JP4621266B2 - 測定方法、エコー発生箇所特定方法、測定装置、およびエコー発生箇所特定装置 - Google Patents

測定方法、エコー発生箇所特定方法、測定装置、およびエコー発生箇所特定装置 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話網、IP電話網などにおいて、会話の妨げとなるエコーの発生箇所を特定する方法及び装置に関するものである。
図1には、音声通話を行なう2台の電話機とそれら2台の電話機を繋ぐ通信経路が示されている。この通信経路は、電話回線網やVoIP網等であり、その通信経路上には、ここに示す例では4台の装置A,B,C,Dが備えられている。これら4台の装置A,B,C,Dは、故障や不良等が発生するとエコーを発生させることが有り得る装置である。
ここで、電話回線やVoIP網において、エコーは会話の妨げとなるため、エコーが発生すると通信業者は対策(機器の調整や取り替え)を行うが、エコーが発生している機器の特定が難しいという問題がある。
エコーの発生箇所を特定するエコー検知方法の公知技術として、特許文献1に開示された方法がある。この特許文献1の方法は、通信経路上の全ての装置の前段でエコーの検知を行ない、その検知結果から、エコーの発生箇所を特定するという方法である。
図2は、特許文献1に示されたエコー検知方法の概念図である。
図1と同様の通信経路上の全ての装置A,B,C,Dの前段にエコー検知装置a,b,c,dが備えられており、各エコー検知装置a,b,c,dで通信経路上を流れる上り信号と下り信号をモニタしてエコーが発生している‘エコーあり’かエコーの発生がない‘エコーなし’かが判定される。ここで、この図2中の表に示すように、エコー検知装置a,bでエコーの発生が検出され、エコー発生装置c,dではエコーの発生が認められない場合、装置Bがエコーの発生源であることが特定される。
しかしながら特許文献1の方法は、通信経路上の全ての装置毎にエコー検知装置が必要となり、コスト高となるおそれがある。また、この特許文献1の方法は、複数箇所でエコーが同時に発生している場合に発生箇所を正しく特定できないという問題がある。
図3は、特許文献1の方法の問題点を説明するための、図2と同様の図である。
ここでは、装置Bと装置Dとの2箇所でエコーが発生しているものとする。このとき、この図3中の表に示すように4台のエコー検知装置a,b,c,dのいずれにおいても‘エコーあり’と検知され、この場合、エコー発生箇所は装置Dであると判定される。すなわち、この場合、装置Bでのエコー発生が見逃されてしまう結果となる。
また、例えば特許文献2に示されているように、エコーキャンセラと呼ばれる技術が存在する。このエコーキャンセラは、エコーが発生したときにその耳障りなエコーを消音しようというものであり有用な技術の1つではあるが、エコーの発生箇所を特定する技術ではない。
特許第3310302号公報 特開2003−134005号公報
本発明は、上記事情に鑑み、エコーの発生箇所を容易に特定することのできる方法および装置を提供することを目的とする。
本発明における方法の1つは、伝送路に接続される伝送装置での音声によるエコーの発生箇所を特定する測定方法において、伝送路に既知信号を送出し、伝送装置で折り返された前記既知信号を受信することで、伝送装置との伝送遅延を測定する伝送遅延測定ステップと、伝送路上で一方向のデータと伝送路上で他方向のデータに基いて、エコーの遅延時間を測定するエコー遅延測定ステップと、伝送遅延とエコー遅延時間とに基き、エコーが発生した伝送装置を特定する特定ステップとを有する。
また、方法の他の1つは、音声通話データが伝送される伝送路上のエコー発生箇所を特定するエコー発生箇所特定方法において、送信データが前記伝送路上の複数のエコー発生懸念箇所それぞれで折り返して戻ってくるまでの伝送遅延量を取得する伝送遅延量取得ステップと、伝送路上に送信される送信データおよび伝送路上から受信される受信データに基づいてエコーの遅延量を推定するエコー遅延量推定ステップと、伝送遅延量取得ステップで取得された複数のエコー発生懸念箇所の伝送遅延量と、エコー遅延量推定ステップで推定されたエコーの遅延量とを比較することにより、前記複数のエコー発生懸念箇所の中からエコー発生箇所を特定する遅延量比較ステップとを有する。
また、本発明における装置の1つは、伝送路に接続される伝送装置での音声によるエコーの発生箇所を特定する測定装置において、伝送路に既知信号を送出し、伝送装置で折り返された前記既知信号を受信することで、伝送装置との伝送遅延を測定する伝送遅延測定部と、伝送路上で一方向のデータと伝送路上で他方向のデータに基いて、エコーの遅延時間を測定するエコー遅延測定部と、伝送遅延とエコー遅延時間とに基き、エコーが発生した伝送装置を特定する特定部とを有する。
