JPH10509489A - コンプレッションリリースエンジンブレーキ用ハイドロリック回路 - Google Patents

コンプレッションリリースエンジンブレーキ用ハイドロリック回路

Info

Publication number
JPH10509489A
JPH10509489A JP8511949A JP51194996A JPH10509489A JP H10509489 A JPH10509489 A JP H10509489A JP 8511949 A JP8511949 A JP 8511949A JP 51194996 A JP51194996 A JP 51194996A JP H10509489 A JPH10509489 A JP H10509489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conduit
hydraulic fluid
slave piston
aperture
piston cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8511949A
Other languages
English (en)
Inventor
マーク イスラエル,
ニール イー. フクス,
Original Assignee
ディーゼル エンジン リターダーズ, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディーゼル エンジン リターダーズ, インコーポレイテッド filed Critical ディーゼル エンジン リターダーズ, インコーポレイテッド
Publication of JPH10509489A publication Critical patent/JPH10509489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/04Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation using engine as brake
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/06Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for braking
    • F01L13/065Compression release engine retarders of the "Jacobs Manufacturing" type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 エンジンブレーキ内のハイドロリック回路の高圧部分を充満、分離および流動させるなどの目的で、あるコンプレッションリリースエンジンブレーキ内で従来用いられていた比較的複雑で高価な「コントロールバブル」が排除され、これらの機能を果たす、より直接的な手段が提供される。各スレーブピストン(62)をリセットする機構を有するブレーキにおいては、回路の高圧部分は、スレーブピストン(62)内の選択的に開放可能なアパチャ(64a)を介して充満される。スレーブピストンラッシュを自動的に調整するか又はスレーブピストンの前方へのストロークを制限(「クリッピング」)する機構を有するブレーキにおいては、高圧回路の充満は、簡素なチェックバルブにより提供される。ハイドロリック流体が高圧回路から一時的に移動するシステムにおいては、迅速な再充満用のハイドロリック流体を保存する簡素なアキュムレータ(240)が提供される。このような単一のアキュムレータ(240)は複数のコントロールバルブと置き換わり得る。

Description

【発明の詳細な説明】 コンプレッションリリースエンジンブレーキ用ハイドロリック回路 発明の背景 本発明は、コンプレッションリリースエンジンブレーキに関し、特にこのよう な装置用の簡素化されたハイドロリック回路に関する。 図1に、Cavanaghの米国特許第4,399,787号、Meistrickらの米国特許第4,706, 625号、およびHuの米国特許第5,201,290号(これらはすべて参考のためここに援 用する)のような文献に示された一般的なタイプの従来のコンプレッションリリ ースエンジンブレーキ10の説明的部分を示す。エンジンブレーキ10を備えた 車両の運転手がエンジンブレーキを作動させたいとき、運転手は、燃料供給スイ ッチ14が閉じた状態(エンジンブレーキに関連する内燃機関100への燃料供 給がオフであることを示す)、且つクラッチスイッチ16が閉じた状態(車両の 駆動トレインクラッチが係合していることを示す)で、車両のダッシュボードス イッチ12を閉状態にする。 スイッチ12、14および16がこのように全て閉状態になると、車両バッテ リ20からヒューズ22と上記スイッチとを介した電流によりソレノイドバルブ 30にエネルギが与えられる。(スイッチ14または16のいずれかが開状態で ある場合、ダイオード24がアークを防ぐ補助をする。)ソレノイド30は、こ のようにエネルギを与えられると、ハイドロリック流体(典型的にはエンジン潤 滑油)がチェックバルブ32およびコンジット34を介してコンジット36に流 れ込むことを可能にする。コンジット34および36内のハイドロリック流体に は、エンジンの潤滑油循環系により概して比較的低い圧力が供給される。この比 較的低い圧力は、コントロールバルブ40のスプール42を図1に示す位置まで 上昇させ且つ図1に示すようにスプール内のチェックバルブ44を開状態にする に十分である。このことが、低圧ハイドロリック流体をコンジット50、スレー ブピストンシリンダ60、コンジット70、およびマスタピストンシリンダ80 に流れ込むことを可能にする。 エンジンブレーキがオンになる前は、マスタピストンリターンばね84がマス タピストン82を、マスタピストン82の下方に設けられたロッカレバー連結器 110と接触しないように支持する。(ロッカレバー連結器110は、エンジン の燃料インジェクタ作動機構、吸入バルブ開放機構、または排気バルブ開放機構 のような内燃機関100のいずれの適切な部分でもよい。)しかし、前段落で述 べたように低圧ハイドロリック流体がマスタピストンシリンダ80に供給される とき、その流体の圧力は比較的弱いばね84の力に打ち勝つに十分であり、その ため図1に示すように強制的にマスタピストン82をロッカレバー連結器110 に接触させる。その後、ロッカレバー連結器110が往復運動のうち上方への移 動を行う毎に、マスタピストン82は上方に移動し、それによりスレーブピスト ン62が下方にストロークする。スレーブピストン62は、下方にストロークす る毎に、スレーブピストンと関連するエンジンシリンダ内の少なくとも1つの排 気バルブ120を開状態にする。ロッカレバー連結器110の上方へのストロー クのタイミングは、排気バルブ120が、排気バルブにより引き起こされるエン ジンシリンダの各圧縮ストロークの上死点近傍で開状態になるタイミングである 。従って、エンジンシリンダ内の圧縮空気は車両の排気系に排出され、エンジン は、それに続くエンジンシリンダの各「パワー」ストロークまたは膨張ストロー ク中において、空気を圧縮することによる作用を得られない。そのため、エンジ ンは、そうでない場合に比べて、はるかに大量の運動エネルギを、関連する車両 から吸収し、車両を引き止める又は減速させるエンジンの効果は非常に向上する 。