JPH10506884A - マクロファージ浸潤に関連する病気あるいは容体、特に脳卒中、心筋梗塞の治療 - Google Patents

マクロファージ浸潤に関連する病気あるいは容体、特に脳卒中、心筋梗塞の治療

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Abstract

(57)【要約】 ヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩を、病気部位へのマクロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づけられるヒトの病気治療に使用することであって、その使用がヒアルロン酸あるいはその塩の有効量を該病気部位へ必要がなくなるまで投与することを特徴とする使用。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 マクロファージ浸潤に関連する病気あるいは容体、特に脳卒中、心筋梗塞の 治療 発明の技術分野 本発明は酸素および/あるいはグルコース欠乏組織などの病気により損傷され た部位への白血球の浸潤により特徴づけられる病気あるいは容体の治療に関する 。この発明の適用の対象の1つは脳卒中である。この発明の適用の対象の他の1 つは心筋梗塞である。さらに本発明の適用の対象は損傷部位への白血球の浸潤に より特徴づけられる病気あるいは容体の治療である。 発明の背景 組織(および各細胞)が酸素および/あるいはグルコース欠乏の場合、細胞、 したがってその細胞からなる組織が損なわれる。その結果、とりわけ、炎症反応 がその損傷部位に生じる。この炎症反応はとりわけ、炎症細胞(マクロファージ 、好中球、他の白血球)の損傷部位への移行が見られる。 例えば、脳卒中あるいは心筋梗塞、心臓発作の間、原因の如何を問わず、血管 中の血液の供給が阻害され減少する。その結果、酸素およびグルコースの欠乏が 生じ、少なくともその部位が損傷される。 この損傷により、とりわけ、炎症応答がその損傷部位に生 じ、炎症細胞(マクロファージ、好中球、他の白血球)の損傷部位への移行が生 じる。その損傷(外傷)のため、プロスタグランジン合成が増大する。 未熟児において酸素およびグルコースの欠乏が脳に生じた場合、同じシナリオ 、つまり、乳児の脳の酸素欠乏により炎症応答(炎症細胞、例えばマクロファー ジ、好中球、他の白血球の移行)が生じる。 したがって、本発明の目的は、薬剤組成物(例えば注射可能(滅菌))、治療 法、公知の薬品の新規な用途を提供するものであり、これにより組織、細胞の損 傷(例えば脳卒中、心筋梗塞、その他の損傷部位へのマクロファージ、好中球、 他の白血球の浸潤あるいは移行による炎症応答により特徴づけられる病気)を減 少させることである。 本発明の他の目的は、薬剤組成物、治療法、公知の薬品の新規な用途を提供し 、細胞の活性(マクロファージ、好中球、他の白血球)を抑え、人体の抗炎症応 答を緩和(変化)させることである。 本発明の他の目的は以下の説明から当業者にとって自明であると思われる。 発明の概要 本発明の1つの態様においては、酸素およびグルコースの欠乏により組織ある いは細胞に損傷が生じた場合、ヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る 塩(例えばヒアルロン酸ナトリウム)をその損傷部位にその時点(例えば、脳卒 中、心筋梗塞、その他の損傷部位へのマクロファージ、好中 球、他の白血球の浸潤による炎症応答により特徴づけられる病気の発生時点ある いはその直後)で投与することにより炎症細胞(例えば、マクロファージ、好中 球、他の白血球)の活性を調整または転形する(例えば、それらの損傷部位への 移行を減少させる)ことを特徴とする。この本発明の機構については確定したも のでないが、ヒアルロン酸あるいはその塩(例えばヒアルロン酸ナトリウム)が 結合を介して炎症細胞(例えば、マクロファージ、好中球、他の白血球)のヒア ルロン酸(HA)レセプターをブロック(阻止)し、これら炎症細胞の損傷組織 への移行をブロックするものと推察する。 この場合のヒアルロン酸の好ましい形態は分子量が750,000ダルトン未 満{例えば50.000ダルトン未満、約100,000ないし300,000 ダルトンの間のものである。 この炎症応答(損傷部位へのマクロファージ、好中球、他の白血球の移行、浸 潤による炎症応答)を補助させるため、NSAID(非ステロイド系坑炎剤)を 、HAレセプターをブロックするヒアルロン酸系物質とともに与えてもよい。こ れによりプロスタグランジン合成の抑制が達成される。 ヒアルロン酸あるいはその塩(好ましくは分子量が750,000ダルトン未 満ヒアルロン酸ナトリウム)は、投与の形態にもよるが、1〜10mg/kg体 重ないし15〜20mg/kg体重、あるいはそれ以上、例えば25mg/kg 体重、さらに3000mg/70kg体重以上用いることもで きる。