JPH10507180A - Tc又はreで放射性標識されたソマトスタチン類似体 - Google Patents

Tc又はreで放射性標識されたソマトスタチン類似体

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JPH10507180A JP8512813A JP51281396A JPH10507180A JP H10507180 A JPH10507180 A JP H10507180A JP 8512813 A JP8512813 A JP 8512813A JP 51281396 A JP51281396 A JP 51281396A JP H10507180 A JPH10507180 A JP H10507180A
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Abstract

(57)【要約】 テクネチウム又はレニウム放射性核種で標識されたキレート−ヘキサペプチド錯体は、ソマトスタチン受容体を有する腫瘍の選択的検出又は治療に有用である。特に、式(I)(式中、R3は本明細書に定義の通りである)のヘキサペプチドは、N32キレートに結合し得且つ放射性核種で標識し得る。得られた錯体は、ある種の腫瘍のラジオイメージング剤として又は治療用放射性医薬品として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 TC又はREで放射性標識されたソマトスタチン類似体 発明の背景 過去数年間に、種々のヒト腫瘍、例えば、下垂体腫瘍、神経内分泌系腫瘍、乳 房腫瘍、胃腸膵腫瘍及びそれらの転移部においてソマトスタチン受容体が高発現 することが証明された。それらの腫瘍のうちには、慣用の診断法では正確な位置 がつきとめにくい小型又は遅増殖性腫瘍が含まれている。 ソマトスタチン受容体のin vitro視覚化は、放射性ヨウ素化ソマトス タチン類似体、例えば、[125I−Tyr11]ソマトスタチン−14〔Tayl or,J.E.ら,Life Science(1988)43:421〕、又 は[125I]204−090とも称される[125I−Tyr3]SMS 201−9 95〔Reubi,J.C.ら,Brain Res.(1987)406:8 91;Reubi,J.C.ら,J.Clin.Endocr.Metab.( 1987)65:1127;Reubi,J.C.ら,Cancer Res. (1987)47:551;Reubi,J.C.ら,Cancer Res. (1987) 47:5758〕を用いた腫瘍組織のオートラジオグラフィーにより行われてき た。 ソマトスタチンペプチドのなかには治療用又はin vivo診断用に有用な ものもあるが、医療に一般に用いられている放射性アイソタイプの全てがキレー ト化又は標識しやすいものであったわけではない。発明の要旨 本発明によれば、合成ヘキサペプチドは、テクニチウム又はレニウムのような 検出可能成分に対する少なくとも1個のキレート化基を保有する二官能リガンド によりキレート化され、さらに、該キレート化は比較的温和な条件下に行われる 。 本発明に有用な合成ヘキサペプチドは、Tet.Letters,第32巻: 36,4675−4678ページ(1991)に開示されているものである。以 下の化合物が最も有用である: 〔式中、R3は、水素か、又は、t−ブトキシカルボニル(t−boc)、フル オレニルメトキシカルボニル(Fmoc)及びイソニコチニルオキシカルボニル (i−Noc)からなる群から選択されるアミノ保護基である〕。 この化合物は、適切な結合部位に結合し得ると共に、放射性核種に結合し得る キレート基を含むという希有な性質を有している。Tc−m99、In−111 、Re−186又はRe−188のような金属同位体は、イメージングに関して は、標準的なハロゲン同位体(I−123、I−131、I−125)より実質 的に優れているが、該金属同位体は、該ハロゲン同位体に比べてはるかにペプチ ドやタンパク質に結合しにくい。 合成ヘキサペプチドは、別発明(1994年10月13日出願のAttorn ey Docket 19215,米特許出願第08/322,881号)である N32キレート群によりキレート化し得る。このN32キレート(又はリガンド )群は、以下の構造: 〔式中、Rは、水素、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、又は低級アル キルカルボキシル(ここで、低級アルキルは1〜4個の炭素原子を有する)であ り; R1は、水素、p−低級アルキルオキシル(1〜4個の炭素原子)ベンジル( 例えばp−メトキシルベンジル、トリチル)のような適当な保護基であるか、あ るいは、R1とR1が結合して、2つの「S」基間で結合を形成し; R2は、 であってよい遊離アミノ又はイソチオシアナート基であり; n又はmは独立に、1〜4の整数である〕 を有する。 これらのリガンドは、R1とR1が結合してジスルフィド結合を形成する環状ア プローチか、又はR1及びR1が水素若しくは保護基である場合開鎖アプローチを 用いて作成する。 環状アプローチでは、低級アルカノールのような適当な溶媒中還流下に、トリ ス(2−アミノエチル)アミンと適切なジチオ−ジアルデヒドとを反応させる。 場合によってその後で、環状アミンを第2級アミン基上で反応させて所望のR基 を得、次いで、トリエチルアミン及びジクロロメタン中で適切なN−ヒドロキシ スクシンイミドエステルと反応させて、R2がアミノ基である化合物を得、場合 によってその後で、チオホスゲンと反応させて、対応イソチオシアナート誘導体 を得る。 開鎖アプローチは、還流下に、ジエチレントリアミンを、順次、無水フタル酸 、p−ニトロベンジルブロミド及び6N HClと反応させて、適切なN′−( 4−ニトロベンジル)−ビス−(2′−フタルイミドエチル)アミンを得、次い で、これにペンダント封鎖基を結合させ、所望ならその後で、アミノ基と反応さ せイソチオシアナートにするも のである。 次いで、N32リガンドを、メタノール性溶液中でグルコヘプトナート試薬( 市販されている)のような放射性同位体と反応させ、40−80℃で1〜4時間 加熱することにより、適切な放射性同位体で標識し得る。あるいは、N32リガ ンドを適切なペプチド又はタンパク質と結合させ、次いで類似の手順を用いて放 射性標識してもよい。 従って、N32リガンドは、標識後にラジオイメージング剤として又は適切な 腫瘍を治療するための放射性医薬品として有用である。最初にリガンドをペプチ ド又はタンパク質と結合させる場合、ペプチド又はタンパク質のアミノ基と反応 させるために、先ずR2にイソチオシアナート基を導入し、その後で、適切な放 射性標識物質でキレート化する。 先に述べたように、リガンドを、所望の合成ヘキサペプチド、好ましくは: と結合させる。 好ましい放射性同位体は、レニウム又はテクネチウムのうちの1種、好ましく は、それぞれ、Re−186又はTc−m99である。 いかなる検出可能成分であってもよい他の放射性同位体を用いてもよい。検出 可能成分とは、治療法又はin vivo診断法で検出可能な特性を示す任意の 成分、好ましくは、金属イオン、例えば、検出可能な放射線を放出する金属イオ ンか又はNMR緩和特性に影響を与え得る金属イオンを意味する。 適当な検出可能金属イオンには、例えば、CATスキャン(コンピューター体 軸断層撮影法)に用いられるような、重金属成分又は希土類金属イオン、常磁性 金属イオン、例えば、Gd3+、Fe3+、Mn2+及びCr2+、蛍光金属イオン、例 えば、Eu3+、及び放射性核種、例えば、γ線放出放射性核種、β線放出放射性 核種、α線放出放射性核種、ポジトロン放出放射性核種(例えば、68Ga)が含 まれる。 