト制御
データ多重方式が用いられている。
【0003】このようなソフト制御データ多重方式にお
いては、装置間の制御データのエラーや、不要な割り込
みの発生を防止することによって、多重化情報からソフ
トウェア情報へ、またはソフトウェア情報から多重化情
報への処理速度を向上できるようにすることが必要であ
る。
【0004】
【従来の技術】図9は、ソフト制御データ多重方式にお
ける信号フォーマットを示したものであって、(a) は主
信号フレームを示し、(b) は制御信号サブフレームを示
している。
【0005】主信号フレームにおいては、図9(a) に示
すように、基準タイミングMFPIごとに、送信データ
S−DATAに、フレームパターンFと、複数の主信号
データのタイムスロット(図示省略)と、制御データの
タイムスロットTS1,TS2,…が挿入されている。
【0006】各制御データは、図9(b) に示す制御信号
サブフレームを形成し、フレームパターンfの後に、B
1,B2,…,B12の12バイトのデータを配列した
構成を有している。このうち、B12は、AA hex
からなる、割り込み情報である。
【0007】図10は、従来の送信側(多重側)の構成
例を示したものであって、11はデータレジスタ(DA
TA REG)、12はアドレスレジスタ(ADDR
REG)、13はイネーブルレジスタ(EN RE
G)、14はアドレス変換部(ADDR CONV)、
15は微分部、16は12:1セレクタ(12:1SE
L)、17は12進カウンタ(1/12)、18は12
×N進カウンタ(1/12×N)、191,192 はメモ
リ(RAM)、20はリードアドレスカウンタ(REA
D ADDR)、21はフレームカウンタ(FRAME
CTR)、22はセレクタ(SEL)、23は多重回
路(MUX)である。
【0008】ソフトウェアインタフェース(SOFT
INF)を介して、ソフトウェアがアドレスレジスタ1
2に設定するアドレスは、図9における各タイムスロッ
トTS1,TS2,…の位置を示し、データレジスタ1
1に設定するデータは、図9における各バイトのデータ
B1,B2,…,B12である。アドレスレジスタ12
とデータレジスタ11に設定されたアドレスとデータ
は、ソフトウェアからのイネーブルレジスタ13へのラ
イトアクセスを、微分部15において内部クロックによ
って微分して生成した、スタートタイミングのパルスに
よって、メモリ191,192 への書き込みが開始され
る。
【0009】すなわち、微分部15からのパルスによっ
て、12進カウンタ17が動作し、そのカウンタ値によ
って、12:1セレクタ16がデータレジスタ11の1
2バイトのデータB1,B2,…,B12を順次選択し
て、メモリ191,192 に書き込む。また、アドレスレ
ジスタ12のアドレス情報は、アドレス変換部14によ
って、該当するタイムスロットのB1〜B12が書き込
まれるメモリ191,192 の番地に変換されて、12×
N進カウンタ18にロードされ、微分部15からのパル
スによる、12×N進カウンタ18のカウントアップに
よって、メモリ191,192 に、12バイトのデータB
1,B2,…,B12の書き込みアドレスとして与えら
れる。
【0010】一方、フレームカウンタ21は、基準タイ
ミングMFPIごとに、セレクタ22を切り替えて、メ
モリ191,192 の読み出しデータを主信号フレームご
とに交互に選択する。また、リードアドレスカウンタ2
0は、主信号フレームごとに繰り返して、各タイムスロ
ットTS1,TS2,…の位置に合わせて、12バイト
のデータB1,B2,…,B12の読み出しアドレスを
メモリ191,192 に与え、これによって読みだされた
ソフトウェア制御データが、多重回路23において主信
号と多重されて、送信データS−DATAとして送出さ
れる。
【0011】図11は、従来の受信側(分離側)の構成
例を示したものであって、41はデータレジスタ(DA
TA REG)、42はアドレスレジスタ(ADDR
REG)、43はリセットレジスタ(RESET RE
G)、44はアドレス変換部(ADDR CONV)、
45は微分部、46はラッチ部(LATCH)、47は
割り込み検出部(FLAG DET)、48はフレーム
同期部(FRAMESYNC)、49は割り込み処理カ
ウンタ(RAM READ ADDR)、50はアドレ
スセレクタ(SEL)、51はデータセレクタ(SE
L)、52は(シングルポート)メモリ(RAM)であ
る。
