JPH10510268A - ニューロメジンb受容体拮抗薬 - Google Patents

ニューロメジンb受容体拮抗薬

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JPH10510268A
JPH10510268A JP8517725A JP51772596A JPH10510268A JP H10510268 A JPH10510268 A JP H10510268A JP 8517725 A JP8517725 A JP 8517725A JP 51772596 A JP51772596 A JP 51772596A JP H10510268 A JPH10510268 A JP H10510268A
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JP8517725A
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エイチ. コイ、デビッド
イー. テイラー、ジョン
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ジ アドミニストレーターズ オブ ザ ツレイン エデュケイショナル ファンド
バイオメジャー インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 式(I) で示される環状オクタペプチドであって、式中、A1は、D−Nal又はD−Trp:A3は、Phe、F5−Phe又はX−Phe(Xは、ハロゲン、NO2、CH3又はOH);A5は、−NH−CH(Y)−CO−[Yは、(CH2m−R4−N(R6)(R6)又は(CH2n−R4−NH−C(R7)−N(R5)(R6)];A6は、Thr、Leu、Ile、Nle、Val、Abu、Nal、Trp、Me−Trp、Bpa、F5−Phe、Phe又はX−Phe(Xは、ハロゲン、NO2、CH3又はOH)のD−又はL−異性体;A8は、Nal又はTrp:mは、1、2又は3;nは、1、2、3、4又は5;R1及びR2はそれぞれ、独立に、H、E、COE又はCOOE[Eは、(C1〜C12)アルキル、(C2〜C12)アルケニル、(C2〜C12)アルキニル、フェニル、ナフチル、(C7〜C12)フェニルアルキルもしくはアルキルフェニル、(C8〜C12)フェニルアルケニルもしくはアルケニルフェニル、(C8〜C12)フェニルアルキニルもしくはアルキニルフェニル、(C11〜C20)ナフチルアルキルもしくはアルキルナフチル、(C12〜C20)ナフチルアルケニルもしくはアルケニルナフチル、又は(C12〜C20)ナフチルアルキニルもしくはアルキニルナフチルであるが、R1又はR2の一方がCOEもしくはCOOEであるときは、他方はHでなければならない];R4は、C64又は不在;R7は、=NR8、=S又は=O;そしてR3、R5、R6及びR8はそれぞれ、独立に、H又はEである。

Description

【発明の詳細な説明】 ニューロメジンB受容体拮抗薬 連邦に後援された研究に関する声明 本発明は、米国国立衛生研究所からの資金援助(交付金第CA45153 号)でな された。従って、合衆国政府は、本発明に一定の権利を有し得る。 関連出願に対する相互参照 本願は、1992年7月27日に出願され、放棄されている米国特許願第07/919,537 号の一部継続出願である、現在係属中の1993年6月17日に出願された米国特許願 第08/078,419号の一部継続出願である。 発明の背景 哺乳動物のボンベシン(Bn)関連ペプチド、ガストリン放出ペプチド(GR P)、ニューロメジンB(NMB)及びニューロメジンC(NMC)は、広範囲 の生物学的効果を有する。これらは、化学走性、平滑筋収縮の刺激、及び多数の 胃腸ホルモンの放出を包含する。GRP及びNMBは、中枢神経系においても活 性であり、体温調節、行動への効果、飽満、概日リズムの維持、及びTSH放出 の阻害に影響を及ぼす。Bn関連ペプチドは、多数の正常細胞(例えば、目、上 皮及び神経内分泌の細胞)や、ヒトの肺小細胞癌細胞、肺非小細胞癌細胞、ラッ ト肝細胞腫瘍細胞、前立腺細胞及び乳腺癌細胞のような新生物細胞で、成長因子 として機能する。 構造及びクローニングの最近の研究は、Bn関連ペプチドが二つの別個の受容 体群の作用を仲介することを立証している。GRP優先性の群又はサブタイプ( GRP受容体又はGRP−R)に対して、GRPは高い親和性を有し、NMBは 低い親和性を有する。