JPH10509090A - 細長物品に細長片縁までコーティングする方法と装置 - Google Patents

細長物品に細長片縁までコーティングする方法と装置

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JPH10509090A
JPH10509090A JP8516408A JP51640896A JPH10509090A JP H10509090 A JPH10509090 A JP H10509090A JP 8516408 A JP8516408 A JP 8516408A JP 51640896 A JP51640896 A JP 51640896A JP H10509090 A JPH10509090 A JP H10509090A
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イネス,ロバート・アーサー
スミス,ゲイリー・ジェイ
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Rio Tinto Alcan International Ltd
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Alcan International Ltd Canada
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Abstract

(57)【要約】 細長物品をコーティングする装置は、コーティングヘッドを有し、該ヘッドはコーティング面と、コートされる細長物品へ転送するべくスロットにコーティング材を供給するために内部チャンネルと連通するようにコーティング面に形成された細長い開放した側辺付きスロットとを有している。スロットは、細長物品の縁域にコーティング材を施すようにスロットの少なくても一方の長手方向端でコーティング面内に延びたスロット延長部を有している。スロット延長部は、該スロット延長部が上記細長物品の上記縁域によって使用中に覆われなくなった時にスロット延長部からコーティング材が漏れるのを防ぐ絞られた開口を通してのみ内部チャンネルと連通している。このように、もしコーティングスロットの端が不正確な追跡や変化する細長切片幅によって細長物品によって覆われなくなっても、細長物品は、コーティング材が実質的にこぼれ出すリスク無しにその横断方向の縁まで完全にコートされる。

Description

【発明の詳細な説明】 細長物品に細長片縁までコーティングする方法と装置 技術分野 この発明は、表面保護及び若しくは物品の外観の改善のために細長物品、特に 金属シートをペンキ、プラスチック又は他のコーティング材で直接コーティング するために使用される方法と装置に関する。背景技術 建物の羽目板や飲料缶材や他の目的に使用される金属シート材、特に薄いアル ミ細長切片には、表面保護及び若しくは装飾仕上げのためにペンキやプラスチッ クのような素材でしばしばコーティングされる。コーティングは、一般に有機溶 剤にポリマーと他の成分を溶解し、懸濁させ、その結果の混合物をローラ塗布器 によって細長切片に塗布し、その結果できた生成物を焼成して溶剤を除去してポ リマーを架橋することで実施される。 シート物品をコーティングする他の手段は、細長片がコーティングヘッドを通 過し移動される時に直接コーティング材が細長片面に押し出される細長い開放し た両辺付きコーティングスロットを細長片横断方向に設けたコーティングヘツド の形をしたコーティングダイを採用している。この際生成されるコーティングの 厚さは、細長物品面からコーティングヘッドを離し且つコーティング時に細長物 品面に沿って進む或る種のスペーサ(例えば、ローラや『ドクターブレード』) を使用して制御される。そのようなスペーサは、コーティング隙間(コーティン グヘツドと細長物品面との間の隙間)の高さを細長切片や細長切片供給機構が一 様性に欠けていても無関係に一定の所定値に維持する。 一定のコーティング隙間を維持する別の方法は、細長物品の側縁を越えて横断 方向に伸びたコーティングヘッドの端部を細長物品供給機構を担持した枠に取り 付けられた支持構造物によって支持するようにしている。その支持構造物は、所 望のコーティング隙間を維持するが、細長物品面と何ら接触しておらず、かくし てコーティングされる面に跡を付けたり、傷を付ける可能性を低減している。 所望のコーティング隙間を維持する更に別の方法は、コーティング材の細長物 品面への塗布の際、その層上で『浮いている』コーティングヘッドを使用するよ うにしている。機械的スペーサに頼らずにシート材の片面をコーティングするの に適したこの種の装置は、本出願と同じ譲受け人に譲渡された1987年6月2 3日の米国特許第4,675,230号に開示されている。更に、シートの二面 コーティングの関連装置と方法は、1994年5月26日に出願され、WO94 /27739として1994年12月8日に公表され、本願出願と同じ譲受け人 に譲渡されたPCT特許出願第PCT/CA94/0029号に開示されている 。