これにより、車両の車輪ブレーキの寿命が延び且つ車両の動作安全性が向上す る。 図1に示すエンジンブレーキは、上記のCavanaghの米国特許第4,399,787号に 示されるような、いわゆる「リセット」特徴を有する。特に、スレーブピストン リターン停止ねじ90は、垂直方向に往復運動可能なプランジャ(図1では見え ないが、類似のプランジャ224を図3に示し以下により詳細に述べる)を含む 。プランジャの底部は、初期状態において、スレーブピストン62内の縦方向通 路64aの上端を覆っている。通路64aの下端は、スレーブピストン内で横方 向通路64bと連通する。横方向64bは、コンジット36のブランチ38と連 通する。 スレーブピストン62が下方にストロークする毎に、ねじ本体90内のプラン ジャがまず、スレーブピストンに従って下方に移動し、それにより通路64aを 閉状態に保持する。しかし、スレーブピストンシリンダ60内の圧力があるレベ ルにまで低下する(なぜなら、排気バルブ120が開状態になり従って関連する エンジンシリンダ内の圧力が低下するため)と、ねじ本体90内のプランジャが 、関連するばね(図1には示さないが、類似のばね232を後に図3を参照して 述べる)により上昇する。これにより、比較的高圧のハイドロリック流体がスレ ーブピストンシリンダ60から通路64a/bを介して流れることが可能になり 、それにより排気バルブリターンばね(単数または複数)122およびスレーブ ピストンリターンばね66がスレーブピストン62のリターンストロークを引き 起こすことが可能になる。マスタピストン82がリターンストロークを行う前に スレーブピストン62がこのようにリセットされることは、エンジン100の通 常の排気バルブ開放機構130が次に排気バルブ開放を行うときに排気バルブ1 20が閉状態にあることを保証するなどの目的のために所望であり得る。これに より、スレーブピストン62の下方への移動により排気バルブ120がすでに多 少開いているときに、機構130の動作の結果起こり得る排気バルブの動きの突 然の停止が回避される。 通路64a/bが開状態にあるときにマスタピストン/スレーブピストン(「 MP/SP」)回路から逃げる高圧のハイドロリック流体はコントロールバルブ スプール42の下方に蓄積する。その結果、コントロールバルブスプール42は 、図1に示す位置から上方に移動する。スプール42の更なる上方への移動によ り、ばね46はさらに圧縮され且つコントロールバルブ40内のより強いばね4 8もまた圧縮される。続いてマスタピストン82がリターンストロークを行うと 、ばね46および48がスプール42を強制的に図1に示す位置まで下降させる 結果、蓄積されたハイドロリック流体が即刻MP/SP回路に戻り、同時にチェ ックバルブ44を開状態にする。 コンプレッションリリースエンジンブレーキがもはや所望でなくなると、車両 の運転手はスイッチ12を開状態にする。これにより、ソレノイドバルブ30に エネルギが与えられなくなり、それによりハイドロリック流体がソレノイドバル ブの底部を介してコンジット36から排出することが可能になる。コンジット3 6がこのように減圧されると、ばね46はコントロールバルブスプール42を下 方に付勢する。これにより、MP/SP回路がスプール42の上方で流動するこ とが可能になる。MP/SP回路がこのように流動すると、ばね84はマスタピ ストン82をロッカレバー連結器110と接しないように上昇させることができ る。こうして、コンプレッションリリースエンジンブレーキのすべての動作が停 止する。 図1に示す装置のいくつかの変形例が知られている。例えば、上記のMeistric kらの米国特許第4,706,625号は、スレーブピストンリセット機構と、「ラッシュ 」(すなわち、スレーブピストンと、エンジンブレーキング中にスレーブピスト ンが作用するエンジン機構との間のコールドエンジンクリアランスC)を自動的 に調整する機構とを組み合わせた装置を示している。別の知られた変形例は、ス レーブピストンの下方へのストロークを制限する(例えば、スレーブピストンが 所定の距離だけ下方に移動した後に高圧のハイドロリック流体を通路64a/b を介して排出することにより)、いわゆる「クリップバルブ」である。このよう なクリップバルブの一形態が、上記Huの米国特許第5,201,290号に示されている 。要素62および90が改変されている以外(またはこれらの要素の近傍が改変 されている以外)は、これらの変形例は全て、典型的には図1に示す一般的な様 式で構成されている。 以上より、上記の様々なタイプのシステムにおいて、コントロールバルブ40 が比較的多数の機能を果たすことが理解される。これらは、(1)MP/SP回 路を充満させる通路を提供すること、(2)MP/SP回路を、ブレーキング中 に回路の低圧部(例えばコンジット36)から分離すること、(3)ブレーキン グがもはや所望でなくなったときにMP/SP回路からの排液を行うこと、(4 )ブレーキング動作のための、MP/SP回路内の最低油圧を(すなわち、チェ ックバルブ44のばね内およびばね46内に予め与えられた負荷の力の結果とし て)設定すること、(5)スレーブピストンの尚早の移動を防止する(すなわち 、コンジット36内の油圧が過剰になったときにコンジット36をコンジット5 0から分離するためにスプール42を図1に示す位置から上昇させることに より)こと、および(6)MP/SP回路から一時的に移動した(例えば、上記 スレーブピストンのリセットまたはクリップバルブ動作が起こったときに)ハイ ドロリック流体を蓄積することである。 コントロールバルブ40は、エンジンブレーキの比較的複雑で且つ高価なコン ポーネントである。さらに、典型的なエンジンブレーキは、このようなコントロ ールバルブをいくつか必要とする。コントロールバルブはまた、高圧漏洩の主要 な原因となる傾向がある。なぜなら、MP/SP回路からの高圧のハイドロリッ ク流体は、スプール42が図1に示す位置にあるときに、スプール42を通過し て上方および下方の両方に漏洩し得るからである。このような漏洩は、マスタピ ストンからスレーブピストンへの動きの伝達の効率を低下させる傾向がある。 上記を考慮すると、本発明の目的は、コンプレッションリリースエンジンブレ ーキのハイドロリック回路を向上させ且つ簡素化することである。 本発明の目的は特に、上記のようなコンプレッションリリースエンジンブレー キ内に用いられるコントロールバルブを排除し且つこのようなバルブにより提供 される機能をすべて維持することである。発明の要旨 本発明のこれら及び他の目的は、本発明の原理により、コンプレッションリリ ースエンジンブレーキ内の従来のコントロールバルブを、ブレーキ内の高圧MP /SPハイドロリック回路を充満、分離および流動させる、より簡素且つ直接的 な手段に置き換えることによって達成される。スレーブピストンをリセットする 機構を有するブレーキにおいては、各MP/SP回路は、関連するスレーブピス トン内の選択的に開放可能なアパチャ(aperture)を介して、ハイドロリック流体 で充満される。(1)エンジンブレーキの動作中にスレーブピストンラッシュを 自動的に減少させる機構または(2)スレーブピストンの全体的な動きを制限す る機構を有するブレーキにおいては、各MP/SP回路は、簡素なチェックバル ブを介してハイドロリック流体で充満される。