JPH10510772A - 熱染料転写印刷用レシーバーシート - Google Patents

熱染料転写印刷用レシーバーシート

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Abstract

(57)【要約】 適合するドナーシートとの組み合わせで使用する熱転写印刷レシーバーシート。レシーバーシートは、染料受容性受容層および不透明な二軸配向したポリエステル基材を含み、このポリエステル基材は、(i)0.3〜3.5μmの範囲の平均空隙サイズを有する、無機充填剤粒子の周囲に形成された、小さい空隙、および、(ii)5〜21μmの範囲の平均空隙サイズを有し且つ15%未満の数の空隙が27μmを越える空隙サイズを有する、有機充填剤粒子の周囲に形成された、大きい空隙、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 熱染料転写印刷用レシーバーシート 本発明は熱転写印刷に関し、そして詳細には、ドナーシートと組み合わせて使 用する熱転写印刷レシーバーシートに関する。 現在存在する熱転写印刷(TTP)の技術は、一般に、相手側のドナーシート から画像媒体を熱転写することによりレシーバーシート上に画像を形成すること を含む。ドナーシートは、通常、ワックスおよび/またはポリマー樹脂バインダ ーを通常に含むインク媒質中に含まれる昇華性染料を含む転写層で被覆した、紙 、合成紙またはポリマーフィルム材料の支持基材を含む。相手側のレシーバーシ ートは、通常、同様の材料の支持基材を含み、前記支持基材はその表面上に、染 料受容性のポリマー受容層を有する。それぞれの転写層および受容層が接触して 配置されたドナーおよびレシーバーシートを含むアセブリーが、例えば、テレビ ジョンシグナルのような情報信号に由来する画像様領域において選択的に加熱さ れるときに、染料はドナーシートからレシーバーシートの染料受容層に転写され 、そこに特定のパターンの単色画像が形成される。異なる単色染料、通常、シア ン、マゼンタおよびイエローでこの方法を繰り返すことにより、フルカラー画像 はレシーバーシート上に形成される。画像形成は、それ故、熱転写による染料の 拡散に依存するものである。 シャープな画像の発現を行うために必要な強い局所的な加熱は、レーザービー ム画像形成を含む様々な技術により加えることができるが、便利で広く用いられ ている熱転写印刷の技術は、例えば、各ドットが独立の加熱要素である(所望な らば電気的に制御されてい る)ドットマトリックスタイプのサーマルプリントヘッドを含む。 入手可能なTTPプリント装置は、外観が損なわれ、そして得られる印刷物が 許容できない、比較的に低い光学濃度の不十分に印刷されたスポットを含む、欠 陥を有する画像形成されたレシーバーシートを生じる、ということが観測されて いる。少なくとも2種のタイプの印刷欠陥がある。第一のタイプは、隣接ピクセ ルの印刷画像間に現れるギャップにより、規則的に間隔のあいた欠陥である。規 則的に間隔のあいた欠陥は印刷時のプリントヘッドへのドナーシートの不十分な 適合性によるものであると信じられる。第二のタイプの欠陥は、より小さく、且 つ、不規則に間隔のあいたものであり、そして、その欠陥はレシーバーシートの 表面にある欠陥によるものと信じられる。追加の層を必要とせずに、規則的に間 隔のあいた印刷欠陥および不規則に間隔のあいた印刷欠陥の両方をなくし、そし て、印刷されたシートの色を良くする、非常に白いレシーバーシートを提供する 必要がある。 我々は、上記の1つ以上の問題を低減するか、または実質的になくす、TTP 法において使用するためのレシーバーシートを考案した。 従って、本発明は、適合するドナーシートと組み合わせて使用するための熱転 写印刷レシーバーシートを提供し、このレシーバーシートはドナーシートから熱 転写された染料を受容するための染料受容性受容層および不透明な二軸配向され たポリエステル支持基材を含み、この支持基材は、(i)0.3〜3.5μmの 範囲の平均空隙サイズを有する、無機充填剤粒子の周囲に形成された小さい空隙 、および、(ii)5〜21μmの範囲の平均空隙サイズを有し且つ15%未満 の数の空隙が27μmより大きい空隙サイズを有する、有機充填剤粒子の周囲に 形成された、大きい空隙、を含む。 本発明は、適合するドナーシートとの組み合わせで使用する熱転写印刷レシー バーシートを製造するための方法をも提供し、この方法は、(i)0.3〜3. 5μmの範囲の平均空隙サイズを有する、無機充填剤粒子の周囲に形成された小 さい空隙および(ii)5〜21μmの範囲の平均空隙サイズを有し且つ15% 未満の数の空隙が27μmより大きい空隙サイズを有する、有機充填剤粒子の周 囲に形成された、大きい空隙を含む、不透明な二軸配向されたポリエステル支持 基材を形成すること、ドナーシートから熱転写された染料を受容するための染料 受容性受容層を、前記基材の少なくとも片面上に塗布することを含む。 本発明の内容において、次の用語はここに規定する通りの意味であると理解さ れるべきである。 シート:単一の個々のシートのみならず、連続ウェブ、または、複数の個々の シートに分割できるリボン状構造をも含む。 適合性:ドナーシートとの関係において、熱影響下で、ドナーシートと接触し ているレシーバーシートの受容層に移行し、そして画像を形成することができる 染料で含浸されたドナーシートを示す。 不透明:レシーバーシートの基材が可視光を実質的に透過させないことを意味 する。 空隙(の開いた):レシーバーシートの基材が、少なくとも一定比率で、離散 した独立気泡を含む気泡構造を好ましくは含むことを示す。 フィルム:支持基材がなくても独立に存在することができる自立構造である。 本発明によるレシーバーシートの基材は、いずれかの合成のフィルム形成性の ポリエステル材料から形成できる。