この特許と特許出願に開示された型式の装置は、フィルム厚さの制御のために 、金属細長切片へのコーティング材塗布時にその流体力学に依存しており、細長 切片の規格のバラツキや支持ロールの偏心度を容易に補償することができる。こ のことは、移動細長切片と共に細長切片進行方向に収斂するコーティング隙間を 形成するべく或る角度(通常0.1度から5度、より好ましくは0.5度から1 度の範囲)を形成するようにコーティングスロットの下流側に展張した面を有し たコーティングヘッドを使用して達成される。展張面は、細長切片へのコーティ ング時に、コーティング層上にヘッドを『浮かせる』流体力学力を発生させなが ら細長切片への塗布の際にコーティング材に直接接触している。一定のコーティ ング隙間を維持するために流体力学力と釣り合う負荷がコーティングヘッドに加 えられる。細長切片とコーティングヘッドの間の直接接触は、かくして回避され 、このことは次いで、コーティングされる金属面や事前にコートされた金属面へ の損傷や外観悪化を回避する。 上記形式の直接コーティング装置は、細長切片のコーティングに効果的である が、細長切片の追跡エラーや細長切片の幅の変化によってコーティングスロット の端をふとして覆わないことがあるとスロットからコーティング材が大量にこぼ れ出すことになり、通常状況を正したり、こぼれたコーティング材を清掃するた めにコーティングラインを止める必要があると言った不利益をこうむる。このよ うな事態が起こり得る可能性を減ずるために、細長切片の側縁位置がスロットの 覆わない部分が無いように変わる安全ゾーンを設けるべく細長物品の側部に数ミ リメータ幅の非コーティング帯域を残しておく必要があった。アルミ羽目板のよ うな幾つかの物品に対して、このことはシート側縁が最終製品で隠されるので重 要なことではなかった。飲料缶の最終板片のような他の物品では、しばしば側縁 はコーティング後に整形裁断され、蓋が穴あけされた後に『躯体』上に常に1〜 2mm幅の側縁帯域が残ったままとなっている。しかし、コートされた細長物品 を全幅に渡って使用する製品があり、たとえ缶の最終板片でも、美観上、もしそ うでなくとも機能的理由によってできるだけ細長切片縁近くまで細長切片をコー トするのが望ましい。 従って、かなりコーティング材をこぼすリスクを高めずに細長切片縁にコーテ ィングをより近づけることができる細長物品のコーティング方法と装置が待望さ れている。発明の開示 本発明の目的は、細長物品の移動面上にコーティングを施すために細長スロッ トを採用したコーティング装置を使用する際にそのような物品のコーティングを 改善するにある。 本発明の別の目的は、コーティングヘッドからコーティング材が放置状態でこ ぼれ出ようとするのを無制限に高めること無しに、上記コーティング装置が細長 物品を細長切片側縁のより近くまでコートできるようにするものである。 本発明の更に別の目的は、細長物品のコーティングに使用されるコーティング 装置からコーティング材が突然こぼれ出すのを低減するものである。 本発明は、細長切片面の最側縁までコーティング材を塗布するのに使用される スロットの一方又はより好ましくは両方の長手方向端にスロット延長部を有した コーティングヘッドを利用している。スロット延長部は、コーティングスロット 端を越えて伸びており、またスロットと長手方向(細長物品の移動方向に対して 横断方向)においてほぼ整合されている。それらは、もし施工コーティングが悪 影響を受けない程度にバリヤがスロット及びスロット延長部の長手方向において 狭くなっていれば、たとえコーティング面まで伸びた小さなバリヤが幾つかの実 施例に存在していても、コーティングヘッドのコーティング面レベルにスロット 及びスロット延長部が相互に入り込んだチャンネルを形成する感じで、スロット 延長部を形成することになる。もしスロット延長部のコーティング材収容部分が 細長物品によって完全に覆われないようになってもスロット延長部からのコーテ ィング材のこぼれ出しを制限する制限開口又は通路を通してコーティング材がス ロット延長部に供給される点で、スロット延長部はスロット自身とは異なってい る。このような結果を得るために、コーティング材は、スロット自身から(たと え上述したような狭いバリヤの頂部を越えて)又は別の絞られた通路を通してス ロットに隣接したスロット延長部の端部又はその近くの位置まで長手方向におい てのみスロット延長部内に供給される。 最も好ましくは、スロットにはその長手方向端部の両方にスロット延長部が設 けられるが、しかしスロット延長部は、特別のコーティング用途のために一端の みに必要とされることもある。 