ハイドロリック流体がMP/SP 回路から一時的に移動する(例えば、リセットまたはクリップバルブ動作中に) システムにおいては、MP/SP回路の迅速な再充満用のハイドロリック流体を 保存するために、簡素なハイドロリック流体アキュムレータが用いられる。さら に、このような単一のアキュムレータがブレーキ内の複数のMP/SP回路に貢 献し得、それにより、いくつかのコントロールバルブを単一のアキュムレータに 置換することが可能となる。 本発明のさらなる特徴、性質および様々な利点は、添付の図面および以下の好 適な実施形態の詳細な説明からより明らかになる。図面の簡単な説明 図1は、典型的な従来のコンプレッションリリースエンジンブレーキの説明的 部分の簡素化された断面図である。エンジンブレーキと関連する従来の内燃機関 の部分もまた、エンジンブレーキ用の従来のコントロール回路の簡素化された模 式図と共に図1に示す。 図2は、本発明の第1の実施形態を示す、図1に類似の図である。 図3は、図2に示す装置の部分の拡大一部切欠き断面図である。 図4は、本発明の別の実施形態を説明する、図1に類似の別の図である。 図5は、関連する内燃機関のいくつかのシリンダの役に立つ典型的な従来のエ ンジンブレーキ装置の模式である。 図6は、図5の装置が本発明によってどのように改善され得るかを示す、図5 に類似の図である。好適な実施形態の詳細な説明 図2および図3は、エンジンブレーキが、自動ラッシュ調整機構と組み合わさ れないスレーブピストンリセット機構を備えた、本発明の第1の実施形態を示す 。図2および図3内の要素は、図1に示す要素と同一または実質的に同一であり 、図1で用いたものと同一の参照符号を有する。これらの要素は、再び詳細に説 明することはない。新規の又は図1に示すものと大幅に異なる図2および図3の 要素は、図2および図3において200番台の参照符号を有する。以下の記載は、 これらの新規の又は大幅に異なる要素に焦点をあてて行う。 本発明によると、エンジンブレーキ210内で用いられるリセット機構220 は図3に示すように改善されて、プランジャ224がねじ本体222内に余分に 押し込まれることを許可する。さらに、上ばね226に予め負荷が付与されるこ とにより、ハイドロリック流体が適切なエンジン潤滑油圧(通路64a上方のプ ランジャ224の底部230に作用する)でプランジャ224をスレーブピスト ン62の凹状上部68から持ち上げることを可能にする。(上ばね226は下ば ね232よりもはるかに弱く、それ自体ではばね232を圧縮することはできな い。) 図2および図3に示すリセット機構の構造および動作の更なる説明を行う。エ ンジンブレーキがオフであるときに、スレーブピストンリターンばね66がスレ ーブピストン62の凹状上部表面68を、ねじ本体222の底面に対して押圧す る。これにより、プランジャ224がねじ本体222に対して図3に示す位置よ り僅かに上昇する。その後ばね226もまた図3に示すよりも僅かに多く圧縮さ れる。プランジャ224の底面230は、通路64aの上端を閉塞する。 エンジンブレーキがオンであるとき、ハイドロリック流体が適切なエンジン潤 滑油圧で、図2のコンジット36および38を充満させ、従って通路64a/b をも充満させる。上記のばね226の特性により、通路64a内のハイドロリッ ク流体は、プランジャ224の底部をスレーブピストン62の凹状上部68から 持ち上げることができる。これにより、ハイドロリック流体が通路64a/bか ら、スレーブピストン62に関連するMP/SP回路に流れることが可能になり 、それによりマスタおよびスレーブピストンの往復運動を開始するために必要で あるように、回路を充満させる。MP/SP回路が充満すると、プランジャ22 4は、通路64aの上端を再び閉じる。 マスタピストン82が上方へ1回ストロークする間に、スレーブピストンシリ ンダ60内のハイドロリック流体の圧力は大幅に上昇する。この高圧のハイドロ リック流体は、プランジャ224の上方を向いた表面228aおよび228bに 作用し、他方プランジャの下方を向いた表面230の下には通路64a内の比較 的低圧の流体のみが流れ続ける。従って、プランジャ224をスレーブピストン 62と共に下降させるために十分な正味の下方へのハイドロリック力(油圧によ る力)がプランジャ224に対して作用し、それによりばね232が圧縮され且 つ通路64aの上端が閉状態に保持される。 スレーブピストン62が、関連するエンジンシリンダ内の排気バルブ(単数ま たは複数)120を開いた直後に、エンジンシリンダ内の圧力が低下し始める。 これにより、スレーブピストンシリンダ60内のハイドロリック流体の圧力は低 下し、それによりプランジャ224に対する正味の下方へのハイドロリック力が 低下する。その後、ばね232はプランジャ224を、スレーブピストン62の 凹状上部68から持ち上げてプランジャ224をねじ本体222に対して図3に 示す位置に戻すことができる。このようにプランジャ224がスレーブピストン 62の上部から持ち上げられるとすぐに、高圧のハイドロリック流体が通路64 a/bを介してMP/SP回路から流れることができる。これにより、スレーブ ピストン62が図1に関連して上述したようにリセットすることが可能になる。 このリセット動作の間にMP/SP回路から流れるハイドロリック流体は、ハイ ドロリックアキュムレータ240(図2)により蓄積される。特に、アキュムレ ータ240のプランジャ242がばね244の下方への力に抗して上昇すること により、この一時的に移動する流体をプランジャ242の下方に蓄積する。 リセットストロークの終端において、スレーブピストン62は再びねじ本体2 22の下端に接する。続いてマスタピストン82がリターンストロークを行うと 、アキュムレータ240が、蓄積されたハイドロリック流体を通路64a/bを 介して逆方向に強制的に流すことによりMP/SPを再充満させる。この再充満 ハイドロリック流体の流れにより、プランジャ224が再びスレーブピストン6 2の上部68から上昇する。 エンジンブレーキがオフになると、スレーブピストンは、最後の下方ストロー クを1回行い、その間にリセット機構が上記のように動作してMP/SP回路か らハイドロリック流体を排出する。コンジット36はエネルギが付与されなくな ったソレノイドバルブ30により流動するため、そうでなければマスタピストン 82が次のリターンストロークを行うはずのときにMP/SP回路は再充満され ない。従って、ピストン82および62の往復運動は停止し、エンジンブレーキ の機能が停止する。 留意すべきことは、図2のハイドロリック回路は、図1に比較して、いくつか の点で簡素化されていることである。図1のコンジット50は図2では排除され ている。図1の複雑なコントロールバルブ40は、図2において、はるかに簡素 なハイドロリックアキュムレータ240に置換されており、実際このようなアキ ュムレータ240は1つで2以上のコントロールバルブ40と置き換わり得る。 (後者の点は、図5および図6に関連して以下により詳細に述べる。)アキュム レータ240を用いることにより、コントロールバルブ40と共に存在し得る高 圧漏洩は排除される。 このように図2の回路は図1の回路よりもはるかに簡素であるが、コントロー ルバルブ40に関連する機能のすべては図2において保持されている。MP/S P回路は、改善されたリセット機構との協働により、通路64a/bを介して充 満される。