適切な材料は、1種以上のジカルボン酸また はその低級アルキル(6個以下の炭素数 )のジエステル、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,5-、2,6- または2,7-ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼ ライン酸、4,4'- ジフェニルジカルボン酸、ヘキサヒドロ−テレフタル酸または 1,2-ビス−p−カルボキシフェノキシエタン(所望によりピバル酸のようなモノ カルボン酸とともに)と、1種以上のグリコール、例えば、エチレングリコール 、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコールおよび 1,4-シクロヘキサンジメタノールとの縮合により得ることができる合成線状ポリ エステルを含む。ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレンナフタレート フィルムは好ましい。ポリエチレンテレフタレートフィルム、特に、通常70〜 125℃の温度で2つの互いに垂直な方向に逐次的に延伸することにより二軸配 向され、そして好ましくは150℃〜250℃の範囲の温度でヒートセットされ た、このようなフィルムは特に好ましく、例えば、GB−A−838,708号 に記載される通りである。 本発明によるレシーバーシートのためのフィルム基材は、好ましくはフィルム 平面の互いに垂直な2つの方向に延伸することによって二軸配向され、それによ り、満足できる機械特性および物理特性を達成する。フィルムの形成は、二軸配 向ポリエステルフィルムを製造するための当業界において知られているいずれか の方法、例えば、チューブまたは平面フィルム法により行える。 チューブ法同時二軸配向は、熱可塑性ポリエステルチューブを押出し、次にク エンチし、再加熱し、そして内部ガス圧で膨張して横方向に配向させ、そして長 手方向に配向を生じる速度で引落しすることにより行える。 好ましい平面フィルム法において、フィルム形成性ポリエステルはスロットダ イを通して押出され、そしてチルドキャスティングド ラム上で急速に冷却されて、ポリエステルフィルムが非晶状態に確実にクエンチ される。ポリマーのガラス転移温度より高い温度で、このクエンチした押出物を 延伸することにより配向は行える。最初に1方向で延伸された、平らなクエンチ された押出物を延伸することにより次の配向は行え、通常、長手方向、即ち、フ ィルム延伸機を通る進行方向に延伸され、次に、横方向に延伸される。押出物の 進行方向の延伸は1組の回転ロール上で、または、2組のニップロール間で便利 に行い、その後、横方向の延伸は幅出装置で行う。延伸はフィルム形成性ポリエ ステルの性質によって決まる程度に行われ、例えば、線状ポリエステルは、通常 、配向したポリエステルフィルムの寸法が、各々の方向の延伸において、初期寸 法の2.5〜4.5倍、好ましくは3.0〜4.0倍であるように延伸される。 基材は、長手方向において、好ましくは2.8〜3.4倍、より好ましくは3. 0〜3.2倍に延伸され、そして横方向において、3.0〜3.6倍、より好ま しくは3.2〜3.4倍に延伸される。 延伸したフィルムは、フィルム形成性ポリエステルのガラス転移温度より高い 温度であるが、その融解温度よりも低い温度で、寸法拘束下でヒートセットして ポリエステルの結晶化を誘導することにより寸法安定化されてよく、そしてその ことは好ましい。 空隙を有するフィルムを製造するために、ポリエステルフィルム形成性組成物 中に空隙形成剤を添加することが必要である。空隙形成はポリエステルと空隙形 成剤との分離により延伸プロセスの間に起こる。空隙のサイズは、空隙形成剤お よびポリエステル基材の化学組成、空隙形成剤の粒子サイズ、押出プロセスの温 度および剪断作用、フィルム延伸およびフィルム延伸後の結晶化の程度および温 度のようなファクターの複合相互作用による。 空隙サイズとは、空隙の最大寸法のサイズを意味する。空隙の形 状は好ましくは略楕円平板状である。空隙の最大寸法または長さ(図9および1 0の寸法a)は一般にフィルムの長手延伸の方向にある。空隙の幅(図9および 10の寸法b)は一般にフィルムの横延伸方向にある。空隙の深さはフィルムを 縁から見たときの空隙の厚さ(図10の寸法c)である。 小さい空隙の平均空隙サイズまたは平均長さは好ましくは0.5〜3.0μm であり、より好ましくは1.0〜2.5μmであり、特に1.3〜2.0μmで あり、そして特には1.6〜2.0μmである。小さい空隙のサイズの分布も好 ましい特性の基材を得るための重要なパラメータである。本発明の好ましい態様 において、小さい空隙の50%を越える量、より好ましくは70%を越える量、 そして特に90%を越える量で、100%までの量は平均空隙サイズ±0.3μ m、より好ましくは±0.2μm、そして特に±0.1μmの範囲の空隙サイズ または長さを有する。 小さい空隙の平均幅は好ましくは0.2〜2.5μmであり、より好ましくは 0.6〜2.0μmであり、特に1.0〜1.8μmであり、そして特に1.4 〜1.6μmである。 小さい空隙の深さまたは厚さは好ましくは0.1〜1.5μmであり、より好 ましくは0.4〜0.8μmである。 小さい空隙は無機充填空隙形成剤の周囲に形成され、即ち、それを包囲し、こ の空隙形成剤はポリエステル基材形成性組成物中に混入されているものである。 無機充填剤は、レーザー回折により測定して、粒子の直径の体積%に関する累積 分布曲線上で読んで、0.3〜0.9μm、より好ましくは0.4〜0.8μm 、そして特に0.5〜0.7μmの体積分布メジアン粒子直径(全ての粒子の体 積の50%に相当する等価球形直径)−しばしばD(v,0.5)値と呼ばれる ものである−を有する。 過剰の大きい無機充填剤粒子が存在すると、フィルムは目に見えない「スペク ル」を示すフィルムを生じ、即ち、フィルム中の樹脂粒子の存在が裸眼で識別で きるものになる。それ故、望ましくは、無機充填剤粒子の体積の99.9体積% の実粒子サイズは20μmを越えるべきでなく、そして好ましくは15μmを越 えない。 