かくして、本発明の一局面に依れば、コーティング面を有し且つスロットにコ ーティング材を供給するために内部チャンネルと連通するように細長い開放した 側辺付きスロットを上記コーティング面に形成したコーティングヘッドと;スロ ットに対して横断する方向にコーティング面及びスロットを次々と通過して連続 的に側方縁域を有した細長物品を長手方向に進めるための細長物品送り装置と; 上記スロットからの上記コーティング材の層を細長切片面上にコートするのに適 した距離だけ上記細長物品面からコーティングヘッドの上記コーティング面を隔 設する隔設装置と;液体コーティング材を圧力下で内部チャンネルに供給する供 給装置とから構成されており、上記スロットが、コーティング材を細長物品の隣 接縁域に供給するためにスロットの少なくても一方の長手方向端に上記コーティ ング面内に伸びたスロット延長部を有しており、該スロット延長部が、上記細長 物品の縁域によって使用中に覆われなくなると、上記スロット延長部からのコー ティング材の実質的な漏れを防ぐ絞られた開口を通してのみ上記内部チャンネル と連通している細長物品コーティング装置が提供されている。 本発明の別の局面に依ると、細長スロットを通過進行する細長物品面上に細長 コーティングヘッド内の内部チャンネルから上記スロットを通して液体コーティ ング材を絞り出し;上記細長物品上に所望厚さのコーティング材層を形成するよ うに絞り出されたコーティング材を上記コーティングヘッドの面と接触させる各 工程から構成され;そこで上記面は上記細長物品の側縁に隣接した縁域を有して おり、またスロット延長部が上記細長物品の縁域によって覆われなくなった時に 上記スロット延長部からの上記コーティング材の実質的な漏れを防ぐ絞られた開 口を通してのみ上記内部チャンネルからコーティング材が供給される上記スロッ トの長手延長部を通過して上記縁域を進めることによって上記縁域が上記縁まで ほぼ完全にコートされるようにした液体コーティング材で細長物品を押出しコー ティングする方法が提供されている。 本発明は、更に上記装置に使用するコーティングヘッドと、該装置用コーティ ングヘツドを組立てるのに適した一式の部品に関する。 本発明の装置と方法は、最も好ましくは、たとえ本発明に用意されているスロ ット延長部が無くても低粘性流体はコーティングヘッドのスロットの端部から横 向きに容易に流れるために、30センチポアズより大きい粘度を有した液体コー ティング材で実施される。一般に必要とされた粘度を有した適当なコーティング 材の例として、ペンキ、ラッカー、潤滑剤及び接着剤が含まれる。 本発明は、上記種類のいずれのコーティングヘッドにも適用可能であるが、例 えば上述した特許や特許出願に開示されたようなコーティング材によって流体力 学的力の発生に依存している『浮揚する』種類のコーティングヘッドと共に使用 するのに特に適している。図面の簡単な説明 図1は、細長物品のコーティングに使用される本発明の一つの好適な形に係る 装置の部分的横断面の側方立面図であり; 図2は、もし図1のドラムが取外された場合、そのドラムの位置から見られる ようにコーティング面を示しており、図1の装置に使用されるコーティングヘッ ドのコーティング面の立面図であり; 図3は、III−III線に沿った図2のコーティングヘッドの拡大尺度の横断面図 で あり; 図4は、コーティングヘッドの一端とコーティングされる位置の細長物品の一 部とを示しており、コーティングスロットの最上部を示すと共に、90度回した 図2のコーティングヘッドの部分長手方向横断面図であり; 図5は、本発明の別の好適な形に係る代替コーティングヘッドの図2に類似し た部分図であり; 図6は、VI−VI線に沿った図5のコーティングヘッドの横断面図であり; 図7は、細長物品(仮想線で示されている)の面が細長物品縁域のスロットと スロット延長部を通過するに従って、その面に施されたコーティング材のパター ンを示しており、図5のコーティングヘッドのコーティング面の若干拡大された 立面図であり; 図8は、細長物品に施されているコーティング材を再度示しており、コーティ ングスロットを最上部に向きを合わせるために90度図を回した後で図7のVIII −VIII線に沿ったコーティングヘッドと細長物品の一部の横断面図である。本発明を実施するための最良の形態 図1は、上記米国特許第4,675,230号で説明され、本発明に従って改 造された形式の単一側面コーティングを主眼とした細長物品のコーティング装置 10の詳細側面図である。この装置10では、コートされる金属細長切片12は 、軸方向の一定した位置で回転可能に支持されたバックアップドラム14周りで 矢印方向Aに(回転される把持ローラのような適当な、例えば在来の細長切片進 め手段によって)連続的に進められる。細長切片12がバックアップドラム14 に対してしっかりと保持されている箇所において、液体コーティング材16(例 えば、ペンキ)が、細長切片の外側を向いた主面にコーティング装置18から施 され、コーティング材の連続層20をその細長切片面上に形成する。 コーティング装置18は、金属ブロック24に取付けられたり又はその一部分 を形成し且つ平坦な又は凹み状に湾曲したコーティング面26を有した硬いコー ティングヘッド22を有しており、コーティング面26は、細長い開いた両辺付 きコーティングスロット28からコーティングヘッドの下流側に展張面26aを 有しており、また細長物品面から隔設され、細長切片の移動方向に若干収斂した コーティング隙間27を共に形成するように或る角度を成している。 