逆に、他方の分類群、すなわちNMB優先性サブタイプ (NMB受容体又はNMB−R)に対しては、GRPは低い親和性を有し、NM Bは高い親和性を有する。両受容体群とも、中枢神経系及び胃腸管の全体にわた って存在する。 天然のソマトスタチン、すなわちソマトスタチン−14(SS−14)は、ボ ンベシン受容体を有することが公知である3T3細胞やヒトの肺小細胞癌細胞の 、トリトン(商標)抽出物中の120kDタンパク質との125I−GRPの架橋 結合を阻害することが示されている。最近では、Orbuch他,Mol.Pharmacol.,4 4 : 841(1993)において、ソマトスタチンのオクタペプチド類似体の、NMB−R に対する結合親和性も立証されている。しかし、これらの類似体は、ソマトスタ チン受容体に対する実質的な活性も維持している。 発明の概要 略号 Nal=3−(2−ナフチル)アラニン又は3−(1−ナフチル)アラニン Bpa=3−(4−ビフェニル)アラニン X−Phe=p−、o−又はm−置換基、例えば−OH、CH3、NO2及びハ ロゲンをフェニル環に有するフェニルアラニン、例えば3−(4−クロロフェニ ル)アラニン F5Phe=3−(ペンタフルオロフェニル)アラニン Nle=ノルロイシン Me−Trp=メチル置換されたインドリル窒素を有するTrp Dab=2,4=ジアミノ酪酸 Abu=2−アミノ酪酸 本発明は、NMB受容体に対する高い親和性と高い選択性との双方を有し、下 記の式(I): に包含される環状オクタペプチドに関する。 A1は、Nal又はTrpのD−異性体であり、好ましくはD−Nalである。 A3は、F5−Phe、又はo−、p−もしくはm−置換X−Pheであり、ここ で、Xは、ハロゲン、NO2、CH3又はOHである。A3は、好ましくは、Ph e又はp−置換X−Pheであり、ここでXは、Cl、F又はOHである。A5 は、−NH−CH(Y)−CO−[Yは、(CH2m−R4−N(R5)(R6) 又は(CH2n−R4−NH−C(R7)−N(R5)(R6)]である。一態様で は、A5は、−NH−CH(Y)−CO−[Yは、(CH2m−R4−N(R5) (R6)]であり、好ましくはOrn、Dab、7−アミノフェニルアラニン及 び2,3−ジアミノプロピオン酸である。別の態様では、A5は、−NH−CH (Y)−CO−[Yは、(CH2n−R4−NH−C(R7)−N(R5)(R6) ]であり、好ましくはArg又は7−グアニジルフェニルアラニンである。A6 は、Thr、Leu、Ile、Nle、Val、Nal、Trp、Me−Trp 、Abu、Bpa、Phe、F5−Phe又はX−Phe(Xは、ハロゲン、N O2、CH3又はOH)のD−又はL−異性体である。A6は、好ましくは、Th r、Leu、Ile、Nle、Trp、Val及びAbuのD−又はL−異性体 である。A8は、Nal又はTrpであり、好ましくはNalである。下付き文 字mは1、2又は3、好ましくは、2又は3であり;nは1、2、3、4又は5 、好ましくは、2、3又は4である。R1及びR2はそれぞれ、独立に、H、E、 COE又はCOOEである。Eは、置換又は非置換の;飽和又は不飽和の;直鎖 又は分枝鎖の;環状、非環状又は多環の;1〜25個の炭素原子を有する炭化水 素である。Eの例は、(C1〜C12)アルキル、(C2〜C12)アルケニル、(C2 〜C12)アルキニル、フェニル、ナフチル、(C7〜C12)フェニルアルキルも しくはアルキルフェニル、(C8〜C12)フェニルアルケニルもしくはアルケニ ルフェニル、(C8〜C12)フェ ニルアルキニルもしくはアルキニルフェニル、(C11〜C20)ナフチルアルキル もしくはアルキルナフチル、(C12〜C20)ナフチルアルケニルもしくはアルケ ニルナフチル、又は(C12〜C20)ナフチルアルキニルもしくはナフチルアルキ ニルであるが、R1又はR2の一方がCOEもしくはCOOEであるときは、他方 はHでなければならない。R3、R5、R6、R8はそれぞれ、独立に、H又はEで ある。R3、R5、R6及びR8はそれぞれ、好ましくはH又は(C1〜C10)炭化 水素、例えば、アルキル、アルケニル、アルキルフェニル、フェニル及び(C1 〜C5)アルキルを含むフェニルアルキルである。R5及びR6はそれぞれ、より 好ましくはHである。R4は、C64又は不在であり、好ましくは不在である。 R7は、=NR8、=S又は=Oであり、好ましくは=NR8であり、より好まし くは、R7は=NHである。