本発明の化合物は、標準テストにより示されるように、常磁性金属イオン、γ 線放出金属イオン又はポジトロン放出放射性核種との錯体を形成する場合には、 例えば、特定 の(ペプチド)受容体陽性腫瘍及びその転移部を視覚化するためのイメージング 剤として、また、α線若しくはβ線放射性核種との錯体を形成する場合には、( ペプチド)受容体陽性腫瘍及びその転移部のin vivo治療用の放射性医薬 品として有用である。 ラジオイメージングする器官又は系に特異的な放射性同位体を選択する。例え ば、過去数年間に、種々のヒト腫瘍、例えば、下垂体腫瘍、中枢神経系腫瘍、乳 房腫瘍、胃腸膵腫瘍及びそれらの転移部においてソマトスタチン受容体が高発現 することが証明された。それらの腫瘍のうちには、慣用の診断法では正確な位置 がつきとめにくい小型又は遅増殖性腫瘍が含まれているが、ソマストスタチンの in vitro視覚化は、放射性ヨウ素化ソマトスタチン類似体を用いた腫瘍 組織のオートラジオグラフィーによって行われてきた。 イメージング剤として用いる場合、本発明の化合物は、非経口的に、好ましく は静脈内に、例えば注射用溶剤又は懸濁剤の形態で、好ましくは一回の注射で投 与し得る。適切な用量は、例えば、的確なキレート化リガンド及び用いられる検 出可能成分、例えば放射性核種のタイプに応じて 異なるのは勿論である。注射に適当な用量は、当業界では公知のフォトスキャン 手順によりイメージングし得る範囲である。0.1〜50mCi、好ましくは0 .1〜30mCi、より好ましくは0.1〜20mCiの放射能を有する用量で 投与するのが有利であろう。望ましい用量範囲は、用いられるγ線放出放射性核 種に応じて、0.1〜50mCi、好ましくは0.1〜30mCi、例えば、3 〜15mCiのγ線放出放射性核種で標識した化合物1〜200μgであろう。 腫瘍形成部位に該化合物が豊富であるかどうかは、対応するイメージング法に 従い、例えば、それぞれ好ましくはコンピューター支援された、スキャナー、γ 線カメラ、回転式γ線カメラ;PETスキャナー(ポジトロン放出断層撮影); MRI装置又はCATスキャン装置のような核医学イメージング器具を用いて調 べることができる。 本発明の化合物は、ペプチド受容体陽性腫瘍及びその転移部のin vivo 治療を要する患者の治療にも用い得、該治療は、該患者に、治療上有効量の該化 合物を投与することを含む。 本発明の治療法を実施する際に用いられる用量は、例え ば、治療すべき特定の症状、例えば、腫瘍の大きさ、用いられる特定の化合物、 例えば、腫瘍における該化合物の半減期、並びに、所望の療法に応じて異なるこ とは勿論である。一般に、該用量は、各器官に対する放射能分布及び検出された 標的の取り込み量に基づいて計算する。例えば、該化合物は、1日当たり、体重 1kgにつき、0.1〜3mCi、例えば、1〜3mCi、好ましくは、1〜1 .5mCiの放射能を有する用量範囲で投与し得る。1日当たりの望ましい用量 範囲は、体重1kgにつき、0.1〜3mCi、例えば、0.1〜1.5mCi のα線又はβ線放出放射性核種で標識されたリガンド1〜200μgであり、該 用量を1日に4回までの用量に分割して投与するのが便宜的である。 これらの化合物は、慣用の経路で、特に非経口的に、例えば、注射用溶剤又は 懸濁剤の形態で投与し得る。該化合物は、注入、例えば、30〜60分かけた注 入により投与するのも有利である。腫瘍が形成された部位によっては、該化合物 を、腫瘍部位のできるだけ近くに、例えば、カテーテルを介して投与し得る。投 与モードは、用いられる化合物の解離速度及び分泌速度に応じて選択し得る。 これらの化合物は、遊離形態でも、慣用的に製造し得且つ遊離化合物と同程度 の活性を示す塩のような医薬上許容し得る形態でも投与し得る。 本発明の方法に用いる化合物は、患者に投与する直前に調剤するのが好ましい 。即ち、所望の検出可能な金属イオン、特に、所望のα線、β線又はγ線放射性 核種による放射性標識を投与の直前に実施する。 さらに、該化合物は、下垂体、胃腸膵、中枢神経系、乳房、前立腺、卵巣又は 結腸の腫瘍、小型細胞肺ガン、パラガングリオーマ、神経芽腫、褐色細胞腫、髄 様甲状腺ガン、骨髄腫などやその転移部、またリンパ腫のような腫瘍のイメージ ング又は治療に適している。 本発明は、他の態様により、 (i)遊離形態若しくは医薬上許容し得る塩形態の本発明の放射性標識化合物と 共に、1腫以上の医薬上許容し得る担体若しくは希釈剤を含む医薬組成物;又は (ii)遊離形態若しくは医薬上許容し得る塩形態の本発明のキレート−ペプチド 化合物と共に、1腫以上の医薬上許容し得る担体若しくは希釈剤を含む医薬組成 物 を提供する。 そのような組成物は慣用的に製造し得る。 本発明の組成物は、キレート−ペプチド化合物と金属イオンの混合についての 説明書、及び得られた放射性標識化合物の投与についての説明書を添えた別々の パッケージとして提供し得る。該組成物は、ツインパック形態、即ち、別々の単 位用量のリガンドと検出可能な金属イオンとを含む1つのパッケージとして、両 成分の混合及び得られた生成物の投与についての説明書を添えて提供してもよい 。該単位剤形は希釈剤又は担体を含んでいてもよい。 実験 材料及び方法 :特に断りのない限り、全ての反応は、オーブン乾燥したフラスコ 中、アルゴン雰囲気下に、室温で、磁気攪拌しながら実施した。有機溶媒は、抽 出後にMgSO4で脱水、濾過し、ロータリーエバポレーター上で減圧下に除去 した。試薬用溶媒、出発物質及び重水素化溶媒は、Aldrich Chemi cal Co.(Milwaukee,WI)から購入し、それ以上精製せずに 用いた。 Bruker Model AM 500、AM 400、及びAM 300で1H NMRスペクトルを得た。試料をCDCl3、MeOD4又はDMSO−d6に溶 解し、内部 基準として溶媒即ちテトラメチルシラン共鳴を用い、化学シフトはδ値で表した 。多重度は、s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)及びm (多重項)として表す。共鳴線の相対ピーク高は多重度に従って整数で表す。13 C NMRスペクトルは、75.5MHz(7)Bruker AM−300分光計 で記録し、各炭素原子の置換度は、完全デカップリング及びDEPT構成135 °パルス系列実験により測定した。13Cの場合、炭素及びプロトン信号は、ヘテ ロ相互作用実験により決定した。 赤外(IR)スペクトル(溶液セル−溶媒としてCDCl3)をPerkin Elmer 681赤外スペクトル分光光度計で記録した。融点は、Thoma s Hoover毛管融点測定装置で測定したが、補正はしていない。質量分析 (MS)は、Finnigan 4500単一四重極質量分析計を用い、CI( メタンガス)又はFABモードで記録し、Oneida Research Se rvices,Inc.(Whitesboro,NY)に従って行った。フラ ッシュクロマトグラフィーは、固定相としてMerck シリカゲル60(23 0−400メッシュ)を用い、以下の溶媒:メタノール(M)、塩化メチレン( C)、 水酸化アンモニウム(H)を用い、実質的に文献1に記載のように実施した。第1部32キレートへの環状アプローチ 32−イソチオシアナート(11)TPPBIの合成 3,3,13,13−テトラメチル−1,2−ジチア−5,8,11−トリアザ シクロトリデカン−8−イル−エタンアミン(4) 丸底フラスコに、トリス(2−アミノエチル)−アミン()(989mg, 6.76mmol)、参考文献(2b)に従って調製したα,α′−ジチオジイ ソブチルアルデヒド()(1,380mg,6.69mmol)及びエタノー ル(200ml)を装入した。