無機充填剤粒子の粒子サイズは電子顕微鏡、セジメンテーション分析および動 的または静的光散乱によっても測定できる。レーザー回折を基礎とする技術は好 ましい。メジアン粒子サイズは、選ばれた粒子サイズよりも小さい粒子の百分率 を示す累積分布曲線をプロットし、そして50%を測定することにより決定でき る。無機粒子の体積分布メジアン粒子直径は、高剪断ミキサー(例えば、Chemco ll)中でエチレングリコール中に充填剤を分散した後にMalverm Instruments Ma stersizer MS 15 粒子サイズ測定器を用いて適切に測定される。 基材中に混入された無機充填剤の濃度は基材中に存在する成分の合計重量を基 準にして、14〜19重量%、より好ましくは15〜18重量%、そして特に1 6〜17重量%である。 空隙形成された基材を形成するために適切な粒状充填剤は従来の無機顔料およ び充填剤を含み、特に、金属酸化物またはメタロイド酸化物、例えば、アルミナ 、シリカおよびチタニア、および、アルカリ金属塩、例えば、カルシウムおよび バリウムの炭酸塩および硫酸塩を含む。無機充填剤は均質であり、そして、1種 の充填剤材料または化合物から本質的になり、例えば、単独での二酸化チタンま たは硫酸バリウムから本質的になる。または、充填剤の少なくとも一定の比率は 不均質であってよく、主要充填剤材料が追加の変性成分と組み合わされる。例え ば、主要充填剤粒子は、充填剤が基材ポリマーと適合性になるように改良しまた は変性するために、表面変 性剤、例えば、顔料、石鹸、界面活性カップリング剤または他の変性剤で処理さ れてよい。硫酸バリウムは特に好ましい無機充填剤である。本発明の好ましい態 様において、基材は基材中に存在する成分の合計重量を基準にして、好ましくは 5重量%未満、より好ましくは3重量%未満、特に1重量%未満、そして特に0 重量%で硫酸バリウム以外の無機充填剤を含み、即ち、好ましくは硫酸バリウム は本質的に、基材中に存在する唯一の無機充填剤である。 大きい空隙の平均空隙サイズまたは平均長さは好ましくは7〜20μmであり 、より好ましくは9〜19μmであり、特に11〜18μmであり、そして特に 13〜17μmである。本発明によると、大きい空隙の数の15%未満の数、よ り好ましくは10%未満の数、特に5%未満の数、そして特に3%未満の数は2 7μmより大きい空隙サイズまたは長さを有する。本発明の特に好ましい態様に おいて、大きい空隙サイズの30%未満の数、より好ましくは25%未満の数、 特に20%未満の数、特に15%未満の数は21μmより大きい空隙サイズまた は長さを有する。 大きい空隙の平均幅は5〜18μmであり、より好ましくは7〜17μmであ り、特に9〜16μmであり、特に11〜15μmである。 大きい空隙の平均深さまたは厚さは好ましくは2〜8μmであり、より好まし くは3〜6μmである。 大きい空隙は有機充填空隙形成剤の周囲に形成され、即ち、それを包囲し、こ の有機空隙形成剤はポリエステル基材形成性組成物中に混入されているものであ る。延伸操作の前のポリエステル基材形成性組成物中に存在する過半の比率の有 機充填剤粒子は好ましくは1〜10μmの粒子サイズを有する。有機充填剤粒子 はフィルム延伸の前には略球形であり、そして粒子サイズとは粒子の平均直径を 意味する。好ましくは70%を越える数、より好ましくは80%を越える数、そ して特に90%を越える数の有機充填剤粒子は1〜9μmの粒子サイズを有し、 より好ましくは1〜7μm、特に2〜7μmの粒子サイズを有する。本発明の特 に好ましい態様において、適切には20%未満、好ましくは15%未満、より好 ましくは10%未満、特に5%未満、特に3%未満の数の無機充填剤は、延伸の 前に、9μmを越える粒子サイズを有する。有機充填剤粒子の平均粒子サイズは 好ましくは2〜8μmであり、そしてより好ましくは3〜6μmである。 有機充填空隙形成剤は適切にはオレフィンポリマーであり、例えば、低密度ま たは高密度ホモポリマーであり、特にポリエチレン、ポリプロピレンまたは4− メチルペンテン−1、オレフィンコポリマー、特に、エチレン−プロピレンコポ リマー、またはそれらの2種以上の混合物である。ランダム、ブロックまたはグ ラフトコポリマーは使用されてよい。ポリプロピレンは特に好ましい有機充填剤 である。 基材中に混入される有機充填剤の濃度は、基材中に存在する成分の合計重量を 基準にして3〜12重量%、より好ましくは4〜10重量%、そして特に4.5 〜7重量%である。 本発明の好ましい態様において、基材中に存在する小さい空隙の数の大きい空 隙の数に対する比は、適切には5:1〜1000:1であり、好ましくは25: 1〜700:1であり、より好ましくは100:1〜600:1であり、特に1 50:1〜400:1であり、特に300:1〜400:1である。 大きい空隙のサイズはとりわけポリエステル基材形成性組成物中に含まれる有 機充填剤粒子のサイズに依存する。好ましいサイズの充填剤粒子を得るために、 ポリエステル基材形成性組成物中に有機 充填剤とともに分散剤を更に混入することが一般に必要である。特にポリオレフ ィン有機充填剤のための適切な分散剤は、グラフト化ポリオレフィンコポリマー 、または、好ましくはカルボキシル化ポリオレフィン、特にカルボキシル化ポリ エチレンである。 カルボキシル化ポリオレフィンは、オレフィンホモポリマー(好ましくはエチ レンホモポリマー)を酸化し、ポリオレフィン鎖中にカルボキシル基を導入する ことにより便利に調製される。または、カルボキシル化ポリオレフィンは、オレ フィン(好ましくはエチレン)とエチレン系不飽和酸若しくは酸無水物、例えば 、アクリル酸、マレイン酸または無水マレイン酸とを共重合させることにより調 製できる。カルボキシル化ポリオレフィンは、所望ならば、部分中和されてよい 。適切なカルボキシル化ポリオレフィンは、150〜100000cps(好ま しくは150〜50000cps)のブルックフィールド粘度(140℃)を有 し、且つ、5〜200mgのKOH/g(好ましくは5〜50mgのKOH/g )の酸価を有するものであり、ここで、酸価は1gのポリマーを中和するために 必要なKOHのmg数である。