JPH10512771A - 医療器具用汎用ハンドル - Google Patents

医療器具用汎用ハンドル

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JPH10512771A
JPH10512771A JP8520482A JP52048295A JPH10512771A JP H10512771 A JPH10512771 A JP H10512771A JP 8520482 A JP8520482 A JP 8520482A JP 52048295 A JP52048295 A JP 52048295A JP H10512771 A JPH10512771 A JP H10512771A
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ユーン,インバエ
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ユーン,インバエ
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Abstract

(57)【要約】 医療器具用汎用ハンドル(40)は、ハウジング(56)内に移動自在に配設され第1医療器具(42)を着脱自在に装着する第1部材(58)と、第1部材(58)をハウジング(56)の一端近傍の後退位置あるいは突出位置に向かって移動させる付勢手段(114)と、後退位置あるいは突出位置にある第1部材(58)と係合して付勢手段(114)が第1部材(58)を後退位置あるいは突出位置に移動させるのを阻止するロック機構(120)と、ロック機構(36)を解放操作して付勢手段(114)が第1部材(58)を移動させるべく、ハンドルの構成部品に作用している力の減少に応じて移動自在な操作部材を含む解放機構(36)とを備えている。第2器具(52)を着脱自在に装着する第2部材は、ハウジング(56)に対し静止していても移動自在でもよい。ハンドルの両端は後退及び突出機能を提供する形状とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 医療器具用汎用ハンドル 発明の背景 本発明は医療処置及び器具に関し、詳述すれば、医療器具の後退機能と突出機 能の何れか一方又は両方をなす汎用ハンドルに関する。 関連技術の簡単な説明 腹部から細血管に至るまで、静脈、動脈、硬膜外腔、蜘蛛膜下腔、心室、脊椎 空洞、滑膜腔の如くの解剖学上空洞への連通路を形成する医療処置において、挿 通具が広く使われている。この挿通具の利用は非常になじみ深いものとなってい ると共に、腹部空洞への腹腔鏡下外科手術の如くの種々の処置で内視鏡用挿通口 を形成する最少侵襲内視鏡下外科手術において重要な最初のステップとなってい る。このような挿通具は、通常、カニューレないし門口スリーブと、該カニュー レに内装されて、解剖学上空洞壁を穿刺貫通する先鋭端を有する挿通部材とで構 成されていて、空洞壁を挿通するに要する押圧力は当該空洞壁を形成している組 織の種類と厚みに応じて変わるようになっている。空洞壁が一旦貫通するとそれ までに作用していた組織からの抵抗がなくなり、そのために挿通具の先鋭端が空 洞の深部まで入り込んで近傍の組織や器官などを傷つけてしまいかねないことか ら、空洞壁が一旦貫通すると空洞内における、或いは、空洞を形成している組織 や器官と誤って接触するか、傷つけてしまうことがないように先鋭端を保護する のが望ましい。 これまで種々の安全挿通具が提案されているが、一般には突出型と後退型の二 種に分けられる。突出型安全挿通具では、安全部材の遠位端が解剖学上空洞内に 挿入されるに伴って当該遠位端に作用していた力の減少に応じて、安全部材がバ ネにより付勢されて挿通部材の先端から外方に突出するようになっている。この 安全部材は挿通部材の外側を囲繞するものであってもよく、その場合でのその安 全部材は屡々安全シールドと呼ばれている。他方、安全部材は挿通部材の内側に 望んで挿通部材に囲繞されていてもよく、その場合でのその安全部材は屡々プロ ーベと呼ばれている。後退型安全挿通具においては、挿通部材は、挿通部材や、 カニューレ、プローベないし、シールドもしくはプローベの如くの安全部材の如 くの安全挿通具の構成部品の遠位側への移動に応動して解剖学上空洞へ入り込む と同時にカニューレ内に後退するようになっている。 一般の安全挿通具の問題点は、挿通部材を後退させるか、安全部材を突出させ るのに比較的複雑な機構が必要で、そのため、安全挿通具全体としては挿通具の 使用後に滅菌処置を施すか、全体を捨てざるを得ず、かくして挿通具の利用に伴 うコストが上昇する。従来の挿通具の別の問題点としては、挿通部材や安全部材 の如くの挿通構成部品が、挿通具間で取り替えできるようにはなっていないこと にある。このような訳で、ある種又は大きさの挿通構成部品がある用途に適当で ない場合、全体が新しい安全挿通具を選ばざるを得ない。また、特定の挿通構成 部品を選択的に特定の突出ないし後退力に合わせることができないなど融通性が ない。 発明の趣旨 従って、前述した如くの従来例に付随する諸問題点を解消すると共に、後退機 構と突出機構の何れか一方又は両方を、医療器具が着脱自在に装着できるように 構成した汎用ハンドル内に設けることにより、医療器具の使用に伴うコストを減 少するのが本発明の主目的である。 本発明の別の目的は、医療器具の使用に伴うコストを減少させるために、当該 医療器具の処置を容易にすると共に、当該医療器具を後退させたり、突出させた りするために用いた機構を再使用できるようにすることにある。 本発明のまた別の目的は、種々の医療器具が着脱自在に装着できるように構成 した汎用ハンドル内に設ける突出機構と後退機構の何れか一方又は両方を規格化 することにある。 本発明の更にまた別の目的は、医療器具を選択的に突出させたり、後退させる のに、汎用ハンドルの両端を利用できるようにすることにある。 本発明の汎用ハンドルの幾つかの利点について言えば、医療器具を完全に使い きると、当該医療器具は汎用ハンドルとは容易に、しかも安全に切り離しできる ようになっているので、切り離した汎用ハンドルを別の医療器具に取り付けて使 用できる。従って、医療器具が使い捨て式になっているのであれば、後退機構と 突出機構の何れか一方又は両方を内蔵する汎用ハンドルまで捨てる必要はない。 このような汎用ハンドルは、医療器具だけを廃棄すればよく、後退機構と突出機 構の何れか一方又は両方を内蔵する汎用ハンドルまで廃棄する必要はないので、 医療器具の使用に伴うコストを著しく減少することができる。よって、本発明の 汎用ハンドルは廃棄する必要性がなく、数回にわたって繰り返し利用できる。ま た、医療器具を選択的に突出させたり、後退させたりするのに汎用ハンドルの両 端を利用することで、前述の機能を行わせるのに手元に用意するハンドルの数を 減らすことができる。 本発明は、医療器具用汎用ハンドルが近位端と遠位端とを有するハウジングと 、第1医療器具が着脱自在に装着されるものであって、前記ハウジング内に設け られて当該ハウジングの遠位端近傍の突出位置とハウジングの近位端近傍の後退 位置との間を移動自在な第1部材と、該第1部材を後退位置へと近位側に移動さ せる後退手段と、突出位置において前記第1部材と係合して、前記後退手段が第 1部材を後退位置へと移動させるのを阻止するロック手段と、該ロック手段を解 放操作して前記後退手段をして第1部材を後退位置へと移動させるべく、ハンド ルの構成部品に作用している力の減少に応じて遠位側に移動自在な操作部材を含 む解放手段とで構成されていることを特徴とするものである。 ある一面における本発明は、医療器具用汎用ハンドルが近位端と遠位端とを有 するハウジングと、第1医療器具が着脱自在に装着されるものであって、前記ハ ウジング内に設けられて当該ハウジングの近位端近傍の後退位置とハウジングの 遠位端近傍の前進突出位置との間を移動自在な第1部材と、該第1部材を後退位 置から前進突出位置へと移動させる伸長手段と、後退位置における前記第1部材 と係合して、前記伸長手段が第1部材を突出位置へと移動させるのを阻止するロ ック手段と、伸長手段をして第1部材を突出位置へ移動させるべく、ハンドルの 構成部品に作用している力の減少に応じてロック手段を解放操作する、前記構成 部 品に担持させた操作部材を含む解放手段とで構成されていることを特徴としてい る。 別の面での本発明は、医療器具用汎用ハンドルが互いに対向する第1及び第2 端部を有するハウジングと、第1医療器具が装着されるように形成した第1端部 とそれとは反対側の第2端部とを有し、前記ハウジング内に設けられて当該ハウ ジングの第1端部近傍の静止位置とハウジングの第2端部近傍の後退位置との間 を移動自在な第1部材と、第1端部と第2医療器具が装着されるように形成した 前記第1端部とは反対側の第2端部とを有し、前記ハウジング内に設けられて当 該ハウジングの第2端部近傍の突出位置とハウジングの第1端部近傍の後退位置 との間を移動自在な第2部材と、前記第1及び第2部材をハウジングの第1端部 の方へと付勢する付勢手段と、第1及び第2部材をそれぞれ後退位置と突出位置 にロックするロック手段と、ハンドルの構成部品に担持され、当該構成部品に作 用する力の減少に応じて前記ロック手段を解放操作して前記付勢手段をして第1 及び第2部材とハウジングの第1端部の方へと移動させる操作部材を含む解放手 段とで構成されているのを特徴としている。 本発明のその他の目的や利点などは、同一構成部品については同一符号を以て 示した添付図面を参照しながらなす下記の如くの本発明の好ましい実施の形態の 説明から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明による汎用ハンドルの平面図。 図2は、図1の線2−2に沿う汎用ハンドルの部分断面側面図。 図3から図7までは、図1に示した汎用ハンドルの使用態様を示す部分断面側 面図。 図8は、本発明の汎用ハンドルの変形例を示す部分断面側面図。 図9は、本発明の汎用ハンドルの別変形例を示す部分断面図。 図10は、本発明の汎用ハンドルに用いる従来公知のカニューレと穿刺針とが 連結された状態でのアダプターの拡大横断面図。 図11は、本発明の汎用ハンドルのまた別の変形例を示す部分断面側面図。 図12は、図11に示した汎用ハンドルに用いるレール部材の拡大斜視図。 図13と図14は、図11に示した汎用ハンドルの作用を示す部分断面側面図 。 図15は、本発明の汎用ハンドルの更に別の変形例を示す部分断面側面図。 図16は、本発明の汎用ハンドルのまた別の変形例を示す部分断面側面図。 図17は、本発明の汎用ハンドルの更にまた別の変形例を示す部分断面側面図 。 図18は、本発明の汎用ハンドルの更なる変形例を示すと共に、当該汎用ハン ドルが穿刺針とカニューレとに接続されたところを示す部分断面側面図。 図19は、本発明の汎用ハンドルの他の変形例を示すと共に、当該汎用ハンド ルが挿通部材と門口スリーブを備えているところを示す部分断面側面図。 