リセット機構は、リセット動作が開始するまで、MP/SP回路を低 圧回路(コンジット36および38を含む)から分離するチェックバルブとして 作用する。リセット機構はまた、エンジンブレーキがもはや所望でなくなったと きに、エネルギを付与されなくなったソレノイドバルブ30を介してMP/SP 回路からの排液を行う。MP/SP回路内の最低油圧は、ばね226の予め付与 された負荷の力により設定される。スレーブピストンの尚早の動きは、プランジ ャがばね232に接するまでの所定の量に限定され、その所定の量はプランジャ 224がねじ本体222から突出し得る量である。リセット動作中に、移動した ハイドロリック流体は一時的にアキュムレータ240内に蓄積される。 図4は、機構320がリセット機構と、自動ラッシュ調整機構(例えばMeistr ickらの米国特許第4,706,625号に記載されているようなもの)とを組み合わせた ものであるか又はクリップバルブ機構(例えば、Huの米国特許第5,201,290号に 記載されているようなもの)であるときに用いられるのに適した、本発明の別の 実施形態を示す。(ここでも、図4の要素のうち、上記のいずれかの図面に記載 の要素と同一または実質的に類似の要素は、同一の参照符号を有し、図4に関連 して再び説明することはない。)図4において、新規の又は上記の要素とは実質 的に異なる要素のみが新しい参照符号(300番台)を有する。 図4の機構320は、リセット機構と自動ラッシュ調整機構とを組み合わせた ものであるか又はクリップバルブ機構であるため、通路64a/bを介してMP /SP回路を充満または再充満することは不可能である。なぜなら、これらのタ イプの機構320のプランジャ突出部は、ブレーキングサイクル中に周囲のねじ 本体中に退避可能でないからである。従って図4において、MP/SP回路は、 コンジット36とスレーブピストンシリンダ60との間(またはMP/SP回路 内のいずれかの都合のよい点)に連結された別個の充満チェックバルブ350を 介して充満または再充満される。 図1の複雑なコントロールバルブ40は図4において、比較的簡素なハイドロ リックアキュムレータ240と充満チェックバルブ350とにより置換されるが 、コントロールバルブの完全な機能は図4でも保持されている。充満チェックバ ルブ350は、MP/SP回路を充満する通路を提供する。機構320のプラン ジャが通路64a/bの上部の上方に位置すると、MP/SP回路の分離が起こ り、マスタピストン82が上方へのストロークを開始すると、充満チェックバル ブ350が回路に対する加圧により閉じられる。エンジンブレーキングがもはや 所望でなくなると、MP/SP回路から通路64a/bを介して排液が行われ、 その後再充満されることはない。なぜなら、コンジット36は、エネルギを付与 されなくなったソレノイド30により流動するからである。エンジンブレーキ動 作用の最低ハイドロリック流体圧力は、チェックバルブ350のボール352に 作用するばね354の予め付与された負荷の力によって設定される。機構320 がリセット機構と自動ラッシュ調整機構とを組み合わせたものである場合、尚早 のスレーブピストンの動きは、図2に関連して上記したプランジャのリセット突 出の程度に制限される。他方、機構320がクリップバルブ機構である場合、全 体的なスレーブピストンの動きは、クリッププランジャ突出により制限される。 アキュムレータ240は、MP/SP回路から一時的に移動したハイドロリック 流体を蓄積する。再び図4においては、単一のアキュムレータ240が、図5お よび図6に関連してより詳細に述べるようにエンジンブレーキ内の2以上のコン トロールバルブ40の蓄積機能を果たす。 図5および図6は、1つのハイドロリックアキュムレータ240がエンジンブ レーキ内のいくつかのMP/SP回路として作用し得、それにより従来のブレー キに必要であったいくつかの複雑なコントロールバルブ40を排除するか又は排 除することを補助するという、上記した(本発明の他の特徴と関連づけて)点を 説明する。図5に示す典型的な従来のエンジンブレーキアセンブリ400におい て、ソレノイドバルブ30は、コンジット36を介して3つのMP/SP回路4 10a、410b、および410cに低圧のハイドロリック流体を供給する。M P/SP回路410の各々は、マスタピストン82a、bまたはc、スレーブピ ストン62a、bまたはc、およびコントロールバルブ40a、bまたはcを含 む。各コントロールバルブ40は、関連するマスタピストンとスレーブピストン とを連結するコンジット70a、bまたはcに低圧のハイドロリック流体を供給 する。各スレーブピストン62からのハイドロリック流体リターンコンジット3 8a、bおよびcもまた示される。図5は、従来のエンジンブレーキアセンブリ 400においては、各MP/SP回路に比較的複雑で且つ高価なコントロールバ ルブ40が1つ必要であることを明確にしている。 図6は、図5の装置の、本発明による改善例を示す。図6は、図2に示すよう なMP/SP回路510a、510bおよび510cを示しているが、MP/S P回路510は図4に示すような構造をも有し得ることは当業者には明らかであ る。エンジンブレーキアセンブリ500においては、コンジット36に流体連通 する1つの比較的簡素なハイドロリックアキュムレータ240が、3つのMP/ SP回路510a、bおよびcのすべてのハイドロリック流体蓄積機能を果たす 。図6のスレーブピストン62a、bおよびcは、図2に関連して上記したよう に動作し、図6に示す関連するコンジット38a、bおよびcは、これも図2に 関連して上記したように双方向性である。その他の点に関しては、図6の装置は 図5の装置と同様である。従って、図5と図6とを比較すると、本発明により、 1つのハイドロリックアキュムレータ240が、どのようにエンジンブレーキ内 のいくつかの複雑なコントロールバルブ40に置き換わり得るかが理解される。 上記の記載は、本発明の原理を説明するためだけのものであり、当業者によっ て本発明の範囲および思想から逸脱することなく様々な改変がなされ得ることが 理解される。例えば、上記で特に述べたもの以外のリセット機構、リセット機構 とラッシュ調整機構との組み合わせ、クリップバルブ機構も所望であれば用いら れ得る。これもまた参考のためここに援用される、同時係属中且つ同一の譲受人 に譲渡された米国出願シリアルナンバ08/315,123号(ドケットナンバ:DP-155) は、用いられ得る別のリセット機構とラッシュ調整機構との組み合わせを示して いる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ハイドロリック回路を有するコンプレッションリリースエンジンブレーキ であって、該ハイドロリック回路が、エンジンブレーキに関連する内燃機関から の機械的入力に応答してマスタピストンシリンダ内で往復運動可能なマスタピス トンと、該マスタピストンシリンダから該スレーブピストンシリンダまでの該ハ イドロリック回路におけるハイドロリック流体の流れに応答して該スレーブピス トンシリンダ内で往復運動可能なスレーブピストンと、該エンジンブレーキの動 作が所望である間比較的低圧で該ハイドロリック流体を供給するコンジットとを 有するコンプレッションリリースエンジンブレーキであって、改善点が、 該コンジット内のハイドロリック流体圧力が、該スレーブピストンシリンダ内 のハイドロリック流体圧力よりも、該スレーブピストンシリンダおよび該マスタ ピストンシリンダを該ハイドロリック流体で充満させ且つ再充満させるために十 分なだけ高くなるといつでも、該ハイドロリック流体が該コンジットから該スレ ーブピストン内のアパチャを介して該スレーブピストンシリンダまで流れること を可能にする手段を含む、コンプレッションリリースエンジンブレーキ。 