JPH1050867A - 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法Info
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Abstract
で、低コスト化、高性能化が図れる半導体不揮発性記憶
装置及びその製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板1表面に形成されたソース領域2と
ドレイン領域3間に2つのチャネル領域を有し、ドレイ
ン3側のチャネル領域上にゲート酸化膜12を介して浮
遊ゲート4が設けられ、浮遊ゲート4には絶縁膜13を
介して制御ゲート5が設けられ、選択ゲート6がソース
2側のチャネル領域上を絶縁膜11を介して覆うと共
に、絶縁膜14を介して浮遊ゲート4と制御ゲート5上
を覆うように形成され、選択ゲート6はポリシリコン膜
61とタングステンシリサイド膜62が積層して形成さ
れ、スタックゲートSG間に形成される段差のポリシリ
コン膜61とタングステンシリサイド62の間に、酸化
シリコン膜63が部分的に形成されている。
Description
し、且つ電気的に消去可能な半導体不揮発性記憶装置及
びその製造方法に関する。
体不揮発性記憶装置(以下、EEPROMという。)の
中でフラッシュEEPROM(以下、フラッシュメモリ
という。)が、近年注目されている。
を基本にしているの対し、フラッシュメモリはブロック
単位での消去を前提としている。このため、フラッシュ
メモリは、従来のEEPROMに比べると比較的使いに
くい装置であるが、1ビットの単素子化やブロック消去
等の採用により、DRAM(ダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリ)に匹敵或いはそれ以上の集積度が期
待できる次世代のメモリ(ROM)として注目されてお
り、その市場の大きさは計り知れない。
方式のものが提案されているが、その一つとして、米国
特許第5,280,446号に提案されている構造・方
式がある。
すように、基板1に形成されるソース2・ドレイン3間
のチャネル領域が2つの領域からなっており、ソース側
のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜11を介して選択
ゲート6が形成され、ドレイン側のチャネル領域上には
ゲート絶縁膜12を介して浮遊ゲート4が形成されてい
る。この浮遊ゲート4上にはインターポリ絶縁膜13を
介して制御ゲート5が形成されている。また、選択ゲー
ト6は絶縁膜14を挟んで制御ゲート5上を乗り越え、
後述するようにチャネル長方向の隣のセルの選択ゲート
とつながっている。
側の基板チャネル領域から浮遊ゲート4へのチャネルホ
ットエレクトロン注入、いわゆるSSI方式(Sorc
eSide Injection)が可能になってお
り、ドレイン側からのチャネルホットエレクトロン注入
による方式に比べ、高い電子注入効率を実現している。
オーバーイレースの問題も解決している。
状に配置した様子を示す。図16(a)は上面図、
(b)は同図のA−A’線断面図である。各メモリセル
のドレイン3側のチャネル領域上は、ゲート酸化膜12
を介して各セルに個別の浮遊ゲート4で覆われており、
またインターポリ絶縁膜13を介して浮遊ゲート4を覆
うように形成された制御ゲート5はチャネル幅方向(ソ
ースからドレインに向かう方向に垂直な方向)へライン
状に延び、複数のセルで共通となっている。また、その
方向の隣り合うセルはフィールド酸化膜7によって分離
されている。
ル領域をゲート酸化膜11を介して覆う選択ゲート6
は、制御ゲート5上を乗り越えてチャネル長方向(ソー
スからドレインに向かう方向)へライン状にのび、その
方向の複数のセルで共通となっている。ソース2及びド
レイン3は拡散層で構成され、チャネル幅方向に複数の
メモリセルで共通化されるライン状に形成されている。
ト6のマトリックス選択によりある特定のセルが選択可
能となり、チャネル幅方向でのドレイン3の共通化が可
能となり、ドレインライン3を拡散層で形成することに
より、コンタクトホールが不必要となって素子面積の低
減を実現することができる。
インターポリ絶縁膜13、制御ゲート5(以下、これら
を合わせてスタックゲートという。)および制御ゲート
5上の絶縁膜14等の高段差の上を乗り越えて長くライ
ン状に延びていて、ワード線として用いられている。
