JPH10511325A - 自転車用変速機 - Google Patents
自転車用変速機Info
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- JPH10511325A JPH10511325A JP8519425A JP51942596A JPH10511325A JP H10511325 A JPH10511325 A JP H10511325A JP 8519425 A JP8519425 A JP 8519425A JP 51942596 A JP51942596 A JP 51942596A JP H10511325 A JPH10511325 A JP H10511325A
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Abstract
(57)【要約】
自転車用変速機を提案する。この変速機の場合には、自転車運転者によて操作可能な操作装置からチェーン切換機構への力の伝達のために、液圧装置が役立つ。
Description
【発明の詳細な説明】
自転車用変速機
技術水準
本発明は請求項1の上位概念に記載した種類の自転車用変速機から出発する。
公知のチェーン切換機構は、ほとんどが平行四辺形調節体によって作動する掛
け替え具を備えている。この掛け替え具は、ギアを選択するときに、ばねの力に
抗して、ボーデンワイヤを引っ張ることによって調節可能である。ボーデンワイ
ヤは自転車運転者によって操作可能な操作装置から歯付きリムの近くに配置され
たチェーン切換機構に力を伝達する。一部がホース内を案内されるワイヤは、チ
ェーン切換機構に接続された端部がホースから突出し、その範囲において汚れや
湿気に対して保護されない。従って特に、自転車の場合、ワイヤの個の区間が道
路からあまり離れていないので、舗装されていないぬかるんだ道または泥道を走
行する際に、ワイヤに汚れが付着する。ワイヤのこの汚れた区間はホース内への
動きを妨害する。その結果、変速するのに大きな力を必要とするかまたは変速で
きなくなる。更に、特に操作装置において湿気がホースに侵入し、ワイヤを腐食
することになる。更に、ホースが小さな曲率半径とならないようにワイヤを案内
しなければならないという欠点がある。なぜなら、ワイヤが大きく摩耗するとい
うことは別として、ホースとワイヤの間の摩擦が大きくなり、変速操作のために
大きな力を加えなければならないからである。これにより、ハンドルバーからチ
ェーン切換機構へのボーデンワイヤの案内が制約される。
更に、回転グリップを操作装置として使用することが知られている(ドイツ連
邦共和国特許出願公開第3719421号公報)。この場合、ワイヤの摩擦が大
きすぎるというこの問題は、駆動のために役立つねじ山の傾きによって改善され
るがしかし、回転角度が大きくなる。傾きを小さくすると、大きな調節力を生じ
るためには、回転グリップの回転角度が大きくなる。それによって、ワイヤの基
本的な欠点は解決されない。冒頭に述べた種類のチェーン切換機構の場合、係止
装置がほとんどチェーン切換機構の範囲に設けられている(ドイツ連邦共和国特
許第3132103号公報)が、回転グリップの場合には、係止装置を操作装置
の範囲に配置することができる(ドイツ連邦共和国特許出願公開第371942
1号公報)。 当該種類の公知の自転車用変速機(ドイツ連邦共和国特許出願公
開第4241531号公報)の場合には、マスターシリンダが操作レバーによっ
て直接操作され、従動シリンダがワイヤを介してスプロケットを調節するチェー
ン切換機構に連結されている。これにより、従動シリンダのピストンは操作のた
めに、ワイヤに作用するばねの力に抗して内側に摺動する。操作レバーの戻しは
、マスターシリンダ内に設けられた戻しばねによって行われる。この公知の変速
機はボーデンワイヤの一般的な欠点を回避するがしかし、チェーン切換機構の範
囲でのワイヤの欠点を有する。更に、従動シリンダ内でピストンの環状面だけが
付勢されるので、必要な調節力のために、比較的に大きなピストン直径を必要と
する。
力の伝達のために液圧管路を使用することは既にかなり前から知られている(
1951年のフランス国特許第1044279号公報)。操作要素として揺動レ
バーを使用することも既に知られている。この揺動レバーは歯車を介して、ラッ
クとして形成された、マスターシリンダのピストンロッドにかみ合う。従動シリ
ンダのピストンロッドはばねに抗して摺動可能であり、スプロケットに直接作用
する。かなり前から知られているこの液圧式変速機は、チェーン切換機構の範囲
において大きく突出している。それによって、損傷の危険がある。すなわち、圧