【0012】フレーム同期部48で、基準タイミングに
よって、受信データR−DATAの主信号フレームの同
期をとって、セレクタ50を介してメモリ52のアドレ
スを与えることによって、主信号フレーム中の制御デー
タのみをデータセレクタ51を介してメモリ52に書き
込む。割り込み検出部47は、制御データ中の割り込み
情報B12がAA hex(割り込み)であることを検
出したとき、これをラッチ部46にラッチする。これに
よって、ソフトウェアに対する割り込み要求XIRQが
オンになる。
【0013】割り込み処理カウンタ49は、割り込みの
発生に応じてメモリ52の読み出しアドレスを発生し、
アドレスセレクタ50を経て読み出しアドレスを与える
ことによって、セレクタ51を経てメモリ52から制御
データを読み出して、データレジスタ41に保持する。
また、アドレス変換部44は、割り込み処理カウンタ4
9の読み出しアドレスを、ソフトウェアのアドレスに変
換し、アドレスレジスタ42に保持する。
【0014】割り込みの発生に応じて、ソフトウェア
が、ソフトウェアインタフェースを介して、データレジ
スタ41とアドレスレジスタ42をアクセスして、デー
タとアドレスを読みだす。読み出し終了時、ソフトウェ
アがリセット要求を発生すると、これをリセットレジス
タ43に保持する。微分部45は、内部クロックによっ
てリセット要求を微分して生成したリセットパルスによ
って、ラッチ部45をクリアして、割り込み要求を解除
する。以後、受信データR−DATAの発生ごとに同様
の処理が繰り返される。
【0015】なお、フレーム同期部48において、受信
データR−DATAのエラーを検出したときは、エラー
出力ERRによって、割り込み検出部47における割り
込み情報の検出をマスクして、割り込み要求を発生しな
いようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のソフト制御デー
タ多重方式においては、図9〜図11に示されるよう
に、送信側では、ソフトウェアからのデータを格納する
メモリを並列に2つ有し、一方のメモリに書き込んでい
るとき、他方のメモリから読みだす構成になっている。
【0017】主信号側に対する読み出しは、主信号フレ
ームのフォーマットによって行われるので、制御データ
は高速に読みだされるとともに、読み出し時には、メモ
リには、すべてのタイムスロットの制御データが書き込
まれていることが必要である。一方、ソフトウェア側か
らの制御データ書き込み動作は低速であって、1バイト
ずつ書き込まれる。
【0018】そこで2つのメモリを用意しておいて、交
互に読み出しと書き込みを行なうようにする。そして、
いずれかのタイムスロットの制御データに変更があった
場合は、一方のメモリを読み出しているとき、他方のメ
モリにおける、変更があったタイムスロットの制御デー
タの更新を行ない、次に更新された他方のメモリを読み
出すときに、一方のメモリにおける同じタイムスロット
の制御データを更新しておくようにする。
【0019】各メモリにおける、更新されなかったタイ
ムスロットの制御データはもとのまま保持されているの
で、このような処理を行うことによって、すべてのタイ
ムスロットについて、常に、最新の制御データを送信す
るとともに、更新前の制御データが送られることがない
ようにしている。
【0020】そのため、2つのメモリに、それぞれ同じ
データを書き込まなければならないが、書き込みは同時
に1つのメモリに対してのみ行われるため、ソフトウェ
アはメモリ書き込みのために2回アクセスを行う必要が
あり、ソフトウェア処理時間が長くなるという問題があ
った。
【0021】また、受信側では、ソフト制御データを、
それを格納してあるメモリから読みだしたときに、デー
タ中の割り込み情報を検出する構成になっている。その
ため、ソフト制御データが更新されないと、同一の割り
込み情報で、再び割り込み要求を行うことになるという
問題があった。
【0022】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、ソフト制御データ多重方
式において、2つのメモリに同じデータを書き込む必要
がなく、またソフト制御データが更新されないときで
も、同一の割り込み情報で割り込み要求を繰り返して行
うことがないようにすることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のソフト制御デー
タ多重方式においては、多重側の回路を、ソフトウェア