さらに、装置の他の1つは、音声通話データが伝送される伝送路上のエコー発生箇所を特定するエコー発生箇所特定装置において、送信データが伝送路上の複数のエコー発生懸念箇所それぞれで折り返して戻ってくるまでの伝送遅延量を取得する伝送遅延量取得部と、伝送路上に送信される送信データおよび伝送路上から受信される受信データに基づいてエコーの遅延量を推定するエコー遅延量推定部と、伝送遅延量取得部で取得された、複数のエコー発生懸念箇所の伝送遅延量とエコー遅延量推定部で推定されたエコーの遅延量とを比較することにより、複数のエコー発生懸念箇所の中からエコー発生箇所を特定する遅延量比較部とを備えたものである。
以上の本発明によれば、複数のエコー発生懸念箇所の伝送遅延量とエコー遅延量とを比較して、複数のエコー発生懸念箇所の中からエコー発生箇所を特定するものであり、エコーの発生箇所を簡単にかつエコー発生箇所が複数存在していてもそれらのエコー発生箇所の全てについてエコー発生箇所を特定することができる。
また、基本的には、伝送路上に本発明による装置を1台配置すればよいので、特許文献1の方法と比べ導入コストが安いという長所もあり、また、経路上の装置構成等に変更があっても、エコー発生箇所特定のための新たな装置を導入する必要はなく、伝送遅延量を、例えば測定等により取得し直すだけでエコー発生箇所を正しく特定することができ、この点からもコストの低減化に寄与し、また、経路上の装置構成の変更等に対し柔軟性を有する。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図4は、本発明の基本概念を示す第1実施形態としてのエコー発生箇所特定装置の構成を示すブロック図である。
この図4には、エコー発生箇所特定装置100Aの他、図1〜図3にも示した通信経路と、エコー発生箇所特定装置100Aを構成する応答遅延取得部102で取得される各装置A,B,C,Dごとの応答遅延時間を表わしたテーブルが示されている。
この図4に示すエコー発生箇所特定装置100Aは、エコー遅延推定部101と、応答遅延取得部102と、エコー発生箇所特定部103とで構成されている。
応答遅延取得部102では、通信経路上の、このエコー発生箇所特定装置100Aが設置された箇所と各装置A,B,C,Dの設置箇所との間で信号が往復するのに要する応答遅延時間が取得され、その情報を記憶しておくものである。この応答遅延取得部102では、通信経路上の装置構成に変更があったときは、その変更に伴って影響を受ける装置についての応答遅延時間の再取得が行なわれて、その応答遅延取得部102の内部に記憶された情報が更新される。
応答遅延時間の取得方法としては、以下に示す複数の方法があり、いずれの方法を採用してもよい。
(a)エコー発生箇所特定装置から通信経路上に既知の信号を既知の時刻に出力し、応答遅延時間測定対象の装置でその信号を受信した時刻を知り、送信時刻と受信時刻から応答遅延時間を求める。
(b)この通信経路がパケット通信を行なう通信経路であったときにエコー発生箇所特定装置から送信時刻情報を埋め込んだパケットを送信し応答遅延時間測定対象の装置でそのパケットを受信した時刻と、そのパケット中に埋め込まれた送信時刻を知って、それらの時刻から応答遅延時間を求める。
(c)この通信経路がパケット通信を行なう通信経路であったときに、エコー発生箇所特定装置100Aから、応答遅延時間測定対象の装置に向けてパケットの返信を要求する送信パケットを送信してその装置からの返信パケットを受信し、送信パケットの送信時刻と返信パケットの受信時刻とから応答遅延時間を求める。
図4に示すエコー発生箇所特定装置100Aの応答遅延取得部102では、上記(a)〜(c)のいずれかの方法により得られたエコー発生箇所特定装置100Aと各装置A,B,C,Dについての応答遅延時間を取得して記憶しておく。
一方、エコー発生箇所特定装置100Aのエコー遅延推定部101では、上り信号と下り信号との双方をモニタしそれらの信号からエコーが発生しているか否か、およびエコーが発生していた場合の、上り信号の通過時刻からエコーとしての下り信号の通過時刻までのエコー遅延時間を推定する。このエコー遅延時間の推定アルゴリズムについては、後の各実施形態で説明する。ここでは、このエコー遅延推定部101で、エコー遅延時間として120msと390msが得られたものとする。
さらに、このエコー発生箇所特定装置100Aのエコー発生箇所特定部103では、エコー遅延推定部101で求められたエコー遅延時間(ここの例では、120msと390msとの2つ)と、応答遅延取得部102で取得して記憶しておいた各装置A,B,C,Dの応答遅延時間(ここでは、図4に示すテーブル)とを比較し、エコー遅延時間(120msと390ms)に近い応答遅延時間が対応づけられている装置B,D(応答遅延時間はそれぞれ、110msと400ms)がエコー発生箇所として特定される。
すなわち、ここでは、エコー発生箇所が複数存在していても、それら複数のエコー発生箇所が特定される。
以下では、特に、エコー遅延推定アルゴリズムを特定した各種実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態のエコー発生箇所特定装置が接続された通信経路を示す図である。