混合物を室温で1.5時間攪拌し、次いで、3時 間還流させた。冷却後、揮発性物質を真空除去して、ガラス固体として粗ジイミ ンを得た。ジイミン1H NMR分析により、7.58ppmに集中した3 つの単重項(17:67:17)を得、イミンの形成を確認した。 還流エタノール(200ml)中の粗ジイミンに、ホ ウ水素化ナトリウム(1.346g,35.58mmol)を2部にわけ、3. 5時間かけて加えた。反応混合物を合計17時間還流させ、アセトン(100m l)を加えて、過剰な試薬を破壊した。冷却後、溶媒を真空除去し、水を加え、 生成物を5%MeOH/CH2Cl2で抽出した。有機層を脱水(MgSO4)、 濾過、真空濃縮して、黄色油状物を得た。該油状物を、82.5% C/15. 0% M/2.5% Hを用いるフラッシュクロマトグラフィーにかけ、薄黄色の 粘性油状物としてアミン(1.268g,収率59.5%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ2.83(t,J=5.9Hz,2H,N−C H2CH2−NH2),2.72(s,4H,2N−CH2−C−S),2.70( m,4H,2N−CH2CH2−NH),2.58(m,4H,2N−CH2−C H2−NH),2.50(t,J=5.9Hz,2H,N−CH2CH2−NH2) ,1.73(広幅s,4H,4NH),1.33(s,12H,4CH3−C− S)ppm。13C NMR(CDCl3中):59.2(t,2NH−CH2−C −S),56.6(t,N−CH2CH2−NH2),54.5(t,2N−CH2 CH2−NH), 50.5(s,2CH3−C−S),47.4(t,2N−CH2CH2−NH) ,39.6(t,N−CH2CH2−NH2),27.4(q,4CH3−C−S) ppm。MS(m/z,CI):321(100,M++1)。IR(CDCl3 ):3350,2940,2820,1455,1360,1120cm-1。 3,3,13,13−テトラメチル−1,2−ジチア−5,8,11−トリアザ シクロトリデカン−8−イル−(2′−N−フタロイル)−エタンアミン(5) 丸底フラスコに、アミン(111.2mg,0.347mmol)、N−カ ルボエトキシフタルイミド(108.3mg,0.494mmol)及びジクロ ロメタン(10ml)を装入した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、溶媒を真 空除去した。残渣を、90% C/9.5% M/0.5% Hを用いるフラッシ ュクロマトグラフィーにかけ、黄色っぽい油状物としてフタレート(119. 2mg,76.3%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.86(m,2H,H2及びH5−Ar),7 .71(m,2H,H3及びH4− Ar),3.84(t,J=6.4Hz,2H,N−CH2CH2−NPhth) ,2.81(t,J=6.4Hz,2H,N−CH2CH2−NPhth),2. 69(m,4H,2N−CH2CH2−NH),2.66(m,4H,2N−CH2 CH2−NH),2.59(s,4H,2N−CH2−C−S),1.87(広 幅m,2H,2NH),1.23(s,12H,4CH3−C−S)ppm。13 C NMR(CDCl3中):168.1(s,2CO),133.7(d,C3 及びC4−Ar),131.9(s,C1及びC6−Ar),123.3(d,C2 及びC5−Ar),58.7(t,2NH−CH2−C−S),53.9(t,2 N−CH2CH2−NH),52.8(t,N−CH2CH2−NPhth),50 .2(s,2CH3−C−S),47.6(t,2N−CH2CH2−NH),3 5.8(t,N−CH2CH2−NPhth),27.3(q,4CH3−C−S )ppm。MS(m/z,CI):451(100,M++1)。IR(CDC l3):3400,2950,2810,1770,1705,1465,13 95cm-1。 3,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1,2−ジチア−5,8,11 −トリアザシクロトリデカン−8−イル−エタンアミン(7) 丸底フラスコに、フタレート(775.7mg,1.72mmol)、ギ酸 (10ml,265mmol)及びホルムアルデヒド(水中37重量%,15m l,200mmol)を装入した。反応混合物を20時間還流させ、次いで、冷 却し、溶媒を真空除去した。固体残渣に10%KOH溶液を加え、化合物を5% MeOH/CH2Cl2で抽出した。有機溶媒を脱水(MgSO4)、濾過、真空 濃縮して、粘性油状物として粗なを得た。 丸底フラスコに、粗、ヒドラジン一水和物(1ml,20.6mmol)及 びエタノール(40ml)を加えた。反応混合物を20時間還流させ、次いで冷 却した。溶媒を真空除去し、水を加え、残渣を5%MeOH/CH2Cl2で抽出 した。有機溶媒を脱水(MgSO4)、濾過、真空濃縮して、黄色っぽい粘性油 状物を得た。粗生成物を、80% C/19.5% M/1.0% Hを用いるフ ラッシュクロマトグラフィーにかけ、薄黄色の油状物としてジメチルテトラアミ ン(375mg,からの全収率62. 4%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ2.78(t,J=5.9Hz,2H,N−C H2CH2−NH2),2.72(t,J=5.5Hz,4H,2N−CH2CH2 −NCH3),2.63(s,4H,2N−CH2−C−S),2.60(t,J =5.5Hz,4H,2N−CH2CH2−NCH3),2.42(t,J=5. 9Hz,2H,N−CH2CH2−NH2),2.36(s,6H,2NCH3), 1.77(広幅s,2H,NH2),1.28(s,12H,4CH3−C−S) ppm。13C NMR(CDCl3中):67.2(t,2N−CH2−C−S) ,57.9(t,2N−CH2CH2−NCH3),55.6(t,N−CH2CH2 −NH2),52.1(t,2N−CH2CH2−NCH3),51.3(s,2 CH3−C−S),45.1(q,2NCH3),39.5(t,N−CH2CH2 −NH2),27.4(q,4CH3−C−S)ppm。MS(m/z,CI): 349(100,M++1)。IR(CDCl3):2960,2800,145 5,1355,1310,1100cm-1。 4−アミノ−N−[2−(3,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1, 2−ジチア−5,8,11−トリアザシクロ−トリデカン−8−イル)エチル] ベンズアミド(10) 丸底フラスコに、ジメチルテトラアミン(514.9mg,1.48mmo l)、tBoc−p−アミノベンゾイル N−ヒドロキシスクシンイミドエステ ル()(493.8mg,1.48mmol,参考文献3に従って調製)、ト リエチルアミン(0.21ml,1.51mmol)及びジクロロメタン(40 ml)を装入した。反応混合物を室温で12時間攪拌し、溶媒を真空除去して、 粗なを得た。 丸底フラスコに、粗、ジクロロメタン(10ml)及びトリフルオロ酢酸( 10ml)を加え、得られた混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を真空除去し 、残渣を、94.5% C/5.0% M/0.5% Hを用いるフラッシュクロ マトグラフィーにかけて精製し、黄白色の固体としてアニリン10(345.8 mg,ジメチルテトラアミンからの全収率50.8%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.65(d,J=8. 