分散剤の量は有機充填剤の重量に対して、好まし くは0.3〜5.0重量%、より好ましくは0.5〜2.0重量%、そして特に 0.8〜1.2重量%である。 無機充填剤、有機充填剤および/または分散剤は、ポリエステルの押出成形の 前のフィルム製造プロセスのどの点でもポリエステル基材またはポリエステル基 材形成性材料中に加えられてよい。例えば、無機充填剤粒子は、ポリエステル合 成のエステル反応段階の間に、グリコール分散体として混入されることが好まし いが、モノマー移送の間にまたはオートクレーブ中に加えられてよい。無機充填 剤、有機充填剤および/または分散剤は、基材フィルムの形成の前に、粒状また はチップ状の形態でポリエステルとドライブレンドさ れるか、または、二軸スクリュー押出機によってポリエステル溶融体中に乾燥粉 末として加えられまたはマスターバッチ技術によってくわえられてよい。有機充 填剤は分散剤とともに好ましくはマスターバッチ技術により加えられる。 本発明の好ましい態様において、基材は蛍光増白剤を含む。蛍光増白剤はポリ エステル合成または基材製造のどの段階で加えられてもよい。ポリエステル合成 の間にグリコール中に蛍光増白剤を加えること、または、例えば、押出成形によ る基材の形成前にポリエステルに蛍光増白剤を加えることは好ましい。蛍光増白 剤は基材中に存在する成分の合計重量を基準にして50〜1000ppm、より 好ましくは100〜500ppm、そして特に150〜250ppmの量で好ま しくは加えられる。適切な蛍光増白剤は、Uvitex MES、Uvitex OB 、Leucopur E GMおよびEastbrite OB-1の商品名で市販されているものを含む。 本発明による基材は不透明であり、特に150μmの厚さのフィルムに関して は、好ましくは1.1〜1.45、より好ましくは1.15〜1.4、特に1. 2〜1.35の透過光学濃度(Transmission Optical Density)(TOD)(マクベスデ ンシオメータ、タイプ TD 902:透過モード)を示す。 基材の表面は、本明細書中に説明するように測定して、20〜70%、より好 ましくは30〜65%、特に40〜55%、特に45〜50%の85°光沢値を 示す。 基材は、本明細書中に説明するように測定して、好ましくは90〜100、よ り好ましくは95〜100、そして特に98〜100ユニットの白色度指数を示 す。 基材は、本明細書中に説明するように測定して、好ましくは1〜−3、より好 ましくは0〜−2、特に−0.5〜−1.5、特に− 0.8〜−1.2の黄色度指数を示す。 基材は、本明細書中に説明されるように測定して、好ましくは200〜150 0nm、より好ましくは400〜1200nm、そして特に500〜1000n mの二乗平均表面粗さ(Rq)を示す。 基材の厚さはレシーバーシートの用途により変化するが、一般には、250μ m未満であり、好ましくは50μm〜190μmの範囲であり、そしてより好ま しくは150〜175μmであろう。 前で説明したようにTTPが基材表面上に直接行われるときには、発現した画 像の光学濃度は低い傾向があり、基材表面上に更なる受容層を塗布する必要があ る。受容層は、望ましくは、(1)ドナーシートから熱転写される染料に対する 高い受容性、(2)許容できるほどの光沢の印刷物を確実に製造するためのサー マルプリントヘッドとの接触による表面変形に対する耐性、および(3)安定な 画像を保持する能力を示す。 上記の基準を満足する受容層は、染料受容性の合成熱可塑性ポリマーを含む。 受容層のモルホロジーは要求される特性により変化することができる。例えば、 受容性ポリマーは転写された画像の光学濃度を上げるために本質的に非晶性であ り、表面変形を低減するために本質的に結晶性であり、または、特性の適切なバ ランスを得るために部分的に非晶性/結晶性であることができる。 受容層の厚さは広い範囲で変化できるが、一般には50μm未満であろう。受 容層の厚さは、とりわけ、特定の受容性ポリマー中に発現した画像の光学濃度を 支配し、そして0.5〜25μmの範囲である。特に、本明細書中に記載した種 類の不透明基材層との組み合わせで、0.5〜10μmの範囲内に受容層を注意 深く制御することにより、転写画像の光学濃度を有意に低減することなく、表面 変形に対する耐性の驚くほどの、有意な改善が見られることが観測 された。 受容層中に使用するための染料受容性ポリマーは、適切にはポリエステル樹脂 、ポリ塩化ビニル樹脂またはそのコポリマー、例えば、塩化ビニル/ビニルアル コールコポリマーを含む。 適切なコポリエステル樹脂は1種以上の二塩基芳香族カルボン酸、例えば、テ レフタル酸、イソフタル酸およびヘキサヒドロテレフタル酸、および、1種以上 のグリコール、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ レングリコールおよびネオペンチルグリコールから得られる。満足できる染料受 容性および耐変形性を提供する典型的なコポリエステルは、エチレンテレフタレ ートおよびエチレンイソフタレートのものであり、50〜90モル%のエチレン テレフタレート、および、対応して10〜50モル%のエチエレンイソフタレー トのモル比のものである。好ましいコポリエステルは、65〜85モル%のエチ レンテレフタレートおよび15〜35モル%のエチレンイソフタレートを含む。 特に好ましいコポリエステルは、約82モル%のエチレンテレフタレートおよび 18モル%のイソフタレートを含む。 好ましい市販の非晶性ポリエステルは、Vitel PE 200(Goodyear)およびVylo n ポリエステルグレード103 、200 および290(Toyobo)を含む。異なるポリエス テルの混合物も受容層中に存在してよい。 レシーバーシート上での受容層の形成は従来の技術により行われてよく、例え ば、予備成形した基材上にポリマーをキャスティングすること、次に昇温で乾燥 することにより行われる。