が設定するアドレスレジスタ,データレジスタと、設定
されたアドレス/データを該当する番地に蓄えるメモリ
と、速度変換のためのメモリと、制御データを主信号と
多重する回路とから構成し、分離側の回路を、ソフト制
御データを蓄えるメモリと、ソフト制御データの割り込
み結果を蓄えるフラグレジスタと、メモリの読み出しア
ドレスを生成するアドレスカウンタと、メモリからの読
み出しデータを蓄えるデータレジスタと、アドレスカウ
ンタ値をソフトウェアに見せるアドレスレジスタとから
構成する。
【0024】本発明のソフト制御データ多重方式では、
このようにすることによって、多重側の回路では、デー
タレジスタからのデータメモリへの書き込みと、速度変
換メモリへの転送用の読み出しを時分割で行ない、書き
込みと読み出しのアドレスの順番を同じくすることによ
って、速度変換メモリにおける、新旧データの混在を防
止することができる。
【0025】また、分側側の回路では、ソフトウェア制
御データの割り込み検出結果をフラグレジスタに蓄え、
割り込み処理後にクリアするため、同一のデータで割り
込み要求を重複して行うことがなくなる。
【0026】以下、本発明の課題を解決するための具体
的手段を記述する。
【0027】(1) ソフトウェアインタフェースを介して
入力されたソフトウェア制御データを主信号に多重して
送信する多重側の回路と、受信信号からソフトウェア制
御データを分離してソフトウェアインタフェースを介し
て出力できるようにするとともに、受信したソフトウェ
ア制御データから割り込み情報を検出してソフトウェア
に対する割り込み要求を発生する分離側の回路とを備え
た通信装置において、多重側の回路に、ソフトウェアか
らの制御データを保持するレジスタメモリ27と、この
レジスタメモリに保持された制御データを主信号の速度
に変換して出力する速度変換メモリ30とを設け、レジ
スタメモリ27へのデータの書き込みと、このレジスタ
メモリから速度変換メモリ30へのデータの転送とを時
分割で行うとともに、書き込みと読み出しのアドレスの
順序を同じにする。
【0028】(2) (1) の場合に、ハードウェアからのリ
セットを検出するリセット検出回路31を設けて、リセ
ット検出時、レジスタメモリ27に書き込む制御データ
をマスクして初期値を書き込む。
【0029】(3) (2) の場合に、レジスタメモリと速度
変換メモリとを複数組設けるとともに、各組の速度変換
メモリの出力を多重化するマルチプレクサ35を設け、
ソフトウェアからの制御データを各組のレジスタメモリ
に順次書き込んで速度変換メモリに転送するとともに、
リセット検出時、この各組のレジスタメモリに並列に初
期値の書き込みを行う。
【0030】(4) ソフトウェアインタフェースを介して
入力されたソフトウェア制御データを主信号に多重して
送信する多重側の回路と、受信信号からソフトウェア制
御データを分離してソフトウェアインタフェースを介し
て出力できるようにするとともに、受信したソフトウェ
ア制御データから割り込み情報を検出してソフトウェア
に対する割り込み要求を発生する分離側の回路とを備え
た通信装置において、分離側の回路に、検出された割り
込み情報を保持するフラグレジスタ54を設けて、この
保持された割り込み情報によってソフトウェアに対する
割り込み要求を発生するとともに、割り込み処理終了
時、フラグレジスタ54をクリアするように構成する。
【0031】(5) (4) の場合に、受信データに誤りが検
出されたとき、所定時間の保護をとって、フラグレジス
タ54をクリアする保護回路56を設ける。
【0032】(6) (4) の場合に、受信信号中の制御デー
タの書き込みとソフトウェア側への読み出しとをそれぞ
れ独立に行うデュアルポートメモリ52Aを設けて、制
御データの書き込み時にも、割り込み処理を行えるよう
にするとともに、制御データの書き込み側のアドレス
と、読み出し側のアドレスとを比較するアドレス比較部
57を設け、制御データの書き込み側のアドレスと読み
出し側のアドレスとが一致したとき、割り込み処理を一
時停止するように構成する。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態(1) を
示したものであって、図10の場合と同じものを同じ番
号で示している。24は読み出しアドレスカウンタ(F
IFO READ ADDR)、25は転送アドレスカ
ウンタ(転送用ADDR)、26は第1のアドレスセレ