油の漏れを生じる損傷が生じ、すぐに修理することはできない。このことが恐ら
く、液圧装置が実際に採用されなかったあるいは採用が非常に制限された原因で
ある。
本発明とその効果
これに対して、本発明による変速機は、従動シリンダもそれを取り囲む外周壁
によって汚れや湿気から保護されるので、変速機の機能が汚染によって悪影響を
受けないという利点がある。更に、本発明では、2本の液圧管路を設けることが
できる。この場合、スプロケットをその出発位置に戻すために、例えばばねのよ
うな弾性的な要素を必要としない。液圧装置の場合には更に、摩擦が小さいので
、本発明による変速機は容易にかつ小さな力で操作可能である。液圧装置によっ
て
作動する本発明による変速機は公知の変速機と比べて、非常に故障しにくく、従
って保守整備をあまり必要としないという利点がある。基本的には、液圧管路は
操作装置からチェーン切換機構まで多数の湾曲個所を経て案内する可能であり、
その際操作のために大きな力を必要としない。これはハンドルバーからチェーン
切換機構までの液圧管路の案内を容易にする。
従動シリンダがスプロケットの摺動装置に直接作用することにより、調節力を
伝達しにくくする付加的な部品が不要である。従動シリンダの調節方向が、摺動
装置の摺動方向に一致していることにより、操作装置からチェーン切換機構に調
節力を最適に伝達することができる。従動シリンダの懸架個所で揺動軸受または
回転軸受を使用することにより、従動シリンダが本発明に従って回転可能にまた
は揺動可能に支承されるので、横方向の力が発生しない。この横方向の力は作動
シリンダの漏れと摩耗損失を生じる。本発明による特徴に基づいて、純液圧的に
制御される変速機が得られる。この変速機は、調節損失と制御損失および構造ス
ペースと特に保守整備が最少である。
マスターシリンダの場合にも従動シリンダの場合にも、ピストンとピストンロ
ッドが分離されることにより、横方向力を生じないストロークが得られる。ピス
トンの傾斜位置では、空気が液圧回路に侵入し、変速時のエラーを生じることに
なる。
本発明の有利な実施形では、スプロケットを摺動させるために、4個の揺動軸
受を有する平行四辺形揺動体が役立つ。この平行四辺形揺動体の基礎部材は自転
車フレームに連結され、少なくともほぼ平行に延びる2個の揺動アームを介して
連結された、基礎部材と反対の側の調節部材は、スプロケットに連結され、従動
シリンダは平行な揺動アームに作用している。この場合、平行四辺形内の空間は
従動シリンダを組み込むことができるような大きさである。基礎部材と調節部材
と揺動アームの寸法は、調節範囲内で、すなわち従動シリンダの作業ストローク
範囲内でそれぞれの揺動アームと基礎部材または調節部材の間に鋭角が生じない
ように選定されている。
本発明の他の有利な実施形では、揺動アームの少なくとも一方が他方の揺動ア
ームに向き合った側に、従動シリンダに作用するための片持ちアームを備えてい
る。これにより、平行四辺形揺動体内での従動シリンダの斜めの配置が避けられ
、それによって調節範囲が大きくなり、調節力と摺動方向の画一化が容易に達成
可能である。作動シリンダは好ましくは揺動アームに対して少なくともほぼ平行
に配置可能である。
本発明の他の有利な実施形では、従動シリンダとチェーン切換機構の少なくと
も1つの作用個所(懸架個所)に、作動シリンダの静止長さを変更可能な装置が
設けられている。連結部材がこのような装置としての働きをする。この連結部材
は作動シリンダのピストンロッドに沿って調節可能に配置され、調節運動を伝達
する。この場合、ピストンロッドに対するこの連結部材のその都度の調節位置は
ナットを介して得られる。このナットはピストンロッドのねじ上を移動する。勿
論、微調節のための他の方法も考えられる。
本発明の他の有利な実施形では、チェーン切換機構内の従動シリンダの作用個
所の間隔が1000mmよりも短い。このような間隔は必要な調節のために充分
であり、チェーン切換機構の空間的な長さを最小にする。
本発明の他の有利な実施形では、ピストンロッドの案内長さが0.1mmより
も長い。これは同様に、チェーン切換機構の寸法、しかも操作装置の寸法に有利
に作用する。。
本発明の有利な他の実施形は請求項8記載の特徴にある。それによって、液圧
装置と関連して、本発明による変速機は非常に簡単かつ容易に操作可能である。
回転グリップと液圧装置は迅速な変速を可能にする。これは特に、低いギアから
高いギアへの切換えおよびその逆の切換えに当てはまる。この場合、複数をギア
を飛び越える。自転車の運転者は変速のために手をハンドルバーから離す必要が
ない。これは本発明による変速機を備えた自転車の走行安全性を、公知の変速機
