JPH10508992A - キャンセル用フィルタ係数を決めるためにバッファされた受け及び送りサンプルの相互相関を用いるエコーキャンセル - Google Patents

キャンセル用フィルタ係数を決めるためにバッファされた受け及び送りサンプルの相互相関を用いるエコーキャンセル

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JPH10508992A
JPH10508992A JP8515821A JP51582196A JPH10508992A JP H10508992 A JPH10508992 A JP H10508992A JP 8515821 A JP8515821 A JP 8515821A JP 51582196 A JP51582196 A JP 51582196A JP H10508992 A JPH10508992 A JP H10508992A
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JP8515821A
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ダグラス・マッケイ トレイル、
フィリップ・ジュリアン シェパード、
ジャンシオン バイ、
サイモン ミルナー、
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British Telecommunications PLC
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British Telecommunications PLC
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

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Abstract

(57)【要約】 エコー検出システムは上りと下りのチャンネル(5,15)からの信号をそれぞれ記憶するためのデータメモリ(8,18)で成る。信号は前処理(9,19)にかけられて言語の特性を形作っている信号を識別し、測定部(10)に指示して相互相関技術を用いる比較を前記特性が検出されているときに限ってメモリ(8,18)に記憶された信号間で行う。これが必要とされる処理電力を低減し、相関の確度を高めている。並列処理電力は長くなった遅延期間をもつエコーが検出できるようにしている。測定結果はエコーキャンセル信号(ユニット7,17)を生成するために使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 キャンセル用フィルタ係数を決めるためにバッファされた受け 及び送りサンプルの相互相関を用いるエコーキャンセル 本発明は、遠隔通信リンクにおける信号品質の測定、とくに干渉の検出に関す る。 とくに、本発明は、第2のチャンネル上で発生される信号の検出に係り、一般 的に漏話として知られている状態、すなわち信号が第1のチャンネルにおいて送 られた結果、第2のチャンネルにおいて発生する信号の検出に関する。スプリア ス信号は検出されると、測定およびキャンセルを行うことができる。 本発明は、特にエコーを検出するのに適している。これは2方向遠隔通信リン クにおいて行われる。第1の方向に進行する信号は、反対方向に進行するスプリ アス信号を発生する。このスプリアス信号が信号の元のソースに戻ると、それは エコーとして現れる。 幾つかのある仕方の1つでエコー効果を発生することができる。それは、電話 装置の受話器と送話器との間の音響的フィードバックの結果として発生すること ができる。それは、インピーダンス不整合によって生ずる反射の結果として発生 する場合もある。それは、電話装置端末からの2線接続を介して搬送される2ウ エイトラヒックが2つの別々のチャンネル(いわゆる4線接続)に分けられる点 である、4ないし2線ハイブリッド点における経路間のクロス結合の結果として 発生する場合もある。本発明は、2つの個々のチャンネル上を2方向に信号を搬 送するシステム内の点においてエコー効果を検出するのに適している。 そのようなエコー効果の結果、話者は短期間だけ遅延した自分の言語を受ける ことになる。遅延の大きさは、信号処理遅延からの僅かな貢献があるが、信号が 進行しなければならない距離によってほぼ定められる。大陸間の呼における信号 の進行距離によって、観察者によって容易に検出可能な遅延を導入することがで きる。地球表面の1つの点とその反対側の点との間の地球表面上の往復距離は4 0,000kmである(約140光ミリ秒であるが、陸上通信線は最短ルートを とる必要がないので、実際の距離はこれよりも大きい)。静止衛星を介する地球 表面上の2点間の距離は、約1/2光秒(150,000km)である。国際呼 の多様性およびその他の網サービスによって、より長い経路を生成することがで きる。 このオーダの遅延は不快も伴って話者を当惑させ、話しを続けられないことに 気付かせることになる。したがってエコーが発生するときを検出して、救済活動 をとることが望ましい。この救済活動には、故障回路を修復されるまでそれを使 用から外すこと、または短距離の呼(エコー遅延が非常に短かいために問題を生 じないもの)のようなエコーが問題を生じない場合またはファクシミリ送信のよ うな1方向送信に故障回路の使用を制限することを含めることができる。ゼロ出 力を生成するために出力信号から得られる相補信号と人為的に結合することによ ってエコー信号をキャンセルする方法も存在する。しかしながら、全てのこれら システムは、エコーが存在する前もっての知識、およびその特徴に関するもの、 とくにその遅延時間および減衰を必要とする。 エコーの存在を検出するために通信リンクにおいてテスト信号を送ることが知 られている。ラインにおけるトラヒックはテスト信号のエコーの検出と干渉する ので、このシステムはいま現在使用されていないラインにおいてのみ使用するこ とができる。進行中の会話を監視するために熟練した観察者を使用することも知 られているが、この方法は手間がかかり、個人の主観に支配され、さらに話者の プライバシーの保護と係り合ってしまう。 伝送されたインパルス応答から遅延およびエコー強度を測定するために最小自 乗平均(LMS)適応フィルタシステムを使用する被侵襲性(イン・ストルーシ ブ)のインパルスシステムが知られている。最近のデジタル信号処理装置は、約 650のフィルタ係数を支持することができる。これは8kHzのサンプリング 率で、約80msの最大の検出可能なエコー経路に等しくなる。 このインパルス応答技術を使用してより長いエコー経路を検出するために、1 サンプルからの収束応答の確率を減少して、サンプリング率を減少しなければな らないか、または上記で説明された実際の制限範囲を越えてフィルタ係数の数を 増加しなければならない。 