2.前記可能にする手段は、 前記マスタピストンシリンダからの前記ハイドロリック流体の流れに応答して 、該ハイドロリック流体が、前記スレーブピストンが往復運動した後に、前記ス レーブピストンシリンダから該スレーブピストン内の前記アパチャを介して前記 コンジットまで、該スレーブピストンシリンダ内のハイドロリック流体圧力を所 定のリセット値より下まで低下させるに十分な量だけ、流れることを可能にする スレーブピストンリセット機構を含む、請求項1に記載の装置。 3.前記リセット機構は、 前記スレーブピストンの往復運動の開始点から該スレーブピストンと共にまず 移動することにより、該スレーブピストン内の前記アパチャを選択的に閉塞する プランジャと、 該スレーブピストンの往復運動の開始点において、該プランジャが該アパチャ を閉塞する位置から離れ得るように、該プランジャを支持する支持構造と、 該スレーブピストンが該スレーブピストンの往復運動の該開始点にあるときに 、該プランジャを該支持構造から該アパチャを閉塞する方向に弾性的に付勢する ばねであって、該付勢が、前記スレーブピストンシリンダおよび前記マスタピス トンシリンダが前記コンジットからの前記ハイドロリック流体で充満されるか又 は再充満されるときに該アパチャ内のハイドロリック流体圧力により打ち負かさ れる程度に十分弱い、ばねと、 を有する、請求項2に記載の装置。 4.前記スレーブピストンリセット機構が前記スレーブピストンシリンダから 流れることを可能にする前記ハイドロリック流体の量と実質的に同一の量のハイ ドロリック流体を、前記コンジットから一時的に受け取り且つ続いて該コンジッ トに戻すための圧力下において保存する、ハイドロリック流体アキュムレータを さらに含む、請求項2に記載の装置。 5.前記スレーブピストンリセット機構は、前記エンジンブレーキ内の複数の スレーブピストンとそれぞれ関連する類似のスレーブピストンリセット機構の1 つであり、前記ハイドロリック流体アキュムレータは、該スレーブピストンリセ ット機構が前記スレーブピストンシリンダから流れることを可能にする前記ハイ ドロリック流体の量と実質的に同一の量のハイドロリック流体を、前記コンジッ トから一時的に受け取り且つ続いて該コンジットに戻すための圧力下において保 存する、単一のハイドロリック流体アキュムレータである、請求項4に記載の装 置。 6.ハイドロリック回路を有するコンプレッションリリースエンジンブレーキ を動作させる方法であって、該ハイドロリック回路が、エンジンブレーキに関連 する内燃機関からの機械的入力に応答してマスタピストンシリンダ内で往復運動 可能なマスタピストンと、該マスタピストンシリンダから該スレーブピストンシ リンダまでの該ハイドロリック回路におけるハイドロリック流体の流れに応答し て該スレーブピストンシリンダ内で往復運動可能なスレーブピストンと、該エン ジンブレーキの動作が所望である間比較的低圧で該ハイドロリック流体を供給す るコンジットとを有し、該スレーブピストンが選択的に開放可能なアパチャを有 し、該アパチャが開状態にあるときに、該アパチャを介して該スレーブピストン シリンダが該コンジットと連通する、コンプレッションリリースエンジンブレー キを動作させる方法であって、該方法が、 該スレーブピストンシリンダ内のハイドロリック流体圧力が該コンジット内の ハイドロリック流体圧力よりも実質的に低いときに、該スレーブピストン内の該 アパチャを開放し、それにより、該スレーブピストンシリンダおよび該マスタピ ストンシリンダを該ハイドロリック流体で充満させ且つ再充満させるために、該 ハイドロリック流体が該コンジットから該アパチャを介して該スレーブピストン シリンダに流れ得るようにする工程を含む、方法。 7.前記スレーブピストンシリンダ内のハイドロリック流体圧力を所定のリセ ット圧力値より下まで低下させるに十分な量のハイドロリック流体が、前記マス タピストンシリンダから流れたことに応答して、前記スレーブピストンが往復運 動を行った後、前記アパチャを開放する工程であって、それにより、該ハイドロ リック流体が該スレーブピストンシリンダから該アパチャを介して前記コンジッ トに流れ得るようにする工程をさらに含む、請求項6に記載の方法。 8.前記マスタピストンからの前記ハイドロリック流体の流れに応答して前記 スレーブピストンが開始位置から動くときに、少なくとも初期の間該スレーブピ ストンと共に移動する可動プランジャにより、該アパチャが選択的に閉状態にな り、該スレーブピストンが該開始位置にあるときに該プランジャが該アパチャを 閉じるように弾性的に付勢され、前記スレーブピストンシリンダおよび前記マス タピストンシリンダを充満させ且つ再充満させるために該アパチャを開放する前 記工程が、 該プランジャを該アパチャから離れる方向に押圧するために、該アパチャ内の ハイドロリック流体圧力により、該アパチャを閉じようとする該プランジャの弾 性的付勢を打ち負かす工程であって、それにより該ハイドロリック流体が該アパ チャから該スレーブピストンシリンダに流れることを可能にする工程を含む、請 求項7に記載の方法。 9.前記スレーブピストンシリンダから前記アパチャを介して前記コンジット に流れる前記ハイドロリック流体と実質的に同一の量の、該コンジットからのハ イドロリック流体を、続いて該コンジットに戻すために一時的に蓄積する工程を さらに含む、請求項7に記載の方法。 10.コンプレッションリリースエンジンブレーキ用のハイドロリック回路で あって、 ハウジングと、 該ハウジング内のマスタピストンシリンダ内で往復運動可能なマスタピストン と、 該マスタピストンシリンダとスレーブピストンシリンダとを連結する第1の回 路内を該マスタピストンにより強制的に流されるハイドロリック流体によって、 該ハウジング内の該スレーブピストンシリンダ内で往復運動可能なスレーブピス トンと、 第1の比較的低い圧力のハイドロリック流体源と、 エンジンブレーキングが所望であるときに該源を該第1のコンジットにハイド ロリックに(油圧を介して)選択的に連結する手段であって、第2のコンジット と、該源を該第2のコンジットにハイドロリックに選択的に連結する第1のバル ブと、該ハウジング上に直接マウントされ且つ該第1のコンジットと該第2のコ ンジットとの間にハイドロリックに連結されて該ハイドロリック流体が該第2の コンジットから該第1のコンジットまでのみ流れることを可能にする第2のチェ ックバルブとを有する、選択的に連結する手段と、 実質的に該スレーブピストンの各往復運動中に、該ハイドロリック回路の、該 第2のチェックバルブより下流の該第1のコンジットを含む部分からのハイドロ リック流体部分を流動させる手段と、 を含む、コンプレッションリリースエンジンブレーキ用のハイドロリック回路。 11.前記流動させる手段は、 前記ハイドロリック回路の前記流動した部分からの前記ハイドロリック流体の 前記流動した部分を、前記第2のコンジットに伝達する手段を含む、請求項10 に記載の装置。 12.