成人(大人のラットを含め)の場合、ヒアルロン酸を過剰に投与すること ができるが、ラット新生児の場合は過剰の投与は損傷を生じさせる。 したがって、本発明の他の態様によれば、NSAID例えばインドメタシン( n−メチルグルタミンに溶解して)あるいは他のNSAID(例えばインドメタ シンおよびNMG)を200mg/70kg体重以上のヒアルロン酸系物質、例 えばヒアルロン酸ナトリウムとともに1〜2mg/kg体重の割合で用いる場合 も、胃腸障害、神経異常、鬱などの主な副作用を生じさせるおそれもなく、イン ドメタシンの量を必要に応じてこれより多くした場合でも、そのような副作用は 生じない。もし、ヒアルロン酸の量をこの下限値より少なくした場合は、NSA IDに伴う通常の副作用が再発する。同じことが他の治療薬についても言え、ヒ アルロン酸系物質(例えばヒアルロン酸ナトリウム)を200mg/70kg体 重以上投与した場合は、主な副作用は生じない。 好ましくは(実際のテストに基づいて)、ヒアルロン酸系物質(例えばヒアル ロン酸ナトリウム)の好ましい投与量は約10〜25mg/kg体重であり、例 えば背中に皮下投与した場合は1800mg/70kg体重程度である。静脈投 与の場合はヒアルロン酸系物質の量をより少なくすることができる。その好まし い投与量は約10〜20mg/kg体重である。 ラット新生児の最近のテストでは、適当な1回投薬量としてヒアルロン酸系物 質(例えばヒアルロン酸ナトリウム)の 血液中の濃度は成人の場合、約3mg/mlとなることが見出された。投与量と しては、約10〜25mg/kg体重(成人)の範囲である。より最近のラット 新生児のテストでは、ヒアルロン酸の濃度は(ラット新生児に対し皮下投与後1 2時間)、血液中濃度は10mg/kgとなることが見出された。これらの量は 状況に応じて調整することができる。 この投与は病気あるいは容体(例えば、脳卒中、心筋梗塞)の発生時、あるい は直後(24時間以内)になされるべきであり、投与は必要がなくなるまで続け られる。好ましくは、血液中の一定のレベルが持続されるべきである。例えば、 最初の静脈注射で血液中で15mg/kg体重のレベルが達成されたなら、その レベルが皮下投与(例えば皮下注射)により維持されるべきである。 NSAIDの有効量を同時に与えてもよい(例えばインドメタシンの場合、こ れを1〜2mg/kg体重の割合で)。 心筋梗塞、脳卒中のための治療薬、例えば凝血溶解剤も投与してもよい。この 凝血溶解剤はTPA、ストレプトキナーゼ(たんばく質分解物)、ウロキナーゼ などである。他の薬剤としては、NSAID、アセチルサリチル酸(アスピリン )、ベータ・ブロッカー、ヘパリン、プラスミノーゲン・アクチベーターなどで ある。 NSAID以外にも、ヒアルロン酸(例えば、分子量が750,000ダルト ン未満、例えば300,000ダルトン のヒアルロン酸ナトリウム)とともに他の薬剤(脳卒中の場合)を投与してもよ い。それらの薬剤は通常通りの量で用いられ、上記のものの他、抗血小板剤(凝 血を防止し、血栓(凝固)を防止する)を用いてもよい。 ヒアルロン酸あるいはその塩(例えば、ヒアルロン酸ナトリウム)、あるいは ヒアルロン酸の同族体、類似化合物、誘導体、錯体、エステル、分画(フラグメ ント)および/またはサブユニットは、ステリベット(Aterivet)・ラバラトリ ーから入手することができる。その1つの分画はヒアルロン酸ナトリウム20m g/ml(300mg/瓶−ロット2F3)の15ml瓶である。このヒアルロ ン酸ナトリウム分画は平均分子量約225,000ダルトンの2%溶液である。 この分画は、米国注射規格に従って3回蒸留され、滅菌された十分量の水を含ん でいる。このヒアルロン酸あるいはヒアルロン酸ナトリウムの小瓶は第1種ホウ ケイ酸ガラスのもので内容物と反応しないブチル栓で密閉されている。 ヒアルロン酸および/またはその塩(ナトリウム塩)は以下の特徴を有する。 自然物から得られる精製され、実質的に発熱物質を含まないヒアルロン酸の分 画は以下から選ばれる少なくとも1つの特徴を有する。 i)分子量が150,000〜225,000の範囲内である。 ii)全重量に基づいて硫酸塩化ムコ多糖類を約1.25%未満含む。 iii)全重量に基づいて0.6%未満のタンパクを含む。 iv)全重量に基づいて150ppm未満の鉄を含む。 V)全重量に基づいて15ppm未満の鉛を含む。 Vi)0.0025%未満のグルコサミンを含む。 Vii)0.025%未満のグルクロン酸を含む。 Viii)0.025%未満のN−アセチルグルコサミンを含む。 iX)0.0025%未満のアミノ酸を含む。 X)UV吸収係数が257nmで約0.275未満である。 Xi)UV吸収係数が280nmで約0.25未満である。 Xii)pHが7.3〜7.9の範囲である。 