本発明の第1の態様によると、第1および第2のチャンネルを有する遠隔通信 リンクのための干渉検出システムが提供され、該システムは、第1のチャンネル 上を進行する信号を監視するための第1の監視用手段と、第2のチャンネル上を 進行する信号を監視するための第2の監視用手段と、該第1および第2の監視用 手段によって監視された信号を1又は複数の遅延期間にわたって比較して、両チ ャンネル間に干渉があることを識別するための比較手段とを備え、該比較手段は 該第1および第2の監視用手段によって監視された信号間の相互相関を識別する ようにされている。本発明はさらに、そのような検出システムと共働する通信シ ステム、およびそのような検出システムを含む網管理システムを含む。 本発明の第2の態様によると、第1および第2のチャンネルを有する通信リン クにおいてチャンネル間の干渉を検出する方法であって、第1のチャンネル上を 進行する信号を監視し、第2のチャンネル上を進行する信号を監視し、1又は複 数の遅延期間に対する信号を比較して、両チャンネル間に干渉があることを識別 するステップを含み、第1および第2のチャンネルによって搬送される信号間の 相互相関の識別を含む方法が与えられる。 本発明は1態様において、複数の通信チャンネルを有する通信システム、およ び上述のように定義された干渉検出システムを有し、干渉検出システムの第1お よび第2の監視手段は1又は複数対の通信チャンネルを監視するようにされてい る。 相互相関技術を使用することによって、適合フィルタによって必要とされる長 い通路ではなく、短い信号のサンプルを比較することができる。これは処理時間 を減少し、さらに短い信号のサンプルが、使用されるエコー検出に潜在的に適す るような所定の特性を有することができるようにする。好ましい構造において、 そのような特性を有する信号は第1のチャンネルと、第2のチャンネルによって 搬送された信号との試みの相関のために選択されたセグメントとで検出され、選 択された信号セグメントは所定の特性の継続期間に対応する長さを有する。 特性要素の継続期間を適合させるようにサンプルの長さを調整することによっ て、サンプルが長くなるほど、誤った相関が行われる可能性は減少するので、特 性要素を含まない信号の部分を相関させる無駄な試みを行うことなく、正しい相 関が得られる可能性は向上する。 好ましくは選択手段は、所定の最小値よりも大きな継続期間をもつ識別された 特性を有する信号のセグメントを選択するようにされている。 解析のためにこの特性信号を選択することによって、多数の別の長所が生まれ る。第1に、利用可能な処理容量は、一層広い範囲の遅延を監視することができ る強い相互相関を生成しそうな信号サンプルのみに集中して一層大きい効果を生 むように使用できる。低レベルのホワイトノイズによる誤った相関も避けられる 。 識別される信号特性は、信号強度を含むか、またはヒトの言語に関係する特性 であってもよい。信号の特性上の特徴は監視されるかまたは相関がとられるので 、干渉現象のその他の特性を定めるためにこれらの特徴を使用することもできる 。 好ましい構造においては、比較手段は複数の相互相関手段を含み、各相互相関 手段は異なる遅延期間において相互相関を行い、遅延測定手段は相互相関手段の 出力から干渉信号における遅延の大きさを決める。 本発明は、通信システムの2つのチャンネル間の干渉を監視するために使用す ることができるが、特に例えば、通常の4線アナログ電話装置、デジタル電話装 置、または高帯域応用、デュープレックス(二重)無線システム(時分割または 周波数分割)、または非同期転送モード(ATM)のような送りおよび受け経路 が分かれている場合のエコー検出に適している。したがって、干渉検出システム が接続されることが好ましい通信システムの1又は複数の対のチャンネルは、そ れぞれ2方向通信リンクで成り、このシステムはエコーを検出するようにされて いる。 本発明は、別々の記憶装置にいくつかのサンプルを記憶し、それぞれを別々に 処理することによって、大きい範囲の遅延期間を同時に監視することができる。 典型的な状況では、発呼者が話していることに応じて、2つの異なるエコー遅延 期間が見付けられる。 このシステムは、エコーキャンセラーに入力を送るために使用することができ る。エコーキャンセラーは、エコーのキャンセルに対応する遅延および減衰を行 うが、逆位相を有する、出力方向経路上の信号に対応するキャンセル信号を戻り 経路に追加する。従来のエコーキャンセラーが遭遇している1つの問題は、誤っ た相関によってキャンセル信号を何も必要としないところに挿入して、それ自身 のエコー効果を生成することである。遅延および/または減衰測定手段からの所 定数の測定結果で互いに所定値よりも小さな値だけ違うものの移動平均を判断す ることによって問題を回避することができる。したがって、真のエコーと異なる 減衰および遅延を有する個々の誤った相関の作用を小さくすることができる。 網管理システムにおいては、複数の干渉検出システムが存在し、各々はそれぞ れのチャンネルに関係付けられており、また、干渉が検出されるチャンネルにキ ャンセル信号を導くための1又は複数の手段がある。このようにシステムを配置 することによって、キャンセラーの数を減少することができ、キャンセラーは、 干渉、すなわち最も重大な干渉が検出されるチャンネルの対にダイナミックに( 動的に)配分される。 このシステムは、どのチャンネルにおいて監視される特性を有する最長の信号 セグメントが発生するかを判断するための手段で成る言語方向判断手段を含むこ とができる。したがって到来信号の特性上の特徴は、2人の発呼者の何れが話し 、したがってエコー信号に対してどの経路を監視するべきかを識別するのに使用 でき、これによって処理のオーバーヘッドをさらにファクタ2だけ減少する。 さらに離れた装置によって、またはより多くの中間処理素子でより長い遅延が 発生するので、遅延の長さはエコーの発生源(ソース)の位置決めを助けるため に使用することができる。呼ルーティングが知られている限り、網オペレータは 故障した装置を識別することができる。もちろん、いくつかのケースにおいて呼 によって2人のオペレータは接続されることができ、一方のオペレータは他方の オペレータの網におけるルーティングを知らなくてもよい。それにも関わらず、 このケースにおいて本発明のエコー検出システムを使用する網オペレータはエコ ーの遅延の長さから、エコーが自身の網または他方の網によって発生するか、救 済活動が自身の能力内であるか否かを識別することができる。 ここで本発明の実施形態は、図面を参照して例のみによって記載される。 図1は、本発明にしたがうエコー検出器を含む簡単な電話網を示している。 図2は、エコーキャンセラーをと共働した図1のエコー検出器の1実施形態の 種々の素子を示している。 図3は、本発明にしたがうエコー検出器を協同したエコー損失測定システムを 示している。 図1は、それぞれ4対2線ハイブリッド3、4を介して、第1の経路5(ハイ ブリッド3からハイブリッド4へ向う)および反対方向の第2の経路15を有する 電話トランクリンクへ接続されている2つの端末装置1および2を有する簡略化 した電話網を示している。