を備えた自転車と比べて高める。係止装置を備えた回転グリップを使用すること
により、ストロークを制限する、例えば当接ねじ等のような付加的な位置合わせ
部材を省略することができる。マスターシリンダは自転車のハンドルに半径方向
に問題なく配置可能である。なぜなら、そこに充分なスペースが供されるからで
ある。半径方向に延びる制御カムは、最少のコストで、個別的に形成可能である
という利点がある。例えばカムリングの形をした制御カムを交換するだけで、ピ
ストンロッドが制御カムと半径方向で協働するマスターシリンダのいろいろなス
トローク範囲がリングに応じて、同じ回転範囲で得られる。本発明に従って、液
圧式操作装置はハンドルバーに形状補完的にまたは摩擦的に連結可能である。
本発明の他の有利な実施形では、係止装置が弾性的に撓む爪のように形成され
、この爪は変速段(ギア)の数に一致する数の凹部に係合する。この場合、本発
明の他の有利な実施形では、凹部は回転グリップの半径方向外周面に設けられ、
そして凹部は制御カムを支持し制御カムとして利用されない残りの部分に設ける
ことができる。
本発明の他の有利な実施形では、凹部の位置が爪に関して、チェーンを他の被
駆動スプロケットまたは駆動スプロケットに掛け替える際に或る程度過剰操作と
なるように、選択されている。この場合、スプロケットがこの過剰操作のために
チェーン切換機構によって実際の作動位置を幾分越えて移動することにより、係
止装置の係止点はシフトアップのための過剰操作を生じる。それによって、迅速
かつ申し分のない変速が達成される。係止凹部を設けた、特にリングとして形成
された制御カムを交換することにより、6速、8速または3速の変速機に、同じ
回転グリップを使用することができる。この場合、ギアのスプロケット内の間隔
も、例えば4.8mm、5mm 等のように異なっていてもよい。勿論、回転グ
リップとして形成された操作装置も容易に交換可能である。なぜなら、締付け装
置を介してのハンドルでの固定が全く問題ないからである。被駆動スプロケット
に関するこの普通の過剰操作は、本発明では、駆動スプロケット側での変速にも
当てはまる。
液圧装置の使用は更に、このような変速機を本発明に従って異なるように変形
することを可能にする。例えば、粘度が温度や圧力に左右されにくい特別な圧油
を使用することができる。
本発明の他の有利な実施形では、液圧管路が請求項13記載の寸法を有する。
この材料は上記の願望を叶える。このような液圧管路は、直径が小さいと、容易
にかつ損傷することなく曲がることができる。更に、閉じ込め容積が最小となる
ので有利である。液圧管路の接続部はキャップナットを備えた切断リングを介し
て行われ、可撓性のシール要素を使用することができる。本発明の有利な実施形
では、液圧装置が少なくとも1個のエア抜き装置を備えている。このエア抜き装
置は好ましくは液圧管路の始端または終端、例えば作動シリンダに設けられてい
る。
本発明の他の実施形では、液圧装置の圧力およびまたは液体容積が制御可能で
ある。このような圧力制御は本発明に従って、変速のためにも使用可能である。
圧力の変化に応じて、従動シリンダひいてはスプロケットが調節される。
これに関する本発明の他の実施形では、液圧装置の漏れ、温度変化による圧力
変化時または外部圧力変化時に、圧力制御装置がその設置に応じて補正、すなわ
ち調節または変化するよう作用する。
本発明の他の有利な実施形では、圧力制御装置が自動的にまたは任意に作動す
る。これは変速の快適性に対する重要な要求を満足し、最良の液圧式変速機の場
合にのみ可能である。
本発明の他の有利な実施形では、液圧装置が容積制御装置と協働し、この容積
制御装置が変位センサを備え、この変位センサが容積比較装置の変位センサと同
期し、この容積比較装置が、特性に依存するその容積の変化時に、最低圧力を得
る、液圧装置の容積の類似の変化を生じる。これにより、例えば周囲温度が非常
に高まり、圧油が膨張するときに、容積比較装置により、実際の液圧を一定に保
つために液圧装置の容積が拡大される。
これに関する、本発明の有利な実施形では、変位センサがそれぞれ、容積制御
装置または容積比較装置の作動シリンダのピストンまたはピストンロッドであり
、両変位センサがその長手方向ストロークに関して互いに接続され、変位センサ
が同じ戻し力(ストッパー,ばね)に抗して作用し、それによって容積比較装置
の変位センサの摺動が容積制御装置の変位センサの摺動となる。この場合勿論、
容積比較装置の容積変化を克服するだけでよい戻し力は、液圧装置による作動時
に、すなわち液圧管路内での圧液の移動時に、変速を行わないように選定される