大きくかかわっており、低抵抗化が重要である。このた
め選択ゲート6には、ポリシリコン61とタングステン
シリサイド等の高融点金属シリサイド膜62を積層し
た、いわゆるポリサイドゲートが通常用いられている。
子のデザインルールを縮小していく上で、以下の問題が
生じる。この問題点につき図面を参照して説明する。
抗化による動作速度の低下。 素子のデザインルールを縮小して行くと、図16(b)
及び図17に示すように、隣り合うスタックゲートSG
の間隔が狭まり、段差のアスペクト比が高くなってく
る。特に、スタックゲートSG同士の間隔の狭いドレイ
ン3側で厳しくなっている。そのため、選択ゲート6の
タングステンシリサイド膜62のステップカバレッジが
低下し、図17中の丸印で囲むように、最悪の場合は段
切れによりゲート抵抗が高抵抗化してしまう。
頼性低下。 上記(1)と同様に、素子のデザインルールを縮小して
行くと、アスペクト比が高くなり、また場合によっては
タングステンシリサイド膜62の形状が逆テーパ形状に
なることもあり、図18中の丸印で囲むように、その上
を層間絶縁膜16で埋め込むことが不可能になる。
グ残によるショート不良。 素子のデザインルールを縮小して行くと、タングステン
シリサイド膜62のステップカバーの形状が逆テーパ形
状になりやすく、それに伴い、図19(a)に示すよう
に、フォトリソグラフィ時にレジスト残rが生じる。そ
して、選択ゲート6をエッチング処理する時に、図19
(b)に示すように、デポ物が堆積してエッチング残d
が生じ隣り合う選択ゲート6、6間のショート不良が起
きる。尚、図19は図16(a)のB−B’線断面図で
ある。
比低下による、パターン不良。 高段差部分のタングステンシリサイド膜62をエッチン
グするため、長時間のエッチングをする必要がある。こ
のエッチングは、概ね膜厚と段差を足した分であり、図
20(a)の矢印Aで示す部分である。一方、タングス
テンシリサイド膜62を垂直、即ち異方的にエッチング
する条件では、レジストとの選択比は、もともとあまり
とれていない。例えば、両者の選択比は、タングステン
シリサイド(WSi)/レジスト≦2である。更に、ス
ペースが狭くなると側壁保護膜が弱くなるため、サイド
エッチが入りやすくなる。これを補うようにエッチング
条件を変えると、対レジスト選択比は低下してしまう。
一方、タングステンシリサイドのエッチレートはマイク
ロローディング効果により小さくなる。また、タングス
テンシリサイド膜62上に塗布されるレジスト31の膜
厚に関しては、図20(b)の矢印Bに示すように、段
差の上部では、段差底部に比べ、膜厚が概ね段差分だけ
薄くなる。さらに、レジストパターン形成の微細化のた
めには、レジスト厚全体に薄層化する必要がある。ま
た、図20(c)に示すように、レジスト31は角の部
分が早くエッチングされるため、ライン中央部ではレジ
スト31が残っている状態であっても、ラインのエッジ
部では早くレジスト31の消失・ラインの細りが生じ
る。
選択比低下による、基板掘れ。 上記した(4)と同様に、タングステンシリサイド膜6
2のエッチングには長時間のエッチングが必要である。
タングステンシリサイド膜62のエッチング条件でのタ
ングステンシリサイドのエッチングレートとポリシリコ
ンのエッチレートはほとんど同程度であり、タングステ
ンシリサイド膜62のエッチング時には、図21(c)
に示すように、平坦部のポリシリコンも同時にエッチン
グされて下地の酸化膜が露出する。更にタングステンシ
リサイド膜62を完全に除去するためにエッチングを続
けると、下地酸化膜もエッチングされる。このとき対酸
化膜選択比が十分にとれていれば何ら問題はないが、デ
ザインルールが縮小され、スペースが狭くなると側壁保
護膜が弱くなる傾向があり、それを補うようにエッチン
グ条件を変えると、対酸化膜選択比が低下してしまう。
そのため、酸化膜に対するマージンが小さくなり、最悪
の場合、図21(d)に示すように、下地酸化膜の消失
及び基板掘れが生じる可能性がある。
するためになされたものにして、デザインルールの縮小
が可能で、低コスト化、高性能化が図れる半導体不揮発
性記憶装置及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
表面にソース領域とドレイン領域が形成され、ソース領
域とドレイン領域間に2つのチャネル領域を有し、ドレ
イン側のチャネル領域上にゲート酸化膜を介して浮遊ゲ
ートが設けられ、当該浮遊ゲート上には絶縁膜を介して