6Hz,2H,H2及びH6−Ar),6.87(広幅s,1H,NH−CO), 6.67(d,J=8.6Hz,2H,H3及びH5−Ar),3.95(s,2 H,NH2),3.49(t,J=5.4Hz,2H,N−CH2CH2−NCO ),2.74(m,4H,2N−CH2CH2−NCH3),2.65(m,4H ,2N−CH2CH2−NCH3),2.61(s,4H,2N−CH2−C−S) ,2.53(t,J=5.4Hz,2H,N−CH2CH2−NCO),2.30 (s,6H,2NCH3),1.29(s,12H,4CH3−C−S)ppm。13 C NMR(CDCl3中):167.1(s,NHCO),149.6(s, C1−Ar),128.6(d,C3及びC5−Ar),123.9(s,C4−A r),113.9(d,C2及びC6−Ar),67.2(t,N−CH2−C− S),57.6(t,2N−CH2CH2−NCH3),53.7(t,N−CH2 CH2−NHCO),53.4(s,2CH3−C−S),51.4(t,2N− CH2CH2−NCH3),45.0(q,2NCH3),37.0(t,N−CH2 CH2−NHCO),27.2(q,4CH3−C−S)ppm。MS(m/z ,FAB):468.2(100,M+ +1)。IR(CDCl3):3405,2960,2800,1620,14 95,1280,1100,835cm-1。 4−イソチオシアナート−N−[2−(3,3,5,11,13,13−ヘキサ メチル−1,2−ジチア−5,8,11−トリアザシクロトリデカン−8−イル )エチル]ベンズアミド(11)[TPPBI] アニリン10(53.3mg,0.114mmol)及びジクロロメタン(5 ml)を含有する丸底フラスコに、ジクロロメタン中のチオホスゲン(0.60 ml,0.120mmol)の0.2007M溶液を加えた。不均一反応混合物 を室温で1時間攪拌し、溶媒を真空除去して、赤みがかった固体としてイソチオ シアナート11(67.8mg,116%)を得た。1 H NMR(DMSO−d6中):δ8.88(広幅s,1H,NH−CO), 7.99(d,J=8.4Hz,2H,H2及びH6−Ar),7.54(d,J =8.4Hz,2H,H3及びH5−Ar),3.49(m,2H,N−CH2C H2−NCO),3.40(m,8H,2N−CH2 CH2−NCH3),3.01(s,4H,2N−CH2−C−S),2.89( s,6H,2NCH3),2.71(m,2H,N−CH2CH2−NCO),1 .45(s,12H,4CH3−C−S)ppm。MS(m/z,CI):51 0(100,M++1)。IR(CDCl3):3400,2960,2100, 1640,1600,1545,1500,1470,1300cm-1。 Somatoscan(Fmoc)TPPBI(13)の調製 5ml容量のReacti−Vial(Pierce)中で、重炭酸/リン酸 緩衝液(0.2M,pH8.2,100μl,調製直後)を加えながら、Som atoscan−Fmoc(12)[シクロ(Trp−Lys(Fmoc)−V al−Lys−NMe−Phe−Tyr)](1.97mg,1.515μmo l)、TPPBI(11)(8.4mg,16.495μmol)及びDMF( 400μl)を攪拌した。不均一溶液をHPLCでモニターし、室温で4時間撹 拌した。溶媒を真空除去し、残渣を1N HCl(300μl)とMeOH(1 00μl)に分配した。該溶液 を、30%→100%勾配のアセトニトリル:水(0.1%TFAを含む)を用 いるHPLC(Hamilton PRP−1 12−20μm分取カラム 25 0×21.5mm)に40分(流速12ml/分)かけて精製し、純粋Soma toscan(Fmoc)−TPPBI(13)(Rt=20.64分)を得た 。 MS(Electrospray,Hypermass)799.4(z=2) ;化合物の質量:計算値=1596.8;実測値=1597.8。第2部32キレートへの非環状アプローチ 非環状ジメルカプトアニシジンアリールイソチオシアナートの合成 開鎖N32−アリールイソチオシアナート(21)の合成ビス(2′−フタルイ ミドエチル)アミン(15) これは、参考文献4に従って調製した。 無水フタル酸(32g,0.22mol)を333mlの温クロロホルムに溶 解し、混合物を濾過してフタル酸* を除去した。クロロホルム(64ml)に溶解したジエチレントリアミン14( 7.97g,0.077mol)の溶液を、50℃の温度に維持した無水フタル 酸混合物にゆっくり(50分かけて)加えた。添加終了後、温度を110℃に上 げた。次いで、反応混合物を48時間攪拌し、ゆっくり濃縮した。次いで、濃縮 溶液を活性炭で処理した。減圧下に溶媒を蒸発させて、31.8gの黄色固体を 回収した。該固体を、順次、エーテル、エタノールですり砕き、次いで、塩化メ チレンに溶解した。塩化メチレン溶液を10%炭酸ナトリウム(3×500ml )、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱 水、濾過、減圧下に蒸発乾涸して、薄黄色の固体(14.47g,52%)を得 た。該生成物の一部(4.45g)を、溶離系として塩化メチレン、酢酸エチル 及びトリエチルアミン(79/20/1)を用いるフラッシュクロマトグラフィ ーにかけて精製し、2.798gのビス(フタルイミドエチル)アミン(15) を得た。* 6.96gのフタル酸を回収した。1 H NMR(CDCl3中):δ7.70(m,8H,H−Ar(phth)) ,3.77(t,J=6Hz,4H, −NH(−CH2−CH2−NPhth)2),2.95(t,J=6Hz,4H ,−NH(−CH2−CH2−NPhth)2),1.41(広幅,1H,−NH (−CH2−CH2−NPhth)2)ppm。IR(CDCl3/NaCl中): 3460(N−H,w,sec−アミン),2940−2820(C−H),1 770−1710(C=O,Phth),1465,1425,1390,13 60,1185,1035cm-1。MS(EI;m/z):363(0.4,M+ ),364(4,M++1),216(3,M+−Phth),204(18) ,203(100,M+−(Phth−CH2°)),174(57,Phth− CH2−CH2 +),160(5),147(6),130(12)、56(6) 。 N′−(4−ニトロベンジル)ビス(2′−フタルイミドエチル)アミン(16 (参考文献4参照)250ml容量の丸底フラスコ中で、水酸化カリウム(1 .6g,28mmol)を温エタノール(100ml)に溶解した。該エタノー ル性溶液に、ビス(2′−フタルイミドエチル)アミン(15)(10. 02g,28mmol)を加えた。溶液を磁気攪拌し、2時間半還流させた後、 p−ニトロベンジルブロミド(5.95g,28mmol;1当量)を加えた。 反応混合物をさらに16時間加熱還流させ、次いで、温濾過した。得られた固体 を無水エタノールで洗浄し、真空乾燥して、7.441g(54%)の白色固体 (p−ニトロベンジルビスフタルイミド)を得た。濾液を減圧下に蒸発させて、 8.19gの黄色固体を得た。この残渣を、溶離剤として塩化メチレン−メタノ ール(98/2)系を用いるフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル:40 0g)にかけて精製し、3.13g(23%)の所望生成物を得た。アルキル化 反応により、10.571gのN′−(4−ニトロベンジル)ビス(2′−フタ ルイミドエチル)アミン(16)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.70(m,10H,H−Ar(Phth) +ο(H)−Ar−NO2),7.20(d,J=9Hz,2H,m(H)−A r−NO2),3.75(t,J=6Hz,4H,−NH(−CH2−CH2−N Phth)2),3.71(s,2H,−N−CH2−Ar−NO2),2.80 (t,J=6Hz,4H,− NH(−CH2−CH2−NPhth)2)ppm。