好ましくは、ヒアルロン酸は水と混合され、ヒアルロン酸の分画が150,0 00〜225,000の範囲の平均分子量を有するものである。より好ましくは 、ヒアルロン酸の分画は下記の特徴の少なくとも1つ有するものである(より好 ましくはこれら全ての特徴を有していることである)。 i)全重量に基づいて硫酸塩化ムコ多糖類を約1%未満含む。 ii)全重量に基づいて0.4%未満のタンパクを含む。 iii)全重量に基づいて100ppm未満の鉄を含む。 iv)全重量に基づいて10ppm未満の鉛を含む。 V)0.00166%未満のグルコサミンを含む。 Vi)0.0166%未満のグルクロン酸を含む。 Vii)0.0166%未満のN−アセチルグルコサミンを含む。 Viii)0.00166%未満のアミノ酸を含む。 iX)UV吸収係数が257nmで約0.23未満である。 X)UV吸収係数が280nmで約0.19未満である。 Xi)pHが7.5〜7.7の範囲である。 ヒアルロン酸および/またはその塩(ナトリウム塩)、およびその同族体、類 似化合物、誘導体、錯体、エステル、分画(フラグメント)および/またはサブ ユニットを上記の他のメーカーからのものを選ぶこともできる。 本発明者はそ の他、LifeCore Biomedical 社から製造、販売されていて、以下の特性を有する ヒアルロン酸ナトリウムを使用することを提案する。 特 性 仕 様 外観 白色ないしクリーム色の粒子 匂い 感知できない 粘度平均分子量 750,000ダルトン未満 UV/Vis走査、190〜820nm 参照走査に符合する OD、260nm <750,000ダルトンヒアルロニナーゼ 感度 応答あり IR走査 参照走査に符合する pH,10mg/g溶液 6.2〜7.8 水 最大8% タンパク質 <0.3mcg/mg NaHy アセテート <0.3mcg/mg NaHy 重金属、最大ppm 細菌類 なし 内毒素 <0.07EU/mg NaHy 生物学的安全テスト ラビット視覚毒性テストをパス 投与は皮下、静脈、注射などにより行うことができる。発明の詳細な説明 本発明を以下の実施例を参照して説明する。実施例1 手術30分前に7日齢のフィッシャ・ラット新生児に対し、分子量が300, 000ダルトンのヒアルロン酸ナトリウムを0.6mg/60μl/動物で、皮 下注射した。手術後、この動物を毎日1回7日間注射し、手術後、14日目に安 楽死させた。右頸動脈を1時間、結紮した(脳卒中を生じさせるため)。動物を 8%酸素の保育器に収容した。左側は縛らずにおき、対照とした。脳損傷は対照 の動物において4日目、7日目までに発生したことが、ニスル染色(神経につい て)、グリオシス、GFAP、コネキシン43およびマクロファージ(ED−1 、エピトープ)についての増大した染色から判明した。同様に、ヒアルロン酸レ セプターの増大した染色が認められ、CD44もマクロファージおよびアストロ サイトの増大が認められ、RHAMMはニューロン細胞、マクロフ ァージのサブセットが増大した。組織的にも同様の損傷が認められ、ニューロン の明らかな損失が見られ、脳の右半分は崩壊した。7日間HAで治療した動物は 14日目に安楽死させたが(対照動物と同様に)、上記のパラメータについては いずれも陰性であった。すなわち、脳の崩壊、ニューロンの損失、マクロファー ジの増大、グリオチン蛋白あるいはヒアルロン酸レセプターの発現の増大は認め られなかった。ヒアルロン酸で治療した動物の脳は形態学的に正常であった。但 し、ニューロン活性についての機能テストは行わなかった。明瞭な形態学的変化 がなかったことから、顕著な機能損傷は予想されなかった。 分子量が300,000ダルトンのヒアルロン酸ナトリウムを23gの動物に 皮下注射したことは、70kgのヒトにとって1.8gの皮下注射に相当する。 なお、静脈注射の場合は、その量は少なくて済む。 ヒトにはkg当り約85ccの血液がある。従って、平均の成人では血液が約 6,000cc(70kgの体重のヒト)となる。従って、ヒアルロン酸ナトリ ウムの濃度は血液1cc当り0.3gのオーダーとなる。この濃度を達成するに はヒトの場合、25mg/kgのオーダーの投与量となる。実施例2 右頸動脈を3時間、結紮した(実施例1と比較して2時間長い)以外は実施例 1と同様にして実験を行い、より大きい壊疽を生じさせた。この実施例2におい ては、各動物新生児に実際の体重に関係なく、同量(0.6mg)のヒアルロン 酸ナトリウム(HA)を与えた。ヒアルロン酸ナトリウムの皮下注射は手術の際 に行った。 皮下注射後、12時間目のHAの血液中の濃度は15〜20mg/kgであっ た。この濃度レベルを連続的に測定した結果、15mg/kgの濃度が24時間 保たれた。 手術後、HAの注射を同じ量で24時間おきに7日間継続した。その7日間に おいて、15mg/kgの濃度が低下することはなかった。 この動物の脳を対照動物を含めて2週間目に検査した。 