制御ゲートが設けられ、チャネル長方向に延びたライン
状の選択ゲートがソース側のチャネル領域上を絶縁膜を
介して覆うと共に、絶縁膜を介して前記浮遊ゲートと制
御ゲート上を覆うように形成され、複数のセルで共通と
なっている半導体不揮発性記憶装置において、前記選択
ゲートはポリシリコンと高融点金属シリサイドが積層し
て形成され、前記選択ゲート間に形成される段差のポリ
シリコンと高融点金属シリサイドの間に、当該ポリシリ
コン及び高融点金属シリサイドとは異なる種類の膜が部
分的に形成されていることを特徴とする。
トをポリシリコンと高融点金属シリサイドの積層構造
(ポリサイド構造)とするに当たり、ポリシリコンの上
に、例えば、シリコン酸化膜のような、ポリシリコンで
も高融点金属シリサイドでもない他の種類の膜を部分的
に形成し、高融点金属シリサイド膜が形成される下地の
段差を低減するか段差形状を緩くするものである。
金属シリサイド層のステップカバー形状が改善している
ので、選択ゲートの高抵抗化による動作速度の低下、層
間絶縁膜の埋め込み不良による信頼性低下、選択ゲート
エッチング時のエッチング残によるショート不良、選択
ゲートエッチング時の対レジスト選択比低下によるパタ
ーン形状不良並びに選択ゲートエッチング時の対酸化膜
選択比低下による基板掘れを招くことなく、デザインル
ールの縮小が可能となる。
シリコン上であって、前記制御ゲート間によってつくら
れる段差の底面部分の全ての部分に、前記ポリシリコン
及び高融点金属シリサイドとは異なる種類の膜が形成さ
れていることを特徴とする。
の絶対段差も低減されていることにより、より微細な、
パターン形成が可能となる。
高融点金属シリサイドとは異なる種類の膜をシリコン酸
化膜で構成すると良い。
リサイドの間の一部を埋める膜として、プロセス的にこ
なれていて、ポリシリコンに対して選択エッチングが可
能であり、十分な耐熱性があるシリコン酸化膜を用いる
ことにより、半導体不揮発性記憶装置をより安定的につ
くる事が可能になる。
方法は、半導体基板表面にソース領域とドレイン領域が
形成され、ソース領域とドレイン領域間に2つのチャネ
ル領域を有し、ドレイン側のチャネル領域上にゲート酸
化膜を介して浮遊ゲートが設けられ、当該浮遊ゲート上
には絶縁膜を介して制御ゲートが設けられ、チャネル長
方向に延びたライン状の選択ゲートがソース側のチャネ
ル領域上を絶縁膜を介して覆うと共に、絶縁膜を介して
前記浮遊ゲートと制御ゲート上を覆うように形成され、
複数のセルで共通となっている半導体不揮発性記憶装置
において、前記選択ゲートとなるポリシリコン層を成膜
した後、ポリシリコン及び高融点金属シリサイドとは異
なる種類の膜を成膜し、その膜を全面エッチバックした
後、高融点金属シリサイド膜を形成する工程を備えたこ
とを特徴とする。
リシリコンのスタックゲート段差部分に精度よく膜を形
成することができる。
リコン及び高融点金属シリサイドとは異なる種類の膜を
前記浮遊ゲートと制御ゲートの積層部分間の一部に選択
的に形成した後、再度前記ポリシリコン及び高融点金属
シリサイドとは異なる種類の膜を全面に成膜し、全面エ
ッチバックすることにより形成するように構成できる。
トの絶対段差をより低減することが可能となり、より微
細な、パターン形成が可能となる。
実施の形態につき説明する。
置の第1の実施の形態を示し、図1(a)は平面図、同
図(b)は図1(a)のA−A’線断面図である。
域2及びドレイン領域3が形成され、ソース領域2とド
レイン領域3の間のチャネル領域のうちドレイン3側の
チャネル領域上には、厚さ8nmのゲート酸化膜12を
介して浮遊ゲート4が、その上にシリコン酸化膜/シリ
コン窒化膜/シリコン酸化膜を積層したインターポリ絶
縁膜13(以下、ONO膜と略す。)を介して制御ゲー
ト5が形成されている。また、浮遊ゲート4は、フィー
ルド酸化膜7上でチャネル幅方向で隣り合うセルと分離
され、各セルに個別になっており、一方、制御ゲート5
はチャネル幅方向に長くライン状に延びて、この方向の
複数のセルで共通になっている。
程のシリコン酸化膜14が形成され、また、これらスタ
ックゲートSGの側壁にはシリコン酸化膜とシリコン窒
化膜を積層した絶縁膜15が形成されている。
介してチャネル領域のソース2側の部分を覆いこの部分
の制御を行うと共に、前記スタックゲートSG上を乗り
越えてソースライン2、ドレインライン3、制御ゲート
5と直行する方向に長く延びるワードラインとなってい
る。また、選択ゲート6は、ポリシリコン膜61と高融