MS(EI;m/z):49 8(1,M+),499(0.6,M++1),362(1,M+−°CH2Ar− NO2),339(32,M++1−(Phth−CH2 )),338(100 ,M+−(Phth−CH2 )),324(2,M+−(Phth−CH2−CH2 )),174(58,Phth−CH2−CH2 +),173(42),165 (6),163(8),161(6),160(43),149(12),13 6(24),130(12),106(21),105(12),104(17 ),90(22),89(18),78(23),77(21),76(12) 。N′−(4−ニトロベンジル)ビス(2′−フタルイミドエチル)アミンの加水 分解 冷却器を備えた250ml容量の丸底フラスコに、N′−(4−ニトロベンジ ル)ビス(2′−フタルイミドエチル)アミン(16)(2.80g,5.62 mmol)及び6N塩酸(150ml)を導入した。反応混合物を攪拌し、23 時間還流させた。溶液を氷浴で冷却し、濾過した。濾液をエーテル(3×100 ml)で洗浄し、真空脱水し て、黄色泡状物(2.17g)を得た。残渣を水(10ml)に溶解し、該溶液 のpHを、1N 水酸化ナトリウム溶液(25ml)で塩基性とした。次いで、 混合物を塩化メチレン(3×75ml)で抽出した。有機抽出物を合わせ、硫酸 マグネシウムで脱水、濾過、蒸発乾涸して、薄いオレンジ色(経時的に暗赤色に 変化)の油状物としてN′−(4−ニトロベンジル)ビス(2′−アミノエチル )アミン(17)1.347gを得た。 注:p−ニトロベンジルトリアミン(17)は、短期間の場合は、アルゴン不活 性雰囲気下に暗所で貯蔵する。長期にわたる貯蔵の場合は、該化合物を塩酸塩の 形態で維持する方がよい。1 H NMR(CDCl3中):δ8.13(d,J=9Hz,2H,ο(H)− Ar−NO2),7.46(d,J=9Hz,2H,m(H)−Ar−NO2), 3.65((s,2H,−N−CH2−Ar−NO2),2.74(t,J=6H z,4H,−N(−CH2−CH2−NH22),2.50(t,J=6Hz,4 H,−N(−CH2−CH2−NH22),1.43(広幅s,4H,−N(−C H2−CH2−NH22))ppm。IR(フィルム):3370 −3290(N−H,−NH2),2940−2800(C−H),1605( C=C,Ar),1510(N=O,Ar),1450,1340(N=O,A r),1105,1010,850(C−N,Ar−NO2),730cm-1。 N′−4−アミノベンジル−ジエチレントリアミン(18) これは、参考文献4に従って調製した。1 H NMR(CDCl3中):δ7.08(d,J=8.3Hz,2H,H3及び H5−Ar),6.64(d,J=8.3Hz,2H,H2及びH6−Ar),3 .62(広幅s,2H,Ar−NH2),3.48(s,2H,N−CH2−Ar ),2.74(t,J=6.0Hz,4H,2N−CH2CH2−NH2),2. 50(t,J=6.0Hz,4H,2N−CH2CH2−NH2),1.52(広 幅s,4H,2NH2)ppm。 N,N″−ビス[2−((4−メトキシベンジル)チオ)−2−メチル−プロピ オニル]−N′−(4−アミノベンジル)−ジエチレントリアミン(20) エタノール(20ml)に溶解したアニリン18(230mg,1.10mm ol,調製直後のもの)の溶液に、ジクロロメタン(10ml)に溶解した2− [(p−メトキシ−ベンジル)チオ]−2−メチルプロピオン酸クロリド19( 1.33g,5.10mmol,参考文献5に従って調製)の溶液を15分かけ て加えた。得られた溶液を48時間攪拌し、溶媒を真空除去し、1N NaOH を加え、生成物をCH2Cl2で抽出した。有機層を水で洗浄し、脱水(MgSO4 )、濾過、真空濃縮して、赤色油状物を得た。該油状物を、5%MeOH/C H2Cl2を用いるフラッシュクロマトグラフィーにかけ、黄色油状物としてアニ リン20(126mg,収率17.5%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.15(d,J=8.6Hz,4H,2H3及 びH5−Ar−OCH3),7.07(t,J=8.2Hz,2H,H3及びH5− Ar−NH2),7.07(m,2H,2NHCO),6.78(d,J=8. 6Hz,4H,2H2及びH6−Ar−OCH3),6.58(d,J=8.2H z,2H,H2及びH6−Ar−NH2),3.74(s,6H,2CH3O),3 .72 (広幅s,2H,NH2),3.65(s,4H,2S−CH2−Ar),3.4 9(s,2H,N−CH2−Ar),3.24(q,J=5.9Hz,4H,2 N−CH2CH2−NHCO),2.55(t,J=6.2Hz,4H,2N−C H2CH2−NHCO),1.50(s,12H,4CH3−C−S)ppm。13 C NMR(CDCl3中):δ174.6(s,2NCO),158.9(s, 2C1−Ar−OCH3),146.0(s,C1−Ar−NH2),130.2( d,C3及びC5−Ar−NH2+2C3及びC5−Ar−OCH3),129.6( s,2C1及びC4−Ar−OCH3),129.1(s,C4−Ar−NH2), 115.4(d,C2及びC6−Ar−NH2),114.3(d,2C2及びC6 −Ar−OCH3),58.3(t,N−CH2−Ar),55.5(q,2CH3 O),53.0(t,2N−CH2CH2−NHCO),50.3(S,2S− C−CH3),37.8(t,2N−CH2CH2−NHCO),34.4(t, 2S−CH2−Ar),27.1(q,4CH3−C−S)ppm。MS(m/z ,FAB):653.5(100,MH+)。IR(CDCl3):3380,3 000,2930,2835,1665,1 510,1245,1195,1175,1035cm-1。 N,N″−ビス[2−((4−メトキシベンジル)チオ)−2−メチル−プロピ オニル]−N′−(4−イソチオシアナートベンジル)−ジエチレントリアミン (21) アニリン20(55.7mg,0.0853mmol)及びジクロロメタン( 5ml)を充填した丸底フラスコに、ジクロロメタン中のチオホスケン(0.4 2ml,0.0845mmol)の0.2011M溶液を加えた。不均一反応混 合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空除去して、茶色の固体としてイソチオシ アナート21(68.9mg,116%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.72(m,2H,2NHCO),7.65 (d,J=8.3Hz,2H,H2及びH6−Ar−NCS),7.25(t,J =8.3Hz,2H,H3及びH5−Ar−NCS),7.17(d,J=8.5 Hz,4H,2H3及びH5−Ar−OCH3),6.80(d,J=8.5Hz ,4H,2H2及びH6−Ar−OCH3),4.14(s,2H,N−CH2−A r), 3.77(s,6H,2CH3O),3.70(s,4H,2S−CH2−Ar) ,3.58(m,4H,2N−CH2CH2−NHCO),3.01(m,4H, 2N−CH2CH2−NHCO),1.53(s,12H,4CH3−C−S)p pm。