本発明の上記の式(I)が包含する好適なオクタペ プチドは、H2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Arg−Val− Cys−Nal−NH2(ペプチドArg5);H2−D−Nal−Cys−Ty r−D−Trp−Dab−Val−Cys−Nal−NH2(ペプチドDab5) ;及びH2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Orn−Val−Cy s−Nal−NH2(ペプチドOrn5)を包含する。 式(I)では、ポリペプチド鎖の慣用の表示法に従い、N末端は左方にあり、 C末端は右方にある。ペプチド配列中の記号A1、A2などは、アミノ酸残基を意 味する、すなわち、N末端にあるときは、=N−CH(R)−CO−であり、N 末端にないときは、−NH−CH(R)−CO−であり、ここで、Rは、そのア ミノ酸残基の側鎖を表す。従って、Valについては、Rは−CH(CH32で ある。また、アミノ酸残基が光学的に活性であるときは、D形が明示的に指定さ れなていない限り、意図されるのはL形立体配置である。式(I)中の二つのC ys残基(すなわちA2とA7)は、ジスルフィド結合を介して互いに結合してい ることに留意されたい。しかし、簡便のため、二つのCys残基間のジスルフィ ド結合を示すために慣用的に用いられている直線は、本明細書では省略されてい る。COEは−(C=O)−Eを表し、COOEは−(C=O)−O−Eを表す 。 NMBに仲介される生化学的活性からその障害が生じる患者への、製薬上許容 され得る、式(I)に網羅されるオクタペプチドの塩の投与も、本発明の範囲内 にある。換言すると、該オクタペプチドは、酸付加塩のような製薬上許容され得 る塩、又は亜鉛もしくは鉄等を含む金属錯体の形態で与えることができる。酸付 加塩の例は、(i)酢酸、乳酸、パモ酸(pamoic acid)、マレイン酸、クエン 酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、コハク酸、安息香酸、パルミチン酸、スベリン 酸、サリチル酸、酒石酸、メタンスルホン酸又はトルエンスルホン酸のような有 機酸とで形成される酸付加塩;(ii)タンニン酸又はカルボキシメチルセルロー スのような重合体の酸とで形成される酸付加塩;及び(iii)塩酸、臭化水素酸、 硫酸又はリン酸のような無機酸とで形成される酸付加塩である。 本発明のその他の特徴及び利点は、以下に示す好ましい実施形態の記載及び添 付された請求の範囲からも明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 まず、図面を簡単に説明する。 図1は、本発明の類似体による、NMBで刺激された食物摂取の抑制を示すグ ラフである。 図2は、本発明の類似体による、NMCで刺激された食物摂取の抑制を示すグ ラフである。 好ましい実施形態の説明 本発明のオクタペプチドは、メチルベンズヒドリルアミン樹脂上で、標準的な 固相での手順を用いて合成され、フッ化水素/アニソール混合物で切断する。こ のペプチドを、90%希酢酸溶液中で、I2での滴定によって環化し、50%酢 酸中、セファデックス(商標)G−25(Aldrich,ウィスコンシン州ミルウォ ーキー)でのゲル濾過、及びアセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸緩衝液 を用いたC18シリカでの勾配溶出によって精製する。例えば、Sasaki,Y.他, J.Me d.Chem.,30:1162(1987); Stewart,J.M.他,Solid Phase Peptide Synthe sis第2版,Pierce Chemical Co.,イリノイ州Rockford(1984); 及びCoy,D. H.他,Tetrahedron,44: 835(1988)を参照されたい。薄層クロマトグラフィー( TLC」)、分析HPLC、アミノ酸分析及び質量分析によって均質性を評価す る。好ましくは、均質性は、各ペプチドについて>96%であると決定されなけ ればならない。下記の実施例1は、ペプチドDab5の合成に関する詳細な説明 である。本発明のその他のペプチドは、本明細書に開示された合成方法に、当業 者の能力の範囲内での適切な変更を加えることによって調製することができる。 本発明のNMB類似体を結合アッセイでふるい分けして、NMB、GRP及び ソマトスタチン受容体に対するそれらのそれぞれの親和性を決定する。それぞれ 、実施例2、3及び4を参照されたい。NMB受容体の作動薬は、イノシトール リン酸の生成を刺激することが示されている[Wang他,J.Biochem.,286: 641- 648(1992)]。