本装置は、金属ブロック24が着座している平坦な上面を有したデッキ30を 備えており、ブロック(及びかくしてコーティングヘッド22)は、2頭付き矢 印Bによって表示されているように、細長切片12に直交するほぼ水平方向にデ ッキに対して摺動するように支持されている。矢印Bの方向に水平な細長い幾つ かの垂直開放スロット32(図1にはその内の一つのみが示されている)が、ブ ロック長さに沿って隔設された箇所においてコーティングヘッド22の後方でブ ロック24の本体に形成されている。ボルト34(その内の一本のみが示されて いる)は、各々これらのスロットを貫通し、一端でデッキ30内に螺合され、他 方端の大きいボルト頭34aでブロック24をデッキ30上に保持している。ボ ルト幹部34bとスロット32の側壁との間の干渉で、デッキに対するブロック 24の(図面の紙面に直交する方向の)側方移動を防止しているが、スロットの 細長形状は、作業ヘッド位置の全域に渡って矢印Bの方向においてブロック24 が移動できるようにしている。 デッキ30は、図1に示された位置から進行中の細長切片の経路から外れた位 置まで(例えば、図示されていない適当な空圧手段によって)ブロック24がデ ッキ30と共に上方に揺動されるように水平軸線42周りで旋回移動可能に支持 枠40上に搭載されている。枠40に固定され且つデッキ30の下に在るアーム 44は、アームから上方に突出し且つデッキ30の下面を支承しているねじ46 を担持しており、作業位置のヘッド22の角度向きが調節できるようになってい る。 枠40は、ドラム14の軸線に対して所定位置に固定されており、枠とドラム の両方が、共通の支持構造体(図示省略)に搭載されている。かくして、軸線4 2も、ドラム14の軸線に対して所定位置に固定されている。 本装置は、更にコーティングヘッドを細長切片12の面向面に向かって付勢す る為にコーティングヘッドに負荷を連続的に加えるべくデッキ30とコーティン グヘッド22との間で作用する手段を有している。この負荷を加える手段は、ブ ロック24の後方においてデッキ30に固定された一対の空気シリンダ48(そ れらの一つのみが示されており、一般的に在来構造となっている)から構成され ている。実際は、図示のように、シリンダ48はデッキの後方に突出した棚部分 50に取付けられている。シリンダ48の作動によって、細長切片12の面に向 かってブロック24が押される。この負荷は、コーティング材16によって発生 されるものであって細長切片12の面とコーティングヘッドの展張面26との間 の収斂隙間27をコーティング材が通過する時に展張面26に加えられる流体力 学的力によって対抗される。この結果、コーティングヘッドは、コーティング層 20の形成時にはその上に『浮いており』、またコーティング面26の下流側エ ッジ23と細長切片面との間に制量オリフィスが形成され、制量オリフィスの寸 法は、シリンダによって加えられる負荷の大きさによって(所定のコーティング に対して)決定される。従って、所望の厚さのコーティングが形成される。 本発明に採用されているコーティングヘッド22は、たとえそれがコーティン グ材用に適した内部通路が設けられた主として中実体に代替されても、図2、3 及び4の一形態でより明瞭に図示されているように、取外し可能な中空細長矩形 本体29や『コーター棒』の形を取るのが好ましい。本体29は、端から端まで 伸びた細長開口を備えており、その開口の一部分は、本体のコーティング面26 から囲まれた中空内部チャンネル33の内部へ伸びた前述のコーティングスロッ ト28を形成している(図4)。図2、3及び4には図示されていないが、流体 コーティング材を本体29の中空中部チャンネル33内に導入する手段が設けら れており、この手段は図1の矢印Cの管25によって与えられている。この目的 のために、在来の液体ペンキ供給タンクと圧力ポンプ供給装置が使用される。 コーティング材は、スロット28を通して本体29内の内部チャンネル33か ら絞り出されて細長切片12の隣接面に接触するが、その際、既に説明したよう に展張面26aとコーティング面26の下流側エッジ23によって制量される。 これまで説明したように、コーティングヘッド22は大部分が在来通りである が、中空本体29には、更に或る限定された距離だけ本体29内に伸びた一対の 内端栓55が設けられており、これらの栓は、コーティング材を受け取るのに有 効な内部チャンネル33の長手方向範囲を限定する。しかし、本体壁のスロット 開口が、長手方向において栓55を越えて伸びている点と、羽根の最外端が本体 29のコーティング面26よりわずかに届かない距離だけ栓体からスロット開口 内に伸びた羽根56を成す短い起立突起を各栓が有している点に注目すべきであ り、この距離は、図4の隙間Dとして表示それている。栓と羽根を越えて伸びた 開口部分は、スロット延長部28aを形成する。図示の実施例では、羽根56は 栓55の長手方向最内端に直近して存在しているだけであり、その結果スロット 延長部は、羽根56と本体29の末端との間の領域57において、その全深さ( 中空本体29の壁厚)まで占領されてはいない。従って、スロット延長部は、羽 根56上方により浅い部分をまた栓55の残り上方ではより深い部分を有する。 