クタ(SEL)、27はレジスタメモリ(REGRA
M)、28はフリップ・フロップ(FF)、29は第2
のアドレスセレクタ(SEL)、30は速度変換メモリ
(FIFO RAM)である。レジスタメモリ27と速
度変換メモリ30は、ともに12×Nバイトの容量を有
している。
【0034】ソフトウェアがアドレスレジスタ12に設
定するアドレスは、図9におけるタイムスロットTS
1,TS2,…の位置を示し、データレジスタ11に設
定するデータは、図9における各制御信号サブフレーム
のデータB1,B2,…,B12である。
【0035】設定されたそれぞれのアドレス/データ
は、ソフトウェアからのイネーブルレジスタ13へのラ
イトアクセスを、微分部15において内部クロックで微
分した結果によって、12進カウンタ17が動作するこ
とによって、そのカウンタ値に応じて12:1セレクタ
16が12バイトのデータを順次選択して、レジスタメ
モリ27の入力とする。
【0036】またアドレスは、アドレス変換部14によ
って、レジスタメモリ27に対して、該当するタイムス
ロットのB1バイトが書き込まれる番地に変換され、1
2×N進カウンタ18にロードされる。12×N進カウ
ンタ18のカウンタアップによって、レジスタメモリ2
7のアドレスが生成されて、セレクタ26を経てレジス
タメモリ27に与えられることによって、レジスタメモ
リ27に12バイトのデータが順次書き込まれる。
【0037】m(mは整数)個の主信号フレームによっ
てマルチフレームを形成し、制御データは、そのうち特
定のフレームにおいて、間欠的に送出されるようになっ
ており、レジスタメモリ27に書き込まれたデータは、
制御データを送出しない期間に速度変換メモリ30に転
送される。
【0038】フレームカウンタ21によって基準タイミ
ングMFPIをカウントした結果に応じて、転送用アド
レスカウンタ25によって、レジスタメモリ27から速
度変換メモリ30に転送するためのアドレスを生成し、
セレクタ26,29を介してレジスタメモリ27と速度
変換メモリ30に与えることによって、サブフレームの
先頭で、レジスタメモリ27から速度変換メモリ30へ
の制御データの転送が行われる。
【0039】読み出しアドレスカウンタ24は、フレー
ムカウンタ21のカウント結果に応じて、速度変換メモ
リ30の読み出しアドレスを生成し、これによって、速
度変換メモリ30から特定のフレームにおいて、制御デ
ータが各タイムスロットTS1,TS2,…の位置に合
わせて読み出され、多重回路23において、主信号と多
重されて送信データS−DATAとして送出される。
【0040】図2は、実施形態(1) における各部信号の
タイムチャートを示したものであって、転送中にレジス
タメモリへの書き込み動作が開始された場合を示してい
る。図中、、DIは書き込みデータである。REは読み
出しイネーブル信号を示し、“H”のときイネーブルと
なり、“L”のときディスイネーブルとなる。W/Rは
書き込み/読み出しの切替え制御信号を示し、“H”は
読み出しである。DOは読み出しデータを示している。
【0041】レジスタメモリ27からの読み出しデータ
DOは、1,2,3,…の順に読みだされ、フリップ・
フロップ28を経て、入力データDIとして、速度変換
メモリ30に書き込まれる。レジスタメモリ27からの
読み出しに応じて、DIで示す書き込みデータ1’,
2’,3’,…が同じ順序で書き込まれる。
【0042】このように、レジスタメモリ27における
読み出しと書き込みを、時分割で行うとともに、書き込
みと読み出しのアドレスの順番を同じにすることによっ
て、ソフトウェアのアクセスによるデータの書き込み
と、速度変換メモリ30への転送とにおける、アドレス
の一致によるデータの混乱の発生を防止している。
【0043】図10に示された従来例においては、2つ
のメモリ191,192 に同じデータを書き込むためにソ
フトウェア処理時間が長くなるという問題があったが、
本発明の場合は、ソフトウェアはレジスタメモリ27に
対する書き込みを1回だけ行えばよいので、ソフトウェ
ア処理時間を短くすることができる。
【0044】図3は、本発明の実施形態(2) を示したも
のであって、図1の場合と同じものを同じ番号で示し、
それらの動作は図1の場合と同様である。31はリセッ
ト検出回路(RESET検出)、32はオア回路(O
R)、33はアンド回路(AND)である。また、図
4、実施形態(2) におけるリセット解除時の動作を説明
するタイムチャートである。