下記の実施例5では、イノシトールリン酸代謝回転アッセイによ り、NMB類似体の、NMB受容体活性化に拮抗できる能力が測定された。下記 の実施例6では、インビボアッセイにより、本発明のNMB類似体の、NMBが 生起する食物摂取の抑制を遮断できる能力が立証された。 本発明のNMB類似体は、NMB受容体の強い拮抗薬として働く。NMBは、 癌細胞系の増殖を刺激することが示されている[Moody他,J.Pharmacol.,2631 (1992);Wang他,Biochem.J.,286: 641(1992)]。NMB拮抗薬として、本発 明の類似体は、肺小細胞腫瘍や膠芽腫のような癌を治療するのに用いることがで きる。加えて、NMBは、食物摂取を抑制することが示されている(Kirkman他 、Society for the Study of Ingestive Behavior、カナダ国トロント)。 本発明の類似体は、食欲不振、又は癌もしくはエイズから生じる食欲不振のよう な摂食障害を治療するために、食物摂取を刺激するのに使用され得る。更に、N MBは、ガストリン放出を低下させることも示されている[Kawai他,Endocrin ol.Japan,37(6): 857(1990)]。従って、本発明の類似体は、充分な量のガスト リンを産生していない患者でのガストリン放出を刺激するために用いることがで きる。 本発明の類似体は、NMB受容体に対して高度に選択的でもある。従って、本 発明の類似体は、これらの受容体の双方との低下した交差反応性を有すると思わ れる。例えば、ソマトスタチン受容体のその他の作動薬は、この作動薬がインシ ュリン放出を阻害することによって、成長ホルモンの放出を阻害するか、又は炭 水化物代謝を妨げる可能性がある。 上記の疾患を治療するための、本発明の化合物の用量は、投与の方式、被験体 の年齢や体重、及び治療しようとする被験体の状態に応じて変動し、最終的には 、主治医又は獣医が決定することになる。主治医又は獣医が決定するような活性 化合物の量を、本明細書では、「治療有効量」と呼ぶ。 処方物は、単位剤形(unit dosage form)で表され、製薬業界において周知の 方法のいずれかを用いて調製される。該方法のすべては、活性成分を、1種類又 はそれ以上の補助的成分を構成する担体と合わせる工程を含む。一般に、錠剤又 は散剤の処方物は、活性成分を微細に粉砕した固体担体と均一かつ密に混合し、 次いで、錠剤の場合のように、必要ならば、生成物を所望の形状及びサイズに成 形することによって調製される。 更に詳述しなくても、本明細書の記載に基づいて、当業者は、本発明をその完 全な程度にまで利用できるものと考えられる。従って、以下に記載する特定の実 施形態は、単に例示のみの目的であり、本発明の開示の残りの部分をいかなる方 法によっても限定するものではないと解されなければならない。本明細書に引用 された刊行物はすべて、参考として援用される。 実施例1 Boc−D−Nal−S−メチルベンジル−Cys−O−ブロモベンジル−オ キシカルボニル−Tyr−D−Trp−N−ベンジルオキシカルボニル−Dab −Val−S−メチルベンジル−Cys−Nal−ベンズヒドリルアミン樹脂の 合成は、下記のとおり実施された。塩化物イオンの状態であるベンズヒドリルア ミン−ポリスチレン樹脂(Advanced Chem Tech,Inc.,ケンタッキー州ルイズ ビル) (0.7g、0.3ミリモル)を、下記の反応周期:すなわち(a)塩化メチレ ン;(b)塩化メチレン中の33%トリフルオロ酢酸(それぞれ1及び25分間 ずつ2回);(c)塩化メチレン;(d)エタノール;(e)塩化メチレン;( f)クロロホルム中の10%トリエチルアミン、を実施するようにプログラミン グされた Advanced Chem Tech(商標)ペプチド合成装置の反応容器に入れた 。 中和した樹脂を、塩化メチレン中のtert−ブチルオキシカルボニル(「Boc 」)−Nal及びジイソプロピルカルボジイミド(各1.5ミリモル)とともに 1時間攪拌し、次いで、得られたアミノ酸樹脂を上記の洗浄プログラムの段階( a)〜(f)の周期に付した。次いで、同じ手順によって、下記のアミノ酸(0 .9ミリモル)を逐次結合させた:Boc−S−メチルベンジル−Cys、Va l、Boc−N−ベンジルオキシカルボニル−Dab、Boc−D−Trp、B oc−O−ブロモベンジルオキシカルボニル−Tyr、並びにBoc−S−メチ ル−ベンジル−Cys及びBoc−D−Nal。洗浄及び乾燥後、完成した樹脂 は1.13gの重量であった。 