IR(CDCl3):3300,2930,2080,1655,160 5,1510,1245,1170,1030cm-1第3部 :非環状ジメルカプトアニシジンアルキルイソチオ シアナートの合成 開鎖N32−アルキルアニシジン26の合成 N,N−ビス(2−アミノエチル)−N′−t−ブチル−オキシカルボニル−1 ,2−エタンジアミン(22) CH2Cl2(300ml)に溶解したトリス(2−アミノエチル)アミン( )(19.5g,133.6mmol)の溶液をドライアイス−アセトン浴中で −78℃に冷却しながら、該溶液に、CH2Cl2(100ml)中のジ−t−ブ チルジカーボネート(14.6g,66.9mm ol)を30分かけてゆっくり加えた。反応混合物を室温までゆっくり温め、1 8時間攪拌した。1N NaOHを加え、有機層を脱水(MgSO4)、濾過、真 空濃縮して、薄黄色の油状物としてアミン22(9.07g,55%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ5.62(広幅m,1H,NH−CO),3. 18(m,2H,N−CH2CH2−NCO),2.98(m,4H,2N−CH2 CH2−NH2),2.80(m,4H,2N−CH2CH2−NH2),2.57 (m,2H,N−CH2CH2−NHCO),2.57(m,4H,2NH2), 1.44(s,9H,3CH3−C−O)ppm。MS(m/z,CI):24 7(100,MH+)。IR(CDCl3):3280,2965,2815,1 695,1500,1165,905,730cm−1。 N,N″−ビス[2−((4−メトキシベンジル)チオ)−2−メチル−プロピ オニル]−N′−[2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノエチル]−ジエ チレントリアミン(23) CH2Cl2(25ml)に溶解したtBoc誘導体22(555.3mg,2 .25mmol)の溶液を0℃に冷却しながら、該溶液に、ジクロロメタン(1 0ml)中の2−[(p−メトキシベンジル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 クロリド19(1.54g,6.85mmol,参考文献5に従って調製)を5 分かけて加えた。得られた溶液を室温に温め、12時間攪拌した。溶媒を真空除 去し、1N NaOHを加え、生成物をCH2Cl2で抽出した。有機層を水で洗 浄、脱水(MgSO4)、濾過、真空濃縮して、黄色油状物を得た。該油状物を 、5%MeOH/CH2Cl2を用いるフラッシュクロマトグラフィーにかけ、黄 色油状物としてtBoc誘導体23(938mg,収率60.2%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.16(d,J=8.5Hz,4H,2H3及 びH5−Ar−OCH3),7.07(t,J=5.2Hz,2H,2NH−CO ),6.81(d,J=8.5Hz,4H,2H2及びH6−Ar−OCH3), 4.98(広幅s,1H,NH−CO),3.77(s,6H,2CH3O), 3.63(s,4H,2S−CH2−Ar),3.17(m,6H,3N−CH2 CH2−NHCO),2.56(m,6H,3N−CH2CH2−NHCO),1 .53(s,12H,4CH3−C−S),1.42(s,9H,3CH3−C− O)ppm。MS(m/z,CI):691(9,MH+)。IR(CDCl3) :3380,2970,2930,2830,1700,1650,1500, 1245,1170,1030,830cm-1。 N,N″−ビス[2−((4−メトキシベンジル)チオ)−2−メチル−プロピ オニル]−N′−(2−アミノエチル)−ジエチレントリアミン(24) CH2Cl2(30ml)に溶解した23(858.3mg,1.24mmol )の50%TFA溶液を室温で1時間攪拌した。溶媒を真空除去し、1N Na OHを加え、生成物をCH2Cl2で抽出した。有機層を水で洗浄、脱水(MgS O4)、濾過、真空濃縮して、黄色油状物を得た。該油状物を、90.5% C/ 9.5% M/0.5% Hを用いるフラッシュクロマトグラフィーにかけ、黄色 油状物としてアミン24(734mg,収率95.1%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.25(m,2H,2 NH−CO),7.16(d,J=8.5Hz,4H,2H3及びH5−Ar−O CH3),6.81(d,J=8.5Hz,4H,2H2及びH6−Ar−OCH3 ),3.77(s,6H,2CH3O),3.69(s,4H,2S−CH2−A r),3.23(q,J=6.1Hz,4H,2N−CH2CH2−NHCO), 2.72(t,J=5.9Hz,2H,N−CH2CH2−NH2),2.54( m,6H,N−CH2CH2−NH2+2N−CH2CH2−NH−CO),1.6 0(広幅s,2H,NH2),1.52(s,12H,4CH3−C−S)ppm 。13C NMR(CDCl3中):δ174.3(s,2NH−CO),158. 3(s,2C1−Ar−OCH3),129.6(d,2C2及びC6−Ar−OC H3),128.9(s,2C4−Ar−OCH3),113.6(d,2C3及び C5−Ar−OCH3),54.8(q,2CH3O),54.2(t,N−CH2 CH2−NH2),53.6(t,2N−CH2CH2−NHCO),49.4(s ,2S−C−CH3),38.5(t,2N−CH2CH2−NHCO),37. 6(t,N−CH2CH2−NH2),33.6(t,2S−CH2−Ar),26 .4(q,4CH3−C−S) ppm。MS(m/z,CI):591(31,NH+)。IR(CDCl3): 3770,2930,2830,1655,1510,1245,1170,1 030,830cm-1。 N,N″−ビス[2−((4−メトキシベンジル)チオ)−2−メチル−プロピ オニル]−N′−(2−イソチオシアノエチル)−ジエチレントリアミン(25 アニリン24(28.8mg,0.0487mmol)及びジクロロメタン( 10ml)を含有する丸底フラスコに、ジクロロメタン中のチオホスゲン(0. 22ml,0.0509mmol)の0.2211M溶液を加えた。不均一反応 混合物を室温で1時間攪拌し、溶媒を真空除去した。この粗生成物を、100% EtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにかけ、透明な油状物として イソチオシアナート25(18.9mg,収率61.3%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ7.17(d,J=8.5Hz,4H,2H3及 びH5−Ar−OCH3),7.07(m,2H,2NH−CO),6.82(d ,J=8.5Hz,4H,2H2及びH6−Ar−OCH3),3.7 8(s,6H,2CH3O),3.70(s,4H,2S−CH2−Ar),3. 49(T,J=5.9Hz,2H,N−CH2CH2−NCS),3.21(q, J=6.2Hz,4H,2N−CH2CH2−NHCO),2.78(t,J=5 .9Hz,2H,N−CH2CH2−NCS),2.58(t,J=6.4Hz, 4H,2N−CH2CH2−NHCO),1.54(s,12H,4CH3−C− S)ppm。MS(m/z,CI):633(25,MH+)。 IR(CDCl3):3370,2950,2920,2850,2100,1 720,1655,1610,1510,1245,1170,1030,83 0cm-1。 N,N″−ビス[2−((4−メトキシベンジル)チオ)−2−メチル−プロピ オニル]−N′−(2−[[[4−メトキシフェニル)アミノ]チオキソメチル ]アミノエチル]−ジエチレントリアミン(26) イソチオシアナート25(18.9mg,0.02986mmol)、トリエ チルアミン(7.26mg,0.07175mmol)、アニシジン(6.9m g,0.05602mmol)及びCHCl3(15ml)の溶液を3 時間還流させ、溶媒を真空除去した。