【0045】図3において、XRSTはレジスタメモリ
27に対するリセット信号を示している。レジスタメモ
リ27の内容をリセットしようとする場合、リセットか
らの立ち上がり時、レジスタメモリ27の内容が不定に
なるので、初期化する必要がある。
【0046】リセット信号XRSTの立ち上がり時、微
分部で検出して、アンド回路33に対するマスク信号M
ASKを与えることによって、レジスタメモリ27への
書き込みデータを初期値(00hex)に変換するとと
もに、オア回路32を経て12×Nカウンタ18を0か
らすべてのデータ分(12×N)カウントアップして、
レジスタメモリ27に対してアドレスとして与える。
【0047】このようにすることによって、リセット
時、ソフトウェアによって、すべてのタイムスロットに
初期値を書き込む必要がなくなり、ソフトウェアの処理
を少なくすることができる。
【0048】図5は、本発明の実施形態(3) を示したも
のであって、図2の場合と同じものを同じ番号で示し、
それらの動作は図2の場合と同様である。271 〜27
5 はレジスタメモリ(REGRAM#1〜REGRAM
#5)、281 〜285 はフリップ・フロップ(F
F)、301 〜305 は速度変換メモリ(FIFO R
AM#1〜FIFO RAM#5)、34は12×N/
5カウンタ(1/(12×N/5)、35はマルチプレ
クサ(MUX)である。
【0049】実施形態(3) においては、レジスタメモリ
と速度変換メモリとを5チャネルに分割して、12×N
/5カウンタを介してアドレスを生成し、セレクタ26
を介して271 〜275 に順次与えることによって、レ
ジスタメモリ271 〜275に順次書き込みを行ない、
転送用アドレスカウンタ25からのアドレスによって、
レジスタメモリ271 〜275 と速度変換メモリ301
〜305 のうち、添字を等しくするものを順次に動作さ
せて、データの転送を行う。そして、速度変換メモリ3
1 〜305 から読み出されたデータを、マルチプレク
サ35で多重してから、多重回路23で主信号と多重し
て送信データS−DATAを出力する。
【0050】一方、レジスタメモリの初期化を行う場合
は、アンド回路33を経て0を入力するとともに、12
×N/5カウンタからのアドレスを各レジスタメモリ2
1〜275 に並列に与えることによって、すべてのレ
ジスタメモリを同時に初期化する。これによって、実施
形態(2) の場合と比較して、初期化のための時間を約1
/5にすることができる。
【0051】図6は、本発明の実施形態(4) を示したも
のであって、図11の場合と同じものを同じ番号で示
し、それらの動作は図11の場合と同様である。53は
N:1セレクタ(N:1SEL)、54はフラグレジス
タ(FLAG REG)、55はデコーダ(DEC)で
ある。
【0052】割り込み検出部47は、割り込み情報B1
2がAA hex(割り込み)であることを検出したと
き、これをフラグレジスタ54に書き込む。フラグレジ
スタ54はN個のフリップ・フロップからなり、タイム
スロットごとに割り込み情報を保持する。N:1セレク
タ53によって、フラグレジスタ54から、割り込み処
理カウンタ49からのメモリ読み出しアドレスに対応す
るタイムスロットの割り込み情報を読み出したとき、こ
れをラッチ部46にラッチする。これによって、ソフト
ウェアに対する割り込み要求XIRQがオンになる。
【0053】ここで、割り込みを上げるとともに、デコ
ーダ55でメモリ読み出しアドレスをデコードすること
によって、割り込みを要求したフラグレジスタ54の該
当するフリップ・フロップをクリアすることによって、
割り込み処理カウンタ49が一周したとき、同じデータ
によって割り込み要求が発生しないようにする。
【0054】フレーム同期部48において、受信データ
R−DATAのエラーを検出したときは、エラー出力E
RRによって、フラグレジスタ54をクリアして、割り
込み情報を解除することができる。
【0055】図11に示された従来例では、主信号にエ
ラーが発生したとき、メモリ52における割り込み情報
を消去する情報を書き込まなければならないとともに、
割り込み情報を読み出し終わったときも、これを消去す
る情報の書き込みを行わねばならず、処理が複雑になる
が、本発明の場合は、エラー発生時、フラグレジスタ5
4をクリアすることによって、割り込みを解除するとと
もに、割り込み情報を読み終わったときも、フラグレジ
スタ54をクリアすることによって割り込み情報を消去