点シリサイドとしてのタングステンシリサイド膜62の
積層構造、いわゆるポリサイド構造とすることにより低
抵抗化している。
この発明においては、制御ゲート6のうちのポリシリコ
ン膜61上で、隣り合うスタックゲートSGのスペース
部分において、ソース2側では段差部分にサイドウォー
ル形状に、ドレイン3側ではスペースを埋めるようにシ
リコン酸化膜63が形成され、その上にタングステンシ
リサイド膜62が形成されている。そして、ポリシリコ
ン膜61とタングステンシリサイド膜62は、スタック
ゲートSGの上部及びスタックゲートSG間のソース2
側のスペース部分中央付近で互いに接している。
種々の問題に関して、以下に説明するように解決するこ
とができる。
抵抗化による動作速度の低下の問題については、スタッ
クゲートSG同士の間隔の狭いドレイン3側では、スペ
ース部分をシリコン酸化膜63で埋めて概ね平坦とする
ことにより、シリサイド膜62のステップカバレッジを
大幅に改善できる。また、ソース2側についても、段差
部脇にサイドウォール形状のシリコン酸化膜63を設け
テーパをつけることによりステップカバレッジが向上
し、選択ゲート6(ワードライン)の高抵抗化による動
作速度の低下の問題を解決することができる。
頼性低下の問題については、上記(1)と同様に、ドレ
イン3側ではスペース部分をシリコン酸化膜63で埋め
て概ね平坦とすることにより、また、ソース2側につい
ては段差部脇にサイドウォール形状のシリコン酸化膜6
3を設けテーパをつけることにより、シリサイド膜62
のステップカバー形状が滑らかになり、層間絶縁膜の埋
め込み不良による信頼性低下の問題を解決することがで
きる。
チング残によるショート不良の問題については、タング
ステンシリサイド膜62のステップカバーの形状は、ド
レイン3側では概ね平坦、ソース2側では順テーパとな
り、シリサイド膜62の逆テーパ形状に起因するフォト
リソグラフィ時のレジスト残、エッチング時のデポ物の
堆積によるエッチング残によるショート不良の問題を解
決することができる。
ジスト選択比低下による、パターン形状不良について
は、シリサイド膜62のステップカバーの形状がドレイ
ン3側では概ね平坦、ソース2側では順テーパとなりエ
ッチングする必要のある最大の厚さが、図1(b)に示
すように、従来に比べ大幅に薄くなっている。そのた
め、シリサイド膜62をエッチングする時間を大幅に短
縮することが可能になる。一方、ポリシリコン膜61の
段差は従来と同じである、また、タングステンシリサイ
ド膜62のエッチング時にはポリシリコン膜61もエッ
チングされることから、タングステンシリサイド膜62
のエッチング時間を短縮した分ポリシリコン膜61のエ
ッチング時間は長くする必要が生じる。しかし、ポリシ
リコン膜61のエッチングでは、レジストとの選択比が
非常に高いため、レジスト消失の問題が生じることはな
く、パターン形状不良の問題を解決することができる。
選択比低下による、基板掘れについては、上述した
(4)と同様に、タングステンシリサイド膜62をエッ
チングする必要のある最大の厚さが、従来に比べ大幅に
薄くなるため、タングステンシリサイド膜62をエッチ
ングする時間を大幅に短縮できる。そのため、タングス
テンシリサイド膜62のエッチング時には下地酸化膜は
ほとんど露出しないか、露出するにしても僅かな時間で
ある。一方、ポリシリコン膜61のエッチング時では、
タングステンシリサイド膜62のエッチングに比べ、対
酸化膜選択比が高いため、下地酸化膜の消失及び基板掘
れの問題を解決することができる。
1上のスタックゲートSG段差間のスペースをシリコン
酸化膜63で埋めて平坦化した例であるが、この膜はシ
リコン酸化膜に限ったものではなく、シリコン窒化膜や
その他の膜でも、いっこうに構わない。但し、シリコン
酸化膜はプロセス的にこなれていること、ポリシリコン
に対して選択エッチングが可能であること、十分な耐熱
性があること、応力も大きくないなどから、望ましい材
料の一つである。
の構造を実現するための製造方法を図2ないし図9に基
づいて説明する。
択酸化法により素子分離のためのフィールド酸化膜7を
形成し、続いてゲート酸化膜12を熱酸化により8nm
の厚さ成長させた後、浮遊ゲート4となるリンドープの
ポリシリコン1をLP−CVD法により堆積する。次に
チャネル幅方向で浮遊ゲートを分離するために、フォト
リソグラフィ及びエッチングによりストライプ状にパタ
ーニングする(図2参照)。
縁のために、まず浮遊ゲート4となるポリシリコンの表