前記第2のコンジットにハイドロリックに連結されているが物理的には 前記第2のチェックバルブから分離されており、前記ハイドロリック流体の前記 流動した部分と実質的に同一の量のハイドロリック流体を該第2のコンジットか ら受け取り且つ続いて該第2のコンジットに戻すために一時的に保存する、ハイ ドロリック流体アキュムレータをさらに含む、請求項11に記載の装置。 13.前記流動させる手段は、エンジンブレーキ内の複数の類似のスレーブピ ストンとそれぞれ関連する複数の類似の流動させる手段のうちの1つであり、前 記ハイドロリックアキュムレータが、該流動させる手段のそれぞれにより流動し た該ハイドロリック流体と実質的に同一の量のハイドロリック流体を前記第2の コンジットから受け取り且つ続いて該第2のコンジットに戻すために一時的に保 存する、単一のアキュムレータである、請求項12に記載の装置。 14.前記第2のチェックバルブは、 前記ハウジング内で形成され前記第1のコンジットと前記第2のコンジットと の間の通路を取り囲むシート構造と、 該通路を選択的に閉状態にするために、該シート構造に対して可動である閉塞 部材と、 を含む、請求項10に記載の装置。 15.前記流動させる手段は、 前記スレーブピストンを貫通するアパチャであって、それを介して前記第1の コンジットが前記第2のコンジットにハイドロリックに連結し得るアパチャと、 前記流動させる手段が前記ハイドロリック回路の前記部分を流動させるとき以 外は、該アパチャを閉塞する手段と、 を含む、請求項10に記載の装置。 16.前記アパチャを閉塞する手段は、前記第1のコンジット内のハイドロリ ック流体圧力が、前記第2のコンジット内のハイドロリック流体圧力と所定の差 分との和よりも低い点まで低下するまで、前記アパチャを閉塞することにより、 該第1のコンジットと該第2のコンジットとの間に生じるハイドロリック流体圧 力の差に応答する、請求項15に記載の装置。 17.前記アパチャを閉塞する手段は、前記マスタピストンシリンダから前記 スレーブピストンシリンダまでの前記ハイドロリック流体の流れに応答して前記 スレーブピストンが所定の距離を移動するまで前記アパチャを閉塞することによ り、該スレーブピストンが移動する量に応答する、請求項15に記載の装置。 18.コンプレッションリリースエンジンブレーキ用ハイドロリック回路であ って、 マスタピストンシリンダ内で往復運動可能なマスタピストンと、 該マスタピストンシリンダとスレーブピストンシリンダとを連結する第1のコ ンジットを介してマスタピストンにより強制的に流されるハイドロリック流体に よって、該スレーブピストンシリンダ内で往復運動可能なスレーブピストンと、 第1の比較的低い圧力のハイドロリック流体源と、 エンジンブレーキングが所望であるときに該源を該第1のコンジットにハイド ロリックに選択的に連結する手段であって、第2のコンジットと、該源を該第2 のコンジットにハイドロリックに選択的に連結する第1のバルブと、該第1のコ ンジットと該第2のコンジットとの間にハイドロリックに連結されてハイドロリ ック流体が該第2のコンジットから該第1のコンジットまでのみ流れることを可 能にする第2のチェックバルブとを有する、選択的に連結する手段と、 実質的に該スレーブピストンの各往復運動中に、該ハイドロリック回路の、該 第2のチェックバルブより下流の該第1のコンジットを含む部分からのハイドロ リック流体部分を流動させる手段であって、該流動したハイドロリック流体を該 第2のコンジットに伝達する手段を含む、流動させる手段と、 該流動したハイドロリック流体と実質的に同一の量のハイドロリック流体を該 第2のコンジットから受け取り且つ続いて該第2のコンジットに戻すために一時 的に保存する、該第2のコンジットにハイドロリックに連結されたハイドロリッ ク流体アキュムレータであって、該第2のチェックバルブとは物理的に分離して いる、ハイドロリック流体アキュムレータと、 を含む、コンプレッションリリースハイドロリック流体用のハイドロリック回路 。 19.前記流動させる手段は、エンジンブレーキ内の複数の類似のスレーブピ ストンにそれぞれ関連する複数の類似の流動させる手段のうちの1つであり、前 記ハイドロリックアキュムレータは、該流動させる手段のそれぞれにより流動し た前記ハイドロリック流体と実質的に同一の量のハイドロリック流体を前記第2 のコンジットから受け取り且つ続いて該第2のコンジットに戻すために一時的に 保存する、単一のアキュムレータである、請求項18に記載の装置。
JP8511949A 1994-09-28 1995-09-22 コンプレッションリリースエンジンブレーキ用ハイドロリック回路 Pending JPH10509489A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/314,413 1994-09-28
US08/314,413 US5462025A (en) 1994-09-28 1994-09-28 Hydraulic circuits for compression release engine brakes
PCT/US1995/012248 WO1996010125A1 (en) 1994-09-28 1995-09-22 Hydraulic circuits for compression release engine brakes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10509489A true JPH10509489A (ja) 1998-09-14

Family

ID=23219861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8511949A Pending JPH10509489A (ja) 1994-09-28 1995-09-22 コンプレッションリリースエンジンブレーキ用ハイドロリック回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5462025A (ja)
EP (1) EP0782662B1 (ja)
JP (1) JPH10509489A (ja)
DE (1) DE69508776T2 (ja)
WO (1) WO1996010125A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4782228B2 (ja) * 2006-12-12 2011-09-28 マック トラックス インコーポレイテッド バルブ開放機構および方法

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5619963A (en) * 1994-07-29 1997-04-15 Caterpillar Inc. Dual force actuator for use in engine retarding systems
US5540201A (en) * 1994-07-29 1996-07-30 Caterpillar Inc. Engine compression braking apparatus and method
DE4433258C1 (de) * 1994-09-19 1996-03-07 Daimler Benz Ag Motorbremse für eine Dieselbrennkraftmaschine