する構成をとることができるので、処理が簡単になる。
【0056】図7は、本発明の実施形態(5) を示したも
のであって、図6の場合と同じものを同じ番号で示し、
それらの動作は図6の場合と同様である。56は保護回
路である。
【0057】実施形態(5) は、受信データにエラーがあ
ったとき、フラグレジスタ54に保持されている割り込
み検出結果をすべてクリアすることによって、エラー状
態での割り込み処理結果によって、割り込み要求を行わ
ないようにする構成の場合に適用されるものである。
【0058】フレーム同期回路48からのエラー検出信
号に対して、保護回路56である時間の保護をとって、
フラグレジスタ54をクリア状態にすることによって、
エラーがなくなるまで、割り込み要求が発生しないよう
にして、回線エラーによる不当な割り込み要求の発生を
防止する。
【0059】図8は、本発明の実施形態(6) を示したも
のであって、図6の場合と同じものを同じ番号で示し、
それらの動作は図6の場合と同様である。52Aはデュ
アルポートのメモリ(RAM)、57はアドレス比較部
(ADDR CMP)、58はオア回路(OR)であ
る。
【0060】実施形態(6) は、制御データを蓄えるメモ
リとして、デュアルポートのメモリ52Aを使用するこ
とによって、制御データの書き込み時にも、割り込み処
理を行うこようにした構成を示している。
【0061】フレーム同期部48で、基準タイミングに
よって、受信データR−DATAの主信号フレームの同
期をとって、メモリ52Aのアドレスを与えることによ
って、主信号フレーム中の制御データのみをメモリ52
Aに書き込む。割り込み検出部47は、制御データ中の
割り込み情報B12がAA hex(割り込み)である
ことを検出したとき、これをフラグレジスタ54に書き
込む。
【0062】割り込み処理カウンタ49は、割り込みの
発生に応じてメモリ52Aの読み出しアドレスを発生す
ることによって、メモリ52Aから制御データを読み出
して、データレジスタ41に保持する。
【0063】アドレス比較部57は、制御データの書き
込みアドレスと割り込み処理時の読み出しアドレスとの
比較を行ない、アドレスが一致した場合には、オア回路
58を介して割り込み処理カウンタ49の動作を停止す
ることによって、読み出し側の動作を待たせるようにし
て、データの破壊を防止する。読み出し側はソフトウェ
アの処理なので、多少遅れても、問題を生じることはな
い。
【0064】このように実施形態(6) によれば、制御デ
ータの書き込みと割り込み処理とを同時に行うことによ
って、割り込み処理の速度を向上することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信側では、ソフトウェアが設定する制御データのメモリ
への書き込みと、速度変換メモリとの間のデータ転送を
時分割で行ない、書き込みと読み出しのアドレスの順番
を同じくすることによって、新旧データの混在に基づく
データエラーの発生を防止することができる。
【0066】また受信側では、ソフトウェアに対する制
御データを蓄えるメモリと、制御データ中の割り込み情
報を検出結果を保持するフリップ・フロップとを分離
し、割り込み処理後にフリップ・フロップをクリアする
ことによって、同一データに基づく割り込み要求が重複
して発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1) を示す図である。
【図2】実施形態(1) における各部信号のタイムチャー
トを示す図である。
【図3】本発明の実施形態(2) を示す図である。
【図4】実施形態(2) におけるリセット解除時の動作を
説明するタイムチャートである。
【図5】本発明の実施形態(3) を示す図である。
【図6】本発明の実施形態(4) を示す図である。
【図7】本発明の実施形態(5) を示す図である。
【図8】本発明の実施形態(6) を示す図である。
【図9】図9は、ソフト制御データ多重方式における信
号フォーマットを示す図であって、(a) は主信号フレー
ムを示し、(b) は制御信号サブフレームを示す。
【図10】従来の送信側(多重側)の構成例を示す図で
ある。
【図11】従来の受信側(分離側)の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