面に熱酸化法により酸化膜を10nm成長させ、続いて
LP−CVD法により窒化膜を15nm堆積し、最後に
この窒化膜の表面の5nm程を熱酸化により酸化膜とし
て、ONO膜13を形成する。次に、制御ゲート5とな
るリンドープのポリシリコンをLP−CDV法にて15
0nm堆積、続いてLP−CVD法にて制御ゲート上の
絶縁膜となる150nmのHTO膜14を堆積する。そ
の後、フォトリソグラフィにて制御ゲート5のパターン
のレジストを形成した後、これを同一のマスクとしてH
TO膜14、制御ゲート5となるポリシリコン膜、ON
O膜13、浮遊ゲート4となるポリシリコン膜をエッチ
ングし、スタックゲートSGを形成する(図3参照)。
TO膜14を形成する。続いて、ソース側のチャネル領
域上と制御ゲート5の半分ほど覆うように、レジストマ
スク31を形成し、ソース領域とドレイン領域に砒素イ
オンを注入エネルギー50KeV、ドーズ量5×1015
cm-3の条件で注入する(図4(a)、(b)参照)。
HTO膜14上に、LP−CVD法により、400nm
のシリコン窒化膜を、続いて400nmのHTO膜を形
成する。先に、デポジションしたシリコン窒化膜をスト
ッパーとして一番上のHTO膜をエッチバックし、次に
下の酸化膜をストッパーとして窒化膜をエッチバック
し、次にこの窒化膜をマスクにして希フッ酸により酸化
膜をエッチングして、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜
の積層からなる絶縁膜のサイドウォール15を形成する
(図5参照)。
ゲート酸化膜11を熱酸化により成長させた後に、LP
−CVD法により選択ゲートの一部となる150nmの
リンドープのポリシリコン膜61を堆積する(図6参
照)。
技術と同様である。次に、本実施の形態においては、L
P−CVD法により、HTO膜63を400nm堆積す
る。このとき、制御ゲートの段のうち、間隔の狭いドレ
イン3側の段差はHTO膜63で完全に埋め込まれる
(図7参照)。
る。このとき、HTO膜63のエッチングは下地のポリ
シリコンに対して高選択比でエッチングでき、通常行っ
ているように、プラズマ発光により終点検知することに
よりエッチバックを制御よく行うことができる(図8参
照)。
イドとしてタングステンシリサイド膜62を100nm
堆積させ(図9参照)、フォトリソグラフィによりレジ
ストパターン形成した後、同一マスクでタングステンシ
リサイド膜62、酸化膜63、ポリシリコン膜61を順
次エッチングして選択ゲート6を形成する。後の工程
は、従来と同様に層間絶縁膜の堆積、コンタクトホール
形成、金属配線形成等を経て半導体不揮発性記憶装置が
完成する。
す。選択ゲート6のうちのポリシリコン層61までは上
記の図2ないし図9に示す実施の形態と同様である。図
2ないし図9に示す実施の形態では、隣り合うスタック
ゲートSG間のスペースのうちソース2側については、
サイドウォール形状のシリコン酸化膜63が設けられて
いてスペースの中央付近ではポリシリコン膜61とタン
グステンシリサイド膜62が接している。これに対し、
この実施の形態においては、スタックゲートSG間のス
ペースの全ての部分にシリコン酸化膜等、ポリシリコン
でも高融点金属シリサイドでもない他の種類の膜63が
埋め込まれている。そして、ポリシリコン膜61とタン
グステンシリサイド膜62はスタックゲートSG段差の
上部付近で接するようになっている。このことにより、
ステップカバー形状の改善のみならず、絶対段差の低減
も実現しており、選択ゲート6のフォトリソグラフィ工
程において、より微細なパターン形成が可能となる。
シリコン膜61とタングステンシリサイド膜62間の一
部を埋める膜63を形成するとき、より広いソース2側
のスペースも埋め込むように、堆積時の膜厚を厚くする
か、膜の少なくとも一部をスピンオングラス・O3−T
EOS CDV膜等デポジション形状がフロー形状とな
るような膜を堆積するか、又は膜を堆積後熱処理により
リフローさせた後、エッチバックを行えばよい。
異なる実施の形態を示す。
では、図2ないし図9に示す実施の形態の製造方法と同
じであり、そのときの様子を図11に示す。続いて、H
TO膜を300nm堆積した後、フォトリソグラフィ及
びエッチングによりスタックゲートSG間隔の広いソー
ス2側のスペース部分の一部に選択的にHTO膜63a
を残す(図12参照)。
m堆積して、段差部分を埋め込む(図13参照)。続い
て、HTO膜63をエッチバックすることにより、スタ
