JPH10511930A - Cckアンタゴニスト活性またはアゴニスト活性を有する1,5−ベンゾジアゼピン誘導体を含んでなる腸溶性コーティング組成物 - Google Patents

Cckアンタゴニスト活性またはアゴニスト活性を有する1,5−ベンゾジアゼピン誘導体を含んでなる腸溶性コーティング組成物

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JPH10511930A JP8513313A JP51331396A JPH10511930A JP H10511930 A JPH10511930 A JP H10511930A JP 8513313 A JP8513313 A JP 8513313A JP 51331396 A JP51331396 A JP 51331396A JP H10511930 A JPH10511930 A JP H10511930A
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Abstract

(57)【要約】 経口投与用の固形投与形態の医薬処方であって、一般式(I)の化合物、または生理学的に許容可能なその塩を、1種類以上の薬学上許容可能なキャリヤーと共に含んでなり、腸溶性のコーティングまたはカプセルに包まれてなる、処方物。

Description

【発明の詳細な説明】 CCKアンタゴニスト活性またはアゴニスト活性を有する1,5− ベンゾジアゼピン誘導体を含んでなる腸溶性コーティング組成物 本発明は、CCK−Aレセプターに対する作動薬(アゴニスト)活性を示し、 よって、哺乳動物のホルモンであるガストリンおよびコレシストキニン(CCK )を調節し得る新規な1,5−ベンゾジアゼピン誘導体を含む医薬組成物に関す る。 コレシストキニン(CCK)およびガストリンは、消化管組織および中枢神経 系に存在する構造的に関連したペプチドである。コレシストキニンとしては、最 初の単離形態では33個のアミノ酸の神経ペプチドであるCCK−33、そのカ ルボキシル末端オクタペプチドであるCCK−8(天然に存在する神経ペプチド でもある)、および39−および12−アミノ酸形態が挙げられる。ガストリン は、34−、17−および14−アミノ酸形態で存在し、最小活性配列はC−末 端テトラペプチドTrp−Met−Asp−Phe−NH2(CCK−4)であ り、これはCCKおよびガストリンのいずれにも存在する共通の構造要素である 。 CCKおよびガストリンは、神経および末梢系における消化管ホルモンおよび 神経伝達物質であり、身体中の各種部位にある特定のレセプターに結合すること によってそれぞれの生物学的役割を果たす。CCK−AおよびCCK−Bと呼ば れるコレシストキニンレセプターの少なくとも2種類のサブタイプがあり、いず れも末梢系および中枢神経系に見いだされる。 通常は「末梢型」レセプターと呼ばれるCCK−Aレセプターは、主として膵 臓、胆嚢、回腸、幽門括約筋中、および迷走求心性神経線維上に見いだされる。 また、A型CCKレセプターは、孤立領域(discrete regions)で脳に見いだされ 、多数のCNS作用を提供する働きをする。CCK−8およびA型CCK選択的 作 動薬は、幾つかの動物種で食物摂取を抑制する能力を有するため、A型レセプタ ー選択的CCK作動薬として働き、食欲減退剤として作用する新規な物質の開発 にかなり関心が寄せられてきている。 CCK−Bまたはガストリンレセプターは、末梢ニューロン、消化管平滑筋、 および消化管粘膜、最も顕著には壁細胞、ECL細胞、D細胞および主細胞に見 いだされる。また、CCK−Bレセプターは、脳にも多く見られ、不安、覚醒お よび神経弛緩薬の作用の調節に関連している。 Gasc,et al.の米国特許第4,988,692号明細書には、1群の3−アシ ルアミノ−1−アルキル−5−フェニル−1,5−ベンゾジアゼピン誘導体であ って、内因性ホルモンの効果をそのレセプターで逆転させまたは遮断するコレシ ストキニン拮抗薬として作用するものが記載されている。 米国特許第4,490,304号明細書、およびPTC出願番号WO90/0 6937号明細書およびWO91/19733号明細書には、CCK−A作動薬 活性を示すペプチド誘導体が記載されている。このような化合物は、動物、更に 詳細にはヒトの食欲調節、並びに消化管障害または中枢神経の障害の治療および /または予防について開示されている。 