完成した樹脂を用い、H−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys −Dab−Cys−Nal−NH2を調製した。上記で得られたペプチド樹脂( 1.13g、0.5ミリモル)を、アニソール(5ml)、ジチオトレイトール( 100mg)及び無水フッ化水素(35ml)と0℃で混合し、45分間攪拌した。 過剰なフッ化水素を、乾燥窒素の気流下で急速に蒸発させた。遊離ペプチドをエ ーテルで沈澱させ、かつ洗浄した。次いで、未精製ペプチドを90%酢酸250 ml に溶解し、それにI2/MeOHの濃縮溶液を、永続的な褐色が認められるま で加えた。アスコルビン酸の添加によって、過剰なI2を除去し、蒸発によって 、溶液を少量にまで減量した。この未精製ペプチド溶液を、セファデックス(商 標)G−25のカラム(2.5×90cm)にかけ、50%酢酸で溶出させた。次 いで、UV吸収及びTLCによって主成分を含有していることが判明したフラク ションを集め、蒸発によって少量にまで減量し、VYDAC(商標)オクタデシ ルシランシリカ(10〜15μ)(Vydac,カリフォルニア州Hesperia)のカラ ム (1.5×70cm)にかけ、次いで、0.1%トリフルオロ酢酸水溶液へのアセ トニトリルを一定割合で増量しながら溶出した。フラクションはTLCと分析高 性能液体クロマトグラフィー(HPLC)とによって分析され、最高純度を与え るように集められた。 水からの溶液の反復的な凍結乾燥によって、白色の綿毛状粉末の生成物97m gが得られた。HPLC及びTLCによって、生成物は均質であると判明した。 酸水解物のアミノ酸分析、及びFAB−MSによって、オクタペプチドの組成が 確認された。 実施例2 NMB受容体の結合アッセイ ラットNMB受容体をBALB−3T3線維芽細胞にトランスフェクションす る手法が、Wada他,Neuron.,6: 4221-430(1991)及びBenya他,Mol.Pharmacol .,42; 1058(1992)に考察されている。NMB受容体結合アッセイに使用される膜 は、ラットNMB受容体でトランスフェクションしたBALB−3T3線維芽細 胞を、氷冷した50mMトリス−塩酸(緩衝液A)(Sigma Chemicals,ミズー リ州セントルイス)中でPOLYTRON(商標)組織ホモジナイザー(Brink man,ニューヨーク州Westbury)を用いて均質化し(6に設定して15秒)、新 鮮な緩衝液Aへの再懸濁を中間に挟んで、39,000×g(10分)で2回遠心分離 することによって得られた。最終的なペレットを、0.1mg/ml のバシトラシン (Sigma Chemicals,ミズーリ州セントルイス)及び0.1%ウシ血清アルブミ ン(BSA)を含有する50mMトリス−塩酸(緩衝液B)(Sigma Chemicals ,ミズーリ州セントルイス)に再懸濁させ、氷上に保って受容体結合アッセイに 供した。アリコート(0.4ml)を、非標識NMB類似体0.05mlを加えた、 及び加えない緩衝液Bへの[125I−Tyr4]ボンベシン(〜2200Ci/ミリモル )(New England Nuclear,マサチューセッツ州ボストン)0.05mlととも にインキュベ ートした。30分間インキュベーション(4℃)した後、結合した[125I−T yr4]ボンベシンを、Brandel濾過マニホールド(Brandel,メリーランド州G aithersberg)を用いて、予め0.3%ポリエチレンイミンに浸漬しておいたワ ットマン(商標)GF/Bフィルターを通す高速濾過によって、遊離状態のもの と分離した。次いで、氷冷緩衝液Aのアリコート5mlでフィルターを3回洗浄し た。特異的結合は、結合した[125I]ボンベシンの総量から、1μMの非標識 NMBの存在下で結合したそれの量を減じたものとして定義した。本発明の類似 体は、NMB受容体に対する高い結合親和性を有した。本発明の3種類の類似体 についてのNMB受容体結合アッセイの結果の例は、(nMでのKi値で)47. 4±10.3(ペプチドArg5)、85.1±2.7(ペプチドDab5)及び 69.9±7.1(ペプチドOrn5)であった。 実施例3 GRP受容体の結合アッセイ GRP受容体結合アッセイに使用される膜は、培養AR42J細胞を、氷冷し た50mMトリス−塩酸(緩衝液A)中でPolytron(商標)組織ホモジナイザー を用いて均質化し(6に設定して15秒)、新鮮な緩衝液Aへの再懸濁を中間に 挟んで、39,000×g(10分)で2回遠心分離することによって得られた。