図20は、本発明の汎用ハンドルのまた他の変形例を示す部分断面側面図。 図21は、本発明の汎用ハンドルの更にまた他の変形例を示す側面図。 図22から図25までは、図21に示した汎用ハンドルの作用を示す部分断面 側面図。 図26は、本発明の汎用ハンドルのその他の変形例を示す部分断面側面図。 図27は、図26に示した汎用ハンドルに用いる医療器具の近位端部を示す部 分横断面図。 図28は、図26に示した汎用ハンドルの変形例を示す部分断面側面図。 好ましい実施の形態の詳細な説明 本発明の汎用ハンドルを説明するに当たっては、流体と種々の外科手術用及び 診断用器具を解剖学上空洞に導入するために、解剖学上空洞壁に門口を形成する のに用いられている医療器具を保持するのに使われるものとして説明する。しか し、本発明の汎用ハンドルとその方法とは、その他の種の医療器具を保持するの に利用できるばかりではなくて、どのような医療器具が保持されたとしてもそれ に対して後退機能と突出機能の何れか一方又は両方を醸し出すこともできるもの である。従って、ここで言う「医療器具」とは、医学処置に有用な形状、構成を 有するあらゆる医学的器具、例えばトロッカーや穿刺針、門口スリーブやカテー テルの如きのカニューレ、安全シールドやプローベ、切刃の如くの切断部材、フ ック、生検具、内視鏡の如くの直視検査器具などを含むものと解すべきである。 本発明のハンドル40を図1と図2に示すが、このハンドル40は解剖学上空 洞壁を穿刺貫通する穿刺針42と、解剖学上空洞壁に定置させるべく穿刺針上を 摺動するカテーテル44とが取り付けられた状態で図示してある。図2に明示す るように、穿刺針42は、中心部に凹所44が形成された円筒状ベース46をそ の近位端に備え、遠位端は斜頭先鋭端50に形成されている。カテーテル44は 、その近位端に円形フランジ54が形成されたチューブ部52を備えている。穿 刺針42とカテーテル44とは、本発明の汎用ハンドルに利用できる従来公知の 医療器具の一種をなしている。しかし、穿刺針とカテーテルとからなるもの以外 の医療器具でも利用できるのは言うまでもない。 本発明による汎用ハンドル40は、ハウジング56と、該ハウジング内に摺動 自在に内装した筒状装着部材58と、該筒部材をハウジング内の突出位置にロッ クすると共に、筒状部材に作用する力の減少に応答して筒状部材と後退位置へと 近位側に移動させるべく前記筒状部材を解放する後退機構とで構成されている。 ハウジング56は、再使用に備えて滅菌できるようにするか、それとも患者毎 に使い捨てにするかに応じて、医学的適合材料で構成してあり、使用者が把持し やすい形状に構築してある。図示のハウジングは、ハンドルの長手軸芯に対して 直交する互いに対向するその近位端壁62と遠位端壁64と、互いに隔離した上 壁66と底壁68と、側方に互いに対向した側壁70、72とでほぼ矩形状を呈 するように構成されている。ハウジングの上壁66に形成した細長い樋状凹所7 6の底部に形成した長手スロット74には、後述するノブ78を臨ませてある。 筒部材58は、ハウジングの遠位端壁64に形成した開口82を貫通延在する 第1円筒部80と、該第1円筒部80の遠位端面86に設けた径小筒84と、第 1円筒部の近位端に設けた或いは一体形成した円形フランジ88と、該フランジ から近位端側に延在する径小の第2円筒部90とからなる。第2円筒部90は、 ハウジングの近位端壁62から延在する案内筒92に、遠位端壁64における開 口82と同心的に伸縮自在に装架されているから、この筒部材はハウジング内に おいて案内筒上を摺動し得るようになっている。 ほぼ台形断面のカラーないしチャック94が遠位端壁64から延在していると 共に、長手方向に縦割りされて楔状ジョー96、98を形成している。これらの 楔状ジョー96、98は互いに閉じられると、カテーテル44のベースの近位側 への移動を阻止する遠位側保持面99を形成するようになっている。ジョーが閉 成するとその間に遠位端壁における開口82と同心的に円筒孔101が形成され るが、この円筒孔101は、筒部材58の遠位端へと医療器具を案内すると共に 、当該医療器具の対応する部分を径小筒84に挿入して容易に取付けが行える形 状になっている。筒部材の第1円筒部80は、この円筒孔101に伸縮自在に受 承されていると共に、その円筒孔101に対して摺動自在になっている。ジョー 96、98は、遠位端壁64の両端においてハウジングにピンないしヒンジ10 0、102を介してそれぞれ枢動自在に装着されているから、図7に示したよう に開いて筒部材58の遠位端を露現させるようになっている。これらのジョーは 好ましくは互いに閉じる方向にバネで付勢されているのが望ましく、そのための バネとしては例えば捻りバネ(図示せず)を用いてもよい。別の方法としては、 或いは、バネによる付勢と共に、節度機構又はその他の適当なラッチ機構でジョ ーが閉成するようにしてもよい。 ハウジング56内には、ハウジングに長手軸芯と直交する前壁106と、該前 壁106と平行な後壁108と、前壁と後壁とを互いに連接している側壁110 とを備えてほぼU字形状を呈するレール部材104が設けられている。筒部材の フランジ88はこのレール部材の前壁と後壁との間に配置されているが、レール 部材の前壁106には筒部材58の第1円筒部80が貫通する開口が形成されて いる。レール部材の前壁と後壁とは共にフランジ88と平行もしくはほぼ平行で あり、このフランジ88と後壁108との間には付勢部材が112が介装されて 筒部材を遠位側に付勢している。図示のように、付勢部材112は、フランジ8 8とレール部材の後壁108との間に圧縮状態に介装され、筒部材の第2円筒部 90上に装架した螺旋コイルバネからなり、この付勢部材112により筒部材が 遠位側に付勢されてフランジ88をレール部材の前壁106に当接させている。 しかし、この付勢部材112としては、圧縮バネや、引張バネ、捻りバネ、平バ ネ、板バネ、ゴム、プラスチック、磁石の如くのその他のバネないし付勢装置で あってもよい。レール部材の前壁106はハウジング56の上壁66まで延在し ており、後退部材114がレール部材の前壁106とハウジング56の遠位端壁 64との間に装着されて、筒部材58を後述のようにハウジング内の後退位置へ と近位側方向に付勢している。この後退部材114は、レール部材の前壁106 とハウジングの遠位端壁64との間に図示のように圧縮状態で介装する螺旋コイ ルバネであってもよく、或いは、付勢部材112について前述した如くのその他 のバネないし付勢装置であってもよい。 レール部材の前壁106からハウジングの上壁66におけるスロット74を介 して、ハウジングの上壁66に形成した樋状凹所76に臨むノブ78にかけてポ スト116が延在している。スロット74と凹所76とはハンドル40の長手軸 芯と平行に長手方向に沿って延在している。レール部材の側壁110から係止片 77が延在しており、この係止片77は、レール部材の前壁と後壁との間に配置 されてレール部材に対する筒部材のフランジ88の近位側への移動を制限してい る。 筒部材58をハウジングの遠位端近傍にある突出位置にロックすると共に、当 該筒部材を解放してハウジングの近位端近傍にある後退位置へと移動させる解放 自在ロック機構118は、帯状弾性材で構成したラッチないしロック用バネ12 0からなり、このロック用バネ120は、ハウジング56の底壁68に固着した ほぼ平坦なベース122と、該ベースとは隔離されている上方に折り曲げたアー ム126と、前記ベース122と前記アーム126とを連接する曲部124とを 有するように形成されている。アーム126は、ハンドルの長手軸芯とほぼ直交 し、レール部材の後壁108とはほぼ平行な遠位側ラッチ面132に連接する近 位側に折り曲げたラッチ面130を有するラッチ128を支持するか、形成され ている。また、このアーム126はラッチ128の遠位側に臨む延長部134が 備わっており、この延長部134に対して解放部材ないし引き金136が並設さ れている。この引き金136は、ハウジングないし該ハウジング内に支持された 構造体の壁部に固着したピン138を介してハウジング56に枢動自在に装着さ れていると共に、前記延長部134の上方に臨む脚部140と該脚部140から 直交する方向に延在しているが、ハンドルの近位端に向かって僅かだけ角度をな している脚部142とを備えてほぼL字形を呈している。ピン138には引き金 136と連結した捻りバネ(図示せず)が巻装されているので、引き金136は 図2から見て反時計方向に付勢されており、そのため脚部140は延長部134 の方へと付勢されている。 使用に当たっては、ハンドル40は通常図5に示した状態ではあるが、医療器 具が取り付けられていない状態で供される。この図示の状態においては、筒部材 58は後退位置にあり、この場合、レール部材の後壁108はハウジングの近位 端壁62の近傍にあり、フランジ88は付勢部材112の付勢力によりレール部 材104の前壁106と当接しており、ノブ78は後退部材114の付勢力によ りスロット74の近位端に臨んでいる。 医療器具は、当該医療器具の数とその近位側の構成に応じてハンドル40に対 して種々の方法で取り付けられる。例えば、穿刺針42の如くの単一医療器具の 場合では、当該医療器具の近位端を、ジョー96、98が図7に示したように開 成しているときに筒部材58の方へと近位側に差し込むか、又は、図2に示した ようにジョーが閉成している場合では、医療器具の近位端を筒部材の遠位端にお ける径小筒84と摩擦連結させて医療器具と筒部材とを一緒に押し込んでいく。 医療器具の取付けに先立ってジョーを開成する場合では、筒部材の遠位端におけ る径小筒84が露現されることになるから、医療器具の近位端を掴んで径小筒の 方へと直接押し込んでいけば、医療器具を筒部材と連結することができる。他方 、医療器具の近位端が孔とほぼ同一の寸法であれば、ジョーを閉成したまま医療 器具の近位端の遠位側を掴んで前記孔へと押し込んでいけばよく、その際、前記 孔が医療器具の近位端を径小筒と調芯案内するガイドの役をなすから、容易に取 付けができる。 例えば図示のように穿刺針42とカテーテル44との如くの二つの医療器具を 取り付ける場合では、一方の医療器具を、筒部材58と一緒に移動するように当 該筒部材に取り付ける一方、他方の医療器具については、移動できないようにこ れをジョー96、98で挟持させる。穿刺針42とカテーテル44の場合にあっ ては、穿刺針をカテーテル内に伸縮自在に挿入して、互いに離間しないように通 常の取扱い条件下で摩擦接触によりその状態を保たせる。よって、穿刺針42を 前述の態様でハンドル40の筒部材に取り付けることができ、その場合でのカテ ーテル44は、このカテーテルのベース54が、ジョー96、98が閉成してい るときにこれらのジョーにより形成される遠位側保持面99と当接するまで穿刺 針上を近位側に滑らせていく。すると、カテーテル44はジョーにより定置され て近位側に移動できなくなるが、穿刺針42はカテーテル内を自由に動けるよう になっている。 