以下で一層詳細に説明される被侵襲性測定装置6が、 経路5および15におけるどこかの点において接続されている。装置6は点Xにお いて第1の経路5に、点Yにおいて第2の経路15に接続されている。図2は、図 1のエコー検出器を一層詳細に示している。信号は、各経路5、15上のタップ点 X、Yから各バッファ8、18へ、さらに各前処理装置9、19へ供給される。前処 理装置9、19は言語方向分類装置11へ供給する。測定装置10は、データバッファ 8、18、前処理装置9、19、および方向分類装置11から入力を受け、後処理装置 12へ出力を供給し、代ってそれは2つのエコーキャンセラー7、17の一方または 他方へ出力を与え、さらにそれは各データバッファ8、18から入力を受ける。エ コーキャンセラー7、17は、タップ点X、Yの下流の各結合器13、14を介して各 経路15、5への入力を設けている。 図3は、本発明による装置の出力を使用することができるエコー損失計算装置 を示している。 2つの信号X、Yは、図2においてどの信号が入射信号であり、どの信号が反 射信号であるかを識別し、入射信号を入力21へ供給し、反射信号を入力30へ供給 するスイッチ36、37を制御する言語分類装置11へ入力される。 図2に示されているように、入射および反射信号はバッファ8、18を介して処 理装置10へ供給され、処理装置10の出力はバルク遅延バッファ22に供給される。 入射信号は入力21においてバッファ22へ入力され、それを後処理装置12によっ て判断されるエコー遅延に対応する期間遅延し、遅延された入力23を発生する。 その後両方の信号は、各変更子26、27に供給され、そこで重みづけをされて、変 更された遅延入力信号28および変更された反射信号31を生成する。重みづけは、 遅延された入射信号23を監視する解析装置24から引き出される。その後変更され た入力信号28はデジタルアナログフィルタ(DAF)29へ供給される。フィルタ 29の出力32は比較器35において該変更された反射信号30と比較され、DAF29に 戻って供給されるエラー信号33を発生する。DAF29のフィルタ値は出力34にお いて読取られ、計算機38によってエコー損失の計算が可能になる。 ここで本発明の動作を記載する。ここで図1を参照すると、端末装置2へ向け て第1の経路5に沿って進行する信号の一部分が、ハイブリッド4において反射 され、第2の経路15上を戻されるときエコーが生成される。この信号は、元の話 者である端末装置1のユーザによって聞き取られるであろう。同様に、エコーは ハイブリッド3によって生成され、端末装置2によって送られる信号を反射して 、該端末装置を使用している話者へ戻る。エコーはまた、ユーザの送話器と受話 器との間の隔った端部における音響的フィードバックによっても生成することが できる。 端末装置1のユーザによって知覚される出力信号と入力信号との間の遅延は大 抵、端末装置1とハイブリッド4またはエコーを生成するその他の素子との間の 距離によって決められる。同様に、端末装置2のユーザによって認識される出力 信号と入力信号との間の遅延は大抵、端末装置2とエコーを発生するハイブリッ ドとの間の距離によって決められる。 装置6は、各経路5、15に接続されるタップ接続子XおよびYによって網に接 続され、両方の信号ラインを監視することによってシステムにエコーが存在する ことを検出するために使用され、これらの信号を相互相関して、接続子Xを通過 し、続いて接続子Yを通過し、またその逆方向で通過する特性信号を識別する。 接続子XおよびYは、経路5、15上で送られる信号を装置6によって監視できる ようにする簡単な低インピーダンスのT接続である。これらのイベント(事象) 間の遅延を測定することによって、エコーの発生源の距離を導き出すことができ る。例えば、ハイブリッド4によって生成されるエコーは、端末装置2からのも のより短いエコー遅延を生成する。さらに、元の信号が現れる経路5、15は、エ コーが到来する方向を識別し、それによってエコーソースが装置6と第1の端末 装置1との間または装置6と第2の端末装置2との間に存在するか否かを確定す る。 実際の網においては、装置6のいずれかの側のハイブリッド3、4のような幾 つかの素子が存在して、そのどれもがエコーの発生源である場合もある。 エコー検出装置6は相互相関技術を使用して、反射および送信経路上で言語を 比較する。相互相関は、信号処理においてシステムの入力波形と出力波形との間 の遅延を計算するために一般的に使用されている2信号についての統計的比較方 法である。 この場合、当該のシステムは、電話装置回路のエコー経路、すなわち接続子X からハイブリッド4を介して接続子Yへ、または接続子Yからハイブリッド3を 介して接続子Xへ導かれる経路である。 送られた信号は(送られた信号の振幅に対応するように振幅を正規化した)反 射信号と比較され、相互相関係数が計算される。相互相関係数は−1乃至1の値 を有し、これは2つの信号がどのくらい類似しているかを示している。1の値は 完全な相互相関を表しており、2つの波形が一致するときに発生する。−1の値 は、完全な負の整合、すなわち信号が180°の逆位相であることを除いて同じ であることを表している。人間の聴力は位相に対して敏感ではなく、したがって 本発明の目的において人間の聴力によって何れかがエコーとして検出されるので 、負の相関は正の相関と同じくらい重要である。したがって、そのような相関の 絶対値が使用される。送られた信号は次に1単位時間だけ遅延され、相互相関係 数が再び計算される。2つの信号間の整合(すなわち、相互相関係数の大きさが ほぼ一致していること)は、遅延された送信信号が反射信号と等しくなるとき達 成される。 エコー検出器は、相互相関を実行する前に言語信号を前処理する。相互相関す る言語を含むセグメントを選択することによって、装置の確度と信頼性は著しく 向上する。特に、選択されたセグメントのみが解析されるので、それらを一層詳 細に解析することができる。例えば、送られた信号において行われた単位遅延は 、より少量だけ増大させて進行させることができ、遅延測定の確度を向上する。 システムの確度および信頼性を向上するために、相互相関に適した言語セグメ ントを識別する目的で信号の前処理が行われる。この前処理はさらに、話者の言 語の方向、すなわち近端から遠端へまたは遠端から近端への方向を識別する。言 語が本質的に1方向の通信手段(一方が話し、他方が聞く)であるならば、モニ タ6は両方のエコー経路(ハイブリッド4を介して´XからY´へ、およびハイ ブリッド3を介して´YからX´へ導かれる)を測定する。(ほぼ)実時間の測 定を可能にするために、エコー経路をセグメントに分割する並列処理が使用され る。 元の信号は、監視点Xから、到来信号を使用して測定を行うことができる時間 の間、到来信号を記憶しているデータバッファ8へ通る。