この粗生成物を、100%EtOAcを用 いるフラッシュクロマトグラフィーにかけ、透明な油状物としてアニシジン誘導 体26(19.8mg,収率87.6%)を得た。1 H NMR(CDCl3中):δ8.17(広幅s,1H,NH−CS−NH− Ar),7.28(d,J=8.8Hz,2H,H2及びH6−Ar−N),7. 15(d,J=8.6Hz,4H,2H3及びH5−Ar−OCH3),7.06 (広幅s,1H,NH−CS−NH−Ar),7.06(t,J=5.7Hz, 2H,2NH−CO),6.90(d,J=8.9Hz,2H,H3及びH5−A r−N),6.82(d,J=8.6Hz,4H,2H2及びH6−Ar−OCH3 ),3.79(s,3H,CH3O−Ar−N),3.77(s,6H,2CH3 O−Ar−CH2),3.67(s,4H,2S2−CH2−Ar),3.61( q,J=5.3Hz,2H,N−CH2CH2−NHCS)、3.14(q,J= 6.2Hz,4H,2N−CH2CH2−NHCO),2.69(t,J=5.6 Hz,2H,N−CH2CH2−NHCS),2.52(t,J=6.3Hz,4 H,2N−CH2CH2−NH−CO),1.51(広幅 s,12H,4CH3−C−S)ppm。13C NMR(CDCl3中):δ18 1.9(s,N−CS−N),175.2(s,2NH−CO),158.8( s,3C1−Ar−OCH3),130.0(s,C1−Ar−N),130.0 (d,2C2及びC6−Ar−OCH3),129.2(s,2C4−Ar−OCH3 ),127.0(d,C2及びC6−Ar−N),114.5(d,C3及びC5 −Ar−N),114.2(d,2C3及びC5−Ar−OCH3),55.4( q,3CH3O),54.4(t,2N−CH2CH2−NHCO),52.9( t,N−CH2CH2−NHCS),50.1(s,2S−C−CH3),42. 8(t,N−CH2CH2−NHCS),38.3(t,2N−CH2CH2−NH CO),34.2(t,2S−CH2−Ar),28.3(q,4CH3−C−S )ppm。MS(m/z,FAB):756(4.2,M+)。IR(CDCl3 ):3320,2960,1720,1655,1510,1290,1245 ,1030cm-1第4部32キレートの標識 非環状ジメルカプト−N,N,N−トリス(2−アミノエチル)アミンの合成 N,N−ジメチル−2−(3,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1, 2−ジチア−5,8,11−トリアザ−シクロトリデカン−8−イル)エチルア ミン(27) 6 の調製 25ml容量の丸底フラスコ中の2−(3,3,13,13−テトラメチル− 1,2−ジチア−5,8,11−トリアザ−シクロトリデカン−8−イル)エチ ルアミン(202.6mg,0.63mmol)に、濃ギ酸(4ml)及び3 7%ホルムアルデヒド溶液(3.7ml)を加えた。混合物を加熱還流し、25 時間攪拌した。次いで、溶液を室温に冷却し、エーテル(50ml)で3回抽出 した。27%水酸化アンモニウムを加えて水性層を塩基性(〜10−11)とし 、塩化メチレン(4×50ml)で抽出した。有機層を、順次、水(50ml) 及び飽和塩化ナトリウム溶液(2×50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム で脱水、濾過した。溶媒を真空除去し、黄色油状物として176mg(74%) のテトラメチル化テトラアミンジスル フィド27を得た。粗生成物を、溶離剤として塩化メチレン、メタノール及び水 酸化アンモニウム(84.5/15/0.5)の混合物を用いるフラッシュクロ マトグラフィーにかけて精製し、純粋なN,N−ジメチル−2−(3,3,5, 11,13,13−ヘキサメチル−1,2−ジチア−5,8,11−トリアザ− シクロトリデカン−8−イル)エチルアミン27(108mg)を回収した。 N,N−ジメチル−2−(3,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1, 2−ジチア−5,8,11−トリアザ−シクロトリデカン−8−イル)エチルア ミン(27) 1 H NMR(300MHz,CDCl3中):δ2.71(t,J=6Hz,4 H,−N−CH2−CH2−N(CH3)−),2.64(s,4H,−N−CH2 −C(CH32−S−),2.62(t,J=6Hz,4H,−N−CH2−C H2−N(CH3)−),2.52(m,2H,−CH2−CH2−N(CH32) ,2.46(m,2H,−CH2−CH2−N(CH32),2.37(s,6H ,−CH2−N(CH3)−CH2−),2.25(s,6H,−CH2−CH2− N(CH32),1.28(s,12 H,−S−C(CH32−)ppm。13C NMR(75MHz,CDCl3中) :δ74.8,67.7,57.6,57.2,53.9,51.7,51.3 ,45.9,45.1,26.9ppm。MS(EI;m/z):376(4, M+),377(2,M++1),378(0.6,M++2),318(1,M+ −((CH32N−CH2°)),262(3),255(1),246(1) ,187(7),156(9),144(8),133(9),130(16) ,113(17),101(27),99(21),98(12),72(32 ),71(28),70(42),58(100),56(13),55(13 ),43(31),42(38)。 N,N−ジメチル−2−(3,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1, 2−ジチア−5,8,11−トリアザ−シクロトリデカン−8−イル)エチルア ミン(27 6 の還元 ガス送込み装置、磁気攪拌棒、栓及びドライアイス冷却器を備えた50ml容 量の三首フラスコに、18.9mg(0.5μmol)のテトラメチル化テトラ アミンジスル フィド(27)を導入した。冷却器にアセトンとドライアイスを充填し、フラス コの内容物をドライアイス浴で冷却した。次いで、フラスコに、約25mlの量 までアンモニア液を導入した。溶液を数分攪拌し、36mg(1.6mmol) のナトリウムを加えた。混合物を30分間攪拌し、塩化アンモニウム(172m g)を慎重に加えた。次いで、冷却浴を除去して、アンモニアを蒸発させた。白 色の残渣を45mlのMilli−Q水で溶かし、濃塩酸を加えて、溶液のpH を1とした。混合物をエーテル(3×50ml)で抽出し、37%水酸化アンモ ニウムを加えて、混合物のpHを約9とした。塩基性溶液をエーテル(50ml )で4回抽出した。有機層を合わせ、順次、水(1×30ml)、ブライン(2 ×30ml)で洗浄した。エーテル性層を無水硫酸マグネシウムで脱水、濾過し た。次いで、溶媒を減圧下に除去して、黄色油状物16mgを得た。該油状物を そのまま用いてTc−m99−テクネチウム標識実験を行った。 注:この油状物をHPLCで分析すると、該油状物が、2.5/1の割合の2種 の成分:出発物質と還元化合物からなる混合物であることが判明した。分析に用 いたHPLC条 件は以下の通りであった:10→50%勾配のアセトニトリル(0.1%TFA を含む)を用いたHamilton PRP−I 10μm 分析カラムで40分 ;保持時間:テトラメチルテトラアミンジスルフィド=7.73分;テトラメチ ルテトラアミンジチオール=21.55分。 