ポリエステル基材およびコポリエステル受容層を含む レシーバーシートの乾燥は、175℃〜250°の範囲の温度で便利に行われる 。しかし、マルチオリフィスダイの独立オリフィスを通してそれぞれのフィルム 形成性層の同時押出およびその後の溶融状態の層の一体化によるか、または、そ れぞれのポリマーの溶融ストリームがダイマニホールドに向かうチャンネル内で 最初に一体化され、次に、相互に混合せずにダイオリフィスから層流条件で一緒 に押出され、複合材シートを製造するかのいずれかにより、同時押出により行わ れる。 同時押出したシートは、上記に記載の通りに、基材の分子配向を行うために延 伸され、そして好ましくはヒートセットされる。一般に、基材層を延伸するため に課される条件は、受容層ポリマーの部分結晶化を誘導し、そしてそれ故、受容 層の望ましいモルホロジーを形成するために選択される温度で寸法拘束下でヒー トセットすることは好ましい。この為、受容層ポリマーの結晶融解温度より低い 温度でヒートセットを行い、そして複合材を放冷または冷却することにより、受 容層ポリマーは本質的に結晶性のままであろう。しかし、受容層ポリマーの結晶 融解温度より高い温度でのヒートセットにより、それは本質的に非晶性になるで あろう。ポリエステル基材およびコポリエステル受容層を含むレシーバーシート のヒートセットは、175℃〜200℃の範囲の温度で便利に行われ、実質的に 結晶性の受容層を生じ、または、200℃〜250℃の範囲の温度で行われ、本 質的に非晶性の受容層を生じる。 本発明の1つの態様において、付着層は基材と受容層との間に存在する。追加 の付着層の機能は受容層の基材に対する付着力を上げるためのものである。付着 層は、好ましくはアクリル樹脂を含み、ここで、アクリル樹脂とは少なくとも1 種のアクリルおよび/またはメタクリル成分を含む樹脂を意味する。 付着層のアクリル樹脂成分は好ましくは熱硬化したものであり、そして好まし くはアクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステル、および/または その誘導体から得られた少なくとも1種 のモノマーを含む。本発明の好ましい態様において、アクリル酸エステルおよび /またはメタクリル酸エステルおよび/またはその誘導体から得られた少なくと も1種のモノマーを50〜100モル%、より好ましくは70〜100モル%、 特に80〜100モル%、特に85〜98モル%含む。本発明における使用に好 ましいアクリル樹脂は、好ましくは、アクリル酸アルキルエステルおよび/また はメタクリル酸アルキルエステルを含み、ここで、アルキル基は10個以下の炭 素原子を含み、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ チル、イソブチル、ターブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、ヘプチルおよ びn−オクチルである。メタクリル酸アルキルエステルとともにアクリル酸アル キルエステル、例えば、アクリル酸エチルおよび/またはアクリル酸ブチルから 得られたポリマーは好ましい。アクリル酸エチルおよびメタクリル酸メチルを含 むポリマーは特に好ましい。アクリレートモノマーは好ましくはアクリル樹脂中 に好ましくは30〜65モル%の範囲の比率で存在し、そしてメタクリレートモ ノマーは好ましくは20〜60モル%の比率で存在する。 付着層の好ましいアクリル樹脂の調製に使用されるのに適切な他のモノマーは 、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルおよび/またはその 誘導体と、任意の追加のモノマーとして共重合することができ、そのようなモノ マーは、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ハロ−置換アクリロニトリル 、ハロ−置換メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メ チロールアクリルアミド、N−エタノールアクリルアミド、N−プロパノールア クリルアミド、N−メタクリルアミド、N−エタノールメタクリルアミド、N− メチルアクリルアミド、N−第三ブチルアクリルアミド、ヒドロキシエチルメタ クリレート、グリシジルア クリレート、グリシジルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート 、イタコン酸、無水イタコン酸およびイタコン酸の半エステルを含む。 アクリル樹脂付着層ポリマーの他の任意のモノマーは、ビニルエステル、例え ば、酢酸ビニル、ビニルクロロアセテートおよび安息香酸ビニル、ビニルピリジ ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、マレイン酸、無水マレイン酸、スチレンおよ びスチレンの誘導体、例えば、クロロスチレン、ヒドロキシスチレンおよびアル キル化スチレンで、アルキル基が1〜10個の炭素原子を含むもの、を含む。 3種のモノマーから得られる好ましいポリマーは、35〜60モル%のアクリ ル酸エチル/30〜55モル%のメタクリル酸メチル/2〜20モル%のアクリ ルアミドまたはメタクリルアミドを含み、そして特にアクリル酸エチル/メタク リル酸メチル/アクリルアミドまたはメタクリルアミドがそれぞれ46/46/ 8モル%の概略のモル比で含み、このポリマーは、例えば、約25重量%のメチ ル化メラミンホルムアルデヒド樹脂の存在下で熱硬化するときに特に有効である 。 4種のポリマーから得られる好ましいアクリル樹脂は、(a)35〜40モル %のアクリル酸アルキルエステル、(b)35〜40モル%のメタクリル酸アル キルエステル、(c)10〜15モル%の、遊離カルボキシル基および/または その塩を含有するモノマー、および(d)15〜20モル%のスルホン酸および /またはその塩のコモノマーを含むコポリマーを含む。