バッファへ入るデータ は、測定に適したセグメントを識別する言語前処理装置10によって監視され、そ のようなセグメントがバッファ8に存在していることを測定装置10に示す。第2 のデータバッファ18および言語前処理装置19は、監視点Yを通る信号を監視する 。 言語前処理装置9、19の出力は、方向識別装置11において比較される。この装 置は、信号電力および言語セグメントの長さのような信号の或る特性を比較して 、どのチャンネルが元の信号を搬送しているかを判断する。 測定装置10は方向指示装置11の出力および言語前処置装置9、19を使用して、 相互相関測定を実行するバッファ8、18からデータを選択する。これらの測定結 果は、適切な動作を行うために相互相関の結果を使用する後処理装置12に送られ る。 後処理装置12は相互相関の測定結果を使用でき、エコーキャンセル信号を生成 する。これは、キャンセラ7又は17においてそれぞれバッファ8または18から入 力信号を抽出して、装置12において測定される検出されたエコー信号に対する等 価量だけをそれから減衰し、遅延して、この処理の結果に対応するが検出された 信号と180°だけ位相がずれている信号を各戻り経路15または5に供給して行 われる。この供給された信号は、各結合装置13、14においてそれぞれ戻り経路5 、15に到達するエコーと結合されて、ゼロ出力を生成する。エコーキャンセル信 号は、測定点X、Yの下流に供給されて、エコーキャンセル信号それ自身が戻り 経路において測定される信号の一部分を形成することを防ぐべきことに注意すべ きである。 後処理装置12は、網管理のための情報を生成することができる。遅延の長さは 呼のルーティングの知識と共に使用されて、エコーを発生する部品を識別し、救 済活動ができるようにする。その代りに、呼を別のルートに逸らすか、または放 棄することができる。 単一のエコーおよび遅延測定を決定するために必要な時間は、決定される最大 遅延、すなわちサンプルを累積するために1秒、さらに処理を行うために別の時 間がかかるので、適切な言語セグメントが検出された後の1秒間の遅延に依存す る。賢明なプログラミングによって、処理時間をさらに減少することができるが 、結局は処理時間は依然としてそのエコー経路について記憶されることが必要と されるサンプル数に依存している。 処理時間を減少するために、測定範囲を設定する手段が含まれている。この技 術を使用して、アルゴリズムは測定装置10内のいくつかのデジタル信号処理装置 (DSP)において同時に実行することができ、一方で各DSPは異なる測定範 囲を検索する。例えば4つのDSPが1秒の遅延測定を処理するために使用する ことができる。各DSPはエコー経路において250msの範囲(0−250、 250−500、500−750、750−1000)を検索し、したがってこ こで言語の測定における制限ファクタは250msのみである。上方の制限遅延 が60msを超過しない可能性が高い国内の網においてアルゴリズムが使用され るならば、それにしたがって範囲を減縮することができる。 この構成は、いくつかの処理装置に相関を分布することができる並列処理に非 常に適しており、これはアルゴリズムの速度/効率を向上する。 高レベルの制御装置は、どのDSPが正確な遅延値を戻すかを相互相関係数の 検査によって判断することができる。 DSPリソース(資源)内でアルゴリズムを動的に分配するこの技術は、与え られた時間で成功した測定数を増加する。 バッファ8、18は、経路5,15内の2Mbit/sストリーム(流れ)からの圧縮され ていないサンプルを記憶するために使用される。バッファは、2つのフラッグFU LLおよびEMPTYを有する2つのポインタのFIFO(先入れ先出し)バッファを 使用する。 対話は言語のスパート(spurts)およびポーズ(pause)から成る。エコー経路に よる減衰は、無声信号やノイズ信号のように低エネルギーセグメントを一番大き く消滅させるので、言語スパートは一番よい相互相関を与える。したがって、前 処理が良好な相互相関を与える可能性の高いセグメントを選択することが重要で ある。前処理装置9、19は、相互相関のための信号の言語セグメントを選定する 。 信頼でき正確な相互相関を与えるために、最小のセグメント長(40ms)が 必要とされる。より長いセグメントが使用されるならば、その向上は80msよ り上では無視されるが、信頼性はさらに向上する。しかしながらセグメントが固 定された長さ、すなわち80msであるならば、それはノイズであるような残り のセグメントで始まる短い言語スパートのみを含むことができる。これが発生す るならば、このセグメントが相互相関をする可能性は低くなる。可変のセグメン ト長によって、セグメントがノイズではなく主として言語を含むことが確実にな る。前処理は言語のセグメントを40ないし80msの長さから選定する。 対話は実質的に1方向であり、人々は互いに順番に話し、どのグループが話し ているかを検出するために、方向指示装置11を使用することができる。エコー経 路の遅延および損失は、その方向に対して計算される。すなわち、言語が点´X ´において検出されるならば、エコー経路′X−4−Y′が計算され、逆に言語 が点´Y´において検出されるならば、エコー経路′Y−3−X′が計算される 。言語が1方向のみにおいて存在するならば、反対方向においてエコー経路を決 定することはできない。 2つのチャンネルにおいて言語セグメントの長さを比較することによって方向 が求められる。入ってくる言語を有するチャンネルとして最長の言語セグメント を有するチャンネルが使用される。 標準の相互相関アルゴリズムが、遅延を検出するために使用される。 言語エコー経路遅延(SEPD)が決定されるならば、入ってくる信号はSE PDに等しい遅延を与えられ、エコー信号損失は入射信号の平均自乗根(rms )と反射信号のrmsとの間の差から計算される。 上述のように、測定結果が決定される前に、言語がチャンネル上に存在する必 要がある。最小測定時間は15秒である。これによって、言語の適切なセグメン トがチャンネル上に存在する可能性を増加する。15秒以内で、いくつかの測定 が行われる場合が多く、正しい測定結果を選択する手段が必要とされる。この方 法は2つのプロセスに依存する。第1に、相互相関によって、相関計数値または 確信因子が生成される。信号が適切に正規化され、遅延された後に、この信号が 正確に整合するならば、正確な整合によって1である相関係数が生成される。エ コー経路の損傷によって、遅れが1以下になる可能性が高い。遅れの値が0.5 以上であるならば、遅延が正確に計算されることが試験により示されている。第 2に、いくつかの結果が得られるならば、各測定結果が互いに許容精度内にある とすることが合理的である。2つ以上の結果が互いに許容精度内に含まれるなら ば、値が平均に含まれるように、移動平均が使用される。間違った相互相関によ ってランダム遅延推定が作られるので、平均結果内に含まれない可能性が高い。 上述の実施形態において、相互相関は時間領域内で実行される。