しかし、羽根56は各栓55の全長に沿って伸ばすことができ、かくして全長に 渡って一定の浅い深さのスロット延長部を形成することができる。 栓55の存在に依って、スロット延長部28aは、中空内部チャンネル33と 直接連通しておらず、かくしてコーティングスロット28自身と異なり下から( 即ち、本体29内部から直接)コーティング材は供給されない。しかし、スロッ ト延長部28aは、隙間Dを通してスロット28から横切ってコーティング材が 供給される。チャンネル33とスロット28内のコーティング材は圧力を受けて いるので、充分なコーティング材がこのようにスロット延長部28aに入り、細 長物品の縁域12aまで転送されるコーティング材流を提供する。 この実施例では、栓55は取外し可能ではないが(もし、必要ならばそれらは 取外し可能にできようが)、(点線のX−X、Y−Y、Z−Zによって表示され ているように)異なった幅の細長切片もチャンネル33内のコーティング材の圧 力を適切に制御することで(より幅広の細長切片がそれらの側縁まで正しくコー トされるようにより高い圧力でより多くのコーティング材をスロット延長部28 a内に押し込んで)コートされる。特に好適な実施例では、栓55の長さが各々 約2.5cm(1インチ)であり、羽根56はその長さの内約0.25cm(0 .1インチ)を占めている(即ち、羽根は栓55の最内端からスロット28に沿 って側方に約0.25cm(0.1インチ)伸びている)。スロット延長部28 aの深さは、羽根56を越えた領域では約0.4cm(0.15インチ)であり 、 深さDは約0.012〜0.12cm(0.005〜0.050インチ)となっ ている。隙間Dの最適寸法は、スロット28の幅やコーティング材の粘度、圧力 等の各種のパラメータに応じてケースバイケースで変わり、簡単な試行と実験と によって容易に決定される。 運転では、図4に最も明瞭に示されているように、(細長切片12の縁が位置 Zで示されているが、上で説明したように点線Y、Xで示されているような代替 位置にすることもできるようになっている)コートされる細長切片12はスロッ ト28自身の端を越えて側方に広がっているが、好ましくはスロット延長部28 aの端を越えてはいない。たとえスロット延長部28aが通常の使用中に末端部 が覆われなくても、隙間Dを通ってスロット延長部に流入する限定された量のコ ーティング材が、スロット延長部の覆われていない領域に進む以前に細長物品の 縁域に完全に移されることになるので、これらの覆われていない領域からは何ら 漏れることがない。従って、使用に際して、スロット延長部28aからの流体流 出量は、隙間Dを通る流体流入量と理想的に釣り合っている。もし流入に対して 流出が余りにも多ければ、細長切片は縁まで完全にコートされないことになる。 他方、流出に対して流入が余りにも多ければ、縁域に施されるコーティング材層 は余りにも厚くなり、結果的に(単一側面のコーティングでは)支持ロールにコ ーティングのオーバフローをきたしたり、(2側面コーティングでは)細長切片 縁に厚いビードを形成することになる。流出に対する流入の割合は、コーティン グ材の圧力や細長物品の進行の速度等によって制御される。 もしスロット延長部28aが、例えば細長切片のまずい追跡制御のために、又 は細長切片の幅の変化のために細長切片のコーティング中に完全に覆われなくな り、またスロット28自身が完全に覆われた状態となっていれば、(a)いかな る時でも非常に僅かしかコーティング材がスロット延長部に存在していないため に、また(b)スロット28からスロット延長部28aへの入口における(羽根 56と本体29の開口辺と細長物品隣接面とで限定された)絞られた開口(隙間 D)が、スロット延長部28aからこぼれ出るコーティング材の量(もし幾分で も)を制限するために、この開口自身が覆われないことが無く、かくしてコーテ ィ ング材がスロット28自身から直接こぼれ出るという条件下では、ほとんど又は 何らコーティング材はコーティングヘッドからスロット延長部28aを通してこ ぼれ出ることが無い。従って、スロット延長部を使用することで、もしスロット 延長部が使用中に一時的に覆われなくなっても(又は通常よりもスロット28に より近い位置まで覆われなくなっても)コーティング材の漏れの問題を起こすこ と無しに正しく側方縁まで細長物品をコートすることが可能となる。 可能な限り僅かでも細長切片がスロット28自身を越えて広がっている限り、 スロット自身は所望の厚さまで正しいコーティングを行うので、十分な量の細長 切片がスロット延長部28aに渡って広がり、コーティング運転中にスロット2 8自身が決して覆われない状態になることが無い。この量は、結果的に供給−コ ーティング装置の追跡精度と細長切片の全長に渡る幅の変化によって決定される ことになる。 図5、6、7及び8は、コーティングヘッド22の代替実施例を示している。 この場合、コーティングヘッドはまた中空の矩形状の細長本体29から構成され ているが、然し本体の側方末端は開放しおり、幅調節栓55(図5及び6には、 その内の一つのみ図示されている)を摺動可能に部分的に収容している。