。すなわち、液圧装置内の作業圧力は、戻し力に打ち勝つには不充分である。戻
し力としては、好ましくは予圧縮を変更可能なコイルばねを使用することができ
る。
本発明の他の有利な実施形では、マスターシリンダと従動シリンダが複動式作
動シリンダとして形成され、この作動シリンダの両作動室が平行に液圧的に接続
配置された液圧管路を介して、作動室に接続され、そして一方の液圧管路が容積
制御装置に接続され、他の液圧管路が容積比較装置に接続されている。これによ
り、容積制御装置と容積比較装置の同期が達成される。というのは、両液圧室が
ほぼ同じ容積を有するので、回路の部分的な加熱が他の回路を介して補正を行う
からである。
これに関する、本発明の他の実施形では、両液圧管路が短絡管路を介して互い
に接続され、この短絡管路が容積をつり合わせる(補償する)弁を介して制御可
能である。この短絡管路と容積つり合い弁を介して、運転開始前に、両回路の容
積を簡単につり合わせることができる。
比較値による解決策の場合には、好ましくは同じ粘稠度の油で作動する。比較
値が異なると、異なるピストン横断面積、しかもばね力の形であるいは異なる容
積の形でこの値を考慮しなければならない。
本発明の他の効果および有利な実施形は、次の説明、図面および請求の範囲か
ら推察可能である。
図面
本発明の対象物の実施の形態が複数の例を挙げて非常に簡単化されて図に示し
てある。次に、この実施の形態について詳しく説明する。
図1は変速機の斜視図、
図2は変速機の概略図、
図3は変速機の液圧装置の第1の例を示す図、そして
図4は変速機の液圧装置の第2の例を示す図である。
実施の形態の説明
図1,2には、本発明による変速機の重要な部品が示してあり、自転車のその
他の部品は示していない。操作装置1はマスターシリンダ2を操作する。このマ
スターシリンダは液圧管路3を介して従動シリンダ4と協働する。この従動シリ
ンダはチェーン切換機構5に設けられている。
操作装置1はハンドルバー6に設けられ、このハンドルバー6上で回転可能な
回転グリップ7を備えている。この回転グリップはそれに一体的に回転可能に連
結されたカムリング8を備えている。このカムリングの外周面の一部には制御カ
ム9が設けられ、一部には複数の凹部11が設けられている。この凹部はそれに
弾性的に係合する爪12と協働する。凹部11の数は、変速機の変速段の数に一
致している。カムリング8の回転位置に応じて、すなわち制御カム9の区間に応
じて、爪12は凹部11の一つに係合する。
制御カム9がマスターシリンダ2のマスターピストン(10)のピストンロッ
ド13の自由端面によって接触操作されるので、制御カム9の区間に応じて、あ
るいは係止装置11,12を介して調節された変速段に応じて、マスターシリン
ダ2の作業室14内の容積が異なる。マスターシリンダ2には、作業室14と液
圧管路3との間の範囲に、エア抜きねじ15が設けられている。
チェーン切換機構5は平行四辺形揺動アームを備えている。この平行四辺形揺
動体は、自転車フレーム(20)に連結された基礎部材16と、この基礎部材に
対向する調節部材17と、両部材16,17を平行四辺形状に相互連結する、互
いに平行に設けられた揺動アーム18,19を備えている。この場合、平行四辺
形揺動体の個々の部品を連結するために、軸受21,22が役立つ。この軸受は
一平面内で平行四辺形揺動体を調節または摺動させることができる。調節部材1
7には、詳しく示していないスプロケット(30)が設けられている。チェーン
32はこのスプロケットを介して図示していない個々の被駆動スプロケットに掛
け替え可能である。揺動アーム18,19の互いに向き合った側において両揺動
アーム18,19にはそれぞれ、片持ちアーム23,24が設けられている。こ
の場合、片持ちアーム23,24の間には従動シリンダ4が設けられている。片
持ちアーム23と従動シリンダ4の間の作用のために軸受25が役立つ。この軸
受は回転運動と傾動運動を可能にする。従って、液圧管路3のための従動シリン
ダ4の接続部材26はシリンダ4の揺動運動に追従する。この接続部材26には
、液圧管路3の接続個所の近くにおいて、エア抜きねじ27が設けられている。
片持ちアーム24に作用する従動シリンダ4のピストンロッド28はねじを備え
ている。このねじを介して、微調節のために、連結部材29をピストンロッド2
8上で軸方向に調節可能である。片持ちアーム24と調節部材17との間でばね
31が戻しばねとして作用している。従動ピストン33とそのピストンロッド2
8とは、マスターピストン10とそのピストンロッド13のように、固定連結さ
れ
ていない。
カムリング8を回転させ、爪12を切欠き11から他の切欠きに滑らせること