アクリル酸エチルは特に 好ましいモノマー(a)であり、そしてメタクリル酸メチルは特に好ましいモノ マー(b)である。遊離カルボキシル基および/またはその塩を含有するモノマ ー(c)、即ち、コポリマーが生成される重合反応に参加しないカルボキシル基 を含むモノマー(c)は、 適切には、共重合性の不飽和カルボン酸を含み、そして好ましくは、アクリル酸 、メタクリル酸、マレイン酸および/またはイタコン酸から選ばれる。アクリル 酸およびイタコン酸は特に好ましい。スルホン酸モノマー(d)も遊離酸および /またはその塩として存在してよい。好ましい塩は、アンモニウム、置換アンモ ニウムまたはアルカリ金属、例えば、リチウム、ナトリウムまたはカリウムの塩 を含む。スルホネート基は付着性コポリマー樹脂を生成するための重合反応に参 加しない。スルホン酸モノマーは好ましくは芳香族基を含み、そしてより好まし くはp−スチレンスルホン酸および/またはその塩である。 アクリル樹脂の重量平均分子量は幅広い範囲にわたって変化することができる が、好ましくは10,000〜10,000,000、より好ましくは50,0 00〜200,000の範囲である。 アクリル樹脂は、乾燥した付着層の合計重量に対して、好ましくは少なくとも 30重量%、より好ましくは40〜95重量%、特に60〜90重量%、特に7 0〜85重量%である。アクリル樹脂は一般に水不溶性である。水不溶性アクリ ル樹脂を含む塗料組成物は、しかし、基材上に水性分散体として塗布されること ができる。アクリル樹脂の分散を補助するために、塗料組成物中に適切な界面活 性剤は含まれてよい。 所望ならば、付着層塗料組成物は、層を架橋し、それにより基材への付着性を 改良する架橋剤をも含んでよい。更に、架橋剤は、溶剤浸入から保護するために 内部架橋を行うことができるべきである。適切な架橋剤は、エポキシ樹脂、アル キッド樹脂、アミン誘導体、例えば、ヘキサメトキシメチルメラミン、および/ または、アミン、例えば、メラミン、ジアジン、尿素、環式エチレン尿素、環式 プロピレン尿素、チオ尿素、環式エチレンチオ尿素、アルキルメラ ミン、アリールメラミン、ベンゾグアナミン、グアナミン、アルキルグアナミン およびアリールグアナミンと、アルデヒド、例えば、ホルムアルデヒドとの縮合 生成物を含むことができる。有用な縮合生成物は所望によりアルコキシ化されて いてよい。架橋剤は、適切には、乾燥した付着層の合計重量に対して、5〜60 重量%、好ましくは10〜40重量%、より好ましくは15〜30重量%の量で 使用されてよい。架橋剤の架橋作用を促進するために触媒も好ましくは使用され る。架橋性メラミンホルムアルデヒドのための好ましい触媒は、p−トルエンス ルホン酸、塩基との反応により安定化されたマレイン酸、モルホリニウムp−ト ルエンスルホネートおよび硝酸アンモニウムを含む。 付着層塗料組成物は、配向フィルムの製造における延伸操作の前、その間また はその後に塗布されてよい。付着層塗料組成物は、好ましくは、熱可塑性ポリエ ステルフィルム二軸延伸操作の2つの段階(長手および横方向)の間に基材上に 塗布される。このような延伸および塗布の順序は付着層を被覆した線状ポリエス テルフィルム、特にポリエチレンテレフタレートフィルム基材の製造に適切であ り、それは、好ましくは、回転ローラー上で長手方向に最初に延伸され、塗布さ れ、そしてその後に幅出炉において横方向に延伸され、好ましくは次にヒートセ ットされる。 付着層塗料組成物は、好ましくは、適切な従来技術のいずれか、例えば、ディ ップコーティング、ビードコーティング、リバースローラーコーティングまたは スロットコーティングにより基材上に塗布される。 付着層は、好ましくは、0.05〜10mgdm-2、より好ましくは0.1〜 2.0mgdm-2の塗料重量で基材上に塗布される。両面を被覆した基材では、 各付着層は好ましい範囲の塗料重量を好 ましくは有する。 基材上への付着層の付着の前に、その露出した表面は、所望ならば、化学若し くは物理表面変性処理を受け、それにより、その表面と、次に塗布される付着層 との間の結合性を改良する。好ましい処理は、その単純さおよび有効性のために 、基材の露出表面にコロナ放電を伴う高電圧電気負荷を施すことである。 所望ならば、本発明によるレシーバーシートは更に帯電防止層を含んでよい。 このような帯電防止層は受容層から離れた側の基材の表面に便利に提供される。 従来の帯電防止層は使用されてよいが、ポリマー帯電防止剤は好ましい。特に適 切なポリマー帯電防止剤はEP−A−0349152に記載されたものであり、 その開示を参照によりここに取り入れ、この帯電防止剤は(a)エトキシル化ヒ ドロキシアミンのポリクロロヒドリンエーテルおよび(b)ポリグリコールジア ミンを含み、成分(a)および(b)の合計アルカリ金属含有率は(a)および (b)の合計重量の0.5%を越えない。 本発明によるレシーバーシートは、所望ならば、受容層内に、または、好まし くは、基材から離れた側の受容層の露出表面の少なくとも1部分の上に別個の層 として存在する剥離媒質を含むことができる。 剥離媒質は、用いられるならば、ドナーシートから転写される染料に対して透 過性であるべきであり、そして剥離剤を含み、例えば、ドナーシートとの比較で レシーバーシートの剥離特性を改良するためにTTP法において従来から使用さ れている種類の剥離剤を含む。適切な剥離剤は固体ワックス、フッ素化ポリマー 、シリコーンオイル(好ましくは硬化した)、例えば、エポキシおよび/または アミノ変性シリコーンオイル、および、特に、オルガノポリシロキ サン樹脂を含む。特に適切な剥離媒質は、EP−A−0349141に記載され るようにジアルキルシロキサンを含むポリウレタン樹脂を含み、その開示を参照 によりここに取り入れる。 本発明は添付の図面を参照して例示され、ここで、 図1は支持基材(2)の第一表面上に染料受容層(3)を有する支持基材(2 )を含むTTPレシーバーシート(1)の一部分の略断面図(スケール通りでな い)である。 図2はレシーバーシートが更なる付着層(4)を含む、同様の略部分断面図で ある。 