それに代って 、それは高速フーリエ変換(FFT)を使用して周波数領域内で実行することが できる。これはより多くのメモリを要求するが、一層効果的である。 相互相関を計算するための1つの簡単な方法は、信号のサイン(符号)ビット のみを使用するものである。元の信号および反射信号からのサンプルが同一のサ インであるならば、カウンタが増加し、それらが反対のサインであるならば、カ ウンタが減少する。良好な整合に対しては、大きい合計が得られ、エコーが同位 相であるかあるいは逆位相であるかに応じて、その大きさはサンプルの長さおよ びそのサインに関係付けられる。−1ないし+1の範囲内の値を与えるサンプル の長さを使用して、出力を正規化することができる。この方法は相関係数を計算 する他の方法ほど正確ではないが、低レベルの損失に対して合理的な程度で正確 である。それは計算という面では徹底しておらず、したがって非常に迅速である 長所を有する。このような構造は、限定された処理電力を有し、かつ一層低いエ コー損失値を有する回路において動作するように設計されている一層低いコスト のDSPに適している。 この方法は回路の刺激として言語を使用することに制限されていない(しかし ながら、それは言語に対して最適である)。エコーキャンセラーをすでに有して いる回路は、通常の動作において、エコーは存在しない。エコーは存在していな いが、一周(ラウンドトリップ)遅延は測定値を得るために有用な測定である。 これらの回路において、シグナリングシステム(信号方式)によって生成される 接続信号は、相互相関を実行するために使用することができる。接続信号は、信 号を戻すループを作る出力スイッチから入力スイッチへの言語経路上で送信され るトーン(音)である。この方法は、国際交換スイッチ間の遅延の尺度を与える 。 接続検査トーンは、国際通信協会(ITU−T)シグナリングシステム番号7に よって共鳴音に先立って生成される。 本発明の方法は、音声電話装置に直接関係しないその他の応用に適用すること ができ、本明細書での、“遠隔通信リンク”という用語は広い意味で使用され、 1つの点から別の点へ信号を搬送するリンクを含み、スイッチされるシステムの 一部分かまたは専用リンクの何れでもよいものとする。 本発明のインターフェイス検出システムは、以下で説明されるようにエコー損 失計算器のエコー遅延入力を設けるために使用することができる。 図3において、遅延された入射信号28および反射信号31はデジタルアナログフ ィルタ29へ入力される。DAF29の出力32は、比較器35において反射信号35と比 較されて、DAF29へ入力されるエラー信号33を生成する。 変更されていない入射言語23(バルク遅延22によって遅延される)および入力 として反射された言語30を使用して、DAF29はエコー経路のインパルス応答を 生成するように収束する。エコー経路のインパルス応答は効果的にエコー経路の モデルとなるが、生成されたモデルは正確にそれが言語の特性に依存しているも のではない。ホワイトノイズ信号がその入力として使用されるならば、DAFは その最適の状態に収束するであろう。したがって収束の精度および速度を向上す るために、線形予測装置24が使用されて、遅延入射信号23および反射信号30をD AFへ変更(修正)するために予備強調を行って、該信号を“白色化”する。遅 延入射信号13はフィルタ26において変更され、変更された遅延入射信号28を生成 する。同じように、反射信号30はフィルタ27において変更されて、変更された反 射信号31を生成する。変更された信号28、31はDAF29に対する入力として使用 される。 言語信号は有声(音声を有する)セグメントと無声(音声を有しない)セグメ ントとから成る。有声セグメントはエネルギーが非常に高く、サンプルは、無声 セグメントにおいて一層低いエネルギーを有するノイズのようなサンプルと対照 的に自己相関がとられる。これらの特性によって、DAFによって使用されるL MS(最小自乗アルゴリズム)の収束率が低くなる。無声セグメントはエネルギ ーが低いので、それらはエコー経路ノイズによって劣悪になる傾向があり、その 結果一層高いエネルギーを有する有声のセグメントの特性が、LMSアルゴリズ ムの機能を向上するために開発されてきた。これを行うために、遅延された入力 信号は、入力信号の周波数スペクトルに類似した周波数応答を有するフィルタ係 数H(z)を導出すLPC(線形予測符号化)解析装置24に供給される。そのような 解析は当業者によってよく知られている。本質的にこの解析ユニットは、ホワイ トノイズ信号に加えられると、モデルとされた有声音を再生する一連の係数を生 成する。この方法では、話者の肺と気管とによって入力される本質的な白色ノイ ズ入力に対する発生系統(vocal tract)の効果をシミュレートしている。フィル タ26、27においてこの逆関数1/H(z)を適用することによって、エネルギーにおい て元の言語に対応する偽似ホワイトノイズ信号を生成することができる。 線形予測装置24は、遅延した入射言語信号23から入力を受ける。装置24によっ て生成されたシーケンスH(z)は、シーケンスH(z)の逆数を遅延入射信号23および 反射信号30へ供給して、各変更された出力28、31を生成するフィルタ26、27へ出 力25として送信される。 バッファ22によって加えられる遅延は、上述の相関技術によって判断され、こ の遅延は可変の遅延バッファ22によって信号21へ供給され、DAF29は遅延エコ ー経路上の中心をあるようにする。DAF29は次にエコー経路に収束する。 遅延期間がこの方法で予め定められるならば、DAF29はエコー経路上に中心 を置くことができ、したがってバッファ22によって加えられた遅延が推定だけで あったときよりも、ぐんと短い長さをもつことがフィルタに求められる。 エコーが一方または両方のチャンネルにおいて現れるのであるから、2方向通 信リンクの両方のチャンネルにおいてエコーをテストすることが望ましい。した がって何れのチャンネルにおいて入力信号が発見されるかを識別して、正しい信 号を遅延することが必要である。 ゼロと所定の最大値との間で変化することができる遅延期間を使用して動作す る代りに、この期間を最大の負の値と正の値との間で変化させることができる。 しかしながら、これは遅延の正の値と負の値の両方を試験することを必要とす るので、それは試験することができる違った大きさの遅延期間数を半分にしてし まう。その代りに、好ましい構造としては、現在入力信号を搬送しているチャン ネルを予め特性を決めている段階で識別する。大半の場合において、話者によっ て交互に2方向音声リンクが使用される。したがって、2つのチャンネルの何れ が現在使用されているかを識別し、エコーのために戻りチャンネルのみを監視す ることができる。これは、2つのチャンネルの何れにおいて最強の信号が発生す るかを識別することによって達成することができる。このチャンネルが“入って くる(入力)”チャンネルとして識別され、したがって他方のチャンネルは“反 射”チャンネルである。 