N,N−ジメチル−2−(3,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1, 2−ジチア−5,8,11−トリアザ−シクロトリデカン−8−イル)エチルア ミンを還元して得られた混合物のTc−m99−テクニチウム標識 実験A : 1.5ml容量のプラスチック円錐バイアルに、N,N−ジメチル−2−(3 ,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1,2−ジチア−5,8,11− トリアザ−シクロトリデカン−8−イル)エチルアミンを還元して得られた混合 物のメタノール性溶液(〜2μg/μl)を30μl、0.1mlのTc−m9 9−テクネチウムグルコヘプトネート(1mlの過99mテクネチウム酸ナトリウ ムを用いてFROSSTIMAGE GLUCOHEPTON ATEキットからバイアルを再構成して調製)を導入した。この溶液をボルテッ クスミキサーで20秒間攪拌し、2時間半63℃で加熱した。次いで、混合物を 、アセトン及び正常サリン中で移動させるITLC@(インスタント薄層クロマト グラフィー)にかけて分析すると、放射能の90%がキレートで標識されたこと が判明した。標識混合物をHPLC分析*にかけると、3種の放射性生成物の存 在が示された。第1の放射性化合物は99mテクネチウムグルコヘプトネート(RT :2.59分;19%)であり、他の2種の化合物は、99mTc−N32キレー ト化種(RT:20.72分及び23.08分;それぞれ、68%及び8%)であ ると同定された。実験B : 1.5ml容量のプラスチック円錐バイアルに、N,N−ジメチル−2−(3 ,3,5,11,13,13−ヘキサメチル−1,2−ジチア−5,8,11− トリアザ−シクロトリデカン−8−イル)エチルアミンを還元して得られた混合 物のメタノール性溶液(〜2μg/μl)を30μl、0.2mlの99mテクネ チウムグルコヘプトネート(1mlの過Tc−m99テクネチウム酸ナトリウム を用 いFROSSTIMAGE GLUCOHEPTONATEキットからバイアル を再構成して調製)を導入した。この溶液をボルテックスミキサーで20秒間攪 拌し、65℃で1時間加熱した。次いで、混合物を、アセトン及び正常サリン中 で移動させるITLC@(インスタント薄層クロマトグラフィー)にかけて分析 すると、放射能の85%がキレートで標識されたことが判明した。標識混合物を HPLC分析*にかけると、3種の放射性生成物の存在が示された。第1の放射 性化合物はTc−m99テクネチウムグルコヘプトネート(RT:2.72分; 30%)であり、他の2種の化合物は、99mTc−N32キレート化種(RT:2 0.70分及び23.08分;それぞれ、56%及び8%)であると同定された 。@ :Gelman SGクロマトグラフィーペーパー。* :高性能液体クロマトグラフィー分析は、10→50%アセトニトリル(+T FA)勾配を用い、Hamilton PRP−I 10μm分析カラムを備えた Waters625LC装置で40分間、流速1ml/分で実施した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月17日 【補正内容】 4.リンカー: が、 である、請求項1に記載の化合物。 5.R3が水素である、請求項1に記載の化合物。 6.Tc−m99又はRe−186に結合してキレートを形成する、請求項5に 記載の化合物。 7.式: 〔式中、m及びnは独立に1〜4の整数である〕 の化合物。 8.Tc−m99又はRe−186に結合してキレートを形成する、請求項7に 記載の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AL,AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C N,CZ,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG ,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG, MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,S G,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US ,UZ (72)発明者 デユフール,ジヤン−マルク カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス・カナダ・ハイウエイ・16711 (72)発明者 ホーガン,キース・テイー カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス・カナダ・ハイウエイ・16711

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: 〔式中、Rは、水素、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、及び低級アル キルカルボキシル(ここで、低級アルキルは、1〜4個の炭素原子を有する)か らなる群から選択され; R1は、水素、硫黄保護基からなる群から選択されるか、あるいは、R1とR1 が結合して、2つの「S」基間で結合を形成し; m及びnは独立に1〜4の整数であり; R3は、水素又はアミノ保護基であり; リンカー: は、 からなる群から選択される〕 の化合物。 2.R1の定義において、硫黄保護基が、p−低級アルキルオキシル(1〜4個 の炭素原子)ベンジル、p−メトキシルベンジル及びトリチルからなる群から選 択される、請求項1に記載の化合物。 3.R3の定義において、アミノ保護基が、t−ブトキシカルボニル(t−bo c)、フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)及びイソニコチニルオキシ カルボニル(i−Noc)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物 。 4.リンカー: が、 である、請求項1に記載の化合物。 5.R3が水素である、請求項1に記載の化合物。 6.Tc−m99又はRe−186に結合してキレートを形成する、請求項5に 記載の化合物。 7.式: 〔式中、m及びnは独立に1〜4の整数である〕 の化合物。 8.Tc−m99又はRe−186に結合してキレートを形成する、請求項7に 記載の化合物。 9.放射性同位体で標識された請求項1、2、3、4、5又は7に記載の化合物 を含むラジオイメージング又は放射性医薬品。 10.放射性同位体で標識された請求項1、2、3、4、5又は7に記載の化合 物を含むキレート。 11.腫瘍のラジオイメージング又は放射性医薬品での治療に用いるための、請 求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の化合物。 12.ラジオイメージング剤又は放射性医薬品の製造における、請求項1、2、 3、4、5、6、7又は8に記載の化合物の使用。 13.医薬上許容し得る注射又は注入媒体中の、放射性同位体で標識された、請 求項1、2、3、4、5又は7に記載の化合物を含む注射又は注入組成物。 14.医薬上許容し得る担体と組み合わせた、遊離形態又は医薬上許容し得る塩 形態の請求項1、2、3、4、5又は7に記載の放射性標識化合物を含む医薬組 成物。 15.医薬上許容し得る担体と組み合わせた、遊離形態又は医薬上許容し得る塩 形態の、放射性同位体で標識された請求項1、2、3、4、5又は7に記載の化 合物に結合してキレートを形成したペプチド又はタンパク質を含む医薬組成物。
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