ここでは、この通信経路は、アナログの電話網であるとする。ここでは、このアナログの電話網にエコー発生箇所特定装置100Bが接続されている。
図6は、図5に1つのブロックで示す第2実施形態のエコー発生箇所特定装置100Bの構成を示すブロック図である。
この図6に示すエコー発生箇所特定装置100Bは、相互相関算出部111と、エコー検知部112と、エコー遅延量算出部113と、応答遅延量取得部114と、遅延量比較部115とで構成されている。応答遅延量取得部114は、前述した(a)の方法により測定された、装置別の応答遅延時間(例えば、図4に示す装置と応答遅延時間との対応テーブル)が格納されたデータベース(DB)114aを備えており、そのDB114aから装置別の応答遅延時間を読み出して遅延量比較部115に渡す役割りを担っている。
相互相関値算出部111には、送信データ(上り信号)と受信データ(下り信号)が入力され、この相互相関値算出部111では、それら送信データと受信データの間で、式
Figure 0004621266
但し、x:受信データ
y:送信データ
x(n):受信データのうちのn番目にサンプリングされた値
y(n):送信データのうちのn番目にサンプリングされた値
に従って、相互相関値Rxy(m)が求められる。
この相互相関値算出部111で算出された相互相関値Rxy(m)は、エコー検知部112とエコー遅延量算出部とに入力される。
エコー検知部112では、相互相関値算出部111から受け取った相互相関値Rxy(m)が閾値を越えているか否かが判定され、相互相関値Rxy(m)が、いずれかのmの値において閾値を越えることによりエコーが発生していることが検知されたときは、閾値を越えたRxy(m)のmの値とともにエコー遅延量算出部113に通知される。
エコー遅延量算出部113では、エコー検知部112からエコーが検知されたという通知を受け取ると、相互相関値Rxy(m)と、閾値を越えたmの値とを基に、式
Figure 0004621266
により、エコー遅延量delayが求められる。
ただし、(2)式に基づいてエコー遅延量delayを求めるにあたっては、エコー検知部112から通知されたmの値の近傍でのピーク値が求められる。したがって、互いに離れた複数のmの値でRxy(m)が閾値を越えていることがエコー検知部112で検知されたときは、それらの1つ1つについて、(2)式に従うエコー遅延量delayが算出されることになる。ここでは、エコー遅延量算出部113では、エコー遅延量として120msが算出されたものとする。
このエコー遅延量算出部113で算出されたエコー遅延量は、遅延量比較部115に入力される。この遅延量比較部115では、エコー遅延量算出部113から受け取ったエコー遅延量(ここに示す例では120ms)と、応答遅延量取得部114から受け取った各装置ごとの応答遅延時間(ここに示す例では、図4中に示すテーブル)とが比較されて、エコー発生箇所が特定される。ここでの具体例では、エコー遅延量算出部113で算出されたエコー遅延量が120msであり、図4中のテーブルと対比し、このエコー遅延量120msは、図4中のテーブルにおける装置Bの応答遅延時間110msに最も近く、従ってこの場合、エコー発生箇所は装置Bであると特定される。
尚、ここでは、アナログ電話網を例示して説明したが、図6を参照して説明したアルゴリズムは、アナログ電話網だけでなく、パケット通信を行なうIP(Internet Protocol)電話網にも適用することができる。
図7は、本発明の第3実施形態のエコー発生箇所特定装置が接続された通信経路を示す図である。
ここでは、この通信経路はパケットデータを送受信するIP電話網であるとする。ここでは、このIP電話網にエコー発生箇所特定装置100Cが接続されている。
図8は、図7に1つのブロックで示す第3実施形態のエコー発生箇所特定装置100Cの構成を示すブロック図である。
この図8に示すエコー発生箇所特定装置100Cは、周波数分析部121、相互相関算出部122、相関平滑化部123、エコー検知部124、エコー遅延量算出部125、応答遅延取得部126、および遅延量比較部127で構成されている。
周波数分析部121には、受信データ用のFFT演算部121aと送信データ用のFFT演算部121bとが備えられており、この周波数分析部121には受信データと送信データが入力され、以下の式に従って、受信データと送信データのそれぞれについて互いに独立に、窓掛け処理がなされた上でFFT(Fast Fourier Transform)処理が行なわれ、受信データと送信データのそれぞれについて、かつ、時間軸方向に連なる複数のフレームそれぞれについて周波数スペクトルが求められる。
Figure 0004621266
Figure 0004621266
Figure 0004621266
Figure 0004621266
x(n):受信データ
y(n):送信データ
w(n):窓関数(例:ハミング窓)
n:サンプル番号
m:フレーム番号
f:周波数番号