図3の実施形態において、言語分類は音声動作検出器11によって実行される。 検出器11は、2つのチャンネルX、Yの何れにおいて最強の信号が発見されるか を識別し、スイッチ36、37を制御する。スイッチ36は、検出器11の制御のもとで 、チャンネルXまたはチャンネルYの何れかを入力21へ導くようにされている。 同じようにスイッチ37は、同じく検出器11の制御のもとで、チャンネルXまたは チャンネルYの何れかを入力30へ導くようされている。検出器11は、スイッチ36 がチャンネルXに設定されるとき、スイッチ37がチャンネルYに設定され、さら にその逆も成り立つように出力を設けている。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月10日 【補正内容】 の多様性およびその他の網サービスによって、より長い経路を生成することがで きる。 このオーダの遅延は不快も伴って話者を当惑させ、話しを続けられないことに 気付かせることになる。したがってエコーが発生するときを検出して、救済活動 をとることが望ましい。この救済活動には、故障回路を修復されるまでそれを使 用から外すこと、または短距離の呼(エコー遅延が非常に短かいために問題を生 じないもの)のようなエコーが問題を生じない場合またはファクシミリ送信のよ うな1方向送信に故障回路の使用を制限することを含めることができる。ゼロ出 力を生成するために出力信号から得られる相補信号と人為的に結合することによ ってエコー信号をキャンセルする方法も存在する。しかしながら、全てのこれら システムは、エコーが存在する前もっての知識、およびその特徴に関するもの、 とくにその遅延時間および減衰を必要とする。 伝送されたインパルス応答から遅延およびエコー強度を測定するために最小自 乗平均(LMS)適応フィルタシステムを使用する被侵襲性(イン・ストルーシ ブ)のインパルスシステムが知られている。最近のデジタル信号処理装置は、約 650のフィルタ係数を支持することができる。これは8kHzのサンプリング 率で、約80msの最大の検出可能なエコー経路に等しくなる。このインパルス 応答技術を使用してより長いエコー経路を検出するために、実際の制限範囲を越 えてフィルタ係数の数を増加するか、またはいずれか1サンプルからの収束応答 の見込みを減少して、サンプリング率を減少しなければならない。 米国特許第5,062,102号明細書(Taguchi氏)には、相互相関技術を使用して第 1および第2の送信ラインによって搬送される信号間の相互相関を識別すること によってエコーを検出するエコーキャンセラーが開示されている。これによると 、適応フィルタによって必要とされる長い通路ではなく、短い信号のサンプルを 使用することができ、かつ適応フィルタを使用するよりも一層迅速にエコー相関 信号に対するフィルタ係数を生成することができるようになる。 本発明の第1の態様によると、分れている第1および第2のチャンネルを有す る遠隔通信リンク用の干渉検出システムであって、第1のチャンネル上を進行す る信号を監視するための第1の監視用手段と、第2のチャンネル上を進行する信 号を監視するための第2の監視用手段と、該第1および第2の監視用手段によっ て監視された信号を1又は複数の遅延期間にわたって比較して、両チャンネル間 に干渉があることを識別するための比較手段とを備え、該比較手段は該第1およ び第2の監視用手段によって監視された信号間の相互相関を識別するようにされ ており、該第1の監視用手段には所定の特性をもつ該第1のチャンネル上の信号 セグメントを検出して選定するための手段を含み、該比較手段はこの特性信号セ グメントを該第2の監視用手段により監視された信号との間の相互相関を識別す るようにされており、該選定された信号セグメントが該所定の特定の継続期間と 対応する長さを有することを特徴としている。 第2の態様によると、第1および第2のチャンネルを有する遠隔通信リンクに おいてチャンネル間の干渉を検出する方法であって、第1のチャンネル上を進行 する信号を監視し、第2のチャンネル上を進行する信号を監視し、信号を1又は 複数の遅延期間にわたって比較して、両チャンネル間に干渉があることを識別す るステップで成り、この方法は第1および第2のチャンネルによって搬送される 信号間の相互相関の識別を含み、第1のチャンネルにおける所定の特性を有する 信号を検出し、前記特性を有する信号のセグメントを選定し、この特性信号のセ グメントと該第2のチャンネルによって搬送される信号との間の相互相関を識別 するステップとをさらに備えて、該選定された信号セグメントが該所定の特性の 継続期間に対応する長さを有するようにされていることを特徴としている。 解析のためにこの特性信号を選択することによって、利用可能な処理容量は、 一層広い範囲を遅延を監視することができる強い相互相関を生成しそうな信号サ ンプルのみに集中して効果的に使用することができる。低レベルのホワイトノイ ズによる誤った相関も避けられる。 好ましい構造においては、そのような特性を有する信号セグメントは第1のチ ャンネル上で検出され、第2のチャンネルによって搬送された信号との試みの相 関のために選択され、該選択された信号セグメントは、所定の特性の継続期間に 対応する長さを有し、好ましくは所定の最小値よりも大きい。特性要素の継続期 間を適合させるようにサンプルの長さを調整することによって、サンプルが長く なるほど、誤った相関が行われる可能性は減少するので、特性要素を含まない信 号の部分を相関させる無駄な試みを行うことなく、正しい相関が得られる可能性 は向上する。 識別される信号特性は、信号強度を含むか、またはヒトの言語に関係する特性 であってもよい。信号の特性上の特徴は監視されるかまたは相関がとられるので 、干渉現象のその他の特性を定めるためにこれらの特徴を使用することもできる 。 好ましい構造においては、比較手段は複数の相互相関手段を含み、各相互相関 手段は異なる遅延期間において相互相関を行い、遅延測定手段は相互相関手段の 出力から干渉信号における遅延の大きさを決める。 本発明は、通信システムの2つのチャンネル間の干渉を監視するために使用す ることができるが、特に例えば、通常の4線アナログ電話装置、デジタル電話装 置、または高帯域応用、デュープレックス(二重)無線システム(時分割または 周波数分割)、または非同期転送モード(ATM)のような送りおよび受け経路 が分かれている場合のエコー検出に適している。したがって、干渉検出システム が接続されることが好ましい通信システムの1又は複数の対のチャンネルは、そ れぞれ2方向通信リンクで成り、このシステムはエコーを検出するようにされて いる。 本発明の実施形態は、別々の記憶装置にいくつかのサンプルを記憶し、それぞ れを別々に処理することによって、大きい範囲の遅延期間を同時に監視すること ができる。典型的な状況では、発呼者が話していることに応じて、2つの異なる エコー遅延期間が見付けられる。 