ックゲートSGの上部において、ポリシリコン膜61を
露出させる。後は、第1の実施の形態の製造方法と同様
に、CVD法によりタングステンシリサイド膜62を1
00nm堆積させ(図14参照)、フォトリソグラフィ
によりレジストパターン形成した後、同一マスクでタン
グステンシリサイド膜62、酸化膜63a、63、ポリ
シリコン膜61を順次エッチングして選択ゲート6を形
成する。後の工程は、従来と同様に層間絶縁膜の堆積、
コンタクトホール形成、金属配線形成等を経て半導体不
揮発性記憶装置が完成する。
隔の広いソース3側のスペース部分において、より段差
を低減することができ、選択ゲート6のフォトリソグラ
フィ工程において、より微細なパターン形成が可能とな
る。
不揮発性記憶装置においては、高融点金属シリサイドの
ステップカバー形状が改善しているので、選択ゲートの
高抵抗化による動作速度の低下、層間絶縁膜の埋め込み
不良による信頼性低下、選択ゲートエッチング時のエッ
チング残によるショート不良、選択ゲートエッチング時
の対レジスト選択比低下によるパターン形状不良、並び
に選択ゲートエッチング時の対酸化膜選択比低下による
基板掘れを招くことなく、デザインルールの縮小が可能
となり、低コスト化、高性能化を図ることができる。
シリサイドの間の一部を埋める膜として、プロセス的に
こなれていて、ポリシリコンに対して選択エッチングが
可能であり、十分な耐熱性があるシリコン酸化膜を用い
ることにより、半導体不揮発性記憶装置をより安定的に
つくる事が可能になる。
のすべての部分に、ポリシリコン及び高融点シリサイド
と異なる種類の膜を形成することで、選択ゲートの絶対
段差が低減され、より微細な、パターン形成が可能とな
る。
の製造方法によれば、選択ゲートのポリシリコンのスタ
ックゲート段差部分に精度よく膜を形成することができ
る。
と異なる種類の膜を、浮遊ゲートと積層ゲートの積層部
分間の一部に選択的に形成した後、再度ポリシリコン及
び高融点金属シリサイドとは異なる種類の膜を全面に成
膜し、全面エッチバックすることにより形成すれば、選
択ゲートの絶対段差をより低減することが可能となり、
より微細な、パターン形成が可能となる。
施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA
−A’線断面図である。
の実施の形態を工程別に示す上面図である。
の実施の形態を工程別に示す断面図である。
の実施の形態を工程別に示し、(a)は上面図、(b)
は(a)のA−A’線断面図である。
の実施の形態を工程別に示す断面図である。
の実施の形態を工程別に示す断面図である。
の実施の形態を工程別に示す断面図である。
の実施の形態を工程別に示す断面図である。
の実施の形態を工程別に示す断面図である。
法の他の実施の形態を示す断面図である。
法の更に異なる実施の形態を工程別に示す断面図であ
る。
法の更に異なる実施の形態を工程別に示す断面図であ
る。
法の更に異なる実施の形態を工程別に示す断面図であ
る。
法の更に異なる実施の形態を工程別に示す断面図であ
る。
ある。
置した様子を示し、(a)は上面図、(b)は同図のA
−A’線断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板表面にソース領域とドレイン
領域が形成され、ソース領域とドレイン領域間に2つの
チャネル領域を有し、ドレイン側のチャネル領域上にゲ
ート酸化膜を介して浮遊ゲートが設けられ、当該浮遊ゲ
ート上には絶縁膜を介して制御ゲートが設けられ、チャ
ネル長方向に延びたライン状の選択ゲートがソース側の
チャネル領域上を絶縁膜を介して覆うと共に、絶縁膜を
介して前記浮遊ゲートと制御ゲート上を覆うように形成
され、複数のセルで共通となっている半導体不揮発性記
憶装置において、前記選択ゲートはポリシリコンと高融
点金属シリサイドが積層して形成され、前記選択ゲート
間に形成される段差のポリシリコンと高融点金属シリサ
イドの間に、当該ポリシリコン及び高融点金属シリサイ
ドとは異なる種類の膜が部分的に形成されていることを
特徴とする半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項2】 前記選択ゲートのポリシリコン上であっ
て、前記制御ゲート間によってつくられる段差の底面部
分の全ての部分に、前記ポリシリコン及び高融点金属シ
リサイドとは異なる種類の膜が形成されていることを特