周波数分析部121で算出された受信データの周波数スペクトルX(m,f)および送信データの周波数スペクトルY(m,f)は、相互相関算出部122に入力され、この相互相関算出部122で相互相関値Rxy(m,i)が算出される。
Figure 0004621266
ここで、(7)式から分かるように、fの方向、すなわち周波数の方向については加算されるためRxy(m,i)には変数としてfは含まれておらず、フレーム方向(すなわち時間軸方向)の変数であるmとiが含まれている。すなわち、(7)式は受信データと送信データとの間の、フレーム単位で見たときの相互相関値を表わしている。
図8に示すエコー発生箇所特定装置100Cの相互相関算出部122相互相関値Rxy(m,i)が求められると、その求められた相互相関値Rxy(m,i)は相関平滑化部123へ入力され、以下の式に従う平滑化処理が行なわれる。
Figure 0004621266
α:平滑化係数
この相関平滑化部123で平滑化された後の相互相関値は、エコー検知部124とエコー遅延量算出部125に入力され、エコー検知部124では、
Figure 0004621266
THR:閾値
の時、エコーが発生したことが検知され、エコー遅延量算出部125にその閾値THR以上の相互相関値のピークのiの値が通知される。
尚、前述の第2実施形態の時と同様、(9)式による判定は、ローカルなiの値のピーク値が閾値THRを越えるか否かを判定するものであり、例えば、iの値を変化させていったときにローカルなピーク値が複数存在し、それら複数のピーク値が閾値THRを越えるときは、複数のiの値が通知される。
エコー遅延量算出部125では、
Figure 0004621266
delay:エコー遅延[ms]
N:フレーム長[ms]
により、エコー遅延量delayが算出される。このエコー遅延量算出部125で算出されたエコー遅延量delayは、遅延量比較部127に渡される。
一方、応答遅延取得部126は、前述した(c)の方法で各装置の応答遅延時間を取得する。すなわち、応答遅延取得部126は、前述した(c)の方法で各装置の応答遅延時間を取得する。すなわち、応答遅延取得部126は、IP電話網200上の各装置(図7に示す例では4台の装置A,B,C,Dのそれぞれに向けてIPパケットを送信し、各装置からそのIPパケットに対する返信を受け取るまでの時間(応答遅延時間)を計測する。
このようにして、応答遅延取得部126により取得された、各装置に対する応答遅延時間は、遅延量比較部127に通知される。
遅延量通知部127では、エコー遅延量算出部125で算出されたエコー遅延量を応答遅延取得部126で取得した各装置ごとの応答遅延時間とが比較され、エコーの発生源である装置が特定される。
図9は、本発明の第4実施形態のエコー発生箇所特定装置が接続された通信経路を示す図である。
この図9に示す通信経路は、IP電話網とアナログ電話網とが混在した通信経路である。ここでは、この混在した通信経路にエコー発生箇所特定装置100Dが接続されている。
図10は、図9に1つのブロックで示すエコー発生箇所特定装置100Dの構成を示すブロック図である。
この図10に示すエコー発生箇所特定装置100Dは、周波数分析部131、スペクトル加工部132、相互相関演算部133、エコー検知部134、エコー遅延量算出部135、応答遅延取得部136、および遅延量比較部137で構成されている。
応答遅延取得部136は、図9に示す装置A,B,CのようなIP通信網上に配置されている各装置については、前述の実施形態(図8参照)と同様、送信パケットの送信時刻と受信パケットの受信時刻までの間により応答遅延時間を計測し、図9に示す装置Dのようなアナログ通信網上に配置されている装置については、前述の(a)の方法で別途測定した応答遅延時間がDB136aに記憶される。
応答遅延取得部136は、IP電話網から取得した各装置ごとの応答遅延時間およびDB136aに格納されているアナログ電話網上の各装置ごとの応答遅延時間を遅延量比較部137に通知する。
また受信データおよび送信データは周波数分析部131に入力されるが、この周波数分析部131、およびその周波数分析部131を構成する2つのFFT演算部131a,131bは、図8に示す第3実施形態のエコー発生箇所特定装置100Cを構成する周波数分析部121、およびその周波数分析部121を構成する2つのFFT演算部121a,121bとそれぞれ同一であり、ここでの重複説明は省略する。
図10に示すスペクトル加工部132では、受信データの周波数スペクトルおよび送信データの周波数スペクトルが、それぞれ数値範囲が−1〜1になるように正規化される。
Figure 0004621266
Figure 0004621266
相互相関演算部133は、スペクトル加工部132で正規化された後の周波数スペクトルを使って相互相関演算が行なわれる。図10の相互相関演算部133は、スペクトル加工部132で正規化された後の周波数スペクトルを用いて相互相関演算を行なう点を除き、図8に示す第3実施形態の相互相関演算部122の作用と同一であり、ここではこれ以上の重複説明は省略する。