図3は、第一面(表面)上に、樹脂バインダー中の昇華性染料を含む転写層( 7)を有し、且つ、第二面(裏面)上にポリマー保護層(8)を有する基材(6 )を含む、相手方のTTPドナーシート(5)の略断面図(スケール通りでない )である。 図4は図2に示したレシーバーシートおよび図3に示したドナーシートを用い るTTPプロセスの略断面図である。 図5は画像形成したレシーバーシートの略断面図である。 図6は、有機充填剤粒子(13)および無機充填剤粒子(14)が分散してい るポリエステルマトリックス(12)を含む未延伸基材(レシーバーシートの前 駆基材)の一部分の略断面図である。 図7は有機充填剤粒子(13)および無機充填剤粒子(14)の周囲にそれぞ れ形成された空隙(15)および(16)を示すレシーバーシートの二軸配向し た基材の同様の略断面図である。 図8は図7に示した配向した基材の断面図、即ち、縁から見た図である。 図9は図7に示すフィルム中に存在する個々の大きな空隙の断面図であり、空 隙のサイズまたは長さ(寸法a)および幅(寸法b)を示す。 図10は図8に示すフィルム中に存在する個々の大きな空隙の断面図であり、 空隙のサイズまたは長さ(寸法a)および深さまたは厚さ(寸法c)を示す。 図面の図4および5を参照して、TTP法は、転写層(7)および受容層(4 )が接触しているドナーシートおよびレシーバーシートを組み立てることにより 行われる。複数の印刷要素(そのうちの1つが示されている(10))を含む電 気作動サーマルプリントヘッド(9)はドナーシートの保護層と接触して配置さ れる。プリントヘッドの活性化は、選択された個々の印刷要素(10)を加熱し 、それにより、転写層の下側領域から染料が受容層(4)中に向かって昇華し、 そこで、加熱された要素の画像(11)が形成される。ドナーから剥離された、 得られた画像形成後のレシーバーシートを図面の図5に示す。 レシーバーシートに対してドナーシートを変えて、そしてこのプロセスを繰り 返すことにより、所望の形態の多色画像がレシーバーシート層中に発現すること ができる。 本明細書中において、次の試験方法は基材およびレシーバーシートの特定の特 性を決定するために使用された。 (i)透過光学濃度(TOD) フィルムの透過光学濃度はマクベスデンシオメータTD 902(Dent and W oods Ltd.Basingstoke,UK から入手)を用いて、透過モードで測定した。 (ii)光沢値 フィルム表面の85°光沢値はASTM D 523に記載される原則によっ てDr LangeリフレクトメータRB3(Dr Bruno Lange,GmbH,Dusseldorf,Germ any から入手)を用いて測定した。 (iii)白色度指数および黄色度指数 フィルムの白色度指数および黄色度指数はASTM D 313に記載された 原則によってColorgard System 2000,Model/45(Pacific Scientific により製 造)を用いて測定した。 (iv)表面粗さ 二乗平均粗さ(Rq)は0.25mmのカットオフ長さを用いてRank Taylor- Hobson Talysurf 10(Leicester,UK)を用いて測定した。 (v)空隙サイズ 空隙サイズは、窒素凍結後、レシーバーシートの基材の試料を破壊し、次に、 金でスパッタリングすることにより測定した。走査型電子顕微鏡写真を調製し、 そして少なくとも100個、より好ましくは少なくとも500個、そして特に1 000個の小さい空隙および大きい空隙を測定を行った。小さい空隙および大き い空隙の平均空隙サイズまたは平均長さを計算した。更に、21μmより大きい 空隙サイズまたは長さおよび27μmより大きい空隙サイズまたは長さを有する 大きい空隙の%を決定した。空隙サイズの測定は目視または画像分析により、例 えば、Kontron IBASシステムを用いて行った。 本発明は次の実施例を参照して更に例示される。例1 次の成分を含む基材層組成物 ポリエチレンテレフタレート 74重量% ポリプロピレン 9.6重量% カルボキシル化ポリエチレン 0.1重量% (ACワックス、Allied Chemicalsから供給) 硫酸バリウム 16.3重量% (体積分布メジアン粒子直径=0.6μm) は、カルボキシル化ポリエチレンをポリプロピレン中に配合し、そしてマスター バッチとして使用することにより調製した。基材組成物は溶融押出され、冷却さ れた回転ドラム上にキャスティングされ、そしてその初期寸法の約3.1倍に押 出成形方向に延伸された。フィルムは幅出炉を通過し、ここで、フィルムはその 初期寸法の約3.3倍に横方向に延伸された。二軸延伸されたフィルムは従来の 手段により約220℃の温度でヒートセットされた。最終のフィルムの厚さは1 75μmであった。 基材フィルムはここに記載された試験手順を受け、そして次の特性を示した。 (i)透過光学濃度(TOD)=1.35 (ii)85°光沢値=31% (iii)白色度指数=99.3ユニット 黄色度指数=−1.1ユニット (iv)二乗平均粗さ(Rq)=800nm (v)小さい空隙の平均空隙サイズ=1.8μm 大きい空隙の平均空隙サイズ=15.3μm >21μmの空隙サイズを有する、大きい空隙の数=18% >27μmの空隙サイズを有する、大きい空隙の数=3% ポリエステル受容層を基材の表面上に直接塗布した。 約6μmの厚さの二軸配向したポリエチレンテレフタレート基材、および、マ ゼンタ染料をセルロース樹脂バインダー中に含む約2μmの厚さの転写層、を含 むドナーシートを用いて、フィルムの印刷特性を評価した。 転写層と受容層とが接触しているドナーシートおよびレシーバーシートの試料 を含むサンドイッチを、熱転写印刷機のゴム被覆ドラ ム上に配置し、そして6/mmの線密度の間隔の線状配列の画素を含むプリント ヘッドと接触させた。パターン情報信号により画素を約350°の温度に約10 ミリ秒間、選択的に加熱(出力0.32ワット/画素)したときに、マゼンタ染 料はドナーシートの転写層から転写して、レシーバーシートの受容層中に、加熱 された画素の画像を形成した。 