本発明者らは、CCK−Aレセプターに対して作動薬活性を示す3−アミノ− 1,5−ベンゾジアゼピン化合物の新規な群を経口投与におけるバイオアベイラ ビリティーが、この化合物を固形投与形態であって、その外層が腸溶性コーティ ングまたは殻とされて投与された場合に著しく増加することを見いだした。 従って、本発明は、経口投与用の固形投与形態での医薬処方であって、一般式 (I) (式中、 Xは、水素、トリフルオロメチル、アルキル、C1 〜4アルキルチオ、−O(C1 〜4 アルキル)またはハロゲンであり、 R1は、下記の式IIまたは−NR45であり、 2は、 (1) 2位に結合し、ピロール、テトラヒドロピロール、インドール、ベンゾフ ラン、チオフェン、ベンゾチオフェン、インドリン、キノリンまたは4−オキソ ベンゾピランから選択され、かつこのピロール、テトラヒドロピロール、インド ールまたはインドリンは、場合によってその環窒素上で下記に定義される基R8 によって置換されていてもよく、かつこのインドール、インドリン、キノリン、 ベンゾフラン、ベンゾチオフェンまたは4−オキソ−ベンゾピランは、場合によ ってそのベンゾ環において下記に定義される基R9によって置換されていてもよ い複素環、または (2) フェニルであるか、または置換フェニルであって、独立してハロゲン、ヒ ドロキシ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、−O(CH265 )、−COO(C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ、−NHR10、1− ピロリジニルまたはテトラゾリルによって一または二置換されたフェニル、また は (3) ピリジンであるか、または置換ピリジニルであって、独立してハロゲン、 メチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、 −O(CH265)、−COO(C1 〜4アルキル)、アミノまたはジメチ ルアミノによって一または二置換されたピリジニル、または (4) −NHR11(但し、R11は下記に定義され、またはR11はN−1位に基R10 を含む7−インダゾリル)であり、 R3は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、フェニル、または独 立してハロゲンで一または二置換されたフェニルであり、 R4は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケニル 、フェニル、−(CH2pCNまたは−(CH2pCOO(C1 〜4アルキル)で あり、R5は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケ ニル、ベンジル、フェニルであるか、または置換フェニルであって、独立してC1 〜3 アルキル(このアルキルは場合によって、1個以上のフッ素原子で置換され ていてもよい)、シアノ、ヒドロキシ、ジメチルアミノ、−O(C1 〜4アルキル )、−O(CH265)、−NH(C1 〜4アルキル)、−COO(C1 〜4アル キル)、−N(C1 〜4アルキル)2、ピロリジノ、モルホリノまたはハロゲンに よって置換されたC1 〜3アルキルで一または二置換されたフェニルであり、また はR4はC1 〜2アルキルであり、R5は2または4位でクロロ、メチル、メトキシ またはメトキシカルボニルで置換されたフェニルであり、 R6は、水素またはメチルであり、 R7は、水素、ヒドロキシ、フルオロ、ジメチルアミノ、−O(C1 〜4アルキ ル)または−O(CH265)であり、 R8は、−(CH2bCOOHであり、 R9は、メチル、クロロ、ニトロ、ヒドロキシ、メトキシまたは−NHR10で あり、 R10は、水素、アセチル、C1 〜4アルキル、−SO3H、−SO2CH3、−S O2CF3または−SO265、C1 〜4アルコキシカルボニルであり、 R11は、フェニルであるか、または置換フェニルであって独立してフッ素、ト リフルオロメトキシ、C1 〜4アルキルチオ、−(CH2cCOOH、−(CH2 cCOO(C1 〜4アルキル)、−(CH2cSCH3、−(CH2cSOCH3 、−(CH2cSO2CH3、−(CH2cCONH2、−SCH2COOH、−C ONH(SO2CH3)、−CONH(SO2CF3)、−(CH2cN(C1 〜4ア ルキル)2、−(CH2cNH(SO2CF3)、−(CH2cN(SO2CF3) (C1 〜4アルキル)、−(CH2cSO2NHCO(C1 〜4アルキル)、−(C H2cSO2N(C1 〜4アルキル)CO(C1 〜4アルキル)、−(CH2cCO NHSO2(C1 〜4アルキル)、−(CH2cCON(C1 