図10に示すエコー発生箇所特定装置100Dの相互相関演算部133で算出された相互相関値は、エコー検知部134およびエコー遅延量算出部135に入力される。
図8に示す第3実施形態のエコー発生箇所特定装置100Cには、相関平滑化部123が備えられており、その第3実施形態のエコー発生箇所特定装置100Cのエコー検知部124およびエコー遅延量算出部125にはその相関平滑化部123で平滑化された相互相関値が入力されるのに対し、図10に示す第4実施形態のエコー発生箇所特定装置100Dのエコー検知部134およびエコー遅延量算出部135には、相互相関算出部133で算出された相互相関値が直接に入力される。この点が異なるのみであり、エコー検知部134およびエコー遅延量検知部135の作用自体は、図8に示す第3実施形態のエコー発生箇所特定装置100Cを構成するエコー検知部124およびエコー遅延量算出部125とそれぞれ同一であり、重複説明は省略する。
また、遅延量比較部137についても、図8の遅延量比較部127と同一であり重複説明は省略する。
次に、本発明の第5実施形態のエコー発生箇所特定装置について説明する。
この第5実施形態のエコー発生箇所特定装置は、上述の第4実施形態のエコー発生箇所特定装置100Dと同じ環境に配置され、ブロック構成も図10のブロック構成と同一であるため、ここでは、図9、図10をそのまま第5実施形態の図として援用する。
図11は、第5実施形態における相互相関演算の説明図である。
第5実施形態における相互相関算出部133では、周波数分析部131で算出された周波数スペクトルの全周波数帯域を複数の周波数帯域に分けたときの、それら複数の周波数帯域それぞれについて相互相関値が求められる。
Figure 0004621266
エコー検知部134では、相互相関算出部133で算出された複数の帯域の相互相関値のうちの、閾値よりも大きな値となる帯域の数が計数され、その帯域数(計数値)が閾値よりも大きいことをもってエコーの発生が検知される。
Figure 0004621266
また、エコー遅延量算出部135では、その時の遅延量がエコー遅延時間delayとして求められる。
Figure 0004621266
尚、ここでは、エコー検知部114における相互相関値が閾値よりも大きくなる帯域数が計数されたが、この帯域数は時間軸方向には局所的に行なわれ、従ってエコーの発生源が複数存在するときは、それら複数のエコーの発生源1つ1つについてエコーの発生が検知され、エコー遅延量算出部135でも、エコーの発生源1つ1つについてエコー遅延時間が算出されてエコーの発生源の1つ1つが特定される。
この第5実施形態の場合、複数の周波数帯域ごとに相互相関値を求めているため、特定の周波数帯域に雑音が混入した場合であっても全体には影響しにくく、エコーの発生をより高精度に検知することができる。
図12は、本発明の第6実施形態のエコー発生箇所特定装置の構成を示すブロック図である。
尚、この第6実施形態のエコー発生箇所特定装置100Eが接続された通信網の環境は、第4実施形態および第5実施形態における環境(図9参照)と同一である。
ここでは、図10に示す第4実施形態のエコー発生箇所特定装置100Dとの相違点について説明する。
図10に示す第4実施形態のエコー発生箇所特定装置100Dに備えられているスペクトル加工部132に代わり、この図13に示す第6実施形態のエコー発生箇所特定装置100Eには、スペクトル平滑化部142が備えられている。
このスペクトル平滑化部142は、周波数分析部141のFFT演算部141aで求められた受信データの周波数スペクトルを平滑化する平滑化部142aと、もう一方のFFT演算部141bで求められた送信データの周波数スペクトルを平滑化する平滑化部142bとで構成されている。
Figure 0004621266
Figure 0004621266
α:平滑化係数
相互相関算出部143では、スペクトル平滑化部142で平滑化された後の周波数スペクトルを用いて相互相関値が算出される。
Figure 0004621266
他の構成要素、すなわち、周波数分析部141、エコー検知部144、エコー遅延量算出部145、応答遅延取得部146、DB146a、および遅延量比較部147は、それぞれ、図10に示す第4実施形態のエコー発生箇所特定装置100Dの対応する構成要素、すなわち、周波数分析部131、エコー検知部134、エコー遅延量算出部135、DB136a、応答遅延取得部136および遅延量比較部137とそれぞれ同一であり、重複説明は省略する。
以上の各種実施形態に示したように、相互相関演算を基に各種のバリエーションが可能である。
以下、本発明の各種態様を付記する。
(付記1)
伝送路に接続される伝送装置での音声によるエコーの発生箇所を特定する測定方法において、
前記伝送路に既知信号を送出し、前記伝送装置で折り返された前記既知信号を受信することで、前記伝送装置との伝送遅延を測定する伝送遅延測定ステップと、