これら の栓は、羽根56を有し且つコーティング室33の長手方向端を限定している点 で図2から図4の実施例で使用されているものと大部分同じであるが、本体29 の開放端から突出している点で、また中空内部チャンネル33内から直接コーテ ィング材が供給されるスロット28の有効幅が栓55の一方又は両方を摺動させ ることで変えられるように移動可能となっている点で異なっている。このように 、異なった幅の細長切片は本装置によって容易に受け入れられる。更に、図示さ れた左勝手の栓55は、例えば供給管25(図1を見よ)から本体29の中空内 部チャンネル33内にコーティング材を導入する内部の軸方向通路59を有して いる。本体の反対端部の栓は、中空内部チャンネル内に導入されたコーティング 材が強制的にスロット28を通って出るように上記のような軸方向通路を有して いないが、代替例として、同等の通路が設けられたり、いずれかの通路に逆流が 生じないように同時に等圧でコーティング材が供給されるようにも構成される。 こ のようにコーティング材が同時に供給されると、スロット28の長さに渡ってコ ーティング材がより均一に吐出されることになる。 この実施例の栓55は、スロット延長部28aがスロット28と本体29の端 との間の全長に渡って一様に浅い深さとなり且つ隙間Dがスロット深さと同じと なるように(図6を見よ)、スロット延長部28aの全長に渡って伸びた羽根5 6を有している。細長切片の縁についての一つの適切な位置が図5で点線Xによ って示されているが、勿論この実施例では、栓55は細長切片の幅に容易に調節 される。 使用に際して、栓55と羽根56によって内側からブロックされるスロット2 8の側方延長部28aは、スロット28端から若干の横方向のコーティング材流 を隙間Dを通して受け入れる浅い盲チャンネルを形成している。スロット28か らスロット延長部28aへの狭い入口は、絞りとして適正に作用する隙間Dを形 成している。以前の実施例のように従来の手順で通常コートされないままとなる 細長物品の側縁隣接帯域や領域を覆うことが要求されており、これを達成するス ロット延長部28a内へのコーティング材の横方向流量は、比較的少ない。スロ ット28の幅と深さDとは、横方向流量を制御する絞られたオリフィスを形成し 、またこの量は、必要とされるフィルム厚さを維持するために細長物品の他の場 所で要求されるものよりも少なくできるが、それにもかかわらず細長物品は縁域 で或る厚さまでコートされる。もしこれが実情であれば、展張面26とエッジ2 3は、スロット延長部28aに隣接した細長物品の縁域においてコーティング材 が十分に又は均一に接触せず、これらの領域では『欠乏状態』で作業することに なる。しかし、縁域における最少コーティングが達成されて許容可能な縁域被覆 が行わると、それは有害なものではない。 以前に注目したように、所定の隙間Dとスロット幅に対して、横方向流量と細 長物品のコート幅とは、本体29の内部チャンネル33内のコーティング材に加 えられる圧力を変えることによって或る程度まで制御される。この圧力は、細長 物品の主要部に施されるコーティング厚さにほとんど影響しないが、多かれ少な かれコーティング材を隙間Dを通して駆動する。この実施例のコーティングヘッ ドは、栓55の位置を変えることによって異なった細長物品幅を受け入れること ができるが、やはりコーティング液体の圧力変化も、コーティング幅の微調節の 手段として使用される。 図7及び8に示されているように。コーティング材16はスロット28から隙 間D内に沿って広がって行き、細長物品12上の面に縁域12aで接触する。し かし、スロット延長部28aに流入したコーティング材は、細長切片12の最外 縁に到達する前にスロット延長部から引き出されるが、コーティング面26の展 張面26aの拡張作用によってコートされる面域がスロット延長部28aを通過 後に広がり続け、その結果、コーティングヘッドを通過直後には細長切片はその 縁まで完全にコートされる。隙間Dの寸法と所定のコーティング材の圧力を正し く調節することによって、コートされる面域は、この連続した拡張が止まった後 に細長物品の面域の全幅又は全幅近くまで対応させられる。コーティングヘッド が細長物品に対して向けられる角度は、いかなる場合にもスロット端から幾分横 方向流が生じるようにスロット端と細長物品の間に隙間を開設するものでよい。 約30センチポアズ以下の非常に低い粘度のコーティング材を使用すると、これ の流量は十分に大きくなって、本発明のスロットに対する延長部が悪化させかね ない問題を惹起する。従って、より高い粘度のコーティング材(例えば、500 〜3000センチポアズ)が本発明において好ましく使用される。 特に一定幅の細長切片と共に使用する装置に対して栓55の使用に代わるもの として、恒久端壁が本体29に設けられ、スロット延長部28aがコーティング ヘッドのコーティング面の凹みとして形成されるが、スロット28自身と違って コーティングヘッド壁に渡って完全に延びてはいないが内部チャンネル33と連 通した構成にできる。 