により、ピストンロッド13は制御カム9を介して摺動する。それによって、圧
油がマスターシリンダ2の作業室14から液圧管路3内に移動し、従動シリンダ
4内のピストンロッド28の位置を変更する。この位置の変更により、片持ちア
ーム23,24とばね31の力を介して、平行四辺形揺動体が軸受21,22の
回りに位置をずらす。従って、スプロケット30が位置をずらし、チェーン32
が掛け替えられて変速を行う。
図3,4には、液圧装置の二つの例が示してある。この液圧装置は、液圧機器
と協働する他の装置の場合にも使用可能である。液圧管路34の端部にはマスタ
ーシリンダ35と従動シリンダ36が設けられている。この液圧管路から制御管
路37が分岐している。この制御管路は容積制御装置38に通じている。この容
積制御装置は制御作動シリンダ39を備えている。この制御作動シリンダの作動
ピストン40は制御管路37の液体によって付勢され、そのピストンロッド41
(変位センサ)は当接板42と協働する。この当接板はコイルばね43によって
付勢されている。当接板42のその都度の位置は容積比較装置44によって決ま
る。この容積比較装置は作動シリンダ45を備えている。この作動シリンダのピ
ストン46は圧油と比較される液体によって付勢され、そのピストンロッド47
(変位センサ)は当接板42と協働する。ピストン46を付勢する作動シリンダ
45の容器は、同じ圧液の場合、制御管路37を含む液圧管路34内の容積に一
致している。例えば周囲温度や容積比較装置44内の圧液の膨張に基づいて、ピ
ストン46がそのピストンロッド47を介してコイルばね43の力に抗して摺動
するや否や、作業ピストン40を備えたピストンロッド41がこの摺動に追従す
る。それによって、液圧管路44内の容積が拡大され、液圧回路の温度の作用が
相殺される。
図4に示した液圧制御装置の例の場合には、マスターシリンダ48と従動シリ
ンダ49が複動式作動シリンダとして形成されている。この作動シリンダの作動
室は2本の液圧管路50,51によって互いに接続されている。この液圧管路5
0,51からそれぞれ1本の制御管路52,53が分岐している。この制御管路
はそれぞれ制御作動シリンダ54,55に開口している。この制御作動シリンダ
のピストンロッド56,57はばね59によって付勢された当接板58に平行に
作用している。液圧管路50,51と制御管路52,53と制御作動シリンダ5
4,55は液圧的に平行に接続配置されている。これにより、この平行に接続配
置された回路内の圧力が等しいので、マスターシリンダ48と従動シリンダ49
内でピストン60,61は、その両側に等しい圧力が生じるような位置を占める
。制御管路52,53の間には短絡管路62が配置されている。両液圧回路内の
容積が変速時に弁63によって互いにつり合わせられる。すなわち、操作装置1
とチェーン式切換機構5のセット後、この弁が閉じる。
明細書、請求の範囲および図面から推察可能なすべての特徴は、単独でも互い
に任意に組み合わせても本発明にとって重要である。
参照符号一覧表
1 操作装置
2 マスターシリンダ
3 液圧管路
4 従動シリンダ
5 チェーン式切換機構
6 ハンドルバー
7 回転グリップ
8 カムリング
9 制御カム
10 マスターピストン
11 凹部
12 爪
13 ピストンロッド
14 作動室
15 エア抜きねじ
16 基礎部材
17 調節部材
18 揺動アーム
19 揺動アーム
20 自転車フレーム
21 軸受
22 軸受
23 片持ちアーム
24 片持ちアーム
25 軸受
26 接続部材
27 エア抜きねじ
28 ピストンロッド
29 連結部材
30 スプロケット
31 ばね
32 チェーン
33 従動ピストン
34 液圧管路
35 マスターシリンダ
36 従動シリンダ
37 制御管路
38 容積制御装置
39 制御作動シリンダ
40 作動ピストン
41 ピストンロッド
42 当接板
43 コイルばね
44 容積比較装置
45 作動シリンダ
46 ピストン
47 ピストンロッド
48 マスターシリンダ
49 従動シリンダ
50 液圧管路
51 液圧管路
52 制御管路
53 制御管路
54 制御作動シリンダ
55 制御作動シリンダ
56 ピストンロッド
57 ピストンロッド
58 当接板
59 はね
60 ピストン
61 ピストン
62 短絡管路
63 弁
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年12月17日
【補正内容】
請求の範囲
1.摺動装置(16,17,18,19)を備えた機械式チェーン切換機構(5
)を具備し、このチェーン切換機構がチェーンを案内する、チェーンの走行方向