別の方法としては、ジョー96、98の互いに対峙する面を、図2において仮 想線161で示したように環状凹所の如くの空隙が形成されるようにその形状を 定め、ジョーが閉成した時に医療器具の近位端をその環状凹所内に受承して静止 状態の保持するようにしてもよく、ジョーの前記面を例えばカテーテル44のベ ース54の如くの医療器具の近位端と係合するように形成した場合では、ジョー を通常開成して医療器具の近位端がジョーの間に位置決めされるようにしてもよ い。 一つか又はそれ以上の医療器具を取り付けたとして、医療器具が後退するよう に手動にてハンドル40の引き金をかける(cocked or loaded)か、又は、通常の ハンドルとして用いる場合では引き金をゆるめた状態にして医療器具を後退させ ないでおく。以後、ハンドル40の後退機能の作用を説明するが、この説明にお いては穿刺針42とカテーテル44とが解剖学上空洞へ挿通されるものとして説 明する。ハンドル40に穿刺針42とカテーテル44とが取り付けられたものと して、解剖学上空洞壁Wへの挿通に先立って、ノブ78を掴んでそれを手動にて 遠位側に動かすことで筒部材58と穿刺針42とを、レール部材104の後壁1 08がアーム126をベース122の方へと移動させるべく近位側ラッチ面13 0に係合してラッチ128を乗り越えるまで、後退部材114の付勢力に抗して 遠位側へ移動させる。この時、使用者はアーム126がバネの反発力で復帰する に伴い、レール部材104が遠位側ラッチ面132と係合した状態でロックした ことを手応えで感じることができると共に、スロット74におけるノブ78の位 置を確認することにより筒部材が突出位置にロックされたことを視認することが できる。 このようにするとハンドル40は図2に示した状態となり、筒部材58と穿刺 針42は解放自在ロック機構118の作用により突出位置にロックされている。 この突出位置にあっては、カテーテル44の遠位端は、好ましくは穿刺針の斜頭 先鋭端50から近位側へ、レール部材の前壁106と係止片77との間の距離に 等しい距離xだけ隔離されているのが望ましく、その様にすれば穿刺針の斜頭先 鋭端50は突出位置にあるカテーテルから遠位側に突き出て、挿通操作時にカテ ーテルの遠位端とスムーズに頭を揃えることができる。 解剖学上空洞壁Wを貫通させるためには、ハンドル40を握って穿刺針42を 解剖学上空洞壁から作用する抵抗に抗して押し込む。図3に示したように、穿刺 針42の遠位端50に組織との接触により力が作用するから、筒部材58は穿刺 針の遠位端の空洞壁への挿通に伴ってハウジング56内を近位側に移動するよう になる。組織との接触により穿刺針の遠位端に作用する力で、筒部材のフランジ 88からなる操作部材が、レール部材104に対する筒部材の近位側への移動を 制限する当接部材として作用する、レール部材に設けた係止片77に前記フラン ジが当接するまで、近位側に移動させられる。するとカテーテル44の遠位端は 穿刺針44の斜頭先鋭端50と頭を揃えるようになって挿通がはかどるようにな る。筒部材のフランジ88が近位側に移動するに伴って、そのフランジの形成す る操作部材が脚部142と係合し、かくて図3から見て時計方向に引き金136 を枢動させるから、操作部材は引き金を乗り越えるようになる。引き金が時計方 向へ枢動しても、脚部140、142はどれもアームの延長部134と係合して いないから、ラッチ128が移動するようなことはない。操作部材が脚部142 を通過すると、当該脚部を付勢している捻りバネの作用で引き金136が通常位 置へ復帰し、そのとき脚部140は延長部134の上方に臨むようになる。解剖 学上空洞壁への挿通時にレール部材104は静止状態のままであるから、後退部 材114の付勢力に抗した力は必要ではない。 穿刺針42の遠位端50が解剖学上空洞壁Wを貫通すれは、当該穿刺針の遠位 端に組織との接触から伝わっていた力が減少するが、その力の減少に伴って筒部 材58が付勢部材112の作用で遠位側へ移動する。このように筒部材が遠位側 に移動すると、フランジ88が引き金136の脚部142と係合して、当該引き 金を図4から見て反時計方向へ回動させると共に、脚部14がアームの延長部1 34と係合して、アーム126をロック用バネ120の弾性力に抗してベース1 22の方へと移動させるようになる。このようにアーム126がハンドルの長手 軸芯から離れる方向へ移動するとラッチ128がレール部材の後壁108との係 合から外れるようになり、そのため後退部材114の作用で筒部材58が後退位 置へと近位側に移動し、かくてレール部材の後壁108はハウジングの近位端壁 62近傍に臨み、また、穿刺針42の遠位端50は図5に示したようにカテーテ ル44の内部へ後退して、解剖学上空洞内の組織が穿刺針の遠位端50との不意 の接触により損傷を受けるのを防いでいる。カテーテル44の遠位端が解剖学上 空洞内に臨んでいると、図6に示したようにハンドル40をカテーテル44から 引き抜いてもよく、そうすれば穿刺針42はハンドルに取り付けられたままハン ドルと一緒にカテーテル44から引き抜かれる一方、カテーテル44はそのまま 残って解剖学上空洞壁に流体と医療器具の何れか一方又は両方を導入するための 門口を形成する。その後、図7に示したようにジョー96、98を開き、穿刺針 42のベース46を筒部材58の一端における径小筒84から外すことにより、 穿刺針42をハンドルから外すことができる。ジョー96、98はそれを開ける と穿刺針42のベース46を露現させるようになっているから、使用者は穿刺針 の近位端部を掴んで当該穿刺針を引き抜けば、当該穿刺針の遠位端50内もしく はその近傍に付着している体液や組織を避けることができる。その後、ハンドル 40は滅菌処理して、前述のと同様な態様で別の医療器具を取り付けて再使用す るようにしてもよい。 尚、第1医療器具が挿通部材で第2医療器具が安全套管であれば、挿通部材と 安全套管とをハンドルに取り付けて別の門口スリーブに通すことにより、挿通部 材が安全套管内へと後退されるようにする一方、安全套管と挿通部材との両方を ハンドルと共に外して挿通部材の先端を安全套管の内部に臨ませ、かくて別の門 口スリーブが解剖学上空洞壁にとどまって医療器具と流体の何れか一方又は両方 を導入するための門口が形成されるようにしてもよい。 本発明の汎用ハンドル40の変形例を図8において146を以て図示するが、 この変形例では上方に折り曲げたロック用バネ120のアーム126がベース1 22の遠位端から延長する一方、そのアームの延長部134の自由端に、ハウジ ングの長手軸芯に向かって当該延長部と直交する方向へと上方に折り曲げた曲折 部148が形成されていて、筒部材58が図示のように突出位置にあるとレール 部材の後壁108と係合するラッチ面を形成している。筒部材が後退位置にある と、アーム延長部134の曲折部148はレール部材の前壁と後壁との間に臨ん でおり、そこでノブ78をハウジングの上壁66に形成したスロット74に沿っ て遠位側に移動させてレール部材の前壁106が引き金の脚部142と係合する ようにして、当該引き金136を図8から見て反時計方向に回動させることによ り引き金の脚部140をアーム延長部134へと押しやれば、ハンドル146を 突出位置ないし装填位置にロックすることができる。アーム延長部134がベー ス122の方へと押し込まれると、ロック用バネの曲折部134はハウジングの 長手軸芯から離れる方向へ移動するから、レール部材の後壁108は突出位置へ と曲折部を乗り越える。一旦引き金をかけると、汎用ハンドル146の使い方は ハンドル40の使い方とほぼ同一ではあるが、但し、ハンドル146の引き金1 36が反時計方向に回動すると、アーム延長部134の近位端における曲折部1 48が外れる点で異なっている。 本発明の汎用ハンドルの別の変形例を図9に図示するが、この別の変形例にお いては、変形例によるハンドル152にロック用バネが、ハウジングの近位端壁 62に取り付けた平坦ベース154と、該ベースから遠位側方向へと直交して延 在するアーム158と、平坦ベースとアーム158とを連接する曲部156とで 構成されている。アーム158には、ハウジングの長手軸芯へ向かって直交する 方向に延在すると共に、筒部材58が突出位置にあるとレール部材の後壁108 と係合するほぼU字形ラッチ160が設けられている、或いは、一体形成されて いる。このアーム158の一部分はラッチ160から引き金の脚部140の下方 へと更に遠位側に延在しているから、引き金136が反時計方向に回動すると、 アーム158はハンドルの長手軸芯から離れる方向へ移動する。また、図9に示 すように、ジョー96、98の互いに対向する内表面には、カテーテルの如くの 医療器具のベースを受承して当該医療器具をハウジングに対して固着位置に保持 する環状凹所161が形成されている。しかし、環状凹所の代わりに、医療器具 の近位端の形状とジョーによる保持力の大きさに応じて、その他の掴み手段ない しクランプ手段を用いてもよい。 図10にアダプター162を示すが、このアダプター162には解剖学上空洞 壁への挿通時に穿刺針に付着する液体でハンドルが汚染するのを防ぐ一方、穿刺 針の近位端を本発明のハンドルに使えるようにするための中空針42の近位側ベ ース部46が嵌着されている。このアダプター162は、その遠位端にあって、 中空針42のベース部46の如くの医療器具の近位端と係合するアダプター突起 164を有する円筒本体163と、その近位端にあって、筒部材58の如くの装 着部材の遠位端84と係合するアダプターソケットないし凹所166とからなる 。使用に当たっては、遠位端側突起164が本発明の汎用ハンドルに連結すべき 医療器具の近位端を受承するのに適した形状となっているアダプター164を先 ず選択する。その後、アダプター162を医療器具の近位端に差し込んで、摩擦 係合により医療器具の近位端に装着させる。そして、アダプターごとに医療器具 を装着部材の遠位端に装着するが、装着部材の動きが医療器具に伝わる。従って 、アダプターを用いれば、種々の形状の近位端を有する異なった医療器具を本発 明の汎用ハンドルに装着できるのは明らかである。よって、アダプターの遠位端 としては、医療器具の近位端と係合し得るのであればどのような形状であっても よく、例えば、ネジ溝が形成されていてもよいし、ネジ溝のない単なる係合突起 ないしソケットであってもよく、ルアー・ロック、節度機構などであってもよい し、他方、アダプターの近位端としては、装着部材の遠位端と係合し得るもので あればどのような形状であってもよく、例えばネジ溝が形成されていてもよいし 、ネジ溝のない単なる係合突起ないしソケットであってもよく、ルアー・ロック 、節度機構などであってもよい。 図11は、本発明の汎用ハンドルのまた別の変形例を示しており、この変形例 では、変形例によるハンドル168が、カニューレの如くの第1医療器具を、挿 通部材の如くの第2医療器具の遠位端を露現させる後退位置から、当該第2医療 器具の遠位端を覆う前進突出位置へと遠位側に移動させるように構成されている 。 