HAの注射を行った3匹の動物は実施例1でHAの注射を行った動物の脳と同 様の状態を示した。1匹の対照動物は著しい脳の損傷が認められた。これらのテ ストの結果から、1mg/kg(動物体重)の濃度でもマクロファージ、好中球 、他の白血球の病気部位への浸潤をブロックでき、治療効果があると結論づけた 。なお、HAの投与量は10mg/kg(動物体重)以上、例えば10〜20m g/kg(動物体重)が好ましい。実施例3 ヒトおよび大人のラットはヒアルロン酸(HA)の過剰な投与に耐えられるが 、ラット新生児はそれほど抵抗力はない。従って、実施例3では、より小さいラ ット新生児にHAを25mg/kg(動物体重)で投与した。その結果、脳の損 傷が認められた。実施例4 4匹のラットをイソプテラノールに曝し、心筋梗塞(心臓 発作)を誘発させた。このイソプテラノールに曝し心筋梗塞を誘発させる方法は 当業者に周知の手段であるので、詳細は説明しない。このラットの内の2匹につ いては心筋梗塞の直後に分子量が300,000ダルトンのヒアルロン酸ナトリ ウムを15mg/kg(動物体重)注射した。この皮下注射は7日間(毎日、1 回)継続して行われた。最初の皮下注射後、各ラットの12時間目のHAの血液 中濃度は10mg/kgであった。 他の2匹については心筋梗塞の直後に生理食塩水を注射した(対照)。この皮 下注射は7日間(毎日、1回)継続して行われた。ついで、ラットを死亡させた 。食塩水を注射したラットは心臓組織が多量に蓄積された自血球で壊疽の状態に あった。これに対し、HA−治療を行ったラットについては、心臓組織に損傷は 認められず、白血球の蓄積はなかった(凍結片のE0−1染色により判定)。 これらのテストの結果から、ヒトにおいて、10〜20mg/kg(体重)の 投与が適当であると結論した。これより少ない量でも治療効果はあるが、最良の 結果が得られない。すなわち、最良の効果が脳卒中、心筋梗塞の治療に望ましい からである。 好ましくは、最初に適当なHAを静脈注射して血液中のHAレベルを確立する 。その後、皮下投与(皮下注射)でそのレベルを保つようにする。 なお、上記実施例は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲で種々の変更が可能な ことは勿論である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年11月7日 【補正内容】 請求の範囲 1.ヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩を、病気部位へのマク ロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づけられるヒトの病気治療に 使用することであって、その使用がヒアルロン酸あるいはその塩の有効量を該病 気部位へ必要がなくなるまで投与することを特徴とする使用。 2.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重)で ある請求の範囲1記載の使用。 3.病気が脳卒中である請求の範囲1または2記載の使用。 4.病気が心筋梗塞である請求の範囲1または2記載の使用。 5.該使用が病気の検出後24時間以内である請求の範囲1または2記載の使 用。 6.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が750,000ダルトン未満のヒ アルロン酸ナトリウムである請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の使用。 7.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300,000ダルトンのヒア ルロン酸ナトリウムである請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の使用。 8.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中濃度が3mg/mlである請 求の範囲1記載の使用。 9.さらにNSAID、抗卒中剤、凝固溶解剤、ベータ・ブロッカー、アセチ ルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、抗 血小板薬、ヘパリン、プラスミノーゲン・アクチベーター、あるいはこれらの組 合わせから選ばれる薬剤の有効量をさらに含むことを特徴とする請求の範囲1な いし6のいずれかに記載の使用。 10.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中レベルが10mg/kg( 体重)以上である請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の使用。 11.