27 レジスタメモリ 30 速度変換メモリ 31 リセット検出回路 35 マルチプレクサ 52A デュアルポートメモリ 54 フラグレジスタ 56 保護回路 57 アドレス比較部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェアインタフェースを介して入
    力されたソフトウェア制御データを主信号に多重して送
    信する多重側の回路と、受信信号からソフトウェア制御
    データを分離してソフトウェアインタフェースを介して
    出力できるようにするとともに、該ソフトウェア制御デ
    ータから割り込み情報を検出してソフトウェアに対する
    割り込み要求を発生する分離側の回路とを備えた通信装
    置において、 前記多重側の回路に、ソフトウェアからの制御データを
    保持するレジスタメモリと、該レジスタメモリに保持さ
    れた制御データを主信号の速度に変換して出力する速度
    変換メモリとを設け、 該レジスタメモリへのデータの書き込みと、該レジスタ
    メモリから前記速度変換メモリへのデータの転送とを時
    分割で行うとともに、書き込みと読み出しのアドレスの
    順序を同じにしたことを特徴とするソフト制御データ多
    重方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のソフト制御データ多重
    方式において、ハードウェアからのリセットを検出する
    リセット検出回路を設け、 該リセット検出時、前記レジスタメモリに書き込む制御
    データをマスクして初期値を書き込むことを特徴とする
    ソフト制御データ多重方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のソフト制御データ多重
    方式において、前記レジスタメモリと速度変換メモリと
    を複数組設けるとともに、各組の速度変換メモリの出力
    を多重化するマルチプレクサを設け、 ソフトウェアからの制御データを各組のレジスタメモリ
    に順次書き込んで速度変換メモリに転送するとともに、
    前記リセット検出時、該各組のレジスタメモリに並列に
    前記初期値の書き込みを行うことを特徴とするソフト制
    御データ多重方式。
  4. 【請求項4】 ソフトウェアインタフェースを介して入
    力されたソフトウェア制御データを主信号に多重して送
    信する多重側の回路と、受信信号からソフトウェア制御
    データを分離してソフトウェアインタフェースを介して
    出力できるようにするとともに、該ソフトウェア制御デ
    ータから割り込み情報を検出してソフトウェアに対する
    割り込み要求を発生する分離側の回路とを備えた通信装
    置において、 前記分離側の回路に、前記検出された割り込み情報を保
    持するフラグレジスタを設け、該保持された割り込み情
    報によってソフトウェアに対する割り込み要求を発生す
    るとともに、割り込み処理終了時、該フラグレジスタを
    クリアするようにしたことを特徴とするソフト制御デー
    タ多重方式。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のソフト制御データ多重
    方式において、受信データに誤りが検出されたとき、所
    定時間の保護をとって前記フラグレジスタをクリアする
    保護回路を設けたことを特徴とするソフト制御データ多
    重方式。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のソフト制御データ多重
    方式において、受信信号中の制御データの書き込みとソ
    フトウェア側への読み出しとをそれぞれ独立に行うデュ
    アルポートメモリを設けて、制御データの書き込み時に
    も、割り込み処理を行えるようにするとともに、該制御
    データの書き込み側のアドレスと、読み出し側のアドレ
    スとを比較するアドレス比較部を設け、 該制御データの書き込み側のアドレスと読み出し側のア
    ドレスとが一致したとき、前記割り込み処理を一時停止
    するようにしたことを特徴とするソフト制御データ多重
    方式。
JP20680796A 1996-08-06 1996-08-06 ソフト制御データ多重方式 Withdrawn JPH1051414A (ja)

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