最終 的なペレットを、0.1mg/mlのバシトラシン及び0.1%ウシ血清アルブミン (BSA)を含有する50mMトリス−HCl(緩衝液B)に再懸濁させ、氷上 に保ってGRP受容体結合アッセイに供した。アリコート(0.4ml)を、非標 識NMB類似体0.05mlを加えた、及び加えない緩衝液Bへの[125I−Ty r4]ボンベシン(〜2200Ci/ミリモル)0.05mlとともにインキュベートし た。30分間インキュベーション(4℃)した後、結合した[125I−Tyr4] ボンベシンを、Brandel(商標)濾過マニホールドを用いて、予め0.3%ポリ エチレンイミンに浸漬しておいたワットマン(商標)GF/Bフィルター を通す高速濾過によって、遊離状態のものと分離した。次いで、氷冷緩衝液Aの アリコート5mlでフィルターを3回洗浄した。特異的結合は、結合した[125I −Tyr4]ボンベシンの総量から、1μMの非標識GRPの存在下で結合した それの量を減じたものとして定義した。本発明の類似体は、GRP受容体に対す る弱い結合親和性を有した。本発明の類似体についてのGRP受容体結合アッセ イの結果の例は、(nMでのKi値で)2921±250(ペプチドArg5)及び2632± 216(ペプチドDab5)であった。Ornは、Ki値>10,000で、特に弱い親和 性を有した。 実施例4 ソマトスタチン受容体の結合アッセイ ソマトスタチン受容体結合アッセイに使用される膜は、培養AR42J膵腺房 細胞を、氷冷した50mMトリス−塩酸(緩衝液A)中でPolytron(商標)組織 ホモジナイザーを用いて均質化し(6に設定して15秒)、新鮮な緩衝液Aへの 再懸濁を中間に挟んで、39,000×g(10分)で2回遠心分離することによって 得られた。最終的なペレットを10mMトリス−塩酸に再懸濁させて、受容体結 合アッセイに供した。Ki値の決定のために、様々な濃度のNMB類似体を、B SA(フラクションV)(10mg/ml)(Sigma Chemicals,ミズーリ州セント ルイス)、MgCl2(5mM)(Sigma Chemicals,ミズーリ州セントルイス) 、アプロチニン(200KIU/ml)(Sigma Chemicals,ミズーリ州セントル イス)、バシトラシン(0.02mg/ml)及びフッ化フェニルメチルスルホニル (0.02mg/ml)(Sigma Chemicals,ミズーリ州セントルイス)を含有する 50mMのHEPES(pH7.4)(Sigma Chemicals,ミズーリ州セントルイ ス)への約0.05nMの[125I]MK−678(アリゾナ大学医学部、アリゾ ナ州Tucson)とともに、25℃で90分間インキュベートした。最終的なアッ セイ体積は、0.3mlであった。BRANDEL(商標)濾過マニホールドを用 いた、G F/Cフィルター(0.3%ポリエチレンイミンに予め浸漬)を通す高速濾過に よって、インキュベーションを終了させた。次いで、氷冷緩衝液のアリコート5 mlで各管とフィルターを3回洗浄した。特異的結合は、結合した[125I]MK −678の総量から、200nMのMK−678の存在下で結合したそれの量を 減じたものとして定義した。公知の環状オクタペプチドであるD−Nal−Cy s−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Nal−NH2(Lys5) は、Orbuch他,Mol.Pharmacol.,44: 841(1993)に開示され、ソマトスタチン 受容体に対する極めて高い親和性を有した(Ki=0.84±0.53)。逆に 、本発明の類似体は、Lys5のKi値の約100分の1又は約1000分の1の 範囲である、はるかに低い親和性を有した。例えば、本発明の類似体についての Ki値(nM)は、54.2±9.6(ペプチドOrn5)、407±82(ペプ チドDab5)及び、特に、1032±113(ペプチドArg5)であった。 実施例5 イノシトールリン酸の代謝回転アッセイ イノシトールリン酸の代謝回転の測定のために、ラットNMB受容体でトラン スフェクションしたBALB−3T3線維芽細胞を採集し、25mMグルコース (Sigma Chemicals,ミズーリ州セントルイス)及び75mMショ糖を含有する リン酸緩衝生理食塩水溶液(PBS+GS)に再懸濁させ、25μCi/mlのミオ [3H]イノシトール(New England Nuclear,マサチューセッツ州ボストン )とともに37℃で60分間、プレインキュベートした。