このシステムは、エコーキャンセラーに入力を送るために使用することができ る。エコーキャンセラーは、エコーのキャンセルに対応する遅延および減衰を行 うが、逆位相を有する、出力方向経路上の信号に対応するキャンセル信号を戻り 経路に追加する。従来のエコーキャンセラーが遭遇している1つの問題は、誤っ た相関によってキャンセル信号を何も必要としないところに挿入して、それ自身 のエコー効果を生成することである。遅延および/または減衰測定手段からの所 請求の範囲 1.別れている第1と第2のチャンネルを有する遠隔通信リンク用の干渉検出シ ステムであって、第1のチャンネル上を信号する信号を監視するための第1の監 視用手段と、第2のチャンネル上を信号する信号を監視するための第2の監視用 手段と、該第1及び第2の監視用手段によって監視された信号を1又は複数の遅 延期間にわたって比較して、両チャンネル間に干渉があることを識別するための 比較手段とを備え、該比較手段は該第1及び第2の監視用手段によって監視され た信号間の相互相関を識別するようにされており、 該第1の監視用手段には所定の特性をもつ該第1のチャンネル上の信号セグ メントを検出して選定するための手段を含み、該比較手段はこの特性信号セグメ ントを該第2の監視用手段により監視された信号との間の相互相関を識別するよ うにされており、該選定された信号セグメントが該所定の特定の継続期間と対応 する長さを有することを特徴とするシステム。 請求項2取消。 3.前記選択するための手段は所定の最小値よりも大きな継続期間をもつ識別さ れた特性をもつ信号の部分を選択するようにされている請求項1記載のシステム 。 4.前記比較手段は複数の相互相関手段を備えて各相互層間手段は異なる遅延期 間に対して相互相関を実行し、また遅延測定手段を備えて該相互相関手段の出力 から、干渉信号内の遅延の振幅を判断する構成の請求項1ないし3のいずれか1 項記載のシステム。 5.前記遅延測定手段からの所定数の測定結果で互いに所定値よりも小さな値だ け違うものの移動平均を判断するための手段を含む請求項4記載のシステム。 6.前記監視した特性をもつ信号の最長セグメントがどのチャンネル上で生じた かを判断するための手段で成る言語方向判断手段を含む請求項1ないし5のいず れか1項記載のシステム。 7.エコー損失計算装置と関連して、与えられた遅延期間に対する相互相関の識 別に応答してエコー遅延計算手段に対してエコー遅延信号を送るための手段とを 含む前記請求項1ないし6のいずれか1項記載のシステム。 8.前記第2のチャンネルにキャンセル信号を導入するための手段を含む前記請 求項1ないし7のいずれか1項記載のシステム。 9.干渉がそこで検出されるチャンネル内にキャンセル信号を導入するための1 又は複数の手段と、チャンネルのそれぞれの対と各々が関係する請求項1ないし 7のいずれか1項に記載の複数の干渉検出システムと、それぞれの検出指弾によ ってチャンネル上で関係しているチャンネルを選択するための手段とを有する網 管理システム。 10.請求項1ないし8のいずれか1項に記載の干渉検出システムを含み、該シ ステムによって測定された遅延から干渉の責めを負うべき網素子を識別するため の手段を備えた網管理システム。 11.複数の通信チャンネル、および請求項1ないし8のいずれか1項記載の干 渉検出システムを有し、干渉検出システムの第1および第2の監視手段が通信チ ャンネルの1又は複数の対を監視するようにされている通信システム。 12.1又は複数のチャンネルのそれぞれが2方向通信リンクを含み、システム がエコーを検出するようにされている請求項11記載の通信システム。 13.第1および第2のチャンネルを有する通信リンクにおいてチャンネル間の 干渉を検出する方法であって、第1のチャンネル上を進行する信号を監視し、第 2のチャンネル上を進行する信号を監視し、1又は複数の遅延期間における信号 を比較して、両チャンネル間に干渉があることを識別するステップで成り、この 方法は第1および第2のチャンネルによって搬送される信号間の相互相関の識別 を含み、 第1のチャンネルにおける所定の特性を有する信号を検出し、前記特性を有 する信号のセグメントを選定し、この特性信号のセグメントと該第2のチャンネ ルによって搬送される信号との間の相互相関を識別するステップとをさらに備え て、該選定された信号セグメントが該所定の特性の継続期間に対応する長さを有 するようにされていることを特徴とする方法。 請求項14取消。 15.選定されたセグメントが、所定の最小値よりも大きな継続期間をもつ請求 項13記載の方法。 16.該相互相関が複数の遅延期間に対して実行されて、遅延の大きさを判断す る請求項13又は15記載の方法。 17.判断された遅延の移動平均が記録され、所定数の遅延測定結果で所定値よ りも小さな値だけ互いに違うものから該平均が計算される請求項16記載の方法 。 18.最初の言語信号のために監視されるチャンネルが、所定の特性を有する信 号に対して両チャンネルを監視し、かついずれのチャンネルにおいて所定の特性 を有する最長セグメントが発生するかを判断することによって識別される請求項 13ないし17のいずれか1項記載の方法。 19.請求項13ないし18のいずれか1項記載の方法にしたがってエコー遅延 が判断されるエコー経路損失を測定する方法。 20.請求項13ないし19のいずれか1項記載の方法によって干渉を検出し、 第1のチャンネルにおいて検出される信号と相補的な信号を第2のチャンネルに 加え、検出された干渉信号と同じ遅延および減衰をもたせることで成る干渉キャ ンセル方法。 21.請求項13ないし20のいずれか1項記載の方法によって干渉に対して各 チャンネル対を監視し、最強の干渉信号を有する1又は複数のチャンネルの対を 選択し、各対の第2のチャンネルに第1のチャンネルにおいて検出された信号と 相補的な信号を供給し、検出される干渉信号と同じ遅延および減衰をもたせるこ とで成る複数のチャンネルの対を含む遠隔通信システムにおける干渉キャンセル 方法。 22.請求項13ないし21のいずれか1項記載の方法によって干渉の存在を検 出し、そのように測定された遅延から、干渉を発生する責めを負うべき網素子の 位置を判断することで成る通信ネットワークを監視する方法。 23.2つのチャンネルが2方向通信リンクを形成し、第2のチャンネルにおい て検出される干渉が第1のチャンネルにおける信号のエコーである請求項13な いし22のいずれか1項記載の方法。 24.図面を参照して実質的にここに記載されたような干渉検出システム。 25.