ハンドル168のハウジング56と筒部材58とは、筒部材58の第2円筒部 90の内表面に環状リム170が形成されていること、また、係止部材171が レール部材104と係合するように形成されている点を省けば、前述したハウジ ングと筒部材とそれぞれほぼ同一構成である。案内筒92は環状リム170と貫 通して、ハウジングに対する筒部材の遠位側への移動を制限するリム170のた めの係止片ないし当接部を形成する張出しフランジ172の遠位側まで延在して いる。係止部材171はハウジングの壁部から延在する一方、レール部材の前壁 106とは隔離されて、ハウジング内におけるレール部材の遠位側への動きを制 限している。図示のように、この係止部材171は、レール部材の第1円筒部1 74が貫通する貫通孔が形成された壁部で構成されている。別の方法としては、 係止部材171を一対のポストで構成してもよく、その場合、一対のポストは、 例えばレール部材の両側においてハウジングの側壁から延在し、レール部材の前 壁106とハウジングの近位端壁64との間に臨むようにすればよい。 図11と図12とにおいて、ハンドル168のレール部材104は、ハウジン グの遠位端壁64における開口82を介してレール部材の前壁106から遠位側 に延在する第1円筒部174と、レール部材の後壁108から近位側に延在して 、レール部材が図11に示したように負荷後退位置(loaded,retracted positio n)にあるとハウジングの近位端壁62と当接する第2円筒部176とからなる。 筒状装着部材58の第1及び第2円筒部80、90はレール部材の第1及び第2 円筒部174、176にそれぞれ摺動伸縮自在に嵌合されている。筒部材のフラ ンジ88は、レール部材の前壁106と後壁108との間であって、当該レール 部材の側壁110に取り付けた係止片77の遠位側に配設されている。 レール部材の第2円筒部176の外周であって、ハウジングの近位端壁62か ら延在する円筒形案内壁177の内側には伸長部材178が装架されており、こ の伸長部材178はハウジングの近位端壁62とレール部材の後壁108との間 で圧縮状態に介装されているので、レール部材104はハウジングに対して遠位 側の方向に付勢されている。レール部材104の第1円筒部174の遠位端部に は医療器具の近位端を受承する受承器、ソケットないしカラー179が設けられ ており、そのためレール部材は装着部材としても作用する。受承器179はハウ ジングの外側に臨み、第1円筒部174の遠位端から半径方向外側に部分的に延 在する環状フランジ180と、フランジ180の外周縁から遠位側に延在する半 円筒形状壁182と、該壁の遠位端縁に沿って形成されて半径方向内側に延在す るリップ部184とで構成されている。この受承器179は、ジョー96、98 に間に形成されている円筒孔101内を移動自在であるが、係止部材171がレ ール部材の前壁106と係合することからジョーの外側へと移動されるようなこ とはない。従って、受承器に医療器具を連結したとしても、ハウジングに対する レール部材の移動時にカラーから横方へ外れるようなことはない。尚、リップ部 184としては、医療器具の近位端と係合して当該医療器具が受承器から遠位側 に動くのを防ぐのであれば、どのような形状にしてもよいものである。 ハンドル168の係止片77はレール部材の側壁110に装着されて、レール 部材104に対する筒部材のフランジ88、従って、筒部材の遠位端84に装着 した医療器具の近位側への移動を制限している。付勢部材112が筒部材58の 外周であって、レール部材の後壁108と筒部材のフランジ88との間で圧縮状 態に介装されているので、筒部材のフランジはレール部材の前壁106の方へと 遠位側に付勢されている。 ハンドル168の解放自在ロック機構118は図2に示したのとほぼ同一では あるが、ベース122の遠位端186から上方に延在して折り曲げられたアーム 126が曲折ラッチ面130を形成し、近位側のラッチ面132がレール部材の 前壁106と平行になっている点で異なっている。アーム延長部134は近位側 ラッチ面132の底端から水平方向に延在していると共に、引き金136の水平 脚部140に並設されている。 使用に当たっては、ハンドル168は通常図14に示した状態で、レール部 材104が非負荷突出位置(unloaded,extended position)に設定された状態で 供される。図示のようにこの突出位置にあっては、レール部材の前壁106は伸 長部材178の付勢力により係止片171に当接しており、この時の筒部材58 は、フランジ88が付勢部材112の付勢力によりレール部材の前壁106に当 接している静止位置に保持されている。ハウジングのカラー94の楔状ジョー9 6、98を開けた上で、カテーテル44の如くの第1医療器具をレール部材10 4の遠位端において半円筒形受承器179内に取り付ける。その後、カテーテル 44に内挿した穿刺針42の如くの第2医療器具のベースを筒状装着部材58の 遠位端において径小筒84に嵌装してジョーを閉じる。ハンドル168は、スロ ット74に沿って近位側へノブ78を引いてレール部材104を、レール部材の 前壁106が図11に示したようにラッチ用バネの近位側ラッチ面132と係合 するまで、伸長部材178の付勢力に抗して近位側へ移動させることにより、ハ ンドル168に引き金が掛けられたことになる。カテーテルがハンドルに保持さ れているのであれば、このカテーテルの遠位端は好ましくは、カテーテルの内部 に臨む穿刺針の先鋭遠位端が露現されるように当該先鋭遠位端から隔離されてい るのが望ましい。 筒部材に保持させた第2医療器具を解剖学上空洞壁の如くの表面に対して、即 ち、解剖学上空洞壁を挿通するように前進させると、当該器具に作用している反 力により筒部材58が付勢部材112の遠位側への付勢力に抗してハウジング内 を近位側へと移動する。同時に、筒部材のフランジ88が形成する操作部材が引 き金136の脚部142と係合して、当該引き金を図13から見て反時計方向に 回動させるようになり、かくて操作部材は引き金の脚部142と通過してしまう 。引き金136が反時計方向への回動しても、脚部140、142は何れもアー ム延長部134とは係合していないから、ラッチ128が動かされるようなこと はない。操作部材が脚部142を通過すれば、捻りバネの作用により引き金13 6が元の通常位置へ復帰し、図13に示したように脚部140はアーム延長部1 34の近傍に臨むようになる。従って、第2医療器具を表面に対して前進させて いる間は、伸長部材178の付勢力に打ち勝つ力は不 必要である。 第2医療器具の遠位端が前記表面を通過すると、当該表面との接触によりもた らされた力が減少するから、第2医療器具は付勢部材112の付勢力により遠位 側に移動する。このように第2医療器具が遠位側に移動すると、筒部材のフラン ジ88が引き金136の脚部142と係合して当該引き金を図13から見て時計 方向に回動させる一方、脚部142をアーム延長部134に係合させてアーム1 26をバネ120のバネ力に抗してベース122の方へと移動させることになる 。このようにアーム126がハンドルの長手軸芯から離れる方向へ移動すると、 ラッチ128がレール部材の前壁106との係合から外れて、レール部材が伸長 部材178の付勢力により図14に示した前進突出位置へと遠位側に移動するよ うになる。第1医療器具がカニューレで、第2医療器具が挿通部材であれば、図 11に示した後退位置から図14に示した突出位置へと遠位側にレール部材が移 動することにより、カニューレが挿通部材の遠位端から外方に突出して解剖学上 空洞内の組織が挿通部材の遠位端との不意の接触により損傷を受けるようなこと がないように、挿通部材の遠位端を覆い隠すことができるようにするのが望まし い。カニューレが解剖学上空洞壁に挿通されると、ジョー96、98はピンない しヒンジ100、102を中心として回動することで開いて、半円筒形受承器1 79からカニューレの近位端を解放し、それによりハンドルが挿通部材と共に空 洞から引き抜ける一方、カニューレだけを解剖学上空洞壁を貫通する門口として そのまま残すようにしてもよい。尚、第2医療器具が挿通部材で、第1医療器具 が安全シールドないしプローベの如くの安全部材であれば、挿通部材と安全部材 とをハンドルに取り付けて別の門口スリーブに通すことにより、安全シールドな いしプローベが解剖学上空洞への挿通に伴って挿通部材の遠位先端から突出する 一方、安全部材と挿通部材との両方をハンドルと共に外して挿通部材の先端を安 全部材の内部に臨ませ、かくて別の門口スリーブが解剖学上空洞壁にとどまって 門口が形成されるようにしてもよい。 図15に示した変形例によるハンドル192は、図11から図14に示した ハンドル168とは、ロック用バネとしては異なったものを用いている以外は、 ほぼ同一構成ではある。ハンドル192で用いているロック用バネ194は、ハ ウジング56の底壁68に取り付けた平坦ベース196と、アーム200の遠位 端をベースの遠位端202に連接するU字形曲部198とで構成されている。ア ーム200はハンドルの長手軸芯とほぼ平行に、レール部材104が図示のよう に後退位置にあるとレール部材の後壁108の遠位側表面と係合するラッチを形 成する上方へ折り曲げた曲折部204のところまで延在している。引き金136 は、脚部140がアーム200の上方に、脚部142が、筒部材のフランジ88 が形成する操作部材の近傍にそれぞれ臨むようにハウジング56内に配置されて いるから、レール部材104の突出位置への突出は、遠位側への付勢力による筒 部材58の移動により惹起される。この突出位置から、ハウジングの上壁66に 形成したスロット74に沿って近位側へノブを前進させてレール部材の後壁10 8が曲折部204を乗り越えてアーム200をハンドルの長手軸芯から離れる方 向であって、ベース196の方へと移動させることにより、ハンドル192に引 き金を掛けることができる。レール部材の後壁108が曲折部204を乗り越え ると、アーム200はそれ自身の弾性力で長手軸芯へと戻り、レール部材の後壁 を図15に示したように後退位置にラッチするに至る。 図16は、図11〜図14で示されるハンドルの別の変形例を示しており、こ こでは、変形されたハンドル206のロック用バネが、ハウジングの遠位端壁6 4に固定される平坦なベース208と、そのベースを近位方向にそのベースから 垂直に延びるアーム212に連結させる曲部210とを有する。アーム212は 、ハンドル152用のラッチ160のように、レール部材が後退位置にある場合 に、レール部材の前壁106の遠位面を係止するためのU字形のラッチ214を 形成するように、その長さの中間で2重に折り重ねられている。また、本出願人 による同時係属出願中の特許出願第08/083220号において図示され、記 述されるものに類似した、テーパ付きの制御ボタン216が示されており、横方 向の側壁70及び72の間に、交差して、つまり図の平面に向かって延在してい る。制御ボタン216は、上記ロック用バネのアーム212に近接して、そのア ームの湾曲部分213内に配置されており、下方へ押圧された場合に、上記ラッ チを解除するようハウジングの長手方向に沿った軸から離れる方向へアームを移 動させるウェッジ部(wedge)を形成すべく、その長さに沿ってテーパが付けられ ている。