絞られた開口(隙間D)は、最も都合良い場合、スロットとスロット延長部と の連結部に形成されるが、スロットとスロット延長部は、もし必要ならば、羽根 56に類似してコーティングヘッドのコーティング面まで完全に延びているバリ ヤによって完全に分離さる。もしこのバリヤがスロット及びスロット延長部の長 手方向において非常に短く形成されていれば、十分なコーティング材がコーティ ングヘッドと細長切片面の間のコーティング隙間を通ってスロットからスロット 延長部へバリヤを越えて流れることができる。絞られた開口は、これらの場合に は、バリヤの最外縁と細長物品の隣接面とによって形成される。代わりに、その 実施例では、コーティング材は内部チャンネルからスロット延長部の長手方向内 端まで直接連通している狭い(絞られた)通路を通ってチャンネル33からスロ ット延長部へ供給される。全ての場合に考慮すべき重要な点は、細長切片の縁ま でコーティングする為に十分なコーティング材がスロット延長部に、しかしスロ ット延長部が細長物品によって覆われなくなった時にスロット延長部からのコー ティング材の損失を制限する開口を通して供給されるべき点である。 本発明は、単一面コーティング装置に適用して説明して来たが、例えば上記W O94/27739に開示された型式の二面押出しコーティング装置にも適用さ れる。そのような装置では、コーティングヘッドの各々が、他方によってコーテ ィングされている間に細長切片を支持するように進行中の細長物品の両面上に直 接対向するような二つのコーティングヘッドが設けられている。そのようなコー ティングヘッドの一方又は両方には、細長物品の一方又は両方の面における細長 切片最外側縁まで、又は非常に近くまでコートするスロット延長部が設けられる 。 もし必要ならば、本発明のコーティングヘッドは、中空ハウジング29と少な くても二つの端部栓55とを含んだ部品キットとして製造され且つ販売される。 好ましくは、異なった長さの二つ以上の栓が用意されたり、又はコーティングス ロット28とスロット延長部28aの有効長さの調節の為に栓はタイトに摺動嵌 合する寸法とされる。 本発明は、更に次の例によって図解されるが、それは本発明を限定するもので あると考えるべきでない。 本発明の一形態を採用した第一シリーズのテストが、30cm(12インチ) のコーティングパイロットラインで実施された。第二シリーズのテストも、絞り がコーティングスロット端に近い領域に限定され且つ図2から図4に示されてい るような装置を使用して、それを越して拡大された場合の本発明の変形例を用い て実施された。 これらのテスト中、細長物品は92m/分(300フィート)で進められ、 コーティング材は、3000センチポアズの粘度を有したビニル缶端ラッカーの 高固溶体であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. コーティング面を有し且つスロットにコーティング材を供給するために内 部チャンネルと連通するように細長い開放した側辺付きスロットを上記コーティ ング面に形成したコーティングヘッドと; 側方縁域を有した細長物品をスロットに対して横断する方向においてコーティ ング面及びスロットを次ぎ次ぎと通過して連続的に長手方向に進める細長物品の 送り装置と; 上記スロットからの上記コーティング材の層を上記細長物品面上にコートする のに適した距離だけ上記物品面からコーティングヘッドの上記コーティング面を 隔設する隔設装置と; 液体コーティング材を圧力下で内部チャンネルに供給する供給装置とから構成 された細長物品をコーティングする装置において、上記スロットは、コーティン グ材を細長物品の隣接縁域に施すためにスロットの少なくても一方の長手方向端 に上記コーティング面内に伸びたスロット延長部を有しており、該スロット延長 部が上記細長物品の上記縁域によって使用中に覆われなくなると、上記スロット 延長部が、該スロット延長部からのコーティング材の漏れを制限する絞られた開 口を通してのみ上記内部チャンネルと連通することを特徴とする細長物品をコー ティングする装置。 2. 上記スロットは、その両長手方向端に上記スロット延長部を有しているこ とを特徴とする請求項1記載の装置。 3. 上記スロットと上記スロット延長部とは、直線状に整列されており且つ相 互にコーティングヘッドの上記コーティング面に隣接して連通しており、上記絞 られた開口は、上記スロットと上記スロット延長部の接続部に配置されているこ とを特徴とする請求項1記載の装置。 4. 上記スロット延長部は、より浅い部分とより深い部分とを有しており、ま た上記より浅い部分は、上記より深い部分よりも上記スロットにより近く配置さ れていることを特徴とする請求項3記載の装置。 5. 上記スロット延長部は、該スロット延長部の全長手方向範囲に渡って上記 コーティング面からコーティング面の内側に向かって一定の深さを有しているこ とを特徴とする請求項3記載の装置。 6. 