少なくとも10mg/kg(人体)以上の注射可能な投与物を含み、こ の投与物がヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩、例えばヒアルロ ン酸ナトリウムであって、分子量が750,000ダルトン未満のものを、ビヒ クルに添加してなることを特徴とする注射可能な薬剤組成物。 12.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300,000ダルトンであ る請求の範囲11記載の薬剤組成物。 13.さらに抗卒中剤、凝固溶解剤、NSAID、ベータ・ブロッカー、アセチ ルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、抗血小板薬、ヘパリン、プラスミノーゲン ・アクチベーター、あるいはこれらの組合わせをさらに含むことを特徴とする請 求の範囲11または12記載の薬剤組成物。 14.ヒアルロン酸あるいはその塩の量が約25mg/kg(投与されるヒト の体重)である請求の範囲11または12記載の薬剤組成物。 15.病気部位へのマクロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づ けられるヒトの病気を治療する方法であって、ヒアルロン酸あるいはその薬理学 的に許容し得る塩の 有効量を該病気部位へ必要がなくなるまで投与することを特徴とする治療方法。 16.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重) である請求の範囲15記載の治療方法。 17.病気が脳卒中である請求の範囲16記載の治療方法。 18.病気が心筋梗塞である請求の範囲16記載の治療方法。 19.該使用が病気の検出後24時間以内である請求の範囲15または16記 載の治療方法。 20.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が750,000ダルトン未満の ヒアルロン酸ナトリウムである請求の範囲15ないし18のいずれかに記載の治 療方法。 21.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300,000ダルトンのヒ アルロン酸ナトリウムである請求の範囲15ないし18のいずれかに記載の治療 方法。 22.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中濃度が3mg/mlである 請求の範囲15記載の治療方法。 23.さらにNSAID、抗卒中剤、凝固溶解剤、ベータ・ブロッカー、アセ チルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、抗血小板薬、ヘパリン、プラスミノーゲ ン・アクチベーター、あるいはこれらの組合わせから選ばれる薬剤の有効量をさ らに投与することを特徴とする請求の範囲15ないし20のいずれかに記載の治 療方法。 24.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中レベルが10mg/kg( 体重)以上である請求の範囲15ないし18のいずれかに記載の治療方法。 25.病気部位へのマクロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づ けられるヒトの病気治療に使用するための薬剤組成物の投与量の製造のためのヒ アルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩の使用であって、その使用がヒ アルロン酸あるいはその塩の有効量を使用することを特徴とするもの。 26.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重) である請求の範囲25記載の使用。 27.病気が脳卒中である請求の範囲25または26記載の使用。 28.病気が心筋梗塞である請求の範囲25または26記載の使用。 29.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が750,000ダルトン未満の ヒアルロン酸ナトリウムである請求の範囲25ないし28のいずれかに記載の使 用。 30.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300,000ダルトンのヒ アルロン酸ナトリウムである請求の範囲25ないし28のいずれかに記載の使用 。 31.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中濃度が3mg/mlである 請求の範囲25記載の使用。 32.