US5626116A (en) * 1995-11-28 1997-05-06 Cummins Engine Company, Inc. Dedicated rocker lever and cam assembly for a compression braking system
US5645031A (en) * 1996-01-18 1997-07-08 Meneely; Vincent Allan Compression release brake with hydraulically adjustable timing
US5758620A (en) * 1997-03-21 1998-06-02 Detroit Diesel Corporation Engine compression brake system
US5996550A (en) * 1997-07-14 1999-12-07 Diesel Engine Retarders, Inc. Applied lost motion for optimization of fixed timed engine brake system
SE510835C2 (sv) 1997-08-26 1999-06-28 Volvo Lastvagnar Ab Förbränningsmotor med kompressorfunktion
US6039022A (en) * 1997-10-02 2000-03-21 Diesel Engine Retardes, Inc. Co-axial master piston assembly
EP1023532A1 (en) 1997-10-15 2000-08-02 Diesel Engine Retarders, Inc. Slave piston assembly with valve motion modifier
US8820276B2 (en) * 1997-12-11 2014-09-02 Jacobs Vehicle Systems, Inc. Variable lost motion valve actuator and method
US6095115A (en) * 1998-02-02 2000-08-01 Diesel Engine Retarders, Inc. Self-clipping slave piston device with lash adjustment for a compression release engine retarder
US6085721A (en) * 1998-04-03 2000-07-11 Diesel Engine Retarders, Inc. Bar engine brake
GB9815599D0 (en) * 1998-07-20 1998-09-16 Cummins Engine Co Ltd Compression engine braking system
WO2000011336A1 (en) 1998-08-19 2000-03-02 Diesel Engine Retarders, Inc. Hydraulically-actuated fail-safe stroke-limiting piston
DE19840639C1 (de) * 1998-09-05 2000-03-09 Daimler Chrysler Ag Brennkraftmaschine mit einer Motorbremseinrichtung
US6786186B2 (en) * 1998-09-09 2004-09-07 International Engine Intellectual Property Company, Llc Unit trigger actuator
US6283090B1 (en) 1999-11-17 2001-09-04 Caterpillar Inc. Method and apparatus for operating a hydraulically-powered compression release brake assembly on internal combustion engine
US6701888B2 (en) * 2000-12-01 2004-03-09 Caterpillar Inc Compression brake system for an internal combustion engine
US6474296B2 (en) * 2000-12-19 2002-11-05 Caterpillar Inc. Lash adjustment for use with an actuator
US7152576B2 (en) * 2002-04-08 2006-12-26 Richard Vanderpoel Compact lost motion system for variable value actuation
US7318398B2 (en) * 2003-08-15 2008-01-15 Caterpillar Inc. Engine valve actuation system
US6988471B2 (en) * 2003-12-23 2006-01-24 Caterpillar Inc Engine valve actuation system
US7347172B2 (en) * 2005-05-10 2008-03-25 International Engine Intellectual Property Company, Llc Hydraulic valve actuation system with valve lash adjustment
CN101473111B (zh) * 2006-06-30 2011-08-31 株式会社小松制作所 发动机阀装置
US7556004B2 (en) * 2006-10-16 2009-07-07 Caterpillar Inc. Bactrian rocker arm and engine using same
ATE550526T1 (de) * 2008-07-31 2012-04-15 Pacbrake Company Selbstständiges kompressionsbremsenssteuermodul für ein dekompressionsbremssystem eines verbrennungsmotors
US8689769B2 (en) 2010-05-12 2014-04-08 Caterpillar Inc. Compression-braking system
CN102261283B (zh) * 2010-05-27 2013-10-09 上海尤顺汽车部件有限公司 一种固链式发动机制动装置
JP2014515456A (ja) * 2011-05-26 2014-06-30 ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド エンジン・バルブを作動させるための主要ロッカ・アーム/補助ロッカ・アーム・アセンブリ
CN103334809B (zh) * 2013-06-08 2015-07-15 深圳市特尔佳科技股份有限公司 发动机压缩释放式制动器及其制动方法
US10393626B2 (en) * 2017-03-30 2019-08-27 Paccar Inc Engine brake test tool