〜4アルキル)SO2( C1 〜4アルキル)、−(CH2cOR12、−(CH2cNHR10、または−(C H2c(テトラゾリル)、−(CH2c(カルボキサミドテトラゾリル)または −(CH2c(ピロリジニル)によって一置換されたフェニルによって一または 二置換されたフェニルであるか、またはR11は、ピリジンであるか、または置換 ピリジニルであって、独立してハロゲン、メチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ 、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ、−NHR10 で一または二置換されたピリジニルであり、 R12は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、−CH265、− CH2COOH、−CH2CONH2、−CH2CONH(C1 〜4アルキル)、−C H2CON(C1 〜4アルキル)2または であり、 zは、1または2であり、 nは、1または2であり、 pは、1〜4の整数であり、 bは、0〜3の整数であり、 cは、0または1である)の化合物、または生理学的に許容可能なその塩また は溶媒和物を、1種類以上の薬学上許容可能なキャリヤーと共に含んでなる医薬 処方であって、この処方が腸溶性コーティングまたはカプセルに包まれてなるも のを提供する。 本発明による処方は、通常の腸溶性コーティングでコーティングを施された錠 剤の形態であるのが好ましい。あるいは、本発明による処方は、カプセルの形態 であって、その殻が腸溶性材料から作られておりまたは腸溶性材料でコーティン グされているものとして提供することができる。 本出願に関しては、腸溶性コーティングまたは材料という用語は、本質的に完 全なままで胃を通過するが、小腸で速やかに崩壊して、活性薬剤物質を放出する コーティングまたは材料を表すことを理解されるであろう。 経口投与用の錠剤およびカプセルは、結合剤(例えば、シロップ、アラビアゴ ム、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントゴム、澱粉の粘液、またはポリビニ ルピロリドン)、充填剤(例えば、ラクトース、砂糖、微晶質セルロース、トウ モロコシ澱粉、リン酸カルシウムまたはソルビトール)、潤滑剤(例えば、ステ アリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール、また はシリカ)、崩壊剤(例えば、ジャガイモ澱粉、または澱粉グリコール酸ナトリ ウム)、またはラウリル硫酸ナトリウムのような湿潤剤を含むことができる。腸 溶性コーティングは、当該技術分野で周知の方法に従って錠剤および/またはカ プセルに適用することができる。 本発明で用いるのに好適な腸溶性コーティングは、当業者に知られているこれ らのコーティングであろう。このようなコーティングとしては、セルロースアセ テートフタレート、ポリビニルアセテートフタレート、セラック、スチレンマレ イン酸コポリマー、メタクリル酸コポリマー、およびヒドロキシプロピルメチル セルロースフタレートが挙げられる。これらのコーティングは、可塑材および/ または染料を含むこともできる。 式(I)の化合物において、R1が式(II)の基であるときには、このような基の例 としては、R6が水素または更に詳細にはメチルであり、R7が水素、ヒドロキシ 、メトキシまたはフッ素であり、nが1であるものが挙げられる。式(I)の化合 物において、R1が式(II)の基であるときには、このような基の例としては、R6 が水素または更に詳細にはメチルであり、R7が水素、ヒドロキシ、メトキシま たはフッ素であり、nが1であるものが挙げられる。 R1が基NR45であるときには、好適な基の例としては、R4がC3 〜6アルキ ル、例えばプロピルまたはイソプロピル、シクロヘキシルまたはフェニルであり 、R5がC3 〜6アルキル、ベンジルであるか、または場合によってパラ位がヒド ロキシ、ジメチルアミノ、メトキシ、トリフルオロメチル、フッ素、ピロリジノ またはモルホリノによって置換されたフェニルであるものが挙げられる。この基 において、特に有用なR1としては、R4がプロピルであり、更に詳細には、イソ プロピルであり、R5がフェニルであるか、またはパラ位がヒドロキシ、メトキ シ、ジメチルアミノ、フッ素またはモルホリノから選択される基によって置換さ れたフェニルであるものが挙げられる。 