図面を参照して実質的にここに記載されたような干渉検出方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N (72)発明者 シェパード、 フィリップ・ジュリアン イギリス国、 アイピー1・4エイチエ ヌ、 サフォーク、イプスウィッチ、 パ ーク・ビュー・ロード 7 (72)発明者 バイ、 ジャンシオン イギリス国、 エヌジー7・2アールジェ イ、 ノッティンガム、ユニバーシティ ー・ブールバード(番地無し)、 サイエ ンス・パーク、ハイフィールズ、 ヒース コート・ビルディング、 ユニット 24、 マイクロ・システムズ・エンジニアリン グ・リミテッド内 (72)発明者 ミルナー、 サイモン イギリス国、 エム12・5ディーユー、 マンチェスター、ウエスト・ゴートン、 ボーン・ストリート(番地無し)、ヨーロ ピアン・ブイエルエス1・デザイン・セン ター、フジツー・マイクロエレクトロニク ス・リミテッド内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.別れている第1と第2のチャンネルを有する遠隔通信リンク用の干渉検出シ ステムであって、第1のチャンネル上を信号する信号を監視するための第1の監 視用手段と、第2のチャンネル上を信号する信号を監視するための第2の監視用 手段と、該第1及び第2の監視用手段によって監視された信号を1又は複数の遅 延期間にわたって比較して、両チャンネル間に干渉があることを識別するための 比較手段とを備え、該比較手段は該第1及び第2の監視用手段によって監視され た信号間の相互相関を識別するようにされているシステム。 2.該第1の監視手段には所定の特性をもつ該第1のチャンネル上の信号セグメ ントを検出して選定するための手段を含み、該比較手段はこの特性信号セグメン トと該第2の監視手段により監視された信号との間の相互相関を識別するように されており、該選定された信号セグメントが該所定の特定の継続期間に対応する 長さを有する請求項1記載の干渉検出システム。 3.前記選択するための手段は所定の最小よりも大きな継続期間をもつ識別され た特性をもつ信号の部分を選択するようにされている請求項1記載のシステム。 4.前記比較手段は複数の相互相関手段を備えて各相互層間手段は異なる遅延期 間に対して相互相関を実行し、また遅延測定手段を備えて該相互相関手段の出力 から、干渉信号内の遅延の振幅を判断する構成の請求項1ないし3のいずれか1 項記載のシステム。 5.前記遅延測定手段からの所定数の測定結果で互いに所定値よりも小さな値だ け違うものの移動平均を判断するための手段を含む請求項4記載のシステム。 6.前記監視した特性をもつ信号の最長セグメントがどのチャンネル上で生じた かを判断するための手段で成る言語方向判断手段を含む請求項2ないし5のいず れか1項記載のシステム。 7.エコー遅延信号をエコー損失計算装置に導入するための手段を含む請求項1 ないし6のいずれか1項記載のシステム。 8.前記第2のチャンネルにキャンセル信号を導入するための手段を含む前記請 求項1ないし7のいずれか1項記載のシステム。 9.干渉がそこで検出されるチャンネル内にキャンセル信号を導入するための1 又は複数の手段と、チャンネルのそれぞれの対と各々が関係する請求項1ないし 7のいずれか1項に記載の複数の干渉検出システムと、それぞれの検出指弾によ ってチャンネル上で関係しているチャンネルを選択するための手段とを有する網 管理システム。 10.請求項1ないし9のいずれか1項に記載の干渉検出システムを含み、該シ ステムによって測定された遅延から干渉の責めを負うべき網素子を識別するため の手段を備えた網管理システム。 11.複数の通信チャンネル、および請求項1ないし10のいずれか1項記載の 干渉検出システムを有し、干渉検出システムの第1および第2の監視手段が通信 チャンネルの1又は複数の対を監視するようにされている通信システム。 12.1又は複数のチャンネルのそれぞれが2方向通信リンクを含み、システム がエコーを検出するようにされている請求項11記載の通信システム。 13.第1および第2のチャンネルを有する通信リンクにおいてチャンネル間の 干渉を検出する方法であって、第1のチャンネル上を進行する信号を監視し、第 2のチャンネル上を進行する信号を監視し、1又は複数の遅延期間における信号 を比較して、両チャンネル間に干渉があることを識別するステップで成り、この 方法は第1および第2のチャンネルによって搬送される信号間の相互相関の識別 を含む方法。 14.第1のチャンネルにおける所定の特性を有する信号を検出し、前記特性を 有する信号のセグメントを選択し、この特性信号セグメントと該第2のチャンネ ルによって搬送される信号との間の相互相関を識別するステップとをさらに備え て、該選択された信号セグメントが該所定の特性の継続期間に対応する長さを有 するようにされている請求項13記載の方法。 15.選定されたセグメントが、所定の最小値よりも大きな継続期間をもつ請求 項14記載の方法。 16.該相互相関が複数の遅延期間に対して実行されて、遅延の大きさを判断す る請求項13又は15記載の方法。 17.判断された遅延の移動平均が記録され、所定数の遅延測定結果で所定値よ りも小さな値だけ互いに違うものから該平均が計算される請求項16記載の方法 。 18.最初の言語信号のために監視されるチャンネルが、所定の特性を有する信 号に対して両チャンネルを監視し、かついずれのチャンネルにおいて所定の特性 を有する最長セグメントが発生するかを判断することによって識別される請求項 14ないし17のいずれか1項記載の方法。 19.請求項13ないし18のいずれか1項記載の方法にしたがってエコー遅延 が判断されるエコー経路損失を測定する方法。 20.請求項13ないし19のいずれか1項記載の方法によって干渉を検出し、 第1のチャンネルにおいて検出される信号と相補的な信号を第2のチャンネルに 加え、検出された干渉信号と同じ遅延および減衰をもたせることで成る干渉キャ ンセル方法。 21.請求項14ないし20のいずれか1項記載の方法によって干渉に対して各 チャンネル対を監視し、最強の干渉信号を有する1又は複数のチャンネルの対を 選択し、各対の第2のチャンネルに第1のチャンネルにおいて検出された信号と 相補的な信号を供給し、検出される干渉信号と同じ遅延および減衰をもたせるこ とで成る複数のチャンネルの対を含む遠隔通信システムにおける干渉キャンセル 方法。 22.請求項13ないし21のいずれか1項記載の方法によって干渉の存在を検 出し、そのように測定された遅延から、干渉を発生する責めを負うべき網素子の 位置を判断することで成る通信ネットワークを監視する方法。 23.2つのチャンネルが2方向通信リンクを形成し、第2のチャンネルにおい て検出される干渉が第1のチャンネルにおける信号のエコーである請求項13な いし22のいずれか1項記載の方法。 24.図面を参照して実質的にここに記載されたような干渉検出システム。 25.図面を参照して実質的にここに記載されたような干渉検出方法。
JP8515821A 1994-11-10 1995-11-07 キャンセル用フィルタ係数を決めるためにバッファされた受け及び送りサンプルの相互相関を用いるエコーキャンセル Pending JPH10508992A (ja)

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