US11181018B1 (en) 2021-02-25 2021-11-23 Deere & Company Type II valvetrain and hydraulic engine brake arrangement

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3220392A (en) * 1962-06-04 1965-11-30 Clessie L Cummins Vehicle engine braking and fuel control system
US3405699A (en) * 1966-06-17 1968-10-15 Jacobs Mfg Co Engine braking system with trip valve controlled piston
US4398510A (en) * 1978-11-06 1983-08-16 The Jacobs Manufacturing Company Timing mechanism for engine brake
US4399787A (en) * 1981-12-24 1983-08-23 The Jacobs Manufacturing Company Engine retarder hydraulic reset mechanism
US4592319A (en) * 1985-08-09 1986-06-03 The Jacobs Manufacturing Company Engine retarding method and apparatus
USRE33052E (en) * 1986-06-10 1989-09-12 The Jacobs Manufacturing Company Compression release retarder with valve motion modifier
US4706625A (en) * 1986-08-15 1987-11-17 The Jacobs Manufacturing Company Engine retarder with reset auto-lash mechanism
US4996957A (en) * 1990-06-04 1991-03-05 Jacobs Brake Technology Corporation Control valve for a compression release engine retarder
US5036810A (en) * 1990-08-07 1991-08-06 Jenara Enterprises Ltd. Engine brake and method
US5105782A (en) * 1991-02-27 1992-04-21 Jenara Enterprises Ltd. Compression release brake with variable ratio master and slave cylinder combination
US5161501A (en) * 1992-01-03 1992-11-10 Jacobs Brake Technology Corporation Self-clippping slave piston
US5201290A (en) * 1992-01-03 1993-04-13 Jacobs Brake Technology Corporation Compression relief engine retarder clip valve
US5186141A (en) * 1992-05-04 1993-02-16 Jacobs Brake Technology Corporation Engine brake timing control mechanism
US5357926A (en) * 1993-08-26 1994-10-25 Jacobs Brake Technology Corporation Compression release engine brake with selectively reduced engine exhaust noise

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4782228B2 (ja) * 2006-12-12 2011-09-28 マック トラックス インコーポレイテッド バルブ開放機構および方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0782662A1 (en) 1997-07-09
MX9702216A (es) 1997-10-31
DE69508776D1 (de) 1999-05-06
US5462025A (en) 1995-10-31
DE69508776T2 (de) 1999-09-02
EP0782662B1 (en) 1999-03-31
WO1996010125A1 (en) 1996-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10509489A (ja) コンプレッションリリースエンジンブレーキ用ハイドロリック回路
KR100623053B1 (ko) 고정형 엔진 제동 시스템의 최적화를 위한 장치 및 방법
EP0431569A1 (en) Compression release retarding system
US11242778B2 (en) Lost motion exhaust rocker engine brake system with actuation solenoid valve and method of operation
KR101019859B1 (ko) 고정시간 밸브 구동을 위한 로스트 모션 시스템 및 방법
KR20120025555A (ko) 단일 배기 밸브 브릿지 브레이크를 위한 방법 및 시스템
EP0083058B1 (en) Retarding system of a gas compression relief type
US5460131A (en) Compact combined lash adjuster and reset mechanism for compression release engine brakes
KR20000064835A (ko) 배기 가스 재순환 중의 엔진 제동 및/또는 배기
KR20160120273A (ko) 공전 로커 암 조립체 용 압축-해제 엔진 브레이크 시스템 및 그 조작방법
CN110566308B (zh) 一种用于发动机制动的重置滑阀式摇臂机构及其制动方法
US5105782A (en) Compression release brake with variable ratio master and slave cylinder combination
US4333430A (en) Engine brake
CN213016479U (zh) 叠加气门升程的发动机制动装置
CN211116163U (zh) 一种集成制动功能的发动机气门桥装置
CN114076009A (zh) 叠加气门升程的发动机制动装置和方法
JPS60113008A (ja) 内燃機関の油圧作動動弁装置
EP0051701A1 (en) Engine braking apparatus
JP2002201922A (ja) 圧縮ブレーキ作動システム及び方法