特に好適なR1基の例としては、R1が式(II)(式中、R6がメチルであり、n が1であり、R7が水素、ヒドロキシ、フッ素、またはメトキシである)の基、 またはR1が基NR45(式中、R4が、プロピルまたはイソプロピルであり、R5 が、場合によってパラ位がヒドロキシ、メトキシ、フルオロ、ジメチルアミノ 、ピロリジノまたはモルホリノから選択される基によって置換されたフェニル である)であるものが挙げられる。 R2が、インドール、インドリン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、キノリ ンまたは4−オキソベンゾピランから選択された基であるときには、任意の置換 基R9は、水素、メチル、メトキシ、ヒドロキシ、ニトロまたはアミノから選択 された基であるのが好都合であり、適当な場合には、窒素上の任意置換基(R8 )は−CH2CO2Hである。 R2が場合によって置換されたフェニル基であるときには、これはフェニルで あるか、または置換フェニルであって、同一でもまたは異なっていてもよく、塩 素、フッ素、アミノ、ヒドロキシまたはカルボキシルから選択された1または2 個の基によって置換されたフェニルであるのが好都合である。 R2が、基NHR11であるときには、R11は、フェニル[場合によって、フル オロ、ヒドロキシ、アミノ、ジメチルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルア ミノ、C1 〜4アルコキシカルボニル、カルボキシ、1H−テトラゾール−5−イ ル、アセチルアミノ、またはOR12(但し、R12は、水素、メチル、ベンジル、 CH2CO2H、CH2CONH2、CH2CONHCH3、CH2CON(CH32 である)によって置換された]フェニル、または7−インダゾリル基(但し、N −1置換基(R10)は水素である)であるのが好都合である。 R11が一置換フェニル基であるときには、置換はメタ位であるのが好ましい。 特に好適なR2基の例としては、インドール、ベンゾフラン、チオフェン、ベ ンゾチオフェン、インドリン、キノリン、4−オキソベンゾピラン、場合によっ て置換されたフェニル基または基NHR11が挙げられる。R2は、基インドール 、 インドリン、またはベンゾフラン、場合によって置換されたフェニル基または基 NHR11から選択されるのが好都合である。更に詳細には、R2は、インドール 、場合によって置換されたフェニルまたはNHR11である。 R3がC1 〜6アルキルであるときには、好適な基の例としては、メチル、エチ ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第三ブチルまたはイソアミルが挙げられ る。 R3がC3 〜6シクロアルキルであるときには、好適な基の例としてはシクロプ ロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルが挙げられる。 R3が独立してハロゲンによって一または二置換されたフェニルであるときに は、好適な基の例としては、ハロゲン置換基がフッ素であるもの、例えば2−フ ルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルが挙げられる。 特に好適なR3基の例としては、水素、メチル、シクロヘキシル、2−フルオ ロフェニルまたはフェニルが挙げられ、更に詳細にはフェニルである。 本発明による処方に使用される化合物の特に有用な群としては、R1が式(II) (式中、R6はメチルであり、nは1であり、R7は水素、フッ素、ヒドロキシま たはメトキシ、または更に詳細にはNR45であり、但し、R4はプロピルまた はイソプロピルであり、R5はパラ位が場合によってはヒドロキシ、メトキシ、 フルオロ、ジメチルアミノまたはモルホリノから選択される基によって置換され たフェニルである)の基であり、R2は、(場合によっては、独立して塩素、フ ッ素、ヒドロキシ、アミンまたはカルボキシから選択される1または2個の基に よって置換された)フェニル、NHR11[但し、R11は、(場合によっては、独 立してアミノ、ジメチルアミノ、トリフルオロメチル−スルホニルアミノ、カル ボキシ、1H−テトラゾール−5−イル、アセチルアミノ、またはOR12(式中 、R12は、水素、メチル、ベンジル、CH2CO2H、CH2CONH2、CH2C ONHCH3、CH2CON(CH32である)によって置換され、置換基が好ましくはメタ位にある]フェニルである か、またはインドールであって、窒素原子が場合によっては基−CH2CO2Hに よって置換されており、ベンゾ環が場合によっては、塩素、メチル、メトキシ、 ニトロ、ヒドロキシ、またはアミノによって置換されているものであり、R3は 、水素、メチル、シクロヘキシル、2−フルオロフェニルまたはフェニルである か、または更に詳細には、2−フルオロフェニルまたはフェニルであり、Xはフ ッ素であり、zは1であるか、または更に詳細には、Xが水素であるものが挙げ られる。 