前記伝送路上で一方向のデータと前記伝送路上で他方向のデータに基いて、前記エコーの遅延時間を測定するエコー遅延測定ステップと、
前記伝送遅延と前記エコー遅延時間とに基き、エコーが発生した伝送装置を特定する特定ステップとを有する測定方法。
(付記2)
前記エコーの有無を検知する検知ステップを有し、
前記エコー遅延測定ステップは、前記検知ステップでエコーを検出したらエコーの遅延時間を測定するステップであることを特徴とする付記1記載の測定方法。
(付記3)
音声通話データが伝送される伝送路上のエコー発生箇所を特定するエコー発生箇所特定方法において、
送信データが前記伝送路上の複数のエコー発生懸念箇所それぞれで折り返して戻ってくるまでの伝送遅延量を取得する伝送遅延量測定ステップと、
前記伝送路上に送信される送信データおよび該伝送路上から受信される受信データに基づいてエコーの遅延量を推定するエコー遅延量推定ステップと、
前記伝送遅延量取得ステップで取得された前記複数のエコー発生懸念箇所の伝送遅延量と、前記エコー遅延量推定ステップで推定されたエコーの遅延量とを比較することにより、前記複数のエコー発生懸念箇所の中からエコー発生箇所を特定する遅延量比較ステップとを有することを特徴とするエコー発生箇所特定方法。
(付記4)
前記伝送路上において任意の端末間で送受信される送信データと受信データに基づいてエコーの発生を検知するエコー検知ステップを有し、
前記エコー遅延量推定ステップは、前記エコー検知ステップにおけるエコー発生の検知を受けて、エコーの遅延量を推定するステップであることを特徴とする付記3記載のエコー発生箇所特定方法。
(付記5)
前記送信データと前記受信データの相互相関を算出する相互相関算出ステップを有し、
前記エコー検知ステップおよび前記エコー遅延量推定ステップは、前記相互相関算出ステップで算出された相互相関に基づいて、それぞれエコーの発生の検知およびエコーの遅延量の推定を行なうステップであることを特徴とする付記4記載のエコー発生箇所特定方法。
(付記6)
前記送信データおよび前記受信データをそれぞれ単位時間ごとに区切ったときの各単位時間ごとのデータの周波数スペクトルを算出するスペクトル算出ステップと、
前記スペクトル算出ステップで算出された送信データの周波数スペクトルと受信データのスペクトルとの間の、時間軸方向の相互相関を算出する相互相関算出ステップとを有し、
前記エコー検出ステップおよび前記エコー遅延量推定ステップは、前記相互相関算出ステップで算出された相互相関に基づいて、それぞれ、エコーの発生の検知、およびエコーの遅延量の推定を行なうステップであることを特徴とする付記4記載のエコー発生箇所特定方法。
(付記7)
前記相互相関算出ステップで算出された相互相関を時間軸方向に平滑化する相関平滑化ステップを有し、
前記エコー検出ステップおよび前記エコー遅延量推定ステップは、前記相関平滑化ステップで平滑化された後の相互相関に基づいて、それぞれ、エコーの発生の検知およびエコーの遅延量の推定を行なうステップであることを特徴とする付記6記載のエコー発生箇所特定方法。
(付記8)
前記スペクトル算出ステップで算出された周波数スペクトルが所定の数値範囲内の値を持つ周波数スペクトルとなるように正規化するスペクトル加工ステップを有し、
前記相互相関算出ステップは、前記スペクトル加工ステップで正規化された後の周波数スペクトルを使って相互相関を算出するステップであることを特徴とする付記6記載のエコー発生箇所特定方法。
(付記9)
前記スペクトル算出ステップで算出された、送信データの周波数スペクトルおよび受信データの周波数スペクトルを、それぞれ時間軸方向に平滑化するスペクトル平滑化ステップを有し、
前記相互相関算出ステップは、前記スペクトル平滑化ステップで平滑化された後の周波数スペクトルを使って相互相関を算出するステップであることを特徴とする付記6記載のエコー発生箇所特定方法。
(付記10)
前記相互相関算出ステップは、前記スペクトル算出ステップで算出された送信データの周波数スペクトルと受信データの周波数スペクトルとの間の、複数の周波数帯域ごとの相互相関を算出するステップであることを特徴とする付記6記載のエコー発生箇所特定方法。
(付記11)
伝送路に接続される伝送装置での音声によるエコーの発生箇所を特定する測定方法において、
前記伝送路に既知信号を送出し、前記伝送装置で折り返された前記既知信号を受信することで、前記伝送装置との伝送遅延を測定する伝送遅延測定部と、
前記伝送路上で一方向のデータと前記伝送路上で他方向のデータに基いて、前記エコーの遅延時間を測定するエコー遅延測定部と、
前記伝送遅延と前記エコー遅延時間とに基き、エコーが発生した伝送装置を特定する特定部とを有する測定装置。
(付記12)
前記エコー遅延測定部は、前記エコーの有無を検知する検知部と備え、前記検知部でエコーを検出したらエコーの遅延時間を測定することを特徴とする付記11記載の測定装置。
(付記13)
音声通話データが伝送される伝送路上のエコー発生箇所を特定するエコー発生箇所特定装置において、