上記制御ボタン216のラッチを解除する作用は、手でハンドルに負荷 を与えた場合に、レール部材の前壁106にラッチ214上を通過させるととも に、例えば、後退又は突出の機能をなすことなく、ハンドルが単に医療器具を保 持するために用いられるように、ハンドルに負荷を加えないために利用されるこ とが可能である。 本発明によるまた別の実施の形態が図17に示されており、ここでは、ガイド チューブ92の周囲に配置され、ハウジングの近位端壁62と筒部材58の近位 端又は縁部170との間で圧縮をなす付勢部材112を備えることを除いて、変 形されたハンドル218は、図11〜図14に示されたハウジング168に類似 している。ハンドル218用の付勢部材112の配置は、レール部材104及び 筒部材58が長期間保持されるような場合に、時間が経過してもその弾性が実質 的に影響を受けずにいるように、付勢バネ112及び178が、突出位置に維持 され得るという点で有用である。その上、図17のハンドルでは、レール部材の 前壁106が、そこからハウジングの遠位端に近接して形成されたスロット74 を介して延在し、細長い凹所76内に置かれたノブ78で終わるポスト116と ともに、ハウジングの上壁66に向かって延在している。 図18に示される変形されたハンドル220は、基本的にはレール部材104 の遠位側の形態及び係止片77の位置について、図11〜図14に示されたハン ドル168と異なる。ハンドル220のレール部材104は、円筒ソケット22 2と、カテーテル44又は他の医療器具のベース54を受け、摩擦によって係合 するために、円筒形のソケットの底部あるいは近位端に形成される環状のリッジ 部(ridge)又はシート224を備えたことを除いて、図11に示されたものと類 似している。この結果、医療器具が、針42又は他の医療器具の遠位端を越えて 突出する突出位置に前進させられるように、ソケット222内に保持されるカテ ーテル44のような医療器具を保持し、ガイドするために、ジョーが必要とされ ない。環状リッジ224は、針のベース46の通路を与えるように形状づけられ 、例えば、上記針の近位端におけるベースが、そのベースの外面を受け、摩擦に よって係合するために円筒形の凹部226を形成する筒部材58の遠位端に組み 合うことができる。凹部226の底壁228は、上記筒部材に相対した針のベー スの近位側への移動を制限する係止片を形成している。ハンドル220用の係止 片77は、レール部材に相対した筒部材の動きを制限するために、上記レール部 材の1つ又は複数の壁から、筒部材58内に形成されたスロット229を介して 延在している。スロット229の長さは、カテーテルが後退させられるように設 けられる場合には、好ましくは、カテーテルの遠位端と針の遠位端との間の間隔 に等しく、カテーテル及び針の遠位端は、針が挿通されるべき解剖学上組織に付 勢される場合に、組織との接触からの力に対応して整列することになる。ハンド ル220の作用は、針42及びカテーテル44のような医療器具がジョーを使用 することなく設けられることを除いて、ハンドル168に関するものと本質的に 同じである。 図19は、図18に示されるハンドルの変形例を示しており、ここでは、変形 されたハンドル232が、套管針234の形をした挿通部材と、門口スリーブ2 36の形をしたカニューレとを設けるように構成されている。套管針234は、 外面にねじ山の付いた近位端240を備えた円筒密閉体238と、組織挿通チッ プ244を形成するために結合する遠位端における小面242とを有している。 門口スリーブ236は、伸縮自在に套管針234上に取り付けられ、遠位端24 6と外面にねじ山の付いた近位端248とを有している。ハンドル232用の円 筒ソケット222は、門口スリーブ236の近位端248を受けるために、25 0で内面にねじ山を付けられている。同様に、筒状部材58の円筒凹部226が 、套管針234の近位端240をねじで受けるために、252で内面にねじ山を 付けられている。ハンドル232の使用は、解剖学上空洞内へ医療器具を導くた めの門口として用いるための門口スリーブを所定位置に残したまま、套管針23 4がハンドル232とともに解剖学上空洞から引き出され得るように、ハンドル から門口スリーブを切り離すべくハウジング56又は門口スリーブ236が挿通 後に回転される、つまりねじが緩められる必要があることを除いて、ハンドル1 68における場合と本質的には同じである。その代わりとして、套管針234及 びスリーブ236は、スリーブ236が安全なシールドとして機能し、それによ って、より大きなカニューレから套管針とともに引き出されるように、より大き なカニューレ又は門口スリーブを介して挿入され得る。 図20は、図11〜図19に関連して説明されたのと類似した突出あるいは伸 長作用を行う、本発明に係るハンドルの今一つの変形例を示している。図20に 示されたハンドル254と他のハンドルとの主な相違点は、突出用の部材178 の及び付勢部材112の位置にある。図20では、レール部材104は後部の壁 もしくはフランジ108のみを有しており、それは、レール部材の後部壁108 に作用する伸長部材178の力によって、ロック用スプリング120のラッチ1 28に係合している。突出用の部材178は、ハウジングの近位端壁62とレー ル部材104の後部壁108のと間に圧縮して装着され、ハウジングの近位端壁 62と遠位端壁64のと間に連結された制御ロッド256の回りに配置されてい る。 図20を更に参照すれば、付勢部材112は、ガイド筒92の回りに配置され 、上記近位端壁62と筒状の取付部材58の環状のフランジ部88の間に圧縮し て 保持されている。ガイド筒92は筒状部材58内に受容され、また、付勢部材1 12は、筒状部材の近位端壁に向かう方向の動きに抗する遠位端側への付勢力を 筒状部材58に加えている。更に、図20のハンドルでは、近位端壁62から一 体的に伸長したL形の断面を有する突起258がある。このL形の突起258は 、筒状部材58の遠位端側への動きをハウジング内に制限している。すなわち、 付勢部材112の付勢力による筒状部材58の動きは、筒状部材58の環状フラ ンジ部88のL形突起258の保持用肩部260との係合によって制限されてい る。L形突起258の機能は、筒状部材の遠位端部がハウジングの遠位端側に向 かって伸長し過ぎないように、筒状部材258が保持用肩部260を越えて伸長 することを防止することである。L形突起258から内側に向かって環状の突出 部262が張り出しており、環状フランジ部88の基部方向における動きを制限 する止め部としての役割を果たしている。 図20に示されたハンドルは、前述のものと同様のやり方で作動し、挿通中の 組織との接触よって抵抗力が生じた場合のように、筒状部材58に外力が作用す ると、筒状部材58は、付勢部材112の付勢に抗して近位端側に移動し、レー ル部材の後部壁108をスプリング120により形成されたラッチ128から離 脱させることなく、トリガー136の脚部142を通り過ぎる。しかしながら、 挿通と同時に、組織との接触による力は付勢部材の付勢力を下回るレベルまで低 下し、筒状部材58は、遠位方向において移動して脚部142と接触し、レール 部材の後部壁108がスプリング120で形成されたラッチ128によって保持 係合されなくなるまで、スプリング120を下向きに押圧することになる。これ が生じると、伸長部材178の付勢力がレール部材の後部壁108に作用し、レ ール部材104をハウジングの遠位端壁64に向かって突出すなわち伸長させる であろう。したがって、どんなものであれレール部材により取り付けられた器具 は、該器具の遠位端が筒状部材により取り付けられた他の器具の遠位端を越えて 突出する突出位置に移動し、安全シールドとしての役割を果たすことになる。 図21は、本発明に係る汎用ハンドルの更に他の変形例を示しており、そこで は、改造されたハンドル264の第1の端部が、例えばカニューレのような医療 器具を後退位置から突出位置へと遠位側に移動させるように形作られ、一方、改 造されたハンドルの第2の端部は、例えば挿通部材のような医療器具を突出位置 から後退位置へと近位側に移動させるように形作られている。改造されたハンド ル264は、対向する第1および第2の端部壁268及び270を有するハウジ ング266と、ハウジング内で端部壁間を移動し得るレール部材272と、スラ イド動作のためにレール部材によって取り付けられた第1及び第2の筒状取付部 材274及び276と、レール部材を端部壁の一方に近い第1の位置に拘束し、 そして、第1か第2の筒状部材に作用する力の減少に応じて、レール部材を他の 端部壁に向かって移動させられるように解放するための後退および突出機構の組 み合わせとを含んでいる。 レール部材272は、図12において符号104で示されたものと類似してい るが、第2の筒状部を備えていない。とりわけ、ハンドル264に対するレール 部材272は、ハウジングの長手方向の軸線を横切って、すなわち垂直に配置さ れた第1のフランジあるいは壁部278と、第1のフランジ278と第2の端部 壁270の間に第1フランジ278と平行に配置された第2のフランジあるいは 壁部280と、レール部材の第1及び第1のフランジを横切って繋ぐ側壁282 と、第1のレール部材フランジから伸長しハウジングの第1端部壁268の開口 を通って伸びる筒状部284と、受容部179と同様のもので、医療器具の近位 側端部を受け合うために、筒状部284の遠位側端部でハウジングの外方に支持 された半筒状の受容部286とを含んでいる。第2のレール部材フランジ280 はハウジング266の上部壁288に向かって伸長するとともに、支柱部290 が、第2のレール部材フランジ280からハウジング上部壁288の長溝292 を通って伸長し、ハウジング上部壁に形成された伸長する貫通状の凹部296内 に位置するノブ294で止まるまで伸びている。長溝292及び凹部296は、 ハンドル264の長手方向の軸線と平行に長手方向に伸びている。付勢部材29 8が、第2のレール部材フランジ280とハウジングの第2端部壁270の間に 装着され、レール部材272を第1端部壁268の方へ付勢している。付勢部材 298は、図示されたように、第2のレール部材フランジ280とハウジングの 第2端部壁270の間に圧縮して装着された螺旋状のコイルばねを含み、あるい は、上記で議論されたように、他のタイプのばね若しくは他の付勢装置を含み得 る。 第1の筒状の取付部材274は、レール部材272の筒状部284内に、その 中でのスライド動作のために、伸縮自在にはめ込まれた中空の筒状体300を含 んでいる。この筒状体300は、レール部材フランジ278及び280間に配置 された横断フランジ304から伸長し、筒状体を半径方向により小さい外ネジ3 03を有する筒状の小片302と結合させる環状の段部すなわち肩部301で、 筒状部284内において終端をなしている。