本発明による処方で用いられる化合物の特に興味深い種類は、R2がインドー ル基であるものである。この種類の化合物の好ましい群は、インドール基が窒素 原子上で基−CH2CO2Hによって置換されているもの、または更に詳細には窒 素原子が未置換であり、かつインドール基のベンゾ環が場合によっては、塩素、 メチル、メトキシ、ニトロ、ヒドロキシまたはアミノから選択される基によって 置換されているものである。 本発明による処方で用いるのに特に好ましい化合物は、 1H−インドール−2−カルボン酸{1−[イソプロピル−(4−メトキシフェ ニル)カルバモイル−メチル]−2,4−ジオキソ−5−フェニル−2,3,4 ,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル}− アミド、およびその鏡像異性体である。 本発明で提供される、アルキルという用語は、一般には、相当するアルキルの 直鎖および分岐鎖状の脂肪族異性体を意味するものとする。例えば、C1 〜6アル キルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ チル、第三ブチル、n−ペンチルなどを包含するものとする。 本発明で提供されるシクロアルキルという用語は、相当するアルキルの総ての 脂環式異性体を意味するものとする。例えば、本発明で提供されるC3 〜6アルキ ルという用語は、シクロプロピル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルのよ うな基を包含するものとする。 ハロゲンという用語は、F、Cl、BrまたはIを意味するものとする。 基または基の一部としてのテトラゾールという用語は、(1H)−テトラゾー ル−5−イル基およびその鏡像異性体を表す。 当業者であれば、式(1)の化合物には、立体中心が存在することが分かるであ ろう。従って、本発明は、式(I)の総ての可能な立体異性体および幾何異性体を 包含し、ラセミ化合物だけでなく光学活性異性体も同様に包含する。式(I)の化 合物が単一の鏡像異性体として所望な場合には、これは最終生成物の分割によっ てまたは異性体的に純粋な出発物質または任意の好都合な中間体から立体特異的 合成によって得ることができる。最終生成物、中間体または出発物質の分割は、 当該技術分野で知られている任意の適当な方法によって行なうことができる。例 えば、炭素化合物の立体化学(Stereochemistry of Carbon Compounds)、E.L.El iel著(Mcgraw Hill,1962年)および分割剤の表(Tables of Resolving Agents )、S.H.Wilen著を参照されたい。更に、式(I)の化合物の互変異性体が可能で ある場合には、本発明は、これらの化合物の総ての互変異性形態を包含すること を意図するものである。 当業者であれば、本発明の化合物は、薬学上許容可能なその塩または溶媒和物 の形態で用いることもできることも理解されるであろう。式(I)の化合物の薬学 上許容可能な塩としては、薬学上許容可能な無機または有機酸から形成された通 常の塩並びに第四アンモニウム酸付加塩が挙げられる。好適な塩の更に具体的な 例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、 フマル酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、グリコール酸塩、ギ酸塩、 乳酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、パモ酸塩、マロン酸塩、ヒドロ キシマレイン酸塩、フェニル酢酸塩、グルタミン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸 塩、フマル酸塩、トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレン−2 −スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩などが挙げられる。シュウ酸のような、 それ自身では薬学上許容可能ではない他の酸を、本発明の化合物およびそれらの 薬学上許容可能な塩を得る中間体として有用な塩の製造に用いることができる。 