さらにNSAID、抗卒中剤、凝固溶解剤、ベータ・ブロッカー、アセ チルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、 抗血小板薬、ヘパリン、プラスミノーゲン・アクチベーター、あるいはこれらの 組合わせから選ばれる薬剤の有効量をさらに含むことを特徴とする請求の範囲2 5ないし29のいずれかに記載の使用。 33.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中レベルが10mg/kg( 体重)以上である請求の範囲25ないし28のいずれかに記載の使用。 34.ヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩を、脳卒中部位への マクロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づけられるヒトの病気治 療に活性成分として使用することであって、その使用がヒアルロン酸あるいはそ の塩の有効量を該脳卒中部位へ必要がなくなるまで投与することを特徴とする使 用。 35.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重) である請求の範囲34記載の使用。 36.ヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩を、心筋梗塞部位へ のマクロファージ、好中球、他の自血球の浸潤により特徴づけられるヒトの病気 治療に活性成分として使用することであって、その使用がヒアルロン酸あるいは その塩の有効量を該心筋梗塞部位へ必要がなくなるまで投与することを特徴とす る使用。 37.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重) である請求の範囲36記載の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 47/36 A61K 37/52 C08B 37/08 37/54 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 アスキュライ,サミェエル サイモン カナダ エム6エム 2ビー6,オンタリ オ,トロント,アパートメント ナンバー ティエイチ13,マッコール ストリート 53

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩を、病気部位へのマク ロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づけられるヒトの病気治療に 使用することであって、その使用がヒアルロン酸あるいはその塩の有効量を該病 気部位へ必要がなくなるまで投与することを特徴とする使用。 2.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重)で ある請求の範囲1記載の使用。 3.病気が脳卒中である請求の範囲1または2記載の使用。 4.病気が心筋梗塞である請求の範囲1または2記載の使用。 5.該使用が病気の検出後24時間以内である請求の範囲1または2記載の使 用。 6.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が750,000ダルトン未満のヒ アルロン酸ナトリウムである請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の使用。 7.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300.000ダルトン未満の ヒアルロン酸ナトリウムである請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の使用。 8.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中濃度が3mg/mlである請 求の範囲1記載の使用。 9.さらにNSAID、抗卒中剤、凝固溶解剤、ベータ・ブロッカー、アセチ ルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、抗血小板薬、ヘパリン、プラスミノーゲン ・アクチベーター、 あるいはこれらの組合わせから選ばれる薬剤の有効量をさらに含むことを特徴と する請求の範囲1ないし6のいずれかに記載の使用。 10.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中レベルが10mg/kg( 体重)以上である請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の使用。 11.少なくとも10mg/kg(人体)以上の注射可能な投与物を含み、こ の投与物がヒアルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩、例えばヒアルロ ン酸ナトリウムであって、分子量が750.000ダルトン未満のものを、ビヒ クルに添加してなることを特徴とする注射可能な薬剤組成物。 