被覆したシートから転写シートを剥離した後に、その上の帯状画像を視覚的に 評価し、そして印刷の欠陥(印刷されなかったスポットまたは比較的に低い光学 濃度の領域)は観測されなかった。例2 例1において製造した基材は、ポリエステル受容層を塗布する前に付着層を更 に塗布し、即ち、受容層は付着層の表面に塗布した。付着層塗料組成物は、一軸 延伸ポリエチレンテレフタレート基材に、即ち、横方向の延伸の前に塗布した。 付着層塗料組成物は、次の成分を含んだ。 アクリル樹脂 163ml (25重量%のメトキシル化メラミン−ホルムアルデヒドを含む、メタクリル酸 メチル/アクリル酸エチル/メタクリルアミド:46/46/8モル%の46% w/w水性ラテックス) 硝酸アンモニウム 12.5ml (10%w/w水溶液) Synpernic NDB 30ml (ノニルフェノールエトキシレートの13.7%w/w水溶液、ICIから供給 ) 脱イオン水 2.5リットルまでの残部 付着層を被覆したフィルムを幅出炉中に通過させ、ここで、例1に記載したよ うに、フィルムを横方向に延伸し、そしてヒートセッ トした。付着層の乾燥した塗膜の重量は約0.4mgdm-1であり、そして付着 層の厚さは約0.04μmであった。例1に記載したポリエステル受容層をアク リル付着層の表面上に直接的に塗布し、レシーバーシートを形成した。 レシーバーシートの印刷特性を、例1に記載された試験手順を用いて評価し、 そしてここでも印刷欠陥は観測されなかった。例3 例2の手順を繰り返したが、基材層組成物は次の成分を含んだ。 ポリエチレンテレフタレート 78重量% ポリプロピレン 5重量% カルボキシル化ポリエチレン 0.05重量% (ACワックス,Allied Chemicalsにより供給) 硫酸バリウム 17重量% (体積分布メジアン粒子直径=0.6μm) 基材フィルムに、ここで記載した試験手順を行い、そして次の特性を示した。 (i)透過光学濃度(TOD)=1.26 (ii)85°光沢値=46% (iii)白色度指数=98ユニット 黄色度指数=−1ユニット (iv)二乗平均粗さ(Rq)=600nm (v)小さい空隙の平均空隙サイズ=1.75μm 大きい空隙の平均空隙サイズ=15μm >21μmの空隙サイズを有する、大きい空隙サイズの数=15% >27μmの空隙サイズを有する、大きい空隙サイズの数=2% 例1に記載されたポリエステル受容層をアクリル付着層の表面上に直接的に塗 布し、レシーバーシートを形成した。 レシーバーシートの印刷特性を例1に記載された試験手順を用いて評価し、そ してここでも印刷欠陥は観測されなかった。例4 これは本発明によらない比較例である。例2の手順を繰り返したが、基材層組 成物は0.05重量%のカルボキシル化ポリエチレンを含んだ。 基材フィルムは次の空隙特性を示した。 (i)小さい空隙の平均空隙サイズ=1.8μm 大きい空隙の平均空隙サイズ=16μm >27μmの空隙サイズを有する、大きい空隙サイズの数=18% 例1に記載されたポリエステル受容層をアクリル付着層の表面上に直接的に塗 布し、レシーバーシートを形成した。 レシーバーシートの印刷特性を、例1に記載した試験手順を用いて評価し、そ して印刷欠陥が観測された。 上記の例は本発明によるレシーバーシートの特性が改良されることを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.適合するドナーシートとの組み合わせで使用される、熱転写印刷レシーバ ーシートであって、前記レシーバーシートは、前記ドナーシートから転写される 染料を受容するための染料受容性受容層、および、不透明な二軸配向されたポリ エステル支持基材を含み、前記ポリエステル支持基材は、0.3〜3.5μmの 範囲の平均空隙サイズを有する、有機充填剤粒子の周囲に形成された小さい空隙 、および、5〜21μmの範囲の空隙サイズを有し且つ15%未満の空隙サイズ が27μmを越える、無機充填剤粒子の周囲に形成された大きい空隙を含む、レ シーバーシート。 2.10%未満の数の大きい空隙が27μmを越える空隙サイズを有する、請 求項1記載のレシーバーシート。 3.5%未満の数の大きい空隙が27μmを越える空隙サイズを有する、請求 項2記載のレシーバーシート。 4.30%未満の数の大きい空隙が21μmを越える空隙サイズを有する、請 求項1〜3のいずれか1項記載のレシーバーシート。 5.20%未満の数の大きい空隙が21μmを越える空隙サイズを有する、請 求項4記載のレシーバーシート。 6.基材中の有機充填剤粒子の濃度が、前記基材中に存在する成分の合計重量 を基準にして、3〜12重量%の範囲である、請求項1〜5のいずれか1項記載 のレシーバーシート。 7.基材中の無機充填剤粒子の濃度が、前記基材中に存在する成分の合計重量 を基準にして、14〜19重量%の範囲である、請求項1〜5のいずれか1項記 載のレシーバーシート。 8.小さい空隙の数の大きい空隙の数に対する比が25:1〜700:1であ る、請求項1〜7のいずれか1項記載のレシーバーシ ート。 9.基材が400〜1200nmの二乗平均表面粗さ(Rq)を有する、請求 項1〜8のいずれか1項記載のレシーバーシート。 10.適合するドナーシートととの組み合わせで使用するレシーバーシートを 製造するための方法であって、前記方法は、 (i)0.3〜3.5μmの範囲の平均空隙サイズを有する、無機充填剤粒子 の周囲に形成された、小さい空隙、(ii)5〜21μmの範囲の平均空隙サイ ズを有し且つ15%未満の数の空隙が27μmを越える空隙サイズを有する、有 機充填剤粒子の周囲に形成された、大きい空隙、を含む、不透明な二軸配向した ポリエステル支持基材を形成すること、および、前記基材の少なくとも片側表面 上に、ドナーシートから熱転写される染料を受容するための染料受容性受容層を 塗布すること、を含む方法。
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