に対して横方向に摺動可能なスプロケットを操作し、
更に、操作装置(1)を具備し、この操作装置を介して、自転車運転者がチ
ェーン切換機構(5)を操作し、チェーンを掛け替え可能であり、
更に、操作装置(1)とチェーン切換機構(5)の間で調節ストロークを伝
達するための液圧管路(3)を備えた液圧装置を具備し、
更に、操作装置(1)と協働する、液圧管路(3)のマスターシリンダ(2
)と、チェーン切換機構(5)と協働する従動シリンダ(4)とを具備し、
更に、接続されたギアを固定保持するための係止装置(11,12)を具備
している、
自転車用変速機において
従動シリンダ(4)のピストンロッド(28)がスプロケットの摺動装置(
16,17,18,19)に直接作用し、
従動シリンダ(4)またはそのピストンロッド(28)の作動ストロークが
、スプロケットを摺動させるために必要な摺動装置(16,17,18,19)
の調節ストロークに一致し、
従動シリンダ(4)の作用軸受(25,29)が揺動軸受または回転軸受と
して形成され、
従動シリンダ(4)が摺動作業時にほとんど横方向の力を受けないことを特
徴とする変速機。
2.4個の揺動軸受(21,2)を有する平行四辺形揺動体がスプロケットを摺
動する働きをし、この平行四辺形揺動体の基礎部材(16)が自転車フレームに
連結され、少なくともほぼ平行に延びる2個の揺動アーム(18,19)を介し
て連結された、基礎部材と反対の側の調節部材(17)が、スプロケットに連結
され、従動シリンダ(4)が揺動アーム(18,19)に作用していることを特
徴とする請求項1記載の変速機
3.揺動アーム(18,19)の少なくとも一方が他方の揺動アームに向き合っ
た側に、従動シリンダ(4)に作用するための片持ちアーム(23,24)を備
えていることを特徴とする請求項2記載の変速機。
4.従動シリンダ(4)が揺動アーム(18,19)に対して少なくともほぼ平
行に設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の変速機。
5.従動シリンダ(4)とチェーン切換機構の少なくとも1つの作用個所(25
,29)に、作動シリンダの静止長さを変更可能な装置(29)が設けられてい
ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の変速機。
6.チェーン切換機構内の従動シリンダ(4)の作用個所の間隔が1000mm
よりも短いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の変速機。
7.ピストンロッド(28)の案内長さが0.1mmよりも長いことを特徴とす
る請求項1〜6のいずれか一つに記載の変速機。
8.回転グリップ(7)が操作装置としての働きをし、
半径方向に延びる制御カム(8,9)が回転グリップに設けられ、
制御カム(8,9)がピストンロッド(13)またはマスターシリンダ(2
)のピストンの背面に半径方向に作用し、そして
係止装置が回転グリップに設けられていることを特徴とする請求項1〜7の
いずれか一つに記載の変速機。
9.係止装置が弾性的に撓む爪(12)のように形成され、この爪が変速段の数
に一致する数の凹部(11)に係合することを特徴とする請求項8記載の変速機
。
10.凹部(11)が回転グリップの半径方向外周面に設けられていることを特徴
とする請求項9記載の変速機。
11.カムリング(8)が回転グリップと共に回転可能であり、このカムリングの
半径方向外周面に制御カム(9)が設けられ、制御カムの利用しない残りの部分
に、係止装置用凹部(11)が設けられていることを特徴とする請求項8〜10
のいずれか一つに記載の変速機。
12.チェーンを他の被駆動スプロケットまたは駆動スプロケットに掛け替える際
に或る程度の過剰操作となるように、爪(12)に対する凹部(11)の位置
が選択されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載の変速
機。
13.液圧管路が最大で3ミリメートルの内径を有し、金属、合成樹脂またはその
他の硬質材料からなっていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに
記載の変速機。
14.液圧装置の圧力およびまたは液体容積が制御可能であることを特徴とする請
求項1〜13のいずれか一つに記載の変速機。
15.圧力制御が従動シリンダを調節するために役立つことを特徴とする請求項1
4記載の変速機。
16.液圧装置の漏れ、温度変化による圧力変化時または外部圧力変化時に、圧力
制御装置が補正するよう作用することを特徴とする請求項14または15記載の