本発明による化合物という表現は、以後は式(I)の化合物およびそれらの薬学上 許容可能な塩および溶媒和物の両方を包含する。 本発明の化合物はCCK−A作動薬活性を示し、それらはCCK−Aレセプタ ーに結合し、胆嚢収縮を完全にまたは部分的に刺激しおよび/または動物の実例 での飼料摂取を減少するという点において完全なまたは部分的なコレシストキニ ン作動薬であると考えることができる。これらは、胃空腹も抑制する。 本発明の化合物は、CCK−Aレセプターの作動薬として、肥満並びに関連病 状、例えば糖尿病または高血圧の治療に有利である有用な食欲減退剤である。更 に、本明細書に開示される化合物は、飽食を誘発し、食欲調節を提供し、哺乳動 物、特にヒトでの食物摂取を改質し、食欲を調節し、肥満を治療して、体重損失 を維持するための新規な方法を提供する。 また、本発明のある種の化合物は、M.Patel and C.F.Spraggs,Br.J.Phar mac.,(1992),106,275-282および J.J.Reeves and R.Stables,Br.J.Phar mac.,(1985),86,677-684 に記載の手順を用いて、単離したモルモット回腸縦 筋−筋層間神経叢のCCK−4の刺激による収縮、およびラットから単離した胃 粘膜でのペンタガストリンの刺激による酸分泌の抑制によって示されるような、 特定部位に特異的なCCK−Bおよびガストリンレセプターにおける幾らかの作 動薬活性を示すこともできる。 CCK−AおよびCCK−Bレセプターに対する本発明の化合物の相対的親和 性は、Fornos et al.,J.Pharmacol.Exp.Ther.,1992,261 1056-1063に記載 されているような既知の常法を用いて決定することができる。 本発明の化合物の、ペンタガストリン刺激による酸分泌のような胃酸分泌を抑 制する能力は、Hedges and Parsns,Journal of Physiology,1977,267,191-1 94 に記載の方法を用いて、コンスクリアス(conscrious)胃フィステルラットで 測定することができる。 本発明のもう一つの態様によれば、本発明では、ヒトを含む哺乳動物の治療、 特にCCKおよび/またはガストリンの効果の改質が治療に有益である治療条件 における方法であって、患者に式(I)の化合物または薬学上許容可能なその塩ま たは溶媒和物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法が提供される。 当業者であれば、治療という表現は、本明細書では予防並びに確立された疾患 または症状の治療へ拡張されることを理解されるであろう。更に、治療に用いる のに要する本発明の化合物の量は、治療を行なう病気の性質、および患者の年齢 および状態によって変化し、最終的には担当医師または獣医師の裁量によって決 定される。しかしながら、一般には、成人の治療に用いられる投与量は、典型的 には0.02〜5000mg/日、例えば1〜1500mg/日の範囲である。 所望な投与量は、好都合には単回投与で提供することができ、または適当な間隔 で投与される分割投与量として、例えば2、3、4回以上の小投与量/日として 提供することができる。 一般式(I)の化合物、それらの製造法、およびそれらのCCK−A作動薬とし ての活性は、WO9424149号明細書に記載されている。 実施例 下記の実施例により本発明を例示するが、発明の制限と解釈すべきではない。 錠剤 活性成分 50mg 無水ラクトース、USP 163mg 微晶質セルロース、NF 69mg 予備ゼラチン化澱粉、Ph.Eur. 15mgステアリン酸マグネシウム、USP 3mg 圧縮重量 300mg 活性成分、微晶質セルロース、ラクトースおよび予備ゼラチン化澱粉を500 ミクロンの篩で整粒し、適当なミキサーで混合する。ステアリン酸マグネシウム を250ミクロンの篩で整粒し、活性混合物と混合する。この混合物を、適当な パンチを用いて圧縮した後、通常の方法でセルロースアセテートフタレートのよ うな腸溶性コーティングをコーティングする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 405/12 243 C07D 405/12 243 409/12 243 409/12 243 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ, TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 経口投与用の固形投与形態での医薬処方であって、式(1)の化合物、お よび生理学的に許容可能なその塩または溶媒和物を、1種類以上の薬学上許容可 能なキャリヤーと共に含んでなり、かつ腸溶性のコーティングまたはカプセルに 包まれてなる、医薬組成物。 (式中、 Xは、水素、トリフルオロメチル、アルキル、C1 〜4アルキルチオ、−O(C1 〜4 アルキル)またはハロゲンであり、 R1は、下記の式IIまたは−NR45であり、 2は、 (1) 2位に結合し、ピロール、テトラヒドロピロール、インドール、ベンゾフ ラン、チオフェン、ベンゾチオフェン、インドリン、キノリンまたは4−オキソ ベンゾピランから選択され、かつこのピロール、テトラヒドロピロール、インド ールまたはインドリンは、場合によってその環窒素上で下記に定義される基R8 によって置換されていてもよく、かつこのインドール、インドリン、キノリン、 ベンゾフラン、ベンゾチオフェンまたは4−オキソ−ベンゾピランは、場合によ ってそのベンゾ環において下記に定義される基R9によって置換されていてもよ い複素環、または (2) フェニルであるか、または置換フェニルであって、独立してハロゲン、ヒ ドロキシ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、 −O(CH265)、−COO(C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ 、−NHR10、−ピロリジニルまたはテトラゾリルによって一または二置換され たフェニル、または (3) ピリジンであるか、または置換ピリジニルであって、独立してハロゲン、 メチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、 −O(CH265)、−COO(C1 〜4アルキル)、アミノまたはジメチルア ミノによって一または二置換されたピリジニル、または (4) −NHR11(但し、R11は下記に定義され、またはR11はN−1位に基R10 を含む7−インダゾリル)であり、 R3は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、フェニル、または独 立してハロゲンで一または二置換されたフェニルであり、 R4は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケニル 、フェニル、−(CH2pCNまたは−(CH2pCOO(C1 〜4アルキル)で あり、R5は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケ ニル、ベンジル、フェニルであるか、または置換フェニルであって、独立してC1 〜3 アルキル、シアノ、ヒドロキシ、ジメチルアミノ、−O(C1 〜4アルキル) 、−O(CH265)、−NH(C1 〜4アルキル)、−COO(C1 〜4アルキ ル)、−N(C1 〜4アルキル)2、ピロリジノ、モルホリノまたはハロゲンによ って一または二置換されたフェニルであり、また はR4はC1 〜2アルキルであり、R5は2または4位でクロロ、メチル、メトキシ またはメトキシカルボニルで置換されたフェニルであり、 R6は、水素またはメチルであり、 R7は、水素、ヒドロキシ、フルオロ、ジメチルアミノ、−O(C1 〜4アルキ ル)または−O(CH265)であり、 R8は、−(CH2bCOOHであり、 R9は、メチル、クロロ、ニトロ、ヒドロキシ、メトキシまたは−NHR10で あり、 R10は、水素、アセチル、C1 〜4アルキル、−SO3H、−SO2CH3、−S O2CF3または−SO265、C1 〜4アルコキシカルボニルであり、 R11は、フェニルであるか、または置換フェニルであって、独立してフッ素、 トリフルオロメトキシ、C1 〜4アルキルチオ、−(CH2cCOOH、−(CH2cCOO(C1 〜4アルキル)、−(CH2cSCH3、−(CH2cSOCH3 、−(CH2cSO2CH3、−(CH2cCONH2、−SCH2COOH、−C ONH(SO2CH3)、−CONH(SO2CF3)、−(CH2cN(C1 〜4ア ルキル)2、−(CH2cNH(SO2CF3)、−(CH2cN(SO2CF3) (C1 〜4アルキル)、−(CH2cSO2NHCO(C1 〜4アルキル)、−(C H2cSO2N(C1 〜4アルキル)CO(C1 〜4アルキル)、−(CH2cCO NHSO2(C1 〜4アルキル)、−(CHCON(C1 〜4アルキル)SO (C1 