送信データが前記伝送路上の複数のエコー発生懸念箇所それぞれで折り返して戻ってくるまでの伝送遅延量を取得する伝送遅延量取得部と、
前記伝送路上において任意の端末間で送受信される送信データと受信データに基づいてエコーの遅延量を推定するエコー遅延量推定部と、
前記伝送遅延量取得部で取得された前記複数のエコー発生懸念箇所の伝送遅延量と、前記エコー遅延量推定部で推定されたエコーの遅延量とを比較することにより、前記複数のエコー発生懸念箇所の中からエコー発生箇所を特定する遅延量比較部とを備えたことを特徴とするエコー発生箇所特定装置。
(付記14)
前記伝送路上において任意の端末間で送受信される送信データと受信データに基づいてエコーの発生を検知するエコー検知部を有し、
前記エコー遅延量推定部は、前記エコー検知部におけるエコー発生の検知を受けて、エコーの遅延量を推定するものであることを特徴とする付記13記載のエコー発生箇所特定装置。
(付記15)
前記送信データと前記受信データの相互相関を算出する相互相関算出部を備え、
前記エコー検知部および前記エコー遅延量推定部は、前記相互相関算出部で算出された相互相関に基づいて、それぞれエコーの発生の検知およびエコーの遅延量の推定を行なうものであることを特徴とする付記14記載のエコー発生箇所特定装置。
(付記16)
前記送信データおよび前記受信データをそれぞれ単位時間ごとに区切ったときの各単位時間ごとのデータの周波数スペクトルを算出するスペクトル算出部と、
前記スペクトル算出部で算出された送信データの周波数スペクトルと受信データのスペクトルとの間の、時間軸方向の相互相関を算出する相互相関算出部とを備え、
前記エコー検出部および前記エコー遅延量推定部は、前記相互相関算出部で算出された相互相関に基づいて、それぞれ、エコーの発生の検知、およびエコーの遅延量の推定を行なうことを特徴とする付記14記載のエコー発生箇所特定装置。
(付記17)
前記相互相関算出部で算出された相互相関を時間軸方向に平滑化する相関平滑化部を備え、
前記エコー検出部および前記エコー遅延量推定部は、前記相関平滑化部で平滑化された後の相互相関に基づいて、それぞれ、エコーの発生の検知およびエコーの遅延量の推定を行なうものであることを特徴とする付記16記載のエコー発生箇所特定装置。
(付記18)
前記スペクトル算出部で算出された周波数スペクトルが所定の数値範囲内の値を持つ周波数スペクトルとなるように正規化するスペクトル加工部を備え、
前記相互相関算出部は、前記スペクトル加工部で正規化された後の周波数スペクトルを使って相互相関を算出するものであることを特徴とする付記16記載のエコー発生箇所特定装置。
(付記19)
前記スペクトル算出部で算出された、送信データの周波数スペクトルおよび受信データの周波数スペクトルを、それぞれ時間軸方向に平滑化するスペクトル平滑化部を有し、
前記相互相関算出部は、前記スペクトル平滑化部で平滑化された後の周波数スペクトルを使って相互相関を算出するものであることを特徴とする付記16記載のエコー発生箇所特定装置。
(付記20)
前記相互相関算出部は、前記スペクトル算出部で算出された送信データの周波数スペクトルと受信データの周波数スペクトルとの間の、複数の周波数帯域ごとの相互相関を算出するものであることを特徴とする付記16記載のエコー発生箇所特定装置。
音声通話を行なう2台の電話機とそれら2台の電話機を繋ぐ通信経路である。 従来のエコー検知方法の概念図である。 図2に示す方法の問題点を説明するための、図2と同様の図である。 本発明の基本概念を示す第1実施形態としてのエコー発生箇所特定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態のエコー発生箇所特定装置が接続された通信経路を示す図である。 図5に1つのブロックで示す第2実施形態のエコー発生箇所特定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態のエコー発生箇所特定装置が接続された通信経路を示す図である。 図7に1つのブロックで示す第3実施形態のエコー発生箇所特定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態のエコー発生箇所特定装置が通信経路を示す図である。 図9に1つのブロックで示すエコー発生箇所特定装置の構成を示すブロック図である。 第5実施形態における相互相関演算の説明図である。 本発明の第6実施形態のエコー発生箇所特定装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100A,100B,100C,100D,100E エコー発生箇所特定装置
101 エコー遅延推定部
102 応答遅延取得部
103 エコー発生箇所特定部
111,122,133,143 相互相関算出部
112,124,134,144 エコー検知部
113,125,135,145 エコー遅延量算出部
114 応答遅延量取得部
114a,146a データベース(DB)
115,127,137,147 遅延量比較部