上記コーティングヘッドは、細長中空本体から構成されており、該本体は 、制限された距離だけ該本体の中空内部内に軸方向に延びた端部栓を各々受け入 れた第一と第二の開放長手方向端を有しており、また上記本体は、ほぼ上記第一 端から上記第二端にかけて延びた細長い長手方向開口をその壁に有しており、上 記スロットは、上記端部栓間に配置され且つ上記コーティング材を上記スロット に配給するように上記内部チャンネルを形成した上記中空内部と連通した上記細 長い長手方向開口の一部分から構成されており、上記スロット延長部は上記端部 栓に沿って延びた上記開口の一部分と成っていることを特徴とする請求項1記載 の装置。 7. 上記端部栓の少なくても一方は、上記スロットを形成した上記長手方向開 口の上記一部分の次にスロット延長部深さを減ずるように上記スロット延長部の 隣接した方の内部に伸びた突起を有しており、上記絞られた開口は、使用に際し て、上記突起の最外端と、上記スロット延長部の隣接壁と、上記スロット延長部 を向いた上記細長物品の上記主要面の一部分とによって形成されていることを特 徴とする請求項6記載の装置。 8. 上記隔設装置は、上記細長物品面に対する上記コーティングヘッドの離接 移動を許容する上記コーティングヘッドの支持体と、上記コーティングヘッドを 上記面に向かって押す負荷を加える装置と、上記コーティングヘッドを通過する 上記細長物品の移動方向に対して上記スロットの下流側において展張面を形成し た上記コーティング面の一部分とから構成されており、該展張面は、使用に際し て、上記細長切片面に或る角度で面向しており、上記移動方向にテーパを成した 隙間を形成し、上記隙間に流入する上記コーティング材によって発生される流体 力学力を上記負荷を加える装置によって上記コーティングヘッドに加えられる力 に対抗させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の装置。 9. 細長スロットを通過して進行する細長物品面上に細長コーティングヘッド 内の内部チャンネルから上記スロットを通して液体コーティング材を絞り出し; 上記細長物品上に所望厚さのコーティング材層を形成するように絞り出された コーティング材を上記コーティングヘッドの面と接触させる各工程から構成され る液体コーティング材で細長物品を押出しコーティングする方法において、上記 細長切片の上記面は、上記細長物品の側縁に隣接した縁域を有しており、また該 縁域は、スロット延長部が上記細長物品の該縁域によって覆われなくなった時に 上記スロット延長部からの上記コーティング材の実質的な漏れを防ぐ絞られた開 口を通してのみ上記内部チャンネルからコーティング材が供給される上記スロッ トの長手延長部を通過して該縁域を進めることによって上記縁までほぼ完全にコ ートされるようにしたことを特徴とする液体コーティング材で細長物品を押出し コーティングする方法。 10. 上記細長物品は、該細長切片の各側辺に隣接した縁域を有しており、各 縁域は別のスロット延長部からコートされることを特徴とする請求項9記載の方 法。 11. 500から3000センチポアズの粘度を有したコーティング材を上記 スロットから絞り出すことを特徴とする請求項9記載の方法。 12. 液体コーティング材で細長物品をコーティングするのに使用されるもの で、コーティング材用内部チャンネルを取り囲んだ壁を有し且つ該内部チャンネ ルと連通した細長い開放した側辺付きスロットが設けられた細長中空本体から構 成された押出しコーティング装置用コーティングヘッドにおいて、上記本体は、 上記スロットの少なくても一方端にスロット延長部を有しており、各上記スロッ ト延長部は、上記本体の上記壁内部に延び、また使用に際し、該スロット延長部 が上記細長物品によって覆われなくなると該スロット延長部からのコーティング 材の実質的な漏れを防ぐ絞られた開口を通してのみ上記内部チャンネルと連通す ることを特徴とする押出しコーティング装置用コーティングヘッド。 13. 細長物品をコーティングする装置のコーティングヘッドを形成する組立 部品キットであって、内部チャンネルを形成し且つ第一と第二の開放長手方向端 を有した外壁と、上記内部チャンネルと連通してほぼ上記第一端から上記第二端 まで延びた上記壁の細長い長手方向開口と、上記壁の外面上で上記開口に隣接し たコーティング面とを有した細長い中空本体と;該中空本体の上記第一と第二の 開放長手方向端内部に挿入する少なくても二つの栓とから構成される組立部品キ ットにおいて、上記栓は、該栓間において上記ハウジング内の上記内部チャンネ ルの長手方向範囲を設定するが、上記細長開口の長手方向範囲を設定せず、また 上記チャンネルから上記端を通して液体コーティング材が減損しないように上記 端をシールする形状と寸法を有していることを特徴とする組立部品キット。 14. 上記開放長手方向端内部に挿入する為に選択される複数対の栓に応じて 上記内部チャンネルの上記長手方向範囲を変えるのに使用するべく異なった長手 方向長さを有した複数の上記栓を特徴とする請求項13記載のキット。 15. 上記栓は、上記開放長手方向端内部への上記栓の挿入深さに応じて上記 内部チャンネルの上記長手方向範囲を変えるべく上記開放長手方向端内部に摺動 嵌合する形状と寸法に形成されていることを特徴とする請求項13記載のキット 。
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