止め部306が、第1の筒状部材の フランジ304に係合し第1の筒状部材のハウジングに対する第1の端部壁26 8の方向における相対的な動きを規制する側壁部としての役割を果たすために、 ハウジングの上部壁から第1の筒状部材の方向において垂直に突出している。 第2の筒状の取付部材276は、一列に並んだ第2のレール部材フランジ28 0に形成された開口部およびハウジングの第2の端部壁270内に配置された第 1の筒状部308と、第2の端部壁270の開口部を貫通する第1の筒状部の端 部に支持された、外ネジ311を備えた筒状の小片310と、第1及び第2のレ ール部材フランジ278及び280の間で筒状部の反対側の端部に配置された円 形のフランジ312と、第1の端部壁268の方向においてフランジ312から 伸長し、第1の筒状部材274の中空体300内にその中でスライド動作するた めに伸縮自在に受容された第2の筒状部314とを含んでいる。 第2の付勢部材316が、第1の筒状部材のフランジ304と第2の筒状部材 のフランジ312の間に結合されて、筒状部材を第1及び第2のレール部材フラ ンジ278及び280に隣接する解放位置に分離させるように付勢している。図 に示されるように、付勢部材316は、第2の筒状部材の第2筒状部314の回 りに配置されてフランジ304及び312間に圧縮して装着された螺旋状のコイ ルばねを含んでいる。しかしながら、付勢部材316は、例えば、圧縮バネ、引 張バネ、捩りバネ、皿状バネ、板バネ、ラバー、プラスチックあるいはマグネッ トなどを含む他のタイプの付勢装置と同様に、種々の他のタイプのバネを含むこ とができる。 レール部材をハウジングの第2の端部壁に近接する負荷された準備位置に拘束 し、また、レール部材を付勢部材がレール部材をハウジングの第1の端部壁の方 に向かって移動させることができるように解放するロック及びロック解除機構3 18は、帯状の弾性を有する材料で製作されており、ハウジングの底壁323に 固定される実質的に平坦なベース322と、該ベース322をベースから離れて 上方に傾斜したアーム部326と連結させるベンド部324とを有するように形 成された、係止あるいは拘束用バネ320を含んでいる。アーム部326は、ハ ンドルの長手方向の軸線に対し実質的に垂直で、かつ、第1のレール部材フラン ジに対し実質的に平行に配置された横方向の係止面332に繋がる傾斜した係止 面330を有するラッチ328を支持あるいは形成している。アーム部326は 、横方向の係止面の底部から延びる水平方向の延長部334と、該延長部334 に並置され間隔を隔てた一対の解除部材すなわち引き金336及び337とを有 している。引き金336は、ハウジングの一つ若しくは両壁部またはハウジング 内に支持された機構に固定されたピン338でハウジング内において回転可能に 取り付けられるとともに、延長部334上に横たわる脚部340と、脚部340 から横方向に伸びるがハンドルの第2の端部壁の方向に僅かに角度の付いた脚部 342とで、全体としてL形をなしている。捩りバネ(不図示)がピン338の 回りに巻き付けられて引き金336に固定され、脚部340が延長部334の方 向に付勢されるように、図21を参照して、引き金を時計回り方向に付勢してい る。引き金337は、ハウジングの一つ若しくは両壁部またはハウジング内に支 持された機構に固定されたピン339でハウジング内において回転可能に取り付 けられるとともに、延長部334上に横たわる脚部341と、脚部340から横 方向に伸びるがハウジングの第1の端部壁の方向に僅かに角度の付いた脚部34 3とで、全体としてやはりL形をなしている。捩りバネ(不図示)がピン339 の回りに巻き付けられて引き金337に固定され、脚部341が延長部334の 方向に付勢されるように、図21を参照して、引き金を反時計回り方向に付勢し ている。 ハウジングの第1の端部壁268に近接したジョー344及び346は、図1 1に示されたジョーと同じものであり、第2の端部壁270に近接したジョー3 48及び350は、図2に示されたジョーと同じものである。しかしながら、ジ ョー348及び350の対向する面は、医療器具のハウジングに対する相対的な 移動を防止するように医療器具の近位端を受け合うために、図21において符号 161で破線表示された環状の凹部のような空間を規定するようにも形作られ得 ることが理解されるであろう。 使用する際、変形汎用ハンドルは、図26で示される付勢部材298が突出状 態であり、筒状部材フランジ304がストップ部材306に接していて、さらに 、ノブ294がハウジングの第1の端部壁に最も近いスロット292の端部に配 置されているアンロード状態で供給されるのが好ましい。ハンドルを操作する前 に、挿通部材のような医療機器とカニューレは、ある機器を別の医療機器又はハ ウジングに対して後退又は突出させるかによりハンドルのどちらかの側に取り付 けられる。明確化の為、別の特定種類の医療機器を参照することなく、ハンドル 264の操作を説明する。 さらに図23を参照すると、第1のレール部材フランジ278がラッチ328 上をスライドし、ラッチ横表面332とかみ合うまで、スロット292に沿って スロットの反対端に向かってノブ294をスライドさせることで、ハンドル26 4が操作又はロードされる。ここで、ハンドル264は、図1で示された操作さ れた状態又はロード状態にある。ロード状態で、第1の初期外力F1が、第1の 筒状部材274に作用し、第2の付勢部材316の付勢力に逆らって第1の筒状 部材274が移動させられた際、ラッチ328とレール部材272の第1のフラ ンジ278とのかみあいが解放されることなしに、第1の筒状部材274のフラ ンジ304で形成される動作部材が、引き金を図21で示される反時計回りに回 転させる引き金336の横脚342上を通過する。しかしながら、第1の筒状部 材に負荷される力が、第2の付勢部材316の付勢力以下に減少した場合、図2 2で示されるように、第1の筒状部材274は、引き金336に向かって戻って 移動し、引き金336を図22で示される時計回りに回転させる引き金機構の横 脚342とかみ合う。その結果、ロックスプリング320の突出アーム334が 下向きに押しやられ、レール部材272の第1のフランジ278が、上向きに曲 げられているアーム326で形成されるラッチ328から解放される。次に、第 1の付勢部材298の付勢力は第1の初期外力の向きと反対方向に移動し、カラ ー286とカラーに保持される別の機器は、図23で示された突出位置に向かっ て、ハウジングから離れるように移動する。したがって、例えば第1の筒状部材 274が針の近位端を受けるように適合され、かつ、レール部材272が針を囲 んでいるカテーテルの近位端を受けるように形成されている場合(例えば図2で 示されているように)、レール部材272の外向き動作を一点に移動するように 設計することが可能であり、そのことでカテーテルの遠位端が針の尖端を覆う。 第1の筒状部材が、挿通部材レール部材及び安全シールド又はプローブのよう な安全部材であるレール部材が結合されるように適合されている場合、挿通部材 と安全部材はハンドルに取り付けられ、分離門口スリーブを通過させることがで きるので、安全シールドとプローブは、解剖学上の空洞に挿通中の挿通部材の遠 位先端をこえて突出し、さらに安全部材と挿通部材が共にハンドルとともに除去 されることが可能であるから、挿通部材の先端部は安全部材内の保護位置に維持 される一方、分離門口スリーブは空洞壁の門口を形成する位置に残ることがわか る。 他方、図21で示されるように、第2の初期外力F2が操作されたハンドルの 第2の筒状部材276に負荷された際、第2の筒状部材は、第2の付勢部材31 6の付勢力に逆らって移動させられ、第2の筒状部材276のフランジ312に よって形成される作動部材は、レール部材272の第1のフランジ部分278か らラッチ328を解放することなしに、引き金を図21で示された時計回りに回 転させる第2の引き金337の横脚343上を通過する。しかしながら、負荷さ れた力が第2の付勢部材316の付勢力以下に減少した場合、第2の付勢部材は 、初期外力と反対向きにハウジングの第2の端部壁270に向かって、第2の筒 状部材276を移動させ、それによって第2の筒状部材の環状フランジ312は 、図24で示されるように第2の引き金機構337の横脚343と接し、図24 で 示されるように引き金を反時計回りに回転させ、さらにロックスプリング320 の突出アーム334をハンドルの縦軸から離れるように下向きに押しやり、スプ リングアーム320のラッチ328又はショルダーからレール部材272の第1 のフランジ部分278が開放される。上記の状態が発生した際、付勢部材298 は第2の初期外力と同方向でレール部材272をハウジング266の第1の端部 壁268の最近位端の突出位置に移動させる。レール部材272の第1の端部壁 向きの動作によって、レール部材フランジ280が第2の筒状部材276のフラ ンジ312とかみ合い、第1の端部壁の方向に第2の筒状部材を図25に示され たハウジングに対する後退位置に移動させる。さらに、第2の筒状部材276が 、針の近位先端とジョー348と350を受けるように適合され、さらに、針を 囲んでいるカテーテルの近位端を受ける、又は保持するように適合されている場 合(例えば図2で示されているように)、第2の筒状部材の内部への動きを1つ の位置に移動するように設計することが可能であり、そのことで、カテーテルで シールドされるために針の遠位端がカテーテルの遠位端の近接部に配置される。 第2の筒状部材が挿通部材と、ジョーが安全鞘と結合する場合、挿通部材と安 全鞘はハンドルに取り付けられ、分離開口スリーブを通過させることが可能であ るので、挿通部材は安全鞘に後退させられ、さらに安全鞘と挿通部材はハンドル と一緒に分離させることが可能であり、鞘内部に保護状態で挿通部材の先端部を 維持し、かつ解剖学上の空洞壁の場所で分離開口スリーブを開放し、医療機器及 び/又は体液を導入する開口を形成することがわかる。 図26に示された修正されたハンドル360は、図21に示すハンドル264 に類似しているが、ハンドルハウジングの底壁323に固定されたピストルグリ ップ362と、第1端壁268と第2端壁270の開口368と370に夫々が 嵌入される1対のプラグ364と366とを有する。ピストルグリップ362は 、ハンドルハウジング266の底壁323に固定された板374から下方に突出 するポスト372に揺動自在に装着されている。ハンドルグリップ362は、板 に対してある角度で延在すると共に、ハンドルグリップ内のポスト係合構造物の 両側から延在する1対の球状戻り止め376と378によって、 ポストに対して複数の揺動位置でロックされる結果、医療器具を保持するための ハンドルの両端を選択的に使用するように、ハンドルグリップをある位置から別 の位置に手動で回転することができる。 プラグ364と366の各々は、第1端壁268と第2端壁270に形成され た開口368と370に滑り嵌めされるように形成された中空円筒部380と、 円筒部を閉鎖すると共にハウジングの端壁に当接し、且つ、プラグを取外すため の把持し得る縁部を構成するように中空円筒部の一端に設けた丸フランジ382 とを有する。