12.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300,000ダルトン未満 である請求の範囲11記載の薬剤組成物。 13.さらに抗卒中剤、凝固溶解剤、NSAID、ベータ・ブロッカー、アセ チルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、抗血小板薬、ヘパリン、プラスミノーゲ ン・アクチベーター、あるいはこれらの組合わせをさらに含むことを特徴とする 請求の範囲11または12記載の薬剤組成物。 14.ヒアルロン酸あるいはその塩の量が約25mg/kg(投与されるヒト の体重)である請求の範囲11または12記載の薬剤組成物。 15.病気部位へのマクロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づ けられるヒトの病気を治療する方法であって、ヒアルロン酸あるいはその薬理学 的に許容し得る塩の有効量を該病気部位へ必要がなくなるまで投与することを特 徴とする治療方法。 16.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重) である請求の範囲15記載の治療方法。 17.病気が脳卒中である請求の範囲16記載の治療方法。 18.病気が心筋梗塞である請求の範囲16記載の治療方法。 19.該使用が病気の検出後24時間以内である請求の範囲15または16記 載の治療方法。 20.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が750.000ダルトン未満の ヒアルロン酸ナトリウムである請求の範囲15ないし18のいずれかに記載の治 療方法。 21.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300,000ダルトン未満 のヒアルロン酸ナトリウムである請求の範囲15ないし18のいずれかに記載の 治療方法。 22.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中濃度が3mg/mlである 請求の範囲15記載の治療方法。 23.さらにNSAID、抗卒中剤、凝固溶 解剤、ベータ・ブロッカー、アセチルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、抗血小 板薬、ヘパリン、プラスミノーゲン・アクチベーター、あるいはこれらの組合わ せから選ばれる薬剤の有効量をさらに投与することを特徴とする請求の範囲15 ないし20のいずれかに記載の治療方法。 24.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中レベル が10mg/kg(体重)以上である請求の範囲15ないし18のいずれかに記 載の治療方法。 25.病気部位へのマクロファージ、好中球、他の白血球の浸潤により特徴づ けられるヒトの病気治療に使用するための薬剤組成物の投与量の製造のためのヒ アルロン酸あるいはその薬理学的に許容し得る塩の使用であって、その使用がヒ アルロン酸あるいはその塩の有効量を使用することを特徴とするもの。 26.ヒアルロン酸あるいはその塩の有効量が10〜25mg/kg(体重) である請求の範囲25記載の使用。 27.病気が脳卒中である請求の範囲25または26記載の使用。 28.病気が心筋梗塞である請求の範囲25または26記載の使用。 29.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が750.000ダルトン未満の ヒアルロン酸ナトリウムである請求の範囲25ないし28のいずれかに記載の使 用。 30.ヒアルロン酸あるいはその塩が分子量が約300,000ダルトン未満 のヒアルロン酸ナトリウムである請求の範囲25ないし28のいずれかに記載の 使用。 31.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中濃度が3mg/mlである 請求の範囲25記載の使用。 32.さらにNSAID、抗卒中剤、凝固溶解剤、ベータ・ブロッカー、アセ チルサリチル酸、ストレプトキナーゼ、抗血小板薬、ヘパリン、プラスミノーゲ ン・アクチベーター、 あるいはこれらの組合わせから選ばれる薬剤の有効量をさらに含むことを特徴と する請求の範囲25ないし29のいずれかに記載の使用。 33.ヒアルロン酸あるいはその塩の投与後の血中レベルが10mg/kg( 体重)以上である請求の範囲25ないし28のいずれかに記載の使用。
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