〜4アルキル)、−(CH2cOR12、−(CH2cNHR10、または− (CH2c(テトラゾリル)、−(CH2c(カルボキサミドテトラゾリル)ま たは−(CH2c(ピロリジニル)によって一置換されたフェニルによって一ま たは二置換されたフェニルであるか、またはR11は、ピリジンであるか、または 置換ピリジニルであって、 独立してハロゲン、メチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、−O( C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ、−NHR10で一または二置換され たピリジニルであり、 R12は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、−CH265、− CH2COOH、−CH2CONH2、−CH2CONH(C1 〜4アルキル)、−C H2CON(C1 〜4アルキル)2または であり、 zは、1または2であり、 nは、1または2であり、 pは、1〜4の整数であり、 bは、0〜3の整数であり、 cは、0または1である)の化合物、および生理学的に許容可能なその塩また は溶媒和物を、1種類以上の薬学上許容可能なキャリヤーと共に含んでなり、腸 溶性コーティングまたはカプセルに包まれている、医薬処方。 2. R1が式(II)(式中、R6はメチルであり、R7は水素、ヒドロキシル、 メトキシまたはフッ素であり、nは1である)の基、またはR1は基NR45で あり、R4はC3 〜6アルキル、シクロヘキシルまたはフェニルであり、R5はC3 〜6 アルキルまたは場合によってパラ位がヒドロキシ、ジメチルアミノ、メトキ シ、フッ素、ピロリジノまたはモルホリノによって置換されたフェニルである、 請求の範囲第1項に記載の医薬組成物。 3. R1は基NR45であり、R4はプロピルまたはイソプロピルであり、R5 はフェニルであるかまたはパラ位がヒドロキシ、メトキシ、ジメチルアミノ、 フッ素またはモルホリノから選択された基によって置換されたフェニルである、 請求の範囲第1項または2項に記載の医薬組成物。 4. R2が、(場合によっては、同一でもまたは異なっていてもよい、塩素 、フッ素、アミノ、ヒドロキシまたはカルボキシルから選択された1または2個 の基によって置換された)フェニル、またはNHR11であって、R11がフェニル [場合によって、フルオロ、ヒドロキシ、アミノ、ジメチルアミノ、トリフルオ ロメチルスルホニルアミノ、C1 〜4アルコキシカルボニル、カルボキシ、1H− テトラゾール−5−イル、アセチルアミノ、またはOR12であって、R12が、水 素、メチル、ベンジル、CH2CO2H、CH2CONH、CH2CONHCH3、 CH2CON(CH32であるもの)によって置換された]フェニル、または7−インダゾリル基(但し 、N−1置換基(R10)は水素である)であるものであるか、またはR2は、窒 素原子が場合によっては基−CH2CO2Hによって置換されているインドール基 であり、ベンゾ環が場合によっては塩素、メチル、メトキシ、ニトロ、ヒドロキ シまたはアミノから選択された基によって置換されている、請求の範囲第1〜3 項のいずれか1項に記載の医薬組成物。 5. R2が、窒素原子が未置換であるインドール基であり、そのベンゾ環が 場合によっては、塩素、メチル、メトキシ、ニトロ、ヒドロキシまたはアミノか ら選択された基によって置換されている、請求の範囲第1〜4項のいずれか1項 に記載の医薬組成物。 6. R3が、水素、メチル、シクロヘキシル、2−フルオロフェニルまたは フェニルである、請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の医薬組成物。 7. R3がフェニルである、請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の 医薬組成物。 8. Xが水素である、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の医薬組 成物。 9. R1がNR45であり、R4がイソプロピルであり、R5がp−メトキシ フェニルであり、R2が未置換の2−インドール基であり、R3がフェニルであり 、Xが水素およびその鏡像異性体である、請求の範囲第1項に記載の医薬組成物 。 10. 腸溶性コーティングを施した錠剤の形態である、請求の範囲第1項に 記載の医薬組成物。
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