徴とする半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項3】 前記ポリシリコン及び高融点金属シリサ
イドとは異なる種類の膜が、シリコン酸化膜であること
を特徴とする請求項1または2に記載の半導体不揮発性
記憶装置。 - 【請求項4】 半導体基板表面にソース領域とドレイン
領域が形成され、ソース領域とドレイン領域間に2つの
チャネル領域を有し、ドレイン側のチャネル領域上にゲ
ート酸化膜を介して浮遊ゲートが設けられ、当該浮遊ゲ
ート上には絶縁膜を介して制御ゲートが設けられ、チャ
ネル長方向に延びたライン状の選択ゲートがソース側の
チャネル領域上を絶縁膜を介して覆うと共に、絶縁膜を
介して前記浮遊ゲートと制御ゲート上を覆うように形成
され、複数のセルで共通となっている半導体不揮発性記
憶装置の製造方法において、前記選択ゲートとなるポリ
シリコン層を成膜した後、ポリシリコン及び高融点金属
シリサイドとは異なる種類の膜を成膜し、その膜を全面
エッチバックした後、高融点金属シリサイド膜を形成す
る工程を備えたことを特徴とする半導体不揮発性記憶装
置の製造方法。 - 【請求項5】 前記ポリシリコン及び高融点金属シリサ
イドとは異なる種類の膜を前記浮遊ゲートと制御ゲート
の積層部分間の一部に選択的に形成した後、再度前記ポ
リシリコン及び高融点金属シリサイドとは異なる種類の
膜を全面に成膜し、全面エッチバックすることにより形
成されることを特徴とする請求項4に記載の半導体不揮
発性記憶装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199899A JPH1050867A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199899A JPH1050867A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1050867A true JPH1050867A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16415460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8199899A Pending JPH1050867A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1050867A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001196479A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-19 | Hyundai Electronics Ind Co Ltd | フラッシュメモリ素子の製造方法 |
KR100390953B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2003-07-10 | 주식회사 하이닉스반도체 | 플래쉬 메모리 소자의 제조 방법 |
JP2009290199A (ja) | 2008-04-18 | 2009-12-10 | Macronix Internatl Co Ltd | ポリ間電荷トラップ構造体を有する浮遊ゲートメモリ素子 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8199899A patent/JPH1050867A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001196479A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-19 | Hyundai Electronics Ind Co Ltd | フラッシュメモリ素子の製造方法 |
KR100390953B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2003-07-10 | 주식회사 하이닉스반도체 | 플래쉬 메모리 소자의 제조 방법 |
JP2009290199A (ja) | 2008-04-18 | 2009-12-10 | Macronix Internatl Co Ltd | ポリ間電荷トラップ構造体を有する浮遊ゲートメモリ素子 |
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