121,131,141 周波数分析部
121a,121b;141a,141b FFT演算部
122,133 相互相関演算部
123 相関平滑化部
126,136,146 応答遅延取得部
132 スペクトル加工部
142 スペクトル平滑化部
200 IP電話網

Claims (10)

  1. 伝送路に接続される伝送装置での音声によるエコーの発生箇所を特定する測定方法において、
    前記伝送路に既知信号を送出し、前記伝送装置で折り返された前記既知信号を受信することで、前記伝送装置との伝送遅延を測定する伝送遅延測定ステップと、
    前記伝送路上で一方向のデータと前記伝送路上で他方向のデータに基いて、前記エコーの遅延時間を測定するエコー遅延測定ステップと、
    前記伝送遅延と前記エコー遅延時間とに基き、エコーが発生した伝送装置を特定する特定ステップとを有する測定方法。
  2. 前記エコーの有無を検知する検知ステップを有し、
    前記エコー遅延測定ステップは、前記検知ステップでエコーを検出したらエコーの遅延時間を測定するステップであることを特徴とする請求項1記載の測定方法。
  3. 音声通話データが伝送される伝送路上のエコー発生箇所を特定するエコー発生箇所特定方法において、
    送信データが前記伝送路上の複数のエコー発生懸念箇所それぞれで折り返して戻ってくるまでの伝送遅延量を取得する伝送遅延量取得ステップと、
    前記伝送路上において任意の端末間で送受信される送信データと受信データに基づいてエコーの遅延量を推定するエコー遅延量推定ステップと、
    前記伝送遅延量取得ステップで取得された前記複数のエコー発生懸念箇所の伝送遅延量と、前記エコー遅延量推定ステップで推定されたエコーの遅延量とを比較することにより、前記複数のエコー発生懸念箇所の中からエコー発生箇所を特定する遅延量比較ステップとを有することを特徴とするエコー発生箇所特定方法。
  4. 前記伝送路上において任意の端末間で送受信される送信データと受信データに基づいてエコーの発生を検知するエコー検知ステップを有し、
    前記エコー遅延量推定ステップは、前記エコー検知ステップにおけるエコー発生の検知を受けて、エコーの遅延量を推定するステップであることを特徴とする請求項3記載のエコー発生箇所特定方法。
  5. 前記送信データと前記受信データの相互相関を算出する相互相関算出ステップを有し、
    前記エコー検知ステップおよび前記エコー遅延量推定ステップは、前記相互相関算出ステップで算出された相互相関に基づいて、それぞれエコーの発生の検知およびエコーの遅延量の推定を行なうステップであることを特徴とする請求項4記載のエコー発生箇所特定方法。
  6. 伝送路に接続される伝送装置での音声によるエコーの発生箇所を特定する測定装置において、
    前記伝送路に既知信号を送出し、前記伝送装置で折り返された前記既知信号を受信することで、前記伝送装置との伝送遅延を測定する伝送遅延測定部と、
    前記伝送路上で一方向のデータと前記伝送路上で他方向のデータに基いて、前記エコーの遅延時間を測定するエコー遅延測定部と、
    前記伝送遅延と前記エコー遅延時間とに基き、エコーが発生した伝送装置を特定する特定部とを有する測定装置。
  7. 前記エコー遅延測定部は、前記エコーの有無を検知する検知部を備え、前記検知部でエコーを検出したらエコーの遅延時間を測定することを特徴とする請求項6記載の測定装置。
  8. 音声通話データが伝送される伝送路上のエコー発生箇所を特定するエコー発生箇所特定装置において、
    送信データが前記伝送路上の複数のエコー発生懸念箇所それぞれで折り返して戻ってくるまでの伝送遅延量を取得する伝送遅延量取得部と、
    前記伝送路上において任意の端末間で送受信される送信データと受信データに基づいてエコーの遅延量を推定するエコー遅延量推定部と、
    前記伝送遅延量取得部で取得された、前記複数のエコー発生懸念箇所の伝送遅延量と前記エコー遅延量推定部で推定されたエコーの遅延量とを比較することにより、前記複数のエコー発生懸念箇所の中からエコー発生箇所を特定する遅延量比較部とを備えたことを特徴とするエコー発生箇所特定装置。
  9. 前記伝送路上において任意の端末間で送受信される送信データと受信データに基づいてエコーの発生を検知するエコー検知部を有し、
    前記エコー遅延量推定部は、前記エコー検知部におけるエコー発生の検知を受けて、エコーの遅延量を推定するものであることを特徴とする請求項8記載のエコー発生箇所特定装置。
  10. 前記送信データと前記受信データの相互相関を算出する相互相関算出部を備え、
    前記エコー検知部および前記エコー遅延量推定部は、前記相互相関算出部で算出された相互相関に基づいて、それぞれエコーの発生の検知およびエコーの遅延量の推定を行なうものであることを特徴とする請求項9記載のエコー発生箇所特定装置。
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