細胞を洗浄し、PBS +GSに再懸濁させ、LiCl(100mM)(Sigma Chemicals,ミズーリ州 セントルイス)及びNMB類似体とともに、0.30mlの最終体積としてインキ ュベートした。クロロホルム/メタノール(1:2)(Burdick & Johnson,ミ シガン州Muskegeon;Mallinckrodt,ケンタッキー州Paris)の添加によって、 反応を終了させ、Snider他,J.Neurochem.,47: 1214(1986)に記載のとおり、 総[3H]イノ シトールリン酸を単離した。ペプチドDab5は、NMB受容体の強い作動薬で あって、イノシトールリン酸代謝回転アッセイでは、Ki(μM)が78.1± 25.9であった。 実施例6 食物摂取のインビボ抑制 個別に収容した、体重450〜500gの雄性Sprague-Dawaley系ラット( Charles River、n=8)を、温度制御された室内で12時間:12時間の明 :暗周期に保った。ラットを、5時間の食物剥奪スケジュールに続く、0.5kc al/mlのグルコース溶液の60分間の入手に適応させた。0.9%食塩水(1. 0ml/kg)又は100ナノモル/kgのペプチドOrn5のいずれか一方をラットに 腹腔内注射した。1分後に、食塩水、32.0ナノモル/kgのNMB、又はGR Pの生物学的活性部分である3.2ナノモル/kgのNMC(GRP18〜27) のいずれかをラットに腹腔内注射した。これらの作動薬の用量は、この実験のパ ラダイムで摂取を確実に抑制することが既に示されている[Ladenheim他,Amer . Physiol.Soc.,R263-R266(1991)]。第二の注射の5分後にグルコース溶液 を与え、摂取を15、30、45及び60分後にモニタリングした。各ラットに は、NMBとNMCの双方について、4種類の条件をすべて与えた。作動薬又は 拮抗薬のいずれかの投与は、少なくとも48時間引き離した。4(注射)×4( 時間)通りの分散分析、次いで、各作動薬についての計画的t検定による比較を 用いて、データを統計的に解析した。双方の組の実験について、基線条件(食塩 水+食塩水)後の摂取が有意に相違しなかったため(p>0.5)、これらを平 均し、作動薬及びペプチドOrn5の効果と比較するのに用いた。 結果は、NMB(図1)とNMC(図2)はともに、すべての時点で基線摂取 と比較して、食物摂取を有意に抑制する(p<0.01)ことを示した。100 ナノモル/kgのペプチドOrn5の事前投与は、NMBが生起するグルコース摂 取の抑制を完全に遮断した。ペプチドOrn5+NMB、及びペプチドOrn5+ 食塩水という条件に対する摂取は、食塩水+食塩水という条件より大であった( p<0.01)。NMBとは逆に、ペプチドOrn5の事前投与は、食塩水+N MCという条件での摂取の抑制が、ペプチドOrn5+NMCという条件での摂 取とは有意に相違しなかった(p>0.5)という点で、NMCが生起する摂取 の抑制に対する効果が皆無であった。 その他の実施形態 上記の説明から、当業者は、本発明の本質的特徴を容易に確認することができ 、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な用途及び条件にそれを適 応させるよう、本発明の様々な変更及び改変をなすことができる。従って、その 他の実施形態も、本発明の請求の範囲内にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 コイ、デビッド エイチ. アメリカ合衆国 70130 ルイジアナ州 ニューオーリンズ フォース ストリート 1529 (72)発明者 テイラー、ジョン イー. アメリカ合衆国 01568 マサチューセッ ツ州 アプトン フィスク ミル ロード 74

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: [式中、A1は、D−Nal又はD−Trpであり; A3は、Phe、F5−Phe又はX−Phe(Xは、ハロゲン、NO2、CH3 又はOH)であり; A5は、−NH−CH(Y)−CO−[Yは、(CH2m−R4−N(R5)( R6)又は(CH2)n−R4−NH−C(R7)−N(R5)(R6)]であり; A6は、Thr、Leu、Ile、Nl、Val、Abu、Nal、Trp、 Me−Trp、Bpa、F5−Phe、Phe及びX−Phe(Xは、ハロゲン 、NO2、CH3又はOH)よりなる群から選択されたアミノ酸のD−又はL−異 