変速機。
17.圧力制御装置が自動的にまたは任意に作動することを特徴とする請求項14
〜16のいずれか一つに記載の変速機。
18.液圧装置が容積制御装置(38)と協働し、この容積制御装置が変位センサ
(41)を備え、この変位センサが容積比較装置(44)の変位センサ(47)
と同期し、この容積比較装置が、特性に依存するその容積の変化時に、最低圧力
を得る、液圧装置の容積の類似の変化を生じることを特徴とする請求項14〜1
7のいずれか一つに記載の変速機。
19.変位センサがそれぞれ、容積制御装置(38)または容積比較装置(44)
の作動シリンダ(39,45)のピストン(40,46)またはピストンロッド
(41,47)であり、両変位センサがその長手方向ストロークに関して互いに
接続され、変位センサが同じ戻し力(ストッパー42,ばね43)に抗して作用
し、それによって容積比較装置(44)の変位センサの摺動が容積制御装置(3
8)の変位センサの摺動となることを特徴とする請求項18記載の変速機。
20.マスターシリンダ(48)と従動シリンダ(49)が複動式作動シリンダと
して形成され、
この作動シリンダ(48,49)の両作動室が平行に液圧的に接続配置され
た液圧管路(50,51)を介して、作動室に接続され、そして
一方の液圧管路(50)が容積制御装置(54,56)に接続され、他の液
圧管路(51)が容積比較装置(55,57)に接続されていることを特徴とす
る請求項18または19記載の変速機。
21.両液圧管路(50,51)が短絡管路(62)を介して互いに接続され、こ
の短絡管路か容積をつり合わせる働きをする弁(63)を介して制御可能である
ことを特徴とする請求項20記載の変速機。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(31)優先権主張番号 19539327.9
(32)優先日 1995年10月23日
(33)優先権主張国 ドイツ(DE)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,CN,C
Z,DE,FI,HU,JP,KR,MX,NZ,PL
,RU,SI,UA,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.機械式チェーン切換機構(5)を具備し、このチェーン切換機構がチェーン を案内する、チェーンの走行方向に対して横方向に摺動可能なスプロケットを操 作し、 更に、操作装置(1)を具備し、この操作装置を介して、自転車運転者がチ ェーン切換機構(5)を操作し、チェーンを掛け替え可能であり、 更に、操作装置(1)とチェーン切換機構(5)の間で調節ストロークを伝 達するための液圧管路(3)を備えた液圧装置を具備し、 更に、操作装置(1)と協働する、液圧管路(3)のマスターシリンダ(2 )と、チェーン切換機構(5)と協働する従動シリンダ(4)とを具備し、 更に、接続されたギアを固定保持するための係止装置(11,12)とを具 備している、 自転車用変速機において 従動シリンダ(4)のピストンロッド(28)がスプロケットの摺動装置( 16,17,18,19)に直接作用し、 従動シリンダ(4)またはそのピストンロッド(28)の調節方向が、摺動 装置(16,17,18,19)の摺動方向に一致し、 従動シリンダ(4)の作用軸受(25,29)が揺動軸受または回転軸受と して形成され、 従動シリンダ(4)が摺動作業時にほとんど横方向の力を受けないことを特 徴とする変速機。 2.4個の揺動軸受(21,2)を有する平行四辺形揺動体がスプロケットを摺 動する働きをし、この平行四辺形揺動体の基礎部材(16)が自転車フレームに 連結され、少なくともほぼ平行に延びる2個の揺動アーム(18,19)を介し て連結された、基礎部材と反対の側の調節部材(17)が、スプロケットに連結 され、従動シリンダ(4)が揺動アーム(18,19)に作用していることを特 徴とする請求項1記載の変速機 3.揺動アーム(18,19)の少なくとも一方が他方の揺動アームに向き合っ た側に、従動シリンダ(4)に作用するための片持ちアーム(23,24)等を 備えていることを特徴とする請求項2記載の変速機。 4.従動シリンダ(4)が揺動アーム(18,19)に対して少なくともほぼ平 行に設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の変速機。 5.従動シリンダ(4)とチェーン切換機構の少なくとも1つの作用個所(25 ,29)に、作動シリンダの静止長さを変更可能な装置(29)が設けられてい ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の変速機。 