プラグ364と366が開口368と370に挿入される時、プラ グ364と366は、ハンドルハウジング266を封止するように働くことによ り、貯蔵中にハウジングの内部の汚染を防止すると共に、使用後にハンドルに蓋 をする手段を提供して、処置中にハンドル内に導入された体液または組織から医 療スタッフを保護する。図26のハンドル360は、又、第1筒状部材274と 第2筒状部材276の外方端と、図27に表された器具388に設けたおす型戻 り止め386のような、医療器具の近位端に形成された突出するおす型部と着脱 自在に係合する戻り止め連結構造物のめす型部を構成する凹部384を有するレ ール部材272の両端とを備える。 図示されているように、ハンドルが引かれる時、レール部材272の第2円筒 部390の戻り止めと係合するどんな医療器具もハウジングの第1端268に向 けてレール部材及び第2筒状部276と共に移動せしめられる。しかしながら、 図28において、第2円筒部390はハウジングの第2端壁270と当接し、又 、レール部材272と第2筒状部材276がハウジングの第1端壁268に向け て移動せしめられている間、開口374内に装着されたどんな医療器具も第2端 壁に形成された戻り止め384と係合することにより静止保持される。 上記説明から、本発明の汎用ハンドルは、汎用ハンドルの装着部材と係合する ように構成された近位端を有するどんな型式の医療器具も、又は、器具の近位端 をハンドルの装着部材と連結するアダプタを使用することによりどんな型式の医 療器具も保持し得ることが理解されるであろう。「装着部材」は、ここ に開示したハウジング凹部、ジョー、レール部材及び筒状部材を含むがこれらに 限定されない、医療器具を装着する構成を有するハンドル部品又は部品の組合せ を意味する。汎用ハンドルは、例えば、解剖学上空洞の壁が挿通された後に挿通 部材等の医療器具の遠位端を保護するように、医療器具をハウジング及び/又は 別の医療器具に対して後退又は突出させ得る。更に、本発明の汎用ハンドルはモ ジュールシステムの開発を可能にすることにより、例えば、医療スタッフは、医 療器具を、実施中の処置に適した、後退や突出のための力や動力等の望ましい特 性を有する適当なハンドルと組合せることができる。 汎用ハンドルの使用は、又、使い尽くした医療器具の処理及び新しい医療器具 への汎用ハンドルの再使用を容易にすることによって、廃棄物を減少すると共に 医療スタッフが体液等にさらされることを最小化し、その結果、コストを低減す ると共に滅菌処置を簡単にする。1個の汎用ハンドルに後退機能と突出機能を組 合せることによって、後退及び突出機能を行うのに必要な部品の個数を減少でき 、又、後退及び突出機能の一方又は両方を得るために医療スタッフが選択しなけ ればならないハンドルの個数を減少することによって、医療スタッフの効率を上 昇できることが理解されるであろう。 後退機構と突出機構の両方を単一のハンドルに設ける時、医療スタッフが望ま しい機能に対応するハンドルの側を選択できるように、それらを図示するように ハンドルの両側の装着部材と連結でき、又は、他方の部材を突出させる間は一方 の部材を後退させるように、後退機構と突出機構を汎用ハンドルの片側の装着部 材と連結することができる。本発明の汎用ハンドルの片側から医療装置を後退及 び突出させるように簡単に修正できる各種の機構が、その開示内容がここに参考 のために組込まれ1994年7月22日に提出された出願人の係属出願第08/ 279170号と第08/279172号に開示されている。 本発明の汎用安全ハンドルの部品は、再使用又は単一の患者使用のための滅菌 のできる適当な医療等級材料から成ることができる。部品は、コストを削減する ために各種の構造と材料の複数部分で形成し得る。更に、各種の装着部材を通る 流体流れを制御するために各種の弁、ストップコックとシールをハウジ ング内に装着できると共に、焼灼法や切断等の電気手術を実施するために従来の 電気コネクタをハンドルに装着してハンドルの部材と連結できる。 医療器具を使用のために装着部材に容易に止着できると共に使い尽くした時は 取外すことができる限り、汎用ハンドルの装着部材は、ねじ切り部、滑らかな突 部、小片、従来の戻り止め構造物、ソケット、カラー、対向ジョー、ルアーロッ ク及び/又は他の型式の連結機構を含んで、医療器具の近位端と係合するどんな 構造も有することができる。医療器具の近位端は、使用中は覆われていて、使用 後は器具を取外す時に把持すべき汚染されていない表面を出すように、取外しの ために到達できることが好ましい。汎用ハンドルの装着部材は、医療器具をハン ドルハウジングに対して固定位置に保持するように、又は、医療器具に作用する 力に応じて器具の移動を許容するように構成し得る。 従って、例えば、ここに開示されたジョー又はレール部材の係止部を、それに 装着された医療器具の近位及び/又は遠位運動を許容するようにばね付勢し得る 。ジョーがカニューレ等の医療器具の近位端を装着するために設けられている時 、カニューレ内に配置された針等の第2医療器具が後退する一方、医療器具を保 持又はクランプするように、付勢ばね、戻り止め機構、リングカラー又は他の適 当な機構がジョーを医療器具の回りに引張り及び/又は係止させるのに使用され 得る。医療器具を装着する2個のジョーがここに図示され記載されているけれど も、医療器具を係止する協働する又は対向する表面を有する任意の個数のジョー を使用できることが理解されるであろう。 使用時に、レール部材は、ラッチと係合し引き金によって解放される各種の構 造を有し得る。レール部材は、ここに各種のレール部材のU形部で例示されるよ うに、操作部材用のストッパ又は当接部材として働く構造を有することが好まし い。ハウジング内の各種の部材を手動で移動するためにノブが設けられている時 、ノブは、部材と直接又は部材を装着するレール部材を介して部材と連結し得る 。ノブが突出するハウジングのスロットを介して見ることができるように、イン ジケータ片をノブに止着できる。インジケータ片は、カラーコード化し及び/又 はノブが止着される部材の位置を表示するように他のマーキン グを備えてもよい。 ロック機構の解放は、ハンドルによって支持された挿通具が解剖学上空洞に入 る時のように、部材に作用する力の減少に応じて移動し得る汎用ハンドルの部材 に支承された操作部材によって誘起され得る。上述したように、操作部材は、ハ ンドルの部品の個数を制限するように、ハンドルハウジング内で移動し得る1個 以上の装着部材によって支承される。しかしながら、操作部材は、例えば、装着 部材の一つに又は装着部材の一つに沿って設けられると共にハンドルハウジング 及び/又はハウジングによって支承された医療器具から突出するように付勢され たプローブ又はロッドのように、追加部材に作用する力の減少に応じて移動し得 る追加部材に支承され得る。 ロック機構及び解放機構は、レール部材を後退又は突出位置でロックするラッ チと、操作部材の遠くに付勢された移動に応じてラッチを解放する引き金とだけ を必要とする。従って、例えば、複数の移動自在に且つ揺動自在に装着されたカ ム又は爪のように、ロック機能と解放機能を生じる各種の機構を採用し得ること が理解されるであろう。 本発明のハンドルに使用するように簡単に修正し得る各種のロック機構と解放 機構が、出願人の係属出願であって1991年11月27日に提出の第07/8 00507号、1991年12月6日に提出の第07/805506号、199 1年12月16日に提出の第07/808325号、1992年3月10日に提 出の第07/848838号、1992年4月15日に提出の第07/8685 66号及び第07/868578号、1992年8月14日に提出の第07/9 29338号、1992年9月15日に提出の第07/845177号、199 2年9月15日に提出の第07/945177号、1993年6月22日に提出 の第08/079586号、1994年2月14日に提出の第08/19551 2号、1994年2月14日に提出の第08/196029号、1994年2月 14日に提出の第08/196027号、1994年2月14日に提出の第08 /195178号、1994年5月4日に提出の第08/237734号、19 94年5月20日に提出の第08/247205号、 1994年6月3日に提出の第08/254007号と1994年6月15日に 提出の第08/260439号に開示され、これらの開示内容はここに参考のた めに組込まれている。 上記出願は、ロック機構及び解放機構の修正が、レール部材を後退又は突出し た位置でロックするようにラッチを構成することを必要とするように、自動的に 後退する挿通具を開示する。上記出願は、又、本発明のハンドルと共に有用な各 種の付勢構成を開示する。本発明のハンドルに使用できる他のロック機構及び解 放機構は、1994年7月22日に提出の係属出願第08/279170号と第 08/279172号に開示されている。 1993年6月24日に提出された出願人の同時係属特許出願第08/083 220号に記載された制御ボタン等の1個以上の制御ボタンを、ハンドルを装填 位置でロックすることを防止するようにラッチを手動で取外すために、ラッチに 隣接して装着できる。更に、いかなるラッチアーム又は別個のばねも、移動部材 を突出位置又は後退位置でロックする第2の爪又はラッチを支承し得ると共に、 次に、上述したように制御ボタンを使用して解放できる。従って、又、器具をハ ンドルに対して移動することなく使用できるように、本発明の汎用ハンドルの移 動部材を固定位置でロックできることが理解されるであろう。 開示された実施形態の各種の特徴を、支承される医療器具と特殊な汎用ハンド ルで実施される処置に応じて組合せることができる。 本発明は多くの変形、修正及び変更を詳細に受けるので、説明した又は添付の 図面に示した全ての主題は例証としてのみ解釈されて、制限的な意味で解釈され るべきでないことが意図されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.近位端と遠位端とを有するハウジングと、第1医療器具を着脱自在に装着す るために前記ハウジング内に設けられ、該ハウジングの遠位端近傍の突出位置と ハウジングの近位端近傍の後退位置との間を移動自在な第1部材と、該第1部材 を後退位置へと近位側に移動させる後退手段と、突出位置において前記第1部材 と係合して、前記後退手段が第1部材を後退位置へと移動させるのを阻止するロ ック手段と、該ロック手段を解放操作して前記後退手段が第1部材を後退位置へ と移動させるべく、ハンドルの構成部品に作用している力の減少に応じて遠位側 に移動自在な操作部材を含む解放手段とを有する医療器具用汎用ハンドル。 2.上記ハウジングに第2医療器具を着脱自在に装着する手段をさらに備えた請 求項1に記載の汎用ハンドル。 3.上記装着手段が上記ハウジングの遠位端より延びる一対の対向するジョーを 備えた請求項2に記載の汎用ハンドル。 