性体であり; A8は、Nal又はTrpであり; mは、1、2又は3であり; nは、1、2、3、4又は5であり; R1及びR2はそれぞれ、独立に、H、E、COE又はCOOE[Eは、(C1 〜C12)アルキル、(C2〜C12)アルケニル、(C2〜C12)アルキニル、フェ ニル、ナフチル、(C7〜C12)フェニルアルキルもしくはアルキルフェニル、 (C8〜C12)フェニルアルケニルもしくはアルケニルフェニル、(C8〜C12) フェニルアルキニルもしくはアルキニルフェニル、(C11〜C20)ナフチルアル キルもしくはアルキルナフチル、(C12〜C20)ナフチルアルケニルもしくはア ルケニルナフチル、又は(C12〜C20)ナフチルアルキニルもしくはアルキニル ナフチルであるが、R1又はR2の一方がCOEもしくはCOOEであるときは、 他方はHでなければならない]であり; R4は、C64又は不在であり; R7は、=NR8、=S又は=Oであり;そして R3、R5、R6及びR8はそれぞれ、独立に、H又はEである] で示される環状オクタペプチド。 2.Yが(CH2m−R4−N(R5)(R6)である請求項1に記載の環状オク タペプチド。 3.R4が不在である請求項2に記載の環状オクタペプチド。 4.mが2又は3であり、R5及びR6がそれぞれ、独立に、H又は(C1〜C5) アルキルである請求項3に記載の環状オクタペプチド。 5.A6が、Thr、Leu、Ile、Nle、Trp、Val及びAbuより なる群から選択されるアミノ酸のD−又はL−異性体である請求項4に記載の環 状オクタペプチド。 6.A3が、Phe又はp−置換X−Phe(Xは、Cl、F又はOH)である 請求項5に記載の環状オクタペプチド。 7.A1がD−Nalであり、A8がNalである請求項6に記載の環状オクタペ プチド。 8.A3がTyrであり、A6がValである請求項7に記載の環状オクタペプチ ド。 9.A5が、Dab又はOrnであろ請求項4に記載の環状オクタペプチド。 10.A6が、Thr、Leu、Ile、Nle、Trp、Val及びAbuよ りなる群から選択されるアミノ酸のD−又はL−異性体である請求項9に記載の 環状オクタペプチド。 11.A3が、Phe又はp−置換X−Phe(Xは、Cl、F又はOH)であ る請求項9に記載の環状オクタペプチド。 12.A1がD−Nalであり、A8がNalである請求項9に記載の環状オクタ ペプチド。 13.A3がTyrであり、A6がValである請求項9に記載の環状オクタペプ チド。 14.式: H2-D-Nal-Cys-Tyr-D-Trp-Dab-Val-Cys-Nal-NH2 を有する請求項13に記載の環状オクタペプチド。 15.式: H2-D-Nal-Cys-Tyr-D-Trp-Orn-Val-Cys-Nal-NH2 を有する請求項13に記載の環状オクタペプチド。 16.Yが(CH2n−R4−NH−C(R7)−N(R5)(R6)である請求項 1に記載の環状オクタペプチド。 17.R4が不在であり、R7が=NR8である請求項16に記載の環状オクタペ プチド。 18.nが2、3又は4であり、R5、R6及びR8がそれぞれ、独立に、H又は (C1〜C5)アルキルである請求項17に記載の環状オクタペプチド。 19.A6が、Thr、Leu、Ile、Nle、Trp、Val及びAbuよ りなる群から選択されるアミノ酸のD−又はL−異性体である請求項18に記載 の環状オクタペプチド。 20.A3が、Phe又はp−置換X−Phe(Xは、Cl、F又はOH)であ る請求項19に記載の環状オクタペプチド。 21.A1がD−Nalであり、A8がNalである請求項20に記載の環状オク タペプチド。 22.A3がTyrであり、A6がValである請求項21に記載の環状オクタペ プチド。 23.A5がArgである請求項18に記載の環状オクタペプチド。 24.A6が、Leu、Ile、Nle、Trp、Val及びAbuよりなる群 から選択されるアミノ酸のD−又はL−異性体である請求項23に記載の環状オ クタペプチド。 25.A3が、Phe又はp−置換X−Phe(Xは、Cl、F又はOH)であ る請求項24に記載の環状オクタペプチド。 26.A1がD−Nalであり、A8がNalである請求項25に記載の環状オク タペプチド。 27.A3がTyrであり、A6がValである請求項25に記載の環状オクタペ プチド。 28.該オクタペプチドが式; H2-D-Nal-Cys-Tyr-D-Trp-Arg-Val-Cys-Nal-NH2 で示される請求項27に記載の環状オクタペプチド。
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