6.チェーン切換機構内の従動シリンダ(4)の作用個所の間隔が1000mm よりも短いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の変速機。 7.ピストンロッド(28)の案内長さが0.1mmよりも長いことを特徴とす る請求項1〜6のいずれか一つに記載の変速機。 8.ハンドルバー(6)に設けられた回転グリップ(7)が操作装置としての働 きをし、 半径方向に延びる制御カム(8,9)が回転グリップに設けられ、 制御カム(8,9)がピストンロッド(13)またはマスターシリンダ(2 )のピストンの背面に半径方向に作用し、そして 係止装置(11,12)が回転グリップ(7)に設けられていることを特徴 とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の変速機。 9.係止装置が弾性的に撓む爪(12)のように形成され、この爪が変速段の数 に一致する数の凹部(11)に係合することを特徴とする請求項8記載の変速機 。 10.凹部(11)が回転グリップの半径方向外周面に設けられていることを特徴 とする請求項9記載の変速機。 11.カムリング(8)が回転グリップと共に回転可能であり、このカムリングの 半径方向外周面に制御カム(9)が設けられ、制御カムの利用しない残りの部分 に、係止装置用凹部(11)が設けられていることを特徴とする請求項8〜10 のいずれか一つに記載の変速機。 12.チェーンを他の被駆動スプロケットまたは駆動スプロケットに掛け替える際 に或る程度の過剰操作となるように、爪(12)に対する凹部(11)の位置 が選択されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載の変速 機。 13.液圧管路が最大で3ミリメートルの内径を有し、金属、合成樹脂またはその 他の硬質材料からなっていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに 記載の変速機。 14.液圧装置の圧力およびまたは液体容積が制御可能であることを特徴とする請 求項1〜13のいずれか一つに記載の変速機。 15.圧力制御が従動シリンダを調節するために役立つことを特徴とする請求項1 4記載の変速機。 16.液圧装置の漏れ、温度変化による圧力変化時または外部圧力変化時に、圧力 制御装置が補正するよう作用することを特徴とする請求項14または15記載の 変速機。 17.圧力制御装置が自動的にまたは任意に作動することを特徴とする請求項14 〜16のいずれか一つに記載の変速機。 18.液圧装置が容積制御装置(38)と協働し、この容積制御装置が変位センサ (41)を備え、この変位センサが容積比較装置(44)の変位センサ(47) と同期し、この容積比較装置が、特性に依存するその容積の変化時に、最低圧力 を得る、液圧装置の容積の類似の変化を生じることを特徴とする請求項14〜1 7のいずれか一つに記載の変速機。 19.変位センサがそれぞれ、容積制御装置(38)または容積比較装置(44) の作動シリンダ(39,45)のピストン(40,46)またはピストンロッド (41,47)であり、両変位センサがその長手方向ストロークに関して互いに 接続され、変位センサが同じ戻し力(ストッパー42,ばね43)に抗して作用 し、それによって容積比較装置(44)の変位センサの摺動が容積制御装置(3 8)の変位センサの摺動となることを特徴とする請求項18記載の変速機。 20.マスターシリンダ(48)と従動シリンダ(49)が複動式作動シリンダと して形成され、 この作動シリンダ(48,49)の両作動室が平行に液圧的に接続配置され た液圧管路(50,51)を介して、作動室に接続され、そして 一方の液圧管路(50)が容積制御装置(54,56)に接続され、他の液 圧管路(51)が容積比較装置(55,57)に接続されていることを特徴とす る請求項18または19記載の変速機。 21.両液圧管路(50,51)が短絡管路(62)を介して互いに接続され、こ の短絡管路が容積をつり合わせる働きをする弁(63)を介して制御可能である ことを特徴とする請求項20記載の変速機。 22.マスターシリンダ(2,35)の作動ピストン(10)と従動シリンダ(4 ,36)の作動シリンダ(33)の間で調節力を伝達するための力が、ピストン とピストンロッドの分離によって、横方向を含んでいないことを特徴とする請求 項1〜21のいずれか一つに記載の変速機。
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