4.上記ジョーが上記ハウジングに枢着され互いに付勢されるようにした請求項 3に記載の汎用ハンドル。 5.対向する上記ジョーには、上記ハウジングの遠位端に形成された開口と軸方 向に配列された孔が形成され、第1医療器具の移動を可能とする一方、第2医療 器具の近位端への移動を阻止するようにした請求項4に記載の汎用ハンドル。 6.対向する上記ジョーが第2医療器具の近位端と係合する形状である請求項5 に記載の汎用ハンドル。 7.対向する上記ジョーの間に第2医療器具の近位端を収容する環状凹部が形成 されている請求項6に記載の汎用ハンドル。 8.上記第1部材が第1医療器具の近位端と結合する形状の遠位端を有する請求 項1に記載の汎用ハンドル。 9.上記第1部材の遠位端が第1医療器具の近位端に形成された凹部内に摩擦収 容される形状の小片を有する請求項8に記載の汎用ハンドル。 10.上記第1部材の遠位端には螺子が形成され、第1医療器具の近位端に形成 された螺子と螺合するようにした請求項8に記載の汎用ハンドル。 11.上記第1部材の遠位端が第1医療器具の近位端の戻り止め構造と係合する 戻り止めを有する請求項8に記載の汎用ハンドル。 12.上記第1部材が挿通部材を取り付ける形状を有する一方、上記取付手段が カニューレを取り付ける形状を有するようにした請求項2に記載の汎用ハンドル 。 13.上記ロック手段が上記第1部材の遠位端に作用する近位側への力に応答し て上記第1部材を上記突出位置から離れるように近位側に所定量移動させうるよ うに構成するとともに上記第1部材を上記突出位置に向かって遠位側に付勢する 付勢手段をさらに備えた請求項1に記載の汎用ハンドル。 14.上記ハウジング内に配設され、前部壁及び後部壁とを有するレール部材を さらに有し、該レール部材は上記ハウジング内を上記ハウジングの遠位端近傍の 突出位置と上記ハウジングの近位端近傍の後退位置との間を移動自在に構成され 、上記第1部材が上記レール部材の前部壁の開口を介して遠位側に延びる円筒体 と、上記レール部材の前部壁と後部壁との間の上記円筒体の近位端に配設された フランジとを有し、上記ロック手段が上記レール部材と係合して上記第1部材を ロックするようにした請求項13に記載の汎用ハンドル。 15.上記付勢手段が上記フランジを上記レール部材の前部壁に向かって遠位側 に付勢するスプリングを有する請求項14に記載の汎用ハンドル。 16.上記第1部材に連結され、上記第1部材を上記後退位置から遠位側の上記 突出位置に手動で移動させるノブを備えた請求項15に記載の汎用ハンドル。 17.上記操作部材を上記フランジによって形成した請求項16に記載の汎用ハ ンドル。 18.近位端と遠位端とを有するハウジングと、第1医療器具を着脱自在に装着 するために上記ハウジング内に配設され、該ハウジングの近位端近傍の後退位置 とハウジングの遠位端近傍の前進突出位置との間を移動自在な第1部材と、該第 1部材を後退位置から前進突出位置へと移動させる伸長手段と、後退位置におけ る前記第1部材と係合して、前記伸長手段が第1部材を突出位置へと移動させる のを阻止するロック手段と、ハンドルの構成部品により支承される操作部材を有 するとともに伸長手段が第1部材を突出位置へ移動させるべく前記構成部品に作 用している力の減少に応じてロック手段を解放操作する解放手段とを備えた医療 器具用汎用ハンドル。 19.上記ハンドル内に配設され第2医療器具を着脱自在に装着する第2部材を さらに備え、該第2部材は上記ハウジングの遠位端近傍の突出休止位置と上記ハ ウジングの近位端近傍の後退位置との間を移動自在に構成されるとともに、上記 第2部材を上記休止位置に向かって遠位側に付勢する付勢手段をさらに備え、上 記操作部材が上記第2部材により支承された請求項18に記載の汎用ハンドル。 20.上記第1部材の遠位端が第1医療器具の近位端を収容する形状の容器を備 えた請求項19に記載の汎用ハンドル。 21.上記ハウジングの遠位端より延びる一対の対向するジョーをさらに備え、 上記容器が対向する上記ジョーとの間を摺動自在に配設された請求項20に記載 の汎用ハンドル。 22.上記ジョーが上記ハウジングに枢着されるとともに互いに付勢され、上記 容器をガイドする通路を形成する一方、第1医療器具の上記容器からの離脱を阻 止するようにした請求項21に記載の汎用ハンドル。 23.上記第1部材の遠位端に螺子が施された請求項18に記載の汎用ハンドル 。 24.上記第1部材の遠位端が戻り止めを有する請求項18に記載の汎用ハンド ル。 25.上記第2部材が第2医療器具の近位端と結合する形状の遠位端を有する請 求項18に記載の汎用ハンドル。 26.上記第2部材の遠位端が小片を有する請求項25に記載の汎用ハンドル。 27.上記第2部材の遠位端に螺子が施された請求項25に記載の汎用ハンドル 。 28.上記第2部材の遠位端が戻り止めを有する請求項25に記載の汎用ハンド ル。 29.上記ロック手段が上記第2部材の遠位端に作用する近位側への力に応答し て上記第2部材を上記突出休止位置から離れるように近位側に所定量移動させう るように構成するとともに上記第2部材を上記突出位置に向かって遠位側に付勢 する付勢手段をさらに備えた請求項19に記載の汎用ハンドル。 30.上記第1部材が、上記ハウジング内に配設され前部壁及び後部壁とを有す るレール部材と、上記ハウジングの遠位端の開口を介して延在し第1医療器具の 近位端を収容する容器を形成する円筒部とを有し、上記第2部材が上記レール部 材の前部壁の開口を介して遠位側に延びる円筒体と、上記レール部材の前部壁と 後部壁との間の上記円筒体の近位端に配設されたフランジとを有し、上記第2部 材の上記ハウジングに対する遠位側への移動を制限する停止部をさらに備えた請 求項19に記載の汎用ハンドル。 31.上記付勢手段が上記フランジを上記レール部材の前部壁に向かって遠位側 に付勢するスプリングを有する請求項30に記載の汎用ハンドル。 32.上記第1部材に連結され、上記第1部材を上記突出位置から近位側の上記 後退位置に手動で移動させるノブを備えた請求項31に記載の汎用ハンドル。 33.互いに対向する第1及び第2端部を有するハウジングと、第1医療器具が 装着される形状の第1端部とその反対側の第2端部とを有し、前記ハウジング内 に設けられて該ハウジングの第1端部近傍の休止位置とハウジングの第2端部近 傍の後退位置との間を移動自在な第1部材と、第1端部とその反対側に第2医療 器具が装着される形状の第2端部とを有し、前記ハウジング内に設けられて該ハ ウジングの第2端部近傍の突出位置とハウジングの第1端部近傍の後退位置との 間を移動自在な第2部材と、前記第1及び第2部材をハウジングの第1端部に向 かって付勢する付勢手段と、第1及び第2部材をそれぞれ後退位置と突出位置に ロックするロック手段と、ハンドルの構成部品により支承され、該構成部品に作 用する力の減少に応じて前記ロック手段を解放操作して前記付勢手段が前記第1 及び第2部材を前記ハウジングの第1端部に向かって移動させる操作部材を含む 解放手段とを備えた医療器具用汎用ハンドル。 34.上記第1及び第2部材が摺動して互いに係合する請求項33に記載の汎用 ハンドル。 35.上記ハウジング内に移動自在に配設され、上記第1及び第2部材を装着す るレール部材をさらに備えた請求項33に記載の汎用ハンドル。 36.上記レール部材が第1及び第2壁部を有する一方、上記第1及び第2部材 の各々が上記レール部材の上記第1及び第2壁部との間に配設されたフランジを 有する請求項35に記載の汎用ハンドル。 37.上記第1及び第2部材の上記フランジを互いに離間する方向で上記レール 部材の両端に向かって付勢する付勢手段をさらに備えた請求項36に記載の汎用 ハンドル。 38.上記ロック手段が負荷位置にある上記レール部材と係合し、上記負荷位置 において、上記第1部材が上記後退位置にあり上記第2部材が上記突出位置にあ る請求項37に記載の汎用ハンドル。 39.上記レール部材と連結され、上記レール部材を上記負荷位置に手動で移動 させるハンドル手段をさらに備えた請求項38に記載の汎用ハンドル。 40.上記第1部材の上記ハウジングの第1端部への移動を制限する停止部をさ らに備え、上記レール部材が上記ハウジングの第1端部から第3医療器具を装着 する形状の第1端部を有する請求項39に記載の汎用ハンドル。 41.上記第1及び第2部材の各々が、上記解放手段と係合して上記ロック手段 を解放させる操作部材を支承し、上記付勢手段が上記第1及び第2部材を上記ハ ウジングの第1端部に向かって移動させうるようにした請求項40に記載の汎用 ハンドル。 42.上記ハウジングの第2端部から延びる一対の対向するジョーをさらに備え た請求項33に記載の汎用ハンドル。 43.上記ジョーが上記ハウジングに枢着され互いに付勢されるようにした請求 項42に記載の汎用ハンドル。 44.対向する上記ジョーが上記ハウジングの第2端部から第4医療器具の近位 端と係合する形状である請求項42に記載の汎用ハンドル。 45.上記レール部材の第1端部が第3医療器具の近位端を収容する形状の容器 を有する請求項40に記載の汎用ハンドル。 46.上記ハウジングの第1端部から延びる対向するジョーをさらに備え、上記 容器が対向する上記ジョーとの間を摺動するよう配設された請求項45に記載の 汎用ハンドル。 47.対向する上記ジョーが上記ハウジングに枢着されるとともに互いに付勢さ れ、上記容器をガイドし、第1医療器具の上記容器からの離脱を阻止する孔を形 成した請求項46に記載の汎用ハンドル。 48.上記第1部材の第1端部に螺子が施された請求項33に記載の汎用ハンド ル。 49.上記第1部材の第1端部が戻り止めを有する請求項33に記載の汎用ハン ドル。 50.上記第1部材の第1端部が小片を有する請求項33に記載の汎用ハンドル 。 51.上記第2部材の第2端部が第2医療器具の近位端と結合する形状である請 求項33に記載の汎用ハンドル。 52.上記第2部材の第2端部が小片を有する請求項51に記載の汎用ハンドル 。 53.上記第2部材の第2端部に螺子が施された請求項51に記載の汎用ハンド ル。 54.上記第2部材の第2端部が戻り止めを有する請求項51に記載の汎用ハン ドル。 55.上記第1及び第2部材が挿通部材を装着する形状で、上記レール部材の第 1端部がカニューレを装着する形状である請求項40に記載の汎用ハンドル。 56.上記ハウジングの上記第1及び第2端部の開口とシール状に係合する着脱 自在のプラグをさらに備え、上記第1及び第2部材をカバーするようにした請求 項33に記載の汎用ハンドル。 57.上記第1及び第2部材の少なくとも一つを着脱自在に装着する形状の近位 端と、医療器具の近位端を着脱自在に装着する形状の遠位端とを有するアダプタ をさらに備えた請求項33に記載の汎用ハンドル。 58.上記アダプタは少なくとも部分的に固形体で、上記第1及び第2部材の一 つに装着されると、上記ハウジングへの流体の流れを阻止する障壁を形成するよ うにした請求項57に記載の汎用ハンドル。
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